平成 24 年度(第 27 年度)事業報告書 - 社団法人・全国農協乳業協会

平成 24 年度(第 27 年度)事業報告書
自 :平 成 24 年 4 月 1 日
至:平成 25 年 3 月 31 日
Ⅰ.事業の概況
平成 24 年度わが国は、東日本大震災から一年を経てもなお、復興への足音が力強いとは
いえぬなかでスタートした。丸二年が過ぎた現在でも多数の地域住民が避難を余儀なくさ
れており、原発事故に絡む農産物等への風評被害、補償や除染作業の遅れなど、被災地に
於いてはまだまだ以前の日常を取り戻せていない。
当協会の東北の会員にあっては、自らの被災や風評被害のみならず関係する酪農生産者
の一部が経営再開できないことなど経営に大きな影響を被ってきた。
国内情勢は、政治の混迷やデフレ基調の継続、東アジア情勢の緊張などまさに内憂外患
の年であったが、年末の政権交代をきっかけとして、円安が進み株価が上昇した。今後は
実体経済に波及し、景気が上向いていくことが期待されている。
酪農乳業においては、牛乳の消費量減少が依然として止まらないものの発酵乳の生産量
は過去最高となった。原料用乳製品の逼迫からスタートした平成 24 年、生乳生産は 7 年
ぶりに増産となった。しかし円安の進行は、輸出型産業にとって有利な反面、酪農生産者
や乳業工場にとっては飼料・エネルギー等の資材コスト負担要因となる。更に交渉参加に
舵を切った TPP への不安も重なり、離農がさらに進行することで酪農生産基盤の一層の弱
体化が危惧される。縮小均衡となった感のある国産乳製品需要の維持拡大とともに業界と
して喫緊の課題である。
このような状況のもと、当協会は会員の発展を通じて地域・国民へ良質な牛乳・乳製品
を供給し、健康維持に寄与していくため、通常総会で議決された事業計画に沿い、製造・
販売・商品開発各部会で企画検討された事業に取組んできた。組織体制整備については、
公益法人制度改革関連法に則り、内閣府及び関係機関の指導のもと「一般社団法人」への
移行認可を取り進め、新法人の将来像に見合った組織・事業の在り方を検討してきた。平
成 25 年 4 月 1 日からは新法人として出発をする。
情報の収集と発信については、行政・他団体の有意義な酪農乳業関連情報・事項を会員
に発信することに加えて、工場見学情報など消費者の業界理解の醸成に繋げることも目的
とし実施した。
人材育成においては、乳業製造技術者養成の一助として三十有余年継続してきた「乳業
製造技術通信教育」や、牛乳・乳製品に対する広範な知識の修得や実務能力向上のため、
製造・販売・商品開発に関するセミナー・発表型研修会を会員各層を対象に実施した。
また各部会においては、日常業務等から顕在化した課題の共有と解決への情報交換を行
った。更に組織強化対策では、現地指導に基づいた会員の経営改善や品質管理向上への取
組を支援した。また農協乳業の特色を活かした「生乳鮮度重視牛乳推奨制度」の推進など
安全で高品質な製品を消費者に提供すべく事業を展開した。
Ⅱ.事業の実施状況
平成 24 年度通常総会において議決された事業計画に従い、実施した事業は以下の通りで
ある。
1. 情報収集及び発信
1) 酪農乳業に関する情報発信
酪農乳業に係る諸情報の収集を行い、法令改正や関係団体による衛生・品質管理向
上に関する研修会開催等の情報を発信した。
2) 情報ネットワーク事業の推進
多様な要望に対応できるホームページの運営を目指し、牛乳・乳製品のデータや各
種発信文書など会員専用ページの更新を積極的に行い幅広い情報発信を行っている。
また、消費者からホームページを通じた会員工場見学を受け付け、会員の協力を得て、
酪農乳業への理解醸成を図った(15 会員 15 工場 150 組)。
2. 人材育成の推進
