仕様書1・図面

請
業
施
務
行
場
1.工
負
様
所
横須賀市森崎4丁目の一部
(
書
日間 )
契約締結の日
至
概
仕
地籍調査(官民境界等先行調査)
期
務
務
名
自
2.業
業
平成
22年
2月
1日
要
(測量業務)
地籍測量
官民境界等 0.1km2
3.本工事の仕様は、神奈川県土木工事共通仕様書(平成 16 年 4 月)によるものとし、当
該共通仕様書の共通編等における契約条項等は、本市の契約条項等に読替えて使用する
ものとする。(使用材料等の基準が改正された時は、新基準に基づくものとする。
)
4.本工事の特記仕様書は別紙のとおり。
5.入札等における注意事項について
入札申込み後でも事故や事件を起こし指名停止要綱の規定に該当する場合は、入札に参加できま
せん。
入札後に談合の事実があったと判断した場合は、当該入札を無効とし、仮契約中であっても契約
を解除することがあります。
6.下請負者について
下請負者を使用する場合は、市内業者を優先的に選定するよう配慮すること。
7.一括下請けの禁止について
請負者は、本工事を一括して他人に請け負わせてはならない。
8.各種技術者の専任について
工事請負契約書及び特記仕様書等を順守しない場合においては、本市工事請負業者等指名停止要
綱の措置対象となる。
9.中間及び抜打ち状況調査の実施について
契約課検査員による、上記調査は随時行なうものであるが、本工事が対象となった場合において
は、これを受けなければならない。
現 場 説 明 書
1 工
事
名
地籍調査(官民境界等先行調査)
2 監
督
員
土木みどり部 道路管理課
説 明 事 項
1 入札等に関する事項について
(1) この工事の入札又は見積(この項において「入札等」という。)は、工事請負契約書又は工事請負請書(この
項において「契約書等」という。)、入札公告又は指名競争入札執行通知書及びこの説明書に記載する条件に
より、横須賀市の契約規則、契約履行規則及び工事等検査規則(以下「契約規則等」という。)に従って行う。
(2) 入札等後は、設計書、仕様書及び図面(この説明書及び質問回答書を含む。以下「設計図書」という。)、契
約書等若しくは契約規則等の内容又は工事場所の状況について、不明等を理由として異議の申立てはできな
いので、入札等前に十分究明すること。
2 契約の保証について
契約の保証
要
不要
契約の保証を付す場合は、落札者は、契約書等の案を提出するとともに、次の各号のいずれかの書類を提示又は
提出すること。ただし、契約保証金の額、保証金額又は保険金額は、請負代金額の100分の10以上とすること。
(1) 契約保証金の納付を証する領収書
(2) 契約保証金に代わる担保としての国債又は地方債等
(3) 債務の不履行により生ずる損害金の支払を保証する銀行、
市長が確実と認める金融機関又は公共工事の前払
金保証事業に関する法律(昭和27年法律第184号)第2条第4項に規定する保証事業会社の保証書
(4) 債務の履行を保証する公共工事履行保証証券による保証証券
(5) 債務の不履行により生ずる損害をてん補する履行保証保険契約の証券
3 前払金について
前払金
する
しない
前払金を受けようとする場合は、申請手続が必要なので、落札決定後直ちにその旨を申し出ること。
4 中間前払金について
中間前払金
する
しない
中間前払金を受けようとする場合は、申請手続が必要なので、要件を満たした旨を申し出ること。
5 部分払について
部分払
する(
回以内)
しない
6 継続事業に係る工事の各会計年度別支払限度額について
(1) 継続事業に係る工事の各会計年度における請負代金の支払限度額の割合は、次のとおりである。
初 年 度(
年度)
%
第2年度(
年度)
%
第3年度(
年度)
%
(2) 各会計年度における請負代金の支払限度額は、
請負者決定後工事請負契約書を作成するまでに請負者に通知
する。
7 契約に関する事項について
(1) 設計図書関係
ア 土木工事等の場合における工種別等の契約数量は、設計書の数量の内訳書に表示された数量による。
イ 仮設、工法等工事目的物を完成するために必要な一切の手段については、設計図書に特別の定めがある場
合を除き、請負者の責任において定めること。
ウ 契約の締結にあたっては、契約書等に設計図書を袋とじし、割印をすること。ただし、図面が大型等の場
合にあっては、別冊とすること。
(2) 提出書類関係
ア 請負代金内訳書
要提出(契約締結後7日以内)
提出不要
イ 工
程
表
要提出(契約締結後7日以内)
提出不要
