JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle

JP1 Version 10
JP1/Performance Management - Agent
Option for Oracle
解説・文法書
3021-3-059
■対象製品
● JP1/Performance Management - Manager(適用 OS:Windows)
P-2W2C-AAA4 JP1/Performance Management - Manager 10-00
製品構成一覧および内訳形名
P-242C-AAA4 JP1/Performance Management - Manager 10-00(適用 OS:Windows Server 2003)
P-2A2C-AAA4 JP1/Performance Management - Manager 10-00(適用 OS:Windows Server 2008)
● JP1/Performance Management - Manager(適用 OS:UNIX)
P-1J2C-AAA1 JP1/Performance Management - Manager 10-00(適用 OS:HP-UX 11i V3 (IPF))
P-812C-AAA1 JP1/Performance Management - Manager 10-00(適用 OS:Linux 6 (x86),Linux 6 (x64))
P-9D2C-AAA1 JP1/Performance Management - Manager 10-00(適用 OS:Solaris 10 (SPARC))
P-1M2C-AAA1 JP1/Performance Management - Manager 10-00(適用 OS:AIX V6.1,AIX V7.1)
● JP1/Performance Management - Base(適用 OS:Windows)
P-2W2C-AJA4 JP1/Performance Management - Base 10-00
製品構成一覧および内訳形名
P-242C-AJA4 JP1/Performance Management - Base 10-00(適用 OS:Windows Server 2003)
P-2A2C-AJA4 JP1/Performance Management - Base 10-00(適用 OS:Windows Server 2008)
● JP1/Performance Management - Base(適用 OS:UNIX)
P-1J2C-AJA1 JP1/Performance Management - Base 10-00(適用 OS:HP-UX 11i V3 (IPF))
P-812C-AJA1 JP1/Performance Management - Base 10-00(適用 OS:Linux 6 (x64),Linux 6 (x86))
P-9D2C-AJA1 JP1/Performance Management - Base 10-00(適用 OS:Solaris 10 (SPARC))
P-1M2C-AJA1 JP1/Performance Management - Base 10-00(適用 OS:AIX V6.1,AIX V7.1)
● JP1/Performance Management - Web Console(適用 OS:Windows)
P-2W2C-ARA4 JP1/Performance Management - Web Console 10-00
製品構成一覧および内訳形名
P-242C-ARA4 JP1/Performance Management - Web Console 10-00(適用 OS:Windows Server 2003)
P-2A2C-ARA4 JP1/Performance Management - Web Console 10-00(適用 OS:Windows Server 2008)
● JP1/Performance Management - Web Console(適用 OS:UNIX)
P-1J2C-ARA1 JP1/Performance Management - Web Console 10-00(適用 OS:HP-UX 11i V3 (IPF))
P-812C-ARA1 JP1/Performance Management - Web Console 10-00(適用 OS:Linux 6 (x64),Linux 6 (x86))
P-9D2C-ARA1 JP1/Performance Management - Web Console 10-00(適用 OS:Solaris 10 (SPARC))
P-1M2C-ARA1 JP1/Performance Management - Web Console 10-00(適用 OS:AIX V6.1,AIX V7.1)
● JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle(適用 OS:Windows)
P-2W2C-ADA4 JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle 10-00
製品構成一覧および内訳形名
P-242C-ADA4 JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle 10-00(適用 OS:Windows Server 2003)
P-2A2C-ADA4 JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle 10-00(適用 OS:Windows Server 2008)
● JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle(適用 OS:UNIX)
P-1J2C-ADA1 JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle 10-00(適用 OS:HP-UX 11i V3 (IPF))
P-812C-BDA1 JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle 10-00(適用 OS:Linux 6 (x64),Linux 6 (x86))※
P-9D2C-ADA1 JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle 10-00(適用 OS:Solaris 10 (SPARC))
P-1M2C-ADA1 JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle 10-00(適用 OS:AIX V6.1,AIX V7.1)
これらの製品には,他社からライセンスを受けて開発した部分が含まれています。
「※」印の付いているプログラムプロダクトについては,発行時期をご確認ください。
■輸出時の注意
本製品を輸出される場合には,外国為替および外国貿易法ならびに米国の輸出管理関連法規などの規制をご確認の上,必要な手
続きをお取りください。
なお,ご不明な場合は,弊社担当営業にお問い合わせください。
■商標類
Active Directory は,米国 Microsoft Corporation の,米国およびその他の国における登録商標または商標です。
AIX は,米国およびその他の国における International Business Machines Corporation の商標です。
AMD は,Advanced Micro Devices, Inc. の商標です。
AppleTalk は,米国 Apple Computer, Inc. の商品名称です。
BEA は,BEA Systems, Inc. の登録商標です。
BEA WebLogic Server は,BEA Systems, Inc. の登録商標です。
DB2 は,米国およびその他の国における International Business Machines Corporation の商標です。
DB2 Universal Database は,米国およびその他の国における International Business Machines Corporation の商標です。
HP-UX は,Hewlett-Packard Development Company, L.P. のオペレーティングシステムの名称です。
Internet Explorer は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Itanium は,アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation の商標です。
Linux は,Linus Torvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
Lotus は,IBM Corporation の登録商標です。
Lotus Domino は,IBM Corporation の登録商標です。
Microsoft は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Microsoft Exchange Server は,米国 Microsoft Corporation の商品名称です。
Microsoft および Hyper-V は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Microsoft Internet Information Server は,米国 Microsoft Corporation の商品名称です。
Microsoft Internet Information Services は,米国 Microsoft Corporation の商品名称です。
Microsoft Mail は,米国 Microsoft Corporation の商品名称です。
Microsoft および SQL Server は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
NetWare は,米国 Novell, Inc. の登録商標です。
ODBC は,米国 Microsoft Corporation が提唱するデータベースアクセス機構です。
Oracle と Java は,Oracle Corporation 及びその子会社,関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
Red Hat は,米国およびその他の国で Red Hat, Inc. の登録商標もしくは商標です。
すべての SPARC 商標は,米国 SPARC International, Inc. のライセンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国に
おける商標または登録商標です。SPARC 商標がついた製品は,米国 Sun Microsystems, Inc. が開発したアーキテクチャに基づ
くものです。
UNIX は,The Open Group の米国ならびに他の国における登録商標です。
VMware, Virtual SMP, VMotion は,VMware, Inc. の米国および各国での登録商標または商標です。
VMware および ESX は,VMware, Inc. の米国および各国での登録商標または商標です。
WebSphere は,米国およびその他の国における International Business Machines Corporation の商標です。
Win32 は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Windows は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Windows NT は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
Windows Server は,米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
その他製品名などの固有名詞は各社の商品名,商標および登録商標です。
その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
プログラムプロダクト「P-9D2C-AAA1,P-9D2C-ARA1」には,Oracle Corporation またはその子会社,関連会社が著作権を
有している部分が含まれています。
プログラムプロダクト「P-9D2C-AAA1,P-9D2C-ARA1」には,UNIX System Laboratories,Inc. が著作権を有している部分が
含まれています。
■マイクロソフト製品の表記について
このマニュアルでは,マイクロソフト製品の名称を次のように表記しています。
表記
Internet Explorer
製品名
Microsoft(R) Internet Explorer(R)
Windows(R) Internet Explorer(R)
表記
製品名
MSCS
Microsoft(R) Cluster Server
Microsoft(R) Cluster Service
Windows Server 2003
Windows Server 2003 (x64)
または 2003 (x64)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64
Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64
Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64
Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64
Edition
Windows Server 2003 (x86)
または 2003 (x86)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise
Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard
Edition
Windows Server 2008
Windows Server 2008
Datacenter
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter ※
Windows Server 2008
Enterprise
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise without
Hyper-V(TM)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise ※
Windows Server 2008
Standard
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard without
Hyper-V(TM)
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard ※
Win32
Win32(R)
注※ Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Datacenter,Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise,および
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Standard を総称して,Windows Server 2008 R2 と表記することがあります。
Windows Server 2003 および Windows Server 2008 を総称して,Windows と表記することがあります。
■発行
2012 年 10 月 3021-3-059
■著作権
Copyright (C) 2012, Hitachi, Ltd.
Copyright (C) 2012, Hitachi Solutions, Ltd.
はじめに
このマニュアルは,JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle の機能や収集レコードなどについ
て説明したものです。
■対象読者
このマニュアルは,次の方を対象としています。
• 稼働監視システムを設計または構築したい方
• パフォーマンスデータの収集条件を定義したい方
• レポートおよびアラームを定義したい方
• 収集したパフォーマンスデータを参照して,システムを監視したい方
• 監視結果を基に,システムへの対策を検討または指示したい方
また,Oracle と監視対象システムの運用について熟知していること,および OS に対する知識があることを前提
としています。
なお,JP1/Performance Management を使用したシステムの構築,運用方法については,次のマニュアルをご使
用ください。
• JP1 Version 10 JP1/Performance Management 設計・構築ガイド(3021-3-041)
• JP1 Version 10 JP1/Performance Management 運用ガイド(3021-3-042)
• JP1 Version 10 JP1/Performance Management リファレンス(3021-3-043)
■マニュアルの構成
このマニュアルは,次に示す編から構成されています。なお,このマニュアルは,Windows Server 2003,
Windows Server 2008,HP-UX,Solaris,Linux(R),および AIX の各 OS(Operating System)に共通のマ
ニュアルです。OS ごとに差異がある場合は,本文中でそのつど内容を書き分けています。
第 1 編 概要編
JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle の概要について説明しています。
第 2 編 構築・運用編
JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle のインストール,セットアップ,およびクラスタシステム
での運用について説明しています。
第 3 編 リファレンス編
JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle の監視テンプレート,レコードおよびメッセージについて
説明しています。
第 4 編 トラブルシューティング編
JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle でトラブルが発生したときの対処方法について説明してい
ます。
■読書手順
このマニュアルは,利用目的に合わせて章を選択して読むことができます。利用目的別にお読みいただくことを
お勧めします。
マニュアルを読む目的
記述個所
JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle の特長を知りたい。
1章
JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle の機能概要を知りたい。
1章
I
はじめに
マニュアルを読む目的
記述個所
JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle の導入時の作業を知りた
い。
2 章,3 章
JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle のクラスタシステムでの
運用を知りたい。
4章
JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle の監視テンプレートにつ
いて知りたい。
5章
JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle のレコードについて知り
たい。
6章
JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle のメッセージについて知
りたい。
7章
障害発生時の対処方法について知りたい。
8章
■このマニュアルで使用する記号
このマニュアルで使用する記号を次に示します。
記 号
[ ]
太字
意 味
ウィンドウ,タブ,メニュー,ダイアログボックス,ダイアログボックスのボタン,ダイアログ
ボックスのチェックボックスなどを示します。
(例)
[メイン]ウィンドウ
[エージェント]タブ
重要な用語,または利用状況によって異なる値であることを示します。
■このマニュアルの数式中で使用する記号
このマニュアルの数式中で使用する記号を次に示します。
記 号
意 味
*
乗算記号を示します。
/
除算記号を示します。
■図中で使用する記号
このマニュアルの図中で使用する記号を次のように定義します。
II
はじめに
■フォルダおよびディレクトリの統一表記
このマニュアルでは,Windows で使用されている「フォルダ」と UNIX で使用されている「ディレクトリ」とが
同じ場合,原則として,
「ディレクトリ」と統一表記しています。
■このマニュアルでのコマンドの表記
Performance Management 09-00 以降では,08-51 以前のコマンドと互換性を持つ新形式のコマンドが追加され
ました。このため,このマニュアルではコマンドを次のように表記しています。
新形式のコマンド(08-51 以前のコマンド)
(例)
インストール先フォルダ ¥tools¥jpcconf agent setup ( インストール先フォルダ
¥tools¥jpcagtsetup)
この例では,jpcconf agent setup が新形式のコマンドで,jpcagtsetup が 08-51 以前のコマンドにな
ります。
新形式のコマンドを使用できるのは,PFM - Agent の同一装置内の前提プログラム(PFM - Manager または
PFM - Base)のバージョンが 09-00 以降の場合です。なお,前提プログラムのバージョンが 09-00 以降の場合で
も,08-51 以前のコマンドは使用できます。
III
目次
第 1 編 概要編
1
PFM - Agent for Oracle の概要
1
1.1 PFM - Agent for Oracle の特長
2
1.1.1 Oracle のパフォーマンスデータを収集できます
2
1.1.2 パフォーマンスデータの性質に応じた方法で収集できます
3
1.1.3 パフォーマンスデータを保存できます
3
1.1.4 Oracle の運用上の問題点を通知できます
3
1.1.5 アラームおよびレポートが容易に定義できます
4
1.1.6 クラスタシステムで運用できます
4
1.2 パフォーマンスデータの収集と管理の概要
6
1.3 PFM - Agent for Oracle を使ったパフォーマンス監視の例
7
1.3.1 パフォーマンス監視の目的
7
1.3.2 ベースラインの選定
7
1.3.3 検索処理パフォーマンス
8
1.3.4 データ更新処理パフォーマンス
9
1.3.5 Oracle インスタンス稼働監視
10
1.3.6 ディスク監視
10
1.3.7 REDO ログ待機の監視
11
第 2 編 構築・運用編
2
インストールとセットアップ(Windows の場合)
13
2.1 インストールとセットアップ
14
2.1.1 インストールとセットアップの流れ
14
2.1.2 インストールとセットアップの前に
16
2.1.3 インストール手順
22
2.1.4 PFM - Agent for Oracle のセットアップ手順
24
2.2 アンインストールとアンセットアップ
44
2.2.1 アンインストールとアンセットアップの前に
44
2.2.2 アンセットアップ手順
45
2.2.3 アンインストール手順
47
2.3 PFM - Agent for Oracle のシステム構成の変更
49
2.4 PFM - Agent for Oracle の運用方式の変更
50
2.4.1 パフォーマンスデータの格納先の変更
50
2.4.2 インスタンス環境の更新の設定
53
2.4.3 レコード収集での Oracle アクセスのキャンセル機能
60
i
目次
2.4.4 Store バージョン 2.0 への移行
2.5 コマンドプロンプトの起動方法
65
2.6 バックアップとリストア
66
2.6.1 バックアップ
66
2.6.2 リストア
66
2.7 Web ブラウザでマニュアルを参照するための設定
3
68
2.7.2 参照手順
69
インストールとセットアップ(UNIX の場合)
71
3.1 インストールとセットアップ
72
3.1.1 インストールとセットアップの流れ
72
3.1.2 インストールとセットアップの前に
74
3.1.3 インストール手順
81
3.1.4 PFM - Agent for Oracle のセットアップ手順
84
107
3.2.1 アンインストールとアンセットアップの前に
107
3.2.2 アンセットアップ手順
108
3.2.3 アンインストール手順
110
3.3 PFM - Agent for Oracle のシステム構成の変更
112
3.4 PFM - Agent for Oracle の運用方式の変更
113
3.4.1 パフォーマンスデータの格納先の変更
113
3.4.2 インスタンス環境の更新の設定
116
3.4.3 レコード収集での Oracle アクセスのキャンセル機能
126
3.4.4 Store バージョン 2.0 への移行
127
3.5 バックアップとリストア
130
3.5.1 バックアップ
130
3.5.2 リストア
130
3.6 Web ブラウザでマニュアルを参照するための設定
132
3.6.1 設定手順
132
3.6.2 参照手順
133
クラスタシステムでの運用
135
4.1 クラスタシステムの概要
136
4.1.1 HA クラスタシステム
136
4.1.2 負荷分散クラスタシステム
137
4.2 フェールオーバー時の処理
140
4.2.1 PFM - Agent ホストに障害が発生した場合のフェールオーバー
140
4.2.2 PFM - Manager が停止した場合の影響
141
4.3 インストールとセットアップ(Windows の場合)
4.3.1 インストールとセットアップの流れ
ii
68
2.7.1 設定手順
3.2 アンインストールとアンセットアップ
4
62
142
142
目次
4.3.2 インストールとセットアップの前に
144
4.3.3 インストール手順
147
4.3.4 セットアップ手順
147
4.4 インストールとセットアップ(UNIX の場合)
154
4.4.1 インストールとセットアップの流れ(クラスタシステムで UNIX の場合)
154
4.4.2 インストールとセットアップの前に
156
4.4.3 インストール手順
158
4.4.4 セットアップ手順
159
4.5 アンインストールとアンセットアップ(Windows の場合)
166
4.5.1 PFM - Agent for Oracle のアンインストールとアンセットアップの流れ
166
4.5.2 アンセットアップ手順
167
4.5.3 アンインストール手順
171
4.6 アンインストールとアンセットアップ(UNIX の場合)
173
4.6.1 アンインストールとアンセットアップの流れ
173
4.6.2 アンセットアップ手順
174
4.6.3 アンインストール手順
179
4.7 クラスタシステムで運用する場合の注意事項
4.7.1 収集するパフォーマンスデータ中のホスト名について
180
180
4.8 PFM - Agent for Oracle のシステム構成の変更
181
4.9 PFM - Agent for Oracle の運用方式の変更
182
4.9.1 インスタンス環境の更新の設定
182
4.9.2 論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート・インポート
183
第 3 編 リファレンス編
5
監視テンプレート
185
監視テンプレートの概要
186
アラームの記載形式
187
アラーム一覧
188
Buffer Cache Usage
189
Buffer Cache Waits
190
Dict. Cache Usage
191
Disk Sorts
192
Free List Waits
193
Full Table Scans
194
Library Cache Usage
195
Redo Log Contention
196
Server Status
197
Tablespace Usage
199
レポートの記載形式
200
iii
目次
iv
レポートのフォルダ構成
202
レポート一覧
204
Blocking Locks(8.0)
207
Cache Usage(8.0)
208
Cache Usage Status(Multi-Agent)(8.0)
209
Cache Usage Trend(Multi-Agent)(8.0)
210
Database Activity Status(8.0)
211
Database Activity Status Detail(8.0)
212
Database Activity Status(Multi-Agent)(8.0)
213
Database Activity Trend(Multi-Agent)(8.0)
214
Database Space Overview(8.0)
215
Database Space Summary(Multi-Agent)(8.0)
216
Database Space Trend(Multi-Agent)(8.0)
217
Datafile I/O Activity Detail(8.0)
218
Datafile I/O Status Detail(Reads)(8.0)
219
Datafile I/O Status Detail(Writes)(8.0)
220
Datafile I/O Status Summary(8.0)
221
Datafile I/O Trend Detail(Reads)(8.0)
222
Datafile I/O Trend Detail(Writes)(8.0)
223
Datafile I/O Trend Summary(8.0)
224
Disk Sorts - Top 10 Sessions(8.0)
225
Error Log(8.0)
226
Full Table Scans(8.0)
227
I/O Activity - Top 10 Datafiles(8.0)
228
Lock Usage - Top 10 Sessions(8.0)
229
Locked Objects(8.0)
230
Longest Transactions - Top 10 Sessions(8.0)
231
Memory Usage - Top 10 Sessions(8.0)
232
Open Cursors(4.0)
233
Physical I/O - Top 10 Sessions(8.0)
234
Redo Log Buffer Contention(8.0)
235
Server Configuration Status(4.0)
236
Session Detail(8.0)
237
Session Statistics Detail(4.0)
238
SGA Status(8.0)
239
SGA Status Summary(8.0)
240
SQL Text(4.0)
241
System Overview(8.0)(インスタンスの全体的な状態を示すリアルタイムレポート)
242
System Overview(8.0)(インスタンスの一般的な状態を示すリアルタイムレポート)
244
Tablespace Status(4.0)
246
Tablespace Status Detail(4.0)
247
目次
6
レコード
249
データモデルについて
250
レコードの記載形式
251
ODBC キーフィールド一覧
254
要約ルール
255
データ型一覧
257
フィールドの値
258
Store データベースに記録されるときだけ追加されるフィールド
261
Store データベースに格納されているデータをエクスポートすると出力されるフィールド
263
レコードの注意事項
264
レコード一覧
265
Activity Summary(PD_PDAS)
269
Backup Async IO(PD_PDBA)
272
Backup Sync IO(PD_PDBS)
276
Block Contention Interval(PI_PIBC)
279
Block Contention Statistics(PD_PDBC)
281
Buffer Pool(PD_PDBP)
283
Cache Summary(PD_PDCS)
286
Cache Summary Interval(PI_PICS)
290
Circuit(PD_PDCI)
294
Collection Instance 2(PD_PCI)
296
Collection Tablespace 2(PD_PCTS)
297
Control File(PD_PDCF)
300
Current Sessions Stat Summary(PD_PDS3)
301
Data Dictionary Cache(PD_PDDD)
306
Data Dictionary Cache Interval(PI_PIDD)
308
Data File(PD_PDDF)
310
Data File Interval(PI_PIDF)
318
Database(PD_PDDB)
328
Database Interval(PI_PIDB)
337
Database Object Cache(PD_PDDO)
346
Dispatcher(PD_PDDS)
348
Dispatcher Interval(PI_PIDS)
351
Errorlog Detail(PD_PDEL)
354
GCS Stat Summary(PD_PDGC)
356
GCS Stat Summary Interval(PI_PIGC)
358
Instance(PD_PDI)
360
Instance Availability(PD_PDIA)
362
Latch(PD_PDLA)
365
v
目次
vi
Latch Interval(PI_PILA)
368
Library Cache(PD_PDLC)
371
Library Cache Interval(PI_PILC)
373
Lock(PD_PDLO)
376
Lock Activity Interval(PI_PIPL)
379
Lock Interval(PI_PILO)
381
Lock Waiters(PD_PDLW)
384
Minimum Database Interval 2(PI_PMDB)
386
Minimum Data File Interval 2(PI_PMDF)
387
Minimum Tablespace Interval 2(PI_PMTS)
391
Multi - Threaded Server(PD_PDMT)
393
Multi - Threaded Server Interval(PI_PIMT)
397
Open Cursor(PD_PDOC)
401
Options Installed(PD_PDO)
403
Parallel Query Server(PD_PDPQ)
404
Parallel Query Server Interval(PI_PIPQ)
406
Parallel Query Statistics(PD_PDPS)
409
Parameter Values(PD_PDP)
410
Process Detail(PD_PDOP)
411
Queue Statistics(PD_PDQU)
413
Resource Limit(PD_PDRL)
415
Rollback Segment(PD_PDRS)
417
Rollback Segment Interval(PI_PIRS)
420
Segment Detail(PD_PDSM)
423
Server Status(PD_STAT)
427
Session Detail(PD_PDS)
428
Session Event(PD_PDEV)
433
Session Event Interval(PI_PIEV)
435
Session I/O Interval(PI_PIIO)
437
Session Stat Summary Interval(PI_PIS2)
439
Session Statistics(PD_PDSS)
444
Session Statistics Summary(PD_PDS2)
446
Session Wait(PD_PDWA)
451
SGA Components(PD_PDSG)
454
Shared Cursor Cache(PD_PDC)
456
Shared Server(PD_PDSH)
459
Shared Server Interval(PI_PISH)
461
Sort Segment(PD_PDSR)
463
Sort Segment Interval(PI_PISR)
466
SQL Text(PD_PDSQ)
469
SQL Text - Performance Based(PD_PDES)
471
目次
7
SQL*Net Listener(PD_PDNL)
473
SQL*Net Listeners(PD_PDLS)
475
System Event(PD_PDSE)
477
System Event Interval(PI_PISE)
479
System Stat Interval(PI_PIST)
481
System Stat Summary(PD)
483
System Stat Summary Interval(PI)
489
System Statistics(PD_PDST)
496
Table Access(PD_PDTA)
497
Tablespace(PD_PDTS)
499
Tablespace Fragmentation(PD_PDTF)
506
Tablespace Interval(PI_PITS)
511
Transaction(PD_PDTR)
515
Transaction Interval(PI_PITR)
518
Transaction Lock(PD_PDTL)
521
Version(PD_PDV)
523
メッセージ
525
7.1 メッセージの形式
526
7.1.1 メッセージの出力形式
526
7.1.2 メッセージの記載形式
526
7.2 メッセージの出力先一覧
527
7.3 syslog と Windows イベントログの一覧
530
7.4 メッセージ一覧
531
第 4 編 トラブルシューティング編
8
トラブルへの対処方法
543
8.1 対処の手順
544
8.2 トラブルシューティング
545
8.2.1 セットアップやサービスの起動について
545
8.2.2 コマンドの実行について
549
8.2.3 レポートの定義について
550
8.2.4 アラームの定義について
550
8.2.5 パフォーマンスデータの収集と管理について
551
8.2.6 その他のトラブルについて
552
8.3 ログ情報
8.3.1 ログ情報の種類
553
553
vii
目次
8.3.2 ログファイルおよびディレクトリ一覧
8.4 トラブル発生時に採取が必要な資料
559
8.4.1 Windows の場合
559
8.4.2 UNIX の場合
563
8.5 資料の採取方法
568
8.5.1 Windows の場合
568
8.5.2 UNIX の場合
570
8.6 Performance Management の障害検知
573
8.7 Performance Management の障害回復
574
付録
575
付録 A システム見積もり
576
付録 A.1 メモリー所要量
576
付録 A.2 ディスク占有量
576
付録 A.3 クラスタ運用時のディスク占有量
576
付録 B カーネルパラメーター
577
付録 B.1 HP-UX の場合
577
付録 B.2 Solaris の場合
577
付録 B.3 AIX の場合
578
付録 B.4 Linux (x86),Linux (x64) の場合
578
付録 C 識別子一覧
579
付録 D プロセス一覧
580
付録 E ポート番号一覧
582
付録 E.1 PFM - Agent for Oracle のポート番号
582
付録 E.2 ファイアウォールの通過方向
582
付録 F PFM - Agent for Oracle のプロパティ
585
付録 F.1 Agent Store サービスのプロパティ一覧
585
付録 F.2 Agent Collector サービスのプロパティ一覧
588
付録 G ファイルおよびディレクトリ一覧
viii
554
596
付録 G.1 PFM - Agent for Oracle のファイルおよびディレクトリ一覧
596
付録 G.2 メッセージカタログ格納ディレクトリ内のファイルおよびディレクトリ一覧
602
付録 H 移行手順と移行時の注意事項
605
付録 I 権限に関する注意事項
606
付録 J バージョン互換
608
付録 K 動作ログの出力
609
付録 K.1 動作ログに出力される事象の種別
609
付録 K.2 動作ログの保存形式
609
付録 K.3 動作ログの出力形式
610
付録 K.4 動作ログを出力するための設定
614
付録 L JP1/ITSLM との連携
617
付録 M IPv4 環境と IPv6 環境での通信について
618
目次
付録 N 各バージョンの変更内容
620
付録 N.1 10-00 の変更内容
620
付録 N.2 09-10 の変更内容
620
付録 N.3 09-00 の変更内容
620
付録 N.4 08-50 の変更内容
621
付録 N.5 08-10 の変更内容
622
付録 N.6 08-00 の変更内容
624
付録 N.7 07-50 の変更内容
624
付録 N.8 07-10 の変更内容
624
付録 N.9 07-00 の変更内容
625
付録 O このマニュアルの参考情報
632
付録 O.1 関連マニュアル
632
付録 O.2 このマニュアルでの表記
632
付録 O.3 英略語
635
付録 O.4 このマニュアルでのプロダクト名,サービス ID,およびサービスキーの表記
636
付録 O.5 Performance Management のインストール先ディレクトリの表記
636
付録 O.6 Performance Management で対応する NNM 製品について
637
付録 O.7 KB(キロバイト)などの単位表記について
637
付録 P 用語解説
索引
638
645
ix
第 1 編 概要編
1
PFM - Agent for Oracle の概要
この章では,PFM - Agent for Oracle の概要について説明します。
1.1 PFM - Agent for Oracle の特長
1.2 パフォーマンスデータの収集と管理の概要
1.3 PFM - Agent for Oracle を使ったパフォーマンス監視の例
1
1. PFM - Agent for Oracle の概要
1.1 PFM - Agent for Oracle の特長
PFM - Agent for Oracle は,Oracle のパフォーマンスを監視するために,パフォーマンスデータを収集お
よび管理するプログラムです。このプログラムは,監視対象のホストにインストールして使用します。
PFM - Agent for Oracle の特長を次に示します。
● Oracle の稼働状況を分析できる
監視対象の Oracle から,セッションの統計情報などのパフォーマンスデータを PFM - Agent for Oracle
で収集および集計し,その傾向や推移を図示することで,Oracle の稼働状況の分析が容易にできます。
● Oracle の運用上の問題点を早期に発見し,トラブルの原因を調査する資料を提供できる
監視対象の Oracle でセッションが不正な動作をするなどのトラブルが発生した場合,E メールなどを
使ってユーザーに通知することで,問題点を早期に発見できます。また,その問題点に関連する情報を
図示することで,トラブルの原因を調査する資料を提供できます。
PFM - Agent for Oracle を使用するには,PFM - Manager および PFM - Web Console が必要です。
参考
Performance Management で Oracle の稼働状況を分析できる製品としては,PFM - Agent for Oracle のほか
に,PFM - RM for Oracle があります。PFM - RM for Oracle は,監視対象ホストへのインストールが不要な製
品です。つまり,監視対象ホストの環境に手を加えることなく,そのパフォーマンスデータを監視できます
(エージェントレス監視)
。また,収集できるパフォーマンスデータの種類は PFM - Agent for Oracle より少な
いですが,1 つの PFM - RM for Oracle から複数ホストのパフォーマンスデータを監視できます。
エージェントレス監視を実現したい場合,複数の監視ホストを対象にパフォーマンスデータを収集・管理した
い場合などは,PFM - RM for Oracle の導入もご検討ください。
PFM - Agent for Oracle について次に説明します。
1.1.1 Oracle のパフォーマンスデータを収集できます
PFM - Agent for Oracle を使用すると,対象ホスト上で動作している Oracle のセッションの統計情報な
ど,パフォーマンスデータが収集できます。
注意
PFM - Oracle では,Linux 環境で OS,Oracle,および PFM - Oracle の設定がすべて UTF-8 に統一
されている場合に UTF-8 に対応します。そのほかの場合は,7 ビットアスキー以外の文字が含まれる
パフォーマンスデータは収集できません。
PFM - Agent for Oracle では,パフォーマンスデータは,次のように利用できます。
● Oracle の稼働状況をグラフィカルに表示する
パフォーマンスデータは,PFM - Web Console を使用して,
「レポート」と呼ばれるグラフィカルな形
式に加工し,表示できます。レポートによって,Oracle の稼働状況がよりわかりやすく分析できるよう
になります。
レポートには,次の種類があります。
• リアルタイムレポート
監視している Oracle の現在の状況を示すレポートです。主に,システムの現在の状態や問題点を確
認するために使用します。リアルタイムレポートの表示には,収集した時点のパフォーマンスデータ
が直接使用されます。
2
1. PFM - Agent for Oracle の概要
• 履歴レポート
監視している Oracle の過去から現在までの状況を示すレポートです。主に,システムの傾向を分析
するために使用します。履歴レポートの表示には,PFM - Agent for Oracle のデータベースに格納さ
れたパフォーマンスデータが使用されます。
● 問題が起こったかどうかの判定条件として使用する
収集されたパフォーマンスデータの値が何らかの異常を示した場合,ユーザーに通知するなどの処置を
取るように設定できます。
1.1.2 パフォーマンスデータの性質に応じた方法で収集できます
パフォーマンスデータは,
「レコード」の形式で収集されます。各レコードは,
「フィールド」と呼ばれる
さらに細かい単位に分けられます。レコードおよびフィールドの総称を「データモデル」と呼びます。
レコードは,性質によって 2 つのレコードタイプに分けられます。どのレコードでどのパフォーマンス
データが収集されるかは,PFM - Agent for Oracle で定義されています。ユーザーは,PFM - Web
Console を使用して,どのパフォーマンスデータのレコードを収集するか選択します。
PFM - Agent for Oracle のレコードタイプを次に示します。
● Product Interval レコードタイプ(以降,PI レコードタイプと省略します)
PI レコードタイプのレコードには,1 分ごとのプロセス数など,ある一定の時間(インターバル)ごと
のパフォーマンスデータが収集されます。PI レコードタイプは,時間の経過に伴うシステムの状態の
変化や傾向を分析したい場合に使用します。
● Product Detail レコードタイプ(以降,PD レコードタイプと省略します)
PD レコードタイプのレコードには,現在起動しているプロセスの詳細情報など,ある時点でのシステ
ムの状態を示すパフォーマンスデータが収集されます。PD レコードタイプは,ある時点でのシステム
の状態を知りたい場合に使用します。
各レコードについては,
「6. レコード」を参照してください。
1.1.3 パフォーマンスデータを保存できます
収集したパフォーマンスデータを,PFM - Agent for Oracle の「Store データベース」と呼ばれるデータ
ベースに格納することで,現在までのパフォーマンスデータを保存し,Oracle の稼働状況について,過去
から現在までの傾向を分析できます。傾向を分析するためには,履歴レポートを使用します。
ユーザーは,PFM - Web Console を使用して,どのパフォーマンスデータのレコードを Store データベー
スに格納するか選択します。PFM - Web Console でのレコードの選択方法については,マニュアル「JP1/
Performance Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照してく
ださい。
1.1.4 Oracle の運用上の問題点を通知できます
PFM - Agent for Oracle で収集したパフォーマンスデータは,Oracle Database のパフォーマンスをレ
ポートとして表示するのに利用できるだけでなく,Oracle Database を運用していて問題が起こったり,
障害が発生したりした場合にユーザーに警告することもできます。
例えば,テーブル検索の割合が 10% を上回った場合,ユーザーに E メールで通知するとします。このよ
うに運用するために,
「インデックスを使用しないテーブル検索の割合が 10% を上回る」を異常条件のし
きい値として,そのしきい値に達した場合,E メールをユーザーに送信するように設定します。しきい値
3
1. PFM - Agent for Oracle の概要
に達した場合に取る動作を「アクション」と呼びます。アクションには,次の種類があります。
● E メールの送信
● コマンドの実行
● SNMP トラップの発行
● JP1 イベントの発行
しきい値やアクションを定義したものを「アラーム」と呼びます。1 つ以上のアラームを 1 つのテーブル
にまとめたものを「アラームテーブル」と呼びます。アラームテーブルを定義したあと,PFM - Agent for
Oracle と関連づけます。アラームテーブルと PFM - Agent for Oracle とを関連づけることを「バインド」
と呼びます。バインドすると,PFM - Agent for Oracle によって収集されているパフォーマンスデータが,
アラームで定義したしきい値に達した場合,ユーザーに通知できるようになります。
このように,アラームおよびアクションを定義することによって,Oracle の運用上の問題を早期に発見
し,対処できます。
アラームおよびアクションの設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイ
ド」の,アラームによる稼働監視について説明している章を参照してください。
1.1.5 アラームおよびレポートが容易に定義できます
PFM - Agent for Oracle では,
「監視テンプレート」と呼ばれる,必要な情報があらかじめ定義されたレ
ポートおよびアラームを提供しています。この監視テンプレートを使用することで,複雑な定義をしなく
ても Oracle の運用状況を監視する準備が容易にできるようになります。監視テンプレートは,ユーザーの
環境に合わせてカスタマイズすることもできます。監視テンプレートの使用方法については,マニュアル
「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,稼働分析のためのレポートの作成またはアラームによ
る稼働監視について説明している章を参照してください。また,監視テンプレートの詳細については,
「5.
監視テンプレート」を参照してください。
1.1.6 クラスタシステムで運用できます
クラスタシステムを使うと,システムに障害が発生した場合にも,継続して業務を運用できる信頼性の高
いシステムが構築できます。このため,システムに障害が発生した場合でも Performance Management
の 24 時間稼働および 24 時間監視ができます。
クラスタシステムで監視対象ホストに障害が発生した場合の運用例を次の図に示します。
4
1. PFM - Agent for Oracle の概要
図 1-1 クラスタシステムの運用例
同じ設定の環境を 2 つ構築し,通常運用する方を「実行系ノード」,障害発生時に使う方を「待機系ノー
ド」として定義しておきます。
クラスタシステムでの Performance Management の運用の詳細については,
「4. クラスタシステムでの
運用」を参照してください。
5
1. PFM - Agent for Oracle の概要
1.2 パフォーマンスデータの収集と管理の概要
パフォーマンスデータの収集方法と管理方法は,パフォーマンスデータが格納されるレコードのレコード
タイプによって異なります。PFM - Agent for Oracle のレコードは,次の 2 つのレコードタイプに分けら
れます。
• PI レコードタイプ
• PD レコードタイプ
パフォーマンスデータの収集方法と管理方法については,次の個所を参照してください。
● パフォーマンスデータの収集方法
パフォーマンスデータの収集方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構
築ガイド」の,Performance Management の機能について説明している章を参照してください。
収集されるパフォーマンスデータの値については,「6. レコード」を参照してください。
● パフォーマンスデータの管理方法
パフォーマンスデータの管理方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構
築ガイド」の,Performance Management の機能について説明している章を参照してください。
PFM - Agent で収集および管理されているレコードのうち,どのパフォーマンスデータを利用するかは,
PFM - Web Console で選択します。選択方法については,マニュアル「JP1/Performance Management
運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照してください。
6
1. PFM - Agent for Oracle の概要
1.3 PFM - Agent for Oracle を使ったパフォーマンス監
視の例
パフォーマンス監視をすることは,Oracle サーバ環境の構築,および管理では重要な作業です。ここで
は,PFM - Agent for Oracle を用いたパフォーマンス監視の目的,およびパフォーマンス監視の例を紹介
します。
1.3.1 パフォーマンス監視の目的
PFM - Agent for Oracle を用いたパフォーマンス監視は,主に次の目的で使うことができます。
• パフォーマンスデータを分析し,ボトルネック原因を見つける
• Oracle サーバが正しく動作しているか監視する
Oracle サーバを運用する場合,特定の要因により,Oracle サーバ全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼ
す場合があります。パフォーマンスに悪影響を及ぼす要因としては,次のようなものがあります。
• バッファ・キャッシュ不足
• 共有プール不足
• ソート作業用メモリー不足
• 全件検索の割合増加
• セグメントのフリー・リスト不足
• ディスク容量不足
• REDO ログ待機の発生
Oracle サーバが正しく動作しているかを確認することは大変重要なことです。Oracle サーバが正しく動
作しているかは,パフォーマンスの観点に加えて,次のような監視によって動作を確認することができま
す。
• Oracle インスタンスの稼働監視
このように,Oracle サーバを安定稼働させるには,PFM - Agent for Oracle を用いてパフォーマンス監視
をすることができます。
なお,パフォーマンス監視方法のしきい値は参考値です。具体的なしきい値については,ベースラインを
測定し決定する必要があります。
具体的な設定項目については,Oracle サーバの運用形態に合わせて検討する必要があります。
1.3.2 ベースラインの選定
ベースラインの選定とは,システム運用で問題なしと想定されるラインをパフォーマンス測定結果から選
定する作業です。
Performance Management 製品では,ベースラインの値を「しきい値」とすることで,システムの運用監
視をすることとなります。このように,ベースラインの選定は「しきい値」を決定し,パフォーマンス監
視をするにあたっての重要な作業となります。
なお,ベースラインの選定は,次のように実施することをお勧めします。
• 運用環境の高負荷テスト時など,ピーク時の状態を測定する
• システム構成によって大きく異なるため,システムリソースの変更,および運用環境の変更を行う場合
は,再度ベースラインを測定する
7
1. PFM - Agent for Oracle の概要
1.3.3 検索処理パフォーマンス
Oracle Database の検索処理パフォーマンスの維持/向上を目的に,チューニング項目に上限値を設け,
許容範囲内かどうかを確認するために Oracle を監視します。
検索処理パフォーマンス維持/向上のための Oracle 監視には,次のような項目が考えられます。
• バッファ・キャッシュ使用率
• データベースのデータやロールバック・ブロックの競合
• ディクショナリ・キャッシュ
• メモリーやディスク I/O の使用で,すべてのソートについてのディスク上で実行したソートの割合
• 全件検索の割合
• ライブラリー・キャッシュ
(1) 検索処理パフォーマンスに関連するレコードとフィールド
検索処理パフォーマンスに関連するレコードとフィールドを次の表に示します。
表 1-1 検索処理パフォーマンスに関連するレコードとフィールド
使用レコード
PI
使用フィールド
値の見方(例)
Cache Hit %
バッファ・キャッシュ使用率。
Buffer Busy Wait %
バッファビジー待機率。
Dict Cache Get Miss %
キャッシュミスによるデータ要求の割合。
Sort Overflow %
一時セグメントを使用しているソート回数の割合。
Non-Index Lookups %
キャッシュが行われない全表走査の割合。
Lib Cache Miss %
ライブラリー・キャッシュ・ミス率。
ライブラリー・キャッシュに確保されているオブジェクトがリロード
される割合。
このフィールドの値が増加するとリソース使用量も増加する。
(2) 監視方法
バッファ・キャッシュ使用率の監視
バッファ・キャッシュ使用率は,監視テンプレートで提供している「Buffer Cache Usage アラーム」
を使用することで監視することができます。
データベースのデータやロールバック・ブロックの競合の監視
データベースのデータやロールバック・ブロックの競合は,監視テンプレートで提供している
「Buffer Cache Waits アラーム」を使用することで監視することができます。データベースのデータ
やロールバック・ブロックの競合は,「バッファ・キャッシュ使用率」と合わせて監視すると効果的で
す。
Buffer Cache Usage がしきい値以下,かつ Buffer Cache Waits がしきい値以上の場合,バッファ・
キャッシュが不足していることが考えられます。バッファ・キャッシュが不足するとディスク I/O が
発生し,検索パフォーマンスの低下を招く可能性があります。DB_CACHE_SIZE を増やすなどして
対応します。
ディクショナリ・キャッシュの監視
ディクショナリ・キャッシュは,監視テンプレートで提供している「Dict. Cache Usage アラーム」
を使用することで監視することができます。
ライブラリー・キャッシュの監視
8
1. PFM - Agent for Oracle の概要
ライブラリー・キャッシュは,監視テンプレートで提供している「Library Cache Usage アラーム」
を使用することで監視することができます。
Dict. Cache Usage がしきい値以上,かつ Library Cache Usage がしきい値以上の場合,共有プール
が不足していることが考えられます。共有プールが不足すると検索パフォーマンスの低下を招く可能
性があります。SHARED_POOL_SIZE を増やすなどして対応します。※
注※
Oracle 10g で,初期化パラメータ SGA_TARGET を指定している場合,SGA の構成パラメータ
は自動調整されるため,警告または異常条件のしきい値超過時にアクションを実施する必要はあ
りません。
メモリーやディスク I/O の使用で,すべてのソートについてのディスク上で実行したソートの割合の監視
メモリーやディスク I/O の使用で,すべてのソートについてのディスク上で実行したソートの割合は,
監視テンプレートで提供している「Disk Sorts アラーム」を使用することで監視することができま
す。
Disk Sort がしきい値以上の場合,ソート作業用メモリーが不足していることが考えられます。ソー
ト作業用メモリーが不足すると TEMPORARY セグメントを使ったディスクソートが行われ,パ
フォーマンス低下の原因となるため SORT_AREA_SIZE の値を増やすことで対応します。
全件検索の割合の監視
全件検索の割合は,監視テンプレートで提供している「Full Table Scans アラーム」を使用すること
で監視することができます。
Full Table Scans がしきい値以上の場合,全件検索の発生で検索パフォーマンスの低下が考えられま
す。検索対象を絞り込むなどして検索パフォーマンスを見直します。
1.3.4 データ更新処理パフォーマンス
Oracle Database のデータ更新処理パフォーマンスの低下を防ぐために,Oracle を監視します。データ更
新処理のパフォーマンス低下を防ぐための Oracle 監視には,次のような項目が考えられます。
• バッファ・キャッシュ使用率
• データベースのデータやロールバック・ブロックの競合
• フリー・リストの競合
(1) データ更新処理パフォーマンスに関連する主なフィールド
データ更新処理パフォーマンスに関連するレコードとフィールドを次の表に示します。
表 1-2 データ更新処理パフォーマンスに関連するレコードとフィールド
使用レコード
PI
使用フィールド
値の見方(例)
Cache Hit %
バッファ・キャッシュ使用率。
Buffer Busy Wait %
バッファビジー待機率。
Free List Wait Events
空きリストの待機イベント。
(2) 監視方法
バッファ・キャッシュ使用率の監視
バッファ・キャッシュ使用率は,監視テンプレートで提供している「Buffer Cache Usage アラーム」
を使用することで監視することができます。
データベースのデータやロールバック・ブロックの競合の監視
9
1. PFM - Agent for Oracle の概要
データベースのデータやロールバック・ブロックの競合は,監視テンプレートで提供している
「Buffer Cache Waits アラーム」を使用することで監視することができます。データベースのデータ
やロールバック・ブロックの競合は,「バッファ・キャッシュ使用率」と合わせて監視すると効果的で
す。
Buffer Cache Usage がしきい値以下,かつ Buffer Cache Waits がしきい値以上の場合,バッファ・
キャッシュが不足していることが考えられます。バッファ・キャッシュが不足するとディスク I/O が
発生し,データ更新処理パフォーマンスの低下を招く可能性があります。DB_CACHE_SIZE を増や
すなどして対応します。
フリー・リストの競合の監視
フリー・リストの割合は,監視テンプレートで提供している「Free List Waits アラーム」を使用する
ことで監視することができます。
Free List Waits がしきい値以上の場合,セグメントのフリー・リストが不足していることが考えられ
ます。フリー・リストが不足すると,データ更新処理パフォーマンスの低下を招く可能性があります。
STORAGE 句に FREE LISTS オプションを付けて表を再構築するなどして対応します。
1.3.5 Oracle インスタンス稼働監視
Oracle サーバの稼働監視をします。
Oracle サーバの稼働監視には,次のような項目が考えられます。
• Oracle インスタンスの稼働監視
(1) Oracle インスタンスの稼働に関連するレコードとフィールド
Oracle インスタンスの稼働に関連するレコードとフィールドを次の表に示します。
表 1-3 Oracle インスタンスの稼働に関連するレコードとフィールド
使用レコード
PD_PDIA
使用フィールド
Availability
値の見方(例)
可用性ステータス。
有効な値は,
「0(停止)
」または「1(稼働)
」
。
(2) 監視方法
Oracle インスタンスの稼働の監視
Oracle インスタンスの稼働は,監視テンプレートで提供している「Server Status アラーム」を使用
することで監視することができます。
Server Status が警告の場合,Oracle インスタンスが停止し Oracle サーバに接続できなくなっていま
す。Oracle インスタンスを再起動して対応します。
1.3.6 ディスク監視
Oracle データベースを安定稼働させるために,運用中の Oracle データベースのディスク容量の変化を監
視します。
運用中の Oracle データベースのディスク容量の変化を監視するには,次のような項目が考えられます。
• テーブルスペースの容量
10
1. PFM - Agent for Oracle の概要
(1) テーブルスペースの容量に関連するレコードとフィールド
テーブルスペースの容量に関連するレコードとフィールドを次の表に示します。
表 1-4 テーブルスペースの容量に関連するレコードとフィールド
使用レコード
PD_PDTS
使用フィールド
Free %
値の見方(例)
空き領域の割合。
(2) 監視方法
テーブルスペースの容量の監視
テーブルスペースの容量は,監視テンプレートで提供している「Tablespace Usage アラーム」を使用
することで監視することができます。
Tablespace Usage がしきい値以下の場合,空き領域が不足しています。PD_PDTS レコードで,どの
表領域で問題が発生しているかを確認し,表領域へのアクセスを見直すなどして対応します。
1.3.7 REDO ログ待機の監視
Oracle サーバで REDO ログファイルサイズが小さい場合に,待機が発生することが考えられます。その
ために,REDO ログ待機の発生頻度を監視します。
• REDO ログ待機発生頻度の監視
(1) REDO ログ待機発生頻度に関連するレコードとフィールド
REDO ログ待機発生頻度に関連するレコードとフィールドを次の表に示します。
表 1-5 REDO ログ待機発生頻度に関連するレコードとフィールド
使用レコード
PI
使用フィールド
Redo Log Space Requests
値の見方(例)
アクティブ・ログ・ファイルが満杯であるため,REDO ログ・エント
リにディスク領域が割り当てられるまで Oracle が待機する必要のある
回数。
(2) 監視方法
REDO ログ待機の発生頻度の監視
REDO ログ待機の発生頻度は,監視テンプレートで提供している「Redo Log Contention アラーム」
を使用することで監視することができます。
Redo Log Contention がしきい値以上の場合,REDO ログで待機が発生しています。待機が発生する
要因として,REDO ログファイルのサイズが小さいことが考えられます。REDO ログファイルのサイ
ズを拡張するなどして対応します。
11
第 2 編 構築・運用編
2
インストールとセットアップ
(Windows の場合)
この章では,PFM - Agent for Oracle のインストールおよびセットアップ方
法について説明します。Performance Management システム全体のインス
トールおよびセットアップ方法については,マニュアル「JP1/Performance
Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて
説明している章を参照してください。
2.1 インストールとセットアップ
2.2 アンインストールとアンセットアップ
2.3 PFM - Agent for Oracle のシステム構成の変更
2.4 PFM - Agent for Oracle の運用方式の変更
2.5 コマンドプロンプトの起動方法
2.6 バックアップとリストア
2.7 Web ブラウザでマニュアルを参照するための設定
13
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
2.1 インストールとセットアップ
ここでは,PFM - Agent for Oracle をインストールおよびセットアップする手順を示します。
2.1.1 インストールとセットアップの流れ
PFM - Agent for Oracle をインストールおよびセットアップする流れを説明します。
14
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
図 2-1 インストールとセットアップの流れ(Windows の場合)
PFM - Manager および PFM - Web Console のインストールおよびセットアップの手順は,マニュアル
「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明して
いる章を参照してください。
なお,ユーザー入力を必要とするセットアップコマンドは,対話形式で実行するか非対話形式で実行する
かを選択できます。
15
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
対話形式で実行する場合は,コマンドの指示に従ってユーザーが値を入力する必要があります。
非対話形式で実行する場合は,コマンド実行中に必要となる入力作業をオプション指定や定義ファイルで
代替するため,ユーザー入力が不要になります。また,バッチ処理やリモート実行によってセットアップ
作業を自動化できるため,管理者の負担や運用コストを低減できます。
コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」を参照してくだ
さい。
2.1.2 インストールとセットアップの前に
PFM - Agent for Oracle をインストールおよびセットアップする前に確認しておくことを説明します。
(1) 前提 OS
PFM - Agent for Oracle が動作する OS を次に示します。
• Windows Server 2003
• Windows Server 2008
(2) ネットワークの環境設定
Performance Management が動作するためのネットワーク環境について説明します。
(a) IP アドレスの設定
PFM - Agent のホストは,ホスト名で IP アドレスを解決できる環境を設定してください。IP アドレスを
解決できない環境では,PFM - Agent は起動できません。
PFM - Agent for Oracle では OS が Windows Server 2008 R2 の場合,IPv4 に加え IPv6 およびデュアル
スタック環境で動作させることができます。IPv6 環境で動作させる場合,監視対象の Oracle データベー
スが IPv6 環境をサポートしている必要があります。
監視ホスト名(Performance Management システムのホスト名として使用する名前)には,実ホスト名ま
たはエイリアス名を使用できます。
• 監視ホスト名に実ホスト名を使用している場合
Windows システムでは hostname コマンド,UNIX システムでは uname -n コマンドを実行して確認
したホスト名で,IP アドレスを解決できるように環境を設定してください。なお,UNIX システムで
は,hostname コマンドで取得するホスト名を使用することもできます。
• 監視ホスト名にエイリアス名を使用している場合
設定しているエイリアス名で IP アドレスを解決できるように環境を設定してください。
監視ホスト名の設定については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,イ
ンストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
ホスト名と IP アドレスは,次のどれかの方法で設定してください。
• Performance Management のホスト情報設定ファイル(jpchosts ファイル)
• hosts ファイル
• DNS(Domain Name System)
16
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
!
注意事項
• Performance Management は,DNS 環境でも運用できますが,FQDN 形式のホスト名には対応していませ
ん。このため,監視ホスト名は,ドメイン名を除いて指定してください。
• 複数の LAN 環境で使用する場合は,jpchosts ファイルで IP アドレスを設定してください。詳細は,マ
ニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説
明している章を参照してください。
• Performance Management は,DHCP による動的な IP アドレスが割り振られているホスト上では運用でき
ません。Performance Management を導入するすべてのホストに,固定の IP アドレスを設定してください。
Performance Management では,ネットワーク構成が IPv4 環境だけでなく IPv6 環境にも対応していま
す。そのため,IPv4 環境と IPv6 環境が混在するネットワーク構成でも,Performance Management を運
用できます。
PFM - Agent for Oracle では,PFM - Manager と IPv6 で通信できます。ただし,PFM - Agent for
Oracle および PFM - Manager が導入されているホストの OS が,Windows Server 2008 R2 または
Linux の場合に限ります。
IPv4 環境と IPv6 環境での通信の適用範囲については,
「付録 M IPv4 環境と IPv6 環境での通信につい
て」を参照してください。
IPv6 で通信する場合,PFM - Manager ホストと PFM - Agent ホストのそれぞれで IPv6 の利用設定を有
効にする必要があります。この設定は jpcconf ipv6 enable コマンドで実行しますが,コマンドの実
行要否は次のとおりです。
jpcconf ipv6 enable コマンドの実行が必要なケース
• それぞれのホストで,IPv4 環境から IPv6 環境に変更する場合
• IPv4 環境と IPv6 環境が共存していて,PFM - Manager を IPv4 環境から IPv6 環境に変更する場
合
jpcconf ipv6 enable コマンドの実行が不要なケース
• それぞれのホストが,すでに IPv6 環境である場合
• IPv4 環境と IPv6 環境が共存していて,PFM - Manager が IPv6 環境である場合
jpcconf ipv6 enable コマンドの実行例を次に示します。
jpcconf ipv6 enable
jpcconf ipv6 enable コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リ
ファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。また,jpcconf ipv6 enable コ
マンドを実行する条件やタイミングについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築
ガイド」の IPv6 環境が含まれる場合のネットワーク構成例について説明している章を参照してください。
なお,PFM - Agent for Oracle と PFM - Manager を IPv6 で通信する場合,名前解決できるホスト名を指
定してください。
PFM - Agent for Oracle と PFM - Manager との通信は,解決できる IP アドレスで通信します。また,
PFM - Agent for Oracle と PFM - Manager との通信では,IPv4 と IPv6 が共存した環境の場合,解決で
きる IP アドレスで通信に失敗したとき,別の IP アドレスで通信することはありません。
例えば,IPv4 で接続に失敗した場合,IPv6 でリトライすることはありません。また,IPv6 で接続に失敗
17
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
した場合に,IPv4 でリトライすることもありません。事前に接続できることを確認してください。
(b) ポート番号の設定
Performance Management プログラムのサービスは,デフォルトで次の表に示すポート番号が割り当てら
れています。これ以外のサービスまたはプログラムに対しては,サービスを起動するたびに,そのときシ
ステムで使用されていないポート番号が自動的に割り当てられます。また,ファイアウォール環境で,
Performance Management を使用するときは,ポート番号を固定してください。ポート番号の固定の手順
は,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップに
ついて説明している章を参照してください。
表 2-1 デフォルトのポート番号と Performance Management プログラムのサービス(Windows の場合)
機能
サービス名
パラメーター
ポート番号
備考
サービス構成情報
管理機能
Name Server
jp1pcnsvr
22285
PFM - Manager の Name Server サー
ビスで使用されるポート番号。
Performance Management のすべて
のホストで設定される。
NNM 連携機能
NNM Object
Manager
jp1pcovsvr
22292
PFM - Manager および PFM - Base の
NNM 連携機能で,マップマネージャ
とオブジェクトマネージャの間の通信
で使用されるポート番号。PFM Manager および PFM - Base がインス
トールされているホストで設定され
る。
サービス状態管理
機能
Status Server
jp1pcstatsvr
22350
PFM - Manager および PFM - Base の
Status Server サービスで使用される
ポート番号。
PFM - Manager および PFM - Base が
インストールされているホストで設定
される。
JP1/ITSLM 連携機
能
JP1/ITSLM
20905
JP1/ITSLM で設定されるポート番号
です。
−
これらの PFM - Agent が使用するポート番号で通信できるように,ネットワークを設定してください。
(3) インストールに必要な OS ユーザー権限について
PFM - Agent for Oracle をインストールするときは,必ず,Administrator 権限を持つアカウントで実行
してください。
(4) 前提プログラム
ここでは,PFM - Agent for Oracle をインストールする場合に必要な前提プログラムを説明します。プロ
グラムの構成を次に示します。
18
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
図 2-2 プログラムの構成
(a) 監視対象プログラム
PFM - Agent for Oracle の監視対象プログラムを次に示します。
• Oracle Database Standard Edition
• Oracle Database Standard Edition One
• Oracle Database Enterprise Edition
これらの監視対象プログラムは,PFM - Agent for Oracle と同一ホストにインストールする必要がありま
す。また,仮想化 OS 上で監視対象プログラムを監視する場合,監視対象プログラムが仮想化 OS 上で保
障している機能だけが監視対象となります。
(b) Performance Management プログラム
監視エージェントには,PFM - Agent と PFM - Base をインストールします。PFM - Base は PFM Agent の前提プログラムです。同一ホストに複数の PFM - Agent をインストールする場合でも,PFM Base は 1 つだけでかまいません。
ただし,PFM - Manager と PFM - Agent を同一ホストにインストールする場合,PFM - Base は不要で
す。
また,PFM - Agent for Oracle を使って Oracle の稼働監視を行うためには,PFM - Manager および PFM
- Web Console が必要です。
(5) クラスタシステムでのインストールとセットアップについて
クラスタシステムでのインストールとセットアップは,前提となるネットワーク環境やプログラム構成が,
通常の構成のセットアップとは異なります。また,実行系ノードと待機系ノードでの作業が必要になりま
19
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
す。詳細については,
「4. クラスタシステムでの運用」を参照してください。
(6) 注意事項
ここでは,Performance Management をインストールおよびセットアップするときの注意事項を説明しま
す。
(a) 環境変数に関する注意事項
Performance Management では JPC_HOSTNAME を環境変数として使用しているため,ユーザー独自に
環境変数として設定しないでください。設定した場合は,Performance Management が正しく動作しませ
ん。
(b) 同一ホストに Performance Management プログラムを複数インストール,セットアップするときの注意事
項
Performance Management は,同一ホストに PFM - Manager,PFM - Web Console,および PFM Agent をインストールすることもできます。その場合の注意事項を次に示します。
• PFM - Manager と PFM - Agent を同一ホストにインストールする場合,PFM - Base は不要です。この
場合,PFM - Agent の前提プログラムは PFM - Manager になるため,PFM - Manager をインストール
してから PFM - Agent をインストールしてください。
• PFM - Base と PFM - Manager は同一ホストにインストールできません。PFM - Base と PFM - Agent
がインストールされているホストに PFM - Manager をインストールする場合は,PFM - Web Console
以外のすべての Performance Management プログラムをアンインストールしたあとに PFM Manager,PFM - Agent の順でインストールしてください。また,PFM - Manager と PFM - Agent が
インストールされているホストに PFM - Base をインストールする場合も同様に,PFM - Web Console
以外のすべての Performance Management プログラムをアンインストールしたあとに PFM - Base,
PFM - Agent の順でインストールしてください。
• PFM - Manager がインストールされているホストに PFM - Agent をインストールすると,接続先 PFM
- Manager はローカルホストの PFM - Manager となります。この場合,PFM - Agent の接続先 PFM Manager をリモートホストの PFM - Manager に変更できません。リモートホストの PFM - Manager
に接続したい場合は,インストールするホストに PFM - Manager がインストールされていないことを
確認してください。
• PFM - Agent がインストールされているホストに PFM - Manager をインストールすると,PFM Agent の接続先 PFM - Manager は自ホスト名に設定し直されます。共通メッセージログに設定結果が
出力されています。結果を確認してください。
• PFM - Web Console がインストールされているホストに,PFM - Agent をインストールする場合は,
Web ブラウザの画面をすべて閉じてからインストールを実施してください。
• Performance Management プログラムを新規にインストールした場合は,ステータス管理機能がデ
フォルトで有効になります。ただし,07-50 から 08-00 以降にバージョンアップインストールした場合
は,ステータス管理機能の設定状態はバージョンアップ前のままとなります。ステータス管理機能の設
定を変更する場合は,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance
Management の障害検知について説明している章を参照してください。
ポイント
システムの性能や信頼性を向上させるため,PFM - Manager,PFM - Web Console,および PFM - Agent はそ
れぞれ別のホストで運用することをお勧めします。
20
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
(c) バージョンアップの注意事項
古いバージョンの PFM - Agent からバージョンアップする場合の注意事項を次に示します。
なお,バージョンアップの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイ
ド」の付録を参照してください。
• Performance Management のプログラムをインストールするときは,ローカルホストの Performance
Management のプログラムおよびサービスをすべて停止しておいてください。なお,停止するサービ
スは物理ホスト上および論理ホスト上のすべてのサービスです。サービスの停止方法については,マ
ニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Management の起動と停止
について説明している章を参照してください。
• すでに Performance Management プログラムがインストールされているホストに PFM - Agent をイン
ストールする場合,PFM - Agent のインストールパスは,すでにインストールされている PFM - Web
Console 以外の Performance Management プログラムのインストールパスと同じになります。インス
トールパスを変更したい場合は,インストール済みの PFM - Web Console 以外の Performance
Management プログラムをすべて削除し,インストールし直す必要があります。
• PFM - Base と PFM - Manager は同一ホストにインストールできません。PFM - Base と PFM - Agent
がインストールされているホストに PFM - Manager をインストールする場合は,PFM - Web Console
以外のすべての Performance Management プログラムをアンインストールしたあとに PFM Manager,PFM - Agent の順でインストールしてください。また,PFM - Manager と PFM - Agent が
インストールされているホストに PFM - Base をインストールする場合も同様に,PFM - Web Console
以外のすべての Performance Management プログラムをアンインストールしたあとに PFM - Base,
PFM - Agent の順でインストールしてください。
• バージョン 08-00 以降の Performance Management プログラムでは,Store 実行プログラム
(jpcsto.exe および stpqlpr.exe)の配置先が変更されています。PFM - Agent を 08-00 以降に
バージョンアップする際に,旧配置先の Store 実行モジュールは削除されます。
• バージョンアップで Store データベースのデータモデルバージョンが変更される場合,既存の Store
データベースが自動的にバージョンアップされるため,一時的に Store データベースのディスク占有量
が 2 倍になります。バージョンアップインストールする前に,Store データベースの格納先のディスク
に十分な空き容量があるかどうか確認してください。必要な空き容量は,現在の Store データベースの
合計サイズを基準に考慮してください。例えば,現在の Store データベースの合計サイズが 100 ギガバ
イトの場合,バージョンアップインストールに必要なディスクの空き容量は 200 ギガバイト以上です。
Store データベースの格納先ディスクを変更している場合は,変更後のディスク容量に対して考慮して
ください。
(d) その他の注意事項
• Windows Server 2003 (x64),または 64 ビット版の Windows Server 2008 を使用して,監視対象プロ
グラムを監視する場合,Oracle Client 32-bit のインストールと環境設定が必要です。
• 論理ホスト環境の共有ディスクのフォルダ名に,次の文字を含むパスは指定しないでください。
「(」
,「)」
これらの文字が含まれていた場合,PFM - Agent for Oracle の起動に失敗することがあります。
• Performance Management のプログラムが 1 つもインストールされていない環境に新規インストール
する場合は,インストール先フォルダにファイルやフォルダがないことを確認してください。
• Performance Management のプログラムおよびサービスや,Performance Management のファイルを
参照するような他プログラム(例えば Windows のイベントビューアなど)を起動したままインストー
ルした場合,システムの再起動を促すメッセージが表示されることがあります。この場合は,メッセー
ジに従ってシステムを再起動し,インストールを完了させてください。
• Performance Management のプログラムおよびサービスや,Performance Management のファイルを
21
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
参照するような他プログラム(例えば Windows のイベントビューアなど)を起動したままの状態,
ディスク容量が不足している状態,またはフォルダ権限がない状態でインストールした場合,ファイル
の展開に失敗することがあります。Performance Management のプログラムおよびサービスや,
Performance Management のファイルを参照するような他プログラムが起動している場合はすべて停
止してからインストールし直してください。ディスク容量不足やフォルダ権限不足が問題である場合
は,問題を解決したあとでインストールし直してください。
• Performance Management のプログラムをインストールする場合,次に示すセキュリティ関連プログ
ラムがインストールされていないかどうか確認してください。インストールされている場合,次の説明
に従って対処してください。
• セキュリティ監視プログラム
セキュリティ監視プログラムを停止するかまたは設定を変更して,Performance Management のプ
ログラムのインストールを妨げないようにしてください。
• ウィルス検出プログラム
ウィルス検出プログラムを停止してから Performance Management のプログラムをインストールし
てください。
Performance Management のプログラムのインストール中にウィルス検出プログラムが稼働してい
る場合,インストールの速度が低下したり,インストールが実行できなかったり,または正しくイン
ストールできなかったりすることがあります。
• プロセス監視プログラム
プロセス監視プログラムを停止するかまたは設定を変更して,Performance Management のサービ
スまたはプロセス,および共通コンポーネントのサービスまたはプロセスを監視しないようにしてく
ださい。
Performance Management のプログラムのインストール中に,プロセス監視プログラムによって,
これらのサービスまたはプロセスが起動されたり停止されたりすると,インストールに失敗すること
があります。
2.1.3 インストール手順
ここでは,PFM - Agent for Oracle のプログラムをインストールする順序と CD-ROM の提供媒体からプ
ログラムをインストールする手順を説明します。
(1) プログラムのインストール順序
まず,PFM - Base をインストールし,次に PFM - Agent をインストールします。PFM - Base がインス
トールされていないホストに PFM - Agent をインストールすることはできません。
なお,PFM - Manager と同一ホストに PFM - Agent をインストールする場合は,PFM - Manager,PFM
- Agent の順でインストールしてください。また,Store データベースのバージョン 1.0 からバージョン
2.0 にバージョンアップする場合,PFM - Agent と PFM - Manager または PFM - Base のインストール順
序によって,セットアップ方法が異なります。Store バージョン 2.0 のセットアップ方法については,
「2.4.4 Store バージョン 2.0 への移行」を参照してください。
同一ホストに複数の PFM - Agent をインストールする場合,PFM - Agent 相互のインストール順序は問い
ません。
22
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
(2) プログラムのインストール方法
Windows ホストに Performance Management プログラムをインストールするには,CD-ROM の提供媒
体を使用する方法と,JP1/NETM/DM を使用してリモートインストールする方法があります。JP1/
NETM/DM を使用する方法については,マニュアル「JP1/NETM/DM 運用ガイド 1(Windows(R) 用)」
を参照してください。
OS 共通の注意事項
インストールするホストで Performance Management のプログラムおよびサービスが起動されてい
る場合は,すべてを停止してください。サービスの停止方法は,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,Performance Management の起動と停止について説明している章を
参照してください。
Windows Server 2008 の環境でインストールする場合の注意事項
OS のユーザーアカウント制御機能(UAC)を有効にしている場合は,インストール中にユーザーア
カウント制御のダイアログボックスが表示されることがあります。ダイアログが表示された場合は,
[続行]ボタンをクリックしてインストールを続行してください。[キャンセル]ボタンをクリックし
た場合は,インストールが中止されます。
CD-ROM の提供媒体を使用する場合のインストール手順を次に示します。
1. Performance Management プログラムをインストールするホストに,Administrator 権限でログオンす
る。
2. Performance Management のプログラムおよびサービスを停止する。
Performance Management のプログラムおよびサービスが起動している場合は,すべて停止してくだ
さい。
3. 提供媒体を CD-ROM ドライブに入れる。
起動したインストーラーの指示に従ってインストールを進めます。
参考
PFM - Web Console を除く Performance Management インストール先フォルダは,インストール時に自動的に
生成されます。2 回目以降のインストールでも,初回のインストール時に指定したフォルダにインストールされ
ます。
23
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
2.1.4 PFM - Agent for Oracle のセットアップ手順
ここでは,PFM - Agent for Oracle を運用するための,セットアップについて説明します。
は使用する環境によって必要になるセットアップ項目,またはデフォルトの設定を変更する
場合のオプションのセットアップ項目を示します。
(1) PFM - Agent for Oracle の登録
PFM - Manager および PFM - Web Console を使って PFM - Agent を一元管理するために,PFM Manager および PFM - Web Console に PFM - Agent for Oracle を登録する必要があります。
PFM - Manager のバージョンが 08-50-02 以降および PFM - Web Console のバージョンが 08-50-01 以降
の場合,PFM - Agent の登録は自動で行われるため,ここで説明する手順は不要です。ただし,PFM Manager のリリースノートに記載されていないデータモデルバージョンの PFM - Agent は手動で登録す
る必要があります。なお,PFM - Agent for Oracle のデータモデルのバージョンについては,「付録 J バージョン互換」を参照してください。
PFM - Agent の登録の流れを次に示します。
図 2-3 PFM - Agent の登録の流れ
24
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
!
注意事項
• PFM - Agent の登録は,インスタンス環境を設定する前に実施してください。
• すでに PFM - Agent for Oracle の情報が登録されている Performance Management システムに,新たに同じ
バージョンの PFM - Agent for Oracle を追加した場合,PFM - Agent の登録は必要ありません。
• バージョンが異なる PFM - Agent for Oracle を,異なるホストにインストールする場合,古いバージョン,
新しいバージョンの順でセットアップしてください。
• PFM - Manager と同じホストに PFM - Agent をインストールした場合,jpcconf agent setup
(jpcagtsetup) コマンドが自動的に実行されます。共通メッセージログに「KAVE05908-I エージェント追
加セットアップは正常に終了しました」と出力されるので,結果を確認してください。コマンドが正しく実
行されていない場合は,コマンドを実行し直してください。コマンドの実行方法については,マニュアル
「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドの章を参照してください。
• PFM - Agent for Oracle の情報を登録する作業では,PFM - Web Console の[レポート階層]画面および[ア
ラーム階層]画面に「Oracle」という名前のフォルダが作成されます。
[レポート階層]画面で,すでに独自
に「Oracle」という名前のフォルダまたはファイルを作成していた場合には,名前を変更してから作業を始
めてください。
(a) PFM - Agent for Oracle のセットアップファイルをコピーする
PFM - Agent for Oracle をインストールしたホストにあるセットアップファイルを PFM - Manager およ
び PFM - Web Console をインストールしたホストにコピーします。手順を次に示します。
1. PFM - Web Console が起動されている場合は,停止する。
2. PFM - Agent のセットアップファイルをバイナリーモードでコピーする。
ファイルが格納されている場所およびファイルをコピーする場所を次の表に示します。
表 2-2 コピーするセットアップファイル
PFM - Agent の
セットアップファイル
インストール先フォルダ
¥setup¥jpcagtow.EXE
コピー先
PFM プログラム名
PFM - Manager
インストール先フォルダ
¥setup¥jpcagtou.Z
インストール先フォルダ
¥setup¥jpcagtow.EXE
インストール先フォルダ
¥setup¥jpcagtou.Z
PFM - Web Console
OS
コピー先フォルダ
Windows
PFM - Manager のインス
トール先フォルダ ¥setup¥
UNIX
/opt/jp1pc/setup/
Windows
PFM - Web Console のイン
ストール先フォルダ
¥setup¥
UNIX
/opt/jp1pcwebcon/
setup/
(b) PFM - Manager ホストでセットアップコマンドを実行する
PFM - Manager で PFM - Agent for Oracle をセットアップするための次のコマンドを実行します。
jpcconf agent setup -key Oracle (jpcagtsetup agto)
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf agent setup コマンドは非対話形式でも実行
できます。jpcconf agent setup コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
25
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
!
注意事項
コマンドを実行するローカルホストの Performance Management のプログラムおよびサービスが完全に停止し
ていない状態で jpcconf agent setup (jpcagtsetup) コマンドを実行した場合,エラーが発生することが
あります。その場合は,Performance Management のプログラムおよびサービスが完全に停止したことを確認
したあと,再度 jpcconf agent setup コマンドを実行してください。
PFM - Manager ホストにある PFM - Agent のセットアップファイルは,この作業が終了したあと,削除
してもかまいません。
(c) PFM - Web Console ホストでセットアップコマンドを実行する
PFM - Web Console で PFM - Agent for Oracle をセットアップするための次のコマンドを実行します。
jpcwagtsetup
PFM - Web Console ホストにある PFM - Agent のセットアップファイルは,この作業が終了したあと削除
してもかまいません。
(2) PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle のアカウントの作成
PFM - Agent for Oracle で Oracle Database を監視し,パフォーマンス情報を収集するためには,次のど
ちらかの設定が必要になります。
• PFM - Agent for Oracle から Oracle Database の監視に使用するアカウントを sys アカウントに設定す
る
• 特定のシステム権限を持つ Oracle のアカウントを作成して,そのアカウントを PFM - Agent for Oracle
から Oracle Database の監視に使用するアカウントに設定する
PFM - Agent for Oracle がパフォーマンス情報を収集するために Oracle Database に対して実行する操作
と,操作を実行するために必要な Oracle のアカウントのシステム権限を次の表に示します。
表 2-3 Oracle Database に対して実行する操作と必要なシステム権限
PFM - Agent for Oracle が Oracle Database に
対して実行する操作
• 静的データディクショナリー・ビューの検
索
• 動的パフォーマンス・ビューの検索
• リスナー制御ユーティリティの実行
• 選択した SQL の実行計画の取得
• PFM - Agent for Oracle 独自のストアド
パッケージの実行
操作に必要なシステム権限
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
CREATE SESSION
CREATE TABLE
CREATE PROCEDURE
SELECT ANY DICTIONARY
SELECT ANY TABLE
INSERT ANY TABLE
DELETE ANY TABLE
UPDATE ANY TABLE
CREATE ANY INDEX
ALTER ANY INDEX
UNLIMITED TABLESPACE(この権限は
監視に使用するアカウントのデフォルト表領
域に書き込み可能な割り当て制限が設定され
ていれば不要です。
)
sys アカウントは,表 2-3 のシステム権限を持ちます。Oracle Database の監視に sys アカウントを使用
しない場合,表 2-3 のシステム権限を持つ Oracle のアカウントを使用してください。
26
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
表 2-3 のシステム権限を持つ Oracle のアカウントは,PFM - Agent for Oracle が提供している
mk_user.sql スクリプトを実行して作成できます。
mk_user.sql スクリプトを使用しないで Oracle Database を監視する Oracle のアカウントを用意したい
場合は,操作に応じた権限を付与してください。操作に応じた権限を付与することにより,Oracle のアカ
ウントに付与する権限を,必要最小限に限定することができます。なお,ロールとして権限を付与してい
る場合は,明示的(GRANT " 権限 " ...)に権限を与えてください。各操作で必要となる権限については,
「付録 I 権限に関する注意事項」を参照してください。
mk_user.sql スクリプトを実行して Oracle のアカウントを作成するために必要な情報を次の表に示しま
す。セットアップの操作を始める前に,次の情報をあらかじめ確認してください。
表 2-4 Oracle のアカウント作成に必要な情報
項目
説明
Enter username
作成するアカウント名を指定する。
指定できる値は,CREATE USER 文の user パラメー
ターに指定できる値,かつ 30 バイト以内の 7 ビットアス
キーの半角英数文字列。なお,数字で始まり,かつ英字を
含む文字列は指定できない。デフォルト値は PFMAGTO。
注意
PFM - Agent for Oracle のインスタンスが使用するア
カウントに,既存のデータベースアカウントを指定し
た場合,スクリプトの処理がエラーとなる。
必ず,事前にデータベースに存在するアカウント名を
確認し,PFM - Agent for Oracle のインスタンス専用
のアカウントを指定すること。
Enter password
作成するアカウントのパスワードを指定する。
指定できる値は,CREATE USER 文の IDENTIFIED 句
の BY password パラメーターに指定できる値,かつ 30
バイト以内の 7 ビットアスキーの半角英数文字列。なお,
数字で始まり,かつ英字を含む文字列は指定できない。入
力は必須。
Enter default tablespace
作成するアカウントが使用するデフォルト表領域を指定す
る。
指定できる値は,CREATE USER 文の DEFAULT
TABLESPACE 句に指定できる値,かつ 30 バイト以内の
7 ビットアスキーの半角英数文字列。なお,数字で始まり,
かつ英字を含む文字列は指定できない。入力は必須。
注意
デフォルト表領域として SYSTEM 表領域,INDEX
表領域を指定しないこと。
デフォルト表領域には,PFM - Agent for Oracle 用
パッケージを登録しても問題のない表領域を指定する
か,または,PFM - Agent for Oracle 用の表領域を作
成し,デフォルト表領域に指定すること。
Enter default temporary
tablespace
作成するアカウントが使用するデフォルト一時表領域を指
定する。
指定できる値は,CREATE USER 文の TEMPORARY
TABLESPACE 句に指定できる値,かつ 30 バイト以内の
7 ビットアスキーの半角英数文字列。なお,数字で始まり,
かつ英字を含む文字列は指定できない。入力は必須。
注意
デフォルト一時表領域として SYSTEM 表領域,
INDEX 表領域,USERS 表領域を指定しないこと。
デフォルト一時表領域には,デフォルト一時表領域と
して使用しても問題のない表領域を指定するか,また
は,PFM - Agent for Oracle 用の表領域を作成し,デ
フォルト一時表領域に指定すること。
27
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
注
• 各項目の入力値は,必ず,30 バイト以内の 7 ビットアスキーの半角英数文字列で指定してくださ
い。31 バイト以上の文字列が入力された場合や 7 ビットアスキー半角英数文字以外の文字を指定し
た場合,スクリプトが予期しない動作をするおそれがあります。
• 各パラメーターの入力値には,「スキーマ・オブジェクトの名称規則」の「非引用識別子」に含まれ
る値を指定してください。「非引用識別子」以外の値を指定した場合,スクリプトが予期しない動作
をするおそれがあります。「スキーマ・オブジェクトの名称規則」および「非引用識別子」について
は Oracle のマニュアルを参照してください。
• mk_user.sql で作成したアカウントの詳細を確認するには,監視対象の Oracle Database の静的
ディクショナリ・ビュー DBA_USERS を参照してください。
静的ディクショナリ・ビュー DBA_USERS でアカウント「A4O」の表領域を参照する例を示しま
す。次の SQL 文を実行し,実行結果から誤った表領域でアカウントを作成していることがわかっ
た場合は,アカウントを削除し,mk_user.sql で再作成してください。
(例)
Windows 上の Oracle でアカウント「A4O」の詳細を参照する場合
1. コマンドプロンプトから SQL*Plus に sys アカウントで接続する。
sqlplus sys アカウント /sys アカウントのパスワード [AS SYSDBA]
2. SQL*Plus で次のような SQL 文を実行する。
SQL>select DEFAULT_TABLESPACE,TEMPORARY_TABLESPACE from DBA_USERS where
USERNAME='A4O';
3. 実行結果で表示される,
「DEFAULT_TABLESPACE」列(デフォルト表領域),
「TEMPORARY_TABLESPACE」列(デフォルト一時表領域)などを確認する。
注意
Oracle のバージョンによって,SQL*Plus に sys アカウントで接続する方法が異なります。詳細
については,Oracle のマニュアルを参照してください。
監視対象の Oracle Database に対して,SYSDBA 接続を実施します。
CREATE USER 文の詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
また,Oracle のアカウント作成に必要な表領域などのリソースをあらかじめ用意してから,作業を実施し
てください。
Oracle のアカウント作成は,次の手順で実行します。
1. Oracle の sqlplus コマンドが実行できる環境を設定する。
Oracle の環境設定については,Oracle のマニュアルを参照してください。
2. PFM - Agent for Oracle が提供している mk_user.sql がある,次のフォルダに移動する。
インストール先フォルダ ¥agto¥agent¥sql
3. 監視先の Oracle Database に対して,mk_user.sql スクリプトを実行する。
(例)
sqlplus Oracle のアカウント @ 監視対象のデータベースのネットサービス名 /Oracle のアカウントの
パスワード @mk_user.sql
注意
• sqlplus は,ORACLE Corporation が提供しているコマンドです。
• mk_user.sql スクリプトを実行する Oracle のアカウントには,あらかじめ CREATE USER シス
テム権限,CREATE SESSION システム権限,および GRANT ANY PRIVILEGE システム権限が付
与されている必要があります。
28
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
• SYS アカウントを使用して mk_user.sql スクリプトを実行する場合,AS SYSDBA オプションを指
定しないとエラーになることがあります。
• 監視対象の Oracle Database に対して,SYSDBA 接続を実施します。
mk_user.sql スクリプトの実行例を示します。
(例)
sqlplus "Oracle のアカウント @ 監視対象のデータベースのネットサービス名 /Oracle のアカウン
トのパスワード [AS SYSDBA]" @mk_user.sql
• mk_user.sql スクリプトを実行すると,スクリプトの処理で実行結果をスプールファイルに出力し
ます。ただし,mk_user.sql スクリプトを実行時に,カレントフォルダを手順 2 で示すフォルダに
変更していない場合,スプールファイルの作成に失敗します。
4. Oracle のアカウント作成に必要なパラメーターを設定する。
表 2-4 に示した項目を,コマンドの指示に従って入力してください。各項目とも省略はできません。デ
フォルトで表示されている値を,項目の入力とする場合はリターンキーだけを押してください。
すべての入力が終了すると,Oracle のアカウントが作成されます。
注意
• PFM - Agent for Oracle が使用するアカウントを sys 以外に設定した場合,SYS スキーマに属する
オブジェクトへの操作に対する,SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドの値を取得できません。この場合,Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドには「Explain Plan Failed」というメッセージが格納されます。
SYS スキーマのオブジェクトに対する,SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドの値を取得したい場合は,PFM - Agent for Oracle の使用するアカ
ウントに,sys を指定してください。
• SQL を実行したユーザーのスキーマに属するオブジェクトに対して,PFM - Agent for Oracle の使
用するアカウントにアクセスする権限がない場合,またはオブジェクトを参照できない場合,SQL
Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドの値を取得できませ
ん。この場合,Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドには「Explain Plan Failed」という
メッセージが格納されます。Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドの値を取得したい場合
は,このフィールドの対象となる SQL を < 所有者 >.< テーブル名 > で実行してください。
• mk_user.sql スクリプトを実行して作成した Oracle のアカウントには,UPDATE ANY TABLE
システム権限など,ほかのスキーマのオブジェクトを自由に操作する権限が付与されますので,ア
カウントの管理には十分注意してください。
Oracle のアカウントに付与される権限と表領域の割り当て制限を次の表に示します。
表 2-5 mk_user.sql で Oracle のアカウントに付与される権限と表領域の割り当て制限
種別
システム権限
付与される権限 / 割り当て制
限
説明
CREATE SESSION
監視先の Oracle Database に対して,セッションを確立するた
めに必要。
CREATE TABLE
監視先の Oracle Database に対して,Oracle Database を監視
するために必要なテーブル(表 2-10 のテーブルを参照)を登録
するときに必要。
CREATE PROCEDURE
監視先の Oracle Database に対して,Oracle Database を監視
するために必要な監視用のプロシージャ(表 2-10 のパッケージ
を参照)を登録するときに必要。
29
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
種別
表領域に対する割り当
て制限
付与される権限 / 割り当て制
限
説明
SELECT ANY DICTIONARY
監視先の Oracle Database に対して,Oracle Database を監視
するために必要な情報(表 2-10 を参照)を登録するとき,およ
び情報収集するために必要。
UNLIMITED TABLESPACE
監視先の Oracle Database に対して,Oracle Database を監視
するために必要な情報(表 2-10 を参照)を登録するときに必
要。
SELECT ANY TABLE
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。
INSERT ANY TABLE
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。
UPDATE ANY TABLE
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。
DELETE ANY TABLE
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。
CREATE ANY INDEX
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。
ALTER ANY INDEX
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。
デフォルト表領域に対する無
制限の割り当て※
監視先の Oracle Database に対して,
Oracle Database を監視するために必要な情報(表 2-10 を参
照)を登録するとき,および PD_PDSQ レコードの Explain
Plan フィールドを取得するために必要。
注※
作成されたアカウントには,デフォルト表領域に指定された表領域に対して無制限に書き込みができ
る権限が付与されます。表領域の使用量の割り当てを変更する場合は,アカウントの作成後に,
Oracle の sqlplus コマンドが実行できる環境で ALTER USER 文を発行してください。なお,
ALTER USER 文を実行する Oracle アカウントには,ALTER USER システム権限が必要になりま
す。
使用量の割り当て変更の例を次に示します。
(例)
ALTER USER Oracleのアカウント QUOTA 表領域使用量の上限値 ON 表領域名;
ALTER USER 文の詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
(3) インスタンス環境の設定
インスタンス環境の設定では,次の項目を実施します。複数のインスタンス環境を設定する場合は,この
手順を繰り返し実施します。
• インスタンス情報の設定
• Oracle Database へのオブジェクト登録
• Oracle Database の設定
それぞれの手順について説明します。
(a) インスタンス情報を設定する
PFM - Agent for Oracle で監視する Oracle のインスタンス情報を設定します。インスタンス情報の設定
は,PFM - Agent ホストで実施します。
30
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
設定するインスタンス情報を次の表に示します。セットアップの操作を始める前に,次の情報をあらかじ
め確認してください。Oracle のインスタンス情報の詳細については,Oracle のマニュアルを参照してく
ださい。
表 2-6 PFM - Agent for Oracle のインスタンス情報
項目
説明
設定できる値
デフォルト値
oracle_sid
監視対象となる Oracle システ
ム識別子(環境変数
ORACLE_SID と同じ値)。
255 バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」
「<」「>」
jpcconf inst
setup
(jpcinssetup
) コマンドの
-inst オプショ
ンで指定した値
oracle_home ※ 1
Oracle ホームのフォルダ(環
境変数 ORACLE_HOME と同
じ値)。
255 バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」「>」
−
oracle_version ※ 1
Oracle Database のバージョ
ン番号。
• Oracle 10g の場合:10
• Oracle 11g の場合:11
10
Oracle を監視するアカウン
ト。
指定できるアカウント,およ
び必要な権限については,
「(2) PFM - Agent for Oracle
で使用する Oracle のアカウン
トの作成」を参照のこと。
255 バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」
「<」「>」
sys
oracle_passwd ※ 2, ※ 3
oracle_user で指定したア
カウントのパスワード。
255 バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」
「<」「>」
−
sqlnet ※ 1, ※ 4
次のどれかの場合に「Y」を指
定。
1. Oracle RAC 構成の場合。
RAC 構成については
Oracle のマニュアルを参
照のこと。
2. PD_PDIA レコードでリス
ナーの可用性を監視する
場合。
3. Oracle のサービスのどれ
かが「ローカルシステム
アカウント」以外のアカ
ウントで動作している場
合。
oracle_user ※ 2
{Y | N}
N
1 および 3 の場合に「N」を指
定すると,Oracle でエラーが
発生する場合がある。
31
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
項目
説明
設定できる値
デフォルト値
net_service_name ※ 1
監視対象のデータベースの
ネットサービス名。
sqlnet に「Y」を指定した場
合に値が有効となる。
監視対象のデータベースの
ネットサービス名については,
Oracle のマニュアルを参照の
こと。
255 バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」
「<」「>」
インスタンス名
(oracle_sid
の値)
listener_home ※ 1
監視したいリスナーがある
Oracle コンポーネントの環境
変数 ORACLE_HOME の値。
255 バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」
「<」「>」
oracle_home
に指定した値
listener_name
PDLS レコードで監視するリ
スナー名を指定する。
PDLS レコードでリスナーを
監視しない場合は,デフォル
トのリスナー名「LISTENER」
を指定する。
255 バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」
「<」「>」
デフォルトのリ
スナー名
「LISTENER」
retry_time
Oracle 接続時に認証エラーが
出力された場合に,再接続を
試みる秒数。
0 ∼ 600(単位:秒)
。
0
log_path ※ 5
エージェントログの出力先
フォルダ(絶対パス)。
245 バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
• タブ
• 次の記号
「/」
「:」「,」「;」「*」
「?」「"」
「<」
「>」
「|」
インストール先
フォルダ
¥agto¥agent¥
インスタンス名
¥log
注意
• デフォルト以外のフォルダを設定
する場合,インストール先フォル
ダ配下となるパスは指定できな
い。
• ほかのインスタンス出力先として
指定している値は指定できない。
log_size ※ 5
エージェントログの 1 ファイ
ルの最大サイズ。※ 6
timeout ※ 5, ※ 7
sql_option ※ 5, ※ 8
クエリー時の Oracle アクセス
のタイムアウト時間。
「Y」を指定した場合,
PI_PIDB,PD_PDTS レコー
ドで,次の項目※ 8 の情報収
集を行わず,0 または
numeric_10 で指定した値を
設定する。
32
1 ∼ 32(単位:メガバイト)
。
ただし,推奨は 16 以上。
16
0,10 ∼ 3600(単位:秒)。
0 を指定した場合はタイムアウト監視を
行わない。1 ∼ 9 を指定した場合は,実
行時,10 に変更する。
タイムアウトについては,「2.4.3 レ
コード収集での Oracle アクセスのキャ
ンセル機能」を参照のこと。
0
{Y | N}
N
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
項目
numeric_10 ※ 9
説明
設定できる値
sql_option が「Y」の場合,
情報収集しない項目に設定す
る値を指定する。
sql_option が「N」の場合,
指定を無視する。
0 ∼ 99999。
ただし,設定するフィールドのデータ型
の最大値(short の場合 32767,ushort
の場合 65535)を超える値を指定した場
デフォルト値
0
合,データ型の最大値が設定される。※
10
startup_always
Store Version ※ 11
{Y | N}
PFM - Agent for Oracle 起動
時に監視対象の Oracle が起動
処理中であった場合などに,
PFM - Agent for Oracle が
Oracle 接続エラーで停止する
ことがある。
「Y」を指定した場合,接続エ
ラーが発生しても起動処理を
継続する。「N」を指定した場
合,この動作を有効にしない。
使用する Store バージョンを
指定する。Store バージョン
については「2.4.4 Store
バージョン 2.0 への移行」を
参照のこと。
{1.0 | 2.0}
N
2.0
localtemp_option ※ 12
{Y | N}
PD_PDDB,PI_PIDB,
PD_PDDF,PI_PIDF,
PD_PDTF,PD_PDTS,
PD_PCTS レコードのローカ
ル管理一時表領域の空き容量
の情報の表示を切り替えるオ
プション。
「Y」を指定した場合,使用さ
れていないサイズを表示する。
「N」を指定した場合,未割り
当てのサイズを表示する。
N
undospace_option ※ 13
PD_PDDB,PI_PIDB,
PD_PDDF,PI_PIDF,
PD_PDTS,PD_PCTS レコー
ドの UNDO 表領域の空き容
量の表示を切り替えるオプ
ション。
「N」を指定した場合,未割り
当てのサイズを表示する。
「Y」を指定した場合,未使用
なサイズを表示する。
N
{Y | N}
( 凡例 )
−:なし
注※ 1
Windows Server 2003 (x64),または 64 ビット版の Windows Server 2008 を使用して,監視対象プロ
グラムを監視する場合,Oracle Client 32-bit のインストールと環境設定が必要です。また,jpcconf
inst setup (jpcinssetup) コマンドを実行する際,各項目について次のように設定してくださ
い。
• 「oracle_home」
Oracle Client 32-bit の Oracle ホームを設定してください。
• 「oracle_version」
Oracle Client 32-bit のバージョン番号を指定してください。
33
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
•「sqlnet」
「Y」を指定してください。
•「net_service_name」
Oracle Client 32-bit で設定したネットサービス名を指定してください。
•「listener_home」
監視する Oracle Database の Oracle ホームを指定してください。
Oracle Client 32-bit で設定するネットサービス名には,監視する Oracle Database に接続するネット
サービス名を指定してください。
Oracle Client 32-bit のインストールと環境構築が完了していない状態で,インスタンス情報の
「oracle_home」に,Oracle Database または Oracle Client 64-bit の ORACLE_HOME を指定し
て,PFM - Agent for Oracle を起動すると,KAVF12020-E のメッセージが表示されます。
注※ 2
PFM - Agent for Oracle は,Oracle のパスワード認証で動作します。
注※ 3
oracle_passwd にパスワードの有効期限が設定されている場合,有効期限に達すると Oracle との
接続エラーが起こり,パフォーマンス情報を収集できません。Oracle との接続エラーを起こさせない
ようにするために,パスワードの有効期限が切れる前に,次のどちらかを設定してください。
• パスワードの有効期限を解除します。
• パスワードの更新後,jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを実行し,
oracle_passwd を更新します。
なお,mk_user.sql で作成した Oracle のアカウントには,Oracle が提供している DEFAULT のプ
ロファイルが適用されます。
注※ 4
Oracle ネットワークサービスを使用するかどうかを指定します。
•「Y」を指定した場合
Oracle ネットワークサービスで構成されたリスナーを通じて,Oracle に接続します。
この場合,Oracle 側のネットワークサービス定義(tnsnames.ora,listener.ora など)を設定して
いる必要があります。
Oracle RAC 構成の Oracle インスタンスを監視する場合は,各ノードの Oracle インスタンスを監
視するように設定してください。設定方法については,Oracle のマニュアルを参照してください。
また,sqlnet が「Y」の場合の tnsnames.ora ファイルは,次のフォルダに格納してください。次
のフォルダ以外に tnsnames.ora ファイルを格納したときは,PFM - Agent for Oracle が Oracle 接
続エラーとなります。
oracle_home で指定したフォルダ ¥network¥admin
•「N」を指定した場合
Oracle ネットワークサービスを使用しないで,ローカル・データベースに接続します。
注※ 5
PFM - Agent for Oracle 08-00 より前のバージョンからバージョンアップする場合,デフォルト値が
設定されます。
注※ 6
エージェントログは,1 インスタンスにつき最大 4 ファイルが採取されます。log_size の値は,次
の条件を満たすことを確認して指定してください(log_path がデフォルトの場合を含む)。
34
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
log_path に指定したドライブの空き容量(メガバイト)> log_size の値× 4
ハードディスクに十分な空き容量がない場合,エージェントログが出力エラーとなります。エージェ
ントログについては「8.3 ログ情報」を参照してください。
注※ 7
タイムアウト値は,高負荷時(ピーク時)に収集するレコードの収集時間に応じて設定してください。
注※ 8
PFM - Agent for Oracle では Oracle の各セグメント関連の情報を取得するため,Oracle の静的ディ
クショナリー・ビュー DBA_SEGMENTS の検索をします。Oracle で大量のセグメント(数十万件以
上のセグメント)が存在する場合,情報収集で非常に時間が掛かるときがあります。そのため,大量
のセグメントが存在し,次の表に示す情報の収集が不要な場合,sql_option を「Y」と設定して運
用してください。
表 2-7 レコード名と numeric_10 で指定した値(インスタンス情報の設定)
PFM - View 名
レコード名
PD_PDTS
PI_PIDB
numeric_10 で指定した値
Segments
有効
Extents
有効
DB Files %
有効
Log Files %
有効
NextAlloc Fails
有効
Tablespaces
有効
Rollback Segments
有効
Rollback Segments Trans
有効
Blocks
有効
Segments
有効
Extents
有効
Free Mbytes
有効
Overextended
有効
High Max Extent
有効
Datafiles
有効
Mbytes
有効
Free Extents
有効
Free%
有効
Free Change
有効
Write%
有効
Write/sec
有効
Redo Files
有効
Links
有効
Links Logged On
有効
Links In Tran
有効
35
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
レコード名
PFM - View 名
numeric_10 で指定した値
Links Open Cursors
有効
Used Change
有効
Used Mbytes
有効
Rollback Segments Hit%
有効
Sort Segments
有効
Sorting Users
有効
Physical Blocks Read
デルタ項目のため,常に 0 設定。
Physical Blocks Written
デルタ項目のため,常に 0 設定。
Physical Reads
デルタ項目のため,常に 0 設定。
Physical Writes
デルタ項目のため,常に 0 設定。
注※ 9
PFM - Web Console などで表示した場合に,注※ 8 の各フィールドに設定される値が Oracle
Database からの収集値なのか,または固定値なのかを判別するために指定する項目です。
注※ 10
各レコードのフィールドの形式が,「float」または「double」型の場合,データは浮動小数点数とな
るため,指定値によってまるめられる場合があります。
(例)
numeric_10 の指定を 32767 と指定した場合,32760 と表示される場合があります。
注※ 11
Store Version は新規にインスタンス環境を設定するときだけ指定できる項目です。インスタンス
環境を更新するときは指定できません。
注※ 12
localtemp_option に「N」を指定した場合,ローカル管理一時表領域の空き容量やエクステントに
関する情報は,動的パフォーマンスビューの v$temp_space_header を使用して取得されます。取得
する情報の空き容量は,未割り当てのサイズとなります。一度割り当てられたサイズは,一時表領域
の再構築や再作成などをするまで解放されないため,解放されるまで空き容量は増加しません。
localtemp_option に「Y」を指定した場合,ローカル管理一時表領域の空き容量やエクステントに
関する情報は,動的パフォーマンスビューの v$temp_extent_pool を使用して取得されます。取得す
る情報の空き容量は,収集時に使用していた領域のサイズから未使用サイズを算出します。動的パ
フォーマンスビューの v$temp_extent_pool を検索した場合,Oracle のインスタンスが休止状態とな
ります。Oracle Database の性能に影響することがありますので,十分に検討してから指定してくだ
さい。詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
注※ 13
undospace_option に「N」を指定した場合,UNDO 表領域の空き容量は,未割り当てのサイズを
収集します。UNDO 表領域のうち,リテンション期間が過ぎて使用可能になった領域は解放されるま
での間,割り当て済みの領域として扱います。
undospace_option に「Y」を指定した場合,UNDO 表領域の空き容量は,未使用サイズを収集し
ます。UNDO 表領域のうち,リテンション期間が過ぎて使用可能になった領域は未使用サイズに含み
ます。
undospace_option により値が変わるフィールドは次の通りです。
36
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
表 2-8 undospace_option により値が変わるフィールド
レコード名
Data File(PD_PDDF)
フィールド名
Free %
Free Mbytes
Used Mbytes
Data File Interval
Free %
(PI_PIDF)
Free Change
Free Mbytes
Used Change
Used Mbytes
Database(PD_PDDB)
Free %
Free Mbytes
Used Mbytes
Database Interval
Free %
(PI_PIDB
Free Change
Free Mbytes
Used Change
Used Mbytes
Tablespace(PD_PDTS)
Free %
Free Mbytes
Used Mbytes
Collection Tablespace 2
(PD_PCTS)
Free Mbytes
注意
• インスタンス環境を設定していない場合,PFM - Agent for Oracle のサービスを起動できません。
• jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを使用してインスタンス環境を構築する際,
Oracle 上に存在しないインスタンス名を指定した場合でもコマンドは正常に終了します。しかし,
その後レコードの収集を開始すると,共通メッセージログに「KAVF12401-W」のメッセージが出
力され,監視対象の Oracle に接続できません。この場合,正しいインスタンス名を確認の上,再度
jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを実行してください。
インスタンス環境を構築するには,jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを使用します。イ
ンスタンス環境の構築手順を次に示します。
1. サービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを
実行する。
例えば,PFM - Agent for Oracle のインスタンス名 SDC のインスタンス環境を構築する場合,次のよ
うに指定してコマンドを実行します。
jpcconf inst setup -key Oracle -inst SDC (jpcinssetup agto -inst SDC)
なお,インスタンス名に「sql」という名称は使用できません。
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf inst setup コマンドは非対話形式でも実
行できます。jpcconf inst setup (jpcinssetup) マンドの詳細については,マニュアル「JP1/
37
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
2. Oracle のインスタンス情報を設定する。
表 2-6 に示した項目を,コマンドの指示に従って入力してください。各項目とも省略はできません。デ
フォルトで表示されている値を,項目の入力とする場合はリターンキーだけを押してください。
すべての入力が終了すると,インスタンス環境が構築されます。構築時に入力したインスタンス情報を変
更したい場合は,再度 jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを実行し,インスタンス環境を
更新してください。インスタンス環境の更新については,
「2.4.2 インスタンス環境の更新の設定」を参
照してください。
構築されるインスタンス環境を次に示します。
● インスタンス環境のフォルダ構成
次のフォルダ下にインスタンス環境が構築されます。
物理ホストの場合:インストール先フォルダ ¥agto
論理ホストの場合:環境フォルダ※ ¥jp1pc¥agto
注※
環境フォルダとは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のフォルダです。
構築されるインスタンス環境のフォルダ構成を次に示します。
表 2-9 インスタンス環境のフォルダ構成
フォルダ名・ファイル名
インスタンス名
agent
インスタンス名
store
説明
jpcagt.ini
Agent Collector サービス起動情報ファイル
jpcagt.ini.model ※
Agent Collector サービス起動情報ファイルのモデル
ファイル
log
ログファイル格納フォルダ
jpcsto.ini
Agent Store サービス起動情報ファイル
jpcsto.ini.model ※
Agent Store サービス起動情報ファイルのモデルファ
イル
*.DAT
データモデル定義ファイル
dump
エクスポート先フォルダ
import
標準のデータベースインポート先フォルダ(Store
バージョン 2.0 の場合)
backup
バックアップ先フォルダ
log
ログファイル格納フォルダ
partial
標準のデータベース部分バックアップ先フォルダ
(Store バージョン 2.0 の場合)
STPD
PD レコードタイプのパフォーマンスデータ格納先
フォルダ(Store バージョン 2.0 の場合)
STPI
PI レコードタイプのパフォーマンスデータ格納先
フォルダ(Store バージョン 2.0 の場合)
注※
インスタンス環境を構築した時点の設定値に戻したいときに使用します。
● インスタンス環境のサービス ID
インスタンス環境のサービス ID は次のようになります。
38
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
• Agent Collector サービス:OA インスタンス番号 インスタンス名 [ ホスト名 ]
• Agent Store サービス:OS インスタンス番号 インスタンス名 [ ホスト名 ]
PFM - Agent for Oracle の場合,インスタンス名には jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマン
ドで指定したインスタンス名が表示されます。
例えば,ホスト名が「host1」で,インスタンス名に「SDC」を指定した場合,サービス ID は次のよ
うになります。
• Agent Collector サービス:OA1SDC [host1]
• Agent Store サービス:OS1SDC [host1]
PFM - Agent for Oracle の場合,インスタンス名には jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマン
ドで指定したインスタンス名が表示されます。
サービス ID については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,付録に
記載されている命名規則を参照してください。
● インスタンス環境の Windows のサービス名
インスタンス環境の Windows のサービス名は次のようになります。
• Agent Collector サービス:PFM - Agent for Oracle インスタンス名[論理ホスト名]
• Agent Store サービス:PFM - Agent Store for Oracle インスタンス名[論理ホスト名]
例えば,論理ホスト名が「lhost」で,インスタンス名に「SDC」を指定した場合,サービス名は次の
ようになります。
• Agent Collector サービス:PFM - Agent for Oracle SDC[lhost]
• Agent Store サービス:PFM - Agent Store for Oracle SDC[lhost]
Windows のサービス名については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」
の,付録に記載されている命名規則を参照してください。また,論理ホストで運用する場合の
Windows のサービス名については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,ク
ラスタシステムでの構築と運用について説明している章を参照してください。
(b) Oracle Database へオブジェクトを登録する
PFM - Agent for Oracle で Oracle Database を監視するためには,監視先の Oracle Database に対して,
PFM - Agent for Oracle が提供するオブジェクトを登録する必要があります。ここでは,PFM - Agent for
Oracle が提供している SQL スクリプトを次の手順で実行します。なお,この手順は,Oracle Database
のインスタンスを監視するアカウントごとに,1 回だけ必要です。
1. Oracle の sqlplus コマンドが実行できる環境を設定する。
Oracle の環境設定については,Oracle のマニュアルを参照してください。
2. PFM - Agent for Oracle が提供している sp_inst.sql がある,次のフォルダに移動する。
インストール先フォルダ ¥agto¥agent¥sql
3. 監視先の Oracle Database に対して,sp_inst.sql スクリプトを実行する。
sp_inst.sql スクリプトによって,PFM - Agent for Oracle が Oracle を監視する時に必要なオブ
ジェクト(監視用のプロシージャや作業用のテーブル)を Oracle に登録します。
なお,同じディレクトリに sp_inst_seg2.sql スクリプトがありますが,こちらのスクリプトは使
用しないでください。
(例)
sqlplus Oracle のアカウント @ 監視対象のデータベースのネットサービス名 /Oracle のアカウントの
パスワード @sp_inst.sql
• sqlplus は,ORACLE Corporation が提供しているコマンドです。
39
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
• Oracle のアカウントには,oracle_user の値を指定してください。ここで実行した Oracle のアカ
ウントでデータベースにオブジェクトが作成されます。また,アンセットアップの際には,同じ
Oracle のアカウントで実行する必要があります。
• Oracle のアカウントに SYS ユーザーを使用する場合,AS SYSDBA オプションを指定しないで,
sp_inst.sql スクリプトを実行するとエラーになる場合があります。その場合は,AS SYSDBA オ
プションを指定して実行してください。
このコマンドの実行で,次の表に示すテーブルおよびパッケージが作成されます。
表 2-10 作成されるテーブルおよびパッケージ
テーブル
LSC_13_PLAN_TABLE ※
パッケージ
LSC_13_PDAS,LSC_13_PICS,LSC_13_73_PDDB,LSC_13_PDDB2,
LSC_13_PDI,LSC_13_717273_PDMT,LSC_13_PDS3,LSC_13_73_PIDB,
LSC_13_PIDB2,LSC_13_PIDB3
注※
5 メガバイト以上の表領域を確保しておく必要があります。LSC_13_PLAN_TABLE は,SQL TEXT
(PD_PDSQ)レコードを収集した場合に使用されます。
(c) Oracle Database を設定する
PFM - Agent for Oracle が提供するレコードで,次の表に示すパフォーマンスデータを収集するためには,
Oracle Database の初期化パラメーター「TIMED_STATISTICS」の値を「TRUE」に変更する必要があり
ます。
表 2-11 TIMED_STATISTICS=TRUE を設定しないと収集できない項目
レコード
Block Contention Interval(PI_PIBC)
フィールド
備考
−
レコード全体
−
レコード全体
Data File Interval(PI_PIDF)
Write Time(WRITE_TIME)
−
Session Detail(PD_PDS)
Avg Wait(AVERAGE_WAIT)
−
Avg Wait String
(AVERAGE_WAIT_STRING)
−
Block Contention Statistics
(PD_PDBC)
Time Waited(TIME_WAITED)
Time Waited String
(TIME_WAITED_STRING)
Session Event(PD_PDEV)
−
Avg Wait String
(AVERAGE_WAIT_STRING)
−
Time Waited String
(TIME_WAITED_STRING)
−
−
Avg Wait(AVERAGE_WAIT)
−
Avg Wait String
(AVERAGE_WAIT_STRING)
−
Time Waited(TIME_WAITED)
40
−
Avg Wait(AVERAGE_WAIT)
Time Waited(TIME_WAITED)
Session Event Interval(PI_PIEV)
−
−
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
レコード
フィールド
Time Waited String
(TIME_WAITED_STRING)
備考
−
Session Stat Summary Interval
(PI_PIS2)
Statement CPU(STATEMENT_CPU)
−
Session Statistics Summary
(PD_PDS2)
Statement CPU(STATEMENT_CPU)
−
System Stat Summary(PD)
Session CPU Usage
(SESSION_CPU_USAGE)
−
System Stat Summary Interval(PI)
Session CPU Usage
(SESSION_CPU_USAGE)
−
Wait Time(WAIT_TIME)
−
Session Wait(PD_PDWA)
Wait Time String
(WAIT_TIME_STRING)
System Event(PD_PDSE)
System Event Interval(PI_PISE)
−
Avg Wait(AVERAGE_WAIT)
−
Time Waited(TIME_WAITED)
−
Avg Wait(AVERAGE_WAIT)
−
Time Waited(TIME_WAITED)
−
(凡例)
−:該当しない
注意
• 初期化パラメーターファイルを変更した場合は,データベースインスタンスの再起動が必要です。
• Oracle9i からは,Oracle パラメーター情報の格納のためにサーバ・パラメーターファイルがサポー
トされました。サーバ・パラメーターファイルの値を変更した場合,初期化パラメーターファイル
による変更よりも優先されることがあります。
• 初期化パラメーターの TIMED_STATISTICS を TRUE に設定すると,時間の統計に関するオーバー
ヘッドが発生し,Oracle Database の性能に影響することがありますので,十分に検討してから設
定してください。詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
(4) ネットワークの設定
Performance Management を使用するネットワーク構成に応じて,変更する場合に必要な設定です。
ネットワークの設定には次の 2 つの項目があります。
● IP アドレスを設定する
Performance Management を複数の LAN に接続されたネットワークで使用するときに設定します。複
数の IP アドレスを設定するには,jpchosts ファイルにホスト名と IP アドレスを定義します。設定し
た jpchosts ファイルは Performance Management システム全体で統一させてください。
詳細についてはマニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールと
セットアップについて説明している章を参照してください。
● ポート番号を設定する
Performance Management が使用するポート番号を設定できます。運用での混乱を避けるため,ポー
ト番号とサービス名は,Performance Management システム全体で統一させてください。
ポート番号の設定の詳細についてはマニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」
の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
41
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
(5) ログのファイルサイズ変更
Performance Management の稼働状況を,Performance Management 独自のログファイルに出力します。
このログファイルを「共通メッセージログ」と呼びます。共通メッセージログは,デフォルトで 2,048 キ
ロバイトのファイルが 2 ファイル使用されます。このファイルサイズを変更したい場合に,必要な設定で
す。
詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールと
セットアップについて説明している章を参照してください。
(6) パフォーマンスデータの格納先の変更
PFM - Agent for Oracle で管理されるパフォーマンスデータを格納するデータベースの保存先,バック
アップ先またはエクスポート先のフォルダを変更したい場合に,必要な設定です。
パフォーマンスデータは,デフォルトで,次の場所に保存されます。
• 保存先:インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ インスタンス名 ¥
• バックアップ先:インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ インスタンス名 ¥backup¥
• 部分バックアップ先※:インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ インスタンス名 ¥partial
• エクスポート先:インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ インスタンス名 ¥dump¥
• インポート先※:インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ インスタンス名 ¥import
注意
論理ホストで運用する場合のデフォルトの保存先については,「インストール先フォルダ」を「環境
フォルダ ¥jp1pc」に読み替えてください。
注※
Store バージョン 2.0 使用時だけ設定できます。
詳細については,
「2.4.1 パフォーマンスデータの格納先の変更」を参照してください。
(7) PFM - Agent for Oracle の接続先 PFM - Manager の設定
PFM - Agent がインストールされているホストで,その PFM - Agent を管理する PFM - Manager を設定
します。接続先の PFM - Manager を設定するには,jpcconf mgrhost define (jpcnshostname)
コマンドを使用します。
!
