資料6 しょうひしゃもんだい で ま え こ う ざ しんこうじょうきょう 消費者問題出前講座の進行 状 況 しょうひしゃもんだい で ま え こ う ざ 1.消費者問題出前講座 しょうひしゃ ぼうし しょうひしゃ じ し ん しょうひしゃ もんだい ちしき りかい 消費者 ト ラ ブ ル の 防止 に は 、 消費者 自身 が消費者 問題 の 知識 ・理解 を ふか じゅうよう しょうひしゃ もんだい せんもんか ぜんこく か く ち こうみんかん など 深める ことが 重 要 であり、消費者 問題 の専門家 を全国 各地 の公民館 等 の しせつ しゅう かいじょ など はけん かくしゅ しょうひしゃ もんだい など せつめい 施設や 集 会所等へ派遣し、各種の消費者問題等をわかりやすく説明するこ もくてき しょうひしゃもんだい で ま え こ う ざ じっし とを目的とする消費者問題出前講座を実施している。 へいせい ねんど たいしょうべつ こ う ざ かいすう ぜんこく かしょ よてい (1)平成18年度の 対 象 別講座と回数:全国2,100ヶ所(予定) こうれいしゃむけこ う ざ やく かい たいしょう こうれいしゃ ・高齢者向け講座:約800回( 対 象 :高齢者) こうれいしゃ まわり かたがたむけこうざ やく かい たいしょう みんせい い い ん ・高齢者の周りの方々向け講座:約1,200回( 対 象 :民生委員、ケアマ かいご ネ ー ジ ャ ー 、 介護 ヘ ル パ ー な ど の こうれいしゃ まわ かたがた 高齢者の周りの方々) し み ん こ う し いくせい こ う ざ やく かい たいしょう ちいき しょうひしゃ ・市民講師育成講座:約100回( 対 象 :地域でボランティアとして消費者 もんだい つた かた 問題を伝えたい方) しんちょくじょうきょう (2) 進 捗 状 況 へいせい ねん がつ にちげんざい しんちょくじょうきょう い か とおり しょうさい べっし とお 平成19年1月15日現在の 進 捗 状 況 は以下の通り( 詳 細 は別紙の通り)。 こうれいしゃむけこ う ざ かい ・高齢者向け講座:990回 こうれいしゃ まわ かたがたむけこうざ かい ・高齢者の周りの方々向け講座:506回 し み ん こ う し いくせい こ う ざ かい ・市民講師育成講座:84回 し み ん こ う し いくせい こ う ざ 2. 市民講師育成講座 へいせい ねん がつ へいせい たい あくしつ しょうほう ねん がつ かい こうれいしゃ まわ かたがた 平成17年12月~平成18年4月までに4回にわたり、高齢者の周りの方々 あら てぐち たいしょ ほうほう じょうほう ていきょう など おこな に対して悪質 商 法 の新たな手口や対処の方法などの 情 報 提 供 等を 行 う し く けんとう こうれいしょうひしゃ み ま も り れんらくきょう ぎ か い 仕組みについて検討した「高齢消費者見守りネットワーク連 絡 協 議会」の こうれいしゃ しょうひしゃ ぼうし む へいせい ねん がつ にち とりまとめ「高齢者の消費者トラブルの防止に向けて(平成18年4月13日)」 1 ぐたいてき し さ く ひと し み ん こ う し いくせい こ う ざ い か における具体的施策の一つである「市民講師育成講座」について、以下の とお ほうこく 通り報告する。 こ う ざ がいよう (1)講座概要 こうれい しょうひしゃ ひがい はっせい かくだい ぼうし しょうひ せいかつ そうだんいん 高齢消費者の被害の発生・拡大を防止するには、消費生活相談員などが こうざ おこな げんかい こ う ざ じゅこうしゃ しょうひしゃもんだい 講座を 行 う だけでは限界がある。すなわち、講座受講者のみが消費者問題 かん じょうほう え こうざ こ う ざ じゅこうしゃ しゅうい けいはつ など に関する 情 報 を得る 講座 にとどまらず、講座 受講者 が周囲 に啓発 等 を おこな ひろ かたち しんか ひつよう し み ん こ う し いくせい 行 い 広げて いく 形 に進化 させる必要 があることから、「市民 講師 育成 こうざ へいせい ねんど てき かいさい 講座」を平成18年度より、パイロット的に開催しているところである。 もくひょう ① 目標 し み ん こ う し いくせい こ う ざ じゅこうしゃ こうれいしゃ みまも かつどう きんりん ちじんたく とど けいはつ 市民講師育成講座受講者が、高齢者を見守る活動 や近隣の知人宅 での しょうしゅうかい ちいき ちょうないかい あつ じょうほう 小 集 会 や地域の 町 内 会 などでの集まりで、 情 報 を届け、啓発などを おこ で き 行なうことが出来るようにする。 