全理事会・市郡地区医師会長連絡協議会 合同会議 - 広島県医師会

(1)2008年(平成20年)7月25日
広島県医師会速報(第2018号)
昭和26年8月27日 第3種郵便物承認
全理事会・市郡地区医師会長連絡協議 会
全理事会・市郡地区医師会長連絡協議会
合 同
合
同 会 会 議
諸課題につき報告・協議
諸課題につき報告・協
議
平成20年7月12日松午後3時30分からANAクラウンプラザホテル広島3階「カトレア」にお
いて、本年度第1回目の標記合同会議を開催した。先に、碓井静照会長より挨拶があり、引
き続き報告・協議事項に移り、会議次第に従って、報告・協議を行った。
なお、報告・協議事項の大要については後掲のとおりである。
○挨 拶
先 般 6 月2
7日、骨 太 の 方 針
2008が閣議決定された。歳出削
減を堅持する、あるいは後期高
齢者医療制度、低所得者の負担
軽減など対策を講じる、また医
碓井 静照
師不足に対して大学医学部の定
広島県医師会長
員を過去最大程度まで増員する
など、配慮した形になっているところもあるが、
医療、介護、社会保障に対する国民の不信感は
高まる一方である。
小泉内閣それに続く安倍内閣が進めてきた財
政至上主義の医療制度改革は、社会保障として
の医療の本質を大きく逸脱したものであり、断
じて容認できるものではない。国民の視点に
立った医療を行うため、早急に診療報酬を倍増
するように主張しているところである。
4月8日には、本会理事会において後期高齢
者医療制度に関する緊急声明を採択し、後期高
齢者医療制度の問題点について県民、市民にわ
かりやすく訴えたポスター、チラシを会員の皆
さまに送らせていただいた。衆議院では否決さ
れたが、6月6日の参議院で同制度の廃止法案
が可決され、政府与党としても、保険料につい
て低所得者に対する配慮を余儀なくされるなど、
社会的弱者である高齢者に対する血の通わない
医療政策は、国民にとって受け入れられないこ
とをようやく理解したものと思っている。しか
しながら社会保障費を5年で1兆2,
000億円、年
間2,
200億円削減する方針を福田首相は堅持する
と公言したので、楽観できない所である。
5月23日、広島県・広島県医師会・広島大
学・広島市長会・広島県町村会名で、
「地域の医
療を守るために~広島県からの提言」を作成、
関係5者を代表して、藤田県知事と私が直接、舛
添厚生労働大臣にお会いし、意見を申し上げた。
広島県は、平成18年度の医師、歯科医師、薬剤
師調査で、医療施設従事者数が全国で唯一減少
していることなど、いろいろとお話した。医師
不足は今後各県に波及していくとの危惧を、舛
添厚生労働大臣にお伝えした。
昨年度、好評を博したアメリカの病んだ医療
を鋭くついた映画「SICKO」は、今年度も
6月7日、県民文化センターで上映会を開催し
370名の県民・市民の参加を得た。私どもは、今
後とも県民のための医療はどうあるべきかとい
う視点に立った地道な取り組み、アピールを堅
実に継続してまいりたい。
先生方のお陰をもち、会務諸事業は順調に推
移しているところである。
震度6の地震で倒壊することが判明した広島
医師会館の耐震改修工事は、6月9日、広島医
師会館管理常務委員会において、予めその耐震
ブロックを工場で作り、それを大型クレーンで
据えつけるという、
「プレキャスト・プレストレ
ス工法」を用いての工事について承認されてい
る。また7月18日には、第1回の広島医師会館
検討委員会を開催し、改修はするけれども医師
会館の将来構想についてしっかり協議・検討い
ただくことになっている。
同じく4月から特定健診・特定保健指導がス
タートしている。これに対して広島県医師会は
賛成していないが、法の遵守のため、4月1日
を基本とし、各代表保険者と集合契約を結び、
県下各医療機関で実施できる体制は整えている。
また本年8月9日、10日、当ANAクラウン
プラザホテル広島において、第3回日本禁煙学会
昭和26年8月27日 第3種郵便物承認
広島県医師会速報(第2018号)
学術総会を開催する。
「地域ぐるみで取り組む禁
煙活動」をメインテーマに、タバコ値上げなどが
議論されるが、禁煙こそ、たばこの健康被害を防
ぐ唯一の方法なので、学会に参加いただき、広島
県医師会の禁煙への取り組み、たばこに関する最
新の情報を入手していただきたいと思っている。
勤務医の過重労働の問題、中山間地域を中心
とした医師不足の問題については、今回勤務医
部会を中心とした早急な取り組みをしていただ
いており、先に申し上げた医療関係5者による
「地域の医療を守るために~広島県からの提言」
などとして成果をあげている。
なお外事関係は、3月7日から12日までイン
ドのニューデリーでIPPNW世界大会が、
「平和、健康、開発」というテーマで開催され
た。IPPNW世界大会には、北朝鮮の代表が
来ており、われわれと2国間協議を行った結果、
今後、北朝鮮被爆者の状況を把握して具体的な
方法があれば支援するため、今秋、北朝鮮へ視
察に行くことになった。先発隊は先日行ったと
ころである。
また6月18日から2
5日までブラジルを訪問し、
「被爆者はどこにいても被爆者」という考え方
で、ブラジルにいる被爆者への支援がうまくい
