平成 21 年度第5回藤沢市行政経営改革協議会

平成 21 年度第5回藤沢市行政経営改革協議会
課
日時
2010 年1月 28 日(木)午後 1 時 30 分
場所
市役所新館7階第3会議室
題
(1)平成 21 年度藤沢市事業仕分け結果及び市方針について
(2)経営戦略プラン取組項目実施計画の進捗状況について
(3)第 3 次行政改革継続 12 課題の進捗状況について
委員長
ただいまから第 5 回藤沢市行政経営改革協議会を始めます。
本日の協議会は公開となっており、傍聴者もおりますので、資料の取り
扱いについて、お諮りいたします。本日の資料は 2 月 5 日に開催される行
政改革等特別委員会への提出資料と同じ内容のものとなっておりまして、
提供ということでよろしいでしょうか。
(「異議なし」の声あり)
委員長
それでは、資料提供といたします。
本日も限られた時間での審議となりますが、貴重な意見等をいただきた
いと思います。
それでは、議題(1) 平成 21 年度藤沢市事業仕分け結果に対する市
方針について、事務局の説明をお願いします。
事務局
事業仕分けについては、昨年 7 月に本市では初めて実施いたしました。
行政経営改革協議会の委員と構想日本等で構成される仕分け人によって、
1 事業約 30 分程度という限られた時間に 26 の事業についてさまざまな意
見が交わされ、不要、民間、国・県、要改善、現状維持という 5 つの区分
の中から仕分け結果が導き出されたというものです。この仕分け結果につ
いては、外部の幅広い視点からの貴重な評価として受けとめ、スクラッ
プ・アンド・ビルドの手法により仕分けされた事業の今後の方向性につい
て、慎重に精査し、導き出した本市としての方針を報告させていただくと
いうものです。(資料1参照)
仕分け結果、不要 5 事業、民間 3 事業、市(要改善)16 事業、現行 2
事業でした。市の方針については廃止 1 事業、民間 1 事業、改善 18 事業、
再構築 5 事業、現行 1 事業といたしました。再構築というのは、本市独自
の概念と考えておりますが、今後の方針を検討していく中で、仕分けの対
象とした事業の中だけでは課題の解決に至らない場合、その関連する事業
等も含めてスクラップ・アンド・ビルドの視点から再構築を行ったと考え
るものです。
それでは、個々の事業に共通する様式について、1の派遣研修費を例に
取りまして、ご説明いたします。上から事業名、担当課、仕分け人の評価
の人数の内訳と主なコメントを記載しております。その下に仕分け結果を
踏まえての市の今後の方針及び事業費について記載しております。なお、
22 年度の事業費については、あくまでも現時点の想定額を記載しており
ます。派遣研修費の仕分け結果は「要改善」、市の方針も「改善」です。
今後の方針では、研修の前に本人の目的意識や所属長の派遣意図をより明
確に示させるとともに、受講後にはその満足度や達成度を自己評価できる
ように提出書類の様式等を見直すことで、研修成果の把握に努めるように
1
改善を図るとしたものです。
2の「地域市民の家維持管理費」の仕分け結果は「要改善」、市の方針
も「改善」で、今後の方針については、市民センター・公民館への権限移
譲を行うため、市民の家の土地建物財産を各市民センター・公民館に移管
する。また、公共施設マネジメント白書を補完する市民の家の最新の利用
状況の資料を作成し、地域経営会議に提供するとともに、地域経営会議で
は、それらの資料を踏まえて今後の市民の家のあり方について検討してい
ただき、そこから提案された方策について指定管理者とも協議をし、柔軟
に対応していきたいと考えます。
3の「文書館運営費」は、仕分け結果は「要改善」、市の方針も「要改
善」です。今後の方針は、行政文書の適切な保管に努め、条例に基づき公
開提供を推進していく一方で、市民に開かれた文書館を目指し、歴史資料
等のデジタルアーカイブ化や図書館等市内関連機関と相互利用のための
情報ネットワーク化を図り、資料の公開を進めていくという内容となって
おります。
4の「高齢者入浴助成事業」及び5の「高齢者医療助成費」は、どちら
の事業も仕分け結果は「不要」、市方針は「再構築」となっております。
なお、高齢者医療助成費のところの米印は、仕分け時にコーディネーター
の加点等により仕分け結果が確定したことをあらわしております。以下の
事業についても同様に表示をしております。この 2 つの事業は、それぞれ
単独の事業の中だけでは課題の解決に至らないということから、関連する
事業も含めてスクラップ・アンド・ビルドの視点から再構築を行ったもの
です。
今後の方針は、高齢者入浴助成事業及び高齢者医療費助成事業は、高齢者
福祉施策の中で廃止及び再構築を行いながら、高齢者いきいき交流事業、
ふれあい入浴事業及び福祉バス運行事業を平成 22 年 10 月より新規に実施
をしてまいりたいと考えております。次ページの表に既存事業が上段、新
規事業が下段の 3 事業ですので、内容はご参照いただければと思います。
6の「心身障害者介護手当」は、仕分け結果は「不要」、市の方針は「再
構築」です。今後の方針は、介護者の身体的、精神的負担を軽減するため
に入所施設やケアホームなどの施設整備といった事業の基盤整備や運営
費の助成について、事業所等と協議して充実を図ることにより、事業の再
構築を図っていくというものです。なお、この介護手当については、障害
福祉サービスの充実が図られた後、廃止をしたいと考えております。
7 の「母子福祉資金貸付金」は、仕分け結果は「不要」、市方針は「再
構築」、今後の方針は、県の母子・寡婦福祉資金貸付制度の活用を進めるこ
2
とにより、本市の貸付金制度については廃止をしたいと考えます。母子家
庭の母親が教育訓練講座を受講した際の自立支援教育訓練給付金を増額
することにより、母親の就労を支援し、自立を促進してまいりたいと考え
ます。
8の「非行防止推進活動費」は、仕分け結果は「要改善」、市方針「改
善」、今後の方針は、豊かな市民力、地域力を生かし、地域・学校・家庭、
そして警察関係団体と連携しながら、非行防止活動の輪を広げ、成果指標
についても青少年の補導件数及び犯罪件数の減など明確に設定をしてま
いりたいと考えております。
9の「湘南藤沢まちかど音楽祭事業費」は、仕分け結果「要改善」、市
方針「再構築」で、今後の方針は、まちかど音楽祭事業は、商店街への新
たな集客、商店街の内部結束による組織強化などをこれまで図ってまいり
ましたが、開始から 6 年が経過していることから、イベントへの支援事業
である商店街ステップアップ事業補助金とあわせ見直しを行い、商店街み
ずからの提案による販売促進等に積極的に取り組む「(仮称)商店街活性
化支援事業」として、再構築したいと考えております。
10 の「野菜生産出荷対策事業費」は、仕分け結果「要改善」
、市方針「改
善」、今後の方針は、本事業は全農業者を対象とし、所得補償的な要素も
大きいことから全面的な見直しは困難であると判断いたしまして、段階的
な縮小に取り組んでいくとともに、湘南野菜のブランド化やPR、地産地
消の推進、地方卸売市場の民営化の検討にあわて、農業全体に係る全体の
補助金等について統合、見直しを検討してまいるものです。
11 の「地方卸売市場事業費特別会計繰出金」は、仕分け結果「民間」、
市方針も「民間」で、今後の方針は、平成 21 年度に導入した指定管理者
制度の検証を行うとともに、民営化の可能性について引き続き検討してま
いります。
12 の「総合交通体系推進業務費」は、仕分け結果「要改善」
、市方針「改
善」、今後の方針は、総合交通体系施策やビジョンを市民に公開するとと
もに、県や近隣市町と連携して広域的な公共交通体系の推進に取り組んで
まいります。
13 の「住宅環境整備事業費」は、仕分け結果は「要改善」、市の方針も
「改善」、今後の方針は、「市営住宅長寿命化計画」を策定し、団地ごとに
良質なストックとして維持・活用するものと老朽化住宅など用途廃止し、
整理統合するものなどを区分けし、団地再生の考え方を示すとともに、既
存ストックの有効活用を図りながら、新規の住宅については民間活力を最
大限活用してまいりたいというものです。
3
14 の「住宅災害防止資金貸付金」は、仕分け結果「要改善」
、市方針「廃
止」、今後の方針は、事業発足当時と比較し、公共施設のインフラ整備が
格段に進んだことにより、ここ 4 年間の新規利用者がないことから、当初
の目的及び役割はおおむね達成したと判断し、廃止をするものです。なお、
過年度の融資利用者に対する利子の補助については、継続したいと考えて
おります。
15 の「緑の広場設置事業費」は、仕分け結果「要改善」、市方針「改善」、
今後の方針は、市民センターを軸に、地域力による維持管理を進めるとと
もに、家庭菜園については公平性、受益者負担の原則から実費徴収を段階
的に導入したいと考えております。また、今後、市民センター及び公民館
で管理団体の設立に取り組んでまいります。
16 の「違法駐車対策費」は、仕分結果「要改善」、市方針「改善」、今
後の方針は、交通誘導警備委託を廃止することにより、事業費の圧縮を図
るとともに、駐車監視員との連携を図りながら、迷惑駐停車の減少を目指
してまいります。
17 の「狭あい道路整備事業費」は、仕分け結果は「現状維持」、市方針
は「現状維持」で、今後の方針は、地域経営会議で路線的整備が必要な路
線についての意見を集約し、地域が主導して事業を実施してまいりたいと
考えております。
18 の「可燃ごみ収集費」は、仕分け結果は「要改善」、市方針も「改善」、
今後の方針は、個別収集はよりコスト削減を図るため、2人乗務の拡大を
含めた収集体制の見直しの検討を継続して行うとともに、資源品目別戸別
収集の実施に向けて平成 22 年度に試行的に実施をしてまいりたいと考え
ております。
19 の「北部焼却施設管理費」は、仕分け結果は「要改善」
、市方針も「改
善」、今後の方針は、1号炉についてはPFI事業として継続実施し、2
号炉については、湘南東ブロックごみ処理広域化実施計画などにより、平
