Oracle Application Server Enterprise Edition for Windows NT リリース・ノート・アップデート リリース 4.0.8.2 2000 年 11 月 部品番号: 部品番号 J02084-02 このリリース・ノートでは、Oracle Application Server R4.0.8.2 を使用するための重要な情報 と、製品マニュアルには含まれていない、判明している未解決の問題または問題点につい て説明しています。 Oracle と Oracle のロゴは Oracle Corporation の登録商標です。Oracle Application Server と Oracle8i は、Oracle Corporation の商標です。 記載されているその他の製品名および社名はその製品および会社を識別する目的にのみ使用されており、それぞれ該当する所有者の商標で す。Oracle Appliction Server 4.0.8.2 には、RSA Data Security, Inc.のセキュリティー製品が含まれています。Copyright © 1994 RSA Data Security, Inc. All rights reserved. Copyright © 2000, Oracle Corporation All Right Reserved 目次 マニュアルの修正事項........................................................................................................... 3 Oracle Application Server インストレーション・ガイド .............................................. 3 Oracle Application Server クイック・インストレーション・ガイド ............................ 3 既知の障害・その他 .............................................................................................................. 3 既知の障害 ..................................................................................................................... 3 その他 .......................................................................................................................... 10 2 Oracle Application Server Enterprise Edition for Windows NTリリース・ノート・アップデート マニュアルの修正事項 Oracle Application Server インストレーション・ガイド インストレーション・ガイド p1-2 における「ソフトウェア要件」の項目にある、オペレーティング・システムのバージョ ンは、「NT Server 4.0(SP5 のバージョン 1280=1999/6/10 付、あるいは SP6 以上を適用)」と なります。 p1-2 における「保証されているソフトウェア」の項目にある、ソフトウェアの完全リスト は、下記の URL より「Internet Support Center」→「技術情報-ORACLE 製品 FAQ」を参照し てください。 http://www.oracle.co.jp/support/ Oracle Application Server クイック・インストレーション クイック・インストレーション・ガイド ・インストレーション・ガイド p1 における「ソフトウェア要件」の項目にある、オペレーティング・システムのバージョ ンは、「NT Server 4.0(SP5 のバージョン 1280=1999/6/10 付、あるいは SP6 以上を適用)」と なります。 p1 における「保証されているソフトウェア」の項目にある、ソフトウェアの完全リストは、 下記の URL より「Internet Support Center」→「技術情報-ORACLE 製品 FAQ」を参照してく ださい。 http://www.oracle.co.jp/support/ 既知の障害・その他 既知の障害・その他 既知の障害 インストール時のホスト名およびドメイン名の設定について OAS のインストール時に、「ホスト/ドメイン名情報」の画面でホスト名およびドメイン 名を変更しても無効です。以下の方法で、OAS のインストール前に、必ずドメイン名を設 定してください。 マニュアルの修正事項 3 スタート → 設定 → コントロールパネル → ネットワーク → TCP/IP → プロパティで ドメイン名を設定してください。 インストール時の JDK 表示について OAS インストール時のインストレーション・タイプを選択する画面に JDK1.1.8 という表示 がありますが、これは JDK1.2 の誤りです。 OAS コンポーネントの追加に関する障害 Oracle Application Server R4.0.8.2 では、OAS コンポーネントを後から追加することができま せん。 Windows スタート・メニューについて スタート・メニューについて Windows スタート・メニューの[ Oracle Application Server ]から選択可能なメニューの内、以 下の 2 つが文字化けしています。 − Node Manager 起動(文字化けの最後に lnk という文字がある方) − Node Manager 停止 そのため、Windows スタート・メニューから Node Manager を起動できません。Node Manager の停止はできます。 Windows スタートメニューの[ Oracle Application Server ]から以下の選択肢 − OAS 4.0 Readme は使用できません。 インストール後のアクションに関してはインストレーション・ガイドを参照してください。 自動起動サービスについて Windows NT のサービス・パネルを使用した OAS の起動(自動起動を含む)を行うことは できません。 4 Oracle Application Server Enterprise Edition for Windows NTリリース・ノート・アップデート Node Manager のリリース・ノートについて のリリース・ノートについて Node Manager の「Welcome」ページから Oracle Application Server R4.0.8.2 のリリースノート を参照することはできません。OAS インストール用 CD メディアの最上位ディレクトリに ある HTML 版もしくは PDF 版の R4.0.8.2 リリースノートを参照してください。 OAS Manager、 、OAS ユーティリティの英語表示について 本バージョンの OAS Manager および OAS ユーティリティに関して、前バージョンと比較し て英語表示に変更されている部分がございますが、動作には問題ありません。 データベース・ブラウザに関する障害 データベース・ブラウザに関する障害 データベース・ブラウザ機能は、本バージョンにおいては正常に動作しません。 PL/SQL ツールキットのインストールについて PL/SQL ツールキットをインストールする際には、あらかじめ、対象データベースに USERS および TEMP 表領域を作成しておく必要があります。 OAS4.0.7.x のプライマリ・ノード移行について のプライマリ・ノード移行について OAS ユーティリティにおける OAS4.0.7.x のプライマリ・ノード移行画面は、正常に表示さ れません。 リロード機能に関する障害 リモートノード・サイトのみを選択してリロードを行なった場合、全てのサイトでリロー ドが実行されます。 OAS サイトへのリスナーの追加に関する問題 同一 OAS サイト内には同じ名前のリスナーは追加できません。 リスナーのディレクトリ・マッピングについて リスナーのディレクトリ・マッピングについて リスナーを新規追加した場合、デフォルトでディレクトリマップに物理パス 「%ORAWEB_HOME%¥bin¥」仮想ディレクトリ「/ows-bin/」が設定されています。この 「%ORAWEB_HOME%¥bin¥」にはシステムの操作可能なファイルが含まれており、セキュ リティ・ホールとなります。以下の操作によって、この設定を削除してください。 1. ブラウザで OAS Manager にアクセスします。 既知の障害・その他 5 2. 左側のフレームで、登録してある HTTP リスナーの「ディレクトリ」設定を選択しま す。 3. 物理ディレクトリ"%ORAWEB_HOME%/bin/"と、仮想ディレクトリ"/ows-bin/"を削除し て、"適用"をクリックします。 例: 物理ディレクトリ "C:¥orant¥ows¥4.0¥bin¥" 仮想ディレクトリ "/ows-bin/" owa_sec.get_client_ip()で取得される で取得される IP アドレスに関する問題 owa_sec.get_client_ip()は正常に動作しません。 「PL/SQL Web Toolkit リファレンス」の owa_sec パッケージ ows_sec.get_client_ip ファンク ション戻り値では、以下のような記述があります。 「たとえば、IP アドレスが 123.45.67.89 で、変数 ipaddr が owa_util.ip_address データ型の場 合、この変数には次の値が含まれます。 ipaddr(1) = 123 ipaddr(2) = 45 ipaddr(3) = 67 ipaddr(4) = 89 」 実際には、以下のように逆の順の値が含まれます。 ipaddr(1) = 89 ipaddr(2) = 67 ipaddr(3) = 45 ipaddr(4) = 123 JWeb カートリッジのログ出力に関する障害 JWeb カートリッジで、oracle.OAS.Services.Logger を使用してログを採取する機能は、本バー ジョンにおいては利用できません。 6 Oracle Application Server Enterprise Edition for Windows NTリリース・ノート・アップデート JWeb カートリッジの日本語出力に関する障害 JWeb カートリッジで、日本語を含むパラメータを受け取る際には、getURLparameter()を実 行する前に、setURLCharacterSet()を実行して下さい。setURLCharacterSet()を実行しない場合、 受け取った日本語が文字化けします。 setURLCharacterSet(String charset)に関する問題 に関する問題 setURLCharacterSet(String charset)は、正常に動作しません。setURLCharacterSet(CharacterSet charset)を使用してください。 