くよう、本会とサンパウロ医師会であるパウリ
スタ医師会との姉妹縁組みを結んだ。これを機
会になお一層、ブラジルとの親交、連携を図り
2008年(平成20年)7月25日(2)
たいと思っている。
また今年は、各市郡地区医師会にお邪魔して、
移動理事会をさせていただこうと思っている。
どうかよろしくお願いしたい。
広島県医師会はこれからも、凛とした医師会、
透明性のある県民へ開かれた医師会として進め
たいと思っているので、より一層のご支援、ご
指導を賜りたい。
○報告・協議事項
敢第61回広島医学会総会(1
1/29、30)に
ついて
医学会総会については、例年
11月の第2土・日に開催してい
たが、本年度は11月29日松・3
0
日掌の2日間に開催することと
なった。第1日目はシンポジウ
伊藤 勝陽
ム、ラウンドテーブルディス
常任理事
カッション、並行して一般演題
(ビデオ演題、ポスター演題)を行う。一般演題
に関しては翌日の昼まで開催する。2日目は実
地医家のための教育講座8題、ランチョンセミ
ナー2題とし、いずれも担当地区医師会を決め
座長と演者をお願いしている。午後からは県民
公開講座として特別講演2題を予定している。
なお、特別講演については、最初に「AI
全理事会・市郡地区医師会長連絡協議会
合 同 会 議 次 第
と き 平成2
0年7月12日松 午後3時30分~
ところ ANAクラウンプラザホテル広島 3F「カトレア」
出席者 別 紙
<次 第>
1. 開 会
1. 広島県医師会長挨拶
1. 報告・協議事項
敢第61回広島医学会総会(11/29、30)について
柑厚生労働省第三次試案について
桓公益法人制度改革について
棺広島医師会館耐震補強工事について
款ORCA推進協議会について
歓パウリスタ医師会との姉妹縁組締結について
汗第3回日本禁煙学会学術総会について
漢微量採血穿刺器具の取扱い問題について
澗特定健診について
潅呉市ジェネリック医薬品情報提供システムについて
環その他
1. 閉 会
資料1(伊藤)
資料2(新本、高田)
資料3(松村)
資料4(松村)
資料5(松村)
資料6(松村)
資料7(松村)
資料8(堀江)
資料9(天野)
資料10(豊田)
(3)2008年(平成20年)7月25日
広島県医師会速報(第2018号)
(オートプシー・イメージング)を社会制度に
組み込むために」を小説「チーム・バチスタの
栄光」の著者である海堂尊先生に、2題目は
「医療崩壊はこうすれば防げる!」と題して済生
会栗橋病院副院長の本田宏先生に講演をいただ
くこととした。
また、一般演題(ビデオ演題、ポスター演題)
については、県医師会速報にて8月末まで演題
募集をしている。
柑厚生労働省第三次試案について
死因究明制度については、厚
生労働省から昨年10月、第二次
試案そして本年4月第三次試案
が出されている。それぞれの試
案について、日本医師会から都
新本 稔
道府県医師会に対しアンケート
常任理事
が届き、広島県医師会もアン
ケートに回答している。
第二次試案のアンケートの結果では、
「この制
度は、創設すべきでない」という回答が4医師
会よりあり、その中の一つが広島県である。そ
して、第三次試案のアンケートに関しても、
「第
三次試案に基づき制度を創設すべきでない」と
広島県は反対している。1回目のアンケートの
時は4医師会が反対であったが、2回目のアン
ケートでは7医師会と反対は増えている。どう
いうところが問題だったか、広島県はどこを問
題にしているかということを高田常任理事から
ご説明いただく。
新本常任理事が昨年からの経
緯を説明されたが、これについ
ては、広島県医師会速報で何度
も取り上げているので、ご存じ
のことと思う。この6月の末、
高田 佳輝
法制化を目指し厚労省から、
常任理事
「医療安全調査委員会設置法案
(仮称)大綱案」が発表され、大綱というのは法
制化の一歩前、決意表明のような意味があると
いうことだが、それに対して、今度民主党から
も対案が出されている。今秋の国会において、
議論がされると思う。
広島県医師会では、この医療安全調査委員会
(仮称)を作ることに関しては、趣旨としては理
解しているが、今のままの試案では折角の理念
に沿った効果を得ることが難しい、むしろ逆効
果である、そして一度法律ができると医師法21
条のように改正することもできなくなる。推進
昭和26年8月27日 第3種郵便物承認
する厚労省では、運用により良い方向へもって
いくと説明されるが、運用というのは非常にあ
やふやでどうなるかわからない。
例えば、委員会の結論が出るまで警察は捜査
をしないというようなことが明文化されている
と発表されたが、国会の場では警察、司法から
そういう文章は取り交わしていないと否定の言
葉もあった。要するに口約束であり、いつその
口約束が反故にされるか分からないという危険
がある。この一連の試案を読めば読むほど問題
点がだんだん現れ、今のまま法制化というのは
何としても阻止して欲しい、もう少しゆっくり
考えたらどうかというのが広島県医師会常任理
事会としての法制化に反対という意見であり、
速報に出させていただいている。
日医ニュースなどを読むと、医学会、医師会
の8割ぐらいが賛同していると書かれているが、
実際聞いてみると、必ずしも皆、無条件で賛成
