5 広域生活圏(PDF形式 1188KB) - 廿日市市

5
広域生活圏
(1)人口移動
平成11年から14年の3か年間の転入・転出の状況をみると、廿日市市は、県内移動が
約6割を占め、県内では転入・転出とも広島市を第1位とし、大野町を第2位としてい
る。
大野町は、県内移動が4割台で、廿日市市に比べるとやや低く、県内では、広島市を
第1位とし、廿日市市を第2位としている。
廿日市市と大野町は、広島市に次いで、相互に第2位の人口移動の相手先としており、
隣接していることによる密接な人口流動があることを示している。
■転入の状況
(単位:人、%)
区
分
総数
県内移動者
構成比
廿日市市
第1位
市町村 転入者数 構成比
転入元
第2位
市町村 転入者数 構成比
第3位
市町村 転入者数 構成比
11,654
7,118
61.1 広島市
3,766
32.3 大野町
646
5.5 大竹市
414
3.6
廿日市地域
10,318
6,211
60.2 広島市
3,402
33.0 大野町
594
5.8 佐伯地域
457
4.4
佐伯地域
1,220
836
68.5 広島市
330
27.0 廿日市地域
274
22.5 大竹市
52
4.3
吉和地域
116
71
61.2 広島市
34
29.3 佐伯地域
8
6.9 廿日市地域
7
6.0
4,750
2,199
46.3 広島市
809
17.0 廿日市地域
565
11.9 大竹市
328
6.9
大 野 町
資料:広島県人口移動統計調査報告
注 :平成11∼12年、平成12∼13年、平成13∼14年の合計
■転出の状況
(単位:人、%)
区
分
総数
県内移動者
構成比
廿日市市
第1位
市町村 転出者数 構成比
転出先
第2位
市町村 転出者数 構成比
第3位
市町村 転出者数 構成比
12,756
7,748
60.7 広島市
4,755
37.3 大野町
571
4.5 福山市
274
2.1
廿日市地域
11,024
6,467
58.7 広島市
4,207
38.2 大野町
565
5.1 佐伯地域
277
2.5
佐伯地域
1,594
1,190
74.7 広島市
502
31.5 廿日市地域
457
28.7 大野町
54
3.4
吉和地域
138
91
65.9 広島市
46
33.3 廿日市地域
19
13.8 大野町
6
4.3
5,383
2,229
41.4 広島市
1,073
19.9 廿日市地域
594
11.0 大竹市
140
2.6
大 野 町
資料:広島県人口移動統計調査報告
注 :平成11∼12年、平成12∼13年、平成13∼14年の合計
- 50 -
[廿日市地域]
(転出)
(転入)
吉和地域
4.4
佐伯地域
廿日市地域
佐伯地域
33.0
2.5
廿日市地域
(11,024)
宮島町
宮島町
大竹市
(転出)
(転入)
吉和地域
2.4
福山市
5.1
5.8
大竹市
広島市
38.2
湯来町
(10,318)
3.5
[佐 伯 地 域]
吉和地域
広島市
湯来町
吉和地域
広島市
湯来町
広島市
湯来町
31.5
27.0
佐伯地域
宮島町
[吉 和 地 域]
6.0
(転出)
(転入)
29.3
宮島町
2.0
大竹市
湯来町
33.3
吉和地域
6.9
廿日市地域
3.4
大竹市
(116)
28.7
(1,594)
廿日市地域
4.3
4.3
佐伯地域
22.5
(1,220)
吉和地域
広島市
4.3
2.6
(138)
湯来町
広島市
2.2
13.8
佐伯地域
佐伯地域
廿日市地域
廿日市地域
福山市
宮島町
4.3
江田島町
2.2
大竹市
[大
野
町]
(転出)
吉和地域
広島市
湯来町
宮島町
大竹市
(転入)
吉和地域
2.2
福山市
湯来町
広島市
19.9
佐伯地域
佐伯地域
廿日市地域
廿日市地域
11.9
11.0
17.0
6.9 (4,750)
宮島町
大竹市
(5,383)
2.6
大竹市
宮島町
資料:広島県人口移動統計調査
注 :1. 平成11∼12、12∼13、13∼14年の合計
2. ( )内は総移動者数
3. 単位は%
4. 2.0%以上のみ表示
- 51 -
(2)通勤・通学
通勤状況は、平成12年、廿日市市の自市内就業率は45.3%、5割を下回っており、通
勤の依存先は、広島市40.6%、大野町3.2%、府中町1.9%などである。
大野町は、自町内就業率は42.8%、廿日市市と同様に5割を下回っており、通勤の依
存先は、広島市31.3%、廿日市地域11.0%、大竹市5.4%などである。
2市町ともに、通勤の依存先として、広島市に次いで第2位の就業先としており、相
互に1,400人前後が移動している。
通学状況は、廿日市市の自市内就学率は46.1%、5割を下回っており、通学の依存先
