歯科放射線学講座 田口 明教授が日本人初の招待講演 - 松本歯科大学

回国際歯顎顔面放射線学会
オランダ・アムステルダムで開催
第
第 回 国 際 歯 顎 顔 面 放 射 線 学 会(
= International
17th
ICDMFR
)がオランダのアムステル
Congress of Dentomaxillofacial Radiology
ダムで6月 日(日)から7月2日(木)にかけて開催され、本学歯科
ICDMFRの歴史の中で、海外で開催された同学会で日本人が招待基
放射線学講座の田口 明教授が招待基調講演者に選ばれて講演を行った。
28
の大学より招待講演の依頼
の研究報告が極めて多かった。
と言った人もいる。
演を行っているが、今回の招待基調講
界中から著名な研究者を招いて基調講
速に拡大しており、米国テキサ
り方について討議を行った。
も参加し、今後の学会雑誌のあ
日に開かれた雑誌編集委員会に
務めている田口教授は、
され、 月には国立インドネシ
大会の組織委員会委員にも選出
田口教授はICDMFR次期
ため熱帯以上の暑さとなる。
とがしばしばあり、湿度が高い
凪」といって無風状態となるこ
基調講演の 人の座長から祝福を受ける
田口教授は「安易に撮像されが
ちなCBCTについて、ガイド
があった。
招待講演に先立ち田口教
ら被曝の
ラインを作成した欧州委員会か
より慎重に吟味すべきであると
授は、 chairperson
(座長)
として口演発表の進行を務
の原則を
justification
め、この間に自身の一般口頭
いう警告がなされました。近い 暑い。日本の暑さは格別で、
将来、X線被曝によるがん発症 「火の中にいるようだ」といっ
演題の報告も行った。内容
に対する訴訟は増えてくる。次
地の広島で開催されますが、こ
たヨーロッパの人がいた。また
成果であり、これについて
は世界
期学会は2011年 月、被爆 「日本人は熱帯魚のようである」
カ国の共同研究の
も多くの質問が会場よりな
された。また、2000年
FR)は、頭頸部画像診断や放射線学
国際歯顎顔面放射線学会(ICDM
演者は6人で、欧州から4人、米国か
ウェーデンのルンド大学および
ス大学およびミズーリ大学、ス
から
のテーマはさらに重要視される 熱 帯 で は 風 が 吹 い て く れ る
International
Editorial
( 国際 編 集 委 員 )を でしょう」と話している。
が、日本の夏は風が弱く、
「夕
Board
ナギ
教育、放射線物理学および放射線生物
ら1人、そして日本人として初めて、
月にはトルコで開催される国際
ア大学主管の国際学会、来年
を開店し、常に新鮮なる樽ビー
おいてビール店
「 京橋区南金六丁目五番地に
本学の田口教授が招待された。
インプラントロジスト学会で招
これは明治 年8月4日にビ
株式会社」
四半リーテル金五銭 日本麦酒
願ふ、売価半リーテル金拾銭、
の真味を御賞 玩あらんことを
しょうがん
賑々しく御光来、恵比寿ビール
尚優美に一杯売仕候間大方諸彦
しょげん
ル を 氷 室 に 貯 蔵 到 置 最 も 高
も国際的活躍が期待される。
待講演を依頼されるなど、今後
いたしおき
BEER HALL
マルメ大学、ベルギーのルーベ 本学会で特筆すべきは、CB
ランスが取れているが、歯周病
い骨を作る。通常は両細胞のバ
破壊・吸収し、骨芽細胞が新し
後隔年に開かれている。
時から約1時間にわたり、
「 Diagnosis ンカソリック大学、ブラジルの CTに関する演題の多さであっ
今回は カ国から約500人の参加
of
osteoporosis
on panoramic サンパウロ大学から質問がなさ た。基礎的および臨床的報告が
(パノラマX線画像における れた。講演後は、これらの6つ 多くなされ、特に被曝について
radiographs
とし
pre-congress
骨粗鬆症の診断)
」と題して講演。これま
日には
て、最近急速に広まりつつある歯科用
で行ってきた骨粗鬆症スクリーニング
が あ り、
CT(CBCT)についての教育コー
界基準の設定と国際共同研究の推進を
研究について報告し、加えて今後の世
や骨粗鬆症では、破骨細胞の働
きが過剰になるために骨量は減
少する。これらの疾患では、破
骨細胞の働きを抑制すること
が、治療の一翼を担う。
今回、大学院硬組織疾患制御
再建学講座の研究グループ(代
表・高橋直之教授)は、CNT
ヤホールが誕生したときの広告
文で、
なかなか面白い。
ビヤホー
けに、名前をつけるまでにずい
ルという言葉がなかったころだ
分苦心したことがよく分かる。
また、この年は資生堂からは
の移行を特異的に阻害すること
本のいちばん暑い時期に初めて
された年ともいわれている。日
じめてアイスクリームが売り出
で、破骨細胞の分化と機能を抑
C N T は、 NFATc1
の核内へ
れ、破骨細胞による骨破壊を抑
たことであろう。