注意事項
• 同一ホスト上に,複数の PFM - Agent がインストールされている場合でも,接続先に指定できる PFM Manager は,1 つだけです。PFM - Agent ごとに異なる PFM - Manager を接続先に設定することはできま
せん。
• PFM - Agent と PFM - Manager が同じホストにインストールされている場合,接続先 PFM - Manager は
ローカルホストの PFM - Manager となります。この場合,接続先の PFM - Manager をほかの PFM Manager に変更できません。
手順を次に示します。
1. Performance Management のプログラムおよびサービスを停止する。
セットアップを実施する前に,ローカルホストで Performance Management のプログラムおよびサー
ビスが起動されている場合は,すべて停止してください。サービスの停止方法については,マニュアル
42
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Management の起動と停止について
説明している章を参照してください。
jpcconf mgrhost define (jpcnshostname) コマンド実行時に,Performance Management のプ
ログラムおよびサービスが起動されている場合は,停止を問い合わせるメッセージが表示されます。
2. 接続先の PFM - Manager ホストのホスト名を指定して,jpcconf mgrhost define
(jpcnshostname) コマンドを実行する。
例えば,接続先の PFM - Manager がホスト host01 上にある場合,次のように指定します。
jpcconf mgrhost define -host host01 (jpcnshostname -s host01)
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf mgrhost define コマンドは非対話形式
でも実行できます。jpcconf mgrhost define コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/
Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
(8) 動作ログ出力の設定
アラーム発生時に動作ログを出力したい場合に必要な設定です。動作ログとは,システム負荷などのしき
い値オーバーに関するアラーム機能と連動して出力される履歴情報です。
設定方法については,
「付録 K 動作ログの出力」を参照してください。
43
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
2.2 アンインストールとアンセットアップ
ここでは,PFM - Agent for Oracle をアンインストールおよびアンセットアップする手順を示します。
2.2.1 アンインストールとアンセットアップの前に
ここでは,PFM - Agent for Oracle をアンインストールおよびアンセットアップするときの注意事項を次
に示します。
(1) アンインストールに必要な OS ユーザー権限に関する注意事項
PFM - Agent をアンインストールするときは,必ず,Administrator 権限を持つアカウントで実行してく
ださい。
(2) ネットワークに関する注意事項
Performance Management プログラムをアンインストールしても,services ファイルに定義されたポー
ト番号は削除されません。
(3) プログラムに関する注意事項
• Performance Management のプログラムおよびサービスや,Performance Management のファイルを
参照するような他プログラム(例えば Windows のイベントビューアなど)を起動したままアンインス
トールした場合,ファイルやフォルダが残ることがあります。この場合は,手動でインストール先フォ
ルダ以下をすべて削除してください。
• Performance Management のプログラムおよびサービスや,Performance Management のファイルを
参照するような他プログラム(例えば Windows のイベントビューアなど)を起動したままアンインス
トールした場合,システムの再起動を促すメッセージが出力されることがあります。この場合,システ
ムを再起動して,アンインストールを完了させてください。
• PFM - Base と PFM - Agent がインストールされているホストの場合,PFM - Base のアンインストー
ルは PFM - Agent をアンインストールしないと実行できません。この場合,PFM - Agent,PFM Base の順にアンインストールしてください。また,PFM - Manager と PFM - Agent がインストールさ
れているホストの場合も同様に,PFM - Manager のアンインストールは PFM - Agent をアンインス
トールしないと実行できません。この場合,PFM - Agent,PFM - Manager の順にアンインストールし
てください。
(4) サービスに関する注意事項
PFM - Agent をアンインストールしただけでは,jpctool service list (jpcctrl list) コマンド
で表示できるサービスの情報は削除されません。この場合,jpctool service delete (jpcctrl
delete) コマンドを使用してサービスの情報を削除してください。サービス情報の削除方法については,
マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップの章の
サービスの削除について説明している個所を参照してください。
なお,PFM - Web Console ホストにサービス情報の削除を反映するためには,jpctool service sync
コマンドを実行して,PFM - Manager ホストと PFM - Web Console ホストのエージェント情報を同期す
る必要があります。
(5) その他の注意事項
• PFM - Web Console がインストールされているホストから,Performance Management プログラムを
アンインストールする場合は,Web ブラウザの画面をすべて閉じてからアンインストールを実施してく
44
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
ださい。
• アンインストールを実行する前に jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドまたは PFM Web Console で,エージェントログの出力先フォルダを確認してください。エージェントログの出力先
をデフォルト値(インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ インスタンス名 ¥log¥)以外に設定している
場合,アンインストールしてもエージェントログファイルは削除されません。この場合,アンインス
トール実行後にエージェントログファイルを手動で削除する必要があります。
2.2.2 アンセットアップ手順
ここでは,PFM - Agent for Oracle をアンセットアップする手順を説明します。
(1) インスタンス環境のアンセットアップ
PFM - Agent for Oracle のアンセットアップでは,次の項目を実施します。複数のインスタンス環境をア
ンセットアップする場合は,この手順を繰り返し実施します。
• インスタンス環境の削除
• Oracle Database へ登録したオブジェクトの削除
それぞれの手順について説明します。
(a) インスタンス環境を削除する
インスタンス名を確認し,インスタンス環境を削除します。インスタンス環境の削除は,PFM - Agent ホ
ストで実施します。
インスタンス名を確認するには,jpcconf inst list (jpcinslist) コマンドを使用します。また,
構築したインスタンス環境を削除するには,jpcconf inst unsetup (jpcinsunsetup) コマンドを
使用します。
インスタンス環境を削除する手順を次に示します。
1. インスタンス名を確認する。
PFM - Agent for Oracle を示すサービスキーを指定して,jpcconf inst list (jpcinslist) コマ
ンドを実行します。
jpcconf inst list -key Oracle (jpcinslist agto)
設定されているインスタンス名が SDC の場合,SDC と表示されます。
2. インスタンス環境の PFM - Agent のサービスが起動されている場合は,停止する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,
Performance Management の起動と停止について説明している章を参照してください。
3. インスタンス環境を削除する。
PFM - Agent for Oracle を示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst
unsetup (jpcinsunsetup) コマンドを実行します。
設定されているインスタンス名が SDC の場合,次のように指定します。
jpcconf inst unsetup -key Oracle -inst SDC (jpcinsunsetup agto -inst SDC)
jpcconf inst unsetup (jpcinsunsetup) コマンドが正常終了すると,インスタンス環境として
構築されたフォルダ,サービス ID および Windows のサービスが削除されます。
45
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
注意
インスタンス環境をアンセットアップしても,jpctool service list (jpcctrl list) コマン
ドで表示できるサービスの情報は削除されません。この場合,jpctool service delete
(jpcctrl delete) コマンドを使用してサービスの情報を削除してください。
PFM - Web Console ホストにインスタンス環境の削除を反映するためには,jpctool service
sync コマンドを実行して,PFM - Manager ホストと PFM - Web Console ホストのエージェント情報
を同期する必要があります。
また,コマンド実行後に PFM - Manager を再起動してください。次に指定例を示します。
• インスタンス名:SDC
• ホスト名:host03
• Agent Collector サービスのサービス ID:OA1SDC[host03]
• Agent Store サービスのサービス ID:OS1SDC[host03]
jpctool service delete -id O?1SDC[host03] -host host03 (jpcctrl delete
O?1SDC[host03] host=host03)
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて
説明している章を参照してください。
(b) Oracle Database へ登録したオブジェクトを削除する
監視先の Oracle Database に作成したテーブルおよびパッケージの削除方法を説明します。この操作は,
Oracle Database にオブジェクトを登録したときと同じ Oracle アカウントで実行してください。なお,こ
の手順は,Oracle Database のインスタンスを監視するアカウントごとに,1 回だけ必要です。
1. Oracle の sqlplus コマンドが実行できる環境を設定する。
Oracle の環境設定については,Oracle のマニュアルを参照してください。
2. PFM - Agent for Oracle が提供している sp_drop.sql スクリプトがある,次のフォルダに移動する。
インストール先フォルダ ¥agto¥agent¥sql
3. 監視先の Oracle Database に対して,sp_drop.sql スクリプトを実行する。
PFM - Agent for Oracle が Oracle を監視する時に必要なオブジェクト(監視用のプロシージャや作業
用のテーブル)を Oracle から削除します。
(例)
sqlplus Oracle のアカウント @ 監視対象のデータベースのネットサービス名 /Oracle のアカウントの
パスワード @sp_drop.sql
• sqlplus は,ORACLE Corporation が提供しているコマンドです。
• Oracle のアカウントは,データベースにオブジェクトを登録したときと同じアカウントを指定して
ください。
Oracle 10g 以降の場合,DBA_RECYCLEBIN に LSC_13_PLAN_TABLE が格納され,完全に削除さ
れません。
LSC_13_PLAN_TABLE を完全に削除するには,PURGE TABLE LSC_13_PLAN_TABLE; コマンドを
実行してください。
4. Oracle の初期化パラメーターを元に戻す。
PFM - Agent for Oracle のレコード収集のために,Oracle の初期化パラメーター
「TIMED_STATISTICS」の値を変更している場合は,必要に応じて元に戻してください。
46
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
(2) PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle のアカウントの削除
PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle のアカウントは,Oracle Database を監視するために,ほかの
スキーマのオブジェクトを自由に変更する権限を保持しています。このため,使用しなくなった Oracle の
アカウントは,削除する必要があります。また,Oracle のアカウントを削除したことによって,そのアカ
ウントが使用していた表領域が必要なくなった場合,その表領域を削除してください。
(a) Oracle のアカウントを削除する
Oracle のアカウントを削除するには,Oracle の sqlplus コマンドが実行できる環境で DROP USER 文を
発行します。ただし,DROP USER 文を発行する Oracle のアカウントには,DROP USER システム権限が
必要です。
Oracle のアカウントを削除する手順を次に示します。
1. DROP USER 文を発行する。
(例)
DROP USER Oracleのアカウント CASCADE;
このとき,CASCADE オプションを指定すると,アカウントの所持するオブジェクトも同時に削除でき
ます。
DROP USER 文の詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
(b) Oracle のアカウントが使用していた表領域を削除する
Oracle のアカウントを削除したことによって,使用しなくなった表領域の削除するには,Oracle の
sqlplus コマンドが実行できる環境で,DROP TABLESPACE 文を発行します。ただし,DROP
TABLESPACE 文を発行する Oracle アカウントには,DROP TABLESPACE システム権限が必要です。
表領域を削除する手順を次に示します。
1. DROP TABLESPACE 文を発行する。
DROP TABLESPACE 文の詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
2.2.3 アンインストール手順
PFM - Agent for Oracle をアンインストールする手順を説明します。
1. PFM - Agent for Oracle をアンインストールするホストに,Administrator 権限でログオンする。
2. ローカルホストで Performance Management のプログラムおよびサービスを停止する。
サービス情報を表示して,サービスが起動されていないか確認してください。サービス情報の表示方法
およびサービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,
Performance Management の起動と停止について説明している章を参照してください。
ローカルホストで Performance Management のプログラムおよびサービスが起動されている場合は,
すべて停止してください。なお,停止するサービスは物理ホスト上および論理ホスト上のすべてのサー
ビスです。
3. アンインストールする Performance Management プログラムを選択する。
Windows の[コントロールパネル]で[プログラムの追加と削除]※を選択して,アンインストール
する Performance Management プログラムを選択します。
注※ Windows のバージョンによって名称が異なる場合があります。
47
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
4. [削除]を選択し,[OK]ボタンをクリックする。
選択したプログラムがアンインストールされます。
Windows Server 2008 の環境でアンインストールする場合の注意事項
OS のユーザーアカウント制御機能(UAC)を有効にしている場合は,アンインストール中にユー
ザーアカウント制御のダイアログボックスが表示されることがあります。ダイアログボックスが表示
された場合は,[続行]ボタンをクリックしてアンインストールを続行してください。
[キャンセル]
ボタンをクリックした場合は,アンインストールが中止されます。
48
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
2.3 PFM - Agent for Oracle のシステム構成の変更
監視対象システムのネットワーク構成の変更や,ホスト名の変更などに応じて,PFM - Agent for Oracle
のシステム構成を変更する場合があります。
PFM - Agent for Oracle のシステム構成を変更する場合,PFM - Manager や PFM - Web Console の設定
変更もあわせて変更する必要があります。Performance Management のシステム構成を変更する手順の詳
細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセッ
トアップについて説明している章を参照してください。なお,物理ホスト名またはエイリアス名を変更す
るときに,固有の追加作業が必要な PFM - Agent もありますが,PFM - Agent for Oracle の場合,固有の
追加作業は必要ありません。
49
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
2.4 PFM - Agent for Oracle の運用方式の変更
収集した稼働監視データの運用手順の変更などで,パフォーマンスデータの格納先や,インスタンス環境
といった,PFM - Agent for Oracle の運用方式を変更する場合があります。
Performance Management 全体の運用方式を変更する手順の詳細についてはマニュアル「JP1/
Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章
を参照してください。
2.4.1 パフォーマンスデータの格納先の変更
PFM - Agent for Oracle で収集したパフォーマンスデータは,PFM - Agent for Oracle の Agent Store
サービスの Store データベースで管理しています。ここではパフォーマンスデータの格納先の変更方法に
ついて説明します。
(1) jpcconf db define (jpcdbctrl config) コマンドを使用して設定を変更する
Store データベースで管理されるパフォーマンスデータの,次のデータ格納先フォルダを変更したい場合
は,jpcconf db define (jpcdbctrl config) コマンドで設定します。Store データベースの格納先
フォルダを変更する前に収集したパフォーマンスデータが必要な場合は,jpcconf db define
(jpcdbctrl config) コマンドの -move オプションを使用してください。jpcconf db define
(jpcdbctrl config) コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファ
レンス」を参照してください。
• 保存先フォルダ
• バックアップ先フォルダ
• 部分バックアップ先フォルダ※
• エクスポート先フォルダ
• インポート先フォルダ※
注※
Store バージョン 2.0 使用時だけ設定できます。
jpcconf db define (jpcdbctrl config) コマンドで設定するオプション名,設定できる値の範囲
などを次の表に示します。
表 2-12 パフォーマンスデータの格納先を変更するコマンドの設定項目
説明
オプション
名
設定できる値(Store
バージョン 1.0)
設定できる値(Store
バージョン 2.0)
デフォルト値※
パフォーマン
スデータの保
存先フォルダ
sd
1 ∼ 127 バイトの絶対パ
ス
1 ∼ 214 バイトの絶対パ
ス
インストール先フォルダ
¥agto¥store¥ インスタンス名
パフォーマン
スデータの
バックアップ
先フォルダ
bd
1 ∼ 127 バイトの絶対パ
ス
1 ∼ 211 バイトの絶対パ
ス
インストール先フォルダ
¥agto¥store¥ インスタンス名
¥backup
パフォーマン
スデータの部
分バックアッ
プ先フォルダ
pbd
−
1 ∼ 214 バイトの絶対パ
ス
インストール先フォルダ
¥agto¥store¥ インスタンス名
¥partial
50
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
説明
オプション
名
設定できる値(Store
バージョン 1.0)
デフォルト値※
設定できる値(Store
バージョン 2.0)
パフォーマン
スデータを退
避する場合の
最大世代番号
bs
1∼9
1∼9
5
パフォーマン
スデータのエ
クスポート先
フォルダ
dd
1 ∼ 127 バイトの絶対パ
ス
1 ∼ 127 バイトの絶対パ
ス
インストール先フォルダ
¥agto¥store¥ インスタンス名
¥dump
パフォーマン
スデータのイ
ンポート先
フォルダ
id
−
1 ∼ 222 バイトの絶対パ
ス
インストール先フォルダ
¥agto¥store¥ インスタンス名
¥import
(凡例)
−:設定できません
注※
論理ホストで運用する場合のデフォルト値については,
「インストール先フォルダ」を「環境フォルダ
¥jp1pc」に読み替えてください。
(2) jpcsto.ini ファイルを編集して設定を変更する(Store バージョン 1.0 の場合だけ)
Store バージョン 1.0 使用時は,jpcsto.ini を直接編集して変更できます。
(a) jpcsto.ini ファイルの設定項目
jpcsto.ini ファイルで編集するラベル名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。
表 2-13 パフォーマンスデータの格納先の設定項目(jpcsto.ini の [Data Section] セクション)
説明
ラベル名
デフォルト値※ 2
設定できる値(Store バー
ジョン
1.0)※ 1
パフォーマンスデータの
保存先フォルダ
Store Dir ※ 3
1 ∼ 127 バイトの絶対パス
インストール先フォルダ
¥agto¥store¥ インスタンス名
パフォーマンスデータの
バックアップ先フォルダ
Backup Dir ※ 3
1 ∼ 127 バイトの絶対パス
インストール先フォルダ
¥agto¥store¥ インスタンス名
¥backup
パフォーマンスデータを
退避する場合の最大世代
番号
Backup Save
1∼9
5
パフォーマンスデータの
エクスポート先フォルダ
Dump Dir ※ 3
1 ∼ 127 バイトの絶対パス
インストール先フォルダ
¥agto¥store¥インスタンス名¥dump
注※ 1
• フォルダ名は,Store データベースのデフォルトの格納先フォルダ(インストール先フォルダ
¥agto¥store¥ インスタンス名)からの相対パスか,または絶対パスで指定してください。
• 指定できる文字は,次の文字を除く,半角英数字,半角記号および半角空白です。
; , * ? ' " < > |
• 指定値に誤りがある場合,Agent Store サービスは起動できません。
注※ 2
51
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
論理ホストで運用する場合のデフォルト値については,「インストール先フォルダ」を「環境フォルダ
¥jp1pc」に読み替えてください。
注※ 3
Store Dir,Backup Dir,および Dump Dir には,それぞれ重複したフォルダを指定できません。
(b) jpcsto.ini ファイルの編集前の準備
• Store データベースの格納先フォルダを変更する場合は,変更後の格納先フォルダを事前に作成してお
いてください。
• Store データベースの格納先フォルダを変更すると,変更前に収集したパフォーマンスデータを使用で
きなくなります。変更前に収集したパフォーマンスデータが必要な場合は,次に示す手順でデータを引
き継いでください。
1. jpctool db backup (jpcctrl backup) コマンドで Store データベースに格納されているパ
フォーマンスデータのバックアップを採取する。
2. 「(c) jpcsto.ini ファイルの編集手順」に従って Store データベースの格納先フォルダを変更する。
3. jpctool db restore (jpcresto) コマンドで変更後のフォルダにバックアップデータをリスト
アする。
(c) jpcsto.ini ファイルの編集手順
手順を次に示します。
1. Performance Management のサービスを停止する。
ローカルホストで PFM -Agent のプログラムおよびサービスが起動されている場合は,すべて停止して
ください。
2. テキストエディターなどで,jpcsto.ini ファイルを開く。
3. パフォーマンスデータの格納先フォルダなどを変更する。
次に示す網掛け部分を,必要に応じて修正してください。
52
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
!
注意事項
• 行頭および「=」の前後には空白文字を入力しないでください。
• 各ラベルの値の「.」は,Agent Store サービスの Store データベースのデフォルト格納先フォルダ(インス
トール先フォルダ ¥agto¥store¥ インスタンス名)を示します。格納先を変更する場合,その格納先フォル
ダからの相対パスか,または絶対パスで記述してください。
• jpcsto.ini ファイルには,データベースの格納先フォルダ以外にも,定義情報が記述されています。
[Data Section] セクション以外の値は変更しないようにしてください。[Data Section] セクション以
外の値を変更すると,Performance Management が正常に動作しなくなることがあります。
4. jpcsto.ini ファイルを保存して閉じる。
5. Performance Management のプログラムおよびサービスを起動する。
注意
この手順で Store データベースの格納先フォルダを変更した場合,パフォーマンスデータファイルは
変更前のフォルダから削除されません。これらのファイルが不要な場合は,次に示すファイルを削除
してください。
• 拡張子が .DB であるすべてのファイル
• 拡張子が .IDX であるすべてのファイル
2.4.2 インスタンス環境の更新の設定
インスタンス環境を更新したい場合は,インスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。イン
スタンス情報の設定は,PFM - Agent ホストで実施します。
更新する情報は,次の表であらかじめ確認してください。Oracle のインスタンス情報の詳細については,
Oracle のマニュアルを参照してください。
表 2-14 PFM - Agent for Oracle のインスタンス情報
項目
説明
設定できる値
デフォルト値
oracle_sid
この値は更新できる。
監視対象となる Oracle システム識別
子(環境変数 ORACLE_SID と同じ
値)。
255 バイト以内の半角文字
列。
ただし,次の文字は指定で
きない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」
「<」「>」
前回の設定値
oracle_home ※ 1.
この値は更新できる。
Oracle ホームのフォルダ(環境変数
ORACLE_HOME と同じ値)。
255 バイト以内の半角文字
列。
ただし,次の文字は指定で
きない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」
「<」「>」
前回の設定値
oracle_version ※ 1
この値は更新できる。
Oracle Database のバージョン番号。
• Oracle 10g の場合:10
• Oracle 11g の場合:11
前回の設定値
53
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
項目
説明
設定できる値
デフォルト値
oracle_user ※ 2
この値は更新できる。
Oracle を監視するアカウント(指定
できるアカウント,および必要な権
限については,「2.1.4(2) PFM Agent for Oracle で使用する Oracle
のアカウントの作成」を参照のこ
と)
。
255 バイト以内の半角文字
列。
ただし,次の文字は指定で
きない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」
「>」
前回の設定値
oracle_passwd ※ 2,※ 3
この値は更新できる。
oracle_user で指定したアカウント
のパスワードを指定する。
255 バイト以内の半角文字
列。
ただし,次の文字は指定で
きない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」「>」
前回の設定値
sqlnet ※ 1,※ 4
この値は更新できる。
次のどれかの場合に「Y」を指定。
1. Oracle RAC 構成の場合。
RAC 構成については Oracle のマ
ニュアルを参照のこと。
2. PD_PDIA レコードでリスナーの
可用性を監視する場合。
3. Oracle のサービスのどれかが
「ローカルシステムアカウント」
以外のアカウントで動作している
場合。
{Y | N}
前回の設定値
1 および 3 の場合に「N」を指定する
と,Oracle でエラーが発生する場合
がある。
net_service_name ※ 1
この値は更新できる。
監視対象のデータベースのネット
サービス名。sqlnet に「Y」を指定
した場合に値が有効となる。監視対
象のデータベースのネットサービス
名については,Oracle のマニュアル
を参照のこと。
255 バイト以内の半角文字
列。
ただし,次の文字は指定で
きない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」
「>」
前回の設定値
listener_home ※ 1
この値は更新できる。
監視したいリスナーがある Oracle コ
ンポーネントの環境変数
ORACLE_HOME の値。
255 バイト以内の半角文字
列。
ただし,次の文字は指定で
きない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」
「>」
前回の設定値
listener_name
この値は更新できる。
PDLS レコードで監視するリスナー
名を指定する。
PDLS レコードでリスナーを監視し
ない場合は,デフォルトのリスナー
名「LISTENER」を指定する。
255 バイト以内の半角文字
列。
ただし,次の文字は指定で
きない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」
「>」
前回の設定値
retry_time
この値は更新できる。
Oracle 接続時に認証エラーが出力さ
れた場合に,再接続を試みる秒数。
0 ∼ 600(単位:秒)。
前回の設定値
54
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
項目
log_path
説明
この値は更新できる。
エージェントログの出力先フォルダ
名を絶対パスで指定する。
設定できる値
245 バイト以内の半角文字
列。
ただし,次の文字は指定で
きない。
• タブ
• 次の記号
「/」
「:」「,」
「;」「*」
「?」
「"」「<」
「>」
「|」
デフォルト値
前回の設定値
注意
• デフォルト以外の
フォルダを設定する
場合,インストール
先フォルダ配下とな
るパスは指定できな
い。
• ほかのインスタンス
出力先として指定し
ている値は指定でき
ない。
log_size
この値は更新できる。
エージェントログの 1 ファイルの最
大サイズを指定する。
1 ∼ 32(単位:キロバイ
ト)
。
ただし,推奨は 16 以上。
前回の設定値
timeout
この値は更新できる。
クエリー時の Oracle アクセスのタイ
ムアウト時間を指定する。
0,10 ∼ 3,600(単位:
秒)
。
0 を指定した場合はタイム
アウト監視を行わない。1
∼ 9 を指定した場合は,実
行時,10 に変更する。
前回の設定値
sql_option ※ 5
この値は更新できる。
「Y」を指定した場合,PI_PIDB,
{Y | N}
前回の設定値
0 ∼ 99999。
ただし,設定するフィール
ドのデータ型の最大値
(short の場合 32767,
ushort の場合 65535)を超
える値を指定した場合,
データ型の最大値が設定さ
れる。※ 6
前回の設定値
PD_PDTS レコードで,次の項目※ 5
の情報収集を行わず,0 または
numeric_10 で指定した値を設定す
る。
numeric_10
startup_always
この値は更新できる。
sql_option が「Y」の場合,情報収
集しない項目に設定する値を指定す
る。sql_option が「N」の場合,設
定を無視する。
{Y | N}
この値は更新できる。
PFM - Agent for Oracle 起動時に監視
対象の Oracle が起動処理中であった
場合などに,PFM - Agent for Oracle
が Oracle 接続エラーで停止すること
がある。
「Y」を指定した場合,接続エラーが
発生しても起動処理を継続する。
「N」
を指定した場合,この動作を有効に
しない。
前回の設定値
55
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
項目
説明
設定できる値
デフォルト値
localtemp_option ※ 7
この値は更新できる。
PD_PDDB,PI_PIDB,PD_PDDF,
PI_PIDF,PD_PDTF,PD_PDTS,
PD_PCTS レコードのローカル管理一
時表領域の空き容量の情報の表示を
切り替えるオプション。
「Y」を指定した場合,使用されてい
ないサイズを表示する。
「N」を指定
した場合,未割り当てのサイズを表
示する。
{Y | N}
前回の設定値
undospace_option ※ 8
この値は更新できる。
PD_PDDB,PI_PIDB,PD_PDDF,
PI_PIDF,PD_PDTS,PD_PCTS レ
コードの UNDO 表領域の空き容量の
表示を切り替えるオプション。
「N」を指定した場合,未割り当ての
サイズを表示する。
「Y」を指定した場合,未使用なサイ
ズを表示する。
{Y | N}
前回の設定値
( 凡例 )
−:なし
注※ 1
Windows Server 2003 (x64),または 64 ビット版の Windows Server 2008 を使用して,監視対象プロ
グラムを監視する場合,Oracle Client 32-bit のインストールと環境設定が必要です。また,jpcconf
inst setup (jpcinssetup) コマンドを実行する際,各項目について次のように設定してくださ
い。
•「oracle_home」
Oracle Client 32-bit の Oracle ホームを設定してください。
•「oracle_version」
Oracle Client 32-bit のバージョン番号を指定してください。
•「sqlnet」
「Y」を指定してください。
•「net_service_name」
Oracle Client 32-bit で設定したネットサービス名を指定してください。
•「listner_home」
監視する Oracle Database の Oracle ホームを指定してください。
Oracle Client 32-bit で設定するネットサービス名には,監視する Oracle Database に接続するネット
サービス名を指定してください。
Oracle Client 32-bit のインストールと環境構築が完了していない状態で,インスタンス情報の
「oracle_home」に,Oracle Database または Oracle Client 64-bit の ORACLE_HOME を指定し
て,PFM - Agent for Oracle を起動すると,KAVF12020-E のメッセージが表示されます。
注※ 2
ユーザーを変更する場合は,次の手順で行ってください。
1. 変更前のユーザーが作成していたオブジェクトを削除する。
2. 変更後のユーザーで,新しくオブジェクトを登録する。
なお,ユーザーを変更しても,パフォーマンスデータは削除されません。
オブジェクトの削除方法については「2.2.2(1)(b) Oracle Database へ登録したオブジェクトを削除す
56
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
る」を,オブジェクトの登録方法については「2.1.4(3)(b) Oracle Database へオブジェクトを登録す
る」を参照してください。
注※ 3
oracle_passwd にパスワードの有効期限が設定されている場合,有効期限に達すると Oracle との
接続エラーが起こり,パフォーマンス情報を収集できません。Oracle との接続エラーを起こさせない
ようにするために,パスワードの有効期限が切れる前に,次のどちらかを設定してください。
• パスワードの有効期限を解除します。
• パスワードの更新後,jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを実行し,
oracle_passwd を更新します。
なお,mk_user.sql で作成した Oracle のアカウントには,Oracle が提供している DEFAULT のプ
ロファイルが適用されます。
注※ 4
Oracle ネットワークサービスを使用するかどうかを指定します。
• 「Y」を指定した場合
Oracle ネットワークサービスで構成されたリスナーを通じて,Oracle に接続します。
この場合,Oracle 側のネットワークサービス定義(tnsnames.ora,listener.ora など)を設定して
いる必要があります。
Oracle RAC 構成の Oracle インスタンスを監視する場合は,各ノードの Oracle インスタンスを監
視するように設定してください。設定方法については,Oracle のマニュアルを参照してください。
また,sqlnet が「Y」の場合の tnsnames.ora ファイルは,次のフォルダに格納してください。次
のフォルダ以外に tnsnames.ora ファイルを格納したときは,PFM - Agent for Oracle が Oracle 接
続エラーとなります。
oracle_home で指定したフォルダ ¥network¥admin
• 「N」を指定した場合
Oracle ネットワークサービスを使用しないで,ローカル・データベースに接続します。
注※ 5
PFM - Agent for Oracle では Oracle の各セグメント関連の情報を取得するため,Oracle の静的ディ
クショナリー・ビュー DBA_SEGMENTS の検索をします。Oracle で大量のセグメント(数十万件以
上のセグメント)が存在する場合,情報収集で非常に時間が掛かるときがあります。そのため,大量
のセグメントが存在し,次の表に示す情報の収集が不要な場合,sql_option を「Y」と設定して運
用してください。
表 2-15 レコード名と numeric_10 で指定した値(インスタンス情報の更新の設定)
PFM - View 名
レコード名
PD_PDTS
PI_PIDB
numeric_10 で指定した値
Segments
有効
Extents
有効
DB Files %
有効
Log Files %
有効
NextAlloc Fails
有効
Tablespaces
有効
Rollback Segments
有効
Rollback Segments Trans
有効
Blocks
有効
57
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
PFM - View 名
レコード名
numeric_10 で指定した値
Segments
有効
Extents
有効
Free Mbytes
有効
Overextended
有効
High Max Extent
有効
Datafiles
有効
Mbytes
有効
Free Extents
有効
Free%
有効
Free Change
有効
Write%
有効
Write/sec
有効
Redo Files
有効
Links
有効
Links Logged On
有効
Links In Tran
有効
Links Open Cursors
有効
Used Change
有効
Used Mbytes
有効
Rollback Segments Hit%
有効
Sort Segments
有効
Sorting Users
有効
Physical Blocks Read
デルタ項目のため,常に 0 設定。
Physical Blocks Written
デルタ項目のため,常に 0 設定。
Physical Reads
デルタ項目のため,常に 0 設定。
Physical Writes
デルタ項目のため,常に 0 設定。
注※ 6
各レコードのフィールドの形式が,「float」または「double」型の場合,データは浮動小数点数とな
るため,指定値によってまるめられる場合があります。
(例)
numeric_10 の指定を 32767 と指定した場合,32760 と表示される場合があります。
注※ 7
localtemp_option に「N」を指定した場合,ローカル管理一時表領域の空き容量やエクステントに
関する情報は,動的パフォーマンスビューの v$temp_space_header を使用して取得されます。取得
する情報の空き容量は,未割り当てのサイズとなります。一度割り当てられたサイズは,一時表領域
の再構築や再作成などをするまで解放されないため,解放されるまで空き容量は増加しません。
localtemp_option に「Y」を指定した場合,ローカル管理一時表領域の空き容量やエクステントに
関する情報は,動的パフォーマンスビューの v$temp_extent_pool を使用して取得されます。取得す
る情報の空き容量は,収集時に使用していた領域のサイズから未使用サイズを算出します。動的パ
58
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
フォーマンスビューの v$temp_extent_pool を検索した場合,Oracle のインスタンスが休止状態とな
ります。Oracle Database の性能に影響することがありますので,十分に検討してから指定してくだ
さい。詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
注※ 8
undospace_option に「N」を指定した場合,UNDO 表領域の空き容量は,未割り当てのサイズを
収集します。UNDO 表領域のうち,リテンション期間が過ぎて使用可能になった領域は解放されるま
での間,割り当て済みの領域として扱います。
undospace_option に「Y」を指定した場合,UNDO 表領域の空き容量は,未使用サイズを収集し
ます。UNDO 表領域のうち,リテンション期間が過ぎて使用可能になった領域は未使用サイズに含み
ます。
undospace_option により値が変わるフィールドは次の通りです。
表 2-16 undospace_option により値が変わるフィールド
レコード名
Data File(PD_PDDF)
フィールド名
Free %
Free Mbytes
Used Mbytes
Data File Interval
Free %
(PI_PIDF)
Free Change
Free Mbytes
Used Change
Used Mbytes
Database(PD_PDDB)
Free %
Free Mbytes
Used Mbytes
Database Interval
Free %
(PI_PIDB
Free Change
Free Mbytes
Used Change
Used Mbytes
Tablespace(PD_PDTS)
Free %
Free Mbytes
Used Mbytes
Collection Tablespace 2
(PD_PCTS)
Free Mbytes
インスタンス名を確認するには,jpcconf inst list (jpcinslist) コマンドを使用します。また,
インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを使用します。
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順
を繰り返し実施します。
1. インスタンス名を確認する。
PFM - Agent for Oracle を示すサービスキーを指定して,jpcconf inst list (jpcinslist) コマ
ンドを実行します。
59
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
jpcconf inst list -key Oracle (jpcinslist agto)
設定されているインスタンス名が SDC の場合,SDC と表示されます。
2. 更新したいインスタンス環境の PFM - Agent for Oracle のサービスが起動されている場合は,停止する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,
Performance Management の起動と停止について説明している章を参照してください。
jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンド実行時に,更新したいインスタンス環境のサービス
が起動されている場合は,確認メッセージが表示され,サービスを停止できます。サービスを停止した
場合は,更新処理が続行されます。サービスを停止しなかった場合は,更新処理が中断されます。
3. PFM - Agent for Oracle を示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setup
(jpcinssetup) コマンドを実行する。
インスタンス名が SDC のインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行しま
す。
jpcconf inst setup -key Oracle -inst SDC (jpcinssetup agto -inst SDC)
4. Oracle のインスタンス情報を更新する。
表 2-14 に示した項目を,コマンドの指示に従って入力します。現在設定されている値が表示されます
(ただし,oracle_passwd の値は表示されません)。表示された値を変更しない場合は,リターンキー
だけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。
5. 更新したインスタンス環境のサービスを再起動する。
サービスの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,
Performance Management の起動と停止について説明している章を参照してください。
注意
更新できない項目の値を変更したい場合は,インスタンス環境を削除したあと,再作成してください。
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて
説明している章を参照してください。
2.4.3 レコード収集での Oracle アクセスのキャンセル機能
1 レコードの収集時間のうち,Oracle へのアクセス時間の上限をタイムアウト値として設定できます。
Oracle およびマシンに負荷が掛かっているときにレコードデータを収集すると,収集データ量によってレ
コード収集に時間が掛かる場合があります。このような場合,PFM - Agent for Oracle の要求が Oracle の
稼働に影響を与えるおそれがあります。タイムアウト値を設定すると,PFM - Agent for Oracle から
Oracle への要求をキャンセルできるため,Oracle の稼働に与える影響を抑止できます。
レコードの収集は,レコード単位に次の順で行われます。
1. Oracle へのアクセス
2. Store データベースへの書き込み
しかし,タイムアウト値を設定した場合,Oracle へのアクセス中にタイムアウトが発生すると,そのレ
コードの収集がキャンセルされます。
この機能は,Oracle の OCI(Oracle Call Interface)の OCIBreak 関数によって実現しています。
60
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
タイムアウト値は,次に示す方法で設定できます。
• jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドによるインスタンス環境設定
• PFM - Web Console の画面の,Agent Collector サービスのプロパティ「TIMEOUT」の変更
設定できる値は 0,または 10 ∼ 3,600(単位:秒)です。0 を指定した場合,この機能は働きません。ま
た,範囲外の値は無効となります。デフォルトの値は,0 が設定されています。
タイムアウト値の入力可否を設定方法別に次の表に示します。
表 2-17 タイムアウト値の入力可否
設定方法
入力値
-1 以下
0
1∼9
10 ∼ 3,600
3,601 以上
jpcconf inst setup
(jpcinssetup) コマン
ドからの設定/更新
入力エラー(入
力不可)
○
△
○
入力エラー(入
力不可)
PFM - Web Console から
の変更
×
○
×
○
×
( 凡例 )
○:入力可能。
△:入力可能だが,PFM - Agent for Oracle は起動時に,
「10」に置き換える。共通メッセージログに
「KAVF12630-W」のメッセージが出力される。
×:入力可能だが,値は更新されない。共通メッセージログに「KAVF12630-W」のメッセージが出
力される。
注意
タイムアウト値は,高負荷時(ピーク時)に収集するレコードの収集時間に応じて設定してください。
jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドによるタイムアウト値の設定については,
「2.1.4(3) インスタンス環境の設定」を参照してください。
なお次のレコードはキャンセル対象外です。
• Instance Availability(PD_PDIA)
• Server Status(PD_STAT)
• SQL*Net Listener(PD_PDNL)
• SQL*Net Listeners(PD_PDLS)
タイムアウトが発生した場合,エージェントログの通常ログ(agtoinf0x.log)に次のメッセージが出力さ
れます。
KAVF12636-I
The cancellation of the record collection (レコード名) by the time-out
was accepted.
また,キャンセルによりレコードが収集されない場合,共通メッセージログに,「KAVF12401-W」のメッ
セージが出力されます。
履歴データの収集など複数レコードの収集が同じタイミングで一度に行われる場合,1 つのレコードでタ
イムアウトが発生しキャンセルされても,ほかのレコードの収集はキャンセルされません。
61
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
!
注意事項
PFM - Agent for Oracle は,OCI(Oracle Call Interface)を使用しており,実際のキャンセルに掛かる時間は,
OCIBreak() の処理時間に依存します。このため,即時にはキャンセルされない場合があります。
次の状況では,タイムアウト発生によるキャンセルが受け付けられても,レコード収集はキャンセルされ
ません。
• タイムアウト発生時に収集シーケンスが Store データベースへの書き込みに移っている場合にはキャン
セルされません。
• タイムアウト発生によるキャンセルと Oracle アクセスの終了が重なった場合,「KAVF12636-I」の
メッセージがログファイルに出力されますが,正常にレコード収集されます。
2.4.4 Store バージョン 2.0 への移行
Store データベースの保存形式には,バージョン 1.0 と 2.0 の 2 種類あります。Store バージョン 2.0 の詳
細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」を参照してください。
Store バージョン 2.0 は,PFM - Base または PFM - Manager のバージョン 08-10 以降の環境に,08-10
以降の PFM - Agent for Oracle を新規インストールした場合にデフォルトで利用できます。それ以外の場
合は,Store バージョン 1.0 形式のままとなっているため,セットアップコマンドによって Store バージョ
ン 2.0 に移行してください。
何らかの理由によって Store バージョン 1.0 に戻す必要がある場合は,Store バージョン 2.0 のアンセット
アップを行ってください。
インストール条件に対応する Store バージョン 2.0 の利用可否と利用手順を次の表に示します。
表 2-18 Store バージョン 2.0 の利用可否および利用手順
インストール条件
インストール済みの PFM Base,または PFM Manager のバージョン
08-10 より前
Store バージョン 2.0 の利
用可否
Store バージョン 2.0 の利用手順
PFM - Agent のインス
トール方法
上書きインストール
利用できない
PFM - Base,または,PFM Manager を 08-10 以降にバージョ
ンアップ後,セットアップコマン
ドを実行
既存のインスタンスにつ
いてはセットアップ後利
用できる
セットアップコマンドを実行
新規インスタンスについ
ては利用できる
インスタンス構築時に jpcconf
inst setup (jpcinssetup) コ
マンドで設定
利用できる
インスタンス構築時に jpcconf
inst setup (jpcinssetup) コ
マンドで設定
新規インストール
08-10 以降
上書きインストール
新規インストール
62
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
(1) Store バージョン 2.0 のセットアップ
Store バージョン 2.0 へ移行する場合のセットアップ手順について説明します。
1. システムリソース見積もりとリテンションの設定
Store バージョン 2.0 導入に必要なシステムリソースが,実行環境に適しているかどうかを確認してく
ださい。必要なシステムリソースを次に示します。
• ディスク容量
• ファイル数
• 1 プロセスがオープンするファイル数
これらの値はリテンションの設定によって調節できます。実行環境の保有しているリソースを考慮して
リテンションを設定してください。システムリソースの見積もりについては,リリースノートを参照し
てください。
2. フォルダの設定
Store バージョン 2.0 に移行する場合に,Store バージョン 1.0 でのフォルダ設定では,Agent Store
サービスが起動しないことがあります。このため,Agent Store サービスが使用するフォルダの設定を
見直す必要があります。Agent Store サービスが使用するフォルダの設定は jpcconf db define
(jpcdbctrl config) コマンドを使用して表示・変更できます。
Store バージョン 2.0 は,Store データベースの作成先フォルダやバックアップ先フォルダの最大長が
Store バージョン 1.0 と異なります。Store バージョン 1.0 でフォルダの設定を相対パスに変更してい
る場合,絶対パスに変換した値が Store バージョン 2.0 でのフォルダ最大長の条件を満たしているか確
認してください。Store バージョン 2.0 のフォルダ最大長は 214 バイトです。フォルダ最大長の条件を
満たしていない場合は,Agent Store サービスが使用するフォルダの設定を変更したあと,手順 3 以降
に進んでください。
3. セットアップコマンドの実行
Store バージョン 2.0 に移行するため,次のコマンドを実行します。
jpcconf db vrset -ver 2.0 (jpcdbctrl setup)
jpcconf db vrset -ver 2.0 (jpcdbctrl setup) コマンドは,Agent インスタンスごとに実行
してください。
jpcconf db vrset (jpcdbctrl setup) コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/
Performance Management リファレンス」を参照してください。
4. リテンションの設定
手順 1 の見積もり時に設計したリテンションを設定してください。Agent Store サービスを起動して,
PFM - Web Console で設定してください。
(2) Store バージョン 2.0 のアンセットアップ
Store バージョン 2.0 は jpcconf db vrset -ver 1.0 (jpcdbctrl unsetup) コマンドを使用して
アンセットアップします。Store バージョン 2.0 をアンセットアップすると,Store データベースのデータ
はすべて初期化され,Store バージョン 1.0 に戻ります。
jpcconf db vrset (jpcdbctrl unsetup) コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/
Performance Management リファレンス」を参照してください。
(3) 注意事項
移行についての注意事項を次に示します。
(a) Store バージョン 1.0 から Store バージョン 2.0 に移行する場合
Store データベースを Store バージョン 1.0 から Store バージョン 2.0 に移行した場合,PI レコードタイ
63
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
プのレコードの保存期間の設定は引き継がれますが,PD レコードタイプのレコードについては,以前の
設定値(保存レコード数)に関係なくデフォルトの保存期間がレコードごとに設定され,保存期間以前に
収集されたデータは削除されます。
例えば,Store バージョン 1.0 で,Collection Interval が 3,600 秒の PD レコードの保存レコード数を
1,000 に設定していた場合,PD レコードは 1 日に 24 レコード保存されることになるので,1,000/24 ≒約
42 日分のデータが保存されています。この Store データベースを Store バージョン 2.0 へ移行した結果,
デフォルト保存期間が 10 日に設定されたとすると,11 日以上前のデータは削除されて参照できなくなり
ます。
Store バージョン 2.0 へ移行する前に,PD レコードタイプのレコードの保存レコード数の設定を確認し,
Store バージョン 2.0 でのデフォルト保存期間以上のデータが保存される設定となっている場合は,
jpctool db dump (jpcctrl dump) コマンドでデータベース内のデータを出力してください。Store
バージョン 2.0 でのデフォルト保存日数については,リリースノートを参照してください。
(b) Store バージョン 2.0 から Store バージョン 1.0 に戻す場合
Store バージョン 2.0 をアンセットアップすると,データは初期化されます。このため,Store バージョン
1.0 に変更する前に,jpctool db dump (jpcctrl dump) コマンドで Store バージョン 2.0 の情報を出
力してください。
64
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
2.5 コマンドプロンプトの起動方法
Windows Server 2008 の環境では,OS のユーザーアカウント制御機能(UAC)を有効にしている場合,
コマンドプロンプトは,次に示す 2 種類の特権モードで動作します。
• 管理者特権モードのコマンドプロンプト(管理者コンソール)
Windows のすべての操作ができるコマンドプロンプトです。
• 標準特権モードのコマンドプロンプト(標準コンソール)
ユーザー操作の権限が制限されたコマンドプロンプトです。
なお,ユーザーアカウント制御機能(UAC)を無効にしている場合は,常に管理者コンソールが起動され
ます。
Performance Management が提供しているコマンドは,必ず管理者コンソールで実行してください。
管理者ユーザーごとのコマンドプロンプトの起動方法を次の表に示します。
表 2-19 管理者ユーザーごとのコマンドプロンプトの起動方法
管理者グループ
Administrators
管理者ユーザー
起動方法
Administrator
コマンドプロンプトを起動すると,管理者コンソールが起動
されます。
上記以外のユーザー
UAC が有効な場合
• コマンドプロンプトを起動すると,標準コンソール
が起動されます。
• 管理者コンソールを起動する場合,ユーザーアカウ
ント制御のダイアログボックスが表示されます。ダ
イアログボックスの[続行]ボタンをクリックする
と管理者コンソールが起動されます。
[キャンセル]
ボタンをクリックした場合は,コマンドプロンプト
は起動されません。
UAC が無効な場合
• コマンドプロンプトを起動すると,管理者コンソー
ルが起動されます。
管理者コンソールは,OS が用意している管理者コンソールと,PFM - Base が提供している管理者コン
ソールがあります。それぞれの起動方法を次に説明します。
(1) OS が用意している管理者コンソールの起動方法
[スタート]メニューから[すべてのプログラム]−[アクセサリ]−[コマンドプロンプト]を右クリッ
クし,
[管理者として実行]を選択します。
起動されたコマンドプロンプトが管理者コンソールであるかどうかは,タイトルバーに[管理者]が表示
されているどうかで判断できます。
(2) PFM - Base が提供している管理者コンソールの起動方法
[スタート]メニューから[すべてのプログラム]−[Performance Management]−[管理者コンソー
ル]を選択します。
65
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
2.6 バックアップとリストア
PFM - Agent for Oracle のバックアップおよびリストアについて説明します。
障害が発生してシステムが壊れた場合に備えて,PFM - Agent for Oracle の設定情報のバックアップを取
得してください。PFM - Agent for Oracle をセットアップしたときなど,システムを変更したときには
バックアップを取得してください。
なお,Performance Management システム全体のバックアップおよびリストアについては,マニュアル
「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,バックアップとリストアについて説明している章を参
照してください。
2.6.1 バックアップ
バックアップはファイルをコピーするなど,任意の方法で取得してください。バックアップを取得する際
は,PFM - Agent for Oracle のサービスを停止した状態で行ってください。
!
注意事項
PFM - Agent for Oracle のバックアップを取得する際は,取得した環境の製品バージョン番号を管理するように
してください。製品バージョン番号の詳細については,リリースノートを参照してください。
PFM - Agent for Oracle の設定情報のバックアップ対象ファイルを次の表に示します。
表 2-20 PFM - Agent for Oracle のバックアップ対象ファイル
ファイル名
説明
インストール先フォルダ ¥agto¥agent¥ インスタンス名
¥*.ini ファイル
Agent Collector サービスの設定
ファイル
インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ インスタンス名
¥*.ini ファイル
Agent Store サービスの設定ファイ
ル
2.6.2 リストア
PFM - Agent for Oracle の設定情報をリストアする場合は,次に示す前提条件を確認した上で,バック
アップ対象ファイルを元の位置にコピーしてください。バックアップした設定情報ファイルで,ホスト上
の設定情報ファイルを上書きします。
前提条件
• PFM - Agent for Oracle がインストール済みであること。
• PFM - Agent for Oracle のサービスが停止していること。
66
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
!
注意事項
PFM - Agent for Oracle の設定情報をリストアする場合,バックアップを取得した環境とリストアする環境の製
品バージョン番号が完全に一致している必要があります。製品バージョン番号の詳細については,リリース
ノートを参照してください。リストアの可否についての例を次に示します。
リストアできるケース
PFM - Agent for Oracle 10-00 でバックアップした設定情報を PFM - Agent for Oracle 10-00 にリストアする。
リストアできないケース
・PFM - Agent for Oracle 09-00 でバックアップした設定情報を PFM - Agent for Oracle 10-00 にリストアする。
・PFM - Agent for Oracle 09-00 でバックアップした設定情報を PFM - Agent for Oracle 09-00-05 にリストアす
る。
67
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
2.7 Web ブラウザでマニュアルを参照するための設定
Performance Management では,PFM - Web Console がインストールされているホストに,プログラム
プロダクトに標準添付されているマニュアル CD-ROM からマニュアルをコピーすることで,Web ブラウ
ザでマニュアルを参照できるようになります。なお,PFM - Web Console をクラスタ運用している場合
は,実行系,待機系それぞれの物理ホストでマニュアルをコピーしてください。
2.7.1 設定手順
(1) PFM - Web Console のヘルプからマニュアルを参照する場合
1. PFM - Web Console のセットアップ手順に従い,PFM - Web Console に PFM - Agent を登録する
(PFM - Agent の追加セットアップを行う)。
2. PFM - Web Console がインストールされているホストに,マニュアルのコピー先ディレクトリを作成す
る。
• Windows の場合:PFM - Web Console のインストール先フォルダ ¥doc¥ja¥ ××××
• UNIX の場合:/opt/jp1pcwebcon/doc/ja/ ××××
××××には,PFM - Agent のヘルプ ID を指定してください。ヘルプ ID については,
「付録 C 識別
子一覧」を参照してください。
3. 手順 2 で作成したディレクトリの直下に,マニュアル CD-ROM から次のファイルおよびディレクトリ
をコピーする。
HTML マニュアルの場合
Windows の場合:CD-ROM ドライブ ¥MAN¥3021¥ 資料番号(03004A0D など)下の,すべての
htm ファイルおよび FIGURE フォルダ
UNIX の場合:/CD-ROM のマウントポイント /MAN/3021/ 資料番号(03004A0D など)下の,
すべての htm ファイルおよび FIGURE ディレクトリ
PDF マニュアルの場合
Windows の場合:CD-ROM ドライブ ¥MAN¥3021¥ 資料番号(03004A0D など)下の PDF ファイ
ル
UNIX の場合:/CD-ROM のマウントポイント /MAN/3021/ 資料番号(03004A0D など)下の
PDF ファイル
コピーの際,HTML マニュアルの場合は index.htm ファイルが,PDF マニュアルの場合は PDF ファ
イル自体が,作成したディレクトリ直下に配置されるようにしてください。マニュアルファイルのコ
ピー方法については,マニュアル CD-ROM の readme.txt を参照してください。
4. PFM - Web Console を再起動する。
(2) お使いのマシンのハードディスクから参照する場合
CD-ROM の setup.exe を使ってインストールするか,または直接 htm ファイル,PDF ファイルおよび
GIF ファイルを任意のディレクトリにコピーしてください。HTML マニュアルの場合,次のディレクトリ
構成になるようにしてください。
html(htmファイルおよびPDFファイルを格納)
└ FIGURE(GIFファイルを格納)
68
2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
2.7.2 参照手順
マニュアルの参照手順を次に示します。
1. PFM - Web Console の[メイン]画面のメニューバーフレームにある[ヘルプ]メニューをクリック
し,
[ヘルプ選択]画面を表示する。
2. マニュアル名またはマニュアル名の後ろの[PDF]をクリックする。
マニュアル名をクリックすると HTML 形式のマニュアルが表示されます。
[PDF]をクリックすると
PDF 形式のマニュアルが表示されます。
Web ブラウザでの文字の表示に関する注意事項
Windows の場合,
[スタート]メニューからオンラインマニュアルを表示させると,すでに表示され
ている Web ブラウザの画面上に HTML マニュアルが表示されることがあります。
69
3
インストールとセットアップ
(UNIX の場合)
この章では,PFM - Agent for Oracle のインストールおよびセットアップ方
法について説明します。Performance Management システム全体のインス
トールおよびセットアップ方法についてはマニュアル「JP1/Performance
Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて
説明している章を参照してください。
3.1 インストールとセットアップ
3.2 アンインストールとアンセットアップ
3.3 PFM - Agent for Oracle のシステム構成の変更
3.4 PFM - Agent for Oracle の運用方式の変更
3.5 バックアップとリストア
3.6 Web ブラウザでマニュアルを参照するための設定
71
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
3.1 インストールとセットアップ
ここでは,PFM - Agent for Oracle をインストールおよびセットアップする手順を示します。
3.1.1 インストールとセットアップの流れ
PFM - Agent for Oracle をインストールおよびセットアップする流れを説明します。
72
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
図 3-1 インストールとセットアップの流れ(UNIX の場合)
PFM - Manager および PFM - Web Console のインストールおよびセットアップの手順は,マニュアル
「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明して
いる章を参照してください。
なお,ユーザー入力を必要とするセットアップコマンドは,対話形式で実行するか非対話形式で実行する
かを選択できます。
73
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
対話形式で実行する場合は,コマンドの指示に従ってユーザーが値を入力する必要があります。
非対話形式で実行する場合は,コマンド実行中に必要となる入力作業をオプション指定や定義ファイルで
代替するため,ユーザー入力が不要になります。また,バッチ処理やリモート実行によってセットアップ
作業を自動化できるため,管理者の負担や運用コストを低減できます。
コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」を参照してくだ
さい。
3.1.2 インストールとセットアップの前に
PFM - Agent for Oracle をインストールおよびセットアップする前に確認しておくことを説明します。
(1) 前提 OS
PFM - Agent for Oracle が動作する OS を次に示します。
• HP-UX
• Solaris
• AIX
• Linux (x86),Linux (x64)
(2) ネットワークの環境設定
Performance Management が動作するためのネットワーク環境について説明します。
(a) IP アドレスの設定
PFM - Agent のホストは,ホスト名で IP アドレスを解決できる環境を設定してください。IP アドレスを
解決できない環境では,PFM - Agent は起動できません。
PFM - Agent for Oracle では OS が Linux の場合,IPv4 に加え IPv6 およびデュアルスタック環境で動作
させることができます。IPv6 環境で動作させる場合,監視対象の Oracle データベースが IPv6 環境をサ
ポートしている必要があります。
監視ホスト名(Performance Management システムのホスト名として使用する名前)には,実ホスト名ま
たはエイリアス名を使用できます。
監視ホスト名(Performance Management システムのホスト名として使用する名前)には,実ホスト名ま
たはエイリアス名を使用できます。
• 監視ホスト名に実ホスト名を使用している場合
Windows システムでは hostname コマンド,UNIX システムでは uname -n コマンドを実行して確認
したホスト名で,IP アドレスを解決できるように環境を設定してください。なお,UNIX システムで
は,hostname コマンドで取得するホスト名を使用することもできます。
• 監視ホスト名にエイリアス名を使用している場合
設定しているエイリアス名で IP アドレスを解決できるように環境を設定してください。
監視ホスト名の設定については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,イ
ンストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
ホスト名と IP アドレスは,次のどれかの方法で設定してください。
• Performance Management のホスト情報設定ファイル(jpchosts ファイル)
• hosts ファイル
74
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
• DNS(Domain Name System)
!
注意事項
• Performance Management は,DNS 環境でも運用できますが,FQDN 形式のホスト名には対応していませ
ん。このため,監視ホスト名は,ドメイン名を除いて指定してください。
• 複数の LAN 環境で使用する場合は,jpchosts ファイルで IP アドレスを設定してください。詳細は,マ
ニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説
明している章を参照してください。
• Performance Management は,DHCP による動的な IP アドレスが割り振られているホスト上では運用でき
ません。Performance Management を導入するすべてのホストに,固定の IP アドレスを設定してください。
Performance Management では,ネットワーク構成が IPv4 環境だけでなく IPv6 環境にも対応していま
す。そのため,IPv4 環境と IPv6 環境が混在するネットワーク構成でも,Performance Management を運
用できます。
PFM - Agent for Oracle では,PFM - Manager と IPv6 で通信できます。ただし,PFM - Agent for
Oracle および PFM - Manager が導入されているホストの OS が,Windows Server 2008 R2 または
Linux の場合に限ります。
IPv4 環境と IPv6 環境での通信の適用範囲については,
「付録 M IPv4 環境と IPv6 環境での通信につい
て」を参照してください。
IPv6 で通信する場合,PFM - Manager ホストと PFM - Agent ホストのそれぞれで IPv6 の利用設定を有
効にする必要があります。この設定は jpcconf ipv6 enable コマンドで実行しますが,コマンドの実
行要否は次のとおりです。
jpcconf ipv6 enable コマンドの実行が必要なケース
• それぞれのホストで,IPv4 環境から IPv6 環境に変更する場合
• IPv4 環境と IPv6 環境が共存していて,PFM - Manager を IPv4 環境から IPv6 環境に変更する場
合
jpcconf ipv6 enable コマンドの実行が不要なケース
• それぞれのホストが,すでに IPv6 環境である場合
• IPv4 環境と IPv6 環境が共存していて,PFM - Manager が IPv6 環境である場合
jpcconf ipv6 enable コマンドの実行例を次に示します。
jpcconf ipv6 enable
jpcconf ipv6 enable コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リ
ファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。また,jpcconf ipv6 enable コ
マンドを実行する条件やタイミングについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築
ガイド」の IPv6 環境が含まれる場合のネットワーク構成例について説明している章を参照してください。
なお,PFM - Agent for Oracle と PFM - Manager を IPv6 で通信する場合,名前解決できるホスト名を指
定してください。
PFM - Agent for Oracle と PFM - Manager との通信は,解決できる IP アドレスで通信します。また,
PFM - Agent for Oracle と PFM - Manager との通信では,IPv4 と IPv6 が共存した環境の場合,解決で
きる IP アドレスで通信に失敗したとき,別の IP アドレスで通信することはありません。
75
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
例えば,IPv4 で接続に失敗した場合,IPv6 でリトライすることはありません。また,IPv6 で接続に失敗
した場合に,IPv4 でリトライすることもありません。事前に接続できることを確認してください。
(b) ポート番号の設定
Performance Management プログラムのサービスは,デフォルトで次の表に示すポート番号が割り当てら
れています。これ以外のサービスまたはプログラムに対しては,サービスを起動するたびに,そのときシ
ステムで使用されていないポート番号が自動的に割り当てられます。また,ファイアウォール環境で,
Performance Management を使用するときは,ポート番号を固定してください。ポート番号の固定の手順
は,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップに
ついて説明している章を参照してください。
表 3-1 デフォルトのポート番号と Performance Management プログラムのサービス(UNIX の場合)
機能
サービス名
パラメーター
ポート番号
備考
サービス構成情報
管理機能
Name Server
jp1pcnsvr
22285
PFM - Manager の Name Server サー
ビスで使用されるポート番号。
Performance Management のすべて
のホストで設定される。
NNM 連携機能
NNM Object
Manager
jp1pcovsvr
22292
PFM - Manager および PFM - Base の
NNM 連携機能で,マップマネージャ
とオブジェクトマネージャの間の通信
で使用されるポート番号。PFM Manager および PFM - Base がインス
トールされているホストで設定され
る。
サービス状態管理
機能
Status Server
jp1pcstatsvr
22350
PFM - Manager および PFM - Base の
Status Server サービスで使用される
ポート番号。
PFM - Manager および PFM - Base が
インストールされているホストで設定
される。
JP1/ITSLM 連携機
能
JP1/ITSLM
20905
JP1/ITSLM で設定されるポート番号
です。
−
これらの PFM - Agent が使用するポート番号で通信できるように,ネットワークを設定してください。
(3) インストールに必要な OS ユーザー権限について
PFM - Agent for Oracle をインストールするときは,必ず,スーパーユーザー権限を持つアカウントで実
行してください。
(4) 前提プログラム
ここでは,PFM - Agent for Oracle をインストールする場合に必要な前提プログラムを説明します。プロ
グラムの構成を次に示します。
76
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
図 3-2 プログラムの構成
(a) 監視対象プログラム
PFM - Agent for Oracle の監視対象プログラムを次に示します。
• Oracle Database Standard Edition
• Oracle Database Standard Edition One
• Oracle Database Enterprise Edition
これらの監視対象プログラムは,PFM - Agent for Oracle と同一ホストにインストールする必要がありま
す。また,仮想化 OS 上で監視対象プログラムを監視する場合,監視対象プログラムが仮想化 OS 上で保
障している機能だけが監視対象となります。
(b) Performance Management プログラム
監視エージェントには,PFM - Agent と PFM - Base をインストールします。PFM - Base は PFM Agent の前提プログラムです。同一ホストに複数の PFM - Agent をインストールする場合でも,PFM Base は 1 つだけでかまいません。
ただし,PFM - Manager と PFM - Agent を同一ホストにインストールする場合,PFM - Base は不要で
す。
また,PFM - Agent for Oracle を使って Oracle の稼働監視を行うためには,PFM - Manager および PFM
- Web Console が必要です。
(5) クラスタシステムでのインストールとセットアップについて
クラスタシステムでのインストールとセットアップは,前提となるネットワーク環境やプログラム構成が,
通常の構成のセットアップとは異なります。また,実行系ノードと待機系ノードでの作業が必要になりま
77
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
す。詳細については,
「4. クラスタシステムでの運用」を参照してください。
(6) 障害発生時の資料採取の準備
トラブルが発生した場合に調査資料として,コアダンプファイルが必要になることがあります。コアダン
プファイルの出力はユーザーの環境設定に依存するため,次に示す設定を確認しておいてください。
コアダンプファイルのサイズ設定
コアダンプファイルの最大サイズは,root ユーザーのコアダンプファイルのサイズ設定(ulimit -c)
によって制限されます。次のようにスクリプトを設定してください。
ulimit -c unlimited
この設定が,ご使用のマシンのセキュリティポリシーに反する場合は,これらのスクリプトの設定を
次のようにコメント行にしてください。
# ulimit -c unlimited
!
注意事項
コメント行にした場合,プロセスで発生したセグメンテーション障害やバス障害などのコアダンプファイルの
出力契機に,コアダンプが出力されないため,調査できないおそれがあります。
コアダンプに関連するカーネルパラメーターの設定(Linux 限定)
Linux のカーネルパラメーター(kernel.core_pattern)で,コアダンプファイルの出力先,およびファイ
ル名をデフォルトの設定から変更している場合,コアダンプファイルを採取できないときがあります。こ
のため,Linux のカーネルパラメーター(kernel.core_pattern)の設定は変更しないことをお勧めしま
す。
(7) 注意事項
ここでは,Performance Management をインストールおよびセットアップするときの注意事項を説明しま
す。
(a) 環境変数に関する注意事項
Performance Management では JPC_HOSTNAME を環境変数として使用しているため,ユーザー独自に
環境変数として設定しないでください。設定した場合は,Performance Management が正しく動作しませ
ん。
(b) 同一ホストに Performance Management プログラムを複数インストール,セットアップするときの注意事
項
Performance Management は,同一ホストに PFM - Manager,PFM - Web Console,および PFM Agent をインストールすることもできます。その場合の注意事項を次に示します。
• PFM - Manager と PFM - Agent を同一ホストにインストールする場合,PFM - Base は不要です。この
場合,PFM - Agent の前提プログラムは PFM - Manager になるため,PFM - Manager をインストール
してから PFM - Agent をインストールしてください。
• PFM - Base と PFM - Manager は同一ホストにインストールできません。PFM - Base と PFM - Agent
がインストールされているホストに PFM - Manager をインストールする場合は,すべての
Performance Management プログラムをアンインストールしたあとに PFM - Manager,PFM - Agent
78
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
の順でインストールしてください。また,PFM - Manager と PFM - Agent がインストールされている
ホストに PFM - Base をインストールする場合も同様に,すべての Performance Management プログ
ラムをアンインストールしたあとに PFM - Base,PFM - Agent の順でインストールしてください。
• PFM - Manager がインストールされているホストに PFM - Agent をインストールすると,接続先 PFM
- Manager はローカルホストの PFM - Manager となります。この場合,PFM - Agent の接続先 PFM Manager をリモートホストの PFM - Manager に変更できません。リモートホストの PFM - Manager
に接続したい場合は,インストールするホストに PFM - Manager がインストールされていないことを
確認してください。
• PFM - Agent がインストールされているホストに PFM - Manager をインストールすると,PFM Agent の接続先 PFM - Manager は自ホスト名に設定し直されます。共通メッセージログに設定結果が
出力されています。結果を確認してください。
• PFM - Web Console がインストールされているホストに,PFM - Agent をインストールする場合は,
Web ブラウザの画面をすべて閉じてからインストールを実施してください。
• Performance Management プログラムを新規にインストールした場合は,ステータス管理機能がデ
フォルトで有効になります。ただし,07-50 から 08-00 以降にバージョンアップインストールした場合
は,ステータス管理機能の設定状態はバージョンアップ前のままとなります。ステータス管理機能の設
定を変更する場合は,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance
Management の障害検知について説明している章を参照してください。
ポイント
システムの性能や信頼性を向上させるため,PFM - Manager,PFM - Web Console,および PFM - Agent はそ
れぞれ別のホストで運用することをお勧めします。
(c) バージョンアップの注意事項
古いバージョンの PFM - Agent からバージョンアップする場合の注意事項を次に示します。
なお,バージョンアップの詳細については,
「付録 H 移行手順と移行時の注意事項」を参照してくださ
い。
• Performance Management のプログラムをインストールするときは,ローカルホストの Performance
Management のプログラムおよびサービスをすべて停止しておいてください。なお,停止するサービ
スは物理ホスト上および論理ホスト上のすべてのサービスです。サービスの停止方法については,マ
ニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Management の起動と停止
について説明している章を参照してください。
• PFM - Base と PFM - Manager は同一ホストにインストールできません。PFM - Base と PFM - Agent
がインストールされているホストに PFM - Manager をインストールする場合は,すべての
Performance Management プログラムをアンインストールしたあとに PFM - Manager,PFM - Agent
の順でインストールしてください。また,PFM - Manager と PFM - Agent がインストールされている
ホストに PFM - Base をインストールする場合も同様に,すべての Performance Management プログ
ラムをアンインストールしたあとに PFM - Base,PFM - Agent の順でインストールしてください。
• バージョン 08-00 以降の Performance Management プログラムでは,Store 実行プログラム(jpcsto
および stpqlpr)の配置先が変更されています。PFM - Agent を 08-00 以降にバージョンアップする
際に,旧配置先の Store 実行モジュールは削除されます。
• バージョンアップで Store データベースのデータモデルバージョンが変更される場合,既存の Store
データベースが自動的にバージョンアップされるため,一時的に Store データベースのディスク占有量
が 2 倍になります。バージョンアップインストールする前に,Store データベースの格納先のディスク
79
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
に十分な空き容量があるかどうか確認してください。必要な空き容量は,現在の Store データベースの
合計サイズを基準に考慮してください。例えば,現在の Store データベースの合計サイズが 100 ギガバ
イトの場合,バージョンアップインストールに必要なディスクの空き容量は 200 ギガバイト以上です。
Store データベースの格納先ディスクを変更している場合は,変更後のディスク容量に対して考慮して
ください。
(d) その他の注意事項
• Solaris,AIX,または Linux (x64) を使用して,Oracle Database 11gR2 を監視する場合,Oracle
Client 32-bit のインストールと環境設定が必要です。
• Performance Management のプログラムをインストールする場合,次に示すセキュリティ関連プログ
ラムがインストールされていないかどうか確認してください。インストールされている場合,次の説明
に従って対処してください。
• セキュリティ監視プログラム
セキュリティ監視プログラムを停止するかまたは設定を変更して,Performance Management のプ
ログラムのインストールを妨げないようにしてください。
• ウィルス検出プログラム
ウィルス検出プログラムを停止してから Performance Management のプログラムをインストールし
てください。
Performance Management のプログラムのインストール中にウィルス検出プログラムが稼働してい
る場合,インストールの速度が低下したり,インストールが実行できなかったり,または正しくイン
ストールできなかったりすることがあります。
• プロセス監視プログラム
プロセス監視プログラムを停止するかまたは設定を変更して,Performance Management のサービ
スまたはプロセス,および共通コンポーネントのサービスまたはプロセスを監視しないようにしてく
ださい。
Performance Management のプログラムのインストール中に,プロセス監視プログラムによって,
これらのサービスまたはプロセスが起動されたり停止されたりすると,インストールに失敗すること
があります。
• Solaris,AIX,および Linux (x64) の場合,Oracle OCI 64 ビットモード・ライブラリだけでなく,
Oracle OCI 32 ビットモード・ライブラリが必要です。必ず,PFM - RM for Oracle が動作するマシン
上に,Oracle OCI 32 ビットモード・ライブラリをインストールしてください。
• Performance Management のプログラムが 1 つもインストールされていない環境に新規インストール
する場合は,インストール先ディレクトリにファイルやディレクトリがないことを確認してください。
• インストール時のステータスバーに「Installation failed.」と表示されてインストールが失敗し
た場合,インストールログを採取してください。なお,このログファイルは,次にインストールすると
上書きされるため,必要に応じてバックアップを採取してください。インストールログのデフォルトの
ファイル名については,「8.4.2(2) Performance Management の情報」を参照してください。
• インストール先ディレクトリにリンクを張り Performance Management のプログラムをインストール
した場合,全 Performance Management のプログラムをアンインストールしても,リンク先のディレ
クトリに一部のファイルやディレクトリが残る場合があります。削除する場合は,手動で行ってくださ
い。また,リンク先にインストールする場合,リンク先に同名のファイルやディレクトリがあるとき
は,Performance Management のプログラムのインストール時に上書きされるので,注意してくださ
い。
• /opt/jp1pc/setup ディレクトリに PFM - Agent for Oracle のセットアップファイルがある場合,新
規 PFM - Agent for Oracle の追加セットアップが実行されます。PFM - Agent for Oracle の追加セット
アップが成功した場合の実行結果は共通メッセージログに「KAVE05908-I エージェント追加セット
アップは正常に終了しました」と出力されます。確認してください。
80
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
3.1.3 インストール手順
ここでは,PFM - Agent for Oracle のプログラムをインストールする順序と CD-ROM の提供媒体からプ
ログラムをインストールする手順を説明します。
(1) プログラムのインストール順序
まず,PFM - Base をインストールし,次に PFM - Agent をインストールします。PFM - Base がインス
トールされていないホストに PFM - Agent をインストールすることはできません。
なお,PFM - Manager と同一ホストに PFM - Agent をインストールする場合は,PFM - Manager,PFM
- Agent の順でインストールしてください。また,Store データベースのバージョン 1.0 からバージョン
2.0 にバージョンアップする場合,PFM - Agent と PFM - Manager または PFM - Base のインストール順
序によって,セットアップ方法が異なります。Store バージョン 2.0 のセットアップ方法については,
「3.4.4 Store バージョン 2.0 への移行」を参照してください。
同一ホストに複数の PFM - Agent をインストールする場合,PFM - Agent 相互のインストール順序は問い
ません。
(2) プログラムのインストール方法
UNIX ホストに Performance Management プログラムをインストールするには,CD-ROM の提供媒体を
使用する方法と,JP1/NETM/DM を使用してリモートインストールする方法があります。
JP1/NETM/DM を使用する方法については,次のマニュアルを参照してください。
• 「JP1/NETM/DM Manager」
• 「JP1/NETM/DM SubManager(UNIX(R) 用)
」
• 「JP1/NETM/DM Client(UNIX(R) 用)
」
!
注意事項
インストールするホストで Performance Management のプログラムおよびサービスが起動されている場合は,
すべて停止してください。なお,停止するサービスは物理ホスト上および論理ホスト上のすべてのサービスで
す。サービスの停止方法は,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance
Management の起動と停止について説明している章を参照してください。
81
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
参考
PFM - Web Console を除く Performance Management インストール先フォルダは,インストール時に自動的に
生成されます。2 回目以降のインストールでも,初回のインストール時に指定したフォルダにインストールされ
ます。
CD-ROM の提供媒体を使用する場合のインストール手順を OS ごとに示します。
(a) HP-UX の場合
1. Performance Management のプログラムをインストールするホストに,スーパーユーザーでログインす
るかまたは su コマンドでユーザーをスーパーユーザーに変更する。
2. ローカルホストで Performance Management のプログラムおよびサービスをすべて停止する。
Performance Management のプログラムおよびサービスが起動している場合は,すべて停止してくだ
さい。
3. Performance Management のプログラムの媒体をセットする。
4. mount コマンドを実行して,CD-ROM 装置をマウントする。
例えば,CD-ROM 装置を /cdrom にマウントする場合,次のように指定してコマンドを実行します。
/usr/sbin/mount -F cdfs -r デバイススペシャルファイル名 /cdrom
なお,指定するコマンドは,使用する環境によって異なります。
5. 次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installer を起動する。
/cdrom/IPFHPUX/SETUP /cdrom
Hitachi PP Installer が起動され,初期画面が表示されます。
6. 初期画面で「I」を入力する。
インストールできるプログラムの一覧が表示されます。
7. インストールしたい Performance Management のプログラムを選択して,
「I」を入力する。
選択したプログラムがインストールされます。なお,プログラムを選択するには,カーソルを移動さ
せ,スペースキーで選択します。
8. インストールが正常終了したら,
「Q」を入力する。
Hitachi PP Installer の初期画面に戻ります。
(b) Solaris の場合
1. Performance Management のプログラムをインストールするホストに,スーパーユーザーでログインす
るかまたは su コマンドでユーザーをスーパーユーザーに変更する。
2. ローカルホストで Performance Management のプログラムおよびサービスをすべて停止する。
Performance Management のプログラムおよびサービスが起動している場合は,すべて停止してくだ
さい。
3. Performance Management のプログラムの媒体をセットする。
4. 次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installer を起動する。※
/cdrom/cdrom/SOLARIS/SETUP /cdrom/cdrom
Hitachi PP Installer が起動され,初期画面が表示されます。
82
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
なお,指定するコマンドは,使用する環境によって異なります。
5. 初期画面で「I」を入力する。
インストールできるプログラムの一覧が表示されます。
6. インストールしたい Performance Management のプログラムを選択して,「I」を入力する。
選択したプログラムがインストールされます。なお,プログラムを選択するには,カーソルを移動さ
せ,スペースキーで選択します。
7. インストールが正常終了したら,
「Q」を入力する。
Hitachi PP Installer の初期画面に戻ります。
注※
自動マウント機能を解除している環境では,Hitachi PP Installer を起動する前に,/usr/sbin/
mount コマンドを次のように指定して CD-ROM 装置をマウントしてください。
/usr/sbin/mount -F cdfs -r デバイススペシャルファイル名 /cdrom/cdrom
なお,指定するコマンドは,使用する環境によって異なります。
(c) AIX の場合
1. Performance Management のプログラムをインストールするホストに,スーパーユーザーでログインす
るかまたは su コマンドでユーザーをスーパーユーザーに変更する。
2. ローカルホストで Performance Management のプログラムおよびサービスを停止する。
Performance Management のプログラムおよびサービスが起動している場合は,すべて停止してくだ
さい。
3. Performance Management のプログラムの媒体をセットする。
4. mount コマンドを実行して,CD-ROM 装置をマウントする。
例えば,CD-ROM 装置を /cdrom にマウントする場合,次のように指定してコマンドを実行します。
/usr/sbin/mount -r -v cdrfs デバイススペシャルファイル名 /cdrom
5. 次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installer を起動する。
/cdrom/AIX/SETUP /cdrom
Hitachi PP Installer が起動され,初期画面が表示されます。
6. 初期画面で「I」を入力する。
インストールできるプログラムの一覧が表示されます。
7. インストールしたい Performance Management のプログラムを選択して,「I」を入力する。
選択したプログラムがインストールされます。なお,プログラムを選択するには,カーソルを移動さ
せ,スペースキーで選択します。
8. インストールが正常終了したら,
「Q」を入力する。
Hitachi PP Installer の初期画面に戻ります。
(d) Linux (x86),Linux (x64) の場合
1. Performance Management のプログラムのインストール先ディレクトリが実ディレクトリであることを
確認する。
2. Performance Management のプログラムをインストールするホストに,スーパーユーザーでログインす
るかまたは su コマンドでユーザーをスーパーユーザーに変更する。
83
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
3. ローカルホストで Performance Management のプログラムおよびサービスを停止する。
Performance Management のプログラムおよびサービスが起動している場合は,すべて停止してくだ
さい。
4. Performance Management のプログラムの媒体をセットする。
5. 次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installer を起動する。※
/media/cdrecorder/LINUX/SETUP /media/cdrecorder
下線部分は,使用している環境によって異なります。
Hitachi PP Installer が起動され,初期画面が表示されます。
6. 初期画面で「I」を入力する。
インストールできるプログラムの一覧が表示されます。
7. PFM - Agent for Oracle を選択して,「I」を入力する。
選択したプログラムがインストールされます。なお,プログラムを選択するには,カーソルを移動さ
せ,スペースキーで選択します。
8. インストールが正常終了したら,
「Q」を入力する。
Hitachi PP Installer の初期画面に戻ります。
注※
自動マウント機能を解除している環境では,Hitachi PP Installer を起動する前に,/bin/mount コ
マンドを次のように指定して CD-ROM 装置をマウントしてください。
/bin/mount -r -o mode=0544 デバイススペシャルファイル名 /media/cdrecorder
なお,指定するコマンド,および下線部分は,使用する環境によって異なります。
3.1.4 PFM - Agent for Oracle のセットアップ手順
ここでは,PFM - Agent for Oracle を運用するための,セットアップについて説明します。
は使用する環境によって必要になるセットアップ項目,またはデフォルトの設定を変更する
場合のオプションのセットアップ項目を示します。
(1) LANG 環境変数の設定
PFM - Agent for Oracle で使用できる LANG 環境変数を次の表に示します。
なお,これらの LANG 環境変数を設定する前に,設定する言語環境が正しくインストール・構築されてい
ることを確認しておいてください。正しくインストール・構築されていない場合,文字化けが発生したり,
定義データが不当に書き換わってしまったりすることがあります。
注意
共通メッセージログの言語は,サービス起動時やコマンド実行時に設定されている LANG 環境変数に
よって決まります。そのため,日本語や英語など,複数の言語コードの文字列が混在することがあり
ます。
84
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
表 3-2 PFM - Agent for Oracle で使用できる LANG 環境変数
OS
HP-UX
日本語
Shift-JIS コード
• ja_JP.SJIS
• japanese
EUC コード
• ja_JP.eucJP
• japanese.euc
• C
英語(日本語なし)
Solaris
日本語
Shift-JIS コード
• ja_JP.PCK
EUC コード
• ja
• japanese
• C
英語(日本語なし)
AIX
日本語
Shift-JIS コード
• Ja_JP
• Ja_JP.IBM-932
EUC コード
• ja_JP
• ja_JP.IBM-eucJP
• C
英語(日本語なし)
Linux
LANG 環境変数の値
言語種別
日本語
Shift-JIS コード
−
EUC コード
−
UTF-8 コード
• ja_JP.UTF-8
• ja_JP.utf8
英語(日本語なし)
• C
(凡例)
−:該当しない
(2) PFM - Agent for Oracle の登録
PFM - Manager および PFM - Web Console を使って PFM - Agent を一元管理するために,PFM Manager および PFM - Web Console に PFM - Agent for Oracle を登録する必要があります。
PFM - Manager のバージョンが 08-50-02 以降および PFM - Web Console のバージョンが 08-50-01 以降
の場合,PFM - Agent の登録は自動で行われるため,ここで説明する手順は不要です。ただし,PFM Manager のリリースノートに記載されていないデータモデルバージョンの PFM - Agent は手動で登録す
る必要があります。なお,PFM - Agent for Oracle のデータモデルのバージョンについては,「付録 J バージョン互換」を参照してください。
PFM - Agent の登録の流れを次に示します。
85
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
図 3-3 PFM - Agent の登録の流れ
!
注意事項
• PFM - Agent の登録は,インスタンス環境を設定する前に実施してください。
• すでに PFM - Agent for Oracle の情報が登録されている Performance Management システムに,新たに同じ
バージョンの PFM - Agent for Oracle を追加した場合,PFM - Agent の登録は必要ありません。
• バージョンが異なる PFM - Agent for Oracle を,異なるホストにインストールする場合,古いバージョン,
新しいバージョンの順でセットアップしてください。
• PFM - Manager と同じホストに PFM - Agent をインストールした場合,jpcconf agent setup
(jpcagtsetup) コマンドが自動的に実行されます。共通メッセージログに「KAVE05908-I エージェント追
加セットアップは正常に終了しました」と出力されるので,結果を確認してください。コマンドが正しく実
行されていない場合は,コマンドを実行し直してください。コマンドの実行方法については,マニュアル
「JP1/Performance Management リファレンス」のコマンドの章を参照してください。
• PFM - Agent for Oracle の情報を登録する作業では,PFM - Web Console の[レポート階層]画面および[ア
ラーム階層]画面に「Oracle」という名前のディレクトリが作成されます。
[レポート階層]画面で,すでに
独自に「Oracle」という名前のディレクトリまたはファイルを作成していた場合には,名前を変更してから
作業を始めてください。
(a) PFM - Agent for Oracle のセットアップファイルをコピーする
PFM - Agent for Oracle をインストールしたホストにあるセットアップファイルを PFM - Manager およ
86
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
び PFM - Web Console をインストールしたホストにコピーします。手順を次に示します。
1. PFM - Web Console が起動されている場合は,停止する。
2. PFM - Agent のセットアップファイルをバイナリーモードでコピーする。
ファイルが格納されている場所およびファイルをコピーする場所を次の表に示します。
表 3-3 コピーするセットアップファイル
PFM - Agent の
セットアップファイル
コピー先
PFM プログラム名
/opt/jp1pc/setup/
jpcagtow.EXE
PFM - Manager
/opt/jp1pc/setup/
jpcagtou.Z
/opt/jp1pc/setup/
jpcagtow.EXE
/opt/jp1pc/setup/
jpcagtou.Z
PFM - Web
Console
OS
コピー先ディレクトリ
Windows
PFM - Manager のインストー
ル先フォルダ ¥setup¥
UNIX
/opt/jp1pc/setup/
Windows
PFM - Web Console のインス
トール先フォルダ ¥setup¥
UNIX
/opt/jp1pcwebcon/
setup/
(b) PFM - Manager ホストでセットアップコマンドを実行する
PFM - Manager で PFM - Agent for Oracle をセットアップするための次のコマンドを実行します。
jpcconf agent setup -key Oracle (jpcagtsetup agto)
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf agent setup コマンドは非対話形式でも実行
できます。jpcconf agent setup コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
!
