事務室だより「據」(第8号)

據
事務室だより
2007 年 5 月 11 日
№2
(通巻 8)
備品購入計画書ぎりぎりで地教委に提出
何とか 5 月 10 日の締切に間に合いました。もっ
ともこちらが期日に間に合わせても,向こう(地教
委)がその後の日程を明示していないので,いつ備
品が入るかは全く不明ではあるのですが。これも
おかしいといえばおかしいのです。気の弱い人た
ちは,言われたとおりに仕事をして,後はただ待
つばかり・・・ではいけないので,急ぐように絶えず
要望していきたいと思っています。
しかし,とりまとめにはとても気を使いました。
教科の皆さんの要望は良く分かるし,そうはいっ
ても金額は限られていて,少ないしということで。
できるだけの手を打って要望にこたえるように努
力したつもりです。そのため消耗品の予算がかな
り厳しくなっていることはご理解ください。効率
的な予算運用にさらに努力していきます。
学校徴収金の納入について
今年度最初の納入日を 5 月 24 日から 3 日間とし
ます。子どもたちが学校に持ってきましたら,す
ぐに事務室に持たせるようにしてください。よろ
しくお願いいたします。
今年度は徴収額がかなり減りました。昨年から
何度か職員会議で議論していただき,保護者負担
を減らしたいという願いが先生方の努力で実った
ものだと思います。
減額の状況は次表の通りです。(長子のみ)
17 年度 18 年度
増減
補助教材費
20,170 14,625
▲5,545
1 給食費
32,832 33,003
171
年 校納金
9,360
6,600
▲2,760
計
62,362 54,228
▲8,134
補助教材費
14,730 11,540
▲3,190
2 給食費
32,832 33,003
171
年 校納金
9,360
6,600
▲2,760
計
56,922 51,143
▲5,779
補助教材費
31,550 16,540 ▲15,010
3 給食費
32,832 33,003
171
年 校納金
9,360
6,600
▲2,760
73,742 56,143 ▲14,839
計
※3 年は,今年度アルバム代を別途徴収としています。
新しい賃金制度のこ
と
・「給
与構
造」の見直しによって新年度から中高年の給与水
準を引き下げ,職務職責を重視したものに変わっ
た。今回「現給保障」で,今の給料は保障された
ものの人によっては退職まで給料が上がらない
という昇給延伸状態が続くことになって,働く意
欲の湧かない仕組みが出来上がってしまいまし
た。問題は実はこれだけではないのです。
① 従来の給料を4分割し,昇給時期を年 1 回,1
月 1 日としたこと。職務給の導入を前提とし
たものだが,県公労の協議が整うまでは全て C
(良好 4 号アップ)になる。将来が不安・・・
② 現給保障(前号で説明。不充分だと思うので
具体例をもう少し出して,説明します。次号以
降で)
③ 勤勉手当の支給率の見直し
従来,6 月 0.7 12 月 0.75 計 1.45 であった
ものが,6 月 0.725 12 月 0.725 とし,勤務実
績を支給額に反映できるようにしました。但
し,県公労の競技が整うまでは,良好以上の成
績は全て 71/100 の支給率になるとしました。
これによって勤務成績によって支給額に差が
生ずることはなくなったのですが,勤勉手当
ての支給率は年間 0.03 の減額となったこと
になります。気が付いていましたでしょうか。
ブツブツ
・ 今日から奄美地区人権・同和教育研究協議会の基
礎講座に出席するため,それまでにはこの「だより」
を発行しようと必死になっています。学校徴収金の
ことを知らせておいて,来週早々には作業に取り掛
かりたいからです。天城町の所得は県の最下位か
ら 2 番目です。最下位は隣の伊仙町。こんな実態を
知って,学校徴収金のことを見直さない訳にはいか
ないとずっと考えていました。今年度,それがいくら
か前進しホッとしています。
・ 景気が回復したということを政府がいくら言ってもこ
んなに実感の湧かないことはありません。景気回復
に伴って給料に反映するとか生活する者たちに実
感を伴うのがこれまでの《景気回復》であったはず
なのですが・・・それが今は,労働分配率は下がった
ままなのですから・・・格差社会がひろがっているの
でしょうか。その上,離島・奄美の暮らしは大変厳し
いままです。
・ その奄美の人々は,歴史的には「シマジン」と呼ば
れて本土の各地でつらい生活を強いられ,それを乗
り越えて来たのでした。「『島人』と呼ばれた人たち
は・・・」と伝聞の形で奄美への差別意識を助長した
「朝日新聞」や共同通信(06.3.8)の報道に対して
差別問題に取り組む人たちの考え方,意識を問いた
いと思い,この会に出席することにしました。県同教
に和眞一郎先生や薗博明先生がいた時代から「奄
美差別」に対する認識が変わっていないことを祈り
ながら・・・(仙)