国土地理院技術資料 D・1-No.479 自治体担当者のための 防災地理情報利活用マニュアル(案) -土地条件図の数値データを使用した 簡便な災害危険性評価手法- 平 成 19 年 3 月 国土交通省国土地理院 1 表紙の写真:平成 16 年 7 月 新潟・福島豪雨 刈谷田川のはん濫 (平成 16 年 7 月 14 日:国際航業撮影) はじめに 本マニュアルは、土地条件図数値データを活用して、地形から見る災害危険性を評 価するための簡便な手法を解説したものです。ハザードマップを作成していない場合 は、地域の災害危険性を土地条件図から容易に確認できます。一方、既に作成してい る場合は、中小河川の水害危険性の評価や、液状化危険性の評価などを追加すること により、現在のハザードマップの高度化に資することができます。 目 次 1. 序章 .................................................................. 1 1-1 マニュアルの概要 ................................................... 1 1-2 土地条件図とは ..................................................... 2 1-3 数値地図 25000(土地条件図)とは ................................... 3 1-4 土地条件図(GIS データ)とは ....................................... 3 1-5 評価の概要 ......................................................... 4 1-6 土地条件図を使った危険性評価を行う時の注意点 ....................... 5 2. 災害危険性の評価 ...................................................... 6 2-1 洪 水 ............................................................. 6 2-2 地 震(揺 れ) .................................................. 18 2-3 地 震(液 状 化) .............................................. 25 3. 資料編 ............................................................... 30 3-1 データビューアの操作方法 .......................................... 31 3-2 土地条件図の整備状況 .............................................. 36 3-3 数値地図 25000(土地条件図)の整備状況 .............................. 41 3-4 土地条件図(GIS データ)の整備状況 ................................ 42 3-5 数値地図5mメッシュ(標高) ...................................... 43 3-6 地震(揺れやすさ)のランク付け .................................... 44 3-7 液状化ゾーニングマニュアル(旧国土庁) ............................ 45 3-8 参考資料一覧 ...................................................... 46 3-9 土地条件図の凡例 .................................................. 47 3-10 数値地図 25000(土地条件図)に対応した危険度評価.................. 48 図 表 ・ 写 真 の 目 次 図 1-1 マニュアルの使い方 ............................................... 1 図 1-1 土地条件図の表示例 ··············································· 2 図 1-2 数値地図 25000(土地条件図)簡易ビューアによる表示例 ·············· 3 図 2-1 洪水に対する危険性評価の考え方と流れ ............................. 7 図 2-2 土地条件図 ...................................................... 11 図 2-3 洪水危険性(土地条件図による評価) .............................. 11 図 2-4 数値地図 25000(土地条件図) ..................................... 14 図 2-5 浸水後の影響評価(数値地図 25000(土地条件図)) .................. 14 図 2-6 浸水後の影響評価(数値地図 25000(土地条件図)) .................. 15 図 2-7 土地条件図 ...................................................... 16 図 2-8 浸水実績図の表示(平成 16 年 福井豪雨) ......................... 16 図 2-9 土地条件図(冠水区域:平成 11 年福岡豪雨) ....................... 17 図 2-10 5mメッシュ標高の表示(冠水区域:平成 11 年福岡豪雨)............ 17 図 2-11 土地条件図(GIS データ) ........................................ 20 図 2-12 揺れやすさの評価(土地条件図(GIS データ)) ...................... 20 図 2-13 土砂災害の評価 (土地条件図による評価:重ねて表示した場合).... 21 図 2-14 土砂災害の評価 (土地条件図による評価:オーバーレイ).......... 22 図 2-15 土地条件図 ..................................................... 27 図 2-16 液状化危険度(土地条件図(GIS データ)) ......................... 27 図 2-17 液状化危険度+液状化履歴(平成 16 年新潟県中越地震)............. 28 図 3-1 土地条件図の整備状況図(平成 19 年 6 月現在、国土地理院).......... 36 図 3-2 数値地図 25000(土地条件図)の整備状況 ........................... 41 図 3-3 土地条件図(GIS データ)整備状況 ................................. 42 図 3-4 土地条件図の凡例 ................................................ 47 表 2-1 浸水しやすさ評価方法(1) .......................................... 8 表 2-2 浸水しやすさの評価基準 ........................................... 9 表 2-3 浸水しやすさ評価方法(2) ......................................... 13 表 2-4 浸水後の影響評価 ................................................ 13 表 2-5 揺れやすさの評価 ................................................ 19 表 2-6 地震による土砂災害の危険性評価 .................................. 21 表 2-7 揺れやすさの評価基準 ............................................ 23 表 2-8 液状化危険度の評価方法 .......................................... 26 表 2-9 液状化危険度の評価基準 .......................................... 29 表 3-1 土地条件図の整備状況一覧図(平成 19 年 6 月 1 日現在).............. 37 表 3-2 微地形区分ごとの速度比(増幅度)をもとにした評価................. 44 表 3-3 地形から見た判定基準(国土庁, 平成 11 年) ...................... 45 表 3-4 災害資料 ........................................................ 