成 25 年度からの解体及びバイオガス化施設の整備について検討してまい
りたいと考えております。
20 の「学校給食単独校運営管理費」は、仕分け結果は「民間」、市方針
は「改善」、今後の方針は、学校給食全体の質を維持し、安全な給食の提
供を実施することを前提とし、今後の西部学校給食合同調理場の対象校の
単独校化にあわせてアレルギー対策等のさまざまな対応を図る中で、給食
調理業務の一部についての業務委託も含めた検討を進めるものです。
21 の「清掃業務委託料」は、仕分け結果は「不要」、市方針は「改善」、
今後の方針は、教育総務部内にトイレ清掃に関する検討委員会を設置し、
4
現在検討をしておりますが、教育委員会としては教育的な観点からの児童
生徒によるトイレ清掃は大きな意義があると考えており、平成 22 年度か
らの全校実施に向け、さらに検討を進めてまいります。
22 の「藤沢市教育史編さん関係費」は、仕分け結果は「要改善」、市方
針も「改善」、今後の方針は、児童生徒を対象とした教育史読本の発刊、
教育史研修講座並びに年次研究紀要の充実、教育史を資料とした授業の積
極的な支援、広報、ホームページの充実などに努めてまいりたいと考えて
おります。
23 の「公民館事業費」は、仕分け結果は「民間」、市方針は「改善」、
今後の方針は、地域の市民力を活かして、平成 22 年度湘南台公民館で地
域住民による自主運営方式を先行実施し、その検証に基づき 23 年度には
他の併設公民館でも同様の方式への移行を目指すものです。先行実施に当
たっては社会教育事業の企画実施、学習相談・公民館まつりなどの業務を
地域の市民力に委ね、地域経営会議との連携・協働を目指していくもので
す。
24 の「学校体育施設開放事業費」は、仕分け結果は「要改善」、市方針
も「改善」、今後の方針は、体育館開放に伴う電気料金の実費相当額を利
用者負担とする受益者負担の導入を図るとともに、非常勤の管理指導員配
置を見直し、利用者による自主管理方式の導入を図ってまいります。
25 の「総合市民図書館運営管理費」は、仕分け結果は「現状維持」、市
方針は「改善」、今後の方針は、第3次行政改革の中ではこれまで正規職
員を削減し、図書業務員の拡充とボランティアの拡大を図ってまいりまし
たが、市民力の活用をさらに一歩進めて、NPOなどの結成と協働による
「市民主体」の運営形態を目指してまいります。平成 22 年度は NPO 等
の設立支援などを行ってまいります。
26 の「市民ギャラリー管理費」は、仕分け結果は「要改善」、市方針も
「改善」、今後の方針は、使用料については公共料金の見直しとあわせて
受益者負担の適正化を図るとともに、北部方面での拠点施設として湘南台
公民館の活用を検討してまいります。また、新しい公共施設の整備等にあ
わせ利用効率を拡大した新たな市民ギャラリーを併設した施設というも
のもあわせて検討していくものです。以上です。
会長
続いて、犬山副会長からの質問・回答をお願いします。
事務局
それでは、まとめたものを朗読させていただきます。(資料「質問・回
答」参照)
「質問」
平成 21 年度事業仕分けの総括をお願いします。従前からの
行政一般あるいは事務事業の計画づくりと執行に与えた影響とその具体
5
例、平成 22 年度予算策定上の効果(事務事業の変更、削減額・人員等)、
事業仕分けの方法自体の改善点、平成 22 年度事業仕分けのやり方等
「回答」 事務事業の計画づくりと執行に与えた影響としましては、事
業仕分けの考え方を生かした事業再構築による事業選択を、昨年9月1日
に示した「平成 22 年度予算編成方針」中に明記して新たに実施しました。
その具体例としては、事業の再構築を行った例としては、高齢者入浴助成
事業費と高齢者医療助成費では、はり・きゅう・マッサージ治療助成事業
等の他の高齢者に対する事業で仕分けを行わなかった関連する事業も含
めて見直しを行い、高齢者いきいき交流事業やふれあい入浴事業を新設し、
本年 10 月より実施していく計画です。
予算策定上の効果としては、仕分けによって直接財源的な効果と想定さ
れるものは高齢者入浴助成事業費と高齢者医療助成費、母子福祉資金貸付
金、湘南まちかど音楽祭事業費、野菜生産出荷対策事業費、住宅災害防止
資金貸付金、違法駐車対策費の合計で、おおむね 5,000 万円程度と想定し
ております。
事業仕分け自体の改善点としては、より多くの市民の意見が反映できる
よう仕分け人の構成を検討し、多くの方が傍聴に来られるようPRにも努
めていきたいと考えています。平成 22 年度の事業仕分けについては、対
象事業数を増やし、さらに市民の目線による仕分けを行うための手法も検
討していきます。
会長
それでは、質問、ご意見をお願いします。
委員
きょうの協議会は、事業仕分けの報告を聞いたということなのか、それ
とも我々がそれ以外に提言することによって、それが次回の協議会に反映
されるのか。
事務局
平成 22 年度に向けての事業の組み立てということで、予算等が伴いま
すから、基本的には報告とお考えいただきたいと思いますが、事業の組み
立てに関する考え方、あるいは事業仕分けそのものの運営方法とか、来年
等今後に生かしていける部分についてご意見、アドバイス等を賜れれば極
力次年度以降に反映させていきたいと考えます。
委員
22 年度の事業費が想定額となっているが、これは次の議会で予算化さ
れる原案と考えていいのかどうか。
事務局
そのとおりです。
委員
事業仕分けが今年初めて取り組まれたが、その事業仕分けの結果と市の
方針はほぼ重なっていると見ていいと思うが、4から7までは「再構築」
となっているが、どういうふうに再構築されていくのかがまるで見えない。
高齢者入浴助成で問題にしたのは、3つの公衆浴場に 3,000 万円出ている
6
が、それが経営助成であれば経営助成として予算化すべきであって、高齢
者に入浴券を渡してチェックして補助するということでなくやったらど
うかということで、見直そうということでも高齢者いきいき交流事業に変
わったが、そのお金の出し方として、仕分けのときは高齢者入浴助成とい
うのは一人ひとりの有資格のお年寄りにお配りして使った実績に応じて
公衆浴場に補助金を払うということでしたが、今回は、高齢者いきいき交
流事業が平年化した場合は2億 1,700 万円になるとあるが、どういう内訳
で、どういうお金の経路で事業者に入っていくのか。
事務局
入浴助成事業とはり・きゅう・マッサージは券を使った事業で、はり・
きゅう・マッサージ券については 75 歳以上の方に、受診したときに1枚
ずつお使いいただく。1枚お使いいただくときに自己負担が入浴の場合は
150 円でしたが、はり・きゅう・マッサージの場合は1回 900 円払ってい
ただく。年間 12 枚で行っておりました。それ以外にも高齢者医療費助成
とか高齢者のバス利用費助成とか地域入浴助成、敬老会事業を高齢者施策
として見直しを行い、高齢者いきいき交流事業として 70 歳以上の方に 200
円券を 60 枚、1万 2,000 円分出すことにいたします。その券をそれぞれ
が利用したいところでお使いいただくということで、例えば公衆浴場に行
ってその券を使う、あるいは老人福祉センターの入浴でも使えますし、は
り・きゅう・マッサージに使いたいという方はそこで使えます。助成券を
それぞれ利用したいものに使っていくという形に切り替えたわけです。そ
れ以外に新たにスポーツ関係の八部、秋葉台、秩父宮、石名坂の施設で使
えることで、健康増進の目的とする事業に切り替えたものです。
委員
それが2億円になるというのは、例えば1万 2,000 円掛けるという単価
ですか。
事務局
今、一番利用されている高齢者のバス利用券については 50%程度です
が、この一番高いものを参考に積算をしております。
委員
50%を利用するという前提で予算を組んでいるということは、お風呂、
はり・きゅうも 50%と見ているのか。
事務局
1万 2,000 円券をそれぞれお配りして、その利用者数が 50%と見込ん
でいます。
委員
各事業別の積算根拠は出せますか。
事務局
今の段階ではどこに使われるか想定しておりません。入浴券については
従来から利用者数が数%と少ないので、利用者数については少ないだろう
という見込みはされるけれども、どれだけの方が入浴券を利用されて、ど
れだけの方がはり・きゅうに行くか見込みは立てておりません。
委員
民間では若干のマーケットサーベイがあって予算が組まれていくが、率
7
直に言って、有効に活用してもらうならいいが、しばしばそのチケットが
不特定多数に渡って、しかも事業者にはそれが入って補助金の対象になる
というような不透明性は排除してほしい。1 度、サンプリングで本当にそ
の人が使っているかどうか、抜き取りでもやることぐらいしないと、高齢
者入浴のときに疑義かあったと同じようなことが起こらないか心配する
ので、その点、ぜひ検討してください。
委員
前にも言ったと思うが、無料券というのはどうなのか、金券になりかね
ない。国民健康保険と同じように、1 割でも 2 割でも個人負担を考えても
いいのではないか。
事務局
はり・きゅう・マッサージの場合も今まで 3,000 円の受療券に対して
900 円の負担をしていただくことになっておりました。今回も、1 万 2,000
円券の合計額はあるのですが、1 回あたりに使える枚数を 10 枚と限って
おりますので、はり・きゅうを受けるときには 3,000 円が基本料金とのこ
とで、鍼灸師会と協定を結んでおりますので、使うときには 1,000 円は自
己負担という形になっております。
委員
今後、事業仕分けはどう展開するつもりですか。次に展開されるとすれ
ば、検討をしていただきたい 1 つは、事業仕分けに取り組む事業の領域を
ある程度分けていただきたい。それから戦略的、長期的な事業に相当する
ものと、短期的な事業に相当ものと 2 つに分かれているのを同じテーブル
の上で、事業仕分けにイエスかノーかという話をすると、要改善とか再構
築とかそういう項目にいくような感じになるので、事業仕分けの当事者と
して考えました。
もう 1 つは、事業仕分けの対象を選択するときに、高齢者の対策で、今、
