「吹田市市民公益活動審議会」第39回会議 議事要録

「吹田市市民公益活動審議会」第39回会議
議事要録
開催日
平成22年9月3日(金)14時00分∼16時00分
場
吹田市役所
所
中層棟4階
第3委員会室
出席者
(1)委員(敬称略。50音順)
鍵谷誠一、片岡誠、高橋清美、難波重彦、温井康之、長谷川美津代、早瀬昇
藤木祐輔、増田左知子
(2)吹田市長
阪口善雄(途中退席)
(3)事務局
赤野自治文化にぎわい総括監、
坪田市民文化部長(途中退席)、
市民協働推進室
原山室長、池本総括参事、吉川主幹、原田主査、
中村係員、瀬村係員
―――議事内容―――
配付資料
・(資料1)吹田市市民公益活動審議会委員名簿
・(資料2)吹田市市民公益活動審議会
審議経過
・(資料3)(仮称)市民公益活動拠点施設の整備について
・(資料4)府内近隣市のボランティア・NPO活動支援施設一覧
(管理運営に関する調査票①∼④)
・(資料5)吹田市指定管理者導入施設一覧
・(資料6)吹田市歴史文化まちづくりセンター管理運営団体設立経過
・(資料7)市民公益活動審議会等関係スケジュール(案)
・(参考資料)
①吹田市使用料・手数料及び自己負担金改定に関する基本方針
②(仮称)市民公益活動拠点施設の運営等のあり方に関する報告書
③府内近隣市のボランティア・NPO活動支援施設の設置条例・規則等
1.開会
2.委嘱状の交付
阪口市長から各委員に委嘱状を交付
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3.市長挨拶
4.会議
(1)委員の自己紹介
(2)正・副会長の選任
各委員の互選により、会長は早瀬委員、副会長は澤山委員及び高橋委員を選任
(3)今後の審議会運営について
○過去の審議経過報告
<事務局からの説明>
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この市民公益活動審議会は、平成14年4月の市民公益活動の促進に関する条例の施行
を受け、同年7月に設置した。「基本方針及びその他市民公益活動の促進に関する重要な
事項について市長の諮問に応じ、調査審議し答申する。また、市民公益活動の促進に関
する重要な事項について市長に意見を述べることができる」 と条例で規定されている。
?
これまでの審議経過について、設置当初は、主に市民公益活動の促進に関する基本方針
の策定について審議を重ね、平成15年度(平成16年1月)に市民公益活動の促進に関
する基本方針について答申していただいた。平成16年度以降は、市民公益活動の促進
に関する基本施策について審議し、市民公益活動の活性化を促す補助金等の創設や市
民公益活動拠点施設の管理運営、基金の積立方法等について審議いただいた。平成21
年度には、平成24年度に供用開始予定である市民公益活動拠点施設の運営等のあり方
についての諮問を受け、審議していただくなかで、市民フォーラムや市民公益活動拠点施
設運営準備会を開催した。
?
