事 業 概 況

事
業
概
況
(平成 24 年度)
JPアセット証券株式会社
(平成 25 年 3 月期)
【はじめに】
本書は平成 25 年 3 月期における当社の会社概要、営業の状況及び経理の状況について記
載したものです。
【主な記載項目について】
1. 会社の概況
「会社の沿革」
当社の設立から現在までの沿革を記載しています。
「会社の目的」
定款に記載された当社の目的を記載しています。
「事業の内容」
当社の経営組織、事業の内容について記載しています。
「財務の概要」
平成 25 年 3 月期における資本金、純資産額、営業収益、経常利益等の
主要な財務指標について記載しています。
「主要株主名」
所有株式数の多い株主 10 名の氏名、所有株式数等を記載しています。
「役員の状況」
当社の役員の氏名、主要略歴等を記載しています。
「従業員の状況」 当社の社員数、登録外務員数等を記載しています。
2. 営業の状況
「営業の経過及び成果」 当社の平成 24 年度における業績について記載しています。
「取引開始基準」
当社が適正な業務遂行のために定めている取引開始基準を記載してい
ます。
3. 経理の状況
「貸借対照表」「損益計算書」「株主資本等変動計算書」及び「個別注記表」を記載してい
ます。
1、会社の概況
①商号、許可年月日等
商号又は名称
JPアセット証券株式会社
代表者名
代表取締役社長 北方健作
所在地
東京都中央区日本橋小舟町 9-17
電話番号
03-5695-5681
許可年月日
平成 21 年 2 月 12 日
加入協会名
日本商品先物取引協会
日本商品委託者保護基金
会社の沿革
年
月
平成 20 年 10 月
概
要
金融商品取引、商品先物取引の受託業務を目的として、ジャパン・
プライベート・アセットマネジメント株式会社を大阪市中央区安
土町 3-2-14(本社)に設立。資本金 1 億 5,000 万円。
平成 20 年 12 月
東京都中央区日本橋小舟町 9-17(東京支店)に設立。
資本金 1 億 6,700 万円に変更。
平成 21 年 1 月
資本金 2 億 6,000 万円に変更。
平成 21 年 2 月
農林水産大臣、経済産業大臣より商品取引受託業務の許可を受け
る。
平成 21 年 4 月
資本金 2 億 9,100 万円に変更。
平成 21 年 6 月
資本金 1 億 6,100 万円に変更。
平成 21 年 7 月
資本金 1 億 9,000 万円に変更。
近畿財務局より第一種金融商品取引業者としての認可を受ける。
近畿財務局長(金商)第312号
平成 21 年 8 月
JPアセット証券株式会社に社名変更。
資本金 1 億 9,600 万円に変更。
平成 21 年 9 月
資本金 1 億 9,700 万円に変更。
平成 21 年 10 月
資本金 2 億 200 万円に変更。
平成 21 年 11 月
資本金 2 億 2,250 万円に変更。
平成 21 年 11 月
資本金 2 億 2,500 万円に変更。
平成 22 年 1 月
資本金 2 億 3,545 万円に変更。
平成 22 年 4 月
本社を旧東京支店(東京都中央区日本橋小舟町 9-17)に変更し、
旧大阪本社を支店登記する。
平成 22 年 6 月
関東財務局長(金商)第2410号
平成 22 年 9 月
資本金 2 億 4,243 万円に変更。
②事業の内容
(1)経営組織
当社の経営組織図は、次のとおりです。
内
部
管
理
統
括
責
任
者
株
取
主
締
総
役
会
会
監
査
本社総務部
管
理
本
部
大阪支店総務部
代
表
取
締
役
社
長
コンプライアンス部
資
産
管
理
本
部
本社資産管理部
役
大阪支店資産管理部
(2)事業の内容
(a)商品先物取引業
イ.国内商品市場取引に係る業務
当社は、商品先物取引法第 190 条第 1 項に基づき、農林水産大臣及び経済産業大
臣から商品取引受託業務の許可を得た商品先物取引業者であり、国内商品市場に
おける取引の受託業務(商品取引所への注文の執行を受託業務の許可を受けた商
品取員(日産センチュリー証券株式会社)を通して行う取次業務)を行っており
ます。
許可番号『農林水産省指令 22 総合第 1351 号』
『平成 22・12・22 商第 6 号』
なお、当社で取引できる商品は以下のとおりです。
取引所名
上場品目名
金(ミニ取引)、銀、白金(ミニ取引)、パラジウム
㈱東京商品取引所
中京ガソリン、中京灯油、ガソリン、灯油、原油、軽油
ゴム(RSS3 号)、小豆、一般大豆、とうもろこし、
粗糖
大阪堂島商品取引所
米穀(コメ)
※上記取引所における取引の注文執行については、取引所の受託会員である日産センチ
ュリー証券株式会社に委託しております。
ロ.外国商品市場取引に係る業務
当社は外国商品市場取引に係る業務は取扱っておりません。
ハ.店頭商品デリバティブ取引に係る業務
