株主通信 - 宝印刷

株主通信
第69期 第 3 四半期報告書
2005.6.1
2006.2.28
証券コード:7921
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宝印刷は、お得意様のディスクロージャーや
IRのお手伝いをする「情報加工」会社です。
当社は、有価証券報告書や半期報告書など証券
投信
取引法に基づく制度開示(ディスクロージャー)
関連書類作成のパイオニア企業です。
1952年の創業以来、事業領域は拡大を続けてお
有価証券報告書
り、現在、株式公開申請書類などの新規株式公
開(IPO)関連サービスから、証券取引法や投資
信託法関連サービス、株主総会招集通知などの
商法関連サービスに加え、IR(インベスター・リ
IPO
IR・SR
レーションズ)
、事業報告書や株主通信などの
S R(シェアホルダー・リレーションズ)などの自
発的開示関連サービスも手掛けています。
また、インターネットの急速な普及に伴い開示
の手段も従来の紙媒体から電子媒体へと大きく
変わりつつあります。
このような状況の中、当社はフィナンシャル・
プリンティング分野のオンリーワン企業を目指
し、四半期報告書など新しいディスクロージャー
ファイナンス
招集通知
のサービスメニューを充実させるとともに、制度
開示や自発的開示関連書類のマーケットシェア
の拡大を図っています。
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To Our Shareholders
株主の皆様へ
株主の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申しあげます。
さて、当社では、株主の皆様に四半期毎の業績をお伝えさせていただくため、事業報
告書・中間事業報告書に加え、四半期株主通信をご送付させていただいておりますので、
是非ご高覧賜りますようお願い申しあげます。
第69期(2006年5月期)第3四半期(2005年6月1日〜2006年2月28日)の業績概況
当第3四半期(2005年6月1日から2006年2月28日まで)におけるわが国経済は、企
業収益の改善を受けて設備投資が増加し、堅調な個人消費と相まって景気は回復歩調
を強めました。こうした背景のもと、株価は堅調に推移いたしましたが、当社にとり
ましてのファイナンス(企業の株式発行)大口案件が前年同期と比べ減少しました。
このため、目論見書等の不定期受注物が減少しましたが、商法改正による連結計算書
類制度の導入により株主総会招集通知の頁数が増加したことに加え、事業報告書や会
あくつ
代表取締役社長 堆 誠一郎
社案内などIR関連の積極的な受注活動により、当第3四半期連結売上高は9,658百万円
(前年同期比1.3%増)となりました。一方利益面では、コスト低減対策の成果等により
原価率を抑えることができましたので、営業利益は1,562百万円(前年同期比10.0%
増)
、経常利益は1,611百万円(前年同期比13.8%増)
、連結四半期純利益は941百万円
(前年同期比5.2%増)となりました。
株主の皆様におかれましては、引き続き宝印刷グループへのご指導ご鞭撻を賜りま
すようお願い申しあげます。
あくつ
2006年4月 代表取締役社長 堆 誠一郎
過去3期の第3四半期経営成績
(連結)
の推移
売上高
経常利益
単位:百万円
10,000
9,530
8,000
四半期純利益
単位:百万円
2,500
9,658
8,637
6,000
2,000
1,500
2,000
1,550
1,611
1,500
1,416
4,000
1,000
1,000
2,000
500
500
0
単位:百万円
2,500
2004年5月期 2005年5月期 2006年5月期
第3四半期
第3四半期
第3四半期
0
2004年5月期 2005年5月期 2006年5月期
第3四半期
第3四半期
第3四半期
0
785
895
941
2004年5月期 2005年5月期 2006年5月期
第3四半期
第3四半期
第3四半期
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Special Issue
特集
上場準備から上場後の継続開示まで。
各種コンサルティングサービスで信頼を獲得。
情報開示は、タイムリーであるとともに、常に適法かつ適切でなければなりません。
最近では、企業活動のボーダレス化に伴い、国際会計基準への接近が図られるとともに、
情報開示に関係する法律・制度とも大きな変化を余儀なくされています。宝印刷では、これらの変化に
応えるため、商法(会社法)
、証券取引法など関連法制度の実務に通じた社内のエキスパートによる、お
客様支援サービスを拡充しています。これによりお客様からの信頼が深まり、今後さらに当社が注力す
るIRビジネスへとつなげてまいります。
上場関連から株主総会関連、決算関連まで——事業会社が行
の過大な負担となります。そこで当社のようなディスクロー
う情報開示は、質・量ともに複雑かつ多岐にわたっています。