今期の審議会としては、市民公益活動拠点施設の運営等のあり方について、市民公益活
動拠点施設運営準備会から提出された報告書に沿って、更にご審議いただき、答申をお
願いしたい。その他、毎年、見直しを進めている市民公益活動促進補助金制度をはじめ、
NPO への事業委託についてなど、市民公益活動促進事業に関する重要事項について審
議いただく予定である。
○(仮称)市民公益活動拠点施設の管理運営等のあり方について
<事務局からの説明>
●【資料3】(仮称)市民公益活動拠点施設の整備について、平成19年3月に策定した「市民
公益活動の促進に関する基本方針」のなかで、市民公益活動の促進に関する基本的な
施策として、市民公益活動の拠点整備の必要性や拠点施設の整備に関することが示さ
れている。
現在、本市では、市民公益活動の拠点施設については、(仮称)南千里駅前公共公益施設
整備事業の中で整備することにしており、出張所をはじめ、市民センター、地区公民館などの
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既存施設の再整備のほか、千里ニュータウン建設記念館、国際交流センター、高齢者拠点施
設など複数の公共機能を備えた複合施設を整備する予定である。
この市民公益活動拠点施設は、市民の誰もが集える場として、団体の連絡交流や情報提
供の機能を有するとともに、相談事業や市民公益活動を行う者の能力向上を図るソフト事業
を展開し、市民公益活動団体の自立を支援する機能を備えるものであり、同時に、市民公益
活動を支える市民や市民公益活動団体、企業、行政などのネットワークの拠点を目指すもの
である。
これまでの整備経過について、計画当初は山田駅前の公共公益施設内で整備する予
定であったが、諸般の事情から、同時期に進められていた南千里駅前公共公益施設整
備事業の中で整備を進める運びになった。
市民公益活動拠点施設の運営等のあり方については、これまでも審議会で拠点施設
の運営に関する審議をお願いしてきたが、南千里駅前公共公益施設の整備事業が具体
化してくる中、平成21年(2009年)8月6日に「市民公益活動拠点施設の運営等のあり
方」について審議会に諮問した。この時審議会において、吹田の市民公益活動に携わる
市民の方々誰でもが参加できるオープンな場を持ち、その場で拠点施設に対する想いを
市民と共有し、さらに具体的な運営について検討する運営準備会の設立を呼びかけると
いう方針が示され、昨年の10月に(仮称)市民公益活動拠点施設を考える市民フォーラ
ムを開催した。
市民フォーラムでは、審議会から(仮称)市民公益活動拠点施設運営準備会の設立に
ついて説明し、参加を呼びかけ、趣旨に賛同した市民など多くの参加を募った。運営準備
会は、昨年11月から本年6月まで8回に亘り、運営等のあり方を検討した。その検討結
果が「報告書」として審議会に提出された。今後、審議会では、この報告書に沿って更に
審議を重ねていただき、答申をお願いしたい。
●【資料4】府内近隣8市のボランティア・NPO活動支援施設一覧は、府庁HPから一部抜粋、
府内近隣8市の市民公益活動拠点施設の管理運営に関する調査票(①∼④)については、
各施設の運営形態、設備、機能などについて事務局で照会調査したものである。
●【資料5】
吹田市の指定管理者制度導入施設一覧(
平成22年4月1日現在)
●【資料6】市内の指定管理導入施設の管理運営団体の設立経過(「参考事例:吹田歴史文
化まちづくりセンター」
)
●【資料7】
市民公益活動審議会等 関係スケジュール(
案)
●【参考資料】
①吹田市使用料・手数料及び自己負担金改定に関する基本方針
②(仮称)市民公益活動拠点施設の運営等のあり方に関する報告書
③府内近隣市のボランティア・
NPO活動支援施設の設置条例等
※ はじめて委員になられた方は、「
吹田市市民公益活動の促進に関する条例と同施行規
則」と「
基本方針」を配布。
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<審議>
・今日の審議事項のポイントとしては、使用料、担い手の話といった(仮称)市民公益活
動拠点施設の管理運営等のあり方についてである。