46 写真 2-1 平成 16 年新潟・福島豪雨災害(撮影:平成 16 年 7 月 14 日)........ 12 写真 2-2 平成7年兵庫県南部地震 液状化による被害(撮影:平成 7 年 1 月 24 日) .............................................................. 25 1. 序章 1-1 マニュアルの概要 【マニュアルの目的】 このマニュアルは、 「土地条件図の数値データ」を活用して、地形から見る「災 害の危険性(①洪水、②地震(揺れやすさ)、③地震(液状化)」を評価するため の簡便な手法を提示するものです。ハザードマップの高度化(補完)あるいは地 域の災害危険性評価に資することを目的としています。 【マニュアルの活用方法】 このマニュアルでは次のような使い方を想定しています。 1.既存のハザードマップ、アセスメント調査がある。 →中小河川の水害危険性評価や液状化危険度評価などの定性的な評価により、現 在のハザード情報を高度化することができます。 2.災害危険性の評価をしたことがない。 →マニュアルを参考に、地域の災害危険性を簡便に把握することができます。 我が町の災害危険性は? (洪水・地震(揺れ・液状化)) 土地条件図の整備状況の確認(36 ページ参照) 既存のハザードマップ・アセスメント調査がある Yes No ◆洪水 中小河川の危険性の評価はされている? ◆地震 液状化の危険度は評価されている? Yes No 既存の調査結果を確認して下さい。 マニュアルを参考に、地域の災害 評価の過程で、地形や地質を取り入 危険性を把握して下さい。 れていることがわかると思います。 図 1-1 マニュアルの使い方 1 1-2 土地条件図とは 【目的】 防災対策や土地利用計画・開発等に必要な土地に関する自然条件の基礎資料を提供 することを目的にしています。 【背景】 昭和 34 年 9 月に中京地域を襲った伊勢湾台風の前後に行われた濃尾平野の地形調 査と被害状況との比較検討から、土地の性状や生い立ち、地盤の高低、干拓、埋立な どの歴史から、洪水や高潮などの被害をかなりの程度まで推定できることが明らかと なりました。これを契機にして昭和 35 年から土地条件調査が始められ、水害防止対 策のみならず、広く土地保全、土地開発、土地利用等の諸計画に役立つ基礎資料の提 供を目的として調査が実施されるようになりました。さらに、平成 7 年の阪神・淡路 大震災を契機に地震災害と地形・地盤などの自然条件との関係についても反映させた 内容となっています。 【構成】 地盤高線(10m) ●地形分類 地形を形態、成り立ち、性 質などから分類したもので 地形分類 (これは自然堤防) あり、その土地が山地か、台 地か、低地かまた同じ低地の 中でも高燥な土地か、低湿な 土地か、あるいは自然の地形 を人工的にどのように改変 防災関係機関等 (これは消防署) しているかなどを、一見して わかるように区分して表示 したものです。 図 1-2 土地条件図の表示例 地形とその場所で発生しやすい災害現象とは、密接な関係にあるため、地形分類 の内容から受けやすい災害を推定することができます。 ●地盤高 特に平野部の地盤に高さを1mごとの等高線で詳細に表現したものです。この地 盤高線から、相対的に低い土地、その比高、傾斜、あるいは 0m地帯の広がりなど を読み取ることができます。 ●主な防災関係機関、人工・河川・海岸工作物 防災に関係している公共機関を、数値地図 25000(地名・公共施設)から抽出し、 また人工・河川・海岸の工作物などの分布を形状とともに記号によって表したもの です。 2 1-3 数値地図 25000(土地条件図)とは 数値地図 25000(土地条件図)は、平成5年までに調査を行った縮尺 2 万 5 千分 1土地条件図から主要な地形分類を数値化し、地理情報標準に準拠した形式で整 備したものです。 「東日本」は 1 枚の CD-ROM に土地条件図 58 枚分、「西日本」は 1 枚の CD-ROM に土地条件図 48 枚分のデータが簡易ビューアと共に納められています。なお、範 囲の境については重複させて収録してあります。 整備状況は、3-2 数値地図 25000(土地条件図)の整備状況(41 ページ)をご覧 下さい。 地理情報システム(GIS)の基盤データとして,数値地図 25000(空間データ基盤) シリーズ、数値地図(標高)シリーズなどと共に使用することで、地形と標高の 関係等を把握することが可能です。また、各種災害の防止対策等に活用できます。 図 1-3 数値地図 25000(土地条件図)簡易ビューアによる表示例 1-4 土地条件図(GIS データ)とは 土地条件図(GIS データ)は、地理情報システム(GIS)で閲覧、編集が可能な データです。数値地図 25000(土地条件図)で整備されている平成5年調査までの 土地条件図のほか、平成 8 年以降に調査された土地条件図についても整備してい ます。このデータは、シェープファイルで作成されており、図形や文字を書き加 えることができます。 一般への配布はしていませんが、希望する市町村へは貸与することができます。 3 1-5 評価の概要 【本マニュアルで危険性評価の対象とする災害】 ①洪水 ②地震(揺 れ) ③地震(液状化) 【活用できる場面】 ○中小河川の浸水危険性評価 ①洪水 ②地震(揺 ○整備済みハザードマップへの情報追加 れ) ○地域の相対的な揺れやすさの評価 ③地震(液状化) ○地域の相対的な液状化危険度の評価 【準備するもの】 資料名 洪水 地震(揺れ) 地震(液状化) ◆数値地図 25000(土地条件図)を使う場合 数値地図 25000(土地条件図) ※ 災害実績図 (浸水、液状化) ◎ ◎ ◎ ○ - ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ - ○ ○ - - ◆土地条件図(GIS データ)を使う場合 土地条件図の GIS データ (平成 8 年調査以降) 背景となる地図 (縮尺 2 万 5 千分 1 の地形図 等) 災害実績図(浸水、液状化) ◆その他 5mメッシュ標高 ◎:必要な資料、○:あると良い資料、-:特に必要としない資料 ※災害実績図:過去に発生した災害による影響範囲を表示した図 【危険性評価の考え方】 ○浸水しやすさ:土地条件図をもとに評価 ①洪水 ②地震(揺れ) ○浸水後の影響:土地条件図をもとに評価 ○常習性 :自治体がもつ浸水実績図を活用 ○揺れやすさ :土地条件図をもとに、地震防災マップ技術 資料(内閣府;44 ページに紹介)を参考に 評価 ○液状化危険度:土地条件図をもとに、液状化ゾーニングマ ③地震(液状化) ニュアル(旧国土庁;45 ページに紹介)を 参考に評価 4 1-6 土地条件図を使った危険性評価を行う時の注意点 【定性評価の限界】 具体的な数値シミュレーションを行いません。○mの浸水、震度、液状化指数 などの具体的な数値を算出するものではありませんのでご注意下さい。 【地形分類だけからの評価で判断できないもの】 下水道の整備、樋門の位置等、地形以外の要因で被害の様相が変わることも多 く見られます。このマニュアルではあくまでも地形の要素で危険度を評価してい ます。 【土地条件図の作成年代】 土地条件図のなかには、作成されてから年月が経過した図もあります。この間、 大規模な開発などで、地形が大きく変化していることも少なくありません。 土地条件図を利用する際には、経年変化による地形変化を加味してください。 【その他マニュアル使用上の注意点】 ①土地条件図の「人工地形」の表記について 土地条件図の中には、台地上の盛土、谷を埋めた盛土、旧河道を埋めた盛土 など、原地形がどのような地形であっても全て同じ「盛土」と表記したものが あります。本マニュアルでは、もっとも条件の悪い盛土を想定して評価を行っ ています。 人工改変地の原地形が把握できる場合は、ランクを下げる等、原地形に相当 する危険度評価に変更して下さい。 ②人工地形と現地形の評価が異なる場合 危険性の高い方の評価基準を採用します。 ③いくつかの地形をまとめた区分となっている場合(例:自然堤防・砂州・砂 堆) それぞれの地形で評価が異なる場合は、最も危険性の高い評価としています。 5 2. 災害危険性の評価 2-1 洪 水 洪水が発生したとき、相対的に浸水の危険性が高い地域について、土地条件図を もとに評価します。 ◆活用できる場面 ○ 中小河川の浸水危険性評価 ○ 整備済の洪水ハザードマップへの情報追加 ◆準備するもの パターン1 数値地図 25000(土地条件図)を使う場合 □数値地図 25000(土地条件図) (平成 5 年調査まで) □浸水実績図 □5mメッシュ標高 パターン2 土地条件図(GIS データ)を使う場合 □土地条件図(GIS データ)(平成 8 年調査以降) ※国土地理院では、危険度評価図を作成する市町村に対して土地条件図(GIS データ)を貸与します。 □背景となる地図:縮尺 2 万 5 千分1の地形図 ※土地条件図は、縮尺 2 万 5 千分1の精度で作成しています。縮尺 2 万 5 千分 1 よりも大きな縮尺(都市計画図など)の地図を背景にすることもできます が、精度の保証はできません。 □浸水実績図 □5mメッシュ標高 ◆危険性評価の考え方 危険性評価をする際には、次のような考え方をします。 ①浸水しやすさ (浸水そのものの危険度) 土地条件図をもとに、浸水の危険性を評価します。 一般に洪水に襲われる可能性のある河川の氾濫域は、地形的には氾濫平野や谷底 平野、三角州などに区分される低地にあたります。この低地をさらに細かく見ると、 50~60cm から 2~3mくらいの高まりがあったり、周辺よりも低く低湿な地域があ ったりと、細かく分けることができます。これらの細かい地形をもとに、浸水しや すさを評価します。 土地条件図はこのような僅かな凹凸を微地形として区分しており、浸水の危険 性評価に活用することができます。 6 ②浸水深・湛水時間 (浸水後の影響評価) 土地条件図をもとに、浸水後の影響を評価します。 同じように浸水する可能性がある地域でも、かつての河道や後背低地などは、周 囲より地盤が低く、低湿で泥土がたまった地形では、浸水深が大きく長時間湛水し がちです。 土地条件図は土地の成り立ちを考慮した微地形区分を行っており、浸水後の影 響評価に活用することができます。 ③常習性 過去の水害による実績を重ね、常習性を評価します。 実際の水害では、地形の他に下水の整備状況や樋門、ポンプ場等の配置等、人為 的な施策によって浸水しやすい場所が変わることがあります。 過去の水害による浸水域は、地形だけでなく、降雨の様子や施設の整備状況な ど周囲の状況の総合的な要因に左右されます。 ①浸水しやすさ 低い 被害がない、少ない 浅い・短時間 高い 浸水するが、軽微な被害 浸水し、影響も大きい ②浸水深・湛水時間 深い・長時間 ③常習性 あり なし 浸水する頻度が高く、 影響も大きい 浸水する頻度が高い 浸水する頻度が低い 図 2-1 洪水に対する危険性評価の考え方と流れ 7 ◆危険性の評価 1.浸水しやすさ パターン1 数値地図 25000(土地条件図)を使った評価 数値地図 25000(土地条件図)に添付されている「数値地図 25000(土地条件図) データビューア」を使って、危険性評価図を作成します。 表 2-1 浸水しやすさ評価方法(1) (1) 数値地図 25000(土 地条件図)データビュー アの表示設定機能を使 います。 データビューアの操 作方法は、31 ページをご 覧下さい。 (2)すべての地形分類を 表 2-2 の浸水危険性にあ った着色をし、災害危険 性評価図とします。 なお、凡例は別途作成 して下さい。 パターン2 土地条件図(GIS データ)を使った評価 図形に付与されている地形の属性に対応した評価を行い、着色等の設定を行いま す。また、GIS データを使用する場合は、経年変化に伴う地形分類の更新を行うこと ができます。 8 表 2-2 浸水しやすさの評価基準 浸水危険性 数値地図 25000(土地条件図) 斜面(山地) 山地斜面 山地・斜面 山地斜面等 火砕丘 溶岩円頂丘 火山地形 火口 溶岩流地形 崖※ 浸水しない 壁岩 崩壊地 変形地 禿しゃ地・露岩 地すべり(崩壊部) 地すべり(堆積部) 地すべり地 切土斜面※ 人工地形 盛土斜面 高位面 上位面 中位面 下位面 中位面・下位面 台地・段丘 台地・段丘 浸水の可能性が低い 対比困難な段丘 洪積台地 岩石台地 溶岩台地 台地・段丘状の地形 平坦化地 人工地形 農耕平坦化地 麓屑面 崖錐 土石流堆 浸水の可能性がある 山麓堆積地形 土石流段丘 崖錐・麓屑面・土石流堆 渓床堆積地 山麓堆積地 9 浸水危険性 数値地図 25000(土地条件図) 台地・段丘 低位面 凹地・浅い谷 凹地・浅い谷 扇状地 緩扇状地 自然堤防 浸水の可能性がある 砂丘 低地の微高地 砂(礫)堆・州 自然堤防・砂州・砂堆 天井川沿いの微高地 旧天井川の微高地 天井川・天井川沿いの微高地 人工地形 切土地 谷底平野・氾濫平野 海岸平野・三角州 低地の一般面 湖岸平野・三角州 後背低地 旧河道 浸水の可能性が高い 高い盛土地 盛土地 埋土地 人工地形 干拓地 凹陥地 埋立地 天井川の部分 高水敷 低水敷・浜 洪水時に水に浸かる 高水敷・低水敷・浜 頻水地形 湿地・水草地 落堀 潮汐平地 低水敷・浜・潮汐平地 改変工事中 人工地形 改変工事中の区域 水部 評価範囲外 水部 河川及び水面 旧水部 ※崖、切土斜面は条件によっては浸水の可能性があります。 10 図 2-2 土地条件図 図 2-3 洪水危険性(土地条件図による評価) 11 は下の写真の撮影方向。写真中央の島状の集落は、自然堤防の地形であ ることから、一ランク安全側に評価されました。 写真 2-1 平成 16 年新潟・福島豪雨災害(撮影:平成 16 年 7 月 14 日 国際航業株式会社) 中央は自然堤防上の集落、周辺に比べ浸水深が小さい 12 2.浸水深・湛水時間 パターン1 数値地図 25000(土地条件図)を使った評価 浸水しやすさの評価と同様に、数値地図 25000(土地条件図)に添付されてい る「数値地図 25000(土地条件図)データビューア」を使って、浸水後の影響を 評価します。 表 2-3 浸水しやすさ評価方法(2) (1) 数値地図 25000(土 地条件図)データビュ ーアの表示設定機能を 使って、浸水後の影響 評価により着色を変更 します。 (右の図では、浸水深 が大きい、湛水時間が 長い土地条件の地形に 青色のメッシュを入れ ています) 地形分類ごとの評価 は表 2-4 を参考にして ください。 データビューアの操作方法は、31 ページをご覧下さい。 パターン2 土地条件図(GIS データ)を使った評価 浸水後に影響が生じる地形を選択し、着色等の設定を行います。また、GIS デー タを使用する場合は、任意にレイヤーを分けることができます。 表 2-4 浸水後の影響評価 浸水後の影響 浸水深が大きい 浸水深が大きく、湛水時間が長い 土地条件 凹地・浅い谷 後背低地、旧河道、盛土地、埋土地、高い盛土、 干拓地 13 凹地・浅い谷 上位面 後背低地 地すべり 低位面 谷底平野・氾濫平野 平坦化地 凡例は、3-9(47 ページ) 図 2-4 数値地図 25000(土地条件図) 浸水深が大きい 浸水深が大きく、湛水時間が長い 図 2-5 浸水後の影響評価(数値地図 25000(土地条件図)) 14 浸水深が深い。 浸水深が大きい 浸水深が深く、洪水時間が長い 浸水深が大きく、湛水時間が長い。 500m 0 500 1000 1500 図 2-6 浸水後の影響評価(数値地図 25000(土地条件図)) ※透明シートの出力をすれば、オーバーレイ図としても利用できます。 15 3.常習性の評価 浸水実績図を使った評価 過去の水害による浸水範囲を示すことで、浸水する可能性のある地域を示しま す。「1.浸水しやすさ」と重ねて表示すると、防災施設の整備状況や河川の合流 など地形だけでは評価できない要因による水害の危険箇所が表示できることがあ ります。 谷底平野・氾濫平野 海岸平野・三角州 後背低地 凡例は、3-9(47 ページ) 図 2-7 土地条件図 図 2-8 浸水実績図の表示(平成 16 年 福井豪雨) 16 番外:5mメッシュ標高がある場合 標高別に彩色することで、視覚的に凹地、凸地を把握することが可能となります。 5mメッシュ標高は、高さ方向に±30cm 程度の精度があります。 図 2-9 土地条件図(冠水区域:平成 11 年福岡豪雨) 図 2-10 5mメッシュ標高の表示(冠水区域:平成 11 年福岡豪雨) 17 2-2 地 震(揺 れ) 地震による地表面の揺れやすさについて、土地条件図をもとに評価します。 また、土砂災害の危険性についても検討します。 この方法は、震源からの距離を決めていないため、相対的な揺れやすさの評価し か出せません。 ◆活用できる場面 ○ 地域の相対的な揺れやすさの評価 ◆準備するもの パターン1 数値地図 25000(土地条件図)を使う場合 □数値地図 25000(土地条件図) パターン2 土地条件図(GIS データ)を使う場合 □土地条件図(GIS データ) ※国土地理院では、危険度評価図を作成する市町村に対して土地条件図(GIS データ)を貸与します。 ◆揺れやすさ評価の考え方 土地条件図をもとに、揺れやすさを評価します。 地震による揺れの評価は、地震防災マップ作成技術資料(内閣府,平成 17 年 3 月) を準用し、地形ごとの地盤の増幅度をもとに揺れやすさの評価を行います(44 ページ 参照)。 この方法は、地表近くまで達した地震の波が、地形・地質によって地表に達するま でに増幅する過程が異なる性質を利用するものです。 また、地震の揺れによって、土砂災害が誘発されることがあります。そこで、土砂 災害の危険がある地形を抽出し、強調して表示することができます。 18 ◆危険性の評価 1.揺れやすさ パターン1 数値地図 25000(土地条件図)を使った評価 数値地図 25000(土地条件図)に添付されている「数値地図 25000(土地条件 図)データビューア」を使って、揺れやすさを評価します。 表 2-5 揺れやすさの評価 (1) 数値地図 25000(土地条 件図)データビューアの表 示設定機能を使います。 データビューアの操作方 法は、31 ページをご覧下さ い。 (2)すべての地形分類を表 2-7 の評価危険性にあった 着色をし、揺れやすさの評 価図とします。 なお、凡例は別途作成し て下さい。 パターン2 土地条件図(GIS データ)を使った評価 図形に付与されている地形の属性に対応した評価を行い、着色等の設定を行い ます。