ではなく「条件付の賛成」が多く、実際にイン
ターネットなどを見ると、過半数以上はむしろ
反対という方が多いと思う。
これについて、広島県医師会勤務医部会とし
ては、7月23日、井上清成弁護士という、反対
の意見の方に来ていただき、医療の外からの意
見ということで講演をお願いしている。ホテル
グランヴィア広島で行うので、ぜひ、聞いてい
ただきたい。
また8月5日、厚労省で担当している佐原医
療安全推進室長に医師会館へ来ていただき、今
度は、賛同というか推進派の意見ということで
講演していただく。これにもぜひ出席していた
だきたい。
広島県医師会速報へ問題点について簡単に書
いているので、少し詳しく説明する。
広島県医師会速報 ―2015号―平成20年6月25日
(問題点陰) 原因究明と個人責任は両立しない
ということだが、委員会で例えば証言し、その
報告書ができると、それは直ちに国が認めた権
威ある鑑定書となり、民事はもちろん警察でも
そのまま使われる。警察に通知されるというこ
とになると、鑑定書つきで警察へ行くので、即
昭和26年8月27日 第3種郵便物承認
広島県医師会速報(第2018号)
それは、有罪ということになりかねない。また
日本人には憲法で黙秘権があるが、もしありの
まま証言すると逮捕につながる、通知につなが
ることになると、なかなか本当のことを言いた
くなくなるということもあり、しかもそれは憲
法で認められている。
例えば、
「ヒヤリハット報告」だが、以前は報
告がなかったが、最近は匿名化、それを言った
からといって罰されることはないということに
なり、飛躍的にその報告が増えて再発防止につ
ながっているのは皆さんご承知のとおりである。
その匿名性が担保されない状況でこの事故の真
相究明は非常に難しいことになるのではないか、
原因究明と責任追及は一緒には難しいというの
が問題点陰の根拠である。
(問題点隠) 委員会から警察に通知されると、
鑑定書つきなので、有罪になるというのは言っ
たとおりである。そして警察へ通知されるその
根拠というのは、この大綱では「標準的医療か
ら逸脱するもの」というふうに定義されており、
標準的医療というのをどうやって決めるのか、
どこに線を引くのか難しい問題で、これに関し
ては、全くこの討論に上がってきていない。ど
うやって決めるのか、非常に大きな問題がある。
(問題点吋) 先に問題吋を説明する。この委員
会はどこが所管するか決まっていないが、もし
厚労省が所管となると、誰が委員を任命するか
ということになるので、かなり厚労省の意見が
通るということになり、厚労省が診療報酬また
行政処分だけでなく、この医療のレベルも決め
るということになりかねない。医療のレベルと
いうのはやはり医師が中心で決めるべきもので、
厚労省によって決められるのはいかがなものか
と考える。
(問題点韻) これは予算的な問題で、一見私た
ちには関係無いようにみえるが、実はこの試案
では、中央委員会それから八つの地方委員会と
いう事務局を含んだ委員会が立ち上がり、そこ
で年間に3,
000というケースが想定されそれぞれ
医療チームが立ち上がることになる。それには
多数の医療関係者が関わり、マンパワーもさる
ことながら、お金もかかるはず。そのコストは
どこから出るかというと、政府がこのために予
算を取ることは考えにくいので、やはり医療費
が非常に厳しくなるということで心配している。
このようにシステム構築が不安定、穴だらけ
議論もまだ不完全、反対意見もたくさんあるの
に、拙速に事を運ばれると非常に困るというこ
とで、反対をしている。先ほど言った二つの講
2008年(平成20年)7月25日(4)
演会にも出席いただき、先生方のご意見をお教
えいただきたい。
福永議長
「厚労省の第三次試案に反対しましょう」とい
うこの医師会速報の派手な見出しについて、私
は広島県医師会の会員として、日本医師会ある
いは47都道府県全体から、広島県医師会がまる
で一丸となって反対しているような印象を与え
るということに懸念を持つものである。
今問題点の陰から吋と説明いただいたが、大
事なことは、福島県立大野病院の逮捕事件を契
機として、医療安全調査委員会、これは航空機
事故なら航空機事故調、海難事故なら海難事故
調査委員会にあたる、要するに第三者委員会が
あるわけだが、これまで医師会関係だけ第三者
委員会がなかった。ようやく期が熟し、第三者
委員会が今まもなくできそうだという時期にあ
る。詳しいことについて反論するつもりはない
が、より医師会サイドに良い内容に、今拙速は
やめようと言われたが、いつになれば今、言わ
れたような内容のものができ上がるのか。私は
今から半年経っても無理だろうと思う。
もうこの辺で、医師会寄りの内容が大方でき
ているので、反対の狼煙というか、私は反対の
矛は収めようという考えを持っている。広島県
医師会常任理事会で検討されたと思うが、反対
の矛を収め、条件つき賛成より内容のいいもの
にということで、ぜひそういう形をとってほし
いと思う。日本医師会が唐澤会長体制で進めよ
うという時、広島県は医師会速報でもって医師
会全体に反対運動を起こしているということに
なると、唐澤執行部が今進めようとしているこ
とに、例えば、医師会の中で、二つに割れてい