制することが示された。一方、 味わった人々は、さぞ満足でき
8月上旬、8日の立秋のころ
る必須因子が核内で働くことが
が暑さの頂点にあたり、年間の
骨を作る骨芽細胞の機能を抑制
利用が期待されている。文部科
必 要 で あ る。 破 骨 細 胞 の 前 駆 今回の発見は、CNTの医療
する作用はなかった。
学省が推進する知的クラスター
ん多い。しかし、その後暑さが
最高気温の現れることがいちば
細胞や破骨細胞に取り込まれた
日は「涼風吹き来たり、暑気
順調にやわらぐわけではない。
ている。これらの発見は、信州
特異的に促進することも見出し
は最近、CNTが骨の石灰化を
された。さらに同研究グループ
なるぐらいで、西、東日本は残
だが、日本では日差しが斜めに
北極圏では初雪が降り出すころ
ではカラマツの黄葉が始まり、
る暦の処暑。このころシベリア
おさまるを知る季節」といわれ
暑がまだきびしい。
しょしょ
大学工学部が高い技術を持つC
開くものと期待される。
NTの医学分野への応用に道を
ある『ナノ・レターズ』に掲載
国のナノサイエンスの一流誌で
への応用が期待できるものと注
た め に は、 NFATc1
と呼ばれ
T)は優れた耐久性を持つため、 骨細胞の分化や機能を発現する
制することを明らかにした。破
は破骨細胞に特異的に取り込ま
32
目される。この研究成果は、米
創成事業(2002年度~)の
一環として、本学(代表 小澤
学部(齋藤直人教授)
、信州大
英浩研究科長)は、信州大学医
学工学部(遠藤守信教授)と共
同して、CNTの生体材料とし
て利用する研究を進めてきたが、
このほどCNTに骨破壊を抑え
る作用があることを発見した。
23
スが設けられた。学会期間中は、口頭
10
29
CNT は骨吸収に必須な因子 NFATc1 をトラップし、核
への移行を抑制する。その結果、骨破壊は阻止される。
提案した。現在、この分野の研究は急
カーボンナノチューブは
骨の破壊を特異的に抑制する
骨は生涯にわたり作りかえら
破骨細胞に取り込まれた CNT が骨破壊を抑制する機序
演題102、ポスター演題173が報
告され、活況を呈した。本学会は、世
アムステルダムで開かれた第 17 回国際歯顎顔面放射線学会で招待基調講演を行う田口教授
カーボンナノチューブ(CN
本学研究チームが新発見 !
骨と歯の代替生体材料としての
破骨細胞に取り込まれた CNT(矢頭)
71年にチリで開催されて以来、その 田口教授は7月1日(水)の午前
学研究に従事している研究者などが集
2
まり開催される学会で、第1回が19
骨粗鬆症患者をスクリーニングする手法について講演し、注目を浴びた。
そしょう
調講演を行うのは初めての快挙。歯科のレントゲン写真を用いて早期に
5
16
17
17
28 36
4
破骨細胞(OC)を多重カーボンナノチューブ(MWCNTs)
の存在下で象牙切片上で培養した。NC は核を示す。
11
れている。破骨細胞が古い骨を
骨を破壊している破骨細胞 活性を失った破骨細胞
田口 明教授が日本人初の招待講演
歯科放射線学講座
Volume 24, No. 11, August 1, 2009
Matsumoto Dental University News
毎月1日発行 第310号
松本歯科大学
発行所 学校法人 松本歯科大学
長野県塩尻市広丘郷原1780
(0263)
52−3100
www.mdu.ac.jp
Volume 24, No. 11, August 1, 2009/page 2
Campus Today
﹁終戦記念日﹂を前にして
時の記憶は今でも生々しい。
万人の命が
の翌年には中国から帰還できた
したことがない。戦争で殺され
を。
の歴史や諸外国の状況から容易
なにすばらしいことかは、世界
空襲については江東区の戦災資
知ることがなによりだ。東京大
た日本人もいない。これがどん そのためには、戦争の実態を
となって刻み込まれている。
難時代のひもじさは痛切な記憶
そして8月6日には広島に、 が、母子家庭のさびしさ、食糧
さ れ、 両 市 で 約
9日には長崎に原子爆弾が投下
料センターや江戸東京博物館の
への攻撃ならばいざ知らず、非
びしさなどを覚えている人たち
る い は 戦 中・ 戦 後 の 生 活 の き
なのである。
が国が得たかけがえのない
「宝」 沖縄では、沖縄戦終焉の地と
の犠牲者の命を代償として、わ
展示、映画「ガラスのうさぎ」
に理解できるだろう。
武装の一般住民の殺戮は人道的
は、 も は や 少 数 派 と な っ て し
記憶にないであろう。
てたまらない」という体験すら
た現代では、
「 戦争ができるの
い子どもたち」になってしまっ
にあらためて気づくだろう。
も住民を守る存在ではないこと
の残虐性や、軍隊がかならずし
孤児がけっして少なくはなかっ
る能力がなく、唯一の有効手段 東京、横浜、名古屋、大阪、 養失調による病気で仆れた戦争
晶したことを忘れてはならない。 海での海賊対策を名目に、自衛