注意事項
コマンドを実行するローカルホストの Performance Management のプログラムおよびサービスが完全に停止し
ていない状態で jpcconf agent setup (jpcagtsetup) コマンドを実行した場合,エラーが発生することが
あります。その場合は,Performance Management のプログラムおよびサービスが完全に停止したことを確認
したあと,再度 jpcconf agent setup (jpcagtsetup) コマンドを実行してください。
PFM - Manager ホストにある PFM - Agent のセットアップファイルは,この作業が終了したあと,削除
してもかまいません。
(c) PFM - Web Console ホストでセットアップコマンドを実行する
PFM - Web Console で PFM - Agent for Oracle をセットアップするための次のコマンドを実行します。
jpcwagtsetup
PFM - Web Console ホストにある PFM - Agent のセットアップファイルは,この作業が終了したあと削除
してもかまいません。
87
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
(3) PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle のアカウントの作成
PFM - Agent for Oracle で Oracle Database を監視し,パフォーマンス情報を収集するためには,次のど
ちらかの設定が必要になります。
• PFM - Agent for Oracle から Oracle Database の監視に使用するアカウントを sys アカウントに設定す
る
• 特定のシステム権限を持つ Oracle のアカウントを作成して,そのアカウントを PFM - Agent for Oracle
から Oracle Database の監視に使用するアカウントに設定する
PFM - Agent for Oracle がパフォーマンス情報を収集するために Oracle Database に対して実行する操作
と,操作を実行するために必要な Oracle のアカウントのシステム権限を次の表に示します。
表 3-4 Oracle Database に対して実行する操作と必要なシステム権限
PFM - Agent for Oracle が Oracle Database に
対して実行する操作
• 静的データディクショナリー・ビューの検
索
• 動的パフォーマンス・ビューの検索
• リスナー制御ユーティリティの実行
• 選択した SQL の実行計画の取得
• PFM - Agent for Oracle 独自のストアド
パッケージの実行
操作に必要なシステム権限
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
CREATE SESSION
CREATE TABLE
CREATE PROCEDURE
SELECT ANY DICTIONARY
SELECT ANY TABLE
INSERT ANY TABLE
DELETE ANY TABLE
UPDATE ANY TABLE
CREATE ANY INDEX
ALTER ANY INDEX
UNLIMITED TABLESPACE( この権限は監
視に使用するアカウントのデフォルト表領域
に書き込み可能な割り当て制限が設定されて
いれば不要です )
sys アカウントは,表 3-4 のシステム権限を持ちます。PFM - Agent for Oracle から Oracle Database の
監視に sys アカウントを使用しない場合,表 3-4 のシステム権限を持つ Oracle のアカウントを使用して
ください。
表 3-4 のシステム権限を持つ Oracle のアカウントは,PFM - Agent for Oracle が提供している
mk_user.sql スクリプトを実行して作成できます。
mk_user.sql スクリプトを使用しないで PFM - Agent for Oracle を使用できる Oracle のアカウントを用
意したい場合は,操作に応じた権限を付与してください。操作に応じた権限を付与することにより,
Oracle のアカウントに付与する権限を,必要最小限に限定することができます。なお,ロールとして権限
を付与している場合は,明示的(GRANT " 権限 " ...)に権限を与えてください。各操作で必要となる権限
については,
「付録 I 権限に関する注意事項」を参照してください。
mk_user.sql スクリプトを実行して Oracle のアカウントを作成するために必要な情報を次の表に示しま
す。セットアップの操作を始める前に,次の情報をあらかじめ確認してください。
88
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
表 3-5 Oracle のアカウント作成に必要な情報
項目
説明
Enter username
作成するアカウント名を指定する。
指定できる値は,CREATE USER 文の user パラメー
ターに指定できる値,かつ 30 バイト以内の 7 ビットアス
キーの半角英数文字列。なお,数字で始まり,かつ英字を
含む文字列は指定できない。デフォルト値は PFMAGTO。
注意
PFM - Agent for Oracle のインスタンスが使用するア
カウントに,既存のデータベースアカウントを指定し
た場合,スクリプトの処理がエラーとなる。
必ず,事前にデータベースに存在するアカウント名を
確認し,PFM - Agent for Oracle のインスタンス専用
のアカウントを指定すること。
Enter password
作成するアカウントのパスワードを指定する。
指定できる値は,CREATE USER 文の IDENTIFIED 句
の BY password パラメーターに指定できる値,かつ 30
バイト以内の 7 ビットアスキーの半角英数文字列。なお,
数字で始まり,かつ英字を含む文字列は指定できない。入
力は必須。
Enter default tablespace
作成するアカウントが使用するデフォルト表領域を指定す
る。
指定できる値は,CREATE USER 文の DEFAULT
TABLESPACE 句に指定できる値,かつ 30 バイト以内の
7 ビットアスキーの半角英数文字列。なお,数字で始まり,
かつ英字を含む文字列は指定できない。入力は必須。
注意
デフォルト表領域として SYSTEM 表領域,INDEX
表領域を指定しないこと。
デフォルト表領域には,PFM - Agent for Oracle 用
パッケージを登録しても問題のない表領域を指定する
か,または,PFM - Agent for Oracle 用の表領域を作
成し,デフォルト表領域に指定すること。
Enter default temporary
tablespace
作成するアカウントが使用するデフォルト一時表領域を指
定する。
指定できる値は,CREATE USER 文の TEMPORARY
TABLESPACE 句に指定できる値,かつ 30 バイト以内の
7 ビットアスキーの半角英数文字列。なお,数字で始まり,
かつ英字を含む文字列は指定できない。入力は必須。
注意
デフォルト一時表領域として SYSTEM 表領域,
INDEX 表領域,USERS 表領域を指定しないこと。
デフォルト一時表領域には,デフォルト一時表領域と
して使用しても問題のない表領域を指定するか,また
は,PFM - Agent for Oracle 用の表領域を作成し,デ
フォルト一時表領域に指定すること。
注
• 各項目の入力値は,必ず,30 バイト以内の 7 ビットアスキーの半角英数文字列で指定してくださ
い。31 バイト以上の文字列が入力された場合や 7 ビットアスキー半角英数文字以外の文字を指定し
た場合,スクリプトが予期しない動作をするおそれがあります。
• 各パラメーターの入力値には,「スキーマ・オブジェクトの名称規則」の「非引用識別子」に含まれ
る値を指定してください。「非引用識別子」以外の値を指定した場合,スクリプトが予期しない動作
をするおそれがあります。「スキーマ・オブジェクトの名称規則」および「非引用識別子」について
は Oracle のマニュアルを参照してください。
• mk_user.sql で作成したアカウントの詳細を確認するには,監視対象の Oracle Database の静的
ディクショナリ・ビュー DBA_USERS を参照してください。
89
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
静的ディクショナリ・ビュー DBA_USERS でアカウント「A4O」の表領域を参照する例を示しま
す。次の SQL 文を実行し,実行結果から誤った表領域でアカウントを作成していることがわかっ
た場合は,アカウントを削除し,mk_user.sql で再作成してください。
(例)
UNIX 上の Oracle でアカウント「A4O」の詳細を参照する場合
1. コマンドプロンプトから SQL*Plus に sys アカウントで接続する。
sqlplus sys アカウント /sys アカウントのパスワード [AS SYSDBA]
2. SQL*Plus で次のような SQL 文を実行する。
SQL>select DEFAULT_TABLESPACE,TEMPORARY_TABLESPACE from DBA_USERS where
USERNAME='A4O';
3. 実行結果で表示される,
「DEFAULT_TABLESPACE」列(デフォルト表領域),
「TEMPORARY_TABLESPACE」列(デフォルト一時表領域)などを確認する。
注意
Oracle のバージョンによって,SQL*Plus に sys アカウントで接続する方法が異なります。詳細
については,Oracle のマニュアルを参照してください。
監視対象の Oracle Database に対して,SYSDBA 接続を実施します。
CREATE USER 文の詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
また,Oracle のアカウント作成に必要な表領域などのリソースをあらかじめ用意してから,作業を実施し
てください。
Oracle のアカウント作成は,次の手順で実行します。
1. Oracle の sqlplus コマンドが実行できる環境を設定する。
Oracle の環境設定については,Oracle のマニュアルを参照してください。
2. PFM - Agent for Oracle が提供している mk_user.sql がある,次のディレクトリに移動する。
/opt/jp1pc/agto/agent/sql
3. 監視先の Oracle Database に対して,mk_user.sql スクリプトを実行する。
(例)
sqlplus Oracle のアカウント @ 監視対象のデータベースのネットサービス名 /Oracle のアカウントの
パスワード @mk_user.sql
注意
• sqlplus は,ORACLE Corporation が提供しているコマンドです。
• mk_user.sql スクリプトを実行する Oracle のアカウントには,あらかじめ CREATE USER シス
テム権限,CREATE SESSION システム権限,および GRANT ANY PRIVILEGE システム権限が付
与されている必要があります。
• sys アカウントを使用して mk_user.sql スクリプトを実行する場合,AS SYSDBA オプションを指
定しないとエラーになることがあります。
• 監視対象の Oracle Database に対して,SYSDBA 接続を実施します。
mk_user.sql スクリプトの実行例を示します。
(例)
sqlplus "Oracle のアカウント @ 監視対象のデータベースのネットサービス名 /Oracle のアカウン
トのパスワード [AS SYSDBA]" @mk_user.sql
• mk_user.sql スクリプトを実行すると,スクリプトの処理で実行結果をスプールファイルに出力し
ます。ただし,下記のような場合,スプールファイルの作成に失敗します。
・mk_user.sql スクリプトを実行時に,カレントディレクトリを手順 2 で示すディレクトリに変更
90
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
していない場合
・root 以外のユーザーが SQL*Plus で mk_user.sql スクリプトを実行した場合
4. Oracle のアカウント作成に必要なパラメーターを設定する。
表 3-5 に示した項目を,コマンドの指示に従って入力してください。各項目とも省略はできません。デ
フォルトで表示されている値を,項目の入力とする場合はリターンキーだけを押してください。
すべての入力が終了すると,Oracle のアカウントが作成されます。
注意
• PFM - Agent for Oracle が使用するアカウントを sys 以外に設定した場合,SYS スキーマに属する
オブジェクトへの操作に対する,SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドの値を取得できません。この場合,Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドには「Explain Plan Failed」というメッセージが格納されます。
SYS スキーマのオブジェクトに対する,SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドの値を取得したい場合は,PFM - Agent for Oracle の使用するアカ
ウントに,sys を指定してください。
• SQL を実行したユーザーのスキーマに属するオブジェクトに対して,PFM - Agent for Oracle の使
用するアカウントにアクセスする権限がない場合,またはオブジェクトを参照できない場合,SQL
Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドの値を取得できませ
ん。この場合,Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドには「Explain Plan Failed」という
メッセージが格納されます。Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドの値を取得したい場合
は,このフィールドの対象となる SQL を < 所有者 >.< テーブル名 > で実行してください。
• mk_user.sql スクリプトを実行して作成した Oracle のアカウントには,UPDATE ANY TABLE
システム権限など,ほかのスキーマのオブジェクトを自由に操作する権限が付与されますので,ア
カウントの管理には十分注意してください。
Oracle のアカウントに付与される権限と表領域の割り当て制限を次の表に示します。
表 3-6 mk_user.sql で Oracle のアカウントに付与される権限と表領域の割り当て制限
種別
システム権限
付与される権限 / 割り当て制
限
説明
CREATE SESSION
監視先の Oracle Database に対して,セッションを確立するた
めに必要。
CREATE TABLE
監視先の Oracle Database に対して,Oracle Database を監視
するために必要なテーブル(表 3-13 のテーブルを参照)を登録
するときに必要。
CREATE PROCEDURE
監視先の Oracle Database に対して,Oracle Database を監視
するために必要な監視用のプロシージャ(表 3-13 のパッケージ
を参照)を登録するときに必要。
SELECT ANY DICTIONARY
監視先の Oracle Database に対して,Oracle Database を監視
するために必要な情報(表 3-13 を参照)を登録するとき,およ
び情報収集するために必要。
UNLIMITED TABLESPACE
監視先の Oracle Database に対して,Oracle Database を監視
するために必要な情報(表 3-13 を参照)を登録するときに必
要。
SELECT ANY TABLE
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。
INSERT ANY TABLE
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。
91
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
種別
表領域に対する割り当
て制限
付与される権限 / 割り当て制
限
説明
UPDATE ANY TABLE
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。
DELETE ANY TABLE
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。
CREATE ANY INDEX
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。
ALTER ANY INDEX
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan
(EXPLAIN_PLAN)フィールドを取得するために必要。
デフォルト表領域に対する無
制限の割り当て※
監視先の Oracle Database に対して,
Oracle Database を監視する為に必要な情報(表 3-13 を参照)
を登録する時,および PD_PDSQ レコードの Explain Plan
フィールドを取得するために必要です。
注※
作成されたアカウントには,デフォルト表領域に指定された表領域に対して無制限に書き込みができ
る権限が付与されます。表領域の使用量の割り当てを変更する場合は,アカウントの作成後に,
Oracle の sqlplus コマンドが実行できる環境で ALTER USER 文を発行してください。なお,
ALTER USER 文を実行する Oracle アカウントには,ALTER USER システム権限が必要になりま
す。
使用量の割り当て変更の例を次に示します。
(例)
ALTER USER Oracleのアカウント QUOTA 表領域の使用量の上限値 ON 表領域名;
ALTER USER 文の詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
(4) インスタンス環境の設定
インスタンス環境の設定では,次の項目を実施します。複数のインスタンス環境を設定する場合は,この
手順を繰り返し実施します。
• インスタンス情報の設定
• Oracle Database へのオブジェクト登録
• Oracle Database の設定
それぞれの手順について説明します。
(a) インスタンス情報を設定する
PFM - Agent for Oracle で監視する Oracle のインスタンス情報を設定します。インスタンス情報の設定
は,PFM - Agent ホストで実施します。
設定するインスタンス情報を次の表に示します。セットアップの操作を始める前に,次の情報をあらかじ
め確認してください。Oracle のインスタンス情報の詳細については,Oracle のマニュアルを参照してく
ださい。
92
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
表 3-7 PFM - Agent for Oracle のインスタンス情報
項目
説明
設定できる値
デフォルト値
oracle_sid
監視対象となる Oracle シス
テム識別子(環境変数
ORACLE_SID と同じ値)。
255 バイト以内の半角文
字列。
ただし,次の文字は指定
できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」
「<」
「>」
jpcconf inst setup
(jpcinssetup) コマンドの
-inst オプションで指定した
値
oracle_home ※ 1
Oracle ホームのディレクト
リ(環境変数
ORACLE_HOME と同じ
値)。
255 バイト以内の半角文
字列。
ただし,次の文字は指定
できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」「>」
−
oracle_version ※ 1
Oracle Database のバー
ジョン番号。
• Oracle 10g の場合:10
• Oracle 11g の場合:11
10
Oracle を監視するアカウン
ト。
指定できるアカウント,お
よび必要な権限については,
「(3) PFM - Agent for
Oracle で使用する Oracle
のアカウントの作成」を参
照のこと。
255 バイト以内の半角文
字列。
ただし,次の文字は指定
できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」
「<」
「>」
sys
oracle_passwd ※ 2,※ 3
oracle_user で指定した
アカウントのパスワード。
255 バイト以内の半角文
字列。
ただし,次の文字は指定
できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」
「<」
「>」
−
sqlnet ※ 1,※ 4
次のどちらかの場合に「Y」
を指定。
1. Oracle RAC 構成の場
合。
RAC 構成については
Oracle のマニュアルを
参照のこと。
2. PD_PDIA レコードでリ
スナーの可用性を監視す
る場合。
oracle_user ※ 2
{Y | N}
N
1 の場合に「N」を指定する
と,Oracle でエラーが発生
する場合がある。
net_service_name ※ 1
監視対象のデータベースの
ネットサービス名。
sqlnet に「Y」を指定した
場合に値が有効となる。
監視対象のデータベースの
ネットサービス名について
は,Oracle のマニュアルを
参照のこと。
255 バイト以内の半角文
字列。
ただし,次の文字は指定
できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」「>」
インスタンス名
(oracle_sid の値)
93
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
項目
listener_home ※ 1,
listener_name
log_path ※ 5
説明
設定できる値
監視したいリスナーがある
Oracle コンポーネントの環
境変数 ORACLE_HOME の
値。
255 バイト以内の半角文
字列。
ただし,次の文字は指定
できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」
「>」
PDLS レコードで監視する
リスナー名を指定する。
PDLS レコードでリスナー
を監視しない場合は,デ
フォルトのリスナー名
「LISTENER」を指定する。
255 バイト以内の半角文
字列。
ただし,次の文字は指定
できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」
「>」
エージェントログの出力先
ディレクトリ(絶対パス)
。
245 バイト以内の半角文
字列。
ただし,次の文字は指定
できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」
「>」
デフォルト値
oracle_home に指定した値
デフォルトのリスナー名
「LISTENER」
/opt/jp1pc/agto/agent/
インスタンス名 /log
注意
• デフォルト以外の
値を設定する場
合,インストール
先ディレクトリ配
下となるパスは指
定できない。
• ほかのインスタン
ス出力先として指
定している値は指
定できない。
log_size ※ 5
エージェントログの 1 ファ
イルの最大サイズ。※ 6
timeout ※ 5,※ 7
sql_option ※ 5,※ 8
クエリー時の Oracle アクセ
スのタイムアウト時間。
「Y」を指定した場合,
PI_PIDB,PD_PDTS レ
コードで,次の項目※ 8 の
情報収集を行わず,0 また
は numeric_10 で指定した
値を設定する。
94
1 ∼ 32(単位:メガバイ
ト)。
ただし,推奨は 16 以上。
16
0,10 ∼ 3,600(単位:
秒)。
0 を指定した場合はタイ
ムアウト監視を行わな
い。1 ∼ 9 を指定した場
合は,実行時,10 に変更
する。
タイムアウトについて
は,「3.4.3 レコード収
集での Oracle アクセス
のキャンセル機能」を参
照のこと。
0
{Y | N}
N
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
項目
numeric_10 ※ 9
startup_always
Store Version ※ 11
localtemp_option ※ 12
nls_lang ※ 13
undospace_option ※ 14
説明
sql_option が「Y」の場
合,情報収集しない項目に
設定する値を指定する。
sql_option が「N」の場
合,指定を無視する。
設定できる値
0 ∼ 99999。
ただし,設定するフィー
ルドのデータ型の最大値
(short の場合 32767,
ushort の場合 65535)を
超える値を指定した場
合,データ型の最大値が
設定される。※ 10
{Y | N}
PFM - Agent for Oracle 起
動時に監視対象の Oracle が
起動処理中であった場合な
どに,PFM - Agent for
Oracle が Oracle 接続エ
ラーで停止することがある。
「Y」を指定した場合,接続
エラーが発生しても起動処
理を継続する。
「N」を指定
した場合,この動作を有効
にしない。
使用する Store バージョン
を指定する。Store バー
ジョンについては「3.4.4 Store バージョン 2.0 への移
行」を参照のこと。
{1.0 | 2.0}
{Y | N}
PD_PDDB,PI_PIDB,
PD_PDDF,PI_PIDF,
PD_PDTF,PD_PDTS,
PD_PCTS レコードのロー
カル管理一時表領域の空き
容量の情報の表示を切り替
えるオプション。
「Y」を指定した場合,使用
されていないサイズを表示
する。「N」を指定した場合,
未割り当てのサイズを表示
する。
PFM - Agent for Oracle が
Oracle Database との通信
で使用する文字コード形式
を指定するオプション。
Linux の場合だけ指定でき
ます。
文字コードセット
OS の LANG および
Oracle Database の
NLS_CHARACLTER_S
ET が UTF-8 の場合
AMERICAN_AMER
ICA.AL32UTF8
その他の場合
AMERICAN_AMER
ICA.US7ASCII
{Y | N}
PD_PDDB,PI_PIDB,
PD_PDDF,PI_PIDF,
PD_PDTS,PD_PCTS レ
コードの UNDO 表領域の空
き容量の表示を切り替える
オプション。
「N」を指定した場合,未割
り当てのサイズを表示する。
「Y」を指定した場合,使用
されていないサイズを表示
する。
デフォルト値
0
N
2.0
N
AMERICAN_AMERICA.US7
ASCII
N
95
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
( 凡例 )
−:なし
注※ 1
Solaris,AIX,または Linux (x64) を使用して,Oracle Database 11gR2 を監視する場合,Oracle
Client 32-bit のインストールと環境設定が必要です。また,jpcconf inst setup
(jpcinssetup) コマンドを実行する際,各項目について次のように設定してください。
•「oracle_home」
Oracle Client 32-bit の Oracle ホームを設定してください。
•「oracle_version」
Oracle Client 32-bit のバージョン番号を指定してください。
•「sqlnet」
「Y」を指定してください。
•「net_service_name」
Oracle Client 32-bit で設定したネットサービス名を指定してください。
•「listener_home」
監視する Oracle Database の Oracle ホームを指定してください。
Oracle Client 32-bit で設定するネットサービス名には,監視する Oracle Database に接続するネット
サービス名を指定してください。
Oracle Client 32-bit のインストールと環境構築が完了していない状態で,インスタンス情報の
「oracle_home」に,Oracle Database または Oracle Client 64-bit の ORACLE_HOME を指定し
て,PFM - Agent for Oracle を起動すると,KAVF12011-E および KAVF12021-E のメッセージが表
示されます。
注※ 2
PFM - Agent for Oracle は,Oracle のパスワード認証で動作します。
注※ 3
oracle_passwd にパスワードの有効期限が設定されている場合,有効期限に達すると Oracle との
接続エラーが起こり,パフォーマンス情報を収集できません。Oracle との接続エラーを起こさせない
ようにするために,パスワードの有効期限が切れる前に,次のどちらかを設定してください。
• パスワードの有効期限を解除します。
• パスワードの更新後,jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを実行し,
oracle_passwd を更新します。
なお,mk_user.sql で作成した Oracle のアカウントには,Oracle が提供している DEFAULT のプ
ロファイルが適用されます。
注※ 4
Oracle ネットワークサービスを使用するかどうかを指定します。
•「Y」を指定した場合
Oracle ネットワークサービスで構成されたリスナーを通じて,Oracle に接続します。
この場合,Oracle 側のネットワークサービス定義(tnsnames.ora,listener.ora など)を設定して
いる必要があります。
Oracle RAC 構成の Oracle インスタンスを監視する場合は,各ノードの Oracle インスタンスを監
視するように設定してください。設定方法については,Oracle のマニュアルを参照してください。
また,sqlnet が「Y」の場合の tnsnames.ora ファイルは,次のディレクトリに格納してくださ
い。次のディレクトリ以外に tnsnames.ora ファイルを格納したときは,PFM - Agent for Oracle が
96
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
Oracle 接続エラーとなります。
oracle_home で指定したディレクトリ /network/admin
• 「N」を指定した場合
Oracle ネットワークサービスを使用しないで,ローカル・データベースに接続します。
注※ 5
PFM - Agent for Oracle 08-00 より前のバージョンからバージョンアップする場合,デフォルト値が
設定されます。
注※ 6
エージェントログは,1 インスタンスにつき最大 4 ファイルが採取されます。log_size の値は,次の
条件を満たすことを確認して指定してください(log_path がデフォルトの場合を含む)
。
log_pathに指定したディスクの空き容量(メガバイト) > log_sizeの値×4
ハードディスクに十分な空き容量がない場合,エージェントログが出力エラーとなります。エージェ
ントログについては「8.3 ログ情報」を参照してください。
注※ 7
タイムアウト値は,高負荷時(ピーク時)に収集するレコードの収集時間に応じて設定してください。
注※ 8
PFM - Agent for Oracle では Oracle の各セグメント関連の情報を取得するため,Oracle の静的ディ
クショナリー・ビュー DBA_SEGMENTS の検索をします。Oracle で大量のセグメント(数十万件以
上のセグメント)が存在する場合,情報収集で非常に時間が掛かるときがあります。そのため,大量
のセグメントが存在し,次の表に示す情報の収集が不要な場合,sql_option を「Y」と設定して運
用してください。
表 3-8 レコード名と numeric_10 で指定した値(インスタンス情報の設定)
PFM - View 名
レコード名
PD_PDTS
PI_PIDB
numeric_10 で指定した値
Segments
有効
Extents
有効
DB Files %
有効
Log Files %
有効
NextAlloc Fails
有効
Tablespaces
有効
Rollback Segments
有効
Rollback Segments Trans
有効
Blocks
有効
Segments
有効
Extents
有効
Free Mbytes
有効
Overextended
有効
High Max Extent
有効
Datafiles
有効
Mbytes
有効
97
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
PFM - View 名
レコード名
numeric_10 で指定した値
Free Extents
有効
Free%
有効
Free Change
有効
Write%
有効
Write/sec
有効
Redo Files
有効
Links
有効
Links Logged On
有効
Links In Tran
有効
Links Open Cursors
有効
Used Change
有効
Used Mbytes
有効
Rollback Segments Hit%
有効
Sort Segments
有効
Sorting Users
有効
Physical Blocks Read
デルタ項目のため,常に 0 設定。
Physical Blocks Written
デルタ項目のため,常に 0 設定。
Physical Reads
デルタ項目のため,常に 0 設定。
Physical Writes
デルタ項目のため,常に 0 設定。
注※ 9
PFM - Web Console などで表示した場合に,注※ 8 の各フィールドに設定される値が Oracle
Database からの収集値なのか,または固定値なのかを判別するために指定する項目です。
注※ 10
各レコードのフィールドの形式が,「float」または「double」型の場合,データは浮動小数点数とな
るため,指定値によってまるめられる場合があります。
(例)
numeric_10 の指定を 32767 と指定した場合,32760 と表示される場合があります。
注※ 11
Store Version は新規にインスタンス環境を設定するときだけ指定できる項目です。インスタンス
環境を更新するときは指定できません。
注※ 12
localtemp_option に「N」を指定した場合,ローカル管理一時表領域の空き容量やエクステントに
関する情報は,動的パフォーマンスビューの v$temp_space_header を使用して取得されます。取得
する情報の空き容量は,未割り当てのサイズとなります。一度割り当てられたサイズは,一時表領域
の再構築や再作成などをするまで解放されないため,解放されるまで空き容量は増加しません。
localtemp_option に「Y」を指定した場合,ローカル管理一時表領域の空き容量やエクステントに
関する情報は,動的パフォーマンスビューの v$temp_extent_pool を使用して取得されます。取得す
る情報の空き容量は,収集時に使用していた領域のサイズから未使用サイズを算出します。動的パ
フォーマンスビューの v$temp_extent_pool を検索した場合,Oracle のインスタンスが休止状態とな
98
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
ります。Oracle Database の性能に影響することがありますので,十分に検討してから指定してくだ
さい。詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
注※ 13
PFM - Agent for Oracle が扱うデータと環境変数,インスタンス情報との関係図を以下に示します。
図 3-4 データと設定値との関係
PFM - Agent for Oracle では Linux 環境の場合,7 ビットアスキーに加え UTF-8 形式のパフォーマン
スデータを収集できます。UTF-8 形式のパフォーマンスデータを収集するためには,OS, Oracle,
PFM - Agent for Oracle の言語設定を UTF-8 に統一する必要があります。
UTF-8 形式のパフォーマンスデータを収集するための言語設定の組み合わせは次の通りです。
表 3-9 UTF-8 形式のパフォーマンスデータを収集するための言語設定の組み合わせ
OS 言語
(Linux)
UTF-8
監視対象 Oracle の NLS_CHARACTERSET
( データベースキャラクタセット )
AL32UTF8
nls_lang インスタンス情報 ( 本項目 )
AMERICAN_AMERICA.AL32UTF8
99
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
上記以外の組み合わせの場合,パフォーマンスデータは 7 ビットアスキーの範囲で収集するため,文
字化けが発生することがあります。
UTF-8 を使用する場合の LANG 設定は「3.1.4(1) LANG 環境変数の設定」を参照ください。
nls_lang インスタンス情報に不正な文字コードセットを指定した場合,errcode が 12705 のメッセー
ジ「KAVF12302-W」を出力し,Oracle との接続に失敗します。
また,次の場合にパフォーマンスデータの文字化けが発生します。
1. Oracle のカラム長を超えることによる文字化け
Oracle にカラム長を超えるデータを格納する場合,最終文字で文字化けが発生することがありま
す。Oracle で文字化けが発生するデータを PFM - Agent for Oracle で収集すると,パフォーマン
スデータの最終文字で文字化けが発生します。
2. PFM - Agent for Oracle のフィールドサイズを超えることによる文字化け
PFM - Agent for Oracle では Oracle からレコードのフィールドサイズ分のパフォーマンスデータ
を取得します。そのため Oracle がフィールドサイズを超えるデータを保持している場合,パ
フォーマンスデータの最終文字で文字化けが発生することがあります。対象となるフィールドは次
の通りです。
表 3-10 対象となるフィールド
レコード名
フィールド名
フィールドサイズ
( 単位:byte)
Database Object Cache(PD_PDDO)
Object Name
100
Errorlog Detail(PD_PDEL)
Message
512
Parameter Values(PD_PDP)
Value
512
SQL Text(PD_PDSQ)
Explain Plan
30,000
SQL Text
30,000
SQL Text - Performance Based(PD_PDES)
SQL Text
10,000
Table Access(PD_PDTA)
Object
100
注※ 14
undospace_option に「N」を指定した場合,UNDO 表領域の空き容量は,未割り当てのサイズを
収集します。UNDO 表領域の内,リテンション期間が過ぎて使用可能になった領域は解放されるまで
の間,割り当て済みの領域として扱います。
undospace_option に「Y」を指定した場合,UNDO 表領域の空き容量は,未使用サイズを収集し
ます。UNDO 表領域の内,リテンション期間が過ぎて使用可能になった領域は未使用サイズに含みま
す。
undospace_option により値が変わるフィールドは次の通りです。
表 3-11 undospace_option により値が変わるフィールド
レコード名
Data File(PD_PDDF)
フィールド名
Free %
Free Mbytes
Used Mbytes
Data File Interval
Free %
(PI_PIDF)
Free Change
Free Mbytes
Used Change
100
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
レコード名
フィールド名
Used Mbytes
Database(PD_PDDB)
Free %
Free Mbytes
Used Mbytes
Database Interval
Free %
(PI_PIDB)
Free Change
Free Mbytes
Used Change
Used Mbytes
Tablespace(PD_PDTS)
Free %
Free Mbytes
Used Mbytes
Collection Tablespace 2
(PD_PCTS)
Free Mbytes
注意
• インスタンス環境を設定していない場合,PFM - Agent for Oracle のサービスを起動できません。
• jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを使用してインスタンス環境を構築する際,
Oracle 上に存在しないインスタンス名を指定した場合でもコマンドは正常に終了します。しかし,
その後レコードの収集を開始すると,共通メッセージログに「KAVF12401-W」のメッセージが出
力され,監視対象の Oracle に接続できません。この場合,正しいインスタンス名を確認の上,再度
jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを実行してください。
インスタンス環境を構築するには,jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを使用します。イ
ンスタンス環境の構築手順を次に示します。
1. サービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを
実行する。
例えば,PFM - Agent for Oracle のインスタンス名 SDC のインスタンス環境を構築する場合,次のよ
うに指定してコマンドを実行します。
jpcconf inst setup -key Oracle -inst SDC (jpcinssetup agto -inst SDC)
なお,インスタンス名に「sql」という名称は使用できません。
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf inst setup コマンドは非対話形式でも実
行できます。jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/
Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
2. Oracle のインスタンス情報を設定する。
表 3-7 に示した項目を,コマンドの指示に従って入力してください。各項目とも省略はできません。デ
フォルトで表示されている値を,項目の入力とする場合はリターンキーだけを押してください。
すべての入力が終了すると,インスタンス環境が構築されます。構築時に入力したインスタンス情報を変
更したい場合は,再度 jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを実行し,インスタンス環境を
更新してください。インスタンス環境の更新については,
「3.4.2 インスタンス環境の更新の設定」を参
照してください。
101
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
構築されるインスタンス環境を次に示します。
● インスタンス環境のディレクトリ構成
次のディレクトリ下にインスタンス環境が構築されます。
物理ホストの場合:/opt/jp1pc/agto
論理ホストの場合:環境ディレクトリ※ /jp1pc/agto
注※
環境ディレクトリとは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のディレクトリです。
構築されるインスタンス環境のディレクトリ構成を次に示します。
表 3-12 インスタンス環境のディレクトリ構成
ディレクトリ名・ファイル名
インスタンス名
agent
インスタンス名
store
説明
jpcagt.ini
Agent Collector サービス起動情報ファイル
jpcagt.ini.model ※
Agent Collector サービス起動情報ファイルのモデル
ファイル
log
ログファイル格納ディレクトリ
jpcsto.ini
Agent Store サービス起動情報ファイル
jpcsto.ini.model ※
Agent Store サービス起動情報ファイルのモデルファ
イル
*.DAT
データモデル定義ファイル
dump
エクスポート先ディレクトリ
import
標準のデータベースインポート先ディレクトリ
(Store バージョン 2.0 の場合)
backup
バックアップ先ディレクトリ
log
ログファイル格納ディレクトリ
partial
標準のデータベース部分バックアップ先ディレクトリ
(Store バージョン 2.0 の場合)
STPD
PD レコードタイプのパフォーマンスデータ格納先
ディレクトリ(Store バージョン 2.0 の場合)
STPI
PI レコードタイプのパフォーマンスデータ格納先
ディレクトリ(Store バージョン 2.0 の場合)
注※
インスタンス環境を構築した時点の設定値に戻したいときに使用します。
● インスタンス環境のサービス ID
インスタンス環境のサービス ID は次のようになります。
• Agent Collector サービスの場合:OA インスタンス番号インスタンス名 [ ホスト名 ]
• Agent Store サービスの場合:OS インスタンス番号インスタンス名 [ ホスト名 ]
PFM - Agent for Oracle の場合,インスタンス名には jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマン
ドで指定したインスタンス名が表示されます。
例えば,ホスト名が「host1」で,インスタンス名に「SDC」を指定した場合,サービス ID は次のよ
うになります。
• Agent Collector サービスの場合:OA1SDC [host1]
• Agent Store サービスの場合:OS1SDC [host1]
102
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
サービス ID については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,付録に
記載されている命名規則を参照してください。
(b) Oracle Database へオブジェクトを登録する
PFM - Agent for Oracle で Oracle Database を監視するためには,監視先の Oracle Database に対して,
PFM - Agent for Oracle が提供するオブジェクトを登録する必要があります。ここでは,PFM - Agent for
Oracle が提供している SQL スクリプトを次の手順で実行します。なお,この手順は,Oracle Database
のインスタンスを監視するアカウントごとに,1 回だけ必要です。
1. Oracle の sqlplus コマンドが実行できる環境を設定する。
Oracle の環境設定については,Oracle のマニュアルを参照してください。
2. PFM - Agent for Oracle が提供している sp_inst.sql がある,次のディレクトリに移動する。
/opt/jp1pc/agto/agent/sql
3. 監視先の Oracle Database に対して,sp_inst.sql スクリプトを実行する。
sp_inst.sql スクリプトによって,PFM - Agent for Oracle が Oracle を監視する時に必要なオブ
ジェクト(監視用のプロシージャや作業用のテーブル)を Oracle に登録します。
なお,同じディレクトリに sp_inst_seg2.sql スクリプトがありますが,こちらのスクリプトは使
用しないでください。
(例)
sqlplus Oracle のアカウント @ 監視対象のデータベースのネットサービス名 /Oracle のアカウントの
パスワード @sp_inst.sql
• sqlplus は,ORACLE Corporation が提供しているコマンドです。
• Oracle のアカウントには,oracle_user の値を指定してください。ここで実行した Oracle のアカ
ウントでデータベースにオブジェクトが作成されます。また,アンセットアップの際には,同じ
Oracle のアカウントで実行する必要があります。
• Oracle のアカウントに SYS ユーザを使用する場合,AS SYSDBA オプションを指定しないで,
sp_inst.sql スクリプトを実行するとエラーになる場合があります。その場合は,AS SYSDBA オプ
ションを指定して実行してください。
このコマンドの実行で,次の表に示すテーブルおよびパッケージが作成されます。
表 3-13 作成されるテーブルおよびパッケージ
テーブル
LSC_13_PLAN_TABLE ※
パッケージ
LSC_13_PDAS,LSC_13_PICS,LSC_13_73_PDDB,LSC_13_PDDB2,
LSC_13_PDI,LSC_13_717273_PDMT,LSC_13_PDS3,LSC_13_73_PIDB,
LSC_13_PIDB2,LSC_13_PIDB3
注※
5 メガバイト以上の表領域を確保しておく必要があります。LSC_13_PLAN_TABLE は,SQL TEXT
(PD_PDSQ)レコードを収集した場合に使用されます。
(c) Oracle Database を設定する
PFM - Agent for Oracle が提供するレコードで,次の表に示すパフォーマンスデータを収集するためには,
Oracle Database の初期化パラメーター「TIMED_STATISTICS」の値を「TRUE」に変更する必要があり
ます。
103
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
表 3-14 TIMED_STATISTICS=TRUE を設定しないと収集できない項目
レコード
フィールド
備考
Block Contention Interval
(PI_PIBC)
−
レコード全体
Block Contention Statistics
(PD_PDBC)
−
レコード全体
Data File Interval(PI_PIDF)
Write Time(WRITE_TIME)
−
Session Detail(PD_PDS)
Avg Wait(AVERAGE_WAIT)
−
Avg Wait String
(AVERAGE_WAIT_STRING)
−
Time Waited(TIME_WAITED)
Time Waited String
(TIME_WAITED_STRING)
Session Event(PD_PDEV)
−
Avg Wait(AVERAGE_WAIT)
−
Avg Wait String
(AVERAGE_WAIT_STRING)
−
Time Waited(TIME_WAITED)
Time Waited String
(TIME_WAITED_STRING)
Session Event Interval(PI_PIEV)
−
−
−
Avg Wait(AVERAGE_WAIT)
−
Avg Wait String
(AVERAGE_WAIT_STRING)
−
Time Waited(TIME_WAITED)
Time Waited String
(TIME_WAITED_STRING)
−
−
Session Stat Summary Interval
(PI_PIS2)
Statement CPU(STATEMENT_CPU)
−
Session Statistics Summary
(PD_PDS2)
Statement CPU(STATEMENT_CPU)
−
System Stat Summary(PD)
Session CPU Usage
(SESSION_CPU_USAGE)
−
System Stat Summary Interval(PI)
Session CPU Usage
(SESSION_CPU_USAGE)
−
Wait Time(WAIT_TIME)
−
Wait Time String(WAIT_TIME_STRING)
−
Avg Wait(AVERAGE_WAIT)
−
Time Waited(TIME_WAITED)
−
Avg Wait(AVERAGE_WAIT)
−
Time Waited(TIME_WAITED)
−
Session Wait(PD_PDWA)
System Event(PD_PDSE)
System Event Interval(PI_PISE)
(凡例)
−:該当しない
注意
• 初期化パラメーターファイルを変更した場合は,データベースインスタンスの再起動が必要です。
• Oracle9i からは,Oracle パラメーター情報を格納するためにサーバ・パラメーターファイルがサ
104
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
ポートされました。サーバ・パラメーターファイルの値を変更した場合,初期化パラメーターファ
イルによる変更よりも優先されることがあります。
• 初期化パラメーターの TIMED_STATISTICS を TRUE に設定すると,時間の統計に関するオーバー
ヘッドが発生し,Oracle Database の性能に影響することがありますので,十分に検討してから設
定してください。詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
(5) ネットワークの設定
Performance Management を使用するネットワーク構成に応じて,変更する場合に必要な設定です。
ネットワークの設定には次の 2 つの項目があります。
● IP アドレスを設定する
Performance Management を複数の LAN に接続されたネットワークで使用するときに設定します。複
数の IP アドレスを設定するには,jpchosts ファイルにホスト名と IP アドレスを定義します。設定し
た jpchosts ファイルは Performance Management システム全体で統一させてください。
詳細についてはマニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールと
セットアップについて説明している章を参照してください。
● ポート番号を設定する
Performance Management が使用するポート番号を設定できます。運用での混乱を避けるため,ポー
ト番号とサービス名は,Performance Management システム全体で統一させてください。
ポート番号の設定の詳細についてはマニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」
の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
(6) ログのファイルサイズ変更
Performance Management の稼働状況を,Performance Management 独自のログファイルに出力します。
このログファイルを「共通メッセージログ」と呼びます。共通メッセージログは,デフォルトで 2,048 キ
ロバイトのファイルが 2 ファイル使用されます。このファイルサイズを変更したい場合に,必要な設定で
す。
詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールと
セットアップについて説明している章を参照してください。
(7) パフォーマンスデータの格納先の変更
PFM - Agent for Oracle で管理されるパフォーマンスデータを格納するデータベースの保存先,バック
アップ先またはエクスポート先のディレクトリを変更したい場合に,必要な設定です。
パフォーマンスデータは,デフォルトで,次の場所に保存されます。
• 保存先:/opt/jp1pc/agto/store/ インスタンス名 /
• バックアップ先:/opt/jp1pc/agto/store/ インスタンス名 /backup/
• 部分バックアップ先※:/opt/jp1pc/agto/store/ インスタンス名 /partial
• エクスポート先:/opt/jp1pc/agto/store/ インスタンス名 /dump/
• インポート先※:/opt/jp1pc/agto/store/ インスタンス名 /import
注意
論理ホストで運用する場合のデフォルトの保存先については,
「/opt/jp1pc」を「環境ディレクトリ
/jp1pc」に読み替えてください。
105
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
注※
Store バージョン 2.0 使用時だけ設定できます。
詳細については,
「3.4.1 パフォーマンスデータの格納先の変更」を参照してください。
(8) PFM - Agent for Oracle の接続先 PFM - Manager の設定
PFM - Agent がインストールされているホストで,その PFM - Agent を管理する PFM - Manager を設定
します。接続先の PFM - Manager を設定するには,jpcconf mgrhost define (jpcnshostname)
コマンドを使用します。
!
注意事項
• 同一ホスト上に,複数の PFM - Agent がインストールされている場合でも,接続先に指定できる PFM Manager は,1 つだけです。PFM - Agent ごとに異なる PFM - Manager を接続先に設定することはできま
せん。
• PFM - Agent と PFM - Manager が同じホストにインストールされている場合,接続先 PFM - Manager は
ローカルホストの PFM - Manager となります。この場合,接続先の PFM - Manager をほかの PFM Manager に変更できません。
手順を次に示します。
1. Performance Management のプログラムおよびサービスを停止する。
セットアップを実施する前に,ローカルホストで Performance Management のプログラムおよびサー
ビスが起動されている場合は,すべて停止してください。サービスの停止方法については,マニュアル
「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Management の起動と停止について
説明している章を参照してください。
jpcconf mgrhost define (jpcnshostname) コマンド実行時に,Performance Management のプ
ログラムおよびサービスが起動されている場合は,停止を問い合わせるメッセージが表示されます。
2. 接続先の PFM - Manager ホストのホスト名を指定して,jpcconf mgrhost define
(jpcnshostname) コマンドを実行する。
例えば,接続先の PFM - Manager がホスト host01 上にある場合,次のように指定します。
jpcconf mgrhost define -host host01 (jpcnshostname -s host01)
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf mgrhost define コマンドは非対話形式でも
実行できます。jpcconf mgrhost define コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
(9) 動作ログ出力の設定
アラーム発生時に動作ログを出力したい場合に必要な設定です。動作ログとは,システム負荷などのしき
い値オーバーに関するアラーム機能と連動して出力される履歴情報です。
設定方法については,
「付録 K 動作ログの出力」を参照してください。
106
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
3.2 アンインストールとアンセットアップ
ここでは,PFM - Agent for Oracle をアンインストールおよびアンセットアップする手順を示します。
3.2.1 アンインストールとアンセットアップの前に
ここでは,PFM - Agent for Oracle をアンインストールおよびアンセットアップするときの注意事項を次
に示します。
(1) アンインストールに必要な OS ユーザー権限に関する注意事項
PFM - Agent をアンインストールするときは,必ず,スーパーユーザー権限を持つアカウントで実行して
ください。
(2) ネットワークに関する注意事項
Performance Management プログラムをアンインストールしても,services ファイルに定義されたポー
ト番号は削除されません。
(3) プログラムに関する注意事項
• Performance Management のプログラムおよびサービスや,Performance Management のファイルを
参照するような他プログラムを起動したままアンインストールした場合,ファイルやディレクトリが残
ることがあります。この場合は,手動でインストール先ディレクトリ以下をすべて削除してください。
• PFM - Base と PFM - Agent がインストールされているホストの場合,PFM - Base のアンインストー
ルは PFM - Agent をアンインストールしないと実行できません。この場合,PFM - Agent,PFM Base の順にアンインストールしてください。また,PFM - Manager と PFM - Agent がインストールさ
れているホストの場合も同様に,PFM - Manager のアンインストールは PFM - Agent をアンインス
トールしないと実行できません。この場合,PFM - Agent,PFM - Manager の順にアンインストールし
てください。
(4) サービスに関する注意事項
PFM - Agent をアンインストールしただけでは,jpctool service list (jpcctrl list) コマンド
で表示できるサービスの情報は削除されません。この場合,jpctool service delete (jpcctrl
delete) コマンドを使用してサービスの情報を削除してください。サービス情報の削除方法については,
マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップの章の
サービスの削除について説明している個所を参照してください。
PFM - Web Console ホストにサービス情報の削除を反映するためには,jpctool service sync コマン
ドを実行して,PFM - Manager ホストと PFM - Web Console ホストのエージェント情報を同期する必要
があります。
(5) その他の注意事項
• アンインストールを実行する前に jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドまたは PFM Web Console で,エージェントログの出力先ディレクトリを確認してください。エージェントログの出
力先をデフォルト値(/opt/jp1pc/agto/agent/agto/ インスタンス名 /log)以外に設定している
場合,アンインストールしてもエージェントログファイルは削除されません。この場合,アンインス
トール実行後にエージェントログファイルを手動で削除する必要があります。
• PFM - Web Console がインストールされているホストから,Performance Management プログラムを
アンインストールする場合は,Web ブラウザの画面をすべて閉じてからアンインストールしてくださ
107
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
い。
3.2.2 アンセットアップ手順
ここでは,PFM - Agent for Oracle をアンセットアップする手順を説明します。
(1) インスタンス環境のアンセットアップ
PFM - Agent for Oracle のアンセットアップでは,次の項目を実施します。複数のインスタンス環境をア
ンセットアップする場合は,この手順を繰り返し実施します。
• インスタンス環境の削除
• Oracle Database へ登録したオブジェクトの削除
それぞれの手順について説明します。
(a) インスタンス環境を削除する
インスタンス名を確認し,インスタンス環境を削除します。インスタンス環境の削除は,PFM - Agent ホ
ストで実施します。
インスタンス名を確認するには,jpcconf inst list (jpcinslist) コマンドを使用します。また,
構築したインスタンス環境を削除するには,jpcconf inst unsetup (jpcinsunsetup) コマンドを
使用します。
インスタンス環境を削除する手順を次に示します。
1. インスタンス名を確認する。
PFM - Agent for Oracle を示すサービスキーを指定して,jpcconf inst list (jpcinslist) コマ
ンドを実行します。
jpcconf inst list -key Oracle (jpcinslist agto)
設定されているインスタンス名が SDC の場合,SDC と表示されます。
2. インスタンス環境の PFM - Agent のサービスが起動されている場合は,停止する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,
Performance Management の起動と停止について説明している章を参照してください。
3. インスタンス環境を削除する。
PFM - Agent for Oracle を示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,jpcconf inst
unsetup (jpcinsunsetup) コマンドを実行します。
設定されているインスタンス名が SDC の場合,次のように指定します。
jpcconf inst unsetup -key Oracle -inst SDC (jpcinsunsetup agto -inst SDC)
jpcconf inst unsetup (jpcinsunsetup) コマンドが正常終了すると,インスタンス環境として
構築されたディレクトリ,およびサービス ID が削除されます。
注意
インスタンス環境をアンセットアップしても,jpctool service list (jpcctrl list) コマン
ドで表示できるサービスの情報は削除されません。この場合,jpctool service delete
(jpcctrl delete) コマンドを使用してサービスの情報を削除してください。
PFM - Web Console ホストにインスタンス環境の削除を反映するためには,jpctool service
108
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
sync コマンドを実行して,PFM - Manager ホストと PFM - Web Console ホストのエージェント情報
を同期する必要があります。
また,コマンド実行後に PFM - Manager を再起動してください。次に指定例を示します。
• インスタンス名:SDC
• ホスト名:host03
• Agent Collector サービスのサービス ID:OA1SDC[host03]
• Agent Store サービスのサービス ID:OS1SDC[host03]
jpctool service delete -id O?1SDC[host03] -host host03 (jpcctrl delete
O?1SDC[host03] host=host03)
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて
説明している章を参照してください。
(b) Oracle Database へ登録したオブジェクトを削除する
監視先の Oracle Database に作成したテーブルおよびパッケージの削除方法を説明します。この操作は,
Oracle Database にオブジェクトを登録したときと同じ Oracle アカウントで実行してください。なお,こ
の手順は,Oracle Database のインスタンスを監視するアカウントごとに,1 回だけ必要です。
注意
Oracle Database にオブジェクトが登録されていない状態で次に示す手順を実行すると,
sp_drop.sql スクリプトの実行時に Oracle のエラーメッセージが表示されます。
1. Oracle の sqlplus コマンドが実行できる環境を設定する。
Oracle の環境設定については,Oracle のマニュアルを参照してください。
2. PFM - Agent for Oracle が提供している sp_drop.sql スクリプトがある,次のディレクトリに移動す
る。
/opt/jp1pc/agto/agent/sql
3. 監視先の Oracle Database に対して,sp_drop.sql スクリプトを実行する。
PFM - Agent for Oracle が Oracle を監視する時に必要なオブジェクト(監視用のプロシージャや作業
用のテーブル)を Oracle から削除します。
(例)
sqlplus Oracle のアカウント @ 監視対象のデータベースのネットサービス名 /Oracle のアカウントの
パスワード @sp_drop.sql
• sqlplus は,ORACLE Corporation が提供しているコマンドです。
• Oracle のアカウントは,データベースにオブジェクトを登録したときと同じアカウントを指定して
ください。
Oracle 10g 以降の場合,DBA_RECYCLEBIN に LSC_13_PLAN_TABLE が格納され,完全に削除さ
れません。
LSC_13_PLAN_TABLE を完全に削除するには,PURGE TABLE LSC_13_PLAN_TABLE; コマンドを
実行してください。
4. Oracle の初期化パラメーターを元に戻す。
PFM - Agent for Oracle のレコード収集のために,Oracle の初期化パラメーター
「TIMED_STATISTICS」の値を変更している場合は,必要に応じて元に戻してください。
109
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
(2) PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle のアカウントの削除
PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle のアカウントは,Oracle Database を監視するために,ほかの
スキーマのオブジェクトを自由に変更する権限を保持しています。このため,使用しなくなった Oracle の
アカウントは,削除する必要があります。また,Oracle のアカウントを削除したことによって,そのアカ
ウントが使用していた表領域が必要なくなった場合,その表領域を削除してください。
(a) Oracle のアカウントを削除する
Oracle のアカウントを削除するには,Oracle の sqlplus コマンドが実行できる環境で DROP USER 文を
発行します。ただし,DROP USER 文を発行する Oracle のアカウントには,DROP USER システム権限が
必要です。
Oracle のアカウントを削除する手順を次に示します。
1. DROP USER 文を発行する。
(例)
DROP USER Oracleのアカウント CASCADE;
このとき,CASCADE オプションを指定すると,アカウントの所持するオブジェクトも同時に削除でき
ます。
DROP USER 文の詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
(b) Oracle のアカウントが使用していた表領域を削除する
Oracle のアカウントを削除したことによって,使用しなくなった表領域を削除するには,Oracle の
sqlplus コマンドが実行できる環境で,DROP TABLESPACE 文を発行します。ただし,DROP
TABLESPACE 文を発行する Oracle アカウントには,DROP TABLESPACE システム権限が必要です。
表領域を削除する手順を次に示します。
1. DROP TABLESPACE 文を発行する。
DROP TABLESPACE 文の詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
3.2.3 アンインストール手順
PFM - Agent for Oracle をアンインストールする手順を説明します。
1. Performance Management のプログラムをアンインストールするホストに,スーパーユーザーでログイ
ンするか,または su コマンドでユーザーをスーパーユーザーに変更する。
2. ローカルホストで Performance Management のプログラムおよびサービスを停止する。
サービス情報を表示して,サービスが起動されていないか確認してください。ローカルホストで
Performance Management のプログラムおよびサービスが起動されている場合は,すべて停止してく
ださい。なお,停止するサービスは物理ホスト上および論理ホスト上のすべてのサービスです。サービ
ス情報の表示方法およびサービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,Performance Management の起動と停止について説明している章を参
照してください。
3. 次のコマンドを実行して,Hitachi PP Installer を起動する。
/etc/hitachi_setup
Hitachi PP Installer が起動され,初期画面が表示されます。
110
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
4. 初期画面で「D」を入力する。
アンインストールできるプログラムの一覧が表示されます。
5. アンインストールしたい Performance Management のプログラムを選択して,「D」を入力する。
選択したプログラムがアンインストールされます。なお,プログラムを選択するには,カーソルを移動
させ,スペースキーで選択します。
6. アンインストールが正常終了したら,
「Q」を入力する。
Hitachi PP Installer の初期画面に戻ります。
111
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
3.3 PFM - Agent for Oracle のシステム構成の変更
監視対象システムのネットワーク構成の変更や,ホスト名の変更などに応じて,PFM - Agent for Oracle
のシステム構成を変更する場合があります。
PFM - Agent for Oracle のシステム構成を変更する場合,PFM - Manager や PFM - Web Console の設定
変更もあわせて変更する必要があります。Performance Management のシステム構成を変更する手順の詳
細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセッ
トアップについて説明している章を参照してください。なお,物理ホスト名またはエイリアス名を変更す
るときに,固有の追加作業が必要な PFM - Agent もありますが,PFM - Agent for Oracle の場合,固有の
追加作業は必要ありません。
112
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
3.4 PFM - Agent for Oracle の運用方式の変更
収集した稼働監視データの運用手順の変更などで,パフォーマンスデータの格納先や,インスタンス環境
といった,PFM - Agent for Oracle の運用方式を変更する場合があります。
ここでは,PFM - Agent for Oracle の運用方式を変更する手順を説明します。Performance Management
全体の運用方式を変更する手順の詳細についてはマニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築
ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
3.4.1 パフォーマンスデータの格納先の変更
PFM - Agent for Oracle で収集したパフォーマンスデータは,PFM - Agent for Oracle の Agent Store
サービスの Store データベースで管理しています。ここではパフォーマンスデータの格納先の変更方法に
ついて説明します。
(1) jpcconf db define (jpcdbctrl config) コマンドを使用して設定を変更する
Store データベースで管理されるパフォーマンスデータの,次のデータ格納先ディレクトリを変更したい
場合は,jpcconf db define (jpcdbctrl config) コマンドで設定します。Store データベースの格
納先ディレクトリを変更する前に収集したパフォーマンスデータが必要な場合は,jpcconf db define
(jpcdbctrl config) コマンドの -move オプションを使用してください。jpcconf db define
(jpcdbctrl config) コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファ
レンス」を参照してください。
• 保存先ディレクトリ
• バックアップ先ディレクトリ
• 部分バックアップ先ディレクトリ※
• エクスポート先ディレクトリ
• インポート先ディレクトリ※
注※
Store バージョン 2.0 使用時だけ設定できます。
jpcconf db define (jpcdbctrl config) コマンドで設定するオプション名,設定できる値の範囲
などを次の表に示します。
表 3-15 パフォーマンスデータの格納先を変更するコマンドの設定項目
説明
オプション
名
設定できる値(Store
バージョン 1.0)
設定できる値(Store
バージョン 2.0)
デフォルト値※
パフォーマン
スデータの保
存先ディレク
トリ
sd
1 ∼ 127 バイトの絶対
パス
1 ∼ 222 バイトの絶対
パス
/opt/jp1pc/agto/store/ イン
スタンス名
パフォーマン
スデータの
バックアップ
先ディレクト
リ
bd
1 ∼ 127 バイトの絶対
パス
1 ∼ 219 バイトの絶対
パス
/opt/jp1pc/agto/store/ イン
スタンス名 /backup
113
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
説明
オプション
名
設定できる値(Store
バージョン 1.0)
デフォルト値※
設定できる値(Store
バージョン 2.0)
パフォーマン
スデータの部
分バックアッ
プ先ディレク
トリ
pbd
−
1 ∼ 222 バイトの絶対
パス
/opt/jp1pc/agto/store/ イン
スタンス名 /partial
パフォーマン
スデータを退
避する場合の
最大世代番号
bs
1∼9
1∼9
5
パフォーマン
スデータのエ
クスポート先
ディレクトリ
dd
1 ∼ 127 バイトの絶対
パス
1 ∼ 127 バイトの絶対
パス
/opt/jp1pc/agto/store/ イン
スタンス名 /dump
パフォーマン
スデータのイ
ンポート先
ディレクトリ
id
−
1 ∼ 222 バイトの絶対
パス
/opt/jp1pc/agto/store/ イン
スタンス名 /import
(凡例)
−:設定できません
注※
論理ホストで運用する場合のデフォルト値については,「/opt/jp1pc」を「環境ディレクトリ /
jp1pc」に読み替えてください。
(2) jpcsto.ini ファイルを編集して設定を変更する(Store バージョン 1.0 の場合だけ)
Store バージョン 1.0 使用時は,jpcsto.ini を直接編集して変更できます。
(a) jpcsto.ini ファイルの設定項目
jpcsto.ini ファイルで編集するラベル名,設定できる値の範囲などを次の表に示します。
表 3-16 パフォーマンスデータの格納先の設定項目(jpcsto.ini の [Data Section] セクション)
説明
ラベル名
デフォルト値※ 2
設定できる値(Store
※1
バージョン 1.0)
パフォーマンスデータの
作成先ディレクトリ
Store Dir ※ 3
1 ∼ 127 バイトの絶
対パス
/opt/jp1pc/agto/store/ インスタン
ス名
パフォーマンスデータの
退避先ディレクトリ(フ
ルバックアップ)
Backup Dir ※ 3
1 ∼ 127 バイトの絶
対パス
/opt/jp1pc/agto/store/ インスタン
ス名 /backup
パフォーマンスデータを
退避する場合の最大世代
番号
Backup Save
1∼9
5
パフォーマンスデータの
エクスポート先ディレク
トリ
Dump Dir ※ 3
1 ∼ 127 バイトの絶
対パス
/opt/jp1pc/agto/store/ インスタン
ス名 /dump
注※ 1
• ディレクトリ名は,Store データベースのデフォルトの格納先ディレクトリ(/opt/jp1pc/agto/
store/ インスタンス名 /)からの相対パスか,または絶対パスで指定してください。
114
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
• 指定できる文字は,次の文字を除く,半角英数字,半角記号および半角空白です。
; , * ? ' " < > |
• 指定値に誤りがある場合,Agent Store サービスは起動できません。
注※ 2
論理ホストで運用する場合のデフォルト値については,
「/opt/jp1pc」を「環境ディレクトリ /
jp1pc」に読み替えてください。
注※ 3
Store Dir,Backup Dir,および Dump Dir には,それぞれ重複したディレクトリを指定できません。
(b) jpcsto.ini ファイルの編集前の準備
• Store データベースの格納先ディレクトリを変更する場合は,変更後の格納先ディレクトリを事前に作
成しておいてください。
• Store データベースの格納先ディレクトリを変更すると,変更前に収集したパフォーマンスデータを使
用できなくなります。変更前に収集したパフォーマンスデータが必要な場合は,次に示す手順でデータ
を引き継いでください。
1. jpctool db backup (jpcctrl backup) コマンドで Store データベースに格納されているパ
フォーマンスデータのバックアップを採取する。
2. 「(c) jpcsto.ini ファイルの編集手順」に従って Store データベースの格納先ディレクトリを変更す
る。
3. jpctool db restore (jpcresto) コマンドで変更後のディレクトリにバックアップデータをリ
ストアする。
(c) jpcsto.ini ファイルの編集手順
手順を次に示します。
1. PFM - Agent のサービスを停止する。
ローカルホストで PFM -Agent のプログラムおよびサービスが起動されている場合は,すべて停止して
ください。
2. テキストエディターなどで,jpcsto.ini ファイルを開く。
3. パフォーマンスデータの格納先ディレクトリなどを変更する。
次に示す網掛け部分を,必要に応じて修正してください。
115
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
!
注意事項
• 行頭および「=」の前後には空白文字を入力しないでください。
• 各ラベルの値の「.」は,Agent Store サービスの Store データベースのデフォルト格納先ディレクトリ(/
opt/jp1pc/agto/store/ インスタンス名 /)を示します。格納先を変更する場合,その格納先ディレクト
リからの相対パスか,または絶対パスで記述してください。
• jpcsto.ini ファイルには,データベースの格納先ディレクトリ以外にも,定義情報が記述されています。
[Data Section] セクション以外の値は変更しないようにしてください。[Data Section] セクション以
外の値を変更すると,Performance Management が正常に動作しなくなることがあります。
4. jpcsto.ini ファイルを保存して閉じる。
5. Performance Management のプログラムおよびサービスを起動する。
注意
この手順で Store データベースの格納先ディレクトリを変更した場合,パフォーマンスデータファイ
ルは変更前のディレクトリから削除されません。これらのファイルが不要な場合は,次に示すファイ
ルを削除してください。
• 拡張子が .DB であるすべてのファイル
• 拡張子が .IDX であるすべてのファイル
3.4.2 インスタンス環境の更新の設定
インスタンス環境を更新したい場合は,インスタンス名を確認し,インスタンス情報を更新します。イン
スタンス情報の設定は,PFM - Agent ホストで実施します。
更新する情報は,次の表であらかじめ確認してください。Oracle のインスタンス情報の詳細については,
Oracle のマニュアルを参照してください。
表 3-17 PFM - Agent for Oracle のインスタンス情報
項目
説明
設定できる値
デフォルト値
oracle_sid
この値は更新できる。
監視対象となる Oracle
システム識別子(環境
変数 ORACLE_SID と
同じ値)。
255 バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」
「>」
前回の設定値
oracle_home ※ 1
この値は更新できる。
Oracle ホームのディレ
クトリ(環境変数
ORACLE_HOME と同
じ値)
。
255 バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」
「<」「>」
前回の設定値
oracle_version ※ 1
この値は更新できる。
Oracle Database の
バージョン番号。
• Oracle 10g の場合:10
• Oracle 11g の場合:11
前回の設定値
116
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
項目
oracle_user ※ 2
oracle_passwd ※ 2,※ 3
sqlnet ※ 1,※ 4
説明
設定できる値
デフォルト値
この値は更新できる。
Oracle を監視するアカ
ウント(指定できるア
カウント,および必要
な権限については,
「3.1.4(3) PFM Agent for Oracle で使
用する Oracle のアカ
ウントの作成」を参照
のこと)
。
255 バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」
「>」
前回の設定値
この値は更新できる。
oracle_user で指定
したアカウントのパス
ワードを指定する。
255 バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」「>」
前回の設定値
{Y | N}
この値は更新できる。
次のどちらかの場合に
「Y」を指定。
1. Oracle RAC 構成の
場合。
RAC 構成について
は Oracle のマニュ
アルを参照のこと。
2. PD_PDIA レコード
でリスナーの可用
性を監視する場合。
前回の設定値
1 の場合に「N」を指定
すると,Oracle でエ
ラーが発生する場合が
ある。
net_service_name ※ 1
この値は更新できる。
監視対象のデータベー
スのネットサービス
名。sqlnet に「Y」を
指定した場合に値が有
効となる。監視対象の
データベースのネット
サービス名について
は,Oracle のマニュア
ルを参照のこと。
255 バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」「>」
前回の設定値
listener_home ※ 1
この値は更新できる。
監視したいリスナーが
ある Oracle コンポー
ネントの環境変数
ORACLE_HOME の
値。
255 バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」「>」
前回の設定値
listener_name
この値は更新できる。
PDLS レコードで監視
するリスナー名を指定
する。
PDLS レコードでリス
ナーを監視しない場合
は,デフォルトのリス
ナー名「LISTENER」
を指定する。
255 バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」
「>」
前回の設定値
117
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
項目
log_path ※ 5
説明
この値は変更できる。
エージェントログの出
力先ディレクトリ名を
絶対パスで指定する。
設定できる値
245 バイト以内の半角文字列。
ただし,次の文字は指定できない。
• 空白文字
• タブ
• 次の記号
「,」「<」「>」
デフォルト値
前回の設定値
注意
• デフォルト以外のディレクトリを
設定する場合,インストール先
ディレクトリ配下となるパスは指
定できない。
• ほかのインスタンス出力先として
指定している値は指定できない。
log_size
この値は変更できる。
エージェントログの 1
ファイルの最大サイズ
を指定する。
1 ∼ 32(単位:キロバイト)
。
ただし,推奨は 16 以上。
前回の設定値
timeout
この値は更新できる。
クエリー時の Oracle
アクセスのタイムアウ
ト時間を指定する。
0,10 ∼ 3600(単位:秒)
。
0 を指定した場合はタイムアウト監視を行
わない。1 ∼ 9 を指定した場合は,実行
時,10 に変更する。
前回の設定値
sql_option ※ 6
この値は更新できる。
「Y」を指定した場合,
PI_PIDB,PD_PDTS
レコードで,次の項目
{Y | N}
前回の設定値
※6
の情報収集を行わ
ず,0 または
numeric_10 で指定し
た値を設定する。
numeric_10
startup_always
118
この値は更新できる。
sql_option が「Y」
の場合,情報収集しな
い項目に設定する値を
指定する。
sql_option が「N」
の場合 , 設定を無視す
る。
この値は更新できる。
PFM - Agent for
Oracle 起動時に監視対
象の Oracle が起動処
理中であった場合など
に,PFM - Agent for
Oracle が Oracle 接続
エラーで停止すること
がある。
「Y」を指定した場合,
接続エラーが発生して
も起動処理を継続す
る。「N」を指定した場
合,この動作を有効に
しない。
0 ∼ 99999。
ただし,設定するフィールドのデータ型
の最大値(short の場合 32767,ushort の
場合 65535)を超える値を指定した場合,
前回の設定値
データ型の最大値が設定される。※ 7
{Y | N}
前回の設定値
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
項目
localtemp_option ※ 8
nls_lang ※ 9
undospace_option ※ 10
説明
設定できる値
この値は更新できる。
{Y | N}
PD_PDDB,
PI_PIDB,PD_PDDF,
PI_PIDF,PD_PDTF,
PD_PDTS,PD_PCTS
レコードのローカル管
理一時表領域の空き容
量の情報の表示を切り
替えるオプション。
「Y」を指定した場合,
使用されていないサイ
ズを表示する。
「N」を
指定した場合,未割り
当てのサイズを表示す
る。
この値は更新できる。
PFM - Agent for
Oracle が Oracle
Database との通信で
使用する文字コード形
式を指定するオプショ
ン。
Linux の場合だけ指定
できます。
文字コードセット
OS の LANG および Oracle Database の
NLS_CHARACLTER_SET が UTF-8 の
場合
AMERICAN_AMERICA.AL32UTF8
その他の場合
AMERICAN_AMERICA.US7ASCII
{Y | N}
この値は更新できる。
PD_PDDB,
PI_PIDB,PD_PDDF,
PI_PIDF,PD_PDTS,
PD_PCTS レコードの
UNDO 表領域の空き容
量の表示を切り替える
オプション。
「N」を指定した場合,
未割り当てのサイズを
表示する。
「Y」を指定した場合,
使用されていないサイ
ズを表示する。
デフォルト値
前回の設定値
前回の設定値
前回の設定値
( 凡例 )
−:なし
注※ 1
Solaris,AIX,または Linux (x64) を使用して,Oracle Database 11gR2 を監視する場合,Oracle
Client 32-bit のインストールと環境設定が必要です。また,jpcconf inst setup
(jpcinssetup) コマンドを実行する際,各項目について次のように設定してください。
• 「oracle_home」
Oracle Client 32-bit の Oracle ホームを設定してください。
• 「oracle_version」
Oracle Client 32-bit のバージョン番号を指定してください。
• 「sqlnet」
「Y」を指定してください。
• 「net_service_name」
Oracle Client 32-bit で設定したネットサービス名を指定してください。
• 「listner_home」
119
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
監視する Oracle Database の Oracle ホームを指定してください。
Oracle Client 32-bit で設定するネットサービス名には,監視する Oracle Database に接続するネット
サービス名を指定してください。
Oracle Client 32-bit のインストールと環境構築が完了していない状態で,インスタンス情報の
「oracle_home」に,Oracle Database または Oracle Client 64-bit の ORACLE_HOME を指定し
て,PFM - Agent for Oracle を起動すると,KAVF12011-E および KAVF12021-E のメッセージが表
示されます。
注※ 2
ユーザーを変更する場合は,次の手順で行ってください。
1. 変更前のユーザーが作成していたオブジェクトを削除する。
2. 変更後のユーザーで,新しくオブジェクトを登録する。
なお,ユーザーを変更しても,パフォーマンスデータは削除されません。
オブジェクトの削除方法については「3.2.2(1)(b) Oracle Database へ登録したオブジェクトを削除す
る」を,オブジェクトの登録方法については「3.1.4(4)(b) Oracle Database へオブジェクトを登録す
る」を参照してください。
注※ 3
oracle_passwd にパスワードの有効期限が設定されている場合,有効期限に達すると Oracle との
接続エラーが起こり,パフォーマンス情報を収集できません。Oracle との接続エラーを起こさせない
ようにするために,パスワードの有効期限が切れる前に,次のどちらかを設定してください。
• パスワードの有効期限を解除します。
• パスワードの更新後,jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを実行し,
oracle_passwd を更新します。
なお,mk_user.sql で作成した Oracle のアカウントには,Oracle が提供している DEFAULT のプ
ロファイルが適用されます。
注※ 4
Oracle ネットワークサービスを使用するかどうかを指定します。
•「Y」を指定した場合
Oracle ネットワークサービスで構成されたリスナーを通じて,Oracle に接続します。
この場合,Oracle 側のネットワークサービス定義(tnsnames.ora,listener.ora など)を設定して
いる必要があります。
Oracle RAC 構成の Oracle インスタンスを監視する場合は,各ノードの Oracle インスタンスを監
視するように設定してください。設定方法については,Oracle のマニュアルを参照してください。
また,sqlnet が「Y」の場合の tnsnames.ora ファイルは,次のディレクトリに格納してくださ
い。次のディレクトリ以外に tnsnames.ora ファイルを格納したときは,PFM - Agent for Oracle が
Oracle 接続エラーとなります。
oracle_home で指定したディレクトリ /network/admin
•「N」を指定した場合
Oracle ネットワークサービスを使用しないで,ローカル・データベースに接続します。
注※ 5
変更前のパス情報は保存されません。手動でファイルなどに履歴として記録しておいてください。ト
ラブルなどによって,変更前のディレクトリからのエージェントログの採取が必要となる場合があり
ます。
注※ 6
120
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
PFM - Agent for Oracle では Oracle の各セグメント関連の情報を取得するため,Oracle の静的ディ
クショナリー・ビュー DBA_SEGMENTS の検索をします。Oracle で大量のセグメント(数十万件以
上のセグメント)が存在する場合,情報収集で非常に時間が掛かるときがあります。そのため,大量
のセグメントが存在し,次の表に示す情報収集の情報が不要な場合,sql_option を「Y」と設定し
て運用してください。
表 3-18 レコード名と numeric_10 で指定した値(インスタンス情報の更新の設定)
PFM - View 名
レコード名
PD_PDTS
PI_PIDB
numeric_10 で指定した値
Segments
有効
Extents
有効
DB Files %
有効
Log Files %
有効
NextAlloc Fails
有効
Tablespaces
有効
Rollback Segments
有効
Rollback Segments Trans
有効
Blocks
有効
Segments
有効
Extents
有効
Free Mbytes
有効
Overextended
有効
High Max Extent
有効
Datafiles
有効
Mbytes
有効
Free Extents
有効
Free%
有効
Free Change
有効
Write%
有効
Write/sec
有効
Redo Files
有効
Links
有効
Links Logged On
有効
Links In Tran
有効
Links Open Cursors
有効
Used Change
有効
Used Mbytes
有効
Rollback Segments Hit%
有効
Sort Segments
有効
Sorting Users
有効
Physical Blocks Read
デルタ項目のため,常に 0 設定。
121
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
レコード名
PFM - View 名
numeric_10 で指定した値
Physical Blocks Written
デルタ項目のため,常に 0 設定。
Physical Reads
デルタ項目のため,常に 0 設定。
Physical Writes
デルタ項目のため,常に 0 設定。
注※ 7
各レコードのフィールドの形式が,「float」または「double」型の場合,データは浮動小数点数とな
るため,指定値によってまるめられる場合があります。
(例)
numeric_10 の指定を 32767 と指定した場合,32760 と表示される場合があります。
注※ 8
localtemp_option に「N」を指定した場合,ローカル管理一時表領域の空き容量やエクステントに
関する情報は,動的パフォーマンスビューの v$temp_space_header を使用して取得されます。取得
する情報の空き容量は,未割り当てのサイズとなります。一度割り当てられたサイズは,一時表領域
の再構築や再作成などをするまで解放されないため,解放されるまで空き容量は増加しません。
localtemp_option に「Y」を指定した場合,ローカル管理一時表領域の空き容量やエクステントに
関する情報は,動的パフォーマンスビューの v$temp_extent_pool を使用して取得されます。取得す
る情報の空き容量は,収集時に使用していた領域のサイズから未使用サイズを算出します。動的パ
フォーマンスビューの v$temp_extent_pool を検索した場合,Oracle のインスタンスが休止状態とな
ります。Oracle Database の性能に影響することがありますので,十分に検討してから指定してくだ
さい。詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
注※ 9
PFM - Agent for Oracle が扱うデータと環境変数,インスタンス情報との関係図を以下に示します。
122
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
図 3-5 データと設定値との関係
PFM - Agent for Oracle では Linux 環境の場合,7 ビットアスキーに加え UTF-8 形式のパフォーマン
スデータを収集できます。UTF-8 形式のパフォーマンスデータを収集するためには,OS, Oracle,
PFM - Agent for Oracle の言語設定を UTF-8 に統一する必要があります。
UTF-8 形式のパフォーマンスデータを収集するための言語設定の組み合わせは次の通りです。
表 3-19 UTF-8 形式のパフォーマンスデータを収集するための言語設定の組み合わせ
OS 言語
(Linux)
UTF-8
監視対象 Oracle の NLS_CHARACTERSET
( データベースキャラクタセット )
AL32UTF8
nls_lang インスタンス情報 ( 本項目 )
AMERICAN_AMERICA.AL32UTF8
上記以外の組み合わせの場合,パフォーマンスデータは 7 ビットアスキーの範囲で収集するため,文
字化けが発生することがあります。
UTF-8 を使用する場合の LANG 設定は「3.1.4(1) LANG 環境変数の設定」を参照ください。
nls_lang インスタンス情報に不正な文字コードセットを指定した場合,errcode が 12705 のメッセー
ジ「KAVF12302-W」を出力し,Oracle との接続に失敗します。
123
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
また、次の場合にパフォーマンスデータの文字化けが発生します。
1. Oracle のカラム長を超えることによる文字化け
Oracle にカラム長を超えるデータを格納する場合,最終文字で文字化けが発生することがありま
す。Oracle で文字化けが発生するデータを PFM - Agent for Oracle で収集すると,パフォーマン
スデータの最終文字で文字化けが発生します。
2. PFM - Agent for Oracle のフィールドサイズを超えることによる文字化け
PFM - Agent for Oracle では Oracle からレコードのフィールドサイズ分のパフォーマンスデータ
を取得します。そのため Oracle がフィールドサイズを超えるデータを保持している場合,パ
フォーマンスデータの最終文字で文字化けが発生することがあります。対象となるフィールドは次
の通りです。
表 3-20 対象となるフィールド
レコード名
フィールド名
フィールドサイズ
( 単位:byte)
Database Object Cache(PD_PDDO)
Object Name
100
Errorlog Detail(PD_PDEL)
Message
512
Parameter Values(PD_PDP)
Value
512
SQL Text(PD_PDSQ)
Explain Plan
30,000
SQL Text
30,000
SQL Text - Performance Based(PD_PDES)
SQL Text
10,000
Table Access(PD_PDTA)
Object
100
注※ 10
undospace_option に「N」を指定した場合,UNDO 表領域の空き容量は,未割り当てのサイズを
収集します。UNDO 表領域の内,リテンション期間が過ぎて使用可能になった領域は解放されるまで
の間,割り当て済みの領域として扱います。
undospace_option に「Y」を指定した場合,UNDO 表領域の空き容量は,未使用サイズを収集し
ます。UNDO 表領域の内,リテンション期間が過ぎて使用可能になった領域は未使用サイズに含みま
す。
undospace_option により値が変わるフィールドは次の通りです。
表 3-21 undospace_option により値が変わるフィールド
レコード名
Data File(PD_PDDF)
フィールド名
Free %
Free Mbytes
Used Mbytes
Data File Interval
Free %
(PI_PIDF)
Free Change
Free Mbytes
Used Change
Used Mbytes
Database(PD_PDDB)
Free %
Free Mbytes
Used Mbytes
124
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
レコード名
フィールド名
Database Interval
Free %
(PI_PIDB
Free Change
Free Mbytes
Used Change
Used Mbytes
Tablespace(PD_PDTS)
Free %
Free Mbytes
Used Mbytes
Collection Tablespace 2
(PD_PCTS)
Free Mbytes
インスタンス名を確認するには,jpcconf inst list (jpcinslist) コマンドを使用します。また,
インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを使用します。
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順
を繰り返し実施します。
1. インスタンス名を確認する。
PFM - Agent for Oracle を示すサービスキーを指定して,jpcconf inst list (jpcinslist) コマ
ンドを実行します。
jpcconf inst list -key Oracle (jpcinslist agto)
設定されているインスタンス名が SDC の場合,SDC と表示されます。
2. 更新したいインスタンス環境の PFM - Agent for Oracle のサービスが起動されている場合は,停止する。
サービスの停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,
Performance Management の起動と停止について説明している章を参照してください。
jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンド実行時に,更新したいインスタンス環境のサービス
が起動されている場合は,確認メッセージが表示され,サービスを停止できます。サービスを停止した
場合は,更新処理が続行されます。サービスを停止しなかった場合は,更新処理が中断されます。
3. PFM - Agent for Oracle を示すサービスキーおよびインスタンス名を指定して,
jpcconf inst setup
(jpcinssetup) コマンドを実行する。
インスタンス名が SDC のインスタンス環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行しま
す。
jpcconf inst setup -key Oracle -inst SDC (jpcinssetup agto -inst SDC)
4. Oracle のインスタンス情報を更新する。
表 3-17 に示した項目を,コマンドの指示に従って入力します。現在設定されている値が表示されます
(ただし,oracle_passwd の値は表示されません)。表示された値を変更しない場合は,リターンキー
だけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されます。
5. 更新したインスタンス環境のサービスを再起動する。
サービスの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,
Performance Management の起動と停止について説明している章を参照してください。
注意
125
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
更新できない項目の値を変更したい場合は,インスタンス環境を削除したあと,再作成してください。
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて
説明している章を参照してください。
3.4.3 レコード収集での Oracle アクセスのキャンセル機能
1レコードの収集時間のうち,Oracle へのアクセス時間の上限をタイムアウト値として設定できます。
Oracle およびマシンに負荷が掛かっているときにレコードデータを収集すると,収集データ量によってレ
コード収集に時間が掛かる場合があります。このような場合,PFM - Agent for Oracle の要求が Oracle の
稼働に影響を与えるおそれがあります。タイムアウト値を設定すると,PFM - Agent for Oracle から
Oracle への要求をキャンセルできるため,Oracle の稼働に与える影響を抑止できます。
レコードの収集は,レコード単位に次の順で行われます。
1. Oracle へのアクセス
2. Store データベースへの書き込み
しかし,タイムアウト値を設定した場合,Oracle へのアクセス中にタイムアウトが発生すると,そのレ
コードの収集がキャンセルされます。
この機能は,Oracle の OCI(Oracle Call Interface)の OCIBreak 関数によって実現しています。
タイムアウト値は,次に示す方法で設定できます。
• jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドによるインスタンス環境設定
• PFM - Web Console の画面の,Agent Collector サービスのプロパティ「TIMEOUT」の変更
設定できる値は 0,または 10 ∼ 3,600(単位:秒)です。0 を指定した場合,この機能は働きません。ま
た,範囲外の値は無効となります。デフォルトの値は,0 が設定されています。
タイムアウト値の入力可否を設定方法別に次の表に示します。
表 3-22 タイムアウト値の入力可否
設定方法
入力値
-1 以下
0
1∼9
10 ∼ 3,600
3,601 以上
jpcconf inst setup
(jpcinssetup) コマン
ドからの設定/更新
入力エラー(入
力不可)
○
△
○
入力エラー(入
力不可)
PFM - Web Console から
の変更
×
○
×
○
×
( 凡例 )
○:入力可能。
△:入力可能だが,PFM - Agent for Oracle は起動時に,
「10」に置き換える。共通メッセージログに
「KAVF12630-W」のメッセージが出力される。
×:入力可能だが,値は更新されない。共通メッセージログに「KAVF12630-W」のメッセージが出
力される。
注意
タイムアウト値は,高負荷時(ピーク時)に収集するレコードの収集時間に応じて設定してください。
126
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドによるタイムアウト値の設定については,
「2.1.4(3) インスタンス環境の設定」を参照してください。
なお次のレコードはキャンセル対象外です。
• Instance Availability(PD_PDIA)
• Server Status(PD_STAT)
• SQL*Net Listener(PD_PDNL)
• SQL*Net Listeners(PD_PDLS)
タイムアウトが発生した場合,エージェントログの通常ログ(agtoinf0x.log)に次のメッセージが出
力されます。
KAVF12636-I
The cancellation of the record collection (レコード名) by the time-out
was accepted.
また,キャンセルによりレコードが収集されない場合,共通メッセージログに,「KAVF12401-W」のメッ
セージが出力されます。
履歴データの収集など複数レコードの収集が同じタイミングで一度に行われる場合,1 つのレコードでタ
イムアウトが発生しキャンセルされても,ほかのレコードの収集はキャンセルされません。
!
注意事項
PFM - Agent for Oracle は,OCI(Oracle Call Interface)を使用しており,実際のキャンセルに掛かる時間は,
OCIBreak() の処理時間に依存します。このため,即時にはキャンセルされない場合があります。
次の状況では,タイムアウト発生によるキャンセルが受け付けられても,レコード収集はキャンセルされ
ません。
• タイムアウト発生時に収集シーケンスが Store データベースへの書き込みに移っている場合にはキャン
セルされません。
• タイムアウト発生によるキャンセルと Oracle アクセスの終了が重なった場合,「KAVF12636-I」の
メッセージがログファイルに出力されますが,正常にレコード収集されます。
3.4.4 Store バージョン 2.0 への移行
Store データベースの保存形式には,バージョン 1.0 と 2.0 の 2 種類あります。Store バージョン 2.0 の詳
細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」を参照してください。
Store バージョン 2.0 は,PFM - Base または PFM - Manager のバージョン 08-10 以降の環境に,08-10
以降の PFM - Agent for Oracle を新規インストールした場合にデフォルトで利用できます。それ以外の場
合は,Store バージョン 1.0 形式のままとなっているため,セットアップコマンドによって Store バージョ
ン 2.0 に移行してください。
何らかの理由によって Store バージョン 1.0 に戻す必要がある場合は,Store バージョン 2.0 のアンセット
アップを行ってください。
インストール条件に対応する Store バージョン 2.0 の利用可否と利用手順を次の表に示します。
127
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
表 3-23 Store バージョン 2.0 の利用可否および利用手順
インストール条件
インストール済みの PFM Base,または PFM Manager のバージョン
08-10 より前
Store バージョン 2.0 の利
用可否
Store バージョン 2.0 の利用手順
PFM - Agent のインス
トール方法
上書きインストール
利用できない
PFM - Base,または,PFM Manager を 08-10 以降にバージョ
ンアップ後,セットアップコマン
ドを実行
既存のインスタンスにつ
いてはセットアップ後利
用できる
セットアップコマンドを実行
新規インスタンスについ
ては利用できる
インスタンス構築時に jpcconf
inst setup (jpcinssetup) コ
マンドで設定
利用できる
インスタンス構築時に jpcconf
inst setup (jpcinssetup) コ
マンドで設定
新規インストール
08-10 以降
上書きインストール
新規インストール
(1) Store バージョン 2.0 のセットアップ
Store バージョン 2.0 へ移行する場合のセットアップ手順について説明します。
1. システムリソース見積もりとリテンションの設定
Store バージョン 2.0 導入に必要なシステムリソースが,実行環境に適しているかどうかを確認してく
ださい。必要なシステムリソースを次に示します。
• ディスク容量
• ファイル数
• 1 プロセスがオープンするファイル数
これらの値はリテンションの設定によって調節できます。実行環境の保有しているリソースを考慮して
リテンションを設定してください。システムリソースの見積もりについては,リリースノートを参照し
てください。
2. ディレクトリの設定
Store バージョン 2.0 に移行する場合に,Store バージョン 1.0 でのディレクトリ設定では,Agent
Store サービスが起動しないことがあります。このため,Agent Store サービスが使用するディレクト
リの設定を見直す必要があります。Agent Store サービスが使用するディレクトリの設定は jpcconf
db define (jpcdbctrl config) コマンドを使用して表示・変更できます。
Store バージョン 2.0 は,Store データベースの作成先ディレクトリやバックアップ先ディレクトリの
最大長が Store バージョン 1.0 と異なります。Store バージョン 1.0 でディレクトリの設定を相対パス
に変更している場合,絶対パスに変換した値が Store バージョン 2.0 でのディレクトリ最大長の条件を
満たしているか確認してください。Store バージョン 2.0 のディレクトリ最大長は 214 バイトです。
ディレクトリ最大長の条件を満たしていない場合は,Agent Store サービスが使用するディレクトリの
設定を変更したあと,手順 3 以降に進んでください。
3. セットアップコマンドの実行
Store バージョン 2.0 に移行するため,次のコマンドを実行します。
jpcconf db vrset -ver 2.0 (jpcdbctrl setup)
jpcconf db vrset -ver 2.0 (jpcdbctrl setup) コマンドは,Agent インスタンスごとに実行
128
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
してください。
jpcconf db vrset (jpcdbctrl setup) コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/
Performance Management リファレンス」を参照してください。
4. リテンションの設定
手順 1 の見積もり時に設計したリテンションを設定してください。Agent Store サービスを起動して,
PFM - Web Console で設定してください。
(2) Store バージョン 2.0 のアンセットアップ
Store バージョン 2.0 は jpcconf db vrset -ver 1.0 (jpcdbctrl unsetup) コマンドを使用して
アンセットアップします。Store バージョン 2.0 をアンセットアップすると,Store データベースのデータ
はすべて初期化され,Store バージョン 1.0 に戻ります。
jpcconf db vrset (jpcdbctrl unsetup) コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/
Performance Management リファレンス」を参照してください。
(3) 注意事項
移行についての注意事項を次に示します。
(a) Store バージョン 1.0 から Store バージョン 2.0 に移行する場合
Store データベースを Store バージョン 1.0 から Store バージョン 2.0 に移行した場合,PI レコードタイ
プのレコードの保存期間の設定は引き継がれますが,PD レコードタイプのレコードについては,以前の
設定値(保存レコード数)に関係なくデフォルトの保存期間がレコードごとに設定され,保存期間以前に
収集されたデータは削除されます。
例えば,Store バージョン 1.0 で,Collection Interval が 3,600 秒の PD レコードの保存レコード数を
1,000 に設定していた場合,PD レコードは 1 日に 24 レコード保存されることになるので,1,000/24 ≒約
42 日分のデータが保存されています。この Store データベースを Store バージョン 2.0 へ移行した結果,
デフォルト保存期間が 10 日に設定されたとすると,11 日以上前のデータは削除されて参照できなくなり
ます。
Store バージョン 2.0 へ移行する前に,PD レコードタイプのレコードの保存レコード数の設定を確認し,
Store バージョン 2.0 でのデフォルト保存期間以上のデータが保存される設定となっている場合は,
jpctool db dump (jpcctrl dump) コマンドでデータベース内のデータを出力してください。Store
バージョン 2.0 でのデフォルト保存日数については,リリースノートを参照してください。
(b) Store バージョン 2.0 から Store バージョン 1.0 に戻す場合
Store バージョン 2.0 をアンセットアップすると,データは初期化されます。このため,Store バージョン
1.0 に変更する前に,jpctool db dump (jpcctrl dump) コマンドで Store バージョン 2.0 の情報を出
力してください。
129
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
3.5 バックアップとリストア
PFM - Agent for Oracle のバックアップおよびリストアについて説明します。
障害が発生してシステムが壊れた場合に備えて,PFM - Agent for Oracle の設定情報のバックアップを取
得してください。PFM - Agent for Oracle をセットアップしたときなど,システムを変更したときには
バックアップを取得してください。
なお,Performance Management システム全体のバックアップおよびリストアについては,マニュアル
「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,バックアップとリストアについて説明している章を参
照してください。
3.5.1 バックアップ
バックアップはファイルをコピーするなど,任意の方法で取得してください。バックアップを取得する際
は,PFM - Agent for Oracle のサービスを停止した状態で行ってください。
!
注意事項
PFM - Agent for Oracle のバックアップを取得する際は,取得した環境の製品バージョン番号を管理するように
してください。製品バージョン番号の詳細については,リリースノートを参照してください。
PFM - Agent for Oracle の設定情報のバックアップ対象ファイルを次の表に示します。
表 3-24 PFM - Agent for Oracle のバックアップ対象ファイル
ファイル名
説明
/opt/jp1pc/agto/agent/ インスタンス名 /*.ini
ファイル
Agent Collector サービスの設定
ファイル
/opt/jp1pc/agto/store/ インスタンス名 /*.ini
ファイル
Agent Store サービスの設定ファイ
ル
3.5.2 リストア
PFM - Agent for Oracle の設定情報をリストアする場合は,次に示す前提条件を確認した上で,バック
アップ対象ファイルを元の位置にコピーしてください。バックアップした設定情報ファイルで,ホスト上
の設定情報ファイルを上書きします。
前提条件
• PFM - Agent for Oracle がインストール済みであること。
• PFM - Agent for Oracle のサービスが停止していること。
130
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
!
注意事項
PFM - Agent for Oracle の設定情報をリストアする場合,バックアップを取得した環境とリストアする環境の製
品バージョン番号が完全に一致している必要があります。製品バージョン番号の詳細については,リリース
ノートを参照してください。リストアの可否についての例を次に示します。
リストアできるケース
PFM - Agent for Oracle 10-00 でバックアップした設定情報を PFM - Agent for Oracle 10-00 にリストアする。
リストアできないケース
・PFM - Agent for Oracle 09-00 でバックアップした設定情報を PFM - Agent for Oracle 10-00 にリストアする。
・PFM - Agent for Oracle 09-00 でバックアップした設定情報を PFM - Agent for Oracle 09-00-05 にリストアす
る。
131
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
3.6 Web ブラウザでマニュアルを参照するための設定
Performance Management では,PFM - Web Console がインストールされているホストに,プログラム
プロダクトに標準添付されているマニュアル CD-ROM からマニュアルをコピーすることで,Web ブラウ
ザでマニュアルを参照できるようになります。なお,PFM - Web Console をクラスタ運用している場合
は,実行系,待機系それぞれの物理ホストでマニュアルをコピーしてください。
3.6.1 設定手順
(1) PFM - Web Console のヘルプからマニュアルを参照する場合
1. PFM - Web Console のセットアップ手順に従い,PFM - Web Console に PFM - Agent を登録する
(PFM - Agent の追加セットアップを行う)。
2. PFM - Web Console がインストールされているホストに,マニュアルのコピー先ディレクトリを作成す
る。
• Windows の場合:PFM - Web Console のインストール先フォルダ ¥doc¥ja¥ ××××
• UNIX の場合:/opt/jp1pcwebcon/doc/ja/ ××××
××××には,PFM - Agent のヘルプ ID を指定してください。ヘルプ ID については,
「付録 C 識別
子一覧」を参照してください。
3. 手順 2 で作成したディレクトリの直下に,マニュアル CD-ROM から次のファイルおよびディレクトリ
をコピーする。
HTML マニュアルの場合
Windows の場合:CD-ROM ドライブ ¥MAN¥3021¥ 資料番号(03004A0D など)下の,すべての
htm ファイルおよび FIGURE フォルダ
UNIX の場合:/CD-ROM のマウントポイント /MAN/3021/ 資料番号(03004A0D など)下の,
すべての htm ファイルおよび FIGURE ディレクトリ
PDF マニュアルの場合
Windows の場合:CD-ROM ドライブ ¥MAN¥3021¥ 資料番号(03004A0D など)下の PDF ファイ
ル
UNIX の場合:/CD-ROM のマウントポイント /MAN/3021/ 資料番号(03004A0D など)下の
PDF ファイル
コピーの際,HTML マニュアルの場合は index.htm ファイルが,PDF マニュアルの場合は PDF ファ
イル自体が,作成したディレクトリ直下に配置されるようにしてください。マニュアルファイルのコ
ピー方法については,マニュアル CD-ROM の readme.txt を参照してください。
4. PFM - Web Console を再起動する。
(2) お使いのマシンのハードディスクから参照する場合
CD-ROM の setup.exe を使ってインストールするか,または直接 htm ファイル,PDF ファイルおよび
GIF ファイルを任意のディレクトリにコピーしてください。HTML マニュアルの場合,次のディレクトリ
構成になるようにしてください。
html(htmファイルおよびPDFファイルを格納)
└ FIGURE(GIFファイルを格納)
132
3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
3.6.2 参照手順
マニュアルの参照手順を次に示します。
1. PFM - Web Console の[メイン]画面のメニューバーフレームにある[ヘルプ]メニューをクリック
し,
[ヘルプ選択]画面を表示する。
2. マニュアル名またはマニュアル名の後ろの[PDF]をクリックする。
マニュアル名をクリックすると HTML 形式のマニュアルが表示されます。
[PDF]をクリックすると
PDF 形式のマニュアルが表示されます。
Web ブラウザでの文字の表示に関する注意事項
Windows の場合,
[スタート]メニューからオンラインマニュアルを表示させると,すでに表示され
ている Web ブラウザの画面上に HTML マニュアルが表示されることがあります。
133
4
クラスタシステムでの運用
この章では,クラスタシステムで PFM - Agent for Oracle を運用する場合の
インストール,セットアップ,クラスタシステムで PFM - Agent for Oracle
を運用しているときの処理の流れなどについて説明します。
4.1 クラスタシステムの概要
4.2 フェールオーバー時の処理
4.3 インストールとセットアップ(Windows の場合)
4.4 インストールとセットアップ(UNIX の場合)
4.5 アンインストールとアンセットアップ(Windows の場合)
4.6 アンインストールとアンセットアップ(UNIX の場合)
4.7 クラスタシステムで運用する場合の注意事項
4.8 PFM - Agent for Oracle のシステム構成の変更
4.9 PFM - Agent for Oracle の運用方式の変更
135
4. クラスタシステムでの運用
4.1 クラスタシステムの概要
クラスタシステムとは,複数のサーバシステムを連携して 1 つのシステムとして運用するシステムです。
PFM - Agent for Oracle の監視対象プログラムである,Oracle Database は,次のクラスタシステムで運
用できます。
• HA(High Availability)クラスタシステム構成の Oracle
• Oracle Real Application Clusters または Oracle Parallel Server
ここでは,クラスタシステムで PFM - Agent for Oracle を運用する場合の構成について説明します。クラ
スタシステムの概要,および Performance Management システムをクラスタシステムで運用する場合の
システム構成については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,クラスタシステ
ムでの構築と運用について説明している章を参照してください。
なお,この章で,単に「クラスタシステム」と記述している場合は,HA クラスタシステムのことを指し
ます。
4.1.1 HA クラスタシステム
(1) HA クラスタシステムでの Oracle の構成
Oracle Database(シングルインスタンスの Oracle)を HA クラスタシステムで運用すると,障害発生時
にフェールオーバーすることができ,可用性が向上します。
Oracle を HA クラスタシステムで運用する場合,一般的には,実行系ノードと待機系ノードの両方で同じ
Oracle のインスタンスが実行できる環境を構築し,Oracle のデータ(データファイル,構成ファイル,
ログファイルなど)一式を共有ディスクに格納した構成にします。なお,HA クラスタシステム上で
Oracle を運用する場合,一般的にはクラスタソフトから Oracle を制御するためのソリューション製品を
使用します。例えば,Windows MSCS の場合は Oracle Fail Safe を使います。UNIX のクラスタソフトの
場合は,各クラスタソフトのベンダーが提供している製品を使います。
また,クラスタシステムでの Oracle の構成や運用方法は,システムによって異なる場合があります。
(2) HA クラスタシステムでの PFM - Agent for Oracle の構成
PFM - Agent for Oracle は,HA クラスタシステムで運用でき,クラスタ構成の Oracle を監視できます。
HA クラスタシステムで PFM - Agent for Oracle を運用する場合は,次の図のような構成で運用します。
136
4. クラスタシステムでの運用
図 4-1 HA クラスタシステムでの PFM - Agent for Oracle の構成例
図 4-1 に示すように,PFM - Agent for Oracle はクラスタ構成の Oracle と同じ論理ホスト環境で動作し,
Oracle を監視します。障害発生時は Oracle のフェールオーバーに連動して PFM - Agent for Oracle も
フェールオーバーし,監視を継続できます。
また,共有ディスクに定義情報やパフォーマンス情報を格納し,フェールオーバー時に引き継ぎます。1
つの論理ホストに複数の Performance Management のプログラムがある場合は,それぞれが同じ共有
ディレクトリを使います。
1 つのノードで PFM - Agent for Oracle を複数実行できます。クラスタ構成の Oracle が複数ある構成(ア
クティブ・アクティブ構成)の場合,それぞれの論理ホスト環境で,PFM - Agent for Oracle を実行して
ください。それぞれの PFM - Agent for Oracle は独立して動作し,別々にフェールオーバーできます。
4.1.2 負荷分散クラスタシステム
(1) 負荷分散クラスタシステムでの Oracle(Oracle Real Application Clusters)の構成
Oracle Real Application Clusters(または Oracle Parallel Server)は,1 つのデータベースの処理を複数
のノードの Oracle が連携して分散し,1 つの Oracle として動作するシステムです。データは共有ディス
クに格納され,すべてのノードで共有されます。
137
4. クラスタシステムでの運用
複数のノードで負荷を分散して処理することで,スケーラビリティと耐障害性が向上します。
アプリケーションからは 1 つの Oracle として見えますが,各ノードでは固有のインスタンス名を持った
Oracle が動作しています。例えば,node1 は SID=ora1,node2 は SID=ora2 の Oracle インスタンスが
動作しているデータベースを,アプリケーションからは Oracle Net Services 経由でグローバル・データ
ベース名でアクセスします。
Oracle Real Application Clusters(または Oracle Parallel Server)については,Oracle のマニュアルを
参照してください。
(2) 負荷分散クラスタシステムでの PFM - Agent for Oracle の構成
負荷分散クラスタシステムで PFM - Agent for Oracle を運用する場合は,次の図のような構成で運用しま
す。
図 4-2 負荷分散クラスタシステムでの PFM - Agent for Oracle の構成例
各ノードでは固有のインスタンス名を持つ Oracle が動作しています。PFM - Agent for Oracle は各ノード
の Oracle インスタンスを監視します。
単体のノードと同様に,各ノードで PFM - Agent for Oracle をセットアップし,各ノードの Oracle Real
Application Clusters インスタンスを監視する構成にします。この場合,クラスタソフトには登録しませ
ん。
注意
負荷分散クラスタシステムで PFM - Agent for Oracle を運用し,Oracle Real Application Clusters
(または Oracle Parallel Server)を監視する場合は,単体のノードが多数あるシステムと同様に運用
138
4. クラスタシステムでの運用
します。通常の非クラスタシステムと同じように運用してください。
139
4. クラスタシステムでの運用
4.2 フェールオーバー時の処理
実行系ホストに障害が発生すると,処理が待機系ホストに移ります。
ここでは,PFM - Agent for Oracle に障害が発生した場合のフェールオーバー時の処理について説明しま
す。また,PFM - Manager に障害が発生した場合の,PFM - Agent for Oracle への影響について説明しま
す。
4.2.1 PFM - Agent ホストに障害が発生した場合のフェールオーバー
PFM - Agent for Oracle を実行している PFM - Agent ホストでフェールオーバーが発生した場合の処理を
次の図に示します。
図 4-3 PFM - Agent ホストでフェールオーバーが発生した場合の処理
PFM - Agent for Oracle のフェールオーバー中に,PFM - Web Console で操作すると,
「There was no
answer(-6)」というメッセージが表示されます。この場合は,フェールオーバーが完了するまで待って
から操作してください。
PFM - Agent for Oracle のフェールオーバー後に,PFM - Web Console で操作すると,フェールオーバー
先のノードで起動した PFM - Agent for Oracle に接続されます。
140
4. クラスタシステムでの運用
4.2.2 PFM - Manager が停止した場合の影響
PFM - Manager が停止すると,Performance Management システム全体に影響があります。
PFM - Manager は,各ノードで動作している PFM - Agent for Oracle のエージェント情報を一括管理し
ています。また,PFM - Agent for Oracle がパフォーマンス監視中にしきい値を超えた場合のアラームイ
ベントの通知や,アラームイベントを契機としたアクションの実行を制御しています。このため,PFM Manager が停止すると,Performance Management システムに次の表に示す影響があります。
表 4-1 PFM - Manager が停止した場合の PFM - Agent for Oracle への影響
プログラム名
PFM - Agent for
Oracle
影響
対処
PFM - Agent for Oracle の動作中に,PFM - Manager が停止した
場合,次のように動作する。
• パフォーマンスデータは継続して収集される。
• 発生したアラームイベントを PFM - Manager に通知できない
ため,アラーム定義ごとにアラームイベントが保持され,
PFM - Manager が起動するまで通知をリトライする。保持し
ているアラームイベントが 3 つを超えると,古いアラームイベ
ントは上書きされる。また,PFM - Agent for Oracle を停止す
ると,保持しているアラームイベントは削除される。
• PFM - Manager に通知済みのアラームステータスは,PFM Manager が再起動したときに一度リセットされる。その後,
PFM - Manager が PFM - Agent for Oracle の状態を確認した
あと,アラームステータスは最新の状態になる。
• PFM - Agent for Oracle を停止しようとした場合,PFM Manager に停止することを通知できないため,停止に時間が
掛かる。
PFM - Manager を起動する。
動作中の PFM - Agent for Oracle
はそのまま運用できる。ただし,
アラームが期待したとおり通知
されない場合があるため,PFM
- Manager 復旧後に,共通メッ
セージログに出力されている
メッセージ KAVE00024-I を確
認すること。
PFM - Manager が停止した場合の影響を考慮の上,運用方法を検討してください。なお,トラブル以外に
も,構成変更やメンテナンスの作業などで PFM - Manager の停止が必要になる場合もあります。運用へ
の影響が少ないときに,メンテナンスをすることをお勧めします。
141
4. クラスタシステムでの運用
4.3 インストールとセットアップ(Windows の場合)
ここでは,クラスタシステムでの PFM - Agent for Oracle のインストールとセットアップの手順について
説明します。
なお,PFM - Manager のインストールとセットアップの手順については,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,クラスタシステムでの構築と運用について説明している章を参照してくだ
さい。
4.3.1 インストールとセットアップの流れ
クラスタシステムで,論理ホスト運用する PFM - Agent for Oracle のインストールおよびセットアップの
流れを次の図に示します。
142
4. クラスタシステムでの運用
図 4-4 クラスタシステムで論理ホスト運用する PFM - Agent for Oracle のインストールおよびセットアッ
プの流れ(Windows の場合)
注意
論理ホスト環境の PFM - Agent をセットアップしても,物理ホスト環境の PFM - Agent の定義内容
は引き継がれません。論理ホスト環境および物理ホスト環境では,インスタンス環境を設定した時点
で,新規に環境が作成されます。
なお,ユーザー入力を必要とするセットアップコマンドは,対話形式で実行するか非対話形式で実行する
かを選択できます。
143
4. クラスタシステムでの運用
対話形式で実行する場合は,コマンドの指示に従ってユーザーが値を入力する必要があります。
非対話形式で実行する場合は,コマンド実行中に必要となる入力作業を,オプション指定や定義ファイル
で代替するため,ユーザー入力が不要になります。また,バッチ処理やリモート実行によってセットアッ
プ作業を自動化できるため,管理者の負担や運用コストを低減できます。非対話形式のコマンドは,次の
ような場合に便利です。
• 監視対象との接続に使用するパスワードを定期的に変更したい
• 複数の監視対象を追加する際の作業を効率化したい
コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」を参照してくだ
さい。
4.3.2 インストールとセットアップの前に
インストールおよびセットアップを開始する前に前提条件,必要な情報,および注意事項について説明し
ます。
(1) 前提条件
PFM - Agent for Oracle をクラスタシステムで使用する場合,次に示す前提条件があります。
(a) クラスタシステム
次の条件が整っていることを確認してください。
• クラスタシステムがクラスタソフトによって制御されていること。
• クラスタソフトが論理ホスト運用する PFM - Agent for Oracle の起動や停止などを制御するように設定
されていること。このとき,PFM - Agent for Oracle が,監視対象の Oracle と連動してフェールオー
バーするように設定すること。
注意
• ワトソン博士でアプリケーションエラーのメッセージボックスが表示されると,フェールオーバー
できないおそれがあるため,メッセージボックスによるエラーの通知を抑止する必要があります。
抑止手順については,OS のマニュアルを参照してください。なお,エラーの通知を抑止すると,
アプリケーションエラーが発生した際の情報取得に影響が出る場合があるため注意してください。
• Windows Server 2003 および Windows Server 2008 では,アプリケーションエラーが発生すると,
Microsoft へエラーを報告するダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスが表
示されるとフェールオーバーできないおそれがあるため,エラー報告を抑止する必要があります。
抑止手順については,OS のマニュアルを参照してください。
(b) 共有ディスク
次の条件が整っていることを確認してください。
• 論理ホストごとに共有ディスクがあり,実行系ノードから待機系ノードへ引き継げること。
• 共有ディスクが,各ノードに物理的に Fibre Channel や SCSI で接続されていること。
Performance Management では,ネットワークドライブや,ネットワーク経由でレプリケーションし
たディスクを共有ディスクとして使う構成はサポートされていません。
• フェールオーバーの際に,何らかの問題によって共有ディスクを使用中のプロセスが残った場合でも,
クラスタソフトなどの制御によって強制的に共有ディスクをオフラインにしてフェールオーバーできる
こと。
• 1 つの論理ホストで複数の PFM 製品を運用する場合,共有ディスクのディレクトリ名が同じであるこ
と。
144
4. クラスタシステムでの運用
なお,Store データベースについては格納先を変更して,共有ディスク上のほかのディレクトリに格納
できます。
(c) 論理ホスト名,論理 IP アドレス
次の条件が整っていることを確認してください。
• 論理ホストごとに論理ホスト名,および論理ホスト名と対応する論理 IP アドレスがあり,実行系ノー
ドから待機系ノードに引き継げること。
• 論理ホスト名と論理 IP アドレスが,hosts ファイルやネームサーバに設定されていること。
• DNS 運用している場合は,FQDN 名ではなく,ドメイン名を除いたホスト名を論理ホスト名として使
用していること。
• 物理ホスト名と論理ホスト名は,システムの中でユニークであること。
注意
• 論理ホスト名に,物理ホスト名(hostname コマンドで表示されるホスト名)を指定しないでくだ
さい。正常に通信処理がされなくなるおそれがあります。
• 論理ホスト名に使用できる文字は,1 ∼ 32 バイトの半角英数字です。次の記号および空白文字は指
定できません。
/¥:;*?'"<>|&=,.
• 論理ホスト名には,"localhost",IP アドレス,"-" から始まるホスト名を指定できません。
(d) IPv6 を使用する場合の設定
Performance Management では,ネットワーク構成が IPv4 環境だけでなく IPv6 環境にも対応していま
す。そのため,IPv4 環境と IPv6 環境が混在するネットワーク構成でも,Performance Management を運
用できます。
PFM - Agent for Oracle では,PFM - Manager と IPv6 で通信できます。ただし,PFM - Agent for
Oracle および PFM - Manager が導入されているホストの OS が,Windows Server 2008 R2 または
Linux の場合に限ります。
IPv4 環境と IPv6 環境での通信の適用範囲については,
「付録 M IPv4 環境と IPv6 環境での通信につい
て」を参照してください。
IPv6 で通信する場合,PFM - Manager ホストと PFM - Agent ホストのそれぞれで IPv6 の利用設定を有
効にする必要があります。この設定は jpcconf ipv6 enable コマンドで実行しますが,コマンドの実
行要否は次のとおりです。
jpcconf ipv6 enable コマンドの実行が必要なケース
• それぞれのホストで,IPv4 環境から IPv6 環境に変更する場合
• IPv4 環境と IPv6 環境が共存していて,PFM - Manager を IPv4 環境から IPv6 環境に変更する場
合
jpcconf ipv6 enable コマンドの実行が不要なケース
• それぞれのホストが,すでに IPv6 環境である場合
• IPv4 環境と IPv6 環境が共存していて,PFM - Manager が IPv6 環境である場合
jpcconf ipv6 enable コマンドの実行例を次に示します。
jpcconf ipv6 enable
jpcconf ipv6 enable コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リ
145
4. クラスタシステムでの運用
ファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。また,jpcconf ipv6 enable コ
マンドを実行する条件やタイミングについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築
ガイド」の IPv6 環境が含まれる場合のネットワーク構成例について説明している章を参照してください。
なお,PFM - Agent for Oracle と PFM - Manager を IPv6 で通信する場合,名前解決できるホスト名を指
定してください。
PFM - Agent for Oracle と PFM - Manager との通信は,解決できる IP アドレスで通信します。また,
PFM - Agent for Oracle と PFM - Manager との通信では,IPv4 と IPv6 が共存した環境の場合,解決で
きる IP アドレスで通信に失敗したとき,別の IP アドレスで通信することはありません。
例えば,IPv4 で接続に失敗した場合,IPv6 でリトライすることはありません。また,IPv6 で接続に失敗
した場合に,IPv4 でリトライすることもありません。事前に接続できることを確認してください。
(2) 論理ホスト運用する PFM - Agent for Oracle のセットアップに必要な情報
論理ホスト運用する PFM - Agent for Oracle をセットアップするには,通常の PFM - Agent for Oracle の
セットアップで必要になる環境情報に加えて,次の表の情報が必要です。
表 4-2 論理ホスト運用の PFM - Agent for Oracle のセットアップに必要な情報
項目
例
Oracle と同じ論理ホスト名
jp1-halora
Oracle と同じ論理 IP アドレス
172.16.92.100
共有ディスク
S:¥jp1
なお,1 つの論理ホストで論理ホスト運用する Performance Management のプログラムが複数ある場合
も,同じ共有ディスクのディレクトリを使用します。
共有ディスクに必要な容量については,
「付録 A システム見積もり」を参照してください。
(3) PFM - Agent for Oracle で論理ホストをフェールオーバーさせる場合の注意事項
PFM - Agent for Oracle を論理ホスト運用するシステム構成の場合,PFM - Agent for Oracle の障害に
よって論理ホスト全体をフェールオーバーさせるかどうかを検討してください。
PFM - Agent for Oracle の障害で論理ホスト全体をフェールオーバーさせると,PFM - Agent for Oracle
が監視対象としている同じ論理ホストで運用する業務アプリケーションもフェールオーバーすることにな
り,業務に影響を与える可能性があります。
通常は,PFM - Agent for Oracle に異常が発生しても,Oracle の動作に影響がないように,次のどちらか
のようにクラスタソフトで設定することをお勧めします。
• PFM - Agent for Oracle の動作監視をしない
• PFM - Agent for Oracle の異常を検知してもフェールオーバーしない
(4) 論理ホスト運用時のバージョンアップに関する注意事項
論理ホスト運用の PFM - Agent for Oracle をバージョンアップする場合は,実行系ノードまたは待機系
ノードのどちらか一方で,共有ディスクをオンラインにする必要があります。
146
4. クラスタシステムでの運用
4.3.3 インストール手順
実行系ノードおよび待機系ノードのそれぞれに PFM - Agent for Oracle をインストールします。
!
