第2号(2008年10月) - 上越市環境情報ホームページ

2008 年 10 月
第2号
市民環境プロジェクトとは・・・?
上越市第2次環境基本計画には、市民参加で企画された6つの「市民プロジェクト」が位置づけられ
ています。このプロジェクトの実施主体として、今年 7 月に市民・事業者・行政が参加する会「市民環境
プロジェクト」が誕生しました。現在、4つのグループに分かれて活動しています。
この通信は、市民環境プロジェクトの活動状況を広く発信するため、月1回発行しています。
<目次>
グループ活動報告:
豊かな清流蘇らせ隊プ
ロジェクト
1
エコライフ・エコドライブ
プロジェクト
グループ活動報告−各グループの活動状況をお知らせします−
≪豊かな清流蘇らせ隊プロジェクト≫
2
市内3河川を対象
に、「子どもが川と親し
む」という視点で調査を
行いました。
問題や課題を改めて
認識することができまし
た。
ごみゼロ・不法投棄防
止プジェクト
3
きれいな水保全プロジ
ェクト
3
写真① 別所川
春から夏にかけて田ん
ぼの影響で川水が濁っ
てしまいます。
河床には、土砂が溜まっ
ていました。
活動スケジュール 4
会員募集中
4
事務局から
4
10 月 4 日(土)に、大熊川(板倉区)、別
所川(板倉・清里区)、櫛池川(清里区)の 3
つの河川を対象に、「子どもが川と親し
む」という視点で調査を行いました。
下水道の整備により徐々に川の水もき
れいになってきましたが、せっかくの親水
公園が荒れ果てている、護岸整備が進み
川そのものに近寄れないなどの問題や課
題を改めて認識する良い機会となり、参
加者が少なかったものの今後の活動につ
ながる大きな収穫がたくさんありました。
出来れば年内に第 2 回目の調査を実
施し、冬場に調査結果のまとめや来年度
に向けた事業展開等の検討を行うこととし
ています。
(次頁に続く)
写真② 大熊川・関川合流地点
車で近くまで入ることができます。
夏場は水も少なく、子ども達が川で
遊ぶには最適です。
写真③ 光ヶ原から望む、菅池・櫛池
-1-
(感想)
・ 川幅、水深、そこに棲む生態系によっ
て、子どもとの遊び方がいろいろある
と感じた。
例1) 川幅があり(10m以上)、水深、水
流がある場合は(関川本流な
ど)、ライフジャケットの着用で川
流れなどをして遊ぶ。もちろん泳
げる子どもはどんどん泳ぐ(潜
写真④ 親水スポット
る)。
櫛池の隣りには、子ども達が
例2) 川幅が狭く水深も子どものひざ下
遊べる小さな池がありました。
以下で、生態系が豊かな場合、
「かいぼり」などをして、魚捕りなど
を行う。
例3) 溜池など、流れの無い場合は、カ
ヌーを出すなどをして水面からの
生態系(河岸の植生も含めて)を
観察する。
・ 上記の事から、どのような遊びができ
るか、また、環境に手直しを加えること
で何ができるようになるかを、想像を
働かせて場所ごとで具体的な活動の
方法(手順)を考えてはどうか。あくま
で子どもとの遊びであるが、念には念
を入れて行った方が面白くなると思
う。
記録:早川
≪エコライフ・エコドライブプロジェクト≫
例示、エネルギー使用量の記入表を紙・
ホームページともに作成することを決定し
ました。取組期間については、1 週間毎
日点検と 4 週間毎週点検の 2 案が提示
■エコライフ 10 か条(仮称)の検討・決定 され、次回引き続き検討することとなりまし
た。
エコライフ 10 か条(仮称)は、名称を
「上越冬のエコライフ 5 か条」と決定しまし ■回覧チラシ(案)の検討
12 月に町内回覧をする回覧チラシ
た。5 か条の内容は、文言と項目を整理
し、下記のとおり暫定的に決定しました。 (案)については、基本は「5 か条」と「チェ
ックシート取組申込み方法」と「なぜ家庭
次回の活動で本決定します。
で取組が必要か」家庭からの排出量の増
■省エネチェックシートの検討
加割合を他部門と比較したグラフを掲載
エコライフチェックシートについては、
するなど取組の必要性を強く市民にアピ
意識付けを優先すると 5 か条のチェック
ールすることが決定しました。その他は、
シートとすることとした。ただし、面白み・
次回までに意見をいただき、決定すること
やる気を出すために、それぞれ実現方
策、取組例によるエネルギー削減効果の となりました。
記録:柄澤
10 月 10 日(金)及び 27 日(月)に集ま
り、12 月に町内回覧をする内容について
話し合いました。
”
「上越冬のエコライフ 5
か条」を暫定的に決定し
ました。
次回の会議で本決定
し、12 月の回覧チラシに
盛り込みます。
上越冬のエコライフ5か条(暫定)
1 暖房の設定温度を2℃下げましょう! 3 一家団欒、あたたか家族!