こ う ざ ないよう ② 講座内容 みずか さくせい かつどう しょうひ せいかつ かん 自 ら がプログラムを作成 して活動 できるよう、消費 生活 に関する いっぱんてき ちしき など ちしき じょうほうしゅうしゅう 一般的な知識であるクーリング・オフ等の知識はもちろん、情 報 収 集 ほうほう こうれいしゃ まわ かたがた こうかてき つた かた しゅほう がくしゅうかい の 方法 、 高齢者 の 周り の 方々 へ の 効果的 な 伝え方 や 手法 、 学 習 会 の く た かた けんしゅう 組 み 立 て 方 を 研 修 する。 こうざ じっし さい とくちょう こうし (2)講座を実施した際の 特 徴 (講師アンケートより) し み ん こ う し いくせい こ う ざ じゅこうしゃ た こうざ じゅこうしゃ いしき た か い けいこう 市民講師育成講座の受講者は、他の講座の受講者よりも意識が高い傾向 はいけい どうこうざ い か とくちょう がある。こうしたことを背景 として、同講座 には以下 のような 特 徴 が しょう かんが 生 じ て いると考えられる 。 しょうにんずう みつど たか こうざ ① 少 人 数 で密度の高い講座 ほんこうざ しょうひしゃ もんだい かんしん たか しょうひしゃ ぎょうせい およ ふ く し かんけい 本講座 は 消費者 問題 に 関心 が 高い 消費者 や 行 政 及び 福祉 関係 の しょくいん じゅこうしゃ けいこう こうし 職 員 が 受講者 で あ る と い う 傾向 が あ る 。 講師 ア ン ケ ー ト で は 、 つた こと し こと こうぎ ざだんかい かたち 「伝えたい 事 、知りたい 事 を講義 というよりは座談会 のような 形 で 2 すす いっぽうてき はなし ていきてき べんきょうかい 進めることができ、一方的な 話 にならずよかった。」、 「定期的に勉 強 会 おこな かい かんしん たか しつもん う こうぎ を 行 っ て いる会 で関心 も高かった ので、質問 を受 けながら 講 義を すす しょうにんずう けいしき よ おも 進めることができ、少 人 数 であればゼミ形式でも良いと思った。」とい こうし かんそう う講師からの感想があった。 こうざ と あ ないよう おお ② 講座で取り上げるべき内容の多さ し み ん こ う し いくせい こ う ざ あくしつ しょうほう しょうかい 市民講師育成講座では、(1)②のように悪質 商 法 の 紹 介 やクーリ ほうほう じぶん おし ング・オフの方法だけではなく、自分が教えるときのノウハウについて けんしゅう こうし しょうひしゃ およ も 研 修 することとなる。講師 アンケートでは、「消費者 リーダー及び しみんこうし ようせい かい とど れんぞく こうざ き ひつよう 市民講師の養成のためには、1回に止まらず、連続で講座を聞く必要が おも いけん あると思った。」との意見があった。 しみんこうし ゆうこうせい じゅこうしゃ かつどうご かんそう (3)市民講師の有効性(受講者の活動後の感想より) じゅこうしゃ ご かつどう で かんそう ゆうこうせい ちゅうしゅつ い か 受講者のその後の活動から出た感想から有効性を 抽 出 すると、以下のよ うなことがいえる。 しょうひしゃもんだいけいはつ に な て いしき み つ いえ ほうもん ① 消費者問題啓発の担い手としての意識・ノウハウが身に付く ち い き ほうかつ し え ん しょくいん じゅこう こうれいしゃ 「地域包括支援センターの 職 員 が受講、高齢者の家に訪問したときや はな こうざ じぶん ちしき かくにん よ ぎょうせい ふくし しょくいん きかい サロンで話している。講座は自分の知識の確認をさせていただく良い機会 ふだん かつどう なか だった。」というように、 行 政 や福祉 の 職 員 など、普段 の活動 の中 で しょうひしゃもんだい と あつか ひとびと いしき たか しょうひしゃもんだい あつか 消費者問題を取り扱う人々の意識が高まり、消費者問題を 扱 う ノウハウ み つ めん が身に付いたという面がある。 