カードの作り方(レジュメ版) - 立教大学

カードの作り方
佐藤
研
(updated: 2009.8.13.)
学習および研究に際して、「カード」を作成する必要があるということはあまり言われないかも知れない。しか
し、本格的なレポートや卒業研究論文、そして修士論文を書く段になると必ず必要になる。ここでは、簡略にレ
ジュメ風に述べておくので、詳しくは担当の先生やその道の先輩に聞きながら、そのコツを習得してもらいたい。
1.
「カード」の種類
1.1. 文献カード
前章の「引用の仕方・・・」参照。1枚1文献の原則で記入する。
コンピューター(データベース)で交換可。
1.2.
情報カード
情報の要約・引用、およびアイディアノート用
コンピューターで交換困難!
[たとえコンピューターでノートを取っても、各情報ごとに印刷する必要]
2. 原則
2.1. カードは同じ大きさのものを揃える(B6 版推奨)
2.2.
1情報 1 カードの原則、裏は使わない
2.3.
アルファベット(またはアイウエオ)順にカードボックスに立てて整理→検索が容易になる
(文献カードの場合)――著者名の順に
(情報カードの場合)――タイトルを付け、その順に
カードが多くなれば、(カードと同じ大きさ+インデックス付きの)仕切板を適度
に使用する
<仕切り版>
大ジャンル名(福祉、料理、実習、宗教 etc, etc)
を書いておく
3.
文献カードの例
Yamakawa
山川谷雄『変遷するキリスト教世界観』教文堂、1999 年
あと何も書かなくてよい(自分で持っていず、大学図書館にある本ならば、「立教図書館在庫」などと書いておい
てもよい。その他、短い自分の評価・感想を書いておいてもよい。前述のように、「文献カード」はコンピュータ
ーのデータベース・ソフトで作ってもよい)
4.
情報カードの例
4.1. その 1
タイトル
サブタイトル
しゅうきょう
著者名
書名(略記)
山川谷雄『キリスト教』
終末論
「終末論の根源としてあげられるのは・・・ _____
__________________________
__________________________
________________________
」
(pp.18-19)
過去 2000 年の終末論的現象の総括文。どこかで引用!
評価メモ(なくてもよい。赤ペンでもよい)
引用文☆
頁数
☆ 長い引用なら、当該の本の該当箇所を(縮小)コピーして貼り付けてもよい。
4.2. その2
しゅうきょう
(私見)
終末論
_要するに終末論の最大の問題は・・・・ ______
__________________________
__________________________
___________である。
自分の観察・発想もとりあえず情報カードに記しておく