環境活動レポート - エコアクション21

環境活動レポート
2014 年 1 月 8 日作成
対象期間 2012 年 11 月~2013 年 10 月
一般社団法人 環境パートナーシップ会議(EPC)
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目次
Ⅰ
計画の策定
1.EPCの事業概要
2.環境方針
3.環境目標及び行動計画
4.実施体制
5.環境関連法規
Ⅱ
計画の実施
6.環境活動の結果
(1 年間の実施結果評価および今後の活動)
7.教育・訓練の実施
8.環境コミュニケーションの実施
Ⅲ.全体の評価と見直し
9.代表者による全体の評価と見直し
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Ⅰ計画の策定
1.一般社団法人
環境パートナーシップ会議(EPC)の事業概要
■事業者名
一般社団法人 環境パートナーシップ会議
■代表者名
廣野 良吉
■所在地
・本部
東京都渋谷区神宮前五丁目 53 番 67 号 コスモス青山 B1F
TEL:03-5468-8405
・赤坂事務所
東京都港区赤坂四丁目1番4号 赤坂中西ビル別館 3F
・国連大学 GEOC 事業所(地球環境パートナーシッププラザ)
東京都渋谷区神宮前五丁目 53 番 70 号 国連大学 1F
■設立
2006 年(平成 18 年)12 月 20 日
■事業概要
① 事業内容
「持続可能な社会を目指し、多様な主体をつなぐ役を果たすことで、参加による課題解決に貢
献する。
」をミッションに、環境省事業「地球環境パートナーシッププラザ(GEOC/EPO)運営」、
「リ
オ+20NGO 連絡会」等、環境パートナーシップに資する事業を実施する。2009 年より、「エコ
ポイントの活用によるグリーン家電普及促進事業(環境省・経済産業省・総務省受託)を始めと
する政府の基金に関わる管理事業を請け負う。
② 資本金 300 万円
③ 事業規模
従業員数 29 名
床面積
本部:69.79 ㎡
赤坂:134.61 ㎡
GEOC:359.159 ㎡
(千円)
2009 年度
2010 年度
2011 年度
2012 年度
総収入
89,859
138,965
224,140
285,590
総支出
85,410
125,168
221,246
283,429
4,449
13,797
2,894
2,161
当期損益
■環境保全関係の責任者及び担当者/連絡先
責任者 事務局長 星野 智子
連絡担当者 管理部(赤坂)森 沙織
電話 03-5575-2424 メール [email protected]
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2.環境方針
■基本理念
持続可能な社会を目指し、多様な主体をつなぐ役を果たすことで、参加による課題解決に貢献する
■環境方針
〇環境に配慮した行動指針
1.私たちは、事業活動を遂行するに当たり、環境保全に関する法規制を遵守し、環境負荷の低減に努
めます。
2.私たちは、事業活動のすべての領域で、省資源・省エネルギー・リサイクル活動・グリーン購入を
推進し、自然生態系並びに生物多様性、地球環境保全に努めます。
3.内部監査を実施し、継続的な改善及び環境管理の維持向上に努めます。
4.本「環境方針」を全職員に周知するとともに、職員教育を行い、意識向上を図ります。
〇EPCの特色を生かした環境貢献の行動指針
1.環境課題解決のために、多様な主体がパートナーシップの取組を進めるよう、ネットワークづくり・
意見交換の場づくりを行います。
2.環境課題解決のために、多様な主体の活動情報を広く発信します。
3.環境課題解決のために、多様な主体のパートナーシップの取組について、調査研究を行い、その結
果について情報発信を行います。
4.施設運営において、地域への啓発・環境教育に資する取り組みを行います。
5.政府の基金受託により、環境対応機器の普及促進などに関する取り組みを行います。
6.すべての事業について、環境パートナーシップ促進に寄与するよう、企画提案・提言活動を行いま
す。
2012年8月1日
一般社団法人 環境パートナーシップ会議(EPC)
代表理事 廣野 良吉
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3.環境目標及び行動計画
当法人の事業活動そのものが環境課題の解決に貢献することを目指すという特色があるうえに、事業活
