株式会社日本デジタル研究所 第45期 報告書 - JDL

第45期 報告書
2012年4月1日∼2013年3月31日
がんばる会社の
会計ソフト
JDL IBEX
株式会社
日本デジタル研究所
株主の皆様へ
株主の皆様には、平素より格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、当社第45期事業年度(平成24年4月1日から平成25年3月31日まで)
が終了いたしましたので、ここに報告書をお届けいたします。
創業以来、当社は 40 年以上にわたり、会計事務所の実務に特化したコ
ンピュータシステムを開発し続け、会計事務所のコンピュータ化をリード
してまいりました。さらに近年は、中小企業と会計事務所を強固に結ぶ情
報処理ネットワークシステムを構築することにより、会計事務所の飛躍的
な業務効率化と、会計事務所から顧問先企業へのタイムリーな指導、それ
による顧問先企業の経営改善など、相互の発展的な関係の構築に向けて『サ
イバー会計事務所構想』を推進しております。
一昨年8月からは、ネットワークサーバーなど主力商品について、定額で5年間にわたり製品保証およびアフターサポー
ト保証を受けられる 5 年保証型商品を開発し販売を開始しました。この商品の魅力は、5 年間無償でシステムの性能が保
証されることは勿論ですが、5年間にわたり、システムの利用案内や、より高度な活用方法の指導などをJDLが責任を持っ
て実施することで、安心してシステムを利用し続けることができ、業務の大幅な効率化や顧問先へのサービスの向上など、
より高度なサイバー会計事務所の構築へと着実に導かれるサポートサービスにあります。
そこで一昨年より、サポートサービスのさらなる充実を図るため、サポートセンターの人材および設備を大幅に増強し、
電話によるシステムサポートの集中管理体制を強化してまいりました。あわせて、全国の営業拠点で行っていた電話によ
るサポート業務をサポートセンターへ集中することにより、各拠点のサポートスタッフはユーザーへの訪問活動に専念し、
サイバー化プランの企画立案やシステムの高度利用に向けた操作指導を行うなど、能動的できめ細かな対面サポートによ
り一層の力を注いでおります。
そして昨年 4 月には、スマートフォンやタブレット等の携帯端末で外出先から会計事務所内の会計・税務データに手軽
にアクセスできる画期的なネットワークサーバー「JDL SERVER AZe」を開発し、5 年保証型商品にラインナップして
販売を開始しました。この結果、サポート体制の強化による安心感と JDL SERVER AZe による業務革新への期待が相
まって、当期は 5 年保証型商品を中心に会計事務所向けの販売は順調に推移しました。
今期に入っては、会計事務所の経営革新(Management Innovation)をコンセプトに JDL SERVER AZe を一段と強化
したネットワークサーバー「JDL SERVER MI」を開発し、5 年保証型商品にラインナップして本年 4 月より販売を開始
しました。同時に、会計業務をコンピュータ化できない個人、零細企業向けに、質問回答方式で簿記の知識が無くても簡
単に会計データの入力ができる帳簿ソフト「JDL IBEX 出納帳 Et」を開発し提供を開始するなど、サイバー会計事務所構
築への裾野を広げ、強力にその推進を図っております。
一方、将来の収益基盤の拡大に向け、マーケットの核となる会計事務所の新規開拓にも全力で取り組んでおります。
1
近年、会計事務所業界では顧客の獲得競争が激化する中で、顧問先企業が使用する特定の会計ソフトに合わせて何種類
も会計ソフトを取り回すなど、市販の PC と市販の会計ソフトをベースに業務運営を図る会計事務所が増えつつあります。
しかし、ここでは PC 端末ごとにデータファイルを管理する煩雑さと、市販の PC サーバーで会計事務所のネットワーク
システムを構築することの困難さが浮き彫りになっております。
このような状況のもと、一昨年 11 月より、当社が長年コンピュータメーカーとして培ってきた高度なハードウエア技
術を活かし、互換性のない数種類のデータファイルを一元的に管理でき、顧問先企業とのネットワークが構築できる会計
事務所用ネットワークサーバー「JDL SERVER Universal」3 機種を順次開発し、また昨年 7 月にはネットワークサーバー
機能、リモートオペレーション機能、データ保全機能のそれぞれをコンパクトに納めた低価格なネットワーク機器
「JDL NETHUB」3 機種を開発し販売を開始しました。これらの製品は市販のどの会計ソフトでも高度な会計事務所シス
