資料1 - 基山町

資料1
基山町公共交通の現状と課題と方針(案)
1. 今後の進め方
第5回地域公共交通活性化協議会開催にあたって、今後のフローを図1に示す。
第4回 公共交通活性化協議会
調査方針の確認
平成 25 年 9 月 17 日(火)
公共交通の状況調査
GIS 分析
公共交通の現状整理
交通事業者ヒアリング調査
(人口・高齢化・路線カバー率・施設配置)
(運行状況・利用状況・交通空白)
(西鉄バス佐賀、基山タクシー等)
公共交通利用者等ニーズ把握調査
住民アンケート調査
乗込み調査(3 路線)
主要施設アンケート調査
(区長・民生委員
(+バス利用者アンケート
(50 程度想定)
等の協力、500 票)
企業(20 程度)含む
調査、50 票程度)
(無作為抽出 500 票)
9~11 月実施
9~10 月実施済み
9~10 月実施済み
第5回 公共交通活性化協議会
調査結果・基本方針の検討
平成 25 年 11 月 26 日(火)
第6・7回 公共交通活性化協議会
計画案の検討・最終確認
平成 26 年 1・3 月(予定)
図1 今後のフロー
-1-
区長・民生委員
ヒアリング調査
(17 行政区)
9/12.20 実施済み
2. 基山町の公共交通にかかる現状
2.1 基山町の人口推移
基山町の今後の人口推移を以下に示す。(国勢調査及び国立社会保障・人口問題研究所、H25
年 3 月推計)
2010 年に 17,837 人だった人口が、2040 年には 13,148 人と 4,600 人以上減少すると予測されてい
る。また、65 歳以上の高齢者の割合も、2010 年の 22.3%から 2040 年には 41.7%と約 20%近く増加
すると予測されている。(図 2.1)
実測値
推計値
図 2.1 人口の推移(基山町)
(国立社会保障・人口問題研究所
『日本の市区町村別将来推計人口』(平成 25 年 3 月推計))
-2-
2.2 基山町の行政区別人口の状況
基山町の行政区別の人口データを示す。(表 2.2)
人口が一番多いのは、第9区で 2,086 人(11.9%)、以下、第11区の 1,696 人(9.7%)、第17区の
1,452 人(8.3%)、第3区の 1,251 人(7.1%)、第16区の 1,177 人(6.7%)と続く。
また、高齢化率が一番高いのは第10区で 38.1%、一番低いのは第14区の 13.1%となっている。
表 2.2 基山町の行政区別人口
出典:基山町住民基本台帳(H25.3.31)
行政区
全人口
割合
第1区
第2区
第3区
第4区
第5区
第6区
第7区
第8区
第9区
第10区
第11区
第12区
第13区
第14区
第15区
第16区
第17区
合計
1,081
866
1,251
689
888
888
691
662
2,086
822
1,696
962
791
787
772
1,177
1,452
17,561
6.2%
4.9%
7.1%
3.9%
5.1%
5.1%
3.9%
3.8%
11.9%
4.7%
9.7%
5.5%
4.5%
4.5%
4.4%
6.7%
8.3%
100%
18歳未満 18歳~64歳
169
96
220
140
177
149
95
129
478
79
279
109
189
135
84
158
136
2,822
65歳以上
593
474
750
342
523
493
399
385
1,149
430
948
534
462
549
561
837
1,090
10,519
高齢化率
319
296
281
207
188
246
197
148
459
313
469
319
140
103
127
182
226
4,220
第6区
第 17 区
第 16 区
第 15 区
第 14 区
第4区
第 13 区
第3区
第 12 区
第 10 区
第9区
第5区
第2区
第8区
第 11 区
第1区
第7区
図 2.2 基山町の行政区別人口(H22)
-3-
29.5%
34.2%
22.5%
30.0%
21.2%
27.7%
28.5%
22.4%
22.0%
38.1%
27.7%
33.2%
17.7%
13.1%
16.5%
15.5%
15.6%
24.0%
2.3 地区別高齢者人口の状況
基山町の高齢者人口の分布図の地区別状況を以下に示す。(平成 22 年度国勢調査より)
基山町の西部において、老人施設等により 65 歳以上の人口の多い地域が見られる。(図 2.3)
※老人ホーム「寿楽園」は、鳥栖市に移転したため、前頁の H25 年データには反映されていない。
老人ホーム
寿楽園
図 2.3 高齢者人口分布図
-4-
2.4 地区別高齢化率の状況
基山町の高齢化率の分布図の地区別状況を以下に示す。(平成 22 年度国勢調査より)
基山町の西部で、高齢化率が高い(老人ホーム「寿楽園」があったため)。(図 2.4)
老人ホーム
寿楽園
図 2.4 高齢化率分布図
-5-
2.5 施設の配置状況
基山町の各種施設(公共施設、医療施設、金融機関等)の分布図を以下に示す。
基山駅周辺及び南部地域に生活利便施設が集中している状況が見られる。(図 2.5)
図 2.5 各種施設の配置図
-6-
2.6 交通空白地の状況(地区別人口の分布状況と循環バスのエリア)
基山町の人口分布の地区別状況を以下に示す。(平成 22 年度国勢調査より)
公共交通(循環バス)のルートから 300mおよび 500mの幅をとった図により、ほぼ全地域において
網羅されていることが確認できる。(図 2.6)
図 2.6 地区別人口分布(バスルート<H22>300m+500m圏域)
-7-
現在運行されている循環バスの路線が、基山町全体の何割の人口をカバーしているのかを把握
するために、人口カバー率分析を行った。
分析にあたっては、循環バスの路線から 300m 及び 500m 範囲に居住する人口を算出し、路線人口
カバー数及びカバー率とした。
その結果、300m 圏域でも 98.5%のカバー率となった。(表 2.6)
表 2.6 既存循環バス路線人口カバー率
地名
総人口
基山町
20,970 人
循環バス
300m 圏域
循環バス
500m 圏域
20,660 人
20,742 人
98.5%
98.9%
※基山町の総人口は 17,837 人(H22 国勢調査)であるが、人口カバー率算出の総人口(H22)
20,970 人は、500mメッシュデータで、基山町以外の部分を含むため、人口データは一致しない。
-8-
2.7 公共交通の状況
基山町の公共交通の現況について、以下の表(表 2.7)に示す。
基山町では、循環バスが 3 系統運行している。
表 2.7 公共交通の現況(循環バス)
園部線
けやき台・宮浦線
7 本/日
火・金
7 本/日
小倉・長野線
運行状況
月、木
かかる時間
48 分
車両(最大輸送人員)
ジャンボタクシー(9人)+小型タクシー(4人)
49 分
水・土
7 本/日
51 分
※乗り切れない場合、追走対応している(追加車両)
運行事業者
㈲基山タクシー
コースの特徴
基山町役場~基山駅
基山町役場~基山駅
基山町役場~基山駅
~第 11 区公民館~
~けやき台駅~第 6
~第 13 区公民館~
宝満神社~基山町役
区公民館~第 4 区公
第 5 区公民館~基山
場~基山駅~基山町
民館~基山町役場~
町役場~基山駅~基
役場
基山駅~基山町役場
山町役場
主要拠点
基山駅
基山駅、けやき台駅
基山駅
H22
32.4 人
51.2 人
34.8 人
1日あたり平均
利用者数
利用者総数
12,494 人(学童輸送含む)
委託料
6,174,000 円
1人当たり運行
494.2 円
コスト
H23
1日あたり平均
34.1 人
50.6 人
32.6 人
利用者数
利用者総数
12,493 人(学童輸送含む)
委託料
6,195,000 円
1人当たり運行
495.9 円
コスト
H24
1日あたり平均
42.9 人
56.4 人
利用者数
利用者総数
14,293 人(学童輸送含む)
委託料
6,848,900 円
1人当たり運行
479.2 円
コスト
-9-
37.0 人
<路線図>
- 10 -
3. 各調査の結果(要約)
3.1 住民アンケート調査概要
(1)アンケート調査の目的
基山町の住民に対し、日常の生活行動や公共交通の利用動向、コミュニティバスの認知
度、バス利用に対する不満点や要望、今後の方向性等を把握することを目的として、アン
ケート調査を実施した。
(2)アンケート調査の概要
アンケート調査は、500 票を各行政区の民生委員から住民の方々への直接配布・回収の
方法で、500 票を無作為抽出による郵送回収方式で実施した。アンケート調査手法の概要、
各地区の回収状況を以下に示す(表 1.1.1、表 1.1.2、図 1.1.1)。なお、次頁以降の各グ
ラフでn値の数値が異なるのは、各設問項目において未記入の回答があるためである。
表 1.1.1
アンケート調査の概要
調査期間:平成 25 年 9 月~10 月
配布・回収方法:民生委員から高齢者(65 歳以上)への直接配布・回収、無作為抽出による郵送
回収(64 歳未満)
配布数・回収数:配布数 1000 票、回収数 708 票(回収率 70.8%)
(表 1.1.2 参照)
対象者:以下の留意点に基づき、民生委員により自区内住民世帯から高齢者抽出、及び無作為抽出
による配布・回収での留意点
① 地域バランスを十分に配慮するために、行政区別高齢者人口(平成 22 年国勢調査)を基
に町別配布数を算定し、公共交通の主要利用者でもある高齢者に重点を置いた配布の割合
とした。
② 民生委員の方々のご協力による直接配布・回収のため、高い回収率が得られた。
③ 配布に当たっては小封筒を合わせて配布し、個人情報保護につとめた。
表 1.1.2
行政区
第1区
第2区
第3区
第4区
第5区
第6区
第7区
第8区
第9区
第10区
第11区
第12区
第13区
第14区
第15区
第16区
第17区
不明
合計
行政区別アンケートの配布・回収状況
民生委員への 民生委員から
回収率(民生
アンケート配布 のアンケート回
委員)
数
収数
40
30
30
30
20
30
20
20
40
40
60
40
20
15
15
15
15
480
40
30
24
32
22
31
21
20
33
42
62
38
17
13
15
8
13
4
465
無作為抽出
アンケート
配布数
100.0%
100.0%
80.0%
106.7%
110.0%
103.3%
105.0%
100.0%
82.5%
105.0%
103.3%
95.0%
85.0%
86.7%
100.0%
53.3%
86.7%
30
25
36
16
24
23
20
23
79
26
52
29
23
20
21
33
40
96.9%
最終合計
520
1,000
無作為抽出
アンケート
回収数
14
14
18
10
7
7
9
7
27
10
21
18
11
11
11
17
19
12
243
708
回収率(無
作為抽出)
46.7%
56.0%
50.0%
62.5%
29.2%
30.4%
45.0%
30.4%
45.8%
38.5%
40.4%
62.1%
47.8%
55.0%
52.4%
51.5%
47.5%
48.6%
70.8%
- 11 -
第16区, 25, 3.6%
第15区, 26, 3.8%
第17区, 32, 4.6%
第1区, 54, 7.8%
第14区, 24, 3.5%
第13区, 28, 4.0%
第12区, 56, 8.1%
第11区, 83, 12.0%
第10区, 52, 7.5%
図 1.1.1
第2区, 44, 6.4%
第3区, 42, 6.1%
第4区, 42, 6.1%
第5区, 29, 4.2%
第6区, 38, 5.5%
第7区, 30, 4.3%
第8区, 27, 3.9%
第9区, 60, 8.7%
n=692
総回収数に占める各地区の回収数とその割合
※グラフの実数の単位は「人」
(以下、すべて同じ)
(3)住民アンケート調査結果
①住民アンケートによる交通弱者は?