1) 文部科学省認定社会通信教育「乳業製造技術通信教育」の実施
本通信教育は、牛乳・乳製品製造の基本的技術並びに食品衛生等の知識修得を目的
に 5 月に開講し 11 月に 6 講座の日程を終了した。酪農乳業関係者に幅広く募集し、
49 事業者 199 名(会員:28 会員 119 名、会員外:21 事業者 80 名)が受講した。修了
者 185 名に修了証を授与するとともに、成績優秀者(優秀賞 17 名、努力賞 9 名)には
賞状及び副賞を授与した。このうち、成績最優秀者を、社会通信教育修了者表彰(文
部科学大臣賞)候補として推薦した。なお、本通信教育は、昭和 56 年に会員プラント
の製造技術者養成のための通信教育講座として開講以来、延べ 4,800 名が受講してい
る。
2) 各種研修会等を通じた人材育成の推進
製造・品質管理・販売・商品開発に関する事業で実施する各種研修会等においては、
安全な牛乳・乳製品を供給するため、それらに対する広範な知識を持った人材育成を
推進した。
3. 生乳鮮度重視牛乳推奨制度の運営・推進
1) 生乳鮮度重視牛乳推奨制度の運営
農協系乳業の特色を活かし、生乳を出荷している酪農家が特定できる商品として、
協会独自の基準をもって推奨している。今年度、新たに 1 会員 1 商品を推奨して商品
化が図られ、現在 13 会員 30 商品が生乳鮮度重視牛乳として商品化されている。ま
た、実施会員の連携強化を図るため、実施会員 8 会員、検討している会員 1 会員によ
り、推進検討会を以下の通り開催した。
【平成 24 年度生乳鮮度重視牛乳推奨制度推進検討会】
(2 月 14 日
議案
(1) 生乳鮮度重視牛乳推奨制度の実施状況について
(2) 生乳鮮度重視牛乳推奨制度の運用方法について
(3) 生乳鮮度重視牛乳推奨制度の普及啓発について
情報オアシス神田)
2) 生乳鮮度重視牛乳推奨制度の理解促進
鮮度重視や衛生管理等にこだわる推奨制度に則った会員の生乳鮮度重視牛乳の消
費者への理解促進を図るため地域ごとの生乳鮮度重視牛乳のポスターを 5 種類作成
し、3 月下旬に実施会員の地元駅を中心とした全国 26 の駅に掲出した。
4. 基本問題検討委員会及び同委員会に基づく事業運営部会の開催
1) 基本問題検討委員会の開催
当協会の一般社団法人移行に伴う課題のほか、平成 25 年度事業の骨格等を検討す
るために同委員会を以下の通り開催した。
【平成 24 年度第 1 回基本問題検討委員会】(5 月 23 日 KKR ホテル東京)
議案
(1) 一般社団法人への移行日程と課題について
【平成 24 年度第 2 回基本問題検討委員会】(10 月 11 日 KKR ホテル東京)
議案
(1) 平成 25 年度事業計画の骨子について
【平成 24 年度第 3 回基本問題検討委員会】(12 月 6 日 KKR ホテル東京)
議案
(1) 平成 25 年度事業計画について
【平成 24 年度第 4 回基本問題検討委員会】(1 月 24 日 学士会館)
議案
(1) 平成 25 年度事業計画及び収支予算について
(2) 一般社団法人移行に伴う臨時総会の開催について
【平成 24 年度第 5 回基本問題検討委員会】(3 月 7 日 KKR ホテル東京)
議案
(1) 平成 25 年度事業計画及び収支予算について
2) 事業運営部会の開催
一般社団法人移行に伴う定款の変更案並びに公益目的支出計画(実施事業)、そして、
移行後の協会組織体制や規程等を検討するために、同部会を以下の通り開催した。
【平成 24 年度第 1 回事業運営部会】(4 月 25 日 オリンピックイン神田)
議案
(1) 一般社団法人への移行について
【平成 24 年度第 2 回事業運営部会】(11 月 8 日 エッサム神田ホール)
