体つくり運動の授業(低学年)

第 1学 年 体 育 科 学 習 指 導 案
平成21年1月23日(金)第5校時
1年2組
34名
指導者
香西
利昭
1年4組
35名
指導者
松本
市子
1単元名
わくわくどうぶつランド
2単元の目標
【運
動】 動物の模倣を通して、体つくりの中の多様な動きをつくる運動遊び
ができる。
【態
度】友達と仲よく協力し、楽しく安全に運動しようとする。
【学び方】運動の基礎となる感覚や動きが身に付くように、自己の力を試しな
がら、運動することができる。
3単元の評価規準
運動への関心・
運動についての思考・判断
意欲・態度
・それぞれの運動に、進ん
運動の技能
・ 運 動 が 楽 し く で き る ・自分の体を多様に動か
で取り組もうとする。
ように、友達と一緒
して、運動することが
・安全を確かめたり、きまりを
に動きを考えたり、
できる。
守ったりして、仲良く協力し
場を選んだりしてい
て運動しようとする。
る。
<単元について>
いろいろな器具・用具を使って、自己の力を試したり動きを楽しんだりすることができる。
また、友達と仲よく協力して体を動かす楽しさを味わうことができる遊びである。
(1)一般的特性
いろいろな器具・用具を使って、登る、体を支える、体を回転させるなど、運動の基
礎となる感覚や動きを養う運動である。
・マット→体を移動する運動遊び・・・・・転がる、体を支える、バランスをとる
“クマ、カエル”など
・布くぐり→体を移動する運動遊び・・・・はう、あおむけ“アザラシ、ラッコ”など
・ボール→用具を操作する運動遊び・・・・友達とボールをはさんで運ぶ
“ゴリラ”など
・缶ぽっくり→用具を操作する運動遊び・・用具に乗り歩くこと“キリン、ゾウ”など
・平均台→体を移動する運動遊び・・・・・はう、歩く“カニ、ヘビ”など
1年
体つくり
― 1 ―
・ろく木→力試しの運動遊び・・・・・・・自分の体を支える“サル、モモンガ”など
・輪→用具を操作する運動遊び・・・・・・リズミカルに体を回す、跳ぶ
“フラミンゴ、ウサギ”など
・けんステップ→体を移動する運動遊び・・両足や片足でリズムを変えてはねる
“カンガルー”など
(2)児童から見た特性
・動物になりきって活動することで、多様な動きを経験することができる。
・友だちと動きを見合うことで、さらに動きを工夫することができる。
・新しい動きにチャレンジして、できるようになる喜びを味わうことができる。
4児童の実態、授業の工夫
<児童の実態>
体を動かすことや運動は好きですか
運動が嫌いと答えた児童は1名で、1年2
組・4組のほとんどの児童が、運動が好きと
答えている。嫌いな児童は、うんていができ
ないからという理由であった。運動別に見る
と、水あそび・ボール・かけっこ・リレーの
運動は好きな児童が多いが、鉄棒・リズム遊
びの運動が嫌いと答えた児童が多かった。
好き 61人
嫌い 1人
どちらでもない 4人
どんな運動が嫌いですか
どんな運動が好きですか
水遊び
水遊び
とびばこ
とびばこ
鉄棒
鉄棒
マット
マット
ボール
ボール
リズム遊び
かけっこ・リレー
リズム遊び
かけっこ・リレー
体つくり
体つくり
0
5
10
15
20
25
30
35
1年
40
45
体つくり
0
― 2 ―
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
<授業の工夫>
(1)一人一人がめあてをもつために
・学習カードを使って、めあてをもった活動をする。
・めあてを明確にする。
(2)友だちとのかかわりを深めるために
・4 ~ 5 人 の グ ル ー プ を 2 つ 合 わ せ て 活 動 す る こ と に よ り 、お 互 い の 動 き
を 見 合 っ て 、友 だ ち の 動 き の よ さ を 見 付 け た り 、自 分 の 動 き の 良 さ に 気
付いたりする。
・グ ル ー プ で 話 し 合 う こ と に よ っ て 、友 だ ち と か か わ り 合 え る よ う に す る 。
(3)場や教材の工夫
・いろいろな動物になって動くことで、楽しみながら活動する。
・2 ク ラ ス 合 同 の 授 業 を 設 定 す る こ と に よ り 、子 ど も た ち に と っ て 多 く の