免許の保有状況について、「免許あり(日常運転)」が 61.0%(400 人)であり、一方、
運転をしない回答者は合わせて 39.0%(256 人)と4割を下回る(図 2.2.1)。
年齢別では、
「65 歳~69 歳」で 38.6%が運転をしないと回答し、
「75 歳以上」では 68.9%
の回答者が運転をしない(図 2.2.2)。
性別別では、
「男性」の 19.6%、「女性」の 44.5%が運転をしないと回答している(図
2.2.3)。
行政区別では、
「第4区」、
「第5区」で、
「免許あり(日常運転)」と回答した人の割合が
75%を超える。一方、「第8区」で、運転しない回答者は合わせて 61.5%と最も高い結果
となった(図 2.2.4)。
0%
26, 4.0%
19歳以下
195, 29.7%
免許あり(日常運転)
8.7%
30~39歳
89.4%
10.6%
92.9%
98.3%
83.3%
61.4%
31.1%
55.2%
免許あり(日常運転)
免許なし
n=656
免許の保有状況
40%
60%
80.4%
55.5%
37.1%
100%
2.6%
免許あり(運転しない)
免許なし(自主返納済)
n=537
図 2.2.3
免許の保有状況(性別別)
- 12 -
n=58
1.2%
3.6%
9.9%
免許の保有状況(年齢別)
4.8% 9.0% 5.8%
4.9%
免許あり(日常運転)
免許なし
80%
1.7%
30.1%
31.8%
n=189
n=348
n=47
n=42
免許あり(運転しない)
免許なし(自主返納済)
図 2.2.2
男性
女性
8.2%
3.8%
n=23
2.4%
5.0%11.7%
7.2%
56.4%
75歳以上
20%
n=7
91.3%
70~74歳
0%
100%
20~29歳
65~69歳
35, 5.3%
80%
57.1%
60~64歳
免許なし(自主返納済)
60%
42.9%
50~59歳
免許なし
図 2.2.1
40%
40~49歳
免許あり(運転しない)
400, 61.0%
20%
n=60
n=83
n=110
n=212
n=642
0%
第1区
第2区
第3区
第4区
第5区
第6区
第7区
第8区
第9区
第10区
第11区
第12区
第13区
第14区
第15区
第16区
第17区
20%
40%
60%
80%
100%
52.1%
2.1%
41.7%
4.2%
67.5%
25.0%
7.5%
56.1%
12.2%
26.8%
4.9%
82.1%
12.8% 5.1%
76.9%
23.1%
71.1%
2.6% 21.1%
5.3%
70.4%
11.1%
18.5%
38.5%
3.8%
46.2%
11.5%
58.2%
5.5%
36.4%
43.5%
4.3%
45.7%
6.5%
62.7%
8.0%
25.3%
4.0%
61.1%
3.7%
35.2%
44.0%
12.0%
36.0%
8.0%
56.5%
13.0%
30.4%
52.0%
8.0%
36.0%
4.0%
68.0%
24.0%
8.0%
67.7%
9.7%
19.4% 3.2%
免許あり(日常運転)
免許あり(運転しない)
免許なし
免許なし(自主返納済)
図 2.2.4
免許の保有状況(行政区別)
- 13 -
n=644
n=48
n=40
n=41
n=39
n=25
n=38
n=27
n=26
n=55
n=46
n=75
n=54
n=25
n=23
n=25
n=25
n=31
②住民アンケートにおけるバスの利用状況は?
循環バスの利用頻度について、
「ほとんど利用しない」人の割合が 81.3%(552 人)と最
も多く、次いで、「週 1、2 日」が 9.4%(64 人),「月に数日」が 6.6%(45 人)となり、
「ほぼ毎日」利用する人は 0.8%(6 人)と僅かであった(図 2.6.1)。
年齢別では、69 歳以下で「ほとんど利用しない」が 80%以上を占める。一方、70 歳以
上では、「月に数日」以上利用する人が「70~74 歳」で 26.4%、「75 歳以上」で 36.2%を
占める(図 2.6.2)。
行政区別では、
「月に数日」以上利用する人の割合が、
「10 区」
で 45.1%、
「13 区」で 37.0%、
と高い。一方、「12 区」で同割合が 1.9%と最も低い結果となった(図 2.6.3)。
0%
15, 2.2%
3, 0.4%
64, 9.4%
ほぼ毎日
45, 6.6%
週3、4日
週1、2日
552, 81.3%
月に数日
ほとんど利用しない
20%
40%
60%
19歳以下
100.0%
n=7
100.0%
n=23
30~39歳
97.8%
n=46
40~49歳
100.0%
n=40
100.0%
n=58
50~59歳
60~64歳
3.4%
1.7%
65~69歳 6.3% 7.6%
図 2.6.2
n=679
- 14 -
n=58
94.8%
n=79
84.8%
n=110
73.6%
75歳以上 3.3% 20.7% 11.7%
0.5%
ほぼ毎日
週3、4日
週1、2日
バスの利用頻度
100%
20~29歳
70~74歳 6.4% 10.9% 9.1%
図 2.6.1
80%
n=213
63.8%
月に数日
ほとんど利用しない
バスの利用頻度(年齢別)
n=634
0%
第1区
20%
40%
60%
100%
n=52
68.6%
11.8%
3.9% 13.7%
80%
n=44
第2区 4.8% 14.3% 7.1%
第3区
5.3%
89.5%
n=41
第4区
7.3%2.4%
90.2%
n=39
第5区
3.4%
2.8%
第6区
73.8%
第7区 3.3% 16.7%
第8区 7.4% 11.1% 11.1%
第9区 1.8%1.8%
第10区
7.8% 13.7%
第11区 1.3% 11.3% 6.3%
1.3%
第12区 1.9%
第13区 7.4% 18.5%
第14区
第15区
第16区
第17区
ほぼ毎日
96.6%
n=29
97.2%
n=37
12.5%
n=51
54.9%
23.5%
n=80
80.0%
n=54
98.1%
63.0%
11.1%
4.2%
n=27
75.0%
n=24
75.0%
n=25
75.0%
n=25
84.4%
3.1%
週3、4日
n=55
96.4%
25.0%
20.8%
n=27
70.4%
8.3%
16.7%
n=30
80.0%
週1、2日
図 2.6.3
月に数日
バスの利用頻度(行政区別)
- 15 -
n=32
ほとんど利用しない
n=665
③外出目的地
「病院」
外出の目的地については、
「商業施設」が最も多く 334 人となっている。次いで、
(320 人)、「金融機関」(253 人)が続く(図 2.4.12)。
年齢別では、20 歳~59 歳において「職場」の占める割合が高く、60 歳以上で、「病院」
の占める割合が高齢になるにつれ高くなっている(図 2.4.13)。
また行政区別では、外出の目的地について大きな差異はないと考えられる(図 2.4.14)。
0%
19歳以下
商業施設
334
病院
320
金融機関
20%
172
文化・娯楽施設
117
親戚・知人の家
116
町役場
104
福祉施設・公民館
101
その他
20~29歳
37.5%
30~39歳
36.0%
40~49歳
37.3%
50~59歳
40.2%
60~64歳 12.1%
11.4% 15.7%
65~69歳 6.4% 15.8%
72
学校
70~74歳
17
0
100
図 2.4.12
200
外出の目的地
300
400
23.7%
75歳以上
31.0%
職場
金融機関
福祉施設・公民館
その他
n=1,606
60%
27.3%
27.3%
253
職場
40%
図 2.4.13
80%
100%
n=11
18.2% 9.1% 18.2%
n=48
10.4%10.4% 14.6% 8.3% 10.4%
2.1%
4.5% 12.4% 18.0% 9.0%2.2%9.0%
2.2%
6.0%
3.6%8.4% 7.2% 24.1%
3.6% 4.8%
25.5% 3.9% 3.9%
3.9%15.7%
4.9%
n=89
n=83
n=102
23.6%
2.1%10.7% 6.4%
12.9%
4.3%
21.2%
18.2%
7.9% 3.4%
8.9%
7.4%
10.3%
20.8% 9.5%
15.2%
9.2% 7.4% 5.3%
8.1%
19.4%
18.3%
6.4%
8.2%
4.4%
4.8%
7.5%
学校
病院
商業施設
文化・娯楽施設
町役場
親戚・知人の家
外出の目的地(年齢別)
1位
2位
3位
4位
5位
サンエー
マックスバリュ
イオン筑紫野
ドラッグコスモス
トライアル
病院ベスト5
82
42
18
13
13
- 16 -
1位
2位
3位
4位
5位
きやま鹿毛病院
弥生が丘鹿毛病院
中州医院
志賀眼科
池田胃腸科外科
n=203
n=283
n=546
n=1,505
商業施設と病院の具体的行き先のベスト5を以下に示す。
商業施設ベスト5
n=140
43
35
33
19
15
0%
第1区
9.3%
第2区
14.4%
第3区
14.3%
第4区
20%
40%
26.9%
60%
16.7%
26.7%
16.7%
80%
100%
17.6% 5.6%9.3% 7.4%
17.8%
6.7%
4.4%
12.1% 17.6% 8.8% 7.7% 8.8% 9.9%
15.4%
n=108
n=90
n=91
10.9%
第5区 6.5%
14.5% 4.0% 3.2% 4.8%
17.7% 11.3%
27.4%
3.2% 5.1%
8.1%
第6区4.1%
28.6%
15.3% 16.3%
11.2% 9.2%
4.1%
6.1%12.5% 7.8% 1.6%
