平成 23 年度 米子市公共事業評価委員会 議事録

平成 23 年度 米子市公共事業評価委員会
日
時 平成 23 年 6 月 1 日(水)午後 1 時 30 分から
場
所 米子市役所5階第 1 会議室
議事録
出席者
委員(五十音順)
伊 木 隆 司
大 西 喜久子
高 増 佳 子
福 田 憲 保
山 崎 和 弥
米子市
市長 野坂 康夫
教育委員会事務局長 本池 辰郎
教育委員会事務局次長兼文化課長 角 昌之
教育委員会文化課文化振興係長 長谷川 秀樹
米子市立図書館長 政木 人巳
教育委員会生涯学習課長 永見 公一
教育委員会生涯学習課課長補佐兼生涯学習係長 渡部 隆
教育委員会生涯学習課主幹 横木 一明
建設部維持管理課長 入江 信夫
建設部維持管理課課長補佐兼公園維持係長 錦織 孝二
建設部建設住宅課長 湯澤 真一郎
建設部建築住宅課公共建設係長 前田 真二
建設部建築住宅課主任 西村 信文
企画部地域政策課課長補佐兼中心市街地活性化推進室企画員
事務局
企画部長 湯浅 隆司
企画部企画課長 高塚 貴
企画部企画課主任 石川 貢之
内田
恵三
1
開会
2
委嘱状交付
3
市長挨拶
4
委員紹介
5
出席者紹介
6
委員長、副委員長等の選出
互選により委員長、副委員長を選出
委員長
伊 木 隆 司
指名により議事録署名委員を選出
福 田 憲 保
山 崎 和
7
8
副委員長
大
西
喜久子
弥
委員長、副委員長挨拶
議事 (米子市公共事業評価委員会要綱第 5 条第 1 項により、伊木委員長が議長)
概要説明
審議案件、資料等について、事務局から概要説明
伊木議長
それでは事業内容、資料等について、市の方から具体的に説明をお願いしま
す。
企画課長
本日の委員会で審議いただきます事業は事前事業の対象事業であります「図
書館・美術館整備事業」でございます。
手狭になってきた両施設を増改築、同時に周辺環境の整備をしようとするも
のです。
本日は事業の妥当性等についてご審議いただきますようお願いします。
事業の内容につきましては、皆様に事前配布した資料により、事業の主管課
からご説明いたします。
教育委員会の資料説明
施設としては建築から図書館が33年、美術館が27年経過しており、施設の老朽化
はもちろん、バリアフリーの対応が不十分となっております。
図書館は、保管庫や開架スペースの問題や耐震診断の結果、耐震補強が必要であり、
美術館は誰もが気軽に利用できる市民ギャラリーをコンセプトに考えております。
基本計画案は、市民合意の形成、効率的な施設運営、安全性と快適性の向上、周辺環
境の整備、当市の中心地に立地している事を活かすといった考えに基づいて作成したも
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のであります。
整備案の概要として、図書館は増築としております。開架スペースを拡充するほか、
研修室を新設し、館内ではバリアフリーに対応し、来館者用のエレベーターも新設する
よう計画しております。内装や空調もリニューアルし、あわせて耐震工事も行うことと
しております。美術館は正面玄関のドアを自動ドアにするほか、既存のエレベーターを
車椅子の方、階段の利用が困難な方にとって利用しやすいものに改修するように考えて
おります。空調や照明、内装をリニューアルする他、憩いの場所として、オープンスペ
ースとデッキテラスを新設する予定です。またエントランス広場を整備するほか、市役
所駐車場から図書館・美術館へ容易に移動できるよう導線の整備を行う予定としており
ます。その他、大屋根を設置し、図書館の多目的スペースや美術館のオープンスペース
等、共有できる施設の効率的な利用と管理運営にあたれるように計画しております。美
術館に隣接する旧2中の校舎は築後50年以上が経過し、耐震性や景観上も問題がある
ことから解体撤去することとしております。跡地は創作活動や展示活動を始め、さまざ
まな活動が出来るよう創作広場として活用するよう考えております。
これらの案は図書館協議会・美術館協議会といった関係団体、利用者団体などからこ
れまで寄せられた意見を踏まえ策定したものです。現在行っておりますパブリックコメ
ントや、6月25日に行いますタウンミーティングでの市民からの意見や市議会におけ
る協議会を通じ、基本設計を完成させたいと考えております。
平成25年を予定しております整備後においては、生涯学習や社会教育の拠点として
の図書館、文化の拠点としての美術館が、これまで以上に市民に利用しやすい施設とし
て機能するよう進めて行きたいと考えております。
建設工事の予定として、来年の5・6月に旧2中の解体工事を行いたいと思います。
7月からおよそ1年、平成25年の6月を目途に整備をしたいと思います。整備にあた
り引っ越し等の作業がありますので、再開は8月を予定しているところでございます。
事業費には図書館・美術館・周辺整備も全て含めて10億円以内としております。
伊木議長
今、
「図書館・美術館整備事業」の事業内容説明がありましたが、何かご意見、
ご質問等承りたいと思います。
福田委員
先ほど見学させていただいたが、屋根が出来ると今の良い景観がなくなると
思うんですよ。屋根の上に芝生を張るとか何か全体の景観が活きるものが出来