ウ 着
手
届
エ 現場代理人及び主
着手後5日以内に提出すること。
契約までに当該主任技術者等の経歴書を同時に提出すること。
任技術者等届
オ 下
請
負
届
カ 直 営 工 事 届
下請発注の都度提出すること。
下請負を発注しない又はその予定がない場合は、遅滞なく提出すること。
(3) 監督員通知関係
監督員を2人以上置くこととした場合において、権限を分担させるときは、各監督員の権限の内容を別に通知
する。
(4) 支給材料、貸与品関係
ア 支給材料
あり
なし
イ 貸 与 品
あり
なし
(5) 条件変更等の関係
工事の施行に当たり、設計図書と現場の状態とが一致しないこと等の事実を発見したときは、単に事実関係
のみでなく、設計図書の訂正に必要な資料、図面等を添付した書面で通知すること。
(6) 設計変更等の関係
必要により工事内容を変更する場合は、原則としてその必要が生じた都度契約変更の手続を行うが、軽微な
ものは監督員の指示により工事内容の変更を行い、これに伴う契約変更の手続は、工期の末に行う。
(7) 部分引渡し関係
部分引渡し指定部分
あり
なし
あり
なし
(8) 火災保険等の関係
火災保険その他の保険の付保条件
8 技術的事項について(別紙)
業
総
務
則
仕
様
書
(摘要範囲)
1
この共通仕様書は、本市の土木事業に係る調査、設計、計画及び解析に関する業務委託に
摘要する。
2
設計図及び特記仕様書に記載された事項は、この共通仕様書に優先する。
(用語の定義)
指示、承諾、協議とは次の定義による。
1
指示とは、受託者側の発議により監督員が受託者に対し監督員の所掌事務に関する方針、
基準、計画などを示し実施させることをいう。
2
承諾とは、受託者の発議により受託者が監督員に報告し監督員が了解することをいう。
3
協議とは、監督員と受託者が対等の立場で合議することを言う。
(業務計画)
受託者は、あらかじめ業務計画書を提出して、承諾を得なければならない。
(業務主任技術者と編成)
1
受託者は、技術業務を行う班編成とその内容を作成し監督員に提出し承諾を得なければな
らない。
2
業務主任技術者は、技術上の管理を行うに必要な能力と経験を有する技術者でなければな
らない。
3
業務主任技術者は、監督員の指示する一切の事項を処理するものとする。
(事務管理)
受託者は、業務実施にあたり別に定める摘要示方書等を尊守し、常に善良なる管理を行い業
務の方針及び条件について不明確な点がある場合、また改善の必要が認められる場合は協議を
しなければならない。
(打ち合わせ)
1
受託者は、業務を円滑に遂行するために監督員の指示する個所など、必要な段階で手戻り
のないよう監督員と打ち合わせしなければならない。
2
共通仕様書、設計図及び特記仕様書に記載されていない事項であっても、技術上必要と認
められるものについては、監督員と協議するものとする。
(現地調査の土地立ち入り等)
1
現地調査を実施するために国有地、公有地または私有地に立ち入る場合は、関係法令に準
拠し土地立ち入り等を行わなければならない。
2
現地調査の実施にあたり宅地又は、かき、もしくは柵等で囲まれた土地に立ち入る場合は、
あらかじめその所有者に通知しなければならない。
(土地の使用)
受託者は、植物、かき、もしくは柵等の伐除又は土地もしくは工作物を一時使用する場合は、
所有者の承諾を得てから行うものとする。
(官公庁等への手続き)
1
業務実施のため、必要な関係官庁その他に対する諸手続きは監督員と打ち合わせの上、受
託者の負担において迅速に処理しなければならない。
2
関係官公庁その他に対して交渉を要するとき、また交渉を受けたい時は延滞なくその旨を
監督員に申し出て協議する。
(資料等の交付及び返還)
1
受託者は、貸与する事に定められた図面及びその他関係資料等を監督員に請求して交付を
受けるものとする。
2
受託者は、交付された図面及び資料等は業務委託の完了後ただちに返還しなければならな
い。
(成果の作成)
受託者は、設計及び解析業務の成果の整理を行う場合は事前にその内容について、監督員と
協議するものとする。
(検査)
1
受託者は、特記仕様書あるいは、あらかじめ監督員の指示した個所又は主要な作業段階の
区切り目等には、監督員の確認を受けなければならない。
2
受託者は、既済部分検査及び完了検査を受ける場合には、あらかじめ成果品及び関係資料
等を揃えておくものとし、業務主任技術者が検査を受けなければならない。
(成果品)
成果品はこの仕様書に定めるもののほか、特記仕様書によるものを提出する。