テムが構築できる純粋なハードウエアプラットフォームです。
本年 4 月からは、
「JDL NETHUB」の機能強化モデル「JDL NETHUBⅡ」
、さらに会計事務所をクラウドのオーナーに
することをコンセプトに、ノート PC、タブレットからのアクセスも自在に、 いつでもどこでも会計事務所 となるプラ
イベートクラウドを構築できるハードウエアプラットフォーム「JDL Pv CLOUD」を完成させ発売を開始しております。
そしてソフトウエア商品としては、発売以来その高い信頼性、操作性から着実にユーザーを増やしてきた「JDL IBEX
組曲 net」に加え、昨年 11 月には、プロの実務を熟知した使いやすさと品質の高さ、そして税制改正へのいち早い対応な
ど当社が長年積み上げてきた税務処理ノウハウを結集した PC 税務ソフト「JDL IBEX 税務 net」を開発し、SaaS 方式に
より販売を開始しました。さらにこの 6 月からは、利用 PC を特定しないフローティングライセンス方式により JDL
IBEX 税務 net の利便性を大幅に向上させて提供を開始するとともに、これをハードウエアと組み合わせたパッケージ商
品「JDL 税務 netHUB」の販売を開始しました。
このように新規市場に多彩な商品を投入する中で、新規顧客の開拓は着実に進んでおります。
当社は本年9月に創立45周年を迎えます。これもひとえに株主の皆様のご支援、ご協力の賜物と心より御礼申し上げます。
今期の配当におきましては、これまでの感謝を込めて 1 株当たり年間 10 円の記念配当を実施し、20 円の通常配当と合わ
せて年間 30 円とする予定でございます。
これからも当社は、会計システムのトップブランドを目指し、サイバー会計事務所構想の推進により全国の会計事務所
と中小企業が相互に発展する関係を築く中で、会計事務所シェアと企業シェアを一体的に高め、収益基盤のさらなる拡大
を図ってまいります。
株主の皆様におかれましては、今後ともより一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
平成 25 年 6 月
代表取締役社長
2
営業の状況[当社グループ]
概況
コンピュータシステム事業
主力のコンピュータシステム事業におきまして
は、会計事務所を核に全国の中小企業から成る当社
マーケットのさらなる活性化とシェアの拡大に向け
て、
『サイバー会計事務所』構想を推進しており、
加えて前期からは「JDL Entry Innovation(記帳業
務革新)
」構想を打ち出し、会計事務所における記
帳業務の革新に焦点を当てております。
バイルデバイスを活用した先進の業務スタイルへと
高まりを見せ、ネットワークサーバーの販売は堅調
に推移しました。
また将来の収益基盤を確立すべく、新規顧客も含
め た 全 て の 会 計 事 務 所 に 向 け て「JDL Entry
Innovation(記帳業務革新)
」構想に基づくシステ
ム の 開 発 を 進 め て ま い り ま し た。
「JDL Entry
Innovation(記帳業務革新)
」構想は、全国の中小
企業や個人事業者に JDL の革新的な会計入力システ
また近年は顧客サポートの強化・充実を重点テー
ムを普及させるとともに、経理伝票の授受、整理、
マとし、一昨年サポートセンターを増設して以来、
保存など記帳に伴う事務処理の省力化を実現するシ
電話受付等による操作案内スタッフの増員を図る一
ステムを会計事務所に提供し、それによって日本中
方、全国各地の営業拠点におけるサポートスタッフ
の会計事務所が積年の課題としている 記帳業務全
を顧客への訪問活動に注力させる中で、顧客の経営
般の省力化 を実現する構想です。
スタイル、人員構成、業務体制等を踏まえた、シス
テムの高度利用による業務改革プランを提案するな
ど、対面でのきめ細かなサポートサービスに鋭意取
り組んでおります。
3
信頼感は一層強まる中で、会計事務所のニーズはモ
新規顧客の開拓に向けては、複数の PC で業務を
運営する会計事務所に対して一元的なシステム環境
をもたらし、事務所全体の運用管理を格段に効率化
するネットワークサーバー「JDL SERVER 組曲 G」
当期における営業の状況としましては、5 年間に
を開発、4 月から販売を開始し、7 月には当社が
わたり製品保証およびアフターサポート保証等を受
ハードウエアメーカーとして長年培ってきた高度な
けられる会計事務所向け 5 年保証型商品を基軸に収
技術を駆使し、手持ちの PC にアタッチメント感覚
益の向上に取り組んでまいりました。4 月には、タ
で追加するだけでネットワークサーバーの機能を付