注意事項
インストール先はローカルディスクです。共有ディスクにはインストールしないでください。
インストール手順は非クラスタシステムの場合と同じです。インストール手順については,「2.1.3 イン
ストール手順」を参照してください。
4.3.4 セットアップ手順
ここでは,クラスタシステムで Performance Management を運用するための,セットアップについて説
明します。
セットアップ手順には,実行系ノードの手順と,待機系ノードの手順があります。実行系ノード,待機系
ノードの順にセットアップしてください。
は実行系ノードで行う項目を,
は待機系ノードで行う項目を示します。また,
は使用する環境によって必要になるセットアップ項目,またはデフォルトの設定を変更する
場合のオプションのセットアップ項目を示します。
(1) PFM - Agent の登録
PFM - Manager および PFM - Web Console を使って PFM - Agent を一元管理するために,PFM Manager および PFM - Web Console に PFM - Agent for Oracle を登録する必要があります。
PFM - Agent for Oracle を登録する必要があるのは次の場合です。
• Performance Management システムに新しく PFM - Agent for Oracle を追加する場合
• すでに登録している PFM - Agent for Oracle のデータモデルのバージョンを更新する場合
登録は PFM - Manager 上および PFM - Web Console 上で実施します。手順は非クラスタシステムの場合
と同じです。
手順については,
「2.1.4(1) PFM - Agent for Oracle の登録」を参照してください。
(2) 共有ディスクのオンライン
共有ディスクがオンラインになっていることを確認します。共有ディスクがオンラインになっていない場
合は,クラスタソフトからの操作やボリュームマネージャの操作などで,共有ディスクをオンラインにし
てください。
(3) PFM - Agent の論理ホストのセットアップ
jpcconf ha setup (jpchasetup create) コマンドを実行して論理ホスト環境を作成します。コマ
ンドを実行すると,共有ディスクに必要なデータがコピーされ,論理ホスト用の定義が設定されて,論理
ホスト環境が作成されます。
注意
コマンドを実行する前に,Performance Management システム全体で,Performance Management
147
4. クラスタシステムでの運用
のプログラムおよびサービスをすべて停止してください。サービスの停止方法については,マニュア
ル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Management の Performance
Management 起動と停止について説明している章を参照してください。
手順を次に示します。
1. jpcconf ha setup (jpchasetup create) コマンドを実行して,PFM - Agent for Oracle の論理ホ
スト環境を作成する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha setup -key Oracle -lhost jp1-halora -d S:¥jp1 (jpchasetup create
agto -lhost jp1-halora -d S:¥jp1)
論理ホスト名は,-lhost オプションで指定します。ここでは,論理ホスト名を jp1-halora としてい
ます。DNS 運用をしている場合はドメイン名を省略した論理ホスト名を指定してください。
共有ディスクのディレクトリ名は,-d オプションの環境ディレクトリ名に指定します。例えば -d
S:¥jp1 と指定すると S:¥jp1¥jp1pc が作成されて,論理ホスト環境のファイルが作成されます。
注意
・PFM - Agent for Oracle はファイルシステムで運用されています。RAW デバイスや ASM でデー
タベースを構築した場合は,ファイルシステムを共有ディスクに指定してください。
・環境ディレクトリ名には,次の文字を含むパスは指定しないでください。
「(」
,「)」
これらの文字が含まれていた場合,論理ホストの環境作成には成功しますが,PFM - Agent for
Oracle の起動に失敗することがあります。
2. jpcconf ha list (jpchasetup list) コマンドを実行して,論理ホストの設定を確認する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha list -key all (jpchasetup list all)
作成した論理ホスト環境が正しいことを確認してください。
(4) 接続先 PFM - Manager の設定
jpcconf mgrhost define (jpcnshostname) コマンドを実行して,PFM - Agent for Oracle を管理
する PFM - Manager を設定します。
1. jpcconf mgrhost define (jpcnshostname) コマンドを実行して,接続先 PFM - Manager を設定
する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf mgrhost define -host jp1-hal -lhost jp1-halora (jpcnshostname -s
jp1-hal -lhost jp1-halora)
接続先 PFM - Manager のホスト名は,-host オプションで指定します。接続先 PFM - Manager が論
理ホスト運用されている場合は,-host オプションに接続先 PFM - Manager の論理ホスト名を指定し
ます。ここでは,PFM - Manager の論理ホスト名を jp1-hal としています。
また,PFM - Agent for Oracle の論理ホスト名は,-lhost オプションで指定します。ここでは,PFM
- Agent for Oracle の論理ホスト名を jp1-halora としています。
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf mgrhost define コマンドは非対話形式
でも実行できます。jpcconf mgrhost define コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/
148
4. クラスタシステムでの運用
Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
(5) 使用する Oracle のアカウントの作成
PFM - Agent for Oracle で監視する Oracle Database のパフォーマンス情報を収集するために,特定のシ
ステム権限を持つ Oracle のアカウントを作成します。
Oracle のアカウントの作成方法については,「2.1.4(2) PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle のア
カウントの作成」を参照してください。
なお,sys アカウントを使用する場合には,このセットアップは不要です。
(6) インスタンス環境の設定
jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを実行して,PFM - Agent for Oracle のインスタンス
環境を設定します。
設定手順は,非クラスタシステムの場合と同じです。ただし,クラスタシステムの場合,jpcconf inst
setup (jpcinssetup) コマンドの実行時に,
「-lhost」で論理ホスト名を指定する必要があります。
クラスタシステムの場合の jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドの指定方法を次に示しま
す。
jpcconf inst setup -key Oracle -lhost 論理ホスト名 -inst インスタンス名 (jpcinssetup agto -lhost 論
理ホスト名 -inst インスタンス名)
なお,エージェントログの出力先フォルダ(log_path の値)には,共有ディスク上のパスを指定してく
ださい。
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf inst setup コマンドは非対話形式でも実行
できます。jpcconf inst setup コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
このほかの設定内容,および手順については,
「2.1.4(3) インスタンス環境の設定」を参照してください。
(7) 他 Performance Management プログラムの論理ホストのセットアップ
PFM - Agent for Oracle のほかに,同じ論理ホストにセットアップする PFM - Manager や PFM - Agent
がある場合は,この段階でセットアップしてください。
セットアップ手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,クラスタシ
ステムでの構築と運用について説明している章,または各 PFM - Agent マニュアルの,クラスタシステム
での運用について説明している章を参照してください。
(8) ネットワークの設定
Performance Management を使用するネットワーク構成に応じて,変更する場合にだけ必要な設定です。
ネットワークの設定では次の 2 つの項目を設定できます。
● IP アドレスを設定する
複数の LAN に接続されたネットワーク環境で Performance Management を運用するときに使用する
IP アドレスを指定したい場合には,jpchosts ファイルの内容を直接編集します。
149
4. クラスタシステムでの運用
このとき,編集した jpchosts ファイルは,実行系ノードから待機系ノードにコピーしてください。
IP アドレスの設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」
の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
● ポート番号を設定する
ファイアウォール経由で Performance Management のプログラム間の通信をする場合には,jpcconf
port (jpcnsconfig port) コマンドを使用してポート番号を設定します。
ポート番号の設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」
の,インストールとセットアップについて説明している章,およびクラスタシステムでの構築と運用に
ついて説明している章を参照してください。
(9) ログのファイルサイズ変更
Performance Management の稼働状況を,Performance Management 独自のログファイルに出力します。
このログファイルを「共通メッセージログ」と呼びます。共通メッセージログは,デフォルトで 2,048 キ
ロバイトのファイルが 2 個使用されます。このファイルサイズを変更したい場合に必要な設定です。
詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールと
セットアップについて説明している章を参照してください。
(10)パフォーマンスデータの格納先の変更
PFM - Agent で管理されるパフォーマンスデータを格納するデータベースの保存先,バックアップ先,エ
クスポート先,またはインポート先のフォルダを変更したい場合に必要な設定です。
設定方法については,
「2.4.1 パフォーマンスデータの格納先の変更」を参照してください。
(11)動作ログ出力の設定
アラーム発生時に動作ログを出力したい場合に必要な設定です。動作ログとは,システム負荷などのしき
い値オーバーに関するアラーム機能と連動して出力される履歴情報です。
設定方法については,
「付録 K 動作ログの出力」を参照してください。
(12)論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート
PFM - Agent for Oracle の論理ホスト環境が作成できたら,環境定義をファイルにエクスポートします。
エクスポートでは,その論理ホストにセットアップされている Performance Management のプログラム
の定義情報を一括してファイル出力します。同じ論理ホストにほかの Performance Management のプロ
グラムをセットアップする場合は,セットアップが一とおり済んだあとにエクスポートしてください。
論理ホスト環境定義をエクスポートする手順を次に示します。
1. jpcconf ha export (jpchasetup export) コマンドを実行して,論理ホスト環境定義をエクス
ポートする。
これまでの手順で作成した論理ホスト環境の定義情報を,エクスポートファイルに出力します。エクス
ポートファイル名は任意です。
例えば,lhostexp.txt ファイルに論理ホスト環境定義をエクスポートする場合,次のようにコマン
ドを実行します。
jpcconf ha export -f lhostexp.txt (jpchasetup export -f lhostexp.txt)
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf ha export コマンドは非対話形式でも実
150
4. クラスタシステムでの運用
行できます。jpcconf ha export コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
(13)論理ホスト環境定義ファイルの待機系ノードへのコピー
「(12) 論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート」でエクスポートした論理ホスト環境定義ファイル
を,実行系ノードから待機系ノードにコピーします。
(14)共有ディスクのオフライン
クラスタソフトからの操作やボリュームマネージャの操作などで,共有ディスクをオフラインにして,作
業を終了します。なお,その共有ディスクを続けて使用する場合は,オフラインにする必要はありません。
(15)論理ホスト環境定義ファイルのインポート
実行系ノードからコピーしたエクスポートファイルを,待機系ノードにインポートします。
実行系ノードで作成した論理ホストの Performance Management のプログラムを,待機系ノードで実行
するための設定には,jpcconf ha import (jpchasetup import) コマンドを使用します。1 つの論
理ホストに複数の Performance Management のプログラムがセットアップされている場合は,一括して
インポートされます。
なお,このコマンドを実行するときには,共有ディスクをオンラインにしておく必要はありません。
1. jpcconf ha import (jpchasetup import) コマンドを実行して,論理ホスト環境定義をインポー
トする。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha import -f lhostexp.txt (jpchasetup import -f lhostexp.txt)
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf ha import コマンドは非対話形式でも実
行できます。jpcconf ha import コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
コマンドを実行すると,待機系ノードの環境を,エクスポートファイルの内容と同じ環境になるように
設定変更します。これによって,論理ホストの PFM - Agent for Oracle を起動するための設定が実施さ
れます。
また,セットアップ時に jpcconf port (jpcnsconfig port) コマンドで固定のポート番号を設定
している場合も,同様に設定されます。
2. jpcconf ha list (jpchasetup list) コマンドを実行して,論理ホスト設定を確認する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha list -key all (jpchasetup list all)
実行系ノードで jpcconf ha list (jpchasetup list) を実行した時と同じ内容が表示されること
を確認してください。
(16)クラスタソフトへの PFM - Agent の登録
Performance Management のプログラムを論理ホスト環境で運用する場合は,クラスタソフトに登録し
て,クラスタソフトからの制御で Performance Management のプログラムを起動したり停止したりする
ように環境設定します。
151
4. クラスタシステムでの運用
注意
PFM - Agent for Oracle の登録を実施する前に,Oracle Database のリソースの登録が必要です。
クラスタソフトへ PFM - Agent for Oracle を登録する方法は,クラスタソフトのマニュアルを参照してく
ださい。
PFM - Agent for Oracle をクラスタソフトに登録するときの設定内容を,Windows MSCS に登録する項目
を例として説明します。
PFM - Agent for Oracle の場合,次の表のサービスをクラスタに登録します。
表 4-3 クラスタソフトに登録する PFM - Agent for Oracle のサービス
項番
1
名前
PFM - Agent Store for Oracle インスタン
ス名 [LHOST]
サービス名
JP1PCAGT_OS_ インスタンス名
[LHOST]
依存関係
IP アドレスリソース※
1
物理ディスクリソース
※2
Oracle Database リ
ソース
2
PFM - Agent for Oracle インスタンス名
[LHOST]
JP1PCAGT_OA_ インスタンス名
[LHOST]
項番 1 のクラスタリ
ソース
3
PFM - Action Handler [LHOST]
JP1PCMGR_PH [LHOST]
IP アドレスリソース※
1
物理ディスクリソース
※2
注※ 1
Oracle のクラスタ環境で定義されている IP アドレスのリソース
注※ 2
共有ディスクのリソース
[LHOST] の部分は,論理ホスト名に置き換えてください。インスタンス名が SDC1,論理ホスト名が
jp1-halora の場合,サービスの名前は「PFM - Agent Store for Oracle SDC1 [jp1-halora]」,サービス名は
「JP1PCAGT_OS_SDC1 [jp1-halora]」のようになります。
MSCS の場合は,これらのサービスを MSCS のリソースとして登録します。各リソースの設定は次のよ
うにします。下記の[ ]は,MSCS の設定項目です。
•[リソースの種類]は「汎用サービス」として登録する。
•[名前]
,[依存関係]
,および[サービス名]を表 4-3 のとおりに設定する。
なお,名前はサービスを表示するときの名称で,サービス名は MSCS から制御するサービスを指定す
るときの名称です。次のどれかの場合は,PFM - Agent Store for Oracle インスタンス名[LHOST]に
対して,「Oracle TNS Listener」との依存関係を設定してください。
• リスナーのアラーム監視やリスナーのリソース監視をしたい場合。
• Oracle のサービスのどれかが「ローカルシステムアカウント」以外のアカウントで動作している場
合。
• インスタンス環境の設定で sqlnet の値を「Y」にした場合。
この場合に「Oracle TNS Listener」との依存関係を設定しないと,Oracle でエラーが発生すること
があります。
•[起動パラメータ]および[レジストリ複製]は設定しない。
152
4. クラスタシステムでの運用
• プロパティの[詳細設定]タブは,Performance Management のプログラムの障害時にフェールオー
バーするかしないかの運用に合わせて設定する。
例えば,PFM - Agent for Oracle の障害時に,フェールオーバーするように設定するには,次のように
設定します。
[再開する]
:チェックする
[グループに適用する]
:チェックする
再起動試行回数の[しきい値]:3 ※
注※
再起動試行回数の[しきい値]は 3 回を目安に設定してください。
注意
クラスタに登録するサービスは,クラスタから起動および停止を制御しますので,OS 起動時に自動
起動しないよう[スタートアップの種類]を[手動]に設定してください。なお,jpcconf ha
setup (jpchasetup create) コマンドでセットアップした直後のサービスは[手動]に設定され
ています。また,次のコマンドで強制停止しないでください。
jpcspm stop -key all -lhost 論理ホスト名 -kill immediate (jpcstop all lhost= 論
理ホスト名 kill=immediate)
(17)クラスタソフトからの起動・停止の確認
クラスタソフトからの操作で,Performance Management のプログラムの起動および停止を各ノードで実
行し,正常に動作することを確認してください。
(18)クラスタシステムでの環境設定
Performance Management のプログラムのセットアップ終了後,PFM - Web Console から,運用に合わ
せて監視対象の稼働状況についてのレポートを表示できるようにしたり,監視対象で問題が発生したとき
にユーザーに通知できるようにしたりするために,Performance Management のプログラムの環境を設定
します。
Performance Management のプログラムの環境設定方法については,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,クラスタシステムでの構築と運用について説明している章を参照してくだ
さい。
153
4. クラスタシステムでの運用
4.4 インストールとセットアップ(UNIX の場合)
ここでは,クラスタシステムでの PFM - Agent for Oracle のインストールとセットアップの手順について
説明します。
なお,PFM - Manager のインストールとセットアップの手順については,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,クラスタシステムでの構築と運用について説明している章を参照してくだ
さい。
4.4.1 インストールとセットアップの流れ(クラスタシステムで UNIX
の場合)
クラスタシステムで,論理ホスト運用する PFM - Agent for Oracle のインストールおよびセットアップの
流れを次の図に示します。
154
4. クラスタシステムでの運用
図 4-5 クラスタシステムで論理ホスト運用する PFM - Agent for Oracle のインストールおよびセットアッ
プの流れ(UNIX の場合)
注意
論理ホスト環境の PFM - Agent をセットアップしても,物理ホスト環境の PFM - Agent の定義内容
は引き継がれません。論理ホスト環境および物理ホスト環境では,インスタンス環境を設定した時点
で,新規に環境が作成されます。
なお,ユーザー入力を必要とするセットアップコマンドは,対話形式で実行するか非対話形式で実行する
かを選択できます。
155
4. クラスタシステムでの運用
対話形式で実行する場合は,コマンドの指示に従ってユーザーが値を入力する必要があります。
非対話形式で実行する場合は,コマンド実行中に必要となる入力作業を,オプション指定や定義ファイル
で代替するため,ユーザー入力が不要になります。また,バッチ処理やリモート実行によってセットアッ
プ作業を自動化できるため,管理者の負担や運用コストを低減できます。非対話形式のコマンドは,次の
ような場合に便利です。
• 監視対象との接続に使用するパスワードを定期的に変更したい
• 複数の監視対象を追加する際の作業を効率化したい
コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」を参照してくだ
さい。
4.4.2 インストールとセットアップの前に
インストールおよびセットアップを開始する前に前提条件,必要な情報,および注意事項について説明し
ます。
(1) 前提条件
PFM - Agent for Oracle をクラスタシステムで使用する場合,次に示す前提条件があります。
(a) クラスタシステム
次の条件が整っていることを確認してください。
• クラスタシステムがクラスタソフトによって制御されていること。
• クラスタソフトが論理ホスト運用する PFM - Agent for Oracle の起動や停止などを制御するように設定
されていること。このとき,PFM - Agent for Oracle が,監視対象の Oracle と連動してフェールオー
バーするように設定すること。
(b) 共有ディスク
次の条件が整っていることを確認してください。
• 論理ホストごとに共有ディスクがあり,実行系ノードから待機系ノードへ引き継げること。
• 共有ディスクが,各ノードに物理的に Fibre Channel や SCSI で接続されていること。
Performance Management では,ネットワークドライブや,ネットワーク経由でレプリケーションし
たディスクを共有ディスクとして使う構成はサポートされていません。
• フェールオーバーの際に,何らかの問題によって共有ディスクを使用中のプロセスが残った場合でも,
クラスタソフトなどの制御によって強制的に共有ディスクをアンマウントしてフェールオーバーできる
こと。
• 1 つの論理ホストで複数の PFM 製品を運用する場合,共有ディスクのディレクトリ名が同じであるこ
と。
なお,Store データベースについては格納先を変更して,共有ディスク上のほかのディレクトリに格納
できます。
(c) 論理ホスト名,論理 IP アドレス
次の条件が整っていることを確認してください。
• 論理ホストごとに論理ホスト名,および論理ホスト名と対応する論理 IP アドレスがあり,実行系ノー
ドから待機系ノードに引き継げること。
• 論理ホスト名と論理 IP アドレスが,hosts ファイルやネームサーバに設定されていること。
• DNS 運用している場合は,FQDN 名ではなく,ドメイン名を除いたホスト名を論理ホスト名として使
156
4. クラスタシステムでの運用
用していること。
• 物理ホスト名と論理ホスト名は,システムの中でユニークであること。
注意
• 論理ホスト名に,物理ホスト名(uname -n コマンドで表示されるホスト名)を指定しないでくだ
さい。正常に通信処理がされなくなる可能性があります。
• 論理ホスト名に使用できる文字は,1 ∼ 32 バイトの半角英数字です。次の記号および空白文字は指
定できません。
/¥:;*?'"<>|&=,.
• 論理ホスト名には,"localhost",IP アドレス,"-" から始まるホスト名を指定できません。
(d) IPv6 を使用する場合の設定
Performance Management では,ネットワーク構成が IPv4 環境だけでなく IPv6 環境にも対応していま
す。そのため,IPv4 環境と IPv6 環境が混在するネットワーク構成でも,Performance Management を運
用できます。
PFM - Agent for Oracle では,PFM - Manager と IPv6 で通信できます。ただし,PFM - Agent for
Oracle および PFM - Manager が導入されているホストの OS が,Windows Server 2008 R2 または
Linux の場合に限ります。
IPv4 環境と IPv6 環境での通信の適用範囲については,
「付録 M IPv4 環境と IPv6 環境での通信につい
て」を参照してください。
IPv6 で通信する場合,PFM - Manager ホストと PFM - Agent ホストのそれぞれで IPv6 の利用設定を有
効にする必要があります。この設定は jpcconf ipv6 enable コマンドで実行しますが,コマンドの実
行要否は次のとおりです。
jpcconf ipv6 enable コマンドの実行が必要なケース
• それぞれのホストで,IPv4 環境から IPv6 環境に変更する場合
• IPv4 環境と IPv6 環境が共存していて,PFM - Manager を IPv4 環境から IPv6 環境に変更する場
合
jpcconf ipv6 enable コマンドの実行が不要なケース
• それぞれのホストが,すでに IPv6 環境である場合
• IPv4 環境と IPv6 環境が共存していて,PFM - Manager が IPv6 環境である場合
jpcconf ipv6 enable コマンドの実行例を次に示します。
jpcconf ipv6 enable
jpcconf ipv6 enable コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リ
ファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。また,jpcconf ipv6 enable コ
マンドを実行する条件やタイミングについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築
ガイド」の IPv6 環境が含まれる場合のネットワーク構成例について説明している章を参照してください。
なお,PFM - Agent for Oracle と PFM - Manager を IPv6 で通信する場合,名前解決できるホスト名を指
定してください。
PFM - Agent for Oracle と PFM - Manager との通信は,解決できる IP アドレスで通信します。また,
PFM - Agent for Oracle と PFM - Manager との通信では,IPv4 と IPv6 が共存した環境の場合,解決で
きる IP アドレスで通信に失敗したとき,別の IP アドレスで通信することはありません。
157
4. クラスタシステムでの運用
例えば,IPv4 で接続に失敗した場合,IPv6 でリトライすることはありません。また,IPv6 で接続に失敗
した場合に,IPv4 でリトライすることもありません。事前に接続できることを確認してください。
(2) 論理ホスト運用する PFM - Agent for Oracle のセットアップに必要な情報
論理ホスト運用する PFM - Agent for Oracle をセットアップするには,通常の PFM - Agent for Oracle の
セットアップで必要になる環境情報に加えて,次の表の情報が必要です。
表 4-4 論理ホスト運用の PFM - Agent for Oracle のセットアップに必要な情報
項目
例
Oracle と同じ論理ホスト名
jp1-halora
Oracle と同じ論理 IP アドレス
172.16.92.100
共有ディスク
/jp1
なお,1 つの論理ホストで論理ホスト運用する Performance Management のプログラムが複数ある場合
も,同じ共有ディスクのディレクトリを使用します。
共有ディスクに必要な容量については,
「付録 A システム見積もり」を参照してください。
(3) PFM - Agent for Oracle で論理ホストをフェールオーバーさせる場合の注意事項
PFM - Agent for Oracle を論理ホスト運用するシステム構成の場合,PFM - Agent for Oracle の障害に
よって論理ホスト全体をフェールオーバーさせるかどうかを検討してください。
PFM - Agent for Oracle の障害で論理ホスト全体をフェールオーバーさせると,PFM - Agent for Oracle
が監視対象としている同じ論理ホストで運用する業務アプリケーションもフェールオーバーすることにな
り,業務に影響を与える可能性があります。
通常は,PFM - Agent for Oracle に異常が発生しても,Oracle の動作に影響がないように,次のどちらか
のようにクラスタソフトで設定することをお勧めします。
• PFM - Agent for Oracle の動作監視をしない
• PFM - Agent for Oracle の異常を検知してもフェールオーバーしない
(4) 論理ホスト運用時のバージョンアップに関する注意事項
論理ホスト運用の PFM - Agent for Oracle をバージョンアップする場合は,実行系ノードまたは待機系
ノードのどちらか一方で,共有ディスクをオンラインにする必要があります。
4.4.3 インストール手順
実行系ノードおよび待機系ノードに PFM - Agent for Oracle をインストールします。
!
注意事項
インストール先はローカルディスクです。共有ディスクにはインストールしないでください。
インストール手順は非クラスタシステムの場合と同じです。インストール手順については,
「3.1.3 イン
ストール手順」を参照してください。
158
4. クラスタシステムでの運用
4.4.4 セットアップ手順
ここでは,クラスタシステムで Performance Management を運用するための,セットアップについて説
明します。
セットアップ手順には,実行系ノードの手順と,待機系ノードの手順があります。実行系ノード,待機系
ノードの順にセットアップしてください。
は実行系ノードで行う項目を,
は待機系ノードで行う項目を示します。また,
は使用する環境によって必要になるセットアップ項目,またはデフォルトの設定を変更する
場合のオプションのセットアップ項目を示します。
(1) PFM - Agent の登録
PFM - Manager および PFM - Web Console を使って PFM - Agent を一元管理するために,PFM Manager および PFM - Web Console に PFM - Agent for Oracle を登録する必要があります。
PFM - Agent for Oracle を登録する必要があるのは次の場合です。
• Performance Management システムに新しく PFM - Agent for Oracle を追加する場合
• すでに登録している PFM - Agent for Oracle のデータモデルのバージョンを更新する場合
登録は PFM - Manager 上および PFM - Web Console 上で実施します。手順は非クラスタシステムの場合
と同じです。
手順については,
「3.1.4(2) PFM - Agent for Oracle の登録」を参照してください。
(2) 共有ディスクのマウント
共有ディスクがマウントされていることを確認します。共有ディスクがマウントされていない場合は,ク
ラスタソフトからの操作やボリュームマネージャの操作などで,共有ディスクをマウントしてください。
(3) PFM - Agent の論理ホストのセットアップ
jpcconf ha setup (jpchasetup create) コマンドを実行して論理ホスト環境を作成します。コマ
ンドを実行すると,共有ディスクに必要なデータがコピーされ,論理ホスト用の定義を設定されて,論理
ホスト環境が作成されます。
注意
コマンドを実行する前に,Performance Management システム全体で,Performance Management
のプログラムおよびサービスをすべて停止してください。サービスの停止方法については,マニュア
ル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Management を運用するための
操作について説明している章を参照してください。
手順を次に示します。
1. jpcconf ha setup (jpchasetup create) コマンドを実行して,PFM - Agent for Oracle の論理ホ
スト環境を作成する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha setup -key Oracle -lhost jp1-halora -d /jp1 (jpchasetup create agto
-lhost jp1-halora -d /jp1)
論理ホスト名は,-lhost オプションで指定します。ここでは,論理ホスト名を jp1-halora としてい
159
4. クラスタシステムでの運用
ます。DNS 運用をしている場合はドメイン名を省略した論理ホスト名を指定してください。
共有ディスクのディレクトリ名は,-d オプションの環境ディレクトリ名に指定します。例えば -d /
jp1 と指定すると /jp1/jp1pc が作成されて,論理ホスト環境のファイルが作成されます。
注意
PFM - Agent for Oracle はファイルシステムで運用されています。RAW デバイスや ASM でデー
タベースを構築した場合は,ファイルシステムを共有ディスクに指定してください。
2. jpcconf ha list (jpchasetup list) コマンドを実行して,論理ホストの設定を確認する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha list -key all (jpchasetup list all)
作成した論理ホスト環境が正しいことを確認してください。
(4) 接続先 PFM - Manager の設定
jpcconf mgrhost define (jpcnshostname) コマンドを実行して,PFM - Agent for Oracle を管理
する PFM - Manager を設定します。
1. jpcconf mgrhost define (jpcnshostname) コマンドを実行して,接続先 PFM - Manager を設定
する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf mgrhost define -host jp1-hal -lhost jp1-halora (jpcnshostname -s
jp1-hal -lhost jp1-halora)
接続先 PFM - Manager のホスト名は,-host オプションで指定します。接続先 PFM - Manager が論
理ホスト運用されている場合は,-host オプションに接続先 PFM - Manager の論理ホスト名を指定し
ます。ここでは,PFM - Manager の論理ホスト名を jp1-hal としています。
また,PFM - Agent for Oracle の論理ホスト名は,-lhost オプションで指定します。ここでは,PFM
- Agent for Oracle の論理ホスト名を jp1-halora としています。
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf mgrhost define コマンドは非対話形式
でも実行できます。jpcconf mgrhost define コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/
Performance Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
(5) 使用する Oracle のアカウントの作成
PFM - Agent for Oracle で Oracle Database を監視し,パフォーマンス情報を収集するために,特定のシ
ステム権限を持つ Oracle のアカウントを作成します。
Oracle のアカウントの作成方法については,
「3.1.4(3) PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle のア
カウントの作成」を参照してください。
なお,sys アカウントを使用する場合には,このセットアップは不要です。
(6) インスタンス環境の設定
jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを実行して,PFM - Agent for Oracle のインスタンス
環境を設定します。
設定手順は,非クラスタシステムの場合と同じです。ただし,クラスタシステムの場合,jpcconf inst
setup (jpcinssetup) コマンドの実行時に,「-lhost」で論理ホスト名を指定する必要があります。
160
4. クラスタシステムでの運用
クラスタシステムの場合の jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドの指定方法を次に示しま
す。
jpcconf inst setup -key Oracle -lhost 論理ホスト名 -inst インスタンス名 (jpcinssetup agto -lhost
論理ホスト名 -inst インスタンス名)
なお,エージェントログの出力先フォルダ(log_path の値)には,共有ディスク上のパスを指定してく
ださい。
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf inst setup コマンドは非対話形式でも実行
できます。jpcconf inst setup コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
このほかの設定内容,および手順については,
「3.1.4(4) インスタンス環境の設定」を参照してください。
(7) 他 Performance Management プログラムの論理ホストのセットアップ
PFM - Agent for Oracle のほかに,同じ論理ホストにセットアップする PFM - Manager や PFM - Agent
がある場合は,この段階でセットアップしてください。
セットアップ手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,クラスタシ
ステムでの構築と運用について説明している章,または各 PFM - Agent マニュアルの,クラスタシステム
での運用について説明している章を参照してください。
(8) ネットワークの設定
Performance Management を使用するネットワーク構成に応じて,変更する場合にだけ必要な設定です。
ネットワークの設定では次の 2 つの項目を設定できます。
● IP アドレスを設定する
複数の LAN に接続されたネットワーク環境で Performance Management を運用するときに使用する
IP アドレスを指定したい場合には,jpchosts ファイルの内容を直接編集します。
このとき,編集した jpchosts ファイルは,実行系ノードから待機系ノードにコピーしてください。
IP アドレスの設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」
の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
● ポート番号を設定する
ファイアウォール経由で Performance Management のプログラム間の通信をする場合には,jpcconf
port (jpcnsconfig port) コマンドを使用してポート番号を設定します。
ポート番号の設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」
の,インストールとセットアップについて説明している章,およびクラスタシステムでの運用について
説明している章を参照してください。
(9) ログのファイルサイズ変更
Performance Management の稼働状況を,Performance Management 独自のログファイルに出力します。
このログファイルを「共通メッセージログ」と呼びます。共通メッセージログは,デフォルトで 2,048 キ
ロバイトのファイルが 2 個使用されます。このファイルサイズを変更したい場合に必要な設定です。
詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールと
161
4. クラスタシステムでの運用
セットアップについて説明している章を参照してください。
(10)パフォーマンスデータの格納先の変更
PFM - Agent で管理されるパフォーマンスデータを格納するデータベースの保存先,バックアップ先,エ
クスポート先,またはインポート先のディレクトリを変更したい場合にだけ必要な設定です。
設定方法については,
「3.4.1 パフォーマンスデータの格納先の変更」を参照してください。
(11)動作ログ出力の設定
アラーム発生時に動作ログを出力したい場合に必要な設定です。動作ログとは,システム負荷などのしき
い値オーバーに関するアラーム機能と連動して出力される履歴情報です。
設定方法については,
「付録 K 動作ログの出力」を参照してください。
(12)論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート
PFM - Agent for Oracle の論理ホスト環境が作成できたら,環境定義をファイルにエクスポートします。
エクスポートでは,その論理ホストにセットアップされている Performance Management のプログラム
の定義情報を一括してファイル出力します。同じ論理ホストにほかの Performance Management のプロ
グラムをセットアップする場合は,セットアップが一とおり済んだあとにエクスポートしてください。
論理ホスト環境定義をエクスポートする手順を次に示します。
1. jpcconf ha export (jpchasetup export) コマンドを実行して,論理ホスト環境定義をエクス
ポートする。
これまでの手順で作成した論理ホスト環境の定義情報を,エクスポートファイルに出力します。エクス
ポートファイル名は任意です。
例えば,lhostexp.txt ファイルに論理ホスト環境定義をエクスポートする場合,次のようにコマン
ドを実行します。
jpcconf ha export -f lhostexp.txt (jpchasetup export -f lhostexp.txt)
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf ha export コマンドは非対話形式でも実
行できます。jpcconf ha export コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
(13)論理ホスト環境定義ファイルの待機系ノードへのコピー
「(12) 論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート」でエクスポートした論理ホスト環境定義ファイル
を,実行系ノードから待機系ノードにコピーします。
(14)共有ディスクのアンマウント
ファイルシステムをアンマウントして,作業を終了します。なお,その共有ディスクを続けて使用する場
合は,ファイルシステムをアンマウントする必要はありません。
注意
共有ディスクがアンマウントされていても,指定した環境ディレクトリに jp1pc ディレクトリがあ
り,jp1pc ディレクトリ以下にファイルがある場合は,共有ディスクをマウントしないでセットアッ
プしています。この場合は次の手順で対処してください。
1. ローカルディスク上の指定した環境ディレクトリにある jp1pc ディレクトリを tar コマンドで
162
4. クラスタシステムでの運用
アーカイブする。
2. 共有ディスクをマウントする。
3. 共有ディスク上に指定した環境ディレクトリがない場合は,環境ディレクトリを作成する。
4. 共有ディスク上の環境ディレクトリに tar ファイルを展開する。
5. 共有ディスクをアンマウントする。
6. ローカルディスク上の指定した環境ディレクトリにある jp1pc ディレクトリ以下を削除する。
(15)論理ホスト環境定義ファイルのインポート
実行系ノードからコピーしたエクスポートファイルを,待機系ノードにインポートします。
実行系ノードで作成した論理ホストの Performance Management のプログラムを,待機系ノードで実行
するための設定には,jpcconf ha import (jpchasetup import) コマンドを使用します。1 つの論
理ホストに複数の Performance Management のプログラムがセットアップされている場合は,一括して
インポートされます。
なお,このコマンドを実行するときには,共有ディスクをマウントしておく必要はありません。
1. jpcconf ha import (jpchasetup import) コマンドを実行して,論理ホスト環境定義をインポー
トする。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha import -f lhostexp.txt (jpchasetup import -f lhostexp.txt)
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf ha import コマンドは非対話形式でも実
行できます。jpcconf ha import コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
コマンドを実行すると,待機系ノードの環境を,エクスポートファイルの内容と同じ環境になるように
設定変更します。これによって,論理ホストの PFM - Agent for Oracle を起動するための設定が実施さ
れます。
また,セットアップ時に jpcconf port (jpcnsconfig port) コマンドで固定のポート番号を設定
している場合も,同様に設定されます。
2. jpcconf ha list (jpchasetup list) コマンドを実行して,論理ホスト設定を確認する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha list -key all (jpchasetup list all)
実行系ノードで jpcconf ha list (jpchasetup list) を実行した時と同じ内容が表示されること
を確認してください。
(16)クラスタソフトへの PFM - Agent の登録
Performance Management のプログラムを論理ホスト環境で運用する場合は,クラスタソフトに登録し
て,クラスタソフトからの制御で Performance Management のプログラムを起動したり停止したりする
ように環境設定します。
ここでは,PFM - Agent for Oracle をクラスタソフトに登録するときに設定する内容を説明します。
一般に UNIX のクラスタソフトに,アプリケーションを登録する場合に必要な項目は「起動」
「停止」「動
作監視」
「強制停止」の 4 つがあります。
PFM - Agent for Oracle での設定方法を次の表に示します。
163
4. クラスタシステムでの運用
表 4-5 クラスタソフトに登録する PFM - Agent for Oracle の制御方法
項目
説明
次のコマンドを順に実行して,PFM - Agent for Oracle を起動する。
jpcspm start -key AH -lhost 論理ホスト名 (jpcstart act
lhost= 論理ホスト名)
jpcspm start -key Oracle -lhost 論理ホスト名 -inst イ
ンスタンス名 (jpcstart agto lhost= 論理ホスト名 inst= イ
ンスタンス名)
起動
起動するタイミングは,共有ディスクおよび論理 IP アドレスが使用
できる状態になったあととする。
次のコマンドを順に実行して,PFM - Agent for Oracle を停止する。
jpcspm stop -key Oracle -lhost 論理ホスト名 -inst イン
スタンス名 (jpcstop agto lhost= 論理ホスト名 inst= インス
タンス名)
jpcspm stop -key AH -lhost 論理ホスト名 (jpcstop act
lhost= 論理ホスト名)
停止
停止するタイミングは,共有ディスクおよび論理 IP アドレスを使用
できない状態にする前とする。
なお,障害などでサービスが停止しているときは,jpcspm
stop(jpcstop) コマンドの戻り値が 3 になる。この場合はサービ
スが停止されているので,正常終了と扱う。戻り値で実行結果を判
定するクラスタソフトの場合は,戻り値を 0 にするなどで対応する
こと。
動作監視
次のプロセスが動作していることを,ps コマンドで確認する。
ps -ef | grep "プロセス名 論理ホスト名" | grep -v "grep
監視対象のプロセス"
監視対象のプロセスは,次のとおり。
jpcagto,agto/jpcsto,jpcah
プロセス名ついては,マニュアル「JP1/Performance Management
運用ガイド」の 9 章およびマニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」の付録を参照のこと。
なお,運用中にメンテナンスなどで Performance Management を
一時的に停止する場合を想定して,動作監視を抑止する方法(例え
ば,メンテナンス中のファイルがあると監視をしないなど)を用意
しておくことを勧める。
強制停止
強制停止が必要な場合は,次のコマンドを実行する。
jpcspm stop -key all -lhost 論理ホスト名 -kill
immediate (jpcstop all lhost=論理ホスト名
kill=immediate)
第一引数のサービスキーに指定できるのは,all だけである。
注意
コマンドを実行すると,指定した論理ホスト環境すべての
Performance Management のプロセスが,SIGKILL 送信に
よって強制停止される。このとき,サービス単位ではなく,論
理ホスト単位で Performance Management が強制停止される。
なお,強制停止は,通常の停止を実行しても停止できない場合に
限って実行するよう設定すること。
注意
• クラスタに登録する Performance Management のプログラムは,クラスタから起動および停止を
制御しますので,OS 起動時の自動起動設定をしないでください。
• Performance Management のプログラムを日本語環境で実行する場合,クラスタソフトに登録する
スクリプトで LANG 環境変数を設定してから,Performance Management のコマンドを実行する
ようにしてください。
• クラスタソフトがコマンドの戻り値で実行結果を判定する場合は,Performance Management のコ
164
4. クラスタシステムでの運用
マンドの戻り値をクラスタソフトの期待する値に変換するように設定してください。Performance
Management のコマンドの戻り値については,各コマンドのリファレンスを確認してください。
• ps コマンドで動作を監視する場合,事前に ps コマンドを実行して,論理ホスト名とインスタンス
名をつなげた文字列がすべて表示されることを確認してください。文字列が途中までしか表示され
ない場合は,インスタンス名を短くしてください。なお,ps コマンドでプロセス名および論理ホス
ト名を特定する場合に,「
()」または「
[]」を使用すると,プロセス名および論理ホスト名の取得に
失敗することがあります。OS の ps コマンドのリファレンスを確認して,コマンドを再実行してく
ださい。
• Oracle を起動してから,PFM - Agent for Oracle を起動してください。また,停止する場合は,
PFM - Agent for Oracle を停止してから,Oracle を停止してください。なお,Oracle リスナーを使
用して接続する設定になっている場合※に PFM - Agent for Oracle と Oracle Database を接続する
ときは,PFM - Agent for Oracle を起動する前に,Oracle リスナーも起動してください。
注※
インスタンス環境の設定で sqlnet の値を「Y」にした場合,net_service_name に指定した
ネットサービス名でリスナーを使用して接続します。接続するためには,あらかじめ Oracle 側
でリスナーを使用して接続できる環境を設定する必要があります。
(17)クラスタソフトからの起動・停止の確認
クラスタソフトからの操作で,Performance Management のプログラムの起動および停止を各ノードで実
行し,正常に動作することを確認してください。
(18)クラスタシステムでの環境設定
Performance Management のプログラムのセットアップ終了後,PFM - Web Console から,運用に合わ
せて監視対象の稼働状況についてのレポートを表示できるようにしたり,監視対象で問題が発生したとき
にユーザーに通知できるようにしたりするために,Performance Management のプログラムの環境を設定
します。
Performance Management のプログラムの環境設定方法については,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,クラスタシステムでの構築と運用について説明している章を参照してくだ
さい。
165
4. クラスタシステムでの運用
4.5 アンインストールとアンセットアップ(Windows
の場合)
ここでは,クラスタシステムで運用していた PFM - Agent for Oracle を,アンインストールする方法とア
ンセットアップする方法について説明します。
なお,PFM - Manager のアンインストールとアンセットアップについては,マニュアル「JP1/
Performance Management 運用ガイド」の,クラスタシステムでの構築と運用について説明している章を
参照してください。
4.5.1 PFM - Agent for Oracle のアンインストールとアンセットアップの
流れ
クラスタシステムで運用していた PFM - Agent for Oracle のアンインストールおよびアンセットアップの
流れを次の図に示します。
166
4. クラスタシステムでの運用
図 4-6 クラスタシステムで論理ホスト運用する PFM - Agent for Oracle のアンインストールおよびアン
セットアップの流れ(Windows の場合)
4.5.2 アンセットアップ手順
論理ホスト環境をアンセットアップします。アンセットアップ手順には,実行系ノードの手順と,待機系
ノードの手順があります。実行系ノード,待機系ノードの順にアンセットアップしてください。
は実行系ノードで行う項目を,
は待機系ノードで行う項目を示します。また,
は使用する環境によって必要になるセットアップ項目,またはデフォルトの設定を変更する
167
4. クラスタシステムでの運用
場合のオプションのセットアップ項目を示します。
PFM - Agent for Oracle のアンセットアップ手順について説明します。
(1) クラスタソフトからの停止
クラスタソフトからの操作で,実行系ノードと待機系ノードで起動している Performance Management
のプログラムおよびサービスを停止してください。停止する方法については,クラスタソフトのマニュア
ルを参照してください。
(2) 共有ディスクのオンライン
共有ディスクがオンラインになっていることを確認します。共有ディスクがオンラインになっていない場
合は,クラスタソフトからの操作やボリュームマネージャの操作などで,共有ディスクをオンラインにし
てください。
(3) ポート番号の設定の解除
この手順は,ファイアウォールを使用する環境で,セットアップ時に jpcconf port (jpcnsconfig
port) コマンドでポート番号を設定した場合だけに必要な手順です。
ポート番号の解除方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,
インストールとセットアップについて説明している章,およびクラスタシステムでの構築と運用について
説明している章を参照してください。
(4) PFM - Agent の論理ホストのアンセットアップ
手順を次に示します。
注意
共有ディスクがオフラインになっている状態で論理ホスト環境を削除した場合は,物理ホスト上に存
在する論理ホストの設定だけが削除され,共有ディスク上のディレクトリやファイルは削除されませ
ん。この場合,共有ディスクをオンラインにし,環境ディレクトリ以下の jp1pc ディレクトリを手動
で削除する必要があります。
1. jpcconf ha list (jpchasetup list) コマンドを実行して,論理ホスト設定を確認する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha list -key all -lhost jp1-halora (jpchasetup list all -lhost
jp1-halora)
論理ホスト環境をアンセットアップする前に,現在の設定を確認します。論理ホスト名や共有ディスク
のパスなどを確認してください。
2. PFM - Agent for Oracle のインスタンス環境を削除する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf inst unsetup -key Oracle -lhost jp1-halora -inst SDC1 (jpcinsunsetup
agto -lhost jp1-halora -inst SDC1)
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf inst unsetup コマンドは非対話形式でも
実行できます。jpcconf inst unsetup コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
jpcconf inst unsetup (jpcinsunsetup) コマンドを実行すると,論理ホストのインスタンスを
168
4. クラスタシステムでの運用
起動するための設定が削除されます。また,共有ディスク上のインスタンス用のファイルが削除されま
す。
3. jpcconf ha unsetup (jpchasetup delete) コマンドを実行して,PFM - Agent for Oracle の論理
ホスト環境を削除する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha unsetup -key Oracle -lhost jp1-halora (jpchasetup delete agto -lhost
jp1-halora)
jpcconf ha unsetup (jpchasetup delete) コマンドを実行すると,論理ホストの PFM - Agent
for Oracle を起動するための設定が削除されます。また,共有ディスク上の論理ホスト用のファイルが
削除されます。
4. jpcconf ha list (jpchasetup list) コマンドで,論理ホスト設定を確認する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha list -key all (jpchasetup list all)
論理ホスト環境から PFM - Agent for Oracle が削除されていることを確認してください。
5. Oracle Database からオブジェクトを削除する。
PFM - Agent for Oracle が Oracle を監視する時に必要なオブジェクト(監視用のプロシージャや作業
用のテーブル)を Oracle から削除します。このオブジェクトは,PFM - Agent for Oracle が提供して
いる削除用の SQL スクリプトを実行して削除します。Oracle Database からのオブジェクトの削除方
法については,
「2.2.2(1)(b) Oracle Database へ登録したオブジェクトを削除する」を参照してくださ
い。
6. Oracle の初期化パラメーターを元に戻す。
PFM - Agent for Oracle のレコード収集のために,Oracle の初期化パラメーター
「TIMED_STATISTICS」の値を変更している場合は,必要に応じて元に戻してください
7. Oracle のアカウントおよび Oracle のアカウントが使用していた表領域を削除する。
PFM - Agent for Oracle で使用しなくなった Oracle のアカウントを削除します。
また,Oracle のアカウントを削除したことによって,そのアカウントが使用していた表領域が必要な
くなった場合,その表領域を削除します。
Oracle のアカウントの削除方法については,「2.2.2(2) PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle の
アカウントの削除」を参照してください。
(5) 他 Performance Management プログラムの論理ホストのアンセットアップ
PFM - Agent for Oracle のほかに,同じ論理ホストからアンセットアップする Performance Management
プログラムがある場合は,この段階でアンセットアップしてください。
アンセットアップ手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,クラス
タシステムでの構築と運用について説明している章,または各 PFM - Agent マニュアルの,クラスタシス
テムでの運用について説明している章を参照してください。
(6) 論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート
論理ホストの PFM - Agent for Oracle を削除したら,環境定義をファイルにエクスポートします。
169
4. クラスタシステムでの運用
Performance Management では,環境定義のエクスポートおよびインポートによって実行系と待機系の環
境を合わせる方式を採っています。
実行系ノードでエクスポートした環境定義(Performance Management の定義が削除されている)を,待
機系ノードにインポートすると,待機系ノードの既存の環境定義(Performance Management の定義が削
除前のままの状態で定義が残っている)と比較して差分(実行系ノードで削除された部分)を確認して
Performance Management の環境定義を削除します。
手順を次に示します。
1. jpcconf ha export (jpchasetup export) コマンドを実行して,論理ホスト環境定義をエクス
ポートする。
Performance Management の論理ホスト環境の定義情報を,エクスポートファイルに出力します。エ
クスポートファイル名は任意です。
例えば,lhostexp.txt ファイルに論理ホスト環境定義をエクスポートする場合,次のようにコマン
ドを実行します。
jpcconf ha export -f lhostexp.txt (jpchasetup export -f lhostexp.txt)
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf ha export コマンドは非対話形式でも実
行できます。jpcconf ha export コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
(7) 論理ホスト環境定義ファイルの待機系ノードへのコピー
「(6) 論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート」でエクスポートしたファイルを,実行系ノードから
待機系ノードにコピーします。
(8) 共有ディスクのオフライン
クラスタソフトからの操作やボリュームマネージャの操作などで,共有ディスクをオフラインにして,作
業を終了します。なお,その共有ディスクを続けて使用する場合は,オフラインにする必要はありません。
(9) 論理ホスト環境定義ファイルのインポート
実行系ノードからコピーしたエクスポートファイルを,待機系ノードに反映させるためにインポートしま
す。なお,待機系ノードでは,インポート時に共有ディスクをオフラインにする必要はありません。
手順を次に示します。
1. jpcconf ha import (jpchasetup import) コマンドを実行して,論理ホスト環境定義をインポー
トする。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha import -f lhostexp.txt (jpchasetup import -f lhostexp.txt)
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf ha import コマンドは非対話形式でも実
行できます。jpcconf ha import コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
コマンドを実行すると,待機系ノードの環境を,エクスポートファイルの内容と同じ環境になるように
設定変更します。これによって,論理ホストの PFM - Agent for Oracle を起動するための設定が削除さ
れます。ほかの論理ホストの Performance Management のプログラムをアンセットアップしている場
170
4. クラスタシステムでの運用
合は,それらの設定も削除されます。
また,セットアップ時に jpcconf port (jpcnsconfig port) コマンドで固定のポート番号を設定
している場合も,解除されます。
2. jpcconf ha list (jpchasetup list) コマンドを実行して,論理ホスト設定を確認する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha list -key all (jpchasetup list all)
実行系ノードで jpcconf ha list (jpchasetup list) コマンドを実行したときと同じ内容が表示
されることを確認してください。
(10)クラスタソフトからの PFM - Agent の登録解除
クラスタソフトから,論理ホストの PFM - Agent for Oracle に関する設定を削除してください。
設定を削除する方法は,クラスタソフトのマニュアルを参照してください。
(11)接続先 PFM - Manager の解除
接続先 PFM - Manager を解除する場合は,PFM - Web Console で PFM - Manager にログインし,接続
している PFM - Agent for Oracle に関連する定義を削除する必要があります。手順を次に示します。
1. PFM - Web Console から,エージェントを削除する。
2. PFM - Manager のエージェント情報を削除する。
例えば,PFM - Manager が論理ホスト jp1-hal 上で動作し,PFM - Agent for Oracle が論理ホスト
jp1-halora 上で動作している場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpctool service delete -id サービスID -host jp1-halora -lhost jp1-hal (jpcctrl
delete サービスID host=jp1-halora lhost=jp1-hal)
サービス ID には削除するエージェントのサービス ID を指定してください。
3. PFM - Manager サービスを再起動する。
サービスの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,
Performance Management の起動と停止について説明している章を参照してください。
4. PFM - Manager ホストのサービス情報を反映する。
PFM - Web Console ホストにサービス情報の削除を反映するため,PFM - Manager ホストと PFM Web Console ホストのエージェント情報を同期します。エージェント情報を同期するには jpctool
service sync コマンドを使用してください。
4.5.3 アンインストール手順
PFM - Agent for Oracle を実行系ノード,待機系ノードそれぞれからアンインストールします。
アンインストール手順は,非クラスタシステムの場合と同じです。詳細は,「2.2.3 アンインストール手
順」を参照してください。
注意
• PFM - Agent for Oracle をアンインストールする場合は,
PFM - Agent for Oracle をアンインストー
ルするノードの Performance Management のプログラムおよびサービスをすべて停止してくださ
171
4. クラスタシステムでの運用
い。
• 論理ホスト環境を削除しないで PFM - Agent for Oracle をアンインストールした場合,環境ディレ
クトリが残ることがあります。その場合は,環境ディレクトリを削除してください。
172
4. クラスタシステムでの運用
4.6 アンインストールとアンセットアップ(UNIX の場
合)
ここでは,クラスタシステムで運用していた PFM - Agent for Oracle を,アンインストールする方法とア
ンセットアップする方法について説明します。
なお,PFM - Manager のアンインストールとアンセットアップについては,マニュアル「JP1/
Performance Management 運用ガイド」の,クラスタシステムでの構築と運用について説明している章を
参照してください。
4.6.1 アンインストールとアンセットアップの流れ
クラスタシステムで運用していた PFM - Agent for Oracle のアンインストールおよびアンセットアップの
流れを次の図に示します。
173
4. クラスタシステムでの運用
図 4-7 クラスタシステムで論理ホスト運用する PFM - Agent for Oracle のアンインストールおよびアン
セットアップの流れ(UNIX の場合)
4.6.2 アンセットアップ手順
論理ホスト環境をアンセットアップします。アンセットアップ手順には,実行系ノードの手順と,待機系
ノードの手順があります。実行系ノード,待機系ノードの順にアンセットアップしてください。
は実行系ノードで行う項目を,
は待機系ノードで行う項目を示します。また,
は使用する環境によって必要になるセットアップ項目,またはデフォルトの設定を変更する
174
4. クラスタシステムでの運用
場合のオプションのセットアップ項目を示します。
PFM - Agent for Oracle のアンセットアップ手順について説明します。
(1) クラスタソフトからの停止
クラスタソフトからの操作で,実行系ノードと待機系ノードで起動している Performance Management
のプログラムおよびサービスを停止してください。停止する方法については,クラスタソフトのマニュア
ルを参照してください。
(2) 共有ディスクのマウント
共有ディスクがマウントされていることを確認します。共有ディスクがマウントされていない場合は,ク
ラスタソフトからの操作やボリュームマネージャの操作などで,共有ディスクをマウントしてください。
注意
共有ディスクがアンマウントされていても,アンセットアップする論理ホストの環境ディレクトリに
jp1pc ディレクトリがあり,jp1pc ディレクトリ以下にファイルがある場合は,共有ディスクをマウ
ントしないでセットアップしています。この場合は次の手順で対処してください。
1. ローカルディスク上のアンセットアップする論理ホストの環境ディレクトリにある jp1pc ディレ
クトリを tar コマンドでアーカイブする。
2. 共有ディスクをマウントする。
3. 共有ディスク上にアンセットアップする論理ホストの環境ディレクトリがない場合は,環境ディレ
クトリを作成する。
4. 共有ディスク上のアンセットアップする論理ホストの環境ディレクトリに tar ファイルを展開す
る。
5. 共有ディスクをアンマウントする。
6. ローカルディスク上のアンセットアップする論理ホストの環境ディレクトリにある jp1pc ディレ
クトリ以下を削除する。
(3) ポート番号の設定の解除
この手順は,ファイアウォールを使用する環境で,セットアップ時に jpcconf port (jpcnsconfig
port) コマンドでポート番号を設定した場合だけに必要な手順です。
ポート番号の解除方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,
インストールとセットアップについて説明している章,およびクラスタシステムでの運用について説明し
ている章を参照してください。
(4) PFM - Agent の論理ホストのアンセットアップ
手順を次に示します。
注意
共有ディスクがマウントされていない状態で論理ホスト環境を削除した場合は,物理ホスト上に存在
する論理ホストの設定が削除され,共有ディスク上のディレクトリやファイルは削除されません。こ
の場合,共有ディスクをマウントして,環境ディレクトリ以下の jp1pc ディレクトリを手動で削除す
る必要があります。
1. jpcconf ha list (jpchasetup list) コマンドを実行して,論理ホスト設定を確認する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha list -key all -lhost jp1-halora (jpchasetup list all -lhost
175
4. クラスタシステムでの運用
jp1-halora)
論理ホスト環境をアンセットアップする前に,現在の設定を確認します。論理ホスト名や共有ディスク
のパスなどを確認してください。
2. PFM - Agent for Oracle のインスタンス環境を削除する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf inst unsetup -key Oracle -lhost jp1-halora -inst SDC1 (jpcinsunsetup
agto -lhost jp1-halora -inst SDC1)
jpcconf inst unsetup (jpcinsunsetup) コマンドを実行すると,論理ホストのインスタンスを
起動するための設定が削除されます。また,共有ディスク上のインスタンス用のファイルが削除されま
す。
3. jpcconf ha unsetup (jpchasetup delete) コマンドを実行して,PFM - Agent for Oracle の論理
ホスト環境を削除する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha unsetup -key Oracle -lhost jp1-halora (jpchasetup delete agto -lhost
jp1-halora)
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf inst unsetup コマンドは非対話形式でも
実行できます。jpcconf inst unsetup コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
jpcconf ha unsetup (jpchasetup delete) コマンドを実行すると,論理ホストの PFM - Agent
for Oracle を起動するための設定が削除されます。また,共有ディスク上の論理ホスト用のファイルが
削除されます。
4. jpcconf ha list (jpchasetup list) コマンドで,論理ホスト設定を確認する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha list -key all (jpchasetup list all)
論理ホスト環境から PFM - Agent for Oracle が削除されていることを確認してください。
5. Oracle Database からオブジェクトを削除する。
PFM - Agent for Oracle が Oracle を監視する時に必要なオブジェクト(監視用のプロシージャや作業
用のテーブル)を Oracle から削除します。このオブジェクトは,PFM - Agent for Oracle が提供して
いる削除用の SQL スクリプトを実行して削除します。Oracle Database からのオブジェクトの削除方
法については,
「3.2.2(1)(b) Oracle Database へ登録したオブジェクトを削除する」を参照してくださ
い。
6. Oracle の初期化パラメーターを元に戻す。
PFM - Agent for Oracle のレコード収集のために,Oracle の初期化パラメーター
「TIMED_STATISTICS」の値を変更している場合は,必要に応じて元に戻してください。
7. Oracle のアカウントおよび Oracle のアカウントが使用していた表領域を削除する。
PFM - Agent for Oracle で使用しなくなった Oracle のアカウントを削除します。
また,Oracle のアカウントを削除したことによって,そのアカウントが使用していた表領域が必要な
くなった場合,その表領域を削除します。
Oracle のアカウントの削除方法については,
「3.2.2(2) PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle の
176
4. クラスタシステムでの運用
アカウントの削除」を参照してください。
(5) 他 Performance Management プログラムの論理ホストのアンセットアップ
PFM - Agent for Oracle のほかに,同じ論理ホストからアンセットアップする PFM - Agent がある場合
は,この段階でアンセットアップしてください。
アンセットアップ手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,クラス
タシステムでの構築と運用について説明している章,または各 PFM - Agent マニュアルの,クラスタシス
テムでの運用について説明している章を参照してください。
(6) 論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート
論理ホストの PFM - Agent for Oracle を削除したら,環境定義をファイルにエクスポートします。
Performance Management では,環境定義のエクスポートおよびインポートによって実行系と待機系の環
境を合わせる方式を採っています。
実行系ノードでエクスポートした環境定義(Performance Management の定義が削除されている)を,待
機系ノードにインポートすると,待機系ノードの既存の環境定義(Performance Management の定義が削
除前のままの状態で定義が残っている)と比較して差分(実行系ノードで削除された部分)を確認して
Performance Management の環境定義を削除します。
手順を次に示します。
1. jpcconf ha export (jpchasetup export) コマンドを実行して,論理ホスト環境定義をエクス
ポートする。
Performance Management の論理ホスト環境の定義情報を,エクスポートファイルに出力します。エ
クスポートファイル名は任意です。
例えば,lhostexp.txt ファイルに論理ホスト環境定義をエクスポートする場合,次のようにコマン
ドを実行します。
jpcconf ha export -f lhostexp.txt (jpchasetup export -f lhostexp.txt)
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf ha export コマンドは非対話形式でも実
行できます。jpcconf ha export コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
(7) 論理ホスト環境定義ファイルの待機系ノードへのコピー
「(6) 論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート」でエクスポートしたファイルを,実行系ノードから
待機系ノードにコピーします。
(8) 共有ディスクのアンマウント
ファイルシステムをアンマウントして,作業を終了します。なお,その共有ディスクを続けて使用する場
合は,ファイルシステムをアンマウントする必要はありません。
(9) 論理ホスト環境定義ファイルのインポート
実行系ノードからコピーしたエクスポートファイルを,待機系ノードに反映させるためにインポートしま
す。なお,待機系ノードでは,インポート時に共有ディスクをアンマウントする必要はありません。
177
4. クラスタシステムでの運用
手順を次に示します。
1. jpcconf ha import (jpchasetup import) コマンドを実行して,論理ホスト環境定義をインポー
トする。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha import -f lhostexp.txt (jpchasetup import -f lhostexp.txt)
ここでは,対話形式の実行例を示していますが,jpcconf ha import コマンドは非対話形式でも実
行できます。jpcconf ha import コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。
コマンドを実行すると,待機系ノードの環境を,エクスポートファイルの内容と同じ環境になるように
設定変更します。これによって,論理ホストの PFM - Agent for Oracle を起動するための設定が削除さ
れます。ほかの論理ホストの Performance Management のプログラムをアンセットアップしている場
合は,それらの設定も削除されます。
また,セットアップ時に jpcconf port (jpcnsconfig port) コマンドで固定のポート番号を設定
している場合も,解除されます。
2. jpcconf ha list (jpchasetup list) コマンドを実行して,論理ホスト設定を確認する。
次のようにコマンドを実行します。
jpcconf ha list -key all (jpchasetup list all)
実行系ノードで jpcconf ha list (jpchasetup list) コマンドを実行したときと同じ内容が表示
されることを確認してください。
(10)クラスタソフトからの PFM - Agent の登録解除
クラスタソフトから,論理ホストの PFM - Agent for Oracle に関する設定を削除してください。
設定を削除する方法は,クラスタソフトのマニュアルを参照してください。
(11)接続先 PFM - Manager の解除
接続先 PFM - Manager を解除する場合は,PFM - Web Console で PFM - Manager にログインし,接続
している PFM - Agent for Oracle に関連する定義を削除する必要があります。手順を次に示します。
手順を次に示します。
1. PFM - Web Console から,エージェントを削除する。
2. PFM - Manager のエージェント情報を削除する。
例えば,PFM - Manager が論理ホスト jp1-hal 上で動作し,PFM - Agent for Oracle が論理ホスト
jp1-halora 上で動作している場合,次のように指定してコマンドを実行します。
jpctool service delete -id サービスID -host jp1-halora -lhost jp1-hal (jpcctrl
delete サービスID host=jp1-halora lhost=jp1-hal)
サービス ID には削除するエージェントのサービス ID を指定してください。
3. PFM - Manager サービスを再起動する。
サービスの起動方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,
Performance Management の起動と停止について説明している章を参照してください。
178
4. クラスタシステムでの運用
4. PFM - Manager ホストのサービス情報を反映する。
PFM - Web Console ホストにサービス情報の削除を反映するため,PFM - Manager ホストと PFM Web Console ホストのエージェント情報を同期します。エージェント情報を同期するには jpctool
service sync コマンドを使用してください。
4.6.3 アンインストール手順
PFM - Agent for Oracle を実行系ノード,待機系ノードそれぞれからアンインストールします。
アンインストール手順は,非クラスタシステムの場合と同じです。詳細は,「3.2.3 アンインストール手
順」を参照してください。
注意
• PFM - Agent for Oracle をアンインストールする場合は,
PFM - Agent for Oracle をアンインストー
ルするノードの Performance Management のプログラムおよびサービスをすべて停止してくださ
い。
• 論理ホスト環境を削除しないで PFM - Agent for Oracle をアンインストールした場合,環境ディレ
クトリが残ることがあります。その場合は,環境ディレクトリを削除してください。
179
4. クラスタシステムでの運用
4.7 クラスタシステムで運用する場合の注意事項
ここでは,PFM - Agent for Oracle をクラスタシステムで運用する場合の注意事項について説明します。
4.7.1 収集するパフォーマンスデータ中のホスト名について
PFM - Agent for Oracle が収集するパフォーマンスデータには,ホスト名に関するフィールドが含まれて
いるレコードがあります。論理ホスト運用の PFM - Agent for Oracle の場合,次の表に示すレコードの
フィールドに格納されるのは,物理ホスト名になります。
レコード名
Instance
(PD_PDI)
180
フィールド名
Host
格納されるホスト名
物理ホスト名
説明
接続しているインスタンスが起動している
ホスト名。
4. クラスタシステムでの運用
4.8 PFM - Agent for Oracle のシステム構成の変更
監視対象システムのネットワーク構成の変更や,ホスト名の変更などに応じて,PFM - Agent for Oracle
のシステム構成を変更する場合があります。
PFM - Agent for Oracle のシステム構成を変更する場合,PFM - Manager や PFM - Web Console の設定
変更もあわせて行う必要があります。Performance Management のシステム構成を変更する手順の詳細に
ついては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセット
アップについて説明している章を参照してください。なお,論理ホスト名を変更するときに,固有の追加
作業が必要な PFM - Agent もありますが,PFM - Agent for Oracle の場合,固有の追加作業は必要ありま
せん。
181
4. クラスタシステムでの運用
4.9 PFM - Agent for Oracle の運用方式の変更
ここでは,クラスタシステムで PFM - Agent for Oracle の運用方式を変更する手順を説明します。
Performance Management 全体の運用方式を変更する手順の詳細については,マニュアル「JP1/
Performance Management 設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章
を参照してください。
4.9.1 インスタンス環境の更新の設定
クラスタシステムでインスタンス環境を更新したい場合は,論理ホスト名とインスタンス名を確認し,イ
ンスタンス情報を更新します。インスタンス情報の設定は,実行系ノードの PFM - Agent ホストで実施し
ます。
更新する情報については,Windows の場合は「2.4.2 インスタンス環境の更新の設定」,UNIX の場合は
「3.4.2 インスタンス環境の更新の設定」を参照して,あらかじめ確認してください。Oracle のインスタ
ンス情報の詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
論理ホスト名とインスタンス名を確認するには,jpcconf ha list (jpchasetup list) コマンドを
使用します。また,インスタンス環境を更新するには,jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマン
ドを使用します。
インスタンス環境を更新する手順を次に示します。複数のインスタンス環境を更新する場合は,この手順
を繰り返し実施します。
1. 論理ホスト名とインスタンス名を確認する。
更新したいインスタンス環境で動作している PFM - Agent for Oracle を示すサービスキーを指定して,
jpcconf ha list (jpchasetup list) コマンドを実行します。
例えば,PFM - Agent for Oracle の論理ホスト名とインスタンス名を確認したい場合,次のように指定
してコマンドを実行します。
Windows の場合
jpcconf ha list -key Oracle (jpchasetup list agto)
UNIX の場合
jpcconf ha list -key Oracle (jpchasetup list agto)
設定されている論理ホスト名が jp1_Ora,インスタンス名が Ora1 の場合,次のように表示されます。
2. 更新したいインスタンス環境の PFM - Agent for Oracle のサービスが起動されている場合は,クラスタ
ソフトからサービスを停止する。
3. 手順 2 で共有ディスクがアンマウントされる場合は,クラスタソフトからの操作やボリュームマネー
ジャの操作などで,共有ディスクをマウントする。
4. 更新したいインスタンス環境の PFM - Agent for Oracle を示すサービスキーおよびインスタンス名を指
定して,jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを実行する。
例えば,PFM - Agent for Oracle の論理ホスト名が jp1_Ora,インスタンス名が Ora1 のインスタンス
環境を更新する場合,次のように指定してコマンドを実行します。
Windows の場合
jpcconf inst setup -key Oracle -lhost jp1_Ora -inst Ora1 (jpcinssetup agto
182
4. クラスタシステムでの運用
-lhost jp1_Ora -inst Ora1)
UNIX の場合
jpcconf inst setup -key Oracle -lhost jp1_Ora -inst Ora1 (jpcinssetup agto
-lhost jp1_Ora -inst Ora1)
5. Oracle のインスタンス情報を更新する。
PFM - Agent for Oracle のインスタンス情報を,コマンドの指示に従って入力します。PFM - Agent for
Oracle のインスタンス情報については,Windows の場合は「2.4.2 インスタンス環境の更新の設定」,
UNIX の場合は「3.4.2 インスタンス環境の更新の設定」を参照してください。現在設定されている
値が表示されます(ただし oracle_passwd の値は表示されません)
。表示された値を変更しない場合
は,リターンキーだけを押してください。すべての入力が終了すると,インスタンス環境が更新されま
す。
6. 更新したインスタンス環境のサービスを,クラスタソフトから再起動する。
サービスの起動方法および停止方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガ
イド」の,Performance Management の起動と停止について説明している章を参照してください。
注意
• 更新できない項目の値を変更したい場合は,インスタンス環境を削除したあと,再作成してくださ
い。
• ユーザーを変更する場合は,次の手順を実施してください。
1. 変更する前のユーザーが作成したオブジェクトを削除する。
2. 変更したあとのユーザーで,新しくオブジェクトを登録する。
なお,ユーザーを変更しても,パフォーマンスデータは削除されません。
オブジェクトを削除する方法については,Windows の場合は「2.2.2(1)(b) Oracle Database へ登
録したオブジェクトを削除する」,UNIX の場合は「3.2.2(1)(b) Oracle Database へ登録したオブ
ジェクトを削除する」を参照してください。オブジェクトを登録する方法については,Windows の
場合は「2.1.4(3)(b) Oracle Database へオブジェクトを登録する」,UNIX の場合は「3.1.4(4)(b)
Oracle Database へオブジェクトを登録する」を参照してください。
コマンドについては,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コマンドについて
説明している章を参照してください。
4.9.2 論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート・インポート
論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート・インポートは,次の操作を実行した場合だけ実施します。
• 論理ホストのセットアップ,またはインスタンス環境の設定時に,論理ホスト上のノード構成を変更し
た。
PFM - Agent の論理ホストのセットアップ方法については,次の個所を参照してください。
• Windows の場合:「4.3.4(3) PFM - Agent の論理ホストのセットアップ」
• UNIX の場合:「4.4.4(3) PFM - Agent の論理ホストのセットアップ」
また,インスタンス環境の設定方法については,次の個所を参照してください。
• Windows の場合:「4.3.4(6) インスタンス環境の設定」
• UNIX の場合:「4.4.4(6) インスタンス環境の設定」
• 他 Performance Management プログラムの論理ホストのセットアップ時に,論理ホスト環境定義ファ
イルのエクスポートが必要な操作を実行した。
他 Performance Management プログラムの論理ホストのセットアップ方法については,次の個所を参
照してください。
183
4. クラスタシステムでの運用
• Windows の場合:「4.3.4(7) 他 Performance Management プログラムの論理ホストのセットアッ
プ」
• UNIX の場合:
「4.4.4(7) 他 Performance Management プログラムの論理ホストのセットアップ」
• ネットワークの設定時に,ポート番号を設定した。
ネットワークの設定方法については,次の個所を参照してください。
• Windows の場合:「4.3.4(8) ネットワークの設定」
• UNIX の場合:
「4.4.4(8) ネットワークの設定」
論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート・インポートの手順については次の個所を参照してください。
• Windows の場合:「4.3.4(12) 論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート」∼「4.3.4(15) 論理ホス
ト環境定義ファイルのインポート」
• UNIX の場合:「4.4.4(12) 論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート」∼「4.4.4(15) 論理ホスト
環境定義ファイルのインポート」
なお,インスタンス環境の更新だけを実施した場合は,論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート・イ
ンポートは不要です。
インスタンス環境の更新方法については,
「4.9.1 インスタンス環境の更新の設定」を参照してください。
184
第 3 編 リファレンス編
5
監視テンプレート
この章では,PFM - Agent for Oracle の監視テンプレートについて説明しま
す。
監視テンプレートの概要
アラームの記載形式
アラーム一覧
レポートの記載形式
レポートのフォルダ構成
レポート一覧
185
5. 監視テンプレート
監視テンプレートの概要
監視テンプレートの概要
Performance Management では,次の方法でアラームとレポートを定義できます。
● PFM - Agent で定義されているアラームやレポートをそのまま使用する
● PFM - Agent で定義されているアラームやレポートをコピーしてカスタマイズする
● ウィザードを使用して新規に定義する
PFM - Agent で用意されているアラームやレポートを「監視テンプレート」と呼びます。監視テンプレー
トのレポートとアラームは,必要な情報があらかじめ定義されているので,コピーしてそのまま使用した
り,ユーザーの環境に合わせてカスタマイズしたりできます。そのため,ウィザードを使用して新規に定
義をしなくても,監視対象の運用状況を監視する準備が容易にできるようになります。
この章では,PFM - Agent for Oracle で定義されている監視テンプレートのアラームとレポートの設定内
容について説明します。
監視テンプレートの使用方法の詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイ
ド」の,稼働分析のためのレポートの作成またはアラームによる稼働監視について説明している章を参照
してください。
注意
監視テンプレートのアラームに設定されているしきい値は参考例です。監視テンプレートのアラーム
を使用する場合は,コピーしたあと,環境や OS に合わせて適切なしきい値を設定してください。
186
5. 監視テンプレート
アラームの記載形式
アラームの記載形式
ここでは,アラームの記載形式を示します。アラームは,アルファベット順に記載しています。
アラーム名
監視テンプレートのアラーム名を示します。
概要
このアラームで監視できる監視対象の概要について説明します。
主な設定
このアラームの主な設定値を表で説明します。この表では,アラームの設定値と,PFM - Web Console の
[アラーム階層]画面でアラームアイコンをクリックし,[プロパティの表示]メソッドをクリックしたと
きに表示される,
[プロパティ]画面の設定項目との対応を示しています。各アラームの設定の詳細につい
ては,PFM - Web Console のアラームの[プロパティ]画面で確認してください。
設定値の「−」は,設定が常に無効であることを示します。
なお,条件式で異常条件と警告条件が同じ場合は,アラームイベントは異常のものだけが発行されます。
関連レポート
このアラームに関連する,監視テンプレートのレポートを示します。PFM - Web Console の[エージェン
ト階層]画面でエージェントアイコンをクリックし,
[アラームの状態の表示]メソッドで表示される
アイコンをクリックすると,このレポートを表示できます。
187
5. 監視テンプレート
アラーム一覧
アラーム一覧
PFM - Agent for Oracle の監視テンプレートで定義されているアラームは,
「PFM Oracle Template
Alarms 10.00」というアラームテーブルにまとめられています。
「10.00」は,アラームテーブルのバー
ジョンを示します。このアラームテーブルは,PFM - Web Console の[アラーム階層]画面に表示される
「Oracle」フォルダに格納されています。監視テンプレートで定義されているアラームを次の表に示しま
す。
表 5-1 アラーム一覧
アラーム名
188
監視対象
Buffer Cache Usage
バッファ・キャッシュ使用率。
Buffer Cache Waits
データベースのデータやロールバック・ブロックの競合。
Dict. Cache Usage
共有プール。
Disk Sorts
メモリーやディスク I/O の使用で,すべてのソートについてのディス
ク上で実行したソートの割合。
Free List Waits
フリー・リストの競合。
Full Table Scans
全件検索の割合。
Library Cache Usage
ライブラリー・キャッシュ。
Redo Log Contention
ログ待機の発生頻度。
Server Status
Oracle インスタンスの有効性。
Tablespace Usage
テーブルスペースの空き領域。
5. 監視テンプレート
Buffer Cache Usage
Buffer Cache Usage
概要
Buffer Cache Usage アラームは,バッファ・キャッシュ使用率を監視します。
主な設定
PFM - Web Console のアラームのプロパ
ティ
項目
基本情報
アクション
条件式
詳細項目
設定値
プロダクト
Oracle (8.0)
メッセージテキスト
Buffer cache hit %CVS%
アラームを有効にする
する
すべてのデータを評価
する
しない
監視時刻範囲
常に監視する
発生頻度を満たしたと
きにアラーム通知する
する
インターバル中
3
回しきい値超過
2
E メール
−
コマンド
−
SNMP
異常,警告,正常
レコード
System Stat Summary Interval(PI)
フィールド
Cache Hit %
異常条件
Cache Hit % < 85
警告条件
Cache Hit % < 95
(凡例)
−:設定は常に無効です。
関連レポート
Reports/Oracle/Troubleshooting/Recent Past/Cache Usage(8.0)
189
5. 監視テンプレート
Buffer Cache Waits
Buffer Cache Waits
概要
Buffer Cache Waits アラームは,データベースのデータやロールバック・ブロックの競合を監視します。
主な設定
PFM - Web Console のアラームのプロパ
ティ
項目
基本情報
アクション
条件式
詳細項目
設定値
プロダクト
Oracle (8.0)
メッセージテキスト
Buffer cache wait %CVS%
アラームを有効にする
する
すべてのデータを評価
する
しない
監視時刻範囲
常に監視する
発生頻度を満たしたと
きにアラーム通知する
する
インターバル中
3
回しきい値超過
2
E メール
−
コマンド
−
SNMP
異常,警告,正常
レコード
System Stat Summary Interval(PI)
フィールド
Buffer Busy Wait %
異常条件
Buffer Busy Wait % > 5
警告条件
Buffer Busy Wait % > 3
(凡例)
−:設定は常に無効です。
関連レポート
Reports/Oracle/Troubleshooting/Recent Past/Cache Usage(8.0)
190
5. 監視テンプレート
Dict. Cache Usage
Dict. Cache Usage
概要
Dict. Cache Usage アラームは,共有プールを監視します。
主な設定
PFM - Web Console のアラームのプロパ
ティ
項目
基本情報
アクション
条件式
詳細項目
設定値
プロダクト
Oracle (8.0)
メッセージテキスト
Dictionary cache miss %CVS%
アラームを有効にする
する
すべてのデータを評価
する
しない
監視時刻範囲
常に監視する
発生頻度を満たしたと
きにアラーム通知する
する
インターバル中
3
回しきい値超過
2
E メール
−
コマンド
−
SNMP
異常,警告,正常
レコード
System Stat Summary Interval(PI)
フィールド
Dict Cache Get Miss %
異常条件
Dict Cache Get Miss % > 15
警告条件
Dict Cache Get Miss % > 10
(凡例)
−:設定は常に無効です。
関連レポート
Reports/Oracle/Troubleshooting/Recent Past/Cache Usage(8.0)
191
5. 監視テンプレート
Disk Sorts
Disk Sorts
概要
Disk Sorts アラームは,メモリーやディスク I/O の使用で,すべてのソートについてのディスク上で実行
したソートの割合を監視します。
PFM - Agent for Oracle だけが Oracle Database を操作していて,ほかの業務などが稼働していない場合,
このアラームが発生することがあります。この状態でアラームが常時発生する場合,SORT_AREA_SIZE
の値(SORT_AREA_RETAINED_SIZE が設定されている場合はその値)を増やすことで,アラームが発
生しないようにできます。値の目安は「204,800」です。設定したあと,設定内容を有効にするために,
Oracle Database を再起動してください。
主な設定
PFM - Web Console のアラームのプロパ
ティ
項目
基本情報
アクション
条件式
詳細項目
設定値
プロダクト
Oracle (8.0)
メッセージテキスト
%CVS% sorts on disk
アラームを有効にする
する
すべてのデータを評価
する
しない
監視時刻範囲
常に監視する
発生頻度を満たしたと
きにアラーム通知する
しない
インターバル中
−
回しきい値超過
−
E メール
−
コマンド
−
SNMP
異常,警告,正常
レコード
System Stat Summary Interval(PI)
フィールド
Sort Overflow %
異常条件
Sort Overflow % > 15
警告条件
Sort Overflow % > 10
(凡例)
−:設定は常に無効です。
関連レポート
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/Disk Sorts - Top 10 Sessions(8.0)
192
5. 監視テンプレート
Free List Waits
Free List Waits
概要
Free List Waits アラームは,フリー・リストの競合を監視します。
主な設定
PFM - Web Console のアラームのプロパ
ティ
項目
基本情報
アクション
条件式
詳細項目
設定値
プロダクト
Oracle (8.0)
メッセージテキスト
%CVS free list waits
アラームを有効にする
する
すべてのデータを評価
する
しない
監視時刻範囲
常に監視する
発生頻度を満たしたと
きにアラーム通知する
しない
インターバル中
−
回しきい値超過
−
E メール
−
コマンド
−
SNMP
異常,警告,正常
レコード
System Stat Summary Interval(PI)
フィールド
Free List Wait Events
異常条件
Free List Wait Events > 2
警告条件
Free List Wait Events > 1
(凡例)
−:設定は常に無効です。
関連レポート
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/Longest Transactions - Top 10 Sessions(8.0)
193
5. 監視テンプレート
Full Table Scans
Full Table Scans
概要
Full Table Scans アラームは,全件検索の割合を監視します。
主な設定
PFM - Web Console のアラームのプロパ
ティ
項目
基本情報
アクション
条件式
詳細項目
設定値
プロダクト
Oracle (8.0)
メッセージテキスト
Non-index lookups %CVS%
アラームを有効にする
する
すべてのデータを評価
する
しない
監視時刻範囲
常に監視する
発生頻度を満たしたと
きにアラーム通知する
しない
インターバル中
−
回しきい値超過
−
E メール
−
コマンド
−
SNMP
異常,警告,正常
レコード
System Stat Summary Interval(PI)
フィールド
Non-Index Lookups %
異常条件
Non-Index Lookups % > 10
警告条件
Non-Index Lookups % > 5
(凡例)
−:設定は常に無効です。
関連レポート
Reports/Oracle/Troubleshooting/Recent Past/Full Table Scans(8.0)
194
5. 監視テンプレート
Library Cache Usage
Library Cache Usage
概要
Library Cache Usage アラームは,ライブラリー・キャッシュを監視します。
主な設定
PFM - Web Console のアラームのプロパ
ティ
項目
基本情報
アクション
条件式
詳細項目
設定値
プロダクト
Oracle (8.0)
メッセージテキスト
Library cache miss %CVS%
アラームを有効にする
する
すべてのデータを評価
する
しない
監視時刻範囲
常に監視する
発生頻度を満たしたと
きにアラーム通知する
する
インターバル中
3
回しきい値超過
2
E メール
−
コマンド
−
SNMP
異常,警告,正常
レコード
System Stat Summary Interval(PI)
フィールド
Lib Cache Miss %
異常条件
Lib Cache Miss % > 2
警告条件
Lib Cache Miss % > 1
(凡例)
−:設定は常に無効です。
関連レポート
Reports/Oracle/Troubleshooting/Recent Past/Cache Usage(8.0)
195
5. 監視テンプレート
Redo Log Contention
Redo Log Contention
概要
Redo Log Contention アラームは,ログ待機の発生頻度を監視します。
主な設定
PFM - Web Console のアラームのプロパ
ティ
項目
基本情報
アクション
条件式
詳細項目
設定値
プロダクト
Oracle (8.0)
メッセージテキスト
%CVS redo log space requests waited
アラームを有効にする
する
すべてのデータを評価
する
しない
監視時刻範囲
常に監視する
発生頻度を満たしたと
きにアラーム通知する
しない
インターバル中
−
回しきい値超過
−
E メール
−
コマンド
−
SNMP
異常,警告,正常
レコード
System Stat Summary Interval(PI)
フィールド
Redo Log Space Requests
異常条件
Redo Log Space Requests > 2
警告条件
Redo Log Space Requests > 1
(凡例)
−:設定は常に無効です。
関連レポート
Reports/Oracle/Troubleshooting/Recent Past/Redo Log Buffer Contention(8.0)
196
5. 監視テンプレート
Server Status
Server Status
概要
Server Status アラームは,Oracle インスタンスの有効性を監視します。
このアラームは,PFM - Agent for Oracle のインスタンス環境を構築する際に指定する,インスタンス情
報の sqlnet の指定値により,次の表のように意味が異なります。
表 5-2 sqlnet の指定値と Availability フィールドの関係
sqlnet の指定値
Oracle 接続形態
Server Status アラームの監視対象
Y
リスナーを経由して Oracle
Database へ接続
リスナー,および Oracle Database の有効性
N
リスナーを経由しないで
Oracle Database へ接続
Oracle Database だけの有効性
インスタンス環境構築の詳細については,
「2.1.4(3) インスタンス環境の設定」
(Windows の場合),また
は「3.1.4(4) インスタンス環境の設定」(UNIX の場合)を参照してください。
主な設定
PFM - Web Console のアラームのプロパ
ティ
項目
基本情報
アクション
条件式
詳細項目
設定値
プロダクト
Oracle (8.0)
メッセージテキスト
Database server availability = %CVS
アラームを有効にする
する
すべてのデータを評価
する
しない
監視時刻範囲
常に監視する
発生頻度を満たしたと
きにアラーム通知する
しない
インターバル中
−
回しきい値超過
−
E メール
−
コマンド
−
SNMP
異常,警告,正常
レコード
Instance Availability(PD_PDIA)
フィールド
Availability
異常条件
Availability = 0
警告条件
Availability = 0
(凡例)
−:設定は常に無効です。
197
5. 監視テンプレート
Server Status
関連レポート
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/System Overview(8.0)
198
5. 監視テンプレート
Tablespace Usage
Tablespace Usage
概要
Tablespace Usage アラームは,テーブルスペースの空き領域を監視します。
主な設定
PFM - Web Console のアラームのプロパ
ティ
項目
基本情報
アクション
条件式
詳細項目
設定値
プロダクト
Oracle (8.0)
メッセージテキスト
Tablespace %CVS% free
アラームを有効にする
する
すべてのデータを評価
する
しない
監視時刻範囲
常に監視する
発生頻度を満たしたと
きにアラーム通知する
しない
インターバル中
−
回しきい値超過
−
E メール
−
コマンド
−
SNMP
異常,警告,正常
レコード
Tablespace(PD_PDTS)
フィールド
Free %
異常条件
Free % < 10
警告条件
Free % < 20
(凡例)
−:設定は常に無効です。
関連レポート
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/Tablespace Status(4.0)
199
5. 監視テンプレート
レポートの記載形式
レポートの記載形式
ここでは,レポートの記載形式を示します。レポートは,アルファベット順に記載しています。
レポート名
監視テンプレートのレポート名を示します。
• レポート名に「(Multi-Agent)」が含まれるレポートは,複数のインスタンスについて情報を表示する
レポートです。
• レポート名に「(Multi-Agent)」が含まれないレポートは,単数のインスタンスについて情報を表示す
るレポートです。
• レポート名に「(8.0)」が含まれるレポートは,レポートに使用しているレコードのデータモデルが 8.0
であることを示します。
• レポート名に「(5.0)」が含まれるレポートは,レポートに使用しているレコードのデータモデルが 5.0
であることを示します。
• レポート名に「(4.0)」が含まれるレポートは,レポートに使用しているレコードのデータモデルが 4.0
であることを示します。
• レポート名に「(8.0)」,
「(5.0)」または「(4.0)」が含まれないレポートは,レポートに使用しているレ
コードのデータモデルが 3.0 であることを示します。
データモデルについては,
「6. レコード」を参照してください。
概要
このレポートで表示できる情報の概要について説明します。
格納先
このレポートの格納先を示します。
レコード
このレポートで使用するパフォーマンスデータが,格納されているレコードを示します。履歴レポートを
表示するためには,この欄に示すレコードを収集するように,あらかじめ設定しておく必要があります。
レポートを表示する前に,PFM - Web Console の[エージェント階層]画面でエージェントのプロパティ
を表示して,このレコードが「Log = Yes」に設定されているか確認してください。リアルタイムレポート
の場合,設定する必要はありません。
フィールド
このレポートで使用するレコードのフィールドについて,表で説明します。
ドリルダウンレポート(レポートレベル)
このレポートに関連づけられた,監視テンプレートのレポートを表で説明します。このドリルダウンレ
ポートを表示するには,PFM - Web Console のレポートウィンドウのドリルダウンレポートプルダウンメ
ニューから,該当するドリルダウンレポート名を選択し,
[レポートの表示]をクリックしてください。な
お,レポートによってドリルダウンレポートを持つものと持たないものがあります。
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)
このレポートのフィールドに関連づけられた,監視テンプレートのレポートを表で説明します。このドリ
ルダウンレポートを表示するには,PFM - Web Console のレポートウィンドウに表示されているレポート
200
5. 監視テンプレート
レポートの記載形式
のグラフまたはレポートウィンドウ下部に表示されているフィールド名をクリックしてください。履歴レ
ポートの場合,レポート中の青色で表示されている時間をクリックすることで,より詳細な時間間隔でレ
ポートを表示できます。なお,レポートによってドリルダウンレポートを持つものと持たないものがあり
ます。
201
5. 監視テンプレート
レポートのフォルダ構成
レポートのフォルダ構成
PFM - Agent for Oracle のレポートのフォルダ構成を次に示します。< > 内は,フォルダ名を示します。
<Oracle>
+-- <Monthly Trend>
|
+-- Cache Usage Trend(Multi-Agent)(8.0)
|
+-- Database Activity Trend(Multi-Agent)(8.0)
|
+-- <Advanced>
|
+-- Database Space Trend(Multi-Agent)(8.0)
|
+-- Datafile I/O Trend Summary(8.0)
|
+-- SGA Status Summary(8.0)
|
+-- <Drilldown Only>
|
+-- Datafile I/O Trend Detail(Reads)(8.0)
|
+-- Datafile I/O Trend Detail(Writes)(8.0)
+-- <Status Reporting>
|
+-- <Daily Trend>
|
|
+-- Cache Usage Status(Multi-Agent)(8.0)
|
|
+-- Database Activity Status(Multi-Agent)(8.0)
|
|
+-- <Advanced>
|
|
+-- Database Space Summary(Multi-Agent)(8.0)
|
|
+-- Datafile I/O Status Summary(8.0)
|
|
+-- <Drilldown Only>
|
|
+-- Datafile I/O Status Detail(Reads)(8.0)
|
|
+-- Datafile I/O Status Detail(Writes)(8.0)
|
+-- <Real-Time>
|
+-- Database Activity Status(8.0)
|
+-- Database Space Overview(8.0)
|
+-- Server Configuration Status(4.0)
|
+-- SGA Status(8.0)
|
+-- System Overview(8.0)
|
+-- Tablespace Status(4.0)
|
+-- <Drilldown Only>
|
+-- Database Activity Status Detail(8.0)
|
+-- Tablespace Status Detail(4.0)
+-- <Troubleshooting>
+-- <Real-Time>
|
+-- Blocking Locks(8.0)
|
+-- Disk Sorts - Top 10 Sessions(8.0)
|
+-- I/O Activity - Top 10 Datafiles(8.0)
|
+-- Locked Objects(8.0)
|
+-- Lock Usage - Top 10 Sessions(8.0)
|
+-- Longest Transactions - Top 10 Sessions(8.0)
|
+-- Memory Usage - Top 10 Sessions(8.0)
|
+-- Physical I/O - Top 10 Sessions(8.0)
|
+-- System Overview(8.0)
|
+-- <Drilldown Only>
|
+-- Datafile I/O Activity Detail(8.0)
|
+-- Error Log(8.0)
|
+-- Open Cursors(4.0)
|
+-- Session Detail(8.0)
|
+-- Session Statistics Detail(4.0)
|
+-- SQL Text(4.0)
+-- <Recent Past>
+-- Cache Usage(8.0)
+-- Full Table Scans(8.0)
+-- Redo Log Buffer Contention(8.0)
各フォルダの説明を次に示します。
●「Monthly Trend」フォルダ
最近 1 か月間の 1 日ごとに集計された情報を表示するレポートが格納されています。1 か月のシステム
の傾向を分析するために使用します。
●「Status Reporting」フォルダ
日ごとに集計された情報を表示するレポートが格納されています。システムの総合的な状態を見るため
に使用します。また,履歴レポートのほかにリアルタイムレポートの表示もできます。
•「Daily Trend」フォルダ
202
5. 監視テンプレート
レポートのフォルダ構成
最近 24 時間の 1 時間ごとに集計された情報を表示するレポートが格納されています。1 日ごとにシ
ステムの状態を確認するために使用します。
• 「Real-Time」フォルダ
システムの状態を確認するためのリアルタイムレポートが格納されています。
●「Troubleshooting」フォルダ
トラブルを解決するのに役立つ情報を表示するレポートが格納されています。システムに問題が発生し
た場合,問題の原因を調査するために使用します。
• 「Real-Time」フォルダ
現在のシステムの状態を確認するためのリアルタイムレポートが格納されています。
• 「Recent Past」フォルダ
最近 1 時間の 1 分ごとに集計された情報を表示する履歴レポートが格納されています。
さらに,これらのフォルダの下位には,次のフォルダがあります。上位のフォルダによって,どのフォル
ダがあるかは異なります。各フォルダについて次に説明します。
●「Advanced」フォルダ
デフォルトで「Log=No」に設定されているレコードを使用しているレポートが格納されています。こ
のフォルダのレポートを表示するには,使用しているレコードの設定を PFM - Web Console で「Log =
Yes」にする必要があります。
●「Drilldown Only」フォルダ
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)として表示されるレポートが格納されています。そのレ
ポートのフィールドに関連する詳細な情報を表示するために使用します。
203
5. 監視テンプレート
レポート一覧
レポート一覧
監視テンプレートで定義されているレポートをアルファベット順に次の表に示します。
表 5-3 レポート一覧
レポート名
表示する情報
格納先
Blocking Locks(8.0)
ほかのセッションを待機させている
ロックを含むセッション。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
Cache Usage(8.0)
最近 1 時間のバッファ・キャッシュ
使用率(分単位)
。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Recent Past/
Cache Usage
Status(Multi-Agent)(8.0)
最近 24 時間の複数エージェントの
バッファ・キャッシュ使用率の概要
(時単位)。
Reports/Oracle/Status Reporting/Daily Trend/
Cache Usage
Trend(Multi-Agent)(8.0)
最近 1 か月間の複数エージェントの
バッファ・キャッシュ使用率につい
ての概要(日単位)。
Reports/Oracle/Monthly Trend/
Database Activity Status(8.0)
データベースの稼働状況。
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/
Database Activity Status
Detail(8.0)
データベースの稼働状況の詳細情
報。
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/
Drilldown Only/
Database Activity
Status(Multi-Agent)(8.0)
最近 24 時間の複数エージェントの
データベース・インスタンスについ
ての I/O 統計情報(時単位)。
Reports/Oracle/Status Reporting/Daily Trend/
Database Activity
Trend(Multi-Agent)(8.0)
最近 1 か月間の複数エージェントの
I/O 処理についての概要(日単位)
。
Reports/Oracle/Monthly Trend/
Database Space Overview(8.0)
テーブルスペースとデータファイル
についてのパフォーマンスデータと
一般的なデータベース情報。
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/
Database Space
Summary(Multi-Agent)(8.0)
最近 24 時間の複数エージェントの
インスタンス・レベルでの空き領域
の概要(時単位)
。
Reports/Oracle/Status Reporting/Daily Trend/
Advanced/
Database Space
Trend(Multi-Agent)(8.0)
最近 1 か月間の複数エージェントの
インスタンスについての空き領域の
概要(日単位)
。
Reports/Oracle/Monthly Trend/Advanced/
Datafile I/O Activity Detail(8.0)
任意のデータファイルについての
ディスク I/O の詳細。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
Drilldown Only/
Datafile I/O Status
Detail(Reads)(8.0)
最近 24 時間の任意のデータファイ
ルの平均ディスク読み込みの詳細
(時単位)。
Reports/Oracle/Status Reporting/Daily Trend/
Advanced/Drilldown Only/
Datafile I/O Status
Detail(Writes)(8.0)
最近 24 時間の任意のデータファイ
ルの平均ディスク書き込みの詳細
(時単位)。
Reports/Oracle/Status Reporting/Daily Trend/
Advanced/Drilldown Only/
Datafile I/O Status
Summary(8.0)
最近 24 時間のデータファイルごと
のディスク I/O の回数(時単位)
。
Reports/Oracle/Status Reporting/Daily Trend/
Advanced/
Datafile I/O Trend
Detail(Reads)(8.0)
1 か月間の任意のデータファイルに
ついてのディスク読み込みの詳細
(日単位)。
Reports/Oracle/Monthly Trend/Advanced/
Drilldown Only/
Datafile I/O Trend
Detail(Writes)(8.0)
1 か月間の任意のデータファイルに
ついてのディスク書き込みの詳細
(日単位)。
Reports/Oracle/Monthly Trend/Advanced/
Drilldown Only/
204
5. 監視テンプレート
レポート一覧
レポート名
表示する情報
格納先
Datafile I/O Trend
Summary(8.0)
最近 1 か月間のデータファイルにつ
いてのディスク I/O 回数の概要(日
単位)
。
Reports/Oracle/Monthly Trend/Advanced/
Disk Sorts - Top 10
Sessions(8.0)
頻繁にディスク・ソートを実行して
いるセッションの上位 10 個。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
Error Log(8.0)
エージェントが開始してから登録さ
れたエラーログ中のすべてのエント
リー。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
Drilldown Only/
Full Table Scans(8.0)
最近 1 時間のインデックスを使用し
ないテーブル・ルックアップの割合
(分単位)
。
I/O Activity - Top 10
Datafiles(8.0)
データファイルごとのディスク I/O
回数の上位 10 個。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
Lock Usage - Top 10
Sessions(8.0)
各セッションによって保持されてい
るロック数の上位 10 個。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
Locked Objects(8.0)
トランザクションによってロックさ
れているオブジェクト。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
Longest Transactions - Top 10
Sessions(8.0)
ほかのセッションを待機させていた
トランザクションの上位 10 個。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
Memory Usage - Top 10
Sessions(8.0)
メモリー使用が多いセッションの上
位 10 個。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
Open Cursors(4.0)
セッションによって開かれている
カーソル。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
Drilldown Only/
Physical I/O - Top 10
Sessions(8.0)
I/O が集中しているセッションの上
位 10 個。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
Redo Log Buffer
Contention(8.0)
最近 1 時間の Oracle が REDO ロ
グ・エントリにディスク領域が割り
当てられるまで待機する必要のある
回数(分単位)。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Recent Past/
Server Configuration
Status(4.0)
設定パラメーターについての情報。
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/
Session Detail(8.0)
セッションについての詳細情報。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
Drilldown Only/
Session Statistics Detail(4.0)
セッションの統計情報。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
Drilldown Only/
SGA Status(8.0)
SGA 内の各コンポーネントの状態。
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/
SGA Status Summary(8.0)
最近 1 か月間の,SGA 内の各コン
ポーネントの概要(日単位)。
Reports/Oracle/Monthly Trend/Advanced/
SQL Text(4.0)
SQL Text フィールドと Explain
Plan フィールドのパフォーマンス
データ。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
Drilldown Only/
System Overview(8.0)
(インスタンスの全体的な状態を
示すリアルタイムレポート)
インスタンスの全体的な状態を示す
主なパフォーマンスデータ。
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/
System Overview(8.0)
(インスタンスの一般的な状態を
示すリアルタイムレポート)
インスタンスの一般的な状態を示す
主なパフォーマンスデータ。
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
データベース内にあるすべてのテー
ブルスペースの状態。
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/
Tablespace Status(4.0)
Reports/Oracle/Troubleshooting/Recent Past/
205
5. 監視テンプレート
レポート一覧
レポート名
Tablespace Status Detail(4.0)
206
表示する情報