は、広島市40.0%、大野町3.4%、大竹市2.5%などである。
大野町は、自町内就学率は18.5%、通学の依存先は、広島市44.9%、廿日市地域27.5
%、大竹市3.6%などである。
2市町ともに、通学の依存先として、広島市に次いで第2位の就学先としており、大
野町では廿日市市への依存が自町内就学を上回っている。
■通勤状況(平成12年)
(単位:人、%)
区
分
総数
自市町内
他市町村
第1位
第2位
第3位
構成比 市町村 通勤者数 構成比 市町村 通勤者数 構成比 市町村 通勤者数 構成比
廿日市市
廿日市地域
42,378 19,185
45.3 広島市 17,185
40.6 大野町
1,338
3.2 府中町
800
1.9
35,306 14,916
42.2 広島市 15,739
44.6 大野町
1,187
3.4 府中町
779
2.2
佐伯地域
6,605
3,852
58.3 広島市
1,433
21.7 廿日市地域
852
12.9 大野町
151
2.3
吉和地域
467
417
89.3 広島市
13
2.8 佐伯地域
11
2.4 その他の
市町村
11
2.4
12,259
5,248
42.8 広島市
3,834
31.3 廿日市地域
1,343
11.0 大竹市
660
5.4
大 野 町
資料:国勢調査
注 :1.常住地ベース
2.吉和地域の他市町村第2・3位は同値
■通学状況(平成12年)
(単位:人、%)
区
分
総数
自市町内
他市町村
第1位
第2位
第3位
構成比 市町村 通学者数 構成比 市町村 通学者数 構成比 市町村 通学者数 構成比
廿日市市
6,203
2,859
46.1 広島市
2,479
40.0 大野町
209
3.4 大竹市
152
2.5
廿日市地域
5,505
2,586
47.0 広島市
2,311
42.0 大野町
179
3.3 大竹市
150
2.7
佐伯地域
677
268
39.6 廿日市地域
196
29.0 広島市
165
24.4 大野町
30
4.4
吉和地域
21
5
23.8 その他の
市町村
5
23.8 廿日市地域
4
19.0 広島市
3
14.3
1,511
280
18.5 広島市
678
44.9 廿日市地域
415
27.5 大竹市
54
3.6
大 野 町
資料:国勢調査
注 :常住地ベース
- 52 -
〈常住地ベース〉
[通勤]
吉和地域
湯来町
21.7
広島市
31.3
44.6
12.9
佐伯地域
廿日市地域
11.0
宮島町
5.4
大竹市
[通学]
その他の 23.8
市町村
14.3
吉和地域
湯来町
24.4
42.0
広島市
44.9
9.5
19.0
佐伯地域
29.0
廿日市地域
27.5
大竹市
宮島町
資料:国勢調査
注 :1. 単位は%
2. 5.0%以上のみ表示
- 53 -
(3)買物
廿日市市は、一定の商業集積を有し、廿日市商圏を形成している。
買回品は7割程度、最寄品は9割以上の自市内の購買率を示しており、市外へは贈答
品を中心に、広島市中心部や佐伯区へ流出している。
大野町は、最寄品を除いて、流出率が5割を上回り、流出先は買回品、最寄品を中心
に廿日市地域が第1位となっており、買物での廿日市市への依存が高い。
■買物動向(平成12年)
[廿日市地域]
(単位:%)
区
分
自市内
買 回 品
最 寄 品
贈 答 品
総計(平均)
69.2
95.6
36.3
76.9
第1位
市町村
構成比
広島市中心部
19.1
東
部
2.1
広島市中心部
47.7
広島市中心部
14.3
他市町村
第2位
市町村
構成比
東
部
9.7
広島市中心部
2.0
東
部
14.9
東
部
7.3
第1位
市町村
構成比
廿日市地域
51.6
廿日市地域
39.7
廿日市地域
27.8
廿日市地域
46.4
他市町村
第2位
市町村
構成比
広島市中心部
20.4
広島市中心部
1.3
広島市中心部
27.8
広島市中心部
14.1
第1位
市町村
構成比
廿日市地域
54.0
廿日市地域
36.2
廿日市地域
43.5
廿日市地域
47.8
他市町村
第2位
第3位
市町村
構成比
市町村
構成比
広島市中心部
23.6 広島市周辺部大型店
5.1
広島市中心部
6.6 佐伯地域
5.8
広島市中心部
19.6 広島市周辺部大型店
6.5
広島市中心部
17.9 広島市周辺部大型店
3.9
第1位
市町村
構成比
廿日市地域
34.4
廿日市地域
13.8
広島市中心部
22.7
廿日市地域
26.9
他市町村
第2位
市町村
構成比
広島市中心部
14.3
大 竹 市
6.6
廿日市地域
17.0
大 竹 市
11.2
第3位
市町村
構成比
