平成 25年度事業報告 平成25年度は - 三田市シルバー人材センター

平成 25
5年度事業報
年度事業報告
平成25年度は、新たな事業として「シルバー人材センター事業機能強化推進事業」を掲
げ、就業機会や会員の拡充に努めました。
また、平成 26 年度からの 5 年間を見据えた「中期計画」を策定するとともに、一般市民向
けのアンケート調査を実施し地域ニーズの把握に努め、今後の就業開拓の推進を図ることと
しました。更に、「適正就業」への取り組みとして、契約の締結に関する事務処理の合理化を
図り、併せて事務の統一化に努めるなど、シルバー事業の根幹となる部分においての整備
を進めました。
次に、事業実績としましては、契約金額が約 44,481 万円(前年度約 45,872 万円)となり、
対前年度比マイナス 3.0%となりました。これは市営駐輪場管理業務が一部無人化されたこ
とや、適正就業による民間企業からの発注が減少したことなどが理由と考えられます。
その一方、「広報紙等配布事業」をはじめとする全戸配布を受託し、広報紙以外も合わせ
ると年間で約 1,360 万円の実績額となりました。市内全域を網羅したシルバー会員ならでは
の、地域社会に貢献できる事業であることから、今後も安定した事業展開が期待されるところ
です。
また、独自事業については、全体で約 416 万円(前年度約 307 万円)となり、35.2%増の
実績額となり、その要因としては、竹炭作りの公園内への竹チップ敷設事業等の受託、野菜
作りの阪神間のシルバーへの販売や各種イベントへの参加による販路拡大、子育てカンガ
ルーの近隣のスポーツジムとの連携、刃物研ぎの地道なチラシ配布によるPRなど、独自に
積極的な活動を行った結果と考えられます。
就業率は、80.7%となり前年度(80.5%)を若干上回りました。これは広報紙の配布に関わ
った会員が約 150 名と最も大きく影響していると考えます。また、約 40 名を要した防犯灯の
現地確認業務や、子育てカンガルーのメンバー増員もその要因の一つと考えます。
事業実績減少という状況でありながら就業率が前年度を上回ったことは、適正就業を推進
しつつより多くの会員への就業提供ができた結果ではないかと思います。
事業機能強化推進事業
・就業開拓員配置による企業訪問等の実施
・女性会員の活動に関した先進地視察研修の実施
地域社会における活動推進
地域社会における活動推進
・市民アンケート調査の実施 抽出件数 1,700 件 回答数 530 件(回収率 31.2%)
・地域班連絡会開催(2 回)
就業機会の拡充
・市担当課との意見交換会(8 回)の実施
公益法人としての健全運営
・担当職員配置による適正就業及び派遣事業の推進、契約内容の見直し等の実施
・中期計画策定委員会設置及び中期計画策定
・イベント開催及び参加によるシルバー事業の普及啓発、事業PR用映像上映
1. 就業に関する情報の提供
就業に関する情報の提供
(1) 「シルバー・エコー」の発行、ホームページの更新を随時行い情報の提供を行いまし
た。
(2) 事務所内のタッチパネルにより受注状況及び活動状況等の情報提供を行いました。
(3) 普及啓発及び会員拡充
各種イベント等に参加し、事業の普及啓発、会員の拡充に努めました。
①各種イベント主催及び参加状況
月 日
5月25日~26日
8月3日
8月31日~9月1日
10月5日~6日
10月12日~13日
10月19日~20日
10月26日
10月26日~27日
10月26日~27日
11月9日
11月17日
11月23日
11月30日
行 事 名
センチュリーモール市民まつり
三田まつり
えるむプラザまつり
シルバーフェスティバル
藍市民センターまつり
ありまふじフェスティバル
ふらっと祭
高平ふるさと交流センターまつり
有馬富士共生センターまつり
猪名川SC シルバーまつり
広野市民センターまつり
シルバー感謝祭
ゴミ減量化・資源化推進研修会
会 場
センチュリーモール
郷の音ホール
えるむプラザ
JR 神戸駅
藍市民センター
有馬富士公園
多世代交流館
高平ふるさと交流センター
有馬富士共生センター
猪名川SC
広野市民センター
ウッディ市民センター
フラワー市民センター
②会員普及啓発活動事業の状況
・参加イベント
13回
・参加延人員
延409人
・謝金
429,000円
(4) 研修会等への参加
近隣センター及び先進地シルバーとの視察、研修等を行いました。
月
日
来所シルバー等
7月24日 岡山県高梁市
視察内容
役職員研修
10月15日 加西市シルバー人材センター
しめ縄講習会
11月14日 岡山県高梁市
役職員研修
11月26日 京田辺市シルバー人材センター
新規開拓事業他
月
日
訪問先シルバー
研修内容
6月14日 養父市シルバー人材センター
企画提案事業関連
12月7日 高松市シルバー人材センター
女性会員活動他
(5) 入会説明会の開催
説明会開催日程を「シルバー・エコー」及びホームページに掲載し、会員増強に努
めました。
入会希望者を対象に、センター事業の理念・制度・概要等について、説明会を開
催し、入会受付を行うとともに、高齢者の就業に関する相談を行いました。
・説明会出席者数 165名
・入会者数
153名
(上段:出席者 下段:入会者)
4月
10月
19名
23名
23名
17名
14名
14名
5月
11月
12名
15名
8名
14名
14名
18名
6月
7月
10名
10名
11名
6名
12月
1月
12名
17名
11名
10名
10名
8月
2月
13名
12名
19名
10名
10名
9月
3月
19名
11名
11名
6名
11名
2.就業機会の