(秘密の保持)
受託者は、受託業務内容及びその結果を監督員以外に公表、貸与又は使用してはならない。
なおやむおえない場合には、文書により申請して監督員の承諾を得なければならない。
(電子計算機)
1
フローチャートを提出すること。
2
データ及び計算式、計算結果等の印刷については、監督員の指示するものを提出すること。
(業務カルテ作成、登録について)
本業務契約時及び完成時に、業務実績報告として、「業務カルテ」を作成し、監督員に提出、
承諾を受けた後に(財)日本建設情報センターにFDにより登録するとともに、登録結果を監
督員に報告するものとする。ただし、監督員の指示があった場合のみとする。
測量仕様書
(目的)
本業務は、
標記路線の計画に必要なために行うものであり、本仕様書によるほか公共作業規定、
その他関係法令等に準拠するとともに本市監督員の指示に従い、遺漏なきよう完成すること
(工程)
請負者は本業務実施前に作業計画を立案し、市監督員に提出のうえ、承認を受けなければなら
ない。また、この計画を変更しようとする場合も同様とする。
(立ち入り許可)
請負者は、
作業に際して常に安全に留意し、公衆に迷惑を及ぼすなどの行為をしてはならない。
また、調査中民有地内に立ち入る際にはその旨了解を得た後立ち入るものとする。
なお、現地において私・公設物等に損害を与えぬよう注意し万一損害を与えた場合は請負者の
負担において処理しなければならない。
(準備)
本業務に当たり、伐開及び私・公設物等の一時移動の必要が生じた場合は、必ずその旨関係者
の了解を得た後に行うものとする。
(安全対策)
本業務作業期間中、現道上で交通危害の恐れのある場合は、保安要員・保安施設等を配置し、
安全確保に努めなければならない。
(測量機器)
請負者は、あらかじめ測量に用いる測量機器の点検を行い、その性能に支障のないよう調整を
行わなければならない。
(基準点測量)
本業務の基準点は、国土地理院制定のものを使用することを原則とする。ただし監督員が認め
た場合はこの限りではない。なお、基準点測量は閉合させるものとする。
(水準測量)
水準測量は、市監督員が指示する水準点より観測し、仮BMを設けること。
(地形測量)
地形測量は、市監督員の指示に従い行うものとし、建物排水施設等すべての構造物を記入する
こと。
(中心線測量)
中心線測量は、市監督員の指示に従い行うものとし、測点杭・引照杭・見通し杭は堅固に設置
すること。
(縦断測量)
縦断測量にあたっては、中心線に設置された測点及び変化点の杭高とその地盤高を測定し、必
要に応じて路線内主要構造物の高さを測定するものとする。
(横断測量)
横断測量は、縦断測量に準じ、中心線に直角方向に測定し、方向杭を設置すること。
(精度管理)
請負者は、本業務の全般にわたり確実な精度管理を行うため、各工程ごとに定められた様式に
したがって精度管理表を作成しなければならない。
(点検)
請負者は、各工程別作業の中間及び終了時において、それぞれ所要の点検を行うとともに、各
工程別作業の終了時に於いて市監督員の指示する事項について、所定の点検測量を行わなければ
ならない。
(資料及び成果品の納入)
本業務における提出書類及び成果図書等は別紙のとおりとする。
(その他)
本業務の実施にあたり、地形測量全域はもとより本市監督員が必要とする既存の経路・内径・
天端及び敷高を測量すること。
道路部の測量を行う場合は、交通安全に留意して実施すること(特に薄暮時)
地籍調査特記仕様書
(官民境界等先行調査)
第1章
総則
(目的)
第1条
本業務は、国土調査法第2条第5項に規定する地籍調査事業について、一筆地調
査に先行して、官民及び官官境界の一部又は全部の筆界点の調査及び測量を実施し、街
区調査図を作成することを目的とする。
(法令等の適用)
第2条
この仕様書に定めのない事項については、次の法令及び規程等を準用するほか、
本市職員(以下「監督員」)の支持に従い実施するものとする。
(1)国土調査法(昭和 26 年 6 月 1 日法律第 180 号)
(2)国土調査法施行令(昭和 27 年 3 月 31 日政令第 59 号)
(3)地籍調査作業規程準則(昭和 32 年 10 月 24 日総理府令第 71 号)
(4)地籍調査作業規程準則運用基準(以下「運用基準」
)(平成 14 年 3 月 14 日国土国
第 590 号)
(5)地籍図の様式を定める省令(昭和 61 年 11 月 18 日総理府令第 54 号)
(6)地籍簿の様式を定める省令(昭和 53 年 3 月 25 日総理府令第 3 号)