資料11ページの高槻市市民公益活動サポートセンターの事務局スタッフの待遇のところ
で、センター長の2000円というのは、時給のことなのか。(早瀬会長)
・時給ではなく1日で2000円である。給与ではなく交通費と食事代程度で完全にボラン
ティアである。(鍵谷委員)
・ 高槻市は事務局スタッフを含めて完全にボランティアだ。10時から17時は2000円。
17時から21時は1000円。最大でも1日3000円と聞いている。(事務局)
・運営形態が公設民営となっているが、指定管理ではないのだろうか。近隣都市では、箕面
市の事務局スタッフの待遇が最も良くて、枚方市も良い。最も厳しい市のひとつは高槻市
だ。(早瀬会長)
・時間給が最低賃金を下回っているところがある。(高橋委員)
・ないしは高槻市のようにボランティアでやっているというところもある。
今日は、豊中市、門真市など一連の先行している拠点施設を参考にし、(仮称)市民公益活
動拠点施設運営準備会でまとめていただいた報告書も踏まえた上でどうあるべきかを議論
していきたい。
今日の資料に「吹田市使用料・手数料及び自己負担金改定に関する基本方針」があるが、
会議室の使用料などについてどうするかも論点として考えていきたい。(早瀬会長)
・補足で説明させていただきたい。市の政策推進部の方で、使用料・手数料及び自己負担金
改定に関する基本方針を定めており、受益者負担率50パーセントが基本的な考え方であ
る。
資料2ページのところにもあるが、公の施設は市の施策として、それぞれの行政目的を持
って建設されたものであり、各施設に係る土地代・建物などの減価償却費は、使用料のコ
スト計算には含めず、経常的な維持管理経費や管理にかかる人件費をもとに算定する。(事
務局)
・管理にかかる人件費には、市民公益活動拠点施設運営のスタッフの人件費も含むのか。(早
瀬会長)
・維持管理、光熱費なども含まれる。スタッフの人件費をどうするかだが、おそらく市の委
託料をもって指定管理をしていただくのであれば、委託料に人件費を上乗せした形になる。
他の施設でもそうなっている。そこに光熱費、維持管理費を上乗せした形を管理運営経費
と見なすので、施設を建てる分については非常に高くなる。その分を20年間減価償却で
支払っていくことになる。(事務局)
・今の計算の前提で、分離区分は行政が決めるのか。(高橋委員)
・受益者負担率50パーセントを基本に考えていただきたい。(事務局)
・受益者負担率50パーセントということでほぼ決定なのか。(高橋委員)
・一応その形が基本かと思われる。通常、市が持っている公共施設の利用者には、50パー
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セントを負担していただくことになっている。(事務局)
・受益者負担率と団体の運営に関する委託料とのバランスの問題が出てくることになる。指
定管理者となる団体に託す委託料が少ないと会議室費用が下がってくるということも起こ
る。(早瀬会長)
・他の貸館の平米数と勘案していく必要もある。(事務局)
・貸館部門に関わる人件費を入れるべきであって、相談事業・講座企画事業といったものの
人件費を除かなければ理屈が合わない。貸館だけの施設と相談業務・講座企画事業もして
いる施設は別にしないと数字が合わない。(早瀬会長)
・理屈が合わない。(片岡委員)
・他の企画などをしていない施設と委託費全額で比較すると数字が違ってくる。箕面市を例
に挙げると、貸館をするために多くの委託費を使っているわけではなくて、箕面市のいろ
んな市民活動推進のための事業全体をしている中での金額となっている。そのあたりのこ
とをきちんと把握しておかなければ、他の貸館だけをされている施設と整合性がとれない。
(早瀬会長)
・吹田市のコミュニティプラザも施設の管理経費と事業費は別にしている。委託をしている
部分と事業補助ということで企画、講座、イベントなどをしていただいた分に関しては、
別にお支払いしている。(事務局)
・社会教育団体として登録した場合は、使用料が半額になる場合があるが、今回のケースは
それが適用されるのか。(高橋委員)
・ それは、条例で定めるので、社会教育団体については減額することを条例に明記している。