第7区 12.5% 15.6% 14.1% 14.1% 14.1% 7.8%
7.5% 7.5%
第8区 3.0% 22.4%
19.4%
20.9% 7.5% 4.5%
第9区 13.3%
22.7%
13.3%
21.9% 6.3%3.9% 9.4% 7.5%
3.1%
3.9% 6.3%
第10区 5.6% 19.8%
15.9% 15.1% 9.5% 7.8%12.7%
8.7%
第11区 11.0%
1.0% 23.5%
17.5%
18.5% 7.0% 5.0% 7.5% 2.5%
6.5%
第12区 6.7% 19.3% 10.4%
7.4% 12.6% 5.9%5.9%2.2%
28.9%
n=101
第13区 10.3%
19.0%
15.5%
第14区
16.0%2.0%10.0%14.0%
n=58
10.9%
17.8%
19.8%
22.8%
4.0%
15.5% 8.6% 8.6% 8.6%3.4% 8.6%
4.0%4.0%4.0%4.0%
38.0%
4.0%
第15区 7.7% 18.5%
9.2%6.2%6.2%6.2% 1.5%
21.5%
21.5%
6.3%
第16区
7.9%
15.9% 3.2%6.3% 19.0%
6.3%
27.0%
3.2% 5.6% 4.8%
第17区
21.1%
4.2%
8.5%
11.3% 16.9%
26.8%
2.8%
職場
金融機関
福祉施設・公民館
その他
学校
商業施設
町役場
図 2.4.14
外出の目的地(行政区別)
- 17 -
病院
文化・娯楽施設
親戚・知人の家
n=1,577
n=62
n=98
n=64
n=67
n=128
n=126
n=200
n=135
n=50
n=65
n=63
n=71
④外出時間
外出時間について、
「8 時台」から「10 時台」の外出が多く、
「10 時台」にピークとなっ
ている(図 2.4.8)。また、帰宅時間では、「11 時台」から「12 時台」の帰宅が多く、「12
時台」にピークを迎える他、
「16 時台」から「18 時台」に再度帰宅者が多くなっている(図
2.4.9)。
さらに、「65 歳未満」と「65 歳以上」の 2 区分で見ると、外出時間において、「65 歳未
満」では「7 時台」から「8 時台」が多く、
「8 時台」がピークであるのに対し、
「65 歳以上」
では「9 時台・10 時台」が多く、「9 時台」にピークを迎える(図 2.4.10)。また帰宅時間
では、「65 歳未満」で「17 時台」から「19 時台」が多く、一方「65 歳以上」では「11 時
台・12 時台」が多く、「11 時台」にピークを迎える(図 2.4.11)。
6時以前
6時以前
0
7時
7時
2
8時
8時
3
9時
9時
22
63
93
184
10時
11時
11時
12時
12時
13時
13時
14時
14時
15時
15時
16時
16時
17時
17時
18時
18時
19時
19時
2 20時
20時
38
16
76
68
38
25
10
4
5
図 2.4.8
150
100
50
外出時間
17
50
55
143
6時以前
3
5
32
30
14
37
50
図 2.4.9
7時
7時
8時
8時
9時
13時
13時
13
14時
14時
15時
15時
24
5
14
8
4
0
0
0
16
8
0
外出時間(65 歳での2区分)
n=758
99
65歳未満
46
16時
16時
10
17時
18時
18時
30
47
44
15
38
19時
19時
3
20時
21時
21時
23
3
12
1
9
4
0
65歳以上
68
2 20時
50
図 2.4.11
- 18 -
250
4
2 17時
n=792
200
106
32
2
10 22時以降 22時以降
50
150
帰宅時間
8
15
16
8
100
1
1
2
1
1
5
2
12時
7
2
2
3
2
図 2.4.10
50
27
12時
19
100
82
67
11時
9
30
150
80
11時
52
200
56
10時
1
3
250
19
10時
29
58
143
28
0
6時以前
9時
46
137
n=848
0
125
22時以降
5 22時以降
200
19
21時
21時
0
250
6
10時
199
100
150
200
250
n=705
帰宅時間(65 歳での2区分)
⑤ 外出頻度
外出頻度については、「ほぼ毎日」外出する人が 49.1%(339 人)と最も多く、次いで
「週に 3、4 日」が 26.1%(180 人)、
「週 1、2 日」が 16.1%(111 人)となっている(図
2.4.1)。
年齢別では、
「40~49 歳」以下の回答者の9割以上が「ほぼ毎日」外出しており、年齢
を重ねるにつれ外出頻度が減る傾向にある(図 2.4.2)。
行政区別では、「第17区」「第5区」で「ほぼ毎日」外出する人が6割を越えて高く、
一方、「週に3.4日」が「第4区」
「第6区」で多く、「週 1、2 日」が「第2区」「第
16区」で高い結果となった(図 2.4.3)。
0%
48, 7.0%
12, 1.7%
ほぼ毎日
111, 16.1%
180, 26.1%
週3、4日
ほとんど外出しない
外出頻度
n=7
100.0%
n=22
2.2% n=46
30~39歳
91.3%
40~49歳
92.5%
65~69歳
70~74歳
7.5%
77.6%
15.5% 5.2%
55.0%
41.0%
39.3%
32.1%
週3、4日
週1、2日
n=58
18.1% 8.4%1.2% n=83
31.3%
34.6%
23.9%
n=40
n=60
5.0% 1.7%
38.3%
図 2.4.2
- 19 -
100%
100.0%
ほぼ毎日
n =690
80%
19歳以下
60~64歳
月に数日
60%
20~29歳
75歳以上
図 2.4.1
40%
50~59歳
週1、2日
339, 49.1%
20%
27.5%
月に数日
22.4% 3.7%
n=107
12.4%4.1%
n=218
ほとんど外出しない
外出頻度(年齢別)
n=641
0%
第1区
第2区
第3区
第4区
第5区
第6区
第7区
第8区
第9区
第10区
第11区
第12区
第13区
第14区
第15区
第16区
第17区
ほぼ毎日
20%
40%
60%
80%
100%
41.2%
19.6%
13.7%
23.5% 2.0%
45.2%
7.1%
31.0%
16.7%
56.1%
26.8%
9.8% 2.4%
45.2%
42.9%
7.1% 4.8%
62.1%
17.2%
17.2% 3.4%
36.8%
34.2%
13.2% 15.8%
44.8%
24.1%
13.8% 6.9% 10.3%
38.5%
26.9%
26.9%
7.7%
58.6%
22.4%
13.8%1.7%
3.4%
30.0%
28.0%
26.0%
14.0%2.0%
54.9%
32.9%
11.0%
1.2%
53.7%
29.6%
13.0%3.7%
37.0%
33.3%
18.5% 7.4%3.7%
50.0%
29.2%
20.8%
50.0%
26.9%
19.2% 3.8%
56.0%
12.0%
32.0%
65.6%
28.1%
3.1%
3.1%
週3、4日
週1、2日
図 2.4.3
月に数日
外出頻度(行政区別)
- 20 -
ほとんど外出しない
n=676
n=51
n=42
n=41
n=42
n=29
n=38
n=29
n=26
n=58
n=50
n=82
n=54
n=27
n=24
n=26
n=25
n=32
⑥ 運行への不満点
バス利用者の運行ダイヤ・ルートについての不満点は、「運行本数が少ない」が最も多
く(49 人)、次いで「乗車時間が長い」(33 人)、
「行きたいところに行かない」(29 人)
となっている(図 2.7.1)
。行政区別にみても特に大きな差異はない結果となっている(図
2.7.2)。
運行本数が少ない
49
乗車時間が長い(ルートが長い)
33
行きたいところに行かない
29
特にない
29
休日に運行していない
23
乗りたい時間にバスがない
22
運行ルートがわかりにくい
9
その他
6
バスが時刻どおりに来ない
2
0
図 2.7.1
0%
第1区
第2区
第3区
第4区
第5区
第6区
第7区
第8区
第9区
第10区
第11区
第12区
第13区
第14区
第15区
第16区
第17区
50
100
運行ダイヤ・ルートについての不満点
20%
40%
60%
n=202
80%
100%
9.1%
18.2%
36.4%
27.3%
9.1%
27.3%
50.0%
25.0%
12.5%
25.0%
25.0%
100.0%
100.0%
8.3%
25.0%
16.7%
16.7%
25.0%
8.3%
9.1%
18.2%
36.4%
9.1% 9.1%
18.2%
16.7%
33.3%
16.7%
33.3%
10.0% 5.0% 5.0% 5.0% 15.0%
12.5%
22.5%
25.0%
9.7% 12.9%
6.5% 3.2% 12.9%
25.8%
12.9%
16.1%
100.0%
13.6% 4.5% 13.6%
13.6%
18.2%
22.7%
9.1% 4.5%
28.6%
14.3%
14.3%
14.3%
14.3%
14.3%
16.7%
11.1%
27.8%
27.8%
11.1% 5.6%
14.3%
14.3%
14.3%
14.3%
28.6%
14.3%
22.2%
33.3%
44.4%
27.3%
9.1%
18.2%
25.0%
25.0%
9.1%
運行本数が少ない
乗りたい時間にバスがない
バスが時刻どおりに来ない
乗車時間が長い(ルートが長い)
行きたいところに行かない
運行ルートがわかりにくい
休日に運行していない
その他
特にない
図 2.7.2