当社は店頭商品デリバティブ取引に係る業務は取扱っておりません。
ニ.国内商品市場委における取引を行う業務
自己の計算において商品市場における取引を行う業務であります。
自己売買業務は、上記イに掲げた商品市場において行う場合があります。
(b)兼業業務
第一種金融商品取引業(金融商品取引法第 2 条第 8 項)
③営業所、事務所の状況
店舗の名称
本
所在地
社
大阪支店
電話番号
東京都中央区日本橋小舟町 9-17
03-5695-5681
大阪市中央区安土町 3-2-14
06-6268-3550
④財務の概要
決算年月:平成 25 年 3 月期
(a)資本金
242,430千円
(b)営業収益
315,029千円
(c)受取手数料
307,809千円
(d)トレーディング損益
―――
(e)経常利益
△52,970千円
(f)当期純利益
△61,170千円
(g)純資産額規制比率
267.4%
⑤発行済株式総数
8,467株(平成 25 年 3 月 31 日現在)
発行済株式総数
(注)当社の株式は非上場です。
⑥上位10位までの株主の氏名等
氏名又は名称
有限会社大研地所
工藤
代表取締役
寺田健美
林
雪江
正樹
保有株式数
割合
2,100株
24.8%
780株
9.2%
510株
6.0%
若槇
正子
280株
3.3%
奥澤
武司
240株
2.8%
北方
健作
200株
2.3%
株式会社宝友
代表取締役
横山孝子
200株
2.3%
株式会社三橋商会
代表取締役
三橋一夫
200 株
2.3%
株式会社コムテックス 代表取締役
繁澤宏明
200 株
2.3%
200 株
2.3%
4,910株
57.6%
青木
華代子
合計
10名
⑦役員の状況
役職名
氏名又は名称
代表権の有無
常勤・非常勤の別
代表取締役社長
北方 健作
有
常勤
取締役副社長
志村 仁
無
常勤
有岡 信幸
無
常勤
取締役
福原 俊平
無
常勤
監査役
岩下 泰三
無
常勤
取 締 役 内 部 管理 統 括
責任者
以上 5名
⑧役員及び使用人の数
役
総
数
うち外務員数
員
うち非常勤
5 名
(
4名) (
0名
0名) (
2.営業の状況
① 営業の経過及び結果
(1)受取手数料部門
(a)国内商品市場取引・・・・277,472千円
年間売買高・・・・・・・66,218枚
(b)外国商品市場取引・・・・該当無し
(c)店頭デリバティブ取引・・該当無し
(2)トレーディング部門
(a)国内商品市場取引・・・・該当無し
(b)外国商品市場取引・・・・該当無し
(c)店頭デリバティブ取引・・該当無し
(3)証券部門
(a)証券委託手数料等・・・・37,557千円
使
用 人
計
23 名
28 名
21名) (
25名)
② 取引開始基準
取引開始基準
JP アセット証券株式会社
商品先物取引業務に関する規則第 18 条の規定により、当社が定める取引開始基準は
下記の通りです。
1. 商品取引契約の締結に先立ち、口座設定申込書その他の書類に次の必要事項を記入
していただいた上で、お客様のお取引の適合性を審査いたします。
①
氏名又は名称、生年月日、性別、家族構成、住所、連絡先及び電話番号
②
職業、勤務先、役職、勤務先住所及び電話番号
③
資産及び収入の状況
④
商品デリバティブ取引その他の投資経験の有無及びその程度
⑤
投資可能資金額
⑥
商品取引契約を締結する目的
2. 次の各号に該当するお客様はお取引できません。
①
未成年者、成年被後見人・被保佐人・被補助人、精神障害者・知的障害者・認
知障害の認められる方
②
生活保護法による保護を受けている世帯に属する方
③
破産者で復権を得ない方
④
商品デリバティブ取引をする為に借入をしようとする方
⑤
取引証拠金等の額もしくはその額を上回る損失が生ずるおそれのある取引を望
まない方
⑥
その他弊社が商品取引契約の締結に適しないと判断した方
3. 次の各号に該当するお客様につきましては、弊社が別に定める審査基準に適合した
場合のみ、お取引が可能となります。
①
75歳以上の方
②
年収500万円未満の方
③
年金、恩給、退職金、保険金等によって生計を立てている方
4. 弊社では、お客様がお取引を開始した場合でも、デリバティブ取引の経験の程度や
お客様の属性等により必要と判断した場合には、お取引の数量を制限する等の措置
をとる場合がありますのでご了承ください。
③ 顧客数
顧客数・・・・・136名 (平成25年3月31日現在)
3.経理の状況
第5期
貸借対照表
(平成 25 年 3 月 31 日現在)
資
科
流
金
の
目
動
現
産
及
預
部
負
金
資
び
産
預
金
託
金
短 期 差 入 保 証 金
(単位
額
科
467,407
流
67,141
債
の
部
目
動
金
負
受
193,628
未
入
保
払
額
266,042
債
180,960
顧客からの預り金