ないか。それともう一つ、何らかのカフェ機能がこの一角に出来ないんだろう
かと。テナントでもいいのでそういうのが入ったらいいなという感想です。
伊木議長
今、二つの意見が出ましたが、これについてまず屋根について、補足説明が
ありますか。
前田係長
この屋根ですが、ここはエントランス広場という位置付けもありながら、身
障者の方のアプローチも踏まえて、屋根をかけたという経過がございます。そ
れと図書館・美術館の一体感としての機能もあり、広場として人が集うような
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機能も持たないといけないことから、屋根の材質等については様々な意見を聞
きながら検討していきたいと考えております。
伊木議長
今の説明について、委員の中から何か意見がありますか
高増委員
芝を張って緑化も良いんですが、広場自体が暗くなってしまわないのかが気
になります。同化するような材料で屋根をするというのも案かもしれませんが、
そうすると緑化というのは難しいと思いますし。繋がるのはいい事だと思いま
すが、ちょっと大きいかなと。予算的な部分からも費用対効果が気になります。
山崎委員
一体的利用というソフトの話で、なぜ屋根を単純につなげるということが一
体化ということになったのか
設計の基本的な考え方というのがよくわからない。
伊木議長
この屋根をかけるという事に、高増さんは大きさの問題を言われましたし、
福田さんは景観の問題を言われました。私はそもそも無い方が良いんじゃない
かと思いました。レンガの色と緑との良い景観を屋根がスポイルしてしまうこ
とはないだろうかと懸念します。一体感の創出というのがハード的な対応の事
を言われているのか、運用的なソフトの事を言っておられるのか判らなくて、
ここは議論していきたいなと考えてます。
角次長
美術館は、これ以上広げようがない状況になっております。一方でもっと大
きな展示物を飾る場所がほしいという声もあります。そうした物を共有スペー
スを作ることによって解決しようというものがございました。図書館側の2階
を、いつも使うわけではないですが、第2展示会場として利用できればという
発想がございました。そういった場合に図書館と美術館の間に大屋根をつけて
行き来が楽になれば良いのではないかといった考え方のもとに「一体感」とい
う言葉を使ったということです。
大西委員
行き来をするだけであれば、こんなに大きなものにする必要はないですし、
図書館側が今の噴水の所まで出てくる訳ですが、そうすると全体の景観もあり
ますし、もうちょっと考えたらなぁと思います。
行き来というのは単に図書館・美術館を移動するだけの事ですよね。なにか
催し等のスペースとしても考えておられるのでしょうか。
角次長
基本設計を作成した時にそのような考えはありませんでしたが、協議会等、
説明会を何回かしたところ、屋根はかなり好評でした。言われたように屋根は
何かイベント等で使えるのではないかというのが一つ、屋根の下で休憩や弁当
を食べる事が出来るのではないかという発想をされた方もおられました。
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高増委員
私、美術館協議会の委員もしているんですけど、たしかに何らかの形で繋が
ると良いなという意見はありました。ただ思ったより大きいですし、暗くなら
ないのかなとか、車が通る事からかなり高くなると思いますので、あまり潤沢
に予算がある訳でもないでしょうから費用的にも大丈夫かなとは思いました。
山崎委員
一体的利用する時に、図書館の蔵書数がどれほどになるのかという事も含め、
一般開架室の面積がそれほど増えないということに対して、美術館との共有ス
ペースを図書館にとる必要があるのかというのを一緒に議論しないと、ここを
美術館と一緒に使うことがどうなのかという話もありますよね。蔵書数がこれ
からどうなって、これから先どの位大丈夫なのかという事も含めて、基本設計
の時に議論しておかないと、図書館自体も中途半端になる。
それともう一つ、この会議の評価が何を基準に評価するのかということと、
図書館・美術館についてこの会議は今日一回だけなのかという事を確認したい。
伊木議長
実施要綱があるんですが具体的には書いていません。事業計画の具体性とか
妥当性とか費用対効果の問題とかを、総合的に評価するという理解で良いと考
えます。
日程については、基本的に今日一日でまとめようとは考えておりますが、皆
さんの意見がたくさん出てまとまらないようであれば、市の事務局と相談した
いと思います。
山崎委員
評価の基準ですけども、基本設計プランまで評価の基準に入れていいのかが
ちょっとわかりませんが。
伊木議長
事業の目的というのがあったと思うんですが、老朽化対策とかバリアフリー
対策あるいは図書館の蔵書数増とか開架スペース増とか、そういう目的に対し
てこの基本設計がそもそもおかしいという話なら重要な意見だと思いますので
言って頂きたいですし、それは良いんだけど細かい部分や方法論がおかしいと
いう事であれば、それも意見を言っていただきたい。
先ほどいくつか意見が出ましたが、屋根の話は私も疑問がありまして、市の
色々なスペースがある中で、このレンガ造りの建物で囲った広場というのが、
