2006年9月号PDF版 - 東京都福祉保健局

福祉、保健医療施策を一体的・総合的に推進
福祉保健
2006
平成18年
9月
9
8月9日から13日まで西武池袋本店において、
第21回東京都障害者総合美術展が開催されまし
た。この美術展は、障害者の芸術・文化活動への
参加や優れた才能の発掘・育成を通じて、障害者
の生活を豊かにし、自立と社会参加を促進すると
ともに、障害者への理解を深めることを目的に毎
年開催されています。
開催初日には高円宮妃殿下のご臨席を賜わり、
表彰式が執り行われ、にぎやかな1日となりました。
また、今回は、障害者の美術作品を東京から発
信する意味も込め、全国の障害者の絵画作品を集
めた特別展示「異才たちのアート展」も同時開催
されました。
最優秀賞の本間千穂さんと
記念撮影に応じられる高円宮妃殿下
今
月
の
主
な
内
容
◆東京都の障害者施策の動き‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥2
◆養育家庭体験発表会/ピンクリボン in 東京 2006 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥4
◆老人週間‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥5
◆NEWS ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6
◆お知らせ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥7
◆社会福祉の手引の発行/指定自立支援医療機関の皆様へ‥‥‥‥‥‥‥8
特集 東京都の障害者施策の動き
東京都は障害者に対する施策の方向性を決める上で、専門家や都民の意見を反映するため、協議会や
審議会を設置して、そこでの提言等の内容を踏まえて、東京都は施策を進めています。最近の協議会・
審議会での動きをご紹介します。
第4期東京都障害者施策推進協議会 最終提言
障害者施策
全体の動き
∼地域における障害者の自立を支援する総合的施策の展開について∼
4月に障害者自立支援法が施行されたことに伴い、障害の種別にかかわらず、必要とするサービスを区市町村
が一元的に提供する支援体制と地域居住の場・日中活動の場等の地域生活基盤の整備、また、障害者がもっと企
業等で働けるための支援策が求められています。
8月22日、東京都障害者施策推進協議会から、今年度中に策定する「東京都障害者計画」及び「東京都障害福
祉計画」に盛り込むべき障害者施策の推進のあり方について提言がありました。
東京都の障害者施策の3つの基本理念
すべての都民が、
ともに暮らす地域社会の実現
障害者が、地域で安心して
暮らせる社会の実現
障害者が
当たり前に働ける社会の実現
3つの基本理念に基づいて、 障害保健福祉施策を進めていくことが必要です。 その施策の一部をご紹介します
区市町村による一元的・総合的なサービス提供体制の整備
3障害(身体・知的・精神)、重度・重症な障害者への支援体制の整備
施策の
基本的
方向
一般就労の機会の拡大と就労・生活支援の充実
福祉施設での就労から一般就労への移行促進や精神障害者の就労支援の強化
地域における障害者の自立を支援する障害保健福祉施策
地域居住の場の整備
入所施設や病院から地域生活への移行促進
●都独自の重度障害者向けグループ
ホームの整備促進