る、足を引っ張るのがいるということで、厚労
省が今作ろうと思っていたのをそれなら止めた
と、自民党も今折角医師会から頼まれたから作
りましょうと言っていたのを、ほっときましょ
うということになる。結局、できなくなるのが
一番怖い。完全なものを求めてできなくなる、
今その非常に難しい時期にかかっていると思う。
厚労省も含めて、医師会が今までの中で一番考
えていた医師会サイドに近いような内容のもの
が大方できていると思う。唐澤会長も一生懸命、
声明文、要望書を書いておられるが、どうかそ
このところを理解して広島県はこの第三次試案
に反対しようという激しい動きはやめて欲しい
というのが私の意見である。
碓井会長
大きな前進もしていると、成果があったので、
(5)2008年(平成20年)7月25日
広島県医師会速報(第2018号)
反対の矛をそろそろ収めたらどうか、激しい動
きは少し控えたらどうかというのが福永先生の
話である。
実は先ほど挨拶に行ってきた医学セミナーが
今、国際会議場で行われており、そこへ日本大
学医学部の大道久先生が来ておられた。今、広
島でそんなこと(第三次試案に反対)があると
いうことが東京で話題になっているという話を
されておられた。先ほど高田常任理事も話され
たが、追加資料で厚労省との意見交換会がある。
厚労省の方も広島に来て説明をしたいというこ
とで、第三次試案について先ほどの佐原安全推
進課長と岡本参事官が来られるので、皆さんに
も聞いていただければと思っている。
高田常任理事
基本的に会を作ることを反対しているわけで
はない。もっと良いものを作って欲しいという
ところが基本的なところであり、一度悪いもの
ができるとなかなか変わらないというのが非常
に恐ろしい。反対意見も多いので、日医ももう
少しみんなの意見をもう一度まとめ、1年ほど
遅れたとしても、それほど大きな問題にならな
いのではないかと思っている。
広島県医師会として、日医が将来に禍根を残
すようなことを決定するのをストップする。反
対表明をして日医の誤りをストップするというの
が基本的なスタンスだと理解していただきたい。
碓井会長
第三次試案についてはこういう状況だと認識
していただき、白黒つけるとか、採択をすると
いうことは避け、厚労省からも説明に来るので、
会に出席いただき意見を聞かせていただくこと
にしたいと思う。
昭和26年8月27日 第3種郵便物承認
れないので、社員権と会員権との分離を図る必
要があるが、今の解釈では現在の代議員制に似
たようなものを定款で整備することでできると
いう見解になっている。
公益認定法人の税制上のメリットは非常に多
いが、一方それによって縛りもあるので、現在
日医からの指導では、県医師会レベルでは公益
法人を目指して欲しい、そして、各市郡地区医
師会においてはそれぞれの現在の事業内容など
を検討の上、果たして本当に公益社団法人に移
行するのがいいのかどうかを検討してほしいと
いうことである。
医師会が運営している諸施設、例えば、医師
会病院、臨床検査センター、訪問介護ステー
ションなどの介護事業が、公益認定を受けられ
るかどうか、まだ現在ではガイドラインが明ら
かになっていない。内閣府は調査をしているの
で、調査依頼があれば協力をお願いする。
結論を申し上げると、一般法人になれば、条
件さえ整えばいつでも公益法人に移行できるの
で、この5年間でまず一般法人となり、条件が
揃えば公益法人を目指していただいたら良いと
思うので、5年間での一般法人化をまず検討い
ただいたらと思う。
あとは日医の動き、それに伴う広島県医師会
の動きを見ていただき、各地区医師会でご検討
いただいたらと思う。県医師会速報を通じ情報
をお知らせする。
碓井会長
日医は平成21年秋に公益認定申請予定で、広
島県医師会も公益社団法人を目指していこうと
思うが、市郡医師会におかれては、少し相談、
検討いただき、誰もが5年間の間に決めるとい
うのではなく、様子を見ようということである。
桓公益法人制度改革について
今年の12月1日に新制度が施
行され、5年間猶予期間をおい
て、医師会が、公益法人か一般
法人のいずれかに移行するとい
うことが決まっている。従って
松村 誠
平成25年11月30日が移行期間終
常任理事
了ということになる。
羽生田担当理事は、日医は現在、定款を改定
すべく、委員会を発足させ、来年の10月ごろに
臨時代議員会を開催、定款変更案を上程してそ
の後申請をするということで、日医は公益社団
法人を目指している。
現在の問題点は、代議員制と、役員選挙であ
る。すなわち、現行のような代議員制は認めら
棺広島医師会館耐震補強工事について
常任理事 松 村 誠
先ほど、会長挨拶の中でもあったように、プ
レキャスト・プレストレスコンクリート工法で
耐震補強をする予定である。これは予め工場で
組み立てた部材を現場でクレーンを用い備え付
けるというものである。今後の作業工程だが、
平成20年7月現在、基本設計を行っているとこ
ろである。基本設計が済んだ後、施工業者に見
積もりを依頼、見積もり査定、発注となる。大
体年末から来年初めにかけ実施設計に移り、着
工が今の予定では2月頃となる。看護学校が夏
休みとなる7月から8月に集中的に外壁工事を
行い、来年11月に竣工予定である。会館の南側