貴重な景観だなと思っていました。この計画を見る前からです。屋根をつける
ことで景観がスポイルされるのは間違いないと思います。
もう一つは先ほど美術館の2階から広場を見せていただきましたが、2階に
上がったところにテーブルや椅子があります。そこでくつろいでいる方がガラ
ス張りの外の景色が見えて良い風景だなと思いましたけども、屋根でこの景観
が無くなってしまうのが残念で、仮に作るにしてももう少しなんとかならない
かと思いました。
-4-
「一体感の創出」という目的が、ハード的に繋げる事が一体感であり、それ
が重要だと言われれば仕方がないと思いますが。もう一つの考え方としては、
一体感というのはあくまで図書館・美術館がそれぞれ機能する中で、このゾー
ンが文化的に一体となっていればよいとも考えられ、ハード的につなぐことが
一体感ではないと思いますので。
福田委員
利便性での一体感というのは享受しやすいと思う。ただ構造物で作るのは簡
単な話であって、図書館と美術館を巡るのに良いというのは、景観の良い場所
で、市の中心にあって、人が集まってくるという機能もあると思うんですよ。
伊木議長
まとめたいので、お一人ずつ意見をいただけますか
大西委員
提案のとおりという事であるのなら、あまり議論が尽くされて無い中で、こ
ういう意見があったからこんなに大きな屋根を作ろうということになったよう
に受け止めたんですけど。教育施設や文化施設の空間というものは、すごく大
事な部分ではないかなと。図書館の方が噴水の所まで出て参りますので、さら
にこの空間は重要になってくるかなと思います。
高増委員
屋根のデザインにもかかってるのかなという気がしております。緑が見える
ということはすごく重要だと思っていて、広場の図を見ると現状の植栽が全て
消えてるような気がするんですよ。その辺りもどう考えているのかなと。既存
の植栽は全て伐採して新しいものを植えるのかとか、その辺もエコの観点から
考えるともうちょっと検討される必要がある気がしてます。
費用の事も考えると大きさもどうかなと思います。利用者の方が利用しやす
いようにという考え方もわかりますけど。
山崎委員
用を成すというところはともかく、美という点からも形はもっと何かあって
良い。それとたぶんここはくつろぎ云々という場所にはならない気がするんで
す。図書館車両の出入口があるし、弁当を食べるんだったら樹木の下のベンチ
でだと思うんですが。たくさんの方の来館があって、その整理のためというイ
メージであれば良いのかも知れないですが。
伊木議長
わかりました。ではここについては事業を進めるにしても、もうちょっと議
論をしてもらえないかという意見を添えてまとめておきたいと思います。
伊木議長
その他、何かありますか
高増委員
設計業務って色々な人に意見を聞きながら技術的な調整を加えていくんです
が、何度も調整を重ねて今のこの状態だと思うんです。最後の方に市民の意見
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が載っておりますが、例えばどんな方にいつどんな話をしてこうなったとかど
れだけの方が関わっての結果なのかという過程を見たかったです。成果物はと
もかく設計は1つの答えではないので、過程を経た上の結果であればそんなに
細かいところまで言っても仕方がないと思いますので。あとこういう設計にな
った理由を、例えば蔵書数いくらにするためにどこをどのようにしたとか、そ
の辺の設計根拠ですね。平面図に開架スペースにしても児童スペースにしても
家具の配置とかが全然無いので、基本設計段階で書いていただかないとわかり
づらいのと、平面図ばかりで立体図や断面図等もないので窓の位置とかもわか
りませんし、その辺もわかるようにしていただかないと意見も出しにくいと思
います。
伊木議長
いくつかありましたけど、全体的な話と個別的な話、個別的な話の中で蔵書
数の増加がどういう根拠をもって設定されているのか。どういう数を目指され
てるのか教えていただけますか。
政木館長
現在約25万冊ありますが、これを毎年1万冊位増やして行きたいなと思っ
ておりまして、平成35年度には33万冊を目指すことにしております。
もう一つサービスの目標として、年間38万冊の個人貸出をしているんです
が、これは平成30年度に50万冊を目指したい。
伊木議長
今33万冊という数字が出てきたんですが、これは米子市の15万人という
規模からして、十分な蔵書数なのかお聞きしたい。
政木館長
近年市町村合併によりまして、色々な市が複数の図書館を保有するようにな
りまして、単純比較という訳にはならないとは思うんですが、鳥取市の中央図
書館が平成22年度の統計で 42 万 5 千冊、人口が約 19 万 6 千、県内ですと倉
吉が 5 万 1 千の人口で 21 万冊、倉吉中央図書館一つで 18 万 7 千冊です。境港
は 1 つの館で 13 万 6 千、これが県内の状況です。近隣なんですが、安来が人口
4 万 3 千で 9 万 9 千冊、松江市は 19 万 3 千で中央図書館が 33 万 8 千冊でした。
出雲の中央図書館が 23 万 8 千冊でした。あと人口の近いところで、宇部市は人
口 17 万位なんですが 36 万 4 千冊、川西の中央図書館が 31 万 4 千、それから北