高齢者並びに身体障害者が自宅介護を望まれる方が意外に多いし、家族も
一生懸命介護するという家庭も多いと思うけれども、行政が何でもかんで
もまとめて対応するには箱物その他の関係から言って限界がある。もし家
庭介護を望まれる方は、それはそれで対応策をある程度考えてやるべきで
はないか。そうすることによって、ある場合は介護施設に集約するよりも
コストが安くつくかもしれない。その家庭介護に当たる方に、例えば幾ら
か手当を出すという話になってくると、また個人に手当を出すのはとんで
もないという話になりかねない。その場合は介護に必要な料金を支援する
という形で対応したらどうか。申し上げたいのは、事業仕分けに乗せる対
象事業はもう少し基本的な方向づけをきちんと討議する必要があるので
はないか。事業仕分けに取り組んでいくなら頭に置いておいていただきた
い。
今回の事業仕分けの方向づけを見ると、仕分け結果と今後の方針が意に
8
反している表現が2~3見受けられる。例えば市民図書館運営管理費とい
うのは、要改善、現状維持ですけれども、事業費はふくらんできている。
それから公民館事業費に対しても同じように、民間とか要改善となってい
るが、今後の方針では違う方向づけになっているけれども、それはどうな
のか。これは仕分け結果のコメントに沿って、方針が策定されるような文
にしておいた方がいいのではないか。
事務局
今後の展開ということでは、22 年度についてはできれば続けたい。そ
のときに事業の領域の区分と整理は、おっしゃるとおりで、昨年、初めて
やったときに、どういう事業をどう抽出するかで苦労したのですが、長期
的な部分と短期的な部分で考えるファクターは必要で、去年、それをやり
ながら考えたつもりですが、22 年度やる場合については、その視点を入
れながら考えてまいりたい。
介護手当については、金銭給付的なものだけで物事が解決するというこ
とではなくて、前提条件としてのものを持って整備をしていくことが大事
である。それを検証して現在の手当制度をどのようにしていくのか、きち
んと考えていきたい。基本的に条件整備がされれば廃止という方向性は出
しましたが、現実問題として在宅介護を望まれる方がたくさんいて、それ
に対する支援もなおざりにできないという検証結果が出れば、そういった
ものに即した方向性を考えるべきであろうと考えます。
方向づけの部分についてですが、図書館と公民館を例にしてお話があり
ましたが、事業費がふくらんでいるのは、総合市民図書館は 21 年度 3 億
4,900 万で、22 年度が 3 億 6,000 万と若干ふくらんでおります。公民館に
ついても 21 年度が 2,800 万円、22 年度が 3,700 万円で、この 2 事業につ
いては基本的に市民力に運営を委ねてまいりたいということから、その前
提条件をつくっていくところから始めていかないと、市民力に委ねるとい
っても委ねられた市民の方が戸惑うばかりですので、組織力そしてその中
の人への手当等の環境整備を整えるために、一定の準備の部分も必要です
ので、22 年度にはある程度経費を組ませていただいているということで
す。今後の方針の部分で、確かに整合しない部分もあります。主なコメン
トの部分については、仕分け人が 1 班 6 名でしたが、その 6 名の意見をラ
ンダムに拾っている部分で、仕分け結果に必ずしも沿うものばかりではな
いというところもあって、各論的に突き詰めている部分等もあって、我々
が方針を考える際には、当然、主なコメントに沿って答える形で考えてい
るのですが、直接、対比すると考えられない部分がありますので、その部
分はご容赦いただきたいと思います。
委員
市民から具体的な反応があったらお知らせください。
9
事務局
当日、アンケートは取ったのですが、傍聴者は 100 名強で、アンケート
に応募いただいたのが 43 名でした。例えば「事業シートはわかりやすか
ったですか」という問に対して「わかりやすかった」が 10 人、普通 18
人、わかりにくかった 12 件で、
「市側の対応、答弁はどうでしたか」につ
いては、適切だった、やや適切だったを合わせて 17 件、やや不適切が 15
件、不適切が 2 件、それから仕分け人の質問とか意見についてどうだった
のか、適切だった、やや適切だったを合わせると 28 件、やや不適切、不
適切を合わせると 10 件と、おおむねその場の雰囲気を見ると、何となく
突っ込む方も答える方もうまくやれていたと思うという意見が多かった
です。特記事項として今後どうするのかというのもあるのですが、具体的
な部分についてはアンケートの中にはありませんでした。その後、メール
とか電話での部分も特段ありませんでした。
委員
この「平成 21 年度事業仕分けの結果及び市方針」は公開されるのか。
事務局
市議会行政改革等特別委員会が 2 月 5 日に予定されており、その中でご
報告をしていきたい。と同時にホームページ等で公開して、広報でも区切
りのいいところで掲載したいと考えています。
委員
見た印象として、仕分けた結果が 5,000 万円ということで、もうちょっ
と抜本的な感じが仕分けの主たることであるのではないかと勝手に思っ
ているのですが、さらに 26 項目のうち市の仕事でなくなるのが 2 つ、1
つは卸売市場を民営化する、もう 1 つは住宅災害防止貸付金制度をやめる。
残る 24 の事業は市の事業として継続するということで、26 分の2という
ことも結果としては、仕分けというのはインパクトのあることをやるのが
仕分けではないかと思って見ました。
それから 11 番の卸売市場が 63 の活性化というテーマで、23 年度には
めどをつけて、24 年以降は、できるものなら民営化していきたいと言っ
ている。これと仕分けの観点と仕分けの結果ですが、個人的に言うと可能
性の検討をこれからしばらく続ける、あるいは可否を検討するということ
よりもやるんだったら、可能性の検討ではなくて、何かをやるという前提
でどうするかということにしないと、以外に進まないというか、検討して
いる間に何も起きないとなってしまう。民間に移すということは来年度の
1 億 5,695 万円が再来年にはゼロになりますと、多分そうはいかないでし
ょう、ある程度の補助金とか助成をしないと、民営化できないだろうと思
うけれども、完全民営化でやるなら、11 番の事業費は近い将来ゼロにな
ると、それが大きな仕分け結果になるのかなと思うので、ポイントとして
は 63 の位置づけと、ここでの位置づけと、結果として仕分けをしたけれ
ども、可能性を検討した上でこういう決断をして、それに向かって進んで
10
いくということなのかなという印象です。
委員
市の方針も改善、今後の方針も来年度に向けての取り組みを含めて公開
するということだが、結果もどこかで総括というか、来年度が終わってこ
れだけ方針を立てたけれども、実はできなかったとか、いろいろな理由が
考えられると思うが、総括あるいは分析はどこかでやるんですか。
事務局
どのタイミングでどう総括していこうかという具体的な計画はまだ立
っておりません。とりあえず方向性を出して、22 年度に予算を反映させ
ていきながら、22 年度にどこまでできるのか、明確に 22 年度からこうい
う事業に姿を変えていくという部分については、結果を検証すればいいの
ですが、検討していく段階でどこまでなのかという区分けが難しい部分が
あります。ただ、やってやりっぱなしではないので、どこまでできてきた
のかというのは、定期的に検証していく必要はあると思います。それをど
ういった形で外にあるいは協議会に対してお話をしていくのかというこ
とについては検討させていただきたいと思います。
委員
国のレベルと違うのは、国は政策的な要素がある事業仕分けだったけれ
ども、我々のは全くの事業仕分けです。政策仕分けは市役所の中でやって、
その結果の中でぶら下がっている事業はどうかということを市民委員が
判断するというのが本来だと思うので、来年以降はそれを期待している。
ここでの仕分けは何の権限もない、市の政策に参考としてくれというぐら
いで、みずから設定した事業仕分け委員会であったけれども、本来、議会
が仕分けを評価する事柄であって、事業仕分け委員会にやってみてくれと
いうだけの話だったと思う。そのわりには藤沢市は 26 事業に対してはそ
れなりに検討されて、一定の回答を出されたという評価はしたいが、それ
がいいか悪いかの権能を有していない。ただ、いいことは市議会の行革等
特別委員会の前に我々にまず見せてくれて、今までのPDCAサイクルで
いくと、いつも最後にこんなことでしたと、それが途中に入れてくれたと
いうことは、行革協議会の前進だと評価したい。
委員
例えばプロのコンサルタントにこういったものの仕分けのハウツウと
か可能性というか、ほかの市町村の事例をよく知っている人、あるいは実
際にどうすればこういったことがやめられるかとか、やめたら何が起きる
かをよく知っているプロがいるのではないかと、それは調査会社なのかわ
からないが、そういう人に一度こういったものの代替案を見てもらうと、
ちょっと違う意味でアクションプランにつながるものになるのではない
かという気がする。
委員
我々市民は別として、市の財政の課長がコーディネーターをしたり、学
者がいたりしたから、一定のプロの目があって、我々の立場は市民目線と
11
いう 2 つが市民の前にさらされているという緊張感の中で議論したけれ
ども、来年どうやるかについてはまだ煮詰まっていなくて、意見を求める
というのであれば、改めて我々が議題として上げることはできると思いま
す。
会長
事業仕分けはもともとはカナダのクレティン首相が 93 年に政権交代し
たときに始めたのがヒントなんです。カナダは 93 年も財政赤字で、危機
的な状況だったので、そのときに何かしようと、新政権が財政機関を持っ
て始めてから 3 年後に黒字になったんです。最初、連邦だけでやっていた
ときにはうまくいきなかったんです。最後は首相の決断で、省庁別の事業
仕分けをしたのですが、一番大きいところは 7 割の予算削減をした。最終
的には政治がどう判断するかというのが仕分けの成功かどうかの決め手