140,000
千円)
金
1,922
用
15,158
等
1,172
金
8,306
証
費
前
払
費
用
1,584
未
未
収
収
益
2,191
預
1,606
未払先物取引差金
58,170
57,983
1年以内返済予定のリース債務
350
未
収
消
費
税
等
委託者先物取引差金
そ の 他 流 動 資 産
3,427
貸
△155
固
倒
引
定
有
当
資
金
産
49,398
産
7,004
建 物 附 属 設 備
7,251
リ
3,006
形
固
ー
定
ス
資
資
産
器 具 及 び 備 品
減価償却累計額
払
法
人
税
り
固
定
負
社
30,000
債
リ
ー
ス
債
11,909
△15,161
ソ フ ト ウ ェ ア
10,532
金融商品取引責任準備金
投 資 そ の 他 の 資 産
31,860
投 資 有 価 証 券
192
定
資
負
債
22,855
長 期 前 払 費 用
2,656
資
保
金
6,157
資
長期委託者未収金
1,967
長期貸倒引当金
△1,967
積
立
合
純
長期差入保証金
険
17,657
特 別 法 上 の 準 備 金
商品取引責任準備金
固
8,236
役員退職慰労引当金
10,532
形
2,639
務
産
無
40,875
債
株
主
資
産
324,575
余
の
部
本
192,230
金
242,430
金
180,920
資
剰
183
計
本
本
17,474
金
50,920
その他資本剰余金
130,000
資
利
本
益
準
剰
備
余
金
△231,119
その他利益剰余金
△231,119
繰越利益剰余金
△231,119
計
192,230
負 債 及 び 純 資 産 合 計
516,805
純
資
産
合
516,805
計
第5期
科
営
合
損益計算書
自
平成 24 年 4 月
1日
至
平成 25 年 3 月 31 日
(単位
金
収
入
産
目
業
受
資
数
307,809
料
債 券 ト レ ー デ ィ ン グ 損 益
5,669
そ
1,550
の
営
他
収
業
益
費
の
他
営
営
業
業
営
365,031
外
受
取
の
業
外
支
費
払
益
△51,330
益
1,155
息
42
他
1,112
2,795
用
利
雑
1,328
用
収
利
そ
営
費
利
業
366,359
用
販 売 費 及 び 一 般 管 理 費
そ
損
額
315,029
益
手
千円)
息
2,583
失
212
経
常
利
益
△52,970
特
別
損
失
7,490
商
品
責
任
準
備
金
繰
入
金融商品取引責任準備金繰入
7,474
16
税
引
前
当
期
純
利
益
710
法 人 税 、 住 民 税 及 び 事 業 税
当
期
純
利
△60,460
益
△61,170
第5期
株主資本等変動計算書
(単位
自
平成 24 年 4 月 1 日
至
平成 25 年 3 月 31 日
株主資本
前期末残高及び当期末残高
242,430
金
前期末残高及び当期末残高
50,920
そ の 他 資 本 剰 余 金
前期末残高及び当期末残高
130,000
本
前期末残高及び当期末残高
180,920
資
本
資
本
資
資
利
金
剰
本
剰
益
余
準
余
金
備
金
剰
合
余
計
金
そ の 他 利 益 剰 余 金
繰 越 利 益 剰 余 金
前期末残高
△
169,948
△
61,170
当期変動額
当期純損失
利
益
剰
余
金
合
計
当期末残高
△ 231,119
前期末残高
△ 169,948
当期変動額
当期純損失
純
資
産
合
計
△
61,170
当期末残高
△ 231,119
前期末残高
253,401
当期変動額
当期純損失
当期末残高
△
61,170
192,230
千円)
個別注記表
Ⅰ, 継続企業の前提に関する注記
当社は、純利益を2期連続して計上しておりましたが、今期は純損失を計上し繰越欠
損金が増加しており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在して
います。
しかしながら当社の基盤拡大のため、前々期より新卒採用を開始して営業社員の育成
を図りつつ、新たに外債の取扱いも開始しています。今期は、人件費増加等により61,
170千円の純損失を計上し、繰越欠損金は231,119千円となり、金融商品取引
法第 46 条の 2 第 1 項に定める自己資本規制比率は、当期末時点で225.3%となり
ました。
今期も新入社員5名を採用しており、当面は厳しい状況が継続しますが、新規顧客獲
得に励み純利益計上を目指しております。
しかし、これらの対応策の効果の発現を予測することは困難であるため、現時点では
継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。
