平 成 22年 度 財政援助団体等監査結果報告書 大分市監査委員 写 ○ 監 査 第 417 号 平成22年8月31日 大 分 市 長 釘 宮 磐 殿 大 分 市 議 会 議 長 仲 道 俊 寿 殿 大分市教育委員会委員長 若 杉 子 殿 順 大分市監査委員 大 戸 愼一郎 大分市監査委員 秦 野 晃 郎 大分市監査委員 渡 部 義 美 大分市監査委員 河 内 正 直 財政援助団体等監査の結果について(報告) 地 方 自 治 法 第 1 9 9 条 第 7 項 の 規 定 に 基 づ き 、財 政 援 助 団 体 及 び 指 定 管 理 者 の 監 査 を 実 施 し た の で 、同 条 第 9 項 の 規 定 に よ り そ の 結 果 を 次 の と お り 提 出します。 財 政 援 助 団 体 等 監 査 結 果 報 告 1.監 査 の 種 類 財政援助団体等監査 2.監 査 の 対 象 (1) 財政援助団体 平成21年度に本市から補助金・交付金等の交付を受けた団体(以下「財政援助団体」 という。)に係る出納その他の事務(監査対象団体は、監査結果のとおり…5団体) (2) 指 定 管 理 者 本市の指定を受け平成21年度に公の施設の管理を行った法人又はその他の団体(以 下「指定管理者」という。)に係る出納その他の事務(監査対象団体は、監査結果のと おり…1社会福祉法人) 3.監査対象期間 平成21年4月1日から平成22年3月31日までの間の出納その他の事務 4.監 査 の 期 間 平成22年5月31日 ∼ 平成22年8月6日 5.監 査 の 方 法 (1) 財政援助団体 平成21年度に財政援助を受けた財政援助団体のうち5団体5事業を抽出し、援助の 決定は適正に行われているか、補助金等は援助の目的に沿って効果的に活用されている か及び補助金等に係る経理は適正に行われているか等に着眼して監査を実施した。 (2) 指 定 管 理 者 平成21年度に公の施設の管理を行った指定管理者のうち1法人1施設を抽出し、指 定管理者の指定は適正に行われているか、施設の管理は関係法令、協定書等の定めると ころにより適正に行われているか及び施設管理に係る会計経理事務は適正に行われて いるか等に着眼して監査を実施した。 6.監 査 の 結 果 次のとおり - 1 - [1] 財政援助団体監査 1.財政援助対象名 大分市自主防災組織情報伝達設備整備事業費補助金 2.実 施 団 体 名 萩原地区連合自主防災会 3.所 管 部 局 ・ 課 総務部 会長 岡 喜久治 防災危機管理課 4.財政援助の目的 当事業は、地域ごとの自主的な防災活動を支援するため、自主防災組織の災害時にお ける情報の伝達など防災を目的とした情報伝達設備の整備を図ることを目的としている。 援助は、この事業に対するものである。 5.事業費、事業概要及び財政援助額(平成 21 年度分) (1) 事業費 5,617,500円 (2) 事業概要 萩原消防団詰所に非常用放送機器を設置し、萩原東児童公園ほか9ヶ所に放送塔を 配置し、地域全体への伝達を図る。 (3) 援助額 2,875,000円 6.対象事業の収支決算状況 収 区 市 補 入 分 金額(円) 区 金 2,875,000 自主防災組織負担金 2,742,500 合 助 支 計 工 5,617,500 分 事 合 出 金額(円) 費 計 5,617,500 5,617,500 7.監査の結果 (1) 団体に対する事項 補助金に係る事務について関係書類を調査するとともに現地調査を行ったところ、 補助金は補助目的に沿って適正に執行されていた。 (2) 所管課に対する事項 補助金の交付事務について関係書類を調査したところ適正に処理されていた。 (要望事項) 団体に対して、契約の際に契約書を作成するように指導等行うことを要望する。 - 2 - 1.財政援助対象名 大分市校区公民館管理運営費等補助金 2.実 施 団 体 名 吉野校区公民館運営協議会 3.所 管 部 局 ・ 課 市民部 会長 伊東 栄 市民協働推進課 4.財政援助の目的 当事業は、公民館類似施設に係る経費を補助することで、地元負担の軽減を図り、 地域コミュニティ再生に向けての環境整備の促進を図ることを目的としている。 援助は、この事業に対するものである。 5.事業費、事業概要及び財政援助額(平成 21 年度分) (1) 事 業 費 3,211,625円 (2) 事業概要 ①各種教室の開催 教 室 名 回 数 盆口説保存会 24 240 Jr 臥龍梅太鼓 50 500 茶道教室 24 220 歩こう会 5 250 陶芸教室 48 480 高年大学校 3 24 大正琴教室 48 480 囲碁教室 48 400 太極拳教室 36 360 人権学習会 3 110 書道教室A 48 900 書道教室B 48 240 詩吟 48 480 エアロビクス 30 180 俳画教室 24 48 合 ②イベント等の開催 ・蛍鑑賞会(3回) ・ふるさとまつり (3) 援 助 額 参加者数 1,000 人参加 1,000 人参加 2,249,399円 - 3 - 計 4,912 6.