け第9条の「非戦の誓い」に結
たことが、日本国憲法、とりわ
動きが現れている。ソマリア近
米国大統領として初めて核廃絶
爆資料館は、
日本人はもとより、
えられるなどの「きなくさい」 広島平和祈念資料館と長崎原
コミの扇動に惑わされないこと
思う次第である。 ( 笠原 浩)
してきたPC基礎操作スキルの
習得に加え、
習得した基本知識・
スキルの運用能力の向上、また
(大学院口腔機能制御学講座 金銅英二)
暑中お見舞申し上げます。今
てみました。
付けて下さい。
ということですから、ぜひ気を
基礎である。学生はヘッドセッ
トを装着し、各々の進捗に合わ
自分に合った内容を、自分に合
ます。
ますが、誤解が少ないかと思い
ました。ちょっと説明的になり
図するところを英語に訳してみ
ところで日本語の注意書の意
せ音声ガイダンスに従って学習
を進める。
ったスピードで学ぶことが可能
これにより、学生はそれぞれ
となる。また、ネット環境さえ
あればいつでもどこででも学ぶ
自発的な学びを促すことも意図
ことができるため、学生たちの
している。教員はシステムに記
録された各学生のシステム利用
情報モラルについて考えること
時間、学習進捗率などをいつで
も確認することができる。
を通じ、 世紀の医療人たる資
る。
質を身につけることを目的に、 ズな順応を促す役割も担ってい
授業を展開している。
実を図り、さまざまな情報を電
義 形 式 で 行って い た が、 今 年
に 立 ち 説 明 し な が ら 進 める 講
の指導はインストラクターが前
る充実を図っている。
定しており、教育内容のさらな
ムを用いた情報倫理の講義も予
ーシアム信州の遠隔講義システ
本学では学内のIT環境の充 従 来、P C 基 礎 操 作 ス キ ル また後期には高等教育コンソ
子 掲 示 板、 Web
シラバスなど
度 は 学 習の効 率 化 を 図 るため
(教育学習支援センター 教授 岡藤範正)
報 リ テ ラ シ ー」 は、 第 1 学 年
システムを導入した。
e-learning
で学生に提供しているが、
「情
の学生に対しこれらへのスムー
月は、トイレで見かけたアブナ
なった摩文仁の丘に立つ県立平
身内や財産を失った悲しみ、あ これがかつての戦争での無数
の空襲を受けた。なかでも 年
には絶対に許すべからざるもの
奪われた。交戦相手の敵戦闘員 戦地での悲惨な経験、空襲で
3月 日の「東京大空襲」では
だ。しかし、これが戦争という
決を強要された人たちもいたと
市民の大量焼殺を図った高性能
て も、 家 を 焼 か れ、 親 を 失 っ
政治家が登場し、憲法改正が唱
が『普通の国』だ」と主張する
和祈念資料館やひめゆり平和祈 イサインを一つ紹介します。
念資料館を訪れるならば、戦争 英語の警告に日本語訳を付け
などをぜひ見てほしい。
焼夷弾攻撃により、一夜にして
英語 !! !
まった。
読者の大半は
「腹が減っ 国民の大半が「戦争を知らな
るが、犠牲者の多くは軍事力と
た悲惨さを多くの国民が体験し
た子どもたちの運命は暗い。戦 しかしながら、戦争のそうし
ス、中華民国、ソ連の4カ国が
カ ール ソン の
ものの現実なのである。
は無関係な女性や子ども、高齢
万人を超える人びとが殺され
開発に成功して空気の薄い成層
者たちであった。
た。各地の都市攻撃とも共通す 空襲で命を失わなかったとし
圏でもゆうゆうと飛行できる米
の戦闘機のレシプロ・エンジン
という言葉でごまかしてはいる
軍の重爆撃機(B )に対抗す
防衛すべき陸海空軍の戦力もと
た。 ま た、 父 親 が 徴 兵 に よ り
を唱えたオバマ氏をはじめとす
化した後は、地方の中小都市も
る世界の人びとにぜひとも訪れ
隊の海外派遣も現実化した。
代の1人として、若い読者諸賢
9条があったからこそ、わが国
神戸などの大都市が焼け野原と
次つぎと爆撃された。
たとえば、 強制的に戦地に送られて戦死し
は思うがままにどこでも攻撃で
きたのだ。
が体当たりという状況では、敵
刀折れた無残な敗戦だったので
も巻き込まれることなく、ひた
にお願いしたい。
「戦争」を金 「9条は宝」であることを理
で聴衆に訴えた。
の対応を考えていただきたいと
日本人は組織的に外国人を殺害
導入したシステムは、株式会社
成し、発表した。分野は、臨床 このように
「医療人行動学Ⅱ」
行った。この「テーマ研究」は、
富士通FOMが提供しているオ
では、
「自己表現の体得」を大
心理学、細菌学、歯科理工学、
第1学年必修科目
4~6人のグループを編成して
りを次のステージへと後押しす リジナル e-learning
コースウェ
る授業を展開している。
ア の Word 2007
基 礎、 Excel
基 礎、 Power Point 2007
2007
温かい激励の講評をいただき、 きなテーマとし、学生一人ひと
発表後に審査員の先生方から
ランを考える」全3回シリーズ
分子生物学など多岐にわたっ