か か わ り を も つ こ と が で き る 。ま た 、複 数 の 教 員 が か か わ る こ と で 、器
具等の準備がしやすくなったり、個に応じた指導にあたれたりする。
・ 児 童 が 楽 し く 運 動 で き る よ う な 、器 具 ・ 用 具 の 配 置 を 工 夫 す る 。
平均台
缶ぽっくり
ろく木
布くぐり
ボール
けんステップ
1年
体つくり
― 3 ―
台
舞
マット
輪
5
学習過程(全6時間)
やってみる
時
数
1
2
ひろげる
3
4
6
わくわくどうぶつランドであそぼう
わくわくどうぶつランドをつくろう
教
師
の
働
き
か
け
5(本時)
○学習内容の確認
○準備運動 ~どうぶつたいそう~
○用具の準備
○学習内容の確認
○準備運動 ~どうぶつたいそう~
○用具の準備
学
習
活
動
ふかめる
・いろいろな器具・用具を使って、動物の動きに挑戦する。
・ペアで動きを見合う。
・ペアになり、2人でできる遊びをつくり楽しむ。
・いろいろな器具・用具を使って、自分のできる動きで遊ぶ。
・いろいろな動きを試す。
・考えた動きに名前をつける。
○整理運動
○にこにこタイム
・グループ内での振り返り
・全体での振り返り
○用具の片付け
◇ろく木
◇マット
◇平均台 ◇ボール ◇布
◇缶ポックリ ◇けんステップ
◇輪
○整理運動
○にこにこタイム
・グループでの振り返り
・全体での振り返り
○用具の片付け
○めあてをもって学習に取り組み、また、学習したことを次時に生かせる
ように学習カードを用意する。
○動きを工夫している児童を積極的に賞賛し、意欲の向上を図る。
○振り返りの中で、動きを工夫していた児童を紹介し、全体の動きの種類
を広げる。
○用具の扱い方や場の使い方、移動の仕方など、安全に留意する。
1年
体つくり
○めあてをもって学習に取り組めるように学習カードを用意する。
○一人一人が進んで活動に取り組めるように、絵(掲示物等)を活用して
学習内容を視覚的にとらえられるようにする。
○友だちと関わり合いながら楽しく活動できるように、ペアで行動させる。
○動きを工夫している児童やよい声かけをしている児童を積極的に賞賛
し、意欲を高める。
○用具の扱い方や場の使い方、移動の仕方など、安全に留意する。
― 4 ―
6 本時の学習(本時
(1)ねらい
5/6時)
運動
動物の模倣を通して、多様な動きをつくる運動遊びができる。
態度
友 だ ち と 仲 よ く 協 力 し 、楽 し く 安 全 に 運 動 し よ う と す る こ と が で き る 。
学び方
自己の力を試しながら、運動することができる。
(2)展開
時
10
学習活動
○教師の働きかけ ◇評価
① 準 備 運 動 と し て「 ど う ぶ つ た い そ う 」 ○ 音 楽 に 合 わ せ て 、 体 の 部 位 を 十 分 に
をする。
伸ばすよう声をかける。
②本時のめあて、内容を確認する。
○学習のめあてを掲示する。
③用具の準備をする。
○安全に気を付けて準備させる。
マットや平均台は4~6人で、声を
かけ合いながら運ぶ。
わくわく動物ランドで遊ぼう!
12
④グループごとに各場所で動物の掲示
を見ながら運動し、ペアの友だちと
見合う。
(合図があったらグループで次の場
所へ移動する)
動物になって動く
友だちの動きを見る
<どうぶつランド>
1マット(クマ、カエルなど)
2けんステップ(カンガルーなど)
3輪(フラミンゴ、ウサギなど)
4ボール(ゴリラなど)
5平均台(カニ、ヘビなど)
6ろく木(サル、モモンガなど)
7かんぽっくり(キリン、ゾウなど)
8布くぐり(アザラシ、ラッコなど)
◇動物の動きを考えて運動している。
◇友だちと仲よく運動している。
友だちと動いてみる
8
○その動物に合った動きができるよう
に声をかける。
⑤整理運動
⑥にこにこタイム
○カードに振り返りを記入し、交流す
る。
○楽しかったこと、よかったことなど
を発表し合い、次の活動への意欲を
もたせる。
・グループで話し合い
・全体で話し合い
⑦用具の片付けをする。
○みんなで協力し合い、安全に気を付
けて用具を片付けさせる。
1年
体つくり
― 5 ―
わくわくどうぶつランドをつくろう!