だと思う。一時的ですけれども、プログラムレベルできちんと見ていき、
カットしていかないと財政健全化なんて無理です。結局、個別のいい、悪
いになってしまって全体としてはぐちゃぐちゃになってしまう。その辺を
含めて今後、導入するなら考えていく必要があろうかと思います。
ほかにありませんか。
ないようですので、議題(1)を終わります。
××××××××××××××××××××××××××××××
会長
次に、議題(2)経営戦略プラン取組項目実施計画の進捗状況について、
説明をお願いします。
事務局
この実施計画は、昨年6月の行政改革等特別委員会で報告した計画です。
前回(12 月)の行政経営改革協議会でも、今後2つの実施計画を加え、
全部で 63 事業の進行管理を行っていくことをご説明させていただきまし
た。まず、12 月の資料との違いですが、資料2は新規及び大きな進捗が
あった実施計画で、資料3はそれ以外の実施計画となります。これは2月
5日の行政改革等特別委員会の開催に当たり、市議会と事前に調整をした
ところ、委員会での案件が非常に多く、この経営戦略プラン取組項目実施
計画の取組状況の報告のほか、事業仕分けの結果等、そして第3次行政改
革継続課題の取組状況等と案件が非常に多くなるため、経営戦略プランの
取組項目実施計画書については資料2、資料3の2種類に分けて、資料2
についてのみ議会では説明し、資料3については資料提供としたものです。
次に、実施計画書の様式の変更です。資料2の1ページ、
「(仮称)公共
サービス民間事業化提案制度の導入」の計画が表示されております。様式
の変更の1点目は、平成 21 年度具体的な取組内容、12 月の資料では 10
月末までの取組実績と、11 月以降の取組の予定という形に分けておりま
した。しかし、報告が2月ですし、平成 21 年度の年間を通しての取組と
12
して委員会に報告いたしますので、2つに分かれているところを1つにま
とめさせていただきました。
2点目は、12 月の協議会では財源の内訳を記載しておりましたが、議
会報告では財源内訳の部分は削除しております。これは昨年6月の行政改
革等特別委員会に報告した様式と合わせたものです。
それでは、資料2の実施計画の取組状況を中心にご説明させていただき
ます。(資料2参照)
1ページの「(仮称)公共サービス民間事業化提案制度の導入」です。
今年度は藤沢市公民連携あり方検討委員会を設置し、同委員会から「藤沢
市公民連携あり方について提言」を受けまして、
「(仮称)藤沢市公民連携
基本方針」を策定し、制度の構築に取り組んでいくものです。
2ページの「公民館運営における地域住民組織による管理運営方式の導
入」です。前回の委員会でもご説明いたしました新規の実施計画として追
加したものです。より地域に密着した公民館の運営を図るため、地域に根
ざした住民組織による自主運営方式の研究検討を進め、平成 21 年にモデ
ル地区として湘南台公民館で先行実施し、その状況を検証しながら残りの
併設公民館の拡大を目指して取り組んでいくものです。
3ページ「新たな図書館の経営体制の構築」です。これも新規の実施計
画として追加したものです。第3次行政改革で導入した専門業務員制度の
成果を踏まえ、図書業務員や図書館ボランティアなどの人材を活用し、藤
沢市独自の市民力を生かしたNPO等による図書館運営を構築してまい
ります。平成 22 年度にはNPO等の設立を支援しつつ平成 23 年度には分
館1館における試行及び検証を目指してまいります。図書館の執行体制に
ついては、従前は第3次行政改革推進プランの継続課題として位置づけて
おりましたが、目指す方向が民間への指定管理者から市民力の活用に変更
されたことに伴い、新たに戦略プランに位置づけたものです。
4~5ページ「保育環境の整備と充実」です。この実施計画は保育所の
施設整備への積極的な助成等の投資、公立保育所の整備と運営形態を含め
た検討、NPO等との協働保育事業の実施及び第三者評価制度の導入です
が、藤沢市保育所整備計画の改定に合わせて、その内容を変更するもので
す。
6ページは、「コンビニエンスストアを活用した住民票等の証明書交付
の検討」です。今年度は総務省が実証実験を行った区市の情報収集及び調
査研究を行い、コンビニ証明交付事業の内容の把握及び住基カードの普及
に取り組んでいくものです。
7ページは、「広域行政の推進」です。今年度は湘南広域都市協議会事
13
務局を本市に常設し、綾瀬市、海老名市、大和市と都市提携を進めながら、
地方自治法に基づく法定協議会を設立し、広域行政サービス向上に取り組
んでいくものです。
8ページは、「図書館の相互利用の拡大」です。今年度は、綾瀬市、大
和市にも相互利用を働きかけ、協定締結に向けた協議に取り組んでいくも
のです。
9ページは、「美術館の広域利用の推進」です。今年度は茅ヶ崎市美術
館を利用した合同展示会の実施に向けて、共通テーマ及び執行方法等につ
いて協議検討に取り組んでいくものです。
10~12 ページは、
「湘南エコウェーブの推進等環境関連事業の広域的展
開」です。今年度は、湘南エコウェーブの活動を茅ヶ崎市、寒川町と連携
して実施し、各市町の環境イベント等も組み合わせてまいりました。また
リサイクルセンターの整備事業やバイオガス化施設にも取り組んでいく
ものです。
13 ページは、
「市民ニーズに迅速かつ的確に対応できる組織体制の確立」
です。これは昨年6月の行政改革等特別委員会の中で取組項目としてご説
明いたしましたが、今回新たに実施計画を示すものです。本市は昨年4月
に組織改正を行い、人事、予算を含む一定の判断権限を持った部門総務課
を設置し、庁内分権の推進を図ってきたところです。その検証を行いなが
ら、さらに市民の行政サービスに対する満足度を高めること及び地域主体
のまちづくりを進めるために、地域に移譲する権限や予算、対象事業の検
討を行い、本庁と各市民センターの執行体制についての検討に取り組んで
いくものです。
14 ページは、「地域完結型事業執行の推進」です。今年度は 13 地区の
市民センター・公民館に移譲する事務、予算、権限を決定し、それに伴う
条例、規則改正などの具体的な準備に取り組んでいくものです。
15 ページは、
「地域独自の収入確保」です。今年度は地域独自の収入確
保策の検討及びその一部実施や、
「(仮称)地域のまちづくり基金」の創設
に取り組むものです。
16 ページは、
「地域経営会議の創設」です。昨年 10 月に 13 地区に設置
することができ、地域独自の施策を取り組み、地域主権・地域完結型のま
ちづくりに取り組んでいくものです。この実施計画は2つの実施計画に係
るものです。
17 ページから 20 ページは、「低炭素都市づくり事業の推進」です。今
年度は環境フェアの開催、ふじさわ環境大賞、太陽光発電システム設置補
助、藤沢市地球温暖化対策地域協議会との協働事業等多くの事業に取り組
14
んでいくものです。
21 ページは、
「専門分野への社会人採用、スペシャリスト及び一般職員
の育成」です。今年度は職員の専門職制度の要綱を策定し、今年度の人事
意向調査から導入し、平成 22 年度の人事異動の範囲に取り組んでいくも
のです。
22 ページは、
「計画的なジョブローテーションとジョブチャレンジ制度
及びフリーエージェント制度の導入の検討」です。今年度はフリーエージ
ェント制度の要綱を策定し、今年度の人事異動調査から導入する。平成
22 年度の人事異動の反映に取り組んでいくものです。
23 ページは、
「アントレプレナーシップ事業や特定課題等をテーマとし
た提案制度の推進」です。今年度は職員からの新しい提案制度を検討・創
設し、提案者とのヒヤリングや選考委員会、事業化審査会を経てチャレン
ジ事業5件と部局検討事業1件を決定し、実施に取り組んでいくものです。
24 ページは、
「劣後順位方式の導入」です。今年度は劣後順位調査手法
の再検討・再構築を行い、予算編成方針の際スクラップ・アンド・ビルド
の視点による事業再構築要求方法に取り組んでいくものです。
25 ページは、
「事業仕分けの導入」です。内容については先ほどご説明
させていただいたものとなっております。
26 ページは、「ネーミングライツ制度の導入」です。今年度はネーミ
ングライツ制度導入に関する基本方針及び募集、提案要綱等を策定し、募
集を開始してまいります。全施設、全事業を対象とし、PR事業者にはイ
ンセンティブを付与することを前提に藤沢方式の実施に取り組んでいく
ものです。
27 ページは、
「コンビニ収納の導入による納付環境の整備」です。今年
度は収納代行者の選定、収納システム改造、個人情報保護制度運営審議会
の制度導入諮問と平成 22 年度の収納実施に向けて取り組んでいくもので
す。以上です。
会長
事務局
引き続き、犬山副会長からの質問書についてお願いします。
「質問1」63 計画を2分冊に分けた大きな進捗があった、あるいはなか
ったとする基準は何ですか。
「回答」 明確な基準はありませんが、資料2に当初の予定より進捗が図
られたものや大きく変更があったものを抽出しました。一方、資料3は、
当初予定どおり進捗が着実に図られているものや7ヵ月の期間中に変化
がないものと区分いたしました。
「質問2」63 計画全部について昨年 12 月 16 日の資料にあった「計画実
施に係る事業費・人件費、財源内訳」をカットされたのはなぜか。63 計
15
画の進捗管理のための指標にはしないということですか。
「回答」 今回の資料は、来る2月5日の市議会の行政改革等特別委員会
に報告する資料と同じ資料で協議会に報告することといたしました。よっ
て、昨年6月に開催された行政改革等特別委員会に提出した戦略プラン実
施計画書と同様な様式を使うことにしましたので、前回の 12 月にお示し
した計画実施に係る事業費・人件費・財源内訳を入れた様式は、協議会用
の資料として作成したものです。
「質問3」平成 22 年度に地域に移譲する 49 事務事業と地域経営会議との
関係性。こういう類の事務事業は市民センターではなく、地域経営会議が
担う(代執行する)ということになりますか。