指定したテーブルスペースについて
の詳細情報。
格納先
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/
Drilldown Only/
5. 監視テンプレート
Blocking Locks(8.0)
Blocking Locks(8.0)
概要
Blocking Locks(8.0) レポートは,ほかのセッションを待機させているロックを含むセッションをリアルタ
イムで表示します。
このレポートが表示できない場合,Oracle の静的ディクショナリー・ビュー DBA_WAITERS を作成して
ください。静的ディクショナリー・ビュー DBA_WAITERS を作成するためには,Oracle が提供する
CATBLOCK.SQL スクリプトを実行する必要があります。
このレポートが表示されるのに必要なパフォーマンスデータが Oracle Database にない場合,レポート
は,表示されません。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
レコード
Lock Waiters(PD_PDLW)
フィールド
フィールド名
説明
Holding Session
ロックを保持しているセッション識別子。Locked Objects(8.0) レ
ポートを表示するには,このフィールドをクリックする。
Holding User
ロックを保持しているユーザー名。
Mode Held
データ収集時に保持されていたロックのモード。
Mode Requested
データ収集時に要求されたロックのモード。
Waiting Session
ロック解放待ちのセッション識別子。Session Detail(8.0) レポートを
表示するには,このフィールドをクリックする。
Waiting User
ロックの解放を待っているユーザー名。
ドリルダウンレポート(レポートレベル)
レポート名
説明
Longest Transactions Top 10 Sessions(8.0)
ほかのセッションを待機させていたトランザクションの上位 10 個を
表示する。
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)
レポート名
説明
Locked Objects(8.0)
セッションによってロックされているオブジェクトを表示する。こ
のレポートを表示するには,Holding Session フィールドをクリック
する。
Session Detail(8.0)
セッションについての詳細情報を表示する。このレポートを表示す
るには,Waiting Session フィールドをクリックする。
207
5. 監視テンプレート
Cache Usage(8.0)
Cache Usage(8.0)
概要
Cache Usage(8.0) レポートは,最近 1 時間のバッファ・キャッシュ使用率を分単位で表示します。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Recent Past/
レコード
System Stat Summary Interval(PI)
フィールド
フィールド名
208
説明
Cache Hit %
バッファ・キャッシュ使用率。
Dict Cache Get Miss %
キャッシュ・ミスになったデータ要求の割合。
Lib Cache Miss %
ライブラリー・キャッシュ中の確保の総数に対するリロードの総数
の割合。
5. 監視テンプレート
Cache Usage Status(Multi-Agent)(8.0)
Cache Usage Status(Multi-Agent)(8.0)
概要
Cache Usage Status(Multi-Agent)(8.0) レポートは,最近 24 時間の複数エージェントのバッファ・キャッ
シュ使用率の概要を時単位で表示します。
格納先
Reports/Oracle/Status Reporting/Daily Trend/
レコード
System Stat Summary Interval(PI)
フィールド
フィールド名
Cache Hit %
説明
バッファ・キャッシュ使用率。
209
5. 監視テンプレート
Cache Usage Trend(Multi-Agent)(8.0)
Cache Usage Trend(Multi-Agent)(8.0)
概要
Cache Usage Trend(Multi-Agent)(8.0) レポートは,最近 1 か月間の複数エージェントのバッファ・
キャッシュ使用率についての概要を日単位で表示します。
格納先
Reports/Oracle/Monthly Trend/
レコード
System Stat Summary Interval(PI)
フィールド
フィールド名
Cache Hit %
210
説明
バッファ・キャッシュ使用率。
5. 監視テンプレート
Database Activity Status(8.0)
Database Activity Status(8.0)
概要
Database Activity Status(8.0) レポートは,データベースの稼働状況をリアルタイムで表示します。
格納先
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/
レコード
Activity Summary(PD_PDAS)
フィールド
フィールド名
説明
DML Locks %
初期化パラメーターファイル「init.ora」の DML_LOCKS パラ
メーターに対する DML ロックの割合。
Open Cursors %
初期化パラメーターファイル「init.ora」の OPEN_CURSORS パ
ラメーターに対するオープン・カーソルの割合。
Processes %
初期化パラメーターファイル「init.ora」の PROCESSES パラ
メーターに対するプロセスの割合。
Sessions %
初期化パラメーターファイル「init.ora」の SESSIONS パラメー
ターに対するセッションの割合。
Transactions %
初期化パラメーターファイル「init.ora」の TRANSACTIONS パ
ラメーターに対するトランザクションの割合。
ドリルダウンレポート(レポートレベル)
レポート名
Database Activity
Status Detail(8.0)
説明
データベース稼働状況の詳細な情報を表示する。
211
5. 監視テンプレート
Database Activity Status Detail(8.0)
Database Activity Status Detail(8.0)
概要
Database Activity Status Detail(8.0) レポートは,データベースの稼働状況の詳細をリアルタイムで表示
します。このレポートは,ドリルダウンレポートです。
格納先
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/Drilldown Only/
レコード
Activity Summary(PD_PDAS)
フィールド
フィールド名
212
説明
Active Transactions
アクティブ・セッションのアクティブ・トランザクション数。
DML Locks %
初期化パラメーターファイル「init.ora」の DML_LOCKS パラ
メーターに対する DML ロックの割合。
DML Locks Held
現在の DML ロック数。
Open Cursors
現在のオープン・カーソル数。
Open Cursors %
初期化パラメーターファイル「init.ora」の OPEN_CURSORS パ
ラメーターに対するオープン・カーソルの割合。
Processes
現在の Oracle プロセス数。
Processes %
初期化パラメーターファイル「init.ora」の PROCESSES パラ
メーターに対するプロセスの割合。
Sessions
現在のセッション数。
Sessions %
初期化パラメーターファイル「init.ora」の SESSIONS パラメー
ターに対するセッションの割合。
Transactions %
初期化パラメーターファイル「init.ora」の TRANSACTIONS パ
ラメーターに対するトランザクションの割合。
5. 監視テンプレート
Database Activity Status(Multi-Agent)(8.0)
Database Activity Status(Multi-Agent)(8.0)
概要
Database Activity Status(Multi-Agent)(8.0) レポートは,最近 24 時間の複数エージェントのデータベー
ス・インスタンスについての I/O 統計情報を時単位で表示します。
格納先
Reports/Oracle/Status Reporting/Daily Trend/
レコード
System Stat Summary Interval(PI)
フィールド
フィールド名
I/O Ops/sec
説明
1 秒ごとの I/O 回数。
213
5. 監視テンプレート
Database Activity Trend(Multi-Agent)(8.0)
Database Activity Trend(Multi-Agent)(8.0)
概要
Database Activity Trend(Multi-Agent)(8.0) レポートは,最近 1 か月間の複数エージェントの I/O 処理に
ついての概要を日単位で表示します。
格納先
Reports/Oracle/Monthly Trend/
レコード
System Stat Summary Interval(PI)
フィールド
フィールド名
I/O Ops/sec
214
説明
1 秒ごとの I/O 回数。
5. 監視テンプレート
Database Space Overview(8.0)
Database Space Overview(8.0)
概要
Database Space Overview(8.0) レポートは,テーブルスペースとデータファイルについてのパフォーマン
スデータと一般的なデータベース情報をリアルタイムで表示します。
格納先
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/
レコード
Database(PD_PDDB)
フィールド
フィールド名
説明
Datafiles
テーブルスペースが使用しているデータファイル数。
DB Name
データベース名。
Extents
エクステント数。
Free %
空き領域の割合。
Free Extents
空きエクステント数。
Free Mbytes
空き領域。メガバイト単位。
Rollback Segments
ロールバック・セグメント数。
Segments
セグメント数。
Tablespaces
テーブルスペース数。
Used Mbytes
使用済み領域。メガバイト単位。
ドリルダウンレポート(レポートレベル)
レポート名
説明
Tablespace Status(4.0)
インスタンス中のすべてのテーブルスペースの使用情報を表示する。
215
5. 監視テンプレート
Database Space Summary(Multi-Agent)(8.0)
Database Space Summary(Multi-Agent)(8.0)
概要
Database Space Summary(Multi-Agent)(8.0) レポートは,最近 24 時間の複数エージェントのインスタン
ス・レベルでの空き領域の概要を時単位で表示します。
格納先
Reports/Oracle/Status Reporting/Daily Trend/Advanced/
レコード
Database Interval(PI_PIDB)
フィールド
フィールド名
216
説明
Datafiles
テーブルスペースが使用しているデータファイル数。
Free %
空き領域の割合。
Free Extents
空きエクステント数。
Mbytes
テーブルスペースのサイズ。メガバイト単位。
Tablespaces
テーブルスペース数。
5. 監視テンプレート
Database Space Trend(Multi-Agent)(8.0)
Database Space Trend(Multi-Agent)(8.0)
概要
Database Space Trend(Multi-Agent)(8.0) レポートは,最近 1 か月間の複数エージェントのインスタンス
についての空き領域の概要を日単位で表示します。
格納先
Reports/Oracle/Monthly Trend/Advanced/
レコード
Database Interval(PI_PIDB)
フィールド
フィールド名
説明
Datafiles
テーブルスペースが使用しているデータファイル数。
Free %
空き領域の割合。
Free Extents
空きエクステント数。
Mbytes
テーブルスペースのサイズ。メガバイト単位。
Tablespaces
テーブルスペース数。
217
5. 監視テンプレート
Datafile I/O Activity Detail(8.0)
Datafile I/O Activity Detail(8.0)
概要
Datafile I/O Activity Detail(8.0) レポートは,任意のデータファイルについてのディスク I/O の詳細をリ
アルタイムで表示します。このレポートは,ドリルダウンレポートです。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/Drilldown Only/
レコード
Data File(PD_PDDF)
フィールド
フィールド名
218
説明
File #
ファイル番号。
File Name
ファイル名。
Physical Blocks Read
物理ブロックの読み込み回数。
Physical Blocks Written
物理ブロックの書き込み回数。
Physical Reads
物理読み込み回数。
Physical Writes
物理書き込み回数。
Tablespace Name
テーブルスペース名。
5. 監視テンプレート
Datafile I/O Status Detail(Reads)(8.0)
Datafile I/O Status Detail(Reads)(8.0)
概要
Datafile I/O Status Detail(Reads)(8.0) レポートは,最近 24 時間の任意のデータファイルの平均ディスク
読み込みの詳細を時単位で表示します。このレポートは,ドリルダウンレポートです。
格納先
Reports/Oracle/Status Reporting/Daily Trend/Advanced/Drilldown Only/
レコード
Data File Interval(PI_PIDF)
フィールド
フィールド名
説明
File #
ファイル番号。
File Name
ファイル名。
Physical Blocks Read
物理ブロックの読み込み回数。
Physical Blocks Written
物理ブロックの書き込み回数。
Physical Reads
完了した物理読み込み回数。
Physical Writes
完了した物理書き込み回数。
Tablespace Name
テーブルスペース名。
219
5. 監視テンプレート
Datafile I/O Status Detail(Writes)(8.0)
Datafile I/O Status Detail(Writes)(8.0)
概要
Datafile I/O Status Detail(Writes)(8.0) レポートは,最近 24 時間の任意のデータファイルの平均ディスク
書き込みの詳細を時単位で表示します。このレポートは,ドリルダウンレポートです。
格納先
Reports/Oracle/Status Reporting/Daily Trend/Advanced/Drilldown Only/
レコード
Data File Interval(PI_PIDF)
フィールド
フィールド名
220
説明
File #
ファイル番号。
File Name
ファイル名。
Physical Blocks Read
物理ブロックの読み込み回数。
Physical Blocks Written
物理ブロックの書き込み回数。
Physical Reads
完了した物理読み込み回数。
Physical Writes
完了した物理書き込み回数。
Tablespace Name
テーブルスペース名。
5. 監視テンプレート
Datafile I/O Status Summary(8.0)
Datafile I/O Status Summary(8.0)
概要
Datafile I/O Status Summary(8.0) レポートは,最近 24 時間のデータファイルごとのディスク I/O の概要
を時単位で表示します。
格納先
Reports/Oracle/Status Reporting/Daily Trend/Advanced/
レコード
Data File Interval(PI_PIDF)
フィールド
フィールド名
説明
File #
ファイル番号。
File Name
ファイル名。
Physical Reads(Total)
物理読み込みの総数。Datafile I/O Status Detail(Reads)(8.0) レポー
トを表示するには,このフィールドをクリックする。
Physical Writes(Total)
物理書き込みの総数。Datafile I/O Status Detail(Writes)(8.0) レポー
トを表示するには,このフィールドをクリックする。
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)
レポート名
説明
Datafile I/O Status
Detail(Reads)(8.0)
最近 24 時間の任意のデータファイルの平均ディスク読み込みの詳細
を時単位で表示する。このレポートを表示するには,Physical
Reads(Total) フィールドをクリックする。
Datafile I/O Status
Detail(Writes)(8.0)
最近 24 時間の任意のデータファイルの平均ディスク書き込みの詳細
を時単位で表示する。このレポートを表示するには,Physical
Writes(Total) フィールドをクリックする。
221
5. 監視テンプレート
Datafile I/O Trend Detail(Reads)(8.0)
Datafile I/O Trend Detail(Reads)(8.0)
概要
Datafile I/O Trend Detail(Reads)(8.0) レポートは,1 か月間の任意のデータファイルについてのディスク
読み込みの詳細を日単位で表示します。このレポートは,ドリルダウンレポートです。
格納先
Reports/Oracle/Monthly Trend/Advanced/Drilldown Only/
レコード
Data File Interval(PI_PIDF)
フィールド
フィールド名
222
説明
File #
ファイル番号。
File Name
ファイル名。
Physical Blocks Read
物理ブロックの読み込み回数。
Physical Blocks Written
物理ブロックの書き込み回数。
Physical Reads
完了した物理読み込み回数。
Physical Writes
完了した物理書き込み回数。
Tablespace Name
テーブルスペース名。
5. 監視テンプレート
Datafile I/O Trend Detail(Writes)(8.0)
Datafile I/O Trend Detail(Writes)(8.0)
概要
Datafile I/O Trend Detail(Writes)(8.0) レポートは,1 か月間の任意のデータファイルについてのディスク
書き込みの詳細を日単位で表示します。このレポートは,ドリルダウンレポートです。
格納先
Reports/Oracle/Monthly Trend/Advanced/Drilldown Only/
レコード
Data File Interval(PI_PIDF)
フィールド
フィールド名
説明
File #
ファイル番号。
File Name
ファイル名。
Physical Blocks Read
物理ブロックの読み込み回数。
Physical Blocks Written
物理ブロックの書き込み回数。
Physical Reads
完了した物理読み込み回数。
Physical Writes
完了した物理書き込み回数。
Tablespace Name
テーブルスペース名。
223
5. 監視テンプレート
Datafile I/O Trend Summary(8.0)
Datafile I/O Trend Summary(8.0)
概要
Datafile I/O Trend Summary(8.0) レポートは,最近 1 か月間のデータファイルについてのディスク I/O の
概要を日単位で表示します。
格納先
Reports/Oracle/Monthly Trend/Advanced/
レコード
Data File Interval(PI_PIDF)
フィールド
フィールド名
説明
File #
ファイル番号。
File Name
ファイル名。
Physical Reads
インターバル中に完了した物理読み込み回数。Datafile I/O Status
Detail(Reads)(8.0) レポートを表示するには,このフィールドをク
リックする。
Physical Writes
インターバル中に完了した物理書き込み回数。Datafile I/O Status
Detail(Writes)(8.0) レポートを表示するには,このフィールドをク
リックする。
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)
レポート名
224
説明
Datafile I/O Trend
Detail(Reads)(8.0)
最近 1 か月間の任意のデータファイルについてのディスク読み込み
の詳細を日単位で表示する。このレポートを表示するには,
Physical Reads フィールドをクリックする。
Datafile I/O Trend
Detail(Writes)(8.0)
最近 1 か月間の任意のデータファイルについてのディスク書き込み
の詳細を日単位で表示する。このレポートを表示するには,
Physical Writes フィールドをクリックする。
5. 監視テンプレート
Disk Sorts - Top 10 Sessions(8.0)
Disk Sorts - Top 10 Sessions(8.0)
概要
Disk Sorts - Top 10 Sessions(8.0) レポートは,頻繁にディスク・ソートを実行しているセッションの上位
10 個をリアルタイムで表示します。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
レコード
Session Statistics Summary(PD_PDS2)
フィールド
フィールド名
説明
SID
セッション識別子。
Sort Overflow %
テンポラリー・セグメントを使用していたソートの割合。Session
Detail(8.0) レポートを表示するには,このフィールドをクリックす
る。
User
Oracle ユーザー名。
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)
レポート名
Session Detail(8.0)
説明
セッションについての詳細情報を表示する。このレポートを表示す
るには,Sort Overflow % フィールドをクリックする。
225
5. 監視テンプレート
Error Log(8.0)
Error Log(8.0)
概要
Error Log(8.0) レポートは,エージェントが開始してから登録されたエラーログ中のすべてのエントリー
をリアルタイムで表示します。このレポートは,ドリルダウンレポートです。
このレポートが表示されるのに必要なパフォーマンスデータが Oracle Database にない場合,レポート
は,表示されません。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/Drilldown Only/
レコード
Errorlog Detail(PD_PDEL)
フィールド
フィールド名
226
説明
Error #
エラー番号。
Error File
エラーが発生したファイル名。
Error Time
エラーが発生した時間。
Message
エラーメッセージ。
5. 監視テンプレート
Full Table Scans(8.0)
Full Table Scans(8.0)
概要
Full Table Scans(8.0) レポートは,最近 1 時間のインデックスを使用しないテーブル・ルックアップの割
合を分単位で表示します。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Recent Past/
レコード
System Stat Summary Interval(PI)
フィールド
フィールド名
Non-Index Lookups %
説明
キャッシュが行われない全表走査の割合。
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)
レポート名
Cache Usage(8.0)
説明
バッファ・キャッシュ使用率を表示する。このレポートを表示する
には,Non Index Lookups % フィールドをクリックする。
227
5. 監視テンプレート
I/O Activity - Top 10 Datafiles(8.0)
I/O Activity - Top 10 Datafiles(8.0)
概要
I/O Activity - Top 10 Datafiles(8.0) レポートは,データファイルごとのディスク I/O 回数の上位 10 個をリ
アルタイムで表示します。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
レコード
Data File(PD_PDDF)
フィールド
フィールド名
説明
File #
ファイル番号。
File Name
ファイル名。
Physical Reads
物理読み込み回数。Datafile I/O Activity Detail(8.0) レポートを表示
するには,このフィールドをクリックする。
Physical Writes
物理書き込み回数。Datafile I/O Activity Detail(8.0) レポートを表示
するには,このフィールドをクリックする。
ドリルダウンレポート(レポートレベル)
レポート名
説明
Datafile I/O Activity
Detail(8.0)
すべてのデータファイルについての I/O の詳細を表示する。このレ
ポートを表示するには,Physical Read または Physical Writes
フィールドをクリックする。
Physical I/O - Top 10
Sessions(8.0)
I/O の発生が多いセッションの上位 10 個を表示する。
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)
レポート名
Datafile I/O Activity
Detail(8.0)
228
説明
任意のデータファイルについてのディスク I/O の詳細を表示する。こ
のレポートを表示するには,Physical Reads フィールドまたは
Physical Writes フィールドをクリックする。
5. 監視テンプレート
Lock Usage - Top 10 Sessions(8.0)
Lock Usage - Top 10 Sessions(8.0)
概要
Lock Usage - Top 10 Sessions(8.0) レポートは,各セッションによって保持されているロック数の上位 10
個をリアルタイムで表示します。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
レコード
Session Detail(PD_PDS)
フィールド
フィールド名
説明
Locks Held
データ収集時に保持されていたロック数。Session Detail(8.0) レポー
トを表示するには,このフィールドをクリックする。
SID
セッション識別子。
User
Oracle ユーザー名。
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)
レポート名
Session Detail(8.0)
説明
セッションについての詳細情報を表示する。このレポートを表示す
るには,Locks Held フィールドをクリックする。
229
5. 監視テンプレート
Locked Objects(8.0)
Locked Objects(8.0)
概要
Locked Objects(8.0) レポートは,トランザクションによってロックされているオブジェクトをリアルタイ
ムで表示します。
このレポートが表示されるのに必要なパフォーマンスデータが Oracle Database にない場合,レポート
は,表示されません。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
レコード
Transaction Lock(PD_PDTL)
フィールド
フィールド名
説明
Locked Mode
保持されているロックモード。有効な値を次に示す。
• 1(null)
• 2(row share:行共有)
• 3(row exclusive:行排他)
• 4(share:共有)
• 5(share row exclusive:共有 / 行排他)
• 6(exclusive:排他)
Object Name
オブジェクト名。
Object Type
オブジェクトタイプ。
Owner
オブジェクトの所有者。
SID
セッション識別子。Session Detail(8.0) レポートを表示するには,こ
のフィールドをクリックする。
User
Oracle ユーザー名。
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)
レポート名
Session Detail(8.0)
230
説明
セッションについての詳細情報を表示する。このレポートを表示す
るには,SID フィールドをクリックする。
5. 監視テンプレート
Longest Transactions - Top 10 Sessions(8.0)
Longest Transactions - Top 10 Sessions(8.0)
概要
Longest Transactions - Top 10 Sessions(8.0) レポートは,ほかのセッションを待機させていたトランザク
ションの上位 10 個をリアルタイムで表示します。
このレポートが表示されるのに必要なパフォーマンスデータが Oracle Database にない場合,レポート
は,表示されません。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
レコード
Transaction(PD_PDTR)
フィールド
フィールド名
説明
Cache Hit %
物理 I/O に対する論理 I/O の割合。
Locks
トランザクションによって保持されているロック数。Blocking
Locks(8.0) を表示するには,このフィールドをクリックする。
Logical I/O
論理 I/O。
Physical I/O
物理 I/O。
SID
セッション識別子。Open Cursors(4.0) レポートを表示するには,こ
のフィールドをクリックする。
Tran Secs
トランザクションの開始からの秒数。
User
Oracle ユーザー名。
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)
レポート名
説明
Blocking Locks(8.0)
ほかのセッションを待機させているロックを含むセッションを表示
する。このレポートを表示するには,Locks フィールドをクリック
する。
Open Cursors(4.0)
セッションによって開かれているカーソルを表示する。このレポー
トを表示するには,SID フィールドをクリックする。
231
5. 監視テンプレート
Memory Usage - Top 10 Sessions(8.0)
Memory Usage - Top 10 Sessions(8.0)
概要
Memory Usage - Top 10 Sessions(8.0) レポートは,メモリー使用が多いセッションの上位 10 個をリアル
タイムで表示します。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
レコード
Session Statistics Summary(PD_PDS2)
フィールド
フィールド名
説明
PGA Memory
セッションの PGA サイズを表示する。Session Detail(8.0) レポート
を表示するには,このフィールドをクリックする。
SID
セッション識別子。
UGA Memory
セッションの UGA サイズを表示する。Session Detail(8.0) レポート
を表示するには,このフィールドをクリックする。
User
Oracle ユーザー名。
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)
レポート名
Session Detail(8.0)
232
説明
セッションについての詳細情報を表示する。このレポートを表示す
るには,PGA Memory フィールドまたは UGA Memory フィールド
をクリックする。
5. 監視テンプレート
Open Cursors(4.0)
Open Cursors(4.0)
概要
Open Cursors(4.0) レポートは,セッションによって開かれているカーソルをリアルタイムで表示します。
このレポートは,ドリルダウンレポートです。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/Drilldown Only/
レコード
Open Cursor(PD_PDOC)
フィールド
フィールド名
説明
Addrhash
実行されている SQL 文を固有に識別する文字列。
Program
実行中のプログラム名。
SID
セッション識別子。
SQL Text
オープン・カーソルによって解析された SQL 文の最初の 60 文字。
SQL Text(4.0) レポートを表示するには,このフィールドをクリック
する。
User
Oracle ユーザー名。
ドリルダウンレポート(レポートレベル)
レポート名
SQL Text(4.0)
説明
SQL Text フィールドと Explain Plan フィールドのパフォーマンス
データを表示する。このレポートを表示するには,SQL Text フィー
ルドをクリックする。
233
5. 監視テンプレート
Physical I/O - Top 10 Sessions(8.0)
Physical I/O - Top 10 Sessions(8.0)
概要
Physical I/O - Top 10 Sessions(8.0) レポートは,I/O が集中しているセッションの上位 10 個をリアルタイ
ムで表示します。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
レコード
Session I/O Interval(PI_PIIO)
フィールド
フィールド名
説明
Physical Reads
物理読み込み回数。Session Detail(8.0) レポートを表示するには,こ
のフィールドをクリックする。
SID
セッション識別子。
User
Oracle ユーザー名。
ドリルダウンレポート(レポートレベル)
レポート名
I/O Activity - Top 10
Datafiles(8.0)
説明
データファイルごとのディスク I/O 回数の上位 10 個を表示する。
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)
レポート名
Session Detail(8.0)
234
説明
セッションについての詳細情報を表示する。このレポートを表示す
るには,Physical Reads フィールドをクリックする。
5. 監視テンプレート
Redo Log Buffer Contention(8.0)
Redo Log Buffer Contention(8.0)
概要
Redo Log Buffer Contention(8.0) レポートは,最近 1 時間の Oracle が REDO ログ・エントリにディスク
領域が割り当てられるまで待機する必要のある回数を分単位で表示します。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Recent Past/
レコード
System Stat Summary Interval(PI)
フィールド
フィールド名
Redo Log Space
Requests
説明
アクティブ・ログ・ファイルが満杯であるため,REDO ログ・エン
トリにディスク領域が割り当てられるまで Oracle が待機する必要の
ある回数。
235
5. 監視テンプレート
Server Configuration Status(4.0)
Server Configuration Status(4.0)
概要
Server Configuration Status(4.0) レポートは,設定パラメーターについての情報をリアルタイムで表示し
ます。
格納先
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/
レコード
Parameter Values(PD_PDP)
フィールド
フィールド名
236
説明
Is Default
デフォルト値。有効な値は「TRUE」と「FALSE」。
Parameter Name
パラメーター名。次の 2 つのパラメーターがある。
• 容量制限値があり,パフォーマンスに影響しないパラメーター
• 容量制限値がなく,パフォーマンスに影響するパラメーター
Value
パラメーターの値。
5. 監視テンプレート
Session Detail(8.0)
Session Detail(8.0)
概要
Session Detail(8.0) レポートは,セッションについての詳細情報をリアルタイムで表示します。このレ
ポートは,ドリルダウンレポートです。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/Drilldown Only/
レコード
Session Detail(PD_PDS)
フィールド
フィールド名
説明
Addrhash
実行されている SQL 文を固有に識別する文字列。
Blocking Locks
ほかのロックを待機させているロック数。
Command
実行中のコマンド。SQL Text(4.0) レポートを表示するには,この
フィールドをクリックする。
Locks Held
データ収集時に保持されていたロック数。
Open Cursors
オープン・カーソル数。Open Cursors(4.0) レポートを表示するに
は,このフィールドをクリックする。
Program
実行中のプログラム名。
Session Events
セッションの待機イベント数。
Session Waits
セッションが待機したリソースおよびイベント数。
Sessions Blocked
セッションによって待機されているセッション数。
SID
セッション識別子。Session Statistics Detail(4.0) レポートを表示す
るには,このフィールドをクリックする。
Table Accesses
テーブル・アクセス数。
Transactions
アクティブなトランザクション数。
User
Oracle ユーザー名。
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)
レポート名
説明
Open Cursors(4.0)
セッションでのオープン・カーソルについての詳細情報を表示する。
このレポートを表示するには,Open Cursors フィールドをクリック
する。
Session Statistics
Detail(4.0)
セッションについての詳細な統計情報を表示する。このレポートを
表示するには,SID フィールドをクリックする。
SQL Text(4.0)
SQL Text フィールドと Explain Plan フィールドのパフォーマンス
データを表示する。このレポートを表示するには,Command
フィールドをクリックする。
237
5. 監視テンプレート
Session Statistics Detail(4.0)
Session Statistics Detail(4.0)
概要
Session Statistics Detail(4.0) レポートは,セッションの統計情報をリアルタイムで表示します。このレ
ポートは,ドリルダウンレポートです。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/Drilldown Only/
レコード
Session Statistics Summary(PD_PDS2)
フィールド
フィールド名
238
説明
Blocking Locks
セッションがほかのロックを待機させているロック数。
Cache Hit %
バッファ・キャッシュ使用率。
Disk Sorts
ディスクでのソート回数。
Lock Requests
ロック要求回数。
Lock Waits
ロック要求が待たされた回数。
Memory Sorts
メモリー内でのソート回数。
PGA Memory
セッションの PGA サイズ。
Physical Reads
ディスクからのデータベース・ブロックの実読み込み回数。
Program
プログラム名。
SID
セッション識別子。
Sort Overflow %
テンポラリー・セグメントを使用したソートの割合。
UGA Memory
セッションの UGA サイズ。
User
Oracle ユーザー名。
5. 監視テンプレート
SGA Status(8.0)
SGA Status(8.0)
概要
SGA Status (8.0) レポートは,SGA 内のコンポーネントの状態をリアルタイムで表示します。
格納先
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/
レコード
SGA Components(PD_PDSG)
フィールド
フィールド名
説明
Bytes
メモリーサイズ(単位:バイト)
。
Component Name
SGA コンポーネント名。
239
5. 監視テンプレート
SGA Status Summary(8.0)
SGA Status Summary(8.0)
概要
SGA Status Summary (8.0) レポートは,最近 1 か月間の SGA 内コンポーネントの概要を日単位で表示し
ます。
格納先
Reports/Oracle/Monthly Trend/Advanced/
レコード
SGA Components(PD_PDSG)
フィールド
フィールド名
240
説明
Bytes
メモリーサイズ(単位:バイト)
。
Component Name
SGA コンポーネント名。
Total Bytes
各 SGA コンポーネントが使用しているメモリーサイズの合計値(単
位:バイト)
。
5. 監視テンプレート
SQL Text(4.0)
SQL Text(4.0)
概要
SQL Text(4.0) レポートは,SQL Text フィールドと Explain Plan フィールドのパフォーマンスデータを
リアルタイムで表示します。このレポートは,ドリルダウンレポートです。
注意
このレポートを単独で使用しないでください。このレポートは,Open Cursors(4.0) レポートまたは
Session Detail(8.0) レポートからドリルダウンした場合に表示されます。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/Drilldown Only/
レコード
SQL Text(PD_PDSQ)
フィールド
フィールド名
説明
Explain Plan
Oracle オプティマイザによって選択された SELECT,UPDATE,
INSERT,および DELETE 文の実行計画。
SQL Text
SQL テキストの一部。
241
5. 監視テンプレート
System Overview(8.0)(インスタンスの全体的な状態を示すリアルタイムレポート)
System Overview(8.0)(インスタンスの全体的な状態を
示すリアルタイムレポート)
概要
System Overview(8.0) レポートは,インスタンスの全体的な状態を示す主なパフォーマンスデータをリア
ルタイムで表示します。
格納先
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/
レコード
System Stat Summary(PD)
フィールド
フィールド名
242
説明
Cache Hit %
バッファ・キャッシュ使用率。Physical I/O - Top 10 Sessions(8.0) レ
ポートを表示するには,このフィールドをクリックする。
Continued Row %
ブロックより長い,または移動された(行連鎖または行移行)行の
総数の割合。
Current Logons
データ収集時の Oracle Database へのログイン数。
Deadlocks
DML 操作によるエンキュー(ロック)によって発生したプロセス・
デッドロック数。
Disk Sorts
ディスクでのソート数。Disk Sorts - Top 10 Sessions(8.0) レポート
を表示するには,このフィールドをクリックする。
Lock Requests
ロック要求の回数。Lock Usage - Top 10 Sessions(8.0) レポートを表
示するには,このフィールドをクリックする。
Memory Sorts
メモリー内でのソート数。Disk Sorts - Top 10 Sessions(8.0) レポー
トを表示するには,このフィールドをクリックする。
Session CPU Usage
使用された CPU 時間。1/100 秒単位。
Session PGA Memory
データ収集時にアクティブ・セッションによって使用されていた
PGA サイズ。Memory Usage - Top 10 Sessions(8.0) レポートを表示
するには,このフィールドをクリックする。
Session UGA Memory
アクティブ・セッションによって使用された UGA サイズ。Memory
Usage - Top 10 Sessions(8.0) レポートを表示するには,このフィー
ルドをクリックする。
Sort Overflow %
テンポラリー・セグメントを使用したソートの割合。Disk Sorts Top 10 Sessions(8.0) レポートを表示するには,このフィールドをク
リックする。
Total SQL Executions
SQL 文の実行回数。
User Calls
アプリケーションからデータベースへの処理済み要求回数。
User Commits
トランザクション数。Longest Transactions - Top 10 Sessions(8.0)
レポートを表示するには,このフィールドをクリックする。
User Rollbacks
ロールバック回数。
5. 監視テンプレート
System Overview(8.0)(インスタンスの全体的な状態を示すリアルタイムレポート)
ドリルダウンレポート(レポートレベル)
レポート名
説明
Database Activity
Status(8.0)
インスタンスの稼働状況を表示する。
Database Space
Overview(8.0)
インスタンスのテーブルスペースとデータファイルの使用情報を表
示する。
Error Log(8.0)
エージェント開始後のエラーメッセージを表示する。
Server Configuration
Status(4.0)
サーバのすべての設定パラメーター情報を表示する。
Tablespace Status(4.0)
すべてのテーブルスペース情報を表示する。
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)
レポート名
説明
Disk Sorts - Top 10
Sessions(8.0)
頻繁にディスク・ソートを実行しているセッションの上位 10 個を表
示する。このレポートを表示するには,次のフィールドをクリック
する。
• Disk Sorts
• Memory Sorts
• Sort Overflow %
Lock Usage - Top 10
Sessions(8.0)
各セッションによって保持されているロック数の上位 10 個を表示す
る。このレポートを表示するには,Lock Requests フィールドをク
リックする。
Longest Transactions Top 10 Sessions(8.0)
ほかのセッションを待機させていたトランザクションの上位 10 個を
表示する。このレポートを表示するには,User Commits フィールド
をクリックする。
Memory Usage - Top 10
Sessions(8.0)
メモリー使用が多いセッションの上位 10 個を表示する。このレポー
トを表示するには,Session PGA Memory フィールドまたは Session
UGA Memory フィールドをクリックする。
Physical I/O - Top 10
Sessions(8.0)
I/O が集中しているセッションの上位 10 個を表示する。
このレポートを表示するには,Cache Hit % フィールドをクリックす
る。
243
5. 監視テンプレート
System Overview(8.0)(インスタンスの一般的な状態を示すリアルタイムレポート)
System Overview(8.0)(インスタンスの一般的な状態を
示すリアルタイムレポート)
概要
System Overview(8.0) レポートは,インスタンスの一般的な状態を示す主なパフォーマンスデータをリア
ルタイムで表示します。
格納先
Reports/Oracle/Troubleshooting/Real-Time/
レコード
System Stat Summary(PD)
フィールド
フィールド名
244
説明
Cache Hit %
バッファ・キャッシュ使用率。Physical I/O - Top 10 Sessions(8.0) レ
ポートを表示するには,このフィールドをクリックする。
Continued Row %
ブロックより長い,または移動された(行連鎖または行移行)行の
総数の割合。
Current Logons
データ収集時の Oracle Database のログイン数。
Deadlocks
DML 操作によるエンキュー(ロック)によって発生したプロセス・
デッドロック数。
Disk Sorts
ディスクでのソート回数。Disk Sorts - Top 10 Sessions(8.0) レポー
トを表示するには,このフィールドをクリックする。
Lock Requests
ロック要求の回数。Lock Usage - Top 10 Sessions(8.0) レポートを表
示するには,このフィールドをクリックする。
Memory Sorts
メモリー内でのソート回数。Disk Sorts - Top 10 Sessions(8.0) レ
ポートを表示するには,このフィールドをクリックする。
Session CPU Usage
使用された CPU 時間。1/100 秒単位。
Session PGA Memory
データ収集時にアクティブ・セッションによって使用された PGA サ
イズ。Memory Usage - Top 10 Sessions(8.0) レポートを表示するに
は,このフィールドをクリックする。
Session UGA Memory
アクティブ・セッションによって使用された UGA サイズ。Memory
Usage - Top 10 Sessions(8.0) レポートを表示するには,このフィー
ルドをクリックする。
Sort Overflow %
テンポラリー・セグメントを使用したソートのパーセンテージ。
Disk Sorts - Top 10 Sessions(8.0) レポートを表示するには,この
フィールドをクリックする。
Total SQL Executions
SQL の総実行回数。
User Calls
アプリケーションからデータベースへの処理済みの要求数。
User Commits
トランザクション数。Longest Transactions - Top 10 Sessions(8.0)
レポートを表示するには,このフィールドをクリックする。
User Rollbacks
ロールバックの回数。
5. 監視テンプレート
System Overview(8.0)(インスタンスの一般的な状態を示すリアルタイムレポート)
ドリルダウンレポート(レポートレベル)
レポート名
説明
Database Activity
Status(8.0)
インスタンスの稼働状況を表示する。
Database Space
Overview(8.0)
インスタンスのテーブルスペースとデータファイルの使用情報を表
示する。
Error Log(8.0)
エージェント開始後のエラーメッセージを表示する。
Server Configuration
Status(4.0)
サーバのすべての設定パラメーター情報を表示する。
Tablespace Status(4.0)
すべてのテーブルスペースの情報を表示する。
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)
レポート名
説明
Disk Sorts - Top 10
Sessions(8.0)
頻繁にディスク・ソートを実行しているセッションの上位 10 個を表
示する。このレポートを表示するには,次のフィールドをクリックす
る。
• Disk Sorts
• Memory Sorts
• Sort Overflow %
Lock Usage - Top 10
Sessions(8.0)
各セッションによって保持されているロック数の上位 10 個を表示す
る。このレポートを表示するには,Lock Requests フィールドをク
リックする。
Longest Transactions Top 10 Sessions(8.0)
ほかのセッションを待機させていたトランザクションの上位 10 個を
表示する。このレポートを表示するには,User Commits フィールド
をクリックする。
Memory Usage - Top 10
Sessions(8.0)
メモリー使用が多いセッションの上位 10 個を表示する。このレポー
トを表示するには,Session PGA Memory フィールドまたは Session
UGA Memory フィールドをクリックする。
Physical I/O - Top 10
Sessions(8.0)
I/O が集中しているセッションの上位 10 個を表示する。このレポー
トを表示するには,Cache Hit % フィールドをクリックする。
245
5. 監視テンプレート
Tablespace Status(4.0)
Tablespace Status(4.0)
概要
Tablespace Status(4.0) レポートは,データベース内にあるすべてのテーブルスペースの状態をリアルタ
イムで表示します。
格納先
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/
レコード
Tablespace(PD_PDTS)
フィールド
フィールド名
説明
Free %
空き領域の割合。
Free Mbytes
空き領域。メガバイト単位。Tablespace Status Detail(4.0) レポート
を表示するには,このフィールドをクリックする。
Tablespace Name
インスタンスに関連するテーブルスペース名。
Used Mbytes
使用済み領域。メガバイト単位。Tablespace Status Detail(4.0) レ
ポートを表示するには,このフィールドをクリックする。
ドリルダウンレポート(フィールドレベル)
レポート名
Tablespace Status
Detail(4.0)
246
説明
指定したテーブルスペースについての詳細情報を表示する。このレ
ポートを表示するには,Free Mbytes フィールドまたは Used
Mbytes フィールドをクリックする。
5. 監視テンプレート
Tablespace Status Detail(4.0)
Tablespace Status Detail(4.0)
概要
Tablespace Status Detail(4.0) レポートは,指定したテーブルスペースについての詳細をリアルタイムで
表示します。このレポートは,ドリルダウンレポートです。
格納先
Reports/Oracle/Status Reporting/Real-Time/Drilldown Only/
レコード
Tablespace(PD_PDTS)
フィールド
フィールド名
説明
Data Files
テーブルスペースが使用しているデータファイル数。
Extents
エクステント数。
Free %
空き領域の割合。
Free Extents
空きエクステント数。
Free Mbytes
空き領域。メガバイト単位。
Mbytes
テーブルスペースのサイズ。メガバイト単位。
Segments
セグメント数。
Tablespace Name
テーブルスペース名。
247
6
レコード
この章では,PFM - Agent for Oracle のレコードについて説明します。各レ
コードのパフォーマンスデータの収集方法については,マニュアル「JP1/
Performance Management 設計・構築ガイド」の Performance
Management の機能について説明している章,またはマニュアル「JP1/
Performance Management 運用ガイド」の稼働監視データの管理について説
明している章を参照してください。
データモデルについて
レコードの記載形式
ODBC キーフィールド一覧
要約ルール
データ型一覧
フィールドの値
Store データベースに記録されるときだけ追加されるフィールド
Store データベースに格納されているデータをエクスポートすると出力されるフィールド
レコードの注意事項
レコード一覧
249
6. レコード
データモデルについて
データモデルについて
各 PFM - Agent が持つレコードおよびフィールドの総称を「データモデル」と呼びます。各 PFM - Agent
と,その PFM - Agent が持つデータモデルには,それぞれ固有のバージョン番号が付与されています。
PFM - Agent for Oracle のバージョンとデータモデルのバージョンの関係は,
「付録 J バージョン互換」
を参照してください。
各 PFM - Agent のデータモデルのバージョンは,PFM - Web Console の[エージェント階層]画面でエー
ジェントのプロパティを表示して確認してください。
データモデルについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,
Performance Management の機能について説明している章を参照してください。
250
6. レコード
レコードの記載形式
レコードの記載形式
この章では,PFM - Agent for Oracle のレコードをアルファベット順に記載しています。各レコードの説
明は,次の項目から構成されています。
機能
各レコードに格納されるパフォーマンスデータの概要および注意事項について説明します。
デフォルト値および変更できる値
各レコードに設定されているパフォーマンスデータの収集条件のデフォルト値およびユーザーが変更でき
る値を表で示します。
「デフォルト値および変更できる値」に記載している項目とその意味を次の表に示し
ます。この表で示す各項目については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,稼
働監視データの管理について説明している章を参照してください。
表 6-1 デフォルト値および変更できる値
項目
意味
Collection Interval
Collection Offset
※
変更可否
パフォーマンスデータの収集間隔(秒単位)。
○:変更できる。
パフォーマンスデータの収集を開始するオフセット値(秒単位)。オ
フセット値については,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明
している章を参照のこと。
また,パフォーマンスデータの収集開始時刻については,マニュア
ル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,
Performance Management の機能について説明している章を参照の
こと。
×:変更できない。
Log
収集したパフォーマンスデータを Store データベースに記録するか
どうか。
Yes:記録する。ただし,「Collection Interval=0」の場合,記録し
ない。
No:記録しない。
LOGIF
収集したパフォーマンスデータを Store データベースに記録するか
どうかの条件。
注※
指定できる値は,0 ∼ 32,767 秒(Collection Interval で指定した値の範囲内)です。これは,複数の
データを収集する場合に,一度にデータの収集処理が実行されると負荷が集中するので,収集処理の
負荷を分散するために使用します。なお,データ収集の記録時間は,Collection Offset の値に関係な
く,Collection Interval と同様の時間となります。
Collection Offset の値を変更する場合は,収集処理の負荷を考慮した上で値を指定してください。
ODBC キーフィールド
PFM - Manager で,SQL を使用して Store データベースに格納されているレコードのデータを利用する
場合に必要な ODBC キーフィールドを示します。ODBC キーフィールドには,全レコード共通のものと
各レコード固有のものとがあります。ここで示すのは,各レコード固有の ODBC キーフィールドです。複
数インスタンスレコードだけが,固有の ODBC キーフィールドを持っています。
全レコード共通の ODBC キーフィールドについては,この章の「ODBC キーフィールド一覧」を参照し
てください。ODBC キーフィールドの使用方法については,マニュアル「JP1/Performance Management
運用ガイド」の,ODBC に準拠したアプリケーションプログラムとの連携について説明している章を参照
251
6. レコード
レコードの記載形式
してください。
ライフタイム
各レコードに収集されるパフォーマンスデータの一貫性が保証される期間を示します。ライフタイムにつ
いては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance
Management の機能について説明している章を参照してください。
レコードサイズ
1 回の収集で各レコードに格納されるパフォーマンスデータの容量を示します。
フィールド
各レコードのフィールドについて表で説明します。表の各項目について次に説明します。
● PFM - View 名(PFM - Manager 名)
• PFM - View 名
PFM - Web Console で表示されるフィールド名(PFM - View 名)を示します。
• PFM - Manager 名
PFM - Manager で,SQL を使用して Store データベースに格納されているフィールドのデータを利
用する場合,SQL 文で記述するフィールド名(PFM - Manager 名)を示します。
SQL 文では,先頭に各レコードのレコード ID を付加した形式で記述します。例えば,System Stat
Summary(PD)レコードの Disk Sorts(SORTS_DISK)フィールドの場合,「PD_SORTS_DISK」
と記述します。
● 説明
各フィールドに格納されるパフォーマンスデータについて説明します。
表中の※ 1 と※ 2 は,次の内容を示します。
注※ 1
このフィールドの値は,収集時に OS から返された最新の監視値です。
注※ 2
このフィールドを履歴レポートで表示すると,"PFM - View 名(Total)" のフィールドが追加され
ます。
各フィールドのパフォーマンスデータの求め方には,次の種類があります。
• 今回収集したデータと前回のインターバルで収集したデータによって求められた平均や割合を求める
もの。
• 今回収集したデータだけで求められるもの(OS 内部で累積された値を含む。表中の※ 1 が該当す
る)
。
• ほかのフィールドのデータから求めるもの(各レコードのフィールドの表にある「データソース」参
照)
。
特に断り書きがない場合,データの収集間隔によって求められる値となります。
履歴レポートで,PI レコードタイプのレコードを,レポート間隔に「分」以外を設定して要約した場
合に表示される値には,次の種類があります。
• 要約した間隔の平均値を表示するもの。
• 最後に収集した値を表示するもの。
• 合計値を表示するもの。
• 最小値を表示するもの。
• 最大値を表示するもの。
252
6. レコード
レコードの記載形式
特に断り書きがないフィールドの値は,要約した間隔の平均値が表示されます。
● 要約
Agent Store がデータを要約するときの方法(要約ルール)を示します。要約ルールについては,この
章の「要約ルール」を参照してください。
● 形式
double 型など,各フィールドの値のデータ型を示します。データ型については,この章の「データ型
一覧」を参照してください。
● デルタ
累積値として収集するデータに対し,変化量でデータを表すことを「デルタ」と呼びます。デルタにつ
いては,この章の「フィールドの値」を参照してください。
● サポートバージョン
そのフィールドを使用できる Oracle のバージョン番号を示します。
バージョン番号が記述してある場合,そのバージョン以降でそのフィールドが使用できます。
「すべて」
と記述してある場合,すべての Oracle のバージョンで使用できます。「対象外」と記述してある場合,
サポート対象外のフィールドであることを示します。
● データソース
該当するフィールドの値の計算方法または取得先を示します。フィールドの値については,この章の
「フィールドの値」を参照してください。
253
6. レコード
ODBC キーフィールド一覧
ODBC キーフィールド一覧
ODBC キーフィールドには,全レコード共通のものと各レコード固有のものとがあります。ここで示すの
は,全レコード共通の ODBC キーフィールドです。PFM - Manager で,SQL を使用して Store データ
ベースに格納されているレコードのデータを利用する場合,ODBC キーフィールドが必要です。
全レコード共通の ODBC キーフィールド一覧を次の表に示します。各レコード固有の ODBC キーフィー
ルドについては,各レコードの説明を参照してください。
表 6-2 各レコード共通の ODBC キーフィールド一覧
ODBC キーフィールド
ODBC フォーマット
データ
説明
レコード ID_DATE
SQL_INTEGER
内部
レコードが生成された日付を表すレ
コードのキー。
レコード ID_DATETIME
SQL_INTEGER
内部
レコード ID_DATE フィールドとレ
コード ID_TIME フィールドの組み合
わせ。
レコード ID_DEVICEID
SQL_VARCHAR
内部
インスタンス名 [ ホスト名 ]。
レコード ID_DRAWER_TYPE
SQL_VARCHAR
内部
区分。有効な値を次に示す。
m:分
H:時
D:日
W:週
M:月
Y:年
レコード ID_PROD_INST
SQL_VARCHAR
内部
PFM - Agent のインスタンス名。
レコード ID_PRODID
SQL_VARCHAR
内部
PFM - Agent のプロダクト ID。
レコード ID_RECORD_TYPE
SQL_VARCHAR
内部
レコードタイプを表す識別子(4 バイ
ト)
。
レコード ID_TIME
SQL_INTEGER
内部
レコードが生成された時刻(グリ
ニッジ標準時)。
254
6. レコード
要約ルール
要約ルール
PI レコードタイプのレコードでは,Collection Interval に設定された間隔で収集されるデータと,あらか
じめ定義されたルールに基づき一定の期間(分,時,日,週,月,または年単位)ごとに要約されたデー
タが,Store データベースに格納されます。要約の種類はフィールドごとに定義されています。この定義
を「要約ルール」と呼びます。
要約ルールによっては,要約期間中の中間データを保持する必要のあるものがあります。この場合,中間
データを保持するためのフィールドが Store データベース内のレコードに追加されます。このフィールド
を「追加フィールド」と呼びます。追加フィールドの一部は,PFM - Web Console でレコードのフィール
ドとして表示されます。PFM - Web Console に表示される追加フィールドは,履歴レポートに表示する
フィールドとして使用できます。
なお,要約によって追加される「追加フィールド」と区別するために,ここでは,この章の各レコードの
説明に記載されているフィールドを「固有フィールド」と呼びます。
追加フィールドのフィールド名は次のようになります。
• Store データベースに格納される追加フィールド名
固有フィールドの PFM - Manager 名にサフィックスが付加されたフィールド名になります。
• PFM - Web Console で表示される追加フィールド名
固有フィールドの PFM - View 名にサフィックスが付加されたフィールド名になります。
PFM - Manager 名に付加されるサフィックスと,それに対応する PFM - View 名に付加されるサフィック
ス,およびフィールドに格納されるデータを次の表に示します。
表 6-3 追加フィールドのサフィックス一覧
PFM - Manager 名
に付加されるサ
フィックス
PFM - View 名に
付加されるサ
フィックス
_TOTAL
(Total)
要約期間内のレコードのフィールドの値の総和
_TOTAL_SEC
(Total)
要約期間内のレコードのフィールドの値の総和(utime 型の場合)
_COUNT
−
要約期間内の収集レコード数
_HI
(Max)
要約期間内のレコードのフィールド値の最大値
_LO
(Min)
要約期間内のレコードのフィールド値の最小値
格納データ
( 凡例 )
−:追加フィールドがないことを示します。
要約ルールの一覧を次の表に示します。
表 6-4 要約ルール一覧
要約
ルール名
COPY
要約ルール
要約期間内の最新のレコードのフィールド値がそのまま格納される。
255
6. レコード
要約ルール
要約
ルール名
AVG
要約ルール
要約期間内のフィールド値の平均値が格納される。
次に計算式を示す。
(フィールド値の総和)/(収集レコード数)
追加フィールド(Store データベース)
• _TOTAL
• _TOTAL_SEC(utime 型の場合)
• _COUNT
追加フィールド(PFM - Web Console)※ 1 ※ 2
• (Total)
HILO
要約期間内のデータの最大値,最小値,および平均値が格納される。
固有フィールドには平均値が格納される。
次に計算式を示す。
(フィールド値の総和)/(収集レコード数)
追加フィールド(Store データベース)
• _HI
• _LO
• _TOTAL
• _TOTAL_SEC(utime 型の場合)
• _COUNT
追加フィールド(PFM - Web Console)※ 1 ※ 2
• (Max)
• (Min)
• (Total)
−
要約されないことを示す。
注※ 1
Manager 名に「_AVG」が含まれる utime 型のフィールドは,PFM - Web Console に追加される「(Total)」フィー
ルドを履歴レポートで利用できません。
注※ 2
Manager 名に次の文字列が含まれるフィールドは,PFM - Web Console に追加される(Total)フィールドを履歴
レポートで利用できません。
「_PER_」,「PCT 」,「PERCENT 」,「_AVG 」,「_RATE_TOTAL 」
256
6. レコード
データ型一覧
データ型一覧
各フィールドの値のデータ型と,対応する C および C++ のデータ型の一覧を次の表に示します。この表
で示す「データ型」の「フィールド」の値は,各レコードのフィールドの表にある「形式」の列に示され
ています。
表 6-5 データ型一覧
データ型
フィールド
サイズ
C および C++
( バイト )
説明
char(n)
char( )
( ) 内の数
n バイトの長さを持つ文字データ。
double
double
8
数値(1.7E ± 308(15 桁)
)
。
long
long
4
数値(-2,147,483,648 ∼ 2,147,483,647)
。
short
short
2
数値(-32,768 ∼ 32,767)。
string(n)
char[ ]
( ) 内の数
n バイトの長さを持つ文字列(7 ビットアスキー以外は格
納できない)
。最後の文字は,
「null」。
time_t
unsigned long
4
数値(0 ∼ 4,294,967,295)。
timeval
構造体
8
数値(最初の 4 バイトは秒,次の 4 バイトはマイクロ秒を
表す)
。
ulong
unsigned long
4
数値(0 ∼ 4,294,967,295)
。
ushort
unsigned short
2
数値(0 ∼ 65,535)。
utime
構造体
8
数値(最初の 4 バイトは秒,次の 4 バイトはマイクロ秒を
表す)
。
word
unsigned short
2
数値(0 ∼ 65,535)
。
unsigned char
1
数値(0 ∼ 255)。
(該当なし)
257
6. レコード
フィールドの値
フィールドの値
ここでは,各フィールドに格納される値について説明します。
データソース
各フィールドには,Performance Management や監視対象プログラムから取得した値や,これらの値をあ
る計算式に基づいて計算した値が格納されます。各フィールドの値の取得先または計算方法は,フィール
ドの表の「データソース」列で示します。
PFM - Agent for Oracle の「データソース」列の文字列は,Oracle から取得したパフォーマンスデータを
加工してフィールドの値を設定している場合,そのフィールドに設定される値の計算方法を示します。例
を次に示します。
• 大文字で書かれている場合
大文字で書かれているものは,Oracle の OCI(Oracle Call Interface)を使用して Oracle Database に
アクセスするときの Oracle Database のテーブル名です。例えば,Activity Summary(PD_PDAS)レ
コードの Cursor Open Hits(CURSOR_OPEN_HITS)フィールドには,Oracle の OCI を使用して収
集される値が格納されます。
テーブルの詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
• 小文字で書かれている場合
小文字で書かれているものは,Oracle Database のテーブルに格納されているパフォーマンスデータを
取得するためのキー文字列を表します。
例えば,System Stat Summary(PD)レコード Calls/Tran(CALLS_PER_TRANSACTION)フィー
ルドには,V$SYSSTAT テーブルの Name 列に格納されている user calls から取得した値を,同じく
V$SYSSTAT テーブルの Name 列に格納されている user commits から取得した値で割った値が格納さ
れます。
•「Agent Collector」と書かれている場合
そのフィールドに格納される値の取得先が,Agent Collector サービスであることを示します。
•「init.ora パラメーター名」と書かれている場合
Oracle の初期化パラメーター・ファイル init.ora に設定されている「パラメーター名」の値が使用
されることを示します。
•「−」と書かれている場合
パフォーマンスデータを加工してフィールドの値を設定していないことを示します。
デルタ
累積値として収集するデータに対し,変化量でデータを表すことを「デルタ」と呼びます。例えば,1 回
目に収集されたパフォーマンスデータが「3」,2 回目に収集されたパフォーマンスデータが「4」とする
と,累積値の場合は「7」,変化量の場合は「1」が格納されます。各フィールドの値がデルタ値かどうか
は,フィールドの表の「デルタ」列で示します。なお,デルタの値は,前回のデータからの相対値のため,
マイナス値になる場合があります。
PFM - Agent for Oracle で収集されるパフォーマンスデータは,次の表のように異なります。
258
6. レコード
フィールドの値
表 6-6 PFM - Agent for Oracle で収集されるパフォーマンスデータ
レコードタ
イプ
デルタ
データ種別
[デルタ値で表
示]のチェック
レコードの値
※
PI レコー
ドタイプ
Yes
No
PD レコー
ドタイプ
Yes
No
リアルタイムデータ
あり
変化量が表示される。
なし
変化量が表示される。
・履歴データ
・アラームの監視デー
タ
−
変化量が表示される。
リアルタイムデータ
あり
収集時点の値が表示
される。
なし
収集時点の値が表示
される。
・履歴データ
・アラームの監視デー
タ
−
収集時点の値が表示
される。
リアルタイムデータ
あり
変化量が表示される。
なし
累積値が表示される。
・履歴データ
・アラームの監視デー
タ
−
累積値が表示される。
リアルタイムデータ
あり
収集時点の値が表示
される。
なし
収集時点の値が表示
される。
−
収集時点の値が表示
される。
・履歴データ
・アラームの監視デー
タ
(凡例)
−:該当しない
注※
次に示す PFM - Web Console のダイアログボックスの項目でチェックされていることを示します。
• レポートウィザードの[編集 > 表示設定(リアルタイムレポート)]画面の[デルタ値で表示]
• レポートウィンドウの[Properties]タブの[表示設定(リアルタイムレポート)
]の[デルタ値で
表示]
パフォーマンスデータが収集される際の注意事項を次に示します。
• PI レコードタイプのレコードが保存されるためには,2 回以上パフォーマンスデータが収集されている
必要があります。
PI レコードタイプのレコードには,PFM - Web Console で設定した収集間隔ごとにパフォーマンス
データが収集されます。しかし,パフォーマンスデータの Store データベースへの格納は,PFM - Web
Console でパフォーマンスデータの収集の設定をした時点では実行されません。
PI レコードタイプの履歴データには,前回の収集データとの差分を必要とするデータ(デルタ値)が
含まれているため,2 回分のデータが必要になります。このため,履歴データが Store データベースに
格納されるまでには,設定した時間の最大 2 倍の時間が掛かります。
例えば,PFM - Web Console でパフォーマンスデータの収集間隔を,18:32 に 300 秒(5 分)で設定し
259
6. レコード
フィールドの値
た場合,最初のデータ収集は 18:35 に開始されます。次のデータ収集は 18:40 に開始されます。履歴の
データは,18:35 と 18:40 に収集されたデータを基に作成され,18:40 に(設定時 18:32 から 8 分後)
履歴データとして Store データベースに格納されます。
• リアルタイムレポートには,最初にデータが収集されたときから値が表示されます。ただし,前回の
データを必要とするレポートの場合,初回の値は 0 で表示されます。2 回目以降のデータ収集は,レ
ポートによって動作が異なります。
• 次の場合,2 回目のデータ収集以降は,収集データの値が表示されます。
• PI レコードタイプのリアルタイムレポートの設定で,[デルタ値で表示]がチェックされていない場
合
• PD レコードタイプのリアルタイムレポートの設定で,
[デルタ値で表示]がチェックされている場合
• 次の場合,2 回目のデータ収集では,1 回目のデータと 2 回目のデータの差分が表示されます。3 回目
以降のデータ収集では,収集データの値が表示されます。
• PI レコードタイプのリアルタイムレポートの設定で,[デルタ値で表示]がチェックされている場合
• PFM - Agent for Oracle 起動中に,監視対象の Oracle の再起動,または Oracle 起動中のリソースの再
割り当てなどが行なわれると,収集データの値が「マイナス値」となる場合があります。しかし,2 回
目以降のデータに関しては,データの差分として,0 以上の値となります。
260
6. レコード
Store データベースに記録されるときだけ追加されるフィールド
Store データベースに記録されるときだけ追加される
フィールド
Store データベースに記録されるときだけ追加されるフィールドを次の表に示します。
表 6-7 Store データベースに記録されるときだけ追加されるフィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
形式
デルタ
サポート
バージョン
データソース
Agent Host
(DEVICEID)
PFM - Agent が動作しているホス
ト名。
string(256)
No
すべて
−
Agent Instance
(PROD_INST)
PFM - Agent のインスタンス名。
string(256)
No
すべて
−
Agent Type
(PRODID)
PFM - Agent のプロダクト ID。1
バイトの識別子で表される。
char
No
すべて
−
Date
(DATE)
レコードが作成された日。グリ
ニッジ標準時。※ 1,※ 3
char(3)
No
すべて
−
Date and Time
(DATETIME)
Date(DATE)フィールドと
Time(TIME)フィールドの組み
char(6)
No
すべて
−
合わせ。※ 3
Drawer Type
(DRAWER_TYP
E)
PI レコードタイプのレコードの
場合,データが要約される区分。
PFM - Web Console のレポートで
表示する場合と ODBC ドライバ
を使用して表示する場合とで,区
分の表示が異なる。※ 2
char
No
すべて
−
GMT Offset
(GMT_ADJUST)
グリニッジ標準時とローカル時間
の差。秒単位。
long
No
すべて
−
Time
(TIME)
レコードが作成された時刻。グリ
ニッジ標準時。※ 1,※ 3
char(3)
No
すべて
−
(凡例)
−:Oracle から取得したパフォーマンスデータを加工してフィールドの値を設定していないことを意
味します。
注※ 1
PI レコードタイプのレコードでは,データが要約されるため,要約される際の基準となる時刻が設定
されます。レコード区分ごとの設定値を次の表に示します。
表 6-8 レコード区分ごとの設定値
区分
レコード区分ごとの設定値
分
レコードが作成された時刻の 0 秒
時
レコードが作成された時刻の 0 分 0 秒
日
レコードが作成された日の 0 時 0 分 0 秒
週
レコードが作成された週の月曜日の 0 時 0 分 0 秒
月
レコードが作成された月の 1 日の 0 時 0 分 0 秒
年
レコードが作成された年の 1 月 1 日の 0 時 0 分 0 秒
261
6. レコード
Store データベースに記録されるときだけ追加されるフィールド
注※ 2
PFM - Web Console のレポートで表示する場合と ODBC ドライバを使用して表示する場合の違いを
次の表に示します。
表 6-9 表示方法によるデータ要約区分の違い
PFM - Web Console
区分
ODBC ドライバ
分
Minute
m
時
Hour
H
日
Day
D
週
Week
W
月
Month
M
年
Year
Y
注※ 3
レポートや ODBC ドライバによるデータ表示を行った場合,Date フィールドは YYYYMMDD 形式
で,Date and Time フィールドは YYYYMMDD hh:mm:ss 形式で,Time フィールドは hh:mm:ss 形式
で表示されます。
262
6. レコード
Store データベースに格納されているデータをエクスポートすると出力されるフィールド
Store データベースに格納されているデータをエクス
ポートすると出力されるフィールド
jpctool db dump (jpcctrl dump) コマンドで,Store データベースに格納されているデータをエク
スポートすると,次のフィールドが出力されます。これらのフィールドも,Store データベースにデータ
が格納される際追加されますが,PFM - Agent が内部で使用するため,レポートに表示するフィールドと
して使用できません。運用で使用しないでください。
• レコード ID_DATE_F
• レコード ID_DEVICEID_F
• レコード ID_DRAWER_TYPE_F
• レコード ID_DRAWER_COUNT
• レコード ID_DRAWER_COUNT_F
• レコード ID_INST_SEQ
• レコード ID_PRODID_F
• レコード ID_PROD_INST_F
• レコード ID_RECORD_TYPE
• レコード ID_RECORD_TYPE_F
• レコード ID_SEVERITY
• レコード ID_SEVERITY_F
• レコード ID_TIME_F
• レコード ID_UOWID
• レコード ID_UOWID_F
• レコード ID_UOW_INST
• レコード ID_UOW_INST_F
• レコード ID_PFM - Manager 名 _COUNT
• レコード ID_PFM - Manager 名 _SEC
• レコード ID_PFM - Manager 名 _MSEC
263
6. レコード
レコードの注意事項
レコードの注意事項
レコードを収集する場合の注意事項を次に示します。
データを取得できない場合のレコード生成結果
フィールドに格納するデータを取得できない場合のレコード生成結果について説明します。
● レコードが生成されない
次の場合,レコードは生成されません。
• ODBC キーフィールドとして定義されたフィールドに格納するパフォーマンスデータを PFM - Agent
for Oracle が収集できない場合
• Oracle の性能値を表すフィールドに格納するパフォーマンスデータを PFM - Agent for Oracle が収集
できない場合
264
6. レコード
レコード一覧
レコード一覧
ここでは,PFM - Agent for Oracle で収集できるレコードの一覧を記載します。
PFM - Agent for Oracle で収集できるレコードおよびそのレコードに格納される情報を,レコード名順で
次の表に示します。
表 6-10 PFM - Agent for Oracle のレコード一覧(レコード名順)
レコード名
レコード ID
格納される情報
Activity Summary
PD_PDAS
Oracle の稼働状況についての,ある時点での状態を示すパ
フォーマンスデータ。
Backup Async IO
PD_PDBA
オラクル・リカバリー・マネージャー(RMAN)が現在稼働中
または完了した非同期 I/O で退避や回復をしたファイルについ
ての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータ。
Backup Sync IO
PD_PDBS
オラクル・リカバリー・マネージャー(RMAN)が現在稼働中
または完了した同期 I/O で退避や回復をしたファイルについて
の,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータ。
Block Contention
Interval
PI_PIBC
各待機クラスについての,ある一定の時間を単位としたパ
フォーマンスデータ。
Block Contention
Statistics
PD_PDBC
各待機クラスについての,ある時点での状態を示すパフォーマ
ンスデータ。
Buffer Pool
PD_PDBP
インスタンスが使用できるバッファ・プールについての,ある
時点での状態を示すパフォーマンスデータ。
Cache Summary
PD_PDCS
システム・グローバル・エリア(SGA)の各キャッシュについ
ての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータ。
Cache Summary Interval
PI_PICS
システム・グローバル・エリア(SGA)の各キャッシュについ
ての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータ。
Circuit
PD_PDCI
サーキットについての,ある時点での状態を示すパフォーマン
スデータ。
Collection Instance 2
PD_PCI
インスタンスについての,ある時点での状態を示すパフォーマ
ンスデータ。
Collection Tablespace 2
PD_PCTS
データベース中のテーブルスペースについての,ある時点での
状態を示すパフォーマンスデータ。
Control File
PD_PDCF
コントロールファイルについての,ある時点での状態を示すパ
フォーマンスデータ。
Current Sessions Stat
Summary
PD_PDS3
インスタンスのすべてのアクティブなセッションについての,
ある時点での状態を示すパフォーマンスデータ。
Data Dictionary Cache
PD_PDDD
データディクショナリー・キャッシュの利用状況についての,
ある時点での状態を示すパフォーマンスデータ。
Data Dictionary Cache
Interval
PI_PIDD
データディクショナリー・キャッシュの利用状況についての,
ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータ。
Data File
PD_PDDF
データファイルについての,ある時点での状態を示すパフォー
マンスデータ。
Data File Interval
PI_PIDF
データファイルについての,ある一定の時間を単位としたパ
フォーマンスデータ。
Database
PD_PDDB
ある時点での状態を示す次のパフォーマンスデータ。
• データベースについての一般情報
• テーブルスペースについての統計情報
• データファイルについての統計情報
Database Interval
PI_PIDB
データベースについての,ある一定の時間を単位としたパ
フォーマンスデータ。
265
6. レコード
レコード一覧
レコード名
レコード ID
格納される情報
Database Object Cache
PD_PDDO
ライブラリー・キャッシュにキャッシュされているデータベー
ス・オブジェクトについての,ある時点での状態を示すパ
フォーマンスデータ。
Dispatcher
PD_PDDS
ディスパッチャー・プロセスについての,ある時点での状態を
示すパフォーマンスデータ。
Dispatcher Interval
PI_PIDS
ディスパッチャー・プロセスについての,ある一定の時間を単
位としたパフォーマンスデータ。
Errorlog Detail
PD_PDEL
データベースのアラートファイルのエラーメッセージについて
の,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータ。
GCS Stat Summary
PD_PDGC
Global Cache Service(GCS)についての,ある時点での状態
を示すパフォーマンスデータ。
GCS Stat Summary
Interval
PI_PIGC
Global Cache Service(GCS)についての,ある一定の時間を
単位としたパフォーマンスデータ。
Instance
PD_PDI
インスタンスについての,ある時点での状態を示すパフォーマ
ンスデータ。
Instance Availability
PD_PDIA
インスタンスの有効性についての,ある時点での状態を示すパ
フォーマンスデータ。
Latch
PD_PDLA
ラッチについての,ある時点での状態を示すパフォーマンス
データ。
Latch Interval
PI_PILA
ラッチについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマン
スデータ。
Library Cache
PD_PDLC
ライブラリー・キャッシュの管理についての,ある時点での状
態を示すパフォーマンスデータ。
Library Cache Interval
PI_PILC
ライブラリー・キャッシュの管理についての,ある一定の時間
を単位としたパフォーマンスデータ。
Lock
PD_PDLO
ロックについての,ある時点での状態を示すパフォーマンス
データ。
Lock Activity Interval
PI_PIPL
発生した PCM ロック変換についての,ある一定の時間を単位
としたパフォーマンスデータ。
Lock Interval
PI_PILO
ロックについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマン
スデータ。
Lock Waiters
PD_PDLW
ロックを待機しているすべてのセッションおよびロックを保留
中のセッションについての,ある時点での状態を示すパフォー
マンスデータ。
Minimum Database
Interval 2
PI_PMDB
データベースについての,ある一定の時間を単位としたパ
フォーマンスデータ。
Minimum Data File
Interval 2
PI_PMDF
データファイルについての,ある一定の時間を単位としたパ
フォーマンスデータ。
Minimum Tablespace
Interval 2
PI_PMTS
データベース中のテーブルスペースについての,ある一定の時
間を単位としたパフォーマンスデータ。
Multi - Threaded Server
PD_PDMT
マルチスレッド・サーバ(MTS)のオプションについての,あ
る時点での状態を示すパフォーマンスデータ。
Multi - Threaded Server
Interval
PI_PIMT
マルチスレッド・サーバ(MTS)のオプションについての,あ
る一定の時間を単位としたパフォーマンスデータ。
Open Cursor
PD_PDOC
カーソルについての,ある時点での状態を示すパフォーマンス
データ。
Options Installed
PD_PDO
Oracle Server にインストールされているソフトウェアオプショ
ンについての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータ。
Parallel Query Server
PD_PDPQ
パラレル・クエリー・サーバについての,ある時点での状態を
示すパフォーマンスデータ。
266
6. レコード
レコード一覧
レコード名
レコード ID
格納される情報
Parallel Query Server
Interval
PI_PIPQ
パラレル・クエリー・サーバについての,ある一定の時間を単
位としたパフォーマンスデータ。
Parallel Query Statistics
PD_PDPS
パラレル・クエリー・オプションについての,ある時点での状
態を示すパフォーマンスデータ。
Parameter Values
PD_PDP
現在のパラメーター値についての,ある時点での状態を示すパ
フォーマンスデータ。
Process Detail
PD_PDOP
プロセスについての,ある時点での状態を示すパフォーマンス
データ。
Queue Statistics
PD_PDQU
キューについての,ある時点での状態を示すパフォーマンス
データ。
Resource Limit
PD_PDRL
システムリソースのグローバルリソース使用量についての,あ
る時点での状態を示すパフォーマンスデータ。
Rollback Segment
PD_PDRS
データベース中の各ロールバック・セグメントについての,あ
る時点での状態を示すパフォーマンスデータ。
Rollback Segment
Interval
PI_PIRS
データベース中の各ロールバック・セグメントについての,あ
る一定の時間を単位としたパフォーマンスデータ。
Segment Detail
PD_PDSM
データベースのセグメントについての,ある時点での状態を示
すパフォーマンスデータ。
Server Status
PD_STAT
Oracle Database の状態についての,ある時点での状態を示す
パフォーマンスデータ。
Session Detail
PD_PDS
セッションについての,ある時点での状態を示すパフォーマン
スデータ。
Session Event
PD_PDEV
セッション・イベントについての,ある時点での状態を示すパ
フォーマンスデータ。
Session Event Interval
PI_PIEV
セッション・イベントについての,ある一定の時間を単位とし
たパフォーマンスデータ。
Session I/O Interval
PI_PIIO
すべてのアクティブ・セッションの I/O についての,ある一定
の時間を単位としたパフォーマンスデータ。
Session Stat Summary
Interval
PI_PIS2
インスタンスの各セッションおよびパフォーマンス・インジ
ケーターについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマ
ンスデータ。
Session Statistics
PD_PDSS
セッションについての,ある時点での状態を示すパフォーマン
スデータ。
Session Statistics
Summary
PD_PDS2
インスタンスの各セッションおよびパフォーマンス・インジ
ケーターについての,ある時点での状態を示すパフォーマンス
データ。
Session Wait
PD_PDWA
セッションの待機についての,ある時点での状態を示すパ
フォーマンスデータ。
SGA Components
PD_PDSG
システム・グローバル・エリア(SGA)についての,ある時点
での状態を示すパフォーマンスデータ。
Shared Cursor Cache
PD_PDC
共有カーソル・キャッシュについての,ある時点での状態を示
すパフォーマンスデータ。
Shared Server
PD_PDSH
共有サーバについての,ある時点での状態を示すパフォーマン
スデータ。
Shared Server Interval
PI_PISH
共有サーバについての,ある一定の時間を単位としたパフォー
マンスデータ。
Sort Segment
PD_PDSR
データベース中のソート・セグメントについての,ある時点で
の状態を示すパフォーマンスデータ。
Sort Segment Interval
PI_PISR
データベース中のソート・セグメントについての,ある一定の
時間を単位としたパフォーマンスデータ。
267
6. レコード
レコード一覧
レコード ID
レコード名
格納される情報
SQL Text
PD_PDSQ
共有カーソル・キャッシュにあるカーソルの SQL テキストにつ
いての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータ。
SQL Text - Performance
Based
PD_PDES
設定された制限を超えるリソース要件を持つ SQL ステートメン
トの SQL テキストについての,ある時点での状態を示すパ
フォーマンスデータ。
SQL*Net Listener
PD_PDNL
SQL*Net Listener についての状態および概要についての,ある
時点での状態を示すパフォーマンスデータ。
SQL*Net Listeners
PD_PDLS
設定済みの各リスナーについての状態および概要についての,
ある時点での状態を示すパフォーマンスデータ。
System Event
PD_PDSE
インスタンス中の待機イベントごとのシステム・レベルについ
ての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータ。
System Event Interval
PI_PISE
インスタンス中の待機イベントごとのシステム・レベルについ
ての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータ。
System Stat Interval
PI_PIST
セッションのメトリック情報。
System Stat Summary
PD
インスタンスを開始してからのキー・パフォーマンス・インジ
ケーターについての,ある時点での状態を示すパフォーマンス
データ。
System Stat Summary
Interval
PI
インスタンスを開始してからのキー・パフォーマンス・インジ
ケーターについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマ
ンスデータ。
System Statistics
PD_PDST
システム全体のすべてのセッションについての,ある時点での
状態を示すパフォーマンスデータ。
Table Access
PD_PDTA
データ収集時にそのセッションによってアクセスされたテーブ
ルについて,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータ。
Tablespace
PD_PDTS
データベース中のテーブルスペースについての,ある時点での
状態を示すパフォーマンスデータ。
Tablespace
Fragmentation
PD_PDTF
テーブルスペースのフラグメンテーションについての,ある時
点での状態を示すパフォーマンスデータ。
Tablespace Interval
PI_PITS
データベース中のテーブルスペースについての,ある一定の時
間を単位としたパフォーマンスデータ。
Transaction
PD_PDTR
トランザクションについての,ある時点での状態を示すパ
フォーマンスデータ。
Transaction Interval
PI_PITR
トランザクションについての,ある一定の時間を単位としたパ
フォーマンスデータ。
Transaction Lock
PD_PDTL
トランザクション・ロックについての,ある時点での状態を示
すパフォーマンスデータ。
Version
PD_PDV
Oracle Database 上にあるコア・コンポーネントのバージョン
番号についての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデー
タ。
Database Link
PD_PDDL
予約レコードのため使用できない。
Ping Activity Interval
PI_PIPP
SQL*Net Handler
PD_PDNH
268
6. レコード
Activity Summary(PD_PDAS)
Activity Summary(PD_PDAS)
機能
Activity Summary(PD_PDAS)レコードには,システムの稼働状況についての,ある時点での状態を示
すパフォーマンスデータが格納されます。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
30
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:848 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Active Transactions
(ACTIVE_TRANS
ACTIONS)
アクティブ・セッショ
ンのアクティブ・トラ
ンザクション数。
−
long
No
すべて
SUM(V$ROLLSTAT.
XACTS)
Avg Wait
(AVERAGE_WAIT)
すべてのセッションの
すべてのイベントに対
する平均待機時間。
−
ulong
No
すべて
AVG(V$SESSION_E
VENT.AVERAGE_W
AIT)
Avg Wait String
(AVERAGE_WAIT
_STRING)
すべてのセッションの
すべてのイベントに対
する平均待機時間(文
字列)。
−
string(2
0)
No
すべて
AVG(V$SESSION_E
VENT.AVERAGE_W
AIT)
Cursor Open Hit %
(CURSOR_OPEN
_HIT_PERCENTA
GE)
カーソルを検索して
オープン・カーソルが
見つかった割合。
−
double
No
すべて
V$SYSTEM_CURSO
R_CACHE.HIT_RAT
IO * 100
Cursor Open Hits
(CURSOR_OPEN
_HITS)
カーソル・オープン・
ヒットの合計。
−
ulong
No
すべて
V$SYSTEM_CURSO
R_CACHE.HITS
Cursor Opens
(CURSOR_OPEN
S)
カーソル・オープンの
合計。
−
ulong
No
すべて
V$SYSTEM_CURSO
R_CACHE.OPENS
269
6. レコード
Activity Summary(PD_PDAS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
DML Locks %
(PERCENT_DML
_LOCKS)
init.ora ファイルの
DML_LOCKS パラメー
ターに対する DML
ロックの割合。
−
double
No
すべて
(COUNT(DBA_DML
_LOCKS) / init.ora
DML_LOCKS) * 100
DML Locks Held
(DML_LOCKS_H
ELD)
現在の DML ロック数。
−
long
No
すべて
COUNT(DBA_DML_
LOCKS)
Enqueue Resources
%
(PERCENT_ENQ
UEUE_RESOURC
ES)
init.ora ファイルの
ENQUEUE_RESOURCES
パラメーターに対する
ロックの割合。
監視対象が Oracle 10g
Release2 以降のインス
タンスの場合,常に 0
となる。
−
double
No
すべて
(COUNT(V$LOCK)
where
V$LOCK.LMODE is
NOT NULL / init.ora
ENQUEUE_RESOU
RCES) * 100
Locks Held
(LOCKS_HELD)
現在のロック数。
−
long
No
すべて
COUNT(V$LOCK)
where
V$LOCK.LMODE is
NOT NULL
Open Cursors
(OPEN_CURSOR
S)
現在のオープン・カー
ソル数。
−
long
No
すべて
COUNT(V$OPEN_C
URSOR)
Open Cursors %
(PERCENT_OPE
N_CURSORS)
init.ora ファイルの
OPEN_CURSORS パラ
メーターに対するオー
プン・カーソルの割合。
−
double
No
すべて
(COUNT(V$OPEN_C
URSOR) / init.ora
OPEN_CURSORS) *
100
Processes
(PROCESSES)
現在の Oracle プロセス
数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$PROCES
S)
Processes %
(PERCENT_PRO
CESSES)
init.ora ファイルの
PROCESSES パラメー
ターに対するプロセス
の割合。
−
double
No
すべて
(COUNT(V$PROCE
SS) / init.ora
PROCESSES) * 100
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDAS」。
Session Events
(SESSION_EVEN
TS)
セッションが待機して
いるイベント数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$SESSIO
N_EVENT)
Session Waits
(SESSION_WAIT
S)
各セッションの待機数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$SESSIO
N_WAIT)
Sessions
(SESSIONS)
現在のセッション数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$SESSIO
N)
Sessions %
(PERCENT_SESS
IONS)
init.ora ファイルの
SESSIONS パラメー
ターに対するセッショ
ンの割合。
−
double
No
すべて
(COUNT(V$SESSIO
N) / init.ora
SESSIONS) * 100
270
6. レコード
Activity Summary(PD_PDAS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
System Sessions
(SESSIONS_SYS
TEM)
現在のシステム・セッ
ション数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$SESSIO
N) where
V$SESSION.TYPE
<> 'USER'
Table Accesses
(TABLE_ACCESS
ES)
現在のテーブル・アク
セス数。
−
long
No
すべて
COUNT(V$ACCESS)
Time Waited
(TIME_WAITED)
すべてのセッションが
すべてのイベントを待
機させていた合計時間。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSION_E
VENT.TIME_WAITE
D)
すべてのセッションが
すべてのイベントを待
機させていた合計時間
(文字列)。
−
string(2
0)
No
すべて
SUM(V$SESSION_E
VENT.TIME_WAITE
D)
Total Timeouts
(TOTAL_TIMEO
UTS)
すべてのセッションの
すべてのイベントに対
する合計タイムアウト
回数。
−
ulong
No
すべて
SUM(V$SESSION_E
VENT.TOTAL_TIME
OUTS)
Total Waits
(TOTAL_WAITS)
すべてのセッションの
すべてのイベントに対
する待機数。
−
ulong
No
すべて
SUM(V$SESSION_E
VENT.TOTAL_WAIT
S)
Transactions %
(PERCENT_TRA
NSACTIONS)
init.ora ファイルの
TRANSACTIONS パラ
メーターに対するトラ
ンザクション数の割合。
−
double
No
すべて
(SUM(V$ROLLSTAT.
XACTS) / init.ora
TRANSACTION) *
100
User Sessions
(SESSIONS_USE
R)
現在のユーザー・セッ
ション数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$SESSIO
N) where
V$SESSION.TYPE =
'USER'
Time Waited String
(TIME_WAITED_
STRING)
271
6. レコード
Backup Async IO(PD_PDBA)
Backup Async IO(PD_PDBA)
機能
Backup Async IO(PD_PDBA)レコードには,オラクル・リカバリー・マネージャー(RMAN)が現在
稼働中または完了した非同期 I/O でバックアップやリストアをしたファイルについての,ある時点での状
態を示すパフォーマンスデータが格納されます。オラクル・リカバリー・マネージャー(RMAN)が非同
期 I/O でバックアップやリストアをしているファイルごとに,1 つのレコードが作られます。このレコー
ドは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
35
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDBA_FILE_NAME
• PD_PDBA_TYPE
• PD_PDBA_USE_COUNT
ライフタイム
RMAN の起動から終了まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:750 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Serial
(SERIAL)
バックアップやリスト
アを実行しているセッ
ション識別子の使用数。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.SERIAL
Buffer Count
(BUFFER_COUN
T)
読み込みや書き込みが
実行されたバッファ数。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.BUFFER_COUN
T
Buffer Size
(BUFFER_SIZE)
ファイルの読み込みや
書き込みに使われた
バッファのサイズ。キ
ロバイト単位。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.BUFFER_SIZE /
1024
272
6. レコード
Backup Async IO(PD_PDBA)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Close Time
(CLOSE_TIME)
ファイルが閉じられた
時間。Type フィールド
の値が
「AGGREGATE」の場
合,全ファイルが一括
して閉じられた時刻。
−
string(2
0)
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.CLOSE_TIME
Device Type
(DEVICE_TYPE)
ファイルが置かれてい
るデバイスタイプ。
−
string(1
7)
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.DEVICE_TYPE
Effective Rate
(EFFECTIVE_KB
YTES_PER_SEC)
バックアップ中のデバ
イスの非同期 I/O レー
ト。キロバイト単位。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.EFFECTIVE_BY
TES_PER_SECOND
/ 1024
Elapsed Time
(ELAPSED_TIME)
ファイルが開かれてい
た時間。1/100 秒単位。
−
double
Yes
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.ELAPSED_TIM
E
FileName
(FILE_NAME)
バックアップファイル
名。
−
string(5
13)
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.FILENAME
IO Count
(IO_COUNT)
ファイルの非同期 I/O
数。
−
double
Yes
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.IO_COUNT
Long Waits
(LONG_WAITS)
バッファがすぐに使用
できなかったが,ブ
ロック待機が発行され
た後で使用できるよう
になった回数。
−
double
Yes
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.LONG_WAITS
Max Long Wait
Time
(LONG_WAIT_TI
ME_MAX)
非同期 I/O 完了に掛
かったブロック待機時
間の最大値。1/100 秒単
位。
このフィールドの値は
本来の値の 1/100 で表
示されます。
−
long
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.LONG_WAIT_TI
ME_MAX
Max Open Files
(MAX_OPEN_FIL
ES)
Type フィールドの値が
「AGGREGATE」の場
合,同時に開いている
ディスクファイル数。
Type フィールドの値が
「INPUT」や
「OUTPUT」の場合,空
白となる。
−
ulong
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.MAXOPENFILE
S
Max Short Wait
Time
(SHORT_WAIT_T
IME_MAX)
非同期 I/O が完了する
までの非ブロック化・
ポールの時間の最大値。
1/100 秒単位。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.SHORT_WAIT_T
IME_MAX
Mbytes
(MBYTES)
インターバル中に読み
込みや書き込みが実行
されたバイト数。メガ
バイト単位。
−
double
Yes
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.BYTES / (1024 *
1024)
Open Time
(OPEN_TIME)
ファイルが開かれた時
間。Type フィールドの
値が「AGGREGATE」
の場合,このフィール
ドの値はすべてのファ
イルの中で初めに開か
れた時間になる。
−
string(2
0)
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.OPEN_TIME
273
6. レコード
Backup Async IO(PD_PDBA)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Ready
(READY)
バッファがすぐに使用
できる準備をした非同
期要求数。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.READY
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDBA」
。
SID
(SID)
バックアップやリスト
アを実行しているセッ
ションの Oracle セッ
ション識別子。
−
ulong
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.SID
Set Count
(SET_COUNT)
読み込みまたは書き込
みが実行されている
バックアップ・セット
のセット数。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.SET_COUNT
Set Stamp
(SET_STAMP)
読み込みまたは書き込
みが実行されている
バックアップ・セット
のセット・スタンプ。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.SET_STAMP
Short Waits
(SHORT_WAITS)
バッファがすぐに使用
できなかったが,非同
期 I/O が完了し,非ブ
ロック化・ポールの後
に利用できるように
なった回数。
−
double
Yes
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.SHORT_WAITS
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
バックアップやリスト
アの状態。有効な値は
「FINISHED」
,「IN
PROGRESS」,および
「NOT STARTED」
。
−
string(1
2)
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.STATUS
Total Long Wait
Time
(LONG_WAIT_TI
ME_TOTAL)
非同期 I/O 完了に掛
かったブロック待機時
間の合計。1/100 秒単
位。
このフィールドの値は
本来の値の 1/100 で表
示されます。
−
long
Yes
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.LONG_WAIT_TI
ME_TOTAL
Total Mbytes
(TOTAL_MBYTE
S)
読み込み,書き込みの
総バイト数。不明な場
合,このフィールドの
値は空白になる。メガ
バイト単位。
−
double
Yes
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.TOTAL_BYTES /
(1024 * 1024)
Total Short Wait
Time
(SHORT_WAIT_T
IME_TOTAL)
非同期 I/O が完了する
までの非ブロック化・
ポールの時間の合計。1/
100 秒単位。
−
double
Yes
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.SHORT_WAIT_T
IME_TOTAL
Status
(STATUS)
274
6. レコード
Backup Async IO(PD_PDBA)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Type
(TYPE)
Use Count
(USE_COUNT)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
バックアップやリスト
アのタイプ。有効な値
は,「AGGREGATE」,
「INPUT」
,および
「OUTPUT」。
−
string(1
0)
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.TYPE
異なるバックアップ・
セットから行を見分け
るのに使用するカウン
ター。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_ASYNC
_IO.USE_COUNT
275
6. レコード
Backup Sync IO(PD_PDBS)
Backup Sync IO(PD_PDBS)
機能
Backup Sync IO(PD_PDBS)レコードには,オラクル・リカバリー・マネージャー(RMAN)が現在稼
働中または完了した同期 I/O でバックアップやリストアをしたファイルについての,ある時点での状態を
示すパフォーマンスデータが格納されます。オラクル・リカバリー・マネージャー(RMAN)が同期 I/O
でバックアップやリストアをしているファイルごとに,1 つのレコードが作られます。このレコードは,
複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
40
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDBS_FILE_NAME
• PD_PDBS_TYPE
• PD_PDBS_USE_COUNT
ライフタイム
RMAN の起動から終了まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:718 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Serial
(SERIAL)
バックアップやリスト
アを実行しているセッ
ション識別子の使用数。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.SERIAL
Avg Transfer Rate
(DISCRETE_KB
YTES_PER_SEC)
ファイルの平均伝送
レート。キロバイト単
位。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.DISCRETE_BYTE
S_PER_SECOND /
1024
Buffer Count
(BUFFER_COUN
T)
ファイルの読み込みや
書き込みが実行された
バッファ数。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.BUFFER_COUNT
Buffer Size
(BUFFER_SIZE)
ファイルの読み込みや
書き込みに使われた
バッファのサイズ。キ
ロバイト単位。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.BUFFER_SIZE /
1024
276
6. レコード
Backup Sync IO(PD_PDBS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Close Time
(CLOSE_TIME)
ファイルが閉じられた
時間。Type フィールド
の値が
「AGGREGATE」の場
合,全ファイルの中で
最初に閉じられた時間。
−
string(2
0)
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.CLOSE_TIME
Device Type
(DEVICE_TYPE)
ファイルが置かれてい
るデバイスタイプ。
−
string(1
7)
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.DEVICE_TYPE
Effective Rate
(EFFECTIVE_KB
YTES_PER_SEC)
バックアップ中のデバ
イスの I/O レート。キ
ロバイト単位。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.EFFECTIVE_BYT
ES_PER_SECOND /
1024
Elapsed Time
(ELAPSED_TIM
E)
ファイルが開かれてい
た時間。1/100 秒単位。
−
double
Yes
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.ELAPSED_TIME
FileName
(FILE_NAME)
バックアップファイル
名。
−
string(5
13)
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.FILENAME
IO Count
(IO_COUNT)
ファイルの I/O 数。
−
double
Yes
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.IO_COUNT
Max IO Time
(IO_TIME_MAX)
1 つの I/O 要求に対する
時間の最大値。
このフィールドの値は
本来の値の 1/100 で表
示されます。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.IO_TIME_MAX
Type フィールドの値が
「AGGREGATE」の場
合,同時に開いている
ディスクファイル数。
Type フィールドの値が
「INPUT」や
「OUTPUT」の場合,空
白となる。
−
long
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.MAXOPENFILES
Mbytes
(MBYTES)
インターバル中に読み
込みや書き込みが実行
されたバイト数。メガ
バイト単位。
−
double
Yes
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.BYTES / (1024 *
1024)
Open Time
(OPEN_TIME)
ファイルが開かれた時
間。Type フィールドの
値が「AGGREGATE」
の場合,このフィール
ドの値はすべてのファ
イルの中で初めに開か
れた時間になる。
−
string(2
0)
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.OPEN_TIME
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
−
ulong
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.SID
Max Open Files
(MAX_OPEN_FI
LES)
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
SID
(SID)
レコード名。常に
「PDBS」。
バックアップやリスト
アを実行しているセッ
ションの Oracle セッ
ション識別子。
277
6. レコード
Backup Sync IO(PD_PDBS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Set Count
(SET_COUNT)
読み込みや書き込みが
実行されているバック
アップ・セットのセッ
ト数。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.SET_COUNT
Set Stamp
(SET_STAMP)
読み込みや書き込みが
実行されているバック
アップ・セットのセッ
ト・スタンプ。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.SET_STAMP
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
バックアップやリスト
アの状態。有効な値は
「FINISHED」,
「IN
PROGRESS」,および
「NOT STARTED」
。
−
string(1
2)
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.STATUS
Status
(STATUS)
Total IO Time
(IO_TIME_TOTA
L)
ファイルに対して I/O
を実行した時間の合計。
1/100 秒単位。
このフィールドの値は
本来の値の 1/100 で表
示されます。
−
double
Yes
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.IO_TIME_TOTAL
Total Mbytes
(TOTAL_MBYTE
S)
読み込み,書き込みの
総バイト数。不明な場
合,このフィールドの
値は空白になる。メガ
バイト単位。
−
double
Yes
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.TOTAL_BYTES /
(1024 * 1024)
バックアップやリスト
アのタイプ。有効な値
は,「AGGREGATE」
,
「INPUT」,および
「OUTPUT」。
−
string(1
0)
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.TYPE
異なるバックアップ・
セットから行を見分け
るのに使用するカウン
ター。
−
double
No
すべて
V$BACKUP_SYNC_I
O.USE_COUNT
Type
(TYPE)
Use Count
(USE_COUNT)
278
6. レコード
Block Contention Interval(PI_PIBC)
Block Contention Interval(PI_PIBC)
機能
Block Contention Interval(PI_PIBC)レコードには,各待機クラスについての,ある一定の時間を単位
としたパフォーマンスデータが格納されます。このレコードを収集する場合は,Oracle の初期化パラメー
ター・ファイル「init.ora」の「TIMED_STATISTICS」パラメーターに「TRUE」を設定してください。
待機クラスごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
5
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PI_PIBC_CLASS
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:60 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Class
(CLASS)
ブロックのクラス。※ 1
COPY
string(1
9)
No
すべて
V$WAITSTAT.CLAS
S
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
AVG
double
Yes
すべて
V$WAITSTAT.COUN
T
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
Start Time
(START_TIME)
「PIBC」。※ 1
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。※ 1
Wait Count
(WAIT_COUNT)
ブロックの CLASS に対
する OPERATION の待
機回数。※ 2
279
6. レコード
Block Contention Interval(PI_PIBC)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Wait Time
(WAIT_TIME)
280
説明
ブロックの CLASS に対
する OPERATION のす
べての待機の合計待機
時間。※ 2
要約
AVG
形式
double
デルタ
Yes
サポート
VR
すべて
データソース
V$WAITSTAT.TIME
6. レコード
Block Contention Statistics(PD_PDBC)
Block Contention Statistics(PD_PDBC)
機能
Block Contention Statistics(PD_PDBC)レコードには,各待機クラスについての,ある時点での状態を
示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードを収集する場合は,Oracle の初期化パラメー
ター・ファイル「init.ora」の「TIMED_STATISTICS」パラメーターに「TRUE」を設定してください。
待機クラスごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
5
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDBC_CLASS
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:36 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager
名))
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Class
(CLASS)
ブロックのクラス。
−
string(1
9)
No
すべて
V$WAITSTAT.CLAS
S
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDBC」。
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Wait Count
(WAIT_COUNT)
ブロックの CLASS に対
する OPERATION の待
機回数。
−
double
No
すべて
V$WAITSTAT.COUN
T
281
6. レコード
Block Contention Statistics(PD_PDBC)
PFM - View 名
(PFM - Manager
名))
Wait Time
(WAIT_TIME)
282
説明
ブロックの CLASS に対
する OPERATION のす
べての待機の合計待機
時間。
要約
−
形式
double
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
V$WAITSTAT.TIME
6. レコード
Buffer Pool(PD_PDBP)
Buffer Pool(PD_PDBP)
機能
Buffer Pool(PD_PDBP)レコードには,インスタンスが使用できるバッファ・プールについての,ある
時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。バッファ・プールごとに 1 つのレコードが作
られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
45
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDBP_ID
ライフタイム
Oracle インスタンスの開始から停止まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:177 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Buffer Busy Wait
(BUFFER_BUSY
_WAIT)
バッファビジーについ
ての統計情報。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.BUFFE
R_BUSY_WAIT
Buffers
(BUFFERS)
バッファ・プールに置
かれたバッファ数。
−
double
No
すべて
V$BUFFER_POOL.B
UFFERS
Consistent Gets
(CONSISTENT_
GETS)
コンシステント・ゲッ
トについての統計情報。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.CONSI
STENT_GETS
Db Block Change
(DB_BLOCK_CH
ANGE)
データベース・ブロッ
クの変更についての統
計情報。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.DB_BL
OCK_CHANGE
Db Block Gets
(DB_BLOCK_GE
TS)
収集されたデータベー
ス・ブロックについて
の統計情報。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.DB_BL
OCK_GETS
Dirty Buffers
Inspected
(DIRTY_BUFFE
RS_INSPECTED)
ダーティ・バッファに
ついての情報。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.DIRTY
_BUFFERS_INSPEC
TED
283
6. レコード
Buffer Pool(PD_PDBP)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Free Buffer
Inspected
(FREE_BUFFER
_INSPECTED)
フリーバッファについ
ての情報。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.FREE_
BUFFER_INSPECT
ED
Free Buffer Wait
(FREE_BUFFER
_WAIT)
フリーバッファの待機
についての統計情報。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.FREE_
BUFFER_WAIT
Got Buffers
(BUF_GOT)
セットによって収集さ
れたバッファ数。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.BUF_G
OT
ID
(ID)
バッファ・プールの ID
番号。
−
ulong
No
すべて
V$BUFFER_POOL.I
D
Max Set Size
(SET_MSIZE)
バッファ・プール・
セット・サイズの最大
値。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.SET_M
SIZE
バッファ・プール名。
有効な値は,
「DEFAULT」,
「KEEP」,および
「RECYCLE」。
−
string(2
0)
No
すべて
V$BUFFER_POOL.