運行ダイヤ・ルートについての不満点(行政区別)
- 21 -
n=200
n=11
n=11
n=4
n=8
n=1
n=1
n=12
n=11
n=6
n=40
n=31
n=1
n=22
n=7
n=18
n=7
n=9
⑦ バスに乗らない理由(複数回答可)
バスを利用しない理由について、「他の手段の方が便利が良い」が 272 人と最も多く、
次いで「バスは時間がかかる」が 120 人、
「バスの路線が分からない」が 98 人となって
いる(図 2.9.4)。また、行政区別でもほぼ同じ傾向を示す。
(図 2.9.5)。
他の手段の方が便利が良い
その他
バスは時間がかかる
バスの路線がわからない
行きたい方向にバス路線がない
毎日運行されていない
バスの運行本数が少ない
バス停の発着時間が分からない
バス停と自宅や目的地が離れている
バスの乗り方が分からない
JRとの接続が悪い
ほとんど外出しない
宅配があり外出不要
バスの乗り降りがしにくい
272
120
101
98
89
86
79
67
43
27
19
13
6
5
0
図 2.9.4
50
100
バスを利用しない理由
- 22 -
150
200
250
n=1025
300
0%
第1区
第2区
第3区
第4区
第5区
第6区
第7区
第8区
第9区
第10区
第11区
第12区
第13区
第14区
第15区
第16区
第17区
20%
40%
60%
80%
100%
28.8%
3.8% 9.6% 9.6%
3.8% 13.5% 3.8%
7.7%
9.6%
3.8%
42.6%
6.4%
2.1%6.4%
6.4%
10.6%2.1% 17.0%
14.5%
9.2%2.6%
22.4%
9.2%
9.2% 9.2% 7.9%
11.8%
23.4%
7.8% 7.8% 9.4%
78
9.4%
25.0%
50.0%
2.5%5.0% 5.0% 10.2% 2.5% 5.0%
7.5% 10.0%
29.8%
8.8% 7.0% 3.5%
8.3% 12.3% 7.0% 5.3% 12.3% 3.5% 8.8%
4.2%
14.6% 6.3%
22.9%
6.3% 8.3%
16.7%
4.2%
4.2%2.1%
5.7%
28.6%
8.6% 8.6% 11.4%
5.7%5.7% 14.3% 2.9%8.6%
25.3%
9.1% 8.1% 3.0%6.1% 7.1%
17.2%
8.1% 9.1% 3.0%
4.5% 7.5% 9.0%
9.0% 9.0% 4.5% 4.5% 19.4%
19.4%
10.4%
2.1%
30.9%
6.2%
8.2% 6.2% 12.4%
17.5%
9.3% 2.1%
21.1%
8.4% 7.4% 3.2% 21.1%
12.6% 7.4%4.2% 2.1% 9.5%
26.5%
2.9%
2.9%
2.9% 2.9%
14.7%
11.8%
20.6%
8.8%
2.9%
4.5%6.8% 9.1%2.3%9.1%
11.4% 6.8% 13.6% 2.3% 18.2%
13.6%
2.4%
23.8%
2.4%7.1% 9.5%
4.8%
16.7% 2.4%
14.3% 2.4%
2.4% 9.5%
5.1%
5.1%
30.8%
5.1%
7.7%
2.6%
15.4%
7.7%
12.8%
2.6%
25.9%
3.4% 10.3%
5.2%
13.8%
13.8%
12.1%
6.9%
5.2%
n=52
n=47
n=76
n=64
n=40
n=57
n=48
n=35
n=99
n=67
n=97
n=95
n=34
n=44
n=42
n=39
n=58
バスの路線がわからない
バス停の発着時間が分からない
毎日運行されていない
バスの乗り方が分からない
他の手段の方が便利が良い
バス停と自宅や目的地が離れている
行きたい方向にバス路線がない
バスの運行本数が少ない
バスの乗り降りがしにくい
バスは時間がかかる
JRとの接続が悪い
宅配があり外出不要
ほとんど外出しない
その他
図 2.9.5
バスを利用しない理由(行政区別)
- 23 -
n=994
⑧ 路線バス等への補助について
循環バスなどの公共交通に市の予算から補助を行うことについては、「自動車等を利用
できない高齢者や学生等の支援に、ある程度の補助は仕方がない」が最も多く、54.6%
(343 人)となっている。次いで「積極的に市から補助を行い、新たに路線や運行本数
を増やすなど、さらに便利な公共交通網をつくるべきである」の 22.9%(144 人)が続
く(図 2.10.1)。
市からの補助を行うことについては、全体の 9 割以上が賛成という結果となっている。
18, 2.9%
21, 3.3%
102, 16.2%
144, 22.9%
343, 54.6%
循環バスなどの運行は交通事業者が行うべきで、
循環バスが減便・廃止されても、一切の補助をすべ
きでない
自動車等を利用できない高齢者や学生等の支援
に、ある程度の補助は仕方がない
積極的に町から補助を行い、新たに路線や運行本
数を増やすなど、さらに便利な公共交通網をつくる
べきである
地域(利用者・事業者等)でお金を出し合ってでも、
新たに路線や運行本数を増やすなど、さらに便利な
公共交通網をつくるべきである
その他
n=628
図 2.10.1
バス運行への補助について
- 24 -
⑨ 公共交通の見直しについて
今後、基山町の公共交通を見直す際に重要だと考えることは、「バスを毎日運行する」
(347 人)となっている。次いで「バスの路線(行き先や経由地)をわかりやすくする」
(307 人)、「自宅、病院やスーパーの近くにバス乗り場を設置する」(278 人)、「通勤・
通学に対応」
(244 人)となっている(図 2.11.1)
。
バスの毎日運行
347
バスの路線(行き先や経由地)をわかりやすくする
307
自宅、病院やスーパーの近くにバス乗り場を設置する
278
通勤・通学に対応
244
JR・高速バスとの接続を改善する
153
バスの運賃を安くする
147
ICカードなどを導入し、バス・JR等の乗りかえをスムーズに行う
103
分かりやすい時刻表の作成
103
バスの運行本数を増やす
45
その他
44
屋根の設置やベンチの整備など、バス停の整備を行う
20
0
図 2.11.1
50
100
150
公共交通の見直しについて
- 25 -
200
250
300
350
n=1,791
3.2 区長・民生委員アンケート調査
(1)アンケート調査の概要
基山町の区長、民生員に対し、お困りごとのある割合や現状の循環バスの問題点などを把
握するために、アンケート調査を実施した。(表 1)
表 1 調査概要
① 調査期間:
平成 25 年 9 月 12 日(木) 民生委員会
平成 25 年 9 月 20 日(金) 区長会
② 配布・回収方法:
民生委員会、区長会の定期会合の中で配布し、後日回収。
③ 対象者:
民生委員 34 名、区長 17 名
④ アンケート回収数:
民生委員分:26 票
区長分:14 票
計 回収数
写真
40 票
民生委員会の様子
写真
- 26 -
区長会の様子
(2)アンケート調査の結果
1)属性
アンケートは民生委員 26 名、区長 14 人から回収した。
町内移動について困っている人の割合を質問したところ、「1 割~3 割」が 18 人(46.2%)と最も
多く、次いで「1 割以下」が 11 人(28.2%)と続く。(図 2.2)
半分以上困って
いる, 1, 2.6%
無回答, 2, 5.1%
ほとんどいない,
5, 12.8%
3割~5割くらい
困っている, 2,
5.1%
1割~3割, 18,
46.2%
1割以下, 11,
28.2%
図 2.2 困っている人の割合
n=40
民生委員で、困っている人の割合が「半分以上」、「3-5 割」と答えた人の地区名を以下に示
す。
「半分以上」:第 17 区
「3-5 割」第7区、第14区
- 27 -
2)循環バスの利用しにくい点
現在運行している循環バスが利用しにくい点について質問したところ(上位3つを選択)、「乗
車時間が長い」が 14 人で最も多く、次いで「バスが毎日運行されていない」、「バスの運行本数
が少ない」が 13 人と続いた。(図 2.3)
13
バスが毎日運行されていない
5
目的地に行かない
8
乗りたい時刻にバスが運行していない
14
乗車時間(ルート)が長い
1
JRへの接続が不便
6
乗り方(ルート、運行時刻)を知らない
11
マイカーなど他の手段の利用が便利
7
バス停にベンチや屋根がないなど、待合環境が良くない
13
バスの運行本数が少ない
バスの乗り降りがしにくい
0
その他
0
0
2
4
6
8
10
12
14
n=56
図 2.3 循環バスを利用しにくい点
- 28 -
16
3)今後、利用が見込まれるコミュニティバスの運行形態
「今後、どのような運行形態であれば、コミュニティバスを利用しますか」と質問したと
ころ、
「高齢者の通院等を支援する福祉的利用によるバス」
と回答した人が 19 人と最も多く、
次いで「集落を周回して、町中心部や JR に接続するバス」
(6 人)、
「町の中心部の主要施設
等だけを循環して運行するバス」(5 人)と続いた。(図 2.4)
6
集落を周回して、町中心部やJRに接続するバス
3
学校の通学を支援するバス(スクールバス)
19
高齢者の通院等を支援する福祉的利用によるバス
5
町の中心部の主要施設等だけを循環して運行するバス
予約した時にのみ、自宅(近く)から目的地(または乗継拠点)
まで運行されるデマンド乗合バス
4
0
特に新しい運行形態は必要ない
0
よくわからない
0
その他
0
2
4
6
8
10
12
図 2.4 今後、利用が見込まれるコミュニティバスの運行形態
- 29 -
14
16
18
n=37
20
3.3.交通事業者ヒアリング調査
(1)調査目的