「回答」
本市では、13 地区に地域経営会議を設置するとともに、これ
まで本庁で担っていた事務事業、予算、権限を各地区の拠点施設である市
民センター・公民館に移譲する「庁内分権」を推進することで、地域主権。
地域完結型のまちづくりの実現を目指しております。この庁内分権に基づ
いて、地域に密着した行政サービスを市民センター・公民館が執行するこ
とにより、地域完結型で住民ニーズに迅速かつ効果的な対応を図るもので、
地域経営会議が担うものではありません。
「質問4」
昨年 11 月の事業化審査会の結果とその内容は。
「回答」
市長、副市長等で構成する事業化審査会を昨年 11 月6日に
開催し、6つの提案事業を審査しました。審査の結果、一部提案事業内容
の精査を要する事業も含め、すべての提案事業の事業化を決定しました。
事業化する提案事業は、市が所蔵する博物館資料等の資産に元にしたグッ
ズの商品開発等を行う「幻のミュージアムショップ」事業、藤沢市の健康
づくりを推進するための「健康づくりボランティア制度」等を創設する
「(仮称)健康づくり応援団」事業、食を通じて多くの人に藤沢を知って
もらうための「湘南藤沢グル麺コンテスト」事業、住民参加による公民館
機能を目指す「(仮称)まるごと善行」事業等6提案事業です。
「質問5」
この1月募集開始のネーミングライツの対象施設は。
「回答」
命名権(ネーミングライツ)の対象施設及び協賛の対象とな
る事業は、次のとおりとなります。
(1)施設の命名権の処分対象施設は、
条例上既に特定の名称がついているもの(秩父宮体育館、江の島サムエ
ル・コッキング苑)、市がその事務または事業を執行するために直接使用
するもの(市役所、市民センター、消防本部等)、法律により名称を定め
ることとされているもの(片瀬漁港、地方卸売市場)、法律により営利事
業への援助が禁止されているもの(公民館)、法律により設置主体が特定
されているもののうち支障があると認めるもの(小学校、中学校等)以外
16
の公共施設のうち、市民の利用に供する公共施設を対象施設とします。
(2)協賛(スポンサー)の対象となる事業として、市の固有事務事業の
ほか、市が主催、共催(スポンサー契約について共催者の同意がとれるも
のに限る、)により実施する事業とします。
副会長
幾つかお尋ねします。(2)関連して、協議会に提出する戦略プランの
資料には人件費、事業費等の数値データを入れたものを出すということで
すが、この数値データは我々がやる戦略プランの進捗管理の極めて重要な
項目になると理解してよろしいのか。それはとりもなおさず、当局側でも
担当課でも最重要視されて進捗管理されるのか。ただの付け足しで数値デ
ータが出てくるのでは意味がない。この数値データが増えるか、減るか、
特に減るかということについては重要な行為であると当局側も意識され
ているし、資料にもそうなると、ただ、議会だけには出さないということ
でいいんですね。何か特別な理由があるんですか。
事務局
特に理由はありません。進行管理をしていく中で今までは第3次行政改
革の継続課題をやってきたときに、事業費という概念自体は余りなかった。
いわゆる事業そのものというやり方でありまして、効果額としては幾ら削
減ができたのかということは、効果としてきちんと管理をしておるわけで
すが、事業費全体、予算科目で言いますと、1つの予算科目の中に1つの
事業が入っているというものばかりではありませんで、いろいろな形態が
あります。この事業の範囲はここからここまでという整理は第3次行政改
革のときには比較的ラフにやっていた部分もあったかと思います。今回、
戦略プランになって、より細分化をして進行管理をしてまいるとなってお
りますので、その部分については対象となる事業費とその財源はきちんと
把握をする必要があるということで、協議会に先般お示ししたものについ
ては、そのような形で示させていただいておりますので、進行管理につい
ては、以後、あのような形をベースにしながら事務局でも管理をしてまい
りたいと考えております。
犬山副会長
前回 12 月 16 日の資料ときょうの資料が違うという意味合いからお尋ね
します。資料3の 48 ページ、
「内部統制の強化」という項目についてです
が、12 月 16 日の資料には、概要のところに「行政の事務執行はまず経済
性、効率性及び有効性」という表現になっていて、同様のものが 55 ペー
ジ「人材育成システムの機能的運用」にも費用対効果を念頭に置いて、職
員の人材育成システム」と書いてある。そこで質問ですが、48 ページの
ところで「経済性」を削除した理由。我々にとっては経済性というのは重
要なポイントだと判断しているわけです。何か意図があるのではと思った
わけです。55 ページの方は費用対効果というまさに経済性がうたわれて
17
いるのに、なぜ抜けたのか。
事務局
経済性というところを抜いたことの他意はありません。経済性というの
は効率性という言葉の中に包括されていると考えまして、効果と効率とい
う両面からとらえて、この中に包括するというふうに表現を変えたと思っ
ていただきたいと思います。
副会長
包括されたということであれば異論を唱えたい。効率性というけれども、
インプット分のアウトプットで、これの答えを最大化していくこと、イン
プットというのは別に費用とかお金だけでなく人数、時間、エネルギーの
量であるとかいろいろなものがくる。それをぐっと絞って分母に費用、お
金を持ってきて、それの効果を分子に持ってくるというのが経済性だ。経
済性と効率性とは全然違うものと思っているので、これを抜かれるのは行
革のある部分を骨抜きにするような感じを持つので、抜いてはならない表
現だと思います。経済性、効率性、有効性は三位一体で使われるべきもの
なので、ミスならすぐ戻してもらいたいし、意図があるなら再検討してい
ただきたい。
次に、(3)のことについて、極めてストレートな聞き方をしたのです
が、回答のとおり、職責がない地域経営会議の委員がこういう仕事を執行
することはないととらえるのが当然であると思いながら、例えば事業仕分
けの2番の「地域市民の家維持管理」についてのポイントは、現在、市民
の家の利用率が 20%、30%というのが多くある。この利用率をどうやっ
て上げていくか、あるいはそれ以上上らなければ廃止するか、転用するか
と差し迫った問題であると、そういったことの検討、利用率を上げるのに
どうするか、これが地域経営会議に委ねられるわけです。地域市民の家維
持管理の重要な点は地域経営会議で検討してくれとなっている。例えば市
民の家の鍵をかけるとか、電気代をどうするとか、こういったことは公務
員でない地域経営会議の委員がやってはいけないと思うけれども、中身を
どんどん詰めていくのは地域経営会議だという感じはしています。似たよ
うなことは 17 番の建築基準法のセットバックに係る問題ですけれども、
市の方針にあるとおり、地域経営会議にこの検討を委ねる。言ってみれば
これはあちこちにあって、50 年も 100 年もかかる仕事ですけれども、そ
の中の優先順位を地域経営会議の中で求めるという感じで受け取れるわ
けです。ロングランの仕事について優先をつけないと予算もないと、こう
いったことの検討という重要な部分が地域経営会議に来ると理解するわ
けです。ただし、それから来る道路の拡張工事であるとかを地域経営会議
でやるわけではないけれども、テーマによっては検討する相当な部分が地
域経営会議に来るという理解でよろしいのかどうか。
18
事務局
基本的にはそのとおりです。
副会長
次に、(5)のネーミングライツの件で、1月募集とありまして、市の
広報に出たのかどうか知らないが、今月の話なので、何に対してなのかを
聞いているわけです。何かあるはずだから、それを教えていただきたい。
事務局
状況としては1月の予定で動いているのですが、ぎりぎりの状況です。
ネーミングライツの施設が、例えば湘南台文化センター、秋葉台公園のプ
ール、長久保公園、新林公園などが対象になるのかなと。それから公衆ト
イレとか幅広く対象を広げたわけです。当初、この戦略プランをつくった
ときには秋葉台と文化センターぐらいという形でやっていたのですが、と
りあえず広く公募して今の公共施設で名前がつけられるところがあった
ら、つけていただいて、維持管理費用の一部に充てていきたいと考えてい
ます。
スポンサーの関係ですと、大きいのは藤沢市民まつり、藤沢市 30 日美
術館とか、下水道フェアといったイベント関係、マラソン大会といったと
ころに企業の名前が入るというイメージです。
委員
計画を2つに分けられたけれども、ここまでやる必要があるのか。従来
は、表に米印をつけて、これが新規に変わった部分ということでお終いに
なる。わざわざ分けるとかえって複雑になるのではないか。むしろ、戦略
プラン推進白書みたいな総括表をつけてもらった方がまだいい。例えばこ
の半年の間に、これだけいい面がありました、これだけ方向転換せざるを
得ないのがあるという形でもいいから、A4紙1枚ぐらいにまとめてもら
った方がまだわかりやすい。
それから取組実施計画書の2つの表を見ると、例えば子育て方針だけで
なく、図書館1つとってもいろいろなものに分かれている。これはかえっ
て複雑になっているのではないか。当初、財政再建という大項目を設けた
のは、またがるものはどちらかに集約して、その中で市民満足度といった
評価項目を下であらわすようにしたらどうかと思っていたけれども、それ
があるから2つに分かれて、かえって見づらくなっているのかなというの
が私の考えで、皆さんはこれの方が分かりやすいというのであれば、市民
満足度評価という評価点に対する課題を取り上げるなら、目標も推進状況
も評価項目もその観点に焦点を絞った設定にしてほしい。それは市民満足
であって、財政再建の方でも策定項目に上げているなら、今度は効率化だ
から、コスト効果に沿った目標それに対するコスト効果のためにこういう
ことをやっている、だから評価をこういうコスト効果の目標値にしたいと、
コスト効果に重点を絞った形の表にした方が分かりやすいのではないか。
