早稲田大学大学院 先進理工学研究科 博 士 論 文 概 要 論 文 題 目 アフリカツメガエルにおける エリスロポエチンの分子同定と 赤血球産生制御 Molecular identification of erythropoietin and the regulation of erythropoiesis in African clawed frogs 申 請 者 小坂 菜美 Nami Kosaka 生命理工学専攻・分子生理学研究 2 0 1 0 年 11 月 脊椎動物の血液には,一般に栄養類を含む血漿成分のほか,多種多様の血液細 胞(血球)が存在する。血液細胞は,免疫を担う白血球,止血血栓形成に関わる 栓 球 ( 血 小 板 ), 酸 素 運 搬 を 担 う 赤 血 球 に 大 別 さ れ る 。 生 物 に と っ て , 酸 素 は エ ネ ルギー生産に必須の分子であり,常に膨大な量が消費される。酸素が供給され続 けなければエネルギー産生は低下し,組織の細胞死を起こす。一方,過剰な酸素 は活性酸素の発生に繋がり,細胞障害を引き起こしてしまう。ヒトの循環赤血球 数 は , 個 体 を 構 成 す る 全 細 胞 数 70 兆 個 の 三 分 の 一 に も な る 。 酸 素 運 搬 を 担 い , 生命を維持する膨大な数の赤血球の産生や破壊の仕組みを理解することは,極め て重要である。全ての血球は,造血組織で未分化性を維持しつつ自己複製能をも つ造血幹細胞から分化する。造血幹細胞を源とする血球前駆細胞が増殖と分化を 繰 り 返 し て 赤 血 球 前 駆 細 胞 と な り ,ヘ モ グ ロ ビ ン 合 成 能 を 獲 得 し た 赤 芽 球 を 経 て , 脱核後,成熟赤血球となる。この赤血球産生において中心的な役割を果たす赤血 球 産 生 因 子 Erythropoietin (エ リ ス ロ ポ エ チ ン : EPO)は ,ヒ ト で 最 初 に 純 化 同 定 さ れ た 糖 蛋 白 質 で あ る 。 ヒ ト の EPO は 腎 臓 で 産 生 さ れ , 貧 血 や 低 酸 素 状 態 に な る と EPO 産 生 細 胞 の hypoxia inducible factor-1 αが 安 定 化 し , こ れ と 複 合 体 を 形 成 す る 転 写 因 子 群 に よ っ て EPO の 発 現 が 活 性 化 す る 。 骨 髄 に 存 在 す る 赤 血 球 前 駆 細 胞 の 細 胞 膜 表 面 に は E P O の 受 容 体 で あ る e r y t h r o p o i e t i n r e c e p t o( r EPOR) が 発 現 し て お り , 血 液 循 環 で 骨 髄 に 運 ば れ た EPO が 分 化 ・ 増 殖 を 促 す 。 EPO の 結 合 に よ っ て EPOR の 二 量 体 構 造 が 変 化 し , シ グ ナ ル 伝 達 系 に よ っ て EPO 刺 激 下の遺伝子発現が誘導される。ヒトでは,腎不全などの腎機能障害をおこすと EPO 産 生 能 が 低 下 し て 貧 血 を 発 症 す る が , 遺 伝 子 組 換 え EPO 投 与 に よ る 治 療 が 確立した。このような背景から,造血制御に関する研究は医学領域で主に展開さ れ,ほとんどの知見は哺乳類のヒトとマウスの研究で獲得されたものである。し かし,赤血球は一部の魚類を除いて脊椎動物に共通して存在する細胞である。魚 類,両生類,爬虫類,鳥類,哺乳類は,それぞれ異なる環境で生活し,酸素代謝 の規模も様式も様々である。脊椎動物の造血制御機構に多様性や普遍性があって も,一部のヒトやマウスの研究だけでは見失う可能性がある。本研究は,造血制 御 の 分 子 基 盤 が 未 知 の ま ま で い る 両 生 類 の う ち , ア フ リ カ ツ メ ガ エ ル ( Xenopus l a e v i s )の 成 体 を 対 象 に し て ,E P O( X . l a e v i s E P O; x l E P O )の 遺 伝 子 を 同 定 し , その発現と機能の解析を通じてアフリカツメガエル赤血球造血の分子基盤を解き 明かした。さらに,赤血球前駆細胞の同定と臓器分布を明らかにした。 第 1 章では序論として,哺乳類における赤血球産生機構とその研究の歴史を中 心 に 概 説 し た 。 特 に 造 血 研 究 興 隆 の 端 緒 と な っ た EPO 活 性 の 発 見 , EPO 蛋 白 質 の純化と構造決定,遺伝子クローニングに至る歴史,貧血治療薬となるまでの歴 史について述べた。