WEB機関紙65号 - 管理職ユニオン・関西

管理職ユニオン・関西
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第65号
2002.8.10
「管理職ユニオン・関西」ニュース
〒530−0044 大阪市北区東天満2−2−5 第二新興ビル605
T E L 0 6 -6881-0781 FAX06-6881-0782
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発行 : 管理職ユニオン・関西 / ユニオンあゆみ
会社でいじめられているサラリーマン大集合!
経験、年齢、性別不問!
サラリーマン以外でも可、女性大歓迎
「こらえてばかりで委員会(イインカイ)?」大人気によりまたまた開催!
毎朝、営業部長に「アホ、ボケ、カス」と怒鳴られている Sです。今度は「顔が悪いから売れない」が
加わりました。前回たくさんの方にお集まり頂きありがとうございました。皆様から熱いご声援が多く、
第二回目を開催することになりました。都合がつけば弁護士の先生にも参加して頂き、どこまでが「人
権なのか?」も学習していく予定です。
こらえてばかりの組合員の皆さん!こらえてばかりでイインカイ?
年齢・管理職・平社員等関係なく、大いに討論して問題解決できるよう意見交換しましょう。そして、
いやな事は忘れて大いに飲んで盛り上がりましょう。
(いじめられている営業マン代表より)
○ 日時 8月 30 日(金) PM 7時∼9時
○ 場所 管理職ユニオン関西 事務所
○ 会費 1000円 ポッキリ 明朗会計 追加ボッタクリなし
○ 参加資格 ・会社でいじめられている営業マン。営業マンでなくとも可。すなわち誰でも可!
○申込方法①電話受付 8/21(水)・8/28(水) PM 6:30∼8:00
T E L 0 6 -6881-0781
②はがき、FAXで「こらえてばかりで委員会パーティ参加」と書いて FAX 06-6881-0782
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私の闘争とその勝敗
O
私の闘いは、昨年8月14日に上司から『退職勧奨』を受けた事に端を発しました。不安と憤りの感情が
頭を駆け巡る中、私は、
“管理職ユニオン・関西”の門を叩き、仲村書記長に「こんな時代だから会社に残る
方向で考えなさい」とアドバイスして頂いていたのですが、今の魅力の無い会社に留まる事には、正直抵抗
がありました。しかしながら「はい、そうですか」とアッサリ辞めてしまったのでは相手の思う壺であること
も又事実なので、かなり悩みましたが、基本的には“居残る”方針を決意して、組合に加入致しました。
そうして、私と会社(実質的には社長個人)との闘いのゴングは、同年9月14日、第1回目の団体交渉
をもって鳴らされたのです。当時まだ社員であった私は、複雑な気分で着席したことをはっきりと記憶して
います。中には、たった1度の団交で『退職勧奨』が撤回された例もあると聞いておりましたので、期待と
不安が入り混じった、実に微妙な感覚でした。しかしながら、会社側の対応は「組合何するものぞ」といった
感じで、予想以上に強固で硬直的な対応しか示さず、
(社長命令のためと思われる)ありもしない事実をで
っち上げ、
『退職勧奨』の正当性をことさら強調していました。10月3日に会社より、組合宛に「O を解
雇としたい」と正当な理由も無い解雇通告書もどきの文書がFAXされてきました。すかさず10月17日
に第2回目の団交を行ったのですが、
そこから先は最後の第4回目の団交に至るまで終始「だんまり」作戦を
貫き通しており、全く事態が進展しませんでした。抗議行動も三回実施し、地労委への提訴も合わせて行い
ました。仲村書記長には、「こんな理由での解雇は実質上成り立たないので、裁判で仮処分を勝ち取る方向
で攻めてみては…」とアドバイス頂きましたが、「徹底的に闘いたい」という私個人の意思は、結局家族の同
意を得るに至らず、
“嫌がらせ”的な闘争方法しか選択できませんでした。今更、日本の裁判制度の〝遅さ
〟を嘆いてみたところで、何の解決にもならないことは十分承知しているつもりです。残念な事に、私の“失
業手当の仮給付”は180日分しかありません。その間に、会社に全面勝訴することと、次の仕事を探す事
とを両立させるのは、至難の技としか思えませんでした。
しかし、今年の年明け早々、ひょんな事から『仕事』にありつく事が出来、一安心したと同時に、前職場
に対する“怒り”が急速に萎えていくのが自覚できるほどでした。
「取り敢えず、生活の目途も立ったし、これ以上会社と闘って何が得られるだろうか。
」
とまで、考えるようになり、その気持ちを正直に、F執行委員に打ち明けました。
そこで、自分自身の視野の狭さと、思慮の無さを嫌と言うほど解らされ、正に、
“目から鱗が落ちる”思い
で、再び闘争を継続していく決意を固くした事が、昨日の事のように思い出されます。
念の為に申し添えておきますが、あくまでも、己の自主的な意思によって、
『戦いの継続化』を決心した
のであって、他の左翼的な組合の如く、強制されたわけでは決して有りません。ですから、ドロップ・アウ
トすることは、実質上いつでも可能であったわけですが、前出の F 執行委員が、本当に親身になって相談
に乗って頂き、ともするとすぐに結果を求めてしまう、私の生来の欠点を見事に克服させて下さいました。
多分、私のように“労働争議”という闘いを初めて経験された方々の中には、
『地労委』の進捗状況にイ
ラついておられる人達も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。しかしながら、半年以上に及んだ
『地労委』での闘いも、本年6月19日ついに“和解”にまでこぎつける事ができました。仲村書記長が「こ
の案件は、本来であれば裁判してたら絶対勝てた。
」と仰って頂きましたが、私に取りましては、例え形が
“和解”
であっても、
解決金を会社側に出させ、
尚且つ、
『解雇の撤回』
を勝ち取った事は、
「大勝利だ!!!」
と叫びたい気持ちで一杯です。確かに、前職場への復帰は無理でしたが、それは本来私の望むところではあ
りませんでしたので、本当にこの結果には、大満足しております。風説によりますと、業績も日に日に落ち
込み、倒産する日もそう遠くは無いと聞き及んでおります。そういった意味からも、今回の『退職勧奨』に
始まり、
『解雇』にまで及んだ一連の“労働争議”は、私自身にとって「沈みかけた泥舟」から一足早めに
抜け出す事が出来た、正に起死回生の出来事であったと、感謝の気持ちさえ湧いて参ります。
来月で、仲村書記長と出会ってから早、1年の年月が経つわけですが、私の人生の中で、忘れられない 1
年と成るでしょう。日本中に数多くの“組合”が存在している中で、
『管理職ユニオン関西』という“組合”
に出会えた事は、本当にラッキーな出来事でした。
「闘う事」も「戦いを止める事」も総て己の気持ち次第。
そんな謳い文句は決して嘘では有りませんでした。それどころか、前述しましたように、自分で闘う事を決
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意しておきながら、戦闘を放棄して逃げ出してしまうような“ひ弱な人間”にさえ、手を差し伸べ、勇気付
け、ゴールに向かって伴走してくださる。
『管理職ユニオン関西』がそんな組合である事は、私が身を持っ
て体験致しました。
現在も闘争中の皆様、私のように決して途中で諦めないで下さい。そして、腹を割って己の真意を伝えれ
ば、それに異を唱える方はいらっしゃらないと思います。
『管理職ユニオン関西』という組合を通して闘え
ている皆様は、まだ運に見放されていないと信じてください。私如きのキャリアで、申し上げる事ができる
のはこの程度です。
最後になりましたが、仲村書記長をはじめ、大浜書記次長、執行委員の M さん、そして最もお手数をお
かけした執行委員の Fさん。皆様のお陰をもちまして、頼りの無い、短気な私でも、1年間闘い抜く事が出
来ました。この紙面をお借りしまして、厚く御礼申し上げます。
事務所の運営は組合員全員の手で
私達の活動の基本は、相談者・加入者が闘いを始めた時、その闘いをサポートすることにあります。皆さ
ん、
月に一度は組合活動に参加しませんか?有給休暇を取って事務所に来ませんか?この不況で労働相談は
後を絶たず、交渉や闘争も増え、事務所業務は非常に多忙になっています。労働相談、団体交渉要員、地労
委闘争、裁判傍聴など、組合員の皆さんの応援をお願いします。