また、GIS データを使用する場合は、経年変化に伴う地形分類の更新を行う ことができます。 19 図 2-11 図 2-12 土地条件図(GIS データ) 揺れやすさの評価(土地条件図(GIS データ)) 20 2.土砂災害の危険性 パターン1 数値地図 25000(土地条件図)を使った評価 浸水しやすさの評価と同様に、数値地図 25000(土地条件図)に添付されてい る「数値地図 25000(土地条件図)データビューア」を使って、土砂災害の危険 性を評価します。 表 2-6 地震による土砂災害の危険性評価 (1) 数値地図 25000(土地条件 図)データビューアの表示設定 機能を使って、土砂災害に関係 する地形の着色方法に変更し ます。 (下図では、土砂災害の危険性 がある区域に赤色のメッシュ を入れています) 地形分類ごとの評価は表 2-7 の土砂災害を参考にしてくだ さい。 データビューアの操作方法は、31 ページをご覧下さい。 図 2-13 土砂災害の評価 (土地条件図による評価:重ねて表示した場合) 21 パターン2 土地条件図(GIS データ)を使った評価 土砂災害に関係する地形を選択し、着色等の設定を行います。また、GIS デー タを使用する場合は、任意にレイヤーを分けることができます。 図 2-14 土砂災害の評価 (土地条件図による評価:オーバーレイ) ※透明シートの出力をすれば、オーバーレイ図としても利用できます。 22 表 2-7 揺れやすさの評価基準 評価 数値地図 25000(土地条件図) 斜面(山地) 斜面 山地・斜面 山地斜面等 揺れやすさ小 岩石台地 台地・段丘 溶岩台地 火口 火山地形 溶岩流地形 人工地形 切土地 崖 壁岩 変形地 崩壊地 土砂災害 禿しゃ地・露岩 地すべり(崩壊部) 火砕丘 火山地形 溶岩円頂丘 麓屑面 崖錐 土石流堆 山麓堆積地形 土石流段丘 崖錐・麓屑面・土石流堆 渓床堆積地 山麓堆積地 高位面 上位面 揺れやすさ中 中位面 下位面 台地・段丘 中位面・下位面 台地・段丘 対比困難な段丘 洪積台地 台地・段丘状の地形 扇状地 低地の微高地 緩扇状地 人工地形 土砂災害 切土斜面 地すべり(堆積部) 変形地 地すべり地 23 評価 数値地図 25000(土地条件図) 台地・段丘 低位面 凹地・浅い谷 凹地・浅い谷 自然堤防 砂丘 砂(礫)堆・州 低地の微高地 天井川沿いの微高地 揺れやすさやや大 天井川・天井川沿いの微高地 旧天井川の微高地 自然堤防・砂州・砂堆 低地の一般面 谷底平野・氾濫平野 平坦化地 人工地形 農耕平坦化地 盛土地 土砂災害 人工地形 盛土斜面 海岸平野・三角州 湖岸平野・三角州 低地の一般面 後背低地 旧河道 揺れやすさ大 高い盛土地 埋土地 人工地形 干拓地 埋立地 天井川の部分 高水敷 低水敷・浜 高水敷・低水敷・浜 頻水地形 湿地・水草地 落堀 潮汐平地 評価範囲外 低水敷・浜・潮汐平地 水部 水部 河川及び水面 旧水部 改変工事中 人工地形 改変工事中の区域 凹陥地 ※ 揺れやすさと地形の関係は今後の知見によっては評価が変わる可能性があります。 24 2-3 地 震(液 状 化) 地震による液状化の危険度について、液状化の発生と平野部の微地形に大きな関 係があることから、土地条件図をもとに評価します。 ◆活用できる場面 ○ 地域の相対的な液状化危険度の評価 ◆準備するもの パターン1 数値地図 25000(土地条件図)を使う場合 □数値地図 25000(土地条件図) パターン2 土地条件図(GIS データ)を使う場合 □土地条件図(GIS データ) ※国土地理院では、危険度評価図を作成する市町村に対して土地条件図の(GIS データ)を貸与します。 そ の 他 □液状化実績図 ◆液状化危険度評価の考え方 土地条件図をもとに、液状化危険度を評価します。 液状化の危険度評価は、液状 化ゾーニングマニュアル(国土 庁,平成 11 年)を準用し、地形 ごとの液状化危険度の評価を 行います(45 ページ参照)。 地盤の液状化は低地のどこ でも起こるというわけではな く、(1)粒度のそろった砂地 盤で、 (2)地下水位が高い(浅 い)場所で起こりやすいのです。 これらの特徴は、平野の微地形 に対応させることができます。 写真 2-2 平成7年兵庫県南部地震 液状化による被害 (撮影:平成 7 年 1 月 24 日 国際航業株式会社) 液状化危険度は、平野の微地形に対応しているため、平野の微地形を細分して いる土地条件図は、液状化危険度評価に活用することができます。 25 ◆危険性の評価 1.液状化危険度の評価 パターン1 数値地図 25000(土地条件図)を使った評価 数値地図 25000(土地条件図)に添付されている「数値地図 25000(土地条件図) データビューア」を使って、液状化危険度評価図を作成します。 表 2-8 液状化危険度の評価方法 (1) 数値地図 25000(土地条件 図)データビューアの表示設定 機能を使います。 データビューアの操作方法 は、31 ページをご覧下さい。 (2)すべての地形分類を表 2-9 の 危険性にあった着色をし、液状 化危険度評価図とします。 なお、凡例は別途作成して下 さい。 パターン2 土地条件図(GIS データ)を使った評価 図形に付与されている地形の属性に対応した評価を行い、着色等の設定を行いま す。また、GIS データを使用する場合は、経年変化に伴う地形分類の更新を行うこ とができます。 26 図 2-15 土地条件図 図 2-16 液状化危険度(土地条件図(GIS データ)) 27 図 2-17 液状化危険度+液状化履歴(平成 16 年新潟県中越地震) 液状化の実績がある地域では、液状化危険度図に実績図を添付すると効果的です。 ※「液状化しない地域」の液状化:不明瞭な低地と段丘の境界付近で発生しました。 28 表 2-9 液状化危険度の評価基準 評価 数値地図 25000(土地条件図) 液状化の可能性 斜面(山地) 山地・斜面 なし 斜面 山地斜面等 火砕丘 溶岩円頂丘 火口 溶岩流地形 崖 壁岩 崩壊地 禿しゃ地・露岩 地すべり(崩壊部) 地すべり(堆積部) 火山地形 変形地 地すべり地 高位面 上位面 中位面 下位面 中位面・下位面 台地・段丘 対比困難な段丘 洪積台地 岩石台地 溶岩台地 台地・段丘状の地形 麓屑面 崖錐 土石流堆 土石流段丘 渓床堆積地 山麓堆積地 崖錐・麓屑面・土石流堆 平坦化地 農耕平坦化地 切土地 切土斜面 台地・段丘 山麓堆積地形 人工地形 盛土斜面 29 評価 数値地図 25000(土地条件図) 凹地・浅い谷 液状化の可能性 台地・段丘 凹地・浅い谷 低位面 は小さい 扇状地 低地の微高地 砂丘 緩扇状地 自然堤防 砂(礫)堆・州 低地の微高地 天井川沿いの微高地 天井川・天井川沿いの微高地 液状化の可能性 旧天井川の微高地 は大きい 自然堤防・砂州・砂堆 谷底平野・氾濫平野 海岸平野・三角州 低地の一般面 湖岸平野・三角州 後背低地 低地の一般面 旧河道 高い盛土地 盛土地 液状化の可能性 は非常に大きい 埋土地 人工地形 干拓地 凹陥地 埋立地 天井川の部分 高水敷 高水敷・低水敷・浜 低水敷・浜 頻水地形 湿地・水草地 落堀 評価範囲外 潮汐平地 低水敷・浜・潮汐平地 改変工事中 人工地形 改変工事中の区域 水部 水部 河川及び水面 旧水部 ※ 砂丘の切土地、砂丘上の凹地・浅い谷は液状化の可能性は大きい。 30 3. 資料編 3-1 データビューアの操作方法 データビューアは、数値地図 25000(土地条件図)のCDに格納されています。C Dを挿入すると自動的にインストールの準備を始めます。 データビューアをインストールしてから、作業を始めて下さい。 ●ファイルを開く (1) 数値地図 25000 (土地条件図)データ ビューアを起動しま す。 ◆はじめてファイル を開くとき 追加 ボタンを押 し、目的の地図を開き ます。 ◆一度作成したファ イルを開くとき 追加を押すと、地図の名前 このウィンドウを閉 が出てきます。 じ、ツールバーのコマ 目的の地図名を選んでく ンドから開いて下さ ださい。 い。 (2)目的の図面の名前 を選び、土地条件図を 表示します。 31 (3) 図面は、複数面 をつなげて表示する ことができます。 2つ以上のデータ ファイル(図面)を集 合して「プロジェク ト」として保存し、繰 り返し表示すること ができます。 (4)ビューアの機能を 用いて、拡大・縮小・ 移動をし、目的の範囲 を表示することがで きます。 ビューアのツールが 表示されています 32 ●評価にあわせて着色する (5)「設定」の「表示設定」 を開きます。 (6)地形ごとに表示する色 を変更することができる ウィンドウが開きます。 ①カーソルを合 わせる ②設定ボタンを 押す 目的の地形名にカーソル を合わせて反転させた後、 設定ボタンを押します。 (7)目的の地形の現在の色 設定が表示されます。 評価の色に変更します。 色は塗りつぶしやハッ チなど選択できます。 塗り方が選べる それぞれの地形で、危険性 決定したら、OK を押しま す。 この作業を繰り返して 行い、災害危険性評価図を 作成します。 33 色の設定ができ る ●ファイルの保存 (8) 完成した災害評価図 は、名前をつけて保存する ことができます。 (9) ツールバーからファ イルを保存するコマンド を選択し、任意の場所に保 存できます。 (10)危険性評価に合わせ た着色の設定を保存する ことができます。 「表示設定」の画面下の 「現在の設定を標準の設 定にする」ボタンを押すと 現在表示されている設定 が標準設定となります。 なお、設定の保存は1種類 しかできません。 34 ●評価図の印刷 (11)ツールバーから「印 刷」のコマンドを選びま す。 (12)決められた縮尺、用紙 サイズ、中心点から縮尺に 合わせて入るだけ、の3種 類の印刷方法から目的の コマンドを選択し、画像デ ータあるいは紙に出力し ます。 35 3-2 土地条件図の整備状況 130°E 140°E 135°E 140°E 稚内 蘂取 天塩 枝幸 羽幌 名寄 紋別 網走 留萌 旭川 北見 斜里 標津 岩内 札幌 夕張岳 帯広 釧路 根室 室蘭 苫小牧 浦河 広尾 渡島大島 函館 尻屋崎 40°N 久遠 紗那 別飛 尻屋崎 青森 野辺地 深浦 弘前 八戸 男鹿 秋田 盛岡 酒田 新庄 一関 相川 村上 仙台 石巻 長岡 新潟 福島 色丹島 42°N 輪島 西郷 35°N 渡島大島 函館 知床岬安渡移矢岬 得茂別湖 富山 高田 日光 白河 金沢 高山 長野 宇都宮 水戸 岐阜 飯田 甲府 東京 千葉 豊橋 静岡 横須賀 大多喜 大社 松江 鳥取 見島 浜田 高梁 姫路 京都及大阪 名古屋 厳原 小串 山口 広島 岡山及丸亀 徳島 唐津 福岡 中津 松山 高知 福江 長崎 熊本 大分 宇和島 窪川 富江 野母崎 八代 延岡 甑島 鹿児島 宮崎 黒島 開聞岳 剣山 宮津 七尾 和歌山 伊勢 田辺 木本 伊良湖岬 御前崎 35°N 三宅島 御蔵島 八丈島 125°E 与論島 久米島 屋久島 30°N 40°N 中之島 26°N 那覇 30°N 魚釣島 宝島 宮古島 石垣島 奄美大島 徳之島 与論島 小笠原諸 135°E 130°E 140°E 図 3-1 土地条件図の整備状況図(平成 19 年 6 月現在、国土地理院) 36 仙台地域 関東地域 図名 松島 塩竃 吉岡 表 3-1 調査年 昭和46年 昭和46年 昭和46年 仙台 昭和46年 岩沼 石巻 涌谷 若柳 古川 昭和46年 昭和46年 昭和47年 昭和47年 昭和47年 横浜 昭和44年 藤沢 昭和44年 原町田 昭和44年 千葉 昭和44年 姉崎 昭和45年 木更津 昭和45年 野田 昭和45年 大宮 昭和45年 川越 昭和45年 土浦 昭和50年 龍ヶ崎 昭和50年 横須賀 昭和51年 富津 昭和51年 佐原 昭和51年 成田 昭和51年 佐倉 昭和51年 銚子 八日市場 昭和52年 昭和52年 潮来 昭和52年 鉾田 玉造 昭和52年 昭和52年 水街道 昭和52年 土地条件図の整備状況一覧図(平成 19 年 6 月 1 日現在) 土地条件図に含まれる市町村名 宮城県石巻市・塩竃市・東松島市・大崎市・松島町・利府町・大郷町・美里町 宮城県仙台市宮城野区・塩竃市・多賀城市・東松島市・七ケ浜町・利府町 宮城県仙台市宮城野区・泉区・大崎市・利府町・大和町・大郷町・富谷町・大衡村・色麻町 宮城県仙台市青葉区・宮城野区・若林区・太白区・泉区・塩竃市・名取市・多賀城市・村田町・ 川崎町・利府町・富谷町 宮城県名取市・角田市・岩沼市・大河原町・村田町・柴田町・亘理町 宮城県石巻市・東松島市・女川町 宮城県石巻市・大崎市・栗原市・登米市・涌谷町・美里町 岩手県花泉町、宮城県栗原市・登米市 宮城県大崎市・栗原市・大郷町・大衡村・加美町・色麻町・美里町 神奈川県横浜市鶴見区・神奈川区・西区・中区・南区・保土ヶ谷区・磯子区・金沢区・港北区・ 戸塚区・港南区・旭区・緑区・瀬谷区・栄区・泉区・川崎市川崎区・鎌倉市・藤沢市 神奈川県横浜市戸塚区、瀬谷区、泉区、平塚市、鎌倉市、藤沢市、茅ケ崎市、秦野市、厚木 市、大和市、伊勢原市、綾瀬市、寒川町、大磯町、二宮町、中井町 東京都八王子市・町田市・多摩市・稲城市、神奈川県横浜市旭区・緑区・瀬谷区・青葉区・川 崎市麻生区・相模原市・厚木市・大和市・海老名市・座間市・綾瀬市・愛川町・清川村・城山町 千葉県千葉市中央区・花見川区・稲毛区・若葉区・緑区・美浜区・船橋市・佐倉市・習志野市・ 八千代市・鎌ケ谷市・四街道市・印西市・白井市・印旛村 千葉県千葉市中央区・緑区・木更津市・市原市・君津市・袖ケ浦市 千葉県木更津市・君津市・富津市・袖ケ浦市、神奈川県川崎市川崎区 茨城県取手市・守谷市・坂東市・つくばみらい市・常総市、埼玉県川口市・春日部市・草加 市・越谷市・八潮市・三郷市・吉川市・さいたま市・杉戸町・松伏町、千葉県松戸市・野田市・ 柏市・流山市・我孫子市 埼玉県川越市・川口市・春日部市・上尾市・越谷市・鳩ヶ谷市・志木市・桶川市・北本市・富士 見市・蓮田市・さいたま市・ふじみ野市・伊奈町・三芳町・川島町・宮代町・白岡町・杉戸町 埼玉県川越市・所沢市・飯能市・狭山市・入間市・坂戸市・鶴ヶ島市・日高市・ふじみ野市・三 芳町・毛呂山町・越生町、東京都青梅市・瑞穂町 茨城県土浦市・石岡市・龍ヶ崎市・下妻市・常総市・牛久市・つくば市・かすみがうら市・つく ばみらい市・阿見町 茨城県龍ヶ崎市・常総市・取手市・牛久市・つくば市・守谷市・つくばみらい市・阿見町・河内 町・利根町、千葉県柏市・我孫子市・印西市・本埜村・栄町 千葉県富津市、神奈川県横浜市金沢区・栄区・横須賀市・鎌倉市・藤沢市・逗子市・三浦市・ 葉山町 千葉県木更津市・君津市・富津市 茨城県龍ヶ崎市・牛久市・潮来市・稲敷市・行方市・美浦村・阿見町・河内町、千葉県香取市・ 成田市・栄町・神崎町 千葉県香取市・成田市・佐倉市・匝瑳市・八街市・富里市・山武市・酒々井町・印旛村・本埜 村・栄町・多古町・横芝光町・芝山町 千葉県千葉市花見川区・稲毛区・船橋市・松戸市・佐倉市・習志野市・柏市・八千代市・鎌ケ 谷市・四街道市・印西市・白井市・酒々井町・印旛村・本埜村・栄町 茨城県神栖市、千葉県銚子市・旭市 茨城県神栖市、千葉県銚子市・佐原市・旭市・匝瑳市・香取市・多古町・東庄町・横芝光町 茨城県鹿嶋市・潮来市・稲敷市・神栖市・行方市、千葉県香取市・東庄町 茨城県鹿嶋市・潮来市・行方市・鉾田市 茨城県土浦市・石岡市・稲敷市・かすみがうら市・行方市・鉾田市・小美玉市・美浦村・阿見町 茨城県古河市・下妻市・常総市・坂東市・つくば市・つくばみらい市・八千代町・五霞町・境 町、埼玉県春日部市・幸手市・宮代町・杉戸町、千葉県野田市 37 図名 小山 古河 鴻巣 東京東北 部 東京東南 部 東京西北 部 東京西南 部 関東地域 東金 茂原 九十九里 水戸 石岡 真壁 磯浜 八王子 熱海 伊東 真岡 宇都宮 小田原 北陸地域 新潟 新津 弥彦 内野 三条 長岡 中条 新発田 金沢 福井 調査年 土地条件図に含まれる市町村名 昭和53年 茨城県古河市・筑西市・結城市・下妻市・八千代町、栃木県小山市・二宮町・野木町 茨城県古河市、栃木県足利市・佐野市・小山市・野木町・大平町・藤岡町・岩舟町、群馬県館 昭和53年 林市・板倉町・明和村・邑楽町、埼玉県行田市・加須市・羽生市・北川辺町・大利根町 茨城県古河市・五霞町、埼玉県行田市・加須市・春日部市・羽生市・鴻巣市・上尾市・桶川 昭和53年 市・久喜市・北本市・蓮田市・幸手市・伊奈町・川島町・吉見町・騎西町・川里村・北川辺町・大 利根町・宮代町・白岡町・菖蒲町・栗橋町・鷲宮町・杉戸町 埼玉県川口市・草加市・鳩ヶ谷市・八潮市・三郷市、千葉県市川市・船橋市・松戸市・柏市・流 昭和53年 山市・鎌ケ谷市・浦安市、東京都千代田区・中央区・港区・文京区・台東区・墨田区・江東区・ 豊島区・北区・荒川区・足立区・葛飾区・江戸川区 千葉県市川市・船橋市・習志野市・浦安市、東京都千代田区・中央区・港区・江東区・品川 昭和53年 区・大田区・江戸川区、川崎市川崎区 埼玉県川口市・所沢市・蕨市・戸田市・鳩ヶ谷市・朝霞市・志木市・和光市・新座市・富士見 市・さいたま市・三芳町、東京都千代田区・港区・新宿区・文京区・世田谷区・渋谷区・中野 昭和54年 区・杉並区・豊島区・北区・板橋区・練馬区・足立区・武蔵野市・三鷹市・府中市・調布市・小金 井市・小平市・東村山市・清瀬市・東久留米市・西東京市 東京都港区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区・渋谷区・杉並区・三鷹市・府中市・調布市・ 昭和54年 町田市・狛江市・稲城市、神奈川県横浜市鶴見区・神奈川区・港北区・旭区・緑区・青葉区・ 都筑区・川崎市川崎区・幸区・中原区・高津区・多摩区・宮前区・麻生区 千葉県千葉市中央区・若葉区・緑区・佐倉市・東金市・市原市・四街道市・八街市・山武市・大 昭和59年 網白里町・九十九里町 千葉県千葉市緑区・茂原市・東金市・市原市・いすみ市・大網白里町・九十九里町・一宮町・ 昭和60年 睦沢町・長生村・白子町・長柄町・長南町 昭和60年 千葉県東金市・匝瑳市・山武市・大網白里町・九十九里町・横芝光町 茨城県水戸市・日立市・常陸太田市・ひたちなか市・那珂市・常陸大宮市・茨城町・大洗町・ 昭和61年 東海村・城里町 昭和62年 茨城県水戸市・石岡市・笠間市・かすみがうら市・小美玉市・鉾田市・茨城町 昭和62年 茨城県石岡市・土浦市・下妻市・笠間市・つくば市・筑西市・かすみがうら市・桜川市 昭和63年 茨城県水戸市・ひたちなか市・鉾田市・茨城町・大洗町 埼玉県所沢市・入間市、東京都八王子市・立川市・青梅市・府中市・昭島市・小金井市・小平 