偏1菌螺譴施設

勒颯晰鱚蛛鑽鬱鵞
鸞量
鰊
1819/07/Y50α
0917‐
ttX/」CLS
L0704‐ 14
翠
1,1■
■●=
特集 :製 剤 プロセスとクリー ン化技術
偏1菌
1 螺譴施設
誦
#‖
鞘
ノ
ヽ
管理基準指標
いバイオメディア 羽柴 智 彦
笏
" は じめに
従来 よ り無菌製剤施設 ・動物実験施設
等 ではホルマ リン燻蒸殺菌 を始めとする
クリー ン化技術により環境殺菌が行われ
表 1 無 菌製剤製造施設における清浄度区分の定義
無菌製剤製造施設におけ る清浄度区分
F D A 無 菌製剤
クラス呼称
ガイダンス
EU‐Gヽ〔
P
Annex l
B12'
A
10QIX10
10,000
クラス呼称
Grade A
Grade B
Grade C
Grade D
グ レー ドC
グレー ドD
Grade C
Grade D
空気 の清浄度
レベ ル
グレー ドA
グレー ドB
為、バ イオハザー ド対応のクリー ン化が
義務付け られてお り、近年、その管理指
標 も厳 しくなってきている。
WHO‐ GMP
TRS902‐Annex6
クラス呼称
Grade A
Grade B
IS0 13408‐1
操作区域呼称
◎ 問題点 ( 課題)
無菌製剤製造施設では表 1の ように清
浄度区分が定義され、表 2の 環境管理基
準値により管理されている。
しか し、例えばホルマ リン燻蒸殺菌等
の環境殺菌時には、表 2の環境管理基準
値以外 の測定管理 は行 われておらず、ホ
ルマ リン燻蒸殺菌自体 の効果判定 (管理)
は行われていない。古 くからの実績 とい
う事 で検証す ら行 われていないのがほと
食 とい う事 も、効果検証同様に重要な問
題であ り、検証が必要である。
※語句説明
滅菌」 :微生物の生活力を奪 い、生存 しているも
「
のを完全になくし、無菌状態 を作 り出す
こと lJIS K3600)。 また、厳格な減菌
の国際基準があ リバ リデーションによ り
保証が必要。
「
殺菌」 :滅 菌を完全 とした場合の不十分な状態。
特に基準は無い。
1 ク
リー ンテクノロジー 211076
:粛
ク
ラ
男
L頃
鱚
NonSterile
Support
Areas
Б05
IS0 5
IS0 7
305
IS0 7
IS0 8
IS0 8
N4165
Ⅳ155
M35
クラス呼称
注 1 ) ア イソレー ターの内部及び非固形製剤製造エ リア内のクリー ンベ ンチの内部
2 ) A に 隣接
表 2 各 清浄度区分の環境 管理基準値
清浄度区分
A
,総
f
[踏
空中浮遊
微粒子
んどとい う状況である。
効果が定量化されていない上、効果が
さほどで もなければ、環境殺菌法、そし
て施工 自体の見直 しも必要である。
また、施設への薬剤残留、機器への腐
Critlcal
Processing
Zones
P
JP微 生物評価試験法
r
s
e
e
¨
h
n
t
o
O
Z
ている。また、ウイルス/組 換 えDNA
実験施設等 では、封 じ込め 。安全確保 の
IS0 14644‐1
D
C
非作業時
く3,500
作業時
一
作業時
方 向流 :
く1
D
C
1撃
靭球蕩
熊檬‖
│
く350,000
く3,51Xl,000
│ド
2拇Ю91
‖1朦
非作業時
器粘
B
く3,500
く2,0∞
‖燿
│ SR鷲
,ζ
ISSlSRIミ
ミ
ミ
ギ
く20.000
舌L浙1:く 29
空中浮遊菌 [cfl1/m3]
環境微 生物
設備
表面付着菌
[cfl1/25cm2]
‖
燃‖
非作業時
1機
髯‖
‖
靭麟‖
く100
作 業時
非作業時
く5
作業時
く5
手袋
作業時
作業衣
作業時
六
>20
>20
異 なる清浄度区分間の差圧 [Pa]
>125
丼J錨
相対湿度 [%RH]
風速 [m/sec]
(網かけ):定 期的モニ タリング項 目
‖│》
‖鸞蒻
墜S甕
1'‖
ヽ
1翠
19∼ 27
1釧冊1師│
30
30∼ 65
1301Ⅲ