昭和26年8月27日 第3種郵便物承認
広島県医師会速報(第2018号)
と北側にそれぞれ組み立てた補強壁を付け、震
度6強でも耐えられるものとする。
基本設計を日建設計に依頼しており、日建設
計の設計管理料が1,
543万円、広島県医師会、
広島市医師会とも了承済みで既に契約している。
そして現在のところ、概算工事費は工事価格の
見積もりが3億5,
800万円を見込んでおり、消費
税を加えた総合計で3億7,
600万円というのが日
建設計の見通しである。実際には、これをもと
に入札し決めるため、価格はかなり変動する可
能性もある。
桑原(安佐)会長
3億5、6千万円かけて建物を補強するがこ
れが何年保つのか。新しい計画はないのか。
松村常任理事
耐震補強したからといって、医師会館の寿命
が延びるわけではない。建物の寿命は大体60年
なので、あと20年は大丈夫である。
桑原(安佐)会長
そうすると20年先に、今の会館検討委員会は
議論をすることになるのか。
碓井会長
今現在、一日に1,
000人位の生徒をはじめとす
る関係者が出入りしており、万一震度6強の地
震があれば建物が倒壊することが証明されてい
る。強度を知った上できちんと耐震補強する責
任がある。そこでできるだけ速やかに対応する
ことを決めていただいた。
一方で、やがて会館の寿命がくるので、会館
検討委員会も立ち上げ検討しているので、新築
移転の検討に早く議論が移ればいいかなと私は
思ったが、皆さま方の意見で、平行して、別問
題として議論している。これはいかにも無駄だ
という意見もあろうと思うが、皆さまの意見に
従っているところである。責任上やむを得ずと
いう理解で広島県医師会と広島市医師会が工事
費を半分ずつ出すことになる。
款ORCA推進協議会について
常任理事 松 村 誠
平成23年度末迄に、レセプトのオンライン請
求義務化を厚労省は行おうとしているが、日医
も広島県医師会も義務化には反対をしている。
こういった状況の中、現在の広島県の診療報酬
請求状況は、2月時点の社保で、2,
419医療機
関のうち、レセコンの紙出力が1,
744機関、電子
媒体が3
09機関、そしてもう既に15医療機関はオ
ンライン請求をしている。問題は残りの3
51医療
機関が手書きで請求しているところである。こ
2008年(平成20年)7月25日(6)
の医療機関については、碓井会長の従来からの
方針で少なくともオンライン請求化によって、
閉院を余儀なくされるような会員が絶対でては
ならないということで、広島県医師会としては
全面的にバックアップ、支援していくため、今
回このORCA(日医標準レセプトソフト)販
売事業を手がけたしだいである。
ORCAは、日医が開発した標準レセプト請
求ソフトで、それを医師協と連携して、まず手
書きの3
51医療機関に手上げしていただき、業者
を通じて導入サポートをしようというものであ
る。この秋の開始を目指して、サポート業者の
選定などを進めているところである。
長谷川(賀茂郡東部)会長
ORCAを導入したら助成するということで、
それは来年度の予算措置ができたらするのか、
あるいは予算措置ができなかったらしないのか。
また全額補助なのか。
松村常任理事
来年度の予算措置にかかわらずに実施を考え
ている。この秋から行っていく予定である。補
助は全額ではない。ORCAは無料であるが、
サポート業者の導入に関わる費用、パソコンを
含めたハードにも数十万円と一定以上のコスト
がかかる。またメンテナンスもあるので、その
一部を補助するということで、まだ詳細の金額
は決めていない。
予算ということではなく、いくら補助するか
その額を検討中ということである。
碓井会長
今補助の額などは検討してもらっている。予
算は医師協が出し、医師協に入っていない方も
おられるので、ORCAが必要な人は医師協に
まず入っていただく。
それでORCAを導入して使用料を月に2万
円なり3万円なり出していただき、それで維持
しながら、返済できればという考え方で、今の
ところ医師会の予算は使わない。
ORCAの導入により医療機関、医師協認定
業者、医師協の3者がメリットを得るような形
にしようということで検討してもらっている。
長谷川(賀茂郡東部)会長
一部の人だけに早々に金が出るというのは難
しいような気がするが。
碓井会長
最終的には皆がメリットを得るようにORC
Aが普及していけばよいし、たちまち、今つい
ていけないので、廃業しなくてはいけないよう
な考え方の方をまずは救済して進めていこうと
(7)2008年(平成20年)7月25日
広島県医師会速報(第2018号)
考えている。福山市のようにORCAがかなり
普及しているところもあるので、そういうとこ
ろには医師会に交付金をだして、できるだけ均
等に各医師会がメリットを得るようにしよう
思っている。今設備がなくて困っているところ
から、進めていこうというので、決してそこだ
けにしようというのではない。
菅田(安芸地区)会長
この間、日医が発表したオンライン化に対応
できないので廃院を考えてるという施設が8.
6%
で3,
611施設あり、その中の、年齢層が8
0歳以
上35.
0%で882施設と最も多く、次いで7
0歳か
ら7
9歳が2
3.