◎着衣を 1 枚増やしましょう
◎靴下を履きましょう
◎湿度を上げましょう
◎週に 2 回は家族でなべを囲みましょう
◎続けて入浴・シャワーは短くしましょう
◎一家団欒、一部屋で過ごす時間を増やし
ましょう
2 暖房の時間を短くしましょう!
4 雪との上手な付き合い方!
5 車の燃費を2割減らしましょう!
◎暖機運転 2 分以内にしましょう
◎ふんわりアクセルしましょう
◎タイヤは適正な空気圧で、こまめに点検
しましょう
◎寝る前・出掛ける 30 分前に暖房を消し ◎消雪パイプを節水しましょう(または
「消雪パイプの水は控えめにしましょ
ましょう
う」)
◎こまめにオン・オフしましょう
◎小型除雪機もアイドリングストップを心
◎厚手のカーテンを使いましょう
がけましょう
◎少ない雪は人力除雪(または「少ない雪
は人力で除雪しましょう」)
※5 か条について、ご意見を募集しています。11 月 10 日(月)までに、事務局へご連絡ください。
-2-
≪ごみゼロ・不法投棄防止プロジェクト≫
10 月 9 日(木)に集まり、不法投棄マッ
プやステッカーについて話し合いました。
■不法投棄マップの作成
市民環境プロジェクトで作成する不法
投棄マップの目的・使用方法を検討し、
以下のように整理ました。
(目的)不法投棄の現状把握の整理・見
回りの資料
(使用方法)
・広く市民に配布・閲覧するのではな
く、見回りなどに使うため、市民環境
プロジェクトや関係者の資料とする。
・環境フェアや区総合事務所などで巡
回展を行い、啓発する
当面は、市内の不法投棄現場の視察、
撮影をし、白地図にその状況を記載・貼り
付けしていくこととしました。
11 月 28 日(金)には、上越プラネットが
主催する不法投棄現場パトロールに参加
します。
不法投棄現場の視察は、雑草が枯れ、
降雪前の間の期間しか出来ません。
■不法投棄防止啓発のためのステッカー
について
デザイン案が提示され、文言やイラスト
について、意見を交わしました。
■「ごみゼロクッキング講座」参加報告
10 月 5 日(日)に岩の原葡萄園の「秋
の収穫祭」で行われた、上越市ごみ減量
市民運動実行委員会主催の「ごみゼロク
ッキング講座」に参加しました。
この講座は、普段、調理くずとして捨て
てしまうような食材を用いて調理した食品
を提供し、ごみの減量を呼び掛けることを
目的としています。
当日は、オレンジやレモンの皮を使っ
た酢の物や、野菜の切れ端を使ったお
好み焼きなどを作り、イベントに来られた
方々に提供しました。試食された方から
は「台所の三角コーナー捨ててしまうよう
な素材が、こんなに美味しく食べられるな
んて驚きです!」、「生ごみが減れば家
計の負担も減りますね。さっそく自宅でも
作ってみます」といった声が聞かれまし
た。
記録:佐藤、大島
不法投棄マップの作成
目的・使用方法を検討し
ました。
11 月 28 日(金)に不
法投棄現場パトロールに
参加します。
写真:ごみゼロクッキング
講座の様子
≪きれいな水保全プロジェクト≫
10 月 28 日(火)に上越地域水道用水
供給企業団が主催する植樹会に参加し
ました。
■植樹会(午前)
市内の小学生、地元の住民の方など約
130 名が参加し、柿崎川ダム上流の植樹
地(桔梗ヶ原牧場跡地)にて、「生態学的
混播・混植法」による植樹を行いました。
植えたのは、植樹地付近から採取した
種や、種から育てて作った苗で、参加した
小学生らは約1年間自宅で苗を育ててき
ました。
植樹場所は、予め直径 3m のユニットと
呼ばれる区画が全部で 110 個用意され
ていました。1人が1ユニットを担当し、ユ
ニット内の 10 箇所に種や苗を植えていき
ます。植え終わった後は、植えた苗の位
置、樹種名、大きさ(高さ)を記録しまし
た。来年春に再度調査するとのことです。
数十年後には、1ユニットに1本の高木が
育つことが目標とされています。
■種の採取、苗作り(午後)