(7)基準点測量作業規程準則(昭和 61 年 11 月 18 日総理府令第 51 号)
(8)地籍調査事業工程管理及び検査規程(平成 14 年 3 月 14 日国土国第 591 号)
(9)地籍調査事業工程管理及び検査規程細則(平成 14 年 3 月 14 日国土国第 598 号)
(10)横須賀市地籍調査作業要領(別紙第1)
(請負者の要件)
第3条
請負者(以下「乙」)は、以下に掲げる者のうちいずれかの者を常時、当該業務に
従事させることができる者とする。
(1)土地家屋調査士、土地改良換地士又は土地区画整理士の資格を有する者
(2)境界確認を伴う用地測量について十分な知識と経験を有すると本市が認める者
(計画)
第4条
作業計画書には、次の事項を記載するものとする。
(1)位置図
(2)概要(調査地域、調査面積、測量方法、精度、縮尺)
(3)作業班編成
(4)作業員名簿
(5)作業進行予定表
(6)測量機器検定証明書
1
(秘密の保持)
第5条
乙は、作業の実施にあたり、知り得た業務上の秘密を第三者に漏らし、又は他の
目的に使用してはならない。
(個人情報の保護)
第6条
乙は、この契約による事務を処理するための個人情報の取り扱いについては、「個
人情報の保護に関する法律」「個人情報保護条例」「業務委託契約等における個人情報保
護に関する基準」「業務委託契約における個人情報保護措置」(別紙第2)に則り、業務
に関して個人情報を取り扱うときは、個人の権利、利益を侵害することのないよう個人
情報を適正に取り扱わなければならない。
(身分証明書及び土地立入)
第7条
身分証明書及び土地の立入については、次のとおりとする。
(1)乙は、業務の実施にあたり、発注者(以下「甲」)が貸与する国土調査法第24条
第3項の規定に基づく身分証明書を常時携帯し、関係人の請求があればこれを提
示すること。
(2)調査のため他人の土地に立ち入る場合は、あらかじめ当該土地所有者又占有者に
その旨を通知すること。
(3)乙は業務終了後、速やかに身分証明書を甲に返納すること。
(補償)
第8条
業務の実施にあたり、乙が第三者に与えた損害は、乙の責任において補償するも
のとする。
(保安)
第9条
乙は、本業務中、交通の妨害となるような行為はもちろん、公衆に迷惑を及ぼさ
ないよう、努めなければならない。
(業務委託概要)
第10条
業務委託概要は次のとおりとする。
(1)調査地域
横須賀市森崎4丁目の一部(別紙)
(2)調査面積
約 0.10 k ㎡
(3)筆
300 筆(平成 21 年 6 月現在)
数
(4)測量方法
地上法
(5)精
甲2
度
2
(6)縮
尺
500 分の 1
(業務内容)
第11条
業務内容については、次のとおりとする。
(1)D工程(地籍図根多角測量)
(2)F0工程(現況(地形)測量、(境界)復元測量)
(3)E工程(先行筆界点調査)
(4)F工程(先行筆界点測量)
ア
街区細部図根測量
イ
先行筆界点測量
ウ
街区調査図の作成
(機器の指定)
第12条
この測量において使用する機器は、運用基準別表第4の性能又は規格のものと
し、トータルステーション(セオドライト・光波測距儀)
、鋼巻尺等とする。ただし、指
定された機器以外を使用する場合については、事前に監督員に届け出て承諾を得るもの
とする。
(点検及び検定)
第13条
この測量において使用する機器は、着手前に必ず検定期間の検定を受け、検定
証明書の写しを提出するものとする。また、作業着手前には必ず点検を行い、作業中に
あっては、適時調整・精度等の保持に留意しなければならない。
(成果品)
第14条
納入すべき成果品は、原則として別表第1のとおりとする。
2
成果品はすべて甲の所有とし、甲の承諾を受けないで他に公表、貸与してはならない。
3
成果品の納入場所は、次のとおりとする。
横須賀市
土木みどり部
道路管理課
(所有権)
第15条
本委託に関する成果品の所有権は横須賀市に帰属するものとする。
(点検等)
第16条
各工程等の点検、検査については「地籍調査事業工程管理及び検査規程」によ
るものとする。
3
(かし担保)
第17条
本委託の終了後において形状寸法、又は観測値、測距離並びに計算値などに誤
りを発見した場合は、乙の負担において補足、又は修正を行うものとする。
(検査等)
第18条
本調査は、神奈川県検査及び会計検査院検査を経て完結するため、乙は各検査
に協力するものとする。
第2章
D工程
地籍図根多角測量
(地籍図根多角測量の方法)
第19条
地籍図根多角測量は多角測量法により行うものとする。