2%で1,
212施設あったということ
である。環境整備は非常に良いが例えば人材の
確保が重要である。今から準備をしないと、80
歳の人が医者自ら入力するなどできないので、
協議会で検討いだたきたい。今回の特定健診・
保健指導にしても、少し入力が違っただけでは
ねられるのでオンラインシステムは非常に難し
い。
また、こうしたオンライン請求義務化という
のは医師の定年制導入だという意見もある。医
師会が管理医療強化に向かっても困るので、日
医は義務化でなくて手上げ方式と考えているよ
うだが、一方でソフト面、人材養成、確保の検
討をお願いしたい。
碓井会長
菅田会長の言われる通りで、私の近所にも辞
められるという先生がおられる。対応を急がな
ければならない。人材確保、ソフト管理につい
ても医師協と協議をして、急げということなの
で、その方向で行いたい。
歓パウリスタ医師会との姉妹縁組締結について
常任理事 松 村 誠
6月20日にサンパウロへ行き、藤田県知事、
林県会議長、岩佐日医副会長などの立会のもと
調印した。これを機会に、なお一層、ブラジル
在住被爆者への支援が進むと思う。またブラジ
ル医学も心臓手術のバチスタを生んだところで
あり、ブラジルとの医学を通じての国際交流に
も寄与できるのではと思う。被爆者支援、国際
交流この二つを目的に姉妹縁組を締結した。詳細
については2016(7月5日)号の速報にて既報。
汗第3回日本禁煙学会学術総会について
常任理事 松 村 誠
日本禁煙学会学術総会は、今年の大きな全国
学会の一つで8月9日松、10日掌に広島国際会
昭和26年8月27日 第3種郵便物承認
議場にて開催される。会長挨拶のとおり、タバ
コはタバコ病を引き起こし、禁煙によって予防
可能な最大の疾病がタバコ病である。広島県医
師会の長年の取り組みにより、今回全国学会が
碓井会長のもとで開催されることになった。
既に事前登録も300名近くになっており、そ
のうち250名以上が県外からの参加申し込みであ
る。また過去最大の80題弱の演題が集まってお
り一般演題とポスターセッションを行う。特別
講演も海外からタバコに関する一級の専門家を
招いている。会長講演は、長年ニコチン研究を
しておられる碓井会長の研究の一端と広島湾の
物語も絡めてお話いただくことになっている。
2日目には秋葉市長と石井みどり参議院議員
の特別講演、また学会と一緒に行う県民フォー
ラムでは、
「夏こそメタボ対策、今こそ禁煙」と
題して、ダンベルの鈴木先生をお招きし、パネ
ルディスカッションと併せて講演いただく。非
常に盛りだくさんの内容の学会であるのでぜひ
ご参加いただきたい。
漢微量採血穿刺器具の取り扱い問題について
5月21日に、島根県内の医療
機関において発生した採血用穿
刺器具の取扱い問題から、広島
県医師会として急きょ5月30
日、全市郡地区医師会に対して
堀江 正憲
アンケート調査を行った。6月
常任理事
3日の常任理事会で報告をし
た。また今後の対応と穿刺器具の正しい取扱い
を周知徹底するため6月5日に市郡地区医師会
緊急公衆衛生担当理事連絡協議会を開催した。
そこでQ&Aを示し、市郡地区の担当理事とい
ろいろな話し合いができた。
6月9日から県内4地区を訪問し直近の状況
を聞かせてもらった。今後も引き続き県行政と
連携を密にして対応する。今後新たな情報など
がでたら各市郡地区医師会にも早急にお知らせ
するので、今後ともご協力をお願いしたい。
澗特定健診について
広島県医師会としては特定健
診に賛成しているわけではない
が、制度化されている以上、推
し進めざるを得ないので集合契
約を結んでいる。
天野 國幹
集合契約は非常に複雑で、窓
常任理事
口業務を支援するため、受付事
務の方が使いやすいよう簡単なマニュアルを作
昭和26年8月27日 第3種郵便物承認
広島県医師会速報(第2018号)
成中で、下敷き状にしてお配りする。自己負担
の金額が、保険者によってすべて異なっている
ため、県内市町の自己負担一覧をあわせて作成
している。
特定健診のIT化に関しては、以前からNT
Tデータに依頼していただくよう市郡地区医師
会へはお願いしていた。NTTデータだけでな
く他社もそうだが、実は特定健診そのものはI
T化できるが、ほかの例えば生活機能評価、同
時に原爆健診が行われる場合など、今のところ
確実にIT化できるソフトがなく、同時施行が
できていないが、システム改善により8月から
できるようになる。
また特定健診を取りまとめる単位が市郡地区
医師会となるが、費用もそうだが、事務作業、
仕事量がどれくらい増えるか今のところはっき
り分かっていない。今後、検討をさせていただ
き、今秋、各市郡地区医師会の担当理事に集
まっていただいて協議したい。
片山(尾道市)会長
天野先生から説明があったが、実施主体でな
い医師会がどうしてその事務取り纏めをしなけ
ればならないのか、どうして日医がこの点をク
リアしてくれなかったのかと思う。
市郡地区医師会はすでに種々の医師会立の事
業をしており、この取り纏めには、膨大な事務
量がかかるのは間違いない。事務に余力のある
地区医師会がどれくらいあるのか。対応するた
めには事務を一人余分に雇用しなくてはならな
くなる。尾道では医師会事務業務に負担がかか
らない方法で尾道市と合意した。
実施主体は保険者なのにどうして医師会に事
務業務が集中するか、この手間はどうするのか
と、それを経費に換算したらどうなるか、これ
は容易に想像できることだと思う。集合契約も
最初は一本だと言っていたのが、次々話が展開
して変わっている。人件費補助などあるはずも
ないので、医師会の事務は破綻する可能性があ
る。「医師会が簡単取りまとめる」という一言
が、熟慮した上で言われているのか、日医へあ
げていただきたい。
碓井会長
織田信長以来、小泉さんの暴政、罰則がある
ような法案を通すというような、ちょっと信じ
られないものであるが、何かその時のムードか
ら強行採決してしまった。そして法治国家であ
るから法を優先させなければならない。片山会
長が言われたようなことを再考したらどうかと