基山町において現在、循環バスを運行しているタクシー事業者や営業エリアが基山町
内にあるバス事業者、基山町内で企業送迎バスを運行している会社に対し、現在の運行
上の課題、今後の運行形態、運行委託の手法等を検討するため、聞き取り調査を行った。
以下の内容についてまとめた。
(2)ヒアリング調査日程・概要
以下の日程にて交通事業者ヒアリング調査を実施した。
実施日時/場所
平成 25 年 10 月 22 日(火)
13:30~15:00
西鉄バス佐賀㈱鳥栖支社
平成 25 年 11 月 14 日(木)
9:30~11:00
基山タクシー
平成 25 年 11 月 15 日(金)
16:00~17:00
アマゾンジャパン・ロジ
スティクス
表 交通事業者ヒアリング調査実施概要
対象者
コミュニティバスの運行
実績等
西 鉄 バ ス 佐 賀 ・ みやき町ほか
㈱鳥栖支社
基山タクシー
㈱
・ 基山町循環バス3路
線の運行
アマゾンジャ
パン・ロジステ
ィクス
・小郡駅・基山駅からア
マゾンまでの企業送迎
- 30 -
主な設問項目
① 主たる事業につ
いて
② 車両保有台数に
ついて
③ 運行管理者・運転
手等の人数につ
いて
④ コミュニティバ
ス受託可能性に
ついて
⑤ 行政への要望に
ついて など
(3)ヒアリング結果概要
(1)
現状及び事業受託について
①現在の利用状況
H23 年→H24 年で、15~20%、H24 年→H25 年で 10%程度増加
特に、けやき台の路線で増加(毎回、追走が出ている)
②事業者の受託意向について
・事業者は2社とも受託意向あり。
・ただし、条件面での要望あり。(車両手配は行政で行ってほしい。複数年契約にし
てほしい、など)
③企業送迎の現状
・アマゾンで車両4台の企業送迎を行っているが、コスト削減したい意向あり。
・地域貢献・広域からの従業員輸送等にもつながるのであれば、企業送迎を新たな乗合
運行とすることも検討可能。
・その他、企業からの要望(九電工、伊藤ハム等)も踏まえて、企業連合として、企業
送迎+一般乗合の事業を展開することについて検討。
(2)今後の方向性について
①高速基山PA~けやき台~基山駅~アマゾン・九電工等の幹線ルートの検討
・幹線ルートとして、運行頻度の高い運行(20~30 分に 1 本程度)を検討。
・高速基山PA及び基山駅と接続させて、高速バス・JRとの乗継ぎを十分に踏まえる。
・けやき台の利用増加、企業送迎を企業連合として行うことによるコスト削減に対応でき
るような運行ルート・運行ダイヤを検討。
②毎日運行の幹線と曜日運行の枝線のエリア区分・乗継ぎの検討
・上記①の幹線と、現在運行している循環バスの園部線・宮浦線を、より目的地にできる
限り直線的に運行する枝線(曜日運行)と設定し、双方の乗継ぎにも十分配慮した公共
交通体系の構築を検討。
- 31 -
3.4 循環バス乗込み調査
1)目的
基山町では、現在、循環バスが計3路線運行されている。
今回、この3路線を、実際に乗り込んで、運行上の課題やダイヤ通り運行されているかどうかの
確認、および利用者・運転士からのヒアリングを行い、調査結果としてとりまとめた。
2)工程
以下の工程により、調査を実施した。
調査日時
10/9(水)
8:00~8:51
乗込み調査①(小倉・長野線) 2名
10/10(木)
10:00~10:48
乗込み調査②(園部線)
2名
乗込み調査③(けやき台・宮
浦線)
2名
10/22(火)
11:00~11:49
調査名
次ページに、乗込み調査結果概要を示す。
- 32 -
対応者
備考
基山町循環バス
現況と課題等(乗込み調査結果)
全体として、運行
ルートが分かりに
くい。
全体として、バス
停が主要なところ
しかないため、初
めての人は利用し
づらい。
九州全域への高速
バスとの接続のた
めに、高速基山PA
までのアクセスを
検討。
商業施設でのセー
ルの時の運行希望
あり。
(水曜・土曜)
けやき台は利用が
多く、追走が出てい
るため、大きな車両
などの対応を検討。
女性高齢者単身の
利用が多いが、バ
ス友として違う地
域の人と話せる機
会が嬉しいという
声が聞かれた。
鹿毛病院、図書館
を通るルートが園
部線しかない。
サンエーでの乗降が
多いが、ルート上、
道路の反対側で乗り
降りするため、お店
側での乗降を検討。
現状では、工場への
通勤利用は全くない
ため、このルートの
通勤利用について検
討。
- 33 -
3.5.循環バス利用者アンケート調査
(1)調査目的・対象
基山町内運行の循環バス利用者に対し、利用動向、不満や要望等を把握するためにアンケー
ト調査を行った。
回答者の居住地を以下に示す。(表 2、図 0.1)
表 3 回答者の居住地
町名
回答数
地区名
回答数
4 丁目
1 桜町 2
1
8組
1 三ヶ敷
1
きやま台
3 四ッ角
1
けやき台
5 小倉
1
けやき台 1 丁目
1 神の浦
2
けやき台 2 丁目
1 神の浦第 4
1
けやき台 4 丁目
1 西本町
1
ニュータウン
1 長谷川
1
栄町
1 辻
2
園部団地
7 東脇田
1
園部団地 3 組
1 南高島
2
丸林
1 南奈良田
1
宮浦
1 文教 3 丁目
1
高下町
1 北高島
1
高島団地
2 本桜
2
黒目牛
1 総計
48
5
7.1%
5
7.1%
10
14.3%
3
4.3%2
2.9%
3
6
8.6%
4
5.7%
3
4.3%
4
5.7% 2
2.9%
7
10.0%
8
11.4%
4.3%
1
1
1.4%
2
1.4%
2
2.9%
22.9%
2.9%
図 0
1区
2区
3区
4区
5区
6区
7区
8区
9区
10区
11区
12区
13区
14区
15区
16区
17区
不明
回答者の居住地
- 34 -
N=70
(2) 調査結果について
循環バスについて、以下の各項目の満足度を、
「満足」
「やや満足」
「どちらでもない」
「や
や不満」「不満」の5段階評価をしてもらった。
「乗りたい時間に運行されてい
「行きたいところに行ける(目的地)」については約 3 割、
る(ダイヤ)
」「バス停・バス車内での情報掲示」については、1 割強「やや不満」
「不満」
が見られる。
「時間通りに来る」「運転士のマナー」については「満足」
「やや満足」の回答
が 95%を越える高い結果となった。
(図 2.2.1)
乗りたい時間に運行されている
50.8%
26.2%
時間通りに来る
9.8%
76.1%
運転手のマナー
11.5%
22.4%
88.1%
配布した時刻表がわかりやすい
51.6%
バス停・バス車内での情報掲示
51.7%
行きたいところへ行ける
9.0%
25.8%
14.5%
19.0%
40.3%
21.0%
バス停までの距離
15.5%
6.5%
24.2%
70.3%
0%
10%
20%
満足
やや満足
図 2.2.1
30%
20.3%
40%
どちらでもない
50%
やや不満
循環バスに関する満足度
- 35 -
60%
6.9%
70%
不満
(複数回答)
80%
1.6%
1.5%
N=67
1.5%
1.5%
N=67
4.8% 3.2%
N=62
6.9%
N=58
8.1%
1.6%
1.6%
6.3%
90%
N=61
100%
N=62
N=64
3.6.主要施設アンケート調査
(1)調査目的・対象
基山町内において、商業施設、病院、金融機関等の主要施設に対し、主要施設の利用客
の利用動向、公共交通に対する意見や要望を把握するために、直接訪問による聞き取り調
査を実施した。(表 4)
表 4 調査実施施設の総数と内訳
医療施設
商業施設
金融機関(郵便局含む)
福祉・教育・文化・娯楽施設
周辺施設
合計
15
7
6
16
8
52
36
(2) 調査結果について
利用客の主な交通手段について「第1位」として多く答えられたものは、「自家用車」が
41 施設と非常に多い結果である。
「第 2 位」として答えられたものは「自転車」が 16 施設
と多い。
「第 3 位」として答えられたものはその他以外で、
「徒歩」が 15 施設と多い。(図 4.1)
0
20
自家用車
46
タクシー
7
バイク・スクーター
2 3
5
16
6
4
徒歩
その他
60
7 1
自転車
循環バス
40
8
15
3 4
18
第 1 位:N=50
第 2 位:N=50
第 3 位:N=50
12
第1位
第2位
第3位
図 4.1 利用客の主な交通手段
- 37 -
N=50
次に、公共交通と連携可能なサービスについては、上位は「施設スペースに乗入れまたは
バス停設置」が 6 施設、
「バス停の維持管理に協力」が 5 施設となった。今後、「時刻表、
路線図への広告掲載(有料)」
、「バス車内への広告掲載に応じた負担を行う」と回答いただ
いた企業等に対し、運賃外収入を得るために、より具体的に施設にとってのメリットや費用
対効果などを訴求していくことが求められる。(図 7.1)。
その他
1
公共交通を利用した商品運搬サービス
時刻表・路線図(年1~2回程度発行予定)への広告掲載(有料)
2
バス車内への有料広告の掲載や広報サービス等に応じた負担
1
1
1
バス停への広告掲載(有料)に応じた負担
バス停名(ネーミングライツ・有料) に応じた負担
1
バス停の維持管理に協力
1
2
4
施設スペースにバスの乗り入れもしくはバス停設置
2
バス回数券等の販売協力
2
基山町が運行するバスの割引券(回数券等)の配布
1
基山町が運行するバス利用者へ商品割引券を配布
1
0
医療施設
1
3
1
3
1
金融機関
2
公共施設
3
4
5
6
商業施設
図 7.2 公共交通と連携可能なサービス
(医療施設;N=8
金融施設;N=10
公共施設;N=4)
商業施設;N=15)
複数回答
- 38 -
7
3.7.企業向けアンケート調査
(1)調査目的・対象
基山町内外において、主要な企業に対し、自社で企業送迎をしているかどうか、基山町が