それが両方見ていると、どっちつかずのような、わかりにくい部分がある
19
ので、整理をした方がいいと思う。そのようにわかりにくくなっているか
ら、逆にいえば、評価項目、目標値の設定と実績の把握が事業の目的に沿
ったような評価項目になっていない。そして結果的に空欄になっている部
分が多いのではないかと思うから、その辺を一度整理した方がいいと思う。
それから派生的な問題だが、戦略プランの方の取扱項目ですが、戦略プ
ランですから、あくまで戦略事業を取り上げるものだから、本来の戦略事
業の1つの分野として整理できないかというのが全体的な意見です。
委員
今の話と似た認識なんですが、民間の場合、63 課題であれば目標値は
同時に決めていって、それに対して実績の評価をする。ところが今回は、
数量であらわしにくいような実施項目であってみたり、日程であらわした
方がいいような実施項目だったり、中には満足度とかパーセンテージであ
らわした方がいいような項目になっていたり、さまざまに分かれている。
そういう中で戦略プランとして決めたわけですから、空欄があるのは解せ
ない。どんな言葉であっても各部局が同時に目標を決めると思うけれども、
それがどうしてないのかというのがずっとありました。ところが最終的に
は、行革委員会ということで何とか効率よく藤沢市の経営が行くように、
少しでも予算を削減しながら、やはり目標値というのは必ず金額で最後は
抑えていくという意思表示がないといけない。今回は議会の特別委員会の
方に出される資料で提供されたということなので、また出てくるだろうと
思うけれども、それはまさに犬山副会長と山根委員の話を合わせたような
話ですので、そういうふうにご理解いただきたいと思います。
もう1つは、この協議会は藤沢市の行財政の改革につながるような提言
活動をやっていこうという役割であって、事業仕分けとか、個々の事業の
中身について審議するところではないと認識しているが、そうは言いなが
らも具体的な考え方なり何なり、きちんとした事例がないとわかりにくい。
そういうもののサンプルということでいろいろ提示をしているのではな
いかと考えておりまして、実施項目も多いので、ともすると、その時間の
中ですっきりと十分な会話ができないということも起こり得るのかなと
認識する中、協議会の進め方として、ある意味では勉強会で検討していか
なければいけないのではないかと思います。
会長
今までのお話に関してお答えするところがあったらお願いします。
事務局
おっしゃられた内容はそのとおりでございまして、戦略プランを2つに
分けたのは、今回、議会に報告する手法として分けただけで、63 の戦略
プランを2つに分けて進行管理していくということではありません。今回、
議会には事業仕分けも含めて報告するということで、盛りたくさんになり
ますので、かといって戦略プラン 63 の中で一部分だけを削ぎ落としてそ
20
の部分だけ報告するのも難しいので、事務局の方で資料2と資料3という
ふうに分けて、情報の提供という形では平たくやりますが、我々の方が大
きく進捗があった、あるいは変更があったという部分については、そこに
パワーを傾注してご説明するという単に手法的な問題ですので、進行管理
という意味からすれば、従来と同様 63 は同じ形で進行管理をしていくと
いうことです。
今、江越委員もおっしゃるとおりで、目標値というものも今回、戦略プ
ランをつくるについて立てるように努力してきたつもりですけれども、ま
だ実際には立っていないという部分もあります。例えば日程であらわした
り、数量的にあらわしにくい部分も多々ありますが、事業が進捗をしてい
く部分に沿って、できる限りのものはその都度見直しをして数値化を図っ
ていくと考えていきたい。また、協議会の役割については、ご指摘のよう
な部分もあろうかと思いますので、正副会長と協議の上で進めさせていた
だきたいと思います。
委員
3年かかって、行革の個別シートに数字が入るようになってきたのに戦
略プランはまた1からかということがないようにお願いします。
それから議会の行政改革特別委員会に提出するに当たって分けられた
ということだが、本当は議員に読んでもらって理解してもらうのが必要だ
から、分けるのはどうかと思う。その1つは、63 を5つの大きな柱ごと
でどうだったのか、全体を俯瞰して市民が取り組む公共経営はこうだった
というかたまりが要る。そのかたまりを理解するためにも資料の2と3は
一緒にあって全体を理解するということが本来で、これは議員の仕事では
ないかと思う。柱ごとにどうだったかということが、ぱっと一遍に 63 入
るのではなくて、我々が提言し、市が受けてくれて、分解していただいた
のをその大きなかたまりの進捗にするために落とし込んだら 63 になりま
したということだった。その志を忘れてほしくないので、そういうページ
立てでつくってほしい。
副会長
前回の会議で、こういう資料をつくるときには自己評価を入れてほしい
と、5本の柱ごとに自己評価を入れて議会に出してくれという話でしたけ
れども、要は「推進します」と書いてあるだけで、それが所管課として目
論んだことに対してどうであったのか、3年間でどうなのか、5年間では
どうなのかという自己評定を必ず入れていただきたいということを何度
もお願いします。
それから 57 ページ平成 20 年度の事務作業の結果から評価シートをつく
ったとあるので、平成 20 年度の事務事業評価シートを後日いただきたい。
63 ページの下に「在園児収納率」に%と金額があるが、この見方を教
21
えていただきたい。100%、850 万 5,000 円というのは、現在の滞納額と
イコールなのか、これはどう見るのか。
事務局
850 万 5,000 円は平成 19 年度の滞納額です。この 850 万円をなくして
ゼロにしようという目標ですので、下の目標値の 100%、22 年度は 99.5%
とありますが、これは全体に対する徴収率を意味しています。21 年度の
ところは 99%ですので、実績は 98.7%でしたと、これに対して滞納額に
ついては全部取れたとすると 850 万円の効果があったと、したがって、21
年度については 98.7%でしたから、72 万 6,000 円しかありませんでした
となります。ちょっと複雑になっていて申しわけありません。パーセント
は徴収率をあらわしているとご理解ください。
委員
26 ページのネーミングライツに関して、所管部が経営企画部、所管課
が資産経営課となっているが、12 月 16 日の資料では所管部は経営企画部
と生涯学習部と共同というのが変わったが、複数の部があるプロジェクト
を一緒にやるのは難しいのが常識だが、63 の中にも複数の部が関与して
いるのが十幾つかあるけれども、生涯学習部を外したのはどこかがやると
いうことなのか。
事務局
当初、湘南台文化センター、秋葉台体育館の所管課が生涯学習部であっ
たので、戦略プランに書いたのですが、ネーミングライツを導入しながら
全庁的にやっていくということで、資産経営課に集中したということです。
委員
1ページの「官民連携の推進」の 21 年度具体的な取組内容に、
「官民連
あり方検討委員会を設置し」とあるが、どういう組織でどういったメンバ
ーなのか。
事務局
藤沢市として公民連携はどうあるべきかということで、専門の学識委員
で協議しておりまして、公募の委員はおりませんが、市民活動推進委員に
参加していただいております。そして今、公民連携の基本方針の策定に入
っていて、2月議会にお諮りし、その後パブリックコメントを経て方針を
固めていく。そして6月議会にお諮りするということで今、準備に入って
おります。
会長
ほかにありませんか。
なければ、議題2を終わります。
××××××××××××××××××××××××××××××
会長
次に、議題(3)第3次行政改革継続 12 課題の進捗状況について、説
明をお願いします。
事務局
(資料4参照)
1ページ、1の人員の削減については、平成 21 年度まで4年間で 140
人の削減目標に対して 108 人の削減にとどまる見込みとなっています。第
22
3次行政改革の目標となる定員状況については、多様な任用形態職員の活
用、退職者不補充など減員する一方、新規事業の対応として育児休業取得
する職員の配置の増加分などを差し引くと、21 年度は 30 人程度の減を見
込んでおります。平成 22 年度の方も 160 人の削減目標を掲げております
関係上、52 人の減と目標変更しております。
2の財源効果については、21 年度までの4年間で約 80 億円の目標に対
して約 100 億円の削減が達成できる見込みとなっておりまして、5ヵ年の
目標値を 100 億と想定しておりましたので、5ヵ年の目標値もクリアでき
ると思っております。
3の自主財源比率については、70%を下回らないという目標に対して、
今の決算見込みですと、69.8%で 70%を切る。原因としては厳しい経済
状態、企業の収益の悪化による市税収入がかなり落ち込んでおりますので、
減少が見込まれるためです。
4の公債費比率では、10%を超えないという目標に対して 7.4%で、何
とかクリアできます。
5の項目別実績については、各推進項目における課題数、人員削減数、
財源効果を一覧として記載させていただいております。
2ページ、第3次行政改革推進プランの継続課題ですが、前回もお示し
した図書館の執行体制と業務内容の見直しについては、経営戦略プラン取
組実施計画に移行しておりますので、こちらには入っておりませんので、
実質 11 項目です。
それでは、11 項目課題について、大きな変更点のみご説明させていた
だきます。
1 ページは「出資団体改革基本方針に基づく改革の推進」ですが、藤沢
市青少年協会、スポーツ振興財団、芸術文化振興財団の統合に当たっての
手法で、従前の合併特例制度の活用からスポーツ振興財団、芸術文化振興
財団を解散し、その事業を青少年協会に引き継ぐ方向に変更するとともに、
新財団の名称を「生涯学習振興財団」から「(仮称)藤沢市みらい創造財
団」に変更する予定となっております。
また、保健医療財団の 23 年度からの公益認定申請事業は 22 年度からに
