受託事業等に係わる人件費および諸手当等の支払に関する要綱 (2004年3月31日規約第03−81号) (趣旨) 第1条 本大学は、国、地方公共団体その他の公共機関から調査研究等の事業の委託を受け、 その受託した事業(以下「受託事業」という。 )の実施に係る人件費および諸手当をその受 託事業収入から支出する場合の支給基準について定める。ただし、当該受託事業を委託す る機関が支出基準等を定めている場合は、その基準による。 (人件費支出基準) 第2条 受託事業の実施に際し支出する人件費の時間単価は、別表1または別表2の基準に よる。ただし、複数の本大学専任教員(外部資金に拠らずに雇用されている任期付教員を 含む。以下この条において同じ。)が参加する受託事業については、当該受託事業に参加す る専任教員の最高時間単価を、その時間単価に満たない者に対して適用することができる ものとする。 2 前項の規定にかかわらず、当該受託事業の収入により雇用する任期付教員および研究員の 人件費は、原則として任期の定めのある教員、研究員、客員教員および客員教諭の給与に 関する規程(1992年規約第92−10号の2)に基づく月例給により支給するものと し、支給額等は雇用条件確認書を取り交わすことにより決定する。 (専任教員および助手に対する人件費の支出) 第3条 前条の規定により、本大学専任教員が人件費の支給を受けようとする場合は、予め 本属箇所の長に受託事業等の計画を記載した別に定める様式の申請書を提出し、その承認 を得るものとする。 2 前条の規定により、本大学の助手が人件費の支給を受けようとする場合は、予め本属箇 所の長および指導教員に受託事業等の計画を記載した別に定める様式の申請書を提出し、 その承認を得るものとする。 (委託業務従事時間報告書) 第4条 人件費の支出に際しては、従事者ごとに別に定める様式の委託業務従事時間報告書 (以下「従事時間報告書」という。 )を作成し、その記録に基づき原則として月毎に支給す るものとする。ただし、第2条第2項の規定により月例給により支給される者については、 従事時間報告書の作成は要しないものとする。 2 前項の従事時間報告書のほか、支給対象者の確認のため、専任教員および助手について は第3条の規定による承認書および授業時間割等を、それ以外の者については履歴書およ び雇用契約書等の提出を、必要に応じて求めるものとする。 (諸手当) 第5条 人件費以外の支出項目は、別表のとおりとする。 (支出の特例) 第6条 受託事業を委託する機関が支出基準等を定めていないにもかかわらず、特別の事情 により本要綱に定める基準に基づかない謝礼等の支出をする場合は、予め研究推進部長の 承認を得るものとする。 (所管) 第7条 本要綱については、研究推進部が所管する。 附 則 この要綱は、2004年4月1日から施行する。 附 則 この要綱は、2005年12月 1 日から施行し、改正後の受託事業等に係わる人件費およ び諸手当等の支払いに関する要綱の規定は、2005年12月1日から適用する。 附 則 この要綱は、2008年4月1日から施行する。 附 則 この要綱は、2010年4月1日から施行する。 第2条 別表1(本大学教授および准教授(任期を定めて嘱任した者(外部資金に拠らずに 雇用されている者に限る。 )を含む。)に対する支出基準) 号数(標準年齢) 時間単価 号数(標準年齢) 時間単価 1 号(29 歳) 4,000 円 12∼15 号(40∼43 歳) 8,000 円 2∼4 号(30∼32 歳) 5,000 円 16∼21 号(44∼49 歳) 9,000 円 5∼8 号(33∼36 歳) 6,000 円 22∼36 号(50∼70 歳) 10,000 円 9∼11 号(37∼39 歳) 7,000 円 備 考 1.号数は、当該教員が早稲田大学教職員本給および諸手当規程により支給を受ける本給 の号数を指す。 2.時間単価欄の金額は、所得税を源泉徴収する前の金額とする。 3.通勤費は支給しない。 第2条 別表2(第2条別表1以外の者に対する支出基準) 種 別 時間単価 備 考 研究員 6,000 円 上級研究員またはこれと同等の知識および経 験を有すると認められる者 5,000 円 主任研究員またはこれと同等の知識および経 験を有すると認められる者 4,000 円 講師、助教、次席研究員またはこれと同等の知 識および経験を有すると認められる者 3,000 円 研究助手またはこれと同等の知識および経験 を有すると認められる者 研究補助者 2,000 円 博士後期課程学生もしくはこれと同等の知識 および経験を有すると認められる者または特 殊もしくは専門的技術を有すると認められる 者 1,500 円 修士課程学生またはこれと同等の知識および 経験を有すると認められる者 1,200 円 その他の者 備 考 1.