南三陸町での医療支援活動に従事して/小児救急研修会が開催されました

第32号
おひさま
香川小児病院ニュース
32号
平成23年 4月25日
住所:〒765-8501 香川県善通寺市善通寺町2603
発行元:香川小児病院おひさま編集室
TEL:(0877)62-0885
発行責任者:中川義信
ホームページ
編集責任者:岩井艶子
FAX:(0877)62-5384
http://www.kagawasy-hosp.jp/
小児科紹介
副院長
伊藤道徳
★はじめに★
医療はその治療方針の違いにより,一般的には内科系と外科系に大きく分類されてい
ます。しかし,小児の医療を行う立場からすると,小児医療と成人医療とに分類するこ
とが必要だと考えます。香川小児病院には,20以上の診療科があり,循環器内科などの
診療科名がついていますが,その全てが小児を対象とした小児医療を担当する診療科で
す。小児科とは,成人の内科に相当する小児の診療科で,小児内科ということができる
でしょう。また,医療の進歩により小児科も成人医療の内科と同様,いろいろな専門分野に細分化されてきてい
ます。しかし,小児科の医師は小児科全般の医療(一般小児科)を担当しながら,それぞれの専門分野の医療を
行っています。今回は一般小児科の紹介をしようと思います。
★診療体制★
現在の小児科のスタッフは,副院長,臨床研究部長,診療部長,医長8名,医師8名,専修医5名の合計24名で,
このうち,医長2名,医師3名と専修医1~2名は,新生児科専任として診療にあたっています。その他初期研修
医が数名ローテーションで診療を担当し,研修医と専修医は,それぞれ上級医と指導医の指導のもとで診療にあ
たっています。
★外来部門★
小児科の診療は,大きく外来部門と入院部門に分けられます。外来部門では,午前中の一般外来,主として午
後からの専門外来と時間外外来,夜間と土・日祝日の救急外来として診療が行われています。一般外来は,原則
2名の医師が診療にあたり,患者さんが多い場合にはもう1名が診療を担当します。一般外来で,専門分野での診
療が必要と考えられる場合には,それぞれの専門外来に紹介して,より専門的な診療を行っています。救急外来
は,365日・24時間体制で,休日と準夜帯(17時~23時)は2名,深夜帯(23時~翌日の8時30分)は1名で診療を
行っています。また,準夜帯では地域の小児科の先生方が診療に加わってくれています。しかし,救急外来を受
診される患者さんが年間2万人を超え,これらの患者さんの中には,いわゆるコンビニ受診と思われる患者さん
も多く,本当の意味での救急医療に支障をきたす様になってきました。そこで平成22年11月から救急外来での診
察に選定療養費を導入しました。これで,救急外来の受診患者さんは減少しましたが,救
急外来からの入院患者さんの減少は見られず,本当の意味での救急医療が行えるようになっ
てきていると思います。
★入院部門★
入院部門では,年間約3,000人の新規入院患者さんがいます。これらの患者さんの中で,
一般小児科が担当するのはほとんどが急性疾患患者さんで,気道感染症や感染性胃腸炎な
どの感染症です。これらの患者さんの中には,基礎疾患があり専門外来で診療を受けてい
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る方もいますが,このような場合には,専門の先生と相談しながら診療を行っています。また,一般小児科として
入院した患者さんでも,入院後の検査などにより専門的な医療が必要なことが明らかになった場合には,専門の先
生に紹介して,その指導のもとで診療を行っています。
★おわりに★
香川小児病院の小児科の医師はみんな,病気の子ども達が元気になって笑顔を取り戻してくれるよう
に頑張っています。これからも病気の子ども達のためにもっともっと頑張っていきたいと思っています
が,そのためには,皆さん達の協力が必要です。皆で協力して病気の子ども達に笑顔を取り戻しましょう。
南三陸町での医療支援活動に従事して
小児科
三好達也
