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いのちを
バトンタッチする会 通信
=いのちを大切にする家庭、地域、社会を築きます=
第35号
2013.10.1
いのちをバトンタッチする会
〒450-0003 愛知県名古屋市
中村区名駅南2-7-2
東海医療科学専門学校内
電話・FAX 052-581-8686
http://www.hm7.aitai.ne.jp
/^inochi-b/
映画「四つの空 いのちにありがとう」 公開スタート!
ドキュメンタリー映画「四つの空
いのちにありがとう」が完成。10月
より全国で自主上映を開始しました。
映画への思いを綴ります。
受け入れて、幸せになろうと歩む。
それが普通、生きること。「みんな
同じ、生きよう」と感じてほしいと
願いました。
そのはじまりは、奇跡のいのちの再
次は、出演者探し。ご縁のある方
会でした。12年2月、看護学校で講演。 方々にも相談。当たりがつくと杉本
送られてきたある学生の感想文に息が さんと一緒に伺いました。ある人に
止まります。「鈴木さんは、もしかし 言われた「どの番組で放送されるの
たら景子ちゃんのお父さんですか?」 ですか?」。
そう、景子と一緒に闘病していた1
ドキュメンタリーの出演は、生活
歳か2歳の白血病の子でした。20年近 の中にカメラ、自分の姿をさらす、
く経っての再会。それは必然の再会で 多くの人が見ます。覚悟をして出演
す。共にいのちをみつめて生き方を思 くださいます。改めて心に刻みまし
い、そこに「いのちをみつめるリアル た。自分も覚悟を持って、出演され
な場」があったからです。
る人の思いを伝えなければと。
いのちが粗末にされて、絆が崩れる
4組の家族が決定。京都の高橋真
時代にこそ、「いのちを感じる、思う 依さん。小学校6年生で白血病を発
、つなぐリアルな場づくり」をしよう 病、その後病気を発症しながらも、
!いのちのことづくりプロジェクトと いのちの恩返しがしたいと看護師を
して映画づくりを始めます。自主上映 目指す。名古屋の小出朋子さん。明
映画は、制作・上映を通じて人が集う 治28年創業の老舗料理店の女将。8
リアルな場をつくることができます。 年不妊治療して、授かった子どもは
12年7月、ご縁のあった監督 杉本 重度障害。笑顔で子育て女将をされ
幸雄さんと映画製作で意気投合。二人 ています。大阪の吉岡生未ちゃん。
で、「普通の家族の姿を通じて生きる 妊娠23週、326グラムで出産。障害
」を描くことを思います。一見、誰も を背負いながらも、今、普通小学校
が普通に生きている。でも、みんな人 に通学。そして、私。それぞれが人
生の困難に向き合い、涙を流しながら 生の困難に向き合い、幸せなろうと
生きている。みんな普通の家族。
サポーター募集のチラシ
この映画は多くの方々の思いと支
えを頂いています。今は個人情報保
護の時代。個人を撮影することが本
当に難しい時代です。全ての学校の
生徒保護者全員(300人以上)が賛
同してくれたのです。150名を超え
る方々からの協賛金。撮影場所の提
供などもいただきました。みんなの
映画である、日々実感です。
主題歌は、全国の中学校で「映画
の思いをみんなで歌ってほしい」と
願い、NHK全国合唱コンクール優勝
メンバーの中学生の合唱曲を制作。
出演者試写会にて
タイトルの桜は、はかなく、美しく
強くもある、人が生きるように。空
は、大いなるもの、晴れ・雨・曇り
・嵐もある、人生のように。桜、空
いのちをイメージしました。
ついに映画が完成。淡々とした内
容で、こうあるべしとのメッセージ
もありません。いのち、家族、生き
る、本当に大切なこととは何かをみ
つめる。その中で、「生きよう、き
っと幸せになれるから」と心感じら
れるものです。
とはいえ、自主映画は、1年間に
何百本と制作されますが、1年後も
観られているものはほとんどありま
せん。四つの空も同じです。映画を
知ってください、映画を観てくださ
い、映画を知らせてください、そし
て自主上映会を開催いただければと
願います。
拙く小さな映画ですが、学校・職
場・地域で上映の輪が広がることを
祈っています。
主な活動紹介
ご厚情を賜り、ありがとうございました!