平成元年 市・日野市・東村山市・国分寺市・国立市・福生市・東大和市・清瀬市・東久留米市・武蔵村山 市・多摩市・稲城市・羽村市・あきる野市・瑞穂町・日の出町 平成 2 年 神奈川県真鶴町・湯河原町、静岡県熱海市・三島市・伊東市・伊豆市・伊豆の国市・函南町 平成 2 年 静岡県伊東市・伊豆市・東伊豆町 茨城県筑西市・桜川市、栃木県宇都宮市・小山市・真岡市・下野市・上三川町・二宮町・益子 平成 4 年 町・市貝町・芳賀町・壬生町 栃木県宇都宮市・鹿沼市・真岡市・さくら市・那須烏山市・上河内町・河内町・益子町・市貝 平成 5 年 町・芳賀町・壬生町・高根沢町 平成 15~ 神奈川県小田原市・平塚市・秦野市・南足柄市・中井町・大井町・開成町・松田町・山北町・箱 16 年 根町・二宮町・大磯町 昭和60年 新潟県新潟市・新発田市・阿賀野市・聖篭町 昭和61年 新潟県新潟市・三条市・加茂市・五泉市・阿賀野市・田上町 昭和61年 新潟県新潟市・三条市・加茂市・燕市・長岡市・弥彦村 昭和61年 新潟県新潟市 昭和63年 新潟県長岡市・三条市・見附市・燕市・弥彦村・出雲崎町 平成元年 新潟県長岡市・小千谷市・見附市・川口町 平成 3 年 新潟県新発田市・村上市・胎内市・聖篭町・関川村・荒川町・神林村・朝日村 平成 3 年 新潟県新潟市・新発田市・阿賀野市・胎内市・聖篭町 平成12年 石川県金沢市・白山市・野々市町・津幡町・内灘町 平成13-14年 福井県福井市・あわら市・坂井市・永平寺町 38 北陸 地域 図名 富山 調査年 土地条件図に含まれる市町村名 平成14-15年 富山県富山市・滑川市・射水市・舟橋村・上市町・立山町 豊橋 昭和40年 静岡県浜松市・湖西市、愛知県豊橋市・豊川市・蒲郡市・新城市・田原市・小坂井町・御津町 蒲郡 昭和40年 愛知県岡崎市・碧南市・安城市・西尾市・蒲郡市・高浜市・一色町・吉良町・幡豆町・幸田町 愛知県名古屋市緑区・岡崎市・碧南市・刈谷市・豊田市・安城市・大府市・知立市・高浜市・豊 昭和40年 明市・東郷町・三好町 愛知県半田市・碧南市・刈谷市・西尾市・常滑市・東海市・大府市・知多市・高浜市・阿久比 昭和40年 町・東浦町・武豊町 岐阜県土岐市、愛知県名古屋市守山区・緑区・名東区・天白区・瀬戸市・春日井市・豊田市・ 昭和41年 尾張旭市・豊明市・日進市・東郷町・長久手町・三好町 昭和42年 三重県四日市市・鈴鹿市・菰野町 昭和42年 三重県津市・鈴鹿市・亀山市 昭和42年 三重県津市・伊勢市・松阪市・多気町・明和町・玉城町 昭和42年 三重県伊勢市・松阪市・鳥羽市・多気町・明和町・玉城町・度会町 岐阜県羽鳥市、愛知県名古屋市千種区・東区・北区・西区・中村区・中区・守山区・名東区・一 昭和48年 宮市・春日井市・津島市・犬山市・江南市・小牧市・稲沢市・岩倉市・愛西市・清須市・北名古屋 市・豊山町・春日町・大口町・七宝町・美和町・甚目寺町・大治町 愛知県名古屋市千種区・東区・中村区・中区・昭和区・瑞穂区・熱田区・中川区・港区・南区・緑 昭和48年 区・名東区・天白区・津島市・刈谷市・東海市・大府市・知多市・豊明市・愛西市・弥富市・七宝 町・大治町・蟹江町・飛島村・東浦町、三重県木曽岬町 岐阜県岐阜市・関市・羽島市・美濃加茂市・各務原市・可児市・山県市・岐南町・笠松町・坂祝 昭和48年 町・富加町、愛知県一宮市・犬山市・江南市・大口町・扶桑町 岐阜県岐阜市・大垣市・羽島市・瑞穂市・本巣市・笠松町・養老町・垂井町・関ケ原町・神戸 昭和48年 町・安八町・揖斐川町・大野町・池田町・北方町 岐阜県大垣市・羽島市・海津市・養老町・垂井町・輪之内町・安八町、愛知県一宮市・津島 昭和48年 市・稲沢市・愛西市、三重県桑名市・いなべ市 岐阜県海津市、愛知県津島市・愛西市・弥富市、三重県四日市市・桑名市・いなべ市・木曽 昭和48年 岬町・東員町・菰野町・朝日町・川越町 昭和54年 静岡県沼津市・三島市・富士市・裾野市・伊豆市・伊豆の国市・函南町・清水町・長泉町 昭和54年 静岡県静岡市・富士市・芝川町・富士川町・由比町 昭和54年 山梨県富沢町、静岡県静岡市 昭和54年 静岡県静岡市・焼津市・藤枝市・岡部町 静岡県島田市・掛川市・焼津市・藤枝市・御前崎市・菊川市・大井川町・榛原町・吉田町・相良 昭和55年 町 昭和55年 静岡県島田市・掛川市・藤枝市・袋井市・御前崎市・菊川市・相良町・榛原町・吉田町・金谷町 昭和55年 静岡県浜松市・磐田市・掛川市・袋井市・森町 昭和55年 静岡県浜松市・湖西市・新居町 平成 2 年 神奈川県真鶴町・湯河原町、静岡県熱海市・三島市・伊東市・伊豆市・伊豆の国市・函南町 平成 2 年 静岡県伊東市・伊豆市・東伊豆町 平成16年 三重県鳥羽市・伊勢市・志摩市 平成16年 三重県志摩市・南伊勢町 平成16年 三重県志摩市・南伊勢町 平成17年 三重県大紀町・南伊勢町・紀北町 兵庫県神戸市東灘区・灘区・兵庫区・長田区・須磨区・垂水区・北区・中央区・西区・明石市・ 昭和39年 三木市 昭和39年 兵庫県神戸市西区・姫路市・明石市・加古川市・三木市・高砂市・小野市・稲美町・播磨町 昭和39年 兵庫県姫路市・相生市・たつの市・高砂市・太子町 滋賀県大津市、京都府京都市北区・上京区・左京区・中京区・東山区・下京区・南区・右京 昭和39年 区・伏見区・山科区・西京区・宇治市・亀岡市・向日市・長岡京市、大阪府高槻市・島本町 岡崎 半田 豊田 四日市 津 松阪 伊勢 名古屋北 部(改測) 東海~中部地域 名古屋南 部(改測) 岐阜 (改測) 大垣 (改測) 津島 (改測) 桑名 (改測) 沼津 吉原 清水 静岡 住吉・御前 崎 掛川 磐田 浜松 熱海 伊東 鳥羽 志摩 南伊勢 紀伊長島 近畿地域 神戸 高砂 姫路 京都南部 39 図名 播州赤穂 京都 大阪東北 部(改測) 大阪東南 部(改測) 近畿地域 大阪西北 部(改測) 大阪西南 部(改測) 彦根 近江八幡 大津 水口 北小松 竹生島 長浜 和歌山 岸和田 中国、四国地域 広島 播州赤穂 和気 西大寺 岡山北部 岡山南部 玉島 高松南部 丸亀 安芸 高知 土佐高岡 いの 須崎 窪川 九州 地域 福岡 調査年 土地条件図に含まれる市町村名 昭和49年 兵庫県相生市・たつの市・赤穂市・上郡町、岡山県備前市・瀬戸内市 滋賀県大津市、京都府京都市北区・上京区・左京区・中京区・東山区・下京区・南区・右京 昭和50年 区・伏見区・山科区・西京区・宇治市・向日市・長岡京市・大山崎町・久御山町、大阪府枚方 市・島本町 京都府八幡市・京田辺市・精華町、大阪府大阪市都島区・西区・天王寺区・東淀川区・東成 区・旭区・城東区・淀川区・鶴見区・北区・中央区・豊中市・吹田市・高槻市・守口市・枚方市・ 昭和56年 茨木市・寝屋川市・大東市・箕面市・門真市・摂津市・東大阪市・四条畷市・交野市、奈良県 奈良市・生駒市 大阪府大阪市天王寺区・浪速区・東成区・生野区・阿倍野区・住吉区・東住吉区・西成区・平 野区・中央区・堺市・八尾市・富田林市・松原市・柏原市・羽曳野市・藤井寺市・東大阪市・大 昭和56年 阪狭山市・太子町・河南町、奈良県奈良市・大和高田市・大和郡山市・生駒市・香芝市・葛城 市・平群町・三郷町・斑鳩町・安堵町・上牧町・王寺町・広陵町・河合町 大阪府大阪市福島区・此花区・西区・港区・浪速区・西淀川区・淀川区・北区・中央区・豊中 昭和56年 市・池田市・吹田市・箕面市、兵庫県神戸市東灘区・灘区・北区・尼崎市・西宮市・芦屋市・伊 丹市・宝塚市・川西市 大阪府大阪市此花区・西区・港区・大正区・浪速区・阿倍野区・住吉区・西成区・住之江区・中 昭和56年 央区・堺市・泉大津市・和泉市・高石市・忠岡町 滋賀県彦根市・近江八幡市・高島市・米原市・東近江市・安土町・愛荘町・豊郷町・甲良町・多 昭和57年 賀町 滋賀県近江八幡市・守山市・甲賀市・野洲市・湖南市・東近江市・栗東市・安土町・日野町・竜 昭和57年 王町・愛荘町 昭和57年 滋賀県大津市・近江八幡市・草津市・守山市・野洲市・栗東市、京都府京都市山科区 昭和58年 三重県伊賀市、滋賀県大津市・草津市・甲賀市・湖南市・栗東市・日野町 昭和58年 滋賀県大津市・近江八幡市・高島市 福井県美浜町、滋賀県長浜市・高島市・米原市・虎姫町・湖北町・高月町・木之本町・余呉 昭和58年 町・西浅井町 岐阜県大垣市・垂井町・関ケ原町・揖斐川町、滋賀県長浜市・米原市・虎姫町・湖北町・高月 昭和58年 町・木之本町 平成8-9年 大阪府阪南市・岬町、和歌山県和歌山市・海南市 大阪府堺市・岸和田市・泉大津市・貝塚市・泉佐野市・河内長野市・和泉市・泉南市・阪南市・ 平成10-11年 忠岡町・熊取町・田尻町・岬町、和歌山県紀の川市・かつらぎ町 昭和42年 広島県広島市中区・東区・南区・西区・安佐南区・安佐北区・佐伯区・廿日市市・府中町・坂町 昭和49年 兵庫県相生市・たつの市・赤穂市・家島町・上郡町、岡山県備前市・瀬戸内市 昭和49年 岡山県岡山市・備前市・瀬戸内市・赤磐市・瀬戸町・和気町 昭和49年 岡山県岡山市・玉野市・瀬戸内市・赤磐市、香川県土庄町・直島町・小豆島町 昭和49年 岡山県岡山市・総社市・赤磐市・吉備中央町・建部町・瀬戸町 昭和49年 岡山県岡山市・倉敷市・玉野市・総社市・早島町、香川県直島町 昭和50年 岡山県倉敷市・笠岡市・井原市・総社市・浅口市・里庄町・矢掛町 昭和59年 徳島県美馬市・阿波市、香川県高松市・さぬき市・東かがわ市・三木町・綾川町 香川県高松市・丸亀市・坂出市・善通寺市・三豊市・綾川町・宇多津町・琴平町・多度津町・ま 昭和59年 んのう町 平成16年 高知県安芸市・香南市・安田町・田野町・芸西村 平成16年 高知県高知市・南国市・香美市・香南市・春野町 平成16年 高知県高知市・土佐市・須崎市・春野町 平成17年 高知県高知市・土佐市・いの町・春野町・日高村 平成17年 高知県土佐市・須崎市・中土佐町 平成17年 高知県中土佐町・四万十町・黒潮町 福岡県福岡市・春日市・大野城市・太宰府市・前原市・那珂川町・宇美町・志免町・須恵町・粕 平成16年 屋町 40 3-3 数値地図 25000(土地条件図)の整備状況 平成5年までに調査を行った土地条件図を数値化したもので,東日本版、西日本版 に分かれています。