いうことを折に触れて話をする。
2008年(平成20年)7月25日(8)
片山(尾道市)会長
もともと実施結果により、後期高齢者医療制
度へペナルティをかけるというのは法律違反で
はないか。そういうことをなぜ明文化するのか。
「息子の腹回りの敵をおじいさんでとる」という
ような非常に悪辣なもので、保険給付で成立し
ているものに、今度はペナルティをかけるなど、
こういうのは政策とは呼ばない。公権力が個人
の健康意識に介入するべきではないということ
を日医がはっきり言うべきである。
健診会社がビッグビジネスへと動いている。
今度は医者と契約し、マネージドケアのごとく、
生活習慣病関連を全部取り込み、製薬会社とリ
ンクして、創薬云々とかまして、必ず浸食して
くるのは分かっているので、その前段階で、こ
れは止めなくてはいけないということを会長か
らはっきりと日医の理事会で、今からでも考え
たらどうかということは言っていただいたらと
思う。
菅田(安芸地区)会長
尾道はどういうふうな契約をされたのか。
片山(尾道市)会長
地元の検査センターで、そこが取りまとめな
どを全部する。NTTデータは関係なく医師会
には一切業務は発生しない。行政との三角契約
になる。
菅田(安芸地区)会長
やはり広島県医師会として各地区医師会へ何
らかの援助をしていただきたいと思う。
今二人雇っているが、エラーがあると全部は
ねられてしまうため、なかなか入力が困難であ
る。できるだけ援助していただければと思う。
潅呉市ジェネリック医薬品情報提供システ
ムについて
2月14日の中国新聞第一面に
「あなた向け安価な薬、市が紹
介」ということで呉市のジェネ
リック医薬品情報提供システム
の記事が掲載された。呉市の国
豊田 秀三
保運営委員会の席で市福祉保健
呉市医師会長
部長に質問したところ、「いく
ら安くなるというような金額などは出さない、
あなたが飲んでいるお薬にジェネリックという
安いお薬があるので、医師及び薬剤師に相談し
てください」という文書を医療費通知文の中に
入れるという答弁であった。
4月に呉市の人事異動があり、市福祉保健部
長は担当外の副市長になり、ほかの幹部も全員
(9)2008年(平成20年)7月25日
広島県医師会速報(第2018号)
入れ替わった。その折、
「市長がどうしてもいく
ら安くなるという金額を明記したいと言ってい
るので医師会に了承して欲しい」と市から打診
があり、日医、県、それから厚労省にも問い合
わせたが、違法ではないという回答が返ってき
た。われわれとしてはどうすることもできない
ので、協議の結果、次の条件を提示した。
1つは医師会員、歯科医師会会員、薬剤師会
会員に直接説明をして欲しいということで、市
は2回説明会を開催した。もう一つは、率先し
て市の職員がジェネリックを使用するよう運動
をやっていただきたいと申し入れた。
7月中旬に、糖尿病や高血圧などで毎日薬を
飲み、薬代の負担の大きい国保の対象者約3,
000
名に向けて通知が出ることになった。その間、
呉市といろいろと協議があったが、ジャパンメ
ディスンの記者が公平にその経過を書いてくれ
ているので、興味のある方は読んでいただきた
い。(6/20・NO1273)
私としてはやはり自治体の財政的な事情によ
り削減金額でジェネリック医薬品への変更を誘
導するというのは納得いかない。
市民に対しては、市民公開講座を開催して、
ジェネリック医薬品の問題点、ジェネリック医
薬品を服用して実際に起きた副作用などの事例、
今後、問題が起きた場合にどこへ相談すればい
いかとなどを説明した。
ジェネリック医薬品情報提供システムの運用
が始まってから起こる問題点への対応や市民へ
の啓発を引き続きやっていきたいと思っている。
呉市は2月にNTTデータと契約してレセプ
トをデータベース化している。
レセプトのデータベース化は、県内健保でも
31組合でやっているそうだ。それにより、どれ
くらいジェネリックが使われたか、また4月1
日の改正で処方せんに変更不可と書かない限り
は薬剤師に相談してジェネリック医薬品へ変え
てもよいことになったが、それ以前と以後でど
れぐらい変わってきたか、また7月にこの通知
を出した後はどうかなどのデータを報告して欲
しいと呉市へ要望し、必ず報告すると回答をい
ただいている。
環その他
菅田(安芸地区)会長
「在宅におけるがん疼痛マネジメントの薬物療
法」2008年改訂版を作成した。
安芸地区医師会では、以前から在宅医療に取
り組んでおり、4つの訪問看護ステーションと
昭和26年8月27日 第3種郵便物承認
居宅介護支援事業所、ヘルパーステーションな
どを立ち上げて、現在、在宅医療支援診療所の
看護部門が2
4時間対応している。年3回ほど在
宅ホスピス症例検討会を開催し問題点を話あって
いる。その中から生まれたのがこの冊子である。
安芸地区医師会では、広島市医師会が運営さ
れている安芸市民病院に緩和ケア病棟があるの
で、そこで松浦先生を中心に検討していただい
て、疼痛マネジメントの経験のない者でも8割
はコントロールできる。在宅で看護師さんと一
緒なって疼痛マネジメントしていこうというこ
とで、参考までに紹介させていただいた。
長(府中地区)会長
厚生労働省第三次試案については、どこに問
題があって、どのようにクリアしていくかとい
うのは十分議論する必要がある。これをしない
と恐らく数年先には禍根を残して若い先生方が
どんどん医療できなくなるのではないかと思う。
本当に委員会ができるかということは真剣に考
えなければいけない。誰でもどのようにすれば
医療事故が起こらないかは、皆願っているわけ
で刑事司法に直接言う人も結構多いわけで、そ
うすると必ず警察は動くわけであるから、そう
いうことがないようにお願いしたいと思う。
公益法人制度の移行に関することであるが、
広島県医師会で必ず相談体制というかバック
アップ体制を作っていただいたらと思う。
桑原(安佐)会長
この4月の医療費改定でメディファクスもい
ろいろと報じているが、日医の3カ月のデータ
が 出 て い た。病 院 は3.