ブレット等のモバイルデバイスで外出先から会計事
加できるネットワークアプライアンス製品「JDL
務所内の会計・税務データに手軽にアクセスできる
NETHUB」を新たに開発、販売を開始しました。
画 期 的 な ネ ッ ト ワ ー ク サ ー バ ー「JDL SERVER
ソフトウエア商品の展開としては、日本中の税理士
AZe」を開発し、これを 5 年保証型商品に組み入れ
によって長年にわたり磨き抜かれた税務処理ノウハ
て販売を開始しました。そして、当社システムへの
ウを結集した PC 税務ソフト「JDL IBEX 税務 net」
を開発し、11月からSaaS方式で提供を開始しました。
さらに、中小企業向け SaaS 型会計ソフト「JDL
IBEX net」
、及びスマートフォン・タブレット向け
入力アプリケーションの一層の普及を図り、アイベッ
また、前期は震災により東北地方発着便を中心に
大幅な減便を余儀なくされたことから業績が低迷し
ましたが、当期は回復し、7 月以降の新路線も含め
総じて堅調に推移しました。
クスボーイの TVCM をはじめ、積極的な広告宣
この結果、売上高は 112 億 29 百万円(前連結会計
伝を展開しました。このような状況のもと、第 4 四
年度比 27.2%増)
、経常利益は 5 億 7 百万円(前連結
半期以降、企業・個人事業者の新規ユーザーは増加
会計年度比 196.4%増)となりました。
傾向で推移し、会計事務所と繋がるためのネット
ワーク環境はさらに拡大しました。
これにより、多くの会計事務所において、
JDL
システムを新規導入する動機が形成されることとな
り、新規会計事務所の開拓は加速しました。
この結果、会計事務所向けの販売は総じて堅調に
推移し、売上高は 201 億 96 百万円(前連結会計年度
比 4.0%増)
、経常利益は 56 億 20 百万円(前連結会
計年度比 3.1%増)となりました。
定期航空運送事業
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高
定期航空運送事業におきましては、当期も 6 月に
314 億 26 百万円(前連結会計年度比 6.8%増)
、営業
CRJ700 型機 1 機を導入し、7 月から新たに福岡−宮
利益 48 億 11 百万円(前連結会計年度比 2.6%増)
、
崎線、大阪(伊丹)
−宮崎線、名古屋(中部)
−福岡
経常利益61億27百万円(前連結会計年度比7.9%増)
、
線 に 展 開 し ま し た。さ ら に 本 年 2 月 に お い て も
当期純利益 38 億 46 百万円(前連結会計年度比 33.0
CRJ700型機1機を導入し、3月末日より運航を開始、
%増)となりました。
同時に既存の定期運航機材 1 機を予備機に切り替え
ました。これにより、当期末の運航路線は全13路線、
運航便数は全 54 便/日となっております。
4
仮想化技術を駆使した新業務スタイル 近未来の会計事務所経営に革新を約す
「サイバー会計事務所構想」「Entry Innovation(記帳業務革新)構想」に完全対応
5
財務の状況[連結]
記載金額は百万円未満の端数を切り捨てて表示しております。
連結貸借対照表(要旨)
科目
(単位:百万円)
前期
連結損益計算書(要旨)
前期
当期
29,431
31,426
13,936
15,551
売上総利益
15,495
15,874
販売費及び一般管理費
10,803
11,062
4,691
4,811
1,146
1,514
160
198
5,677
6,127
当期
2012年3月31日
2013年3月31日
流動資産
29,493
33,046
売上原価
固定資産
65,267
67,613
有形固定資産
31,031
35,131
無形固定資産
236
329
営業外収益
33,999
32,151
営業外費用
94,761
100,660
資産の部
投資その他の資産
資産合計
流動負債
10,026
9,661
固定負債
13,501
16,461
負債合計
23,527
26,122
純資産の部
73,990
9,078
9,078
資本剰余金
12,121
12,121
利益剰余金
49,831
52,837
△ 44
△ 46
6
10
241
536
自己株式
その他の包括利益累計額
少数株主持分
営業利益
経常利益
特別利益
−
3
特別損失
432
22
5,245
6,107
2,143
2,437
123
△ 470
85
295
2,891
3,846
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
少数株主利益