データは、地理情報標準プロファイル(JPGIS)1.0 版に準拠した XML 形式で記載しています。なお、図名、調査年度は、表 3-1 のとおりです。 130°E 140°E 135°E 140°E 稚内 蘂取 天塩 枝幸 羽幌 名寄 紋別 網走 留萌 旭川 北見 斜里 標津 岩内 札幌 夕張岳 帯広 釧路 根室 室蘭 苫小牧 浦河 広尾 渡島大島 函館 尻屋崎 40°N 久遠 紗那 別飛 尻屋崎 青森 野辺地 深浦 弘前 八戸 男鹿 秋田 盛岡 酒田 新庄 一関 村上 仙台 石巻 色丹島 42°N 相川 輪島 西郷 35°N 渡島大島 函館 知床岬安渡移矢岬 得茂別湖 新潟 福島 富山 高田 日光 白河 金沢 高山 長野 宇都宮 水戸 岐阜 飯田 甲府 東京 千葉 豊橋 静岡 横須賀 大多喜 大社 松江 鳥取 見島 浜田 高梁 姫路 京都及大阪 名古屋 広島 岡山及丸亀 徳島 和歌山 伊勢 田辺 木本 厳原 小串 山口 唐津 福岡 中津 松山 高知 福江 長崎 熊本 大分 宇和島 窪川 富江 野母崎 八代 延岡 甑島 鹿児島 宮崎 黒島 開聞岳 宮津 長岡 七尾 剣山 伊良湖岬 御前崎 中之島 35°N 三宅島 御蔵島 八丈島 125°E 与論島 久米島 屋久島 30°N 40°N 26°N 那覇 30°N 魚釣島 宝島 宮古島 石垣島 奄美大島 徳之島 与論島 小笠原諸 130°E 135°E 140°E 図 3-2 数値地図 25000(土地条件図)の整備状況 入手先:(財)日本地図センター 〒153-8522 東京都目黒区青葉台 4-9-6 TEL 03-3485-5414 FAX 03-3465-7591 HOME PAGE :http://www.jmc.or.jp/ 41 3-4 土地条件図(GIS データ)の整備状況 平成 8 年調査以降のデータについては、数値地図化されていないため、国土地理院 では、危険度評価図を作成する市町村に対して土地条件図の GIS データを貸与します。 図 3-3 土地条件図(GIS データ)整備状況 問い合わせ先:国土地理院地理調査部防災地理課 〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 TEL 029-864-1111(代表) 029-864-5927(直通) FAX 029-864-1804 HOME PAGE :http://www.gsi.go.jp/ 42 3-5 数値地図5mメッシュ(標高) このデータは、航空レーザ測量により取得した標高データから家屋、道路・鉄道の 高架部及び橋梁等の人工構造物や樹木等の植生をフィルタリング処理等により除去 し、5m間隔に内挿補間計算し求めた数値標高データ(DEM:Digital Elevation Model) です 整備状況 平成 19 年3月現在、次の地域で整備されています。 No CD名 刊行年月日 最新の刷数 1 埼玉東南部 平成 15 年 6 月 1 日 1刷 2 東京都区部 平成 15 年 12 月 1 日 3刷 3 名古屋 平成 17 年 3 月 1 日 1刷 4 京都及大阪 平成 18 年 3 月 1 日 1刷 5 福岡 平成 18 年 3 月 1 日 1刷 詳細な地図の整備地域は、以下のページで確認できます。 http://www.gsi.go.jp/MAP/CD-ROM/dem5m/index.htm 入手先 (財)日本地図センター 〒153-8522 東京都目黒区青葉台 4-9-6 TEL 03-3485-5414 FAX 03-3465-7591 HOME PAGE :http://www.jmc.or.jp/ 43 3-6 地震(揺れやすさ)のランク付け 地震防災マップ作成技術資料(平成 17 年 3 月,内閣府(防災担当))では、震源(地 震が発生した地点)からの地表面付近に到達するまで、距離に応じて地震動が弱くな り、表層地盤で増幅するとして、揺れやすさを判定することとしています。 表層地盤の増幅度は、地表を構成する地盤(=地形に反映されている)に依存する ため、地域の地形を 15 種類に区分して、揺れやすさの評価を行っています。 表 3-2 微地形区分ごとの速度比(増幅度)をもとにした評価 微地形区分 速度比※1 揺れやすさ 古生代・中生代・古第三紀※2 1.00 新第三紀※2 1.75 丘陵地 1.81 扇状地 1.86 砂礫台地 自然堤防 1.89 2.14 人工改変地 2.17 小 やや小 中 ローム台地 2.17 火山・他の地形 2.24 谷底平野 2.39 砂州・砂丘 2.45 埋立地・干拓地 2.77 後背湿地・デルタ(D>0.5) 2.84 後背湿地・デルタ(D≦0.5) 2.85 やや大 大 評価範囲外 ※1 古生代・中生代・古第三紀の速度(AVS30)を1とした場合、それぞれ微地形の速度の比 を示しています。AVS30 が速いほど揺れは大きくなります。 ※2 古生代・中生代・古第三紀等の地質区分は、周辺の地質図を参考にして下さい。 参考資料)地震防災マップ作成技術資料(平成 17 年 3 月,内閣府(防災担当)) 44 3-7 液状化ゾーニングマニュアル(旧国土庁) 液状化地域ゾーニングマニュアル(国土庁,平成 11 年)では、評価手法を3段階の グレードに分けて示し、簡便な手法から数値計算を実施する詳細な手法を示していま す。 ここでは、このうち、微地形区分(土地条件図、治水地形分類図※)から液状化の しやすさを判定するグレード2の手法を用いる、液状化の判定方法を参考にしました。 なお、液状化地域ゾーニングマニュアルでは、一般的な地震外力にあたる地震動(レ ベル1の地震動)と更に高レベルな地震動(レベル2の地震動)について考慮してい ますが、ここではレベル2の地震動に対する評価を基準としました。 表 3-3 地形から見た判定基準(国土庁, 平成 11 年) 地盤表層の液状化可能性の程度 極 液状化の可能性は 大 非常に大きい 大 小 無 液状化の可能性は 大きい 液状化の可能性は 小さい 可能性無し 微地形区分 埋立地、盛土地、旧河道、旧池沼、 ポイントバー(蛇行洲)、砂泥質の河原、人工海浜、 砂丘間低地、堤間低地、湧水地 自然堤防、湿地、砂州、後背低地、 三角州、干拓地、緩扇状地 デルタ型谷底平野 扇状地、砂礫質の河原、砂礫洲、 砂丘、海浜 扇状地型谷底平野 台地・段丘、丘陵地、山地 (注 1)・ここでいう盛土地とは、崖・斜面に近接した盛土地、低湿地・干拓地・谷底平野の上の 盛土地をさす。これ以外の盛土地は、盛土前の微地形区分と同等に扱う。 (注 2)・自然堤防のうち、自然堤防縁辺部、比高の小さい自然堤防等、地下水位が高い部分 (G.L-2m~G.L-3m 以浅)は液状化の可能性を 1 ランク高く評価する。 ・砂丘のうち、砂丘末端斜面や切土地など、地下水位が高い部分(G.L-2m~G.L- 3m 以浅)は液状化の可能性を 2 ランク高くする。 ・台地・段丘上でも凹地部分などで地下水位が高い場合は、液状化の可能性がある。 ※治水地形分類図:国の直轄管理河川流域のうち平野部を対象として治水対策を進め ることを目的として作成された、縮尺 2 万 5 千分の 1 の地図である。地形分類、地 盤高線(等高線)及び作成当時の河川工作物等が盛り込まれている。 45 3-8 参考資料一覧 ●既存の災害に関する資料(本文中で参考した資料) 表 3-4 災害資料 災害の 種類 既往災害 出典 洪水 地震(液状化) 平成 11 年 国際航業 社内資料 福岡豪雨 (平成 11 年 6 月西日本豪雨災害(仮称)速報(九州地区)) 平成 16 年 7 月 国土地理院,平成 16 年新潟・福島豪雨関連のページ 新潟・福島豪雨 http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/SAIGAI/16niigata/index.html 平成 16 年7月 国土地理院,平成 16 年福井豪雨関連のページ 福井豪雨 http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/SAIGAI/16fukui/index.html 平成 16 年新潟県 国土地理院,平成 16 年新潟県中越地震 1:25,000 災害状況図 中越地震 http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/NIIGATAJISIN/saigaijoukyouzu.html ●ハザードマップの作成手引き 洪水ハザードマップ作成の手引き(平成 17 年 6 月,国土交通省河川局治水課) http://www.mlit.go.jp/river/saigai/tisiki/hazardmap/right.html 地震防災マップ作成技術資料(平成17 年3 月,内閣府(防災担当)) http://www.bousai.go.jp/oshirase/h17/050513siryou.pdf 液状化ゾーニングマニュアル(平成 11 年 1 月,国土庁防災局) http://www.bousai.go.jp/jishin/ekijyouka/ ●既存のハザードマップ 国土交通省ハザードマップポータルサイト http://www1.go.jp/geowww/disapotal/index.html 46 3-9 土地条件図の凡例 土地条件図 凡例 図 3-4 土地条件図の凡例 47 3-10 区分 斜面 数値地図 25000(土地条件図)に対応した危険度評価 名 称 変形地 斜面(山地)、山地・斜 面、山地斜面等 崖 壁岩 崩壊地 禿しゃ地・露岩 内 容 山地・丘陵または台地の縁などの傾斜地を山地・斜面 として一括して分類。 