繰り上げる予定となっております。
7 ページは「学校用務員業務の見直し」です。平成 21 年度取組内容に
記載のとおり、退職者不補充による正規職員の減少や、これまでの学校関
係の維持管理に加え、今後、学校施設の環境を考慮した施設管理、地域の
拠点施設としての活用、安全安心な地域環境の保全などの課題を踏まえて、
業務内容の見直しと新たな執行体制の検討を行うとしております。
23
9 ページは「学校給食業務の効率的な管理運営及び執行体制の検討」で
す。今後の西部学校給食合同調理場の対象校の単独校化計画にあわせ、ア
レルギー対策等のさまざまな課題への対応を図る中で、給食調理業務の一
部についての業務委託も含めた検討を進めるとしております。
19 ページは「公共事業コスト縮減対策」です。昨今の社会情勢等を勘
案し、あるいは昨年の土木工事も独自経費を廃止しておりまして、引き続
き建築工事の独自経費率について検証した結果を踏まえて、平成 22 年度
より廃止することにいたしました。ここの課題は独自経費による財源効果
をかなり見込んでおりましたので、通常業務の中でやっていくものです。
以上です。
会長
事務局
引き続き、犬山副会長の質問・回答をお願いします。
「質問」) 3ページの 2 月 5 日の市議会行革特別委員会に提出する「出
資法人改革報告」の内容はどういうものですか。
「回答」 2 月 5 日開催の市議会行政改革等特別委員会に提出する資料と
しては、出資法人改革については、継続課題の推進プランシートの中で進
捗状況を説明する予定です。報告案件として、別途資料を作成して出資法
人改革の報告をする予定はありません。
5 ページの資源品目別戸別収集の検討の方向性と項目は。
「質問2」
「回答」
平成 21 年 6 月に実施いたしました「資源の分別排出と家庭ご
み指定収集袋に関するアンケート調査」結果を踏まえ、市民が負担に感じ
ている資源の分別当番、資源集積所までの資源の運搬、集合住宅を中心と
した家庭内における資源ストック場所の問題といった課題を解消し、市民
負担を軽減するため資源品目別戸別収集の試行に向けた検討を行うもの
です。この試行については、平成 22 年 4 月から 1 年間、辻堂地区の約 1,500
世帯を対象にアンケート結果や戸別収集にかかるコスト等を考慮し、現行
の資源 10 品目のうち、びん、かん・金属類、ペットボトル、廃食用油、
本・雑誌類の 5 品目を戸別収集として、比較的資源の分別当番を必要とし
ない新聞、雑紙、ダンボール、飲料用紙パック、古布類の 5 品目について
は従来どおり、集積所において収集する計画としております。
「質問3」9 ページ、今後の給食調理業務の基本的なあり方についての一
定の結論の内容は。
「回答」
検討委員会では子どもたちを取りまく「食」の現状を検討し、
課題を整理しました。また、アレルギー児対応、地産地消の推進、食育の
推進等の諸課題解決に向けた望ましい学校給食を実施する中で、給食業務
の一部に業務委託を導入することを含めた学校給食のあり方を示しまし
た。
24
「質問4」 15 ページ、平成 21 年度人事院勧告との整合性を図るとはど
ういうことですか。
「回答」
平成 21 年度人事院勧告では、民間における時間外労働の割増
賃金率は 1 ヵ月 60 時間を超える場合に 25%引き上げる等を内容とする労
働基準法の改正について、国家公務員についても制度を新設することが勧
告されております。本市においても労働基準法の改正施行が平成 22 年 4
月 1 日であることから、人事院勧告との趣旨に沿った条例改正を 2 月議会
に提案する予定であることから、「整合性を図る」としたものです。
「質問5」
19 ページ、①「独自経費率を撤廃する。しかし、一定の成
果はあった。平成 22 年度からは継続課題ではなく通常業務とする」とい
うことをわかるように説明してください。
「回答」 本課題の主な財源効果目標に位置づけている施策に、市独自経
費率を採用しての公共工事のコスト縮減を推進してきた経過があります。
しかし、昨年からの厳しい社会情勢を踏まえ、平成 21 年度から土木工事
における市独自経費を廃止しており、平成 22 年度より建築工事の市独自
経費率を全面的に廃止して、国の基準に戻すことにいたしました。なお、
この課題に係る本年度までの目標値は約 11 億 4,000 万円であり、実績と
して約 12 億 7,000 万円程度の財源効果が見込まれており、ある程度の財
源効果があったものと認識したものです。前年度に行った中間総括では、
ある一定の成果や方向性が示された課題に対しては、通常業務として取り
組むこととしておりますので、同様に、通常業務の中で取り組むことにい
たしました。
「質問」 ②通常業務としてやる「公共事業コスト縮減対策」の主なポイ
ントは。
「回答」 来年度から、通常業務として取り組む「公共事業コスト縮減対
策」としては、電子納品の試行や環境に配慮した具体的施策としての資源
の循環利用を促進したり、維持管理業務における複数年契約を継続的に推
進することなどがあります。以上です。
会長
追加あるいは補足説明等ありますか。
副会長
(1)の質問は、これまで行革等特別委員会に対しては、出資法人改革
法では独立して毎回されていると理解していたが、それがこのまま出され
ていると思っていなかった。独立した議題だから独立した方法があって、
様式があって、違うことが書かれているだろうと思って、2 月 5 日に報告
したものがあればくださいと書いたわけです。しかし、手元に見たものと
同じということですから、理解するけれども、この質問のもともとの問題
は、特別委員会に対する改革報告は何年もやっているわけです。この協議
25
会も青木会長の時代からずっとやっていて、とにかく遅いと思っていた。
公益法人の問題も途中ハプニングがあったとしても、とにかく遅いなと常
日ごろ思っている。そして毎回、特別議題的に項目を別にして出ている。
市当局として自己評定、総括というのがその都度何かされていると、何か
あるのではないかと思っているので、特別委員会には違うものが出されて
いるのではないかと思って質問したわけです。
3 ページの給食のことについて、検討委員会というのは、今後の給食業
務のあり方について方向性を決める重要な検討委員会だと思うわけです。
前々からこの表現は資料にあって、ようやく一定の結論が出てきたと思っ
ているわけですが、この件については事業仕分けにもあって、過半数は民
間化という強い流れになっている。そういった中で一定の結論として給食
業務の一部業務委託とあるが、これだけではないのではないかと思うわけ
です。長年、検討委員会でやってきているので、いろいろなことを考えて
いるのではないかという気がするので、ほかに改善等の方向性があったら
教えていただきたい。
5 番目について、今の段階になって意味がわかってきたという感じなの
で、市独自経費率は、入札に当たって市当局側で目標額の裏づけとなって
いる経費率で、国の基準と違うと、それを手元に持っていて、入札に使う
と、そういう独自経費率についてこれを主体とする削減額が 11 億 4,000
万円であると出てきたわけですが、今までは 5 年間で 15 億とかと出て、
年度ごとに分けられていて、それが 15 億にならない。もともと 11 億 4,000
万円というのがあって、ほかの施策と合わせて 15 億というのであれば、
その施策ごとに目標値があって、合計すれば幾らという手法を取っていた
だきたい。
事務局
出資法人については、先般、藤沢市の出資法人改革の最終改訂版をつく
り、協議会にもお示ししておりますが、その中で例えば青少年協会、スポ
ーツ財団、芸術文化振興財団の 3 つの法人を統合する、産業振興財団、生
活経済公社の統合、23 年には社会福祉協議会と社会福祉事業協会が統合
していくということで、今 13 ある出資法人を 9 つまで減らしていくとい
う基本的なスケジュールと方向性を示しておりますので、今回については、
それがどの程度進捗しているのかということで、これが大きくぶれるよう
であれば、当然その部分を報告しなければいけないのですが、今のところ
はお示ししたスケジュールどおり進んでおりまして、生涯学習財団につい
ては、今年 4 月をもって統合していく。若干の統合の手法については、当
初想定していた合併特例制度を使わないで、清算統合という方法に一部切
り替えた部分はありましたけれども、それ以外の部分についてはおおむね
26
予定どおり進んでいるということもありますので、今回はこのような形で
報告をさせていただき、また、別の機会に必要であれば、この部分につい
てはトピックス的にご報告するなり考えてまいりたいと思っております。
2 点目の学校給食についてですが、先ほどの事業仕分けの中にもありま
して、書き方は同じように統一しておりますが、職制における検討委員会
では業務委託を主に触れておりますけれども、本部の中でも、例えばアレ
ルギー対策の問題であるとか、食育の問題とか現在やっている職数基準に
よる執行体制の問題であるとか、いろいろな問題が複合的に絡んでくる部
分ですので、そういったところも含めて検討委員会の中では議論し、検討
委員会の結果がすべてということではありませんので、その結果を受け、
市として方向性を出していくための材料としております。検討という部分
についても検討委員会の結果を受け、さらに全体像としてどうしていくの
かというところも含めて検討していく段階にあります。
金額の点については、年間 3 億という目標にして 5 年間で 15 億という
のが目標で、そのうち土木的な工事とか経費率を設けての設定として約
80%から 90%ぐらいは縮減効果で何とか解消できるのではないかという
想定をしております。ただ、そこの数字等については約 15 億のうち、80%
というと 12 億ぐらいですが、その程度は何とか独自経費で財源効果とし
て出るのではないかという数字です。今回、独自経費率を廃止することに
よって財源負担が市としては増えていくのですが、予算の範囲内ですが、
設計金額は増えていくということですので、財源効果が見込まれてこない
