2012.6.26 電磁磁波セミナー（鳥鳥取）「身身の周りのの電磁波波と健康影影響についいて」の記記録日時：平成成 24 年 6 月 26 日（火火） 13:000～14:50 取県鳥取市市西町 2-311 場所：鳥取鳥取取市福祉文文化会館 2 階会議室室プログラムム： 13::00－13:100 開会挨拶拶・事務連絡絡電磁界界情報センタター矢野野間伸二 13::10－13:400 電磁波（電磁界）のの健康影響響について磁界情報センンター小路小泰弘電磁 13::40－14:100 身の周りのリスクにについて電磁磁界情報セセンター所長長大久保保千代次 14::10－14:200 休憩 14::20－14:500 質疑応答答進行行電磁界界情報センタター矢野野間伸二 14::50 閉会 14::50－15:055 個別の質質疑応答講演の内容容：（発表ススライド参参照）（１）電電磁波（電電磁界）の健健康影響にについて／電磁界界情報センタター小路泰弘弘（２）身身の周りののリスクにつついて－－電磁波のリスクをどどう考えるののか－／電磁界界情報センタター所長大久保千代次千講講演の様子子 -1本資料の無断断転載禁止一般財団法人電電気安全環境研研究所電磁界情情報センター質疑応答の内容：参加者および電磁界情報センターの発言内容（骨子）を発言順に記載電磁界情報センターの発言参加者の発言 № デジタル社会で不要電波が沢山飛び交っているが、デジタルと電波の関係はどうなっているのか。 1 電磁波と睡眠の関係について教えて欲しい。 2 今の生活環境には、テレビ放送や携帯電話や家庭内の無線 LAN などの電波があります。電波の強さでお答えしますが、ドイツで調べた結果によると、半数の計測事例では測定器で検知することが出来ない程低いレベルでした。比較的高かったのは家庭内のコードレス電話でしたが、それでも十分低い数値であったこと、更に周波数別に国際的なガイドライン値が決められていますが、環境中に存在している、いろいろな周波数の電波を合算しても、ガイドライン値に対して数パーセントだったと報告されています。世界保健機関(WHO)は、一般の家庭環境に存在する電磁波によって、睡眠が妨げられるなどのことは確認されておらず、その原因はそのような不安によるものでは、と述べています。一般的には電磁過敏症の領域になりますが、2010 年の Rubin 論文では、その背景としてノセボ効果（※1）の役割を支持していたと述べています。その理由として、二重マスキング法（※2）により、電磁過敏症の症状を訴える人とそうでない人とで電磁界感知テストを実施した結果において、差が生じなかったという研究結果が出ているからです。ただし、携帯電話を長時間使用すると、睡眠の質が少し変わるということは確かめられています。ただし、そのメカニズムは解明されていません。WHO はそれについて言及していませんが、ヨーロッパの国際機関は、生理的に睡眠の質を妨げるような影響ではないと述べています。（※1）ノセボ効果：ある因子により望ましくない、悪い影響を示唆されたり予測したりすると、たとえ因子の介入がなくても実際に望ましくない悪い結果が生じること。（※2）二重マスキング法：検者、被検者ともに判らないように電磁波をばく露させたりさせなかったりして、症状や電磁波のばく露の有無を自覚できるかどうか評価する方法 -2本資料の無断転載禁止一般財団法人電気安全環境研究所電磁界情報センター № 参加者の発言私どもは、ペースメーカーやテレメータ送信機などの医療器具に電磁波が干渉しないように、電磁波を遮蔽する商品を作っています。低周波治療器で治療している近く 3 電磁界情報センターの発言当センターは、電磁波の健康影響に関して情報提供させていただいております。EMC（電磁両極性）については、専門外となりますことをご了承下さい。にマイクロ波治療器が使用されていると、低周波治療器の動作がジリジリと痛くなるのだが、そのような関係を教えて欲しい。ＩＨ調理器を使用するうえでの注意事項を教えて欲しい。 4 IH 調理器の仕組みは、2～9 万 Hz の中間周波帯の電気がコイルに流れて磁力線が発生させることによって鍋に渦電流が誘導され、この誘導電流により抵抗を持つ鍋が熱せられることとなります。中間周波に関して、2005 年 2 月に出された WHO の情報シートでは、「居住環境や労働環境で発生する中間周波磁界のばく露で健康影響が生じる科学的証拠はない」としています。一方、2007 年の WHO の環境保健クライテリア 238 では、「中間周波数帯の電磁界に関するデータが欠如しているので、健康リスクの評価のためには、更なる研究が必要」と述べています。 2009 年のスイス政府が出したファクトシートでは、IH 調理器から 30cm 離れた場所において、ICNIRP の参考レベル 6.25μT（2010 年改訂で 27μT に変更されたが）より小さいとしています。実際には 5～10cm 離れた場所で調理することとなりますが、その場合においても、鍋が正しく使用（適切な調理鍋、調理ゾーンの中に鍋を置く等）されていれば、その当時のガイドライン値 6.25μT を超えることはありませんでした。使用上の注意事項としては、・調理ゾーンのサイズにあった鍋を使用する・調理ゾーンの真ん中に鍋を置く・ゆがみや丸みのある鍋は使用しない・適合ラベルの表示があるものを使用する・調理器から 5～10cm 離れることで、磁界を低減することが可能である・金属製の調理用スプーンを使用しない・ペースメーカー等を装着している方は、誤作動を起こす恐れがあるため、主治医に相談するなどが挙げられています。 -3本資料の無断転載禁止一般財団法人電気安全環境研究所電磁界情報センター № 5 参加者の発言電磁界情報センターの発言家庭用オタマなどの市販品は、把持部にプ今の質問の続きで、 “金属製の調理用スプーンを使用しない”の対策としては、どのラスティックなどの電気を流しにくいグリップになっているものが一般的かと思いまような方法があるのか。が、IH 調理器に決められたアースを施すことが、対策になります。以 -4本資料の無断転載禁止一般財団法人電気安全環境研究所電磁界情報センター上