議案
(1) 一般社団法人への移行について
(2) 移行後の協会組織体制について
(3) 一般社団法人全国農協乳業協会 役員選任規程(案)について
(4) 責任限定契約書(案)について
(5) 平成 25 年度事業計画について
【平成 24 年度第 3 回事業運営部会】(2 月 27 日 エッサム神田ホール)
議案
(1) 平成 25 年度(初年度)事業計画・収支予算(案)について
(2) 一般社団法人移行に伴う臨時総会等の開催について
5. 製造・品質管理・販売・商品開発に関する事業の実施
1) 製造に関する事業の実施
(1) 製造部会の開催
製造技術・品質管理に根差した課題の解決を図り、食品衛生の一層の向上を推
進するため、同部会を以下により開催した。
【平成 24 年度第 1 回製造部会】(6 月 5 日 山東ビル貸会議室)
議案
① 平成 24 年度事業概要について
② 平成 24 年度製造関連事業について
【平成 24 年度第 2 回製造部会】(2 月 20 日 都城ロイヤルホテル)
議案
① 平成 24 年度製造・品質管理関連事業等の進捗状況及び平成 25 年度事
業の取組みについて
② 平成 24 年度製造技術体験発表・研修会について
③ 平成 25 年度製造技術体験発表・研修会について
(2) 製造・品質管理担当責任者会議の開催
製造技術・品質管理レベルの一層の向上と会員の連携強化を目的に、同会議を以
下の通り開催し、15 会員 31 名が参加した。
【平成 24 年度製造・品質管理担当責任者会議】
(10 月 4~5 日 青森県八戸市 ユートリー)
内容
① 合同酒精㈱酵素医薬品工場見学
② 「製造工程上の品質管理、回収率、稼働率」グループと、
「設備、資材
管理、人材育成」グループに分かれた意見交換
(3) 製造技術体験発表・研修会の開催
生産現場における製造及び品質管理等の改善活動を通して食品衛生の向上を図
るために、人材育成の一環として、33 回目となる同体験発表・研修会を都城ロイ
ヤルホテル他において、16 会員 50 名が参加し以下の通り開催した。
【平成 24 年度製造技術研修会】(2 月 20~21 日 都城ロイヤルホテル)
講義:「ヒューマンファクター研修」
演習:「ヒューマンファクター事例解析演習」
【平成 24 年度製造技術体験発表会】(2 月 21 日 都城ロイヤルホテル)
7 会員 7 テーマの発表があり、審査の結果以下の各賞を決定し、表彰状及び副
賞を授与した。
① 最優秀賞(1 テーマ)
○ 「瓶ライン製造コスト削減改善
「リターナブル瓶 すれ傷 軽減への挑戦」」
大山乳業農業協同組合 Keep going (キープゴーイング)
② 優秀賞(3 テーマ)
○ 「製品容器切替作業見直しによる作業改善」
よつ葉乳業株式会社 十勝主管工場 市乳工場
○ 「乳酸菌検査の精度管理」
熊本県酪農業協同組合連合会 Lab Project
○ 「工場ユーティリティ経費の削減(用水費と電力)の事例」
酪王乳業株式会社 Inno-3 (イノー ‐ スリー)
③ 優良賞(3 テーマ)
○ 「調合工程の作業改善」
山陽乳業株式会社 L カルテット
○ 「FSSC 取得における食品安全マネジメントについて」
南日本酪農協同株式会社 食品安全チーム
○ 「MO バルブ メンテナンス方法の改善Ⅱ」
四国乳業株式会社 本社工場 市乳調合コントロール
(※優秀賞・優良賞は発表順)
【工場見学】(2 月 22 日)
南日本酪農協同株式会社都城工場、霧島酒造株式会社、高千穂牧場において工
場見学等を行った。
2) 品質管理向上に関する事業の実施
(1) 微生物検査精度管理水準調査の実施
会員の微生物検査技術の向上を図り、安全な牛乳・乳製品の供給により安心を