自然にできた切り立った斜面。 比高の大きな急傾斜露岩体。 斜面または崖の一部が崩壊した跡地。 尾根や山頂で植生がなく、地表面が露出している箇 所、あるいは斜面や河床、海岸などで岩体が露出し ている箇所。 地すべり現象で生じた地形。地すべりによって生じた 崖(滑落崖)と、すべった土塊の到達範囲(押出しの範 囲)を表示。 浸水の 可能性 揺れや 液状化の すさ 可 能 性 小 ない 小 (土砂) 台地・ 段丘 山麓堆積地形 低地の微高地 なし 地すべり(崩壊部) 地すべり(堆積部) 中 (土砂) 地すべり地 台地・段丘は、低地よりも形成時期が古く、また、一般 高位面 に高い位置にあるものほど形成時期が古くなる。土地 上位面 条件図では、高いものから高位面、上位面、中位面、 低い 中 中位面 下位面、低位面の 5 段階に分類しています。台地・段 下位面 丘は、一般に低地に比べて、河床からの比高が大き 中位面・下位面 いため水害をうけにくく、また、地盤も良いため震災を ある やや大 小さい 低位面 受けにくい地形。 台地・段丘 台地・段丘状の地形 中 対比困難な段丘 低い なし 洪積台地 岩石台地 小 溶岩台地 何枚もの溶岩が積み重なってできた台地状の地形。 山麓堆積地形は、斜面の脚部に上方から移動してきたものが堆積してできた地形。 斜面脚部に上方から徐々に移動してきた岩屑や風化 麓屑面 土が堆積して形成された緩斜面。 斜面の上方から崩落してきた岩屑が堆積して形成さ 崖錐 れた急斜面。傾斜はおおむね 15º以上で地盤は不安 定。 斜面上方の山崩れによって生じた土石あるいは渓床 に堆積していた土石などが大量の水と一緒に渓流に 土石流堆 沿って流下し(土石流)、山麓に堆積して形成された地 ある 中 なし 形。土石流堆のみられるところは、土石流による災害 の危険性がある。 土石流段丘 土石流堆が侵食され、段丘化した地形。 河川最上流部の渓床に土砂や岩塊が堆積した地形。 渓床堆積地 豪雨などに伴う大量の水と一緒に渓流に沿って流下 し、土石流災害の危険性がある。 山麓堆積地 - 崖錐・麓屑面・土石流堆 - 低地は、台地に比べれば浸水しやすく、水はけが悪く、また地盤も軟弱な土地です。その低地のなかで微高地 は、後にのべる低地の一般面に比べ、河床からの比高がやや大きくなっているために水はけも良く、また構成物 質が相対的に粗粒なものからなるために地盤も比較的良い地形。 河川が山地から出た地点に河川が運び出す土砂が 堆積して形成された扇形の地形。主として砂礫からな ある 中 小さい 扇状地 り、地盤は良いが、出水時には水害をうける可能性が ある。 48 名 称 区分 緩扇状地 自然堤防 低地の微高地 砂丘 砂(礫)堆・州 自然堤防・砂州・砂堆 天井川沿いの微高地 天井川・天井川沿いの 微高地 旧天井川の微高地 凹地・浅い谷 内 容 上記扇状地に比べて傾斜が緩いものを区別して表示 しています。扇状地と周辺の低地の一般面との漸移 部や規模の大きい扇状地などがこれに相当。 洪水時に運ばれた砂やシルトが、流路沿いまたはそ の周辺に堆積してできた高まり。周辺の低地の一般 面に比べて水はけは良い。 海岸や大河川沿いの土地に、風で運ばれた砂が堆 積して形成された小高い丘。水はけは良い。 沿岸流や波浪により作られた砂礫質の高まり。比較的 地盤は良い。 - 人工的に流路が固定された河川では、その後も旺盛 な堆積作用の結果、河床が周囲の低地よりも高くなる ことがある。このような河川の堤防に沿って形成された 半人工的な高まり。 浸水の 可能性 揺れや 液状化の すさ 可 能 性 中 大きい 小さい ある やや大 大きい 台地・段丘、扇状地などに、細流や地下水の働きによ って形成された相対的に低い地形。 小さい 海岸や河川との比高が小さいため、前述の低地の微高地に比べて浸水しやすく、水はけが悪い。一般に細粒の 物質からなり、地盤は軟弱。 河川の堆積作用により形成された低平な土地。砂、粘 やや大 谷底平野・氾濫平野 土などからなる部分の地盤は軟弱。 低地の一般面 海岸平野・三角州 湖岸平野・三角州 後背低地 旧河道 海(湖)水面の低下によって陸地となった平坦地や、河 口における河川の堆積作用によって形成された平坦 地。砂、粘土などからなり、地盤は軟弱。 自然堤防や砂(礫)堆などの背後に位置し、河川の堆 積作用が比較的及ばない低湿地。非常に水はけが悪 く、地盤は軟弱。 低地の一般面の中で周囲より低い帯状の凹地で過去 の河川流路の跡。非常に浸水しやすく水はけが悪 い。なお、旧河道を埋土または盛土したところは、そ れぞれ後述の埋土地または盛土地として表示。 大きい 高い 大 非常に 大きい 水防上注意すべき地形や完全な陸でない土地。 天井川の部分 頻水地形 高水敷 低水敷・浜 湿地・水草地 落堀 潮汐平地 低水敷・浜・潮汐平地 高水敷・低水敷・浜 河床または水面が周囲の土地よりも高くなっている河 川。出水すると、周囲の土地は著しい水害をうける可 能性がある。 洪水時にのみ冠水する堤外地(堤防の河川側)、及び 高潮時にのみ冠水する海岸の土地。 河川の堤外地のうち高水敷よりも低く通常の増水で冠 水する土地、あるいは、海岸の前浜でシケの際に波 をかぶるような低い部分。 地下水位が高く、水はけが極めて悪い低湿地。 過去の破堤洪水の際に洪水流による侵食でできた堤 内地の凹地。 干潮時に水面上に現われる平坦な土地。 - - 49 洪水時 に水に 浸かる 評価範 囲外 評価範 囲外 名 称 区分 平坦化地 農耕平坦化地 切土地 内 容 山地・丘陵地、台地などの斜面を主として切り取りによ り造成した平坦地または緩傾斜地。 農耕に利用されている平坦化地。 山地・丘陵地、台地縁などの斜面を、主として切取り により造成した平坦地。 人工地形 切土斜面 切取りによりつくられた人工の斜面。 盛土斜面 土を盛ってつくられた人工の斜面。 高い盛土地 盛土地 埋土地 埋立地 周囲の土地との比高が約 2m 以上の盛土地。 主として低地に土を盛って造成した平坦地。 沼沢地、河川敷、谷などを周囲の土地とほぼ同じ高さ にまで埋立てて造成した土地。 潮汐平地や内陸水面を排水して造成した平坦地。記 録から干拓したことが明らかな場所を表示。 浸水の 可能性 低い やや大 ある 小 ない 干拓地 火山地形 凹陥地 砂利採取跡、溜池跡などの人工的な凹地。 火砕丘 噴火によって放出されたマグマや溶岩の破片(火砕 物)が火口の周辺に円錐形に積み上がった地形。 溶岩円頂丘 (溶岩ドーム) 粘性の高い溶岩が噴出してきたドーム状の地形。 火口 地下のマグマや、火山ガスなどが地表に噴出する (または過去に噴出した)穴。 溶岩流地形 噴火にともなって、流れ出た溶岩流が形成した地形。 揺れや 液状化の すさ 可 能 性 高い なし 中 (土砂) やや大 (土砂) 大 やや大 大 非常に 大きい 評価範 囲外 小 (土砂) ない なし 小 人工地形 改変工事中 現在人工的に地形改変が進行中の区域。 改変工事中の区域 水 部 水部 - 河川及び水面 - 旧水部 評価範 囲外 評価範 囲外 評価範 囲外 過去に海や湖沼、池だったところが埋土や盛土によ って改変され陸化したところ。 注意点 1.土地条件図の「人工地形」の表記について 土地条件図の中には、台地上の盛土、谷を埋めた盛土、旧河道を埋めた盛土など、原地形がどのよう な地形であっても全て同じ「盛土」と表記したものがあります。本マニュアルでは、もっとも条件の 悪い盛土を想定して評価を行っています。 人工改変地の原地形が把握できる場合は、ランクを下げる等、相当の危険度評価に変更して下さい。 2.幾つかの地形をまとめた区分となっている場合(例:自然堤防・砂州・砂堆) それぞれの地形で評価が異なる場合は、最も危険性の高い評価としています。 50 【問い合わせ先】 国土交通省 国土地理院 地理調査部 防災地理課 〒305-0811 茨城県つくば市北郷1番 TEL 029-864-1111(代表) 029-864-5927(直通) FAX 029-864-1804 Homepage http://www.gsi.go.jp/
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