● 1 つのグループホームだけを運営しているような
小規模な事業者の夜間支援体制の確保
●グループホームの世話人の資質向上に取り組む事業
者への専門的・技術的な支援
●都内に移り住むことを希望する都外施設利用者と受
入れ可能なグループホームをコーディネートする機関
の常設
●社会的入院* 1 とされる精神障害者約 5,000 人の退
院促進支援の推進
※東京都地方精神保健福祉審議会を参照
地域生活を支え、生活の質を高める支援体制の整備
障害者が当たり前に働けるための仕組みづくり
●重度障害者の訪問系サービス確保のための支援
●発達障害者* 2 や高次脳機能障害者* 3 等の相談支援
拠点の整備
●小規模作業所等の経営基盤の安定
●障害者雇用の経験のある企業支援コーディネーター
の配置
●一般就労を希望する障害者のための、企業等におけ
る体験型職場実習制度の整備
教育・住宅・まちづくり等の連携施策
● [ 教育 ]
● [ 住宅 ]
● [ まちづくり ]
問い合わせ先
就学前から就学後を見据えた療育相談、学校教育、職業教育の充実
公営住宅や民間賃貸住宅に住む障害者への見守り等
障害者等のための移動サービスの充実
福祉保健局障害者施策推進部計画課 ☎ 03-5320-4100 FAX 03-5388-1407
* 1 地域等での受入れ条件が整えば退院できる方が入院している状態
* 2 自閉症、アスペルガー症候群等の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害等の脳機能障害のこと
* 3 脳血管障害や頭部外傷等の原因により、脳が損傷を受けたために起きる後遺症で、失語症、記憶障害、注意障害等の
認知障害のこと
2
福祉保健 9月号
精神保健福祉
分野の動き
東京都地方精神保健福祉審議会 最終答申
平成15年12月に都知事から諮問された「精神保健福祉施策の構造変革について」の最終答申が東京都地方精神
保健福祉審議会からありました。
東京都の「精神科病院入院患者の退院促進の支援」は、社会的入院の解消のための取組にとどめず、地域での受
入体制の整備促進に力を入れた「将来にわたってその発生を予防する仕組みづくり」とすることを前提とし、次の
ような包括的な精神保健医療福祉システムを機能させることが必要だと示しています。
「地域生活中心」 の社会の実現に向けて
精神障害者の個々の状況に応じた
地域支援体制の再構築
地域精神科医療の充実と、
適切な医療の提供に向けた仕組の構築
●多様な住まいの確保
●質の高い相談支援体制の整備
●就労支援体制の充実強化
●日中活動の場の確保
●非自発的入院* 1 の防止
●質の高い精神科医療の提供に
向けた取組の促進
精神障害者の生活を支える質の高い人材の育成
新たな普及啓発活動の展開と心の健康づくり
●退院促進支援等に向けた人材育成・確保・活用
●当事者の意思を尊重した、社会参画の促進
●学校等での差別 ・ 偏見の解消と心の病気の予防対策
の一体的な施策の展開
問い合わせ先
福祉保健局障害者施策推進部精神保健福祉課 ☎ 03-5320-4461 FAX 03-5388-1417
* 1 任意入院を除く、措置入院・医療保護入院のこと
心身障害者
扶養年金の動き
東京都心身障害者扶養年金審議会 中間のまとめ
これまで、「東京都心身障害者扶養年金制度の社会的役割の変化
をふまえた今後の在り方」について議論を重ね、8月8日、本審議
会の現時点での考え方を「中間のまとめ」
として取りまとめました。
心身障害者扶養年金制度とは?