まわ もの じはつてき くわ じょうほう ほっ いしき はぐく ② 周りの者に自発的により詳しい 情 報 を欲する意識を 育 む きんじょ あつ はな こんど ちょくせつ しょうひせいかつそうだんいん また、 「近所の集まりで話したところ、今度は 直 接 、消費生活相談員 はなし き ようぼう う ちょうない ろうじんかい あつ の 話 を聞きたいという要望を受けた」、 「 町 内 の老人会の集まりにパン くば ひがい じょうきょう はな ひじょう きょうみ も フレットを配り 、被害 の 状 況 を話した ところ非常 に興味 を持ち 、 こうれいしゃ たいしょう でまえこうざ ひら など こえ 高齢者 対 象 の出前講座を開くことになった」等の声がある。このよう しみんこうし みぢか もの まわ もの じょうほう ていきょう に、まず市民講師が身近な者として、周りの者に 情 報 を 提 供 し、そこ まわ もの きょうみ も じょじょ くわ ちしき え しょうひしゃ で周り の者 が興味 を持ち 、徐々 に詳しい 知識 を得て いくのも、消費者 3 もんだい いしき おお もの たか こうかてき けいはつほうほう 問題への意識を多くの者に高める効果的な啓発方法といえる。 かだい (4)課題 じょうき い か かだい かんが 上記のことから、以下のような課題があると考えられる 。 じゅこうしゃ た い す る けいぞくてき じょうほうていきょう ほうほう ① 受講者に対する継続的な 情 報 提 供 の方法 げんざい み ま も り しんせん じょうほう しょうひしゃ まど けいさい ないかくふ 現在 、「見守り 新鮮 情 報 」を掲載 しているホームページ(内閣府 「消費者の窓」URL:http://www.consumer.go.jp/shinsen/mima.htm) み ま も り しょうひしゃ もんだい き そ ちしき とくてい じっせんれい けいさい で は 、「 見守り ボ ラ ン テ ィ ア 」 と し て 、 消費者 問題 基礎 知識 、 特定 しょうとりひきほう かか じれい み ま も り しみんこうし 商 取 引 法 に関わる事例、見守りボランテイア(市民講師)実践例を掲載 こんご ほん ないよう けいぞくてき しているが、今後は本ホームページにおいて、よりよい内容の継続的な ていきょう じょうほう かんきょうづくり ひつよう かんが 提 供 と 情 報 にアクセスしやすい環境作りが必要であると考えられる 。 し み ん こ う し いくせい こ う ざ ないよう かいぜん ② 市民講師育成講座の内容の改善 こんご し み ん こ う し いくせい こ う ざ ないよう けんとう じゅこうしゃ たいし しみんこうし 今後も市民講師育成講座の内容を検討し、受講者に対し、市民講師と なに かつどう とう は何か、どういうことができるのか、どのように活動すればよいのか等 つた で き どうこうざ ないよう かいぜん をわかりやすく伝える ことが出来る よう同講座 の内容 を改善 していく ひつよう 必要がある。 4 別紙 都道府県別講座回数 都道府県 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 対象別合計 高齢者の方々 52 0 9 25 9 13 9 25 35 11 75 51 47 81 1 11 2 13 4 14 13 23 74 2 26 28 41 23 36 6 0 0 14 16 0 2 26 4 3 42 33 16 11 5 4 23 32 990 2007/1/15 時点 民生委員など 介護ヘルパー など 25 1 1 3 3 4 6 13 7 4 15 13 7 20 3 1 2 0 0 3 8 14 14 12 3 11 7 8 7 1 1 0 9 8 0 0 1 1 2 6 17 3 7 7 1 6 9 294 9 2 4 10 1 0 4 7 1 1 12 10 7 11 2 2 2 0 0 0 7 7 19 4 4 2 16 10 3 0 1 1 4 4 1 2 2 3 0 20 5 2 2 4 1 1 2 212 5 都道府県別 合計 市民講師 2 0 0 3 1 2 0 2 1 0 10 4 6 2 0 0 1 0 1 1 5 7 3 0 0 2 3 4 2 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0 6 2 1 3 2 1 2 3 84 88 3 14 41 14 19 19 47 44 16 112 78 67 114 6 14 7 13 5 18 33 51 110 18 33 43 67 45 48 7 2 1 28 28 1 5 29 8 5 74 57 22 23 18 7 32 46 1580
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