今回の場合は、市民公益活動について条例でどう規定していくかということになる。
(事務
局)
・施設の目的外の団体が会場を利用される場合、そういった割引はないということか。
(早瀬
会長)
・各市の資料で、会議室が有料の施設が、茨木市、箕面市、門真市の3市。それぞれ部屋の
大きさが違うので、1平方メートルあたり1時間、箕面市4.7円、茨木市4.5円、門真
市6.1円で設定されている。また、門真市については、施設利用登録をされた団体は無料
の扱いにしていると聞いている。(事務局)
・他市の施設から考えて、1平方メートルあたり1時間5円くらいが目安か。吹田市の施設
は全般的に他市と比べて安いと思われる。具体的に数字が出てこないが。(早瀬会長)
・このような費用関係に関しては、直営の場合はいくらという金額が出てくると思うので、
それを考慮する必要があるのではないだろうか。(片岡委員)
・今日はどこまで議論するかだが、焦点としては、運営する団体の委託料、指定管理者を選
考する条件、会議室や設備、什器の使用料。ブース的なものは会議室の使用料と違ってく
る場合があるのでどうするのかということもある。予算関連のことはどの程度、審議会で
議論できるのか。(早瀬会長)
・地区市民ホールは使用料が無料になっており、それ以外の市民センターなどは有料施設に
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なっている。使用料に関しては、市の収入となり、指定管理者の収入にはしていない。指
定管理者には貸館業務の人件費として委託料をお渡ししており、建物の維持管理に関する
部分は市の方で別途業者に委託している。それ以外の講座等の自主事業に関しては、別の
予算がある。
市民公益活動拠点施設が、他の施設と同じように使用料を市の収入にするのか、利用料金
制を取るのかは未定である。利用料金制になれば、利用料は指定管理者が決めることがで
きるが、使用料が入る代わりに当然委託料は減ることになる。(事務局)
・指定管理について、行政が検討しようとしている範囲をある程度把握しておかないと、そ
こからはみ出した分をいくらここで議論しても仕方がない。(高橋委員)
・一度答申としてまとめていただいて、それに沿った形で施策を実施していく形になると思
うが、当然、議会にかけて決めることになる。(事務局)
・指定管理者に運営を任せる方針だが、スペースの使用料は指定管理者となる団体が受け取
るか、市が受け取るかの方針が未定ということか。そもそも委託ではなく指定管理者とい
う方式が取られる理由は公の施設の管理だからで、会場の利用に関する業務を指定管理に
して、市民活動推進に関する業務を切り離して委託するというパターンもありえると思わ
れる。そのあたりの方針は決まっているのか。運営全体を指定管理業務にするのか、委託
と指定管理の2本立てでいくのか。(早瀬会長)
・それはまだ決まっていない。館全体の維持管理についてはPFI方式を取っており、20
年間でサービス購入量を支払っていくという形になるので、館全体を任せるメリットはあ
まりない。(事務局)
・事業部門も含めて指定管理を受けた方が、経営が見えやすくなるかもしれない。
(早瀬会長)
・使用料について、例えばスペースの有効活用ということで、隣の国際交流センターなどと
どう割り切ったらよいのか。(難波委員)
・会議室に関しては、共用にしようという話は出ているが、料金の話は一切出ていない。例
えば、有料の市民公益活動の会議室が埋まっていて、市民公益活動団体が国際交流センタ
ーの会議室を借りる時は無料になるのかそれとも有料になるのかという問題がある。
(事務
局)
・国際交流協会は、英語・中国語教室などもしていて、現状でも部屋が少なくて市民公益活
動の部屋も借りるつもりだという話も聞いたが。(長谷川委員)
・国際交流協会のように今まで無料だったのを有料にするのは難しいだろう。(早瀬会長)
・それでは共用スペースの利用はなしということか。(難波委員)
・無料の施設と有料の施設が混在するという点では、7階の集いの広場の南千里地区公民館
と千里コミュニティプラザもそうだ。公民館は条例で無料と定められている。コミュニテ
ィプラザなどは有料。共用する部分があるものの住み分けがはっきりしていない。
(事務局)