例 HTTP request = HTTP.getRequest(); request.setURLCharacterSet(CharacterSetManager.getCharacterSet("JA16SJIS")); String arg1 = request.getURLParameter("arg1"); JServlet の Web パラメータの変更に関する障害 JServlet の Web パラメータ画面を使用した設定の変更を行う事ができません。 JSP ファイル名に関する制限 JSP ファイル名は、Java の Class 名の命名規則に従うようにしてください。Java の Class 名 の命名規則に違反した場合、実行時に Error となります。 <jsp:include>に関する障害 に関する障害 同一アプリケーションに JSP カートリッジと JServlet カートリッジを登録し、JSP から <jsp:include>を使用して、同一アプリケーションにある JServlet カートリッジの Servlet の生 成するページを Include することはできません。 EJB 登録に関する問題 OAS Manager から EJB を登録する際には、アプリケーション名を必ず入力してください。 oasdeploy コマンドで登録を行なう場合には、-a オプションを利用してアプリケーション名 を明示的に指定してください。指定しなかった場合、Error となり登録されません。 既知の障害・その他 7 EJB アプリケーション、JCO アプリケーションの登録画面について アプリケーション、 OAS Manager の管理画面から、EJB アプリケーションおよび JCO アプリケーションを登録 する際に表示される画面の「ヘルプ」のボタンは、正常に動作しないため利用しないで下 さい。 ECO アプリケーションの登録画面について OAS Manager の管理画面から、ECO アプリケーションを登録する際に表示される画面の「取 り消し」および「ヘルプ」のボタンは、正常に動作しないため利用しないで下さい。取り 消しの際は、該当するウィンドウ自体を閉じて下さい。また、左上部分の画像は正しく表 示されません。 EJB/ECO のチューニング設定の変更 EJB/ECO のチューニング画面を使用した設定の変更を行う事ができません。 カートリッジ単位での優先順位の設定について カートリッジ単位に優先順位の設定を行った場合、コンフィグレーション・ファイルに不 整合が発生する恐れがあります。優先順位はアプリケーション単位で設定を設定してくだ さい。 分散セッション使用時の環境変数について JServlet アプリケーションで分散セッションを使用する場合、通常設定する JServlet の環境 変数 CLASSPATH(JServlet アプリケーション開発者ガイド表 2-1 参照)に以下のファイル を追加する必要があります。 %ORACLE_HOME%¥orb¥classes¥session.jar Persistent Sessions の expiration に関する障害 Persistent Sessions の expiration は、正常に動作しません。DB 内のセッションデータは、指定 した時間を過ぎても無効になりません。 oasdeploy の問題 oasdeploy コマンドで EJB 等の登録をコマンド・ラインから実行した場合、登録は正常に行 われますが、日本語のメッセージに文字化けが発生します。ブラウザからの登録の際には、 文字化けは発生しません。 8 Oracle Application Server Enterprise Edition for Windows NTリリース・ノート・アップデート oasomo の表示の問題 oasomo のグラフ表示に問題があり、以前のグラフがリフレッシュされずに重複して表示さ れます。 oasomo のオンラインヘルプについて oasomo の Listener Metrics の Predefined Listener Metrics に関するオンライン・ヘルプは表示さ れません。 oaspasswd に関する問題 oaspasswd を使用して OAS 管理パスワードを変更した場合、Wallet Manager の Wallet のパス ワードが変更されません。Wallet Manager を起動して、oaspasswd で設定したパスワードと 一致させてください。 Oasnetconf ユーティリティに関する障害 Oasnetconf ユーティリティは、正常に動作しません。 owsctl dump コマンドに関する問題 以下の 2 通りの方法による wrbroker の詳細情報の出力は正しくありません。 − owsctl dump -w wrbroker − ブラウザから [ OAS Manager ] → [ Oracle Application Server ] →画面上部の[ モニタ ] ボタンをクリック → [ wrb/wrbroker ] を選択 URL 中にマルチバイト文字列が含まれる場合の障害 Oracle Application Server R4.0.x は、URL にマルチバイト文字を使用することを想定しており ません。そのため、日本語等のマルチバイト文字を含む URL を使用すると、一時的に CPU 使用率が高騰する可能性があります。したがって、この現象を防ぐために、URL はシング ルバイト文字だけで構成してください。また、シングルバイト文字だけで URL を構成する ことが著しく困難な場合は、以下の設定例を参考に問題回避策を施してください。 【設定例】 Windows NT プラットフォームの回避策 1 OAS を起動する際の環境変数 NLS_LANG を US7ASCII に変更することで、当該現象 を回避することが可能です。