確保するために、一般生菌数・大腸菌群・大腸菌・黄色ブドウ球菌の 4 項目につ
いて微生物検査精度管理水準調査として日水製薬株式会社の協力を得て行った。
25 会員 32 事業所 55 名の調査を 6~7 月に実施した。
(2) 関係団体と連携した品質管理の推進
品質管理の一層の向上を図るため、一般社団法人日本乳業協会、社団法人日本
食品衛生協会及び財団法人日本乳業技術協会等が実施する品質管理向上に関する
講習会や研修会並びに民間企業が実施する農水省の HACCP に関する補助事業の
情報提供を行い参加を呼び掛けた。
3) 販売及び商品開発に関する事業の実施
(1) 販売・商品開発部会の開催
牛乳・乳製品の販売面や商品開発面における多様な課題の解決を図る取組みを
検討するために、同部会を以下の通り開催し、一体的な協議を行った。
【平成 24 年度第 1 回販売・商品開発部会】(7 月 5 日 情報オアシス神田)
議案
① 平成 24 年度の事業概要および販売・商品開発関連事業について
② 会員間の連携について
4) 販売に関する事業の実施
(1) 営業担当者研修会の開催
牛乳・乳製品の持つ栄養的機能や特性を広く伝えるプレゼンテーションの方法
等を修得するために、同研修会を以下の通り開催し、13 会員 20 名が参加した。
【平成 24 年度営業担当者研修会】(9 月 24~25 日 エッサム神田ホール)
演題・演習:「セールスプレゼンテーション研修」
(2) 販売プレゼン発表会の開催
営業担当者研修会の成果を踏えて営業担当者のプレゼンテーション能力の向上
及び人材育成を目的に、同発表会を以下の通り開催し、10 会員 21 名が参加した。
また、将来的な販売協力や商品情報の共有化のため、併せて商品披露会を開催し
た。
【第 2 回販売プレゼン発表会及び商品披露会】(10 月 30 日 KKR ホテル東京)
プレゼン発表会発表者 7 会員 11 名(9 発表)
① 最優秀賞
 九州乳業株式会社 営業企画部
「毎日、ウコン 125ml」
② 優秀賞
 よつ葉乳業株式会社 道東営業所
「特選牛乳シリーズ」
③ 優良賞
 よつ葉乳業株式会社 道北営業所
「パンにおいしい(よつ葉・発酵)バター」
 山陽乳業株式会社 営業部営業課
「ブルーベリーヨーグルト、アロエヨーグルト」
(3) 販売担当責任者会議の開催
各地域の市場動向の把握と販売面の課題を共有するため、同会議を以下の通り
開催し、東京会場 7 会員 7 名、大阪会場 10 会員 13 名が参加した。
【平成 24 年度販売担当責任者会議】
(東京:1 月 29 日 情報オアシス神田、大阪:1 月 30 日 チサンホテル新大阪)
議案
① 市場動向について
② 来年度の方針、課題等について
5) 商品開発に関する事業の実施
(1) 商品開発・マーケティング研修会の開催
商品開発事業推進の一環として、商品の企画・開発の基礎知識を習得するとと
もに、参加者のさらなるスキルアップを図るために、同研修会を以下の通り開催
し、9 会員 16 名が参加した。
【平成 24 年度商品開発・マーケティング研修会】
(10 月 29~30 日 KKR ホテル東京)
演題・演習:「商品マーケティングの理解と商品開発の進め方」
6. 地域農協乳業協議会との連携
1) 各種事業の連携
各種事業を各地域農協乳業協議会と連携して積極的かつ強力に推進するため、地域
農協乳業協議会事務局担当者会議及び各地域ブロック会議を開催した。今年度は当協
会の一般社団法人移行後の事業取組みについて意見交換を行うとともに、平成 24 年
度事業の内容について周知を図り、会員の各種事業への参加促進を図った。
また、会員間の連携強化と製造現場において顕在化している課題を共有し、その解
