手形債権流動化業務の取組について - 宮崎銀行

平成19年7月13日
各位
株式会社
宮崎銀行
手形債権流動化業務の取組について
宮崎銀行(頭取 佐藤勇夫)は、住友信託銀行(取締役社長 森田
豊)の開発した『地
方銀行共同利用型 SPC プログラム』を利用し、当行初の案件としまして株式会社志多組様
保有の手形債権流動化に取組みましたのでお知らせいたします。
記
1. 債権流動化とは
債権流動化とは、お客様の保有する手形債権・売掛債権等の金銭債権を第三者に売
却することにより資金調達を行う手法。
2. 流動化のメリット
(1)新たな資金調達手段の確保
従来の銀行借入、社債発行等に加え、新たな資金調達手段の導入を図ること
ができます。
(2)財務体質の強化
一定の要件を満たした場合、資産のオフバランスが可能となり財務バランス
の強化を図ることができます。
(3)低コストの資金調達
流動化対象債権の信用力で資金調達を行うため、保有資産の内容によっては、
資金調達コストの低減が可能となる場合があります。
3.スキームの概要
<SPC事務受任者>
住友信託銀行
<アレンジャー>
当行
アレンジ
SPC事務遂行
①手形譲渡
導入企業さま
③譲渡代金
<手形取立等事務受任者>
当行
SPC
※1
④手形取立
⑤手形取立金入金
⑥ABL返済
②ABL実行
<ABL※2
レンダー> 当行
※1 SPC(Special Purpose Company):債権流動化の為だけに設立された特別目的会社。
※2
ABL(Asset Backed Loan)
:特定の資産から得られるキャッシュフローのみを返済財源とする借入。
①導入企業は保有する手形を SPC に譲渡します
②当行は SPC に手形購入資金を貸出します
③SPC は導入企業へ購入代金を支払います
④SPC は購入した手形を当行へ取立依頼します
⑤当行は手形取立金を SPC へ入金します
⑥SPC は手形取立金を以て当行借入を返済します
当行では今後もお取引先の皆様の資金ニーズに幅広くお応えすべく、様々なソリュー
ションツールのご提供に努めてまいります。
本件に関するお問合せ先
営業支援部
担当:冨満・後藤
TEL:0985‐32‐8329(内線 2522・2526)