香川県総合救護班の一員として、4月4日から7日まで宮城県の南三陸町で医療支援活動に従事してきました。
そのときの被災地の状況についてご報告したいと思います。
南三陸町は、今回の震災でその被害の規模から広く知られた地域の一つだと思います。標高数百メートルの
山とリアス式海岸に囲まれた風光明媚な土地。そのようなイメージをもって訪れた現地は、全く異質の光景で
した。内陸の栗原市から車を走らせ峠を下ると、ある高さを境に、かつての家屋や車といった構造物がことご
とくなぎ倒され、平らに広がっていました。その平面は海へとなだらかに連なり、海岸付近の一帯は高さを失っ
て海原につながっていました。
活動の拠点である医療本部は小高い土地に建つベイサイドアリーナにあります。支援団体は全国から集まっ
ており、現地の事情に精通した地元の医師を中心に組織されています。朝のミーティングで状況の把握と方針
の確認を行い、各団体は担当する避難所へと向かいます。香川県総合救護班の担当は歌津地区の避難所です。
そちらでは震災から3週間が経っても電気や水道は未だ復旧していませんでした。電気も水道も当たり前にある
日常から、それらがない日常へと突然移り住む現実。それが1か月近くもつづく生活。想像はしていましたが、
現状は想像を超えていました。
避難所では診療活動を行いました。対象となる疾患は、震災発生からの時期で異なります。発生直後であれ
ば、溺水や外傷、クラッシュシンドロームなどが中心となっていたでしょうが、3週間が過ぎると高血圧症や糖
尿病といった慢性疾患が中心となっていました。避難所生活は長期となっており、上気道炎や胃腸炎などの急
性疾患で体調を崩される方は若年層でもみられました。今後は過酷な衛生環境のなかでの感染症の流行が懸念
されます。会話の中で震災の恐怖や不安を表出される被災者の方は少なくなく、多大なストレスに晒された方
に対するメンタルケアはますます重要となってきています。
今回の活動は短期間でしたが、医療支援活動に従事し被災地の状況を知りました。復興への歩みは始まった
ばかりで、まだまだ支援を必要としていることを実感しました。それは、長期にわたる、多角的な、ありとあ
らゆる支援です。いま読んでくださっている方、それぞれの立場でできる支援がきっとあります。できること
から始めましょう。
小児救急研修会が開催されました
小児救急認定看護師 藤本 縁
平成23年2月17~18日に平成22年度中国四国ブロック管内小児救急研修会が開催されました。研修内容は、「虐
待」をテーマにした講義内容で、小児虐待への対応は、病院、警察、行政、地域が連携することが大切であること
を学びました。
また、特別講演は、高知女子大学の小児看護学教授、中野綾美先生による「小児救急場面における家族ケア」で、
子どもが急な病気や事故にあった時にはご家族は危機的状況に陥りやすく、私達医療者は子どもだけでなくご家族
も含めた援助をしていく必要があることを学びました。
日常の業務を離れて、2日間の集中した研修を受講し、小児救急に関する新たな知識を得ることができました。
それぞれが各職場において、実践に活かしていけることと思います。
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重症心身障害児(者)病棟では平成22年度
栄養管理室とのコラボ企画・病棟内調理を
おこないました。
各病棟のリクエストにこたえて腕をふるって
いただいたスイーツの数々をご紹介します!
11病棟
“秋の彩りプレート”
スイートポテトにリンゴのコンポート
プリンケーキと超豪華!!
サンタクロースも思わず
つま み食い?!
12病棟
甘~い苺とキュウイ、すっきり
ミントの香り一杯のクリスマス
ケーキにみんなうっとり!!
病棟中があま~い香りに
包まれました
お腹も心も大満足!!
プロの技を披露してくださった栄養管理室のみなさんです
16病棟
15病棟
ホットケーキとクレープ そして紅茶のパンケーキ
ホットケーキのスカイツリーも登場しました
*15病棟、16病棟は同じメニューで実施しています
クレープ、プリン、ムースと
豪華バージョンのスイーツが
ラインナップ!
