IAF 第3回情報・モデリング・運用WGセミナー ISA-95オブジェクトモデルとモデリング 2014-09-30 組み込みソリューション第一部 第1チーム 米野 巌視 1.1 Copyright © 2014 OGIS-RI. All Rights Reserved. ISA-95のオブジェクトモデル 古い情報ですが • 有限会社ジールのHPにある「ISA-95の調査」によると… http://www.jeel.co.jp ISA-95 2008 CD 日本語訳 http://www.jeel.co.jp/www/4_report/44_ISA95/ISA95.html ISA-95 2008 CD 日本語訳 (個別) http://www.jeel.co.jp/www/4_report/46_ISA95/index.htm • ISA-95 2008 CDのモデルはUML 1.4.2で記述されている – UML 1.4.2はISO/IEC 19501:2005と同等 – UML の最新版は2.4.2 – 国際標準の最新版はUML 2.4.1相当のISO/IEC19505-1, 2:2012 1.1 : 2014-09-30 Copyright © 2014 OGIS-RI. All Rights Reserved. 2 UMLの全体像 (2.xの場合) • UMLの図は14種類 クラス図 オブジェクト図 静的な特徴を記述 パッケージ図 構造図 コンポーネント図 配置図 ISA-95 2008 CD ではこの2つ?を使用 合成構造図 UML プロファイル図 ユースケース図 アクティビティ図 振る舞い図 シーケンス図 ステートマシン図 コミュニケーション図 動的な特徴を記述 相互作用図 タイミング図 要素間の動的な関係 を記述 相互作用概要図 ※ ISA-95のその他の部分はヨードン法や独自の表記を使用 1.1 : 2014-09-30 Copyright © 2014 OGIS-RI. All Rights Reserved. 3 ISA-95オブジェクトモデルの特徴 • クラス定義が中心 – 情報の構造は定義するが、振る舞いについては細かく決めていない • アナリシス・パターンを多用 – オブジェクトの柔軟性が非常に高い – その一方、実際の型が分かりにくくなる • アナリシス・パターンについて アナリシスパターンを読もう (弊社「オブジェクトの広場」の記事) http://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/specials/MartinFowler/analysis.html Analysis Patterns (Martin Fowler) http://www.martinfowler.com/tags/analysis patterns.html 1.1 : 2014-09-30 Copyright © 2014 OGIS-RI. All Rights Reserved. 4 ISA-95オブジェクトモデルの特徴 2003年の資料によると… • 4×4オブジェクトモデル – 4種類のリソース • • • • Personnel Equipment Material (& Energy) Process Segments – 4種類のプロセス、製品、生産モデル • • • • Capability & Capacity Definition Product Definition Production Schedule Production Performance http://www.brlconsulting.com/Files/2003-09 IEE Cambridge-V03.ppt 1.1 : 2014-09-30 Copyright © 2014 OGIS-RI. All Rights Reserved. 5 ISA-95オブジェクトモデルとSysML • UMLからSysMLへの対応は機械的に可能 UML 情報の定義 SysML 種類 クラス 18 ブロック 37 要素 プロパティ 18 プロパティ 37 値の種類 データ型 19 値型、量の種類、単位 38 関係 関連 21 関連 37 動作や振る 舞い 状態 25 状態 43 操作 26 操作 44 分類 汎化 28 汎化 45 内部構造 パート、ポート、コネクター 30 プロパティ、ポート、コネクター 46 ― 40 その他 ― 制約ブロック IAFフォーラム2013講演資料 「情報連携を実現するモデルベース手法のためのUML/SysMLについて」より 1.1 : 2014-09-30 Copyright © 2014 OGIS-RI. All Rights Reserved. 6 SysMLの全体像 (1.xの場合) • SysMLの図は9種類 クラス図 ブロック定義図 オブジェクト図 静的な特徴を記述 パッケージ図 構造図 コンポーネント図 要求図 配置図 合成構造図 SysML 内部ブロック図 パラメトリック図 プロファイル図 アクティビティ図 アクティビティ図 ユースケース図 振る舞い図 シーケンス図 ステートマシン図 コミュニケーション図 動的な特徴を記述 相互作用図 タイミング図 要素間の動的な関係 を記述 相互作用概要図 ※ UMLの図を拡張して利用 1.1 : 2014-09-30 Copyright © 2014 OGIS-RI. All Rights Reserved. 7 SysMLを使うメリット • 値型が使える – ISA-95のクラスでは「値」、「単位」 の組み合わせが多用される • 他にも「数量」、「数量単位」などがある – これにはSysMLの値型 (量と単位を組で扱える型) が適している • システム工学との親和性が高い – UMLはソフトウェア工学の出身 – SysMLはシステム工学の出身 • 連続性を表現しやすい – UMLのモデルは離散モデル – SysMLは連続モデルを意識した設計 1.1 : 2014-09-30 Copyright © 2014 OGIS-RI. All Rights Reserved. 8 ISA-95オブジェクトモデルを理解するために • 最新の仕様書 (ISO/IEC 62264シリーズ) を参照する – 2008 CDからどこが変わっているか – モデルの記述がUML 2.xに変わっていないか – ヨードン法で記述された部分はそのままか … • アナリシス・パターンを理解する – 知識レベルと操作レベルなど重要な概念 – アナリシス・パターンを使わない場合との違い – ISA-95で使われているパターンのコンセプト … 1.1 : 2014-09-30 Copyright © 2014 OGIS-RI. All Rights Reserved. 9 本日はありがとうございました 本資料に関するお問い合わせは 以下にお願いします 組み込みソリューション第一部 第1チーム 米野 巌視 [email protected] 1.1 : 2014-09-30 Copyright © 2014 OGIS-RI. All Rights Reserved. YOUR MODELING PERTNER
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