環境生態学科 - 滋賀県立大学

SCHOOL OF ENVIRONMENTAL SCIENCE
DEPARTMENT OF ECOSYSTEM STUDIES
環境科学部
SCHOOL OF
ENVIRONMENTAL
SCIENCE
環境生態学科
INTERVIEW
教員スタッフとその専門分野
先輩にインタビュー
■
大田啓一
環境化学、
地球科学
■
國松孝男
生物地球化学、
水質化学
■
三田村緒佐武
生物地球化学、
陸水環境学
■
近雅博
動物行動学、
動物系統分類学
■
倉茂好匡
陸水物理学、
水文地形学
■
浜端悦治
植物生態学、
景観生態学
■
伴 修平
プランクトン生態学
■
浦部美佐子
陸水生物学
(特に寄生生物)
■
丸尾雅啓
分析化学、
水圏(地球)化学
■
野間直彦
植物生態学
■
籠谷泰行
環境生態学、
森林生態学
■
肥田嘉文
環境科学
(環境影響評価)
■
後藤直成
生物地球化学、
陸水学
■
長谷川直子
陸水物理学、
自然地理学、
気候学
兵庫県立伊丹西高校出身
吉川 剛明 さん(3回生)
2 回生の「環境フィールドワークⅡ」で
「植物エネルギーの可能性」を選択しま
した。菜種油の製造、廃食油のリサイク
ル施設などの見学の後、自ら課題を見
つけて解決策を考案しました。山中に泊
▲学内の小川で調査中
まって間伐材から炭を作るという授業も
ありました。
と
「犬上川竹林プロジェクト」に参加していま
エコキャン の「水生生物調査」
※
す。より良い環境づくりをテーマに地域の人々と活動する中で多くのことを学
んでいます。
※エコキャンパスプロジェクトの略称:大学を循環型社会のモデルにしようという理想
の下、
教員と学生によって運営されている。
北海道立札幌東高校出身
大浅 理絵 さん(2回生)
「フィールドワーク」という独特なカリ
キュラムに惹かれて受験しました。琵琶湖
アドミッションポリシー
をはじめ、山も川もある滋賀県は環境を
立山 弥陀ヶ原湿原
体感しながら学ぶには最適なところです。
サークルはカヌー部などの他に環境
▼
環境生態学科は、
自然環境の総合的理解と環境中で生じている問題の解決を目指しています。この理念に基づき、琵琶湖とその流域(集水域)の環境を実地に
マネジメント事務所に所属しています。
利用した授業が数多くあります。また学生には、
自然と人間が複雑に関わりあう環境での問題を発見し、その科学的解決法を提案することを求めます。そのため、
▲琵琶湖岸にて
理科・社会科を含む幅広い知識を持つ学生、あるいは自分の力で洞察する能力の高い学生の入学を期待します。
や購買の環境負荷の低減を目指して、その方法を考え、実践しています。また、
生協の職員の方と話し合いながら、食堂
姉妹サークルのグリーンコンシュマーサークルではショップのエコ文具を中心
にグリーン購入※を広げる活動をしています。文具の選定を行ったり、棚作りに
学びのポイント
工夫を凝らすことで、売り上げは毎年伸び続けています。やりたいと思ったこと
POINT
1
環境問題を解析し、それを解決するための能力を養うために
を実現できる環境活動は楽しいです。
豊富な野外実習による実践的教育の充実
※環境に対して負荷ができるだけ少ないものを選んで購入すること。
POINT
2
ています。多くの野外実習によって、学生は滋賀県の恵まれた
自然環境から様々なことを学びとることができます。4年次では
POINT
3
でに民間企業はもとより、公務員、環境コンサルタント、NPOな
ど様々な分野に多くの卒業生を輩出しています。
化学分析、生物種の同定、地形の読み取りなど自然環境を知るために欠かせない様々
な測定・分析技術を学びます。
自然科学の様々な分野に関する知識を習得
化学や物理学といった特定の学問領域に縛られることなく自然科学の全ての分野につ
いて学ぶことができます。
学びのステップ
1年次
前 期
4年間の学習フロー
2年次
後 期
前 期
3年次
後 期
前 期
4年次
後 期
前 期
後 期
・ 彦根周辺におけるアカマツ林の現状と遷移過程につ
いて