広島市周辺部大型店
1.6
広島市周辺部大型店
0.2
広島市周辺部大型店
0.8
広島市周辺部大型店
1.1
[佐 伯 地 域]
(単位:%)
区
分
自町内
買 回 品
最 寄 品
贈 答 品
総計(平均)
19.5
57.3
41.9
33.7
第3位
市町村
構成比
佐 伯 区
4.2
佐 伯 区
0.8
佐 伯 区
0.9
佐 伯 区
2.9
[吉 和 地 域]
(単位:%)
区
分
自村内
買 回 品
最 寄 品
贈 答 品
総計(平均)
[大
野
5.7
44.4
19.4
18.7
町]
(単位:%)
区
分
買 回 品
最 寄 品
贈 答 品
総計(平均)
自町内
15.8
75.7
30.9
36.0
資料:広島県商圏調査結果報告書
注 :1.東部はアルパーク、佐伯区大型店・一般商店
2.佐伯地域贈答品第1・2位は同値
- 54 -
第3位
市町村
構成比
大 竹 市
14.0
東
部
0.5
東
部
16.6
広島市中心部
10.1
■買物動向(買回品)(平成12年)
5.1 広島市周辺部
大型店
1.6
吉和地域
(5.7)
広島市中心部
23.6
20.4
14.3
19.1
湯来町
4.2
佐伯地域
54.0
(19.5)
廿日市地域
51.6
東部
9.7
(69.2)
34.4
(15.8)
宮島町
14.0
大竹市
資料:広島県商圏調査結果報告書
注 :1. 単位は%
2. ( )内数値は自市町村内割合
■買物動向(総計)(平成12年)
3.9 広島市周辺部
大型店
1.1
吉和地域
(18.7)
広島市中心部
17.9
14.1
10.1
14.3
湯来町
2.9
東部
佐伯地域
47.8
(33.7)
7.3
廿日市地域
46.4
(76.9)
26.9
(36.0)
11.2
宮島町
大竹市
資料:広島県商圏調査結果報告書
注 :1 単位は%
2 ( )内数値は自市町村内割合
- 55 -
(4)医療
通院は、廿日市市は7割程度が自市内で、市外への依存先は、広島市を主としている。
大野町は、自町内が51.7%で、町外への依存先は、廿日市地域25.7%、広島市18.2%、
大竹市3.7%などで廿日市市への依存が高い。
入院は、廿日市市は6割程度が自市内で、市外への依存先は、広島市を主とし、廿日
市地域では大野町が第2位となっている。
大野町は、自町内が27.5%で、町外への入院先は、廿日市地域38.2%、広島市26.4%、
大竹市4.3%などで廿日市市への依存が高い。
廿日市市は、二次救急の拠点である厚生連広島総合病院等が立地しており、周辺地域
の医療拠点となっている。
■通院患者の状況(平成7年)
(単位:人、%)
区
分
患者総数
自市町村内
患者数
構成比
75.2
第1位
市町村 構成比
他市町村
第2位
市町村 構成比
第3位
市町村 構成比
広島市
22.9
大野町
0.8
大竹市
0.2
大竹市
0.3
廿 廿日市地域
日
市 佐伯地域
市
吉和地域
4,308
3,241
651
401
61.6 廿日市地域
24.1
広島市
13.7
51
6
11.8 佐伯地域
33.3
広島市
27.5 廿日市地域
大 野 町
1,818
939
51.7 廿日市地域
25.7
広島市
18.2
大竹市
25.5
3.7
資料:広島県患者調査報告書
■入院患者の状況(平成7年)
(単位:人、%)
区
分
患者総数
患者数
廿 廿日市地域
日
市 佐伯地域
市
吉和地域
600
360
161
79
大 野 町
280
21
第1位
市町村 構成比
他市町村
第2位
市町村 構成比
広島市
31.7
大野町
49.1 廿日市地域
24.2
広島市
21.7
−
佐伯地域
52.4
広島市
19.0 廿日市地域
9.5
27.5 廿日市地域
38.2
広島市
26.4
4.3
自市町村内
−
構成比
60.0
77
資料:広島県患者調査報告書
注 :精神病床、結核病床の入院患者を除く
- 56 -
第3位
市町村 構成比
4.7 佐伯地域
黒瀬町
大竹市
0.8
2.5
[通院]
27.5
吉和地域
(11.8)
湯来町
広島市
13.7
22.9
18.2
33.3
25.5
(75.2)
佐伯地域
(61.6)
廿日市地域
24.1
25.7
0.8
(51.7)
0.3
宮島町
0.2
大竹市 3.7
[入院]
19.0
吉和地域
湯来町
21.7
広島市
31.7
26.4
52.4
佐伯地域
0.8
(49.1)
24.2
4.7
9.5
廿日市地域
(60.0)
38.2
(27.5)
宮島町
4.3
大竹市
2.5
黒瀬町
資料:広島県患者調査報告書
注 :1. 単位は%
2. ( )内数値は自市町村内
3. 入院患者は精神病床、結核
病床の入院患者を除く
- 57 -