№102 発行 平成25年 3月 1日 環境学館いずみボランティア ~環境学館いずみボランティアスタッフによる「いずみガイド」~ 2月23日(土) バードウォチングウォーキング 今日は朝からいい天気でしたが、強風のためバードウオッチングにはあいにくの日和となって しまいました。それでも講師の坂口先生、増尾先生といっしょに浅羽ビオトープへ向けて出発で す。強風の中にも関わらず、途中高麗川で色々な種類の野鳥を観察できました。 ようやく浅羽ビオトープへの到着し、いよいよ野鳥観察の 本番です。2 月は冬鳥(冬に別の場所から移動してくる鳥 たち)が多く見られ、その代表であるベニマシコやツグミ、 シメなどたくさんの野鳥が観察できました。そして、「清流 の宝石」と呼ばれカワセミも今回も観察することができま した。いずみに戻ってみんなで鳥合わせをしたところ、観 察種 37 種+外来種1種という結果でした。 2月24日(日) いずみ理科教室「身近なものの中の化学物質」 まずは、『食べ物の色を毛糸に染めてみよう』ということで、食品添加物(合成タール系着色料)の実験をしまし た。机の上に並べられた色とりどりのお菓子、ジュース、紅ショウガ、漬物、ボディーソープ等を見つめる子供た ちの「今日は何の実験かな」というワクワクした眼差しが印象的でした。自分はどれにしようかな、と試料を決め る時もとても楽しそうでした。 試料溶液をビーカーに図り取り、クエン酸を加え PH を調整しました。その後、ぬらした白色の毛糸を適量加え、 ビーカーごと 80℃に保たれた水槽に入れ 20 分温めました。毛糸を取り出し、良く水洗いしました。きれいに毛糸 が染まった試料と、ほとんど染まらない試料がありました。合成タール系着色料は酸性で染まり、アルカリ性で溶 け出るそうです。毛糸が染まり、溶液の色が薄くなったものは、合成タール系色素が含まれていることが推測され ました。金子先生のお話だと、最近は合成着色料が敬遠されているため、天然着色料の使用が多 くなっているそうです。天然着色料は一般的にアルカリ性で染まり、 酸性で溶け出るそうで、今回の実験で毛糸にあまり着色せず、試料 溶液の色が薄くなっていないものは、天然着色料が含まれているそ うです。 日本では合成タール系色素の 11 種類の使用基準が認められていると いうことでしたので、今まであまり気にしていませんでしたが、家 で食品についている表示を確認してみました。自分の目で確かめる のも勉強です。(M.U)
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