闘いに勝つためには考えよう
その3
仲村 実
「決断」をすることが前へ進むステップ、そのために考えよう。
何事においても悩むことはある。
管理職ユニオンに相談に来る人は、
様々な攻撃や労働条件の不利益変更、
職場での人間関係がうまくいかず何とかしたいと思うからである。
相談に訪れた人は、話を聞いてもらった上で、労働組合でどんなことができるか説明を受けて、一人で対
処をするか、組合に加入するか最初の選択をせまられる。
退職勧奨を受けたり時、悩んで考えこむと、いろいろとシュミレーションをしてしまう人が意外と多い。
結論が出ず、堂々巡りをする。更に悩みがひどくなる。職場でのトラブル、人間関係のストレスに加えて、
職場以外でもストレスを増幅させることになる。こうしたことは出来れば避けるほうが得策である。そのた
めに、私は「決断」がいると思う。悩んだり、結論が出ず堂々巡りのタコ壺に入ったら、できるだけ早く他
の組合員と相談をしたり、だべったり、経験を聞いたりして、自分は何か行動をすべきか、すべきでないか、
「決断」することが必要ではないか。考えてください。
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退職勧奨に立ち向かう
O
今年の2月20日、代表取締役より退職勧奨を通知され、その内容は「4月5月出勤せずに2ヶ月の間に
就職活動をしてください。5月末に退職予告手当てを出すので、6月以降は会社に来なくてよい」というも
のでした。
昨年の11月頃から直属の上司と折り合いが悪く徐々に仕事を取り上げられるようになっており、
時々退
職をほのめかす言動を取られていましたが、さすがにショックでした。また今後の対処法がわからず気が動
転するばかりでした。
気をとりなおして労働基準局に相談に行っても良いアドバイスはもらえなかったのですが、
図書館で管理
職ユニオン関西の存在を知り相談に行こうと考えていました。そういった折り、同僚から同じ状況の人が九
州にもいると聞き連絡を取ったところ、彼Nさんも同じ状況で、どこに相談に行ったら良いか困っている状
況でしたのでユニオンの存在を伝え、共に頑張ろうと励ましあいました。
最初の来訪時に仲村書記長に相談に乗って頂き、2度目の来訪時にはNさんも同行し、同じ日に入会しま
した。書記長の心強い勧めもあり、その日のうちに本社に組合加入通知書を送り、すぐに団体交渉を申し入
れました。私とNさんの会社との闘いの始まりです。組合加入通知後、出社すると上司より指示があり、今
日からはパソコンを使うな、
電話も取らなくてもいいから今後の業務は営業が活用できる資料作成をするよ
うにとのこと。同僚に職場での無視の指示も出しており、さっそく攻撃を仕掛けてきました。
最初の団体交渉では退職勧奨の撤回を要求し、書記長の気迫あふれる労働法に基づいた言葉に会社側が圧
倒され、アタフタしているのを感じました。団交後ユニオンと言うバックアップもあり、退職勧奨はなくな
りましたが、①本当の意味での業務復帰 ②給与体系改定に伴って業務職B(私とNさんの2人のみ)にな
った理由の回答及び改善を求め、組合員の方に協力していただき、2回目の団交を行いました。
会社側に出席を要求していた代表取締役、役員、親会社の役員は来ず、部長以下の交渉となり今回も誠意
ある回答は用意していませんでした。会社側の煮え切らない対応に「こんな不誠実な会社も珍しい」と怒り
出す組合員の方もいるほどでした。そんな力強い組合員の仲間たちに支えて頂いて心強く感じました。
現在会社とはアンタッチャブルな関係にありますが、闘争の時と通常業務の時では頭を切り替えて、業務
の取り組み方を多少オーバーアクションで積極的にアピールし、社内では協調、和に努め、協力してくれる
仲間を1人でも増やすつもりです。
今は次の闘いに備え、労働弁護団の勉強会や、
「こらえてばかりで委員会」に参加したりして、組合員の
仲間たちからパワーをいただき、少しお酒を飲んで本音で話しをすることで発散し、事務所の貸し出し本も
活用したりして充電中の毎日です。
解決は自分で導くもの
組合活動は“やってもらう”
“やってあげる”の依存関係ではありません。会社依存から単に組合
依存にかわっただけでは解決にはなりません。あなたの“どうしたいのか”について、あなたが
“どうするか”を決め、あなたが“主体”とならなければ何も始まりません。私達は、組合員が
会社への依存から脱し、自立して生きていくために、本人の主体性に基づいて、組合員が相互協
力し問題解決をサポートしています。あなたの取り組み次第によって、その解決も違ったものに
なります。より納得できる解決を導くために組合活動や学習会に参加し、様々な問題で闘争して
いる組合員と交流し、自身の問題への取り組み方を考えてみましょう。
「組合員の○○○です」と
お電話下さい。参考になる交渉などをお知らせします。積極的にどんどん組合を活用しましょう。
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個人医院にて
K
今年 3月 4日勤めていた姫路市**町の D医院の D医師(D院長の娘婿)より、勤務して 1年も経とう
としてるのに、急に「レセコンがちゃんとできないと辞めてもらう」と退職勧告を受けました。3 月 25 日
組合に入った事を通知し今後組合員として交渉する旨お話したところ、大変驚かれたようで、
「辞めさせる
つもりはなく扶養家族として収まるように勤務時間を減らすように」とのことでした。しかし、昨年 12 月
に院長より聞かれて扶養を抜けると話したばかりで、そのつもりで働いていましたので、交渉を続けるつも
りでした。
すると、翌日から何度も帰り際に院長に呼び出され、主人と私について「組合になんか入って」ときちが
いよばわりされ、大声で罵倒されました。私の両親も呼び出され、何とか組合を辞めるように説得してくれ
と言われたようです。I医師は、近所に病院ができたり、患者負担が増えたりという病院側に不利な情報に
おたおたして、手っ取り早く私の勤務時間を減らそうと難癖をつけて嫌がらせをしかけてきました。従業員
には気を使う必要などないという、I医師の傲慢な態度がどうしても許せませんでしたので、公の場所では
っきりとさせたいという気持ちが大部分でした。しかし、田舎の年寄りの事で「やるならやってみろ覚悟は
できている」とすごむわりには、I 医師は、弁護士をみつけるまでは色々理由をつけて団交を引き延ばし、
なんとも卑怯な人間です。
それでも 5 月に 1 回目の団交をわざわざ大阪から大浜さんに来ていただき、組合員の方も 1 人参加くだ
さり、主人を含めてこちら 4人・D医院が 3人で D医院で行いました。その時、72 歳の院長は、組合に対
する侮辱、私に対しても侮辱暴言、あまりの酷さに相手の弁護士も口を慎むようにと後で注意してくださっ
たようでしたが、1日 2 日で元通りでした。それからは、失敗をあげつらわれ、周りはみんな敵でした。そ
れでも絶対に負けないという強い信念がありましたし、主人や大浜さんの適切なアドバイスのおかげで、乗
り越えることができました。
しかし、2 回目の団交のための書類が遅いとしびれを切らした I 医師が、6 月 17 日解雇通知を突きつけ
てきました。不当な解雇は認められないとすぐ内容証明を送り、強硬に勤めに行きましたが、仕事ができな
いように院長が私にくっついてまわったり、患者さんの前で罵倒したり鍵をかけて入れないようにしたり、
と思い出しても腹が立ちます。その後 7 月 1 日に姫路の弁護士事務所で、弁護士だけを相手に交渉をしま
した。大浜さんも主人も勤め続けることは難しいという考えでした。私の中では納得できない、あくまで仕
事は続けたいという気持ちはありましたが、冷静になり、できるだけたくさんのお金をとってやると気持ち
を切り替えました。田舎であれだけ人前で怒鳴られて、今思えばもっと言い返してやればよかったと後悔し
ています。弁護士には、解決金と相手の謝罪を要求しましたが、結果 7 月 18 日弁護士の説得のおかげで、
和解金の受け渡しの日に正式退職、双方第 3者に口外しないということで、和解合意書にサインしました。
謝罪の文はありませんでしたが、お金を出したことで、どちらに非があるか明らかと思います。また、弁護
士が「これ(和解金)で水に流してやって下さい」と言われたのでそうすることにしました。次の新しい仕
事も見つかりました。今度はこのご恩を少しでも返せるようにお役に立てることがあれば、協力させて頂き
たいと思います。組合の方々の支えを頂き本当にありがとうございました。
フリーマーケット大成功に終わる!
