現代文 特進クラス - 新潟県立新潟東高等学校

学番6 新潟県立新潟東高等学校
平成25年度シラバス(国語)
教科(科目)
使用教科書
副教材等
国語(現代文)
単位数 3単位 学年(コース)
東京書籍 新編現代文 Ⅰ部
尚文出版 『常用漢字ダブルクリア』
浜島書店 『LT現代文2』
第一学習社『新版初訂カラー版 新国語便覧』
2学年(特進コース)
1 学習目標
・近代以降のさまざまな文章を読みとる力を高めるとともに、ものの見方、感じ方、考え方を深め、進んで表現し読書
することによって人生を豊かにする力・態度を養う。
2 指導の重点
・論理的な文章について、論理の展開や要旨を的確にとらえる力を養う。
・文学的な文章について、人物、情景、心情などを的確にとらえ、表現を味わう態度を養う。
・さまざまな文章を読むことを通して、人間、社会、自然などについて自分の考えを深め発展させる力を養う。
・語句の意味、用法を的確に理解し、語彙を豊かにするとともに、文体や修辞などの表現上の特色をとらえる力を養う。
・自らの考えを論理的に表現する力を養う。
3指導計画
月
4
単元名
随筆
小説
5
評論
6
7
7
8
詩
短歌
9
小説
10
教 材
学習目標
学習活動
時間
随想のおもしろ ・通読し、筆者の発見と考えの発展
さくらさくらさくら さを理解する。 を知る。
8
(俵万智) 日常の小さな事 ・「さくら」に関する文化について考
の発見が自分の える。
考えを発展させ ・古典作品への関心を高める。
る 事 を 理 解 す ・漢字・語句を学び語彙力を高める。
る。
小説のおもし ・場面展開を的確に読み取る。
ろさを知る。 ・人物たちの関係を正確に読み取る。
ナイン
10
(井上ひさし) 表現上の工夫を ・人物たちの心理を読み取る。
理解する。
・作者について知る
・漢字・語句を学び語彙力を高める。
「ふしぎ」という 論理的思考展開 ・「ふしぎ」という思考の人間世界に 9
こと(河合隼雄)
を学ぶ。
対する意味を知る。
筆者の主張を正 ・文章の表現上の工夫を理解する。
しく読み取り、
自分の考えをま
サンチョパンサは とめる。
・論理パズルなどを用いて論理的思考
こう考えた
を学ぶ。
9
(大出 晁)
・漢字・語句を学び語彙力を高める。
サーカス
韻文芸術につい ・様々な形式の詩を読み、それぞれの 7
(中原中也)
て理解する。 詩の特徴や効果を味わう。
I was born
詩の修辞技法を ・作者の意図を理解する。
(吉野 弘)
学ぶ。
・作者を知り、文学史を整理する。
鹿 (村野四郎) 作者を知る。
牡丹花など
韻文芸術につい・それぞれの作者の生きた時代と生き 7
て理解する。 方をしり、歌に込められた作者の気持
短歌の修辞技法 ちを読み取り味わう。
を学ぶ。
・短歌の近・現代史を整理する。
作者を知る。
山椒魚(井伏鱒二)小説のおもしろ ・主人公の置かれた状況を理解し、作 10
さを知る。
者の意図を知る。
表現上の工夫を・登場するものたちの心理の変化を読
理解する。
み取る。
作者について知 ・作者の表現上の工夫を理解する。
る。
・作者について学ぶ。
・漢字・語句を学び語彙力を高める。
評価方法
授業の取組
課題提出
漢字テスト
中間考査
授業の取組
課題提出
漢字テスト
期末考査
授業の取組
漢字テスト
授業の取組
課題提出
漢字テスト
授業の取組
課題提出
漢字テスト
中間考査
評論
11
「未成熟」が人間 論理的思考展開 ・評論文の読み方に習熟する。
9
を作った
を学ぶ。
・人間という存在を知るための切り口
(山極寿一) 筆者の主張を正 の多様さを理解する。
しく読み取り、・人間社会の成熟について筆者の主張
自分の考えをま を読み取り、自分の考えをまとめる。
とめる。
・漢字・語句を学び語彙力を高める。
・身近なことを通して人間を理解する
作業を、教材を読むことで学ぶ。
安心について
・「安心」についての筆者の主張を理 9
(廣淵升彦)
解し、自分の考えをまとめる。
・漢字・語句を学び語彙力を高める。
・論理的な文章を実際に書くことで理
解をさらに深める。
意見文を書く
12
小説
こころ
(夏目漱石)
1
2
随想
3
評論を読み意見
文を書く。
3
小説のおもしろ ・小説の読み方に習熟する。
15
さを知る。
・日本の近代という時代とそこに生き
表現上の工夫を た人を理解する。
理解する。
・「私」(先生)の葛藤と苦悩を読み
作者について知 取る。
る。
・作者の表現上の工夫を理解する。
・作者について学ぶ。
・漢字・語句を学び語彙力を高める。
授業の取組
課題提出
漢字テスト
学年末考査
・外国人という視点のおもしろさを
書かれた風景の中
味わい、異文化への共感を理解する。6
随想のおもしろ
へ(リービ英雄)
さを理解する。 ・漢字・語句を学び語彙力を高める。
・生活の中にある実用文を正しく読み
取る練習をする。
実用的な
生活の中の文章 生活の中にある
文章
実用文を正しく
読み取る。
3
合計
・
・
・
・
授業の取組
課題提出
漢字テスト
期末考査
105
「常用漢字ダブルクリア」3級第1回から1週間に1回、年間25回の予定で漢字テストを行います。
表現学習の一環として、新聞のコラムを正しく書き写す課題や、新聞スクラップを一カ月に1回の予定でやります。
『LT現代文2』を週末ならびに長期休業中の課題とします。
適宜プリント等の課題を与えて授業内容の定着を図ります。
4 評価規準と評価の観点
評価は次の5観点から行います。
(①関心・意欲・態度)
(②思考・判断)(③技能・表現)
関心・意欲・態度
・国語や言語文化への
関心を深め、進んで理
解表現し伝え合おうと
しているか。
・教材に意欲的に取り
組んでいるか。
話すこと・聞くこと
・自分の考えをまと
めたり深めたりして、
目的や場面に応じて
筋道を立てて話した
り、他人の話すこと
を的確に聞き取った
りしているか。
書くこと
・自分の考えをま
とめたり深めたり
して、相手や目的
に応じて、筋道を
立てて適切に文章
を書いているか。
(④知識・理解)
読むこと
・自分の考えを
深めたり発展さ
せたりしなが
ら、目的に応じ
て様々な文章を
的確に読み取っ
ているか。
・読書に積極的
に取り組んでい
るか。
知識・理解
・表現と理解に
役立てるための
音声、文法、表
記、語句、語彙、
漢字等を理解し、
知識を身につけ
ているか。
以上の観点をふまえ、 授業への取り組み(授業態度、発表の様子、学習活動への参加状況など)、課題への取組、ノー
トの提出 、漢字テスト ・定期考査 などから総合的に評価します。
5 担当者から
高校2年生として、近代以降のさまざまな文章を読む能力を高めるとともに、ものの見方、感じ方を深め、進んで表現し、
読書することによって人生を豊かにする態度を養いましょう。