当期純利益
70,986
資本金
科目
自 2011年4月 1日 自 2012年4月 1日
至 2012年3月31日 至 2013年3月31日
売上高
負債の部
株主資本
(単位:百万円)
純資産合計
71,233
74,537
負債純資産合計
94,761
100,660
連結キャッシュ・フロー計算書(要旨)
(単位:百万円)
前期
科目
当期
自 2011年4月 1日 自 2012年4月 1日
至 2012年3月31日 至 2013年3月31日
営業活動によるキャッシュ・フロー
7,141
7,455
投資活動によるキャッシュ・フロー
△ 1,894
△ 5,486
財務活動によるキャッシュ・フロー
△ 2,785
△ 2,554
現金及び現金同等物に係る換算差額
△4
−
現金及び現金同等物の増減額(減少:△)
現金及び現金同等物の期首残高
連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額
現金及び現金同等物の期末残高
2,456
△ 585
17,099
19,556
−
△ 309
19,556
18,661
6
財務の状況[単独]
記載金額は百万円未満の端数を切り捨てて表示しております。
貸借対照表(要旨)
科目
(単位:百万円)
前期
2012年3月31日
25,768
32,847
固定資産
55,971
50,912
19,539
19,903
無形固定資産
投資その他の資産
資産合計
162
265
36,270
30,743
81,739
83,759
負債の部
5,335
3,646
固定負債
5,797
6,607
負債合計
11,133
10,253
70,600
73,495
9,078
9,078
資本剰余金
12,121
12,121
利益剰余金
49,445
52,342
△ 44
△ 46
6
10
純資産合計
70,606
73,506
負債純資産合計
81,739
83,759
純資産の部
資本金
自己株式
評価・換算差額等
7
19,430
20,203
4,594
5,086
売上総利益
14,836
15,117
販売費及び一般管理費
10,163
10,696
4,672
4,420
799
1,227
科目
売上原価
営業利益
営業外収益
自 2011年4月 1日 自 2012年4月 1日
至 2012年3月31日 至 2013年3月31日
35
28
5,435
5,620
特別利益
−
3
特別損失
411
1
5,024
5,621
2,140
2,390
123
△ 343
2,760
3,575
営業外費用
経常利益
税引前当期純利益
流動負債
株主資本
当期
売上高
流動資産
(単位:百万円)
前期
当期
2013年3月31日
資産の部
有形固定資産
損益計算書(要旨)
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
当期純利益
Entry Innovation(記帳業務革新)構想から生まれた
新着想の質問式伝票が記帳代行業務をイノベーション!
記帳代行業務を飛躍的に省力化し事務所業務を変革する
原始伝票入力サブシステムのファイルサーバー
8
業績及び資産の状況の推移[連結]
売上高
営業利益・売上高営業利益率
経常利益・売上高経常利益率
(億円)
(億円)
(億円)
350
70
70
60
60
300
277.6
294.3
314.2
250
50
200
40
150
30
100
20
50
10
0
2011/3
2012/3
2013/3
46.9
50
13.3%
0
2011/3
(%)
30
15.9%
2012/3
20
15.3%
20
10
10
0
0
2013/3
総資産
(億円)
(億円)
(億円)
35
28.9
30
25
800
689.4
700
745.3
400
15
300
10
200
5
100
0
0
2012/3
2013/3
(%)
30
15.7%
19.3%
1,000
20
19.5%
10
2011/3
2012/3
1,100
900
902.5
947.6
2013/3
1,006.6
800
700
500
20
2011/3
712.3
600
25.3
43.5
30
純資産
38.4
61.2
40
36.8
当期純利益
40
600
500
400
300
200
100
2011/3
(注)
記載金額は千万円未満の端数を切り捨てて表示しております。
パーセントは小数点以下第2位を四捨五入して表示しております。
9
48.1
56.7
2012/3
2013/3
0
2011/3
2012/3
2013/3