◇第9回「広げよう!いのちの授業」IN愛知を開催
鈴木七沖さん
鈴木中人
いのちの授業の輪を社会に広げる為に、第9回大会IN愛知を9月21
日(土)中電ホールで約440名の参加を得て開催しました。テーマは
「つなごう、いのち~笑顔と感動で」。
一部は、クラウンK・大棟耕介さんの講演。北海道ツァーの中で駆
けつけてくれました。会場全体の空気がはじけます! その笑顔と
パワーは、さすがグレート。
その後、映画制作の思いを私がお話しします。クラウンK直後の講
師は、きついですよ。でも、みなさんが心を傾けてくれます。
二部は、ついに、ドキュメンタリー映画「四つの空
いのちにあ
りがとう」のロードショー。上映が終了し照明を点灯した会場をみ
ると、なんと立見が出るほど超満席。そして拍手、拍手です。杉本
監督の挨拶、「予算も時間も厳しい中で、映画らしいフイルムを通
じて、普通の中に”生きる”を感じてもらえれば」。その後、出演
者からの花束贈呈。シャイな杉本監督の目にもウルウルを感じます。
お待たせ懇親会。盛り上がりました! 上映会をしてくれる人?
との問いかけに、皆さんが「ハイ!」。その熱い思いが嬉しいです。
証拠写真を撮りましたよ!
大棟耕介さん
杉本監督への花束贈呈
本当に素晴らしい会でした!実は、今大会のチケットは何と1か月
前に完売。これも参加者、講師、スタッフ、協賛者、チケット世話
人など多くの方々のおかげです。本当にありがとうございました。
また来年、ぜひお会いしましょう!
◇「四つの空
受付スタッフ
懇親会
いのちにありがとう」のメディア紹介
ドキュメンタリー映画を新聞やテレビ等で紹介をいただきました。
朝日新聞の愛知版や長野版、NHKテレビ(東海地区版「ほっとイブニ
ング」、全国放送「情報まるごと」)、信濃毎日新聞、月刊誌れいろ
うなどです。
実は、それぞれのご担当者が映画のサポーターになってくれていま
す。企画段階や上映会準備などで相談をさせてもらっていました。
「今の時代にこそ、この映画を多くの人に観てもらいたい」と、試写
会にお越しいただいたり、応援や取材をいただきました。
小さな映画です。だからこそ、その存在と思いを知ってもらうこと
が何よりの励み、第一歩になります。等身大よりずっと立派なコメン
トに身を縮めながらも心から御礼を申し上げます。
◇「いのちの絵本」企画スタート
「いのちの授業」を絵本に!長年の夢がスタートです。絵:城井文さ
ん、原作:鈴木中人、出版:文屋・木下豊さん、キャスト3人が京王
プラザホテルで初打ち合わせ。思いを一つにして、絵本のことなどを
語りました。
城井さんは、アステラス製薬テレビCM「薬の物語」のアニメ、あの
秋元康さんとコンビでベストセラーになった「象の背中」などを描か
れています。「はかなさ、優しさ、純な思い」を絶妙な絵タッチで描
き出せる方です。お会いすると、とっても素敵な笑顔です。「伝わる
絵本になるように頑張ります」と。すっかり城井さん大ファンです。
来春の出版を目指しスタートです。「いのちを思い、感じる、つな
ぐ」、いのちのことづくりプロジェクトとして進めます。ぜひご期待
ください。
主な活動紹介
7
~
9月
◇いのちの授業
言霊。その体験をさせてもらいました。豊橋市立東稜中学校でいのち
の授業。数年前までは、荒れた学校。先生たちが、心の再生のために
「いのちの教育」をスタート。その先頭に鈴木仁志先生がたちます。し