165‖
0,繭‖
‖1騨
IH601‖
ヽ軽朦燕醸盤目II11報
濠│111さ
換気回数 [回/時 間]
温度 [℃]
く200
││1木
‖
蘊
特集 :製 剤プロセスとクリーン化技術
働 新規環境殺菌クリー ン化
技術
環境殺菌において従来 は、ホルマ リン
燻蒸殺菌が一般的であったが、近年、ホ
ルマ リン燻蒸殺菌法以外にもオゾ ン、過
③ M R G シ ステム
MRGシ ス テムは、殺 菌効果が極 めて
高 く (滅菌 レベ ル)、残留 ・腐食が無 く
作用形態
効果
浸透性
( 拡散性)
残留性
ミス ト
ミス ト
ミス ト
滅菌 レベ ルは困難
滅菌 レベ ルは
(バラツキが大 きい) 困難
ガス
E O G の 2 倍 以上の
減菌効果
氏( 薬剤特性 により局
折は困難)
中
高
有(材質により浸透)
中
低 ( 無し)
腐食性
中
高
高
中
導入 コス ト
低
高
中
低
中
運用 コス ト
低
高
低
高
低
排 気処理
困難
容易
容易
精密機器の減菌が初めて可能 となったシ
ステムである (写真 1∼ 3)。
MRGは 、メ タノー ルの使用量が 10
表 4 MRガ
処理方法
cc/m3と ガス濃度が極めて低 く、 しかも、
EOG(EOの
使用量は7L/m3)の 2倍 以
容易 (ガス濃度が
不明
低 く、
作用時で も
( 自然分解 ? ) 環境基準をクリ
ー
ア )
スによるウイルス不活化効果
B19
TITER
HAV
LRV
TITER
LRV
対照
MRガ ス
上の滅菌効果を有する。
また、ウイルスの高い不活化効果 も確
認されている (表4)。 DNAを 完全に分
解す る事 も検証され、精密機器のウイル
ス ・DNAフ リー も初めて可能 となった
ミス ト
減菌 レベルは困難
減菌 レベルは困
( 環境条件により
難
不安定)
医( 薬剤特性 によ
高
り局所は困難)
有 (材質に より浸
高
透)
の
器
準指標 の紹介 を行 う。
使用薬剤
ホル マ リン
オゾ ン
N41RG
過酢酸
過酸化水素
メタノール溶液
ホルマ リン水溶液 過酸化水素溶液
過酢酸溶液
(薬
オゾン( オゾ ン発生装
( M R G 発 生装置 に
又はパ ラホルムア (専用 システムに
液 を噴霧器に よる
置により発生)
触媒反応 によ
ルデヒ ド錠剤
よる発生)
より噴霧)
リガス化)
し菌
無減
今回、弊社開発 のMRGシ ステム を例
に環境殺菌/ク リー ン化施工時の管理基
殺菌法
嚇
軸
酸化水素、過酢酸、MRG等 の環境殺菌
技術 (表3)が 登場 し、検討または実用
化 されている。
表 3 各 種環境殺菌法の比較
UV照 射
00
B 1 9 : ヒ トパルボウイルス
H A V : A 型 肝炎ウイルス
効果的なウイルス不活化処理 とされるL R V 4 に
到達
写真 1 精 密ロボット
システムである (写真 4、 図 1)。
施設の新旧を問わず効果が確実で、導
入が容易 ・低 コス トの運用が可能な事か
ら、導入 。施二等が拡大 してお り、実績
も継続的に増えている (写真 5)。
m環 境殺菌施工の管理基準
指標
MRGシ ステムの導入 。施工施設では、
環境殺菌時、表 5の 環境管理基準値を指
標 として運営されている。 これは、各清
写真 2 電 子基盤等
浄度区分の環境管理基準値 を満 たす為の
ものであ り、今 まで定義されていなかっ
た薬剤残留 も合めた、環境殺菌/ク リー
ン化施工時の管理基準指標 である。プラ
イベー トの管理基準指標 ではあるが各 レ
ギュレーションに基づ き作成 され、各ク
写真 4 MRガ スに暴露 したDNA(プ ラスミド)の
電気泳動
MRガ
乾燥 させたプラス ミドDNA(PUC19)に
スを4時 間暴露させた後のDNAグ ル電気泳動像。
MRガ スを暴露 したものでは、DNAの バン ドは観
ライアン トに採用、運用 され、既に10年
近 くの運用実績を有する。
写真 3 輸 液ポンプ
2 ク リーンテクノロジー 20076.