海道の帯広が人口 16 万 9 千で 43 万 3 千冊。これらの比較をして見ますと、決
して充分かと言われるとどうかなと思うところはあるんですが、面積が大きな
自治体は分館というのがありますので、米子のように面積が小さくて単館しか
持たないところではそん色ない蔵書数かなとは思います。
伊木議長
その辺りは、意見がありますか。今回の事業の肝の部分だと思いますが。
福田委員
米子図書館というのは米子に限らず、近隣の市町村の方でも手続きを踏めば
-6-
借りる事が出来ますよね。そういうのも含めておおむね妥当な数を目指してお
られるのではないでしょうか。
本池局長
蔵書数ではないんですが、現在県内の図書館は全てネットワークで結ばれて
おります。もし米子市にない本がありましたら、県立図書館とか近隣の図書館
とかを検索すればすぐ出てくると。必要であれば配送するというシステムがあ
りますので、大きな蔵書数を持たなくても貸出が出来るということになります。
そういったところも考慮に入れていただきたいと思います。
福田委員
少なくとも閲覧出来る本を増やした方が良いのではないかと思ったんです
が。
伊木議長
おっしゃるとおりでバランスと言いましょうか、いくら蔵書数が増えてもそ
れが開架されてなかった場合、結局検索をお願いしますという事になる訳でし
て、であれば図書館同士のネットワークを充実させる話と同じだということに
なる訳で、開架スペースも 33 万冊の蔵書に合わせて増やしていかないと、その
バランスで限られた増床スペースをどう使うかというのを決めないと駄目だと
思うんです。それを考えると蔵書数はぎりぎりの数字なのかなぁと思います。
山崎委員
現在と 33 万冊になったあとの、開架の割合は
政木館長
現在 25 万のうち開架は 1 階の部分で 10 万です。33 万になった時に、先ほど
説明させていただいたバリアフリーを実施するにあたり 10 万~11 万位かなと
思っております。
スペースは増えるんですが、今日ごらん頂いた 1 階の一般書架、児童書架、
ブラウジングに一部事務室が食い込みますが、全て一般書架にと計画しており
ます。しかし、書架と書架の間を車椅子が通れるように配置すると思ったほど
伸びない。先ほど話がありました閲覧室を増やせばという意見もありましたが、
我々としては書架を並べたいと。
大西委員
たぶんこの基本設計を作るに当たって、色々な方の意見を聞いておられ、ま
た設計に関して色々な項目がありますよね。やはりこの米子図書館として何を
特徴として出したいのかというところが聞きたいです。
それと耐震構造にするとおっしゃったんですけども、これはどの程度のこと
をされるんでしょうか。基準どおりだとは思いますが、昨今のような事が起き
ますとどのような感じでされてるのかなと。
政木館長
米子市図書館として児童開架スペースが増えますので、ここの充実に関して
は他市に誇れるものにしていきたいと。乳幼児から小学生まで、学校支援もや
-7-
っておりますので、子どもたちに本を提供する事では、自信を持ってやりたい
というのは職員の中では話しております。
高増委員
開架数が増えないというのはびっくりしているんですけど、何のために図書
館を増改築するんでしょうかと聞きたいです。児童開架を増やされるというの
は良い取り組みかも知れないですけど、せっかくブックスタートで育まれた子
ども達が、大きくなったときに読みたい本がなかなか見れないというのは。
山崎委員
そもそも平成 35 年で 33 万冊というのが良いのかどうか。33 万冊は現在の基
準で調べたのであって、10 年後も増築後の図書館に対してこういった議論をし
ているんじゃないかと思うんですよ。
よくわからないまま本が増えていって、中途半端な状態で 10 年後取り壊すと
いった議論にならなければ良いんだけども。
どういった図書館にするかというのは大事で、確かに学校支援というのは特
色としてあるし、オーダーして取りに行くというシステムでも良いんだという
事であればそういう図書館で良いんだろうし。それだったら今の建設費なるべ
く減らして、内部の機材に使うとか、つまりどういった図書館にしたいのかが
詰めが完全じゃないような。
大西委員
皆さんの意見とか要望を網羅されているんですが、ほんとに特徴というか、
米子市立図書館はこうするんだといった所が見えない。ここは米子市だけの図
書館ではない訳なんです。周辺地域もあると思いますしこの図書館は。
どれもこれもではなくて、どう進むかというのがあるといいと思います。
伊木議長
限られた予算、スペースの中で今回色々な方の意見が網羅されているという
点については評価しなければならないと私は思います。ただもっとも肝の部分
と言いましょうか、図書館の充実となった時に皆さんが求めるのは蔵書増だっ
たり開架スペースの増加だったりで、そこに一番重点が置かれた計画かと言わ
れると確かに微調整の余地があります。蔵書数はともかくとして、開架スペー
スがほとんど増えないという点について、バリアフリーに対応する部分はあり
ますが、開架数が増えないというのは再考すべきではないかと思いますが。
その辺りはそういうことでよろしいでしょうか。これも先ほどの件と同じく
意見の中に入れていきたいと思います。
湯澤課長
図書館については、複数の耐震補強を施すことにより、現行の耐震基準をク