NAME
Physical Reads
(PHYSICAL_REA
DS)
物理読み込み処理の統
計値。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.PHYSI
CAL_READS
Physical Writes
(PHYSICAL_WRI
TES)
物理書き込み処理の統
計値。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.PHYSI
CAL_WRITES
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Name
(NAME)
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDBP」。
Repl Num
(CNUM_REPL)
交換リスト上のバッ
ファ数。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.CNUM
_REPL
Scan Sum
(SUM_SCAN)
セットの中のスキャン
されたバッファ数。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.SUM_S
CAN
Set Count
(SET_COUNT)
バッファ・プール中の
セット数。
−
double
No
すべて
V$BUFFER_POOL.S
ET_COUNT
Set Num
(CNUM_SET)
セットの中のバッファ
数。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.CNUM
_SET
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Write Complete
Wait
(WRITE_COMPL
ETE_WAIT)
書き込み完了待ちの統
計値。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.WRITE
_COMPLETE_WAIT
284
6. レコード
Buffer Pool(PD_PDBP)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Write Num
(CNUM_WRITE)
書き込みリスト上の
バッファ数。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.CNUM
_WRITE
Write Sum
(SUM_WRITE)
セットによって書き込
まれたバッファ数。
−
double
Yes
すべて
V$BUFFER_POOL_
STATISTICS.SUM_
WRITE
285
6. レコード
Cache Summary(PD_PDCS)
Cache Summary(PD_PDCS)
機能
Cache Summary(PD_PDCS)レコードには,システム・グローバル・エリア(SGA)の各キャッシュに
ついての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
40
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:886 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
Cursor Open Hit
%
(CURSOR_OP
EN_HIT_PERC
ENTAGE)
カーソルを検索してオー
プン・カーソルが見つ
かった割合。
−
Cursor Open
Hits
(CURSOR_OP
EN_HITS)
カーソル・オープン・
ヒットの合計。
Cursor Opens
(CURSOR_OP
ENS)
Database Object
Cache Keeps
(DATABASE_O
BJECT_CACHE
_KEEPS)
286
デルタ
サポート VR
double
No
すべて
V$SYSTEM_CURSO
R_CACHE.HIT_RATI
O * 100
−
double
No
すべて
V$SYSTEM_CURSO
R_CACHE.HITS
カーソル・オープンの合
計。
−
double
No
すべて
V$SYSTEM_CURSO
R_CACHE.OPENS
キープされているオブ
ジェクト数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$DB_OBJE
CT_CACHE) where
KEPT='YES'
要約
形式
データソース
6. レコード
Cache Summary(PD_PDCS)
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
デルタ
サポート VR
Database Object
Cache Locks
(DATABASE_O
BJECT_CACHE
_LOCKS)
キャッシュのオブジェク
トをロックしているユー
ザー数。
−
long
No
すべて
SUM(V$DB_OBJECT
_CACHE.LOCKS)
Database Object
Cache Pins
(DATABASE_O
BJECT_CACHE
_PINS)
キャッシュのオブジェク
トを確保しているユー
ザー数。
−
long
No
すべて
SUM(V$DB_OBJECT
_CACHE.PINS)
Dict Cache Fixed
(DICTIONARY
_CACHE_FIXE
D)
キャッシュの固定エント
リー数。
−
double
No
すべて
SUM(V$ROWCACHE
.FIXED)
Dict Cache
Flushes
(DICTIONARY
_CACHE_FLUS
HES)
ディスクにフラッシュし
た回数。
−
double
No
すべて
SUM(V$ROWCACHE
.FLUSHES)
Dict Cache Get
Miss %
(DICTIONARY
_CACHE_GET_
MISSES_PERC
ENTAGE)
キャッシュミスとなった
データ要求の割合。
−
double
No
すべて
(SUM(V$ROWCACH
E.GETMISSES) /
SUM(V$ROWCACHE
.GETS)) * 100
Dict Cache Get
Misses
(DICTIONARY
_CACHE_GET_
MISSES)
キャッシュミスとなった
データ要求数。
−
double
No
すべて
SUM(V$ROWCACHE
.GETMISSES)
Dict Cache Gets
(DICTIONARY
_CACHE_GETS
)
データ・オブジェクトの
情報に対する要求数。
−
double
No
すべて
SUM(V$ROWCACHE
.GETS)
Dict Cache
Modifications
(DICTIONARY
_CACHE_MODI
FICATIONS)
挿入,更新,および削除
の数。
−
double
No
すべて
SUM(V$ROWCACHE
.MODIFICATIONS)
Dict Cache Scan
Completes
(DICTIONARY
_CACHE_SCAN
_COMPLETES)
従属エントリーのリスト
に対して,リストが完全
にスキャンされた回数。
−
double
No
すべて
SUM(V$ROWCACHE
.SCANCOMPLETES)
Dict Cache Scan
Misses
(DICTIONARY
_CACHE_SCAN
_MISSES)
スキャンしてキャッシュ
にデータが見つからな
かった回数。
−
double
No
すべて
SUM(V$ROWCACHE
.SCANMISSES)
要約
形式
データソース
287
6. レコード
Cache Summary(PD_PDCS)
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
デルタ
サポート VR
Dict Cache Scan
Misses %
(DICTIONARY
_CACHE_SCAN
_MISSES_PERC
ENTAGE)
スキャンしてキャッシュ
にデータが見つからな
かった割合。
−
double
No
すべて
(SUM(V$ROWCACH
E.SCANMISSES) /
SUM(V$ROWCACHE
.SCANS)) * 100
Dict Cache Scans
(DICTIONARY
_CACHE_SCAN
S)
スキャン要求数。
−
double
No
すべて
SUM(V$ROWCACHE
.SCANS)
Dict Cache
Usage
(DICTIONARY
_CACHE_USAG
E)
有効なデータを持つ
キャッシュ・エントリー
数。
−
ulong
No
すべて
SUM(V$ROWCACHE
.USAGE)
Lib Cache Get
Hit %
(LIBRARY_CA
CHE_GET_HIT_
PERCENTAGE)
オブジェクトがライブラ
リー・キャッシュで見つ
かった割合。
−
double
No
すべて
(SUM(V$LIBRARYC
ACHE.GETHITS) /
SUM(V$LIBRARYCA
CHE.GETS)) * 100
Lib Cache Get
Hits
(LIBRARY_CA
CHE_GET_HITS
)
オブジェクトがライブラ
リー・キャッシュで見つ
かった回数。
−
double
No
すべて
SUM(V$LIBRARYCA
CHE.GETHITS)
Lib Cache Gets
(LIBRARY_CA
CHE_GETS)
システムがライブラ
リー・キャッシュのオブ
ジェクトに対して要求さ
れたロック回数。
−
double
No
すべて
SUM(V$LIBRARYCA
CHE.GETS)
Lib Cache
Invalidations
(LIBRARY_CA
CHE_INVALIDA
TIONS)
非永続ライブラリー・オ
ブジェクト(共有 SQL
領域など)が無効だった
回数。
−
double
No
すべて
SUM(V$LIBRARYCA
CHE.INVALIDATION
S)
Lib Cache Miss
%
(LIBRARY_CA
CHE_MISS_PE
RCENTAGE)
ライブラリー・キャッ
シュ・ミス率。ライブラ
リー・キャッシュに確保
されているオブジェクト
がリロードされる割合。
このフィールドの値が増
加するとリソース使用量
も増加する。
−
double
No
すべて
(SUM(V$LIBRARYC
ACHE.RELOADS) /
SUM(V$LIBRARYCA
CHE.PINS)) * 100
Lib Cache Pin
Hit %
(LIBRARY_CA
CHE_PIN_HIT_
PERCENTAGE)
Lib Cache Pins フィール
ドに対する Lib Cache
Pin Hits フィールドの割
合。
−
double
No
すべて
(SUM(V$LIBRARYC
ACHE.PINHITS) /
SUM(V$LIBRARYCA
CHE.PINS)) * 100
Lib Cache Pin
Hits
(LIBRARY_CA
CHE_PIN_HITS
)
システムが確保またはア
クセスしているオブジェ
クトがすでにキャッシュ
に割り当てられて初期化
されていた回数。
−
double
No
すべて
SUM(V$LIBRARYCA
CHE.PINHITS)
288
要約
形式
データソース
6. レコード
Cache Summary(PD_PDCS)
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート VR
データソース
Lib Cache Pins
(LIBRARY_CA
CHE_PINS)
オブジェクトにアクセス
するために,システムが
キャッシュ内のオブジェ
クトに対する確保回数。
−
double
No
すべて
SUM(V$LIBRARYCA
CHE.PINS)
Lib Cache
Reloads
(LIBRARY_CA
CHE_RELOADS
)
ライブラリー・オブジェ
クトが最近使われてな
い,または無効になって
いるために,再度初期化
してデータとともにロー
ドする必要があった回
数。
−
double
No
すべて
SUM(V$LIBRARYCA
CHE.RELOADS)
Record Time
(RECORD_TIM
E)
レコードに格納されたパ
フォーマンスデータの収
集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECO
RD_TYPE)
レコード名。常に
「PDCS」。
SQL Executing
(SQL_EXECUT
ING)
現在の SQL を実行して
いるユーザーの合計数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SQLAREA.U
SERS_EXECUTING)
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納されたパ
フォーマンスデータの収
集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Total SQL
Executions
(TOTAL_SQL_
EXECUTIONS)
合計 SQL 実行回数。
−
double
No
すべて
execute count
289
6. レコード
Cache Summary Interval(PI_PICS)
Cache Summary Interval(PI_PICS)
機能
Cache Summary Interval(PI_PICS)レコードには,システム・グローバル・エリア(SGA)の各
キャッシュについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
20
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:1,202 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Cursor Open Hit %
(CURSOR_OPEN
_HIT_PERCENTA
GE)
カーソルを検索して
カーソル・オープンが
見つかった割合。※ 2
AVG
double
No
すべて
V$SYSTEM_CURSO
R_CACHE.HIT_RAT
IO * 100
Cursor Open Hits
(CURSOR_OPEN
_HITS)
カーソル・オープン・
ヒットの合計。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSTEM_CURSO
R_CACHE.HITS
Cursor Opens
(CURSOR_OPEN
S)
カーソル・オープンの
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSTEM_CURSO
R_CACHE.OPENS
Database Object
Cache Keeps
(DATABASE_OB
JECT_CACHE_KE
EPS)
保持されているオブ
ジェクト数。※ 2
AVG
ulong
No
すべて
COUNT(V$DB_OBJ
ECT_CACHE) where
KEPT='YES'
Database Object
Cache Locks
(DATABASE_OB
JECT_CACHE_LO
CKS)
キャッシュのオブジェ
クトをロックしている
ユーザー数。※ 2
AVG
long
No
すべて
SUM(V$DB_OBJEC
T_CACHE.LOCKS)
290
合計。※ 2
6. レコード
Cache Summary Interval(PI_PICS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
Database Object
Cache Pins
(DATABASE_OB
JECT_CACHE_PI
NS)
キャッシュのオブジェ
クトを確保している
Dict Cache Fixed
(DICTIONARY_C
ACHE_FIXED)
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
long
No
すべて
SUM(V$DB_OBJEC
T_CACHE.PINS)
キャッシュの固定エン
トリー数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$ROWCACH
E.FIXED)
Dict Cache Flushes
(DICTIONARY_C
ACHE_FLUSHES)
ディスクにフラッシュ
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$ROWCACH
E.FLUSHES)
Dict Cache Get
Misses
(DICTIONARY_C
ACHE_GET_MISS
ES)
キャッシュミスとなっ
たデータ要求数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$ROWCACH
E.GETMISSES)
Dict Cache Get
Misses %
(DICTIONARY_C
ACHE_GET_MISS
ES_PERCENTAGE
)
キャッシュミスとなっ
AVG
double
No
すべて
(SUM(V$ROWCACH
E.GETMISSES) /
SUM(V$ROWCACH
E.GETS)) * 100
Dict Cache Gets
(DICTIONARY_C
ACHE_GETS)
データ・オブジェクト
の情報に対する要求数。
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$ROWCACH
E.GETS)
Dict Cache
Modifications
(DICTIONARY_C
ACHE_MODIFICA
TIONS)
挿入,更新,および削
除の数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$ROWCACH
E.MODIFICATIONS)
Dict Cache Scan
Completes
(DICTIONARY_C
ACHE_SCAN_CO
MPLETES)
従属エントリーのリス
トに対して,リストが
完全にスキャンされた
回数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$ROWCACH
E.SCANCOMPLETE
S)
Dict Cache Scan
Miss %
(DICTIONARY_C
ACHE_SCAN_MIS
SES_PERCENTAG
E)
スキャンしてキャッ
シュにデータが見つか
らなかった割合。※ 2
AVG
double
No
すべて
(SUM(V$ROWCACH
E.SCANMISSES) /
SUM(V$ROWCACH
E.SCANS)) * 100
Dict Cache Scan
Misses
(DICTIONARY_C
ACHE_SCAN_MIS
SES)
スキャンしてキャッ
シュにデータが見つか
らなかった回数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$ROWCACH
E.SCANMISSES)
Dict Cache Scans
(DICTIONARY_C
ACHE_SCANS)
スキャン要求数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$ROWCACH
E.SCANS)
Dict Cache Usage
(DICTIONARY_C
ACHE_USAGE)
有効なデータを持つ
キャッシュ・エント
リー数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$ROWCACH
E.USAGE)
ユーザー数。※ 2
した回数。※ 2
たデータ要求の割合。※
2
※2
291
6. レコード
Cache Summary Interval(PI_PICS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
Lib Cache Get Hit
%
(LIBRARY_CAC
HE_GET_HIT_PE
RCENTAGE)
オブジェクトがライブ
ラリー・キャッシュで
Lib Cache Get Hits
(LIBRARY_CAC
HE_GET_HITS)
Lib Cache Gets
(LIBRARY_CAC
HE_GETS)
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
double
No
すべて
(SUM(V$LIBRARYC
ACHE.GETHITS) /
SUM(V$LIBRARYC
ACHE.GETS)) * 100
オブジェクトがライブ
ラリー・キャッシュで
見つかった回数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$LIBRARYC
ACHE.GETHITS)
システムがライブラ
リー・キャッシュのオ
ブジェクトに対して要
求されたロック回数。※
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$LIBRARYC
ACHE.GETS)
Lib Cache
Invalidations
(LIBRARY_CAC
HE_INVALIDATIO
NS)
非永続ライブラリー・
オブジェクト(共有
SQL 領域など)が無効
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$LIBRARYC
ACHE.INVALIDATI
ONS)
Lib Cache Miss %
(LIBRARY_CAC
HE_MISS_PERCE
NTAGE)
ライブラリー・キャッ
シュ・ミス率。ライブ
ラリー・キャッシュに
確保されているオブ
ジェクトがリロードさ
れる割合。このフィー
ルドの値が増加すると
リソース使用量も増加
する。※ 2
AVG
double
No
すべて
(SUM(V$LIBRARYC
ACHE.RELOADS) /
SUM(V$LIBRARYC
ACHE.PINS)) * 100
Lib Cache Pin Hit
%
(LIBRARY_CAC
HE_PIN_HIT_PER
CENTAGE)
Lib Cache Pins フィー
ルドに対する Lib Cache
Pin Hits フィールドの
AVG
double
No
すべて
(SUM(V$LIBRARYC
ACHE.PINHITS) /
SUM(V$LIBRARYC
ACHE.PINS)) * 100
Lib Cache Pin Hits
(LIBRARY_CAC
HE_PIN_HITS)
システムが確保または
アクセスしているオブ
ジェクトがすでに
キャッシュに割り当て
られて初期化されてい
た回数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$LIBRARYC
ACHE.PINHITS)
Lib Cache Pins
(LIBRARY_CAC
HE_PINS)
オブジェクトにアクセ
スするために,システ
ムがキャッシュ内のオ
ブジェクトに対する確
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$LIBRARYC
ACHE.PINS)
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$LIBRARYC
ACHE.RELOADS)
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
見つかった割合。※ 2
2
だった回数。※ 2
割合。※ 2
保回数。※ 2
Lib Cache Reloads
(LIBRARY_CAC
HE_RELOADS)
ライブラリー・オブ
ジェクトが最近使われ
てない,または無効に
なっているために,再
度初期化してデータと
ともにロードする必要
があった回数。※ 2
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。※ 1
292
6. レコード
Cache Summary Interval(PI_PICS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
説明
レコード名。常に
「PICS」。※ 1
SQL Executing
(SQL_EXECUTI
NG)
現在の SQL を実行して
いるユーザーの合計数。
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
COPY
double
No
すべて
SUM(V$SQLAREA.U
SERS_EXECUTING)
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
COPY
double
Yes
すべて
execute count
※1
の収集開始時刻。※ 1
Total SQL
Executions
(TOTAL_SQL_EX
ECUTIONS)
合計 SQL 実行回数。※
1
293
6. レコード
Circuit(PD_PDCI)
Circuit(PD_PDCI)
機能
Circuit(PD_PDCI)レコードには,サーキットについての,ある時点での状態を示すパフォーマンス
データが格納されます。このレコードを収集するためには,マルチスレッド・サーバ(MTS)構成である
必要があります。
インスタンスのサーキットごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレ
コードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
20
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDCI_CIRCUIT
ライフタイム
Oracle インスタンスの開始から停止まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:138 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Breaks
(BREAKS)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
サーキットのブレーク
(一時中止)数。
−
double
No
すべて
V$CIRCUIT.BREAK
S
Bytes
(BYTES)
サーキットを通過した
バイト数。
−
double
No
すべて
V$CIRCUIT.BYTES
Circuit
(CIRCUIT)
サーキットのアドレス。
−
string(1
6)
No
すべて
V$CIRCUIT.CIRCUI
T
Circuit Server
(SERVER)
現在のサーバのプロセ
ス・アドレス。
−
ulong
No
すべて
V$CIRCUIT.SERVE
R
Dispatcher
(DISPATCHER)
現在のディスパッ
チャーのプロセス・ア
ドレス。
−
ulong
No
すべて
V$CIRCUIT.DISPAT
CHER
Message0
(MESSAGE0)
最初のメッセージ・
バッファのメッセージ
容量。バイト単位。
−
double
No
すべて
V$CIRCUIT.MESSA
GE0
294
6. レコード
Circuit(PD_PDCI)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Message1
(MESSAGE1)
2 番目のメッセージ・
バッファのメッセージ
容量。バイト単位。
−
double
No
すべて
V$CIRCUIT.MESSA
GE1
Messages
(MESSAGES)
サーキットを通過した
メッセージ数。
−
double
No
すべて
V$CIRCUIT.MESSA
GES
Queue
(QUEUE)
現在,サーキットがあ
るキュー。このフィー
ルドの値は,次のとお
り。
COMMON:共通
キューでサーバ・プロ
セスの処理を待機中
DISPATCHER:ディス
パッチャーを待機中
SERVER:処理中
OUTBOUND:アウト
バウンド接続を待機中
NONE:アイドル・
サーキット
−
string(1
6)
No
すべて
V$CIRCUIT.QUEUE
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDCI」。
SID
(SID)
サーキットにバインド
されているセッション
の識別子。
−
ulong
No
すべて
V$SESSION.SID
where
V$CIRCUIT.SADDR
=
V$SESSION.SADDR
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Status
(STATUS)
サーキットの状態。
BREAK:一時中止
EOF:消去直前
OUTBOUND:リモー
ト・データベースへの
外部リンク
NORMAL:ローカル・
データベースへの通常
のサーキット
−
string(1
6)
No
すべて
V$CIRCUIT.STATUS
User
(USERNAME)
Oracle ユーザー名。
−
string(3
0)
No
すべて
V$SESSION.USERN
AME
Waiter
(WAITER)
現在ビジーであるサー
キットが使用できるよ
うになるのを待機して
いるサーバ・プロセス
のプロセス・アドレス。
−
ulong
No
すべて
V$CIRCUIT.WAITER
295
6. レコード
Collection Instance 2(PD_PCI)
Collection Instance 2(PD_PCI)
機能
Collection Instance 2(PD_PCI)レコードには,インスタンスについての,ある時点での状態を示すパ
フォーマンスデータが格納されます。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
40
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:1,051 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
接続しているインスタ
ンスが起動されている,
物理ホスト名。
−
string(6
4)
No
すべて
V$INSTANCE.HOST
_NAME
ORACLE_HOME
(ORACLE_HOM
E)
ORACLE_HOME 環境
変数。
−
string(2
55)
No
すべて
−
ORACLE_SID
(ORACLE_SID)
ORACLE_SID 環境変
数。
−
string(3
0)
No
すべて
−
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Host(HOST)
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PCI」
。
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Version
(VERSION)
Oracle Database のバー
ジョン。
−
string(2
0)
No
すべて
PRODUCT_COMPO
NENT_VERSION
296
6. レコード
Collection Tablespace 2(PD_PCTS)
Collection Tablespace 2(PD_PCTS)
機能
Collection Tablespace 2(PD_PCTS)レコードには,データベース中のテーブルスペースについての,あ
る時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。データベース中のテーブルスペースごとに
1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
3600
○
Collection Offset
30
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PCTS_TABLESPACE_NAME
ライフタイム
テーブルスペースの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:47 バイト
297
6. レコード
Collection Tablespace 2(PD_PCTS)
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Free Mbytes
(FREE_BYTES)
Mbytes(BYTES)
Record Time
(RECORD_TIME)
298
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
空き領域。メガバイト
単位。
−
double
No
すべて
• ディクショナリ管
理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,ディク
ショナリ管理一時
表領域または
UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
SUM(DBA_FREE_
SPACE.BYTES) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
N の場合
SUM(V$TEMP_SP
ACE_HEADER.BY
TES_FREE)) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
Y の場合
SUM(DBA_TEMP_
FILES.BYTES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED) / (1024 *
1024)
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
((SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') / (1024 * 1024)
テーブルスペース容量。
メガバイト単位。
−
double
No
すべて
• ディクショナリ管
理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,または
ディクショナリ管
理一時表領域の場
合
SUM(DBA_DATA_
FILES.BYTES) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域の場合
SUM(DBA_TEMP_
FILES.BYTES) /
(1024 * 1024)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
6. レコード
Collection Tablespace 2(PD_PCTS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
説明
レコード名。常に
「PCTS」
。
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Tablespace Name
(TABLESPACE_
NAME)
テーブルスペース名。
−
string(3
0)
No
すべて
DBA_TABLESPACE
S.TABLESPACE_NA
ME
299
6. レコード
Control File(PD_PDCF)
Control File(PD_PDCF)
機能
Control File(PD_PDCF)レコードには,コントロールファイルについての,ある時点での状態を示すパ
フォーマンスデータが格納されます。コントロールファイルごとに 1 つのレコードが作られます。このレ
コードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
15
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDCF_NAME
ライフタイム
データベースの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:522 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
File Name
(NAME)
コントロールファイル
名。
−
string(5
13)
No
すべて
V$CONTROLFILE.N
AME
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDCF」。
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Status
(STATUS)
コントロールファイル
の状態。
INVALID:名前を判別
できない場合
VALID:名前を判別で
きる場合
−
string(7
)
No
すべて
V$CONTROLFILE.S
TATUS
300
6. レコード
Current Sessions Stat Summary(PD_PDS3)
Current Sessions Stat Summary(PD_PDS3)
機能
Current Sessions Stat Summary(PD_PDS3)レコードには,インスタンスのすべてのアクティブなセッ
ションについての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
110
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:986 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Block Changes/
Tran
(BLOCK_CHANG
ES_PER_TRANSA
CTION)
各トランザクションが
DML 作業を実行した割
合。
−
double
No
すべて
db block changes /
user commits
Block Visits/Tran
(BLOCK_VISITS
_PER_TRANSACT
ION)
トランザクション当た
りのワーク・データ
ベースのロード回数。
−
double
No
すべて
(db block gets +
consistent gets) / user
commits
Cache Hit %
(CACHE_HIT_PE
RCENTAGE)
バッファ・キャッシュ
使用率。
−
double
No
すべて
(1 - (physical reads
cache / (consistent
gets from cache + db
block gets from
cache))) * 100
Calls/Tran
(CALLS_PER_TR
ANSACTION)
クライアント要求が実
行されたトランザク
ション当たりの割合。
−
double
No
すべて
user calls / user
commits
301
6. レコード
Current Sessions Stat Summary(PD_PDS3)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Changed Block %
(CHANGED_BLO
CK_PERCENTAG
E)
データベースアプリ
ケーション内のクエ
リーと DML のバランス
を表す割合。インデッ
クスやアプリケーショ
ンの利用状況によって
変化する。
−
double
No
すべて
(db block changes /
(block gets +
consistent gets)) * 100
Consistent Change
%
(CONSISTENT_
CHANGE_PERCE
NTAGE)
アプリケーションが一
貫した読み込み処理を
実行するために必要な
エクステントを表す割
合。
−
double
No
すべて
(consistent changes /
consistent gets) * 100
Continued Row %
(CONTINUED_R
OW_PERCENTAG
E)
フェッチした合計行数
のうち,1 ブロックより
長い行,または移動さ
れていた行だった割合。
−
double
No
すべて
(table fetch continued
row / (table fetch by
rowid + table scan
rows gotten)) * 100
Deadlocks
(LOCK_DEADLO
CKS)
アクティブ・セッショ
ンによる DML 処理のエ
ンキュー(ロック)が
原因で発生したプロセ
ス・デッドロック数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Disk Sorts
(SORTS_DISK)
ディスクソート数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Lock Conversions
(LOCK_CONVER
SIONS)
「共有」から「排他」の
ように,モードが変更
されたエンキュー
(ロック)数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Lock Releases
(LOCK_RELEAS
ES)
エンキュー(ロック)
がアクティブ・セッ
ションによって解放さ
れた回数。この統計情
報は,ロック要求回数
と同じ。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Lock Requests
(LOCK_REQUES
TS)
エンキュー(ロック)
がアクティブ・セッ
ションによって要求さ
れた回数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Lock Timeouts
(LOCK_TIMEOU
TS)
エンキュー(ロック)
の要求が指定された待
機時間内にアクティブ・
セッションによって認
められなかった回数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Lock Waits
(LOCK_WAITS)
ロック要求がアクティ
ブ・セッションによっ
て待機状態になった回
数。ロック要求回数か
らエンキュー待機回数
を引いた値が,待たな
かったロック要求数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Logical Reads
(LOGICAL_REA
DS)
読み込み整合性モード
での論理読み込みの数
と,ブロックの現在の
コピーに対する要求数
の和。
−
double
No
すべて
db block gets +
consistent gets
302
6. レコード
Current Sessions Stat Summary(PD_PDS3)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Non-Index Lookups
%
(NON_INDEX_L
OOKUPS)
キャッシュが行われな
い全表走査の割合。
−
double
No
すべて
(table scans (long
tables) / (table scans
(short tables) + table
scans (long tables))) *
100
Physical Reads
(PHYSICAL_REA
DS)
アクティブ・セッショ
ンによってディスクか
らデータベース・ブ
ロックの実際の読み込
み処理が実行された回
数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Physical Writes
(PHYSICAL_WRI
TES)
DBWR によるディスク
への物理書き込み処理
の数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDS3」。
Recursive Calls
(RECURSIVE_C
ALLS)
処理されたユーザー
コール数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Recursive to User
Call %
(RECURSIVE_T
O_USER_CALL_P
ERCENTAGE)
このフィールドは正し
い値を収集できない。
ユーザーコールに対す
る再帰的コールの割合。
−
double
No
すべて
(recursive calls / user
calls) * 100
Redo Log Space
Requests
(REDO_LOG_SP
ACE_REQUESTS)
ユーザー・プロセスが
REDO ログ・バッファ
のスペースを待機した
回数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Redo Log Space
Wait %
(REDO_LOG_SP
ACE_WAIT_PERC
ENTAGE)
メモリー割り当てを示
す割合。
−
double
No
すべて
(redo log space
requests / redo
entries) * 100
Row Source %
(ROW_SOURCE_
PERCENTAGE)
フル・テーブル・ス
キャンで取得したすべ
ての行の割合。
−
double
No
すべて
(table scan rows
gotten / (table fetch by
rowid + table scan
rows gotten)) * 100
SQL Net Bytes
Rcvd
(SQL_NET_BYT
ES_RECEIVED)
アクティブ・セッショ
ンが SQL*Net を介して
クライアントから受信
したバイト数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
SQL Net Bytes
Sent
(SQL_NET_BYT
ES_SENT)
アクティブ・セッショ
ンが SQL*Net を介して
クライアントに送信し
たバイト数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Session CPU Usage
(SESSION_CPU_
USAGE)
データ収集時にステー
トメント実行のために
使用した CPU 時間の合
計。1/100 秒単位。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
303
6. レコード
Current Sessions Stat Summary(PD_PDS3)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Session Cursor
Cache Count
(SESSION_CURS
OR_CACHE_COU
NT)
キャッシュされたセッ
ション・カーソル数。
セッションのために
キャッシュできるカー
ソルの最大数は,
init.ora ファイルの
SESSION_CACHED_CUR
SORS パラメーターに
よって決まる。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Session Cursor
Cache Hit %
(SESSION_CURS
OR_CACHE_HIT_
PERCENTAGE)
再使用されたセッショ
ン・カーソルの割合。
−
double
No
すべて
(session cursor cache
hits / session cursor
cache count) * 100
Session Cursor
Cache Hits
(SESSION_CURS
OR_CACHE_HITS
)
キャッシュされたセッ
ション・カーソルが再
使用された回数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Session PGA
Memory
(SESSION_PGA_
MEMORY)
データ収集時にアク
ティブ・セッションに
よって使用されていた
PGA メモリーの量。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Session UGA
Memory
(SESSION_UGA_
MEMORY)
アクティブ・セッショ
ンによって使用された
UGA メモリーの量。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Sessions
(SESSIONS)
データ収集時のセッ
ション数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$SESSION
)
Sort Overflow %
(SORT_OVERFL
OW_PERCENTAG
E)
一時セグメントを使用
したソートの割合。
−
double
No
すべて
(sorts (disk) / (sorts
(memory) + sorts
(disk))) * 100
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
User Calls
(USER_CALLS)
アクティブ・セッショ
ンによって処理された
ユーザーコール数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
User Calls / Parse
(USER_CALLS_P
ER_PARSE)
アプリケーションがそ
のコンテキスト領域を
どの程度良好に管理し
ているかを示す割合。
−
double
No
すべて
user calls / parse
count (total)
User Commits
(USER_COMMIT
S)
アクティブ・セッショ
ンによるトランザク
ション数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
User Rollback %
(USER_ROLLBA
CK_PERCENTAG
E)
失敗した(ロールバッ
クされた)アプリケー
ショントランザクショ
ンの割合。
−
double
No
すべて
(user rollbacks / (user
commits + user
rollbacks)) * 100
User Rollbacks
(USER_ROLLBA
CKS)
アクティブ・セッショ
ンによるロールバック
数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
304
6. レコード
Current Sessions Stat Summary(PD_PDS3)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Write %
(WRITE_PERCE
NTAGE)
説明
すべての物理 I/O に対
する書き込み処理の割
合。
要約
−
形式
double
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
(physical writes /
(physical reads +
physical writes)) *
100
305
6. レコード
Data Dictionary Cache(PD_PDDD)
Data Dictionary Cache(PD_PDDD)
機能
Data Dictionary Cache(PD_PDDD)レコードには,データディクショナリー・キャッシュの利用状況に
ついての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。データディクショナリー・
キャッシュごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
40
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDDD_CACHE_NUM
• PD_PDDD_SUBORDINATE_NUM
ライフタイム
Oracle インスタンスの開始から停止まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:145 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Cache #
(CACHE_NUM)
行キャッシュの ID 番
号。
−
double
No
すべて
V$ROWCACHE.CAC
HE#
Count
(COUNT)
キャッシュ内のエント
リーの合計数。
−
long
No
すべて
V$ROWCACHE.CO
UNT
Fixed
(FIXED)
キャッシュの固定エン
トリー数。
−
ulong
No
すべて
V$ROWCACHE.FIX
ED
Flushes
(FLUSHES)
キャッシュがディスク
にフラッシュされた回
数。
−
double
No
すべて
V$ROWCACHE.FLU
SHES
Get Misses
(GET_MISSES)
キャッシュミスになっ
たデータ要求数。
−
double
No
すべて
V$ROWCACHE.GET
MISSES
Get Misses %
(GET_MISSES_P
ERCENTAGE)
インターバル中に
キャッシュミスになっ
たデータ要求の割合。
−
double
No
すべて
(V$ROWCACHE.GE
TMISSES /
V$ROWCACHE.GET
S) * 100
Gets
(GETS)
データ・オブジェクト
の情報に対する要求の
合計数。
−
double
No
すべて
V$ROWCACHE.GET
S
306
6. レコード
Data Dictionary Cache(PD_PDDD)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Modifications
(MODIFICATION
S)
挿入,更新,および削
除の数。
−
double
No
すべて
V$ROWCACHE.MO
DIFICATIONS
Parameter
(PARAMETER)
データディクショナ
リー・キャッシュ内の
エントリー数を決定す
る init.ora パラメー
ター名。
−
string(3
2)
No
すべて
V$ROWCACHE.PAR
AMETER
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDDD」
。
Scan Completes
(SCAN_COMPLE
TES)
下位エントリーのリス
トについて,リストが
完全にスキャンされた
回数。
−
double
No
すべて
V$ROWCACHE.SCA
NCOMPLETES
Scan Misses
(SCAN_MISSES)
キャッシュでデータが
見つからなかったス
キャンの回数。
−
double
No
すべて
V$ROWCACHE.SCA
NMISSES
Scan Misses %
(SCAN_MISSES_
PERCENTAGE)
キャッシュでデータが
見つからなかったス
キャン回数の割合。
−
double
No
すべて
(V$ROWCACHE.SC
ANMISSES /
V$ROWCACHE.SCA
NS) * 100
Scans
(SCANS)
スキャン要求回数。
−
double
No
すべて
V$ROWCACHE.SCA
NS
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Subordinate #
(SUBORDINATE
_NUM)
下位セット番号。
−
double
No
すべて
V$ROWCACHE.SUB
ORDINATE#
Type
(TYPE)
親または下位の行
キャッシュ・タイプ。
−
string(1
1)
No
すべて
V$ROWCACHE.TYP
E
Usage
(USAGE)
有効なデータが入って
いるキャッシュ・エン
トリー数。
−
ulong
No
すべて
V$ROWCACHE.USA
GE
307
6. レコード
Data Dictionary Cache Interval(PI_PIDD)
Data Dictionary Cache Interval(PI_PIDD)
機能
Data Dictionary Cache Interval(PI_PIDD)レコードには,データディクショナリー・キャッシュの利
用状況についての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。データディク
ショナリー・キャッシュごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコー
ドです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
30
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PI_PIDD_CACHE_NUM
• PI_PIDD_SUBORDINATE_NUM
ライフタイム
Oracle インスタンスの開始から停止まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:289 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
COPY
double
No
すべて
V$ROWCACHE.CAC
HE#
Cache #
(CACHE_NUM)
行キャッシュの ID 番
Count
(COUNT)
キャッシュ内のエント
リー数。※ 2
AVG
long
No
すべて
V$ROWCACHE.CO
UNT
Fixed
(FIXED)
キャッシュの固定エン
AVG
ulong
No
すべて
V$ROWCACHE.FIX
ED
Flushes
(FLUSHES)
ディスクにフラッシュ
AVG
double
Yes
すべて
V$ROWCACHE.FLU
SHES
Get Misses
(GET_MISSES)
インターバル中に
キャッシュミスになっ
たデータ要求の回数。※
AVG
double
Yes
すべて
V$ROWCACHE.GET
MISSES
インターバル中の
GETS に対する
GETMISSES の割合。
AVG
double
No
すべて
(V$ROWCACHE.GE
TMISSES /
V$ROWCACHE.GET
S) * 100
号。※ 1
トリー数。※ 2
した回数。※ 2
2
Get Misses %
(GET_MISSES_P
ERCENTAGE)
※2
308
6. レコード
Data Dictionary Cache Interval(PI_PIDD)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Gets
(GETS)
説明
要約
インターバル中のデー
タ・オブジェクトの情
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
double
Yes
すべて
V$ROWCACHE.GET
S
報に対する要求回数。※
2
Modifications
(MODIFICATION
S)
挿入,更新,および削
除の数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$ROWCACHE.MO
DIFICATIONS
Parameter
(PARAMETER)
データディクショナ
リー・キャッシュのエ
ントリー数を決定する
init.ora パラメーター
COPY
string(3
2)
No
すべて
V$ROWCACHE.PAR
AMETER
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
AVG
double
Yes
すべて
V$ROWCACHE.SCA
NCOMPLETES
名。※ 1
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。※ 1
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PIDD」。※ 1
Scan Completes
(SCAN_COMPLE
TES)
従属エントリーのリス
トに対して,リストが
完全にスキャンされた
Scan Misses
(SCAN_MISSES)
インターバル中にス
キャンしてキャッシュ
内にデータが見つから
なかった回数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$ROWCACHE.SCA
NMISSES
Scan Misses %
(SCAN_MISSES_
PERCENTAGE)
インターバル中の
SCANS に対する
SCANMISSES の割合。
AVG
double
No
すべて
(V$ROWCACHE.SC
ANMISSES /
V$ROWCACHE.SCA
NS) * 100
回数。※ 2
※2
Scans
(SCANS)
インターバル中のス
キャン要求回数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$ROWCACHE.SCA
NS
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
Subordinate #
(SUBORDINATE
_NUM)
従属ネット番号。※ 1
COPY
double
No
すべて
V$ROWCACHE.SUB
ORDINATE#
Type
(TYPE)
親または従属行キャッ
COPY
string(1
1)
No
すべて
V$ROWCACHE.TYP
E
Usage
(USAGE)
有効なデータが入って
いるキャッシュ・エン
AVG
ulong
No
すべて
V$ROWCACHE.USA
GE
※1
シュ・タイプ。
トリー数。※ 2
309
6. レコード
Data File(PD_PDDF)
Data File(PD_PDDF)
機能
Data File(PD_PDDF)レコードには,データファイルについての,ある時点での状態を示すパフォーマ
ンスデータが格納されます。データベースのデータファイルごとに 1 つのレコードが作られます。このレ
コードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
10
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDDF_FILE_NUM
• PD_PDDF_NAME
ライフタイム
データファイルの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:672 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Blocks
(BLOCKS)
Checkpoint Change
#
(CHECKPOINT_
CHANGE_NUM)
310
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Oracle ブロック・サイ
ズ。
−
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
DBA_DATA_FILE
S.BLOCKS
• ローカル管理一時
表領域の場合
DBA_TEMP_FILE
S.BLOCKS
最後のチェックポイン
トのシステム変更番号
(SCN:System Change
Number)
。
−
double
No
すべて
V$DATAFILE.CHEC
KPOINT_CHANGE#
6. レコード
Data File(PD_PDDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Enabled
(ENABLED)
SQL でファイルにアク
セスする方法を示す。
このフィールドの値は,
次のとおり。
DISABLED
READ ONLY
READ WRITE
UNKNOWN
−
string(1
0)
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$DATAFILE.EN
ABLED
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPFILE.EN
ABLED
File #
(FILE_NUM)
ファイル識別番号。
−
long
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$DATAFILE.FIL
E#
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPFILE.FIL
E#
File Name
(NAME)
ファイル名。
−
string(5
13)
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$DATAFILE.NA
ME
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPFILE.NA
ME
311
6. レコード
Data File(PD_PDDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Free %
(PERCENT_FRE
E)
312
説明
空き領域の割合。
要約
−
形式
double
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域,
ローカル管理永続
表領域または
UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
(SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) /
V$DATAFILE.BYT
ES) * 100
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
N の場合
(V$TEMP_SPACE
_HEADER /
DBA_TEMP_FILE
S.BYTES) * 100
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
Y の場合
((V$TEMPFILE.B
YTES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED) /
V$TEMPFILE.BY
TES) * 100
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
((SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') /
V$DATAFILE.BYT
ES) * 100
6. レコード
Data File(PD_PDDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Free Mbytes
(FREE)
空き領域。メガバイト
単位。
−
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域,
ローカル管理永続
表領域または
UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
SUM(DBA_FREE_
SPACE.BYTES) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
N の場合
(V$TEMP_SPACE
_HEADER.BYTES
_FREE) / (1024 *
1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
Y の場合
(V$TEMPFILE.BY
TES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED) / (1024 *
1024)
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
(SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') / (1024 * 1024)
MBytes
(BYTES)
ファイルシステム上の
ディスク占有量。メガ
バイト単位。
−
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$DATAFILE.BYT
ES / (1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPFILE.BY
TES / (1024 * 1024)
313
6. レコード
Data File(PD_PDDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Physical Blocks
Read
(PHYSICAL_BLO
CKS_READ)
物理ブロック読み込み
処理の数。
−
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$FILESTAT.PHY
BLKRD
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.PH
YBLKRD
Physical Blocks
Written
(PHYSICAL_BLO
CKS_WRITTEN)
物理ブロック書き込み
処理の数。
−
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$FILESTAT.PHY
BLKWRT
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.PH
YBLKWRT
Physical Reads
(PHYSICAL_REA
DS)
完了した物理読み込み
処理の数。
−
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$FILESTAT.PHY
RDS
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.PH
YRDS
Physical Writes
(PHYSICAL_WRI
TES)
完了した物理書き込み
処理の数。
−
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$FILESTAT.PHY
WRTS
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.PH
YWRTS
Read Time
(READ_TIME)
読み込み処理時間。
−
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$FILESTAT.REA
DTIM
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.RE
ADTIM
314
6. レコード
Data File(PD_PDDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Record Time
(RECORD_TIME)
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
Start Time
(START_TIME)
Status
(STATUS)
Tablespace Name
(TABLESPACE_N
AME)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
ファイルの種類(シス
テムファイルまたは
ユーザーファイル)と
状態(
「OFFLINE」,
「SYSOFF」,
「ONLINE」,
「SYSTEM」
,および
「RECOVER」)。
−
string(7
)
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$DATAFILE.STA
TUS
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPFILE.ST
ATUS
ファイルが関連づけら
れているテーブルス
ペース名。
−
string(3
0)
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
DBA_DATA_FILE
S.TABLESPACE_
NAME
• ローカル管理一時
表領域の場合
DBA_TEMP_FILE
S.TABLESPACE_
NAME
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
レコード名。常に
「PDDF」。
315
6. レコード
Data File(PD_PDDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Used Mbytes
(USED)
316
説明
使用済み領域。メガバ
イト単位。
要約
−
形式
double
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域,
ローカル管理永続
表領域または
UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
(V$DATAFILE.BY
TES SUM(DBA_FREE_
SPACE.BYTES)) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
N の場合
(V$TEMPFILE.BY
TES V$TEMP_SPACE_
HEADER.BYTES_
FREE) / (1024 *
1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
Y の場合
(V$TEMPFILE.BY
TES (V$TEMPFILE.BY
TES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED)) / (1024 *
1024)
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
(V$DATAFILE.BY
TES SUM(DBA_FREE_
SPACE.BYTES) SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') / (1024 * 1024)
6. レコード
Data File(PD_PDDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Write %
(WRITE_PERCE
NTAGE)
書き込み処理率。
−
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
(V$FILESTAT.PH
YWRTS /
(V$FILESTAT.PH
YRDS +
V$FILESTAT.PHY
WRTS)) * 100
• ローカル管理一時
表領域の場合
((V$TEMPSTAT.P
HYWRTS /
(V$TEMPSTAT.PH
YRDS +
V$TEMPSTAT.PH
YWRTS)) * 100
Write Time
(WRITE_TIME)
書き込み処理時間。
−
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$FILESTAT.WRI
TETIM
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.WR
ITETIM
317
6. レコード
Data File Interval(PI_PIDF)
Data File Interval(PI_PIDF)
機能
Data File Interval(PI_PIDF)レコードには,データファイルについての,ある一定の時間を単位とした
パフォーマンスデータが格納されます。データベースのデータファイルごとに 1 つのレコードが作られま
す。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
40
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PI_PIDF_FILE_NUM
• PI_PIDF_NAME
ライフタイム
データファイルの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:892 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Blocks
(BLOCKS)
Checkpoint Change
#
(CHECKPOINT_
CHANGE_NUM)
318
説明
Oracle ブロック・サイ
要約
形式
デルタ
サポート
VR
COPY
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
DBA_DATA_FILE
S.BLOCKS
• ローカル管理一時
表領域の場合
DBA_TEMP_FILE
S.BLOCKS
COPY
double
No
すべて
V$DATAFILE.CHEC
KPOINT_CHANGE#
ズ。※ 1
最後のチェックポイン
トのシステム変更番号
(SCN:System Change
Number)※ 1。
データソース
6. レコード
Data File Interval(PI_PIDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Enabled
(ENABLED)
SQL でファイルにアク
セスする方法を示す。
このフィールドの値は,
次のとおり。※ 1
DISABLED
READ ONLY
READ WRITE
UNKNOWN
COPY
string(1
0)
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$DATAFILE.EN
ABLED
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPFILE.EN
ABLED
File #
(FILE_NUM)
ファイル識別番号。※ 1
COPY
long
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$DATAFILE.FIL
E#
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPFILE.FIL
E#
File Name
(NAME)
ファイル名。※ 1
COPY
string(5
13)
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$DATAFILE.NA
ME
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPFILE.NA
ME
319
6. レコード
Data File Interval(PI_PIDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Free %
(PERCENT_FRE
E)
320
説明
空き領域の割合。※ 2
要約
AVG
形式
double
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域,
ローカル管理永続
表領域または
UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
(SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) /
V$DATAFILE.BYT
ES) * 100
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
N の場合
(V$TEMP_SPACE
_HEADER /
V$TEMPFILE.BY
TES) * 100
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
Y の場合
((V$TEMPFILE.B
YTES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED) /
V$TEMPFILE.BY
TES) * 100
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
((SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') /
V$DATAFILE.BYT
ES) * 100
6. レコード
Data File Interval(PI_PIDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
Free Change
(FREE_CHANGE)
空き領域の変化量(今
回取得した値と前回取
得した値の差分)
。メガ
バイト単位。※ 2
要約
AVG
形式
double
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域,
ローカル管理永続
表領域または
UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
SUM(DBA_FREE_
SPACE.BYTES) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
N の場合
(V$TEMP_SPACE
_HEADER.BYTES
_FREE) / (1024 *
1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
Y の場合
(V$TEMPFILE.BY
TES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED) / (1024 *
1024)
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
(SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') / (1024 * 1024)
321
6. レコード
Data File Interval(PI_PIDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Free Mbytes
(FREE_BYTES)
空き領域。メガバイト
単位。※ 2
AVG
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域,
ローカル管理永続
表領域または
UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
SUM(DBA_FREE_
SPACE.BYTES) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
N の場合
(V$TEMP_SPACE
_HEADER.BYTES
_FREE) / (1024 *
1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
Y の場合
(V$TEMPFILE.BY
TES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED) / (1024 *
1024)
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
(SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') / (1024 * 1024)
I/O Ops/sec
(IO_RATE)
1 秒当たりの I/O 回数。
AVG
double
No
すべて
※2
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
(V$FILESTAT.PH
YRDS +
V$FILESTAT.PHY
WRTS) / seconds in
interval
• ローカル管理一時
表領域の場合
(V$TEMPSTAT.PH
YRDS +
V$TEMPSTAT.PH
YWRTS) / seconds
in interval
322
6. レコード
Data File Interval(PI_PIDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Mbytes
(BYTES)
説明
ファイルシステム上の
ディスク占有量。メガ
要約
形式
デルタ
サポート
VR
COPY
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$DATAFILE.BYT
ES / (1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPFILE.BY
TES / (1024 * 1024)
AVG
double
Yes
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$FILESTAT.PHY
BLKRD
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.PH
YBLKRD
バイト単位。※ 1
データソース
Physical Blocks
Read
(PHYSICAL_BLO
CKS_READ)
インターバル中の物理
ブロック読み込み処理
Physical Blocks
Written
(PHYSICAL_BLO
CKS_WRITTEN)
インターバル中の物理
ブロック書き込み処理
の数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$FILESTAT.PHY
BLKWRT
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.PH
YBLKWRT
Physical Reads
(PHYSICAL_REA
DS)
インターバル中に完了
した物理読み込み処理
AVG
double
Yes
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$FILESTAT.PHY
RDS
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.PH
YRDS
Physical Writes
(PHYSICAL_WRI
TES)
インターバル中に完了
した物理書き込み処理
AVG
double
Yes
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$FILESTAT.PHY
WRTS
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.PH
YWRTS
の数。※ 2
の数。※ 2
の数。※ 2
323
6. レコード
Data File Interval(PI_PIDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Read Time
(READ_TIME)
説明
init.ora ファイルの
TIMED_STATISTICS パ
ラメーターが「TRUE」
のときインターバル中
の読み込み処理時間,
「FALSE」のとき「0」
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
double
Yes
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$FILESTAT.REA
DTIM
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.RE
ADTIM
AVG
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$FILESTAT.PHY
RDS / seconds in
interval
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.PH
YRDS / seconds in
interval
を示す。※ 2
Reads/sec
(READ_RATE)
1 秒当たりの読み込み処
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
COPY
string(7
)
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$DATAFILE.STA
TUS
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPFILE.ST
ATUS
Start Time
(START_TIME)
※2
理回数。
※1
「PIDF」
。
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。※ 1
Status
(STATUS)
ファイルの種類(シス
テムファイルまたは
ユーザーファイル)と
状態(「OFFLINE」,
「SYSOFF」,
「ONLINE」,
「SYSTEM」,および
「RECOVER」)。※ 1
324
6. レコード
Data File Interval(PI_PIDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
Tablespace Name
(TABLESPACE_N
AME)
ファイルが関連づけら
れているテーブルス
Used Change
(USED_CHANGE)
使用済み領域(今回取
得した値と前回取得し
た値の差分)
。メガバイ
ト単位。※ 2
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
COPY
string(3
0)
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
DBA_DATA_FILE
S.TABLESPACE_
NAME
• ローカル管理一時
表領域の場合
DBA_TEMP_FILE
S.TABLESPACE_
NAME
AVG
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域,
ローカル管理永続
表領域または
UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
(V$DATAFILE.BY
TES SUM(DBA_FREE_
SPACE.BYTES)) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
N の場合
(V$TEMPFILE.BY
TES V$TEMP_SPACE_
HEADER.BYTES_
FREE) / (1024 *
1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
Y の場合
(V$TEMPFILE.BY
TES (V$TEMPFILE.BY
TES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED)) / (1024 *
1024)
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
(V$DATAFILE.BY
TES SUM(DBA_FREE_
SPACE.BYTES) SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') / (1024 * 1024)
ペース名。※ 1
325
6. レコード
Data File Interval(PI_PIDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Used Mbytes
(USED_BYTES)
326
説明
使用済み領域の変化量。
メガバイト単位。※ 2
要約
AVG
形式
double
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域,
ローカル管理永続
表領域または
UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
(V$DATAFILE.BY
TES SUM(DBA_FREE_
SPACE.BYTES)) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
N の場合
(V$TEMPFILE.BY
TES V$TEMP_SPACE_
HEADER.BYTES_
FREE) / (1024 *
1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
Y の場合
(V$TEMPFILE.BY
TES (V$TEMPFILE.BY
TES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED)) / (1024 *
1024)
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
(V$DATAFILE.BY
TES SUM(DBA_FREE_
SPACE.BYTES) SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') / (1024 * 1024)
6. レコード
Data File Interval(PI_PIDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Write %
(WRITE_PERCE
NTAGE)
Write Time
(WRITE_TIME)
説明
書き込み処理率。※ 2
init.ora の
TIMED_STATISTICS パ
ラメーターが「TRUE」
のときインターバル中
の書き込み処理時間,
「FALSE」のとき「0」
要約
形式
デルタ
サポート
VR
AVG
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
(V$FILESTAT.PH
YWRTS /
(V$FILESTAT.PH
YRDS +
V$FILESTAT.PHY
WRTS)) * 100
• ローカル管理一時
表領域の場合
((V$TEMPSTAT.P
HYWRTS /
(V$TEMPSTAT.PH
YRDS +
V$TEMPSTAT.PH
YWRTS)) * 100
AVG
double
Yes
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$FILESTAT.WRI
TETIM
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.WR
ITETIM
AVG
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ディクショナリー
管理一時表領域ま
たはローカル管理
永続表領域の場合
V$FILESTAT.PHY
WRTS / seconds in
interval
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.PH
YWRTS / seconds
in interval
を示す。※ 2
Writes/sec
(WRITES_RATE)
1 秒当たりの書き込み処
理回数。※ 2
データソース
327
6. レコード
Database(PD_PDDB)
Database(PD_PDDB)
機能
Database(PD_PDDB)レコードには,ある時点での状態を示す次のパフォーマンスデータが格納されま
す。
• データベースについての一般情報
• テーブルスペースについての統計情報
• データファイルについての統計情報
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
3600
○
Collection Offset
20
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
データベースの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:914 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Archive Change #
(ARCHIVE_CHA
NGE_NUM)
Blocks
(BLOCKS)
Checkpoint Change
#
(CHECKPOINT_
CHANGE_NUM)
328
説明
アーカイブされた最後
のシステム変更番号
(SCN:System Change
Number)。
テーブルスペース容量。
単位は Oracle ブロッ
ク。
最後のチェックポイン
トのシステム変更番号
(SCN:System Change
Number)。
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
−
double
No
すべて
V$DATABASE.ARC
HIVE_CHANGE#
−
double
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
SUM(DBA_DATA_
FILES.BLOCKS)
• ローカル管理一時
表領域がある場合
SUM(DBA_DATA_
FILES.BLOCKS) +
SUM(DBA_TEMP_
FILES.BLOCKS)
−
double
No
すべて
V$DATABASE.CHE
CKPOINT_CHANGE
#
6. レコード
Database(PD_PDDB)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Created
(CREATED)
作成日付。
−
string(2
0)
No
すべて
V$DATABASE.CREA
TED
DB Files %
(PERCENT_DB_
FILES)
init.ora ファイルの
DB_FILES パラメー
ターに対するデータ
ファイルの割合。
−
double
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
(COUNT(V$DATA
FILE) / init.ora
DB_FILES) * 100
• ローカル管理一時
表領域がある場合
((COUNT(V$DATA
FILE) +
COUNT(DBA_TE
MP_FILES)) /
init.ora
DB_FILES) * 100
DB Name
(NAME)
データベース名。
−
string(9
)
No
すべて
V$DATABASE.NAM
E
Datafiles
(DATAFILES)
データファイル数。
−
ulong
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
COUNT(V$DATAF
ILE)
• ローカル管理一時
表領域がある場合
COUNT(V$DATAF
ILE) +
COUNT(DBA_TE
MP_FILES)
Extents
(EXTENTS)
このフィールドは正し
い値を収集できない。
エクステント数。
−
double
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
SUM(DBA_SEGM
ENTS.EXTENTS)
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
N の場合
SUM(DBA_SEGM
ENTS.EXTENTS)
+
SUM(V$SORT_SE
GMENT.TOTAL_E
XTENTS)
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
Y の場合
SUM(DBA_SEGM
ENTS.EXTENTS)
+
SUM(DBA_TEMP_
FILES.BYTES /
V$TEMP_EXTEN
T_MAP.BYTES)
329
6. レコード
Database(PD_PDDB)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Free %
(PERCENT_FRE
E)
説明
空き領域の割合。
要約
−
形式
double
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
• ローカル管理一時
表領域がないまた
は UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
(SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) /
DBA_DATA_FILE
S.BYTES) * 100
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
N の場合
((SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(V$TEMP_SP
ACE_HEADER.BY
TES_FREE)) /
(DBA_DATA_FILE
S.BYTES +
DBA_TEMP_FILE
S.BYTES)) * 100
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
Y の場合
((SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_TEMP_
FILES.BYTES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED)) /
(DBA_DATA_FILE
S.BYTES +
DBA_TEMP_FILE
S.BYTES)) * 100
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
((SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') /
DBA_DATA_FILE
S.BYTES) * 100
330
6. レコード
Database(PD_PDDB)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Free Extents
(FREE_EXTENT
S)
説明
空きエクステント数。
要約
−
形式
double
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
• ローカル管理一時
表領域がない場合
COUNT(DBA_FRE
E_SPACE)
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
N の場合
COUNT(DBA_FRE
E_SPACE) +
COUNT(V$TEMP_
SPACE_HEADER)
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
Y の場合
COUNT(DBA_FRE
E_SPACE) +
SUM((DBA_TEMP
_FILES.BYTES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED) /
V$TEMP_EXTEN
T_MAP.BYTES)
331
6. レコード
Database(PD_PDDB)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Free Mbytes
(FREE_BYTES)
332
説明
空き領域。メガバイト
単位。
要約
−
形式
double
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
• ローカル管理一時
表領域がないまた
は UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
SUM(DBA_FREE_
SPACE.BYTES) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
N の場合
(SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(V$TEMP_SP
ACE_HEADER.BY
TES_FREE)) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
Y の場合
(SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_TEMP_
FILES.BYTES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED)) / (1024 *
1024)
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
(SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') / (1024 * 1024)
6. レコード
Database(PD_PDDB)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
High Max Extents
(HIGH_MAX_EX
TENTS)
このフィールドは正し
い値を収集できない。
PCT_MAX_EXTENTS
が 90% を超えるセグメ
ント数。
−
ulong
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
COUNT(DBA_SEG
MENTS) where
DBA_SEGMENTS.
EXTENTS > 0.9 *
DBA_SEGMENTS.
MAX_EXTENTS
• ローカル管理一時
表領域がある場合
COUNT(DBA_SEG
MENTS) where
DBA_SEGMENTS.
EXTENTS > 0.9 *
DBA_SEGMENTS.
MAX_EXTENTS +
COUNT(V$SORT_
SEGMENT) where
V$SORT_SEGME
NTS.TOTAL_EXT
ENTS > 0.9 *
V$SORT_SEGME
NT.MAX_SIZE
Links
(LINKS)
このフィールドは,サ
ポート対象外である。
データベース・リンク
数。
−
short
No
対象外
COUNT(V$DBLINK)
Links In Tran
(LINKS_IN_TRA
N)
このフィールドは,サ
ポート対象外である。
トランザクション中の
現在のデータベース・
リンク数。
−
short
No
対象外
SUM(V$DBLINK.IN
_TRANSACTION)
Links Logged On
(LINKS_LOGGE
D_ON)
このフィールドは,サ
ポート対象外である。
現在ログインしている
データベース・リンク
数。
−
short
No
対象外
SUM(V$DBLINK.LO
GGED_ON)
Links Open
Cursors
(LINKS_OPEN_C
URSORS)
このフィールドは,サ
ポート対象外である。
オープン・カーソルが
あるデータベース・リ
ンク数。
−
short
No
対象外
SUM(V$DBLINK.OP
EN_CURSORS)
Log Files %
(PERCENT_LOG
_FILES)
init.ora ファイルの
LOG_FILES パラメー
ターに対する REDO ログ
ファイルの割合。
このフィールドは正し
い値を収集できない。
常に 0 となる。
−
double
No
すべて
−
−
string(1
2)
No
すべて
V$DATABASE.LOG_
MODE
Log Mode
(LOG_MODE)
アーカイブ・ログ・
モード。このフィール
ドで有効な値は,
「NOARCHIVELOG」
および
「ARCHIVELOG」。
333
6. レコード
Database(PD_PDDB)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Mbytes
(BYTES)
データベース・ファイ
ル容量。メガバイト単
位。
−
double
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
SUM(DBA_DATA_
FILES.BYTES) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域がある場合
(SUM(DBA_DATA
_FILES.BYTES) +
SUM(DBA_TEMP_
FILES.BYTES)) /
(1024 * 1024)
Next Alloc Fails
(NEXT_ALLOC_
FAILS)
このフィールドは正し
い値を収集できない。
NEXT_EXTENT が最
大で使用できるフラグ
メントを超えるセグメ
ント数。ローカル管理
表領域の場合,常に 0
となる。
−
ulong
No
すべて
COUNT(DBA_SEGM
ENTS) where
NEXT_EXTENT >
MAX(FETS$.LENGT
H) *
DB_BLOCK_SIZE
Overextended
(OVEREXTEND
ED)
このフィールドは正し
い値を収集できない。
エクステント数が 5 個
を超えるセグメント数。
−
ulong
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
COUNT(DBA_SEG
MENTS) where
EXTENTS > 5
• ローカル管理一時
表領域がある場合
COUNT(DBA_SEG
MENTS) where
EXTENTS > 5 +
COUNT(V$SORT_
SEGMENT) where
TOTAL_EXTENTS
>5
Physical Blocks
Read
(PHYSICAL_BLO
CKS_READ)
物理ブロック読み込み
処理の数。
−
double
No
すべて
SUM(V$FILESTAT.P
HYBLKRD)
Physical Blocks
Written
(PHYSICAL_BLO
CKS_WRITTEN)
物理ブロック書き込み
処理の数。
−
double
No
すべて
SUM(V$FILESTAT.P
HYBLKWRT)
Physical Reads
(PHYSICAL_REA
DS)
完了した物理読み込み
処理の数。
−
double
No
すべて
SUM(V$FILESTAT.P
HYRDS)
Physical Writes
(PHYSICAL_WRI
TES)
完了した物理書き込み
処理の数。
−
double
No
すべて
SUM(V$FILESTAT.P
HYWRTS)
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$LOGFIL
E)
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
Redo Files
(REDO_FILES)
334
レコード名。常に
「PDDB」
。
REDO ログファイル数。
6. レコード
Database(PD_PDDB)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Rollback Segments
(ROLLBACK_SE
GMENTS)
ロールバック・セグメ
ント数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$ROLLNA
ME)
Rollback Segments
Hit %
(ROLLBACK_SE
GMENTS_HIT_PE
RCENTAGE)
待機しないでロール
バック・セグメント・
ヘッダーを取得した割
合。
−
double
No
すべて
((SUM(V$ROLLSTA
T.GETS) SUM(V$ROLLSTAT.
WAITS)) /
SUM(V$ROLLSTAT.
GETS)) * 100
Rollback Segments
Trans
(ROLLBACK_SE
GMENTS_TRANS
)
現在のアクティブ・ト
ランザクション数。
−
long
No
すべて
SUM(V$ROLLSTAT.
XACTS)
Segments
(SEGMENTS)
このフィールドは正し
い値を収集できない。
セグメント数。
−
long
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
COUNT(DBA_SEG
MENTS)
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
N の場合
COUNT(DBA_SEG
MENTS) +
COUNT(V$SORT_
SEGMENT)
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
Y の場合
COUNT(DBA_SEG
MENTS) +
COUNT(DBA_TE
MP_FILES
GROUP BY
TABLESPACE_NA
ME)
Sort Segments
(SORT_SEGMEN
TS)
このフィールドは正し
い値を収集できない。
ソート・セグメント数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$SORT_SE
GMENT)
Sorting Users
(SORTING_USE
RS)
現在のソート・セグメ
ントのアクティブ・
ユーザー数。
−
long
No
すべて
SUM(V$SORT_SEG
MENT.CURRENT_U
SERS)
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Tablespaces
(TABLESPACES)
テーブルスペース数。
−
double
No
すべて
COUNT(DBA_TABL
ESPACES)
335
6. レコード
Database(PD_PDDB)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Used Mbytes
(USED_BYTES)
使用済み領域。メガバ
イト単位。監視対象が
ローカル管理一時表領
域のパフォーマンス
データは収集しない。
−
double
No
すべて
• UNDO 表領域以外
の場合または
UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
SUM(sm$ts_used.b
ytes) / (1024 * 1024)
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
(SUM(sm$ts_used.
bytes) SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') / (1024 * 1024)
Write %
(WRITE_PERCE
NTAGE)
書き込み処理率。
−
double
No
すべて
(SUM(V$FILESTAT.
PHYWRTS) /
(SUM(V$FILESTAT.
PHYRDS) +
SUM(V$FILESTAT.P
HYWRTS))) * 100
336
6. レコード
Database Interval(PI_PIDB)
Database Interval(PI_PIDB)
機能
Database Interval(PI_PIDB)レコードには,データベースについての,ある一定の時間を単位としたパ
フォーマンスデータが格納されます。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
3600
○
Collection Offset
10
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
データベースの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:1, 406 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Archive Change #
(ARCHIVE_CHA
NGE_NUM)
説明
アーカイブされた最後
のシステム変更番号
(SCN:System Change
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
COPY
double
No
すべて
V$DATABASE.ARC
HIVE_CHANGE#
AVG
double
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
SUM(DBA_DATA_
FILES.BLOCKS)
• ローカル管理一時
表領域がある場合
SUM(DBA_DATA_
FILES.BLOCKS) +
SUM(DBA_TEMP_
FILES.BLOCKS)
COPY
double
No
すべて
V$DATABASE.CHE
CKPOINT_CHANGE
#
COPY
string(2
0)
No
すべて
V$DATABASE.CREA
TED
Number)。※ 1
Blocks
(BLOCKS)
データベース容量。単
位は Oracle ブロック。
※2
Checkpoint Change
#
(CHECKPOINT_
CHANGE_NUM)
Created
(CREATED)
最後のチェックポイン
トのシステム変更番号
(SCN:System Change
Number)。※ 1
作成日付。※ 1
337
6. レコード
Database Interval(PI_PIDB)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
DB Files %
(PERCENT_DB_
FILES)
init.ora ファイルの
DB_FILES パラメー
ターに対するデータ
ファイルの割合。※ 2
AVG
double
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
(COUNT(V$DATA
FILE) / init.ora
DB_FILES) * 100
• ローカル管理一時
表領域がある場合
((COUNT(V$DATA
FILE) +
COUNT(DBA_TE
MP_FILES)) /
init.ora
DB_FILES) * 100
DB Name
(NAME)
データベース名。※ 1
COPY
string(9
)
No
すべて
V$DATABASE.NAM
E
Datafiles
(DATAFILES)
データファイル数。※ 2
AVG
ushort
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
COUNT(V$DATAF
ILE)
• ローカル管理一時
表領域がある場合
COUNT(V$DATAF
ILE) +
COUNT(DBA_TE
MP_FILES)
Extents
(EXTENTS)
このフィールドは正し
い値を収集できない。
AVG
double
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
SUM(DBA_SEGM
ENTS.EXTENTS)
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
N の場合
SUM(DBA_SEGM
ENTS.EXTENTS)
+
SUM(V$SORT_SE
GMENT.TOTAL_E
XTENTS)
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
Y の場合
SUM(DBA_SEGM
ENTS.EXTENTS)
+
SUM(DBA_TEMP_
FILES.BYTES /
V$TEMP_EXTEN
T_MAP.BYTES)
エクステント数。※ 2
338
6. レコード
Database Interval(PI_PIDB)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Free %
(PERCENT_FRE
E)
説明
空き領域の割合。※ 2
要約
AVG
形式
double
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
• ローカル管理一時
表領域がないまた
は UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
(SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) /
DBA_DATA_FILE
S.BYTES) * 100
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
N の場合
((SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(V$TEMP_SP
ACE_HEADER.BY
TES_FREE)) /
(DBA_DATA_FILE
S.BYTES+DBA_T
EMP_FILES.BYT
ES)) * 100
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
Y の場合
((SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_TEMP_
FILES.BYTES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED)) /
(DBA_DATA_FILE
S.BYTES +
DBA_TEMP_FILE
S.BYTES)) * 100
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
((SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') /
DBA_DATA_FILE
S.
BYTES) * 100
339
6. レコード
Database Interval(PI_PIDB)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Free Change
(FREE_CHANGE)
空き領域の変化量。バ
イト単位。※ 2
AVG
double
No
すべて
• UNDO 表領域以外
の場合または
UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
SUM(DBA_FREE_
SPACE.BYTES)
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
(SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D')
Free Extents
(FREE_EXTENT
S)
空きエクステント数。※
AVG
double
No
すべて
2
• ローカル管理一時
表領域がない場合
COUNT(DBA_FRE
E_SPACE)
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
N の場合
COUNT(DBA_FRE
E_SPACE) +
COUNT(V$TEMP_
SPACE_HEADER)
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
Y の場合
COUNT(DBA_FRE
E_SPACE) +
SUM((DBA_TEMP
_FILES.BYTES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED) /
V$TEMP_EXTEN
T_MAP.BYTES)
340
6. レコード
Database Interval(PI_PIDB)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Free Mbytes
(FREE_BYTES)
説明
空き領域。メガバイト
単位。※ 2
要約
AVG
形式
double
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
• ローカル管理一時
表領域がないまた
は UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
SUM(DBA_FREE_
SPACE.BYTES) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
N の場合
(SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(V$TEMP_SP
ACE_HEADER.BY
TES_FREE)) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
Y の場合
(SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_TEMP_
FILES.BYTES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED)) / (1024 *
1024)
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
(SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') / (1024 * 1024)
341
6. レコード
Database Interval(PI_PIDB)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
High Max Extent
(HIGH_MAX_EX
TENTS)
説明
このフィールドは正し
い値を収集できない。
PCT_MAX_EXTENTS
が 90% を超えるセグメ
要約
形式
デルタ
サポート
VR
HILO
ulong
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
COUNT(DBA_SEG
MENTS) where
DBA_SEGMENTS.
EXTENTS >0.9 *
DBA_SEGMENTS.
MAX_EXTENTS
• ローカル管理一時
表領域がある場合
COUNT(DBA_SEG
MENTS) where
DBA_SEGMENTS.
EXTENTS > 0.9 *
DBA_SEGMENTS.
MAX_EXTENTS +
COUNT(V$SORT_
SEGMENT) where
V$SORT_SEGME
NTS.TOTAL_EXT
ENTS > 0.9 *
V$SORT_SEGME
NT.MAX_SIZE
AVG
double
No
すべて
(SUM(V$FILESTAT.
PHYRDS) +
SUM(V$FILESTAT.P
HYWRTS)) / seconds
in interval
ント数。※ 2
I/O Ops/sec
(IO_RATE)
1 秒当たりの I/O 回数。
データソース
※2
Links
(LINKS)
このフィールドは,サ
ポート対象外である。
データベース・リンク
数。※ 2
AVG
short
No
対象外
COUNT(V$DBLINK)
Links In Tran
(LINKS_IN_TRA
N)
このフィールドは,サ
ポート対象外である。
トランザクション中の
現在のデータベース・
リンク数。※ 2
AVG
short
No
対象外
SUM(V$DBLINK.IN
_TRANSACTION)
Links Logged On
(LINKS_LOGGE
D_ON)
このフィールドは,サ
ポート対象外である。
現在ログインしている
データベース・リンク
数。※ 2
AVG
short
No
対象外
SUM(V$DBLINK.LO
GGED_ON)
Links Open
Cursors
(LINKS_OPEN_C
URSORS)
このフィールドは,サ
ポート対象外である。
オープン・カーソルが
あるデータベース・リ
ンク数。※ 2
AVG
short
No
対象外
SUM(V$DBLINK.OP
EN_CURSORS)
Log Files %
(PERCENT_LOG
_FILES)
init.ora ファイルの
LOG_FILES パラメー
ターに対する REDO ログ
AVG
double
No
すべて
−
ファイルの割合。※ 2
このフィールドは正し
い値を収集できない。
常に 0 となる。
342
6. レコード
Database Interval(PI_PIDB)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Log Mode
(LOG_MODE)
説明
アーカイブ・ログ・
モード。このフィール
ドで有効な値は,
「NOARCHIVELOG」
および
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
COPY
string(1
2)
No
すべて
V$DATABASE.LOG_
MODE
「ARCHIVELOG」
。※ 1
Mbytes
(BYTES)
データベース容量。メ
ガバイト単位。※ 2
AVG
double
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
SUM(DBA_DATA_
FILES.BYTES) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域がある場合
(SUM(DBA_DATA
_FILES.BYTES) +
SUM(DBA_TEMP_
FILES.BYTES)) /
(1024 * 1024)
Next Alloc Fails
(NEXT_ALLOC_
FAILS)
このフィールドは正し
い値を収集できない。
NEXT_EXTENT が最
大で使用できるフラグ
メントを超えるセグメ
ント数。ローカル管理
表領域の場合,常に 0
HILO
ulong
No
すべて
COUNT(DBA_SEGM
ENTS) where
NEXT_EXTENT >
MAX(FET$.LENGT
H) *
DB_BLOCK_SIZE
HILO
ulong
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
COUNT(DBA_SEG
MENTS) where
EXTENTS > 5
• ローカル管理一時
表領域がある場合
COUNT(DBA_SEG
MENTS) where
EXTENTS > 5 +
COUNT(V$SORT_
SEGMENT) where
TOTAL_EXTENTS
>5
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$FILESTAT.P
HYBLKRD)
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$FILESTAT.P
HYBLKWRT)
となる。※ 2
Overextended
(OVEREXTEND
ED)
このフィールドは正し
い値を収集できない。
エクステント数が 5 個
を超えるセグメント数。
※2
Physical Blocks
Read
(PHYSICAL_BLO
CKS_READ)
物理ブロック読み込み
Physical Blocks
Written
(PHYSICAL_BLO
CKS_WRITTEN)
物理ブロック書き込み
Physical Reads
(PHYSICAL_REA
DS)
完了した物理読み込み
処理の数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$FILESTAT.P
HYRDS)
Physical Writes
(PHYSICAL_WRI
TES)
完了した物理書き込み
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$FILESTAT.P
HYWRTS)
AVG
double
No
すべて
SUM(V$FILESTAT.P
HYRDS) / seconds in
interval
Reads/sec
(READ_RATE)
処理の数。※ 2
処理の数。※ 2
※2
処理の数。
1 秒当たりの読み込み処
理回数。※ 2
343
6. レコード
Database Interval(PI_PIDB)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Record Time
(RECORD_TIME)
説明
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
AVG
ulong
No
すべて
COUNT(V$LOGFIL
E)
AVG
ulong
No
すべて
COUNT(V$ROLLNA
ME)
の収集終了時刻。※ 1
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
Redo Files
(REDO_FILES)
レコード名。常に
「PIDB」。※ 1
REDO ログファイル数。
※2
Rollback Segments
(ROLLBACK_SE
GMENTS)
ロールバック・セグメ
Rollback Segments
Hit %
(ROLLBACK_SE
GMENTS_HIT_PE
RCENTAGE)
待機しないでロール
バック・セグメント・
ヘッダーを取得した割
合。※ 2
AVG
double
No
すべて
((SUM(V$ROLLSTA
T.GETS) SUM(V$ROLLSTAT.
WAITS)) /
SUM(V$ROLLSTAT.
GETS)) * 100
Rollback Segments
Trans
(ROLLBACK_SE
GMENTS_TRANS
)
現在のアクティブ・ト
ランザクション数。※ 2
AVG
long
No
すべて
SUM(V$ROLLSTAT.
XACTS)
Segments
(SEGMENTS)
このフィールドは正し
い値を収集できない。
セグメント数。※ 2
AVG
ulong
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
COUNT(DBA_SEG
MENTS)
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
N の場合
COUNT(DBA_SEG
MENTS) +
COUNT(V$SORT_
SEGMENT)
• ローカル管理一時
表領域があり,
localtemp_option=
Y の場合
COUNT(DBA_SEG
MENTS) +
COUNT(DBA_TE
MP_FILES
GROUP BY
TABLESPACE_NA
ME)
Sort Segments
(SORT_SEGMEN
TS)
このフィールドは正し
い値を収集できない。
ソート・セグメント数。
AVG
ulong
No
すべて
COUNT(V$SORT_SE
GMENT)
AVG
long
No
すべて
SUM(V$SORT_SEG
MENT.CURRENT_U
SERS)
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
ント数。※ 2
※2
Sorting Users
(SORTING_USE
RS)
現在のソート・セグメ
ントのアクティブ・
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。※ 1
344
ユーザー数。※ 2
6. レコード
Database Interval(PI_PIDB)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Tablespaces
(TABLESPACES)
テーブルスペース数。※
AVG
double
No
すべて
COUNT(DBA_TABL
ESPACES)
Used Change
(USED_CHANGE)
使用済み領域の変化量。
AVG
double
No
すべて
• UNDO 表領域以外
の場合または
UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
2
バイト単位。※ 2
SUM(sm$ts_uses.byt
es)
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
(SUM(sm$ts_uses.
bytes) SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D')
使用済み領域。メガバ
イト単位。監視対象が
ローカル管理一時表領
域のパフォーマンス
データは収集しない。※
AVG
double
No
すべて
• UNDO 表領域以外
の場合または
UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
SUM(sm$ts_used.b
ytes) / (1024 * 1024)
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
(SUM(sm$ts_used.
bytes) SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') / (1024 * 1024)
Write %
(WRITE_PERCE
NTAGE)
書き込み処理率。※ 2
AVG
double
No
すべて
(SUM(V$FILESTAT.
PHYWRTS) /
(SUM(V$FILESTAT.
PHYRDS) +
SUM(V$FILESTAT.P
HYWRTS))) * 100
Writes/sec
(WRITES_RATE)
1 秒当たりの書き込み処
AVG
double
No
すべて
SUM(V$FILESTAT.P
HYWRTS) / seconds
in interval
Used Mbytes
(USED_BYTES)
2
理回数。※ 2
345
6. レコード
Database Object Cache(PD_PDDO)
Database Object Cache(PD_PDDO)
機能
Database Object Cache(PD_PDDO)レコードには,ライブラリー・キャッシュにキャッシュされてい
るデータベース・オブジェクトについての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されま
す。データベース・オブジェクトごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタン
スレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
30
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDDO_NAME
ライフタイム
データベース・オブジェクトのライブラリー・キャッシュにロード時から消去まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:298 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
DB Link
(DB_LINK)
データベース・リンク
が存在するときのデー
タベース・リンク名。
−
string(6
4)
No
すべて
V$DB_OBJECT_CA
CHE.DB_LINK
Executions
(EXECUTIONS)
オブジェクトが実行さ
れた回数。
−
double
No
すべて
V$DB_OBJECT_CA
CHE.EXECUTIONS
オブジェクトが PL/SQL
プロシージャー
DBMS_SHARED_POO
L.KEEP によって保持
されている場合
「YES」,保持されてい
ない場合「NO」を示
す。
−
string(3
)
No
すべて
V$DB_OBJECT_CA
CHE.KEPT
オブジェクトがロード
された回数。オブジェ
クトが無効の場合も増
加する。
−
double
No
すべて
V$DB_OBJECT_CA
CHE.LOADS
Kept
(KEPT)
Loads
(LOADS)
346
6. レコード
Database Object Cache(PD_PDDO)
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
Locks
(LOCKS)
Namespace
(NAMESPACE)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
現在,このオブジェク
トをロックしている
ユーザー数。
−
long
No
すべて
V$DB_OBJECT_CA
CHE.LOCKS
オブジェクトのライブ
ラリー・キャッシュの
ネームスペース。この
フィールドで有効な値
は「TABLE/
PROCEDURE」,
「BODY」,
「TRIGGER」,
「INDEX」,
「CLUSTER」,および
「OBJECT」。
−
string(1
5)
No
すべて
V$DB_OBJECT_CA
CHE.NAMESPACE
Object Name
(NAME)
オブジェクト名。
−
string(1
00)
No
すべて
V$DB_OBJECT_CA
CHE.NAME
Owner
(OWNER)
オブジェクトの所有者。
−
string(6
4)
No
すべて
V$DB_OBJECT_CA
CHE.OWNER
Pins
(PINS)
現在,オブジェクトを
確保しているユーザー
数。
−
long
No
すべて
V$DB_OBJECT_CA
CHE.PINS
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDDO」。
Sharable Mem
(SHARABLE_ME
M)
オブジェクトが消費し
た共有プールの共有メ
モリー容量。バイト単
位。
−
double
No
すべて
V$DB_OBJECT_CA
CHE.SHARABLE_M
EM
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(1
4)
No
すべて
V$DB_OBJECT_CA
CHE.TYPE
Type
(TYPE)
オブジェクトの種類。
有効な値は,
「INDEX」,
「TABLE」,
「CLUSTER」,
「VIEW」
,「SET」,
「SYNONYM」,
「SEQUENCE」
,
「PROCEDURE」,
「FUNCTION」,
「PACKAGE」,
「PACKAGE BODY」,
「TRIGGER」,
「CLASS」,
「OBJECT」,
「USER」,
および「DBLINK」。
347
6. レコード
Dispatcher(PD_PDDS)
Dispatcher(PD_PDDS)
機能
Dispatcher(PD_PDDS)レコードには,ディスパッチャー・プロセスについての,ある時点での状態を
示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードを収集するためには,マルチスレッド・サーバ
(MTS)構成である必要があります。
インスタンスのディスパッチャーごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタン
スレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
45
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDDS_NAME
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:228 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Accept
(ACCEPT)
ディスパッチャーが新
しい接続を受け入れる
場合「YES」,受け入れ
ない場合「NO」を示
す。
−
string(3
)
No
すべて
V$DISPATCHER.AC
CEPT
Breaks
(BREAKS)
この接続で発生してい
るブレーク(一時中止)
数。
−
double
No
すべて
V$DISPATCHER.BR
EAKS
Busy
(BUSY)
ディスパッチャーの合
計ビジー時間。1/100 秒
単位。
−
double
No
すべて
V$DISPATCHER.BU
SY
348
6. レコード
Dispatcher(PD_PDDS)
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Busy %
(PERCENT_BUS
Y)
ディスパッチャーがビ
ジーだった割合。
−
double
No
すべて
(V$DISPATCHER.B
USY /
(V$DISPATCHER.B
USY +
V$DISPATCHER.ID
LE)) * 100
Bytes
(BYTES)
ディスパッチャーが処
理したメッセージ容量。
バイト単位。
−
double
No
すべて
V$DISPATCHER.BY
TES
Created
(CREATED)
ディスパッチャーが作
成したサーキット数。
−
ulong
No
すべて
V$DISPATCHER.CR
EATED
Idle
(IDLE)
ディスパッチャーのア
イドル時間。1/100 秒単
位。
−
double
No
すべて
V$DISPATCHER.ID
LE
Idle %
(PERCENT_IDL
E)
ディスパッチャーがア
イドル状態だった割合。
−
double
No
すべて
(V$DISPATCHER.ID
LE /
(V$DISPATCHER.B
USY +
V$DISPATCHER.ID
LE)) * 100
Listener
(LISTENER)
リスナーからディス
パッチャーが受け取っ
た最新の Oracle エラー
番号。
−
long
No
すべて
V$DISPATCHER.LIS
TENER
Messages
(MESSAGES)
ディスパッチャーが処
理したメッセージ数。
−
double
No
すべて
V$DISPATCHER.ME
SSAGES
Network
(NETWORK)
ディスパッチャーがサ
ポートするネットワー
クプロトコル。
「TCP」,
「DECNET」など。
−
string(1
28)
No
すべて
V$DISPATCHER.NE
TWORK
Oracle PID
(PID)
ディスパッチャー・プ
ロセスの Oracle プロセ
ス識別子。
−
ulong
No
すべて
V$PROCESS.PID
where
V$DISPATCHER.PA
DDR =
V$PROCESS.ADDR
Owned
(OWNED)
ディスパッチャーが所
有するサーキット数。
−
ulong
No
すべて
V$DISPATCHER.OW
NED
Process Name
(NAME)
ディスパッチャー・プ
ロセス名。
−
string(5
)
No
すべて
V$DISPATCHER.NA
ME
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
Start Time
(START_TIME)
レコード名。常に
「PDDS」。
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
349
6. レコード
Dispatcher(PD_PDDS)
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
Status
(STATUS)
350
説明
ディスパッチャーの状
態。
WAIT
アイドル
SEND
メッセージ接続送
信中
RECEIVE
メッセージ受信中
CONNECT
接続確立中
DISCONNECT
切断要求処理中
BREAK
ブレーク処理中
OUTBOUND
アウトバウンド接
続確立中
TERMINATE
終了処理中
ACCEPT
接続受け入れ(使
用可能な情報がな
い)
REFUSE
接続の拒否(使用
可能な情報がない)
要約
−
形式
string(1
6)
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
V$DISPATCHER.ST
ATUS
6. レコード
Dispatcher Interval(PI_PIDS)
Dispatcher Interval(PI_PIDS)
機能
Dispatcher Interval(PI_PIDS)レコードには,ディスパッチャー・プロセスについての,ある一定の時
間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。このレコードを収集するためには,マルチスレッ
ド・サーバ(MTS)構成である必要があります。
インスタンスのディスパッチャーごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタン
スレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
35
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PI_PIDS_NAME
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:334 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Accept
(ACCEPT)
説明
ディスパッチャーが新
しい接続を受け入れる
場合「YES」,受け入れ
ない場合「NO」を示
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
COPY
string(3
)
No
すべて
V$DISPATCHER.AC
CEPT
す。※ 1
Breaks
(BREAKS)
この接続で発生してい
るブレーク(一時中止)
数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$DISPATCHER.BR
EAKS
Busy
(BUSY)
インターバル中のディ
スパッチャーの合計ビ
ジー時間。1/100 秒単
AVG
double
Yes
すべて
V$DISPATCHER.BU
SY
位。※ 2
351
6. レコード
Dispatcher Interval(PI_PIDS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Busy %
(PERCENT_BUS
Y)
ディスパッチャーがビ
ジーだった割合。※ 2
AVG
double
No
すべて
(V$DISPATCHER.B
USY /
(V$DISPATCHER.B
USY +
V$DISPATCHER.ID
LE)) * 100
Bytes
(BYTES)
インターバル中にこの
ディスパッチャーが処
理したメッセージ容量。
AVG
double
Yes
すべて
V$DISPATCHER.BY
TES
AVG
ulong
Yes
すべて
V$DISPATCHER.CR
EATED
AVG
double
Yes
すべて
V$DISPATCHER.ID
LE
AVG
double
No
すべて
(V$DISPATCHER.ID
LE /
(V$DISPATCHER.B
USY +
V$DISPATCHER.ID
LE)) * 100
COPY
short
No
すべて
V$DISPATCHER.LIS
TENER
AVG
double
Yes
すべて
V$DISPATCHER.ME
SSAGES
COPY
string(1
28)
No
すべて
V$DISPATCHER.NE
TWORK
COPY
ulong
No
すべて
V$PROCESS.PID
WHERE
V$PROCESS.ADDR
=
V$DISPATCHER.PA
DDR
ディスパッチャーが所
有するサーキット数。※
AVG
ulong
No
すべて
V$DISPATCHER.OW
NED
Process Name
(NAME)
ディスパッチャー・プ
ロセス名。※ 1
COPY
string(5
)
No
すべて
V$DISPATCHER.NA
ME
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
バイト単位。※ 2
Created
(CREATED)
ディスパッチャーが作
※
成したサーキット数。
2
Idle
(IDLE)
インターバル中のディ
スパッチャーのアイド
ル状態時間。1/100 秒単
位。※ 2
Idle %
(PERCENT_IDL
E)
Listener
(LISTENER)
ディスパッチャーがア
イドル状態だった割合。
※2
リスナーからディス
パッチャーが受け取っ
た最新の Oracle エラー
番号。※ 1
Messages
(MESSAGES)
インターバルでディス
パッチャーが処理した
メッセージ数。※ 2
Network
(NETWORK)
ディスパッチャーがサ
ポートするネットワー
クプロトコル。
「TCP」,
「DECNET」など。※ 1
Oracle PID
(PID)
ディスパッチャー・プ
ロセスの Oracle プロセ
ス識別子。※ 1
Owned
(OWNED)
2
の収集終了時刻。※ 1
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
352
レコード名。常に
「PIDS」
。※ 1
6. レコード
Dispatcher Interval(PI_PIDS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Start Time
(START_TIME)
説明
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
COPY
string(1
6)
No
すべて
V$DISPATCHER.ST
ATUS
の収集開始時刻。※ 1
Status
(STATUS)
ディスパッチャーの状
態。※ 1
WAIT
アイドル
SEND
メッセージ接続送
信中
RECEIVE
メッセージ受信中
CONNECT
接続確立中
DISCONNECT
切断要求処理中
BREAK
ブレーク処理中
OUTBOUND
アウトバウンド接
続確立中
TERMINATE
終了処理中
ACCEPT
接続受け入れ(使
用可能な情報がな
い)
REFUSE
接続の拒否(使用
可能な情報がない)
353
6. レコード
Errorlog Detail(PD_PDEL)
Errorlog Detail(PD_PDEL)
機能
Errorlog Detail(PD_PDEL)レコードには,データベースのアラートファイルのエラーメッセージにつ
いての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。エラーメッセージごとに 1 つの
レコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
メッセージは,次に示すコードから始まります。
• DBA• EXP• IMP• LCC• OER• ORA• PCC• PLS• RTL• TNS注意
• 次に示す Oracle Database の初期化パラメーターの値が設定されていないと,このレコードは収集
できません。
・Oracle 11g より前のバージョンの場合:
「background_dump_dest」
・Oracle 11g 以降のバージョンの場合:
「diagnostic_dest」
• このレコードの収集をしている場合,PFM - Agent for Oracle の起動中にアラートファイルを削除
しないでください。
• レコード作成の対象は,アラートファイルの行の最初の文字列が,上記のコードとなるエラーメッ
セージです。次に示すような,コードが行末となるような形式のエラーメッセージは対象となりま
せん。
メッセージ ... (ORA-XXXX)
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
Collection Interval
600
○
Collection Offset
35
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDEL_ERROR_TIME
• PD_PDEL_ERROR_NUM
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
354
変更可否
6. レコード
Errorlog Detail(PD_PDEL)
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:806 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Error #
(ERROR_NUM)
エラー番号。
−
string(1
0)
No
すべて
データベースのアラー
トファイルとバックグ
ラウンド・プロセスの
アラートファイルから
取得
Error File
(ERROR_FILE)
エラーが発生したファ
イル名。フィールドの
値は絶対パスで出力さ
れる。
−
string(2
56)
No
すべて
データベースのアラー
トファイルとバックグ
ラウンド・プロセスの
アラートファイルから
取得
Error Time
(ERROR_TIME)
エラーが発生した時間。
−
string(2
4)
No
すべて
データベースのアラー
トファイルとバックグ
ラウンド・プロセスの
アラートファイルから
取得
Message
(MESSAGE)
エラーメッセージ。
−
string(5
12)
No
すべて
データベースのアラー
トファイルとバックグ
ラウンド・プロセスの
アラートファイルから
取得
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
Start Time
(START_TIME)
レコード名。常に
「PDEL」
。
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
355
6. レコード
GCS Stat Summary(PD_PDGC)
GCS Stat Summary(PD_PDGC)
機能
GCS Stat Summary(PD_PDGC)レコードには,Global Cache Service(GCS)についての,ある時点
での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは Oracle Real Application Clusters
用のレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
60
○
Collection Offset
0
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
Oracle Real Application Clusters インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:754 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
GC Blocks Corrupt
(GLOBAL_CACH
E_BLOCKS_CORR
UPT)
インターコネクト中に
破損またはチェックサ
ム障害が発生したブ
ロックの数。
−
ulong
No
すべて
GV$SYSSTAT.VALU
E WHERE NAME=
'gc blocks corrupt'
GROUP BY INST_ID
GC Blocks Lost
(GLOBAL_CACH
E_BLOCKS_LOST
)
インターコネクト中に
破損またはチェックサ
ム障害が発生し,グ
ローバル・キャッシュ
要求がタイムアウトし
た数。
−
double
No
すべて
GV$SYSSTAT.VALU
E WHERE NAME=
'gc blocks lost'
GROUP BY INST_ID
GC CRBlock Rec
Per MilliSec
(GLOBAL_CACH
E_CRBLOCK_REC
EIVE_PER_MILLI
SEC)
フォアグラウンド・プ
ロセスがインターコネ
クト経由で送信される
1CR ブロック当たりの
待機時間。ミリ秒単位。
−
double
No
すべて
(GLOBAL_CACHE_
CRBLOCK_RECEIV
E_TIME * 10) /
GLOBAL_CACHE_C
RBLOCKS_RECEIV
ED GROUP BY
INST_ID
356
6. レコード
GCS Stat Summary(PD_PDGC)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
GC CRBlock
Receive Time
(GLOBAL_CACH
E_CRBLOCK_REC
EIVE_TIME)
フォアグラウンド・プ
ロセスがインターコネ
クト経由で送信される
CR ブロックを待機した
合計時間。
−
double
No
すべて
GV$SYSSTAT.VALU
E WHERE NAME=
'gc cr block receive
time' GROUP BY
INST_ID
GC CRBlocks
Received
(GLOBAL_CACH
E_CRBLOCKS_RE
CEIVED)
受信したブロックの合
計数。
−
double
No
すべて
GV$SYSSTAT.VALU
E WHERE NAME=
'gc cr blocks received'
GROUP BY INST_ID
GC Convert Time
(GLOBAL_CACH
E_CONVERT_TIM
E)
ロック変換中の合計経
過時間。
−
double
No
すべて
GV$SYSSTAT.VALU
E WHERE NAME =
'global cache convert
time' GROUP BY
INST_ID
GC Converts
(GLOBAL_CACH
E_CONVERTS)
グローバル・キャッ
シュ内のロック変換の
回数。
−
double
No
すべて
GV$SYSSTAT.VALU
E WHERE NAME =
'global cache convert'
GROUP BY INST_ID
GC Get Per
MilliSec
(GLOBAL_CACH
E_GET_PER_MIL
LISEC)
1 つのリクエスト当たり
の待機時間。ミリ秒単
位。
−
double
No
すべて
(GLOBAL_CACHE_
GET_TIME * 10) /
GLOBAL_CACHE_G
ETS GROUP BY
INST_ID
GC Get Time
(GLOBAL_CACH
E_GET_TIME)
待機の合計時間。
−
double
No
すべて
GV$SYSSTAT.VALU
E WHERE NAME =
'global cache get time'
GROUP BY INST_ID
GC Gets
(GLOBAL_CACH
E_GETS)
取得されたロックの数。
−
double
No
すべて
GV$SYSSTAT.VALU
E WHERE NAME =
'global cache gets'
GROUP BY INST_ID
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
Start Time
(START_TIME)
レコード名。常に
「PDGC」。
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
357
6. レコード
GCS Stat Summary Interval(PI_PIGC)
GCS Stat Summary Interval(PI_PIGC)
機能
GCS Stat Summary Interval(PI_PIGC)レコードには,Global Cache Service(GCS)についての,あ
る一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは Oracle Real
Application Clusters 用のレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
60
○
Collection Offset
0
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
Oracle Real Application Clusters インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:874 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
GC Blocks Corrupt
(GLOBAL_CACH
E_BLOCKS_CORR
UPT)
インターコネクト中に
破損またはチェックサ
ム障害が発生したブ
ロックの数。※ 2
AVG
ulong
Yes
すべて
GV$SYSSTAT.VALU
E WHERE NAME=
'gc blocks corrupt'
GROUP BY INST_ID
GC Blocks Lost
(GLOBAL_CACH
E_BLOCKS_LOST
)
インターコネクト中に
破損またはチェックサ
ム障害が発生し,グ
ローバル・キャッシュ
要求がタイムアウトし
AVG
double
Yes
すべて
GV$SYSSTAT.VALU
E WHERE NAME=
'gc blocks lost'
GROUP BY INST_ID
AVG
double
No
すべて
(GLOBAL_CACHE_
CRBLOCK_RECEIV
E_TIME * 10) /
GLOBAL_CACHE_C
RBLOCKS_RECEIV
ED GROUP BY
INST_ID
た数。※ 2
GC CRBlock Rec
Per MilliSec
(GLOBAL_CACH
E_CRBLOCK_REC
EIVE_PER_MILLI
SEC)
358
フォアグラウンド・プ
ロセスがインターコネ
クト経由で送信される
1CR ブロック当たりの
待機時間。ミリ秒単位。
※2
6. レコード
GCS Stat Summary Interval(PI_PIGC)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
GC CRBlock
Receive Time
(GLOBAL_CACH
E_CRBLOCK_REC
EIVE_TIME)
フォアグラウンド・プ
ロセスがインターコネ
クト経由で送信される
CR ブロックを待機した
GC CRBlocks
Received
(GLOBAL_CACH
E_CRBLOCKS_RE
CEIVED)
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
double
Yes
すべて
GV$SYSSTAT.VALU
E WHERE NAME=
'gc cr block receive
time' GROUP BY
INST_ID
受信したブロックの合
計数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
GV$SYSSTAT.VALU
E WHERE NAME=
'gc cr blocks received'
GROUP BY INST_ID
GC Convert Time
(GLOBAL_CACH
E_CONVERT_TIM
E)
ロック変換中の合計経
過時間。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
GV$SYSSTAT.VALU
E WHERE NAME =
'global cache convert
time' GROUP BY
INST_ID
GC Converts
(GLOBAL_CACH
E_CONVERTS)
グローバル・キャッ
シュ内のロック変換の
回数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
GV$SYSSTAT.VALU
E WHERE NAME =
'global cache convert'
GROUP BY INST_ID
GC Get Per
MilliSec
(GLOBAL_CACH
E_GET_PER_MIL
LISEC)
1 つのリクエスト当たり
の待機時間。ミリ秒単
AVG
double
No
すべて
(GLOBAL_CACHE_
GET_TIME * 10) /
GLOBAL_CACHE_G
ETS GROUP BY
INST_ID
GC Get Time
(GLOBAL_CACH
E_GET_TIME)
待機の合計時間。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
GV$SYSSTAT.VALU
E WHERE NAME =
'global cache get
time'GROUP BY
INST_ID
取得されたロックの数。
AVG
double
Yes
すべて
GV$SYSSTAT.VALU
E WHERE NAME =
'global cache gets'
GROUP BY INST_ID
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
GC Gets
(GLOBAL_CACH
E_GETS)
Record Time
(RECORD_TIME)
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
Start Time
(START_TIME)
合計時間。※ 2
位。※ 2
※2
「PIGC」。※ 1
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。※ 1
359
6. レコード
Instance(PD_PDI)
Instance(PD_PDI)
機能
Instance(PD_PDI)レコードには,インスタンスについての,ある時点での状態を示すパフォーマンス
データが格納されます。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
50
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:1,128 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Host
(HOST)
接続しているインスタンス
が起動されている,物理ホ
スト名。
−
string(6
4)
No
すべて
V$INSTANCE.HOST
_NAME
ORACLE_HOM
E
(ORACLE_HO
ME)
ORACLE_HOME 環境変
数。
−
string(2
55)
No
すべて
−
ORACLE_SID
(ORACLE_SI
D)
ORACLE_SID 環境変数。
−
string(3
0)
No
すべて
−
Record Time
(RECORD_TI
ME)
レコードに格納されたパ
フォーマンスデータの収集
終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_REC
ORD_TYPE)
レコード名。常に「PDI」
。
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
360
6. レコード
Instance(PD_PDI)
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Restricted Mode
(RESTRICTE
D_MODE)
このフィールドは,サポー
ト対象外である。制限付き
モードであれば「1」,制限
付きモードでなければ
「0」
。
−
short
No
対象外
V$INSTANCE.LOGI
NS
SGA Database
Buffers
(SGA_DATAB
ASE_BUFFERS
)
SGA データベース・バッ
ファのメモリー容量。バイ
ト単位。
−
double
No
すべて
V$SGA.VALUE
where V$SGA.NAME
= 'Database Buffers'
SGA Fixed Size
(SGA_FIXED_
SIZE)
SGA の固定メモリー容量。
バイト単位。
−
double
No
すべて
V$SGA.VALUE
where V$SGA.NAME
= 'Fixed Size'
SGA Redo
Buffers
(SGA_REDO_
BUFFERS)
SGA REDO バッファのメ
モリー容量。バイト単位。
−
double
No
すべて
V$SGA.VALUE
where V$SGA.NAME
= 'Redo Buffers'
SGA Variable
Size
(SGA_VARIAB
LE_SIZE)
SGA の可変メモリー容量。
バイト単位。
−
double
No
すべて
V$SGA.VALUE
where V$SGA.NAME
= 'Variable Size'
Session Current
(SESSION_C
URRENT)
現在の同時ユーザー・セッ
ション数。
−
ulong
No
すべて
V$LICENSE.SESSIO
NS_CURRENT
Session
Highwater
(SESSION_HI
GHWATER)
インスタンスが開始してか
らの同時ユーザー・セッ
ションの最大数。
−
ulong
No
すべて
V$LICENSE.SESSIO
NS_HIGHWATER
Sessions Max
(SESSIONS_
MAX)
インスタンスに認められて
いる最大同時ユーザー・
セッション数。
−
ulong
No
すべて
V$LICENSE.SESSIO
NS_MAX
Sessions
Warning
(SESSIONS_
WARNING)
インスタンスの同時ユー
ザー・セッションの警告限
界。
−
ulong
No
すべて
V$LICENSE.SESSIO
NS_WARNING
Shutdown
Pending
(SHUTDOWN
_PENDING)
シャットダウンが保留中で
あれば「1」,保留中でなけ
れば「0」。
−
short
No
すべて
V$INSTANCE.SHUT
DOWN_PENDING
Start Time
(START_TIM
E)
レコードに格納されたパ
フォーマンスデータの収集
開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Startup Time
(STARTUP_TI
ME)
開始日時。
−
string(2
0)
No
すべて
V$INSTANCE.STAR
TUP_TIME
Users Max
(USERS_MAX)
データベースで認められて
いる最大ユーザー数。
−
ulong
No
すべて
V$LICENSE.USERS
_MAX
Version
(VERSION)
Oracle Database のバー
ジョン。
−
string(2
0)
No
すべて
PRODUCT_COMPO
NENT_VERSION
361
6. レコード
Instance Availability(PD_PDIA)
Instance Availability(PD_PDIA)
機能
Instance Availability(PD_PDIA)レコードには,インスタンスの有効性についての,ある時点での状態
を示すパフォーマンスデータが格納されます。このレコードは,Oracle Database への接続を試み,接続
に成功した場合は直ちに切断を行います。そのため,ほかのレコードのデータ収集により,すでに Oracle
Database に接続している場合,一時的に接続が 2 本になります。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
60
○
Collection Offset
0
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:695 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Availability
(AVAILABILITY)
説明
可用性ステータス。※ 3
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
−
short
No
すべて
Agent Collector
※4
有効な値は,
「0(停
止)」または「1(稼
働)」。Oracle Database
に接続できなければ「0
(停止)」。
Oracle Database に接
続できれば「1(稼
働)」。
Collect Time
(COLLECT_TIME)
Oracle Database への
接続,切断処理に掛
かった時間(ミリ秒)
。
−
long
No
すべて
Agent Collector
Error #
(ERROR_NUM)
Oracle Database に接
続を試みてエラーと
なった場合,エラー
−
string(1
0)
No
すべて
Agent Collector
コード。※ 5
接続できた場合,空白。
362
6. レコード
Instance Availability(PD_PDIA)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Record Time
(RECORD_TIME)
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
Start Time
(START_TIME)
説明
要約
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
レコード名。常に
「PDIA」
。
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4)
No
すべて
Agent Collector
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
注※ 3
Availability フィールドは,PFM - Agent for Oracle のインスタンス環境を構築する際に指定する,イ
ンスタンス情報の sqlnet の指定値により,次の表のように意味が異なります。
表 6-11 sqlnet の指定値と Availability フィールドの関係
sqlnet の指定値
Oracle 接続形態
Availability フィールド
Y
リスナーを経由して Oracle
Database へ接続
リスナー,および Oracle Database の
可用性ステータス
N
リスナーを経由しないで Oracle
Database へ接続
Oracle Database だけの可用性ステー
タス
インスタンス環境構築の詳細については,
「2.1.4 PFM - Agent for Oracle のセットアップ手順」およ
び「3.1.4 PFM - Agent for Oracle のセットアップ手順」を参照してください。
注※ 4
PD_PDIA レコードは Oracle Database への接続を試みるため,PD_PDIA レコード収集前に Oracle
インスタンスに認められている最大同時ユーザー・セッション数に達している場合,PD_PDIA レ
コードの Availability フィールドでは「0(停止)
」を示しますが,その他のレコードが正常に取得で
きる場合があります。
また,レコード収集中に Oracle インスタンスが稼働を停止した場合,PD_PDIA レコードの
Availability フィールドでは「0(停止)
」を示しますが,その他のレコードが正常に取得できる場合
があります。
また,レコード収集中に停止していた Oracle インスタンスが稼働した場合,PD_PDIA レコードの
Availability フィールドでは「1(稼働)
」を示しますが,その他のレコードが取得できない場合があ
ります。
注※ 5
Error # フィールドの出力例と対応するメッセージコードを次の表に示します。次の表のエラーコー
ドは,Oracle が物理的に切断されている場合に出力されます。Oracle のメッセージコードに対応す
るメッセージの詳細は,Oracle のマニュアルを参照してください。
表 6-12 Error # フィールドの出力例と対応するメッセージコード
Error # フィールドの出力例
(Oracle のエラーコード)
対応する Oracle のメッセージコード
28
ORA-00028
1012
ORA-01012
363
6. レコード
Instance Availability(PD_PDIA)
Error # フィールドの出力例
(Oracle のエラーコード)
364
対応する Oracle のメッセージコード
3113
ORA-03113
3114
ORA-03114
12571
ORA-12571
6. レコード
Latch(PD_PDLA)
Latch(PD_PDLA)
機能
Latch(PD_PDLA)レコードには,ラッチについての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが
格納されます。インスタンスのラッチごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インス
タンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
10
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDLA_LATCH_NUM
• PD_PDLA_LEVEL_NUM
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:284 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Addr
(ADDR)
ラッチのアドレス。
−
string
(16)
No
すべて
V$LATCH.ADDR
Gets
(GETS)
willing-to-wait
モードの要求で
ラッチを獲得した
回数。
−
double
No
すべて
V$LATCH.GETS
Immediate Gets
(IMMEDIATE_GETS)
no wait モードの
要求でラッチを獲
得した回数。
−
double
No
すべて
V$LATCH.IMMED
IATE_GETS
Immediate Hit %
(IMMEDIATE_HIT_PERCENTAG
E)
no wait モードの
ラッチヒット率(1
度目の獲得試行で
獲得できた割合)
。
−
double
No
すべて
(V$LATCH.IMME
DIATE_GETS/
(V$LATCH.IMME
DIATE_GETS +
V$LATCH.IMMED
IATE_MISSES))*
100
Immediate Misses
(IMMEDIATE_MISSES)
no wait モードの
要求でラッチの獲
得に失敗した回数。
−
double
No
すべて
V$LATCH.IMMED
IATE_MISSES
365
6. レコード
Latch(PD_PDLA)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Latch #
(LATCH_NUM)
ラッチ番号。
−
short
No
すべて
V$LATCH.LATCH
#
Latch Name
(NAME)
ラッチ名。
−
string
(50)
No
すべて
V$LATCHNAME.
NAME
Level #
(LEVEL_NUM)
ラッチ・レベル。
−
double
No
すべて
V$LATCH.LEVEL
#
Misses
(MISSES)
willing-to-wait
モードの要求で
ラッチの獲得を試
みて,1 度目の獲
得に失敗した回数。
−
double
No
すべて
V$LATCH.MISSE
S
OS PID
(OS_PID)
OS のクライアン
ト・プロセス ID。
−
string
(12)
No
すべて
V$SESSION.PRO
CESS where
V$LATCHHOLDE
R.SID =
V$SESSION.SID
OS User
(OS_USER)
OS のクライアン
ト・ユーザー名。
−
string
(30)
No
すべて
V$SESSION.OSU
SER where
V$LATCHHOLDE
R.SID =
V$SESSION.SID
Oracle PID
(PID)
ラッチを保有して
いるプロセス識別
子。
−
ulong
No
すべて
V$LATCHHOLDE
R.PID
Program
(PROGRAM)
実行しているプロ
グラム名。
−
string
(48)
No
すべて
V$SESSION.PRO
GRAM where
V$LATCHHOLDE
R.SID =
V$SESSION.SID
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDLA」。
−
string
(4)
No
すべて
Agent Collector
SID
(SID)
ラッチを所有して
いるセッションの
識別子。
−
ulong
No
すべて
V$LATCHHOLDE
R.SID
Sleeps
(SLEEPS)
待機が必要なとき
にスリープした回
数。
−
double
No
すべて
V$LATCH.SLEEP
S
Spin Gets
(SPIN_GETS)
1 回目は失敗だっ
たが,スピン中に
成功した待機可能
なラッチの要求数。
−
double
No
すべて
V$LATCH.SPIN_G
ETS
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
User
(USERNAME)
Oracle ユーザー
名。
−
string
(30)
No
すべて
V$SESSION.USE
RNAME
Waiters Woken
(WAITERS_WOKEN)
待機のスリープが
解除された回数。
−
double
No
すべて
V$LATCH.WAITE
RS_WOKEN
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
366
6. レコード
Latch(PD_PDLA)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Waits Holding Latch
(WAITS_HOLDING_LATCH)
ほかのラッチが保
有されているとき
に発生した待機数。
−
double
No
すべて
V$LATCH.WAITS_
HOLDING_LATC
H
Willing To Wait Hit %
(WILLING_TO_WAIT_HIT_PERC
ENTAGE)
willing-to-wait
モードのラッチ
ヒット率(1 度目
の獲得試行で獲得
できた割合)
。
−
double
No
すべて
((V$LATCH.GETS
V$LATCH.MISSE
S) /
V$LATCH.GETS) *
100
367
6. レコード
Latch Interval(PI_PILA)
Latch Interval(PI_PILA)
機能
Latch Interval(PI_PILA)レコードには,ラッチについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマ
ンスデータが格納されます。インスタンスのラッチごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,
複数インスタンスレコードです。
Oracle の静的ディクショナリー・ビュー V$LATCH の ADDR 列のデータがすべての行で同一となるバー
ジョンの Oracle を監視する場合,このレコードは正常に動作しません。この場合,ラッチについての監視
を行うには,Latch(PD_PDLA)レコードを使用してください。
ADDR 列のデータがすべての行で同一であるかどうかは,Oracle の sqlplus コマンドで次の SQL 文を
実行し,すべての行が同一の値となるかどうかで確認してください。
"SELECT ADDR FROM V$LATCH"
sqlplus コマンドの詳細については,Oracle のマニュアルを参照してください。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
5
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PI_PILA_ADDR
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:416 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Addr
(ADDR)
Gets
(GETS)
368
説明
要約
形式
ラッチのアドレス。
COPY
string
(16)
No
すべて
V$LATCH.ADDR
AVG
double
Yes
すべて
V$LATCH.GETS
※1
willing-to-wait
モードの要求で
ラッチを獲得した
回数。※ 2
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
6. レコード
Latch Interval(PI_PILA)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Immediate Gets
(IMMEDIATE_GETS)
説明
no wait モードの
ラッチヒット率(1
度目の獲得試行で
獲得できた割合)
。
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
AVG
double
Yes
すべて
V$LATCH.IMMED
IATE_GETS
AVG
double
No
すべて
(V$LATCH.IMME
DIATE_GETS/
(V$LATCH.IMME
DIATE_GETS +
V$LATCH.IMMED
IATE_MISSES)) *
100
AVG
double
Yes
すべて
V$LATCH.IMMED
IATE_MISSES
※2
Immediate Hit %
(IMMEDIATE_HIT_PERCENTAG
E)
no wait モードの
ラッチヒット率(1
度目の獲得試行で
獲得できた割合)
。
※2
Immediate Misses
(IMMEDIATE_MISSES)
no wait モードの
要求でラッチの獲
得に失敗した回数。
※2
Latch #
(LATCH_NUM)
ラッチ番号。※ 1
COPY
double
No
すべて
V$LATCH.LATCH
#
Latch Name
(NAME)
ラッチ名。※ 1
COPY
string
(50)
No
すべて
V$LATCHNAME.