動に伴う環境への負荷や保全に係る事業の把握及び評価、計測データの入手可能性などを考慮し、以下
2点について取り組む。
・
「環境目標の取組」として、環境負荷項目の中から電気使用量、水使用量、廃棄物排出量、コピー用紙
使用量、グリーン購入率において可能な限り数値を把握し、定期的に自己点検することにより、環境へ
の意識付けの強化を図る。
・
「当法人(EPC)の特色を生かした環境貢献」として、本業における環境への取組を徹底する。
(1) 環境目標への取組
□電気使用量 水使用量目標
本部及び国連大学 GEOC 事業所(地球環境パートナーシッププラザ)については、入居ビル管理者が管理
をしており、使用量の数値的な把握ができないため、赤坂事務所の数値を把握する事とし、前年比 2%
削減の以下の数値を目標に設定して、その節減に取り組む。2015 年度までに 6%削減を目指す。
<運用期間の目標>
2012 年度
2013 年度
2014 年度
2015 年度
20,514
20,104
19,702
19,308
CO2 換算(t)
8.718450
8.544081
8.373199
8.205735
水道使用量(ℓ)
140,751
137,936
135,177
132,474
電気使用量(kWh)
※CO2 換算係数は平成 19 年度の電気事業者別二酸化炭素排出係数:0.000425
<電気・水使用量削減に向けた活動目標(全事業所で実施)>
・冷暖房温度管理 夏 28℃ 冬 20℃の徹底
・無人スペース・昼休みの照明消灯の推進
・昼休み時間の全室消灯の推進
・退社時のパソコンモニター電源 OFF
・コピー機の省エネモード利用推進
・植物への水やり、食器洗い等での節水を心がける。
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□コピー用紙使用量の削減
全事業所合算購入枚数について、前年比 2%削減の以下の数値を目標に設定して、その節減に取り組む。
2015 年度までに 6%削減を目指す。
<運用期間の目標 コピー用紙使用量/購入枚数>
(枚)
2012 年度
本部
赤坂事務所
国連大学 GEOC 事業所
合計
2013 年度
2014 年度
2015 年度
68,500
67,130
65,760
64,390
186,000
182,280
178,560
174,840
82,000
80,360
78,720
77,080
336,500
329,770
323,040
316,310
※A4 用紙を基準とし、A3 用紙は A4 2 枚にカウントする
<コピー用紙使用量削減に向けた活動>
会議資料の一部電子化、両面・縮小・奨励等による使用量削減を目指し、コピー用紙の購入枚数を計
測して成果を測ったが、裏紙使用コピーの取り組み成果を可視化するうえでは、コピー用紙の使用枚
数を重点的に記録することとする。
・社内文書裏紙利用の推進、縮小(2P⇒1P に集約)の推進
・会議資料等の書類の電子化、社内電子閲覧の奨励等によるペーパーレス化の推進
(電子化ファイルを社内共有フォルダで閲覧する)
□グリーン購入
業務上使用する事務用品等の購入について、前年比 10 ポイント増の以下の数値を目標に設定して、環
境に配慮した商品を選定する。2015 年度までに 67%以上の購入を目指す。
<運用期間の目標>
2012 年度
2013 年度
2014 年度
2015 年度
37.14%
47.00%
57.00%
67.00%
購入率
□廃棄物排出量の削減
全事業所について、廃棄物は入居ビル管理者が管理をしているため、排出量の数値的な把握が困難な
ことから、数量的な把握について検討するとともに、以下の行動計画を実行することを目標とする。
<廃棄物排出量の削減に向けた活動>
・封筒の再利用化の推進
・分別の徹底(びん、缶、ペットボトル、生ごみを徹底し、紙に関しては、両面使用済み古紙、上質
紙、雑誌、色つき紙、新聞紙、段ボール)
・書類のペーパーレス化、裏紙利用・縮小の推奨(コピー用紙使用量に記載)
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・ごみを出さない工夫を行う。
・図書室で不要になった書籍・冊子の有効活用を行う。
□社内啓発・職員への教育の目標
各部門のスタッフ会議において、環境負荷削減の行動計画に基づき、具体的な取り組みを奨励し、個々
の職員の意識向上をはかる。話し合ったことを会議録に記録し、欠席した職員に周知する。また、リ