リアした建物に変わると考えております。美術館につきましては、現行の新耐
震基準で元々設計がされておりまして、耐震補強については必要ないと考えて
おります。
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大西委員
現行の耐震基準というと震度どれ位まで耐えれるものでしょうか
湯浅課長
震度でいきますと 6 から 6 強が目安になります。震度 7 とかでも被害は出る
んでしょうけども、倒壊はしないというのを目標にしております。
角
次長
福田委員から出たカフェの話をさせていただきます。美術館に新設しますオ
ープンスペースの話なんですが、ここは休憩スペースでセルフ式のコーヒーを
飲むような施設は作ろうと思っております。
色々な会に出ると福田委員の言われるようなカフェの話が出てきます。カフ
ェにすると高校生が入って弁当を食べるような事が出来なくなりますという話
もするんですが、全体としてはカフェの方向に話が行くような感じです。
ただ営業をどうするかという問題が出て来ます。今日見ていただいた状態で 1
日 1300~1500 人位だと思います。こういう状況であればカフェはたくさんの人
が入るとは思いますけれども、いつもこういう状態ではございませんで、ケー
タリング方式のようなカフェも考慮に入れながら検討をさせていただこうと思
っております。
伊木議長
要するに今日はたまたま多かったのだけれども、一年を通した営業はどうか
という事ですよね。
福田委員
おっしられるとおり、年間を通してやると赤字が出るというのは分かるんで
すけども、美術館の側にあっても図書館の利用者を取り込めないかという事を
考えたら、割と成り立つのかなと思ったもんで。まあそこを無理してもいけま
せんので、またその検討の結果を教えていただきたい。
伊木議長
では私のほうから。図書館側の 2 階ですが。多目的スペース、展示ギャラリ
ーというのがありまして、ご説明の中でまさに一体的運用の象徴的な部屋だと
いうような説明があったと思います。これについて今現在美術館の方で、展示
し切れなくて、どこか別の場所にも展示をしたいだとかいうようなニーズがあ
るんでしょうか。そうしたニーズに基づいて作られたものでしょうか。
角次長
現在、美術館は市民ギャラリー的な使い方と今日のような特別展をやること
があります。今までそういった図書館側を使うといったことは無かったと思い
ます。今後考えられることといたしまして、米子では実現できていない「日展」
だとか「二科展」になれば、図書館側のスペースを使わないと無理ではないか
なとは思っておりますが、現在これがないと出来ませんというものはありませ
ん。
伊木議長
そういう意味でいけば、これは提案ですが、この多目的スペースが美術館側
-9-
としてそういう用途が望ましいのか。先ほどの議論の中で蔵書数とか開架スペ
ースが思うように伸びていないという問題があったと思いますが、こういった
場所を開架スペースにするという案は考えられないものですか。委員の皆様は
どう思われますか。
山崎委員
非常に疑問があります。ついでに言えば多目的研修室も工夫は出来ないかと
か。外で言えば創作広場って何であそこにいるのかとか。具体的な意思を示し
ていただかないと納得出来ない。あそこで写真を撮れば、隣のビルなどあまり
綺麗とはいえない物は写るし、裏の方で良いんだろうかと疑問は感じます。
大西委員
聞いていますと、皆さんからの意見を網羅していったのではないかという感
じがします。やはり図書館は図書館、美術館は美術館といったことで。展示ギ
ャラリーと書いてありましたけど、そこは施設として区別するべきだと思いま
す。
高増委員
美術館協議会の中で他への展示スペースの話ははっきり記憶に無いんです
が、美術館自体の展示スペースが少ないという話はあったと思います。本来で
あれば美術館を増築されるのが本当なんでしょうけど、図書館側でスペースが
取れれば、というような話の中でこういった形になっているのではと思います。
実際、展示で使う事がどれ位あるのかなといったところ、逆に展示じゃない
時にはどういった使い方をするのか。使い方が不明確な気がします。
福田委員
図書館は図書館、美術館は美術館として分けて使うことは必要だと思います。
もし展示ギャラリー的な部分で図書館を求めるのであれば、展示スペースは
開架スペースとして使用し、2 階の多目的研修室等の活用をした方が図書館美術
館の役割分担が出来るのではないかと考えました。
伊木議長
同じ意見なんですが、仮に美術展示をしてもらう側だと考えて、たとえば美
術館が一杯だから図書館に展示しなさいと言われると、仮に私がアマチュア画
家だとしてもちょっと残念な気持ちになりはしないかと思います。やはり図書
館と称するところにそういう機能を持たす事に疑問を感じるというか。それが
強いニーズに基づくものであれば良いとは思うんですけど。一方で図書館も蔵
書数や開架スペースも充分でないという声がある中ですよ。
内田補佐
図書館・美術館整備について、中心市街地活性化計画の視点から説明させて
いただきます。
中心市街地の活性化を目指して、本市は 20 年 11 月に中心市街地活性化基本
計画を作りまして、街づくりの目標として「人が集い、にぎあう街をつくる」
「歴