NAME
ラッチ・レベル。
COPY
double
No
すべて
V$LATCH.LEVEL
#
AVG
double
Yes
すべて
V$LATCH.MISSE
S
COPY
string
(12)
No
すべて
V$SESSION.PRO
CESS where
V$LATCHHOLDE
R.SID =
V$SESSION.SID
COPY
string
(30)
No
すべて
V$SESSION.OSU
SER where
V$LATCHHOLDE
R.SID =
V$SESSION.SID
Level #
(LEVEL_NUM)
Misses
(MISSES)
※1
willing-to-wait
モードの要求で
ラッチの獲得を試
みて,1 度目の獲
得に失敗した回数。
※2
OS PID
(OS_PID)
OS のクライアン
ト・プロセス ID。
※1
OS User
(OS_USER)
OS のクライアン
ト・ユーザー名。
※1
Oracle PID
(PID)
ラッチを保有して
いるプロセス識別
子。※ 1
COPY
ulong
No
すべて
V$LATCHHOLDE
R.PID
Program
(PROGRAM)
実行しているプロ
グラム名。※ 1
COPY
string
(48)
No
すべて
V$SESSION.PRO
GRAM where
V$LATCHHOLDE
R.SID =
V$SESSION.SID
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PILA」。※ 1
COPY
string
(4)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
369
6. レコード
Latch Interval(PI_PILA)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
SID
(SID)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
ラッチを所有して
いるセッションの
COPY
ulong
No
すべて
V$LATCHHOLDE
R.SID
AVG
double
Yes
すべて
V$LATCH.SLEEP
S
AVG
double
Yes
すべて
V$LATCH.SPIN_G
ETS
識別子。※ 1
Sleeps
(SLEEPS)
待機が必要なとき
にスリープした回
数。※ 2
Spin Gets
(SPIN_GETS)
1 回目は失敗だっ
たが,スピン中に
成功した待機可能
なラッチの要求数。
※2
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
User
(USERNAME)
Oracle ユーザー
COPY
string
(30)
No
すべて
V$SESSION.USE
RNAME
Waiters Woken
(WAITERS_WOKEN)
待機のスリープが
解除された回数。
AVG
double
Yes
すべて
V$LATCH.WAITE
RS_WOKEN
AVG
double
Yes
すべて
V$LATCH.WAITS_
HOLDING_LATC
H
AVG
double
No
すべて
((V$LATCH.GETS
V$LATCH.MISSE
S) /
V$LATCH.GETS) *
100
名。※ 1
※2
Waits Holding Latch
(WAITS_HOLDING_LATCH)
ほかのラッチが保
有されているとき
に発生した待機数。
※2
Willing To Wait Hit %
(WILLING_TO_WAIT_HIT_PERC
ENTAGE)
370
willing-to-wait
モードのラッチ
ヒット率(1 度目
の獲得試行で獲得
できた割合)。※ 2
6. レコード
Library Cache(PD_PDLC)
Library Cache(PD_PDLC)
機能
Library Cache(PD_PDLC)レコードには,ライブラリー・キャッシュの管理についての,ある時点での
状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。ライブラリー・キャッシュごとに 1 つのレコードが作
られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
35
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDLC_NAMESPACE
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:88 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Get Hit %
(GET_HIT_PERCENTAGE)
Gets フィールドに
対する Get Hits
フィールドの割合。
−
double
No
すべて
(V$LIBRARYCAC
HE.GETHITS /
V$LIBRARYCACH
E.GETS) * 100
Get Hits
(GET_HITS)
ハンドルがすでに
キャッシュに割り
当てられていた回
数。割り当てられ
ていなければミス
となり,ハンドル
を割り当てて
キャッシュに挿入
する。
−
double
No
すべて
V$LIBRARYCACH
E.GETHITS
Gets
(GETS)
システムがこの
ネームスペースに
あるライブラ
リー・オブジェク
トに対してハンド
ルを要求した回数。
−
double
No
すべて
V$LIBRARYCACH
E.GETS
371
6. レコード
Library Cache(PD_PDLC)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Invalidations
(INVALIDATIONS)
非永続ライブラ
リー・オブジェク
ト(共有 SQL 領域
など)が無効だっ
た回数。
−
double
No
すべて
V$LIBRARYCACH
E.INVALIDATION
S
Miss %
(MISS_PERCENTAGE)
ライブラリー・
キャッシュ内でシ
ステムがキャッ
シュ内のオブジェ
クトに確保要求を
発行した回数に対
するリロードされ
た回数の割合。
−
double
No
すべて
(V$LIBRARYCAS
HE.RELOADS /
V$LIBRARYCASH
E.PINS) * 100
Namespace
(NAMESPACE)
ライブラリー・
キャッシュのネー
ムスペース。
−
string
(15)
No
すべて
V$LIBRARYCACH
E.NAMESPACE
Pin Hit %
(PIN_HIT_PERCENTAGE)
Pins フィールドに
対する Pin Hits
フィールドの割合。
−
double
No
すべて
(V$LIBRARYCAC
HE.PINHITS /
V$LIBRARYCACH
E.PINS) * 100
Pin Hits
(PIN_HITS)
システムが確保ま
たはアクセスして
いるオブジェクト
が,すでにキャッ
シュに割り当てら
れて初期化されて
いた回数。
−
double
No
すべて
V$LIBRARYCACH
E.PINHITS
Pins
(PINS)
オブジェクトにア
クセスするために,
システムがキャッ
シュ内のオブジェ
クトに確保要求を
発行した回数。
−
double
No
すべて
V$LIBRARYCACH
E.PINS
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDLC」。
−
string
(4)
No
すべて
Agent Collector
Reloads
(RELOADS)
ライブラリー・オ
ブジェクトが最近
使われていない,
または無効になっ
ているために,そ
のライブラリー・
オブジェクトを再
度初期化してデー
タをロードする必
要があった回数。
−
double
No
すべて
V$LIBRARYCACH
E.RELOADS
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
372
6. レコード
Library Cache Interval(PI_PILC)
Library Cache Interval(PI_PILC)
機能
Library Cache Interval(PI_PILC)レコードには,ライブラリー・キャッシュについての,ある一定の
時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。ライブラリー・キャッシュごとに 1 つのレコー
ドが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
25
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PI_PILC_NAMESPACE
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:196 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Get Hit %
(GET_HIT_PERCENTAGE)
説明
インターバル中の
Gets フィールドに
対する Get Hits
フィールドの割合。
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
AVG
double
No
すべて
(V$LIBRARYCAC
HE.GETHITS /
V$LIBRARYCACH
E.GETS) * 100
※2
Get Hits
(GET_HITS)
インターバル中の
ハンドルがすでに
キャッシュに割り
当てられている回
数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$LIBRARYCACH
E.GETHITS
Gets
(GETS)
インターバル中の
システムがこの
ネームスペースに
あるライブラ
リー・オブジェク
トに対してハンド
ルを要求した回数。
AVG
double
Yes
すべて
V$LIBRARYCACH
E.GETS
※2
373
6. レコード
Library Cache Interval(PI_PILC)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Invalidations
(INVALIDATIONS)
非永続ライブラ
リー・オブジェク
ト(共有 SQL 領域
など)が無効だっ
た回数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$LIBRARYCACH
E.INVALIDATION
S
Miss %
(MISS_PERCENTAGE)
ライブラリー・
キャッシュ内でシ
ステムがキャッ
シュ内のオブジェ
クトに確保要求を
発行した回数に対
するリロードされ
AVG
double
No
すべて
(V$LIBRARYCAC
HE.RELOADS /
V$LIBRARYCASH
E.PINS) * 100
COPY
string
(15)
No
すべて
V$LIBRARYCACH
E.NAMESPACE
AVG
double
No
すべて
(V$LIBRARYCAC
HE.PINHITS /
V$LIBRARYCACH
E.PINS) * 100
た回数の割合。※ 2
Namespace
(NAMESPACE)
ライブラリー・
キャッシュのネー
ムスペース。※ 1
Pin Hit %
(PIN_HIT_PERCENTAGE)
インターバル中の
Pins フィールドに
対する Pin Hits
フィールドの割合。
※2
Pin Hits
(PIN_HITS)
インターバル中の,
システムが確保ま
たはアクセスして
いるオブジェクト
が,すでにキャッ
シュに割り当てら
れて初期化されて
いる回数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$LIBRARYCACH
E.PINHITS
Pins
(PINS)
インターバル中の,
オブジェクトにア
クセスするために,
システムがキャッ
シュ内のオブジェ
クトに確保要求を
発行した回数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$LIBRARYCACH
E.PINS
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
COPY
string
(4)
No
すべて
Agent Collector
AVG
double
Yes
すべて
V$LIBRARYCACH
E.RELOADS
了時刻。※ 1
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
Reloads
(RELOADS)
レコード名。常に
「PILC」。※ 1
インターバル中の,
ライブラリー・オ
ブジェクトが最近
使われていない,
または無効になっ
ているために,そ
のライブラリー・
オブジェクトを再
度初期化して,
データをロードす
る必要があった回
数。※ 2
374
6. レコード
Library Cache Interval(PI_PILC)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Start Time
(START_TIME)
説明
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。※ 1
要約
形式
COPY
time_t
デル
タ
No
サポー
ト VR
すべて
データソース
Agent Collector
375
6. レコード
Lock(PD_PDLO)
Lock(PD_PDLO)
機能
Lock(PD_PDLO)レコードには,ロックについての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが
格納されます。インスタンス中のロックごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数イン
スタンスレコードです。
このレコードのパフォーマンスデータが表示できない場合,Oracle の静的ディクショナリー・ビュー
DBA_WAITERS を作成してください。静的ディクショナリー・ビュー DBA_WAITERS を作成するため
には,Oracle が提供する CATBLOCK.SQL スクリプトを実行する必要があります。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
55
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDLO_ADDR
• PD_PDLO_SID
ライフタイム
ロック開始からロック解除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:197 バイト
フィールド
PFM - View
名
(PFM Manager 名)
Addr
(ADDR)
Blocking
(BLOCKI
NG)
376
説明
ロックのアドレス。
ロックがほかのロックを
ブロックしているかどう
か。ブロックしていれば
「1」
。ブロックしていな
ければ「0」。
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
−
string(16
)
No
すべて
V$LOCK.KADDR
−
short
No
すべて
V$LOCK.BLOCK
6. レコード
Lock(PD_PDLO)
PFM - View
名
(PFM Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Blocking
Sessions
(BLOCKI
NG_SESSI
ONS)
ロックを待つことによっ
て,ブロックされている
セッション数。
−
ulong
No
すべて
count(WAITING_SE
SSION) from
DBA_WAITERS
where
DBA_WAITERS.LO
CK_ID1 = ID1 and
DBA_WAITERS.LO
CK_ID2 = ID2 and
DBA_WAITERS.HO
LDING_SESSION =
SID and
DBA_WAITERS.MO
DE_HELD =
LOCK_MODE
Current
Mode Time
(CURREN
T_MODE_T
IME)
現在のモードが認められ
てからの時間。
−
ulong
No
すべて
V$LOCK.CTIME
ID1
(ID1)
ロック識別子 #1。
−
ulong
No
すべて
V$LOCK.ID1
ID2
(ID2)
ロック識別子 #2。
−
ulong
No
すべて
V$LOCK.ID2
Lock Mode
(LOCK_M
ODE)
ロック・モード。有効な
値は,「1(null)
」,「2
(row share)」
,「3(row
exclusive)」
,「4
(share)」,
「5(share
row exclusive)」
,「6
(exclusive)」
。
−
string(20
)
No
すべて
V$LOCK.LMODE
Program
(PROGRA
M)
実行しているプログラム
名。
−
string(48
)
No
すべて
V$SESSION.PROGR
AM where
V$LOCK.SID =
V$SESSION.SID
Record Time
(RECORD
_TIME)
レコードに格納されたパ
フォーマンスデータの収
集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_R
ECORD_TY
PE)
レコード名。常に
「PDLO」。
−
string(4)
No
すべて
Agent Collector
Request
Mode
(REQUES
T_MODE)
要求されているロック・
モード。このフィールド
の有効な値は「1
(null)
」,「2(row
share)」
,「3(row
exclusive)」
,「4
(share)」,「5(share
row exclusive)」
,「6
(exclusive)」
。
−
string(20
)
No
すべて
V$LOCK.REQUEST
ロックを保持している
セッションの識別子。
−
ulong
No
すべて
V$LOCK.SID
SID
(SID)
377
6. レコード
Lock(PD_PDLO)
PFM - View
名
(PFM Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Start Time
(START_T
IME)
レコードに格納されたパ
フォーマンスデータの収
集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Type
(TYPE)
ロックのタイプ。
−
string(2)
No
すべて
V$LOCK.TYPE
Type Text
(TYPE_TE
XT)
ロックのタイプの詳細。
−
string(32
)
No
すべて
V$LOCK.TYPE
User
(USERNA
ME)
Oracle ユーザー名。
−
string(30
)
No
すべて
V$SESSION.USER
NAME where
V$LOCK.SID =
V$SESSION.SID
378
6. レコード
Lock Activity Interval(PI_PIPL)
Lock Activity Interval(PI_PIPL)
機能
Lock Activity Interval(PI_PIPL)レコードには,発生した PCM ロック変換についての,ある一定の時
間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。PCM ロック変換が発生するごとに 1 つのレコー
ドが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。また,このレコードは,Oracle Real
Application Clusters 用のレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
55
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PI_PIPL_INITIAL_STATE
• PI_PIPL_FINAL_STATE
ライフタイム
Oracle インスタンスの開始から停止まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:84 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
Action
(ACTION)
ロック変換の説
Conversions
(CONVERSIONS)
ロック操作の実行
回数。※ 2
Oracle 非推奨の
パフォーマンス
ビューから値を取
得するため,正し
い値を収集できな
い。
※1
明。
Oracle 非推奨の
パフォーマンス
ビューから値を取
得するため,正し
い値を収集できな
い。
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
COP
Y
strin
g(55)
No
すべて
V$LOCK_ACTI
VITY.ACTION_
VAL
AVG
long
Yes
すべて
V$LOCK_ACTI
VITY.COUNTE
R
379
6. レコード
Lock Activity Interval(PI_PIPL)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Final State
(FINAL_STATE)
Initial State
(INITIAL_STATE)
Record Time
(RECORD_TIME)
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
Start Time
(START_TIME)
380
説明
要約
形式
COP
Y
strin
g(5)
No
すべて
V$LOCK_ACTI
VITY.TO_VAL
COP
Y
strin
g(5)
No
すべて
V$LOCK_ACTI
VITY.FROM_V
AL
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。※ 1
COP
Y
time_
t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PIPL」。※ 1
COP
Y
strin
g(4)
No
すべて
Agent Collector
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。※ 1
COP
Y
time_
t
No
すべて
Agent Collector
PCM ロック最終
状態。※ 1
Oracle 非推奨の
パフォーマンス
ビューから値を取
得するため,正し
い値を収集できな
い。
PCM ロック初期
※1
状態。
Oracle 非推奨の
パフォーマンス
ビューから値を取
得するため,正し
い値を収集できな
い。
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
6. レコード
Lock Interval(PI_PILO)
Lock Interval(PI_PILO)
機能
Lock Interval(PI_PILO)レコードには,ロックについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマン
スデータが格納されます。インスタンス中のロックごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,
複数インスタンスレコードです。
このレコードのパフォーマンスデータが表示できない場合,Oracle の静的ディクショナリー・ビュー
DBA_WAITERS を作成してください。静的ディクショナリー・ビュー DBA_WAITERS を作成するため
には,Oracle が提供する CATBLOCK.SQL スクリプトを実行する必要があります。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
55
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PI_PILO_ADDR
• PI_PILO_SID
ライフタイム
ロック開始からロック解除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:217 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Addr
(ADDR)
ロックのアドレス。※ 1
COPY
string(1
6)
No
すべて
V$LOCK.KADDR
Blocking
(BLOCKING)
ロックがほかのロック
をブロックしているか
どうか。ブロックして
いれば「1」
。ブロック
COPY
short
No
すべて
V$LOCK.BLOCK
していなければ「0」
。※
1
381
6. レコード
Lock Interval(PI_PILO)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Blocking Sessions
(BLOCKING_SE
SSIONS)
説明
ロックを待つことに
よって,ブロックされ
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
COPY
ulong
No
すべて
count(WAITING_SES
SION) from
DBA_WAITERS
where
DBA_WAITERS.LOC
K_ID1 = ID1 and
DBA_WAITERS.LOC
K_ID2 = ID2 and
DBA_WAITERS.HOL
DING_SESSION =
SID and
DBA_WAITERS.MO
DE_HELD =
LOCK_MODE
ているセッション数。※
1
Current Mode Time
(CURRENT_MO
DE_TIME)
現在のモードが認めら
れてからの時間。※ 2
AVG
ulong
Yes
すべて
V$LOCK.CTIME
ID1
(ID1)
ロック識別子 #1。※ 1
COPY
double
No
すべて
V$LOCK.ID1
ID2
(ID2)
ロック識別子 #2。※ 1
COPY
double
No
すべて
V$LOCK.ID2
ロック・モード。有効
な値は,
「1(null)」,
「2(row share)
」,「3
(row exclusive)」,「4
(share)」,
「5(share
row exclusive)」,「6
COPY
string(2
0)
No
すべて
V$LOCK.LMODE
Lock Mode
(LOCK_MODE)
(exclusive)」。※ 1
Program
(PROGRAM)
実行しているプログラ
ム名。※ 1
COPY
string(4
8)
No
すべて
V$SESSION.PROGR
AM where
V$LOCK.SID =
V$SESSION.SID
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
COPY
string(2
0)
No
すべて
V$LOCK.REQUEST
COPY
ulong
No
すべて
V$LOCK.SID
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
Request Mode
(REQUEST_MOD
E)
※1
「PILO」。
要求されているロック・
モード。このフィール
ドの有効な値は「1
(null)」
,「2(row
share)」
,「3(row
exclusive)」,「4
(share)」,「5(share
row exclusive)」,「6
(exclusive)」。※ 1
SID
(SID)
ロックを保持または取
得しているセッション
の識別子。※ 1
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。※ 1
382
6. レコード
Lock Interval(PI_PILO)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Type
(TYPE)
ロックのタイプ。※ 1
COPY
string(2
)
No
すべて
V$LOCK.TYPE
Type Text
(TYPE_TEXT)
ロックのタイプの詳細。
COPY
string(3
2)
No
すべて
V$LOCK.TYPE
User
(USERNAME)
Oracle ユーザー名。※ 1
COPY
string(3
0)
No
すべて
V$SESSION.USERN
AME where
V$LOCK.SID =
V$SESSION.SID
※1
383
6. レコード
Lock Waiters(PD_PDLW)
Lock Waiters(PD_PDLW)
機能
Lock Waiters(PD_PDLW)レコードには,ロックを待機しているすべてのセッションおよびロックを保
留中のセッションについての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。セッショ
ンが待機しているロックごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコー
ドです。
このレコードのパフォーマンスデータが表示できない場合,Oracle の静的ディクショナリー・ビュー
DBA_WAITERS を作成してください。静的ディクショナリー・ビュー DBA_WAITERS を作成するため
には,Oracle が提供する CATBLOCK.SQL スクリプトを実行する必要があります。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
60
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
デッドロック開始から終了まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:428 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Holding OS PID
(HOLDING_PID)
保留しているセッショ
ンに対応する OS のク
ライアント・プロセス
ID。
−
string(3
0)
No
すべて
V$SESSION.PROCE
SS
Holding Session
(HOLDING_SESS
ION)
ロックを保留している
セッションの識別子。
−
ulong
No
すべて
DBA_WAITERS.HOL
DING_SESSION
Holding User
(HOLDING_USE
R)
保留しているセッショ
ンに対応するユーザー
名。
−
string(3
0)
No
すべて
V$SESSION.USERN
AME
Lock ID1
(LOCK_ID1)
ロック ID1。
−
string(4
0)
No
すべて
DBA_WAITERS.LOC
K_ID1
384
6. レコード
Lock Waiters(PD_PDLW)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Lock ID2
(LOCK_ID2)
ロック ID2。
−
string(4
0)
No
すべて
DBA_WAITERS.LOC
K_ID2
Lock Type
(TYPE)
ロックの種類。
−
string(3
0)
No
すべて
DBA_WAITERS.TYP
E
Mode Held
(MODE_HELD)
データ収集時に保留さ
れていたロックのモー
ド。
−
string(4
0)
No
すべて
DBA_WAITERS.MO
DE_HELD
Mode Requested
(MODE_REQUES
TED)
データ収集時に要求さ
れていたロックのモー
ド。
−
string(4
0)
No
すべて
DBA_WAITERS.MO
DE_REQUESTED
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECORD
_TYPE)
レコード名。常に
「PDLW」。
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Waiting OS PID
(WAITING_PID)
待機中のセッションに
対応する OS のクライ
アント・プロセス ID。
−
string(3
0)
No
すべて
V$SESSION.PROCE
SS
Waiting Session
(WAITING_SESSI
ON)
ロックを待機中のセッ
ションの識別子。
−
ulong
No
すべて
DBA_WAITERS.WAI
TING_SESSION
Waiting User
(WAITING_USER)
待機中のセッションに
対応するユーザー名。
−
string(3
0)
No
すべて
V$SESSION.USERN
AME
XID
(XID)
内部的にレコードを固
有に識別するために使
用される ID。
−
string(1
00)
No
すべて
DBA_WAITERS.WAI
TING_SESSION +
DBA_WAITERS.HOL
DING_SESSION +
DBA_WAITERS.LOC
K_ID1 +
DBA_WAITERS.LOC
K_ID2
385
6. レコード
Minimum Database Interval 2(PI_PMDB)
Minimum Database Interval 2(PI_PMDB)
機能
Minimum Database Interval 2(PI_PMDB)レコードには,データベースについての,ある一定の時間
を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
3600
○
Collection Offset
1810
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
データベースの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:688 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
DB Name(NAME)
Record Time
(RECORD_TIME)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
データベース名。※ 1
COPY
string(9
)
No
すべて
V$DATABASE.NAM
E
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
の収集終了時刻。※ 1
Record Type
(INPUT_RECORD
_TYPE)
Start Time
(START_TIME)
386
レコード名。常に
「PMDB」。※ 1
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。※ 1
6. レコード
Minimum Data File Interval 2(PI_PMDF)
Minimum Data File Interval 2(PI_PMDF)
機能
Minimum Data File Interval 2(PI_PMDF)レコードには,データファイルについての,ある一定の時
間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。データベースのデータファイルごとに 1 つのレ
コードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
50
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
● PI_PMDF_FILE_NUM
● PI_PMDF_NAME
ライフタイム
データファイルの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:655 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
File #
(FILE_NUM)
説明
ファイル識別番号。※ 1
要約
形式
COPY
ushort
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
• ディクショナリ管
理永続表領域,
ディクショナリ管
理一時表領域また
はローカル管理永
続表領域の場合
V$DATAFILE.FIL
E#
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPFILE.FIL
E#
387
6. レコード
Minimum Data File Interval 2(PI_PMDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
File Name
(NAME)
I/O Ops/sec
(IO_RATE)
Mbytes(BYTES)
Physical Reads
(PHYSICAL_REA
DS)
388
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
ファイル名。※ 1
COPY
string(5
13)
No
すべて
• ディクショナリ管
理永続表領域,
ディクショナリ管
理一時表領域また
はローカル管理永
続表領域の場合
V$DATAFILE.NA
ME
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPFILE.NA
ME
1 秒当たりの I/O 回数。
AVG
double
No
すべて
• ディクショナリ管
理永続表領域,
ディクショナリ管
理一時表領域また
はローカル管理永
続表領域の場合
(V$FILESTAT.PH
YRDS +
V$FILESTAT.PHY
WRTS) / seconds in
interval
• ローカル管理一時
表領域の場合
(V$TEMPSTAT.PH
YRDS +
V$TEMPSTAT.PH
YWRTS) / seconds
in interval
ファイルシステム上の
ディスク占有量。メガ
バイト単位。※ 1
COPY
double
No
すべて
• ディクショナリ管
理永続表領域,
ディクショナリ管
理一時表領域また
はローカル管理永
続表領域の場合
V$DATAFILE.BYT
ES / (1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPFILE.BY
TES / (1024 * 1024)
インターバル中に完了
した物理読み込み処理
AVG
double
Yes
すべて
• ディクショナリ管
理永続表領域,
ディクショナリ管
理一時表領域また
はローカル管理永
続表領域の場合
V$FILESTAT.PHY
RDS
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.PH
YRDS
※2
の数。※ 2
6. レコード
Minimum Data File Interval 2(PI_PMDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
Physical Writes
(PHYSICAL_WRI
TES)
インターバル中に完了
した物理書き込み処理
Reads/sec
(READ_RATE)
1 秒当たりの読み込み
Record Time
(RECORD_TIME)
Record Type
(INPUT_RECORD
_TYPE)
Start Time
(START_TIME)
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
double
Yes
すべて
• ディクショナリ管
理永続表領域,
ディクショナリ管
理一時表領域また
はローカル管理永
続表領域の場合
V$FILESTAT.PHY
WRTS
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.PH
YWRTS
AVG
double
No
すべて
• ディクショナリ管
理永続表領域,
ディクショナリ管
理一時表領域また
はローカル管理永
続表領域の場合
V$FILESTAT.PHY
RDS / seconds in
interval
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.PH
YRDS / seconds in
interval
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
COPY
string(3
0)
No
すべて
• ディクショナリ管
理永続表領域,
ディクショナリ管
理一時表領域また
はローカル管理永
続表領域の場合
DBA_DATA_FILE
S.TABLESPACE_
NAME
• ローカル管理一時
表領域の場合
DBA_TEMP_FILE
S.TABLESPACE_
NAME
の数。※ 2
※2
処理回数。
※1
「PMDF」。
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。※ 1
Tablespace Name
(TABLESPACE_N
AME)
ファイルが関連づけら
れているテーブルス
ペース名。※ 1
389
6. レコード
Minimum Data File Interval 2(PI_PMDF)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Writes/sec
(WRITES_RATE)
390
説明
1 秒当たりの書き込み
処理回数。※ 2
要約
AVG
形式
double
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
• ディクショナリ管
理永続表領域,
ディクショナリ管
理一時表領域また
はローカル管理永
続表領域の場合
V$FILESTAT.PHY
WRTS / seconds in
interval
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$TEMPSTAT.PH
YWRTS / seconds
in interval
6. レコード
Minimum Tablespace Interval 2(PI_PMTS)
Minimum Tablespace Interval 2(PI_PMTS)
機能
Minimum Tablespace Interval 2(PI_PMTS)レコードには,データベース中のテーブルスペースについ
ての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。データベース中のテーブルス
ペースごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
3600
○
Collection Offset
1510
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PI_PMTS_TABLESPACE_NAME
ライフタイム
テーブルスペースの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:163 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
I/O Ops/sec
(IO_RATE)
1 秒当たりの I/O 処理
Physical Reads
(PHYSICAL_REA
DS)
完了した物理読み込み
処理の数。※ 2
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
double
No
すべて
(SUM(V$FILESTAT.
PHYRDS) +
SUM(V$FILESTAT.P
HYWRTS)) / seconds
in interval
AVG
double
Yes
すべて
• ディクショナリ管
理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,または
ディクショナリ管
理一時表領域の場
合
SUM(V$FILESTA
T.PHYRDS)
• ローカル管理一時
表領域の場合
SUM(V$TEMPSTA
T.PHYRDS)
数。※ 2
391
6. レコード
Minimum Tablespace Interval 2(PI_PMTS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Physical Writes
(PHYSICAL_WRI
TES)
完了した物理書き込み
処理の数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
• ディクショナリ管
理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,または
ディクショナリ管
理一時表領域の場
合
SUM(V$FILESTA
T.PHYWRTS)
• ローカル管理一時
表領域の場合
SUM(V$TEMPSTA
T.PHYWRTS)
Reads/sec
(READ_RATE)
1 秒当たりの読み込み
AVG
double
No
すべて
SUM(V$FILESTAT.P
HYRDS) / seconds in
interval
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
AVG
ulong
No
すべて
COUNT(DBA_ROLL
BACK_SEGS)
AVG
ulong
No
すべて
COUNT(V$SORT_SE
GMENT)
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
COPY
string(3
0)
No
すべて
DBA_TABLESPACE
S.TABLESPACE_NA
ME
AVG
double
No
すべて
• ディクショナリ管
理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,または
ディクショナリ管
理一時表領域の場
合
SUM(V$FILESTA
T.PHYWRTS) /
seconds in interval
• ローカル管理一時
表領域の場合
SUM(V$TEMPSTA
T.PHYWRTS) /
seconds in interval
Record Type
(INPUT_RECORD
_TYPE)
Rollback Segments
(ROLLBACK_SE
GMENTS)
処理回数。※ 2
レコード名。常に
「PMTS」
。※ 1
ロールバック・セグメ
ント数。ローカル管理
表領域のパフォーマン
スデータは収集しない。
※2
Sort Segments
(SORT_SEGMEN
TS)
ソート・セグメント数。
ローカル管理永続表領
域のパフォーマンス
データは収集しない。
※2
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。※ 1
Tablespace Name
(TABLESPACE_N
AME)
Writes/sec
(WRITES_RATE)
392
テーブルスペース名。
※1
1 秒当たりの書き込み
処理回数。※ 2
6. レコード
Multi - Threaded Server(PD_PDMT)
Multi - Threaded Server(PD_PDMT)
機能
Multi - Threaded Server(PD_PDMT)レコードには,マルチスレッド・サーバ(MTS)のオプションに
ついての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
50
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
MTS 環境 Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:894 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Avg Queue Wait
(QUEUES_AVER
AGE_WAIT)
項目ごとの平均待機時
間。
−
double
No
すべて
V$QUEUE.WAIT /
V$QUEUE.TOTALQ
Circuits
(CIRCUITS)
サーキット数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$CIRCUIT
)
Dispatchers
(DISPATCHERS)
ディスパッチャー数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$DISPATC
HER)
Dispatchers Busy
(DISPATCHERS_
BUSY)
すべてのディスパッ
チャーの合計ビジー時
間。
−
double
No
すべて
SUM(V$DISPATCHE
R.BUSY)
Dispatchers Busy
%
(DISPATCHERS_
PERCENT_BUSY)
すべてのディスパッ
チャーがビジーに費や
した時間の割合。
−
double
No
すべて
(SUM(V$DISPATCH
ER.BUSY) /
(SUM(V$DISPATCH
ER.IDLE) +
SUM(V$DISPATCHE
R.BUSY))) * 100
Dispatchers Idle
(DISPATCHERS_
IDLE)
すべてのディスパッ
チャーの合計アイドル
時間。
−
double
No
すべて
SUM(V$DISPATCHE
R.IDLE)
393
6. レコード
Multi - Threaded Server(PD_PDMT)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Dispatchers Idle %
(DISPATCHERS_
PERCENT_IDLE)
すべてのディスパッ
チャーがアイドルに費
やした時間の割合。
−
double
No
すべて
(SUM(V$DISPATCH
ER. IDLE) /
(SUM(V$DISPATCH
ER.IDLE) +
SUM(V$DISPATCHE
R.BUSY))) * 100
Dispatchers
Messages
(DISPATCHERS_
MESSAGES)
すべてのディスパッ
チャーで処理された
メッセージ数の合計。
−
double
No
すべて
SUM(V$DISPATCHE
R.MESSAGES)
Items Queued
(QUEUES_QUE
UED)
現在,すべてのキュー
にある項目数。
−
double
No
すべて
SUM(V$QUEUE.QU
EUED)
MTS Max Servers
%
(PERCENT_MTS
_MAX_SERVERS)
init.ora ファイルの
MTS_MAX_SERVERS パ
ラメーターに対する
MTS サーバの割合。
このフィールドは常に 0
となる。
−
double
No
すべて
(COUNT(V$SHARE
D_SERVER) / init.ora
MTS_MAX_SERVER
S) * 100
MTS Servers
Highwater
(SERVERS_HIG
HWATER)
インスタンスが開始し
てから,同時に実行し
ていたマルチスレッド・
サーバ(MTS)のピー
ク数。
−
long
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
V$MTS.SERVERS
_HIGHWATER
• ローカル管理一時
表領域がある場合
V$SHARED_SERV
ER_MONITOR.SE
RVERS_HIGHWA
TER
MTS Servers
Started
(SERVERS_STAR
TED)
インスタンスが開始し
てからのマルチスレッ
ド・サーバ(MTS)の
合計数。スタートアッ
プの間に開始されたも
のは含まない。
−
long
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
V$MTS.SERVERS
_STARTED
• ローカル管理一時
表領域がある場合
V$SHARED_SERV
ER_MONITOR.SE
RVERS_STARTED
MTS Servers
Terminated
(SERVERS_TER
MINATED)
インスタンスが開始し
てから,Oracle によっ
て停止されたマルチス
レッド・サーバ(MTS)
の合計数。
−
double
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
V$MTS.SERVERS
_TERMINATED
• ローカル管理一時
表領域がある場合
V$SHARED_SERV
ER_MONITOR.SE
RVERS_TERMINA
TED
PQS Busy
(PQS_BUSY)
すべてのパラレル・ク
エリー・サーバがビ
ジーだった時間。分単
位。
−
double
No
すべて
SUM(V$PQ_SLAVE.
BUSY_TIME_TOTAL
)
394
6. レコード
Multi - Threaded Server(PD_PDMT)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
PQS Busy %
(PQS_PERCENT
_BUSY)
すべてのパラレル・ク
エリー・サーバがビ
ジーだった時間の割合。
−
double
No
すべて
(SUM(V$PQ_SLAVE.
BUSY_TIME_TOTAL
)/
(SUM(V$PQ_SLAVE.
IDLE_TIME_TOTAL
)+
SUM(V$PQ_SLAVE.
BUSY_TIME_TOTAL
))) * 100
PQS CPU
(PQS_CPU)
すべてのパラレル・ク
エリー・サーバが SQL
文を処理するのに使用
した CPU 時間。
−
double
No
すべて
SUM(V$PQ_SLAVE.
CPU_SECS_TOTAL)
PQS Idle
(PQS_IDLE)
すべてのパラレル・ク
エリー・サーバがアイ
ドル状態だった時間の
合計。分単位。
−
double
No
すべて
SUM(V$PQ_SLAVE.I
DLE_TIME_TOTAL)
PQS Idle %
(PQS_PERCENT
_IDLE)
すべてのパラレル・ク
エリー・サーバがアイ
ドル状態だった時間の
割合。
−
double
No
すべて
(SUM(V$PQ_SLAVE.
IDLE_TIME_TOTAL
)/
(SUM(V$PQ_SLAVE.
IDLE_TIME_TOTAL
)+
SUM(V$PQ_SLAVE.
BUSY_TIME_TOTAL
))) * 100
PQS Msgs Rcvd
(PQS_MSGS_RC
VD)
すべてのパラレル・ク
エリー・サーバが受け
取ったメッセージの総
数。
−
double
No
すべて
SUM(V$PQ_SLAVE.
MSGS_
RCVD_TOTAL)
PQS Msgs Sent
(PQS_MSGS_SE
NT)
すべてのパラレル・ク
エリー・サーバが送っ
たメッセージの総数。
−
double
No
すべて
SUM(V$PQ_SLAVE.
MSGS_
SENT_TOTAL)
PQS Sessions
(PQS_SESSIONS)
パラレル・クエリー・
サーバによって使用さ
れているセッション数。
−
ulong
No
すべて
SUM(V$PQ_SLAVE.
SESSIONS)
Parallel Query
Servers
(PARALLEL_QU
ERY_SERVERS)
パラレル・クエリー・
サーバ数。
−
long
No
すべて
COUNT(V$PQ_SLAV
E)
Queues
(QUEUES)
キュー数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$QUEUE)
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDMT」。
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Shared Servers
(SHARED_SERV
ERS)
共有サーバ数。
−
long
No
すべて
COUNT(V$SHARED
_SERVER)
395
6. レコード
Multi - Threaded Server(PD_PDMT)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Shared Servers
Busy
(SHARED_SERV
ERS_BUSY)
すべての共有サーバが
ビジーだった時間の合
計。1/100 秒単位。
−
double
No
すべて
SUM(V$SHARED_S
ERVER.BUSY)
Shared Servers
Busy %
(SHARED_SERV
ERS_PERCENT_B
USY)
すべての共有サーバが
ビジーだった時間の割
合。
−
double
No
すべて
(V$SHARED_SERVE
R.BUSY /
(V$SHARED_SERVE
R.IDLE +
V$SHARED_SERVE
R.BUSY)) * 100
Shared Servers Idle
(SHARED_SERV
ERS_IDLE)
すべての共有サーバが
アイドル状態だった時
間の合計。1/100 秒単
位。
−
double
No
すべて
SUM(V$SHARED_S
ERVER.IDLE)
Shared Servers Idle
%
(SHARED_SERV
ERS_PERCENT_I
DLE)
すべての共有サーバが
アイドル状態だった時
間の割合。
−
double
No
すべて
(V$SHARED_SERVE
R.IDLE /
(V$SHARED_SERVE
R. IDLE +
$SHARED_SERVER.
BUSY)) * 100
Shared Servers
Messages
(SHARED_SERV
ERS_MESSAGES)
すべての共有サーバに
よって処理されたメッ
セージ数の合計。
−
double
No
すべて
SUM(V$SHARED_S
ERVER.MESSAGES)
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Total Items Queued
(QUEUES_TOTA
L_QUEUED)
すべてのキューに入っ
ている項目数の合計。
−
double
No
すべて
SUM(V$QUEUE.TO
TALQ)
Total Queues Wait
(QUEUES_WAIT)
すべてのキューの全項
目が待機している時間
の合計。
−
double
No
すべて
SUM(V$QUEUE.WA
IT)
396
6. レコード
Multi - Threaded Server Interval(PI_PIMT)
Multi - Threaded Server Interval(PI_PIMT)
機能
Multi - Threaded Server Interval(PI_PIMT)レコードには,マルチスレッド・サーバ(MTS)のオプ
ションについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
30
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
MTS 環境 Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:1,274 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
Avg Queue Wait
(QUEUES_AVER
AGE_WAIT)
項目ごとの平均待機時
Circuits
(CIRCUITS)
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
double
No
すべて
V$QUEUE.WAIT /
V$QUEUE.TOTALQ
サーキット数。※ 2
AVG
ulong
No
すべて
COUNT(V$CIRCUIT
)
Dispatchers
(DISPATCHERS)
ディスパッチャー数。※
AVG
ulong
No
すべて
COUNT(V$DISPATC
HER)
Dispatchers Busy
(DISPATCHERS_
BUSY)
すべてのディスパッ
チャーの合計ビジー時
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$DISPATCHE
R.BUSY)
Dispatchers Busy
%
(DISPATCHERS_
PERCENT_BUSY)
すべてのディスパッ
チャーがビジーに費や
した時間の割合。※ 2
AVG
double
No
すべて
(SUM(V$DISPATCH
ER.BUSY) /
(SUM(V$DISPATCH
ER.IDLE) +
SUM(V$DISPATCHE
R.BUSY))) * 100
Dispatchers Idle
(DISPATCHERS_
IDLE)
すべてのディスパッ
チャーの合計アイドル
時間。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$DISPATCHE
R.IDLE)
※2
間。
2
間。※ 2
397
6. レコード
Multi - Threaded Server Interval(PI_PIMT)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
Dispatchers Idle %
(DISPATCHERS_
PERCENT_IDLE)
すべてのディスパッ
チャーがアイドルに費
Dispatchers
Messages
(DISPATCHERS_
MESSAGES)
すべてのディスパッ
チャーで処理された
Items Queued
(QUEUES_QUE
UED)
現在,すべてのキュー
MTS Max Servers
%
(PERCENT_MTS
_MAX_SERVERS)
init.ora ファイルの
MTS_MAX_SERVERS パ
ラメーターに対する
MTS Servers
Highwater
(SERVERS_HIG
HWATER)
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
double
No
すべて
(SUM(V$DISPATCH
ER.IDLE) /
(SUM(V$DISPATCH
ER.IDLE) +
SUM(V$DISPATCHE
R.BUSY))) * 100
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$DISPATCHE
R.MESSAGES)
AVG
double
No
すべて
SUM(V$QUEUE.QU
EUED)
AVG
double
No
すべて
(COUNT(V$SHARE
D_SERVER) / init.ora
MTS_MAX_SERVER
S) * 100
HILO
long
No
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
V$MTS.SERVERS
_HIGHWATER
• ローカル管理一時
表領域がある場合
V$SHARED_SERV
ER_MONITOR.SE
RVERS_HIGHWA
TER
やした時間の割合。※ 2
メッセージ数の合計。※
2
※2
にある項目数。
MTS サーバの割合。※ 2
このフィールドは常に 0
となる。
インスタンスが開始し
てから,同時に実行し
ていたマルチスレッド・
サーバ(MTS)のピー
ク数。※ 2
MTS Servers
Started
(SERVERS_STAR
TED)
インスタンスが開始し
てからのマルチスレッ
ド・サーバ(MTS)の
合計数。スタートアッ
プの間に開始されたも
のは含まない。※ 2
AVG
long
Yes
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
V$MTS.SERVERS
_STARTED
• ローカル管理一時
表領域がある場合
V$SHARED_SERV
ER_MONITOR.SE
RVERS_STARTED
MTS Servers
Terminated
(SERVERS_TER
MINATED)
インスタンスが開始し
てから,Oracle によっ
て停止されたマルチス
レッド・サーバ(MTS)
AVG
double
Yes
すべて
• ローカル管理一時
表領域がない場合
V$MTS.SERVERS
_TERMINATED
• ローカル管理一時
表領域がある場合
V$SHARED_SERV
ER_MONITOR.SE
RVERS_TERMINA
TED
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$PQ_SLAVE.
BUSY_TIME_TOTAL
)
の合計数。※ 2
PQS Busy
(PQS_BUSY)
すべてのパラレル・ク
エリー・サーバがビ
ジーだった時間。分単
位。※ 2
398
6. レコード
Multi - Threaded Server Interval(PI_PIMT)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
PQS Busy %
(PQS_PERCENT
_BUSY)
すべてのパラレル・ク
エリー・サーバがビ
ジーだった時間の割合。
PQS CPU
(PQS_CPU)
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
double
No
すべて
(SUM(V$PQ_SLAVE.
BUSY_TIME_TOTAL
)/
(SUM(V$PQ_SLAVE.
IDLE_TIME_TOTAL
)+
SUM(V$PQ_SLAVE.
BUSY_TIME_TOTAL
))) * 100
すべてのパラレル・ク
エリー・サーバが SQL
文を処理するのに使用
した CPU 時間。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$PQ_SLAVE.
CPU_SECS_TOTAL)
PQS Idle
(PQS_IDLE)
すべてのパラレル・ク
エリー・サーバがアイ
ドル状態だった時間の
合計。分単位。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$PQ_SLAVE.I
DLE_TIME_TOTAL)
PQS Idle %
(PQS_PERCENT
_IDLE)
すべてのパラレル・ク
エリー・サーバがアイ
ドル状態だった時間の
AVG
double
No
すべて
(SUM(V$PQ_SLAVE.
IDLE_TIME_TOTAL
)/
(SUM(V$PQ_SLAVE.
IDLE_TIME_TOTAL
)+
SUM(V$PQ_SLAVE.
BUSY_TIME_TOTAL
))) * 100
PQS Msgs Rcvd
(PQS_MSGS_RC
VD)
すべてのパラレル・ク
エリー・サーバが受け
取ったメッセージの総
数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$PQ_SLAVE.
MSGS_
RCVD_TOTAL)
PQS Msgs Sent
(PQS_MSGS_SE
NT)
すべてのパラレル・ク
エリー・サーバが送っ
たメッセージの総数。※
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$PQ_SLAVE.
MSGS_SENT_TOTA
L)
パラレル・クエリー・
サーバによって使用さ
れているセッション数。
AVG
ulong
Yes
すべて
SUM(V$PQ_SLAVE.
SESSIONS)
※2
割合。※ 2
2
PQS Sessions
(PQS_SESSIONS)
※2
Parallel Query
Servers
(PARALLEL_QU
ERY_SERVERS)
パラレル・クエリー・
サーバ数。※ 2
AVG
long
No
すべて
COUNT(V$PQ_SLAV
E)
Queues
(QUEUES)
キュー数。※ 2
AVG
ulong
No
すべて
COUNT(V$QUEUE)
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PIMT」
。※ 1
399
6. レコード
Multi - Threaded Server Interval(PI_PIMT)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
Shared Server Idle
%
(SHARED_SERV
ERS_PERCENT_I
DLE)
すべての共有サーバが
アイドル状態だった時
Shared Servers
(SHARED_SERV
ERS)
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
double
No
すべて
(V$SHARED_SERVE
R.IDLE /
(V$SHARED_SERVE
R.IDLE +
$SHARED_SERVER.
BUSY)) * 100
共有サーバ数。※ 2
AVG
long
No
すべて
COUNT(V$SHARED
_SERVER)
Shared Servers
Busy
(SHARED_SERV
ERS_BUSY)
すべての共有サーバが
ビジーだった時間の合
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$SHARED_S
ERVER.BUSY)
Shared Servers
Busy %
(SHARED_SERV
ERS_PERCENT_B
USY)
すべての共有サーバが
ビジーだった時間の割
AVG
double
No
すべて
(V$SHARED_SERVE
R.BUSY /
(V$SHARED_SERVE
R.IDLE +
V$SHARED_SERVE
R.BUSY)) * 100
Shared Servers Idle
(SHARED_SERV
ERS_IDLE)
すべての共有サーバが
アイドル状態だった時
間の合計。1/100 秒単
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$SHARED_S
ERVER.IDLE)
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$SHARED_S
ERVER.MESSAGES)
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
間の割合。※ 2
計。1/100 秒単位。※ 2
合。※ 2
位。※ 2
Shared Servers
Messages
(SHARED_SERV
ERS_MESSAGES)
すべての共有サーバに
よって処理されたメッ
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
セージ数の合計。※ 2
の収集開始時刻。※ 1
Total ItemsQueued
(QUEUES_TOTA
L_QUEUED)
すべてのキューに入っ
ている項目数の合計。※
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$QUEUE.TO
TALQ)
2
Total Queue Wait
(QUEUES_WAIT)
すべてのキューの全項
目が待機している時間
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$QUEUE.WA
IT)
の合計。※ 2
400
6. レコード
Open Cursor(PD_PDOC)
Open Cursor(PD_PDOC)
機能
Open Cursor(PD_PDOC)レコードには,カーソルについての,ある時点での状態を示すパフォーマン
スデータが格納されます。システムのオープン・カーソルごとに 1 つのレコードが作られます。このレ
コードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
75
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDOC_SID
• PD_PDOC_ADDRHASH
ライフタイム
カーソルのオープンからクローズまで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:184 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager
名))
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Addrhash
(ADDRHASH)
実行されている SQL 文
を固有に識別する文字
列。
−
string(3
8)
No
すべて
V$OPEN_CURSOR.
ADDRESS +
V$OPEN_CURSOR.
HASH_VALUE
Program
(PROGRAM)
実行しているプログラ
ム名。
−
string(4
8)
No
すべて
V$SESSION.PROGR
AM where
V$OPEN_CURSOR.S
ID =
V$SESSION.SID
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDOC」。
401
6. レコード
Open Cursor(PD_PDOC)
PFM - View 名
(PFM - Manager
名))
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
SID
(SID)
セッション識別子。
−
ulong
No
すべて
V$SESSION.SID
where
V$OPEN_CURSOR.S
ID =
V$SESSION.SID
SQL Text
(SQL_TEXT)
オープン・カーソルに
解析される SQL 文の初
めの 60 文字。
−
string(6
0)
No
すべて
V$OPEN_CURSOR.S
QL_TEXT
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
User
(USERNAME)
Oracle ユーザー名。
−
string(3
0)
No
すべて
V$SESSION.USERN
AME where
V$OPEN_CURSOR.S
ID =
V$SESSION.SID
402
6. レコード
Options Installed(PD_PDO)
Options Installed(PD_PDO)
機能
Options Installed(PD_PDO)レコードには,Oracle Server にインストールされているソフトウェアオ
プションについての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。インストールオプ
ションごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
70
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDO_PARAMETER
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:130 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Parameter
(PARAMETER)
オプション名。
−
string(6
4)
No
すべて
V$OPTION.PARAM
ETER
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
オプションが設定され
ているかを示す。有効
な値は「TRUE(設定さ
れている)」,または
「FALSE(設定されてい
ない)」。
−
string(6
4)
No
すべて
V$OPTION.VALUE
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
Start Time
(START_TIME)
Value
(VALUE)
レコード名。常に
「PDO」
。
403
6. レコード
Parallel Query Server(PD_PDPQ)
Parallel Query Server(PD_PDPQ)
機能
Parallel Query Server(PD_PDPQ)レコードには,パラレル・クエリー・サーバについての,ある時点
での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。インスタンスのパラレル・クエリー・サーバごと
に 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
55
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDPQ_SLAVE_NAME
ライフタイム
パラレル実行サーバの開始から終了まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:90 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Busy %
(PERCENT_BUS
Y)
クエリー・サーバがビ
ジーだった時間の割合。
−
double
No
すべて
(V$PQ_SLAVE.BUSY
_TIME_TOTAL /
(V$PQ_SLAVE.IDLE
_TIME_TOTAL +
V$PQ_SLAVE.BUSY
_TIME_TOTAL)) *
100
Current Busy Time
(BUSY_TIME_C
UR)
データ収集時にアク
ティブだったセッショ
ンで,SQL 文の処理中
にビジーだった時間。
−
ulong
No
すべて
V$PQ_SLAVE.BUSY
_TIME_CUR
Current CPU Secs
(CPU_SECS_CU
R)
データ収集時にアク
ティブだったセッショ
ンに費やした CPU 時
間。
−
ulong
No
すべて
V$PQ_SLAVE.CPU_
SECS_CUR
Current Idle Time
(IDLE_TIME_CU
R)
データ収集時にアク
ティブだったセッショ
ンで,SQL 文の処理中
に費やしたアイドルの
時間。
−
ulong
No
すべて
V$PQ_SLAVE.IDLE_
TIME_CUR
404
6. レコード
Parallel Query Server(PD_PDPQ)
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Current Msgs Rcvd
(MSGS_RCVD_C
UR)
データ収集時にアク
ティブだったセッショ
ンが,SQL 文の処理中
に受け取ったメッセー
ジ数。
−
ulong
No
すべて
V$PQ_SLAVE.MSGS
_RCVD_CUR
Current Msgs Sent
(MSGS_SENT_C
UR)
データ収集時にアク
ティブだったセッショ
ンが SQL 文の処理中に
送ったメッセージ数。
−
ulong
No
すべて
V$PQ_SLAVE.MSGS
_SENT_CUR
Idle %
(PERCENT_IDL
E)
クエリー・サーバがア
イドル状態だった時間
の割合。
−
double
No
すべて
(V$PQ_SLAVE.IDLE
_TIME_TOTAL /
(V$PQ_SLAVE.IDLE
_TIME_TOTAL +
V$PQ_SLAVE.BUSY
_TIME_TOTAL)) *
100
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDPQ」。
Sessions
(SESSIONS)
パラレル・クエリー・
サーバが使用している
セッション数。
−
ulong
No
すべて
V$PQ_SLAVE.SESSI
ONS
Slave Name
(SLAVE_NAME)
パラレル・クエリー・
サーバ名。
−
string(4
)
No
すべて
V$PQ_SLAVE.SLAV
E_NAME
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
データ収集時のパラレ
ル・クエリー・サーバ
の状態。有効な値は
「BUSY」と「IDLE」
。
−
string(4
)
No
すべて
V$PQ_SLAVE.STAT
US
Total Busy Time
(BUSY_TIME_T
OTAL)
クエリー・サーバがイ
ンターバル中にアク
ティブだった時間の合
計。
−
double
No
すべて
V$PQ_SLAVE.BUSY
_TIME_TOTAL
Total CPU Secs
(CPU_SECS_TO
TAL)
クエリー・サーバがイ
ンターバル中に SQL 文
を処理するのに使用し
た CPU 時間の合計。
−
double
No
すべて
V$PQ_SLAVE.CPU_
SECS_TOTAL
Total Idle Time
(IDLE_TIME_TO
TAL)
クエリー・サーバがイ
ンターバル中にアイド
ル状態だった時間の合
計。
−
double
No
すべて
V$PQ_SLAVE.DLE_
TIME_TOTAL
Total Msgs Rcvd
(MSGS_RCVD_T
OTAL)
クエリー・サーバがイ
ンターバル中に受け
取ったメッセージ数の
合計。
−
double
No
すべて
V$PQ_SLAVE.MSGS
_RCVD_TOTAL
Total Msgs Sent
(MSGS_SENT_T
OTAL)
クエリー・サーバがイ
ンターバル中に送った
メッセージの合計。
−
double
No
すべて
V$PQ_SLAVE.MSGS
_SENT_TOTAL
Status
(STATUS)
405
6. レコード
Parallel Query Server Interval(PI_PIPQ)
Parallel Query Server Interval(PI_PIPQ)
機能
Parallel Query Server Interval(PI_PIPQ)レコードには,パラレル・クエリー・サーバについての,あ
る一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。インスタンスのパラレル・クエリー・
サーバごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
45
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PI_PIPQ_SLAVE_NAME
ライフタイム
パラレル実行サーバの開始から終了まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:246 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
Busy %
(PERCENT_BUS
Y)
クエリー・サーバがビ
ジーだった時間の割合。
Current Busy Time
(BUSY_TIME_C
UR)
データ収集時にアク
ティブだったセッショ
ンで,SQL 文の処理中
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
double
No
すべて
(V$PQ_SLAVE.BUSY
_TIME_TOTAL /
(V$PQ_SLAVE.IDLE
_TIME_TOTAL +
V$PQ_SLAVE.BUSY
_TIME_TOTAL)) *
100
AVG
ulong
No
すべて
V$PQ_SLAVE.BUSY
_TIME_CUR
AVG
ulong
No
すべて
V$PQ_SLAVE.CPU_
SECS_CUR
※2
にビジーだった時間。※
2
Current CPU Secs
(CPU_SECS_CU
R)
データ収集時にアク
ティブだったセッショ
ンに費やした CPU 時
間。※ 2
406
6. レコード
Parallel Query Server Interval(PI_PIPQ)
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
Current Idle Time
(IDLE_TIME_CU
R)
説明
データ収集時にアク
ティブだったセッショ
ンで,SQL 文の処理中
に費やしたアイドルの
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
ulong
No
すべて
V$PQ_SLAVE.IDLE_
TIME_CUR
時間。※ 2
Current Msgs Rcvd
(MSGS_RCVD_C
UR)
データ収集時にアク
ティブだったセッショ
ンが,SQL 文の処理中
に受け取ったメッセー
ジ数。※ 2
AVG
ulong
No
すべて
V$PQ_SLAVE.MSGS
_RCVD_CUR
Current Msgs Sent
(MSGS_SENT_C
UR)
データ収集時にアク
ティブだったセッショ
ンが SQL 文の処理中に
AVG
ulong
No
すべて
V$PQ_SLAVE.MSGS
_SENT_CUR
送ったメッセージ数。※
2
Idle %
(PERCENT_IDL
E)
クエリー・サーバがア
イドル状態だった時間
の割合。※ 2
AVG
double
No
すべて
(V$PQ_SLAVE.IDLE
_TIME_TOTAL /
(V$PQ_SLAVE.IDLE
_TIME_TOTAL +
V$PQ_SLAVE.BUSY
_TIME_TOTAL)) *
100
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PIPQ」。※ 1
Sessions
(SESSIONS)
パラレル・クエリー・
サーバが使用している
セッション数。※ 2
AVG
ulong
Yes
すべて
V$PQ_SLAVE.SESSI
ONS
Slave Name
(SLAVE_NAME)
パラレル・クエリー・
サーバ名。※ 1
COPY
string(4
)
No
すべて
V$PQ_SLAVE.SLAV
E_NAME
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
データ収集時のパラレ
ル・クエリー・サーバ
の状態。有効な値は
「BUSY」と「IDLE」
。
COPY
string(4
)
No
すべて
V$PQ_SLAVE.STAT
US
Status
(STATUS)
※1
Total Busy Time
(BUSY_TIME_T
OTAL)
クエリー・サーバがイ
ンターバル中にアク
ティブだった時間の合
計。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$PQ_SLAVE.BUSY
_TIME_TOTAL
Total CPU Secs
(CPU_SECS_TO
TAL)
クエリー・サーバがイ
ンターバル中に SQL 文
を処理するのに使用し
た CPU 時間の合計。※
AVG
double
Yes
すべて
V$PQ_SLAVE.CPU_
SECS_TOTAL
2
407
6. レコード
Parallel Query Server Interval(PI_PIPQ)
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Total Idle Time
(IDLE_TIME_TO
TAL)
クエリー・サーバがイ
ンターバル中にアイド
ル状態だった時間の合
計。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$PQ_SLAVE.DLE_
TIME_TOTAL
Total Msgs Rcvd
(MSGS_RCVD_T
OTAL)
クエリー・サーバがイ
ンターバル中に受け
取ったメッセージ数の
AVG
double
Yes
すべて
V$PQ_SLAVE.MSGS
_RCVD_TOTAL
Total Msgs Sent
(MSGS_SENT_T
OTAL)
クエリー・サーバがイ
ンターバル中に送った
メッセージの合計。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$PQ_SLAVE.MSGS
_SENT_TOTAL
408
合計。※ 2
6. レコード
Parallel Query Statistics(PD_PDPS)
Parallel Query Statistics(PD_PDPS)
機能
Parallel Query Statistics(PD_PDPS)レコードには,パラレル・クエリー・オプションについての,あ
る時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。統計値ごとに 1 つのレコードが作られます。
このレコードを収集するためには,パラレル・クエリー・サーバが稼働中であることが必要です。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
90
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDPS_STATISTIC
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:39 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Record Time
(RECORD_TIME)
Record Type
(INPUT_RECORD
_TYPE)
説明
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
レコード名。常に
「PDPS」。
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Statistic
(STATISTIC)
統計情報名。
−
string(3
0)
No
すべて
V$PQ_SYSSTAT.NA
ME
Value
(VALUE)
統計値。
−
double
No
すべて
V$PQ_SYSSTAT.VA
LUE
409
6. レコード
Parameter Values(PD_PDP)
Parameter Values(PD_PDP)
機能
Parameter Values(PD_PDP)レコードには,現在のパラメーター値についての,ある時点での状態を示
すパフォーマンスデータが格納されます。パラメーターごとに 1 つのレコードが作られます。このレコー
ドは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
85
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDP_NAME
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:588 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Is Default
(IS_DEFAULT)
デフォルト値かど
うかを示す。有効
な値は,
「TRUE」
と「FALSE」。
−
string(
9)
No
すべて
V$PARAMETER.I
SDEFAULT
Parameter Name
(NAME)
パラメーター名。
−
string(
64)
No
すべて
V$PARAMETER.
NAME
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDP」。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Value
(VALUE)
パラメーター値。
−
string(
512)
No
すべて
V$PARAMETER.V
ALUE
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
410
6. レコード
Process Detail(PD_PDOP)
Process Detail(PD_PDOP)
機能
Process Detail(PD_PDOP)レコードには,プロセスについての,ある時点での状態を示すパフォーマン
スデータが格納されます。インスタンス中のプロセスごとに 1 つのレコードが作られます。このレコード
は,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
80
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDOP_PID
ライフタイム
プロセスの起動から停止まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:133 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
バックグラウンド
かどうかを示す。
有効な値は「Y
(バックグラウン
ド・プロセス)」と
「N(通常プロセ
ス)
」である。
−
string(
1)
No
すべて
V$PROCESS.BAC
KGROUND
Latchspin
(LATCHSPIN)
スピン中のラッチ
のアドレス。なけ
れば「null」。
−
string(
16)
No
すべて
V$PROCESS.LAT
CHSPIN
Latchwait
(LATCHWAIT)
待機しているラッ
チのアドレス。な
ければ「null」。
−
string(
16)
No
すべて
V$PROCESS.LAT
CHWAIT
Oracle PID
(PID)
Oracle プロセス識
別子。
−
ulong
No
すべて
V$PROCESS.PID
Program
(PROGRAM)
実行しているプロ
グラム名。
−
string(
48)
No
すべて
V$PROCESS.PRO
GRAM
Background
(BACKGROUND)
411
6. レコード
Process Detail(PD_PDOP)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Record Time
(RECORD_TIME)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDOP」
。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
SPID
(SPID)
OS のプロセス識
別子。
−
string(
12)
No
すべて
V$PROCESS.SPI
D
Serial #
(SERIAL_NUM)
プロセス・シリア
ル番号。
−
ulong
No
すべて
V$PROCESS.SER
IAL#
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Terminal
(TERMINAL)
OS のターミナル
識別子。
−
string(
10)
No
すべて
V$PROCESS.TER
MINAL
User
(USERNAME)
OS のプロセス・
ユーザー名。ネッ
トワークを介して
アクセスする 2 タ
スク・ユーザーは,
ユーザー名に「-T」
が加えられる。
−
string(
15)
No
すべて
V$PROCESS.USE
RNAME
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
412
6. レコード
Queue Statistics(PD_PDQU)
Queue Statistics(PD_PDQU)
機能
Queue Statistics(PD_PDQU)レコードには,キューについての,ある時点での状態を示すパフォーマ
ンスデータが格納されます。インスタンス中のキューごとに 1 つのレコードが作られます。このレコード
は,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
95
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDQU_PID
• PD_PDQU_TYPE
ライフタイム
キューを所有するプロセスの起動から停止まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:47 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Avg Wait
(AVERAGE_WAIT)
項目ごとの平均待
機時間。
−
double
No
すべて
V$QUEUE.WAIT /
V$QUEUE.TOTAL
Q
Oracle PID
(PID)
キューが所有して
いる Oracle プロ
セス識別子。
−
ulong
No
すべて
V$PROCESS.PID
where
V$QUEUE.PADD
R=
V$PROCESS.ADD
R
Queued
(QUEUED)
キューの中の項目
数。
−
double
No
すべて
V$QUEUE.QUEU
ED
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDQU」
。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
413
6. レコード
Queue Statistics(PD_PDQU)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Total Queued
(TOTAL_QUEUED)
キューの中にある
項目数の合計。
−
double
No
すべて
V$QUEUE.TOTAL
Q
Type
(TYPE)
キューのタイプ。
有効な値は,
「COMMON(サー
バごとに処理)
」,
「DISPATCHER」,
および
「OUTBOUND
(リモートサーバに
よって使用されて
いる)」。
−
string(
10)
No
すべて
V$QUEUE.TYPE
Wait
(WAIT)
すべての項目が
キューの中で待機
していた時間の合
計。
−
double
No
すべて
V$QUEUE.WAIT
414
6. レコード
Resource Limit(PD_PDRL)
Resource Limit(PD_PDRL)
機能
Resource Limit(PD_PDRL)レコードには,システムリソースのグローバルリソース使用量についての,
ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。システムリソースごとに 1 つのレコード
が作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
25
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDRL_RESOURCE_NAME
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:77 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Current Utilization
(CURRENT_UTI
LIZATION)
現在使用されている
ロック,リソース,ま
たはプロセス数。
−
double
No
すべて
V$RESOURCE_LIMI
T.CURRENT_UTILI
ZATION
Initial Allocation
(INITIAL_ALLO
CATION)
初期の割り当て。この
フィールドの値は,初
期化パラメーター・
ファイルで指定された
値と同じ。
−
string(1
0)
No
すべて
V$RESOURCE_LIMI
T.INITIAL_ALLOCA
TION
Limit Value
(LIMIT_VALUE)
ロックやリソースのリ
ミット値。このフィー
ルドの値は,初期アロ
ケーション値よりも大
きくできる。無限のア
ロケーションの場合,
「UNLIMITED」にな
る。
−
string(1
0)
No
すべて
V$RESOURCE_LIMI
T.LIMIT_VALUE
Max Utilization
(MAX_UTILIZAT
ION)
最後のインスタンスが
開始してから,リソー
スを消費した最大値。
−
double
No
すべて
V$RESOURCE_LIMI
T.MAX_UTILIZATIO
N
415
6. レコード
Resource Limit(PD_PDRL)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Record Time
(RECORD_TIME)
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
説明
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
レコード名。常に
「PDRL」。
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Resource Name
(RESOURCE_NA
ME)
リソース名。
−
string(3
0)
No
すべて
V$RESOURCE_LIMI
T.RESOURCE_NAM
E
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Utilization %
(UTILIZATION_
PERCENT)
最大使用量に対する現
在の使用量の割合。
−
double
No
すべて
CURRENT_UTILIZA
TION /
MAX_UTILIZATION
* 100
416
6. レコード
Rollback Segment(PD_PDRS)
Rollback Segment(PD_PDRS)
機能
Rollback Segment(PD_PDRS)レコードには,データベース中の各ロールバック・セグメントについて
の,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。ロールバック・セグメントごとに 1
つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
30
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDRS_USN
ライフタイム
ロールバック・セグメントの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:190 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Avg Active
(AVG_ACTIVE)
データ収集時に,
コミットされてい
ないトランザク
ション・データを
持つアクティブ・
エクステントの平
均サイズ。
−
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.AV
EACTIVE
Avg Shrink
(AVG_SHRINK)
解放されたエクス
テントのサイズの
合計をシュリンク
数で割った値。
−
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.AV
ESHRINK
Extends
(EXTENDS)
ロールバック・セ
グメントが新しい
エクステントを得
るために拡張され
た回数。
−
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.EX
TENDS
Extents
(EXTENTS)
ロールバック・セ
グメントのエクス
テント数。
−
ulong
No
すべて
V$ROLLSTAT.EX
TENTS
Gets
(GETS)
ヘッダー取得数。
−
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.GE
TS
417
6. レコード
Rollback Segment(PD_PDRS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
HWM Size
(HWM_SIZE)
ロールバック・セ
グメントサイズの
最大値。
−
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.HW
MSIZE
Hit %
(HIT_PERCENTAGE)
待機しないでセグ
メント・ヘッダー
を取得した割合。
−
double
No
すべて
((V$ROLLSTAT.G
ETS V$ROLLSTAT.WA
ITS) /
V$ROLLSTAT.GE
TS) * 100
Mbytes
(BYTES)
ロールバック・セ
グメントのサイズ。
メガバイト単位。
−
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.RSS
IZE / (1024 * 1024)
Optimal Size
(OPT_SIZE)
ロールバック・セ
グメントの最適サ
イズ。
−
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.OP
TSIZE
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDRS」
。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Segment Name
(NAME)
ロールバック・セ
グメント名。
−
string(
30)
No
すべて
V$ROLLNAME.N
AME
Shrinks
(SHRINKS)
ロールバック・セ
グメントが 1 つ以
上の追加エクステ
ントを削除して縮
小した回数。
−
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.SH
RINKS
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
状態を示す。有効
な値は「ONLINE
(セグメントがオン
ライン)
」,
「PENDINGOFF
LINE(セグメン
トがオフラインだ
が,幾つかのアク
ティブ・トランザ
クションがロール
バック・セグメン
トで使われてい
る)」。トランザク
ションが完了した
とき,セグメント
はオフラインにな
る。
−
string(
15)
No
すべて
V$ROLLSTAT.STA
TUS
Tablespace Name
(TABLESPACE_NAME)
セグメントが存在
するテーブルス
ペース名。
−
string(
30)
No
すべて
DBA_ROLLBACK
_SEGS.TABLESP
ACE_NAME
Transactions
(TRANSACTIONS)
アクティブ・トラ
ンザクション数。
−
long
No
すべて
V$ROLLSTAT.XA
CTS
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
Status
(STATUS)
418
6. レコード
Rollback Segment(PD_PDRS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
USN
(USN)
ロールバック・セ
グメント番号。
−
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.US
N
Waits
(WAITS)
ヘッダー待機数。
−
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.WA
ITS
Wraps
(WRAPS)
ロールバック・セ
グメントが 1 つの
エクステントから
別のエクステント
へラップされた回
数。
−
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.WR
APS
Writes
(WRITES)
ロールバック・セ
グメントに書かれ
たバイト数。
−
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.WR
ITES
419
6. レコード
Rollback Segment Interval(PI_PIRS)
Rollback Segment Interval(PI_PIRS)
機能
Rollback Segment Interval(PI_PIRS)レコードには,データベース中の各ロールバック・セグメントに
ついての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。ロールバック・セグメン
トごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
20
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PI_PIRS_USN
ライフタイム
ロールバック・セグメントの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:426 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Avg Active
(AVG_ACTIVE)
説明
データ収集時に,
コミットされてい
ないトランザク
ション・データを
持つアクティブ・
エクステントの平
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
AVG
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.AV
EACTIVE
AVG
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.AV
ESHRINK
均サイズ。※ 2
Avg Shrink
(AVG_SHRINK)
解放されたエクス
テントのサイズの
合計をシュリンク
数で割った値。※ 2
Extends
(EXTENDS)
ロールバック・セ
グメントが新しい
エクステントを得
るために拡張され
た回数。※ 2
HILO
double
Yes
すべて
V$ROLLSTAT.EX
TENDS
Extents
(EXTENTS)
ロールバック・セ
グメントのエクス
テント数。※ 2
AVG
ulong
No
すべて
V$ROLLSTAT.EX
TENTS
420
6. レコード
Rollback Segment Interval(PI_PIRS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
Gets
(GETS)
ヘッダー取得数。
HWM Size
(HWM_SIZE)
ロールバック・セ
グメントサイズの
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
AVG
double
Yes
すべて
V$ROLLSTAT.GE
TS
AVG
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.HW
MSIZE
AVG
double
No
すべて
((V$ROLLSTAT.G
ETS V$ROLLSTAT.WA
ITS) /
V$ROLLSTAT.GE
TS) * 100
AVG
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.RSS
IZE / (1024 * 1024)
AVG
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.OP
TSIZE
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PIRS」。※ 1
COPY
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Segment Name
(NAME)
ロールバック・セ
グメント名。※ 1
COPY
string(
30)
No
すべて
V$ROLLNAME.N
AME
Shrinks
(SHRINKS)
ロールバック・セ
グメントが 1 つ以
上の追加エクステ
ントを削除して縮
小した回数。※ 2
HILO
double
Yes
すべて
V$ROLLSTAT.SH
RINKS
Size Change
(SIZE_CHANGE)
ロールバック・セ
グメントのサイズ
の変更。※ 2
AVG
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.RSS
IZE
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
※2
最大値。※ 2
Hit %
(HIT_PERCENTAGE)
待機しないでセグ
メント・ヘッダー
を取得した割合。
※2
Mbytes
(BYTES)
ロールバック・セ
グメントのサイズ。
メガバイト単位。
※2
Optimal Size
(OPT_SIZE)
ロールバック・セ
グメントの最適サ
イズ。※ 2
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。※ 1
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
始時刻。※ 1
421
6. レコード
Rollback Segment Interval(PI_PIRS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Status
(STATUS)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
状態を示す。有効
な値は「ONLINE
(セグメントがオン
ライン)
」,
「PENDINGOFF
LINE(セグメン
トがオフラインだ
が,幾つかのアク
ティブ・トランザ
クションがロール
バック・セグメン
トで使われてい
る)」
。トランザク
ションが完了した
とき,セグメント
はオフラインにな
COPY
string(
15)
No
すべて
V$ROLLSTAT.STA
TUS
COPY
string(
30)
No
すべて
DBA_ROLLBACK
_SEGS.TABLESP
ACE_NAME
AVG
long
No
すべて
V$ROLLSTAT.XA
CTS
る。※ 1
Tablespace Name
(TABLESPACE_NAME)
セグメントが存在
するテーブルス
ペース名。※ 1
Transactions
(TRANSACTIONS)
アクティブ・トラ
ンザクション数。
※2
USN
(USN)
ロールバック・セ
グメント番号。※ 1
COPY
double
No
すべて
V$ROLLSTAT.US
N
Waits
(WAITS)
ヘッダー待機数。
AVG
double
Yes
すべて
※2
V$ROLLSTAT.WA
ITS
Wraps
(WRAPS)
ロールバック・セ
グメントが 1 つの
エクステントから
別のエクステント
へラップされた回
数。※ 2
HILO
double
Yes
すべて
V$ROLLSTAT.WR
APS
Writes
(WRITES)
ロールバック・セ
グメントに書かれ
たバイト数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$ROLLSTAT.WR
ITES
422
6. レコード
Segment Detail(PD_PDSM)
Segment Detail(PD_PDSM)
機能
Segment Detail(PD_PDSM)レコードには,データベースのセグメントについての,ある時点での状態
を示すパフォーマンスデータが格納されます。セグメントごとに 1 つのレコードが作られます。このレ
コードは,複数インスタンスレコードです。
セグメント数が多い環境(数十万件以上)では,次のような状況になることがあります。
• Store データベースの容量が増加する
• 収集に時間がかかる
セグメントごとのパフォーマンスデータが必要でない場合は,Tablespace(PD_PDTS) で容量監視やセグ
メント数の確認を行うなど代替となるレコードの使用をご検討ください。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
120
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDSM_SEGMENT_NAME
• PD_PDSM_TABLESPACE_NAME
ライフタイム
セグメント作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:231 バイト
423
6. レコード
Segment Detail(PD_PDSM)
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Blocks
(BLOCKS)
セグメントサイズ。単
位は Oracle ブロック。
−
ulong
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,または
ディクショナリー
管理一時表領域の
場合
DBA_SEGMENTS.
BLOCKS
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$SORT_SEGME
NT.TOTAL_BLOC
KS
Bytes
(BYTES)
セグメントサイズ。バ
イト単位。
−
double
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,または
ディクショナリー
管理一時表領域の
場合
DBA_SEGMENTS.
BYTES
• ローカル管理一時
表領域の場合
DBA_TEMP_FILE
S.BYTES
Extents
(EXTENTS)
このセグメントに割り
当てられているエクス
テント数。
−
ulong
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,または
ディクショナリー
管理一時表領域の
場合
DBA_SEGMENTS.
EXTENTS
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$SORT_SEGME
NT.TOTAL_EXTE
NTS
Free list Groups
(FREELIST_GRO
UPS)
セグメントに割り当て
られている空きリスト・
グループ数。ローカル
管理一時表領域のパ
フォーマンスデータは
収集しない。
−
ulong
No
すべて
DBA_SEGMENTS.F
REELIST_GROUPS
Free lists
(FREELISTS)
セグメントに割り当て
られているプロセス空
きリスト数。ローカル
管理一時表領域のパ
フォーマンスデータは
収集しない。
−
ulong
No
すべて
DBA_SEGMENTS.F
REELISTS
Header Block
(HEADER_BLOC
K)
セグメント・ヘッダー
を含むブロックの ID。
ローカル管理一時表領
域のパフォーマンス
データは収集しない。
−
ulong
No
すべて
DBA_SEGMENTS.H
EADER_BLOCK
424
6. レコード
Segment Detail(PD_PDSM)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Header File
(HEADER_FILE)
セグメント・ヘッダー
を含むファイルの ID。
ローカル管理一時表領
域のパフォーマンス
データは収集しない。
−
ushort
No
すべて
DBA_SEGMENTS.H
EADER_FILE
Increase %
(PCT_INCREASE)
割り当てられる次のエ
クステントのサイズを
増やす割合。ローカル
管理一時表領域のパ
フォーマンスデータは
収集しない。
−
short
No
すべて
DBA_SEGMENTS.P
CT_INCREASE
Initial Extent
(INITIAL_EXTE
NT)
セグメントの初期エク
ステントのサイズ。バ
イト単位。ローカル管
理一時表領域のパ
フォーマンスデータは
収集しない。
−
double
No
すべて
DBA_SEGMENTS.I
NITIAL_EXTENT
Max Extents
(MAX_EXTENTS)
セグメントで認められ
ているエクステントの
最大数。ローカル管理
一時表領域のパフォー
マンスデータは収集し
ない。
−
ulong
No
すべて
DBA_SEGMENTS.M
AX_EXTENTS
Max Extents %
(PERCENT_MAX
_EXTENTS)
セグメントで認められ
ているエクステントの
最大数に対する,割り
当て済みのエクステン
トの割合。ローカル管
理一時表領域のパ
フォーマンスデータは
収集しない。
−
double
No
すべて
(DBA_SEGMENTS.E
XTENTS /
DBA_SEGMENTS.M
AX_EXTENTS) * 100
Min Extents
(MIN_EXTENTS)
セグメントで認められ
るエクステントの最小
数。
−
ulong
No
すべて
DBA_SEGMENTS.M
IN_EXTENTS
Next Alloc Fails
(NEXT_ALLOC_
FAILS)
このフィールドは正し
い値を収集できない。
次のエクステント割り
当ての失敗を示す。失
敗の場合「1」。成功の
場合「0」。ローカル管
理表領域の場合,常に 0
となる。
−
short
No
すべて
DBA_SEGMENTS.N
EXT_EXTENT >
MAX(FET$.LENGT
H) *
DB_BLOCK_SIZE
Next Extent
(NEXT_EXTENT)
セグメントの次のエク
ステントサイズ。バイ
ト単位。
−
double
No
すべて
DBA_SEGMENTS.N
EXT_EXTENT
425
6. レコード
Segment Detail(PD_PDSM)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
このフィールドは正し
い値を収集できない。
エクステント数が設定
値(設定値の初期値は
5)より大きい場合
「1」。設定値以下の場合
「0」。
−
short
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,または
ディクショナリー
管理一時表領域の
場合
DBA_SEGMENTS.
EXTENTS > 5
• ローカル管理一時
表領域の場合
V$SORT_SEGME
NT.TOTAL_EXTE
NTS > 5
Owner
(OWNER)
セグメントの所有者の
ユーザー名。ローカル
管理一時表領域のパ
フォーマンスデータは
収集しない。
−
string(3
0)
No
すべて
DBA_SEGMENTS.O
WNER
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Overextended
(OVEREXTEND
ED)
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDSM」。
Segment Name
(SEGMENT_NA
ME)
セグメント名。ローカ
ル管理一時表領域のパ
フォーマンスデータは
収集しない。
−
string(8
1)
No
すべて
DBA_SEGMENTS.S
EGMENT_NAME
Segment Type
(SEGMENT_TYP
E)
セグメントの種類。こ
のフィールドの有効な
値は,「CACHE」,
「CLUSTER」,
「DEFERRED
ROLLBACK」
,
「INDEX」,
「ROLLBACK」,
「TABLE」,および
「TEMPORARY」。ロー
カル管理一時表領域の
パフォーマンスデータ
は収集しない。
−
string(1
8)
No
すべて
DBA_SEGMENTS.S
EGMENT_TYPE
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Tablespace Name
(TABLESPACE_
NAME)
セグメントが存在する
テーブルスペース名。
−
string(3
0)
No
すべて
DBA_SEGMENTS.T
ABLESPACE_NAME
426
6. レコード
Server Status(PD_STAT)
Server Status(PD_STAT)
機能
Server Status(PD_STAT)レコードには,Oracle Database の状態についての,ある時点での状態を示
すパフォーマンスデータが格納されます。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
60
○
Collection Offset
0
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:686 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Availability
(AVAILABILITY)
可用性ステータス。
有効な値は,
「0
(停止)
」または
「1(稼働)
」
。
−
ulong
No
すべて
Agent Collector
Change Time
(CHANGE_TIME)
Availability が最
後に変更された時
間。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「STAT」
。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
Start Time
(START_TIME)
427
6. レコード
Session Detail(PD_PDS)
Session Detail(PD_PDS)
機能
Session Detail(PD_PDS)レコードには,セッションについての,ある時点での状態を示すパフォーマ
ンスデータが格納されます。インスタンス中のセッションごとに 1 つのレコードが作られます。このレ
コードは,複数インスタンスレコードです。
このレコードのパフォーマンスデータが表示できない場合,Oracle の静的ディクショナリー・ビュー
DBA_WAITERS を作成してください。静的ディクショナリー・ビュー DBA_WAITERS を作成するため
には,Oracle が提供する CATBLOCK.SQL スクリプトを実行する必要があります。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
100
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDS_SID
• PD_PDS_SERIAL_NUM
ライフタイム
セッションの開始から終了まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:705 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Action
(ACTION)
データ収集時に
DBMS_APPLICA
TION_
INFO.SET_ACTI
ON プロシー
ジャーを呼ぶこと
で設定される実行
アクション名。
−
string(
32)
No
すべて
V$SESSION.ACTI
ON
Addrhash
(ADDRHASH)
実行されている
SQL 文を固有に識
別する文字列。
−
string(
38)
No
すべて
V$SESSION.SQL_
ADDRESS +
V$SESSION.SQL_
HASH_VALUE
428
6. レコード
Session Detail(PD_PDS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
監査セッション識
別子。
監視対象が Oracle
Database 10g また
は User フィール
ドの値が SYS の場
合,値は「-1」
。
−
ulong
No
すべて
V$SESSION.AUD
SID
Avg Wait
(AVERAGE_WAIT)
セッションが待機
しているすべての
イベントの平均時
間。このフィール
ドの値を収集する
には,init.ora
ファイルの
TIMED_STATISTI
CS パラメーターを
「TRUE」にする必
要がある。
−
ulong
No
すべて
AVG(V$SESSION_
EVENT.AVERAGE
_WAIT)
Avg Wait String
(AVERAGE_WAIT_STRING)
セッションが待機
しているすべての
イベントの平均時
間(文字列)
。この
フィールドの値を
収集するには,
init.ora ファイ
ルの TIMED_
STATISTICS パラ
メーターを
「TRUE」にする必
要がある。
−
string(
20)
No
すべて
AVG(V$SESSION_
EVENT.AVERAGE
_WAIT)
Blocking Locks
(BLOCKING_LOCKS)
ほかのロックをブ
ロックしている
ロック数。
−
double
No
すべて
COUNT(V$LOCK)
where
V$LOCK.BLOCK
>0
Client Info
(CLIENT_INFO)
DBMS_APPLICA
TION_INFO.SET
_CLIE NT_INFO
プロシージャーを
呼ぶことによって
設定される情報。
−
string(
64)
No
すべて
V$SESSION.CLIE
NT_INFO
Client PID
(PROCESS)
OS のクライアン
ト ID。
−
string(
12)
No
すべて
V$SESSION.PRO
CESS
Command
(COMMAND)
実行しているコマ
ンド。
−
string(
32)
No
すべて
V$SESSION.COM
MAND
Fixed Table Sequence
(FIXED_TABLE_SEQUENCE)
セッションがデー
タベースへの呼び
出しを完了するた
びに増加する値。
−
double
No
すべて
V$SESSION.FIXE
D_TABLE_SEQU
ENCE
Locks Held
(LOCKS_HELD)
データ収集時に
セッションによっ
て保持されている
ロック数。
−
double
No
すべて
COUNT(V$LOCK
S) where
V$LOCK.LMODE
is NOT NULL
Locks Requested
(LOCKS_REQUESTED)
要求したが,セッ
ションが保持して
いないロック数。
−
double
No
すべて
COUNT(V$LOCK
S) where
V$LOCK.LMODE
is NULL
Auditing SID
(AUDSID)
429
6. レコード
Session Detail(PD_PDS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Lockwait
(LOCKWAIT)
待機中のロックの
アドレス。なけれ
ば「null」
。
−
string(
16)
No
すべて
V$SESSION.LOC
KWAIT
Logon Seconds
(LOGON_SECONDS)
ログインからの秒
数。
−
ulong
No
すべて
V$SESSION.LOG
ON_TIME
Logon Time
(LOGON_TIME)
セッション接続時
間。
−
string(
20)
No
すべて
V$SESSION.LOG
ON_TIME
Machine
(MACHINE)
OS のマシン名。
−
string(
64)
No
すべて
V$SESSION.MAC
HINE
Module
(MODULE)
データ収集時に
DBMS_APPLICA
TION_
INFO.SET_MOD
ULE プロシー
ジャーを呼ぶこと
によって設定され
る,実行している
モジュール名。
−
string(
48)
No
すべて
V$SESSION.MOD
ULE
OS User
(OSUSER)
OS のクライアン
ト・ユーザー名。
−
string(
30)
No
すべて
V$SESSION.OSU
SER
Open Cursors
(OPEN_CURSORS)
オープン・カーソ
ル数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$OPEN
_CURSOR)
Oracle PID
(PID)
Oracle プロセス識
別子。
−
ulong
No
すべて
V$PROCESS.PID
where
V$SESSION.PAD
DR =
V$PROCESS.ADD
R
Oracle サーバ・タ
イプ。このフィー
ルドで有効な値は,
「DEDICATED」
,
「NONE」,
「PSEUDO」
,およ
び「SHARED」。
−
string(
9)
No
すべて
V$SESSION.SER
VER
Oracle Server
(SERVER)
Program
(PROGRAM)
OS のプログラム
名。
−
string(
64)
No
すべて
V$SESSION.PRO
GRAM
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDS」。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
SID
(SID)
セッション識別子。
−
ulong
No
すべて
V$SESSION.SID
Schema #
(SCHEMA_NUM)
スキーマ・ユー
ザー識別子。
−
long
No
すべて
V$SESSION.SCH
EMA#
Schema Name
(SCHEMANAME)
スキーマ・ユー
ザー名。
−
string(
30)
No
すべて
V$SESSION.SCH
EMANAME
430
6. レコード
Session Detail(PD_PDS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Serial #
(SERIAL_NUM)
セッションのオブ
ジェクトを固有に
識別するセッショ
ン・シリアル番号。
セッションが終了
し,別のセッショ
ンが同じセッショ
ン識別子で開始し
ても,セッショ
ン・レベルのコマ
ンドが正しいセッ
ション・オブジェ
クトに適用される
のを保証する。
−
ulong
No
すべて
V$SESSION.SERI
AL#
Session Events
(SESSION_EVENTS)
セッションによっ
て待たされている
イベント数。
−
short
No
すべて
COUNT(V$SESSI
ON_EVENT)
Session Waits
(SESSION_WAITS)
セッションによる
待機数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$SESSI
ON_WAIT)
Sessions Blocked
(SESSIONS_BLOCKED)
セッションによっ
てブロックされて
いるセッション数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(DBA_WAI
TERS)
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
セッションの状態。
有効な値は,
「ACTIVE」
,
「INACTIVE」,
「KILLED」,
「CACHED」,およ
び「SNIPED」。
−
string(
8)
No
すべて
V$SESSION.STAT
US
Table Accesses
(TABLE_ACCESSES)
テーブル・アクセ
ス数。
−
double
No
すべて
COUNT(V$ACCE
SS)
Terminal
(TERMINAL)
OS の端末名。
−
string(
16)
No
すべて
V$SESSION.TER
MINAL
−
ulong
No
すべて
SUM(V$SESSION
_EVENT.TIME_W
AITED)
Status
(STATUS)
Time Waited
(TIME_WAITED)
セッションがすべ
てのイベントを
待った時間の合計。
このフィールドの
値を収集するには,
init.ora ファイ
ルの TIMED_
STATISTICS パラ
メーターを
「TRUE」にする必
要がある。
431
6. レコード
Session Detail(PD_PDS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Time Waited String
(TIME_WAITED_STRING)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
セッションがすべ
てのイベントを待
機していた時間の
合計(文字列)
。こ
のフィールドの値
を収集するには,
init.ora ファイ
ルの TIMED_
STATISTICS パラ
メーターを
「TRUE」にする必
要がある。
−
string(
20)
No
すべて
SUM(V$SESSION
_EVENT.TIME_W
AITED)
Total Timeouts
(TOTAL_TIMEOUTS)
セッションのイベ
ントに対するタイ
ムアウトの合計回
数。
−
ulong
No
すべて
SUM(V$SESSION
_EVENT.TOTAL_
TIMEOUTS)
Total Waits
(TOTAL_WAITS)
セッションのすべ
てのイベントに対
する待機数。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSION
_EVENT.TOTAL_
WAITS)
Transaction Address
(TRANSACTION_ADDRESS)
トランザクショ
ン・ステート・オ
ブジェクトのアド
レス。
−
string(
16)
No
すべて
V$SESSION.TAD
DR
Transactions
(TRANSACTIONS)
アクティブ・トラ
ンザクション数。
−
ulong
No
すべて
COUNT(V$TRAN
SACTION)
Type
(TYPE)
セッションタイプ。
−
string(
10)
No
すべて
V$SESSION.TYP
E
User
(USERNAME)
Oracle ユーザー
名。このフィール
ドには常に SYS
ユーザーの情報と
して NULL が設定
されるレコードが
ある。特定のユー
ザー A 以外の接続
を条件とする場合
は NULL を指定で
きないため,User
# フィールドを使
用して次の条件式
を指定する。
User<> "A" AND
User #<>"0"
−
string(
30)
No
すべて
V$SESSION.USE
RNAME
User #
(USER_NUM)
Oracle ユーザー識
別子。
−
long
No
すべて
V$SESSION.USE
R#
432
6. レコード
Session Event(PD_PDEV)
Session Event(PD_PDEV)
機能
Session Event(PD_PDEV)レコードには,セッション・イベントについての,ある時点での状態を示す
パフォーマンスデータが格納されます。セッションの待機イベントごとに 1 つのレコードが作られます。
このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
45
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDEV_SID
• PD_PDEV_EVENT
ライフタイム
セッションイベントの開始から終了まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:241 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Avg Wait
(AVERAGE_WAI
T)
セッションが待機して
いるすべてのイベント
の平均時間。この
フィールドの値を収集
するには,init.ora
ファイルの
TIMED_STATISTICS パ
ラメーターを「TRUE」
にする必要がある。
−
double
No
すべて
V$SESSION_EVENT
.AVERAGE_WAIT
Avg Wait String
(AVERAGE_WAI
T_STRING)
セッションが待機して
いるすべてのイベント
の平均時間(文字列)。
このフィールドの値を
収集するには,
init.ora ファイルの
TIMED_STATISTICS パ
ラメーターを「TRUE」
にする必要がある。
−
string(2
1)
No
すべて
V$SESSION_EVENT
.AVERAGE_WAIT
Event
(EVENT)
待機イベント名。
−
string(6
4)
No
すべて
V$SESSION_EVENT
.EVENT
433
6. レコード
Session Event(PD_PDEV)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Program
(PROGRAM)
実行しているプログラ
ム名。
−
string(6
4)
No
すべて
V$SESSION.PROGR
AM where
V$SESSION_EVENT
.SID =
V$SESSION.SID
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDEV」。
SID
(SID)
セッション識別子。
−
ulong
No
すべて
V$SESSION_EVENT
.SID
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Time Waited
(TIME_WAITED)
セッションがイベント
を待機していた合計時
間。このフィールドの
値を収集するには,
init.ora ファイルの
TIMED_STATISTICS パ
ラメーターを「TRUE」
にする必要がある。
−
double
No
すべて
V$SESSION_EVENT
.TIME_WAITED
Time Waited String
(TIME_WAITED_
STRING)
セッションがイベント
を待機していた合計時
間。このフィールドの
値を収集するには,
init.ora ファイルの
TIMED_STATISTICS パ
ラメーターを「TRUE」
にする必要がある。
−
string(2
1)
No
すべて
V$SESSION_EVENT
.TIME_WAITED
Total Timeouts
(TOTAL_TIMEO
UTS)
セッションのイベント
に対するタイムアウト
の合計回数。
−
double
No
すべて
V$SESSION_EVENT
.TOTAL_TIMEOUTS
Total Waits
(TOTAL_WAITS)
セッションのイベント
に対する合計の待機数。
−
double
No
すべて
V$SESSION_EVENT
.TOTAL_WAITS
User
(USERNAME)
Oracle ユーザー名。
−
string(3
0)
No
すべて
V$SESSION.USERN
AME where
V$SESSION_EVENT
.SID =
V$SESSION.SID
434
6. レコード
Session Event Interval(PI_PIEV)
Session Event Interval(PI_PIEV)
機能
Session Event Interval(PI_PIEV)レコードには,セッション・イベントについての,ある一定の時間
を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。セッションの待機イベントごとに 1 つのレコードが
作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
0
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PI_PIEV_SID
• PI_PIEV_EVENT
ライフタイム
セッションイベントの開始から終了まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:289 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Avg Wait
(AVERAGE_WAI
T)
説明
セッションが待機して
いるすべてのイベント
の平均時間。この
フィールドの値を収集
するには,init.ora
ファイルの
TIMED_STATISTICS パ
ラメーターを「TRUE」
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
double
No
すべて
V$SESSION_EVENT
.AVERAGE_WAIT
COPY
string(2
1)
No
すべて
V$SESSION_EVENT
.AVERAGE_WAIT
COPY
string(6
4)
No
すべて
V$SESSION_EVENT
.EVENT
にする必要がある。※ 2
Avg Wait String
(AVERAGE_WAI
T_STRING)
セッションが待機して
いるすべてのイベント
の平均時間(文字列)。
このフィールドの値を
収集するには,
init.ora ファイルの
TIMED_STATISTICS パ
ラメーターを「TRUE」
にする必要がある。※ 1
Event
(EVENT)
待機イベント名。※ 1
435
6. レコード
Session Event Interval(PI_PIEV)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Program
(PROGRAM)
実行しているプログラ
ム名。※ 1
COPY
string(6
4)
No
すべて
V$SESSION.PROGR
AM where
V$SESSION_EVENT
.SID =
V$SESSION.SID
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
※1
「PIEV」
。
SID
(SID)
セッション識別子。※ 1
COPY
ulong
No
すべて
V$SESSION_EVENT
.SID
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSION_EVENT
.TIME_WAITED
COPY
string(2
1)
No
すべて
V$SESSION_EVENT
.TIME_WAITED
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSION_EVENT
.TOTAL_TIMEOUTS
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSION_EVENT
.TOTAL_WAITS
COPY
string(3
0)
No
すべて
V$SESSION.USERN
AME where
V$SESSION_EVENT
.SID =
V$SESSION.SID
の収集開始時刻。※ 1
Time Waited
(TIME_WAITED)
セッションがイベント
を待機していた合計時
間。このフィールドの
値を収集するには,
init.ora ファイルの
TIMED_STATISTICS パ
ラメーターを「TRUE」
にする必要がある。※ 2
Time Waited String
(TIME_WAITED_
STRING)
セッションがイベント
を待機していた合計時
間。このフィールドの
値を収集するには,
init.ora ファイルの
TIMED_STATISTICS パ
ラメーターを「TRUE」
にする必要がある。※ 1
Total Timeouts
(TOTAL_TIMEO
UTS)
セッションのイベント
に対するタイムアウト
Total Waits
(TOTAL_WAITS)
セッションのイベント
に対する合計の待機数。
の合計回数。※ 2
※2
User
(USERNAME)
436
Oracle ユーザー名。※ 1
6. レコード
Session I/O Interval(PI_PIIO)
Session I/O Interval(PI_PIIO)
機能
Session I/O Interval(PI_PIIO)レコードには,すべてのアクティブ・セッションの I/O についての,あ
る一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。アクティブなセッションごとに 1 つの
レコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
25
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PI_PIIO_SID
ライフタイム
セッションの開始から終了まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:186 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Block Changes
(BLOCK_CHANG
ES)
セッションのブロック
変更回数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SESS_IO.BLOCK_
CHANGES
Block Gets
(BLOCK_GETS)
セッションのブロック
AVG
double
Yes
すべて
V$SESS_IO.BLOCK_
GETS
Cache Hit %
(CACHE_HIT_PE
RCENTAGE)
バッファ・キャッシュ
AVG
double
No
すべて
100 * (BLOCK_GETS
+
CONSISTENT_GET
SPHYSICAL_READS)
/ (BLOCK_GETS +
CONSISTENT_GET
S)
Consistent
Changes
(CONSISTENT_
CHANGES)
セッションの整合性の
AVG
double
Yes
すべて
V$SESS_IO.CONSIS
TENT_CHANGES
Consistent Gets
(CONSISTENT_
GETS)
セッションの整合性の
ある取得回数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SESS_IO.CONSIS
TENT_GETS
※2
取得回数。
※2
使用率。
ある変更回数。※ 2
437
6. レコード
Session I/O Interval(PI_PIIO)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
OS PID
(PID)
OS のクライアント・プ
Physical Reads
(PHYSICAL_REA
DS)
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
COPY
string(3
0)
No
すべて
V$SESSION.PROCE
SS
セッションの物理読み
込み数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SESS_IO.PHYSIC
AL_READS
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
ロセス ID。※ 1
※1
「PIIO」。
SID
(SID)
セッション識別子。※ 1
COPY
ulong
No
すべて
V$SESS_IO.SID
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
User
(USERNAME)
セッションのユーザー
COPY
string(3
0)
No
すべて
V$SESSION.USERN
AME
438
名。※ 1
6. レコード
Session Stat Summary Interval(PI_PIS2)
Session Stat Summary Interval(PI_PIS2)
機能
Session Stat Summary Interval(PI_PIS2)レコードには,インスタンスの各セッションおよびパフォー
マンス・インジケーターについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。
インスタンス中のセッションごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレ
コードです。
このレコードのパフォーマンスデータが表示できない場合,Oracle の静的ディクショナリー・ビュー
DBA_WAITERS を作成してください。静的ディクショナリー・ビュー DBA_WAITERS を作成するため
には,Oracle が提供する CATBLOCK.SQL スクリプトを実行する必要があります。
このレコードは,監視対象の Oracle でコネクションプールなど,接続期間が長いセッション情報を監視す
る場合は有効です。しかし,接続/切断を繰り返す運用の場合は,Session Statistics Summary
(PD_PDS2)レコードで監視してください(接続/切断が頻繁に発生した場合,ODBC キーフィールドが
PI_PIS2_SID であるため,デルタの項目に関して前回との差分値を取得する際に,別のセッション情報と
の差分を取得する可能性があり,有効なデータとして取得することはできません)。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
105
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PI_PIS2_SID
ライフタイム
セッションの開始から終了まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:904 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Block Changes/
Tran
(BLOCK_CHANG
ES_PER_TRANSA
CTION)
説明
各トランザクションが
DML 作業を実行した割
要約
AVG
形式
double
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
db block changes /
user commits
合。※ 2
439
6. レコード
Session Stat Summary Interval(PI_PIS2)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Block Visits/Tran
(BLOCK_VISITS
_PER_TRANSACT
ION)
実行された作業用デー
タベース読み込みのト
ランザクション当たり
の回数。※ 2
AVG
double
No
すべて
(db block gets +
consistent gets) / user
commits
Blocking Locks
(BLOCKING_LO
CKS)
セッションによって所
有され,ほかのロック
をブロックしている
ロック数。※ 2
このフィールドは正し
い値を収集できない。
常に 0 となる。
AVG
double
No
すべて
Agent Collector
Cache Hit %
(CACHE_HIT_PE
RCENTAGE)
バッファ・キャッシュ
AVG
double
No
すべて
(1 - (physical reads
cache / (consistent
gets from cache + db
block gets from
cache))) * 100
Calls/Tran
(CALLS_PER_TR
ANSACTION)
クライアント要求が実
行されたトランザク
AVG
double
No
すべて
user calls / user
commits
使用率。※ 2
ション当たりの割合。※
2
Changed Block %
(CHANGED_BLO
CK_PERCENTAG
E)
データベースアプリ
ケーション内のクエ
リーと DML のバランス
を表す割合。インデッ
クスやアプリケーショ
ンの利用状況によって
変化する。※ 2
AVG
double
No
すべて
(db block changes /
(block gets +
consistent gets)) * 100
Consistent Change
%
(CONSISTENT_
CHANGE_PERCE
NTAGE)
アプリケーションが読
み込み処理の整合性を
調べる必要のあったエ
クステントを表す割合。
AVG
double
No
すべて
(consistent changes /
consistent gets) * 100
AVG
double
No
すべて
(table fetch continued
row / (table fetch by
rowid + table scan
rows gotten)) * 100
Continued Row %
(CONTINUED_R
OW_PERCENTAG
E)
※2
入手した合計行数のう
ち,1 ブロックより長い
行,または移動されて
いた行だった割合。※ 2
Deadlocks
(LOCK_DEADLO
CKS)
DML 処理のエンキュー
(ロック)が原因で発生
したプロセス・デッド
ロック数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
Disk Sorts
(SORTS_DISK)
ディスクソート数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
Lock Conversions
(LOCK_CONVER
SIONS)
「共有」から「排他」の
ように,モードが変更
されたエンキュー
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
Lock Releases
(LOCK_RELEAS
ES)
エンキュー(ロック)
が解放された回数。こ
の統計情報は,ロック
要求回数と同じ。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
SUM(V$SESSTAT.V
ALUE)
Lock Requests
(LOCK_REQUES
TS)
エンキュー(ロック)
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
440
(ロック)数。※ 2
が要求された回数。※ 2
6. レコード
Session Stat Summary Interval(PI_PIS2)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Lock Timeouts
(LOCK_TIMEOU
TS)
エンキュー(ロック)
の要求が指定された待
機時間内に認められな
かった回数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
Lock Waits
(LOCK_WAITS)
ロック要求が待機状態
になった回数。ロック
要求回数からエン
キュー待機回数を引い
た値が,待たなかった
ロック要求数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
Logical Reads
(LOGICAL_REA
DS)
読み込み整合性モード
での論理読み込みの数
と,ブロックの現在の
コピーに対する要求数
の和。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
db block gets +
consistent gets
Memory Sorts
(SORTS_MEMOR
Y)
メモリー内ソート回数。
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
Non-Index Lookups
%
(NON_INDEX_L
OOKUPS)
キャッシュが行われな
AVG
double
No
すべて
(table scans (long
tables) / (table scans
(short tables) + table
scans (long tables))) *
100
PGA Memory
(PGA_MEMORY)
データ収集時に使用中
だった PGA メモリーの
AVG
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALUE
※2
い全表走査の割合。※ 2
量。※ 2
Physical Writes
(PHYSICAL_WRI
TES)
DBWR によるディスク
への物理書き込み処理
の数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
Physical Reads
(PHYSICAL_REA
DS)
ディスクからデータ
ベース・ブロックの実
際の読み込みが実行さ
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
Program
(PROGRAM)
OS のプログラム名。※
COPY
string(4
8)
No
すべて
V$SESSION.PROGR
AM
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
AVG
double
No
すべて
(recursive calls / user
calls) * 100
れた回数。※ 2
1
の収集終了時刻。※ 1
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PIS2」。※ 1
Recursive Calls
(RECURSIVE_C
ALLS)
処理されたユーザー
Recursive to User
Call %
(RECURSIVE_T
O_USER_CALL_P
ERCENTAGE)
このフィールドは正し
い値を収集できない。
オーバーヘッドを示す
割合。※ 2
※2
コール数。
441
6. レコード
Session Stat Summary Interval(PI_PIS2)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Redo Log Space
Requests
(REDO_LOG_SP
ACE_REQUESTS)
ユーザー・プロセスが
REDO ログ・バッファ
のスペースを待った回
数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
Redo Log Space
Wait %
(REDO_LOG_SP
ACE_WAIT_PERC
ENTAGE)
メモリー割り当てを示
AVG
double
No
すべて
(redo log space
requests / redo
entries) * 100
Row Source %
(ROW_SOURCE_
PERCENTAGE)
フル・テーブル・ス
キャンで取得したすべ
ての行の割合。※ 2
AVG
double
No
すべて
(table scan rows
gotten / (table fetch by
rowid + table scan
rows gotten)) * 100
SID
(SID)
セッション識別子。※ 1
COPY
ulong
No
すべて
V$SESSION.SID
SQL Net Bytes
Rcvd
(SQL_NET_BYT
ES_RECEIVED)
SQL*Net を介してクラ
イアントから受信した
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
SQL Net Bytes
Sent
(SQL_NET_BYT
ES_SENT)
SQL*Net を介してクラ
イアントに送信したバ
イト数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
Session Cursor
Cache Count
(SESSION_CURS
OR_CACHE_COU
NT)
カーソルに対する参照
の合計数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
Session Cursor
Cache Hit %
(SESSION_CURS
OR_CACHE_HIT_
PERCENTAGE)
セッション・カーソル
へのアクセスが実行さ
れ,キャッシュで見つ
からなかった回数。※ 2
AVG
double
No
すべて
(session cursor cache
hits / session cursor
cache count) * 100
Session Cursor
Cache Hits
(SESSION_CURS
OR_CACHE_HITS
)
記録されたセッション・
カーソル・キャッシュ・
ヒット数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
Sort Overflow %
(SORT_OVERFL
OW_PERCENTAG
E)
一時セグメントを使用
したソートの割合。※ 2
AVG
double
No
すべて
(sorts (disk) / (sorts
(memory) + sorts
(disk))) * 100
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
す割合。※ 2
バイト数。※ 2
の収集開始時刻。※ 1
442
6. レコード
Session Stat Summary Interval(PI_PIS2)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Statement CPU
(STATEMENT_C
PU)
説明
データ収集時にアク
ティブなステートメン
トで使用された CPU 時
間の合計。このフィー
ルドの値を収集するに
は,init.ora ファイ
ルの
TIMED_STATISTICS パ
ラメーターを「TRUE」
にしておく必要がある。
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
※2
UGA Memory
(UGA_MEMORY)
使用されたセッション・
メモリー数。※ 2
AVG
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALUE
User
(USERNAME)
Oracle ユーザー名。※ 1
COPY
string(3
0)
No
すべて
V$SESSION.USERN
AME
User Calls
(USER_CALLS)
処理されたユーザー
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
User Calls / Parse
(USER_CALLS_P
ER_PARSE)
アプリケーションがそ
のコンテキスト領域を
どの程度良好に管理し
AVG
double
No
すべて
user calls / parse
count (total)
コール数。※ 2
ているかを示す割合。※
2
User Commits
(USER_COMMIT
S)
トランザクション数。※
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
User Rollback %
(USER_ROLLBA
CK_PERCENTAG
E)
失敗した(ロールバッ
クされた)アプリケー
ショントランザクショ
AVG
double
No
すべて
(user rollbacks / (user
commits + user
rollbacks)) * 100
User Rollbacks
(USER_ROLLBA
CKS)
ロールバック数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SESSTAT.VALUE
Waiting Locks
(WAITING_LOC
KS)
現在別のセッションに
よって所有され,この
セッションが待機して
AVG
double
No
すべて
−
Write %
(WRITE_PERCE
NTAGE)
すべての物理 I/O に対
する書き込み処理の割
合。※ 2
AVG
double
No
すべて
(physical writes /
(physical reads +
physical writes)) *
100
2
ンの割合。※ 2
いるロック数。※ 2
このフィールドは正し
い値を収集できない。
常に 0 となる。
443
6. レコード
Session Statistics(PD_PDSS)
Session Statistics(PD_PDSS)
機能
Session Statistics(PD_PDSS)レコードには,セッションについての,ある時点での状態を示すパ
フォーマンスデータが格納されます。インスタンス中のセッションごとに 1 つのレコードが作られます。
このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
125
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDSS_SID
• PD_PDSS_STATISTIC_NUM
ライフタイム
セッションの開始から終了まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:186 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Class
(CLASS)
統計クラス。
−
string(
20)
No
すべて
V$STATNAME.CL
ASS where
V$SESSTAT.STAT
ISTIC# =
V$STATNAME.ST
ATISTIC#
Program
(PROGRAM)
実行しているプロ
グラム名。
−
string(
48)
No
すべて
V$SESSION.PRO
GRAM where
V$SESSTAT.SID =
V$SESSION.SID
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDSS」。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
−
ulong
No
すべて
V$SESSTAT.SID
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
SID
(SID)
444
セッション識別子。
6. レコード
Session Statistics(PD_PDSS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Statistic #
(STATISTIC_NUM)
統計番号。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.STAT
ISTIC#
Statistic Name
(NAME)
統計名。
−
string(
64)
No
すべて
V$STATNAME.NA
ME where
V$SESSTAT.STAT
ISTIC# =
V$STATNAME.ST
ATISTIC#
User
(USERNAME)
Oracle ユーザー
名。
−
string(
30)
No
すべて
V$SESSION.USE
RNAME where
V$SESSTAT.SID =
V$SESSION.SID
Value
(VALUE)
統計値。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
445
6. レコード
Session Statistics Summary(PD_PDS2)
Session Statistics Summary(PD_PDS2)
機能
Session Statistics Summary(PD_PDS2)レコードには,インスタンスの各セッションおよびパフォーマ
ンス・インジケーターについての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。イン
スタンス中のセッションごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコー
ドです。
このレコードのパフォーマンスデータが表示できない場合,Oracle の静的ディクショナリー・ビュー
DBA_WAITERS を作成してください。静的ディクショナリー・ビュー DBA_WAITERS を作成するため
には,Oracle が提供する CATBLOCK.SQL スクリプトを実行する必要があります。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
105
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDS2_SID
ライフタイム
セッションの開始から終了まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:412 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Block Changes/Tran
(BLOCK_CHANGES_PER_TRAN
SACTION)
各トランザクショ
ンが DML 作業を
実行した割合。
−
double
No
すべて
db block changes /
user commits
Block Visits/Tran
(BLOCK_VISITS_PER_TRANSAC
TION)
実行された作業用
データベース読み
込みのトランザク
ション当たりの回
数。
−
double
No
すべて
(db block gets +
consistent gets) /
user commits
446
6. レコード
Session Statistics Summary(PD_PDS2)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Blocking Locks
(BLOCKING_LOCKS)
セッションによっ
て所有され,ほか
のロックをブロッ
クしているロック
数。
このフィールドは
正しい値を収集で
きない。常に 0 と
なる。
−
double
No
すべて
Agent Collector
Cache Hit %
(CACHE_HIT_PERCENTAGE)
バッファ・キャッ
シュ使用率。
−
double
No
すべて
(1 - (physical reads
cache / (consistent
gets from cache +
db block gets from
cache))) * 100
Calls/Tran
(CALLS_PER_TRANSACTION)
クライアント要求
が実行されたトラ
ンザクション当た
りの割合。
−
double
No
すべて
user calls / user
commits
Changed Block %
(CHANGED_BLOCK_PERCENTA
GE)
データベースアプ
リケーション内の
クエリーと DML
のバランスを表す
割合。インデック
スやアプリケー
ションの利用状況
によって変化する。
−
double
No
すべて
(db block changes /
(block gets +
consistent gets)) *
100
Consistent Change %
(CONSISTENT_CHANGE_PERC
ENTAGE)
アプリケーション
が読み込み処理の
整合性を調べる必
要のあったエクス
テントを表す割合。
−
double
No
すべて
(consistent
changes /
consistent gets) *
100
Continued Row %
(CONTINUED_ROW_PERCENTA
GE)
入手した合計行数
のうち,1 ブロッ
クより長い行,ま
たは移動されてい
た行だった割合。
−
double
No
すべて
(table fetch
continued row /
(table fetch by
rowid + table scan
rows gotten)) * 100
Deadlocks
(LOCK_DEADLOCKS)
DML 処理のエン
キュー(ロック)
が原因で発生した
プロセス・デッド
ロック数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
Disk Sorts
(SORTS_DISK)
ディスクソート数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
「共有」から「排
他」のように,
モードが変更され
たエンキュー
(ロック)数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
Lock Releases
(LOCK_RELEASES)
エンキュー(ロッ
ク)が解放された
回数。この統計情
報は,ロック要求
回数と同じ。
−
double
No
すべて
SUM(V$SESSTAT.