前回の機関紙で「あゆみ」主催のフリーマーケットを7月21日(日)にOビジネスパークにて行うとの
予告をいたしましたが、大成功を収め、大幅な収益を上げることが出来ました。皆様にはたくさんの品物を
ご提供いただきまして厚く御礼申し上げます。当日は、9時30分から開店準備にかかりましたが、すぐに
お客さんが寄ってきて、品物の奪い合いになり、かえって私たちのほうがあっけにとられてしまいました。
午前中で完売。これほど見事に成功するとは思っても見ませんでした。 今回の反省としまして、数少ない
あゆみのメンバーが団結し、ひとつの物事をやり遂げたことはすばらしいことです。労働運動にせよ、何か
物事をやり遂げるには、お互いが協力し、分業しながらも、最後の矢印(方向)にひとつにまとまらなけれ
ばならない。それが出来た、達成できたと今回の催し物で感じた次第です。
(柴玲)
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外部委託、大型化進む - 米企業、リストラに聖域なく
M
6月19日の日経によれば、米日用雑貨大手のプ社(*&*)は管理業務の8割を外部に委託すると明らか
にしました。
委託先に支払う金額は年間1200億円。
年内に委託先を選んで詳細を詰め、
早期に実施する。
*&*はリストラ計画の一環で1999年に世界各国の事務・管理業務を集めたグローバル・ビジネス・*(G
B*)という社内他部門向けサービス供給会社を社内に設けた。GB*に勤める7000人のうち5700人
を削減しもう一歩踏み込んだコストの削減を目指す。業務を受託した企業が5700人を引き受け*&*に派
遣する形をとる。米産業界のアウトソーシング(外部委託)では過去最大級。6月14日付けの米紙はアウ
トソーシング産業の歴史に残る出来事になると報じています。
先ごろ発表された**電器の*ビジネス・サービス(*BS)を嚆矢とする、社内サービス会社を新設し、辞
めさせたい社員を転籍で切り離す手法がこれからはやりそうですが、今回の*&*はその社内サービス会社
(GB*)の人と仕事をまるごと他社に移してしまおうという、さらに一歩踏み込んだリストラです。GB*
の人たちに声をかけてみても「私たちは皆まとめて叩き売られてしまうのか」と早くも諦め顔。一方で秘密
裏に退職強要も進められている様子です。*&*に残こる7000−5700=1300人の運命については
報道されていません。引き取ってもらえない管理職や高給取りを空っぽの会社に残しておいて、
「事業が消
滅したから」GB*会社を閉鎖するので全員整理解雇というのがひとつのシナリオですが、はたしてどうす
るつもりでしょうか。
「企業再編・会社分割と雇用のルール」によれば、会社分割やアウトソーシングによるリストラとの闘い
はかなり厳しいもので、特に労働条件の切り下げを認めて転籍した場合、転籍後に労働条件切り下げの不当
性を争うことは困難であるとのことです。転籍には本人の個別同意が必要であること(民法625条)
、業
務委託後に業務が存在しなくなったとして解雇してくる場合は整理解雇の4要件を充足するかどうかでそ
の有効性が判断されることなど、
それぞれの会社の実態に応じて具体的に勉強してゆく必要がありそうです。
新聞によれば、米国の大手人材サービス会社がアウトソーシングで日本市場進出の商機をうかがっている
とのこと。当のリストラ最先端企業に在籍中の私としては何の自慢にもなりませんが、早晩日本でも私たち
労働者を襲うであろう新手のリストラへの警鐘となればと報告しました。
私自身はこのGB*の社員ではないのですが(*&*の他の組織にいます)
、昨年4月の退職強要、5月からの
仕事禁止令に続いて、今年1月に、何とこのGB*に降格異動して事務サービスの職に就けと強要されて、
現在地労委で争っているところです。会社・人事は、組合員は早く泥船に乗り込ませてついでに沈めてしま
おうと焦っていたようですが、時間切れでとうとう「船が出るぞ」の新年度(7月から)に突入してしまっ
たわけです。
参考図書・資料:
日本経済新聞、朝刊 2002年 6 月 19 日「米企業、効率化に聖域なく。解雇より他社への移管」
日経産業新聞、2002年 6 月 20日「米人材サービス、日本市場進出に照準、雇用革命の起爆剤に」
徳住堅治「企業再編・会社分割と雇用のルール」旬報社 1600円+税
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会社からの再攻撃を体験して T・M
先ず、これまでの経緯と現況について記します。
H12年8月:退職強要を受ける
同月:組合加入
9月:仕事を全て取上げられ、アルバイトと同じエリアに席を移される
H13年2月:協力会社に転籍せよと言われる
同月:組合加入通知書と団交申入書を会社に送付する
3月:団交開催 転籍話を撤回させ、従来の業務に就かせることを約束させる
7月:夏賞与、年棒ともに最低ランクの通知を受ける
8月:上記査定に納得いかず団交を申入し、第2回目の団交開催されるが会社側から決定権者不参
加のため結論を得ず。後日回答せよ会社側に求める。
11月:会社と文書によるやり取りをしていたが、まともな回答得られず。
このため地方労働委員会に申立を行う
12月:第1回地労委開催
同月:会社側弁護士から和解案の提示あり
1月:提示案について若干修正を加え双方和解。地労委の申立を取下げる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
H14年4月:業務上の不始末を理由に仕事を取上げられ、アルバイト作業をさせられる
H14年5月:団交申入れを行う
上記の団交申入れ後、会社から正当性を主張する文書が組合に届きました。
これに対する見解を文書で送付したところ、また反論文書が組合に届きました。
この反論に対して、更に反論文書を書くかどうか未だ決めていませんが、出したら出したで会社側は建前論
に理屈をぶら下げた内容の文書を書いてよこすのは目に見えています。よって、反論文書のやり取りはこれ
位にして団交へと前進させたいと考えています。
教訓1:一度狙われたら再度狙われていることを肝に銘じておくこと
→ つけ入る隙を見せたら再度攻撃が始まる危険性がありますので、
常日頃からガードを固めておきまし
ょう。
教訓2:解決しても月1回は組合に顔を出そう
→ 「ガードを固めるにはどうしたらよいか」など、色々ためになる情報を得ることができます。逆に自
分の体験などを新入組合員にお話しして相談に乗ってあげることもお忘れなく!