史や文化、自然に触れ合える街をつくる」
「住みたくなる街をつくる」というの
- 10 -
がございまして、この 3 つの視点で中心市街地の活性化を図ることとしており
ます。その中で「人か集い、にぎあう街をつくる」とか「歴史や文化、自然に
触れ合える街をつくる」という目標に対しても、この図書館・美術館整備事業
というものを掲げて、少しでも中心市街地の活性化を促進するということで、
計画に盛り込ませていただいております。と言いますのが図書館・美術館・市
役所・駅周辺が多くの人を収容する地域でございます。
そのような地域の中に、今回のような図書館・美術館の整備において、多目
的な交流スペースと場所が確保出来る事は、中心市街地の賑わい創出という視
点で大変重要な物ではないかというような事で、今回改修に併せて一部併設す
るという話になった訳です。
先ほど近い場所にこういったスペースが設けられれば一番なのにという意見
もございましたし、図書館は図書館、美術館は美術館という意見も頂きました
けども、そういう整備に併せて中心市街地の活性化、賑わいに資する施設とい
う事で、図書機能の充実を妨げない範囲で、こういう施設を誘致した経過があ
るということです。
伊木議長
要するに中心市街地活性化協議会の計画とリンクしているという事ですか。
ここが中活の大事な部分だと。
内田補佐
そうです
福田委員
それは良く分かるんですけど、図書館というのは本があってのもので、何も
多目的施設をやめろという訳ではなくて、図書館としての機能との面積割合も
踏まえて考えて欲しいです。
大西委員
今の中心市街地活性化の話も良く分かりますけど、あれもこれも入れるとど
れも中途半端になってしまう気がしてならない。中活の方ではそういう賑わい
創出のような話が出るとは思いますが、本来の図書館としての施設整備をやっ
ていただきたいと思う。
福田委員
例えばそこで賄いきれなかったとして、歩ける範囲の周辺施設で何かそうい
う機能を持ったものを作っても良いと思います。本題ではないので蛇足ですが。
もう一つ、そこで働く人の事務室も狭いと思うんですよ。働く人のモチベー
ションだけでは駄目だと思うので、そういった職員のスペースも配慮されてい
るとは思いましたので、きっちりとやっていただきたい。
図書館、美術館の職員にもゆとりを持った対応をしていただくためにも、そ
ういったスペースは必要かなと思いました。
伊木議長
それでは多目的スペースについて意見が出ましたので、まとめると皆さん目
- 11 -
的については分かるとしても、もう少し使い方だとか面積割合について検討が
必要だという意見でよろしいでしょうか。
それではそういう意見をつけさせていただきます。
山崎委員
さきほど中心市街地で賑わいの場所という事がありましたが、そのような場
所であれば敷地内の構成がどうかといった部分もですが、施設にいたる導線と
かの周辺環境も一体に考えなければまずいのではないか。創作広場とかここに
あって良いのかとか。もう少し広く考えないといけないのではないか。将来的
に隣地が購入できるというような状況であれば別だが。
伊木議長
そのあたりは全体的なコンセプトで考えて欲しいということですね。
高増委員
全体の配置が書いてある図ですが、計画敷地内の図になってますが、周辺道
路や建物がわかるもう少し引いて全体像が分かる図にしていただきたい。
あとサイン計画が少し書いてあるんですけど、9 号線からどう見えるかという
のを考えると、今 9 号線側から見えるサインが書いてないんですけど、ぜひこ
こが図書館・美術館で駐車場はどこだよという、非常に分かりやすいサインを
書いて欲しいです。
永見課長
サイン計画につきましては、まず現状では充分ではないと思っております。
各団体や皆さんの意見を聞いても、駐車場がどこあるのかわからないとか、美
術館・図書館入口と書いてあるので入ったら駐車場がなかったといった事がご
ざいますので、今回整備するに当たって基本設計の中にもありますけども、ハ
ートフル駐車場が敷地内、一般の駐車場が市の有料駐車場を使っていただくと
いう住み分けを徹底したいと考えておりますので、これを踏まえてお客様がど
ちらの駐車場を使えば良いのか分かるようなサインを工夫していきたいと考え
ているところです。
角
次長
創作広場の件ですが、目的として美術館の出張教室のようなものをここで年
何回かやりますというような話はさせていただいておりますが、最大の目的と
いうのは、ここにありました 2 中校舎を壊すことにあります。なぜかというと、
これをこのまま使うということは出来ませんので、壊すのか耐震補強をするの
かということになりますが、耐震補強して倉庫のように使うことはありえない
と思っております。こうした点から、エントランス広場を整備した後に校舎を
壊すのは効率が良くないと考えておりますので、この際あれを壊しておこうと
いうものでございます。
スペースを生み出す事で、機械室を出すことが出来ます。委員さん言われた
ように今度は建物の裏が見えるということはあります。また 9 号線からも見え
る位置にありまして、そういった点は検討させていただこうと思います。
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伊木議長