マット
月
日
ぬの
1ねん
月
日
ボール
くみ (
月
)
日
かんポックリ
月
日
①いろいろなうごきをかんがえ ①いろいろなうごきをかんがえ ①いろいろなうごきをかんがえ ①いろいろなうごきをかんがえ
る。
る。
る。
る。
②かんがえたうごき
へいきんだい
②かんがえたうごき
月
日
ろく木
月
②かんがえたうごき
日
フラフープ
②かんがえたうごき
月
日
けんステップ
月
日
①いろいろなうごきをかんがえ ①いろいろなうごきをかんがえ ①いろいろなうごきをかんがえ ①いろいろなうごきをかんがえ
る。
る。
る。
る。
②かんがえたうごき
②かんがえたうごき
②かんがえたうごき
1年
体つくり
― 6 ―
②かんがえたうごき
1年
体つくり
― 7 ―
第 2学 年 体 育 科 学 習 指 導 案
平成20年5月21日(水)第5校時
1
2年1組38名
指導者
志賀
まり子
2年3組38名
指導者
泊
清
美
単元名
にんじゃになろう!
2
単元の目標
【運 動】 体つくりの運動遊びで、自己の力を試すことができる。
【態 度】 安 全 を 確 か め た り 、 き ま り を 守 っ た り し て 仲 良 く 運 動 す る こ と が で き
る。
【学び方】 友だちと工夫して楽しむことができる。
3
単元の評価規準
運動への関心・
運動についての思考・判断
運動の技能
・そ れ ぞ れ の 運 動 に 、進
・運動がたのしくできるよ
・自分の体をいろい
んで取り組もうとす
うに行い方を考えたり、
ろ 動 か し て 、運 動 を
る。
場をえらんだりしてい
することができた
る。ジャンプ、連続ジャ
か。
意欲・態度
・安 全 を 確 か め た り 、き
まりを守ったりして
仲良く運動しようと
する。
ンプ
・短縄跳び→両足跳び、2
人横並び跳び、前後ろ2
人跳び
・平均台→歩いてポーズを
とる、1回転、2人歩き
<題材について>
(1)一般的特性
・ターザンロープ→ぶら下がる、ゆらす、のぼる
・布くぐり
→はう、あおむけ、おいもころがり
・連続ジャンプ
→立ったままジャンプ、かえるジャンプ、連続ジャンプ
・短縄跳び
→両足跳び、2人横並び跳び、前後ろ2人跳び
・平均台
→歩いてポーズをとる、1回転、2人歩き
・ろく木
→登ってポーズ横歩き、2人じゃんけん、足かけワニさん
・手ぬぐい
→体まわし、ふり、友だちとひっぱる
・マット
→調子よく転がる、川とび、友だちところがる
2年
体つくり
― 1 ―
(2)児童から見た特性
忍者になりきり修行することで,さまざまな動きを経験することができる。
友達の動きを見たりアドバイスを取り入れることで、さらに動きを工夫することができる。
新しい動きにチャレンジして、できるようになる喜びを味わうことができる。
4
児童の実態・授業の工夫
<児童の実態>
【体を動かすことが好きですか】
・好き 94% ・どちらでもない
・嫌い
3%
3%
【体育の授業は楽しいですか】
・楽 し い
94%
・楽しくない
・ど ち ら で も な い
3%
<体育の授業は楽しいですか>
3%
楽しい
【どんな運動が好きですか】(複数回答)
・おにごっこ48% ・なわとび 49%
・遊具 52%
・とびばこ 38% ・走る
62%
・水遊び 64%
・ボール 54%
・リズム遊び 37%
【どんな運動が嫌いですか】
・おにごっこ29% ・なわとび 27%
・遊具 16%
・とびばこ 24% ・走る
14%
・水遊び 10%
・ボール 11%
・リズム遊び 30%
【器械・とび箱・マット】
・好き 38% ・どちらでもない 38%
・嫌い 24%
【遊具】
・好き 52% ・どちらでもない 32%
どちらでもな
い
楽しくない
<器械・とび箱・マット>
好き
どちらでも
ない
嫌い
・嫌い
16%
ア ン ケ ー ト の 結 果 か ら 、ほ と ん ど の 児 童 が 体