教訓3:問題が発生したら直ぐに組合に相談すること
→ アドバイスを受け適切に行動することが早期解決のための要件です。
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はなれちゃいました。
なみ はな
幽体離脱した、たぶん。
もうひとりの私が、自分を見ているんである。
某放送局内のスタジオで、私が書いたラジオ CM 原稿を、テレビで見かけるアナウンサーが読んでいる。
スタッフ7名の中に営業担当兼コピーライター兼ディレクターとして私が仕事している姿を、
私が眺めてい
た。
2000 年 10 月、前の会社から突然自宅待機を言い渡された。いろんな事を考えるにはタップリ過ぎるほど
の時間を与えられ、勢い余って転職することまで考えてしまった。1カ月の待機の後、役員から呼び出され
「懲戒解雇」になった時、進路は決った「コピーライターになる」
。ただ、
「懲戒解雇」の事由が人間として
許されないから裁判をした。
勝利和解のすっきりした気持ちでコピーライター養成講座に通いはじめてから、
20秒間にコトバを凝縮させるラジオ CMコピーを書いてみたいと思うようになった。
講座に通いはじめて4ヶ月後、広告代理店に営業職として就職。入社10ヶ月後、幸か不幸か弱小(?)代理
店のため、営業なのにラジオ CMのコピーを書くことになり幽体離脱したんである。
今になって考えると在職中、
“コピーライターになりたいなぁ”と思いながら毎日の仕事に追われ、管理職
となり部下を持つようになった。だから、考える時間を与えられ(自宅待機)退職する踏ん切りをつけさせた
(企業犯罪的懲戒解雇)。そんなふうに考えると退職は、新しい世界へ踏み出す絶好のチャンスではないか。
はなれてみると良く見えるものだ。
神戸部会報告
M
7月13日(土)午後3時よりにK市教育会館において神戸部会を行いました。
今回は初めての出席者2名を含めた8名で、近況報告をはじめ有意義な討論が行えました。
今回の主な議題として
1. 4月に神戸で行ったリストラサバイバル講座の反省と神戸部会の今後の活動について
2. 団体交渉、争議の支援について
3. 組合対応方針と今後について
4. 裁判支援について
等が話し合われました。
議題 1 のリストラサバイバル講座は、予想に反して多数の出席者が有ったと言うことで、一応の成功を
見たと評価できるものであった。又この出席者数は約8割が新聞で知り得た者で、1割がビラ、又1割がイ
ンターネットと言う結果に成っており、これからもマスコミとの関係が重要であると言う発表がありました。これ
からの活動としては、今回のリストラサバイバル講座の出席者数を見てみると、まだまだ問題を抱え組合を
必要としている労働者が多数存在していると予想され、
神戸部会としてその掘り起こし的な活動を行うこと
とし、先ず手始めに定期的に場所を決め、専用電話を置き、相談会を催していこうということになり、次回
執行委員会に提案する事になりました。又相談会だけではなく、専門家等を呼んで勉強会をしてはどうか、
相談会をどの様に宣伝していくのか等の議論がなされました。議題 2 については現況報告に続き、本人よ
り今後の争議方針と協力依頼がありました。議題 3 については、本人の出席が無かった為、状況のある程
度解っている者より報告がありました、議題 4 についても、本人の出席が無かった為話し合われませんで
した。
一応今回の神戸部会は議論をすることが目的で、
2時間でしたが会場を借り前向きな議論をしたのですが、
やはり議論は尽きる事が無く足りなかった分は、恒例の2次会でも議論が続き、3次会にも持ちこまれ、サ
バイバル講座ではなくて、サバイバル討論会でした。
次回の神戸部会は、前々回の執行委員会の場で、京都部会の現況が少し沈滞気味である報告を受け、一度
神戸部会が応援に行く事となっています。
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「いわゆる不当労働行為なるものについて」
法対・争議対策部【F】
始めに
憲法 28条は労働者と使用者の交渉力を実質化するために、労働者の団結権等を保障していますが、不当
労働行為制度はこの保障の実効性を確保するために、設けられたものであります。同制度は、労働組合を職
場の労働条件等につき交渉する相手として使用者に承認させ、有効な団体交渉関係を維持形成するための秩
序を設定しようとするものです。
近年は、情報通信技術の進歩、経済のグローバル化、国際的企業間競争の熾烈化が続き、
産業構造の第三次化、雇用形態の非典型化、企業単位の縮小化、企業による労務管理の個別化等が顕著にな
り、現在の組織形態のままでは、組合組織化が著しく困難になることは明らかです。一方で、急激な社会経
済的変化のもとでは、不安定な低賃金労働者が多数生み出されており、こうした労働者の組織化の必要性が
重要になってくるものと考えられます。その意味では、
「不当労働行為制度」による労働者の団結権等の実
効的な保障は、現在より一層重要になるものと考えられます。
従って「不当労働行為制度」の目的を有効に達成するためには、どのような制度運営が適切であるかという
ことについて、従来と同様に、これからも追求しなければならない重要な問題であるといえるでしょう。そ
して、不当労働行為の認定基準とは何であるかを考える時、
「いわゆる不当労働行為なるものについて」組
合員各位が、労働委員会に申し立てを行なう時に、何が不当労働行為であるかを中心的に考えなければなら
ない問題であると考えます。さらに、不当労働行為の認定基準とは、労働委員会が不当労働行為の成立を認
定するためによるべき基準であり、労組法第 7条各号の不当労働行為の類型によってその成立要件が異なる
のであるから、その認定基準も、各号如くに論じるべきものであります。
しかし、全部に渡って論じ尽くすことは出来ないので、不利益取り扱いの態様の問題を、
労組法第7条 1号及び 4号に関連して検討することにしました
不利益取扱の意味
1 「事実上の不利益」
労組法第7条 1 号及び 4 号に該当する不当労働行為が成立するためには、労働者に対する「不利益な取
扱」が行なわれたことが立証されなくてはなりません。
そこで不利益取扱とはどのようなことをいうのかが、明らかされなくてはなりません。不利益取扱を不当労
働行為としている趣旨は、その取扱いが当該労働者及び他の労働者が組合員となり、または正当な組合活動
をすることの抑制・抑圧を防止することにあると考えられるから、事実上の不利益があれば充分です。むし
ろ、行政救済事件に関しては、事実上の不利益を問題にしていると考えるべきでしょう。経済的不利益に留
まらず、私生活上、精神的あるいは組合活動上の障碍を伴う使用者の措置も不利益扱いになると考えられま
す。したがって、また、当該労働者に法的請求権があるといえなくても、再雇用拒否や有期契約の更新拒絶
が事実上の不利益を与えるものとして、不利益取扱いになり得るのであります。
偽装解散後の新会社による不採用や、
営業譲渡における譲受会社の譲渡会社従業員の採用拒否等も同様に不
利益取扱いとなりえるものであります。
2 「不利益との認識」
ある判例は、不利益取扱いを「従前の事例との比較において、又は他の従業員につき実質的に均等を欠く
不利益な差別扱いをする」ことを指すといわれています。しかし、不利益扱いとは、当該労働者および他の
労働者が不利益と感じ得るような取扱いをすることで十分であり、かならずしも、他の労働者と比べて差別
的であることを要しないと考えます。
すなわち、労働者本人にとって不利益な待遇であると感じることが、客観的にみて合理的と認められればよ
いのであります。ただ、どのような場合に本人が不利益と感じることが合理的と認められるといえるかは困
難な問題であります。例えば、勤務の指定変更が「当該組合が基盤としている従業員等の一般的認識の上で
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も、また、当該取扱いを受けた者としても、およそ不利益であると受け止めるような取扱いであれば、その
認識が客観的根拠を有するものである限り」不利益取扱いといえるのは当然であります。しかし、他の従業
員等の認識が必ずしも当該労働者の認識と一致しない場合でも、
当該労働者が不利益と認識することにも合
理性がある場合には、不利益性を認めるべきであると考えます。したがって、ある組合員が今までしてきた
ある仕事の担当を外されたような場合、担当組合員を嫌悪する人がいるからという理由で、担当外しが不利
益扱いでないとはいえないのです。仕事の担当外しは、一般的に職場における評価の低下と結びつくと認識
できるからであります。このように考えると、また、不利益取扱いを「使用者が本来ならば労働者に与える
べき正当な待遇を与えない」ことと、解するのも妥当でないことになります。
次回に続く。
* 次回は不利益取扱の分類(不利益の種類)について記述をします。
地 労 委 闘 争 必 読! !地労委 を活 用す る方 法 とは ?