障害者の保護者亡き後の不安軽減と障害者
の福祉の向上を図るため、事前に障害者の保
護者(加入者)が掛金を払い込み、加入者が
制度の現状
死亡又は身体及び心身の機能を著しく喪失し
た状態になったときに、障害者(受取人)に
①扶養年金基金の取崩しが止まらず、平成23年度中に基金が消滅
する見込み(右グラフ参照)
年金を給付する制度
本質的には生命保険であり、保険金を年金
②障害基礎年金制度の創設や障害者施策の充実等により、扶養年金
制度の役割が相対的に小さくなった
③現行制度を維持するには、加入者の負担能力を超える大幅な掛金
値上げが必要
審議会の考え方と東京都への要望
このような現状から現行制度の維持は困難であり、制度廃止を
検討すべきです。廃止にあたっては、制度運営者である東京都の
責任は重く、代替制度
(全国制度)への加入機会を確保するととも
に、加入者に対する配慮に十分意を尽くすべきです。
扶養年金制度を廃止するとしても、保護者亡き後の不安の軽減
等の制度の目的自体は、重要な課題であり、保護者亡き後も障害
者が地域で自立して生活できるよう、東京都は、総合的施策の展
開に積極的に取り組むことが必要です。
問い合わせ先
形式で給付する仕組みをとっています。
(億円)
60
50
40
不足分
都負担(減免費等)
基金取崩
基金利子
掛金収入
扶養年金給付財源の推移
30
20
10
0
平成 2
5
8
11 14 17 20 23 24 27 30(年度)
福祉保健局障害者施策推進部在宅福祉課 ☎ 03-5320-4321 FAX 03-5388-1408
3
福祉保健 9月号
養育家庭体験発表会の開催
親の離婚・病気・虐待等により、親の養護を受けられない子どもの数は、現在東京都内で3,700人を超えます(平
成18年3月)。こうした子どもたちの多くは児童養護施設等で集団生活をしていますが、本来、子どもは家庭的な
環境の下で暮らすことが望ましいことから、東京都は里親制度等の“家庭的養護”の充実を進めています。
家庭的養護の中でも、養子縁組を目的としないで、一定期間家庭で養育する制度が養育家庭制度です。養育家庭
制度を皆さんにもっと知っていただけるよう、養育家庭として子どもを育てている方々に子育ての体験を話してい
ただきます。お申込みは、各児童相談所まで。
日 時
名 称
電話番号
FAX
武蔵野市西久保
コミュニティセンター
杉並児童相談所 03-5370-6001 03-5370-6005
27日 10時~ 多摩市役所401会議室
多摩児童相談所 042-372-5600 042-373-6200
13日 14時~
9月
申込先及び問い合わせ先
会 場
28日 14時~
渋谷区ひがし健康プラザ
談話室1・2
児童相談センター 03-3208-1121 03-3208-1162
3日 14時~
錦糸町アビリティガーデン
墨田児童相談所 03-3632-4631 03-3635-6741
11日
葛飾区男女平等推進センター
13時30分~
10月 12日 10時~ 杉並児童相談所
足立児童相談所 03-3854-1181 03-3890-3689
杉並児童相談所 03-5370-6001 03-5370-6005
12日 14時~ 東村山市市民センター別館2階 小平児童相談所 042-467-3711 042-467-5241
13日 14時~
立川市女性総合センター・アイム
立川児童相談所 042-523-1321 042-526-0150
5階第3学習室
※養育家庭体験発表会は、10、11月の里親月間に都内各地で開催しています。これ以降の日程については、
ホームページ(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/ikusei/youiku/index.htm)等でもお知らせします
ので、ぜひご覧の上、お越し下さい。
問い合わせ先 福祉保健局少子社会対策部育成支援課 ☎ 03-5320-4135 FAX 03-5388-1406
∼今、伝えたい・・・。乳がんの早期発見の大切さ∼
「ピンクリボン in 東京 2006」
乳がんは、日本人女性の 25 人に 1 人がかかると言われています。なかでも、東京都
の乳がん死亡率は全国で最も高くなっています。
乳がんに関心を持って、積極的に乳がん検診の受診を考えてみませんか?