を動かすことも体育の授業も好きであると答
え て い る 。し か し 、器 械 運 動 や と び 箱 、マ ッ ト
を 使 っ た 運 動 は「 好 き で は な い 」や「 ど ち ら で
も な い 」と い う 子 ど も が 他 の 運 動 と 比 べ て 多 い 。
そ こ で 、忍 者 に な っ て 修 行 す る と い う 場 を 設 け 、
運 動 す る 楽 し さ を 味 わ わ せ た い 。ま た 、児 童 が
か か わ り 合 い 、協 力 し な が ら 運 動 に 親 し む よ う
にさせたい。
2年
体つくり
― 2 ―
ひざをよ
くのばし
ておこう
ね。
<授業の工夫>
(1) 場 や 教 材 の 工 夫
児童が楽しく運動できるような器具や用具の配置を工夫する。
(2) 指 導 上 の 工 夫
①
忍者になりきって修行をすることで楽しみながら体を動かすようにさせ
る。
②
4~5人のグループを2つ合わせて活動することにより、お互いの技を
見合って友達のよさを見付けたり、自分のよさに気付かせたりする。
③
グループで話し合うことによって、友達とかかわり合えるようにする。
④
修行カード(振り返りカード)を使って、めあてをもった活動をする。
⑤
2クラス合同の授業を設定することにより、子どもたちにとって多くの
関わりをもつことができる。また、複数の教員がかかわることにより、
器具等の準備がしやすくなり、複数で指導にあたれる。
はしわたりのじゅつ(平均台)
虫とりのじゅつ(ジャンプ)
とびなわのじゅつ(なわとび)
びょよよ~んのじゅつ
(ターザンロープ)
ころんのじゅつ(マット)
た
い
ぶ
かべわわたりのじゅつ(ろく木)
手ぬぐいのじゅつ(手ぬぐい)
水とんのじゅつ(ぬのくぐり)
児童の学習カードより
2年
体つくり
― 3 ―
5
学習過程(全6時間)
やってみる
時数
1
ひろげる
2
3
4(本時)
忍者
忍者入門
修行
学習活動
技に挑戦する。
2人で見合う
◎いろいろな器具・用具を使っ
てどんな動きができるのか
やってみよう。(技)
教師の働きかけ
・学 習 の 進 め 方 が 分 か る よ う に 、学 習 カ ー
ドを用意する。
・いろいろな器具・用具を経験させる。
・ど ん な 動 き( 技 )が で き る か 、確 か め る 。
・い ろ い ろ な 動 き や 声 か け を し て い る 児 童
を賞賛する。
・用 具 の 扱 い 方 や 場 の 使 い 方 、移 動 の し か
たなど、安全に留意する。
5
にんじゃになろう!
・学習内容の確認
・準備運動―忍者体操―
・用具の準備
・整理運動
・グループ内での振り返り
・全体での振り返り
・用具の片付け
ふかめる
◇ろく木 ◇平均台 ◇手ぬぐいを使って
◇なわとび ◇つりわ(アタック) ◇布
◇マット ◇ロープ
・学習の進め方が分かるように、学習カードを用意する。
・個々の児童に合った忍法を選べるように、声をかける。
・友達とかかわり合いながら、楽しく運動遊びをさせる。
・いろいろな動きや声かけをしている児童を認め、賞賛する。
・いろいろな動きを取り入れるように声をかける。
・用具の扱いかたや場の使い方、移動のしかたに留意する。
2年
体つくり ― 4 ―
6
忍者
認定
○○忍者、認定
技を発表し合う。
6
本時の学習(本時
ねらい
4/6時)
○自分の力を試すことができる。
○安全に気を付け、きまりを守って仲良く運動することができる。
○友達といろいろな動きを工夫して楽しむことができる。
時
学習活動
○教師の働きかけ
8
①集合・整列をする。本時のめあてや
○学習のめあてを掲示する。
分
◇評価
内容を確認する。
②準備運動
忍者体操
○音楽にあわせて体を十分にほぐさせ
る。
③用具の準備
○安全に気を付けて用意させる。
にんじゃになろう!