腔外科時代の話から現在
08
e-learning
「私の学生時代、そして今 ―
私 学)助手、鶴見大学専攻生など を意図したものである。第1回 オや配役などに工夫を凝らして
の仕事 」
―という演題でご講 を経て、2006年より諏訪湖 は伊藤充雄先生(歯科理工学) いた。準備が十分でなかったグ 本学は第1学年必修科目とし
書 会 館 学 生 ホ ー ル に お い て、
として県の医 療 行 政にも また7月3日(金)には、図
携わり活躍されている。
の仕事内容に至るまでの
行った。これまで学生たちは、
シー、医療人行動学Ⅰなど)の
審査員の前で緊張しながらも発表する学生たち
21
講演は、学生時代や口 「テーマ研究」の全体発表会を
豊富な経験に基づいた素
後半では井口先生が実践
中 で、 プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン ソ
晴 ら し い 内 容 で あ っ た。 第1学年生の科目(情報リテラ
されている5つの姿勢「正
ているので、本授業ではあえて
直」
、
「 年上の人を敬う 」
、 フトを用いた発表には慣れてき
「弱い人を気遣う」
、
「感謝
する」
、
「 決 ま り を 守 る 」 PCなどの電子機器を用いない
てもらいたいところだ。
すら平和のうちに高度経済成長
儲けの機会と考えるような人た
だった。
田舎町なのだが、終戦の前の晩 筆者の父親は小さな田舎町の
を成遂げることができたのだ。
た母子家庭の生活も苦しいもの
歯医者であったが、三度も徴兵
織物工場ぐらいしかない平和な
されて消息も途絶えていた。幸 すでに
筆者の故郷の群馬県伊勢崎市は
に空襲されて真っ赤に燃え上が
どばかりでなく、一般住民の殺
戮を目的とした都市空襲を頻繁
り、多数の死傷者が出た。粗末
それも軍事基地や軍需工場な
に行なったところに、米軍の非
ある。
領され、日本側では 数万人が
人道性が見える。東京は 年
い に も 生 き 延 び て い て、 終 戦
この年の6月には、沖縄が占
犠牲となった。しかもその過半
な防空壕のなかで震えていた幼
なども披露された。学生たちは 「劇」による発表を課した。
の第3回として行われた。
「ラ
た。どのグループも内容を分か
長時間にわたる発表会を無事終
イフプランを考える」は、学生
■
﹁情報リテラシー﹂に
導入
スから5つのキーワードを抽出
興味深く聴講し、熱心にメモを 各グループは2学年のシラバ
取っていた。
たちに自己の将来について具体
りやすく伝えるために、シナリ
て「情報リテラシー」を 年度
えることができた。
的に考える機会を提供すること
ループもあったものの、どのグ
より導入している。従来目標と
し、その内容を基に「劇」を構
を卒業され(9期生)
、口腔外科
に お い て、
「 医 療 人 行 動 学 Ⅱ 」 井口先生は1986年に本学
に、
第2回は宇田川信之先生
(生
ループも参加度100%の熱演
演いただいた。
の 授 業 の 一 環 と し て、 諏 訪 湖
学第2講座(現口腔顎顔面外科
化学)に、今まで歩まれた道に
日(金)
、講義館
畔病院理事長の井口光世先生に
畔 病 院 理 事 長に 就 任 され
ついてお話しいただいた。
なおこの講演は、
「 ライフプ
60
解して、間近に迫った総選挙へ
数が戦闘の巻き添えとなった一
月 日の初空襲以降106回も
初年次の授業から紹介
11
は長 野 県 特 別 行 政 嘱 託 員
■ 第2学年﹁医療人行動学Ⅱ﹂
講演、テーマ研究発表会
年以上にわたって、 ち や、 そ の 尻 馬 に 乗 っ た マ ス
般住民で、なかには日本軍に自
は朝鮮戦争にもベトナム戦争に 戦争を記憶している最後の世
うに失われて、全国の都市の多
争が終わってからも、餓死や栄
連合艦隊はほぼ全滅し、本土を
発 し た「 ポ ツ ダ ム 宣 言 」 を 受
日、 いう悲惨なものであった。
日」だ。1945年8月
ほとんど失われていた。日本軍
まもなく 回目の「終戦記念
30
大日本帝国はアメリカ、イギリ 本土でも敵機を迎え撃つ力は
45
が、かつては無敵を誇っていた
諾して無条件降伏した。
「終戦」 では、スーパーチャージャーの
10
くは焦土と化し、まさに矢尽き
29
ている。さらに今年度から
去る6月
44
Keep watch
番をせよ !
目を離さない
Don’
t let your child out of your sight.
10
15
豊富な経験談を話される本学9期生・井口先生
e-learning システムでパワーポイントを学ぶ学生
14
20
Never leave
絶対去るな !(永遠
にここにいなさい)
離れない
Don't leave your child unattended.
65
12
Caution, drop !
注意:落とせ !
転落の恐れあり
Caution: Your child could fall.