測されなかった。この結果より、MRガ スはDNAを
完全分解 していることが示唆された。
クリーンテクノロジー 20076. 2
特集 :製 剤プロセスとクリー ン化技術
楓組ポ氣
。 contro1 15ng [s]
control 15ng [L]
爾 control 1 5ng [s]
control l.5ng[L]
、 contro1 0 15ng[s]
contro1 0 15ng [L]
x sample 15ng[s]
sample 15ng[L]
=sample 15ng[s]
sample 1 5ng[L]
● Sample 0 15ng[s]
sample 0 15ng[L]
+ negaive control
negative control
lllll
30
サイクル数
液サ ンプルのPCRサ イクル数 と蛍光強度
0
レ数
サ イ クリ
0 乾
Human genomic DNAに
る事が確認された。
固させたサ ンプルのPCRサ イクル数 と蛍光強度
(b)溶
―
図 1 ゲ ノムに対するMRガ ス暴露試験 ― リアルタイムPCR結 果
MRガ スを暴露させることにより、MRガ スのゲノム不活化効果 を検証。いずれの暴露サ ンプルも増幅は確認されず、MRガ スはDNAを 分解 してい
表 5 環 境殺菌施工の管理基準指標値
洗浄度区分
3)
Biolo」cal lndiCator(BI)106注
C FU/デ イスク型又は
(2× 10°
レ サスペ ンション塗布型)
090mmシ ヤ
1)
書
刃
み
彗
注2)
残留
写真 5 MRガ
ス発生器 (容積∼21Xlm3仕櫛
飩 おわ りに
弊社 はMRGの リリース、運用 を創め
て10年近 くになり、MRGの クリー ン化
技術 。管理基準 は確立 している。
また、 これは無菌製剤施設の品質の向
上、バ イオハザー ド施設の安全性 の確保
等にも大 きく貢献 できる技術 であ り、当
A
B
C
D
殺菌施工
終了時
り
′
臨Ffワ
γ
螺 緋I♭
盟
』
殺菌施工
終了時
検出下限
以下
検出下限
以下
検出下限
以下
検出下限
以下
注 1 ) 施 工終了時 : 殺 菌対策試験及 び表 2 の 定期的モニ タリング項 目を実施
2 ) 残 留検査試験は導入及 びプロセス確認時に実施
3 ) 減 菌判定用 B I を使用
●ホルマ リン : 3 S t l b i l i s ( A T C C N o 9 3 7 2 )
O MRC:B Subtilis(ATCC No9372)
・過酸化水素 (オゾ ン):B.StearOthermOphilus(ATCC No12980)
・過酢酸 :B Subilis(ATCC No9372)
4)安 全キャビネット等クラス 2以 上の管理対象施設
5)各 種対象殺菌剤 の公定分析試験方法による
MS法
(例)吸 光光度法 ・CC‐
(網かけ):定 期的モニ タリング項 目
初 よ り完全に近い 目標 を定めクリアー し
てきた為、今後、 より厳 しくなって行 く
レギュレーションにも対応可能である。
また、今回、照会 した 「
環境殺菌施工
の管理基準指標」 は、検討 。参考にして
いただければ幸 いである。
羽柴智 彦
帥 バイオメディア 代 表取締役
〒 101-0021
東京都千代 田区外神 田 6-5-11
MOAビ
ル 5F
TEL :03-3837-2041
FAX:03-3837-2045
E一
Ma‖:[email protected]
3 ク リーンテクノロジー 20076
クリーンテクノロジー 2007.6 3