ジャーの専門会社に委ねられる比重が高まってきました。
事業会社には、商法(会社法)や証券取引法に精通した実務担
宝印刷では、本年のように会社法制の大幅な改正があった
当者が数多く在籍しております。しかし、企業における人事制
場合はもちろんのこと、毎年全国の主要都市でセミナーを開
度のローテーション化などに伴い、頻繁な人事異動が実施さ
催するほか、テレフォン相談室によるお問い合わせへの対応
れるようになりますと、商法(会社法)や証券取引法等の、大
や、当社のお得意様からの様々なご相談に以下のような関係
幅な改正に伴う各種開示物の法制度への対応は、実務担当者
部署がすばやくかつ的確に対応しています。
ディスクロージャー研究本部組織図
ディスクロージャー研究本部
テレフォン相談室
公開支援室
ディスクロージャー
企画調査部
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証券研究部
会社法研究部
ディスクロージャー
ソリューション研究部
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■ ディスクロージャー企画調査部
商法(会社法)
、証券取引法等法令の迅速
かつ、大幅な改正に対応し、より適切な適
用・運用がなされるよう関係団体等との意
見調整を行い、関連資料の収集・整理およ
び制度面に関し実施した調査を踏まえ証券
研究部および会社法研究部等との連携によ
り、変貌するディスクロージャー制度に対
処し、お客様へのサービス向上を図ること
を主な業務としています。
■ 証券研究部
証券取引法に精通した専門スタッ
フによる、有価証券報告書、半期
報告書、有価証券届出書、上場申
請書類などお客様からお預かりす
る原稿のチェックとアドバイスを
主な業務としています。
■ 会社法研究部
商法(会社法)に精通した専門スタッフに
よる、株主総会招集通知、事業報告書な
どお客様からお預かりする原稿のチェッ
クとアドバイスを主な業務としています。
商法(会社法)に関する各種資料等を作
成するとともに、会社法セミナーの講師
も務めております。
■ ディスクロージャーソリューション研究部
従来から宝印刷で取り扱っていなかった新
規事業関連の情報開示物に関する調査、研
究ならびにお客様へのご提案を主な業務と
しております。最近では、銀行ディスクロ
ージャー誌や環境報告書、CSR報告書、医療
法人や学校法人などの情報開示についても
調査・研究を進めています。海外向け招集
通知の翻訳など英文のディスクロージャー
にも対応しています。
■ テレフォン相談室
商法(会社法)
、証券取引法等ディ
スクロージャーに関するお客様か
らのご質問、ご相談に電話をとお
してお答えしています。窓口には、
実務経験が豊富なスタッフを配置
していますが、内容により会社法
研究部、証券研究部等の担当部署
との連携により対応しています。
■ 公開支援室
上場申請書類のチェックに限らず、株式
公開準備全般にわたるコンサルティング
を行っています。公開予定企業の多くは、
コア事業への人的資源の配置を優先する
あまり、社内体制の整備や規定の作成な
ど、公開企業にふさわしい体制づくりが
遅れがちですが、公開支援室では、これ
らを含めた各種株式公開に関するコンサ
ルティングを行っています。
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Financial Section
連結四半期決算の概況
四半期連結貸借対照表
当第3四半期末における総資産は、前期末に比べ540百万円
増加しました。資産の主な増減は、流動資産では現金及び預
金の増加750百万円、たな卸資産の減少498百万円、受取手形
及び売掛金の減少394百万円等であり、固定資産では投資有
価証券の増加640百万円等であります。また、負債の主な増
減は、流動負債では未払費用の減少515百万円等であり、固
定負債では繰延税金負債の増加83百万円等であります。
株主資本は、利益剰余金等が増加し、896百万円の増加と
なりました。
四半期連結損益計算書
■売上高
当第3四半期の売上高は前年同期比128百万円増加し、
9,658百万円となりました。
・証券取引法関連は、目論見書等の印刷物が減少したこと
等により前年同期比370百万円減少し、4,349百万円とな
りました。
・商法関連は、招集通知等が増加したこと等により前年同
期比237百万円増加し、1,755百万円となりました。
・IR関連は、事業報告書等を中心に前年同期比268百万円増
加し、2,371百万円となりました。
・その他は、法定公告等を中心に前年同期比7百万円減少
し、1,182百万円となりました。
■営業利益/経常利益/四半期純利益
営業利益は、相対的に原価率の高い目論見書等の非定期
開示書類が減少し、招集通知等の定期開示書類が増加し、
製品売上構成比率が改善したことによる原価率の低下に加
え、全社挙げてのコスト低減対策の効果もあり、前年同期
比141百万円の増益となりました。
経常利益は、投資事業組合の会計処理の変更等による営