(地籍図根多角点の選点)
第20条
地籍図根多角点を設置する場所は、街区細部図根測量等の後続作業を行うのに
便利でかつ工事等で滅失しないような地点を選定し、監督員と協議を行った上、決定す
る。
(地籍図根多角点本点の選点)
第21条
地籍図根多角点本点の選点は次のとおりとする。
(1)地籍図根多角点本点とは、後続作業の利便性や今後の利活用に資するために、地籍
図根多角点のうち、多角網の交点となる点及びそれに相当する点と、これらの点か
らの見通しの良好な他の地籍図根多角点の2点を1組として選定した点とする。
(2)地籍図根多角点本点の配点密度は、運用基準別表第 1 によるものとする。
(多角路線の選定)
第22条
多角路線の選定は、次のとおりとする。
(1)多角路線は与点間を結合した多角網または単路線とする。
(2)多角路線の長さ及び同一の多角路線に属する測点の数は、運用基準第 27 条による
ものとする。
(地籍図根多角点選点図の作成)
第23条
地籍図根多角点選点図の作成は、次のとおりとする。
(1)地籍図根多角点選点図は、新点の予定位置、使用する与点、視通可能な方向線等
を記載して作成する。
(2)縮尺は 10,000 分の 1、5,000 分の 1 又は 2,500 分の 1 とする。
4
(観測及び測定の方法)
地籍図根多角測量における観測及び測定の方法は運用基準別表第 10 によるもの
第24条
とする。
(標識の規格及び埋設方法)
第25条
地籍図根多角点の標識の規格及び埋設方法は別図第1及び第2によるものとす
る。
(地籍図根多角点網図の作成)
第26条
地籍図根多角点網図の作成は、次のとおりとする。
(1)地籍図根多角点選点図に基づいて、実際に測量した新点、与点の位置、多角路線
等を記載して作成する。
(2)縮尺は 10,000 分の 1、5,000 分の 1 又は 2,500 分の 1 とする。
(地籍図根多角測量の納入成果品)
第27条
地籍図根多角測量の納入成果品は、次のとおりとする。
(1)地籍図根多角点選点図
(2)地籍図根多角測量観測計算諸簿(観測手簿、観測記簿、計算簿、座標差による辺
長及び方向角計算簿)
(3)地籍図根多角点網図
(4)地籍図根多角点成果簿
(5)精度管理表
第3章
F0工程
現況(地形)測量、(境界)復元測量
(現況(地形)測量)
第28条
現況(地形)測量は、(境界)復元測量を行う上で必要とされる、現地の地形・
地物や既存の境界標示物の測量を行い、現地の状況を把握する為に行う。
((境界)復元測量)
第29条
(境界)復元測量については、次のとおりとする。
(1)乙は、現況(地形)測量の結果に基づき、現況図と筆界案図を重ね合わせた図面
を作成するとともに、その位置を現地に復元する。
(2)乙は、公有地(県道、水路等)に関わる復元については、当該地管理部局及び監
督員と協議の上、行うこととする。
5
(現況(地形)測量、(境界)復元測量の納入成果品)
第30条
現況(地形)測量、(境界)復元測量の納入成果品は次のとおりとする。
(1)現況図
(2)筆界案図
(3)重ね合わせ図((1)及び(2))
第4章
E工程
先行筆界点調査
(作業準備)
第31条
乙は、先行筆界点調査の作業進行予定表を予め甲に提出すること。作業進行予
定表は、別表第1のとおりとする。
(調査図素図の作成)
第32条
調査図素図の作成は、次のとおりとする。
(1)調査図素図は不動産登記法第 14 条第 1 項の地図又は同上第 4 項の地図に準ずる図
面(以下「登記所地図」という。)
、地籍測量図、市道等境界確定図、道路台帳図等
に基づいて作成する。
(2)調査図素図は次に掲げる事項を表示して作成する。
ア
名称
イ
番号
ウ
縮尺及び方位
エ
土地の所有者の氏名又は名称
オ
地番
カ
地目
キ
隣接する区域に係る登記所地図の名称又は調査図素図の番号
ク
作成年月日及び作成者の氏名
(筆界案の作成)
第33条
筆界案の作成は、次のとおりとする。
(1)収集した資料を基に現地の地形・地物や既存境界標の測量を行い、現地の状況を
把握する。
(2)現況測量の結果に基づき、地籍測量図、市道等境界確定図等を参照し、筆界案図
を作成するとともに、先行筆界点の位置を現地に復元する。
(3)先行筆界点の仮設はペンキ、鋲、プラスチック杭、木杭等、現場の状況に適した
ものを選定する。
6
(4)現地立会作業の資料として、現況測量に基づいて作成された現況図に筆界案図を
重ね合わせた図面を作成する。
(地籍境界調査票の作成)
第34条