対象事業の収支決算状況 収 区 分 補 助 治会 分担 用 金 利 入 金 金 料 息 金額(円) 2,249,399 300,000 359,610 141 雑 収 入 前年度 繰越 金 合 計 324,537 149,189 3,382,876 市 自 使 預 ( 収 入 ) 3,382,876 円 ( 支 出 ) − 3,211,625 円 区 支 分 人 件 費 管 理 費 活 動 費 ふるさとづくり運動推進費 合 計 出 金額(円) 1,263,052 840,585 757,988 350,000 3,211,625 (翌年度繰越金) = 171,251 円 7.監 査 の 結 果 (1) 団体に対する事項 補助金に係る事務について関係書類を調査したところ、補助金は補助目的に沿って 適正に執行されていた。 (2) 所管課に対する事項 補助金の交付事務について関係書類を調査したところ適正に処理されていた。 - 4 - 1.財政援助対象名 本場鶴崎踊大会実行委員会補助金 2.実 施 団 体 名 本場鶴崎踊大会実行委員会 3.所 管 部 局 ・ 課 商工農政部 実行委員長 野村 観光課 與吉 4.財政援助の目的 大分市を代表する民踊である本場鶴崎踊大会の普及、宣伝を行う。 援助は、この事業に対するものである。 5.事業費、事業概要及び財政援助額(平成 21 年度分) (1) 事 業 費 17,427,900円 (2) 事業概要 ①本場鶴崎踊大会 ・日 時 ・場 所 ・来場者数 ・参加状況 平成21年8月22日(土)、23日(日) 午後7時15分∼9時30分 大分市鶴崎公園グラウンド 約40,000人(二日間) 8月22日(土)27団体 踊り子 573人 8月23日(日)24団体 踊り子 590人 ②本場鶴崎踊大会実行委員会総会 ・日 時 平成21年6月24日(水) 午後2時30分∼ ・場 所 大分市鶴崎市民行政センター2階 大会議室 ③本場鶴崎踊大会実行委員会反省会 ・日 時 平成21年9月28日(月) 午後7時∼ ・場 所 大分市鶴崎市民行政センター2階 大会議室 (3) 援 助 額 10,800,000円 - 5 - 6.対象事業の収支決算状況 収 区 入 市 分 補 支 助 金額(円) 金 10,800,000 区 費 12,412,138 宣 伝 広 告 費 1,420,969 金 6,010,000 そ の 他 13,628 報 繰 越 金 719,733 事 場 付 計 ( 収 入 ) 17,543,361円 17,543,361 − 分 会 寄 合 出 金額(円) 償 務 765,803 費 668,990 局 費 交 付 金 2,160,000 予 備 費 0 合 計 ( 支 出 ) 17,427,900円 17,427,900 (翌年度繰越金) = 115,461円 7.監 査 の 結 果 (1) 団体に対する事項 補助金に係る事務について関係書類を調査したところ、補助金は補助目的に沿って おおむね適正に執行されていたが、次のような事例が見受けられたので留意されたい。 [指導事項] ・立替払い等不適正な事務処理が行われているもの (2) 所管課に対する事項 補助金の交付事務について関係書類を調査したところ適正に処理されていた。 (要望事項) 団体に対して、適正な事務処理を行うよう指導することを要望する。 - 6 - 1.財政援助対象名 大分市子供広場設置補助金 2.実 施 団 体 名 上宗方自治区 3.所 管 部 局 ・ 課 都市計画部 代表者 姫野 浩一 公園緑地課 4.財政援助の目的 当事業は、自治会が当該地域内に子ども広場を設置すること、もしくは当該広場の改 修及び修繕を助成することにより、子どもの遊び場を確保することを目的としている。 援助は、この事業に対するものである。 5.事業費、事業概要及び財政援助額(平成 21 年度分) (1) 事 業 費 (2) 事業概要 ①設置場所 ②面 積 ③設 置 (3) 援 助 額 1,328,250円 大分市大字上宗方1246番地1 855.46㎡ 砂場、すべり台、ベンチ、鉄棒、階段手すり 1,300,000円 6.対象事業の収支決算状況 収 市 区 分 補 助 入 支 金額(円) 区 出 分 金額(円) 金 1,300,000 遊 具 設 置 費 525,000 自 治 会 負 担 金 28,250 階 段 手 す り 100,000 砂 場 設 置 費 460,000 合 計 整 地 費 80,000 諸 経 費 100,000 消 費 税 63,250 1,328,250 合 計 1,328,250 7.監 査 の 結 果 (1) 団体に対する事項 補助金に係る事務について関係書類を調査するとともに現地調査を行ったところ、 補助金は補助目的に沿って適正に執行されていた。 (2) 所管課に対する事項 補助金の交付事務について関係書類を調査したところ適正に処理されていた。 - 7 - 1.財政援助対象名 大分市人権・同和教育啓発事業補助金 2.実 施 団 体 名 大分市人権・同和教育推進連絡協議会 3.所 管 部 局 ・ 課 教育部 会長 高野 博幸 人権・同和教育課 4.財政援助の目的 当事業は、人権・同和教育の推進に取り組んでいる団体が相互に交流し、これからの 啓発活動の内容・方法について、より効果的な活動の方途等の共通理解を図り、人権・ 同和問題の解決に資することを目的としている。 援助は、この事業に対するものである。 5.事業費、事業概要及び財政援助額(平成 21 年度分) (1) 事 業 費 2,500,373円 (2) 事業概要 会議年4回 ・第1回 (総会・研修) 平成21年 6月5日 大分市金池会館 ・第2回 (推進計画の意見交換) 平成21年7月27日、30日 大分市旭町文化センター等 ・第3回 (研修・啓発活動) 平成21年12月3日 大分市役所 ・第4回 (推進状況のまとめ意見交換) 平成22年2月24日、25日 大分市旭町文化センター等 県外視察研修 ・平成21年10月1日、2日 大阪人権博物館リバティおおさか等 (3) 援 助 額 2,500,000円 6.対象事業の収支決算状況 収 入 支 区 分 金額(円) 区 市 補 助 金 2,500,000 報 預 金 利 子 耗 金額(円) 費 1,275,000 373 旅 食 品 糧 費 255,750 費 174,058 費 36,200 印 刷 製 本 費 339,570 通 信 運 搬 費 25,040 料 18,180 費 376,575 委 備 計 分 償 消 合 出 託 品 2,500,373 合 - 8 - 購 入 計 2,500,373 7.監 査 の 結 果 (1) 団体に対する事項 補助金に係る事務について関係書類を調査したところ、補助金は補助目的に沿って 適正に執行されていた。 (2) 所管課に対する事項 補助金の交付事務について関係書類を調査したところ適正に処理されていた。 - 9 - [2] 指 定 管 理 者 監 査 1.監 査 の 対 象 (1) 公 の 施 設 大分市丹生温泉施設 (2) 指定管理者 社会福祉法人 2.所 管 部 局 ・ 課 大分市福祉会 福祉保健部 理事長 阿 南 一 枝 福祉保健課 3.指定管理者制度の導入目的 大分市丹生温泉施設は、市民の健康の保持及び増進を図るとともに地域の活性化に寄 与するため設置されている。本施設の管理について、多様化する市民ニーズに効果的、 効率的に対応するため、民間事業者等の能力やノウハウを幅広く活用し、市民サービス の向上と安心・安全な利用、経費の削減等を図ることを目的に、指定管理者制度を導入 したものである。 4.指定管理の概要 (1) 指定管理期間 (2) ① ② ③ ④ 平成17年4月1日から平成22年3月31日まで (再度、指定により平成22年4月1日から平成27年3月31日 まで指定管理期間中である。) 指定管理業務の内容 管理施設の利用に関する業務 管理施設の使用に係る利用料金の徴収に関する業務 管理物件の維持管理に関する業務 その他 (3) 指定管理料 平成21年度 4,166,000円 5.収 支 決 算 状 況 収 区 分 指定管理料 利用料金 その他収入 入 金額(円) 4,166,000 11,780,190 340,655 収入合計 16,286,845 ( 収入合計 ) 16,286,845円 支 区 分 人 件 費 消耗品費 燃 料 費 水道光熱費 修 繕 料 委 託 料 租税公課等 支出合計 ( 支出合計 ) − 17,682,812円 - 10 - 出 金額(円) 10,045,902 451,343 1,041,919 1,550,340 1,861,702 866,250 1,865,356 17,682,812 ( 収 = 支 ) △1,395,967円 6.監 査 の 結 果 (1) 指定管理者に対する事項 公の施設の管理に係る指定管理者の業務、経理事務について関係書類を調査するとと もに現地調査を行ったところ、施設の管理及び事務は指定管理者制度の導入目的に沿っ て適正に執行されていた。なお、平成 21 年度決算において 139 万 6 千円の当期損失を 計上しているが、これは内部改修工事を実施したことによるものであり、管理運営は適 正に行われていると認められた。 (要望事項) 今後とも人員配置の適正化を含め効率的な管理運営を行うとともに、施設の設備点 検、衛生管理を徹底し、利用者が安心・安全に利用できるよう努められることを要望 する。 (2) 所管課に対する事項 公の施設の管理に係る指定管理者関連事務について関係書類を調査したところ適正 に処理されていた。 (要望事項) 指定管理者に対し、施設の管理について今後も引き続き適切な指導・助言等を行う よう要望する。 - 11 -
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