・ニュータウン8地区の市民ホール運営委員会の役割や権限はどうか。部屋の貸付の割り振
りをしている程度の印象しかないが。例えば「このような什器・備品をセットしてほしい」
という市民の声がほとんど通らないという苦情をよく聞いている。同じ無料の施設でも、
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公民館は最新のパソコンが入っているのに、市民ホールのは旧型すぎて役に立たないとい
う苦情や運営委員会に対する不満の声がある。(藤木委員)
・施設の設置目的が違い、公民館は社会教育法に基づく施設で、講座をしていくということ
になっている。当初から計画的にパソコン教室も実施しているので、パソコンは教育委員
会が整備した。市民ホールは、大阪府が建て市に移管されてきたコミュニティ施設で、講
座等がされていないのでそういった設備がない。(事務局)
・一般市民の方は、そのあたりが分からないし、今は情報収集もインターネットの時代なの
で、公民館と市民ホールの格差をなくしてほしいという声がある。市民ホールの職員が、
市民の要望や声を運営委員会として行政に積極的に話を上げて、市民の方に説明できるよ
うにすべきだと思う。(藤木委員)
・南千里駅前公共公益施設の中に南千里地区公民館が入るときに、千里コミュニティプラザ
が一緒になるので規模が縮小することになった。規模が小さくなる公民館の講座を、南千
里地区5地区の市民ホールにも持ってもらう話を進めているので、整備が進むかもしれな
い。(事務局)
・パソコンの貸し出しにはウイルス感染、情報セキュリティの問題があり、対策をしっかり
したものでないと運用は難しい。パソコンは貸し出しせず各団体の持ち込みにして、プロ
ジェクターなどを貸し出す方がよいかもしれない。情報セキュリティ管理を誰がするのか
と考えると非常に負担がかかるし、インターネット接続などは更に危険が大きい。そのあ
たりをよく検討してパソコンの貸し出しを行うべきだ。(温井委員)
・機材系の話もあるが、今までの説明から疑問点などもお伺いしようと思う。(早瀬会長)
・今までは使わせてもらう側だったので、使い勝手のいいようにと考えると難しい問題だ。
(増田委員)
・今から中味の議論をしていく上で、行政ではこういう要綱、規制があるからこうなるとい
うものがあれば事前に教えていただきたい。(高橋委員)
・公民館や高齢者の無料施設を地域で利用している中、いくらNPOに詳しい事務局長がい
てサポートしてくれるといっても有料がすんなり受け入れられるか、市民が有料施設を使
うことに抵抗を感じないだろうかという懸念がある。(難波委員)
・有料か無料かは、条例できちんと設定していくものだと思われる。運営準備会で議論して
いただいて有料化の方向であったかとは思われるが。審議会で「無料で」という答申をい
ただければそれに沿ったものになる。今後パブリックコメントを取るかどうかでも変わっ
てくる。使用料金のことを聞くと「無料に」という意見が多いと思うが、そのあたりも含
めて検討したい。(事務局)
・利用料金は、午前、午後という区分になると思うが。市民だったら半額とか減免措置のあ
る団体が半額というような規定になっていると思うが。(増田委員)
・受益者負担率は、部屋の見取り図によって「この部屋がこの値段であればこうだ」という
ような議論になってくる。
利用できる施設を持っているのは、実質6階、7階だけなのか。8階の千里ニュータウン
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建設記念館多目的ルームもそうか。(早瀬会長)
・千里ニュータウン建設記念館については、
(仮称)千里ニュータウン建設記念館検討会が3
回実施されるので、市民の皆様から意見をいただいて、これから決めていく。(事務局)
・周囲施設のこともあるが、まずは同一の6階の施設のことで議論していくしかないか。大
学コンソーシアムはもともと会議室を持つイメージではなかったと思うが。(早瀬会長)
・小さい事務室くらいの貸室であると思う。(事務局)
・他の指定管理になっている施設で、歴史文化まちづくりセンターやコミュニティセンター
などの貸館業務との比較をしていく必要がある。南千里の施設だけが抜きん出ていてもい