更に本研究の目的に到達するまでの経緯を示した。 第2章では,アフリカツメガエルの血液細胞の特徴と造血組織の形態学的特性 について示している。有核赤血球と栓球を持つアフリカツメガエルは,哺乳類と 3 は 異 な る 血 球 形 態 を 持 つ 。こ の こ と か ら ,既 存 の 自 動 血 球 計 測 は 適 用 で き ず ,様 々 な化学染色法で各分化系譜の血液細胞を染め分けた。また,骨髄造血を持たない アフリカツメガエル造血組織を探索するため,貧血モデルの各組織を観察した。 第 3 章 で は , xlEPO 遺 伝 子 の ク ロ ー ニ ン グ に つ い て 述 べ て い る 。 哺 乳 類 以 外 の EPO 遺 伝 子 の 存 在 は 2004 年 に フ グ ( Fugu rubripes) で 最 初 に 報 告 さ れ た 。 フ グ , マ ウ ス , ヒ ト で ゲ ノ ム 間 の EPO 遺 伝 子 位 置 の 相 同 性 に 着 想 を 得 た in silico 解 析 に よ り , ネ ッ タ イ ツ メ ガ エ ル ( Xenopus tropicalis) の ゲ ノ ム デ ー タ ベ ー ス を 参 照 し て x l E P O 遺 伝 子 候 補 配 列 を 推 測 し た 。次 に ア フ リ カ ツ メ ガ エ ル の 臓 器 か ら 抽 出 し た mRNA に 対 し , xlEPO 候 補 遺 伝 子 配 列 よ り 設 計 し た 合 成 オ リ ゴ DNA を 用 い て , 逆 転 写 ポ リ メ ラ ー ゼ 連 鎖 反 応 ( R T- P C R ) を 行 な い , x l E P O の D N A 断 片 と 推 測 さ れ る 約 2 4 0 塩 基 対 の c D N A が 増 幅 さ れ た 。x l E P O 候 補 遺 伝 子 の 発 現 が 高い臓器は肝臓と肺であったため,アフリカツメガエル J 系統の肝臓と肺より全 RNA を 抽 出 し , DNA 分 解 酵 素 処 理 で ゲ ノ ム を 完 全 除 去 後 , 逆 転 写 反 応 で cDNA を 調 製 し た 。 こ の cDNA を 用 い て 3 - R A C E( c D N A 末 端 高 速 増 幅 法 ) と ネ ス ト P C R を 併 用 し た 5 - R A C E を 組 み 合 わ せ た R A C E ク ロ ー ニ ン グ を 実 施 し ,x l E P O DNA の 5 および 3 非 翻 訳 領 域 , 翻 訳 領 域 , ポ リ A 鎖 で 構 成 さ れ る 1,149 塩 基 の 全 長 配 列 を 明 ら か に し た 。 未 知 の 塩 基 配 列 で あ る こ と を 確 定 し , 日 本 DNA デ ー タ バ ン ク へ 登 録 し た( D D B J / E M B L / G e n B a n k 登 録 番 号 : A B 2 5 5 4 5 2 )。2 2 ア ミ ノ 酸 残 基 の シ グ ナ ル 配 列 が 切 断 し て 生 成 さ れ る x l E P O 蛋 白 質 は ,1 5 8 ア ミ ノ 酸 残 基 で 構 成 さ れ る 。 哺 乳 類 の EPO と , xlEPO の 蛋 白 質 配 列 を 比 較 す る と , ジ ス ル フ ィ ド 結 合 を 形 成 し う る シ ス テ イ ン 残 基 の 位 置 や , 疎 水 プ ロ ッ ト , EPOR 結 合 領 域 の 配 列 の い ず れ も 高 い 相 同 性 を 認 め た 。し か し x l E P O の ア ミ ノ 酸 配 列 一 致 率 は , ヒ ト と 38%, マ ウ ス と 36%と 低 か っ た 。 こ の こ と か ら xlEPO は , 生 物 学 的 な 機 能 が 種 間 で 保 存 さ れ た ヒ ト や マ ウ ス の EPO の オ ル ソ ロ グ で あ る , と の 確 信 は 得 られず,赤血球産生因子として生物学的活性を確認することが課題となった。 第 4 章 で は , xlEPO の 生 物 学 的 活 性 を 確 認 し , リ ガ ン ド ̶ 受 容 体 , す な わ ち E P O - E P O R の 関 係 を 述 べ て い る 。マ ウ ス 顆 粒 球 系 前 駆 細 胞 株 F D C P - 2 に x l E P O R 遺 伝 子 を 導 入 し て 得 た 恒 常 的 x l E P O R 強 制 発 現 細 胞 に ,C O S - 1 細 胞 で 発 現 し た 遺 伝 子 組 換 え xlEPO を 添 加 し た 。 