原稿を募集しています!
あなたの経験、または意見を大募集しています。(組合員・非組合員を問いません)
内容は特に限定しませんが、ユニオンの大会方針『明るく!楽しく!元気を広げよう!』
『自立・連帯・協働』に基づくあなたの文章をください!
また、組合員の皆さんの仕事や再出発も応援しています。どんどん紙面を活用してください。
◆ 例題:解決しました! 就職しました!(苦労談) 事業を開始しました!
会社にこうして居座っています・・・・・・・・・・・・・・・・ETC
◆ 締め切り:毎月月末
◆ できれば、メールもしくはフロッピーを郵送してください。(Faxも可)
◆ 字数は特に限定しません。
◆ 編集委員募集中です!(お手伝いください)
連絡は教育宣伝部(大浜)まで
丹波篠山 畑の
無の家 便り
2002年 7 月 19日(金)曇り
キュウリやオクラ、インゲンが採れ出しました。モチトウモロコシが少し密植気味ですが大きくなってまいり
ました。ノラアズキが結構蔓延りだしました。
5月末から 6月はじめにかけて小麦を刈りました。刈った後の脱穀と殻などをとる調整に時間がかかりました。
炒って醤油をかけたりして食べています。
6月 15日は黒豆を播きました。きた人たちがビワの実をほとんどと採って持って帰ってしまいました。まだそ
れほど熟れていなかったのですっぱかったです。その後黒豆はかなり鳥に食われたようであまり芽が出ませんで
した。しばらくしてビワの実がとても甘くなりました。
6月末に篠見で田植えをしました。植え始めたのが遅かったので田んぼの半分くらい植えてもう止めました。山
間なので鳥の鳴き声が盛んです。ホトトギスやウグイス、コジュケイなど梅田では生で聞けない鳥ばかりです。
自然の音楽はタダで聞けていいです。
5∼6 月は電気を 38.8kWh 使い、ガスを 3.407 立方メートル使い、水を 6 立方メートル使いました。夜間電力
は契約を解除しました。6月に自転車の油を 311 円で買い、7月に物干し竿と鋤簾を 3192円で買いました。残り
は 1 万 1083円です。8/24 のバーベキューは山に行ってるのでいません。8/9-27 位まで富山の剣岳と秋田の駒ケ
岳に行ってます。10月は 3 週間くらいチベットに行きます。
「無の便り」編集人 小宮勇介 編集所 兵庫県篠山市糯ヶ坪甲 85-1「無の家」(〒669-2437)
電話 0795-52-8383 mail address: [email protected]
篠山「無の家」で8月24日(土)午後6時からバーベキューをします。参加希望者は、ユニオン事務所ま
で申し込んで下さい。車で分乗していきます。費用は実費です。宿泊予定でできてください。
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大阪労働者弁護団基礎講座に参加して
Y.M
この講座は、3回連続で毎週水曜日の夕方行われています。管理職ユニオンからは5∼6名の
参加、私は5月の連続講座に続き参加しました。
7/24は大阪労働の専門部署、労働基準監督のスペシャリストS氏から労働時間・休日・休暇という題に
てお話をされました。長年専門部署で活躍されていたので、お話も現実的で興味深いものでした。以下にそ
の内容の一部を記載します。
まず、週40時間制について。昭和62年からそれ以前は、週48時間制であったが労働基準法に40時
間制が謳われ、最終的には平成9年から全面的に週40時間制となったとのこと。(ただし従業員数9人以
下の特例対象事業所は除く)また政府は年間総労働時間の目標を1800時間に設定し、所定外労働を短く
すること及び年次有給休暇を取得することにより達成しようとしている。平成13年において大阪府182
9時間で全国平均1848時間より少なくなっている。
また労基法37条違反(時間外、休日労働の割増賃金の違反)が全国で 14,671 件(平成12年)あり、特
に小売業、食品製造業が多いとのことでした。内容的には①割増賃金の未払い、②基礎賃金が異なる場合、
③一部しか支払わない場合。 ③に関しては、サービス残業であり、特に残業の自己申告制は、正確性に問
題があり表向きの労働時間と、実労働時間が異なって来る。また残業手当の定額制は経営者が便宜上やって
いるため、実残業時間をオーバした月は必ず、その時間分支払う必要がある。労働基準監督の専門部署とし
ては、使用者と労働者が、示し合わせば何も出来ないので労働者は正しく主張、申告してほしい。
適正な労働時間の把握の阻害要因としては① 人件費の予算制で、その金額の押さえる。②労働時間短縮
の時間設定があるとき、自分で萎縮して設定時間内に収める。③これ以上残業すると能力がないと会社が言
っていると労働者がみなし、申告しない。④ボーナスの査定に、影響がでる。⑤労働時間を記入するものも
何もない(労働者自身が労働時間に対して意識が希薄)など。
また、労働者に労働時間を自己管理させる企業が半数近くあり、自己申告制による問題が多くでている。
そのため労働基準監督の専門部署では、「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関する基
準」というパンフレットを作り使用者に労働時間の適正な運用を指導している。また働きすぎによる過労死
については、認定時に労働時間が大きな要素となるため、働いた記録がない場合には大変こまる。終業の時
刻に対し労働者の意識が進んでない。上司がいるから帰れない、帰らないではなく終業の時刻には、割り切
って帰るということが必要。会社としては、サービス残業は犯罪。いくら働いても労働者の士気も上がらな
い。労働者は、見て見ぬふりをしないで、正確な時間の申告をしてほしい。
また、終業時刻を終えて会社に残っている場合、上司が帰りなさいというのが当然。残っている場合、何
故残っているのかを、労働者と詰めていく必要がある。労働基準監督の専門部署の労働基準法違反の指導に
関し、有給休暇の例をあげられ、社長が「中小企業だから、有給はとれない。」といっていると申告されても、
専門部署としては指導しづらい。
請求して取れなかったという事実があってはじめて専門部署として指導は
できる。また違反事項に対しては、法律違反をしている事実の裏をとる。できるだけ多くの人が申告された
方が良い。また動いたからには、法律違反を見つけたいので、事実に対する裏を取ってほしい。
労働基準監督の専門部署が書類送検する場合の基準、目安はとの質問に対し、労基法違反での行政指導の
レベルも2種類ある。 是正勧告、是正勧告+警告分(期日までに是正されない場合には、送検する場合が
あります。) のものがある。また、書類送検は、悪質な場合や是正勧告に従わないなどの時、専門部署長の
判断でなされるとのこと。
以上この講座に参加して、労働者がやはり自立しなければならない。残業手当を支給すれば企業が赤字に