また来年度もよろしくお願いします
療育指導室
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平成23年 4月25日
くはらクリニック
院長
久原 孝
くはらクリニックの紹介を致します。くはらクリニック
は平成14年4月に徳島県三好郡東みよし町に開業しました。
診療科目は、小児科、内科、アレルギー科です。私は、徳
島大学医学部を卒業し、その後徳島大学病院小児科、高知
赤十字病院、国立療養所東徳島病院、町立半田病院小児科
を経て、現在に至っています。残念ながら小児病院での勤
務はありません。小児科のみならず地域の皆さんのかかり
つけ医院となれるよう努力しています。専門は小児科ですが、子どもはもちろんその家族、おじいちゃ
ん、おばあちゃんなど幅広く診察を行っています。顔馴染みになると、当院の待合室がちょっとした
社交の場になっているようで、皆さん我々職員や他の患者さんたちと気軽にお話をしています。
当院は南に四国の大河吉野川をひかえ、北は讃岐山脈に接した自然豊かな町にあります。県道鳴門池
田線沿にあり、自動車でのアクセスは容易です。周囲には緑と田んぼが広がっています。県西部のた
め冬場はよく冷え込み、今年は特に寒い日が多かったです。一階平屋建てで、待合室にゆとりをもた
せた造りになっています。その一角には子どもさんの待ち時間を楽しく過ごしてもらう為のプレイルー
ムも設けています。また、インフルエンザなどの感染症の患者さんは隔離室にて診察するようにして、
入口も玄関とは別にしています。予防接種のみの方には専用の部屋を作っており、診察の方と予防接
種のみの方との区別をしています。
当院のすぐ南には高速道路のサービルエリア(吉野川ハイウエ
イオアシス)が見えています。ここでは季節に応じた色々な
イベントが開催されており、町民の集う場所となっています。
また、地域で採れた農作物や植物の市も開かれており、方々
から訪れる人達の人気を集めているようです。吉野川ハイ
ウェイオアシスからさらに遊歩道を通ると、名勝美濃田の淵
の景観、キャンプ施設・ログハウスの利用も楽しむことがで
きるようになっています。夏休みや気候の良い時期には家族連
れや仲間同志の方たちで大変賑わっています。当院からも徒歩で
10分かかりませんので、春には桜並木を、夏には阿波踊りの公演を見に行っ
たりと、子どもたちとよく散歩に出かけています。
地域のかかりつけ医として、患者さん家族の健康状態を
把握し、必要があれば、遅滞なく医療設備の整った専門
病院に紹介することを常日頃から心がけてい
ます。いつも紹介患者さんを受け入れて頂け
る小児病院の存在は、とてもありがたく思っ
ています。今後も香川小児病院と
連携をとりながら、地域医療に貢
献したいと思います。
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平成23年 4月25日
子どものためのリハビリテーション Q&A
Q1.子どものリハビリって何をするの?
A1.発達の遅れ,脳や神経が原因で運動が困難なお子様,骨や筋肉の病気を抱えたお子様,コミュニケーシ
ョンが苦手なお子様に対して,理学療法・作業療法・言語聴覚療法(ことばの教室)ときめ細かく総合的
なリハビリを提供し,お子様の発達を支援しています.
Q2.理学療法ってなに?
A2.理学療法は、寝返り・はいはい・立位・歩行など運動面を中心にお子様の成長を支援しています。さら
に未熟児や呼吸器に問題を抱えたお子様のリハビリも実施しています。
Q3.作業療法ってなに?
