一般債の発行に係る業務処理要領 - 証券保管振替機構

「一般債の発行に係る業務処理要領」等の一部改正について
1.一般債の発行に係る業務処理要領
改正箇所(旧)
Ⅰ.(1)
(内容欄)
(下線部分変更)
新
旧
¾銘柄情報を登録した発行代理人は、
¾銘柄情報を登録した発行代理人は、
以下のいずれかの要件に該当する銘
以下のいずれかの要件に該当する銘
柄について、その要件に関する情報
柄について、その要件に関する情報
(以下「その他情報」という。)を発
(以下「その他情報」という。)を発
行要項から抜粋のうえ、機構に送付
行要項から抜粋のうえ、機構に送付
する。
する。
①~⑤
(略)
¾銘柄情報を登録した発行代理人は、
①~⑤
(略)
(新設)
発行者の所在地国で源泉徴収が行わ
れる外債であって、当該源泉徴収額
相 当 額を 発行 者 が上 乗せ す る銘 柄
(以下「グロスアップ銘柄」という。)
について、当該銘柄がグロスアップ
銘柄であること等を機構に書面で通
知する。
Ⅰ.(1)
(備考欄)
¾機構は、送付された「その他情報」
を公示する。
¾通知は、銘柄情報登録後直ちに機構
¾機構は、送付された「その他情報」
を公示する。
(新設)
所定の「グロスアップ銘柄に係る通
知書」(別添)により行うこととする。
¾機構は、当該銘柄がグロスアップ銘
(新設)
柄であることをホームページに掲載
する。
Ⅱ.(1)
(内容欄)
¾ 銘柄情報を登録した発行代理人は、
¾ 銘柄情報を登録した発行代理人は、
機構に発行要項及び「その他情報」
機構に発行要項及び「その他情報」
を送付する。
を送付する。
¾ 銘柄情報を登録した発行代理人は、
(新設)
グロスアップ銘柄について、当該銘
柄がグロスアップ銘柄であること等
を機構に書面で通知する。
Ⅱ.(1)
(備考欄)
¾ 機構は、機構関与方式の銘柄の発行
要項の情報を、日本銀行に通知する。
¾ グロスアップ銘柄に関する取扱いは
¾機構は、機構関与方式の銘柄の発行
要項の情報を、日本銀行に通知する。
(新設)
改正箇所(旧)
新
旧
公募事業債の場合と同じ。
2.一般債の元利金支払に係る業務処理要領
改正箇所(旧)
Ⅱ.(1)①
(備考欄)
(下線部分変更)
新
旧
¾ 本業務処理要領における用語定義は、 ¾ 本業務処理要領における用語定義は、
以下の通り。
以下の通り。
満期償還期日:発行残高の全額が償還
満期償還期日:発行残高の全額が償還
される日(実支払日)
される日(実支払日)
繰上償還期日:コールオプション(全
繰上償還期日:コールオプション(全
額)またはプットオプションの行使に
額)またはプットオプションの行使に
伴う繰上償還がなされる日(実支払
伴う繰上償還がなされる日(実支払
日)
日)
定時償還期日:定時償還がなされる日
定時償還期日:定時償還がなされる日
(実支払日)
(実支払日)
利払期日:利払がなされる日(実支払
利払期日:利払がなされる日(実支払
日)
日)
グロスアップ銘柄:発行者の所在地国
(新設)
で源泉徴収が行われる外債であって、
当該源泉徴収額相当額を発行者が上
乗せする銘柄
Ⅱ.(1)①
¾支払代理人は、特定の元利払期日にか
¾支払代理人は、特定の元利払期日にか
(内容欄)
かわる銘柄情報の変更を、当該元利払
かわる銘柄情報の変更を、当該元利払
期日の 7 営業日前までに行う。
期日の 7 営業日前までに行う。
¾銘柄情報を登録した発行代理人・支払
(新設)
代理人は、グロスアップ銘柄につい
て、発行者の所在地国における源泉徴
収税率から本邦内において支払われ
る利子額に対する本邦税率を以下の
計算式により算出し、機構に書面によ
り通知する。
15%(国税)
本邦税率(国税)=
1-(本国の源泉徴収税率)
5%(地方税)
本邦税率(地方税)=
1-(本国の源泉徴収税率)
Ⅱ.(1)①
¾左記「残存総額」には、差押分、社債
¾左記「残存総額」には、差押分、社債
改正箇所(旧)
(備考欄)
新
旧
権者集会用内容証明交付分も含まれ
権者集会用内容証明交付分も含まれ
る。
る。
¾通知は、銘柄情報登録後直ちに、及び
(新設)
発行者の所在地国における源泉徴収
税率の決定又は変更後直ちに機構所
定の「グロスアップ銘柄に係る通知
書」(別添)により行うこととする。
¾元利金請求額に当該本邦税率を適用
(新設)
するためには、適用する利払期日の 8
営業日前までに通知しなくてはなら
ない。
¾ 機構は、通知を受けた本邦税率をホー
(新設)
ムページに掲載する。
¾グロスアップ銘柄に係る本邦税額(国