柿崎川ダム周辺の森林で、種の採取を
しました。ミヤマハハソ、ミヤマカワラハンノ
キ、ケンポナシ、アカシデの種を採取しま
した。
種は下処理をした後に発泡スチロール
で作った苗床に撒きました。
今回準備した苗は、来年の植樹で植え
られるそうです。
記録:難波
-3-
柿崎川ダム上流で行
われた植樹会に参加しま
した。
植樹地付近から採取し
た種や、種から作った小
さな苗を植えました。
写真:植樹会の様子
活動スケジュール−興味のある活動にお気軽にご参加ください。−
月日
・
・
・
時間
プロジェクト
活動内容
場所
会合
・第1回河川現地調査の報告
・今後の活動予定について
・第2回河川現地調査について
会合
・10 月の活動報告
・11 月 9 日自然観察会の詳細検討
・今後のスケジュールについて
自然観察会
柿崎川河口及び海岸付近で自然観察を行い
ます。☆要申込み(締め切り 11 月 7 日)
会合
不法投棄防止ステッカー作成について
市民プラザ2階
市民活動室
11 月 6 日(木)
19:00∼
豊かな清流蘇
らせ隊
11 月 6 日(木)
19:00∼
きれいな水保
全
11 月 9 日(日)
8:50 集合
9:00∼12:00
きれいな水保
全
11 月 10 日(月)
19:00∼
ごみゼロ・不
法投棄
日程調整中
(11 月上旬)
調整中
エコライフ・エ
コドライブ
11 月 28 日(金)
8:50 集合
9:00∼12:00
ごみゼロ・不
法投棄
11 月下旬
未定
豊かな清流蘇
らせ隊
会合
・「上越冬のエコライフ 5 か条」の決定
・広報じょうえつ 12 月 1 日号と一緒に配布す
る回覧チラシの検討・決定
不法投棄現場パトロール(主催:上越プラネット)
不法投棄現場の現状を確認します。
☆要申込み(締め切り 11 月 25 日)
第2回河川現地調査
川の現状を観察します。
環境情報センタ
ー(市民プラザ
2階)
集合:柿崎区総
合事務所 駐車
場
市民プラザ2階
市民活動室
カルチャーセン
ター ミーティン
グルーム
中ノ俣・三ノ輪
台(集合:市民
プラザ北口)
未定
対象を限定している活動以外は、どなたでも参加できます。会員以外の方の見学も歓迎します。
要申込みの活動(☆印)は、締め切りまでに事務局へご連絡ください。
活動スケジュールは、市環境情報センターのホームページにも随時掲載します。活動日未定のものは、
そちらでご確認ください。
会員募集中!!!
市民環境プロジェクトは個
人、団体、事業所会員を募
集しています。仲間と一緒に
環境のためにできることを始
めてみませんか?
■主な活動内容
グループごとの会合・活動に
参加し、プロジェクトを企画・
実施する(月1回程度)
■申込み方法
参加申込書を事務局へ提
出してください。申込書は、
市環境企画課や市ホームペ
ージで入手できます。
■その他
ボランティア活動保険に加
入していただきます。(1 人
年間 420 円)
事務局から∼会員の方へ∼
10 月は、豊かな清流蘇ら
せ隊プロジェクトの活動が
JCV に取り上げられたり、プ
ロジェクト通信が新潟日報で
紹介されたりと、 会の活動が
メディアにとりあげられまし
た。おかげでこの会の知名度
も少し上がったでしょうか?
今後の活動もさらに注目を
集め、活動の輪を広げてい
きましょう。
また、秋晴れの下、外に
出るのが気持ちのよい季節
になりましたね。体調管理に
気をつけて活動しましょう。
会員数(2008 年 10 月現在)
個人:37 人
企業・団体:5 団体
発行:市民環境プロジェクト事務局(上越市役所環境企画課内)
〒943-8601 新潟県上越市木田 1-1-3
電話:025-526-5111(内線 1524) FAX:025-526-6184 E-mail:[email protected]
ホームページ:http://www.eco.joetsu.niigata.jp/(上越市環境情報センター)
-4-