なるとの論理に対して、どう自分自身で克服していくかが問われているのではないでしょうか。次回は賃金
についての講座が開催されます。皆さんも参加してみては如何でしょうか。
第 3 期「賃金」について毎水曜日 3回 18:30∼1 回 1500円/3 回 4000円
9月25日・10月2日・10月9日 参加希望者は大浜までご連絡下さい。
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大阪電通合同の闘争
大阪電通合同労組は、*TTのO中央ソリューションの青木部長に対する抗議行動を開始しました。
大阪の*TTでは、青木部長というのは有名な人物で、労働者に対 して「くらわんか音頭」と称して、
太鼓や鐘を鳴らして踊らしながら、 節をつけて「ISDNくらわんか」
「Bフレッツくらわんか」と歌わせ
ながら踊らすのです。
「くらわんか」とは江戸時代の「くらわんか船(食べ物を売る船)
」と京阪の地域(枚方・寝屋川)から
青木個人が考えだしたものです。
現在までは組合の反対で強行しなかったのですが、
新たなバージョンで
「事
業計画達成音頭・つかわんかえ∼!」
(詳細不明。組合は青木に踊ってもらいたいと希望)というのを考え
出し、組合に対し一回の提案説明で強行しようとしました。
組合は、青木部長に団交を申し入れ抗議行動を展開しました。踊って「物が売れるのなら」不況はないし、
科学的根拠のない青木個人の
「宗教的」
「カルト的」
な社員教育を許すことはできない
(一度見てみたいが・
・)
のです。
8月1日、8時50分、H川電話局に結集した組合員27名は、正面玄関での阻止隊(大阪支店管理職)
を跳ね除け、当該組合員を先頭に2階のソリューション営業部の部屋へ駆け上がりました。
入り口のドアにも阻止隊がいましたが、
「阻止をしたら混乱するぞ」の恫喝に誰も何もしない状況で入城
しました。部屋に入るや「青木出てこい!」の怒号に職場の上品なNTT労働者はびっくりした表情、
「青
木ちゃ∼ん出でおいで」と言い直しても手遅れ、緊張しきった表情で私たちを見つめている。
数分後、青木が来たので組合員と阻止隊と入り乱れての「お祭り」が始まり、あっちこっちで「ワッショ
イ・ワッショイ」
。
「押すな!」
「押せ∼!」
「危ない!」
「行け!行け!」青木は「暴力はやめろ」と泣き、
組合員の「くらわんか踊りやめろ」の大合唱。もめにもめた「だんじり」ならぬ「夏祭り」状況に組合員の
「笑顔」がほころびました。
青木は「団交に応じろ」との要求に「ルールを守れ」とのたまうしまつ。
「強行はルール違反」
「くらわん
かの業務の必要性を明らかに」等々、組合員の不屈の抗議と説得活動で、青木が「本日は、くらわんかをや
らない」と発言したため、抗議を中止し、あらためて団交を開催し「説明員」として出席させることを約束
させて抗議行動を中止しました。
青木は、まだまだ諦めていませんが、私たちの闘いに地域の組合が燃え上がり、今時珍しい「逸材」と大
喜び、早く「支援要請を募れ」
、
「地域の団交にださせろ」と日増しに大きな問題になってきました。私たち
の組合員も阻止にむけた意思も固く、これからが本当の「面白い」闘いになるとおもいます。
(See 三十石船とくらわんか舟)
ユニオンではいろいろな本を貸し出していますのでご利用ください。
必ず貸し出しノートに記入して返却す
るようお願いします。また、良い本などがあればご提供頂ければ幸いです。また、書籍紹介文や感想文も募
集しています。どしどしお寄せください。
(教育宣伝部:ユニオン狸)
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書籍紹介
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組合で貸出していますので活用しましょう!
サラリーマン大脱走のすすめ (日系BP)
50 歳からの人生再設計読本。中 年サラリーマンはクビ も飛べばガ ンも襲う。自分リスト
ラの 逆転発想で 「生き甲斐」 をつかみ、 悪い世の中 を痛快に生 き抜こう!
管 理 者のための 労働法 (日本実業出版 )
労務担当者や管理者のための 指南書です 。転籍させるには? 懲戒するには?労働問題 に対
応す るケース別実務対策Q&A。法解釈 と実務の両 面から問題解決の指針 を解説。
人間音痴 (祥伝社)
「対人関係能力 」を伸 ばす習慣術 。なぜか 他人の気持 ちを逆なでする人への処方箋。自分
の話 ばかりする 人・上司とのケンカの仕方 を知らない人 など「人間音痴」にならない 為に 。
指示 ができる上 司・指図しかできない上司 (すばる舎)
指図 しかできない上司は目標 を単に“ノルマ化 ”する 。指示 ができる上 司は目標を納 得さ
せ“ 志”まで高 める。組織の 中で相互信頼を得るためには?気 持ちよく仕 事する為の極 意!
ど ん な部下も戦 力に変わる 聴く 技術・話す 技術 (大和出版)
人材 づくり・組織づくりに 役立つコミュニケーションの技法 とは?リスニングスキル で部
下の 潜在能力が 引き出され、コーチングスキルで「指 示 待ち族」も「自発提案型」に育 つ。
危機 を脱出する 会社再建マニュアル (自由国民社 )
任意整理・民事再生・特定調停・会社更生・破産 。会社が危 機に面した 時の対策マニュア
ル。 倒産5法そ の他を利用すれば、清算 の道を選ばすに再建す る方法は必 ずある!
倒産回避の裏技 66 (WAVE出版)
経 営 者に贈る 、500社 以 上の会社を 救ってきたお助けマン が明かす究 極のノウハウ 満載。
裏か ら読めば、 労働者にとっても自己防衛の手段になります。
良い 倒産・悪い 倒産 (講談社)
倒産 は明日は わ が身かもしれない。倒産の現 実とは?良 い倒産・悪い倒 産の明暗を分 ける
条件 とは?倒産 を乗り切る方 法とは?倒 産こそチャンス、がんばれビジネスマン!
どうする?身近 な人の「う つ」(文春ネスコ)
い ま や「うつ」は「国民病 」と言っていいほど多 くの人が悩 んでいます 。家族が部下 が上
司が「うつ 」になったら・・・。「う つ」は周 囲の人々を 巻き込む病 気である以上「うつ 」を
見守 る側にも対処法が必要で す。患 者 側の視点と 医師側の視 点で構成されたアドバイス集。
専 門 医がやさしく教えるうつ病 (PHP研究所)
正し い知識を持 てば心の病気 は早く治せます。うつ病を 理解する事 は、ストレス管理 につ
いて 多くのことを教えてくれます。うつ病の タイプやパターン・薬物療法 の基礎知識 など。
大失業時代。サラリーマン はこうなる (PHP文庫)
「給料 ・雇用 」「業界動向 」から 「ライフプラン」まで全予測。出世ゲームは勝ち 負けだが人 生
は勝 ち負けではない。悔いの無い 人生を送れたかどうかである。個人が 光る時代が来 た!