(新設)
税、地方税)の算出には、通知を受け
た本邦税率を用いる。
¾本邦税率とは、本邦内において支払わ
(新設)
れる利子額について本邦税額を算出
するために用いられる計算上の料率
であり、本邦税法における税率を示す
ものではない。
Ⅱ.(2)③
¾外貨建債の場合についても、円貨建債
¾外貨建債の場合についても、円貨建債
(備考欄)
と同様の取扱いとする(補助通貨単位
と同様の取扱いとする(補助通貨単位
未満切捨て)
。機構は、
「元利金請求内
未満切捨て)
。機構は、
「元利金請求内
容明細通知データ」を外貨建で作成の
容明細通知データ」を外貨建で作成の
上、支払代理人に送信する。国税納付
上、支払代理人に送信する。国税納付
に係る円貨換算処理については、支払
に係る円貨換算処理については、支払
代理人により行われるものとする。
代理人により行われるものとする。
¾グロスアップ銘柄の国税額の算出時
(新設)
に用いる所得税率は、「グロスアップ
銘柄に係る通知書」により通知を受け
た本邦税率(国税)を用いる (以下同
じ。) 。
(別紙)
税区分の一覧表
税区分の一覧表
税区
分コ
ード
税区
税区分
税率
備考
分コ
ード
税区分
税率
備考
改正箇所(旧)
新
00
旧
(略)
00
(略)
10
(略)
15%※
(略)
10
(略)
15%
(略)
20
(略)
15%※
(略)
20
(略)
15%
(略)
(略)
非課税
(略)
総合課
90
15%※
法人及
非課税
総合課
法人及
税分
90
税分
び源泉
15%
び源泉
(略)
徴収不
非課税
適用(分
分
(略)
91
(略)
徴収不
非課税
適用(分
分
(略)
91
かち)
かち)
分離課
92
分離課
15%※
マル優
92
税分
税分
(略)
(分か
ち)
非課税
(略)
93
ち)
分
分離課
15%※
特別マ
94
税分
(略)
ル優(分
非課税
(略)
分
※
(略)
ル優(分
非課税
かち)
15%
特別マ
税分
95
(略)
分
分離課
94
(略)
(分か
非課税
93
15%
マル優
グロスアップ銘柄の場合には、発行代理人・支
95
かち)
(略)
分
(新設)
払代理人が機構に通知した本邦税率(国税)に基づ
き、国税額及び国税引き後利子額を計算し、元利
金請求データにセットする。
別添
グロスアップ銘柄に係る通知書
(新設)
(添付資料参照)
3.附則
この改正規定は、平成 19 年 2 月 7 日(水)から施行し、平成 19 年 5 月 1 日(火)以降に初回
の利払期日が到来する銘柄について適用する。
以
上
別添
グロスアップ銘柄に係る通知書
(一般債振替制度用)
平成
株式会社
証券保管振替機構
御中
年
月
日
届出印
会社名
役職名
氏 名
当社が発行代理人・支払代理人として取り扱うグロスアップ銘柄について以下のとおり通知
します。
銘柄の正式名称
ISINコード
JP
利払日
適用利払期日: 平成
本邦税率
国
年
月
日以降の各利払期日
税:
%
地方税:
%
(注1) グロスアップ銘柄の発行代理人は、銘柄情報登録後直ちに、この書類を機構に提出してください。銘柄情報登
録時に本邦税率が未定の場合には、本邦税率欄に「未定」と記入してください。
(注2) グロスアップ銘柄の発行代理人・支払代理人は、本邦税率が決定又は変更された場合には、直ちに、この書類を
機構に提出してください。元利金請求額に適用するためには、適用利払期日の 8 営業日前までに提出する必要
があります。提出が行われない場合には、前回の本邦税率を引き継ぐ(「未定」の場合には、国税:15%、地方税:5%)
ことになります。
(注3) 本邦税率は、小数点以下 13 位以内で記入してください。
(注4) 詳細については、機構が定める「一般債の発行に係る業務処理要領」及び「一般債の元利金支払に係る業務処
理要領」を参照してください。
以
上
書類の提出先
〒103-0025
東京都中央区日本橋茅場町二丁目1番1号(第二証券会館)
社債等振替業務部 一般債(グロスアップ銘柄)担当
・当機構は、本通知書に記載された個人情報を、
「社債等の振替に関する法律」に基づき主務大臣から認可された業務を円滑
に遂行するため、また、本通知書に基づく担当者と当機構との間の事務連絡を行うため、利用させていただきます。
・当機構の取り扱う個人情報、当機構の個人情報保護方針など当機構の個人情報保護に関する事項は、当機構ホームページ
(http://www.jasdec.com/)に掲載されておりますので、適宜ご参照ください。