A3.作業療法は、主に遊びを通じて手の動きの向上を支援しています。また、日常生活に必要な着替えや食
事などを指導しています。作業療法を実施しているお子様は、就学前の幼児から学童児が中心で,脳性麻
痺や脊髄性進行性筋萎縮症などの神経筋疾患、熱傷・外傷後の障がいなど様々です。作業療法以外でも
QOL(生活の質)向上のために、自助具や手の装具の作成なども行っています。
Q4.言語聴覚療法(ことばの教室)ってなに?
A4.言語聴覚療法では、ことばの教室と称して、言葉の遅れ、発音、きつ音(どもり)、広範的な発達の遅
れ、自閉症、口蓋裂、難聴などの疾患に対して検査、評価,療育を実施しています。また地域社会の中で
コミュニケーションの面から豊かな生活が送れるように支援しています。
Q5.他にどんな活動をしているの?
A5.理学療法士は,座ることが困難なお子様には座位保持装置(椅子),歩行が困難なお子様には車椅子,歩
行が苦手なお子様には特殊な靴(短下肢装具,整形靴,足底板)の作成を支援します.
足底板(中敷き)と
ニューバランスの
ハイカットシューズの
組み合わせ
靴型の装具
立位台
定番のバギー
昇降式の座位保持装置
作業療法士は,保育士と協力し病棟での療育に参加する試みも始めています.
言語聴覚士は,乳児健診への協力や,耳鼻科にて聴力検査,補聴器の適合にも係わっています.
またリハビリテーション科では、リハビリ学生の実習施設、リハビリ養成校への講義、特別支援学校との
連携など社会貢献も推進しています。
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第32号
香川小児病院ニュース
平成23年 4月25日
新人からの一言
未熟児病棟で働き始めて、1年が経過しました。よく思い出されることは、「赤ちゃんにどう
関わったらいいか」毎日悩んでいたことです。抱き方一つ怖くて、泣いている赤ちゃんを見る
と「どうしよう。」、それしか考えてなかったように思います。
今でも印象に強く残っている体験があります。ビン哺乳をしていた時、少しだけ赤ちゃんが
むせたかと思うと、みるみるうちに顔色が変わってしまい、何もできず先輩看護師に助けても
らいました。「こんな子たちを相手に何ができるだろう?」と怖さばかりが先に立っていまし
たが、今はできることが増えたと思います。
実感している一番の変化は、赤ちゃんによく話しかけるようになったことです。話しか
けながらケアをしていると、あれだけ赤ちゃんに壁を作っていた自分が不思議に思え
ます。自ら関わりを持とうという姿勢が1年経って出てきているのかもしれません。
この4月からNICUへと配置が変わりました。また、最初に戻ってしまったと考
えがちですが、未熟児病棟で成長できた自分がいるのと同じように、1年後の自
分を信じて、至誠を尽くせればと思います。そして、スペシャリストな看護がで
きるように研鑽を重ねたいと思います。
看護師 髙塚裕之
昨年の8月の30日よりこちらでお世話になっている金谷吉真です。
私の出身は岡山県の北部に位置する津山市です。冬には、30から40cm位の積雪があ
り、11月も終わりになると車のタイヤもスノータイヤに履き替えていました。雪が
積もってくる時期になると、近場に恩原高原スキー場があり、そこでスキーを楽しんだ
後、帰りがけに奥津温泉で風呂に入るのが楽しみです。
食べ物に関しては、香川県はうどんがおいしいく、安いのも魅力ですが津山でもホルモ
ンうどんがB級グルメで有名になりました。東津山駅の周辺に行くとお店がありますが、中でも
私が好きなのは「くいしん坊」というお店で、土日になると県外からたくさんの人が来ています。
仕事に関してはまだまだ覚えることが多く、職場の皆さんに助けて頂いてやっとといった感じです
が、早く一人前になれるようがんばっていきます。
薬剤師 金谷吉真
私は小さい頃、香川小児病院に入院した経験があり、検査や処置など不安ばかりの私に看
護師さんは毎日優しく接してくれました。その体験がきっかけで、絶対看護師になり香川