そ の 結 果 , xlEPO 濃 度 依 存 的 な 細 胞 増 殖 が 起 こ り , xlEPO が xlEPOR の リ ガ ン ド と し て 作 用 す る こ と を 確 認 し た 。 ま た , xlEPO は ヒ ト E P O R を 発 現 す る ヒ ト 白 血 病 細 胞 株 U T- 7 / E P O 細 胞 の 増 殖 を 刺 激 し た 。マ ウ ス E P O R 発 現 F D C P - 2 細 胞 も 同 様 に ,x l E P O 添 加 で 細 胞 増 殖 を 起 こ し た 。こ れ ら と は 逆 に x l E P O R 発 現 F D C P - 2 細 胞 は ,ヒ ト E P O や マ ウ ス E P O に よ っ て 増 殖 刺激を受けた。以上のことから,アミノ酸配列相同性が低いにも関わらず,哺乳 類 と 両 生 類 の EPO 分 子 は , EPOR と 結 合 し て 生 物 活 性 が 交 差 す る と 結 論 し た 。 第 5 章 で は , xlEPO の 発 現 組 織 の 同 定 と , 貧 血 時 の 発 現 変 化 に つ い て 示 し た 。 哺 乳 類 で は , 胎 生 期 に は 肝 臓 な ど で EPO が 産 生 さ れ る が , 成 体 に な る と 主 に 腎 3 臓が産生し,赤血球産生を担う。脳にも一部発現が確認されるが,造血作用とは 別 に 神 経 細 胞 保 護 作 用 を 発 揮 す る 。 魚 類 の EPO 発 現 は 肝 臓 と 脳 で も 認 め ら れ る が , 主 要 発 現 組 織 は 心 臓 で あ る 。 ア フ リ カ ツ メ ガ エ ル の EPO も 肝 臓 と 脳 で 発 現 し,興味深いことに最も発現量が多いのは肺であった。このうち肝臓は赤血球前 駆 細 胞 が 分 布 す る 赤 血 球 産 生 の 場 で あ る こ と か ら ,x l E P O の 傍 分 泌 が 造 血 を 刺 激 し て い る 可 能 性 が 示 唆 さ れ た 。 そ こ で 肝 臓 の 細 胞 を 遠 心 分 画 し て EPO 発 現 を 調 べ た と こ ろ , xlEPO は 肝 実 質 細 胞 で 発 現 す る こ と が 判 明 し た 。 こ の よ う な 造 血 様 式は,マウス胎仔肝造血に類似している。一方,溶血剤フェニルヒドラジンの腹 腔 内 投 与 ( 25mg/kg) に よ り 貧 血 を 誘 導 し , xlEPO の 発 現 変 化 を 調 べ た と こ ろ , 意 外 に も 有 意 な 発 現 変 化 は 認 め ら れ ず , EPO 発 現 制 御 の 解 明 が 課 題 と な っ た 。 第6章では,哺乳類以外で初めて,血球前駆細胞の種類と数,造血因子活性の 測 定 を 可 能 と す る in vitro 血 液 前 駆 細 胞 培 養 法 ( コ ロ ニ ー 形 成 法 ) を ア フ リ カ ツ メ ガ エ ル で 確 立 し た こ と を 述 べ て い る 。 xlEPO な ど の 刺 激 因 子 と と も に , 造 血 巣 か ら 採 取 し た 細 胞 を 0 . 8 % メ チ ル セ ル ロ ー ス 含 有 半 固 形 培 地 に て 培 養 す る と ,血 球 前駆細胞が分化,増殖して,より分化が進んだ赤芽球から成る細胞集塊(コロニ ー ) が 形 成 さ れ た 。 様 々 な 培 養 条 件 を 検 討 し た 結 果 , 23℃ で 培 養 し た 2 日 後 に , 8 個以上のヘモグロビンを含有する赤色細胞,すなわち赤芽球から成るコロニー を出現させることに成功した。コロニーを倒立顕微鏡観察下,目視で計数し,赤 血球前駆細胞が肝臓,脾臓に存在すること,貧血カエル血清にはそれらの細胞の 増 殖 ・ 分 化 を 誘 導 す る 活 性 を 持 つ こ と を 明 ら か に し た 。 ま た 遺 伝 子 組 換 え xlEPO が同様の赤芽球コロニー形成活性をもつことを検証した。貧血カエル血清中の赤 芽 球 コ ロ ニ ー 形 成 活 性 の 大 部 分 は ,x l E P O の 部 分 ペ プ チ ド を 免 疫 し て 作 成 し た 抗 体 に よ り 消 失 し た 。 し か し , EPO 発 現 臓 器 の xlEPO mRNA は , 貧 血 カ エ ル に お いて有意な発現亢進を認めなかった。