決につなげるために製造担当者等を対象とした研修会を中国・四国・九州地域農協乳
業協議会との共催で以下の通り開催した。
【中国・四国・九州地域農協乳業協議会製造実務者研修会】
(11 月 20 日 熊本県酪連 熊本工場)
内容
(1) 熊本県酪連 熊本工場 施設概況説明
(2) 熊本県酪連熊本工場視察研修
(3) 課題提供 「5S の職場活動への浸透について」
(4) 意見交換
【第 2 回中国・四国・九州地域農協乳業協議会製造実務者研修会】
(3 月 14~15 日 山陽乳業㈱)
内容
(1) 山陽乳業㈱施設概況説明
(2) 山陽乳業㈱工場視察研修
(3) 課題提供 「工場事故撲滅のために」
(4) 意見交換
(5) アヲハタ㈱視察研修
2) ブロック会議及び地域協議会事務局担当者会議の開催
標記会議を以下の通り開催した。
【地域農協乳業協議会事務局担当者会議】(7 月 3 日 山東ビル貸会議室)
議案
(1) 平成 24 年度事業について
(2) 平成 24 年度地域農協乳業協議会助成金について
(3) 各地域農協乳業協議会の状況報告及び要望について
【地域農協乳業協議会ブロック会議】
【北海道・東北】(7 月 23 日 メルパルク仙台)
【関東】(7 月 31 日 エッサム神田ホール)
【北陸】(8 月 4 日 ANA クラウンプラザホテル新潟)
【東海】(7 月 25 日 名古屋ルーセントタワー)
【近畿】(7 月 27 日 ニューオオサカホテル)
【中国・四国・九州】(7 月 20 日 ホテルセントラーザ博多)
議案
(1) 平成 24 年度事業について
(2) 協会の現状と今後の在り方について
(3) 最近の牛乳乳製品の需給・消費動向について
【平成 25 年度事業説明会】
(西日本:2 月 5 日 ホテルセントラーザ博多、東日本:2 月 13 日 KKR ホテル東京)
議案
(1) 一般社団法人への移行と平成 25 年度事業の骨子について
(2) 平成 25 年度(初年度) 事業計画・収支予算(案)について
7. 組織強化対策の実施
1) 近代化対策事業の実施
(1) 経営改善に向けた事業の実施
① 経営改善等に向けた現地指導支援の実施
会員の経営改善を図るため、経営高度化や品質管理の向上、新商品開発等の
現地指導の支援を 7 会員に対し行った。
ア. 東毛酪農業協同組合
オ. 淡路島酪農農業協同組合
イ. 新潟県農協乳業株式会社
カ. やまぐち県酪乳業株式会社
ウ. 農事組合法人出雲崎酪農組合
キ. 熊本県酪農業協同組合連合会
エ. 美濃酪農農業協同組合連合会
② 平成 24 年度経営者研修会・意見交換会の開催
乳製品の世界及びアジアでの需給並びに国内の生乳需給動向等の認識の深耕及
び農協系乳業の連携強化等のため、同研修会・意見交換会を以下の通り開催し、
14 会員 20 名が参加した。
【平成 24 年度経営者研修会・意見交換会】(1 月 24 日 学士会館)
○研修会
演題:「ニュージーランドの酪農とフォンテラの役割」
演題:「平成 25 年度生乳需給の課題等について」
○意見交換会
講演を踏まえた意見交換会
(2) 乳業再編整備促進事業の推進
一般社団法人日本乳業協会と連携し、9 月に全国 6 か所で開催した乳業再編事
業説明会に協力したほか、事例調査等を行う乳業再編サポートチームに参加し、
乳業再編整備促進事業の推進を図った。
2) 製造物責任法対策事業の実施
製造物責任法に係る不測の事故等に対応するため、会員の PL 保険加入の推進を図
った。
3) 会員への協力・協賛
淡路島酪農農業協同組合が主催した酪農・牛乳祭りに出席するとともに、協力・協
賛を行った。
4) 乳酸菌、会員マーク・会員パッケージの管理事業
協会が保有する乳酸菌の維持管理及び関連情報の提供等を行うほか、会員マーク・