日時:10月1日(日曜日) 17時~19時30分
場所:都庁都民広場
ピンクリボンは、乳がん
の早期発見・早期診断・
早期治療の重要性を伝え
るシンボルマークです。
4
福祉保健 9月号
ステージイベント 18時∼19時30分
ピンクリボンツリーの装飾、点灯
都庁舎ピンクライトアップ
企業、団体による啓発資料の
配布・展示
●トークショー
荻原 次晴(スポーツキャスター)
小谷実可子(スポーツコメンテーター)
アン☆ドゥ(モデル)
●コンサート
大野 靖之(シンガーソングライター)
19時∼23時
18時∼19時30分
都民広場にたくさんのツリーをピンクリボ
ンの形状に並べます。ピンクリボンととも
に皆さんのメッセージを飾ってください。
17時∼19時30分
問い合わせ先 福祉保健局保健政策部健康推進課 ☎ 03-5320-4363 FAX 03-5388-1427
9月15日∼21日は「老人週間」
社会に長年尽くしてこられた高齢者を敬愛し、長寿をお祝いするとともに、広く都民の方々に福祉についての理
解を深めていただくため、9 月 15 日の老人の日と老人週間を中心に、様々な行事・催しや各種施設の無料公開と
入場料の割引が行われます。
行事・催し
日 時
9月
場 所
東京都老人クラブ芸能大会(東京都後援)
東京都厚生年金会館大ホール
28日
東京都老人クラブ大会(東京都後援)
普門館(東京メトロ中野富士見町駅 徒歩)
上旬
都立高齢者施設物故者追悼式
東京都多磨霊園
シニア健康スポーツフェスティバルTOKYO
立川市多摩川緑地野球場、東京武道館、駒沢
オリンピック公園他
高齢福祉功績者表彰
都庁
ねんりんピック静岡2006(第19回全国健康福祉祭しずおか
大会)東京都代表選手派遣
静岡県の各会場
4~21日
10月
行事・催し
15日
中旬
28~31日
各種施設の無料公開と入場割引
対象施設
東京都庭園美術館
東京都江戸東京博物館
江戸東京たてもの園
東京都写真美術館
東京都現代美術館
対象
65歳以上
無料公開
70歳以上
東京都美術館公募展
(9月19日休館)
65歳以上
60歳以上
都立公園等
入場割引
70歳以上
東京都美術館公募展
(9月19日休館)
65歳以上
※入場の際に、年齢のわかるものを提示してください。
日 程
内 容
庭園入園料
常設展観覧料
入園料
9月18日
「ポスト・デジグラフィ 」、「中村征夫写真展」
常設展「MOTコレクション-1960年代以降の美術」
一水会展(入場は16時まで)
9月18日
行動展(16日の入場は13時まで、彫刻は13時終了)
9月15・16日
月
・
日
主体展(16日は13時30分まで)
9 15 16
一陽展
9月18日
(19日休)
恩賜上野動物園・夢の島熱帯植物館・井の頭自然文
化園・神代植物公園・東京港野鳥公園
(20日休)
多摩動物公園・葛西臨海水族園
9月15~21日
浜離宮恩賜庭園 ・ 旧芝離宮恩賜庭園・六義園・向島百花園 ・
旧古河庭園 ・ 清澄庭園 ・ 殿ヶ谷戸庭園・小石川後楽園・旧岩
崎邸庭園
院展
9月1~16日
9月20日~10月3日 新製作展(※9/18入場無料)
東京展(※9/18入場無料)
9月20~24日
東京都交響楽団主催の演奏会
※定価の2割引
※事前に「老人週間による割引
希望」と告げて都響ガイド
☎03-3822-0727へ予約が必要
60歳以上
9月14日 19時
東京文化会館
・プロコフィエフ/組曲「キージェ中尉」
・プロコフィエフ/オラトリオ「イワン皇帝」
指揮:ジェイムズ・デプリースト/アルト:クリスティーヌ・
メドウズ/語り:平野 忠彦/合唱:二期会合唱団
問い合わせ先 福祉保健局高齢社会対策部在宅支援課 ☎ 03-5320-4275 FAX 03-5388-1395
東京都戦没者追悼式が執り行われました
61 回目の終戦記念日を迎えた 8 月 15 日、文京シビックホールにお