かし、1年前、交通事故で突然、他界。ひき逃げでした。その一周忌に
ぜひ、子どもたちにいのちの授業をとの思いです。
校長室に入ると、仁志先生の笑顔と七夕に願った短冊が額に掲げられ
ています。そこに奥様が。先生たちがお招きされたのです。
気が全く違う、講演会場に入ると直感。生徒たちの顔が揃い、会場全
体が深く凛としている。この日の意味を、子どもなりに感じているので
しょう。講演中、生徒、奥様、先生たちの涙の姿が映ります。講演の最
後、私の口から言葉が生まれます。
「景子ちゃんが、仁志先生が天国からみんなに願っているんだよ。死
ぬな、絶対に死ぬな、と。そのことを心に刻んでください」。実は、講
演会場に同席された方にかかわる思いを語ることは、あえてしていませ
ん。普通にする、それが大切だと思うからです。初めての体験です。
天から導かれる言霊です。この日は景子の命日。景子、仁志先生、奥
様、校長先生をはじめ多くの人の”魂がおりた”、そう思うのです。
その後、全生徒が”Home”を合唱。天から光がそそぎ、聴きながら涙
が出ました。合唱が終わると先生たちが拍手。いのちが一緒になった瞬
間です。校長室で、天国から出張に見えた仁志先生と花束奥様と一緒に
記念写真。人生最高、感動のいのちの授業をいただきました。
◇いのちの講演
高齢者施設を運営する福寿園さんの職員研修に伺いました。私は、
実母と義父が介護度5の認知症でした。介護関係の講演では、「老い
るとは」「介護の目線」についてもお話しします。
「老いるとは」。死んでいくこと、自然物である人間の真理。「介
護の目線」。自分も行く道、今に寄り添い、看取る。治らない・避
けられない死に向き合う現実の中で、心折れる・虚しくなる・燃え
尽きる…。それも人の心ではないでしょうか。自分も行く道。そう
思うとき、その人の姿が自分につながっていくようにも思います。
高野登さんとご一緒の集い(主催:中馬幸子さん)。テーマは
「今を生きる ふたつの愛それぞれのカタチ」。30分のミニ講演の
後、参加者の方々とトーク。いくつものテーマを語るとき、その人
の思いが根っこにあるメッセージは、「〇〇イズム」となって聴か
れる方の心に届いていく。そして、その場の気が自然につながって
いくのを感じます。勉強させていただきました。
◇専門雑誌ミクスに掲載
製薬企業や医療施設の研修に伺います。テーマは「医療者の使命
~いのちへの確かな思いを育む」。患者家族の眼差しからその思い、
良き医療とは何かをお伝えします。そのメッセージを、医薬情報と
マーケティングの専門雑誌ミクスにご紹介いただきました。
人を育てるためには、スキル・専門知識は不可欠です。でもそれ
は道具。それをどう生かすかは自分の心で決まります。今、社会や
ひとり一人の生き方や働き方が大きく変わる中で、「仕事を続ける
意味が分からない」「自分って何?」など、アイデンティティーク
ライスが起きています。その原点に、自分の命をどう使うか、使命
感をしっかりみつめる大切さを思います。
会員のご紹介
伊東
正浩さん
東京
「鈴木さんの『いのちの授業』を、この街でしてもらえませんか?みん
なで応援させてもらいます」と、伊東さんからメールが届きました
伊東さんは、東京板橋区にあるマルジューを経営。大正2年創業のコッ
ペパンのお店がルーツで、100周年を迎える下町のパン屋さん。アド
街ック天国でも紹介されて、西武線・東武線を中心に、地域NO1フード