ーダーは部下の状況を把握し、声掛けなどを行う。
(2)EPCの特色を生かした環境貢献
EPCは、本業として、地球規模の環境課題について、多様な主体が対話の場を築き、パートナーシッ
プで解決するうえでの場の設定や道筋をつけることに注力していることから、EPCの特色を生かした
環境貢献の取組については、以下の行動指針に基づいて取組を進める。事業実施に当たっては、他の組
織や人材と協働し、効果的な事業企画を行う。なお、日常の節電・節水・廃棄物の削減・グリーン購入
等の環境負荷への対策については、EPC 自らが取り組むと同時に、外部関係者や地域社会への働きかけ・
普及啓発を行う。
行動指針1.ネットワークづくり・意見交換の場づくり
活動目標:パートナーシップ促進の場の形成事業を実施する
様々なセクター、国内外の地域、分野のネットワークを構築し、課題解決に向けた情報の共有や対
話の場つくる。国の政策をわかりやすく伝え、地域の提案を政策づくりに反映させるうえでの中間
支援的業務を行う。
例/ポストリオ+20国際会議に向けたネットワークづくり、社会的責任円卓会議、生物多様性に関
する国内委員会事務局、環境政策に関する市民と政府の対話の場づくり、地域課題の改善や解決を
図る環境 NPO 等への起業支援・マッチング、助成金活用アドバイス、企業への研修等
行動指針2.多様な主体の活動情報の発信
活動目標:政策への市民参加の促進の事業、環境 NPO や企業の情報発信に関する事業を実施する
例/環境教育等促進法施行説明会の開催、政策提言に関する勉強会の開催、環境情報ポータルサイト
運営、ホームページ/SNS による情報発信、助成金関連情報発信・説明会の開催、パートナーシップ
事例の収集・国内外への発信。その他プロジェクトに関するシンポジウム・セミナー・ワークショ
ップの開催、パンフレット、ホームページ等の企画と制作・配布等
行動指針3.調査研究
活動目標:様々な環境・パートナーシップに関する調査事業
例/自治体と NPO の環境協働事業の実態調査、パートナーシップ研究誌の発行、環境ソーシャルビジ
ネスに関する調査、環境拠点に関する調査、広域的な環境中間支援組織の在り方に関する調査研究
ヒアリング調査やアンケート調査の実施や分析。企業・NPO 等の職員等への研修事業。
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行動指針4.施設運営と環境教育
活動目標:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)と環境パートナーシップオフィス(EPO)運営
環境ボランティアに関するイベントの開催、廃食油・放置傘の回収、展示による環境情報発信と NPO
支援
行動指針5.政府の基金管理受託による環境貢献
活動目標:政府の基金管理事業を着実に遂行することで環境問題への取組みを促進する。
行動指針6.すべての事業について環境パートナーシップ促進に寄与するよう企画提案・提言
活動目標:基金管理事業においても環境問題に取り組む活動への意識高揚とそれに関わる関係者との
パートナーシップ促進を行い、基金の価値を高め、その検証を行う。
(注:セクター:企業、省庁、自治体、研究者等)
4.実施体制
理事会
代表理事 廣野
事務局長
(環境管理責任者 星野)
管理部(総務)
本部/国連大学 GEOC 事業所
赤坂事務所
(パートナーシップ・プロデュース部門)
(基金管理事業部門)
環境管理担当者 二重作
環境管理担当者 森
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5.環境関連法規
当法人は製造・販売業ではないという観点と一般来客者のある施設を有している事から、幅広く環境関
連法規を捉え、下記の法規制を順守法規制等一覧表に挙げる。
順守法規制等
該当条項
環境基本法
第8条(事業者の責務)
環境配慮促進法
第4条(事業者の責務)
廃棄法/廃棄物処理法
第5条(清潔の保持)、第6条の2第4項(市町村の処理等への協力)、
同条第6項・第7項(一般廃棄物の処理の委託)、第16条(投棄禁
止)
資源有効利用促進法
第4条(事業者等の責務)
家電リサイクル法
第6条(事業者の責務)
グリーン購入法
第5条(事業者の責務)
消防法
第8条、第8条の2の4
労働安全衛生法
第3条(事業者の責務)、第6章
第7章
環境教育等促進法
労働者の就業に当たっての措置、
健康の保持増進のための措置