0
業績及び資産の状況の推移[単独]
売上高
営業利益・売上高営業利益率
経常利益・売上高経常利益率
(億円)
(億円)
(億円)
250
60
60
200
182.2
194.3
202.0
50
46.7
40
33.0
30
100
0
24.0%
20
50
(%)
30
18.1%
2012/3
2013/3
0
2011/3
2012/3
22.5%
20
20
10
10
10
0
0
2013/3
純資産
総資産
(億円)
(億円)
(億円)
40
800
35
30
25
25.0
700
706.0
735.0
15
300
10
200
5
100
0
0
2012/3
2013/3
791.7
2012/3
2013/3
817.3
837.5
2012/3
2013/3
0
700
600
500
400
2011/3
900
800
600
27.6
20
2011/3
685.3
(%)
30
27.8%
28.0%
30
当期純利益
35.7
40.9
21.9%
20
10
2011/3
56.2
50
44.2
40
150
54.3
500
400
300
200
100
2011/3
2012/3
2013/3
0
2011/3
(注)
記載金額は千万円未満の端数を切り捨てて表示しております。
パーセントは小数点以下第2位を四捨五入して表示しております。
10
明日への 展 望[当社グループ]
次期におきましては、主力のコンピュータシステ
また、新規開拓に向けては、新規会計事務所の開
ム事業においては、引き続き『サイバー会計事務所』
拓に特化した営業体制を敷くとともに、開発体制も、
構想および「JDL Entry Innovation(記帳業務革新)
」
成長意欲の旺盛な顧客がそれぞれの成長イメージに
構想に基づく商品開発を進めるとともに、将来の収
合わせて自由にレベルアップが図れるシステム体系
益基盤の確立に向けて、顧客の様々な指向、スタイ
にするなど、新規顧客の多様なニーズに特化した開
ル、ニーズに合致する商品を開発してまいります。
発体制を敷いてまいります。
とりわけ「JDL Entry Innovation(記帳業務革新)
」
構想を強力に推進すべく、同構想に基づく商品開発
と販促活動に注力いたします。
CRJ700 型機 1 機を追加導入し、3 月末日から運航を
開始しております。同時に、既存の機体 1 機を予備
商品開発においては、会計事務所の経営革新をコ
機に切り替え、機材繰りを改善してまいります。こ
ンセプトとして、領収書、伝票等の原始証憑を会計
れにより、保有機体数は通期で、定期運航機材8機、
事務所に持ち込まなくても記帳代行業務が完結する
予備機 1 機の計 9 機となり、機体整備に伴う欠航は
システムを開発するなど、 記帳業務全般の省力化
大幅に減少し、就航率の改善とともに売上高は増加
に取り組んでまいります。
する見通しです。
そして「JDL Entry Innovation(記帳業務革新)
」
なお、次期の連結業績の見通しにつきましては、
構想の源流部となる、中小企業や個人事業者に向け
売上高 335 億円(前連結会計年度比 6.6%増)
、営業
ては、タブレットやスマートフォンにも対応した低
利益 53 億円(前連結会計年度比 10.2%増)
、経常利
コストの会計ソフト「JDL IBEX net」をさらに普
益 59 億 50 百万円(前連結会計年度比 2.9%減)
、当
及させるべく、会計知識の無い人でも簡単に使える
期純利益 36 億円(前連結会計年度比 6.4%減)を見
無料版を加え、引き続き TVCM 等による積極的な
込んでおります。
広告宣伝を展開してまいります。
次期の 1 株当たり配当金につきましては、当社創
営業活動においては、引き続き顧客サポートサー
立45周年を記念して、年間10円(中間5円、期末5円)
ビスの強化を図り、サポートセンターのさらなる増
の記念配当を行い、通常の配当と合わせて年間 30
員、各営業拠点における対面サポートサービスの一
円(中間 15 円、期末 15 円)を予定しております。
層の充実を通じて、マーケットのさらなる活性化と、
収益の確保に注力してまいります。
11
定期航空運送事業におきましては、本年 2 月に
株 式 の 状 況(2013年3月31日現在)
会社が発行する株式の総数
53,000,000 株
1単元の株式数
100 株
発行済株式の総数
33,952,089 株
総株主数
9,063 名
単元株主数
7,925 名
大株主
株 主 名
株式数
(千株)
持株比率
有 限 会 社 ジ ェ イ ・ デ ィ ・ エ ル 技 研
13,069