ということも当然出てきます。そういう意味も含めて、その他の事業でも
いろいろ設計の工夫をしたりして、細かい項目もありますので、その項目
であれば 15 億までいかないまでも多少の財源効果はある。ただ、実際に
目標としてとらえる場合には非常に難しい数字ですので、やってみなけれ
ばわからないという言い方はないのですが、そういった工事が出ればまた
効果が出てくる。これは設計の仕方によって多少財源的な効果が生まれて
くる部分もありますので、そういった部分は通常業務の中で各課がしっか
りやっていただきたいと、コスト縮減については前々からやっていますの
で、それが定着してきたのかなと思っております。お答えになっているか
どうか。
委員
今の話は経済環境が悪かったから、地元を中心とした工事業者を育成す
るという観点で今までの落札価格より上げざるを得ないという理解でよ
ろしいのか。
事務局
おっしゃるとおりです。
委員
12 項目があって 1 項目は移したと、これについては今年度技術力の継
27
承については通常に戻したと、ほかについては来年度通常に戻すという報
告ですが、これは誰が決めるんですか。最初は 12 を決めて、5 年でやり
ますと決まったわけですよね。それが途中でこれはやめましょう、通常に
戻しましょうという意思決定はこのシステム上、どなたがやっているんで
すか。
事務局
市の中に市長、副市長、各担当部長で構成する行革に関する本部会議あ
りまして、年2~3 回開きまして、決定しています。
委員
技術力の継承を3年やりましたと、今年度は通常に戻しますと、あるい
は達成したと、でも5年かけて取り組むとすると、技術力の継承は通常に
戻した 21 年度にどこまでどうできたかを誰かが検証しないと、何となく
上げちゃったけれども、本当にそれでよかったのか、また、元に戻ったの
ではないかというようなこともあるのかなというプロセスの質問でした
ので、市長をヘッドとする中で判断を行っていると、来年度は 10 課題に
なるということですね。
事務局
本部会議の前に必ず各課とヒヤリングを行いまして、現在の進捗状況を
確認した上、本部会議で決定するということです。
委員
病院事業の健全経営について、財務数値が出てこなくて、こんなことや
りました、あんなことやりましたと言っているだけではわからないと。財
政の健全運営なんだから、損益計算書で言うところの利益とか損とか、一
般会計からの繰入で最後は収支が合うようになっているなら、普通の病院
経営で比較できる医業収益と医業費用の割合とか、医業収益に対する職員
給与比率とか、一般的な財務数値があるものなのに、それが全然出てきて
いないで、やったことだけ書いてあるだけでは本当にやったかどうかわか
らないと、前に言った覚えがあるが、これは戦略プランにも入っています
よね。戦略プランに入っているのに何でここでまたやるのか。戦略プラン
の 67 ページに同じように「健全な財政運営、健全な財政運営の確保、病
院事業の健全経営」とあるが、これには数値が入っているけれども、経常
収支比率なので経常収支の経常収益は一般会計からの繰入が入っている
ので、100.6%とか 101.2%になっているのが健全運営かどうかわからない。
それを言うなら医業収益、医療事業、それと一般会計からの繰入額、絶対
額といったものがないと、一時が万事、これだけでなく、先ほど江越委員
が言われたように、数値目標とか何にも入っていないのがある。目標と書
いてあるのに 23 年度最後のゴールが見えない。研究するとか、調査する
とか、推進するとかだけで進捗状況の評価はどうやって評価するのか。最
後の数字を無理でもいいから出してほしいという気持ちがすごくするん
です。そうでないと自己評価もできないし進捗評価もできない。特に財政
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の健全化と言っているのに何で財務数値が出てこないのか。このことは初
めて言ったわけではないんです。言いっぱなしの会議になってしまったら
何にもならないので、数値目標、数字は嘘つかないので、絶対に持ってこ
れる数字ですので、それが民間病院と比較にもなるから、ぜひ数字を持っ
てきてください。繰り返しますが、なぜ戦略プランに入っているものが、
個別シートに入っていないのか。
事務局
基本的にはおっしゃるとおりですが、1課題に1つどちらかというのが
基本なんです。第3次行革の方に入っていた病院事業、確かにおっしゃる
とおり健全経営という題目がついているのですが、中身については限定的
で、ESCO事業の部分だけやっていたんです。それが5年間で進行管理
をしてきた関係がありまして、その部分を残しちゃって戦略プランに病院
事業全体の健全経営という部分を載せなくていいのかというのは、行革担
当も随分悩んだようで、結果としてきちんと戦略プランにも位置づけよう
と。そして継続 12 課題の方についてはESCO事業、SPDシステムだ
けと限定的に進行管理をし、スケジュール的にも 22 年度で終わって戦略
プランの方は 23 年度までありますので、そういう形で当分の間、変な形
ですけれども、両方で進行管理をする。31 課題の方は限定的な部分だけ
を見ようという形で整理したというふうにご理解いただきたいと思いま
す。
委員
病院の財務費用を載せるというならば、決算が出ているから入れ込むこ
とはできるのではないか。
事務局
その部分については、出せるデータはございますが、今、出しているの
は 100.6%の経常収支比率で出しているだけですけれども、必要な部分に
ついては資料提供をして、ご説明をしていきたいと思います。
委員
一般的に基礎自治体の病院経営は大きな経営課題だから、できたら次回
に過去のものも含めて提出していただきたい。
委員
SPDとかDPCとかいいことをやって、結果どうであったというのは
通常はここに書くのではないか。
事務局
SPDとESCOの部分しかこちらは載っていないで、それで今まで進
行管理をしてきてしまっているので、この部分の目標額はこれで、実績値
はこれだという部分だけ載せています。
副会長
今の話で重要な点は、財務データ、数値データがきちんと補完されて、
証明されてわかるようになっているということのほかに、この数値を使っ
た管理ポイントを決めてほしいと。例えば連結に使っている財務指標を出
すとか、ああいうのでは役に立たないわけです。そうではなくて、医業収
支だけのものとか、そういった管理ポイントを決めた数値データの推移で
29
わかるように説明してもらう。それは病院に限らないで、下水道とか公益
企業会計とか第3セクターについても全部そうなんです。管理ポイントを
決めた上での数値を毎回出して、当局も我々も追いかけるというぐあいに
してほしいんです。出しますと言われても、また財務指標が出てくるかと
思うとぞっとする。あれはあれで全体を見るにはいいけれども、管理用の
ものではないから、管理ポイントを決めたところのデータを出してほしい
ということを強くお願いしておきます。
委員
病院事業に関しては、行革に載っている部分についてはあくまで行革の
健全経営で、どちらかというとコストが目標になっているような健全経営
で、経営戦略プランに載っているのも最後の健全な財政運営の項目に載っ
ているわけです。本来、市民病院のあるべき姿は、例えば待機患者をいか
に減らすか、患者の満足度といったものを目標にきちんと掲げた上で、し
かる後に病院の健全経営というのを第3の目標に上げるべきだと思う。前
の2つが戦略プランに相当する目標設定が抜けているのではないか。ほか
のところも同じように、どうも目的と評価がずれているのではないかとい
うのが結構あるけれども、1つ1つ言うのは時間の関係で省略します。
それからこの行革シートで、1ページに項目別実績がありますが、財源
効果額 100 億 2,500 万と出ているが、これは今度どうなるのか。これは従
来の第3次行革の項目ですが、今度は変わるんですか。
事務局
22 年度まではこれでやらないといけませんので、23 年度以降の柱立て
については考えていきたいと思います。
委員
次回に、出資団体に対する補助金について、今年度はいただいているの
で、今年度の見込みでも結構ですから、2つを比較してみたいのでお願い
します。
会長
若干、見せ方に工夫が必要というのは感じるが、数値でも財政的なとこ
ろの数値、ただ、病院事業の経常収支比率と普通会計の経常収支比率は意
味が違うので、その辺も含めて若干コメントをしながらやっていかないと、
いいのか、悪いのかという判断ができなくなりますので、その辺の工夫を
しながら、検討していただきたいと思います。
ほかになければ、これで終わりたいと思います。
÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷÷
会長
その他として何かありますか。
事務局
今回をもって、平成 21 年度行政経営改革協議会は予定どおり第5回で
終了させていただきます。
新年度においても、日程調整をしながら、なるべく早く開催していきた
いと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
30
委員
次回は、何をするんですか。
事務局
来年度、どういうタイミングでどういうことを議題にしながらやってい
こうかといった全体計画と、きょうのご意見の中で関係部局との調整も含
めて次回にどこまでご提示できるかということになります。
委員
21 年度の総括の進行管理はしないんですか。
事務局
できる部分についてはしていきたいと思います。きょう、お示ししたの
は 21 年度の決算見込みを出しております。戦略プランについてはどこま
で出せるかわかりません。というのは、出納整理期間がありますので、歳
出については5月末を待たないと決定しないので、第3次行革で4月1日
時点で決まるもの、例えば定員管理といった部分については、ご報告でき
ると思います。次回は 22 年度、どういうふうに運用していくかというの
が基本になろうかと思います。
会長
それでは、これで閉会いたします。
午後4時 05 分
31
閉会