第4条(国民、民間団体等の責務)、第8条の3(行動計画の作成等
の提案)、第21条の2第2項(政策形成への民意の反映等)
渋谷区清掃及び
第6条(区民参加)、第29条(自主的行動)、第30条(商品の選択)、
リサイクルに関する条例
第32条(事業系廃棄物の処理)、第33条(事業者の中間処理義務)、
第42条(事業系一般廃棄物等の排出方法)
渋谷区みどりの確保に関する条例
第15条(公共施設等の緑化義務)
渋谷区きれいなまち渋谷を
第5条(事業者の責務)、第2章第1節(渋谷区一斉清掃の日)(ボラ
みんなでつくる条例
ンティアの参加及び協力)
港区環境基本条例
第6条(事業者等の責務)
港区を清潔できれいにする条例
第5条(事業者等の責務)
港区みどりを守る条例
第5条(事業者等の責務)
順守すべき法規制等について、過去 3 年間違反及び苦情の事実なし。
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Ⅱ計画の実施
6.環境活動の結果
(1 年間の実施結果評価および今後の活動)
エコアクション 21 の導入によりエネルギー等の使用量が可視化され、目標に向けて具体的な行動を
実施することができた。今後は定期的に報告会の場を設け、各職員がより一層取組に関する意識を
持てるようにしていきたい。
環境目標及び行動計画に基づいた取り組みの結果は以下の通りであった。
(1) 運用期間における環境目標への取組実績
□電気使用量 水使用量 (赤坂事務所)
目標に基づき行動するだけでなく、施設では緑のカーテンの実施、予約のないスペースの消灯を行っ
た。その結果、電気使用量は目標値の 80%、水道使用量は目標値の 97%に抑制することができた。引き
続き省エネルギー及び節水に取り組みたい。
<電気使用量>
<水道使用量>
目標値(kWh)
2012 年度
20,514
使用量(kWh)
CO2 換算(t)
16,603
目標値(ℓ)
7.056275
140,751
使用量(ℓ)
136,074
※CO2 換算係数は平成 19 年度の電気事業者別二酸化炭素排出係数:0.000425
□コピー用紙使用量
書類のペーパーレス化、裏紙使用、縮小奨励等を意識し、目標値の 95%に抑制することができた。
次年度は 4%削減を目標にコピー用紙の使用抑制に取り組みたい。
コピー用紙使用量/購入枚数運用期間結果 (枚)
(事業所別内訳)
目標値
本部
2012 年度
351,036
実績
336,500
68,500
赤坂事務所
国連大学
GEOC 事業所
186,000
82,000
※A4 用紙を基準とし、A3 用紙は A4 2 枚にカウントした。
※GEOC については、施設貸出を行っており、来館者の利用、月平均 100 枚分を含んでいる。
□グリーン購入
業務上使用する事務用品等の購入について、環境に配慮した製品を積極的に選定した結果、購入率
77.52%となり、目標値の 37.14%を達成する事ができた。今後も製品やサービスを購入する際に、環
境を考慮して、必要性をよく考え、環境への負荷ができるだけ尐ないものを選んで購入する事に
取り組みたい。
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環境目標:G 商品購入率 37.14%以上
本部、・国連大学 GEOC 事業所
購入額
2012 年度
うち
G 商品
702,613
570,946
円
円
購入率
81.26%
赤坂事務所
うち
購入額
G 商品
377,137
266,047
円
円
合算
購入率
70.54%
購入額
うち
G 商品
1,079,750
836,993
円
円
購入率
77.52%
□廃棄物排出量
廃棄物は、全事業所について数値的な把握ができず、具体的な目標を定める事ができなかった。
ごみ袋の枚数から数値を量る検討をしたが、本部においては共有スペースでの分別回収の為把握
できず、赤坂事務所においては毎日の廃棄量がごみ袋 1 袋にも満たないことから、具体的な数値
を取る事ができなかった。次年度も引き続き、数値化を目標に施策していきたい。
ただし、廃棄物排出量削減に向け、以下の取組を実施した。
・ごみの分別は、びん、缶、ペットボトル、生ごみを徹底し、紙に関しては、両面使用済み古紙、上
質紙、雑誌、色つき紙、新聞紙、段ボールに仕分けを行った。
・赤坂事務所では上記に加え、ペットボトルのキャップ、金属片の分別を行った。
・施設利用者に対しては、ごみの持ち帰りなど、啓発を行った。