いて、平成 18 年度東京都戦没者追悼式が執り行われ、ご遺族約 800
名が参列されました。
石原慎太郎東京都知事は、
「戦没された方の祖国発展への熱い思いを
改めて深く心に刻み、世界の諸都市と手を携え、恒久平和の実現と人類
の繁栄に貢献していくことをここに固くお誓いいたします。」と式辞を
述べ、さらに、2016 年夏季五輪の招致にも触れ、「60 年以上にわたり徹底した平和を貫いた、この日本の
首都東京において、平和の祭典『オリンピック』を開催し、幾多の困難を克服した成熟都市の姿を世界に示
す所存です。」と述べました。正午の時報に合わせて黙とうした後、遺族代表の西岡和夫さんは、
「私たちは、
この大戦が残した教訓を心に刻み、戦争のない平和な社会を確立するため、たゆまぬ努力をいたしますこと
をお誓い申し上げます。
」
と平和への決意を述べ、最後に、参列者全員で献花を行い、ご冥福をお祈りしました。
5
福祉保健 9月号
アジア大都市ネットワーク21 (ANMC21)
「アジア大都市感染症対策プロジェクト会議」 台北会議の開催
8月22∼24日、バンコク、ハノイ、クアラルンプール、台北、東京の5
都市19人の実務担当者が出席し「アジア大都市感染症対策プロジェクト
会議」台北会議が、台北市で開催されました。
この会議は、アジアの大都市が連携して、新たに感染症が発生した時に、
都市間で情報連絡を取り合い、迅速な対応を可能にするとともに、経験・
ノウハウの共有化、人材育成に取り組む目的で行われているもので、今回
で2回目の開催となりました。
今回は、各都市からの報告、基調講演、パネルディスカッションを通
じて情報交換を行うとともに、台北市での新型インフルエンザ患者の受入
訓練の視察も行いました。会議では、感染症情
報ネットワークの拡充として、本会議のホーム
ページを立ち上げ、参加各都市の感染症発生状
況等の情報の共有化を図ること、また、鳥インフルエンザ・結核・エイズ等の各
都市共通の課題については、共同の調査研究の検討を進めることとしました。さ
らに、人材育成の面では、今年、感染症対策研修を東京で行うこととしました。
次回会議は、2007年にハノイ市で開催予定です。
高齢者虐待防止の徹底に向け研修会を緊急実施
先日の特別養護老人ホームでの職員による認知症の入居者への虐待が発覚した問題を受け、8月17日、
「高
齢者虐待防止を念頭においた、人権への配慮に基づく適切な施設運営」と題した研修会を開催し、都内約
380か所の老人ホーム施設長が参加しました。
冒頭、東京都からは、施設における高齢者の尊厳の保持は、介護保険法に定められた基本的理念であるこ
と、権利擁護について施設管理者には法律上責務規定があること、さらに、虐待防止や早期発見等について
も高齢者虐待防止法上義務を負うものであり、施設長がこの役割を認識して運営しなくてはならないことを
説明しました。引き続いての講演では、高村浩弁護士(元東京都高齢者虐待を考える会委員)から、「職員
の利用者に対する愚痴は、必ずケアの際に影響を及ぼすものなので、安易に口にすべきではない。」とのお
話もあり、施設管理者や職員は介護のプロとしての意識を持って、入居者への対応に努めなければならない
ことを改めて確認しました。
この後、8月23、28、31日と施設種別ごとに3回の同研修を行い、高齢者虐待防止の徹底を図りました。
院内感染予防対策講習会の開催
8月18日、医療機関での多剤耐性緑膿菌感染の多発が危惧されてい
る状況に対して、
「多剤耐性緑膿菌をはじめとする院内感染予防対策講
習会」を開催しました。都内病院で院内感染対策を担当している医師、
看護師等約500名の参加があり、現場での院内感染に対する関心の高さ
が感じられました。
講習会では、都立豊島病院感染症科 吉川博子医長から、 うつさない
耐性菌に限らない標準予防策と経路別予防策の徹底、つくらない 抗菌