運行するバスの通勤利用の可能性があるか、公共交通に対する意見や要望等を把握するため
に、アンケート調査を実施した。(表 4)
表 5 調査実施施設と回収状況
ア ンケ ー ト 配布 企 業
アン ケ ー ト回 収
伊藤ハム㈱ 九州工場
○
㈱トーモク 九州工場
○
田中鉄工㈱
○
臼杵運送㈱ 中九州営業所
○
東洋製罐㈱ 基山工場
コカ・コーラウエストジャパンプロダクツ㈱
基山工場
○
大昭和紙工産業㈱ 鳥栖工場
○
○
ウエルビーサイクル工業㈱ 九州事業本部
㈱コクヨ物流九州
○
アサヒビール㈱ 佐賀配送センター
東洋水産㈱ 九州事業部佐賀冷蔵庫
○
日本タングステン㈱ 基山工場
○
㈱ワイ・デー・ケー九州
○
㈱ 九電工技術開発センター
○
㈱菱食 ロジティクス本部SDC統括部
中九州専用物流事業所
理工協産㈱
○
三菱倉庫㈱ 鳥栖配送センター
○
ヤマエ久野㈱ ゆめタウン
九州物流センター
㈱東洋空機製作所
㈱上原製作所
㈱日立物流
SUS㈱
○
○
○
○
三紀運輸㈱
サンポー食品㈱
○
㈱丸都運輸
㈱サンロジスティック 鳥栖配送センター
㈱酒井工業所
アマゾン鳥栖フルフィルメントセンター
株式会社シーエックスカーゴ 九州流通センター
株式会社東洋新薬
㈱SKライン佐賀
○
○
○
○
○
(2) 調査結果について
回収された24の企業のうち、
「自社で送迎を行っている」企業は3企業であった。また、
基山町が運行するバスを通勤用バスとして活用希望の企業も、3企業であった。今後、具体
的な企業との協議により、企業送迎バスを一般の住民も利用できるような路線として運行さ
せ、効率的な公共交通体系の構築につなげることが求められる。
次ページに、調査結果の一覧表(抜粋)を添付する。
- 39 -
id
企業名
1 田中鉄工株式会社
Q2交通手
段①バス
交通手段
②JR
1
交通手段
③自家用
車
16
2 白杵運送株式会社
12
6 三菱倉庫
7 理工協産(株)
1
1
公共交通利用者がいないため不要
50
2
3
公共交通利用者がいないため不要
1割
10
10
13
0
0
公共交通利用者がいないため不要
3
1
0
5
86
1
155
1
0
5
77
1
20
14 株式会社SKライン佐賀
85
6割
16 サンポー食品株式会社
0
5
187
13 株式会社酒井工業所
15 アマゾンジャパン・ロジスティクス
自社運行しているため不要
3
76
9
171
0
公共交通利用者がいないため不要
1
公共交通利用者がいないため不要
1割
自社運行しているため不要
4
11
37
公共交通利用者がいないため不要
27
1 タクシー
4
0
0
20 株式会社東洋新薬
35
22 東洋水産(株)佐賀冷蔵庫
66
244
3
9
23 ヤマエ久野株式会社物流佐賀支店
1
5
公共交通利用者がいないため不要
公共交通利用者がいないため不要
2
0
0
0
266
21 伊藤ハムウエスト株式会社
公共交通利用者がいないため不要
公共交通利用者がいないため不要
1割
6
通勤用として希望
8
2割
18 (株)東洋空気製作所基山工場
公共交通利用者がいないため不要
公共交通利用者がいないため不要
140
0
公共交通利用者がいないため不要
公共交通利用者がいないため不要
33(100%)
12 株式会社トーモク九州工場
24 (株)九電工総合研究開発室
1 社用車
Q5希望する運 Q5利用予
行時間帯
定人数
公共交通利用者がいないため不要
0
10 日本タングステン株式会社基山工場
19 株式会社ワイ・デ・ケー九州
12
Q5基山町のバスについて
6
1割
9
交通手段
交通手段⑧その他記入
⑧その他
118
180
9 SUS(株)
17 東洋製罐株式会社基山工場
0
交通手段
⑦徒歩
10割
8 コクヨロジテム
11 コカ・コーラウエストプロダクツ(株)基山工場
交通手段
⑥自転車
2
8割
5 九州日立物流サービス(株)
交通手段
⑤会社送
迎
88
3 株式会社丸都運輸基山支店
4 大昭和紙工産業(株)鳥栖工場
交通手段
④バイク
0
145 ①②⑥⑦合計で145人
7
44
19 甘木鉄道
公共交通利用者がいないため不要
自社運行しているため不要
通勤用として希望
7~8 17~18
不明
8:30 17:30
5~7
公共交通利用者がいないため不要
108
2
8
1
2
公共交通利用者がいないため不要
3 西鉄電車
- 40 -
通勤用として希望
企業名
Q6自社送
Q6自社送
迎①使用 Q6②利用 迎①使用 Q6②利用
者数
車両 マイ
者数
車両 大型
クロバス
バス
Q6⑤運行
Q6④運行 Q6④運行 Q6④運行 Q6④運行 Q6④運行 Q6④運行 Q6④運行 Q6④運行 Q6④運行 Q6④運行 Q6④運行 Q6④運行
Q6⑤運行ルー
Q6⑤運行ルート
ルート 終
Q6③運行頻度 ダイヤ行き ダイヤ行き ダイヤ行き ダイヤ行き ダイヤ行き ダイヤ行き ダイヤ帰り ダイヤ帰り ダイヤ帰り ダイヤ帰り ダイヤ帰り ダイヤ帰り
ト 経由地
起点
点
本数
時間
本数
時間
本数
時間
本数
時間
本数
時間
本数
時間
田中鉄工株式会社
白杵運送株式会社
株式会社丸都運輸基山支店
大昭和紙工産業(株)鳥栖工場
九州日立物流サービス(株)
三菱倉庫
理工協産(株)
コクヨロジテム
SUS(株)
日本タングステン株式会社基山工場
1
67
1
19 平日毎日
7時台
2本
8時台
3本
4 変動
毎日(土日含む) 7時台
5本
8時台
1本
2
平日毎日
2本
8時台
3本
17時台
2本
18時台
3本
19時台
2本
基山駅 筑紫
工場
17時台
2本
18時台
1本
19時台
3本
小郡駅
弊社
18時台
3本
19時台
3本
20時台
3本
弊社
基山駅
コカ・コーラウエストプロダクツ(株)基山工場
株式会社トーモク九州工場
株式会社酒井工業所
株式会社SKライン佐賀
アマゾンジャパン・ロジスティクス
9時台
1本
サンポー食品株式会社
東洋製罐株式会社基山工場
(株)東洋空気製作所基山工場
株式会社ワイ・デ・ケー九州
株式会社東洋新薬
7時台
伊藤ハムウエスト株式会社
東洋水産(株)佐賀冷蔵庫
ヤマエ久野株式会社物流佐賀支店
(株)九電工総合研究開発室
- 41 -
基山駅
企業名
Q7自由意見
田中鉄工株式会社
西鉄電車を利用する社員は、小郡駅からレールバスへ乗り換えて基山駅に来ている為、乗り換えが面倒。
白杵運送株式会社
継続的な利用者はないと思いますが、飲酒する時等自家用車が利用できない場合、バスの運行は大変ありがたいと思います。
株式会社丸都運輸基山支店
大昭和紙工産業(株)鳥栖工場
九州日立物流サービス(株)
三菱倉庫
理工協産(株)
コクヨロジテム
SUS(株)
現在弊社では、従業員の駐車場問題(不足)でとても困っています。基山町民も多数いますので、バス通勤してもらえると非常に助かります。鳥栖市のバスで「産業団地前」がありますが時間帯があわず、まったく利用できません。
日本タングステン株式会社基山工場
コカ・コーラウエストプロダクツ(株)基山工場
株式会社トーモク九州工場
交代制で行っている為、終業時間が深夜になる事もあり、多くの従業員が自家用車にて通勤しています。通勤災害時のリスクを鑑みれば、バス等の公共交通機関が増えるのは望ましいと思いますが、緊急で必要としているわけではないのが現状です。
株式会社酒井工業所
株式会社SKライン佐賀
アマゾンジャパン・ロジスティクス
サンポー食品株式会社
町運行バスについて、会社始業が8:00ということもあり、7時台の運行があれば検討の余地はある。ただし大半の従業員が自家用自動車の通勤者であり、利用者は少ないと推測される。
東洋製罐株式会社基山工場
(株)東洋空気製作所基山工場
株式会社ワイ・デ・ケー九州
特にありません
株式会社東洋新薬
伊藤ハムウエスト株式会社
東洋水産(株)佐賀冷蔵庫
ヤマエ久野株式会社物流佐賀支店
(株)九電工総合研究開発室
当社、九電工アカデミーには直接聞き取り調査が行われた模様
- 42 -
4. 基山町公共交通の現況と課題と方針
4.1 各種調査において把握された現況と課題及び方針
各調査において把握された現況と課題・改善策及びそれぞれに対応した基本方針(案)を①利用者ニーズ、②ネットワーク構築・維持、③運行コース、④運行ダイヤ、⑤車両及び車内、⑥待合い場所・バス停、⑦運
賃、⑧情報提供の各項目について表 4.1 に示す。
表 4.1 調査において把握された課題とそれに対応した基本方針(案)
項
目
①利用者ニーズ
現
況
課題・改善策
○ 基山町の免許を持たない人は 75 ○ 公共交通利用のター
歳以上の高齢者及び女性の割合
ゲットは運転免許を
が高い。(住民アンケート調査)
持たない高齢者・学生
あるいは通勤者
○ 現状の循環バス利用者は高齢者
が多いが、通勤・通学のニーズも
ある。(住民アンケート調査、企
業向けアンケート調査)
方針1 潜在的な公共交通利用層の獲得
基山町内の交通資源(企業送迎・高速基山PA等)を活か
して、潜在的な需要(通勤・通学者)の獲得を目指します。
○ 山間部では、毎日外出する人の割 ○ 地区によって運行頻
度を変えることにつ
合が中心部より低い。(住民アン
いて検討する
ケート調査)
方針3 利用者の生活行動に合わせた運行ルート(運行エリア)・ダイヤ
の設定
通学・通院や買い物など利用者の生活圏に合わせた効率的
な運行ルート設定、生活行動に合わせた運行ダイヤ編成
(行き・帰りの的確な時間設定)を行います。
○ 外出の目的地は、医療機関・商業 ○ 利用者の外出ニーズ
に合わせた運行ダイ
施設・金融機関の割合が高くなっ
ヤ・ルート
ている(住民アンケート調査)
○ 外出頻度は、年齢が上がるにつ ○ 高齢者が中心の路線
では曜日運行のダイ
れ、低下している(住民アンケー
ヤを検討
ト調査)
○ 基山町の循環バスは3路線で運 ○ 基幹路線(毎日運行)
行されている。 (乗込み調査)