地籍境界調査票の作成は、次のとおりとする。
(1)街区に接する毎筆の土地について、法務局の土地登記簿に基づいて、土地の所在、
地番、地目、所有者等を記載する。
(2)地番の順序に綴り、表紙を付し、これに土地の所在、最初の地番及び最終の地番、
簿冊の番号、作成年月日及び作成者氏名を記載する。
(地籍調査票の作成)
第35条
地籍調査票の作成は、次のとおりとする。
(1)民地の一部が道路区域として使用されている土地について、当該土地を分筆する
ために民民境界の筆界の調査を実施する場合や、民地と道路等官地との境界が確定
していない土地について、当該民地のすべての筆界点を調査することにより、官民
境界が確定する場合、調査により当該民地について全ての筆界が確認された場合に
は、地籍調査票を作成する。
(2)境界の確認が得られた場合に乙は、地籍調査票に土地所有者その他の利害関係人
又はその代理人に署名押印させるとともに、次の場合には、承諾をした土地所有
者又はその代理人若しくはその相続人に署名押印させるほか、地籍調査票に必要
な事項を記録し整理すること。
ア
地番変更をする場合
イ
分割があったものとして調査する場合
ウ
合併(一部合併を含む)があったものとして調査する場合
エ
滅失(一部滅失を含む)又は不存在地があった場合
(住民説明会)
第36条
土地所有者及び関係者に、本事業の目的・方法・留意事項等を周知させ、調査
を円滑に進めることを目的として住民説明会を開催するものとし、開催にあたっては次
のとおりとする。
(1)住民説明会は、調査区域周辺にある公共施設などでの開催を基本とし、会場の確
保については甲が行うものとする。
(2)乙は、住民説明会の開催にあたって事前に対象者全員に通知し、その通知記録を
残しておくものとする。また、遠隔地等により参加が困難な場合には説明資料等
7
を送付すること。
(3)乙は、会場の設営、説明会の進行、調査内容の説明を主体的に行うものとする。
(4)住民説明会では、事業の流れ、手法のみでなく地区の土地情報・土地問題一般に
ついても説明する必要があるが、決して個人情報を漏洩してはならない。
(作業に関する業務報告)
第37条
乙は、作業の進捗状況を監督員に報告すること。
(現地調査の通知)
第38条
現地調査の通知は、次のとおりとする。
(1)乙は現地調査の実施を通知するために、立会目的、日時等を記載した立会通知文
を作成し、立会日の2週間前までに甲に提出すること。
(2)乙は、立会い通知文を土地の所有者その他の利害関係人、又はこれらの者の代理
人に通知し、その記録を残しておくこと。
(3)乙は、必要に応じて、立会い通知文を相続人全員へ通知すること。また、住所不
明者については監督員と協議すること。
(4)乙は、必要に応じて土地所有者に対し、地籍調査の意義及び作業の内容を説明し
て、現地立会の旨を電話または書面にて連絡すること。
(5)乙は、調査日程について、筆数・面積などを十分考慮し、日割及び作業班体制を
決定すること。その決定については、監督員と協議を行うこと。
(現地立会作業)
第39条
現地立会作業は、次のとおりとする。
(1)立会いは、乙の主導で行うものとするが、問題点等が発生した場合は監督員を要
請すること。
(2)各筆の立会いについては、土地所有者その他の利害関係人又はその代理人の立会
が確実になるように努め、不備のないようにすること。
(3)作業班に分かれて現地調査を行う場合は、各班毎に班長を配置すること。その班
長については、地籍調査の専門的知識に加え、境界確認立会を伴う調査、測量に
ついて十分精通しているものとする。
(4)境界の確認が得られた場合に乙は、地籍境界調査票に土地所有者その他の利害関
係人又はその代理人に署名押印させること。
(5)乙は、現地立会作業の状況を作業日誌に取りまとめる。問題点が発生した場合は
問題点等報告書を作成すること。
(6)乙は、筆界の確認が得られない土地については、その理由・経緯等を具体的に地
籍境界票に記入し、境界確認不調箇所調書を作成すること。
8
(7)乙は、住所不明等により土地所有者等の立会のできない土地については、その経
緯等を地籍境界票に記入し、不立会地調書及び住所不明所有者等調書を作成する
こと。
(8)乙は、地番区域毎に現地立会作業を終えたときは、その都度地籍境界調査票を地
番(枝番号を含む)の順序に整理すること。
(調査図の作成)
第40条
乙は、現地立会後、調査図素図に基づき境界番号、境界標示、境界確認未了箇
所、その他調査図素図の表示が調査の結果と相違している事項について訂正を行い、調
