Zambia TB & Tryps. Research Project News Letter No.166 (27th May to 7th June ‘13 ) ザンビア国結核及びトリパノソーマ症の診断法と治療薬開発プロジェクト関係者各位プロジェクト周辺の様子更にルサカの気温は落ちて朝には 10℃近くになり、来月の大寒期に向けてもう少し寒さが厳しくなりそうです。私は毎年この時期になると、防寒着に身を固め毛糸の手袋にマフラー姿の通勤通学の人を見て「何もそこまで大袈裟にしなくても！」と笑っていましたが、今年はいつになく寒く感じるものですから遂には自分でもマフラーを、家で湯たんぽを使う事が多くなりました。現在アフリカ各地で 2014 年の FIFA サッカーワールドカップのブラジル大会予選ブロックが開催されています。日本は早々出場を決めていますが、ザンビアは 6 月 8 日レソトに 4-0 で久々の勝利。勝ち点ではリードしていますが同ブロック内のスーダンそして強豪ガーナとの試合が残っていて予断を許しません。それにしてもアフリカ勢は紛争中の国も多いのに全く元気です。今年のアフリカ杯では決勝トーナメントに進めなかったザンビアですが今回のワールドカップ出場の快挙となれば日本との対戦も夢ではありません。写真①：UTH の警備つき駐車場で他の車に出口をふさがれたプロジェクト車輌（右奥の Nissan Patrol）ルサカ市では毎日 200 台もの車輌新規登録が行われているそうです。何処もかしこも駐車場さがしが問題です。 UTH, Lusaka City, 28th May.’13 全国結核有病率調査の遅延とプロジェクトの対応策米国側の同調査費用が正式について、調査開始することが確実になったのですが、未だにパイロット開始の通知がありません。それは雇用されるスタッフの配置もまだ行われていない事、MGIT をはじめとする必要な資機材の調達も完了していない事からもパイロット調査ができないからの様です。ますます開始の遅れを見せている同調査ですが、本プロジェクトとしては、有病率調査開始までは UTH の結核ラボに集まる臨床検体を利用して LAMP（UH-LAMP と栄研 LAMP）とそのほかの結核診断法との比較を開始しています。更に 7 月以降には検査試薬等の有効期限が切れる恐れも出てきましたので、採取ポイントを増設する検討も行われています。そして有病率調査の本格実施が始まりましたらその検体を利用することになります。本邦調達機材到着（5 月 31 日）超純水製造装置フィルター他、安全キャビネット保守管理用機材）が空輸され UTH 結核ラボのプロジェクト事務所に到着しました。（写真②参照）写真②：UTH 結核ラボのプロジェクト事務所に到着した機材の荷姿 TB Lab, UTH, Lusaka City,3rd June‘13 CTL の不調（5 月 27 日から 28 日） 5 月 27 日 CTL（コンテナ結核ラボ）が二棟同時に運転を緊急停止しました。度重なる商用電源の停電の影響と思われますが、遂には排気ダクト・ファンのインバーターが作動しなくなり CTL 内の作業が一時的に出来なくなりました。製造設置した南アの AFMS 社や日本の須賀工業㈱からの支援を仰いで 28 日の始業前には正常運転に復帰する事が出来ました。今後日本側プロジェクト経費負担による CTL のメンテナンスが行われる予定ですので AFMS 社にはこのようなケースでの対応策も講じてもらう事にします。写真③：プロジェクトが導入した重要機材を不意の停電復帰後の電圧変動による悪影響をカットラボ強化メンターする AVS（Automatic Voltage Switch 青い容器入り）TB Lab,UTH, Lusaka City, 5th __________________________________________________________________________________________________________________________________ June.’13 TB and Tryps. Research Project (postal address at JICA Zambia Office) Japan International Cooperation Agency(JICA) Zambia Office Plot No.11743A, Brentwood Lane, Longacres, P.O.Box 30027, Lusaka 10101, ZAMBIA ,TEL;+260-211-254501/254508 FAX:+260-211-254935 c/o http://www.jica.go.jp/project/zambia/002/index.html TB and Tryps. Research Project office in UTH TB Laboratory, University Teaching Hospital（UTH）Nationalist Road, P/B RW IX, Lusaka, ZABIA, TEL;+260-211-252911 Zambia TB & Tryps. Research Project News Letter No.166 (27th May to 7th June ‘13 ) UTH の結核ラボではメンターと呼ばれる米国 CDC からラボ機能強化のために送り込まれた専門家が結核ラボスタッフとの協議を繰り返し、更にはラボ内での手技の確認をしていました。彼女は昨年に続いて 2 度目の登場で、6 月 17 日から 3 日間はラボ安全の講習会を開催するそうです。今週号は私が 2 週前にお休みを頂いていた関係で、先週との合併号となっています。 5 月から政府による補助制度撤廃による石油製品の値上げとその影響で交通費が高騰。さらに主食であるメイズ（トウモロコシ）の助成金撤廃で価格高騰し政府に対する風当たりは強くなるばかりです。反政府デモも散発し始めていますので、周囲に注意を払い巻き込まれないようにしたいです。ザンビア国結核及びトリパノソーマ症プロジェクト調整員：飯塚昌今後のプロジェクト関連活動予定 ********************************* 1. ザンビア全国結核有病率調査パイロット開始は予算執行が決まった。 TB ラボへの MGIT、EPI Center 他関連資材の 6 月中の導入予定パイロット地区での実施は 7 月初旬の見込み。 2. プロジェクト･プロトコールの更新手続き（倫理委員会承認手続き）6 月中に提出 3. Miller 専門家休暇： 6 月 17 日から 6 月 28 日 4. 7 月 1 日 Heroe’s Day（月曜日：祝日） 5. 7 月 2 日 Unity Day（火曜日：祝日）専門家派遣予定 (派遣期間は日本出発日から帰国日まで) ********************************************************** 1. 浅野喜造：遺伝子迅速診断法 2013 年 6 月 14 日から同年 7 月 12 日予定 2. 鈴木定彦：結核遺伝子迅速診断法・第 14 回四半期報告 2013 年 7 月 14 日から同月 28 日予定 3. 松葉隆司：結核遺伝子迅速診断法 2013 年 8 月 3 日から同月 24 日予定学会参加予定 (派遣期間はルサカ出発日から帰任日まで) ********************************************************** 第 8 回欧州熱帯医学・国際保健会議(コペンハーゲン): 2013 年 9 月 8 日から 15 日予定 1. Prof. Boniface Namangala：Leader of Tryps Study Team, UNZA Vet. 2. Dr. Kennedy Choongo:Member of Tryps Study Team, UNZA Vet. 3. Mr. Miller 真里：プロジェクト専門家（迅速診断法開発） __________________________________________________________________________________________________________________________________ TB and Tryps. Research Project (postal address at JICA Zambia Office) c/o Japan International Cooperation Agency(JICA) Zambia Office Plot No.11743A, Brentwood Lane, Longacres, P.O.Box 30027, Lusaka 10101, ZAMBIA ,TEL;+260-211-254501/254508 FAX:+260-211-254935 http://www.jica.go.jp/project/zambia/002/index.html TB and Tryps. Research Project office in UTH TB Laboratory, University Teaching Hospital（UTH）Nationalist Road, P/B RW IX, Lusaka, ZABIA, TEL;+260-211-252911