・イベントにおいて、図書室で不要になった図書・雑誌をほしい人に提供する「ブックフェア」を開
催し、配布を行った。
(2)運用期間におけるEPCの特色を生かした環境貢献実績
環境方針・EPCの特色を生かした環境貢献の行動指針に従い、多様な環境貢献事業を行った。主な
実績は以下のとおりである。
① 地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)では、環境に関わる国際的な会議の日本開催などの時機を
とらえ、グローバルなテーマでパートナーシップづくりを行い、NGO と国際機関や省庁との結節点
として機能し、環境問題への関心を高めることに寄与することができた。
② 国連大学との連携を生かし、緑のカーテンやプランター田んぼを実施し、利用者への啓発を行った
ことはEPCらしい先進的な取り組みである。今年はアジア国立公園会議が仙台で開かれたため、
それに関連した自然保護地域や生物多様性の啓発に向けた展示や対話イベントを行った。廃油や放
置傘の回収ステーションとして、地域住民への環境教育・普及啓発活動も引続き行っている。これ
らの活動によって一般の来館者への環境問題への意識向上に努めることができた。
③ 国連生物多様性の 10 年日本委員会事務局としての活動では、愛知ターゲットに向けた活動計画を
環境省とともに担い、全国各地での勉強会・対話の場、全国会議・イベント開催やホームページの
運用など広報・普及啓発活動を行った。アジア国立公園会議でのポスターセッションでは海外から
の参加者にもアピールし、好評価を得た。
④ 政府の基金管理を受託することにより環境に貢献することができた。本年は新たにグリーンファイ
ナンス促進理事補給金事業を受託し、地球温暖化対策に貢献できた。
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7.教育・訓練の実施
各部門のスタッフ会議において、エコアクション21の概要説明、EPC の環境行動指針・目標・具体的な
行動計画について、従業員に教育を行い、行動計画について、現場からの提案をつのり、また取組状況
について話し合った。その結果、現場の意見を反映し、声掛けやごみ箱のサインなどを試行した。今後
はさらに新しい提案を募っていきたい。
8.環境コミュニケーションの実施
定例会議での環境教育、日常の声掛けに加え、職員が自主的に取り組む環境活動の対話の場づくり
を開始している。
例)
・毎週1回のランチミーティングで弁当を持ち寄り、若手の職員と学生インターン、近隣の環境団
体の若手職員と対話の場を設けている。研修発表や、エコツアーの参加発表、海外出張報告、論
文の報告などを闊達に行い、それぞれの仕事や環境行動に役立てている。
・理事が職員に対して、不定期に環境やパートナーシップについて知見を伝える会を開いている。
・他の NPO が主催するレクリエーション企画などにも参加するように職員に呼びかけ、環境にとど
まらず、NPO とのコミュニケーションを図るよう促している。
Ⅲ.全体の評価と見直し
9.代表者による全体の評価と見直し
事務所内における環境負荷の計測については、エコアクション21に取り組むことで、数値的な目標・
具体的な行動計画を立てることにより、どの程度削減されるかを可視化することができた。また結果的
にも全体的に削減を達成することが出来、効果があった。
また昨年に引続き、本業である環境パートナーシップの促進事業の継続遂行によって、以下のとおり
環境貢献活動を行うことができた。
・地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)の運営
・国連大学施設を生かした取組
・国連生物多様性の 10 年日本委員会事務局
・政府の基金管理受託
他
次年度以降は、日常努力による削減効果をさらに可視化することを目指す。本年度、数値的な把握に
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結びつかなかった廃棄物排出量については特に施策していきたい。
また本業(7 ページ(2)参照)においても削減が数値化できるような目標設定をすることを検討する。
上記の目標に向けて、各部で環境目標の数値と本業における取組の実績を毎月確認し、管理部へ報
告する事により、取組を一層強化していく。
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