なおこの時、OAS Manager(管理画面)中の日本語部分 既知の障害・その他 9 が文字化けすることがあります。下記の手順で Node Manager 起動時とその他起動時 とで、環境変数を変更してください。 C:¥> set NLS_LANG=AMERICAN_AMERICA.US7ASCII C:¥> owsctl start wrb (管理画面をご利用の場合) C:¥ set NLS_LANG=JAPANESE_JAPAN.JA16SJIS C:¥ owsctl start admin Windows NT プラットフォームの回避策 2 xlf.log の出力を停止します。この場合、xlf.log に代替するものとして HTTP アクセス ログがあります。HTTP リスナーの設定ファイルに CLF 形式ログと XLF 形式ログの 2 種類を設定することで、xlf.log と同等の情報を得ることが可能です。なお、以下の ケースに当てはまるお客様の場合、この回避策採用に際してはご注意願います。 -xlf.log と HTTP アクセスログとでログのフォーマットが異なるため、ログ集計のた めのアプリケーションを作成されてる場合、アプリケーションの変更が必要になり ます。 (clf 形式と xlf 形式で 2 種類のファイルになります。) - xlf.log の場合、Oracle データベースにログ出力することが可能ですが、HTTP アク セスログでは不可能です。 その他 同一仮想パスに対する複数制限に関する仕様 同一の仮想パスに対して、IP 認証とドメイン認証を同時に設定することはできません。 10 Oracle Application Server Enterprise Edition for Windows NTリリース・ノート・アップデート リモートデータベースへの接続に関する注意事項 DAD 追加のとき、リモートデータベースへの接続でもデータベース名(ORACLE_SID)の 入力が必要です。つまり、DAD 追加の際には、すべてのフィールドに入力する必要があり ます。 DTC について 単一のデータベースに対するトランザクションを行う際には、DTC は必須ではありません。 Perl カートリッジのサポートについて Perl カートリッジにおいては、インタプリタ部分である Perl カートリッジ本体はサポート 対象としますが、その他の部分(サードパーティ製のフリーソフトなど)はサポート対象 外とさせて頂きます。 サンプルのサポート方針 Oracle Application Server R4.0.8.2 では、サンプル・プログラムをサポート対象外とさせて頂 きます。 サポートされるブラウザについて リリース・ノート P5、「設定と管理」→「ブラウザ」の記述はすべて誤りです。以下が正 しい記述です。 OAS Manager が正常に動作するために、サポートされているブラウザは以下の通りです。 ! JDK 1.1.6 準拠のブラウザ − Netscape Communicator: 4.7 − Microsoft Internet Explorer: 5.0 JServlet アプリケーションの R4.0.8.1 からの移行に関する注意 Oracle Application Server R4.0.8.1 から移行した JServlet アプリケーションでは、環境変数 CLASSPATH に以下のファイルが含まれていることが必要です。 %JAVA_HOME%¥jre¥lib¥rt.jar %ORACLE_HOME%¥ows¥cartx¥jweb¥classes¥jweb.jar %ORACLE_HOME%¥ows¥cartx¥jweb¥classes¥jservlet.jar %ORACLE_HOME%¥orb¥4.0¥classes¥yoj.jar 既知の障害・その他 11 %ORAWEB_HOME%¥classes¥cosnam.jar %ORACLE_HOME%¥jdbc¥lib¥classes12.zip 移行ユーティリティーを用いた後、下記の手順で確認してください。 Node Manager のメニュー項目 [アプリケーション]から該当するアプリケーションを選択し、 [設定] → [環境変数]を選択します。 環境変数 CLASSPATH の中に上記のファイルが全て含まれていることを確認します。 含まれていないファイルは手動で追加してください。 ただし、CLASSPATH の設定の最後は、%CLASSPATH%で終わるようにしてください。 外部リスナーの登録に関する注意 Oracle Application Server R4.0.8.2 では外部リスナーとして、iPlanet Web Server(旧 Netscape Enterprise Server) 4.0 SP4 を使用できますが、リスナーの登録を行う時、NLS_LANG が日本 語に設定されていると登録できません。登録を行う前に、NLS_LANG を unset するか、英 語(AMERICAN_AMERICA.US7ASCII)に設定した後に、Node Manager を再起動してください。 登録後、NLS_LANG を元に戻してから Node Manager を再起動しても問題ありません。また、 iPlanet の管理者リスナーである https-admserv を、Oracle Application Server に登録しないでく ださい。Oracle Application Server が不安定になる場合があります。 12 Oracle Application Server Enterprise Edition for Windows NTリリース・ノート・アップデート
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