この解析結果を考察し,ヒト血小板産生因 子 で 報 告 さ れ た リ ガ ン ド ̶ 受 容 体 結 合 依 存 性 血 中 濃 度 調 節 機 構( ス ポ ン ジ モ デ ル ) による血中濃度調節の可能性を検討した。 第 7 章 は ,x l E P O 分 子 に 付 加 さ れ る 糖 鎖 の 有 無 に つ い て 述 べ て い る 。ヒ ト E P O の糖鎖構造は血中半減期や分子安定性に重要である。しかしアミノ酸配列から, x l E P O に ア ス パ ラ ギ ン 結 合 型 糖 鎖 の 付 加 が な い こ と が 推 定 さ れ ,実 際 に レ ク チ ン 結 合 実 験 で 検 証 さ れ た 。明 ら か と な っ た x l E P O の 糖 鎖 構 造 の 特 性 は ,肝 臓 の 赤 血 球 造 血 が EPO の 傍 分 泌 刺 激 で 成 立 す る 可 能 性 を 強 く 支 持 し た 。 最終章では,本研究の成果を総括して考察し,今後の展望を示している。本研 究 に よ り , 哺 乳 類 以 外 の 脊 椎 動 物 に お い て も EPO-EPOR 系 が 保 存 さ れ て い な が ら ,赤 血 球 を 増 や す た め の E P O の 発 現 制 御 は 一 様 で は な い 可 能 性 が 示 唆 さ れ た 。 本研究は,赤血球産生制御の仕組みの多様性と普遍性に関する新たな視点を与え る,とし,その展望をまとめている。 3 No.1 早稲田大学 氏 名 小坂 菜美 博士(理学) 学位申請 研究業績書 印 (2010年11月 種 類 別 論文 題名、 発表・発行掲載誌名、 発表・発行年月、 現在) 連名者(申請者含む) ⃝ Nogawa-Kosaka N, Sugai T, Nagasawa K, Tanizaki Y, Meguro M, Aizawa Y, Maekawa S, Adachi M, Kuroki R, and Kato T. Identification of erythroid progenitors induced by erythropoietic activity in Xenopus laevis. J Exp Biol.(投稿中) ⃝ Nogawa-Kosaka N, Hirose T, Kosaka N, Aizawa Y, Nagasawa K, Uehara N, Miyazaki H, Komatsu N, Kato T. Structural and biological properties of erythropoietin in Xenopus laevis. Exp Hematol. 2010 May;38(5):363-72. Aizawa Y, Nogawa N, Kosaka N, Maeda Y, Watanabe T, Miyazaki H, Kato T. Expression of erythropoietin receptor-like molecule in Xenopus laevis and erythrocytopenia upon administration of its recombinant soluble form. J Biochem. 2005 Aug;138(2):167-175. 総説 野川菜美,加藤尚志.両生類における造血のニッチ∼造血巣の多様性から探る.分子細 胞治療. 特集「造血幹細胞と造血ニッチ」,第 5 巻 2 号, 2006 年 4 月,110-116 頁,先 端医学社 講演 廣瀬崇行,永澤和道,奥井武仁,加藤友啓,須貝龍久,小坂(野川)菜美,加藤 尚志. アフリカツメガエルエリスロポエチン遺伝子の定量的発現解析法の最適化.第 62 回 日 本動物学会関東支部大会,筑波大学,2010 年 3 月 13 日 目黒瑞枝,永津和道,小坂(野川)菜美,会沢洋一,小松則夫,安達基泰,黒木良太,加 藤尚志. アスパラギン結合型糖鎖を欠失するアフリカツメガエルエリスロポエチンの熱 安定性の解析 (Preparation and Characterization of Xenopus Erythropoietin).第 82 回日本生化学会大会,神戸, 2009 年 10 月 小坂(野川)菜美, 前川 峻,永澤 和道,家村 仁美,奥井武仁,加藤 尚志. 両生類造血に学 ぶ∼アフリカツメガエル血球産生のダイナミクス∼.第日本比較免疫学会第 21回学術集会, シンポジウム「リンパ球の起源と分化」,神奈川,日本大学生物資源科学部, 2009 年 8 月 5 日 永澤和道,小坂(野川)菜美,上原信明,會沢洋一,加藤尚志.N 結合型糖鎖を導入した アフリカツメガエルのエリスロポエチンの生物活性. 