25
分
④ め ざ す 忍 法 を 選 ん で 運 動 し 、友 達 と
見合う。
○個々の児童に合った忍法を選べるよ
うに声をかける。
(グループで
<忍術>
ローテーションをする)
1びょよよ~んの術(ロープ)
2水とんの術(布くぐり)
技に挑戦する。
3虫とりの術(ジャンプ)
4とびなわの術(なわとび)
5橋わたりの術(平均台)
2人で、
見合う
6かべわたりの術(ろく木)
7手ぬぐいの術(手ぬぐい)
8ころんの術(マット)
◇友達と、いろいろな忍法に挑戦して
いるか。
◇友達と仲良く運動しているか。
○いろいろな動きを取り入れるよう
に、声をかける。
12
⑤整理運動(2チーム)
分
⑥グループ(個人も含む)での振り返
り
⑦全体での振り返り
○楽しかったこと、よかったことなど
⑧次時の意欲付け
を発表し合い、次への意欲をもたせ
る。
○みんなで協力し合い、安全に気を付
⑨用具の片付け
けて用具を片付けさせる。
2年
体つくり
― 5 ―
7
授業のまとめ・研究協議会
(1) 授業のまとめ
成果
・『忍者修行』として授業を展開したことで、児童は忍者になりきり、楽しく
体を動かしながら意欲的に取り組めた。
・ め あ て を も っ て 取 り 組 む こ と で 、「 で き な か っ た 技 が で き る よ う に な っ た 。」
「友達と声をかけ合いながら運動して楽しかった。」という達成感をもつこ
と が で き た 。更 に 、「 も っ と や り た い ! 」と い う 気 持 ち に つ な が っ て い っ た 。
・友達の動きを見たり、一緒に動いたりすることで、友達との関わりを深める
ことができた。
・学習カードの活用で、様々な動きを工夫したり、自分の力を試そうとしたり
することができた。
・2クラス合同の授業であるため、用具・器具をいくつか組み合わせて授業の
場を設定することができた。そのため、多様な動きができた。
今後の課題
・多様な場を設定した場合、マットやなわとびなどの技能的な運動の指導は、
どこでポイントを押さえて支援したらよいか。
・複数の指導者で授業に当たる場合の役割分担をどのようにしたらよいか。
(2) 研究協議会について
研究協議会では、講師の国士舘大学教授
をいただき進められた。
【協議会より】
池田延行先生にもたくさんの助言
・現行の指導要領の考え方をうまくとり入れると共に、新指導要領を踏まえた
授業の取り組みが見られる授業であった。
・授 業 に お い て 、活 動 の 場 が 多 様 に 用 意 さ れ 、子 ど も た ち が 技 を 工 夫 し て い た 。
子ども達それぞれが、①自分ができた。②友達とできた。③みんなで動くこ
とができた。というできる喜びを味わい、自分のめあてをたてて、それに向
かって取り組むことができた。
・今後、授業を考えるにあたっては、中教審の「学習スタイルの提言」では、
発達段階を考えて、習得(やってみる)→活用(広げる)→探求(深める)
という学習過程を組むとよい、と言われている。
・習得のカテゴリーの中では
①技能的なものができている運動(基礎的な技能をおさえる。マット、縄
跳びなど)
②体験する運動(布くぐり、タオル操作など)
③安全を配慮した運動(ろく木、平均台、ターザンロープなど)などバラン
スよく取り入れ、多様な活動ができるように、場を設定していきたい。
・評価については、観点をしぼり、授業ごとに評価対象の子どもを決めたり、
個々の子どもに振り返りカードを活用させたりしながら、次の指導に役だて
ていくとよい。
上記のようなことが話し合われた。
2年
体つくり
― 6 ―
2年
体つくり
― 7 ―
きょう力
きょう力
めあて
めあて
めあて
めあて
めあて
めあて
3
きょう力
3
きょう力
3
もっとできる
きょう力
2
1
まんぞく
きょう力
3
もっとできる
あんぜん
2
1
まんぞく
あんぜん
2
もっとできる
あんぜん
2
まんぞく
あんぜん
1
もっとできる
あんぜん
1
まんぞく
もっとできる
(マット)
ころん の じゅつ
い
た
ぶ
びょよよ~ん の じゅつ
(ジャンプ)
虫とり の じゅつ
まんぞく
今日のふりかえり
あんぜん
(ぬのくぐり)
水とん の じゅつ
3
3
3
3
(ロープ)
2
2
2
もっとできる
2
まんぞく
1
もっとできる
(なわとび)
とびなわ の じゅつ
1
まんぞく
(手ぬぐい)
手ぬぐい の じゅつ
1
もっとできる
(平きんだい)
はしわたり の じゅつ
なかよく たのしくしゅぎょう~
1
まんぞく
(ろく木)
かべわたり の じゅつ
「もっとやりたい!」~みんなで
<資料>