会員パッケージの普及を図るため導入会員との連携強化の推進を図った。
8. 関係団体との連携
1) 関係団体の役員・委員等への就任
社団法人日本酪農乳業協会、一般社団法人日本乳業協会等の各種委員会委員として
会議等に出席した他、会員から委員を推薦して酪農乳業の課題に取り組んだ。
2) 関係団体の各種事業への協力
関係団体が実施する各種事業に対し必要に応じ協力した。
3) 関係団体の情報の提供
関係団体とは連携を図るとともに積極的な情報交換等を行い、各団体から得られた
有益な情報及び成果物等を各会員へ配布した。
9. 総会・理事会
当協会定款に基づき、総会・理事会を以下の通り開催した。
1) 総会
【平成 24 年度(第 26 回)通常総会】(6 月 15 日 KKR ホテル東京)
議案
第 1 号議案 平成 23 年度(第 26 年度)事業報告及び決算の承認に関する件
第 2 号議案 平成 24 年度(第 27 年度)事業計画及び収支予算の承認に関する件
第 3 号議案 平成 24 年度(第 27 年度)会費の額及びその徴収方法の承認に関する件
第 4 号議案 役員報酬決定の承認に関する件
第 5 号議案 役員選任の承認に関する件
第 6 号議案 一般社団法人全国農協乳業協会定款(案)の承認に関する件
第 7 号議案 一般社団法人移行に伴う公益目的支出計画等申請書類(案)の承認に
関する件
【平成 24 年度第 1 回臨時総会】(10 月 11 日 KKR ホテル東京)
議案
第 1 号議案 役員補欠に伴う役員選任の承認に関する件
第 2 号議案 役員の報酬等の支給基準の承認に関する件
【平成 24 年度第 2 回臨時総会】(3 月 22 日 (社)全国農協乳業協会)
議案
第 1 号議案 平成 25 年度事業計画及び収支予算の承認に関する件
第 2 号議案 平成 25 年度会費の額及びその徴収方法の承認に関する件
第 3 号議案 役員報酬決定の承認に関する件
2) 理事会
【平成 24 年度第 1 回(第 113 回)理事会】(5 月 23 日 KKR ホテル東京)
議案
(1) 一般社団法人への移行について
(2) 平成 24 年度(第 26 回)通常総会提出議案について
(3) 平成 24 年度(第 26 回)通常総会の招集について
(4) 一般社団法人移行に伴う規程の制定について
【平成 24 年度第 2 回(第 114 回)理事会】(6 月 15 日 KKR ホテル東京)
議案
(1) 常勤役員報酬額の決定について
(2) 一般社団法人への移行認可申請について
(3) 一般社団法人移行に伴う規程の制定について
【平成 24 年度第 3 回(第 115 回)理事会】(9 月 19 日 (社)全国農協乳業協会)
議案
(1) 臨時総会に提出する議案について
(2) 臨時総会の招集について
【平成 24 年度第 4 回(第 116 回)理事会】(10 月 11 日 KKR ホテル東京)
議案
(1) 一般社団法人への移行に伴う規程の制定について
(2) 会費の減額要請の対応について
【平成 24 年度第 5 回(第 117 回)理事会】(12 月 6 日 KKR ホテル東京)
議案
(1) 平成 24 年度事業実施状況について
(2) 平成 25 年度事業計画について
(3) 一般社団法人への移行に伴う規程等の制定について
(4) 一般社団法人への移行に伴う責任限定契約書(案)について
【平成 24 年度第 6 回(第 118 回)理事会】(3 月 7 日 KKR ホテル東京)
議案
(1) 平成 24 年度事業報告及び見込決算について
(2) 平成 24 年度第 2 回臨時総会提出議案について
(3) 平成 24 年度第 2 回臨時総会の招集について
(4) 一般社団法人移行に伴う規程等の制定について