時間単価欄の金額は、上限額とし、大学は、時間単価欄の金額を減額することがで きる。 2.時間単価欄の金額は、所得税を源泉徴収する前の金額とする。 3.委託元および大学が認める場合は、通勤に係る費用の実費を支給することができる。 4.1時間に満たない場合については、分単位で計算し支給することができる。 5. 「種別」は、大学の身分・資格ではない。 第5条 別表 種 別 委員会出席謝礼(委員長) 金 額(上 限) 1 日あたり 20,000 円 証ひょう 委員会関連資料 (開催通知・出欠名簿・議事録) 委員会出席謝礼(委員) 1 日あたり 18,000 円 委員会関連資料(開催通知・出 欠名簿・議事録)委員委嘱状、 委員就任承諾書 委員会関連資料(開催通知・出 欠名簿・議事録) 開催案内、開催記録 委員会出席者謝礼 1 日あたり 30,000 円 (ヒアリング出席者への謝礼) 講演会等講師謝礼 1時間あたり 20,000 円 (参加者 30 人未満) 1時間あたり 30,000 円 (参加者 30 人以上) 講演会等通訳謝礼 1時間あたり 15,000 円 講演会等座長謝礼 1日あたり 20,000 円 ヒアリング謝礼 1件あたり 7,000 円 (30 分未満) 1件あたり 10,000 円 (30 分以上) 書面審査謝礼 1件あたり 5,000 円 アンケート謝礼 1件あたり 1,000 円 被験者謝礼 技術指導謝礼 原稿料謝礼 データ入力謝礼 テープ起こ し謝礼 翻訳謝礼 日本語 開催案内、開催記録 開催案内、開催記録 ヒアリング内容を証するもの 摘 要 1.第2条に規定する人件費支給対象者には支払わない。 2.代理出席者の手当については、本要綱を準用する。 1.金額は、1日あたりの限度額とする 1.金額は単独講演の場合とし、パネルディスカッションの場 合の謝礼は、半額とする。 2.司会の場合は、1時間あたり 10,000 円を上限とする。 3.時間は、講演会等の開催時間とする。 1.金額は、1日あたりの限度額とする。 1.金額は、1件あたりの限度額とする。 書面審査の内容を証するもの アンケートの内容を証するも 1.金額は、1件あたりの限度額とする。 の 1時間あたり 1,000 円 実施内容を証するもの 1時間あたり 20,000 円 依頼書、指導内容を証するも 1.技術指導とは、個別専門的な研究・技術について、直接指 の 導を受ける場合のことをいう。 1枚あたり 2,500 円(400 原稿 1.第2条に規定する人件費支給対象者には支払うことはでき 字詰日本語原稿用紙) ない。 2.研究代表者および研究分担者が、受託事業の「成果報告書」 1枚あたり 7,500 円 または「調査結果報告書」を執筆した場合は、原稿料支出の (A4・日本語約 1,200 字) 対象としない。 1枚あたり 2,500 円 (A4・外国語 200 ワード) 1時間あたり 1,200 円 データ入力した成果物 1.本業等でない者に対する場合の謝礼。 2.委託元から承認を受けている公的資金の場合のみ可能。 録音1時間あたり 2,500 テープ起こしをした成果物 1.本業等でない者に対する場合の謝礼。 円 外国語 録音1時間あたり 5,000 円 日本語→外国語 日本語 400 字あたり 5,000 原本および翻訳されたもの 円 1.本業等でない者に対する場合の謝礼。 外国語→日本語 日本語 校閲謝礼 外国語 外国語 200 ワードあたり 5,000 円 日本語 600 字あたり 3,000 原本および訳されたもの 円 外国語 300 ワードあたり 3,000 円 1.本業等でない者に対する場合の謝礼。 備 考 1.金額欄の金額は、所得税がかかる場合にあっては、所得税を源泉徴収する前の金額とし、消費税がかかる場合にあっては、消費税の額を含むも のとする。 2.銀行口座に振り込む場合は、領収書は不要とする(現金で支払った場合のみ領収書を必要とする。 )。 3.1時間に満たない場合については、分単位で計算し支給することができる。 4.委員会を開催する場合は、お茶菓子代として1人当たり500円(消費税込み) 、食事時間を挟まざるを得ないときは、弁当代として1人あたり2,000 円(消費税込み)を限度として別に支出できる。ただし、委員等の懇親会費としての支出はできない。
© Copyright 2024 ExpyDoc