一連の計画の中で取り壊した方が安く上がると、当面の使い道が必ずしも決
まっている訳ではないんだけれども、とりあえず広場にしておけば将来的に有
効に使える可能性もあるという事ですね。この計画の中で壊さないと、また別
の事業で壊す、壊さないというのが出てくるのは効率的でないという事情があ
るという事ですね。
高増委員
この機械設置スペースは機械をそのまま置かれるんでしょうか。それとも何
か建屋をされるんでしょうか。
角
次長
室外機を塀で覆うような形になります。
高増委員
そうなると美術館の 1 階の機械室が、倉庫として使えるんでしょうか。
角
ある程度、使えるようになると思います。
次長
高増委員
ちなみに隣地の民地を道路にというのは難しいでしょうけど、あそことの境
界のフェンスを取ることは出来ないんですかね。あそこが取れれば、駐車場側
からも入りやすくなって使い勝手が良くなる気がしますが。
永見課長
あそこは有料駐車場になっておりますので、導線を確保するということにな
れば、例えば駐車場を市が借りるのかという事にもなると思いますので、民地
であり、なかなか直ぐにはならないかなと考えます。
高増委員
建物の横に一つずつハートフル駐車場が設けてありますが、これは出来るだ
け入口に近いほうが良いという要望からでしょうか。一般の導線と車の通路が
重なるのが気になりますが、どの程度の利用が見込まれているのかも教えてい
ただきたい。
永見課長
各種団体の方にこの図面をお示しする中で、車椅子を利用される方々にもお
話を伺っております。私どもとしては玄関に一番近い場所にスロープをつける
のが良いのではないかと思っております。またハートフル駐車場がロータリー
のような形で 3 台ありますけども、ここにハートフル駐車場を追加していった
方が良いといった意見もありましたので、実際にここを利用される方の意見を
最大限聞きながら検討していきたいと考えております。
それと屋根をつけた場合、車と歩行者の導線がどうしても重複するようにな
ってしまいます。そういう 2 点から最終的に車椅子の駐車場の位置を決定した
いと考えております。
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伊木議長
ではこの部分については、もう少し流動的な部分があるという事ですね。
高増委員
であれば、ぜひ入口の真下のところに駐車場が欲しいと思います。
でもそうすると美術館側はオープンスペースと被ってしまうので、オープン
スペースを逆側にするという話は無かったでしょうか。
あと図書館の方は、トイレ部分が被ってくるので、トイレを逆に事務室に近
い方に持って行っても良かったのかなと思いましたが、今まだ流動的のようで
すので検討していただければと思います。
永見課長
検討の経過が今ここではっきりしないんですが、案の中で様々な意見がござ
いますし、車椅子利用の団体の方に意見を聞くと別の意見もありますので、そ
れを尊重して、スロープの位置が変わるとか、建物の配置は示しておりますの
で、それを変更することによってどれだけの影響があるのかわからないんです
けど、出来るだけ現在の設計案の中で、車椅子の位置について意見を聞きたい
と考えております。
山崎委員
オープンカフェの部分なんですけど、通常営業すると赤字になって難しいと
いうことなんですが、人の賑わいをなるべくここに集めるという趣旨であると、
そう簡単にあきらめないで、市役所地下 1 階にある食堂も含めて、小さなレス
トランでもここに作って、市の職員がお昼を食べに行けるようにしたらどうだ
ろうか。
福田委員
美術館・図書館の利用者だけではなくて、普段から成り立つものをというこ
とですよね
本池局長
思った以上にそういう意見が多いことにびっくりしておりますけど、その辺
の状況は見ながら検討はさせてください。
伊木議長
質問があるんですけど、環境への配慮というのがあり、その中に太陽光発電
とありまして、全体の目的や計画から見たときに、この部分だけ浮いてるよう
な気がしたんです。お聞きしますとこの部分だけで補助金が出る訳ではないと
いう事でして。通常太陽光発電というのは補助金が無ければペイ出来ません。
まあそもそもペイしようという考えが無いのかも知れませんが。例えばこの計
画に織り込むのではなくて、別の計画として環境省とかのメニューがあればや
っても良いかなという感じですがどうでしょうか。この部分の費用を他に回し
ても良いのではないかという提案なんですが。
角
次長
おっしゃられるように、国交省の事業全体としての交付金でございまして、
この太陽光発電に向けて補助金が出るというのではございません。
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伊木議長
では太陽光発電も入れなければ、交付金の要綱に合わないとかがありますか。
角
特にそういうことはないです。
次長
伊木議長
そうであれば、施設内部の拡充に予算を回されても良いのではないでしょう
か。植栽の問題等もあるでしょうからこれをもって環境への配慮とは言えない
でしょうし。
角
次長
昨年よりこの太陽発電の件は研究しておりまして、私の知る限り議長が言わ
れるようにペイしないと聞いております。それと維持するのに結構手がかかる
という話でどうしようかという話がありましたが、こういう太陽光発電をつけ