1% プ ラ ス、診 療 所 は
1.
3%マイナスであろうか。この4月改定が医師
会全体として良い方向に行ったわけではない。
広島県医師会として一人医療法人を推奨した
時代があった。平成12年の初めころである。こ
れが今そのまま残り、地域で活動しているわけ
だが、今医療機関は、非常に経営的に儲かって
いる医療機関とそして苦しい医療機関、こちら
の方が多いが、両極端に分かれ始めている。一
人医療法人になった医療機関の中にも多分一人
医療法人を維持するための費用も払えない位の
経営の苦しいところがある。
先ほどの公益法人とは視点が違うが、この一
人医療法人について今後どうしていけばいいか
ということも、広島県医師会で検討していただ
きたいと思う。
碓井会長
一人医療法人も月に10カ所ぐらいの医療機関
が申請を続けている状態である。一人医療法人
昭和26年8月27日 第3種郵便物承認
広島県医師会速報(第2018号)
についてもどうなるか検討する。先生方からも
情報があれば教えていただきたい。
確かに二極化というか、大方の人がマイナス
2008年(平成20年)7月25日(10)
になっており、複雑な診療報酬体系で当惑して
おられるようだ。努力してみたいと思っている。
(広報課)
全理事会・市郡地区医師会長連絡協議会合同会議出席者名簿
平成20年7月12日松 ANAクラウンプラザホテル広島
役 職 名
氏 名
地区医師会名
会 長
副 会 長
〃
常任理事
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
碓 井 静 照
高 杉 敬 久
(檜 谷 義 美)
(平 松 恵 一)
(伊 藤 勝 陽)
新 本 稔
柳 田 実 郎
松 村 誠
島 筒 志 郎
高 田 佳 輝
井之川 廣 江
堀 江 正 憲
天 野 國 幹
有 田 健 一
槙 坪 毅
温泉川 梅 代
理 事
〃
〃
〃
〃
〃
〃
(望 月 昭)
(佐々木 正 博)
(澤 﨑 晉 一)
(長 健)
(平 川 十 春)
(菅 田 巌)
(星 田 昌 吾)
監 事
〃
〃
福 永 晶
兼 山 敦
福 田 康 彦
議 長
副 議 長
福 永 泰 州
山 肩 俊 晴
広
島
市
呉
市
福
山
市
尾
道
市
三
原
市
因
島
大
竹
市
安 芸 地 区
佐 伯 地 区
安
佐
安芸高田市
山
県
郡
賀茂郡東部
東広島地区
豊
田
郡
竹 原 地 区
世
羅
郡
松永沼隈地区
深 安 地 区
府 中 地 区
三 次 地 区
庄
原
市
広島大学医学部
(事 務 局)
事 務 局 長
次
長
〃
参
与
地域医療課長
学術研修課長
広 報 課 長
総 務 課 長
医事法制課長
経 理 課 長
総務課係長
総務課課員
〃
会 長 名
平 松 恵 一
豊 田 秀 三
細 木 宣 男
片 山 壽
平 川 十 春
弓 場 通 正
荒 田 寿 彦
菅 田 巌
望 月 昭
桑 原 正 彦
徳 永 彰廠
岸 明 宏
長谷川 頼 彦
佐々木 正 博
(欠)
円 山 忠 信
浅 野 稔
森 岡 栄
檜 谷 義 美
亀 川 陸 雄
長 健
星 田 昌 吾
戸 谷 完 二
伊 藤 勝 陽
空 本 栄 二
藤 堂 毅
遠 藤 英 史
堀 益 弘 明
関 隆 司
杉 岡 英 生
中 元 一 望
向 井 みどり
市 玖 ノリエ
森 典 子
坂 口 晃 治
吉 武 希
衣 笠 恭 世
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※医業税務、一人医療法人等について
※新規開業、事業拡張、事業承継等について
と き 平成20年8月7日昭、9月4日昭、11日昭
午後2時~午後5時(1人1時間程度)
ところ 広島医師会館内 5階会議室
担当者 中国税理士会 広島県支部派遣税理士
米今 喜作 清水 弘司
と き 平成20年8月21日昭
午後2時~午後5時(1人1時間程度)
ところ 広島医師会館内 5階会議室
担当者 金融機関 金融サービス(医療専門
チーム)担当者
予約申込先 〒733‐8540 広島市西区観音本町1‐1‐1 広島県医師会経理課 TEL082‐232‐7211