第 70 回日本血液学会総会,京都 国際会館 2008 年 10 月 須貝龍久,前川峻,永澤和道,小坂(野川)菜美,前田康隆,山崎俊介,會沢洋一,加 藤尚志. アフリカツメガエル血清中に含まれる赤血球造血刺激因子の性質. 日本動物 学会第 79 回大会, 福岡 2008 年 9 月 奥井武仁,前川峻,山本雄介,谷崎祐太,小坂(野川)菜美,會沢洋一,加藤尚志.ア フリカツメガエルの赤血球前駆細胞の組織分布. 日本動物学会第 79 回大会, 福岡 2008 年9月 No.2 早稲田大学 種 類 別 講演 題名、 博士(理学) 発表・発行掲載誌名、 学位申請 発表・発行年月、 研究業績書 連名者(申請者含む) 廣瀬崇行,山本雄介,會沢洋一,小坂(野川)菜美,加藤 尚志.末梢赤血球数回復期に おけるアフリカツメガエルエリスロポエチン遺伝子の発現変動. 日本動物学会第 79 回 大会, 福岡 2008 年 9 月 奥井武仁,西川裕展,小坂(野川)菜美,前川峻,岩崎麻衣,會沢洋一,加藤尚志.ア フリカツメガエル肝臓における赤血球前駆細胞の同定と局在解析. 第 60 回 日本動物学 会関東支部大会,東京大学駒場 2008 年 3 月 永澤和道,小坂(野川)菜美,上原信明,會沢洋一,目黒瑞枝,妹尾勇弥,加藤尚志. ア フリカツメガエルのエリスロポエチンを認識する抗ペプチド抗体の作製.第 60 回 日本 動物学会関東支部大会,東京大学駒場 2008 年 3 月 上原信明,小坂(野川)菜美,會沢洋一,永澤和道,加藤尚志.動物細胞で発現したア フ リ カ ツ メ ガ ル エ リ ス ロ ポ エ チ ン の 性 状 解 析 . Characterization of Xenopus erythropoietin expressed in mammalian cells.第 30 回日本分子生物学会年会・第 80 回 日本生化学会大会 合同大会 横浜パシフィコ 2007 年 12 月 會沢洋一,西川裕展,野川菜美,岩崎麻衣,波江野洋,奥山祐子,加藤尚志. 貧血回復 期におけるアフリカツメガエルのエリスロポエチンおよび受容体の発現の解析. 日本動 物学会第 78 回大会,弘前大学 2007 年 9 月 Nogawa N, Kosaka K, Aizawa Y, Miyazaki H, Komatsu N, Kato T. Structure of Erythropoietin in African Clawed Frogs, Xenopus laevis, and Its Role in the Liver Erythropoiesis. 48th Annual Meeting of the American Society of Hematology, Orlando, Florida, USA. Dec 9, 2006 野川菜美,小坂展慶,会沢洋一,小松則夫,宮崎洋,加藤尚志. Asn 結合型糖鎖をもた ないエリトロポエチンによる両生類の赤血球造血 Biological activity of erythropoietin lacking N-linked glycosylation Xenopus laevis.第 68 回日本血液学会総会・第 48 回日本 臨床血液学会総会,博多 2006 年 10 月 奥山祐子,波江野洋,野川菜美,小坂展慶,会沢洋一,加藤尚志. 遺伝子発現からみた アフリカツメガエル成体の血球分化と血液前駆細胞の臓器局在.日本動物学会関東支部 第 58 回大会,東京 2006 年 3 月 野川菜美,石田貴子,会沢洋一,前田康隆,妹尾勇弥,山崎俊介,下地(大淵)美也子, 加藤尚志. アフリカツメガエル成体の造血前駆細胞の同定と赤血球産生刺激活性の解 析. 日本動物学会第 76 回大会,つくば国際会議場 2005 年 10 月 野川菜美,石田貴子,出口雅人,会沢洋一,加藤尚志. 髄外造血を主体とするアフリカ ツメガエル(Xenopus laevis)の赤血球造血.第 3 回幹細胞シンポジウム,兵庫県立淡 路夢舞台国際会議場 2005 年 4 月 No.3 早稲田大学 種 類 別 講演 題名、 博士(理学) 発表・発行掲載誌名、 学位申請 発表・発行年月、 研究業績書 連名者(申請者含む) Aizawa Y, Nogawa N, Kosaka N, Maeda Y, Watanabe T, Miyazaki H, Ochiya T, Kato T. Expression of erythropoietin receptor-like molecule in Xenopus laevis and the development of anemia by the administration