小児病院に就職したいという思いを強く持ち続け、看護師という職業を選びました。
平成22年4月、念願であった香川小児病院に就職でき、重症心身障害児(者)病棟である1
2病棟へ配属となりました。
就職前「患者さんの気持ちが分かる看護師になりたい」と思っていましたが、実際に勤務
すると、「ごめんなさい」で許されていた学生時代とは違い、患者さんの急変やチューブの事
故抜去など思いもしない経験をし、人の命を預かる責任の重さを改めて痛感しました。初めは
もどかしい気持ちでいっぱいになり、自分は本当に看護師に向いているのか悩む日もありまし
たが、その度、先輩看護師さんより労いの言葉をかけて頂き、頑張ろうと決意を新たに
しました。
看護師 井上 舞
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香川小児病院ニュース
平成23年 4月25日
臨床研修医だより
初期研修医
中堀亮一
私は福岡で生まれ育ち、地元の大学を卒業し、初めて九州の外に出ました。香川に
来て驚いたことが2つあります。
1つは、ありきたりかもしれませんが、うどんのおいしさです。細麺で有名な博多
ラーメンを食べて育った私には、こんなにモチモチした麺は人生最大のディープイン
パクトでした。飲み込めず誤嚥しそうになったこともままあります。
2つ目は、夜の星空です。曇りの日でなければ、プラネタリウムのような満天の星
を見ることができます。仕事終わりに自転車で家まで帰る途中、星空にみとれてしま
い、トラックにひかれそうになったこともままあります。
香川小児病院で働き始めてまもなく1年になりますが、香川小児病院には、時間を
問わず、多くの患者さんが来院され、救急外来は毎日大忙しです。
小児救急は初診ですべて診断がつくわけではなく、非典型例で受診してくる場合も多く、典型例よりも非
典型例の方が典型例ではないのかななどと、何を言ってるのかわからないような感じが現実なのです。
最近、小児医療や救急医療について様々な意見を耳にしますが、私は、もっと、お母さんたちに小児医療
についての知識を伝えることの大事さを、ひしひしと感じます。でなければ、不安で救急にいってしまうお
母さんたちを非難できない。
子どもというのは日々違います。だからその分格闘するし自分自身も試される。子どもと関わるのは難し
いです。
だけど、とっても楽しい!
子どもから学ぶこと、たくさんありますよね。子どもたちはどんなことにもとても素直に反応してくれま
す。小児科は飛躍力や跳躍力という言葉がぴったりの、それぞれ個性を持った子どもたちの成長の可能性の
大きい分野です。
医師である前に子どもたちの本音や夢をちゃんと聞いてあげられる大人でいたいと思います。
赤ちゃんはなぜ歩けるようになるのか・・・歩けるようになるまで、褒められて喜ばれて期待されて見守
られるからだ、と以前どこかで読んだことがあります。
ずっと、一歳児を見るこんな目で子どもの成長を見守りたいです。
編集後記
名残惜しい別れと、新しい出会い・出発の心弾む春が訪れました。
しかし今年は例年と違い東日本大震災では多数の方が被災され、未だに続く余震、原発事故・・
と不安の中で迎える春となりました。私が、初めて東北太平洋沖地震を耳にしたのは、当日準夜勤務
に出勤したスタッフからでした。地震、津波・・断片的な言葉。TVからは波間に漂うライトをつけた
ままの車の映像が繰り返し映されているだけで、具体的な情報はありませんでした。あれからもうす
ぐ1か月がたとうとしていますが被災地の状況も、情報もまだまだ断片的であり、刻々と変化していま
す。先日「目の前のがれきを見たら失望しかない。でも、未来を見れば勇
気が湧いてくる」との言葉が報道されていました。当院でも義援金を募っ
たりDMATなどの活動をしていますが、私も自分にできることは何なのかを
考えながら生活したいと思っています。
(編集委員 福田泰世)
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