けないし、または劣っていてもいけない。そのあたりの資料も今後見ていきたい。
(片岡委
員)
・公民館、市民ホールなどの無料施設はよいので、それ以外の有料施設との比較が必要だ。
(早瀬会長)
・次回の審議会までに準備する。(事務局)
・次回審議会までの焦点の一つとして、利用料の問題がある。利用時間等に関する話につい
ては、運営準備会で詳細に構想ができている。休館日を最低一日作ろうということと、報
告書の9ページ、10ページで日曜日以外は朝から晩までで、日曜日は17時半までの方
がよいとなっている。このあたり問題なければ、運営主体として指定管理者を選考してい
く選考基準をどうするかということも焦点となる。(早瀬会長)
・今年度3月に答申予定となっているが、ここでの答申は、今日議論されている(仮称)市
民公益活動拠点施設の管理運営等のあり方についての答申だと理解しているがそれでよい
か。資料に運営準備会の報告書があるが、運営準備会に参加されていない委員との情報の
共有化が十分図れていないまま各論に入っている気がする。来年3月までに何を審議して、
どういう項目についての答申を出さなければならないかを明確にしないと焦点がはっきり
しない。報告書の内容はこれでよいか、変更する点はないか、又は、足りないところなど
を審議し、審議すべき項目を整理すべきだ。
もう一つは、施設条例等があるが、このあたりは、行政の方でされるのか、または設置条
例についても審議会で議論する対象なのかどうかこのスケジュールでは分かりにくい。
(鍵
谷委員)
・条例案は最終的に議会が決めることだが、施設条例と審議会の進捗の関係について事務局
の方から説明していただけないだろうか。(早瀬会長)
・これまで運営準備会も含め、審議会の方で運営等のあり方に対して報告をいただいたもの
に沿って作成をさせていただく。よって、条例についても、答申をいただきたい。パブリ
ックコメント条例に従い、市民意見を聞いてもよいし、財産に関することという事で適用
除外にもできる。運営準備会で挙がってきた意見を基に、審議会で答申をいただいたもの
をほぼそのままの形で上げるということであれば、パブリックコメントを取らなくてもよ
い。条例案までは、審議会の答申をいただきたいと考えている。(事務局)
・情報の共有化を図るために、片岡委員から運営準備会の報告書の概要を説明していただく
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ことにする。(早瀬会長)
・拠点施設に関しては、今までの審議会で随分議論されてきた。実際に施設ができるにあた
り、今の時点ではどういう施設として使いたいか、どのように運営すべきかを市民の目線
で考えてみようということを報告していただき、審議会で審議を進めるという趣旨があっ
た。昨年11月から運営準備会を立ち上げ、主にハード面(設備)、ソフト面(講座の内容、
相談業務)、運営面(どういう主体でどのように管理運営を行うか)の3つに分かれて検討
を進めてきた。
全体のイメージがきちんとしていなければいけないということで、施設自体どういう意味
を持つかをきっちり押さえようということになった。市民活動をするだけの場ではなく、
色々な立場の人たちが協働していく場であるということ、各団体のよりどころである事務
所機能のある場、各団体の日常活動の場、作業の場、会議の場、という意味がある。以下
説明(片岡委員)
・今年度の審議会の開催があと3回は可能だということで、審議会としてよりよいものにし
ていくことができればよいが。貸事務室スペース、貸ロッカー・倉庫や印刷機の利用料を
いくらにするのかということも検討しなければならない。まず、このあたりご質問いただ
いてスケジュールを確認したい。(早瀬会長)
・審議会と運営準備会の位置付けはどうなのか。運営準備会で検討したことを再び審議会で
検討するのか。(増田委員)
・運営準備会から審議会に報告書として提出していただき、審議会から市長に答申すること
になっている。その段階でまったく違う方向性になることはないが、検討が十分できてい
ない部分がある。もっとこういう考え方があるということがあれば、加えていただければ