of its recombinant soluble form. 46th Annual Meeting of the American Society of Hematology, San Diego, California, USA, Dec 6, 2004 Aizawa Y, Nogawa N, Kosaka N, Maeda Y, Watanabe T, Ochiya T, Kato T. The development of anemia by the administration of soluble erythropoietin receptor homologue in Xenopus. 第 77 回 日本生化学会大会.パシフィコ横浜 2004 年 10 月 Nogawa N, Hiraga N, Aizawa Y, Ikebuchi K, Miyazaki H, Kato T. Evaluation of alteration in peripheral blood cell counts in adult Xenopus laevis responding to hematopoietic growth factors. 第 76 回 日本生化学会大会,パシフィコ横浜 2003 年 10 月 その他 (講演) Yuta Tanizaki, Ayaka Tahara, Sayaka Kinoshita, Motoki Yamauchi, Mizue Meguro Shun Mekawa, Kazumichi Nagasawa, Takako Ishida-Iwata, Miyako Obuchi-Shimoji, Nami Nogawa-Kosaka, Takashi Kato. Proliferation and differentiation of thrombocyte progenitors in the liver and the spleen in Xenopus laevis under the stimulation of thrombpoetin. 52th Annual Meeting of the American Society of Hematology, Orlando, FL, USA. December 4-7, 2010 前川峻,家村仁美,倉持裕子,小坂(野川)菜美,會沢洋一,加藤尚志.低温曝露ツメガ エルにおける肝臓での赤血球破壊とヘム分解酵素発現量の増大.第 81 回日本動物学会, 東大駒場, 2010 年 9 月 家村仁美,前川峻,倉持裕子,小坂(野川)莱美,曾沢洋一,加藤尚志. 低温曝露で誘導 されるアフリカツメガ工ル末梢赤血球数減少の機序. 第 71 回日本血液学会学術集会, 京都国際会議場,2009 年 10 月 別府実穂,奥井武仁,小坂(野川)菜美,會沢洋一,加藤尚志. アフリカツメガエルに お け る 赤 血 球 系 細 胞 の 免 疫 染 色 と 細 胞 蛋 白 質 変 動 の 検 出 . ( Immunocytological analysis of erythrocytic cells to clarify their differentiation in African clawed frog, Xenopus laevis)第 80 回 日本動物学会大会,静岡グランシップ,2009 年 9 月 Iemura H, Maekawa S, Kuramochi Y, Nogawa-Kosaka N, Aizawa Y, Kato T. Xenopus Laevis exposed to low temperature suppress proliferation of hepatic erythrocyte progenitors. 2009 ISEH-Society for Hematology and Stem Cells. Sep 9-12, 2009, Athens, Greece Tanizaki Y, Nogawa-Kosaka N, Nagasawa K, Tahara A, Maekawa S, Okui T, Kato T. Thrombocyte-erythrocyte progenitors identified in African clawed frog Xenopus laevis. 2009 ISEH-Society for Hematology and Stem Cells. Sep 9-12, 2009 , Athens, Greece 他 14 件
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