査図を作成すること。
(先行筆界点調査の納入成果品)
第41条
先行筆界点調査の納入成果品は、次のとおりとする。
(1)調査図素図、調査図
(2)調査図一覧図
(3)地籍境界調査票綴
(4)作業日誌
(5)問題点等報告書、境界確認不調箇所調書、不立会地調書、住所不明所有者等調書
(6)土地所有者一覧表
(7)調査図素図及び筆界案作成に必要な資料(公図写、地積測量図、市道等境界確定
図等)
(8)重ね合わせ図(現況図、筆界案図)
(9)土地登記簿
(10)住民説明会及び立会通知記録
(11)その他、監督員の指示するもの
第5章
F工程
街区測量
(街区測量の方式)
第42条
街区測量は、地上測量による方式(以下「地上法」という。)によって行うもの
とする。
2
街区測量は、座標計算により筆界点の位置を求める方式によって行うものとする。
9
(地籍図根点)
第43条
地籍図根三角測量により決定された点を地籍図根三角点、地籍図根多角測量に
より決定された点を地籍図根多角点といい、これらを地籍図根点と総称する。
2
前項に定めるほか、基準点測量により決定された節点及び基準多角点を地籍図根三角
点とすることができる。また、都市再生街区基本調査により決定された街区三角点を地
籍図根三角点、街区三角点節点、街区多角点及び街区多角点節点を地籍図根多角点、補
助点を細部図根点とすることができる。
(街区細部図根測量)
第44条
街区細部図根測量については、次のとおりとする。
(1)多角測量法によることを原則とする。ただし、見通し障害等によりやむを得ない
場合には、放射法によることができる。
(2)街区細部図根点は、後続の測量を行うのに便利であり、かつ、標識の保存が確実
である位置に選定するものとする。
(3)街区細部図根点の標識は別図第1によるものとする。
(先行筆界点測量)
第45条
先行筆界点測量については、次のとおりとする。
(1)この測量は、放射法、多角測量法、割込法、距離法または交点計算法によるもの
とする。
(2)観測及び測定方法、計算の単位及び計算値の制限は運用基準別表第 24 によるもの
とする。
(街区調査図の作成)
第46条
街区調査図の作成については、次のとおりとする。
(1)街区調査図の仮作図を行い、監督員と協議を行い図形その他の事項に誤りがない
ことを確かめた後、街区調査図用紙に製図して作図するものとする。
(2)街区調査図は次に掲げる事項を表示して作成する。
ア
名称
イ
先行筆界点番号
ウ
縮尺及び方位
エ
地番
オ
隣接する区域に係る登記所地図の名称又は街区調査図の番号
カ
作成年月日及び作成者の氏名
キ
境界確認未了箇所
(3)乙は、前項の作業を終えたときは、筆界点成果簿及び街区調査図一覧図、筆界点番
10
号図、街区面積一覧表を作成するものとする。
(4)用紙の規格は、運用基準別表第 4 によるものとする。
第47条
先行筆界点番号の作成については、次のとおりとする。
(1)先行筆界点番号の構成は、[路線番号]+[記号(L、R)]+[番号]とする。
例:1234L001
(2)番号が重複しないように、乙は監督員の指示により番号を決定すること。
(街区測量の納入成果品)
第48条
街区測量の納入成果品は、次のとおりとする。
(1)細部図根測量観測計算諸簿
(2)細部図根点配置図
(3)細部図根点成果簿
(4)街区測量観測計算諸簿
(5)先行筆界点番号図
(6)先行筆界点成果簿(筆界点座標値)
(7)精度管理表
(8)街区調査図一覧図
(9)街区調査図原図
11
別表第1
成果品一覧
1
D工程(地籍図根多角測量)
(1)地籍図根多角点選点図
(2)地籍図根多角測量観測計算諸簿(観測手簿、観測記簿、計算簿、座標差による辺
長及び方向角計算簿)
(3)地籍図根多角点網図(3部)
(4)地籍図根多角点成果簿(3部)
(5)精度管理表
2
F0工程(現況(地形)測量、
(境界)復元測量)
(1)現況図
(2)筆界案図
(3)重ね合わせ図((1)及び(2))
3
E工程(先行筆界点調査)
(1)調査図素図、調査図
(2)調査図一覧図
(3)地籍境界調査票綴
(4)作業日誌
(5)問題点等報告書、境界確認不調箇所調書、不立会地調書、住所不明所有者等調書
(6)土地所有者一覧表
(7)調査図素図及び筆界案作成に必要な資料(公図写、地積測量図、市道等境界確定
図等)
(8)重ね合わせ図(現況図、筆界案図)
(9)土地登記簿
(10)住民説明会及び立会通知記録
(11)その他、監督員の指示するもの
4
F工程(街区測量)
(1)細部図根測量観測計算諸簿