・ 小河川と排水路における溶存態ケイ素濃度の時間変
化と人為的影響について
・ 湖陸風が彦根市の気温環境に与える影響
・ 琵琶湖における Uroglena americana シストの水平分
布と生産量
・ オオミジンコ Daphnia magna の成長・再生産に与え
るセレン欠損および過多の影響について
・ 水田におけるニゴロブナの潜在的餌資源としての二
次生産量の算出
・ 水田のニゴロブナ稚魚の成長と食性
・ 淀川水系における腹口吸虫 Parabucephalopsis
parasiluri 及び Bucephalopsis ozakii による魚類への
寄生虫感染動態把握と魚病阻止の提言に関する研究
環境科学の実践的方法論を習得
卒業研究で4年間の集大成
・ 大気降下物負荷量の実測と評価法
環境中の化学物質を扱うために必要な環境化学や
環境FWⅠや環境科学概論など
3年次後期の環境FWⅢから、
いよいよ卒業研究の準
水環境管理学、動植物調査に必須の動物生態学や植物
備段階に入ります。
これまでに育んだ問題意識に立って
・ 植物プランクトンが関わる自然起源エストロゲン暴露
シナリオの評価
環境基礎科目で環境問題の発見と
生態学、環境要素の形成と変動の理解に欠かせない陸
各自で研究テーマを設定し、
卒業研究を行います。
解決のための方法を習得します。
水物理学や環境地学など、幅広い専門分野の中から自
また、基礎科学に加えて、環境数
分の興味に即した科目を履修することができます。
環境 FW Ⅱでより専門的に環境問題をとらえること
環境分析化学など、環境解析手法
を学び、様々な専門科目によってそれを解析するため
の基礎を徹底的に学びます。
の知識を蓄えます。また、大気水圏科学、森林生物学、
陸水生態学、環境化学など、より専門的な野外調査や
実験手技を習得します。
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FLOW
・ 琵琶湖における植物プランクトンの総生産と純生産
の関係
環境問題の発見と
環境科学の基礎を学ぶ
学、生物系統分類学、環境統計学、
▲大気水圏科学・実験
余呉町栃ノ木峠での積雪調査
2006年度に行われた卒業研究のテーマ
分析技術の習得
1 年かけて卒業研究に取り組みます。こうして身についた環境
調査への即戦力としての実力は就職・進学に生かされ、
これま
▲陸水生態学・実験
琵琶湖の植物プランクトン
(珪藻の仲間)
環境生態学科では、野外調査を行うための様々なノウハウを豊富な野外実習・実験を
通して学び取ることができます。
は、幅広い知識と実践的な応用力が必要です。環境生態学科で
は、幅広い分野の教授陣が少人数制の先鋭的な授業を展開し
VIEW
授業風景
・ 滋賀県湖東・湖北地方における緑化法面の植生状況
と各種要因の影響
▲森林生物学・実験
河畔林の生長を測定しているところ
・ 都市における島緑地の気温緩和効果
・ 落葉樹林内の気象特性 − 金糞岳ブナ林の場合 −
・ 犬上川下流部のサイドチャンネルにおける湧水とそ
の起源
・ 河口部掘削の影響を受けた犬上川の下流部の地形
変化
・ シメトリンとMEPによる光分解反応および腐食物質
の影響
・ 腐食物質のトリハロメタン生成能に関する研究
・ 水中に溶存する腐食物質と鉄の錯形成に関する研究
▲自然環境特別実習Ⅰ(白浜臨海実習)
磯の生物を採集しているところ
・ 琵琶湖水中におけるFe(II)の鉛直分布を決定する要
因について
・ 彦根港周辺水域における下水処理施設からの放流
水の影響
・ 温帯林主要樹種の樹液流・蒸散速度と樹冠部フェノロ
ジーおよび環境条件の影響
・ 落葉広葉樹二次林の萌芽再生過程における光合成・
蒸散特性
・ 彦根市内の休耕田のヨシ群落におけるオオヨシキリ
の繁殖状況
・ 液果植物の種子散布に及ぼす鳥類の影響について
▲自然環境特別実習Ⅱ
(北海道の湿地調査)
北海道クッチャロ湖でのカヌーを用いての
水草の分布調査
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