COSMIC法による 機能規模測定の適用事例 - オージス総研

COSMIC法による
機能規模測定の適用事例
オージス総研
組み込み
ソリューション
第一部
舟守淳
本日の内容
COSMIC法のご紹介
事例紹介
プロジェクト管理での活用
2012/05/09-11 ESEC2012
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
2
COSMIC法
COSMIC法のご紹介
2012/05/09-11 ESEC2012
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
•
•
•
•
C O S MI C 法とは
機能規模の測定
機能規模の算出
CO S MI C 法の 特
徴
3
COSMIC
COSMIC法とは
法
ソフトウェア機能規模測定手法
標準規格
ISO/IEC19761
JIS X0413
2012/05/09-11 ESEC2012
2002年12月承認
2006年12月制定
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
4
COSMIC法
測定対象のシステム
Entry
機能規模の
測定
Exit
機能プロセス
Exit
ユーザ
(機能利用者)
Read
Entry
Write
外部システム
(機能利用者)
永続記憶
「Entry」「Exit」「Read」「Write」の「データ移動」
から機能規模を測定する
2012/05/09-11 ESEC2012
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
5
COSMIC
機能規模の算出
法
システムの機能規模
全機能プロセスのデータ移動の総和
システムの変更機能規模
「追加」「変更」「削除」されたデータ移動の総和
2012/05/09-11 ESEC2012
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
6
COSMIC
COSMIC法の特徴
法
測定方法がシンプル
 機能の外部IFから測定
 コラボレーションの情報流通量を把握する
要求に基づいて機能規模を測定できる
 要求に基づく機能のコラボレーションから測定可能
外部システムとの通信も測定可能
 システム内部だけでなく外部とのコラボレーションも測定
対象
2012/05/09-11 ESEC2012
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
7
事例紹介
•
事例紹介
2012/05/09-11 ESEC2012
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
•
•
•
•
組 み 込 み ソ フト
ウェアへの適用
レイ ヤ ー 構 造
H MI レイ ヤ ー
機 能 レイ ヤ ー
今後の展開
8
事
例
紹
介
組み込みソフトウェアへの適用
某メーカー様
グローバルな競争を行う上で、ソフトウェア
開発の生産性を測定したい
開発初期に全体規模感を見積りたい
仕様変更に伴う開発コストの管理を行いた
い
2012/05/09-11 ESEC2012
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
9
対象システムのレイヤー構造
ドメインA1
HMI
サ
ー
ビ
ス
デ
バ
イ
ス
機能プロセス
ドメインB1
機能プロセス
ドメインC1
機能プロセス
2012/05/09-11 ESEC2012
ドメインA2
機能プロセス
・・・
ドメインB2
機能プロセス
・・・
事例紹介
レイヤー
構造
レイヤー構造
で切り分けて
機能プロセス
を抽出
ドメインC2
機能プロセス
・・・
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
10
事例紹介
HMI
Entry
Exit
ボタン
ユーザ
(機能利用者)
※画面は弊社「オフィス宅ふぁいる便」の画面
イメージです。実際の事例とは関係ありません。
ラベル
Exit
HMI
レイヤー
サービス
Entry(機能利用者)
HMIの部品のデータ移動をカウントする
ことで、機能規模を測定する
y = 0.0442x
R² = 0.9301
2012/05/09-11 ESEC2012
従来の見積り規模
従来の見積り規模
従来の見積り規模との相関結果
y = 0.0346x
R² = 0.9232
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
11
事例紹介
ソースコード行数
仕様書の機能分類か
ら「機能プロセス」を
特定する。
機能プロセスの「入
出力データ」を仕様
書からカウントするこ
とで、機能規模を測
定する。
2012/05/09-11 ESEC2012
サービス
レイヤー
ソ
ー
ス
コ
ー
ド
相行
関数
結と
果の
y = 18.823x
R² = 0.9461
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
12
事
例
紹
介
今後の展開
複数のドメインの機能規模測定を実施中
信頼性向上のため事例数を増加
開発現場で活用できるような運用モデルを
構築中
2012/05/09-11 ESEC2012
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
13
プロジェクト管理
• WHY?
プロジェクト管理での活用
2012/05/09-11 ESEC2012
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
• プロジェクト管
理での活用
• 管理プロセス
• まとめ
14
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
管
理
WHY?
なぜ機能規模を測定するのか?
「測定できないものは管理できない」
ソフトウェア開発を管理するためには、その測定
が必要
なぜCOSMIC法なのか?
開発初期段階から比較的シンプルに測定できる
管理コストを抑えることも重要
2012/05/09-11 ESEC2012
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
15
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
管
理
プロジェクト管理での活用
JIS X0135-6(ISO/IEC 14143-6)
『規格類及び関連規格の利用方針』
プロジェクト管理
1. プロジェクト資源の予測
2. プロジェクトの進捗管理
3. ソフトウェアの範囲の変更管理
4. パッケージの機能の適合度
5. プロジェクト結果の分析
2012/05/09-11 ESEC2012
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
16
1.プロジェクト資源の予測
• 「生産性」と測定した機
能規模から必要な
資源を予測
2.プロジェクトの進捗管理
• 全体の機能規模のうち、
どこまで実現でき
ているかを管理
プロジェクト管理
機能規模と
管理プロセス
5.プロジェクト結果の分析
• 使用した資源と機能規模
から「生産性」を算出
• 継続的に組織の「開発能
力」を監視・改善
・ 全体の機能
規模に対する
変更規模を把握し、
QCDのトレードオフを
考慮してスコープを管理
4.パッケージの機能の適合度
2012/05/09-11 ESEC2012
3.ソフトウェアの範囲の変更管理
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
17
まとめ
2012/05/09-11 ESEC2012
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
18
まとめ
COSMIC法による機能規模測定
比較的シンプルに測定可能
適用事例
測定した機能規模が既存の見積もりやソースコー
ド行数と良く相関
プロジェクト管理での活用
組み込みソフトウェア開発を定量データを用いて
管理するために有効なツール
2012/05/09-11 ESEC2012
Copyright (C) 2012 OGIS-RI Co., Ltd.
19
ご清聴
ありがとうございました
オージス総研
組み込み
ソリューション
第一部
舟守淳