38.50%
日 本トラ ス ティ・サ ービ ス 信 託 銀 行 株 式 会 社
(信託口)
1,533
4.51%
日 本 マ ス タ ート ラ スト 信 託 銀 行 株 式 会 社
(信託口)
1,176
3.46%
日 本トラス ティ・サ ービス 信 託 銀 行 株 式 会 社
(信託口9)
1,092
3.21%
Japan-Up・ベータ投資事業有限責任組合 無限責任組合員 株式会社ストラテジックキャピタル
1,051
3.09%
前
夫
1,000
2.95%
M S C O C U S T O M E R S E C U R I T I E S
973
2.86%
澤
和
株式の所有者別状況
区
分
株主数
(名)
株式数
(千株)
株式数比率
金
融
機
関
31
6,054
17.83%
証
券
会
社
37
250
0.74%
そ の 他 法 人
83
13,224
38.95%
外 国 法 人 等
143
5,085
14.98%
個 人 そ の 他
8,768
9,293
27.37%
自己名義株式
1
43
0.13%
9,063
33,952
100.00%
合
計
12
会 社 概 要(2013年3月31日現在)
商
号
株式会社 日本デジタル研究所
設
立
1968年9月9日
資 本 金
90億78百万円
従業員数
1,157名
事業内容
会計事務所及び企業経理部門に特化した
「付加価値の
高いコンピュータシステム」
ならびに「パソコン向け経理
ソフト」の設計・開発・製造・販売及びこれらに付随
するアフターサービス・Webサービスの提供
所 在 地
本 社
〒136-8640 東京都江東区新砂1-2-3
電話:03-5606-3111
(大代表)
郡山工場/郡山研究開発センター
〒963-0296 福島県郡山市待池台2-6
札幌研究開発センター
連結子会社
創
〒069-0832 北海道江別市西野幌120-5 RTNパーク内
松本研究開発センター
〒390-1242 長野県松本市大字和田字南西原4010-3
松本臨空工業団地内
営業拠点 全国31か所
アイベックスエアラインズ株式会社
子
会
社
13
員
代表取締役社長
取
締
役
取
締
役
取
締
役
取
締
役
取
締
役
取
締
役
取
締
役
常 勤 監 査 役
監
査
役
監
査
役
監
査
役
前 澤 和 夫
村 越 哲 雄
湯 野 勉
本 一 生
廣 井 雅 人
大 渕 徹
磯 洋 道
浅 井 孝 男
斎 藤 葵
片 岡 宏
神 谷 宗之介
山 田 一 道
子
会
社
1999年1月29日
42億円
売 上 高
112億29百万円
事業内容
定期航空運送事業
アイベックステクノロジー株式会社
創
役
立
資 本 金
立
1985年1月5日
資 本 金
84.3百万円
事業内容
半導体(LSI及びSoC)
の受託設計・製造・販売
アイベックスアビエイション株式会社
創
立
1962年10月29日
資 本 金
1億円
事業内容
航空写真撮影、
航空機整備事業
株 主メモ
事
業
年
度
定時株主総会
基
準
4月1日から翌年3月31日まで
毎年6月
日
定時株主総会
3月31日
期末配当金
3月31日
中間配当金
9月30日
株主名簿管理人
特別口座 口座管理機関
三菱UFJ信託銀行株式会社
同
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
連
絡
先
〒137-8081 東京都江東区東砂7-10-11
電話:0120-232-711(通話料無料)
同
取
次
所
三菱UFJ信託銀行株式会社 全国各支店
上場証券取引所
東京証券取引所
公告掲載新聞
日本経済新聞
困った!煩雑な記帳業務の簡素化の決め手には
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14
株式関係のお手続き用紙のご請求は、下記の
三菱 UFJ 信託銀行の電話及びインターネット
でも、24 時間承っております。
電話(通話料無料)
0120 - 244 - 479(本店証券代行部)
0120 - 684 - 479(大阪証券代行部)
インターネットホームページ
http://www.tr.mufg.jp/daikou/
株券保管振替制度をご利用の株主様は、
お取引口座のある証券会社にご照会ください。
株式会社 日本デジタル研究所
〒136-8640 東京都江東区新砂1-2-3
(大代表)
電話 03-5606-3111
JDLホームページ http://www.jdl.co.jp/
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