主張
予防、治療、メインテナンス
の成人の約 %は程度の差こそ
の2大疾患に挙げられ、日本人
歯周病はムシ歯とともに歯科
~生涯歯を残すためのお手伝い~
留学生募集の一環として
一日体験入学を開催
生からキャンパスライフについ
入りました。在学中の韓国の学
明るいキャンパスがとても気に
参加者の一人は「広々とした
われた。学生や父母からは受験
長より入試日程などの説明が行
説明会が開かれ、長谷川歯学部
の「常念岳」の間において入試
翌 日は創立 年記念棟3階
いただいた。
システム」と題するお話をして
し、
「 脳の中のナビゲーション
野教授の泰羅雅登先生をお招き
医学部応用システム神経科学分
総合科学研究科教授で日本大学
を示唆するものであり、われわ
ションシステムが存在すること
の研究結果は脳の中にナビゲー
とについて解説いただいた。こ
ロンを、頭頂葉に見出されたこ
活動するナビゲーションニュー
でもあるが、現在は日本におけ
歯学部をご卒業された歯科医師
泰羅先生は東京医科歯科大学
を示すものである。
システムを利用している可能性
を通っていく場合に同様の脳内
れもある目的地に通い慣れた道
生と語り合っていた。
て詳細に教えていただき、
また、 方法などについての質問が多数
院、 講 義 館、 実 習 館 や 総 合 歯
聴いていただいた。とても感謝 次いで学内見学に移り、新病
る脳科学研究の一人者で、文部
し、講演後は、このシステムの
科学省特定領域研究「統合脳・ 参 加 者 一 同 が 興 味 深 く 拝 聴
寄せられた。
科医学研究所などを見学、あい
高次脳機能」の研究計画班員を
私の将来の夢についても熱心に
日夕に大学到着後、 のアドバイスなどの説明を受け、 しています。私は今、高校の2
にくの雨混じりの天候であった
留学生募集の一環として7月 日(金)
・ 日(土)
の両日一日体験入学を開催し、進学希望の学生およ
びご父母が参加した。
年生ですが2年後にはぜひ松本
が、一行は最先端の設備を有し
中国料理レストラン「スターダ
一行は
歯科大学を受験してみたいと思
席し、川原一祐学監、矢ヶ﨑
スト 」での歓迎晩 餐 会に出
参加者は夜遅くまで熱心に在学
いました」と話してくれた。
意義や障害者における脳機能な
かみ合わせのたびに歯を揺さぶ
さらに、歯肉が痩せたり歯根の
や歯石を除去、
歯周組織の再生、
合は、歯肉をはがしてプラーク
る細菌をしっかりと取り除き、 い歯周ポケットが残っている場
た い ら
算、予算、事業計画などが原案
で中止することとなった。
テレビドラマ「 Mr.
」の1シーン
Brain
を紹介されながら、
functional
ヒトの脳機能を観
察する
MRIについて説
明された。さらに、
サルを用いた画期的
は、
会費未納2年(従来は4年) 近年行っておられる
議員会・総会は7月 日(土)
、 どおり承認された。学会誌配布
講義館201教室で開かれ、決
な実験から、バーチ
目 的 地に 向 か う と
ャルな世界をサルが
学術大会は、一般講演では研
演題が発表され、いずれも活
究、 臨 床、 教 育 分 野 に わ た り
特別講演には、日本大学大学院
発な質疑応答が行われた。また
った文脈に関係して
きに、その道筋に沿
第4回FD研修会
授業改善を考え、
歯科医師国家試験への対応を検討
2009年度第4回FD研修
された。また、
「 学習支援~学
習者の学びを支援する~」と題
して、本学学生の学習支援をす
村江里子助教が説明した。
る上での課題や背景について瀬
関連事務職員など約 人が参加
アンケート」の調査結果につい 各講座主任、科目担当者、各
て、
倉澤郁文教務部長より報告・ 学年担当者、6年生チュータ、
り本館601教室で行われた。 解説が行われた。
し、事後アンケートでは「有意
菌性肺炎などの全身疾患とも関
が、糖尿病や心臓血管疾患、細
す。歯周病科はお口の健康科と
康科がそのサポートをしていま 「 授 業 改 善 を 考 え る
院では特別専門外来のお口の健
インテナンスが重要ですが、当
非常に重要なテーマである。
への対応」という本学にとって
割以上を占め、たいへん好評で
各学年の学生による「授業評価
前期、後期授業終了後に行った
目担当者には詳細な各科目の分
準で施行される。参加した各科
訂され、次回より新しい出題基
試験は4年に一度出題基準が改
大澤銀子講師により行われる。
合診療科・仲谷 寛准教授、同・
と題して、日本歯科大学病院総
習得のためのワークショップ」
日にわたり、
「 コーチング技能
ケート結果から 」
―では 年度
いで長持ちさせる歯科的健康達
析結果、チュータには担当学生
月7 日(金)
、8日(土)の両
けての対応などについて、澁谷 あった。
徹第6学年主任と音琴淳一F 次回の第5回FD研修会は8
果や共用試験から国家試験に向
義な会であった」との回答が7
連性があることが明らかになっ
も密に連携して、歯をなくさな
健康維持の近道なのです。特に
アンケート」と、教員に対して
(歯科保存学第1講座 教授 吉成伸夫)
す。
行った「授業改善のためのアン
天然歯を保存して一生涯自分の
歯を1本も失わないで健康な口
ケート」
、
「試験・授業に関する