人生後半を面白 く働くための本 (日経ビジネス文 庫)
人生 における「 仕事」と「幸 福」の関係 。ところで 近頃会社は 「面白い」 ですか?
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書籍紹介 これからのユニオン運動の展望を考えるに当たって、ぜひ読んでほしい本
大和田幸治著の『企業の塀をこえて』 ■港合同の地域闘争■
書記長 仲村 実
この書物は、現在の全国金属機械労組港合同田中機械支部とその地域共闘の闘いの闘争史である。田中機械支
部は、先々月、管理職ユニオンでアンタッチャブル委員会の一杯飲み会を行った。大阪市港区南市岡の地ビール
のビヤホール「地底旅行」の経営母体でもある。
“はじめに”で『私たち全国金属機械労組港合同は、典型的な中小労働組合でありますが、「ゆりかごから墓場
まで」を標榜し、何よりも「人格の尊重」「人と人とのつながり」を重視して労働者の権利拡大に奮闘してきまし
た。その地域拠点として中心的な役割を担い続けてきたのが田中機械支部であります。田中機械支部の前身は同
盟金属ですが、同盟幹部の裏切りを目の当たりにして総評に加盟し、以来、地域運動に、粉骨砕身、寝食を忘れ
て奮闘してきたのが大和田幸治委員長です。大和田委員長を語らずして港合同を語ることはできません』(2ぺー
ジ)とされている。
もちろん、そのように言えるかもしれないが、完璧なる“指導者”は存在しないとするのが私の見地である。
その見地から見て、総評解体過程における港合同の連合全国金属機械加盟に至る論争、争議・闘争での失敗・反
省点、大和田氏に対する反対意見や異論、港合同内の対立や分岐、戦闘的に闘ったかつての幹部の人達の問題点
などについては語られていない。また、よく語られていた「点から線」「線から面」の組織論についてもない。こ
うした私の欲張りな要求がないという点は残念に思う。
人民内部の矛盾、敵対矛盾について
私は、左翼党派間や労働運動での内ゲバについて、
これを支持しないし、二度と繰り返してはならない
と誓うものである。行動の不一致があっても、異論
があっても「人民内部の矛盾」として解決をすべき
であると考えている。ましてや労働組合運動の階級
的・戦闘的再生、労働者の権利擁護を願うものなら
ば、「敵対矛盾と人民内部の矛盾」を絶対見誤っては
ならないと思っている。こうした点について、大和
田氏の体験と判断が述べられています。この点を最
初に紹介します。
『第二組合を非難ばかりするのは問題があること
がわかってきました。非難すればするほど労働者ど
うしの溝は深まり、全金へ戻りたいと思っても戻れ
ないところへ追い込んでしまいます。そこでわれわ
れは「会社と一体になっている幹部」批判を説得の
中心にしようと意思一致しました』(62ページ)と
述べています。そして、こうした姿勢から第2組合
にいたが会社を辞めた人達などから得た情報が紹介
され、その結論として『私は「敵」と「敵の手先」
とをはっきり区別しておかないとだめだと考えてい
ます。もちろん敵との一線は、厳しくしないといけ
ない。だけど、弱さのために敵側についたり身を寄
せたりする者をどう見るかというのは大切なことで
す。根性の腐っている奴は別にして、そうでない者
には機会を与えて説得していこうというのがわれわ
れの鉄則です』
(63ページ)としています。
さらに、「注意が必要なのは、運動の過程でしばし
ばこの関係を忘れ、共闘関係にある労働者や組織の
誹謗・中傷のみに躍起となり、行方を見誤ることがあ
るということです。(略)。真の敵と敵の手先、そし
て一般の労働者を厳格に分析し、自らの批判・指摘
や行動が敵との関係にとってどうなのか、内部の矛
盾・争いに気を取られるあまり、敵を喜ばせてはい
ないか、常に冷静に考えて行動することが重要であ
ると考えてきました」(313ページ)
と判断基準を
述べています。私もその通りだと思いますが、他方
で、ある時期「内部矛盾を敵対矛盾」としたゲバ行
為があったならば、そのことを総括・反省し、二度
とそのようなことをしないする姿勢もまた重要なこ
とであると思います。
地域合同労組、地域ユニオンについて
第二章で、『われわれのめざす地域合同労組と
「地
域ユニオン」と呼ばれている個人加盟の地域労組と
の違いは、拠点をつくるという方針をもっているか
どうかというところにあります。たしかに地域ユニ
オンは、解雇だとか権利侵害とかに直面した労働者
を救済するという活動をしています。しかし、それ
だけであれば、単なる駆け込み寺です。有効な戦略・
戦術を立てて大きな敵に立ち向かったり、敵の攻撃
の根源に向けて闘っていくことはできません。
また、
労働者個人の相談を受けていくと組織は何十人、何
百人となっていくけれども、人数が増えれば増える
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ほど、オルグが一人のままだと組織を維持し、有効
の変化・業務の専門化傾向、青年・若年労働者層へ
な闘いを組んでいくことができないという矛盾を抱
のアプローチの仕方、労働組合運動の活動すべき領
えます。そういう点から考えても、拠点組織をつく
域の拡大、新しい指導層へのバトンタッチとその下
ることが組織を維持・発展させていくうえで不可欠
支えということなどをどのようにしていくのかとい
であることがわかります』(124ページ)。
う重要な実践課題があると思います。
第五章の港合同の組織論、運動論の合同労組とい
う項で、『地域合同労組を「駆け込み寺」にとどめる
実践成果を学ぼう
のではなく、《闘いの砦》にするということです。一
田中機械支部の実践的蓄積とその拠点たるを築い
般的に労働組合の強さ・弱さは、主体的立場を堅持
ている「倒産闘争」は、読み応えがあり、価値ある
して活動するオルグの質と数、労働者の連帯感とそ
ページです。
の意識性、財政・統率力と闘争的結集力で判断でき
第四章の総資本による戦闘拠点への倒産攻撃では、
るといえます。これに加えて、有能な幹部の存在も
攻撃に対する一つの戦術から、「工場占拠・自主生
大きいと思います。逆に弊害となるのは、幹部闘争
産」を開始し、「労働者社会をつくるとしたら労働者
のみの本工組合的閉鎖主義や、打算的考え、たとえ
事業が主体になるわけですから、そういった将来の
ば個々人への対応を採算的に考えたり、闘いの必要
ことも考えながら自主生産闘争を闘っていきまし
性や資本の攻撃の質を考えず、敵の力量を一方的に
た。」(200∼201ページ)
と述べられています。
評価し、闘いを避けて通るような組織です』(249
倒産攻撃と闘い続け、今日の田中機械支部の存在は、
ページ)と。
歴史的労働運動の金字塔であると思います。大いに
この指摘は、労働組合の組織率が低下し、大失業
学べるところである。
の時代のなかで、未組織労働者に労働組合への加入
「受けた連帯は運動で返す」の方針は、当然、「企
の有効性と必要性を訴え、また、企業内組合への批
業の塀をこえて」いくのです。「使用者概念拡大闘
判から大改革への具体的提起の重要な視点であると
争」は、中小企業労働運動のすばらしい実践的蓄積
思います。個人加盟ユニオンの弱点、実態を的確に
として引き継がれています。
指摘しています。これは正しいと思います。この指
今日、労働運動の社会的影響力の後退状況にあっ
摘を突っ込んで、港合同スタイルが普遍性を持つの
て、この書物の内容はこの状況を突破して行く、こ
否か、どのような連帯・連携を模索するのか、全国的
れからの労働運動の再生にとって活かし学ぶべきこ
規模での実践的すり合わせ・討論が必要ではないで
とが多く語られている。
しょうか。また、大和田氏がふれていない雇用形態
組合事務所に、この本があります。
新入組合員学習会
8月 31 日(土) 14:00∼16:00 組合事務所
管理職ユニオン・関西とは、どのような労働組合なのか。組合の活用法、リストラ対応策、団体交渉の進め
方、事務所での対応などについて学習します。悩んでここに駆け込んだのはあなただけではない事を知り、
実体験を語り合うことによってストレスを発散し、会社社会とは全く違う集まりを実感します。そしてそれ
ぞれが抱える問題を考え、どのように解決していくのか、アドバイスを受けながら客観的に考える機会でも
あります。新入組合員の方は必ず参加して、より早い解決を目指しましょう。
今まで参加されていない組合員の方もぜひ参加してください。
9:14【土】京都部会と神戸部会合同で交流会を行います。【滋賀のメンバーも集合】
集合場所 京都駅烏丸中央口 2:30集合【詳細は事務所へ】
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ご案内
第7回「男のフェスティバル」おもろい男−メンズリブ見本市−
1996年に第 1回男のフェスティバルが京都で開催されてからはや 7年、メンズリブの定着とともに男のフ
ェスティバルも随分と定着したような気がします。
ここらでちょっと冒険してもいいんじゃないかなぁと思
いたちまして、今回はみんなが爆発できて楽しめるような「フェスティバル」を目指します。
「男」として
のしんどい思いを語り合ったその後に見えてくる世界がいかに楽しいのかについて、
全国から集まってくる
参加者と分かち合いたい。男性グループとの交流をすすめたい考えております!