サービス業を目指しています。
社長セミナーで私の話を聴かれて、直後に笑顔で言われます。「社員、
街の人、商店街は大切な財産です。街の中に、いのちや家族をみつめる場
をつくっていくことが恩返しになる、社員の喜びにもなると思うのです。
伊東さん(右)と森さん(左)
http://www.maruju.com/index.html
ぜひ地元の板橋の子どもたちにも聴かせてもらえませんか」と。
板橋のお店に伺うと、下町の商店街のど真ん中にお店があります。地元
伊東さんと地元の洋菓子屋経営者の
の人たちの笑顔がお店に溢れています。社員さんにもミニ講演。街の小中
学校、地元青年会議所、パン屋さんの組合などで「いのちの授業」を主催。 森さんが、地元の学校に伺って「ぜひ、
社員向セミナー、店頭での募金箱の設置など今後の夢は尽きません。お土
いのちの授業」と薦めてくれています。
産のパンには、「故郷といのちへの100年の思い」がいっぱい詰まって
また、映画の上映会も板橋いのちの授
いました。
業実行委員会を立ち上げて主催。経営
伊東さんは、自然な笑顔で言われます。「食で喜びを作り、職で幸せを
者としてご多忙の中、全て手弁当です。
「楽しんでやっていますので」。そ
提供します。食を通じて地域に貢献し、お客様からたくさんのありがとう
をいただき、自分自身も幸せになれたらいいですね」。
のその笑顔とお姿に、いつも感謝の念
が一杯です。(鈴木)
今後の主な活動予定 etc
いのちの講演
・10/13(日) 9:00~ 埼玉県 国立女性教育会館
・講師:鈴木中人
いのちのことづくりの思い
いのちの授業
・10/18(金) 14:00~
・講師:鈴木中人
甲府北中学校 体育館
いのちのバトンタッチ
・武蔵嵐山師帥塾
・甲府市立北中学校
いのちの講演
いのちの講演
・11月15日(金)13:40~ 岡山県玉野市
・講師:鈴木中人 いのちのバトンタッチ
・玉野市立日比中学校
・12/11(水)9:45~ 東京杉並区 観泉寺幼稚園
・講師:鈴木中人
・観泉寺幼稚園
いのちの授業
◇「広げよう!いのちの授業」 私たちも応援しています。
【ご厚志を賜った方々】 対象期間=2013年6月24日~年9月26日
会員更新
寄
付
新
規
土谷隆弘(愛知)、神谷満俊(愛知)、鈴木勝夫(埼玉)、谷聰(三重)、天野博臣(愛知)、神田進(青森)、
渡辺義明(千葉)、小笠原修(愛知)、松浦健児(青森)、大谷岳嗣(大阪)、鈴木崇之(神奈川)、鈴木克彦
(東京)、石黒功(愛知)、太豊工業(岐阜)、ジュノン(東京)、SMC税理士法人(岐阜)、竹中義雄(愛知)、
大村浩之(愛知)、子育てサポートる・る・る(北海道)、エバ(愛知)、森清次(愛知)、佐野徹(愛知)、
山本勇造(滋賀)、梅村清春(愛知)、水野愛子(愛知)、観泉寺(東京)、磯貝暢宏(愛知)、安藤
友治(愛知)、坂部誠(愛知)、辻安全サービスセンター(愛知)、田内洋子(愛知)、猿渡清司良
(愛知)、石田浩久(愛知)、石黒功(愛知)、藤井徳充(岐阜)、岩田満(愛知)、原さおり(愛知)、
エバ(愛知)、岩竹未来彦(愛知)、内藤真実(愛知)、大豊工業(岐阜)、白鳥宏明(静岡)、加藤
景司(岐阜)、ディグ二ティー(東京)、ディグ二ティーWAVE(長野)、テクア技研(愛知)、新美
達也(愛知)、金澤かつ子(愛知)、玉田弘子(愛知)、栗山裕之(東京)、21世紀クラブ(岐阜)、
佐々木淑郎(北海道)