業外収益の増加もあり、前年同期比194百万円の増益となり
ました。
四半期純利益は、前年同期に投資有価証券売却による特別利
益等があったこともあり、前年同期比46百万円の増益にとど
まりました。
科 目
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第69期
当第3四半期末
第68期
前 期
4,963,465
7,193,847
5,246,283
184,949
1,762,615
12,157,312
5,481,823
7,616,961
5,143,620
230,725
2,242,615
13,098,784
5,531,781
7,026,510
5,210,153
173,050
1,643,306
12,558,292
1,539,644
164,062
1,703,707
—
1,469,690
262,342
1,732,033
—
1,919,545
168,177
2,087,722
—
1,976,181
1,925,537
6,427,249
155,186
△30,550
10,453,604
12,157,312
2,022,754
1,972,110
7,105,868
316,734
△50,716
11,366,751
13,098,784
1,985,400
1,934,756
6,451,021
132,900
△33,508
10,470,570
12,558,292
2005年2月28日現在 2006年2月28日現在 2005年5月31日現在
資産の部
流動資産
固定資産
有形固定資産
無形固定資産
投資その他の資産
資産合計
負債の部
流動負債
固定負債
負債合計
少数株主持分
資本の部
資本金
資本剰余金
利益剰余金
その他有価証券評価差額金
自己株式
資本合計
負債・少数株主持分及び資本合計
科 目
売上高
売上原価
売上総利益
販売費及び一般管理費
営業利益
営業外収益
営業外費用
経常利益
特別利益
特別損失
税金等調整前四半期(当期)純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
四半期(当期)純利益
四半期連結キャッシュ・フロー計算書
当第3四半期末における現金及び現金同等物は前期末に比
べて750百万円増加し、3,749百万円となりました。
単位:千円
第68期
前第3四半期末
科 目
営業活動によるキャッシュ・フロー
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
現金及び現金同等物の増加額
現金及び現金同等物の期首残高
現金及び現金同等物の四半期末(期末)残高
第68期
前第3四半期
第69期
当第3四半期
単位:千円
第68期
前 期
2004年6月 1 日から 2005年6月 1 日から 2004年6月 1 日から
2005年2月28日まで 2006年2月28日まで 2005年5月31日まで
9,530,278
5,853,318
3,676,959
2,256,294
1,420,665
31,021
34,809
1,416,878
132,330
26,783
1,522,425
728,740
△101,391
895,076
第68期
前第3四半期
9,658,398
5,671,407
3,986,991
2,424,352
1,562,638
57,628
8,449
1,611,817
1,075
19,149
1,593,743
757,471
△105,132
941,404
第69期
当第3四半期
11,719,696
7,206,211
4,513,485
3,060,060
1,453,424
146,985
19,128
1,581,282
23,055
38,944
1,565,392
619,523
27,019
918,848
単位:千円
第68期
前 期
2004年6月 1 日から 2005年6月 1 日から 2004年6月 1 日から
2005年2月28日まで 2006年2月28日まで 2005年5月31日まで
1,101,903
△287,800
△169,305
644,797
2,459,153
3,103,950
1,481,107
△555,466
△174,787
750,852
2,998,971
3,749,823
960,028
△248,939
△171,270
539,817
2,459,153
2,998,971
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Corporate Data
会社情報(2006年2月28日現在)
■ 役員
■ 会社概要
社名 宝印刷株式会社
代表取締役会長
野
設立
昭和35年4月15日
代表取締役社長
堆 誠一郎
資本金
2,022百万円
専務取締役
内
山
正
次
本社所在地
東京都豊島区高田三丁目28番8号
常務取締役
嶋
田
博
常務取締役
谷
合
孝
昭
常務取締役
青
木
孝
次
取締役
水
島
靖
彦
取締役
堀
二
郎