剤の使用方法の検討、 早期感知体制 サーベイランス(調査監視)やICT(感染制御チーム)活動の重要性
について説明がありました。引き続き、都立墨東病院 茂木玲子看護担当科長から「院内感染予防対策」に
ついて、日頃の手袋の使い方や清掃方法等具体的な実践方法の紹介があり、基本的な衛生管理の大切さを改
めて確認しました。
6
福祉保健 9月号
お知らせ
精神研都民講座
「高齢者の睡眠健康法
-ぐっすり眠ってしっかり目覚める-
」
東部療育センター職員の募集
(者)施設の看護師・准看
対 象:重症心身障害児
護師(免許取得見込み含む)
人 数:15名程度
勤務地:江東区新砂3丁目(東西線南砂町駅徒歩)
採用日:平成19年4月1日以降
受 付:10月1日~13日
選考日:10月28日
その他:上記採用日以前で、すぐ勤務できる方も
募集しています。
問い合わせ先
東部療育センター療育部 ☎03-5632-8084 FAX 03-5632-8071
健康安全研究センター公開セミナー
「知っておきたい食の安全
-健康被害を防ぐために-」
16時45分
日 時:10月11日(水曜日)14時~
場 所:都庁都民ホール
申込み:不要、当日先着280名
その他:入場無料
問い合わせ先
東京都健康安全研究センター
060
☎03-3363-3231 FAX 03-3368-4
日 時:9月26日(火曜日)14時~
15時30分
場 所:津田ホール(JR総武線千
駄ヶ谷駅前)
申込み:不要、当日先着490名
その他:入場無料
問い合わせ先
東京都精神医学総合研究所
☎03-3304-5738 FAX 03-332
9-8035
障害者週間啓発ポスターの標語の募集
テーマ:12月3~9日の障害者週間啓発ポスター
に使用する標語としてふさわしいもの
規 格:15字以内で未発表のもの
詳細はHP(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp
/syougai/index.html)をご覧ください。
申込み:9月20日(必着)までに、郵便番号・住所・
・年齢・職業又は学校名
(ふりがな)
氏名
・電話番号・FAX番号を書き、郵
(学年)
送かFAXかEメールにて下記までお送り
下さい。
その他:最優秀作品には記念品を贈呈します。
問い合わせ先
福祉保健局障害者施策推進部計画課
〒163-8001新宿区西新宿2-8-1
☎03-5320-4196 FAX 03-5388-1407
Eメール [email protected]
老年学公開講座
島しょ町村等医療従事者募集
①大島医療センター等:看護師、保健師、薬剤師、
理学療法士、臨床工学士
②新島村:内科医師、看護師、臨床工学士
③八丈町:薬剤師、理学療法士
④青ヶ島村:保健師
⑤小笠原村:助産師
⑥島しょ町村短期臨時派遣医師(登録制)
いずれも随時採用で募集人員は若干名
問い合わせ先
福祉保健局医療政策部救急災害医療課
☎03-5320-4428 FAX 03-5388-1441
10月
1日
会社も、お店も、学校も、病院も。
事業所・企業
統計調査
「認知症に強いまちを作ろう!」
第1部講演「今日からできる認知症予防」、第2
部シンポジウム「住民の住民による住民のための
認知症予防」
日 時:9月28日(木曜日)13時30分~16時30分
場 所:調布市グリーンホール
申込み:不要、当日先着1,300人
その他:入場無料
問い合わせ先
東京都老人総合研究所
☎03-3964-3241 FAX 03-3579-4776
福祉保健局高齢社会対策部施設経営課
☎03-5320-4582 FAX 03-5388-1391
日本全国すべての事業所や企業が対象です。どうぞご協力お願いします。
総務省統計局 東京都・区市町村
問い合わせ先 総務局統計部経済統計課 ☎ 03-5470-9072
7
福祉保健 9月号
都庁刊行物のかくれたベストセラー
「2006 社会福祉の手引」を発行しました!