とフィーダー(曜日運
行)の体系構築を検討
○ 企業送迎バスが多く運行されて ○ 企業送迎バスを活用
おり、重要な交通資源となってい
した路線について検
る。<アマゾンほか>(乗込み調
討する。
②ネットワーク構
査、企業向けアンケート調査)
築・維持
○ バス停の乗入れや広告などで協 ○ 協働推進事業として、
力意向のある施設はある。(乗主
事業者の協力依頼・調
要施設アンケート調査)
整を検討する。
方針3 基幹路線と枝線の設定による公共交通ネットワークの再編
通勤・通学にも対応した毎日運行・高水準の南北軸による
基幹路線と曜日運行でも対応可能な主に東西軸の山間部
の枝線に整理を行い、交通資源を有効活用した、新たな公
共交通ネットワークを構築します。
方針4 公共交通体系の維持に向けた支援・協働体制の確立
行政・事業者・住民による協働体制の確立でバスの持続的
運行を目指します。特に、事業者については、企業との協
議により、企業送迎を活用した効率的な運行を目指します。
- 43 -
項
目
現
況
課題・改善策
○ 生活圏の中心として生活利便施 ○ 基山駅を軸とした交
設が集中しているのは、基山駅・
通体系の検討
東南部である。(乗込み調査)
○循環バスについて、乗車時間が長 ○ 各路線から基山中心
部にできる限り直線
いという意見が多い。
(住民アンケ
的に運行するルート
ート調査、区長・民生委員アンケ
について検討する。
ート調査)
③ 運行コース
○ バスの路線が分かりにくいとい ○ 路線を分かりやすく
するとともに、路線図
う意見が多い。(住民アンケート
などの分かりやすい
調査)
情報提供も検討
④ 運行ダイヤ
方針2 利用者の生活行動に合わせた運行ルート(運行エリア)・ダイヤの
設定(再掲)
通学・通院や買い物など利用者の生活圏に合わせた効率的
な運行ルート設定、生活行動に合わせた運行ダイヤ編成
(行き・帰りの的確な時間設定)を行います。
○ 公共交通の主な利用者である高 ○ 通院・買い物の時間
(行き・帰り)に合わ
齢者(65 歳以上)の外出時間帯は
外出時刻「9 時~10 時」、帰宅時
せたダイヤの編成
刻「11 時~12 時」となる。
(住民
アンケート調査)
○ 現在ではほぼ定時性を確保した ○ 安全・安定運行のた
め、遅れや危険個所が
ダイヤ編成となっているが、一部
見つかった場合は、ダ
狭い道路などもある。 (乗込み調
イヤ変更やルート変
査、交通事業者ヒアリング調査)
更等を検討する
○ 通勤・通学に対応したバスの運行 ○ 通勤・通学に対応した
毎日運行の路線を検
要望がある。(住民アンケート調
討する。
査)
○ 車両内ではバスの時刻表は配布 ○ 分かりやすいバス路
されていなかった。
(乗込み調査)
線図・時刻表等の作
成・配布
方針5 路線図・時刻表の的確かつ分かりやすい情報提供による利用促進
一目見て分かる時刻表のデザイン(きやまんなどのキャラク
ターの活用)と高速バス・JRとの乗継ぎに関する的確な情
報提供により、利用促進を図ります。
方針6 利用者数に応じたバス車両の選定とバリアフリー化の推進
基幹路線については車両の大型化を検討し、枝線について
は、きめ細かな運行ができるような小型車両とするなど、適
切な車両選定を行います。また、高齢者に配慮したバリアフ
リー化を進めます。
⑤ 車 両 及 び 車 ○ 車両が利用者数に対して小さい。 ○ 大きい車両の導入に
<特に、けやき台線はほぼ毎回追
内
ついて検討
走>(乗込み調査)
○ バスの段差が高いという意見が ○ バリアフリー化につ
一部あった。(住民アンケート調
いて検討する。
査)
- 44 -
項
現
況
課題・改善策
○ フリー乗降のため、主要なポイン ○ バス停の整備を進め
トにしかバス停がない。
て、分かりやすい乗り
(乗込み調査)
場を目指す。
⑥ 待合場所・バ
○ バス停の待合環境として屋根や ○ 利用の多い場所はバ
ス停
ス停の高質化(屋根や
ベンチのないバス停もある(住民
ベンチの設置)を検討
アンケート調査、乗込み調査)
する。
○ 現在は循環バスは無料で運行さ ○ 受益者負担の原則で
れている。
(乗込み調査)
有料化を検討すると
ともに、回数券や乗継
⑦運賃
割引等の割引サービ
スについても検討す
る。
○ 循環バスのバス停では、時刻表は ○ 詳細なルート図を含
掲示されていたが、路線図は掲示
めて、車両内をはじ
⑧情報提供
されていなかった。(乗込み調査)
め、バス停、拠点施設、
インターネット等で
提供・配信する。
※現況の(
目
方針7 乗継ぎ拠点の高質化およびバス停の新設
乗継拠点となる主要バス停においては、待合スペースや屋
根・ベンチの設置等高質化を推進します。また、利用が見込
める場所等への新たなバス停設置を推進します。
方針8 バスの割引サービス等による利用促進
利用促進のための割引サービス(回数券やJR・高速バスとの
乗継ぎ割引等)を実施します。
方針5 路線図・時刻表の的確かつ分かりやすい情報提供による利用促進
(再掲)
一目見て分かる時刻表のデザイン(きやまんなどのキャラク
ターの活用)と高速バス・JRとの乗継ぎに関する的確な情
報提供により、利用促進を図ります。
)内の記述は把握された以下の調査を示す。
住民アンケート調査
区長・民生委員アンケート調査
乗込み調査
交通事業者ヒアリング調査
主要施設アンケート調査
基山町全域の住民に対するアンケート調査結果
基山町の区長・民生委員に対するアンケート調査結果
事務局で実施した循環バスへの乗込み調査に基づく結果
事務局で実施した交通事業者へのヒアリング調査に基づく結果
事務局で実施した基山町内の主要な施設へのアンケート調査に基づく結果
企業向けアンケート調査
事務局で実施した基山町内外の主要な企業へのアンケート調査に基づく結果
- 45 -
5.基山町公共交通の基本方針
各種調査の結果から得られた課題を解決し、住民が利用しやすい公共交通体系を構築するため、以
下の基本方針に基づき公共交通確保維持改善を図る。
方針1 潜在的な公共交通利用層の獲得
現状では、循環バスの利用者の多くは高齢者であり、その主たる利用施設は生活利便施設である病
院やスーパーとなっている。しかしながら、基山駅を中心とした企業送迎や高速バス基山 PA など、
本町には多くの交通資源が存在しており、それら施設へ公共交通網をつなげることで、基幹路線を形
成させ、新たな潜在的需要の確保が可能になると考える。
本調査で行った企業アンケート調査や聞き取り調査結果からも、JR鹿児島本線の快速が停まる基
山駅からのバス路線の新設を希望される企業の存在が確認されており、今後これら企業を取り込んだ
新たな路線新設により、潜在的な需要である若年層(通勤・通学者)の獲得がのぞまれる。
0%
20%
19歳以下
20~29歳
80%
100%
n=7
42.9%
78.3%
21.7%
40~49歳
91.3%
85.4%
50~59歳
60~64歳
86.7%
8.7%
9.8%
69.7%
75歳以上
43.6%
24.0%
23.5%
自力で自由に移動できる(自家用車・自転車等を運転)
公共交通を使って移動している(バス・タクシー等による移動)
家族・知人の送迎により移動している
自力で移動するのは困難
町内に立地する企業群(長野地区)
図
町内に立地する企業群(南部地区)
- 46 -
n=46
n=41
8.3%5.0% n=60
8.5% 12.2% n=82
18.3% 10.1%
1.8% n=109
78.0%
70~74歳
n=23
1.8%
1.8% n=57
96.5%
65~69歳
写真
60%
57.1%
30~39歳
写真
40%
移動制約の度合い(年齢別)
8.8%
n=204
n=629
方針2 基幹路線と枝線の設定による公共交通ネットワークの再編
本町では路線バスが運行されておらず、公共交通としての機能は循環バスが担っており、その輸
送は最低限の水準に限られている。
しかしながら、本町の経済活動の中心的役割を果たしている企業群へは毎日多くの人が通勤して
いるほか、九州全域へと繋がる広域交通網の拠点である基山 PA、JR基山駅などの交通資源にも恵
まれており、天神・博多方面や九州各地の主要都市へのアクセス機能を有している。
これら交通資源を有効に活用し、より利便性の高い交通ネットワークとして再編するため、本町
の基幹路線は、基山駅を中心として運行し、基山 PA、けやき台をつなぐ北部幹線と第一区や鳥栖市
弥生が丘に隣接する企業群を結ぶ南部幹線、国道3号線沿いの長野工業団地を結ぶ長野幹線(企業
ニーズの見込み次第で要検討)の3路線とし、通勤通学に対応した幹線路線として構築する。
また、枝線(フィーダー)として、現在の循環バスが運行する山間の集落と基山駅を結ぶ「園部
線」、「宮浦線」、「小倉(・長野)線」を編成し、高齢者を中心として移動支援を行う。
宮浦、園部、小
役場、基山駅、鹿
毛病院、社協、憩
の家等の中心部
巡回ルート(枝線
は全て通る)
南北軸の幹
倉・長野の枝線ル
線ルートの
ートの設定
設定
図 基山町公共交通ネットワーク基本方針イメージ(案)
- 47 -
方針3 利用者の生活行動に合わせた運行ルート(運行エリア)・ダイヤの設定
(1)運行ルート(運行エリア)の設定方針
生活利便施設が基山駅周辺に集約され、比較的コンパクトなまちである本町の特性を活かした運
行ルートの設定が必要である。
現在の循環バスは「園部線」、
「けやき台・宮浦線」、
「小倉、長野線」の3路線に分かれているが、
周回時間が長く、目的地への到達時間を短く改正する必要がある。また「けやき台」のような大規
模な郊外住宅では乗車人員が多く、小型車両による運行では、対応が困難な状況となっている。
そこで、人口が高密度に集積した地区と、山間の集落部では路線を分けて運行することで、利用
者の乗車時間を短縮させ、運行効率の向上を図ることが求められている。