1.目 的
男性問題や男性の運動に関わっている組織・団体・個人の親睦・交流・出会いの場を作る。
各種ワークショップ、交流会などを通じて今後の活動の方針・ヒント・方向を探る。
男性問題や男性の運動についての社会的認知・理解を拡大・促進する。
2.主 催
第7回男のフェスティバル実行委員会
3.開催日時
平成 14年 9月 7日(土)12:00∼9月 8日(日)17:00
4.参加費
1500 円(二日間通し)但し交流会のみの参加と18歳以下の参加は無料!
〈プログラム〉
9/7(土)12:30 オープニング あいさつ
○第7回男のフェスティバル実行委員長
○大阪市男女共同参画センター中央館長
13:00∼15:00 男が「作る・飾る・体験する」ワークショップ
「生け花」
「お茶」
「ダンス」
「化粧」
「バルーンアート」
「ちぎり絵」
「料理」
「園芸」
「子どものとの付き合
い方」など男らしくないと思われることを交流しながら行います。
15:30∼20:00 メンズリブ見本市−交流会−
「各地域の男性グループとの交流」
「男性グループによるパフォーマンス」
「ジェンダーに敏感な盆踊り大
会」などを開催します。
9/8(日) 10:00∼12:00 13:00∼15:00 男が「語り合う・気づく」ワークショップ
「リストラに勝つ!!」
「男と絵本」
「非暴力ワーク」
「夫婦の愛について」
「男性の気づきのためのワーク
ショップ作りに向けて」
「虐待などの家族病理に関する議論」
「パートナーが語るメンズリブの男たち」
「男
と女のコミュニケーション(なぜ、愛はすれ違うのか?)
」など男性問題についてのワークショップを開催
します。
15:30∼17:00 ファイナル交流会
ワークショップの開催者と参加者に結果を公表してもらい反省・交流・方向性について話し合いを行います。
9/7・8 両日平行して「男性映画祭」を開催します。
男性が選んだ男性問題の映画を上映し、男性問題について語り合います。
〈開催場所〉 クレオ大阪中央(大阪市立男女共同参画センター中央館)
大阪市天王寺区上汐 5-6-25 TEL06-6770-7200
大阪市営地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ケ丘」下車
〈後援予定団体〉 (財)大阪市女性協会 大阪府 大阪府男女協働社会づくり財団
〈連絡先・事務局〉
〒540-0033 大阪市中央区石町 2-5-8-301 メンズセンター内
第7回男のフェスティバル実行委員会
TEL/FAX 06-6943-1850
担当 メンズセンター副運営委員長
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情報システム委員会からのお知らせ
2002年の勉強会も前半を終え、この 8回から新しくスタートします。パソコンが初めての人、大集合です。
パソコンで自分の文書を作成することができますか?最初は皆初心者です。
誰もが悪戦苦闘して操作できる
ようになったのです。組合で自分の文書も作成できなかったのに、努力して上達した組合員は大勢います。
どんどん要求書を作成したり、地労委の申立書を作成したりと闘争の幅が広がりますし、ニュースに原稿を
寄せ闘争の応援を呼びかける事もできます。今の社会でパソコンのスキルは必須アイテムです。まずは慣れ
ることから始めましょう。キーボードが打てなくても大丈夫。お気軽にご参加ください。組合事務所で楽し
く勉強しましょう。
また当日お手伝い頂ける方も募集しています。
可能な範囲でお互いを助け合いましょう。
パソコン勉強会予定 ★事務所まで電話で予約をお願いします。お気軽にご参加ください。
場所:ユニオン事務所 日曜日 時間 13時? 17時
第8回
8月25日
パソコン入門・基本操作と1回から7回までの復習
※8月は18日に予定していましたが25日に変更になっています
第9回
9月22日
ワード入門一回目・応用操作
第10回 10月20日
ワード入門二回目・応用操作
第11回 11月17日
エクセル入門一回目・基本操作
情報システム委員会 スケジュール
◆ 9月4日(水) ◆10月2日(水) ◆11月6日(水)いずれも午後 6時 30 分から
大失業時代を乗り越えよう
実践的再就職セミナー開催
パソコン勉強会特別編 9月23日月曜(祭日)13時? 17時 事務所にて
再就職活動中の皆さん!初心に返り活動内容について振り返ってみませんか?有効な活動方法についての
セミナーを開催しますのでぜひ活用してください。
これまでの活動内容を軌道修正して早期就職を目指しま
しょう。正式な面接を受けるつもりで参加してください。※必ず事務所まで電話で予約をお願いします。
<内
容>履歴書の書き方・人材紹介会社の活用方などを伝授致します。
<参加資格>ワードの操作ができて、コンピューターか携帯電話でメールが使えることが必須です。人材紹
介会社へ登録をしますので再就職活動中の方のみ。
予約の上で参加のこと。飛び入り参加不可、
遅刻不可。模擬面接をしますので、正装(スーツ)で参加。
闘争の解決から新たな出発へ
会社との闘争結果として、退職を余儀なくされ新天地を求める組合員が増えています。しかし、再就職は容易で
はなく、また孤独な活動です。闘争後の皆さん、再出発に向けて互いに情報を提供し、励まし合いませんか。例
えば、履歴書や職務経歴書を客観的に評価し合いませんか。面接やハローワーク通いの帰りに、事務所に立ち寄
って、パソコンのスキルアップの勉強をしませんか。組合の活用はあなた次第です。どんどん活用しましょう。
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