の個別指導のための資料が配布
(教育学習支援センター 教授 岡藤範正)
今後の超高齢社会においては、 成に今後とも貢献してまいりま
ア ン D委員長により示された。国家
―
織が健康であることは、全身の
てきています。つまり、歯周組
れには、予防、治療終了後のメ 「第103回歯科医師国家試験
今回のテーマは「授業改善を考 「第103回歯科医師国家試
特別専門外来で診療する吉成教授(左)
答がなされ、非常に活気のある
ど、さまざまな観点から質疑応
る力をコントロールして歯肉の
露出した歯肉を再建する歯周外
特別講演であった。
はメディアにも数多く取り上げ
きます。重症になると、歯と歯
炎症を安静化させ、はがれた歯
科期、また、必要に応じて歯科
られており、本講演でも、脳科
務 め ら れ て い る。 ま た、 最 近
肉にできた深い溝(歯周ポケッ
肉が再度歯根に付着するように
矯正科や補綴科、あるいはイン
学監修を手がけられておられる
た学内施設や自然豊かなキャン
ト)の形成と歯根を支える歯槽
します(基本治療)
。これと同
プラント科の先生と連係をとり
第 回松本歯科大学学会の評
骨の吸収により、歯が自然に動
時に、歯周組織に悪影響を及ぼ
ながら、かみ合わせを回復させ
第 回松本歯科大学学会(総会)
﹁脳の中のナビゲーションシステム﹂
特別講演は泰羅雅登先生の
ついた。
パスに感銘を受け、帰国の途に
院長、長谷川博雅歯学部長、
裕法人主事、宮沢裕夫病
吉澤英樹教養部長、韓国人
在学生や大学関係者と交流
冒頭のあいさつで川原学監
は「勉強とは苦しいものだが、
生活を模擬体験した。
泊、学生食堂での朝食など学生
30
会が7月 日(火)午後6時よ
泰羅先生による特別講演
楽しんで取り組めば苦しいと
行は共感していた。また、韓
思うことはない」と話し、一
国出身の在学生からカリキュ
歯周病治療は、最初に患者さ
す喫煙等の生活習慣や全身状態
を改善する指導も行います。
揺し、抜けてしまいます。
全体の状態、さらには全身の健
康状態を把握し、患者さん一人
固定するためにかぶせもの
(冠)
たり、揺れている歯をしっかり
て改善度を評価します。もし深
や入れ歯を作る機能回復治療期
を経て、再発防止のための定期
的な歯周病を管理する治療、す
を追って進めていきます。
68
11
腔を維持する事が理想です。こ える ア
、 験への対応」は各科目の分析結
―ンケート結果から 」
―
21
ひとりのリスクファクターを把 処置後には再評価検査を行っ
握します。その後、主原因であ
25
一行はキャンパスインに宿
25
なわちメインテナンス期まで順
68
を深めた。
24
歯周病は口の中の病気です
11
ラムや 生活 環 境、留 学 生活
実習室を見学する一行
24
んの進行状態はもとより、お口
あれ歯周病に罹患しています。
軽度から中等度までの歯周病の
場合、ほとんどが自覚症状を伴
わないにもかかわらず、細菌性
および歯肉に炎症が起こり、段
80
﹁歯周病科﹂
プラークの感染によって歯槽骨
治療後3年経過のメインテナンス時(95 歳)
歯周病治療により口腔内は健康を取り戻している
― 明るいキャンパスがとても気にいりました ! ―
80
大学正面玄関で本学関係者と記念撮影する韓国の高校生ら
初診時 91 歳の男性の口腔内写真
韓国より歯学部進学希望者が来学
新病院最前線 ⑭
連載
階的に歯周組織が破壊されてい
08
Volume 24, No. 11, August 1, 2009/page 3
Campus Today
Campus Today
Volume 24, No. 11, August 1, 2009/page 4
動でも知られた。その法律家、
察方針を批判するなど、論説活
を本紙読者の方々は懐かしく思
おり、その独特なタッチの文章
マのなかで遺憾なく論じられて
)
年に東北大学法学部を卒業。 てはならぬことである」と、検
佐藤先生の姿勢は、幅広いテー
社会問題などを取り上げたエッ
(昭和 )年札幌地方検察庁
政治家としての豊富な知識を生
い起こされることであろう。
投稿。
「 特 別 な 人 を 特 別に 扱 う
検事に任官された後、法務省刑
者のみで営まれた。
事局総務課長、最高検察庁刑事
かし、本紙に1994年~20
祈り申し上げます。
セイを連載された。正義を貫く
部長などの要職を歴任し、(平
の窓から」
「永田町便り」の題で
07年まで「札幌便り」
「第二院 佐藤先生のご冥福を心よりお
のは司法の世界では絶対にあっ
成3)年札幌高等検察庁検事長
91
32
佐藤先生は、1951(昭和
に就任された。 (平成7)年
ど維持期での対応のポイントを
分かりやすく解説した。
その後、
本学障害者歯科学講座の松尾浩
一郎准教授の司会のもとで、参
加者を交えてのパネルディス
カッションとなった。
秋季
その後、松尾浩一郎准教授が
と題して、摂食・嚥下リハでの
「訓練法、代償法アップデート」
沢裕夫病院長から1口腔単位で
訓練法の考え方と今後の方向性
強調された。次いで病院事務担
1日㈯
12
当者からは、初診時130点、 第3回一日体験入学
(歯学部)
第 回全日本歯科学生総合体育大会
1日㈯~ 日㈬
1日㈯~ 日㈫