2.就業機会の確保
就業機会の確保及び提供
確保及び提供
(1)事業実績状況
① 会員数
1,070名
② 就業実人員
(平成 25 年 3 月末 1,035 名、入会者 153 名、退会者 118 名)
864名
③ 就業率
80.7%
(いずれも平成26年3月末現在の値)
④ 事業実績
〇職種別内訳
容
内
技 術
技 能
事務整理
管理監視
折衝外交
軽 作 業
サービス
コース管理補助、手芸指導
植木剪定、大工、左官
筆耕、受付事務、書類分別
駐輪・駐車場管理
配達、パンフレット配布
除草作業、製造補助作業
家事援助、広報関連サービス
合
○公共民間別内訳
計
内
容
公 共 事 業 施設内清掃・管理
民 企業・家庭 清掃、植木剪定、除草作業
EMせっけん、竹炭
間 独自事業
合
計
受注件数
17
1,322
62
82
45
1,140
446
3,114
受注件数
185
2,923
6
3,114
延人員
契約金額
(人日)
(千円)
463
4,575
844
27,539
6,589
40,843
3,160
84,013
2,554
39,748
4,435
144,049
16,301
231,725
6,007
444,819
延人員
契約金額
(人日)
(千円)
35,122
46,280
2,611
84,013
186,521
254,139
4,159
444,819
〇職種別実績の対比
千円
240,202
240,000
231,725
平成24年度
平成25年度
200,000
151,815
160,000
144,049
120,000
80,000
46,586
39,748
40,000
16,301
2,443
2,554
6,353
4,435
9,664
1,667
6,007
0
技術
技能
事務整理
管理監視
折衝外交
軽作業
サービス
(2)各部会及び専門委員会等の開催
各部会、委員会を配置し、地域班長が参画することにより組織拡充を図り、会員及
び役員主導による運営を取り入れた活動を行いました。
①
総務財政部会
地域班活動内容に関する改善内容検討
市民アンケート調査の実施
予算及び決算に関する内容検討
② 業務部会
安全就業基準の職種別安全就業基準の検討
女性会員の就業機会の確保についての検討
適正就業推進による今後の就業開拓についての検討
③ 福利厚生部会
日帰り旅行(2回)、ボウリング大会などレクリエーションを企画
慶弔給付及びサークルへの助成
「ふれあい」の発行(毎月)
④ 広報編集委員会
「シルバー・エコー」(毎月)、「シルバーさんだ」(7月1日)の発行
ホームページの更新
⑤ 中期計画策定委員会
平成26年度から平成30年度までの5年間に関する中期計画を策定
⑥ 役員選考委員会の開催
任期満了に伴う、次期役員候補者の選考を行いました。
(3) 高年齢者の就業相談
毎月第3水曜日に事務所において「仕事の相談日」を行いました。
・回数 12回
・相談者数 94 名(延 144 名)
就業機会に至った会員数 55 名
(4) 会員との意見交換
地域班及び職種班関連の会議を通じて、センター事業の現況報告や会員相互の
意見交換を行い、連帯感を高めました。
①地域班
・地域班会 ・地域班連絡会
②職種班等
・除草班打合せ会
・駐輪場班長会議
・植木剪定班打合せ会
3.自主自立を目指した企画提案方式事業の取り組み
(1) 農地利活用事業
減農薬で栽培した野菜を近隣他市のセンターと連携し、販路拡大を行うとともに稲
作も実施することで実績が向上しました。また、荒廃した竹林を伐採して得た竹チ
ップ等を活用し資源リサイクルへの取り組みを行いました。
(2) 安心健やか生活応援事業
65歳以上の高齢者が居住するご家庭を対象に、家事援助的な作業をボランティア
意識の強い会員が行いました。
4.安全適正就業の推進
・安全・適正就業推進委員会の開催
・「安全就業の日」周知による安全就業の啓発 (毎月20日)
・安全就業パトロールの実施 (実施回数 6 回、実施箇所数 15ヶ所)
・「安全就業会報」の発行
5.その他の
5.その他の事業
その他の事業
(1) 無料職業紹介事業
神戸公共職業安定所三田出張所(ハローワーク)、と連携しながら、雇用を前提とし
た就業等の相談を受けるため相談員を配置し、高年齢者の無料職業紹介を行いま
したが、取扱件数は 0 件となりました。
(2)子育てカンガルー事業
一般家庭での育児支援をはじめ、育児施設での補助的な業務を行うとともに、「ゆ
かた着付け教室」「万華鏡作り」などのイベントを開催し普及啓発に努めました。
(3) 各種講習会の実施
月 日
6月28日
7月2日
7月26日
10月7日
11月19日
11月26日
内
容
草刈機械講習会
ゆかた着付け教室
会
場
青野ダム記念館
認知症サポーター養成講座
郷の音ホール
心肺蘇生法講習会
三田市シルバー人材センター
三田市シルバー人材センター
年賀状製作パソコン教室
〃
〃
〃
参加者数
28名
15名
17名
15名
9名
8名
1月17日 刈払機取扱作業安全衛生教育 青野ダム記念館
3月11日 植木剪定講習会
尼寺
3月28日 植木剪定講習会
ヒノマルガーデン
29名
8名
10名
(4) 事業機能強化推進事業による就業相談
「仕事の相談日」による情報を活用し、会員の就業ニーズを把握すると共に、新規
受注開拓やワークシェアリングを進め、効率的な就業提供に努めました。
(5) 会員就業開拓活動事業
会員自身が啓発活動や営業活動を促進し、就業拡大の推進に努めました。
成約金額に応じ会員に謝金を支払いました。
・紹介件数
99件
・成約金額
2,116,784 円 ・謝金
127,000 円