(2)細部図根点配置図
(3)細部図根点成果簿
(4)街区測量観測計算諸簿
(5)先行筆界点番号図
(6)先行筆界点成果簿(筆界点座標値)
(7)精度管理表
(8)街区調査図一覧図
(9)街区調査図原図
12
別紙第1
横須賀市地籍調査作業要領
(趣旨)
第1条 この要領は、国土調査法(昭和 26 年法律第 180 号。以下「法」という。)
第6条の4第2項の規定に基づき、横須賀市の地籍調査作業に関し必要な事
項を定めるものとする。
(準用規定)
第2条 法第6条の4第2項の規定による横須賀市地籍調査作業の規定は、地
籍調査作業規程準則(昭和 32 年総理府令第 71 号)の規定を準用する。
附 則
この要領は、平成 21 年4月1日から施行する。
13
別紙第2
業務委託契約における個人情報保護措置
(個人情報を取り扱う際の基本的事項)
第1
受託者(以下「乙」という。
)は、業務に関して個人情報を取り扱うときは、個人の
権利利益を侵害することのないよう個人情報を適正に取り扱わなければならない。
(秘密の保持)
第2
乙は、個人情報の内容をみだりに他人に漏らしてはならない。この契約が終了し、
又は解除された後においても同様とする。
(適正な管理)
第3
乙は、個人情報の管理に関する責任者を特定し、個人情報の漏えい、滅失、改ざん、
き損及びその他の事故を未然に防止するため必要な措置を講じ個人情報の適正な管理に
努めなければならない。
(従事者への周知)
第4
乙は、業務の従事者に対し、在職中及び退職後においても個人情報をみだりに他人
に知らせ、又は不当な目的に使用してはならないことなど、個人情報の保護の徹底につ
いて周知しなければならない。
(収集の制限)
第5
乙は、業務を実施するため個人情報を収集するときは、その目的を明示し、当該目
的達成に必要な限度で本人から収集しなければならない。
(利用及び提供の制限)
第6
乙は、業務の目的以外に個人情報を利用し、又は第三者に提供してはならない。
(複写及び複製の禁止)
第7
乙は、委託者(以下「甲」という。)が承諾した場合を除き、業務を実施するため甲
から提供された保有個人情報を複写し、又は複製してはならない。
(再委託の禁止)
第8
乙は、甲の承諾を得た場合を除き、自ら個人情報を取り扱うものとし、第三者にそ
の取扱いを伴う事務を委託してはならない。
(安全管理の確認)
第9
甲は、乙が取り扱う個人情報の安全管理措置が適切に行われていることを適時確認
することとする。また、甲は必要と認めたとき、乙に対し個人情報の取扱い状況につい
て報告を求め、又は乙が個人情報を取り扱う場所で、当該取扱い状況を検査することが
できる。
(事故発生時における報告)
第10
乙は、個人情報の漏えい等の問題が発生した場合、又は発生の可能性が高いと判断
した場合は、すみやかに甲に報告し、甲の指示に従うものとする。この契約が終了し、
又は解除された後においても同様とする。
14
(返還義務)
第11
乙は、業務を実施するため甲から提供された保有個人情報を、委託業務完了後すみ
やかに甲に返還しなければならない。
(廃棄等)
第12
乙は、業務を実施するため自ら収集した個人情報を使用する必要がなくなった場合
は、すみやかに、かつ、確実に廃棄しなければならない。また、甲はこのことを確認し
なければならない。
(電子情報の消去)
第13
乙は、個人情報を電子情報として保管した場合において、当該個人情報を使用する
必要がなくなったときは、すみやかに、かつ、確実に消去しなければならない。また、
甲はこのことを確認しなければならない。
15
別図第1
標識(金属標)の規格
区 分
地籍図根三角点
寸法及び形状 D × L
φ75×90mm 以上
材 質
地籍図多角点
φ50×70mm 以上
真鍮またはこれと同等以上の合金
直径 3mm 以下
中心標示の方法
8 文字
文 字
土調
査
国
L
横
須
市
D
賀
区 分
細部図根点
寸法及び形状 D × L
φ30×70mm 以上
材 質
真鍮またはこれと同等以上の合金
直径 3mm 以下
中心標示の方法
文 字
なし
L
D
16
別図第2
地籍図根多角点埋標図
25 cm
25 cm
40 cm
注)
・舗装面にはカッターを入れ、必要以上に舗装を壊さないこと。
・コンクリート打設時は、必要以上に舗装を汚さないこと。
・型枠は使用しない。
・舗装面以外に埋標する場合、別途協議をすること。
・基礎と金属鋲の接着方法については、別途協議により決定する。
17
18
91地区 横須賀市森崎4丁目の一部
別図第3