(歯学部)
(衛生学院第2学年)
25
41
継続時には毎月110点の算定
30
ができるにもかかわらず、本学 病院では初診時でも %前後の
低い請求率に止まっているとし 夏季休業
2日㈰
(大学院・教職員)
体的な請求方法についても詳細 第4回一日体験入学
16
て、各科の協力が求められ、具
18
2日㈰~ 日㈰
(シティバンク調べ)
28
な説明がなされた。
0.15%
0.30%
0.25%
0.01%
0.01%
0.15%
(第6学年)
▲
96.10円
157.00円
134.75円
88.60円
2.87円
———
(衛生学院第1学年)
▲
米ドル
英ポンド
ユーロ
スイスフラン
タイバーツ
日 円
3日㈪~ 日㈫
東京外国為替相場と各国定期預金金利
(3カ月物)
27
日㈭~ 日㈮
28
内外の経済 7月30日付
日㈮
▲
株価
日本 10,133.02円
米国 9,070.72ドル
金地金店頭価格 (消費税込み)
売り(1グラム)
3,025円
買い(1グラム)
2,952円
白金地金店頭価格(消費税込み)
売り(1グラム)
3,868円
買い(1グラム)
3,680円
(笠原 浩)
Economic News
第1回病院 FD 研修会
診療担当者側からは、現行の 夏季特別休業
(ウイスコンシン大学老年研究教育臨床センター 教授)
日時:9月1日㈫ 19:00 ~ 20:30
会場:松本歯科大学図書会館2階 学生ホール(定員280名)
参加費:無料
問い合わせ先:障害者歯科学講座
TEL 0263-51-2116 FAX 0263-51-2115
病院関係者が熱心に聴講
書式は実際に治療計画書として
(ジョンズホプキンス大学リハビリテーション医学 教授)
日時:8月30日㈰ 17:30 ~ 19:00
会場:松本歯科大学本館6階 601教室(定員120名)
② ﹁嚥下障害への介入:代償から訓練とリハビリへ﹂
講師:Dr. JoAnne Robbins
[歯管]について
役立てるためには簡略すぎるも 夏季休業
① ﹁運動系システム内の相互作用:吸啜と嚥下﹂
講師:Dr. Rebecca Z. German
には検事を退官し、二院クラブ
大学院セミナー 併催
長野摂食・嚥下リハビリテーション研究会 特別公演会
の診療と[歯管]の意義などが
博多の森アクシオン(福岡)
した。
▲ ● ●
《開会式:8月 1 日㈯、閉会式:8 月 12 日㈬》 ● : 試合日、 ▲ : 練習日 ・ 予備日等
95
57 26
熱気溢れる会場では参加者との活発な討論が行われた
などについて最新の知見を紹介
水 泳(福岡歯科大学)
佐藤道夫先生がご逝去
参加者を交えて活発に討論
東北電力スタジアムスワンフィールド(新潟)
10 年にわたり
法人理事として尽力
から参院選に立候補、初当選さ
東京武道館第二武道場(東京)
▲ ●
れた。
● ●
陸上競技(日本歯科大学新潟生命歯学部)
本学法人理事(元札幌高検検
日本拳法(日本大学歯学部)
30
11
の摂食・嚥下リハ」と「維持期・
埼玉県立武道館
10
第3回長野摂食・嚥下リハビリテーション研究会
▲ ● ● ● ●
法人の理事・評議員に就任。以
埼玉県立武道館
弓 道(明海大学歯学部)
15
事長、元参院議員)の佐藤道夫 1999(平成 )年、本学
埼玉県立武道館
▲ ● ●
先生が、7月 日(水)肺炎の
▲ ● ●
剣 道(明海大学歯学部)
在宅での嚥下リハ」という二つ
柔 道(明海大学歯学部)
内だけでなく山梨県など他県か
行田市民体育館・深谷市民体育館(埼玉)
来 年、松本歯科大学のために 松本歯科大学障害者歯科学講
● ● ● ● ●
ため横浜市内の病院で逝去され
バスケットボール(明海大学歯学部)
熊谷スポーツ文化公園(埼玉)
両者の相違を明確にし、各期で
所沢市民体育館(埼玉)
嚥下リハの比較を行うことで、
▲ ● ● ● ●
らも多くの参加者が訪れ、3人
バレーボール(明海大学歯学部)
の講師による3時間に渡る講演
▲ ● ● ● ● ●
下リハビリテーション研究会の
雫石ゴルフ場(岩手)
バドミントン(明海大学歯学部)
どのような嚥下リハを行ってい
清瀬市内山運動公園サッカー場(東京)
第3回研究会が、
7月4日(土) は300人の聴衆の熱気に満ち
● ● ●
を 運 ば れ る な ど、大 学
ゴルフ(岩手医科大学歯学部)
けばいいのか、会場全体での討
期における摂食・嚥下リハビリ 小 笠 原 正 教 授 の 司 会 に よ
のなのに、電子カルテでの書類
白子町テニスコート(千葉)
● ● ● ● ● ● ● ●
万 円 とい
● ● ● ● ● ●
論となった。
テーション」であった。摂食・ り、まず藤田保健衛生大学の横
作成は意外に面倒であるなどの 大学院発表会
北九州市民球場(福岡)
、
的場池球場(福岡)
筑豊球場(福岡)
たものとなった。
催された。昨年発足した本研究
急性期、回復期での全身状態に 7月2日(木)夕に2009
害はさまざまであり、急性期、 での摂食・嚥下リハ」と題して、
嚥下リハの対象となる疾患、障
留意しながらの積極的な摂食・ 年度第1回病院FD研修会が創
ナーの増設などさらに診療環境 後期授業開始
声もあり、診療現場へのスキャ