なお、財務諸表は継続企業を前提として作成されており、継続企業の前提に関する重
要な不確実性の影響を財務諸表に反映しておりません。
Ⅱ, 重要な会計方針に係る事項に関する注記
1,有価証券の評価基準及び評価方法
その他有価証券
時価のあるもの…期末日の市場価格等に基づく時価法
時価のないもの…移動平均法による原価法
2, 固定資産の減価償却の方法
(1) 有形固定資産(リース資産を除く)
定率法を採用しております。
(2)リース資産
所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産
リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。
(3) 無形固定資産
自社利用のソフトウェアについては、社内における使用可能期間(5年)に
基づく定額法によっております。
3, 引当金及び特別法上の準備金の計上基準
貸
倒
引
当
金
…
債権の貸倒による損失に備えるため、一般債権に
ついては貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債
権については、個別に回収可能性を勘案し、回収不能
見込額を計上しております。
賞
与
引
当
金
…
従業員の賞与支給に備えるため、将来の支給見込
額のうち当事業年度の負担額を計上することとして
おります。
役員退職慰労引当金
…
役員の退職慰労金の支給に充てるため、内規に基
づく要支給額を計上しております。
商品取引責任準備金
…
商品先物取引事故による損失に備えるため、商品
取引所法第 221 条の規定に基づき同法施行規則に定
める額を計上しております。
金融商品取引責任準備金
…
金融商品取引事故による損失に備えるため、金融
商品取引法第 46 条の 5 及び「金融商品取引業に関す
る内閣府令」第 175 条に定めるところにより算出し
た額を計上しております。
4, その他計算書類作成のための基本となる重要な事項
消費税等の会計処理
消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によっております。
5, 会計方針の変更
(減価償却方法の変更)
法人税法の改正に伴い、当期より平成 24 年 4 月 1 日以後に取得した有形固定資産
について、
改正後の法人税法に基づく減価償却の方法に変更しております。これによる損益に
与える
影響はありません。
Ⅲ, 貸借対照表に関する注記
1, 差入を受けた有価証券等の時価額
信用受入保証金の代用有価証券
・・・・
7,377 千円
先物受入証拠金の代用有価証券
・・・・
12,588 千円
2, 金融商品取引法第 43 条の 2 の規定に基づいて分別管理されている資産は次のとお
りであります。
預託金(顧客分別金信託)
・・・・ 120,000 千円
なお、当事業年度末現在の顧客分別金必要額は 16,931 千円であります。
3, 分離保管資産
商品取引所法第 210 条の規定に基づく、委託者資産保全措置を講じておりま
す。
商品取引所法施行規則第 98 条第 1 項第 2 号に基づく、
委託者保護基金への預託金
・・・・
20,000 千円
なお、当事業年度末現在の同法施行規則第97条第1項に基づき、保全措置
を講じなければならない資産の額はございません。
4,
取締役、監査役に対する金銭債権及び金銭債務
金銭債権
・・・
1,087 千円
金銭債務
・・・
6,000 千円
Ⅳ, 株主資本等変動計算書に関する注記
発行済株式数の種類及び総数に関する事項
株式の種類
前期末株式数
普通株式
8,467 株
増加株式数
減少株式数
-株
-株
当期末株式数
8,467 株
Ⅴ, 金融商品に関する注記
(1) 金融商品の状況に関する事項
① 金融商品に対する取組方針
当社は、一時的な余裕資金は、銀行預金で運用しています。なお、デリバティ
ブ取引は行っていません。
② 金融商品の内容及びそのリスク
出資金は、当該事業組合の運用状況により評価損が発生するリスクに晒されて
おります。未払金は、そのほとんどが1カ月以内の支払期日であります。社債は、
当社発行の劣後債であり、償還期日は平成32年3月25日となっておりますが、
当社の財務状況如何で金融庁等の承認を得て期日前償還を可能としております。
③ 金融商品に関するリスク管理体制
当社は、
「リスク管理規程」に基づいてリスクを管理するとともに、「コンプラ
イアンス規程」に基づき法令等の遵守を徹底した業務運営と併せて、リスクに係
わる諸問題の解決・改善を図る体制を敷いております。
イ. 信用リスクの管理
取引先の倒産や信用状況の悪化等により、営業債権や差入保証金などの元本等
が減少ないし消滅することにより損失を被るリスクをいい、信用リスクに対す
る当社の対応は以下のとおりであります。
・営業債権及び差入保証金