取締役
堀
内
隆
昌
取締役
相
原
隆
取締役
田
村
義
則
取締役
関
常勤監査役
山 仁 喜代志
常勤監査役
澁
谷
軍
治
監査役
大
西
裕
監査役
山
上
大
介
■ 主な事業内容
証券取引法関連
有価証券報告書、半期報告書、有価証券届出書、
目論見書、上場申請のための有価証券報告書 他
商法関連
株主総会招集通知、決議通知、決算書 他
IR関連
事業報告書、中間事業報告書、アニュアルレポート、
会社案内 他
その他
法定公告 他
※:当期よりIR関連製品に関する売上を区分表示することといたしましたので、製品区分を3区分
から4区分に変更しております。
■ 事業所および工場(2006年4月17日現在)
本社および本社工場
東京都豊島区高田三丁目28番8号
本社別館工場
東京都豊島区高田三丁目23番9号
本社別館クリスタルエイトビル 東京都豊島区高田三丁目23番10号
浮間工場
東京都北区浮間四丁目24番23号
大阪支店
大阪市中央区瓦町三丁目6番5号
大阪支店別館工場
大阪市中央区上町一丁目24番17号
札幌営業所
札幌市中央区大通西十一丁目4番
横浜営業所
横浜市西区北幸一丁目11番15号
名古屋営業所
名古屋市中区錦一丁目20番25号
広島営業所
広島市中区紙屋町一丁目1番20号
福岡営業所
福岡市中央区天神三丁目4番8号
村
正
道
要
注:1.取締役のうち関要氏は、商法第188条第2項第7号ノ2に定める社外取締役であります。
2.監査役のうち大西裕、山上大介の両氏は、株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法
律第18条第1項に定める社外監査役であります。
■ 重要な子会社の状況
会社名
株式会社フィナンシャル メディア
資本金
200百万円
当社の議決権比率
82.0%
主な事業内容
IRコンサルティング、IR専門情報誌「ジャパ
ニーズインベスター」の発行、データベース
サービス、Web運営管理等
■「ジャパニーズインベスター」
個人投資家と企業を結ぶ、日本初の個人投資
家向けIRマガジンとして株式会社フィナン
シャル メディアから年4回発行。全国の金融
機関110社1,300拠点にて無料配布。
お申込はhttp://www.japanese-investor.
co.jpまで。
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■ 株主メモ
決算期
5月31日
定時株主総会
8月下旬
配当金受領株主
確定日
利益配当金 5月31日
11月30日
中間配当金
基準日
5月31日
その他必要あるときは、あらかじめ公告した日
名義書換代理人
中央三井信託銀行株式会社 東京都港区芝三丁目33番1号
同事務取扱所
東京都杉並区和泉二丁目8番4号 証券代行事務センター
(郵便番号168-0063)
中央三井信託銀行株式会社 証券代行部
電話 0120(78)2031
(フリーダイヤル)
同取次所
中央三井信託銀行株式会社 全国各支店
日本証券代行株式会社 本店・全国各支店
公告掲載紙
日本経済新聞
※:当社では上記公告掲載紙に決算公告を掲載するのに加え、当社ホームページ上に「決算のお知
らせ」も掲載しております。
■ 株主優待制度
贈呈対象株主様
毎年5月31日(決算期)の最終の株主名簿および
実質株主名簿に記載または記録された株主様
贈呈基準
および贈呈内容
所有株式数
2,000株以上
贈呈時期
贈呈内容
100株以上2,000株未満 一律1,000円相当の図書カード
一律3,000円相当の図書カード
毎年8月の年1回発送予定
※:1. 平成18年より贈呈内容を図書券から図書カードに変更しております。
2. 平
成18年3月1日を変更日とする、1単元の株式の数の変更に伴い、所有株式数の基準を
500株から100株に変更しております。
■ 株主総会招集ご通知の電子メールでのお受け取りについて
当社では、株主総会招集ご通知の書面による郵送でのお受け取りに加え、
電子メールでのお受け取りもできます。
これにより、より早くご通知の内容をご確認いただくことが可能となります。
なお、この電子メールでのお受け取りにつきましては株主様のご承諾手
続きが必要となりますので、ご希望される株主様は、当社ホームページ
にありますご案内をご確認いただき、お手続きくださいますようよろし
くお願い申しあげます。
http://www.takara-print.co.jp/
http://www.takara-print.co.jp/
本社 東京都豊島区高田三丁目28番8号 TEL:03(3971)3101 FAX:03(3971)3140
古紙の利用100%の印刷物
この印刷物は再生紙を使用し、エコマーク認定を受けております。
リサイクルに配慮した印刷物
印刷内容とエコマークは関係ありません。不要となった際、回収、
環境に配慮した「大豆油インキ」を使用しています。
エコマーク認定番号第03120012号
リサイクルに出しましょう。
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