● ● ● ▲
午後2時から5時すぎまで、本
19 9 2 年 の 故 金 丸
も増え、今回は、定員280人
会も回を重ねるごとに参加申込
回復期と維持期や在宅ではその
立 年記念棟大会議室で開かれ
上袖木野球場(東京)
、府中市民球場(東京)
多摩公園球場(東京)
学図書会館2階学生ホールで開 今 回 の メ イ ン テ ー マ は「 各
信・元自民党副総裁「五
のところに、450人もの申込
た。 テ ー マ は「 歯 科 疾 患 管 理
会 場 名
に愛情を持ち続けてく
億 円 献 金 事 件 」が 略 式
があり、多くの方々の参加をお
対応が一様ではない。今回の研
いて、日本大学歯学部の植田耕
嚥下リハについて講演した。続
8
/
11
㈫
ださった先生である。
う結果に終ったとき、朝
起 訴で 罰 金
断りしなければならないつらい
究会では、
「急性期・回復期で
8
/
10
㈪
の改善策を検討する必要がある
8
/
9
㈰
料[歯管]について」で、各診
8
/
8
㈯
一郎先生が「維持期・在宅での
8
/
7
㈮
とする意見があった。
8
/
6
㈭
係者が熱心に聴講した。まず宮
8
/
5
㈬
療科の代表者など多数の病院関
サッカー(明海大学歯学部)
8
/
4
㈫
● ● ● ● ● ● ●
準硬式野球(九州歯科大学)
硬式庭球(明海大学歯学部)
8
/
3
㈪
の重要性、経口摂取の重要性な
8
/
2
㈰
嚥下リハ」と題して、口腔ケア
硬式野球(明海大学歯学部)
8
/
1
㈯
20
山道夫先生が「急性期・回復期
日 新 聞 に「 検 察 官の 役
状況であった。当日は、長野県
講演する各務先生
(歯科放射線学講座 教授 田口 明)
第41回全日本歯科学生総合体育大会夏期大会日程(本学が出場する部門のみ掲載)
76
割とは何か」との論文を
7月16日㈭ 第198 回大学院セミナーは、東京大学医科学研究所先端医療研
究センター分子療法学分野特任准教授の各務秀明先生をお迎えして開催さ
れ、
「自家骨髄間質細胞を用いた歯槽骨再生法の効果と課題について」と題
してご講演いただいた。
セミナーでは、まず細胞を用いた再生医療の概念
について説明された。組織や臓器に代って自己の細
胞や生体吸収性の人工材料を用いる再生医療は、少
ない侵襲で持続的な治療効果が期待されることか
ら、高齢化社会に向かってますます重要な研究分野
となってきている。次に、東京大学医科学研究所附
属病院における骨髄由来の間質細胞を用いた歯槽骨
再生の臨床研究デザインとその実際について紹介が
あった。細胞を用いることで、従来骨移植の対象と考えられていた患者さん
に対して、侵襲の少ない骨再生治療を提供できる可能性が示された。口腔衛
生に関する啓蒙活動や治療の努力にもかかわらず、80 - 84 歳における残存
歯は 8.9 本にすぎない。したがって、今後ますます歯の欠損に対する治療が
重要になってくるものと考えられる。その中で、細胞を用いた骨再生治療と
インプラントとの組み合わせは、患者にとって魅力ある治療と考えられる。
一方、これらの臨床研究を通じて、再生医療の実用化にあたっての問題点も
明らかとなってきた。動物実験とは異なり、ヒト由来の細胞には個体差があ
り、また培養に用いる自己血清も均質ではない。したがって、同じプロトコ
ルで培養された細胞であっても、患者間でのばらつきがある。実際に患者間
で見られるばらつきはどのようなものか、また、ばらつきを考慮したうえで、
安定した骨再生治療を行うための条件について、基礎実験の結果が報告され
た。歯槽骨再生については一定の治療効果と安全性がすでに示されており、
今後は実用化に向けての取り組みが重要となっている。
講演後に多くの先生方から質問があり、活発な議論がなされた。本学にお
いてもすでに細胞を用いた骨再生治療については推進の途にあり、われわれ
にとって極めて有意義なセミナーであった。
座を事務局とする長野摂食・嚥
各務 秀明先生
尽力され、理事会出席以外でも
東京大学医科学研究所先端医療研究センター 分子療法分野 特任准教授
観桜会や大学式典にも進んで足
自家骨髄間質細胞を用いた歯槽骨再生法の効果と課題について
た。 歳。
手嶋 勝弥先生
東 幸仁先生
◎ 7 月に開催された大学院セミナーのなかから、各務 秀明先生のセミナーを紹介します。
月 / 日 7
/
19
部門名
㈰
葬儀は個人の遺志により近親
在りし日の佐藤先生(左) ―
2002年観桜会にて
・7 月 8 日 信州大学工学部環境機能工学科 助教
・7 月 29 日 広島大学大学院医歯薬学総合研究科心臓血管生理医学 准教授
一日体験入学
① 9月19日(土)② 9月20日(日)
③10月10日(土)④10月11日(日)
開催時間 10:10 ~ 15:30(受付 9:45 ~)
●キャンパスツアー ●在学生からのメッセージ
●ランチ体験 ●模擬実習 ●進学相談
※4回開催します。都合のつく日にご参加ください。
参加希望の方は、本学ホームページから申し込まれるか、
専用申し込みハガキを下記までご請求ください。
■お問い合わせ■
HOT LINE 0263–54–3210
松本歯科大学 入試広報室
www.mdu.ac.jp