ることによって自治体としての姿勢を示せるというところから残っていると記
憶しております。
高増委員
それだけだったら止めた方が良い気がします。どの位費用がかかるか分かり
ますか。
湯浅課長
ざっとのところですが、1000 万程度はかかると思う。
伊木議長
私はその分を例えば開架図書の棚の良い物を買ったりだとか、中身の充実の
方が良い気がしますが。この件についても意見を言うということでよろしいで
しょうか。
ではその様にさせていただきます。
他に何かございますか
大西委員
大体、財政状況が厳しくなると図書館とかから予算が削られて行くんですが、
委託であったり非常勤職員という形に今なっているんですけども、他の図書館
はどういった状況なんでしょうか
政木館長
全て覚えている訳ではないが、図書館職員の非正規化というのは全国的に進
んでいると聞いてます。図書館の図書購入費については、米子市の場合は平成
20 年度からちょっとアップしていただいている。他の自治体が分からないが、
自治体の財政が厳しくなると、まずこういうところからというのはよく聞いて
いる。
大西委員
非常勤ということになると、雇用期間が 3 年とか 5 年とか、特に正規職員で
やっておられた時と違うというのはございませか。
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政木館長
米子市の図書館の場合、直営ではあるんですが業務を米子市教育文化事業団
に委託しております。事業団の嘱託の雇用ははっきりと分かりませんが、たぶ
ん 5 年とか 10 年。事業団の取り組みとしては、やる気のある職員は正職員とし
て登用するという取り組みをしておられると聞いております。
高増委員
最初のところでも言ったが、事業の経過が分かるし資料が欲しいと言ったが、
スケジュールと予算がもっと分かるものが欲しい。
伊木議長
委員さんに確認しますが、過去の資料等がないと意見が言えないという事が
言えますか。
山崎委員
それはあると思う
福田委員
それはあまり感じない。
大西委員
この案件についてはあったほうが良いかとは思う。
高増委員
これで基本設計が終了という訳ではないですよね。基本設計の成果物として
はもうちょっと膨らませた設計図等があって、例えば周辺も一緒に検討出来る
物を是非して欲しいという事と、どんな方々と話してきたかの経過が分かるよ
うにして欲しいので、基本設計終了時にはまとめて欲しい。
伊木議長
そうしたら事務局の方ともこの件については協議したいと思います。
そうしましたらおおむね質疑が出たというところで、委員会としての判断を
したいと思います。
この事前評価につきましては、事業の目的、必要性あるいは効果の視点から、
事業の妥当性を検討し、実施、条件付実施あるいは再検討という方向性を示す
形で委員会としての意見をまとめたいと思います。
また何か意見としてあれば付帯意見としてまとめたいと思います。
お一方ずつ、意見を頂きたいと思います。
山崎委員
条件付実施
福田委員
実施
高増委員
条件付実施
大西委員
条件付実施
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伊木議長
私も条件付実施と考えておりますので、そうすると 4 名の方が条件付実施と
言われましたので、意見につきましては簡単におさらいします。
一点目は屋根の話、一体感としての屋根はどの程度必要なのか再考して欲し
いとの意見。
それから蔵書数、開架スペースがこれで良いのか、多目的ギャラリーの使い
方も含めてもう少し検討して欲しいという意見。
それから全体的なコンセプトの議論が充分でないという意見。個別の話では
なくて中心市街地活性化も含めた全体的な議論を深めて欲しいという意見。
それとオープンカフェの問題。これについても、もう少し工夫して頑張って
みるべきではないかという意見。
あとソーラーパネルの話。これを含めて 5 点ないしは 6 点をまとめて報告書
にしたいと思いますがよろしいでしょうか。
高増委員
個人的に絵を描いた物を出さしてもらうのは良いでしょうか。
伊木委員
個人で出されても良いと思いますが、今日の議論の中のものでしょうか。
もし委員に見せていただいて、意見の集約が図れるのなら委員会の意見とし
ても良いとは思いますが。
高増委員
若干議論以外の話がありますが、図にそのまま書き込んであるのでその方が
分かりやすいと思いまして。
伊木議長
それではどのようにするか事務局と検討させていただきます。
伊木議長
それでは皆様の意見がまとまったと思います。図書館・美術館の整備事業に
つきましては、条件付実施という方向でまとめさせていただきまして、実施と
いう意見の他に付帯意見をつけさせていただいてという事で、会を終わりたい
と思います。
以上をもちまして事前評価の審議を終了いたします。本日の議事内容は、後
日事務局が取りまとめて議事録書名委員に確認いただいた上で、各委員に通知
してください。本日の議事内容をまとめて市長に意見提出することといたしま
す。
以上で審議を終了したいと思います。皆様お疲れ様でした。
8
企画部長挨拶
9
閉
会
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