学校だより11月号 [PDFファイル/425KB] - 上尾市

ゆたか
日本の中の海外
№7
平成25年11月1日(金)
上尾市立南中学校長 森井哲夫
TEL 048-781-2299
メール [email protected]
校長 森井 哲夫
2020年の(平成32年)オリンピックが東京に決まりました。東京招致が決定
した理由の一つに、日本の治安の良さがあげられていました。しかし、現実として日
本では、毎日のように殺人事件等の凶悪な事件が報道されています。それでも日本は
世界でトップクラスの治安の良い国とされているのです。
話は変わりますが私が教諭の時代に、海外派遣研修に参加してアメリカ・シカゴに
行ったときのことです。朝食を食べるため、小銭を入れた財布を持ってレストランへ
行きました。雑誌を取るため財布を机の上に置いて5秒ほど離れたすきに、机の上の
財布が消えてなくなってしまったのです。レジの店員に話すと「それはあなたの自己
責任です」と、さも盗まれる方が悪いと言わんばかりでした。
日本では「盗まれる人より、盗む人が悪い」が「日本人の当たり前の考え」です。
家庭教育、学校での道徳心の育成、さらには地域社会のルールやマナーなどの社会通
あ
念がしっかり確立されている日本に住んでいる私には、店員に言われたショック以上
に、「日本を誇り」に思いました。
しかし最近、私が気になることは家庭教育・学校教育・地域社会の通念が及ばない
携帯電話やスマホ等のソーシャルネットワーキングサービスを媒体とした事件が、多
く報道されていることです。言い換えるなら携帯・スマホの中は限りなく「生徒の自
己責任」なのです。さらに言い換えるなら「携帯・スマホの中のバーチャル的な世界
の治安は、海外と一緒」なのです。家庭教育・学校教育・地域社会の通念というフィ
ルターもなかなかかからないのです。そして、プライバシーの見地からも「自己責任」
を助長させていますが、もちろん中学生が自己で責任を負うことはできず、いろいろ
な問題が学校でも起きています。以下に、今まで学校として指導してきたことと、携
帯電話やスマホ使用に矛盾や不安を感じていることをあげます。
〇「知らない人に話しかけられたり、誘われてもついていったりしてはいけません。」
の教えが、「知らない人とのソーシャルネットワーキングサービスを通した交流は
おもしろい。」これで、いいのだろうか。
〇「知らない人にクラス連絡網の電話を教えてはいけません。」の教えが、自ら携帯
の中の情報を全部ネット会社に提供し、ネットワークをつくっている。ただほど怖
いものはない。大丈夫なのだろうか。
〇いじめは「いじめられる人」と「いじめる人」とそして「見て見ぬふりをする人」
の三者がいます。しかし、携帯やスマホの世界では「あいつ、むかつくんだよね」
の一斉送信でいじめは大きく広がり、三者とも心の傷を大きくする。良いことも悪
いこともみんなが巻き込まれる。
携帯・スマホの使用は、もう一度親子で話し合いルールを確認してください。
上尾市中学校英語弁論暗唱大会
10月8日(火)上尾市コミニュティセンターで市内中学校弁論大会が行われ
ました。本校から3人の生徒が参加し3人とも入賞しました。3人とも素晴らし
いスピーチでした。
【弁論の部】4位 金子 瑛紀
5位 3年 中田 朱音 (20人中)
【暗唱の部】4位 伊藤 知潤 (12人中)
上尾市内新人大会結果
〇男子ソフトテニス部 団体 【優勝・県大会出場】
個人 清水・小川ペア
【優勝・県大会出場】
〇女子バレーボール部
【優勝・県大会出場】
〇男子卓球部 団体
【優勝・県大会出場】
個人 脇田 将弥
【優勝・県大会出場】
個人ダブルス 深井・渡辺組【2位・県大会出場】
〇陸上部 200m 都野裕太郎 24秒41【1位・県大会出場】
男子砲丸投げ
露木 宏志 9m99 【1位・県大会出場】
女子砲丸投げ
勝呂 香萌 7m60 【2位】
〇女子バスケット部
【3位】
〇女子ソフトテニス部
【3位】