都民や福祉実務者等の身近なハンドブックとしてご活用いただいております
「社会福祉の手引」2006 年度版を発行しました。福祉サービスの案内書として
利用手続きや相談窓口を探す時に役立つ一冊です。
さらに内容を充実しました
■介護保険法改正や障害者自立支援法施行に関わる内容の変更や追加
■高齢者虐待防止や高齢被害110番等の相談窓口の記載を充実
お求めは
1冊 220円
問い合わせ先
都民情報ルーム(都庁第一本庁舎3階北側 平日9時∼18時15分)で。
また、郵送販売、お近くの書店からの注文販売もできます。
詳しくは、都民情報ルーム(☎ 03-5388-2276)までお問い合わせください。
福祉保健局総務部総務課
☎
03-5320-4032
FAX 03-5388-1400
東京の新しい福祉保健を考えるセミナー
認定NPO法人「スペシャルオリンピックス日本」名誉会長 細川佳代子氏による講演と、2005年に長野で開催され
たスペシャルオリンピックス冬季世界大会の模様を、知的障害のあるクルーが撮影した記録映画「Believe」の上映
日 時:10月11日(水曜日)13時∼15時40分
場 所:都庁大会議場にて
申込み:9月26日(消印・受信有効)までに、住所・氏名・年齢・電話番号と車いす使用・手話通訳希望の有無を、往
復はがき(返信用の官製はがき又は50円切手を同封した封書でも可)又はEメールで、〒163-8001福祉保健局総務部
総務課 Eメール [email protected] へ
問い合わせ先 福祉保健局総務部総務課 ☎ 03-5320-4032 FAX 03-5388-1400
障害者自立支援法に係る
指定自立支援医療機関の皆様へ
区 分
受付期間
育成医療 病院・診療所
更生医療 薬局・訪問看護事業者等
10月中
指定予定日
11月中
平成19年
現 在、 指 定 医 療 機 関 と な っ て い る 病 院、 診 療
1月1日
精神
病院、診療所、薬局及び
所、薬局及び訪問看護事業者等の「みなし指定」の
10∼11月中
通院医療 訪問看護事業者等
有 効 期 限 は、 平 成19年 3 月31日 ま で と な っ て い
ます(平成18年4月1日以降に新たに指定を受けた医療機関は除く)。このため、改めて申請が必要です。表の受付
期間内に指定申請手続を行って下さい。なお、申請書はホームページ(http://www.kaigohoken.metro.tokyo.jp/
shougaifukushi/)から入手し、下記へ郵送で提出してください。
申請・問い合わせ先 〒163-8001 福祉保健局障害者施策推進部計画課事業者指定係 ☎ 03-5320-4149 FAX 03-5388-1413
8月の動き
8月
福祉保健 vol.25 平成 18 年9月発行
印刷物規格第4種 登録番号
(17)
337
8
東京都福祉保健局総務部総務課広報係
8月
August
August
1日 化学物質保健対策分科会(第1回)評価の結果
公表
1日 第4回東京都ウイルス肝炎対策有識者会議の
開催
2日 第8回食の安全都民フォーラムの開催
8日 東京都心身障害者扶養年金審議会「中間のま
とめ」意見募集
9∼13日 第21回東京都障害者総合美術展の開催
15日 18年度東京都戦没者追悼式の実施
17日 高齢者虐待防止に関わる施設向け研修会の実施
17日 東京都児童福祉審議会第1回本委員会開催
18日 院内感染予防対策講習会の実施
22日 第4期東京都障害者施策推進協議会第3回総会
の開催
22∼24日 アジア大都市感染症対策プロジェクト会
議を台北で開催
24日 食品衛生夏期対策事業実施結果の公表
26日 夏休みHIV・AIDS啓発イベントの開催
28日 妊婦・乳幼児の母親への災害対策アンケート
結果の公表
29日 「社会福祉の手引」2006年度版の発行
オリンピックを東京に, 2016年!
〒 163-8001 東京都新宿区西新宿 2-8-1
☎ 03-5320-4032(ダイヤルイン) FAX 03-5388-1400
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