交通空白地への新たな乗り入れについては、既存路線の延伸を中心に検討を行うが、延伸による
「定時定路線」運行により、著しく費用が増大すると判断された場合は、コストも考慮しながらデ
マンド運行について検討する。
(2)運行ダイヤの設定方針
①新たに編成を予定する幹線系統は企業送迎を主体とするため、企業の稼働時間に合わせたダイヤ
を編成し、連携を行う企業の操業が滞らないダイヤを編成する。
②高齢者は午前中のうちに用事を済ませる傾向があることから、枝線(フィーダー)は、その主な
ターゲット層である高齢者の生活行動に合わせ、午前中に帰宅用のダイヤを編成し、そのニーズ
へ対応する。
17
50
55
143
6時以前
5
7時
7時
8時
8時
32
30
9時
9時
10時
10時
11時
11時
12時
12時
16
13時
13時
13
14時
14時
8
15時
15時
24
5
14
8
4
16時
16時
10
2 17時
17時
18時
18時
19時
19時
3
30
47
44
15
38
2 20時
20時
21時
21時
23
3
12
1
9
4
46
137
9
29
1
3
58
8
15
1
1
2
1
1
5
2
16
8
6時以前
3
52
30
19
7
2
2
3
2
0
0
0
図
200
150
100
50
0
n=792
外出時間(65 歳での2区分)
0
図
- 48 -
99
4
2
10 22時以降 22時以降
250
106
32
65歳未満
46
65歳以上
68
50
100
150
200
250
帰宅時間(65 歳での2区分)
(3)運行水準の設定方針
運行する本数は利用状況に見合った水準に設定するが、今後の利用状況を踏まえ、適時変更し
ていく。特に、企業送迎を担う幹線系統は、企業の繁忙期等の輸送容量を考慮し、貸切運行や臨時
便を増発するなどの対応を柔軟に図る。
また、山間地域を運行する枝線は、高齢者の外出行動として、毎日外出される方は少ないこと
から、通勤通学が見込まれない地域は曜日運行とし、通勤・通学需要が多いところは毎日運行とす
る。
(4)運行形態の設定方針
①基幹路線の運行は「定時定路線」により行う。また、枝線の運行についても毎日運行とするが、
沿線人口の変化や利用状況の減少等があった場合は、曜日運行またはデマンド運行に変更する。
②基幹路線は通勤通学者の送迎や広域交通結節点への移動を担い、ある一定の運行本数が求められ
ることから「一般旅客自動車運送事業(道路運送法第 4 条)」による運行とする。また、枝線は
循環バスの運行水準を踏襲することから「自家用有償運行(道路運送法第 79 条)」による運行と
する。
【公共交通の適正な運行水準とは?】
運行水準は以下のような順で低減化させることが考えられる。
乗合バス事業者によるバスの運
乗合バス・タクシー事業者による
乗合バス・タクシー事業者によ
行。主に基幹路線の運行形態。
運行。主に枝線の運行形態。
る運行。一定のエリアをカバー
す
運行形態:定時定路線
運 行 日:毎日運行
許 可:4 条許可(一般乗合)
車 両:事業用車両
高い
運行形態:定時定路線
運 行 日:曜日運行
許 可:4 条許可(一般乗合)
または
79 条許可(市町村有償)
車 両:事業用車両または
自家用車両
運行水準
- 49 -
る
運
行
形
態
運行形態:デマンド運行
(不定期区域運行)
運 行 日:曜日運行
許 可:4 条許可(乗合)
車 両:事業用車両
低い
。
方針4 公共交通体系の維持に向けた支援・協働体制の確立
公共交通の維持には、多大の費用を要し、その効果は常に検証されることが必要である。(利用さ
れない路線は運行水準を低減させ、利用が改善されない場合は、廃止される手続きを行う)
現在運行されている循環バスは無料であるが、限られた予算において、持続的な運行体制を維持し
ていくためには、受益者負担による運行(運賃収受)が求められる。
そこで、運行にあたっての費用は、利用者の運賃によりまかなうものとする。しかしながら、高齢
化社会がますます進展することが予想される社会情勢下において、公共交通の運行は、運賃収入にの
み頼るのではなく、住民・事業者・行政が共にそれぞれの役割を担うという意識も重要となる。
今回新たに編成される基幹路線の整備には、企業の協力が不可欠であり、企業送迎との重複運行が
行われないように配慮されなければならず、利用者が確実に路線維持のために乗車されることがのぞ
まれる他、町内や隣接する市町にて事業活動を行う事業者は、バス運行への協力(車内や時刻表等へ
の広告の掲載やバスの乗り入れへの協力等)を行うことで、持続的な運行を行うことが可能となる。
また、運行が開始されてから、路線が安定化するまでの期間については、利用者である住民等の地
域ニーズを反映させる仕組みを、区長会や民生委員会、老人クラブ等の協力を得ながら構築し、地元
密着型の柔軟な路線編成を行える仕組みづくりが必要となる。その結果、住民による更なる公共交通
の利用の促進、バス停維持への協力等の活動が活発化することを期待したい。
これら住民と事業者の協力を受け、行政は、路線の管理(モニタリング)を行い、公共交通会議や
公共交通活性化協議会を定期的に開催し、行政・事業者・住民が相互の利害を認識しつつ連携し、公
共交通の持続的運行が図れる仕組み(支援・協働体制)を構築するものとする。
住民による
積極的な利用
地元病院・事業者
による協力・支援
住民
サポーター
企業群、医療機関
商工事業者等
基山町
地域公共交通
活性化協議会
(公共交通会議)
公共交通事業者
行政
行政(基山町)による
支援
公共交通関係者(交通
事業者等)による
安定・安全運行
図
基山町における協働体制(イメージ)
- 50 -
方針5 路線図・時刻表の的確かつ分かりやすい情報提供による利用促進
町内で運行する公共交通機関相互の運行情報が分かる総合的な路線図・時刻表を作成し、利用者の利
便性向上を図る。特に、今まで注目されてこなかった広域交通網との結節を強化することから、高速バ
ス基山 PA、JR基山駅との接続情報を重点的に発信する。
また、いままでバスに乗り慣れない人などへ配慮し、路線図や時刻表は大きな字を用い、見やすいデ
ザインとなるよう配慮するほか、基山町のゆるキャラである「きやまん」を用いるなど、親しみやすく
なるよう工夫を行う。
各路線において、運行状況に変化が生じた場合、路線図・運行時刻表を改訂し、町報等を通じて全戸
配布を行うことやインターネット等を通じて町外利用者へも情報提供することを心がける。特に主要乗
継拠点である基山駅、基山 PA、主要企業、病院、商業施設へも配布・設置し、公共交通の利用促進を
図る。
図
現在の路線図・時刻表
図
- 51 -
基山町のゆるキャラ「きやまん」
方針6 利用者数に応じたバス車両の選定とバリアフリー化の推進
現在の循環バスはジャンボタクシーによる運行であるが、「けやき台」等の地区で慢性的に乗車定員
を超え、運行事業者は追走を余儀なくされている。
このような状況は、運行費の多くを占める人件費の増加を招き、公共交通の採算性を確保することは
益々困難となる。本計画による公共交通体系の再編は、基幹と枝線へ分けることに主眼を置いているこ
とから、運行車両については、基幹路線の車両を大型車としてある一定の利用者を許容させ、枝線を小
型車両によるきめ細やかな運行が可能となるようにし、平均車速の向上、運行コストの低減化、集落や
山間の狭隘な道路への運行が可能となるようにし、交通空白地の解消や所要時間の短縮を図る。
また、高齢者への配慮のため、ノンステップ化や車いす対応などの、運行車両のバリアフリー化を図
る。
車両内には時刻、運賃、運行ルート、運行ダイヤ等を掲示する他、広告掲示やチラシ設置スペースを
設け、利用者の利便性向上及び持続的運行のための運賃外収入を得る方策を検討する。
写真
現在の循環バスの車両にはステップがない
写真
車内への広告掲載による運賃外収入の確保を検討
(既存車両には広告掲載欄等はない)
- 52 -
方針7 乗り継ぎ拠点の高質化およびバス停の新設
現在運行されている循環バスでは、明確なバス停が設置されていない個所が多く、初めて利用する人
にはわかりにくい状況となっている。また、バス停がないことで、定時運行が困難になっており、早発
のリスクを払拭できない。そこで、定時定路線で運行するすべての幹線・枝線でバス停を設置し、利用
者の利便性向上を図る。また、幹線と枝線、幹線と広域交通拠点などの乗継拠点(交通結節点)の高質
化を図り、適切な待合所としての環境整備を行うことが求められる。また、利用があると想定される企
業や生活利便施設、集落部等のバス停については、新たな増設(区間内にきめ細かくバス停設置、ある
いは、集落に入り込んでのバス停設置など)を検討する。
写真
基山駅前には様々なバスが乗り入れている
写真
写真 乗降が多いバス停の高質化を検討
高速バスは高い頻度で運行されている
写真
- 53 -
基山駅は快速が停まり利便性が高い
方針8 バスの割引サービス等による利用促進
現在無料で運行されている循環バスに代わり、新たに有償で運行する本町のバスへの利用者の抵抗を
軽減させるため、JRや高速バスと連携した割引サービスや町内の生活利便施設との連携を検討する。
運賃割引サービス導入にあたっては、過度な割引による収支率悪化を招かないよう、関係機関との協
議後、公共交通会議にて承認を経た後に決定する。また、社会経済情勢、運行収支の状況の変化に合わ
せ、適時見直しを図る。
写真
商業施設や温浴施設との共通利用券なども考えられる
- 54 -
写真
高速バスとの連携による割引も考えられる。
基山町公共交通・基本方針図(案)
※1
※2
長野幹線は、企業ニーズが見込めない場合は、小倉・長野線に統合することを検討。
中心部巡回線は、枝線3線(園部線、宮浦線、小倉・長野線)とつなげて、全て通ることとする。
- 55 -
※基本方針(案)は今後変更の可能性があります。