個人 金子・斎藤ペア 【ベスト16位】
〇男子剣道部 団体
【ベスト4位】個人 篠﨑【ベスト8】
〇女子剣道部 団体
【1回戦】
〇サッカー部 南中0-3上平中
【1回戦】
〇野球部 南中2-3原市中 特別延長戦 【2回戦】
〇男子バスケット部
南中32-48西中【2回戦】
〇バドミントン部 団体 南中1-2原市中【1回戦】
個人 ダブルス伊藤・椎名組【ベスト8】シングルス伊藤【ベスト16】
〇水泳 個人 200m平泳ぎ 柳 真里愛【第1位】
400m個人メドレー栁 真里愛【第2位】
〇柔道
女子個人
勝呂 香萌【優勝・県大会出場】
〇新体操 リボン・ロープ部門 大山 知紗【第 11 位】
今回の新人戦は、今までになく良い結果となりました。ほんのわずかの差で
敗退した部活動もありましたが、来年の学校総合大会が楽しみです。
11・12月の予定(抜粋)
「上尾市『いじめ根絶』中学校サミット」を受けた南中学校の取組
月
平成25年8月22日と10月7日の2回にわたり、上尾市の中学校からいじめを
なくすために、上尾市11校の中学校代表が話し合う「いじめ根絶中学校サミット」
が市役所の会議室で行われました。南中からは代表として、生徒会の髙波君と國田さ
んが参加しました。第1回の話し合いを受けて、南中学校では各クラスで標語を作り
ました。どのクラスの標語も「いじめ根絶」に対する熱い思いが込められています。
1年1組
支え合い みんなで摘みとる いじめの芽
1年2組
救いの手 僕が最初に 差しのべる
1年3組
1年4組
1年5組
2年1組
2年2組
2年3組
2年4組
2年5組
3年1組
目指そうよ いじめ根絶 全員で
いじめとは 消えたいぐらい さみしいの
一言で誰かを救えば 広がる笑顔の輪
やさしさが 言葉のナイフの盾になる
考えて 相手が傷つく その言葉
いじめゼロ 目指そうなくそう 上尾から
つくろうよ いじめ0の 学校を
止めようよ いじめのバトンは まわさない
しっかり持とうよ 流されない心
11
大
3年2組
いじめはね 心のダメージ 結構○
3年3組
命は1つ 笑顔は沢山 それが一人一人の人間だ
3年4組
見てるだけ そんなあなたも 『同罪人』
3年5組
いじめより 仲よしこよし 楽しいな
南中の代表として2年1組の標語が選ばれました。第2回目のサミットでは、11
校が話し合った内容を持ちより、大切な言葉を文章にちりばめながら、サミットにお
いて中学生宣言が策定されました。予定していた時間を大きく超過し、熱のこもった
話合いとなりました。この中学校宣言は12月7日(土)、
「あげおヒューマンライツ
ミーティング21」(於:上尾市コミュニティセンター)において発表されます。
12
日
曜日
行
事
内
容
1
金
音楽祭
2
土
○
開校記念日
5
火
表彰朝会
6
水
中央委員会
7
木
薬物乱用防止教室(6校時)
8
金
専門委員会
11
月
南部教育事務所・上尾市教育委員会学校訪問
12
火
全校朝会
13
水
市内音楽祭(上尾市文化センター)太田先生「学びの道場」
14
木
県民の日
17
日
○
上尾シティマラソン
19
火
学年朝会
20
水
3年2学期期末テスト
21
木
部活動中止期間(~11/28)
22
金
生活アンケート
26
火
太田先生「学びの道場」公開授業
28
木
1・2年2学期期末テスト
29
金
1・2年2学期期末テスト
2
月
第三期時間割試行
3
火
表彰朝会
4
水
2年生上級学校訪問
5
木
専門委員会
7
土
第 14 回上尾ヒューマンライツミーティング21
9
月
第三期時間割開始
10
火
読書集会
12
木
3年三者面談(12・13・16・17日)
14
土
ぐるっとくんクリーン作戦8:00~
24
月
終業式
月曜日課
尿検査(二次)
全校三者面談(12・15・18・20・21日)
3年2学期期末テスト
学校安全パトロール連絡協議会 15:00~
第2回学校保健委員会 15:40~
学校評価配布(生徒・保護者)