当社は、証券取引は株式会社証券ジャパン、商品取引は日産センチュリー証券
株式会社を母店として各取引所へ発注を行っております。この母店の信用リス
ク管理が最も重要であり、総務部において、自己資本規制比率の数値を確認し
ております。
・投資有価証券
定期的に決算書等を入手し、発行体の財務状況等を把握しております。
・デリバティブ取引
デリバティブ取引は行っておりません。
ロ. 市場リスクの管理
為替、金利、有価証券等の市場要因が変動することにより、資産・負債の価値
が変動して損失を被るリスクをいい、市場リスクに対する当社の管理は以下の
とおりであります。
・為替リスク
原則として販売見込みのある外貨建債券を短期間、保有することがあります。
・金利リスク
原則として固定金利により資金調達を行う予定ですが、これまでのところ借入
は行っておりません。
ハ. 流動性リスクの管理
必要な資金確保が困難となることや通常よりも著しく高い金利での資金調達を
余儀なくされることにより損失を被るリスクをいい、当社は、事業計画及び月次
試算表に基づき、総務部が資金繰り計画を作成・更新することにより、資金繰り
状況を常に把握し、手元流動性を維持・確保しています。
④ 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価格のほか、市場価格がない場合には
合理的に算定された価額が含まれております。当該時価の算定においては、変
動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該
価額が変動することがあります。
(2) 金融商品の時価等に関する事項
当期末における貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のと
おりであります。
(単位
貸借対照表
時
計上額
価
差
千円)
額
(1)
現金及び預金
67,141
67,141
-
(2)
委託者未収金
2,278
2,278
-
△2,122
△2,122
-
192
192
-
192
192
-
67,489
67,489
-
1,172
1,172
30,000
30,000
2,990
2,990
34,162
34,162
-
-
-
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貸倒引当金(※)
(3)
投資有価証券
① 出資金
資産計
(1)
未払法人税等
(2)
社債
(3)
リース債務
負債計
デリバティブ取引
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(※)貸倒引当金は、委託者未収金に対する回収不能見込額であります。
(注1)金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
資産
(1) 現金及び預金
これらは短期間で決済され、時価は帳簿価格と近似していることから、当該帳簿
価格によっております。
(2) 出資金
これは「Capital A Japan ファンド」に出資したものであり、時価につきましては、
当該ファンドが作成した評価を参照しております。
(3) 委託者未収金
回収不能見込額として貸倒引当金を控除したものを時価としております。
負債
(1) 未払法人税等
これらは短期間で決済され、時価は帳簿価格と近似していることから、当該帳簿
価格によっております。
(2) 社債
これは当社発行の劣後債であり、市場価格がなく、また他の債券と比較して割引
率等で時価を算出したとしてもクレジット・ディスカウント率が不明であるため、
額面価格を時価としております。
(3) リース債務
長期リース債務の時価については、元金利の合計額を新規に同様のリース取引を
行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しております。
デリバティブ取引
該当事項はありません。
Ⅵ, 資産除去債務に関する注記
当社は、店舗等の不動産賃借契約に基づく、退去時の原状回復に係る債務等を有し
ておりますが、当該債務に関連する賃借資産の使用期間が明確でなく、現時点におい
て将来退去する予定もないことから、資産除去債務を合理的に見積もることができま
せん。そのため、当該債務に見合う資産除去債務を計上しておりません。
Ⅶ, 1 株当たり情報に関する注記
1株当たり純資産額
1株当たり当期純利益
22,703 円 53 銭
△7,224 円 57 銭
監査に関する事項
このディスクロージャー資料のうち、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、
個別注記表については、会社法第436条第2項第1号の規定に準じて、清和監査法人
による監査を受けております。