よいと考えている。多くの市民の方に参加をいただき、かなり詰めて議論をしていただい
たので審議しやすくなっていると思われる。(早瀬会長)
・もう一つ質問なのだが、北千里の市民協働学習センターとの兼ね合いは特にないのか。そ
れが南千里の市民公益活動拠点施設というわけではないのか。(増田委員)
・分かりにくいので、新しい委員のために事務局から説明していただきたい。(片岡委員)
・市民協働推進室で管理しているのは、市民協働学習センターにある市民活動支援室で、旧
市民会館5階のNPO支援準備室の代替施設である。暫定的に市民活動団体の活動の場と
して使っていただこうということであったが、旧市民会館が廃止になった為、その部分を
北千里に移設した。市民協働学習センターは、吹田学塾の開催等を行っているが、利用し
ていない時間帯は、市民公益活動団体が使えることになっている。南千里の拠点施設がで
きても市民活動支援室を廃止する予定はないので、地域拠点として使っていただける。
(事
務局)
・会場としては同じように使えるが、ソフト的な機能では南千里の施設の方が上になる。元
来は、こういう拠点は北部と南部で2箇所あったらよい。市民会館は耐震の関係で廃止さ
れているが、将来的には、分館でもよいので、南千里と同じ機能を持った施設が南部にも
できたらよいという話もある。(早瀬会長)
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・拠点施設が完成するということで、将来的には、再度議論して、整理して、いくつかの拠
点として位置づけていった方が市民にとって分かりやすい。(高橋委員)
・市民の立場から見れば、色々なところに使える場所があった方がよいので、あって悪いこ
とはないが。(増田委員)
・審議会はあと3回の予定なので11、1、3月くらいになると考えられる。3月に答申予
定なので実質2回になると思うが。今、懸案となりそうな議論は、使用料(会議室、事務
所スペース)の話だ。指定管理者として運営していただく団体についても詰めて議論しな
ければならない。
11月(使用料等の話、指定管理者の有り様に関する話)、1月(指定管理者の有り様に関
する話、条例案のたたき台)。そういった議論を集約したものを答申書とする。
実際の予算案が決まるのは来年の8月くらいか。予算書提出の予算は、指定管理者に託す
る費用の予算か。(早瀬会長)
・9、10月くらいになると思われる。備品もすべての予算で、市の財政課と話をしていく
ためのものだ。(事務局)
・運営主体の選考基準に主体自体の事務局体制も入れる必要がある。そうなると必然的に必
要額も念頭に置かなければならないと思われる。答申についてはそういう表現でもよいか
もしれない。金額でいくらということではなくて、大体これくらいの基準で考えていただ
きたいというような話になるのではないかと考えられるので。(片岡委員)
・ 運営等のあり方に関する検討の中で、やっていくべき項目と重複する部分があるだろうし、
検討された項目が条例の中に書き込まれていく部分がかなりあると思う。そこで、こうい
う項目を条例の中に入れなければいけないという項目を挙げていただければ、審議会で議
論できるので、条例そのものの素案ができる前に条例の中に組み込むべき項目名を先に挙
げて置いた方がよいと思うが。(鍵谷委員)
・施設の設置目的や定義や機能など何をするのかということを決めていくことになる。報告
書の中で、どういう施設にするのか、どういう内容のものにするか、どういう機能を持た
せるか、体制としては指定管理でというようなことが書かれているので、これに沿って事
務局の方で他市の条例も参考にしながら、素案文やたたき台を示していけたらと考えてい
る。(事務局)
・運営準備会の運営部会では、条例に最低限必要なことを想定して書き込んでいる。使用料
(料金問題)、指定管理者の期間は抜いている。それを審議会で検討しなければならないと
考えている。(鍵谷委員)
・条例の中では、指定管理の期間までは書かない。(事務局)
・次回は経費面について詰めなければならない。指定管理者の運営する団体についても議論
を進めなければならない。(早瀬会長)
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