VALUE)
Lock Requests
(LOCK_REQUESTS)
エンキュー(ロッ
ク)が要求された
回数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
Lock Conversions
(LOCK_CONVERSIONS)
447
6. レコード
Session Statistics Summary(PD_PDS2)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Lock Timeouts
(LOCK_TIMEOUTS)
エンキュー(ロッ
ク)の要求が指定
された待機時間内
に認められなかっ
た回数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
Lock Waits
(LOCK_WAITS)
ロック要求が待機
状態になった回数。
ロック要求回数か
らエンキュー待機
回数を引いた値が,
待たなかったロッ
ク要求数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
Logical Reads
(LOGICAL_READS)
読み込み整合性
モードでの論理読
み込みの数と,ブ
ロックの現在のコ
ピーに対する要求
数の和。
−
double
No
すべて
db block gets +
consistent gets
Memory Sorts
(SORTS_MEMORY)
メモリー内ソート
回数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
Non-Index Lookups %
(NON_INDEX_LOOKUPS)
キャッシュが行わ
れない全表走査の
割合。
−
double
No
すべて
(table scans (long
tables) / (table
scans (short tables)
+ table scans (long
tables))) * 100
PGA Memory
(PGA_MEMORY)
データ収集時に使
用中だった PGA
メモリーの量。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
Physical Writes
(PHYSICAL_WRITES)
DBWR によるディ
スクへの物理書き
込み処理の数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
Physical Reads
(PHYSICAL_READS)
ディスクからデー
タベース・ブロッ
クの実際の読み込
みが実行された回
数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
Program
(PROGRAM)
OS のプログラム
名。
−
string(
48)
No
すべて
V$SESSION.PRO
GRAM
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDS2」。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Recursive Calls
(RECURSIVE_CALLS)
処理されたユー
ザーコール数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
Recursive to User Call %
(RECURSIVE_TO_USER_CALL_
PERCENTAGE)
このフィールドは
正しい値を収集で
きない。
オーバーヘッドを
示す割合。
−
double
No
すべて
(recursive calls /
user calls) * 100
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
448
6. レコード
Session Statistics Summary(PD_PDS2)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
Redo Log Space Requests
(REDO_LOG_SPACE_REQUESTS)
ユーザー・プロセ
スが REDO ログ・
バッファのスペー
スを待った回数。
−
Redo Log Space Wait %
(REDO_LOG_SPACE_WAIT_PER
CENTAGE)
メモリー割り当て
を示す割合。
Row Source %
(ROW_SOURCE_PERCENTAGE)
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
−
double
No
すべて
(redo log space
requests / redo
entries) * 100
フル・テーブル・
スキャンで取得し
たすべての行の割
合。
−
double
No
すべて
(table scan rows
gotten / (table fetch
by rowid + table
scan rows gotten))
* 100
SID
(SID)
セッション識別子。
−
ulong
No
すべて
V$SESSION.SID
SQL Net Bytes Rcvd
(SQL_NET_BYTES_RECEIVED)
SQL*Net を介し
てクライアントか
ら受信したバイト
数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
SQL Net Bytes Sent
(SQL_NET_BYTES_SENT)
SQL*Net を介し
てクライアントに
送信したバイト数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
Session Cursor Cache Count
(SESSION_CURSOR_CACHE_CO
UNT)
カーソルに対する
参照の合計数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
Session Cursor Cache Hit %
(SESSION_CURSOR_CACHE_HI
T_PERCENTAGE)
セッション・カー
ソルへのアクセス
が実行され,
キャッシュで見つ
からなかった回数。
−
double
No
すべて
(session cursor
cache hits / session
cursor cache count)
* 100
Session Cursor Cache Hits
(SESSION_CURSOR_CACHE_HI
TS)
記録されたセッ
ション・カーソ
ル・キャッシュ・
ヒット数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
Sort Overflow %
(SORT_OVERFLOW_PERCENTA
GE)
一時セグメントを
使用したソートの
割合。
−
double
No
すべて
(sorts (disk) / (sorts
(memory) + sorts
(disk))) * 100
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
データ収集時にア
クティブなステー
トメントで使用さ
れた CPU 時間の
合計。このフィー
ルドの値を収集す
るには,
init.ora ファイ
ルの
TIMED_STATISTI
CS パラメーターを
「TRUE」にしてお
く必要がある。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
Statement CPU
(STATEMENT_CPU)
要約
形式
449
6. レコード
Session Statistics Summary(PD_PDS2)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
UGA Memory
(UGA_MEMORY)
使用されたセッ
ション・メモリー
数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
User
(USERNAME)
Oracle ユーザー
名。
−
string(
30)
No
すべて
V$SESSION.USE
RNAME
User Calls
(USER_CALLS)
処理されたユー
ザーコール数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
User Calls / Parse
(USER_CALLS_PER_PARSE)
アプリケーション
がそのコンテキス
ト領域をどの程度
良好に管理してい
るかを示す割合。
−
double
No
すべて
user calls / parse
count (total)
User Commits
(USER_COMMITS)
トランザクション
数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
User Rollback %
(USER_ROLLBACK_PERCENTA
GE)
失敗した(ロール
バックされた)ア
プリケーショント
ランザクションの
割合。
−
double
No
すべて
(user rollbacks /
(user commits +
user rollbacks)) *
100
User Rollbacks
(USER_ROLLBACKS)
ロールバック数。
−
double
No
すべて
V$SESSTAT.VALU
E
Waiting Locks
(WAITING_LOCKS)
現在別のセッショ
ンによって所有さ
れ,このセッショ
ンが待機している
ロック数。
このフィールドは
正しい値を収集で
きない。常に 0 と
なる。
−
double
No
すべて
−
Write %
(WRITE_PERCENTAGE)
すべての物理 I/O
に対する書き込み
処理の割合。
−
double
No
すべて
(physical writes /
(physical reads +
physical writes)) *
100
450
6. レコード
Session Wait(PD_PDWA)
Session Wait(PD_PDWA)
機能
Session Wait(PD_PDWA)レコードには,セッションの待機についての,ある時点での状態を示すパ
フォーマンスデータが格納されます。1 つのセッション中の待機ごとに 1 つのレコードが作られます。こ
のレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
155
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDWA_SID
• PD_PDWA_SEQ_NUM
ライフタイム
セッションの開始から終了まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:409 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
Event
(EVENT)
セッションが待機
しているリソース
やイベント。
−
string(
64)
No
すべて
V$SESSION_WAI
T.EVENT
P1
(P1)
第 1 追加パラメー
ター。
−
ulong
No
すべて
V$SESSION_WAI
T.P1
P1 Text
(P1_TEXT)
第 1 追加パラメー
ターの説明。
−
string(
64)
No
すべて
V$SESSION_WAI
T.P1TEXT
P2
(P2)
第 2 追加パラメー
ター。
−
ulong
No
すべて
V$SESSION_WAI
T.P2
P2 Text
(P2_TEXT)
第 2 追加パラメー
ターの説明。
−
string(
64)
No
すべて
V$SESSION_WAI
T.P2TEXT
P3
(P3)
第 3 追加パラメー
ター。
−
ulong
No
すべて
V$SESSION_WAI
T.P3
P3 Text
(P3_TEXT)
第 3 追加パラメー
ターの説明。
−
string(
64)
No
すべて
V$SESSION_WAI
T.P3TEXT
451
6. レコード
Session Wait(PD_PDWA)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
Program
(PROGRAM)
実行しているプロ
グラム名。
−
string(
48)
No
すべて
V$SESSION.PRO
GRAM where
V$SESSION_WAI
T.SID =
V$SESSION.SID
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDWA」
。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
SID
(SID)
セッション識別子。
−
ulong
No
すべて
V$SESSION_WAI
T.SID
Seq #
(SEQ_NUM)
待機を固有に識別
する番号。この
フィールドの値は
待機ごとに増分さ
れる。
−
double
No
すべて
V$SESSION_WAI
T.SEQ#
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
共有サーバの状態。
有効な値は
「WAITING(デー
タ収集の時間を待
機している)」,
「WAITED
KNOWN TIME
(WAIT_TIME
フィールドの値は
前の待機の時間)
」
,
「WAITED
SHORT TIME
(最後の待機は 100
秒以内)
」,および
「WAITED
UNKNOWN
TIME(最後の待
機は未知)
」
。
−
string(
19)
No
すべて
V$SESSION_WAI
T.STATE
−
string(
30)
No
すべて
V$SESSION.USE
RNAME where
V$SESSION_WAI
T.SID =
V$SESSION.SID
State
(STATE)
User
(USERNAME)
452
Oracle ユーザー
名。
6. レコード
Session Wait(PD_PDWA)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
Wait Time
(WAIT_TIME)
セッションの待機
時間を示す。
「0」
の場合は,セッ
ションが現在待機
していることを示
す。
「0」でない場
合は,セッション
の前回の待機時間
を示す。
このフィールドの
値を収集するには,
init.ora ファイ
ルの
TIMED_STATISTI
CS パラメーターを
「TRUE」にする必
要がある。
−
ulong
No
すべて
V$SESSION_WAI
T.WAIT_TIME
Wait Time String
(WAIT_TIME_STRING)
セッションの待機
時間を示す(文字
列)
。「0」の場合
は,セッションが
現在待機している
ことを示す。
「0」
でない場合は,
セッションの前回
の待機時間を示す。
このフィールドの
値を収集するには,
init.ora ファイ
ルの
TIMED_STATISTI
CS パラメーターを
「TRUE」にする必
要がある。
−
string(
20)
No
すべて
V$SESSION_WAI
T.WAIT_TIME
453
6. レコード
SGA Components(PD_PDSG)
SGA Components(PD_PDSG)
機能
SGA Components(PD_PDSG)レコードには,システム・グローバル・エリア(SGA)についての,あ
る時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。システム・グローバル・エリア(SGA)ご
とに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
115
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDSG_NAME
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:56 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
Bytes
(BYTES)
メモリーサイズ。
バイト単位。
−
double
No
すべて
• V$SGASTAT.BYT
ES
• V$SGA_DYNAMI
C_COMPONEN
TS.CURRENT_
SIZE
Component Name
(NAME)
SGA コンポーネン
ト名。
−
string(
26)
No
すべて
• V$SGASTAT.NA
ME
• V$SGA_DYNAMI
C_COMPONEN
TS.COMPONE
NT
454
6. レコード
SGA Components(PD_PDSG)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
−
string(
12)
No
10-00 以
降
• V$SGASTAT.POO
L
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDSG」
。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Total Bytes
(TOTAL_BYTES)
各 SGA コンポー
ネントが使用して
いるメモリーサイ
ズの合計値。バイ
ト単位。
−
double
No
すべて
V$SGASTAT.BYT
ES
Pool
(POOL)
コンポーネント名
のメモリーがある
プール。次の 4 つ
がある。
shared pool
large pool
java pool
streams pool
Component Name
の値が上記の 4 つ
の場合,空になる。
また,該当する
プールがない場合,
空になる。
Record Time
(RECORD_TIME)
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
455
6. レコード
Shared Cursor Cache(PD_PDC)
Shared Cursor Cache(PD_PDC)
機能
Shared Cursor Cache(PD_PDC)レコードには,共有カーソル・キャッシュについての,ある時点での
状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。共有カーソル・キャッシュごとに 1 つのレコードが作
られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
10
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDC_ADDRHASH
ライフタイム
共有 SQL 領域にロードしてからアンロードするまで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:1,311 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
Action
(ACTION)
SQL 文が最初に解
析されたときに実
行中だったアク
ション名。
−
string(
32)
No
すべて
V$SQLAREA.ACT
ION
Addrhash
(ADDRHASH)
実行されている
SQL 文を固有に識
別する。
−
string(
38)
No
すべて
V$SQLAREA.ADD
RESS
V$SQLAREA.HAS
H_VALUE
Buffer Gets
(BUFFER_GETS)
カーソルと,この
カーソルによって
実行されるすべて
のカーソルが獲得
したすべてのバッ
ファ数。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.BUF
FER_GETS
Command Type
(COMMAND_TYPE)
コマンドの種類。
−
string(
32)
No
すべて
V$SQLAREA.CO
MMAND_TYPE
456
6. レコード
Shared Cursor Cache(PD_PDC)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
Disk Reads
(DISK_READS)
カーソルと,この
カーソルによって
実行されるすべて
のカーソル読み込
み処理によるディ
スク・ブロック数。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.DIS
K_READS
Executions
(EXECUTIONS)
SQL が実行された
回数。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.EXE
CUTIONS
カーソルが最初に
システム・グロー
バル・エリア
(SGA)にロード
された時間。
−
string(
19)
No
すべて
V$SQLAREA.FIR
ST_LOAD_TIME
Invalidations
(INVALIDATIONS)
次の原因でカーソ
ルのコンテントが
無効だった回数。
• カーソルが参照
したテーブルが
削除されてい
る。
• 有効性をチェッ
クされている。
• インデックス指
定されている。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.INV
ALIDATIONS
Kept Versions
(KEPT_VERSIONS)
共有プールにある
同じ SQL 文,
パッケージ,プロ
シージャー,関数,
およびトリガー
anonymous PL/
SQL ブロックの
カーソル数。
−
ulong
No
すべて
V$SQLAREA.KEP
T_VERSIONS
Loaded Versions
(LOADED_VERSIONS)
現在古くなった部
分がなく,すべて
ロードされている
カーソル数。
−
ulong
No
すべて
V$SQLAREA.LOA
DED_VERSIONS
Loads
(LOADS)
SQL 文のテキスト
がキャッシュに
残っている間に
カーソルの本体が
最近使われていな
いか,またはカー
ソルが無効になっ
たあと,カーソル
がロードされた回
数。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.LOA
DS
Module
(MODULE)
SQL 文が最初に解
析されたときのモ
ジュール名。
−
string(
64)
No
すべて
V$SQLAREA.MO
DULE
Open Versions
(OPEN_VERSIONS)
ユーザーがオープ
ン・カーソルを保
有しているカーソ
ル数。
−
ulong
No
すべて
V$SQLAREA.OPE
N_VERSIONS
Parse Calls
(PARSE_CALLS)
ユーザーがこの
カーソルに対する
解析コールを要求
した回数。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.PAR
SE_CALLS
First Load Time
(FIRST_LOAD_TIME)
457
6. レコード
Shared Cursor Cache(PD_PDC)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
Parsing Schema ID
(PARSING_SCHEMA_ID)
SQL 文を解析した
スキーマの ID。
−
long
No
すべて
V$SQLAREA.PAR
SING_SCHEMA_I
D
Parsing User ID
(PARSING_USER_ID)
SQL 文を解析した
ユーザー ID。
−
long
No
すべて
V$SQLAREA.PAR
SING_USER_ID
Persistent Mem
(PERSISTENT_MEM)
カーソルが有効な
間の 1 ユーザー当
たりのメモリー容
量。バイト単位。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.PER
SISTENT_MEM
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDC」
。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Rows Processed
(ROWS_PROCESSED)
処理または SQL
文から返された行
数。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.RO
WS_PROCESSED
Runtime Mem
(RUNTIME_MEM)
実行中にだけ必要
な 1 ユーザー当た
りのメモリー容量。
バイト単位。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.RUN
TIME_MEM
SQL Text
(SQL_TEXT)
カーソルを必要と
する SQL テキス
トまたは PL/SQL
文。
−
string
(1000)
No
すべて
V$SQLAREA.SQL
_TEXT
Sharable Mem
(SHARABLE_MEM)
ユーザーが共有で
きるメモリー容量。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.SHA
RABLE_MEM
Sorts
(SORTS)
SQL 文で実行した
ソート数。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.SOR
TS
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Users Executing
(USERS_EXECUTING)
現在カーソルを実
行しているユー
ザー数。
−
long
No
すべて
V$SQLAREA.USE
RS_EXECUTING
Users Opening SQL
(USERS_OPENING_SQL)
現在,ステートメ
ントをオープン・
カーソルで解析し
ているユーザー数。
−
long
No
すべて
V$SQLAREA.USE
RS_OPENING
Version Count
(VERSION_COUNT)
カーソル数(複数
のユーザーが同じ
SQL 文を 1 個の
テーブルの異なる
バージョンに対し
て実行することが
ある)。
−
ulong
No
すべて
V$SQLAREA.VER
SION_COUNT
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
458
6. レコード
Shared Server(PD_PDSH)
Shared Server(PD_PDSH)
機能
Shared Server(PD_PDSH)レコードには,共有サーバについての,ある時点での状態を示すパフォーマ
ンスデータが格納されます。インスタンス中の共有サーバごとに 1 つのレコードが作られます。このレ
コードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
50
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDSH_NAME
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:108 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
Breaks
(BREAKS)
ブレーク(一時中
止)数。
−
double
No
すべて
V$SHARED_SER
VER.BREAKS
Busy
(BUSY)
合計ビジー時間。
1/100 秒単位。
−
double
No
すべて
V$SHARED_SER
VER.BUSY
Busy %
(PERCENT_BUSY)
共有サーバがビ
ジーだった割合。
−
double
No
すべて
(V$SHARED_SER
VER.BUSY /
(V$SHARED_SER
VER.BUSY +
V$SHARED_SER
VER.IDLE)) * 100
Bytes
(BYTES)
すべてのメッセー
ジ容量。バイト単
位。
−
double
No
すべて
V$SHARED_SER
VER.BYTES
Circuit
(CIRCUIT)
現在サービスを提
供しているサー
キットのアドレス。
−
string(
16)
No
すべて
V$SHARED_SER
VER.CIRCUIT
Idle
(IDLE)
合計アイドル時間。
1/100 秒単位。
−
double
No
すべて
V$SHARED_SER
VER.IDLE
459
6. レコード
Shared Server(PD_PDSH)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
Idle %
(PERCENT_IDLE)
共有サーバがアイ
ドル状態だった割
合。
−
double
No
すべて
(V$SHARED_SER
VER.IDLE /
(V$SHARED_SER
VER.BUSY +
V$SHARED_SER
VER.IDLE)) * 100
Messages
(MESSAGES)
処理されたメッ
セージ数。
−
double
No
すべて
V$SHARED_SER
VER.MESSAGES
Oracle PID
(PID)
共有サーバ・プロ
セスの Oracle プ
ロセス識別子。
−
ulong
No
すべて
V$PROCESS.PID
where
V$SHARED_SER
VER.PADDR =
V$PROCESS.ADD
R
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDSH」
。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
Requests
(REQUESTS)
サーバが稼働中に
共通キューから取
り出された要求数。
−
double
No
すべて
V$SHARED_SER
VER.REQUESTS
Shared Server Name
(NAME)
共有サーバ名。
−
string(
5)
No
すべて
V$SHARED_SER
VER.NAME
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
状態を示す。
EXEC
SQL 実行中
WAIT(ENQ)
ロックを待機
中
WAIT(SEND)
ユーザーへの
データ転送の
ために待機中
WAIT
(COMMON)
アイドル状態
でユーザー要
求を待機中
WAIT(RESET)
ブレーク後,
リセットする
ためにサー
キットを待機
中
QUIT
終了中
−
string(
16)
No
すべて
V$SHARED_SER
VER.STATUS
Status
(STATUS)
460
6. レコード
Shared Server Interval(PI_PISH)
Shared Server Interval(PI_PISH)
機能
Shared Server Interval(PI_PISH)レコードには,共有サーバについての,ある一定の時間を単位とし
たパフォーマンスデータが格納されます。インスタンス中の共有サーバごとに 1 つのレコードが作られま
す。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
40
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PI_PISH_NAME
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:204 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Breaks
(BREAKS)
ブレーク(一時中止)
数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SHARED_SERVE
R.BREAKS
Busy
(BUSY)
合計ビジー時間。1/100
AVG
double
Yes
すべて
V$SHARED_SERVE
R.BUSY
Busy %
(PERCENT_BUS
Y)
共有サーバがビジー
だった割合。※ 2
AVG
double
No
すべて
(V$SHARED_SERVE
R.BUSY /
(V$SHARED_SERVE
R.BUSY +
V$SHARED_SERVE
R.IDLE)) * 100
Bytes
(BYTES)
すべてのメッセージ容
量。バイト単位。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SHARED_SERVE
R.BYTES
Circuit
(CIRCUIT)
現在サービスを提供し
ているサーキットのア
ドレス。※ 1
COPY
string(1
6)
No
すべて
V$SHARED_SERVE
R.CIRCUIT
Idle
(IDLE)
合計アイドル時間。1/
AVG
double
Yes
すべて
V$SHARED_SERVE
R.IDLE
※2
秒単位。
※2
100 秒単位。
461
6. レコード
Shared Server Interval(PI_PISH)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Idle %
(PERCENT_IDL
E)
共有サーバがアイドル
状態だった割合。※ 2
AVG
double
No
すべて
(V$SHARED_SERVE
R.IDLE /
(V$SHARED_SERVE
R.BUSY +
V$SHARED_SERVE
R.IDLE)) * 100
Messages
(MESSAGES)
処理されたメッセージ
数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SHARED_SERVE
R.MESSAGES
Oracle PID
(PID)
共有サーバ・プロセス
の Oracle プロセス識別
COPY
ulong
No
すべて
V$PROCESS.PID
where
V$SHARED_SERVE
R.PADDR =
V$PROCESS.ADDR
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
AVG
double
Yes
すべて
V$SHARED_SERVE
R.REQUESTS
子。※ 1
Record Time
(RECORD_TIME)
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
Requests
(REQUESTS)
「PISH」。※ 1
サーバが稼働中に共通
キューから取り出され
た要求数。※ 2
Shared Server
Name
(NAME)
共有サーバ名。※ 1
COPY
string(5
)
No
すべて
V$SHARED_SERVE
R.NAME
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
Status
(STATUS)
状態を示す。※ 1
EXEC
SQL 実行中
WAIT(ENQ)
ロックを待機中
WAIT(SEND)
ユーザーへのデー
タ転送のために待
機中
WAIT(COMMON)
アイドル状態で
ユーザー要求を待
機中
WAIT(RESET)
ブレーク後,リ
セットするために
サーキットを待機
中
QUIT
終了中
COPY
string(1
6)
No
すべて
V$SHARED_SERVE
R.STATUS
462
6. レコード
Sort Segment(PD_PDSR)
Sort Segment(PD_PDSR)
機能
Sort Segment(PD_PDSR)レコードには,データベース中のソート・セグメントについての,ある時点
での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。ソート・セグメントごとに 1 つのレコードが作ら
れます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
25
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDSR_TABLESPACE_NAME
• PD_PDSR_SEGMENT_FILE
• PD_PDSR_SEGMENT_BLOCK
ライフタイム
Oracle インスタンスの開始から停止まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:188 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Added Extents
(ADDED_EXTEN
TS)
エクステントの割り当
て数。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
ADDED_EXTENTS
Current Users
(CURRENT_USE
RS)
セグメントのアクティ
ブ・ユーザー数。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
CURRENT_USERS
Extent Hits
(EXTENT_HITS)
プール内に未使用エク
ステントが見つかった
回数。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
EXTENT_HITS
Extent Size
(EXTENT_SIZE)
エクステントの大きさ。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
EXTENT_SIZE
Free Blocks
(FREE_BLOCKS)
どのソートにも割り当
てられていないブロッ
ク。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
FREE_BLOCKS
Free Extents
(FREE_EXTENT
S)
どのソートにも割り当
てられていないエクス
テント。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
FREE_EXTENTS
463
6. レコード
Sort Segment(PD_PDSR)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Free Requests
(FREE_REQUES
TS)
割り当て解除要求の数。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
FREE_REQUESTS
Freed Extents
(FREED_EXTEN
TS)
割り当てが解除された
エクステント数。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
FREED_EXTENTS
Max Blocks
(MAX_BLOCKS)
使用された最大ブロッ
ク数。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
MAX_BLOCKS
Max Size
(MAX_SIZE)
使用された最大エクス
テント数。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
MAX_SIZE
Max Sort Blocks
(MAX_SORT_BL
OCKS)
個々のソートで使用さ
れた最大ブロック数。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
MAX_SORT_BLOCK
S
Max Sort Size
(MAX_SORT_SIZ
E)
個々のソートで使用さ
れた最大エクステント
数。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
MAX_SORT_SIZE
Max Used Blocks
(MAX_USED_BL
OCKS)
すべてのソートで使用
された最大ブロック数。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
MAX_USED_BLOCK
S
Max Used Size
(MAX_USED_SIZ
E)
すべてのソートで使用
された最大エクステン
ト数。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
MAX_USED_SIZE
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDSR」
。
Segment Block
(SEGMENT_BLO
CK)
最初のエクステントの
ブロック番号。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
SEGMENT_BLOCK
Segment File
(SEGMENT_FIL
E)
最初のエクステントの
ファイル番号。
−
ulong
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
SEGMENT_FILE
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Tablespace Name
(TABLESPACE_
NAME)
表領域の名前。
−
string(3
1)
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
TABLESPACE_NAM
E
Total Blocks
(TOTAL_BLOCK
S)
セグメントのブロック
数。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
TOTAL_BLOCKS
Total Extents
(TOTAL_EXTEN
TS)
セグメントのエクステ
ント数。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
TOTAL_EXTENTS
Used Blocks
(USED_BLOCKS)
アクティブ・ソートに
割り当てられているブ
ロック数。
−
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
USED_BLOCKS
464
6. レコード
Sort Segment(PD_PDSR)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Used Extents
(USED_EXTENT
S)
説明
アクティブ・ソートに
割り当てられているエ
クステント数。
要約
−
形式
double
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
V$SORT_SEGMENT.
USED_EXTENTS
465
6. レコード
Sort Segment Interval(PI_PISR)
Sort Segment Interval(PI_PISR)
機能
Sort Segment Interval(PI_PISR)レコードには,データベース中のソート・セグメントについての,あ
る一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。ソート・セグメントごとに 1 つのレ
コードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
15
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PI_PISR_SEGMENT_FILE
• PI_PISR_SEGMENT_BLOCK
ライフタイム
Oracle インスタンスの開始から停止まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:392 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Added Extents
(ADDED_EXTEN
TS)
エクステントの割り当
て数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SORT_SEGMENT.
ADDED_EXTENTS
Current Users
(CURRENT_USE
RS)
セグメントのアクティ
AVG
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
CURRENT_USERS
Extent Hits
(EXTENT_HITS)
プール内に未使用エク
ステントが見つかった
回数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SORT_SEGMENT.
EXTENT_HITS
エクステントの大きさ。
COPY
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
EXTENT_SIZE
AVG
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
FREE_BLOCKS
AVG
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
FREE_EXTENTS
ブ・ユーザー数。※ 2
Extent Size
(EXTENT_SIZE)
※1
Free Blocks
(FREE_BLOCKS)
どのソートにも割り当
てられていないブロッ
ク。※ 2
Free Extents
(FREE_EXTENT
S)
466
どのソートにも割り当
てられていないエクス
テント。※ 2
6. レコード
Sort Segment Interval(PI_PISR)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
Free Requests
(FREE_REQUES
TS)
割り当て解除要求の数。
Freed Extents
(FREED_EXTEN
TS)
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
double
Yes
すべて
V$SORT_SEGMENT.
FREE_REQUESTS
割り当てが解除された
エクステント数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SORT_SEGMENT.
FREED_EXTENTS
Max Blocks
(MAX_BLOCKS)
使用された最大ブロッ
ク数。※ 2
AVG
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
MAX_BLOCKS
Max Size
(MAX_SIZE)
使用された最大エクス
AVG
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
MAX_SIZE
Max Sort Blocks
(MAX_SORT_BL
OCKS)
個々のソートで使用さ
れた最大ブロック数。※
AVG
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
MAX_SORT_BLOCK
S
Max Sort Size
(MAX_SORT_SIZ
E)
個々のソートで使用さ
れた最大エクステント
数。※ 2
AVG
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
MAX_SORT_SIZE
Max Used Blocks
(MAX_USED_BL
OCKS)
すべてのソートで使用
された最大ブロック数。
AVG
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
MAX_USED_BLOCK
S
Max Used Size
(MAX_USED_SIZ
E)
すべてのソートで使用
された最大エクステン
AVG
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
MAX_USED_SIZE
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
COPY
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
SEGMENT_BLOCK
COPY
ulong
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
SEGMENT_FILE
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
※2
テント数。※ 2
2
※2
ト数。※ 2
レコード名。常に
「PISR」。※ 1
Segment Block
(SEGMENT_BLO
CK)
最初のエクステントの
Segment File
(SEGMENT_FIL
E)
最初のエクステントの
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
ブロック番号。※ 1
ファイル番号。※ 1
の収集開始時刻。※ 1
Tablespace Name
(TABLESPACE_
NAME)
表領域の名前。※ 1
COPY
string(3
1)
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
TABLESPACE_NAM
E
Total Blocks
(TOTAL_BLOCK
S)
セグメントのブロック
AVG
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
TOTAL_BLOCKS
Total Extents
(TOTAL_EXTEN
TS)
セグメントのエクステ
AVG
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
TOTAL_EXTENTS
Used Blocks
(USED_BLOCKS)
アクティブ・ソートに
割り当てられているブ
AVG
double
No
すべて
V$SORT_SEGMENT.
USED_BLOCKS
数。※ 2
ント数。※ 2
ロック数。※ 2
467
6. レコード
Sort Segment Interval(PI_PISR)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Used Extents
(USED_EXTENT
S)
468
説明
アクティブ・ソートに
割り当てられているエ
クステント数。※ 2
要約
AVG
形式
double
デルタ
No
サポート
VR
すべて
データソース
V$SORT_SEGMENT.
USED_EXTENTS
6. レコード
SQL Text(PD_PDSQ)
SQL Text(PD_PDSQ)
機能
SQL Text(PD_PDSQ)レコードには,共有カーソル・キャッシュにあるカーソルの SQL テキストにつ
いての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。共有カーソル・キャッシュにあ
るカーソルの SQL テキストごとに,1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレ
コードです。
このレコードは,リアルタイムでだけ使用できるレコードなので,PFM - Web Console の[エージェント
階層]タブでエージェントアイコンをクリックし,
[プロパティの表示]メソッドをクリックして表示され
る[プロパティ]画面には表示されません。
このレコードは,監視テンプレートで提供されている SQL Text レポートをドリルダウンレポートとして
呼び出すときにだけ使用してください。このレコードを単独で使用しても,レポートは表示されません。
このレコードを使用して SQL でレポートを表示する場合,SQL の実行ユーザーと sp_inst.sql スクリ
プトで LSC_13_PLAN_TABLE を作成したユーザーが異なる場合,Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)
フィールドに「FAILED」のメッセージが出力されます。正しく表示したい場合,oracle_user プロパ
ティに指定したユーザーで sp_inst.sql スクリプトを実行してください。
このレコードは,SELECT 文,INSERT 文,UPDATE 文,DELETE 文のドリルダウンレポートを表示
します。SELECT 文,INSERT 文,UPDATE 文,DELETE 文以外の SQL 文と PL/SQL パッケージのド
リルダウンレポートは表示されません。
注意
• PFM - Agent for Oracle が使用するアカウントを sys 以外に設定した場合,SYS スキーマに属するオブ
ジェクトへの操作に対する,SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)
フィールドの値を取得できません。この場合,Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドには
「Explain Plan Failed」というメッセージが格納されます。SYS スキーマのオブジェクトに対する,
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドの値を取得したい
場合は,PFM - Agent for Oracle の使用するアカウントに,sys を指定してください。
• SQL を実行したユーザーのスキーマに属するオブジェクトに対して,PFM - Agent for Oracle の使用す
るアカウントにアクセスする権限がない場合,またはオブジェクトを参照できない場合,SQL Text
(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドの値を取得できません。この
場合,Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドには「Explain Plan Failed」というメッセージが
格納されます。Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドの値を取得したい場合は,スキーマに対
してアクセスする権限を付加するか,またはこのフィールドの対象となる SQL を < 所有者 >.< テーブ
ル名 > で実行してください。
デフォルト値および変更できる値
なし
ODBC キーフィールド
PD_PDSQ_ADDRHASH
ライフタイム
なし。
469
6. レコード
SQL Text(PD_PDSQ)
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:30,051 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Addrhash
(ADDRHASH)
キャッシュされたカー
ソルを固有に識別する
のに使用するアドレス
とハッシュの値。
−
string(3
8)
No
すべて
V$SQLTEXT.ADDRE
SS
V$SQLTEXT.HASH_
VALUE
Command Type
(COMMAND_TY
PE)
SQL 文の種類。
−
string(1
0)
No
すべて
V$SQLTEXT.COMM
AND_TYPE
Explain Plan
(EXPLAIN_PLA
N)
Oracle オプティマイザ
によって選択された
SELECT,UPDATE,
INSERT,および
DELETE 文の実行計
画。
−
string(3
0000)
No
すべて
Agent Collector
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDSQ」。
SQL Text
(SQL_TEXT)
SQL テキストの一部。
−
string(3
0000)
No
すべて
V$SQLTEXT.SQL_T
EXT
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
470
6. レコード
SQL Text - Performance Based(PD_PDES)
SQL Text - Performance Based(PD_PDES)
機能
SQL Text - Performance Based(PD_PDES)レコードには,条件※を満たす SQL 文についての,ある時
点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。条件を満たす SQL 文ごとに 1 つのレコードが
作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。最大 5 インスタンスまで作られます。
注※
条件を次に示します。
1. 1 回のオブジェクト実行当たりの,ディスク読み込み数が多い順にソートする。
2. 1. の結果から,1 回のオブジェクト実行当たりのディスク読み込み数が 1,000 を超えている,また
は 1 回のオブジェクト実行当たりの I/O 数が 10,000 を超えている。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
40
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDES_ADDRHASH
ライフタイム
共有 SQL 領域にロードしてからアンロードするまで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:10,131 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
Addrhash
(ADDRHASH)
キャッシュされた
カーソルを固有に
識別するのに使用
するアドレスと
ハッシュ値。
−
string(
38)
No
すべて
V$SQLAREA.ADD
RESS +
V$SQLAREA.HAS
H_VALUE
Buffer Gets
(BUFFER_GETS)
すべての子カーソ
ルで獲得したバッ
ファの合計。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.BUF
FER_GETS
Disk Reads
(DISK_READS)
すべての子カーソ
ルでのディスク読
み込みの合計。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.DIS
K_READS
471
6. レコード
SQL Text - Performance Based(PD_PDES)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
Disk Reads/Exec
(DISK_READS_PER_EXECUTIO
N)
1 回実行するたび
に必要だった物理
読み込みの数。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.DIS
K_READS /
V$SQLAREA.EXE
CUTIONS
Executions
(EXECUTIONS)
オブジェクトがラ
イブラリー・
キャッシュに持ち
込まれた以降にこ
のオブジェクトが
実行された回数。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.EXE
CUTIONS
Hit %
(HIT_PERCENTAGE)
すべての読み込み
の中で,バッファ
から読み込んだ割
合。
−
double
No
すべて
100 *
(V$SQLAREA.BU
FFER_GETS V$SQLAREA.DIS
K_READS ) /
V$SQLAREA.BUF
FER_GETS
Logical Reads/Exec
(LOGICAL_IO_PER_EXECUTIO
N)
1 回の実行当たり
必要だった論理読
み込みの数。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.BUF
FER_GETS /
V$SQLAREA.EXE
CUTIONS
Parsing User
(PARSING_USER)
SQL ステートメン
トを解析したユー
ザー。
−
string(
30)
No
すべて
USER$.NAME
where
USER$.USER# =
V$SQLAREA.PAR
SING_USER_ID
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDES」。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
SEQNO
(SEQUENCE)
データ収集時点で
の,収集期間中に
カーソルが見つ
かった回数。
−
ulong
No
すべて
Agent Collector
SQL Text
(SQL_TEXT)
カーソルの SQL
テキスト。
−
string(
10000)
No
すべて
V$SQLTEXT.SQL_
TEXT
Sorts
(SORTS)
すべての子カーソ
ルに対して実行さ
れたソートの合計
数。
−
double
No
すべて
V$SQLAREA.SOR
TS
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
472
6. レコード
SQL*Net Listener(PD_PDNL)
SQL*Net Listener(PD_PDNL)
機能
SQL*Net Listener(PD_PDNL)レコードには,デフォルトの SQL*Net Listener についての状態および
概要についての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。リスナーが起動してい
ない場合は,Alias フィールドが空欄になります。
SQL*Net がインストールされていない場合,このレコードを使用するレポートを表示すると,「No
records returned」というメッセージが表示されます。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
60
○
Collection Offset
0
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
リスナーインスタンスの生成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:1,366 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Alias
(ALIAS)
リスナー名。
−
string(2
0)
No
すべて
lsnrctl stat
Availability
(AVAILABILITY)
リスナー・タスクの可
用性ステータス。有効
な値は,「0(停止)」ま
たは「1(稼働)」
。
−
short
No
すべて
Agent Collector
Change Time
(CHANGE_TIME)
可用性ステータスが変
更された時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Handlers
(HANDLERS)
リスナー・タスクに
よって処理されたサー
ビス数。
−
ushort
No
すべて
lsnrctl stat
Log File
(LOG_FILE)
ログファイルの場所。
−
string(2
56)
No
すべて
lsnrctl stat
473
6. レコード
SQL*Net Listener(PD_PDNL)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Parameter File
(PARAMETER_F
ILE)
パラメーター・ファイ
ルの場所。
Oracle 環境に
listener.ora ファイ
ルが存在しない場合,
空白。listener.ora
ファイルの詳細につい
ては,Oracle のマニュ
アルを参照のこと。
−
string(2
56)
No
すべて
lsnrctl stat
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PDNL」。
Security
(SECURITY)
セキュリティの状態を
示す。
−
string(5
)
No
すべて
lsnrctl stat
Start Date
(START_DATE)
リスナー開始の日時。
−
string(2
0)
No
すべて
lsnrctl stat
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Trace Level
(TRACE_LEVEL)
リスナーのトレース・
レベル。
−
string(5
)
No
すべて
lsnrctl stat
Up Time
(UP_TIME)
合計稼働時間。
−
string(3
0)
No
すべて
lsnrctl stat
Version
(VERSION)
リスナーのバージョン。
−
string(8
0)
No
すべて
lsnrctl stat
474
6. レコード
SQL*Net Listeners(PD_PDLS)
SQL*Net Listeners(PD_PDLS)
機能
SQL*Net Listeners(PD_PDLS)レコードには,設定済みの各リスナーについての状態および概要につい
ての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。listener_name 項目に指定した名
称に対して 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
インスタンスの設定時にリスナー名を指定しなかった場合,PFM - Agent for Oracle はデフォルトのリス
ナーを監視します。リスナーが起動していない場合は,Alias フィールドが空欄になります。
SQL*Net がインストールされていない場合,このレコードを使用するレポートを表示すると,「No
records returned」というメッセージが表示されます。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
60
○
Collection Offset
0
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDLS_ALIAS
ライフタイム
リスナーインスタンスの生成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:688 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Alias
(ALIAS)
Availability
(AVAILABILITY)
説明
リスナー名。
リスナー・タスク
の可用性ステータ
ス。有効な値は,
「0(停止)
」また
は「1(稼働)
」
。
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
−
string(
20)
No
すべて
lsnrctl stat
−
short
No
すべて
Agent Collector
Change Time
(CHANGE_TIME)
可用性ステータス
が変更された時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Handlers
(HANDLERS)
リスナー・タスク
によって処理され
たサービス数。
−
short
No
すべて
lsnrctl stat
475
6. レコード
SQL*Net Listeners(PD_PDLS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
Log File
(LOG_FILE)
ログファイルの場
所。
−
string(
256)
No
すべて
lsnrctl stat
Parameter File
(PARAMETER_FILE)
パラメーター・
ファイルの場所。
Oracle 環境に
listener.ora
ファイルが存在し
ない場合,空白。
listener.ora
ファイルの詳細に
ついては,Oracle
のマニュアルを参
照のこと。
−
string(
256)
No
すべて
lsnrctl stat
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDLS」。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Security
(SECURITY)
セキュリティの状
態を示す。
−
string(
5)
No
すべて
lsnrctl stat
Start Date
(START_DATE)
リスナー開始の日
時。
−
string(
20)
No
すべて
lsnrctl stat
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Trace Level
(TRACE_LEVEL)
リスナーのトレー
ス・レベル。
−
string(
5)
No
すべて
lsnrctl stat
Up Time
(UP_TIME)
合計稼働時間。
−
string(
30)
No
すべて
lsnrctl stat
Version
(VERSION)
リスナーのバー
ジョン。
−
string(
80)
No
すべて
lsnrctl stat
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
476
6. レコード
System Event(PD_PDSE)
System Event(PD_PDSE)
機能
System Event(PD_PDSE)レコードには,インスタンス中の待機イベントごとのシステム・レベルにつ
いての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。待機イベントごとに 1 つのレ
コードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
15
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDSE_EVENT
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:97 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
イベントを待機し
た時間の平均。こ
のフィールドの値
を収集するには,
init.ora ファイ
ルの
TIMED_STATISTI
CS パラメーターを
「TRUE」にする必
要がある。
−
double
No
すべて
V$SYSTEM_EVE
NT.AVERAGE_WA
IT
Event
(EVENT)
待機イベント名。
−
string(
64)
No
すべて
V$SYSTEM_EVE
NT.EVENT
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDSE」
。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Avg Wait
(AVERAGE_WAIT)
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
477
6. レコード
System Event(PD_PDSE)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Start Time
(START_TIME)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
イベントを待機し
た時間の合計。こ
のフィールドの値
を収集するには,
init.ora ファイ
ルの
TIMED_STATISTI
CS パラメーターを
「TRUE」にする必
要がある。
−
double
No
すべて
V$SYSTEM_EVE
NT.TIME_WAITE
D
Total Timeouts
(TOTAL_TIMEOUTS)
イベントに対する
タイムアウト数。
−
double
No
すべて
V$SYSTEM_EVE
NT.TOTAL_TIME
OUTS
Total Waits
(TOTAL_WAITS)
イベントに対する
待機数。
−
double
No
すべて
V$SYSTEM_EVE
NT.TOTAL_WAIT
S
Time Waited
(TIME_WAITED)
478
6. レコード
System Event Interval(PI_PISE)
System Event Interval(PI_PISE)
機能
System Event Interval(PI_PISE)レコードには,インスタンス中の待機イベントごとのシステム・レベ
ルについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。待機イベントごとに
1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
10
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PI_PISE_EVENT
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:145 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Avg Wait
(AVERAGE_WAIT)
説明
イベントを待った
時間の平均。この
フィールドの値を
収集するには,
init.ora ファイ
ルの
TIMED_STATISTI
CS パラメーターを
「TRUE」にする必
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
AVG
double
No
すべて
V$SYSTEM_EVE
NT.AVERAGE_WA
IT
COPY
string(
64)
No
すべて
V$SYSTEM_EVE
NT.EVENT
要がある。※ 2
Event
(EVENT)
待機イベント名。
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
COPY
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
※1
「PISE」。※ 1
479
6. レコード
System Event Interval(PI_PISE)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Start Time
(START_TIME)
Time Waited
(TIME_WAITED)
説明
要約
形式
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。※ 1
COPY
イベントを待機し
た時間の合計。こ
のフィールドの値
を収集するには,
init.ora ファイ
ルの
TIMED_STATISTI
CS パラメーターを
「TRUE」にする必
デル
タ
サポート
VR
データソース
time_t
No
すべて
Agent Collector
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSTEM_EVE
NT.TIME_WAITE
D
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSTEM_EVE
NT.TOTAL_TIME
OUTS
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSTEM_EVE
NT.TOTAL_WAIT
S
要がある。※ 2
Total Timeouts
(TOTAL_TIMEOUTS)
イベントに対する
タイムアウト数。
※2
Total Waits
(TOTAL_WAITS)
480
イベントに対する
待機数。※ 2
6. レコード
System Stat Interval(PI_PIST)
System Stat Interval(PI_PIST)
機能
System Stat Interval(PI_PIST)レコードには,ある一定の時間を単位としたセッションのメトリック情
報が格納されます。メトリック情報ごとに 1 つのレコードが作成されます。すべてのセッションのメト
リック情報は,システム全体の情報としてまとめられます。
セッションのメトリック情報ごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレ
コードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
50
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PI_PIST_STATISTIC_NUM
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:114 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
Class
(CLASS)
統計クラス。※ 1
COPY
string(
20)
No
すべて
V$SYSSTAT.CLAS
S
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PIST」。※ 1
COPY
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
Statistic #
(STATISTIC_NUM)
統計番号。※ 1
COPY
double
No
すべて
V$SYSSTAT.STAT
ISTIC#
了時刻。※ 1
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
481
6. レコード
System Stat Interval(PI_PIST)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
Statistic Name
(NAME)
統計名。※ 1
COPY
Value
(VALUE)
統計値。※ 2
AVG
482
デル
タ
サポート
VR
データソース
string(
64)
No
すべて
V$SYSSTAT.NAM
E
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALU
E
6. レコード
System Stat Summary(PD)
System Stat Summary(PD)
機能
System Stat Summary(PD)レコードには,インスタンスが起動してからの累積値についての,ある時
点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
0
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:1,114 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Block Changes/
Tran
(BLOCK_CHANG
ES_PER_TRANSA
CTION)
各トランザクションが
DML 作業を実行した割
合。
−
double
No
すべて
db block changes /
user commits
Block Visits/Tran
(BLOCK_VISITS
_PER_TRANSACT
ION)
トランザクション当た
りのワーク・データ
ベースのロード回数。
−
double
No
すべて
(db block gets +
consistent gets) / user
commits
Buffer Busy Wait %
(BUFFER_BUSY
_WAIT_PERCENT
AGE)
バッファビジー待機率。
−
double
No
すべて
(V$SYSTEM_EVENT
.TOTAL_WAITS
where EVENT =
'buffer busy waits' /
(consistent gets + db
block gets)) * 100
Cache Hit %
(CACHE_HIT_PE
RCENTAGE)
バッファ・キャッシュ
使用率。
−
double
No
すべて
(1 - (physical reads
cache / (consistent
gets from cache + db
block gets from
cache))) * 100
483
6. レコード
System Stat Summary(PD)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Calls/Tran
(CALLS_PER_TR
ANSACTION)
クライアント要求が実
行されたトランザク
ション当たりの割合。
−
double
No
すべて
user calls / user
commits
Changed Block %
(CHANGED_BLO
CK_PERCENTAG
E)
データベースアプリ
ケーション内のクエ
リーと DML の差異の割
合。インデックスやア
プリケーションの利用
状況によって変化する。
−
double
No
すべて
(db block changes /
(block gets +
consistent gets)) * 100
Consistent Change
%
(CONSISTENT_
CHANGE_PERCE
NTAGE)
アプリケーションの読
み込み処理の整合性の
ためのエクステントを
表す割合。
−
double
No
すべて
(consistent changes /
consistent gets) * 100
Continued Row %
(CONTINUED_R
OW_PERCENTAG
E)
連続行の割合。長い
LONG 列を扱うアプリ
ケーション以外では
「0」に近い。
−
double
No
すべて
(table fetch continued
row / (table fetch by
rowid + table scan
rows gotten)) * 100
Current Logons
(CURRENT_LOG
ONS)
現在の Oracle Database
のログイン数。
−
ulong
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Deadlocks
(LOCK_DEADLO
CKS)
DML 処理のロックが原
因で発生したデッド
ロック数。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Dict Cache Get
Misses %
(DICTIONARY_C
ACHE_GET_MISS
ES_PERCENTAGE
)
キャッシュミスによる
データ要求の割合。
−
double
No
すべて
(SUM(V$ROWCACH
E.GETMISSES) /
SUM(V$ROWCACH
E.GETS)) * 100
Disk Sorts
(SORTS_DISK)
ディスクソート数。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Free List Wait
Events
(FREE_LIST_WA
IT_EVENTS)
空きリストの待機イベ
ント。
−
double
No
すべて
V$WAITSTAT.COUN
T where class = 'free
list'
Lib Cache Miss %
(LIBRARY_CAC
HE_MISS_PERCE
NTAGE)
ライブラリー・キャッ
シュ・ミス率。ライブ
ラリー・キャッシュに
確保されているオブ
ジェクトがリロードさ
れる割合。このフィー
ルドの値が増加すると
リソース使用量も増加
する。
−
double
No
すべて
(SUM(V$LIBRARYC
ACHE.RELOADS) /
SUM(V$LIBRARYC
ACHE.PINS)) * 100
Lock Conversions
(LOCK_CONVER
SIONS)
「共有」から「排他」の
ように,モードが変更
されたエンキュー
(ロック)数。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Lock Releases
(LOCK_RELEAS
ES)
エンキュー(ロック)
が解放された回数。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
484
6. レコード
System Stat Summary(PD)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Lock Requests
(LOCK_REQUES
TS)
エンキュー(ロック)
が要求された回数。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Lock Timeouts
(LOCK_TIMEOU
TS)
エンキュー(ロック)
の要求が割り当てられ
た時間内に認められな
かった回数。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Lock Waits
(LOCK_WAITS)
エンキュー(ロック)
要求が待機状態になっ
た回数。エンキュー要
求回数とエンキュー待
機回数の差がエン
キュー要求にならな
かった回数とする。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Logical Reads
(LOGICAL_REA
DS)
読み込み整合性モード
の論理読み込み処理回
数およびブロックの現
在のコピーに対する要
求数。
−
double
No
すべて
db block gets +
consistent gets
Memory Sorts
(SORTS_MEMOR
Y)
メモリー内ソート回数。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Non-Index Lookups
%
(NON_INDEX_L
OOKUPS)
キャッシュが行われな
い全表走査の割合。
−
double
No
すべて
(table scans (long
tables) / (table scans
(short tables) + table
scans (long tables))) *
100
Physical Reads
(PHYSICAL_REA
DS)
ディスクからのデータ
ベース・ブロックの物
理読み込み処理回数。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Physical Writes
(PHYSICAL_WRI
TES)
DBWR によるディスク
への物理書き込み処理
の数。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集終了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PD」
。
Recursive Calls
(RECURSIVE_C
ALLS)
処理されたユーザー
コール数。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Recursive To User
Call %
(RECURSIVE_T
O_USER_CALL_P
ERCENTAGE)
このフィールドは正し
い値を収集できない。
オーバーヘッドを示す
割合。
−
double
No
すべて
(recursive calls / user
calls) * 100
485
6. レコード
System Stat Summary(PD)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Redo Alloc
Immediate %
(REDO_ALLOC_I
MMEDIATE_HIT_
PERCENTAGE)
REDO アロケーショ
ン・ラッチをすぐに取
得する要求に成功した
割合。
−
double
No
すべて
(1 (V$LATCH.IMMEDI
ATE_MISSES /
(V$LATCH.IMMEDI
ATE_GETS +
V$LATCH.IMMEDIA
TE_MISSES))) * 100
where
V$LATCH.NAME =
'redo allocation'
Redo Alloc Willing
to Wait %
(REDO_ALLOC_
WILLING_TO_WA
IT_HIT_PERCENT
AGE)
キャッシュからの
REDO アロケーショ
ン・ラッチの取得に成
功した割合。
−
double
No
すべて
(1 (V$LATCH.MISSES /
V$LATCH.GETS)) *
100 where name =
'redo allocation'
Redo Copy
Immediate %
(REDO_COPY_I
MMEDIATE_HIT_
PERCENTAGE)
REDO コピー・ラッチ
をすぐに取得する要求
に成功した割合。
−
double
No
すべて
(1 (V$LATCH.IMMEDI
ATE_MISSES /
(V$LATCH.MMEDIA
TE_GETS +
V$LATCH.IMMEDIA
TE_MISSES))) * 100
where name = 'redo
copy'
Redo Copy Willing
to Wait %
(REDO_COPY_W
ILLING_TO_WAIT
_HIT_PERCENTA
GE)
キャッシュからの
REDO コピー・ラッチ
の取得に成功した割合。
−
double
No
すべて
(1 (V$LATCH.MISSES /
V$LATCH.GETS)) *
100 where name =
'redo copy'
Redo Log Space
Requests
(REDO_LOG_SP
ACE_REQUESTS)
アクティブ・ログ・
ファイルが満杯である
ため,REDO ログ・エ
ントリにディスク領域
が割り当てられるまで
Oracle が待機する必要
のある回数。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Redo Log Space
Wait %
(REDO_LOG_SP
ACE_WAIT_PERC
ENTAGE)
メモリー割り当てが適
切であるかを示す。
−
double
No
すべて
(redo log space
requests / redo
entries) * 100
Row Source %
(ROW_SOURCE_
PERCENTAGE)
フル・テーブル・ス
キャンで取得した行の
割合。
−
double
No
すべて
(table scan rows
gotten / (table fetch by
rowid + table scan
rows gotten)) * 100
SQL Executing
(SQL_EXECUTI
NG)
このフィールドは,サ
ポート対象外である。
現在の SQL 実行数。
−
double
No
対象外
Agent Collector
SQL Net Bytes
Rcvd
(SQL_NET_BYT
ES_RECEIVED)
SQL*Net を介してクラ
イアントから受信した
データ量。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
486
6. レコード
System Stat Summary(PD)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
SQL*Net を介してクラ
イアントに送信された
データ量。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
使用された CPU 時間。
1/100 秒単位。
このフィールドの値を
収集するには,init.ora
ファイルの
TIMED_STATISTICS
パラメーターを
「TRUE」にする必要が
ある。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Session Cursor
Cache Count
(SESSION_CURS
OR_CACHE_COU
NT)
キャッシュされたセッ
ション・カーソル数。
このフィールドの値の
最大値は,init.ora
ファイルの
SESSION_CACHED_CUR
SORS パラメーターで設
定する。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Session Cursor
Cache Hit %
(SESSION_CURS
OR_CACHE_HIT_
PERCENTAGE)
セッションのカーソル・
キャッシュでヒットし
た解析コールの割合。
−
double
No
すべて
(session cursor cache
hits / session cursor
cache count) * 100
Session Cursor
Cache Hits
(SESSION_CURS
OR_CACHE_HITS
)
解析コールによって
セッションのカーソル・
キャッシュにカーソル
が見つかった回数。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Session PGA
Memory
(SESSION_PGA_
MEMORY)
現在使用中の PGA メモ
リー容量。バイト単位。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Session UGA
Memory
(SESSION_UGA_
MEMORY)
使用済みセッション・
メモリー容量。バイト
単位。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Sort Overflow %
(SORT_OVERFL
OW_PERCENTAG
E)
一時セグメントを使用
しているソート回数の
割合。
−
double
No
すべて
(sorts (disk) / (sorts
(memory) + sorts
(disk))) * 100
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Sys Undo Blk Wait
Events
(SYSTEM_UNDO
_BLOCK_WAIT_E
VENTS)
システムのロールバッ
ク・セグメントのブ
ロック待機イベント数。
−
double
No
すべて
V$WAITSTAT.COUN
T where class =
'system undo block'
SQL Net Bytes
Sent
(SQL_NET_BYT
ES_SENT)
Session CPU Usage
(SESSION_CPU_
USAGE)
487
6. レコード
System Stat Summary(PD)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Sys Undo Hdr Wait
Events
(SYSTEM_UNDO
_HEADER_WAIT_
EVENTS)
システムのロールバッ
ク・セグメントのヘッ
ダーブロック待機イベ
ント数。
−
double
No
すべて
V$WAITSTAT.COUN
T where class =
'system undo header'
Total Logons
(TOTAL_LOGON
S)
サーバへのログイン回
数。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Total SQL
Executions
(TOTAL_SQL_EX
ECUTIONS)
SQL の実行回数の合計。
−
double
No
すべて
execute count
Undo Blk Wait
Events
(UNDO_BLOCK_
WAIT_EVENTS)
ほかのロールバック・
セグメントのブロック
待機イベント数。
−
double
No
すべて
V$WAITSTAT.COUN
T where class = 'undo
block'
Undo Hdr Wait
Events
(UNDO_HEADE
R_WAIT_EVENTS
)
ほかのロールバック・
セグメントのヘッダー
ブロック待機イベント
数。
−
double
No
すべて
V$WAITSTAT.COUN
T where class = 'undo
header'
User Calls
(USER_CALLS)
処理されたユーザー
コール数。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
User Calls / Parse
(USER_CALLS_P
ER_PARSE)
コンテキスト領域での
アプリケーションの管
理状況を示す。
−
double
No
すべて
user calls / parse
count (total)
User Commits
(USER_COMMIT
S)
トランザクション数。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
User Rollback %
(USER_ROLLBA
CK_PERCENTAG
E)
アプリケーショントラ
ンザクションの失敗率。
−
double
No
すべて
(user rollbacks / (user
commits + user
rollbacks)) * 100
User Rollbacks
(USER_ROLLBA
CKS)
ロールバック数。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Write %
(WRITE_PERCE
NTAGE)
書き込み処理率。
−
double
No
すべて
(physical writes /
(physical reads +
physical writes)) *
100
488
6. レコード
System Stat Summary Interval(PI)
System Stat Summary Interval(PI)
機能
System Stat Summary Interval(PI)レコードには,インスタンスを開始してからのキー・パフォーマン
ス・インジケーターについての,ある一定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
60
○
Collection Offset
0
○
Log
Yes
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
なし
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:1,934 バイト
● 可変部:0 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
Block Changes/
Tran
(BLOCK_CHANG
ES_PER_TRANSA
CTION)
各トランザクションが
DML 作業を実行した割
Block Get/sec
(BLOCK_GET_R
ATE)
アプリケーションが
データベースを参照し
Block Visits/Tran
(BLOCK_VISITS
_PER_TRANSACT
ION)
トランザクション当た
りのワーク・データ
ベースのロード回数。※
AVG
Buffer Busy Wait %
(BUFFER_BUSY
_WAIT_PERCENT
AGE)
バッファビジー待機率。
AVG
AVG
形式
double
デルタ
Yes ※
サポート
VR
データソース
すべて
db block changes /
user commits
すべて
(db block gets +
consistent gets) /
second in interval
すべて
(db block gets +
consistent gets) / user
commits
すべて
(V$SYSTEM_EVENT
.TOTAL_WAITS
where EVENT =
'buffer busy waits' /
(consistent gets + db
block gets)) * 100
8
合。※ 2
AVG
double
Yes ※
8
ている割合。※ 2
double
Yes ※
8
2
※2
double
Yes ※
8
489
6. レコード
System Stat Summary Interval(PI)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
Cache Hit %
(CACHE_HIT_PE
RCENTAGE)
バッファ・キャッシュ
使用率。※ 2
AVG
Call/sec
(CALL_RATE)
すべてのワーク・リ
ソースからインスタン
スに適用されたワーク・
AVG
形式
double
デルタ
Yes ※
サポート
VR
すべて
(1 - (physical reads
cache / (consistent
gets from cache + db
block gets from
cache))) * 100
すべて
recursive calls + user
calls / seconds in
interval
8
double
Yes ※
データソース
8
デマンド率。※ 2
Calls/Tran
(CALLS_PER_TR
ANSACTION)
クライアント要求が実
行されたトランザク
ション当たりの割合。
このフィールドの値は,
アプリケーションの変
更,または利用状況の
変化を検出するために
使用できる。この
フィールドの値は,非
定型クエリーが増加し
たときに大きく増加す
ることがある。※ 2
AVG
double
No
すべて
user calls / user
commits
Changed Block %
(CHANGED_BLO
CK_PERCENTAG
E)
データベースアプリ
ケーション内のクエ
リーと DML の差異の割
合。インデックスやア
プリケーションの利用
状況によって変化する。
AVG
double
Yes ※
すべて
(db block changes /
(block gets +
consistent gets)) * 100
すべて
(consistent changes /
consistent gets) * 100
すべて
(table fetch continued
row / (table fetch by
rowid + table scan
rows gotten)) * 100
8
※2
Consistent Change
%
(CONSISTENT_
CHANGE_PERCE
NTAGE)
Continued Row %
(CONTINUED_R
OW_PERCENTAG
E)
アプリケーションが読
み込み処理の整合性を
調べる必要のあったエ
クステントを表す割合。
AVG
double
Yes ※
8
※2
連続行の割合。長い
LONG 列を扱うアプリ
ケーション以外では
「0」に近い。※ 2
Current Logons
(CURRENT_LOG
ONS)
現在の Oracle Database
Deadlocks
(LOCK_DEADLO
CKS)
AVG
short
Yes ※
8
AVG
ulong
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
DML 処理のロックが原
因で発生したデッド
ロック数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Dict Cache Get
Miss %
(DICTIONARY_C
ACHE_GET_MISS
ES_PERCENTAGE
)
キャッシュミスによる
データ要求の割合。※ 2
AVG
double
Yes ※
すべて
(SUM(V$ROWCACH
E.GETMISSES) /
SUM(V$ROWCACH
E.GETS)) * 100
Disk Sorts
(SORTS_DISK)
ディスクソート数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Free List Wait
Events
(FREE_LIST_WA
IT_EVENTS)
空きリストの待機イベ
ント。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$WAITSTAT.COUN
T where class = 'free
list'
490
のログイン数。※ 2
8
6. レコード
System Stat Summary Interval(PI)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
I/O Ops/sec
(IO_RATE)
1 秒当たりの I/O 処理
Lib Cache Miss %
(LIBRARY_CAC
HE_MISS_PERCE
NTAGE)
ライブラリー・キャッ
シュ・ミス率。ライブ
ラリー・キャッシュに
確保されているオブ
ジェクトがリロードさ
れる割合。このフィー
ルドの値が増加すると
リソース使用量も増加
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
double
No
すべて
(physical reads +
physical writes) /
seconds in interval
AVG
double
Yes ※
すべて
(SUM(V$LIBRARYC
ACHE.RELOADS) /
SUM(V$LIBRARYC
ACHE.PINS)) * 100
数。※ 2
8
する。※ 2
Lock Conversions
(LOCK_CONVER
SIONS)
「共有」から「排他」の
ように,モードが変更
されたエンキュー
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
double
Yes ※
すべて
((consistent gets global lock converts
(async)) / consistent
gets) * 100
(ロック)数。※ 2
Lock Hit %
(LOCK_HIT_PER
CENTAGE)
データブロックアクセ
スの総数と比較した
データブロックへのア
クセスの割合。ただし,
ロック変換を要求しな
いものに限る。パラレ
ルサーバでだけ有効で
ある。※ 2
AVG
Lock Releases
(LOCK_RELEAS
ES)
エンキュー(ロック)
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Lock Requests
(LOCK_REQUES
TS)
エンキュー(ロック)
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Lock Timeouts
(LOCK_TIMEOU
TS)
エンキュー(ロック)
の要求が割り当てられ
た時間内に認められな
かった回数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Lock Waits
(LOCK_WAITS)
エンキュー(ロック)
要求が待機状態になっ
た回数。エンキュー要
求回数とエンキュー待
機回数の差がエン
キュー要求にならな
かった回数とする。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Logical Reads
(LOGICAL_REA
DS)
読み込み整合性モード
の論理読み込み処理回
数およびブロックの現
在のコピーに対する要
求数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
db block gets +
consistent gets
Memory Sorts
(SORTS_MEMOR
Y)
メモリー内ソート回数。
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Non-Index Lookups
%
(NON_INDEX_L
OOKUPS)
キャッシュが行われな
い全表走査の割合。※ 2
AVG
double
Yes ※
すべて
(table scans (long
tables) / (table scans
(short tables) + table
scans (long tables))) *
100
8
※2
が解放された回数。
が要求された回数。※ 2
※2
8
491
6. レコード
System Stat Summary Interval(PI)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Physical Reads
(PHYSICAL_REA
DS)
説明
ディスクからのデータ
ベース・ブロックの物
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
理読み込み処理回数。※
2
Physical Writes
(PHYSICAL_WRI
TES)
DBWR によるディスク
への物理書き込み処理
の数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Ping Write %
(PING_WRITE_P
ERCENTAGE)
このフィールドの値が
大きくなると,ロック
変換が頻繁に起こって
AVG
double
Yes ※
すべて
(DBWR cross
instance writes /
physical writes) * 100
Read/sec
(READ_RATE)
1 秒当たりの読み込み処
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
8
いることを示す。※ 2
AVG
double
No
すべて
physical reads /
seconds in interval
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
COPY
string(4
)
No
すべて
Agent Collector
理回数。※ 2
の収集終了時刻。※ 1
Record Type
(INPUT_RECOR
D_TYPE)
レコード名。常に
「PI」。※ 1
Recursive Calls
(RECURSIVE_C
ALLS)
処理されたユーザー
コール数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Recursive To User
Call %
(RECURSIVE_T
O_USER_CALL_P
ERCENTAGE)
このフィールドは正し
い値を収集できない。
オーバーヘッドを示す
AVG
double
Yes ※
すべて
(recursive calls / user
calls) * 100
Redo Alloc
Immediate %
(REDO_ALLOC_I
MMEDIATE_HIT_
PERCENTAGE)
REDO アロケーショ
ン・ラッチをすぐに取
得する要求に成功した
割合。※ 2
AVG
すべて
(1 (V$LATCH.IMMEDI
ATE_MISSES /
(V$LATCH.IMMEDI
ATE_GETS +
V$LATCH.IMMEDIA
TE_MISSES))) * 100
where
V$LATCH.NAME =
'redo allocation'
Redo Alloc Willing
to Wait %
(REDO_ALLOC_
WILLING_TO_WA
IT_HIT_PERCENT
AGE)
キャッシュからの
REDO アロケーショ
ン・ラッチの取得に成
功した割合。※ 2
AVG
すべて
(1 (V$LATCH.MISSES /
V$LATCH.GETS)) *
100 where name =
'redo allocation'
Redo Copy
Immediate %
(REDO_COPY_I
MMEDIATE_HIT_
PERCENTAGE)
REDO コピー・ラッチ
をすぐに取得する要求
に成功した割合。※ 2
AVG
すべて
(1 (V$LATCH.IMMEDI
ATE_ MISSES /
(V$LATCH.IMMEDI
ATE_GETS +
V$LATCH.IMMEDIA
TE_MISSES))) * 100
where
V$LATCH.NAME =
'redo copy'
492
8
割合。※ 2
double
Yes ※
8
double
Yes ※
8
double
Yes ※
8
6. レコード
System Stat Summary Interval(PI)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
Redo Copy Willing
to Wait %
(REDO_COPY_W
ILLING_TO_WAIT
_HIT_PERCENTA
GE)
キャッシュからの
REDO コピー・ラッチ
の取得に成功した割合。
Redo Log Space
Requests
(REDO_LOG_SP
ACE_REQUESTS)
アクティブ・ログ・
ファイルが満杯である
ため,REDO ログ・エ
ントリにディスク領域
が割り当てられるまで
Oracle が待機する必要
要約
AVG
形式
double
デルタ
Yes ※
サポート
VR
データソース
すべて
(1 (V$LATCH.MISSES /
V$LATCH.GETS)) *
100 where name =
'redo copy'
8
※2
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
double
Yes ※
すべて
(redo log space
requests / redo
entries) * 100
すべて
(table scan rows
gotten / (table fetch by
rowid + table scan
rows gotten)) * 100
のある回数。※ 2
Redo Log Space
Wait %
(REDO_LOG_SP
ACE_WAIT_PERC
ENTAGE)
メモリー割り当てが適
切であるかを示す。※ 2
AVG
Row Source %
(ROW_SOURCE_
PERCENTAGE)
フル・テーブル・ス
キャンで取得した行の
割合。※ 2
AVG
SQL Executing
(SQL_EXECUTI
NG)
このフィールドは,サ
ポート対象外である。
現在の SQL 実行数。
AVG
double
No
対象外
Agent Collector
SQL Net Bytes
Rcvd
(SQL_NET_BYT
ES_RECEIVED)
SQL*Net を介してクラ
イアントから受信した
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
SQL Net Bytes
Sent
(SQL_NET_BYT
ES_SENT)
SQL*Net を介してクラ
イアントに送信された
データ量。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
init.ora の
TIMED_STATISTICS
パラメーターが
「TRUE」のとき使用さ
れた CPU 時間 (1/100
秒単位 ),「FALSE」の
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
AVG
double
No
すべて
(session cursor cache
hits / session cursor
cache count) * 100
Session CPU Usage
(SESSION_CPU_
USAGE)
8
double
Yes ※
8
データ量。※ 2
とき「0」を示す。※ 2
Session Cursor
Cache Count
(SESSION_CURS
OR_CACHE_COU
NT)
セッションのカーソル・
コールに対する解析
Session Cursor
Cache Hit %
(SESSION_CURS
OR_CACHE_HIT_
PERCENTAGE)
セッションのカーソル・
キャッシュでヒットし
た解析コールの割合。※
コールの数。※ 2
2
493
6. レコード
System Stat Summary Interval(PI)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Session Cursor
Cache Hits
(SESSION_CURS
OR_CACHE_HITS
)
解析コールによって
セッションのカーソル・
キャッシュにカーソル
が見つかった回数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Session PGA
Memory
(SESSION_PGA_
MEMORY)
現在使用中の PGA メモ
リー容量。バイト単位。
AVG
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
※2
Session UGA
Memory
(SESSION_UGA_
MEMORY)
使用済みセッション・
メモリー容量。バイト
単位。※ 2
AVG
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Sort Overflow %
(SORT_OVERFL
OW_PERCENTAG
E)
一時セグメントを使用
しているソート回数の
割合。※ 2
AVG
double
Yes ※
すべて
(sorts (disk) / (sorts
(memory) + sorts
(disk))) * 100
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納された
パフォーマンスデータ
の収集開始時刻。※ 1
COPY
time_t
No
すべて
Agent Collector
Sys Undo Blk Wait
Events
(SYSTEM_UNDO
_BLOCK_WAIT_E
VENTS)
システムのロールバッ
ク・セグメントのブ
ロック待機イベント数。
AVG
double
Yes
すべて
V$WAITSTAT.COUN
T where class =
'system undo block'
8
※2
Sys Undo Hdr Wait
Events
(SYSTEM_UNDO
_HEADER_WAIT_
EVENTS)
システムのロールバッ
ク・セグメントのヘッ
ダーブロック待機イベ
ント数。※ 2
AVG
double
Yes
すべて
V$WAITSTAT.COUN
T where class =
'system undo header'
Total Logons
(TOTAL_LOGON
S)
サーバへのログイン回
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
AVG
double
Yes
すべて
execute count
AVG
double
No
すべて
user commits /
seconds in interval
AVG
double
Yes
すべて
V$WAITSTAT.COUN
T where class = 'undo
block'
AVG
double
Yes
すべて
V$WAITSTAT.COUN
T where class = 'undo
header'
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
Total SQL
Executions
(TOTAL_SQL_EX
ECUTIONS)
Trans/sec
(TRANSACTION
_RATE)
数。※ 2
SQL の実行回数の合計。
※2
1 秒当たりのトランザク
※2
ション数。
Undo Blk Wait
Events
(UNDO_BLOCK_
WAIT_EVENTS)
ほかのロールバック・
セグメントのブロック
Undo Hdr Wait
Events
(UNDO_HEADE
R_WAIT_EVENTS
)
ほかのロールバック・
セグメントのヘッダー
User Calls
(USER_CALLS)
処理されたユーザー
コール数。※ 2
494
待機イベント。※ 2
ブロック待機。※ 2
6. レコード
System Stat Summary Interval(PI)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
すべて
user calls / parse
count (total)
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
double
No
すべて
(user rollbacks / (user
commits + user
rollbacks)) * 100
AVG
double
Yes
すべて
V$SYSSTAT.VALUE
書き込み処理率。※ 2
AVG
double
No
すべて
(physical writes /
(physical reads +
physical writes)) *
100
1 秒当たりの書き込み処
AVG
double
No
すべて
physical writes /
seconds in interval
User Calls / Parse
(USER_CALLS_P
ER_PARSE)
コンテキスト領域での
アプリケーションの管
AVG
double
User Commits
(USER_COMMIT
S)
トランザクション数。※
AVG
double
User Rollback %
(USER_ROLLBA
CK_PERCENTAG
E)
アプリケーショントラ
ンザクションの失敗率。
AVG
User Rollbacks
(USER_ROLLBA
CKS)
ロールバック数。※ 2
Write %
(WRITE_PERCE
NTAGE)
Writes/sec
(WRITES_RATE)
Yes ※
8
理状況を示す。※ 2
2
※2
理回数。※ 2
注※ 8
Oracle データベースから取得するデータの変化量をもとに算出しています。
495
6. レコード
System Statistics(PD_PDST)
System Statistics(PD_PDST)
機能
System Statistics(PD_PDST)レコードには,システム全体のすべてのセッションについての,ある時
点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。統計値ごとに 1 つのレコードが作られます。こ
のレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
300
○
Collection Offset
5
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDST_NAME
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:96 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
Class
(CLASS)
統計クラス。
−
string(
20)
No
すべて
V$SYSSTAT.CLAS
S
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDST」。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Statistic #
(STATISTIC_NUM)
統計番号。
−
short
No
すべて
V$SYSSTAT.STAT
ISTIC#
Statistic Name
(NAME)
統計名。
−
string(
64)
No
すべて
V$SYSSTAT.NAM
E
Value
(VALUE)
統計値。
−
double
No
すべて
V$SYSSTAT.VALU
E
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
496
6. レコード
Table Access(PD_PDTA)
Table Access(PD_PDTA)
機能
Table Access(PD_PDTA)レコードには,データ収集時にそのセッションによってアクセスされたテーブ
ルについて,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。セッションによってアクセ
スされたテーブルごとに,1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードで
す。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
130
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDTA_SID
• PD_PDTA_OBJECT
ライフタイム
オブジェクトがロックされてからロック解除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:250 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
Object
(OBJECT)
オブジェクト名。
−
string(
100)
No
すべて
V$ACCESS.OBJE
CT
Owner
(OWNER)
オブジェクトの所
有者。
−
string(
64)
No
すべて
V$ACCESS.OWN
ER
Program
(PROGRAM)
実行しているプロ
グラム名。
−
string(
48)
No
すべて
V$SESSION.PRO
GRAM where
V$ACCESS.SID =
V$SESSION.SID
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDTA」。
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
497
6. レコード
Table Access(PD_PDTA)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポート
VR
データソース
SID
(SID)
Object フィールド
に指定された名の
オブジェクトにア
クセスしている
セッションの識別
子。
−
ulong
No
すべて
V$ACCESS.SID
where
V$ACCESS.SID =
V$SESSION.SID
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
User
(USERNAME)
Oracle ユーザー
名。
−
string(
30)
No
すべて
V$SESSION.USE
RNAME where
V$ACCESS.SID =
V$ACCESS.SID
498
6. レコード
Tablespace(PD_PDTS)
Tablespace(PD_PDTS)
機能
Tablespace(PD_PDTS)レコードには,データベース中のテーブルスペースについての,ある時点での
状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。データベース中のテーブルスペースごとに 1 つのレ
コードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
3600
○
Collection Offset
30
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDTS_TABLESPACE_NAME
ライフタイム
テーブルスペースの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:117 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Blocks
(BLOCKS)
説明
テーブルスペース
容量。単位は
Oracle ブロック。
要約
−
形式
ulong
デル
タ
No
サポー
ト VR
データソース
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,または
ディクショナリー
管理一時表領域の
場合
SUM(DBA_DATA_
FILES.BLOCKS)
• ローカル管理一時
表領域の場合
SUM(DBA_TEMP_
FILES.BLOCKS)
499
6. レコード
Tablespace(PD_PDTS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Data Files
(DATAFILES)
テーブルスペース
が使用している
データファイル
数。
−
usho
rt
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,または
ディクショナリー
管理一時表領域の
場合
COUNT(DBA_DAT
A_FILES)
• ローカル管理一時
表領域の場合
COUNT(DBA_TE
MP_FILES)
Extents
(EXTENTS)
エクステント数。
−
ulong
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,または
ディクショナリー
管理一時表領域の
場合
SUM(DBA_SEGM
ENTS.EXTENTS)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
N の場合
SUM(V$SORT_SE
GMENT.TOTAL_E
XTENTS)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
Y の場合
SUM(DBA_TEMP_
FILES.BYTES /
V$TEMP_EXTEN
T_MAP.BYTES)
500
6. レコード
Tablespace(PD_PDTS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Free %
(PERCENT_FREE)
説明
空き領域の割合。
要約
−
形式
doubl
e
デル
タ
No
サポー
ト VR
データソース
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,ディク
ショナリー管理一
時表領域または
UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
(SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) /
DBA_DATA_FILE
S.BYTES) * 100
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
N の場合
(SUM(V$TEMP_S
PACE_HEADER.B
YTES_FREE) /
(DBA_TEMP_FIL
ES.BYTES)) * 100
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
Y の場合
(SUM(DBA_TEMP
_FILES.BYTES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED) /
(DBA_TEMP_FIL
ES.BYTES)) * 100
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
((SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') /
DBA_DATA_FILE
S.BYTES) * 100
501
6. レコード
Tablespace(PD_PDTS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Free Extents
(FREE_EXTENTS)
502
説明
空きエクステント
数。
要約
−
形式
ulong
デル
タ
No
サポー
ト VR
データソース
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,または
ディクショナリー
管理一時表領域の
場合
COUNT(DBA_FRE
E_SPACE)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
N の場合
COUNT(V$TEMP_
SPACE_HEADER)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
Y の場合
SUM((DBA_TEMP
_FILES.BYTES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED) /
V$TEMP_EXTEN
T_MAP.BYTES)
6. レコード
Tablespace(PD_PDTS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Free Mbytes
(FREE_BYTES)
空き領域。メガバ
イト単位。
−
doubl
e
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,ディク
ショナリー管理一
時表領域または
UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
SUM(DBA_FREE_
SPACE.BYTES) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
N の場合
SUM(V$TEMP_SP
ACE_HEADER.BY
TES_FREE)) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
Y の場合
SUM(DBA_TEMP_
FILES.BYTES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED) / (1024 *
1024)
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
(SUM(DBA_FREE
_SPACE.BYTES) +
SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') / (1024 * 1024)
Increase %
(PCT_INCREASE)
エクステントのサ
イズのデフォルト
増加率。
−
short
No
すべて
DBA_TABLESPACE
S.PCT_INCREASE
Initial Extent
(INITIAL_EXTENT)
デフォルトの初期
エクステントのサ
イズ。
−
doubl
e
No
すべて
DBA_TABLESPACE
S.INITIAL_EXTENT
Max Extents
(MAX_EXTENTS)
デフォルトの最大
エクステント数。
−
ulong
No
すべて
DBA_TABLESPACE
S.MAX_EXTENTS
503
6. レコード
Tablespace(PD_PDTS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Mbytes
(BYTES)
テーブルスペース
容量。メガバイト
単位。
−
doubl
e
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,または
ディクショナリー
管理一時表領域の
場合
SUM(DBA_DATA_
FILES.BYTES) /
(1024 * 1024)
• ローカル管理一時
表領域の場合
SUM(DBA_TEMP_
FILES.BYTES) /
(1024 * 1024)
Min Extents
(MIN_EXTENTS)
デフォルトの最小
エクステント数。
−
long
No
すべて
DBA_TABLESPACE
S.MIN EXTENTS
Next Extent
(NEXT_EXTENT)
デフォルトの増加
エクステントサイ
ズ。
−
doubl
e
No
すべて
DBA_TABLESPACE
S.NEXT_EXTENT
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_
t
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコード名。常に
「PDTS」
。
−
strin
g(4)
No
すべて
Agent Collector
Segments
(SEGMENTS)
セグメント数。
ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option
=Y の場合は常に
「1」。
−
ulong
No
すべて
• ディクショナリー
管理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,または
ディクショナリー
管理一時表領域の
場合
COUNT(DBA_SEG
MENTS)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
N の場合
COUNT(V$SORT_
SEGMENT)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
Y の場合
Agent Collector
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_
t
No
すべて
Agent Collector
Start Time
(START_TIME)
504
6. レコード
Tablespace(PD_PDTS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Status
(STATUS)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
テーブルスペース
の状態。有効な値
は「INVALID
(テーブルスペー
スが削除され
た)」,
「OFFLINE」,お
よび
「ONLINE」
。
−
strin
g(9)
No
すべて
DBA_TABLESPACE
S.STATUS
Tablespace Name
(TABLESPACE_NAME)
テーブルスペース
名。
−
strin
g(30)
No
すべて
DBA_TABLESPACE
S.TABLESPACE_NA
ME
Used Mbytes
(USED_BYTES)
使用済み領域。メ
ガバイト単位。
−
doubl
e
No
すべて
• ディクショナリ管
理永続表領域,
ローカル管理永続
表領域,ディク
ショナリ管理一時
表領域または
UNDO 表領域で
undospace_option=
N の場合
(SUM(DBA_DATA
_FILES.BYTES) SUM(DBA_FREE_
SPACE.BYTES)) /
(1024 *1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
N の場合
(SUM(DBA_TEMP
_FILES.BYTES) SUM(V$TEMP_SP
ACE_HEADER.BY
TES_FREE)) /
(1024 *1024)
• ローカル管理一時
表領域で,
localtemp_option=
Y の場合
(SUM(DBA_TEMP
_FILES.BYTES) SUM(DBA_TEMP_
FILES.BYTES V$TEMP_EXTEN
T_POOL.BYTES_
USED)) / (1024
*1024)
• UNDO 表領域で
undospace_option=
Y の場合
(DBA_DATA_FILE
S.BYTES SUM(DBA_FREE_
SPACE.BYTES) SUM(DBA_UNDO
_EXTENTS.BYTE
S) WHERE
STATUS='EXPIRE
D') / (1024 * 1024)
505
6. レコード
Tablespace Fragmentation(PD_PDTF)
Tablespace Fragmentation(PD_PDTF)
機能
Tablespace Fragmentation(PD_PDTF)レコードには,テーブルスペースのフラグメンテーションにつ
いての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。データベース中のテーブルス
ペースごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
Collection Interval
600
○
Collection Offset
135
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDTF_TABLESPACE_NAME
ライフタイム
テーブルスペースの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:79 バイト
506
変更可否
6. レコード
Tablespace Fragmentation(PD_PDTF)
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Avg Fragment
(AVERAGE_FR
AGMENT)
フラグメントサイズ
の平均。バイト単位。
ローカル管理一時表
領域で,
localtemp_option=Y
の場合は,テーブル
スペースに対してフ
ラグメントが 1 のた
め,空き容量となる。
−
double
No
すべて
• ディクショナリー管理永
続表領域,ローカル管理
永続表領域,またはディ
クショナリー管理一時表
領域の場合
SUM(DBA_FREE_SPAC
E.BYTES) /
COUNT(DBA_FREE_SP
ACE) where
DBA_TABLESPACES.TA
BLESPACE_NAME =
DBA_FREE_SPACE.TAB
LESPACE_NAME(+)
• ローカル管理一時表領域
で,localtemp_option=N
の場合
SUM(V$TEMP_SPACE_
HEADER.BYTES_FREE)
/
COUNT(V$TEMP_SPAC
E_HEADER) where
DBA_TEMP_FILES.FIL
E_ID =
V$TEMP_SPACE_HEAD
ER.FILE_ID(+)
• ローカル管理一時表領域
で,localtemp_option=Y
の場合
SUM(DBA_TEMP_FILE
S.BYTES V$TEMP_EXTENT_POO
L.BYTES_USED)
Extents
(EXTENTS)
エクステント数。
−
ulong
No
すべて
• ディクショナリー管理永
続表領域,ローカル管理
永続表領域,またはディ
クショナリー管理一時表
領域の場合
SUM(DBA_SEGMENTS.
EXTENTS)
• ローカル管理一時表領域
で,localtemp_option=N
の場合
SUM(V$SORT_SEGMEN
T.TOTAL_EXTENTS)
• ローカル管理一時表領域
で,localtemp_option=Y
の場合
SUM(DBA_TEMP_FILE
S.BYTES /
V$TEMP_EXTENT_MAP
.BYTES)
507
6. レコード
Tablespace Fragmentation(PD_PDTF)
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Fragments
(FRAGMENTS)
フラグメント数。
ローカル管理一時表
領域で,
localtemp_option=Y
の場合は常に「1」。
−
ulong
No
すべて
• ディクショナリー管理永
続表領域,ローカル管理
永続表領域,またはディ
クショナリー管理一時表
領域の場合
COUNT(DBA_FREE_SP
ACE) where
DBA_TABLESPACES.TA
BLESPACE_NAME =
DBA_FREE_SPACE.TAB
LESPACE_NAME(+)
• ローカル管理一時表領域
で,localtemp_option=N
の場合
COUNT(V$TEMP_SPAC
E_HEADER) where
DBA_TEMP_FILES.FIL
E_ID =
V$TEMP_SPACE_HEAD
ER.FILE_ID(+)
• ローカル管理一時表領域
で,localtemp_option=Y
の場合
Agent Collector
High Max
Extents
(HIGH_MAX_E
XTENTS)
PCT_MAX_EXTENT
S が 90% より大きい
セグメント数。
−
ulong
No
すべて
• ディクショナリー管理永
続表領域,ローカル管理
永続表領域,またはディ
クショナリー管理一時表
領域の場合
COUNT(DBA_SEGMEN
TS) where EXTENTS >
MAX_EXTENTS * 0.9
• ローカル管理一時表領域
の場合
COUNT(V$SORT_SEGM
ENT) where
EXTENT_SIZE >
TOTAL_EXTENTS * 0.9
508
6. レコード
Tablespace Fragmentation(PD_PDTF)
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
説明
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
Largest
Fragment
(LARGEST_FR
AGMENT)
最大のフラグメント
サイズ。バイト単位。
ローカル管理一時表
領域で,
localtemp_option=Y
の場合は,テーブル
スペースに対してフ
ラグメントが 1 のた
め,空き容量となる。
−
double
No
すべて
• ディクショナリー管理永
続表領域,ローカル管理
永続表領域,またはディ
クショナリー管理一時表
領域の場合
MAX(DBA_FREE_SPAC
E.BYTES) where
DBA_TABLESPACES.TA
BLESPACE_NAME =
DBA_FREE_SPACE.TAB
LESPACE_NAME(+)
• ローカル管理一時表領域
で,localtemp_option=N
の場合
MAX(V$TEMP_SPACE_
HEADER.BYTES_FREE)
where
DBA_TEMP_FILES.FIL
E_ID =
V$TEMP_SPACE_HEAD
ER.FILE_ID(+)
• ローカル管理一時表領域
で,localtemp_option=Y
の場合
SUM(DBA_TEMP_FILE
S.BYTES V$TEMP_EXTENT_POO
L.BYTES_USED)
Largest
Fragment %
(LARGEST_FR
AGMENT_PERC
ENT)
最大フラグメントの
テーブルスペースの
割合。
−
double
No
すべて
• ディクショナリー管理永
続表領域,ローカル管理
永続表領域,またはディ
クショナリー管理一時表
領域の場合
MAX(DBA_FREE_SPAC
E.BYTES) /
SUM(DBA_DATA_FILES
.BYTES)) * 100
• ローカル管理一時表領域
で,localtemp_option=N
の場合
(MAX(V$TEMP_SPACE_
HEADER.BYTES_FREE)
/
SUM(DBA_TEMP_FILE
S.BYTES)) * 100
• ローカル管理一時表領域
で,localtemp_option=Y
の場合
SUM(DBA_TEMP_FILE
S.BYTES V$TEMP_EXTENT_POO
L.BYTES_USED) /
SUM(DBA_TEMP_FILE
S.BYTES)) * 100
509
6. レコード
Tablespace Fragmentation(PD_PDTF)
PFM - View 名
(PFM - Manager
名)
Next Alloc Fails
(NEXT_ALLOC
_FAILS)
説明
次のエクステント割
り当ての失敗を示す。
失敗の場合
「1」
成功の場合
「0」
これらの結果は,次
の条件のときに有効。
• 表領域がローカル
管理永続表領域。
• エクステントを
「均一のエクステン
ト管理」している。
要約
形式
デルタ
サポート
VR
データソース
−
ulong
No
すべて
• ローカル管理永続表領域
の場合
MAX(DBA_SEGMENTS.
NEXT_EXTENT) >
MAX(DBA_FREE_SPAC
E.BYTES)
これらの条件以外は,
「0」を返す。
Overextended
(OVEREXTEND
ED)
エクステント数が 5
個を超えるセグメン
ト数。
−
ulong
No
すべて
• ディクショナリー管理永
続表領域,ローカル管理
永続表領域,またはディ
クショナリー管理一時表
領域の場合
COUNT(DBA_SEGMEN
TS) where EXTENTS > 5
• ローカル管理一時表領域
の場合
COUNT(V$SORT_SEGM
ENT) where
TOTAL_EXTENTS > 5
Record Time
(RECORD_TIM
E)
レコードに格納され
たパフォーマンス
データの収集終了時
刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
−
string(
4)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECO
RD_TYPE)
レコード名。常に
「PDTF」
。
Segments
(SEGMENTS)
セグメント数。ロー
カル管理一時表領域
で,
localtemp_option=Y
の場合は常に「1」
。
−
ulong
No
すべて
• ディクショナリー管理永
続表領域,ローカル管理
永続表領域,またはディ
クショナリー管理一時表
領域の場合
COUNT(DBA_SEGMEN
TS)
• ローカル管理一時表領域
で,localtemp_option=N
の場合
COUNT(V$SORT_SEGM
ENT)
• ローカル管理一時表領域
で,localtemp_option=Y
の場合
Agent Collector
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納され
たパフォーマンス
データの収集開始時
刻。
−
time_t
No
すべて
Agent Collector
Tablespace Name
(TABLESPACE_
NAME)
テーブルスペース名。
−
string(
30)
No
すべて
DBA_TABLESPACES.TAB
LESPACE_NAME
510
6. レコード
Tablespace Interval(PI_PITS)
Tablespace Interval(PI_PITS)
機能
Tablespace Interval(PI_PITS)レコードには,データベース中のテーブルスペースについての,ある一
定の時間を単位としたパフォーマンスデータが格納されます。データベース中のテーブルスペースごとに
1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
3600
○
Collection Offset
50
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PI_PITS_TABLESPACE_NAME
ライフタイム
テーブルスペースの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:291 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Datafiles
(DATAFILES)
説明
テーブルスペース
が使用している
データファイル数。
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
AV
G
ush
ort
No
すべて
• ディクショナリー管
理永続表領域,ロー
カル管理永続表領
域,またはディク
ショナリー管理一時
表領域の場合
COUNT(DBA_DAT
A_FILES)
• ローカル管理一時表
領域の場合
COUNT(DBA_TEM
P_FILES)
AV
G
dou
ble
No
すべて
(SUM(V$FILESTAT.P
HYRDS) +
SUM(V$FILESTAT.P
HYWRTS)) / seconds
in interval
※2
I/O Ops/sec
(IO_RATE)
1 秒当たりの I/O 処
※2
理数。
データソース
511
6. レコード
Tablespace Interval(PI_PITS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Physical Blocks Read
(PHYSICAL_BLOCKS_READ)
読み込まれた物理
ブロックの数。※ 2
AV
G
dou
ble
Yes
すべて
• ディクショナリー管
理永続表領域,ロー
カル管理永続表領
域,またはディク
ショナリー管理一時
表領域の場合
SUM(V$FILESTAT.
PHYBLKRD)
• ローカル管理一時表
領域の場合
SUM(V$TEMPSTA
T.PHYBLKRD)
Physical Blocks Written
(PHYSICAL_BLOCKS_WRITTEN)
書き込まれた物理
ブロックの数。※ 2
AV
G
dou
ble
Yes
すべて
• ディクショナリー管
理永続表領域,ロー
カル管理永続表領
域,またはディク
ショナリー管理一時
表領域の場合
SUM(V$FILESTAT.
PHYBLKWRT)
• ローカル管理一時表
領域の場合
SUM(V$TEMPSTA
T.PHYBLKWRT)
Physical Reads
(PHYSICAL_READS)
完了した物理読み
AV
G
dou
ble
Yes
すべて
• ディクショナリー管
理永続表領域,ロー
カル管理永続表領
域,またはディク
ショナリー管理一時
表領域の場合
SUM(V$FILESTAT.
PHYRDS)
• ローカル管理一時表
領域の場合
SUM(V$TEMPSTA
T.PHYRDS)
Physical Writes
(PHYSICAL_WRITES)
完了した物理書き
AV
G
dou
ble
Yes
すべて
• ディクショナリー管
理永続表領域,ロー
カル管理永続表領
域,またはディク
ショナリー管理一時
表領域の場合
SUM(V$FILESTAT.
PHYWRTS)
• ローカル管理一時表
領域の場合
SUM(V$TEMPSTA
T.PHYWRTS)
Reads/sec
(READ_RATE)
1 秒当たりの読み
AV
G
dou
ble
No
すべて
SUM(V$FILESTAT.P
HYRDS) / seconds in
interval
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。※ 1
CO
PY
tim
e_t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
CO
PY
stri
ng(4
)
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
512
込み処理の数。※ 2
※2
込み処理の数。
込み処理回数。※ 2
「PITS」。※ 1
6. レコード
Tablespace Interval(PI_PITS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
要約
形式
AV
G
ulon
g
No
すべて
COUNT(DBA_ROLL
BACK_SEGS)
GET に対する HIT
の割合。ローカル
管理表領域のパ
フォーマンスデー
タは収集しない。※
AV
G
dou
ble
No
すべて
((SUM(V$ROLLSTAT.
GETS) SUM(V$ROLLSTAT.
WAITS)) /
SUM(V$ROLLSTAT.
GETS)) * 100
Rollback Segments Trans
(ROLLBACK_SEGMENTS_TRAN
S)
データ収集時にア
クティブだったト
ランザクション数。
ローカル管理表領
域のパフォーマン
スデータは収集し
ない。※ 2
AV
G
long
No
すべて
SUM(V$ROLLSTAT.
XACTS)
Sort Segments
(SORT_SEGMENTS)
ソート・セグメン
ト数。ローカル管
理永続表領域のパ
フォーマンスデー
AV
G
ulon
g
No
すべて
COUNT(V$SORT_SE
GMENT)
Rollback Segments
(ROLLBACK_SEGMENTS)
説明
ロールバック・セ
グメント数。ロー
カル管理表領域の
パフォーマンス
データは収集しな
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
い。※ 2
Rollback Segments Hit %
(ROLLBACK_SEGMENTS_HIT_P
ERCENTAGE)
2
タは収集しない。※
2
Sorting Users
(SORTING_USERS)
データ収集時に
ソート・セグメン
トでアクティブ
だったユーザー数。
ローカル管理永続
表領域のパフォー
マンスデータは収
集しない。※ 2
AV
G
long
No
すべて
SUM(V$SORT_SEG
MENT.CURRENT_U
SERS)
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。※ 1
CO
PY
tim
e_t
No
すべて
Agent Collector
Tablespace Name
(TABLESPACE_NAME)
テーブルスペース
CO
PY
stri
ng(3
0)
No
すべて
DBA_TABLESPACES
.TABLESPACE_NAM
E
名。※ 1
513
6. レコード
Tablespace Interval(PI_PITS)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Write %
(WRITE_PERCENTAGE)
説明
すべての物理 I/O
に対する書き込み
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
AV
G
dou
ble
No
すべて
• ディクショナリー管
理永続表領域,ロー
カル管理永続表領
域,またはディク
ショナリー管理一時
表領域の場合
(SUM(V$FILESTA
T.PHYWRTS) /
(SUM(V$FILESTA
T.PHYRDS) +
SUM(V$FILESTAT.
PHYWRTS))) * 100
• ローカル管理一時表
領域の場合
(SUM(V$TEMPST
AT.PHYWRTS) /
SUM(V$TEMPSTA
T.PHYWRTS) +
SUM(V$TEMPSTA
T.PHYRDS)) * 100
AV
G
dou
ble
No
すべて
• ディクショナリー管
理永続表領域,ロー
カル管理永続表領
域,またはディク
ショナリー管理一時
表領域の場合
SUM(V$FILESTAT.
PHYWRTS) /
seconds in interval
• ローカル管理一時表
領域の場合
SUM(V$TEMPSTA
T.PHYWRTS) /
seconds in interval
処理の割合。※ 2
Writes/sec
(WRITES_RATE)
514
1 秒当たりの書き
※2
込み処理回数。
データソース
6. レコード
Transaction(PD_PDTR)
Transaction(PD_PDTR)
機能
Transaction(PD_PDTR)レコードには,トランザクションについての,ある時点での状態を示すパ
フォーマンスデータが格納されます。トランザクションごとに 1 つのレコードが作られます。このレコー
ドは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
145
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PD_PDTR_SID
• PD_PDTR_ADDRESS
ライフタイム
トランザクションの開始から終了まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:240 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Address
(ADDRESS)
トランザクション
状態オブジェクト
のアドレス。
−
strin
g(16)
No
すべて
V$TRANSACTION.A
DDR
Cache Hit %
(CACHE_HIT_PERCENTAGE)
キャッシュ・ヒッ
ト率。
−
doubl
e
No
すべて
((V$TRANSACTION.
LOG_IO V$TRANSACTION.P
HY_IO) /
V$TRANSACTION.L
OG_IO) * 100
Consistent Change %
(CONSISTENT_CHANGE_PERC
ENTAGE)
トランザクション
の読み込み処理の
整合性のためのエ
クステントを表す
割合。
−
doubl
e
No
すべて
(V$TRANSACTION.
CR_CHANGE /
V$TRANSACTION.C
R_GET) * 100
Consistent Changes
(CONSISTENT_CHANGES)
一貫性のある変更
回数。
−
doubl
e
No
すべて
V$TRANSACTION.C
R_CHANGE
Consistent Gets
(CONSISTENT_GETS)
一貫性のある取得
回数。
−
doubl
e
No
すべて
V$TRANSACTION.C
R_GET
515
6. レコード
Transaction(PD_PDTR)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Locks
(LOCKS)
トランザクション
のロック数。
−
doubl
e
No
すべて
COUNT(V$LOCKED
_OBJECT)
Logical I/O
(LOGICAL_IO)
論理 I/O。
−
doubl
e
No
すべて
V$TRANSACTION.L
OG_IO
−
strin
g(3)
No
すべて
V$TRANSACTION.N
OUNDO
No Undo
(NO_UNDO)
非 UNDO トランザ
クション識別子。
非 UNDO トランザ
クションの場合,
このフィールドの
値は「Yes」
,そう
でない場合,
「No」。
Physical I/O
(PHYSICAL_IO)
物理 I/O。
−
doubl
e
No
すべて
V$TRANSACTION.P
HY_IO
Previous XID
(PREVIOUS_XID)
親トランザクショ
ン ID。
−
strin
g(30)
No
すべて
V$TRANSACTION.P
RV_XIDUSN +
V$TRANSACTION.P
RV_XIDSLT +
V$TRANSACTION.P
RV_XIDSQN
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_
t
No
すべて
Agent Collector
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコード名。常に
「PDTR」
。
−
strin
g(4)
No
すべて
Agent Collector
Recursive
(RECURSIVE)
再帰的トランザク
ション識別子。再
帰的トランザク
ションである場合,
このフィールドの
値は「Yes」,そう
でない場合,
「No」。
−
strin
g(3)
No
すべて
V$TRANSACTION.R
ECURSIVE
SID
(SID)
セッション識別子。
−
ulong
No
すべて
V$SESSION.SID
where
V$TRANSACTION.S
ES_ADDR =
V$SESSION.ADDR
Space
(SPACE)
領域トランザク
ション識別子。領
域トランザクショ
ンである場合,こ
のフィールドの値
は「Yes」
,そうで
ない場合,「No」。
−
strin
g(3)
No
すべて
V$TRANSACTION.S
PACE
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_
t
No
すべて
Agent Collector
Status
(STATUS)
トランザクション
の状態。
−
strin
g(16)
No
すべて
V$TRANSACTION.S
TATUS
Tran Secs
(TRANS_SECS)
開始時刻以降の秒
数。
−
ulong
No
すべて
V$TRANSACTION.S
TART_TIME
516
6. レコード
Transaction(PD_PDTR)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Tran Start
(TRANS_START)
開始時刻。
−
strin
g(20)
No
すべて
V$TRANSACTION.S
TART_TIME
Used Undo Blocks
(USED_UNDO_BLOCKS)
使用された UNDO
ブロック数。
−
doubl
e
No
すべて
V$TRANSACTION.U
SED_UBLK
Used Undo Records
(USED_UNDO_RECORDS)
使用された UNDO
レコード数。
−
doubl
e
No
すべて
V$TRANSACTION.U
SED_UREC
User
(USERNAME)
Oracle ユーザー
名。
−
strin
g(30)
No
すべて
V$SESSION.USERN
AME
XID
(XID)
UNDO セグメント
番号,スロット番
号,および順序番
号。トランザク
ションがアクティ
ブでない場合は無
効。
−
strin
g(30)
No
すべて
V$TRANSACTION.X
IDUSN +
V$TRANSACTION.X
IDSLOT +
V$TRANSACTION.X
IDSQN
517
6. レコード
Transaction Interval(PI_PITR)
Transaction Interval(PI_PITR)
機能
Transaction Interval(PI_PITR)レコードには,トランザクションについての,ある一定の時間を単位と
したパフォーマンスデータが格納されます。トランザクションごとに 1 つのレコードが作られます。この
レコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
145
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
• PI_PITR_SID
• PI_PITR_ADDRESS
ライフタイム
トランザクションの開始から終了まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:348 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Address
(ADDRESS)
説明
トランザクション
状態オブジェクト
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
COP
Y
strin
g(16)
No
すべて
V$TRANSACTION.A
DDR
のアドレス。※ 1
Cache Hit %
(CACHE_HIT_PERCENTAGE)
キャッシュ・ヒッ
ト率。※ 2
AVG
doubl
e
No
すべて
((V$TRANSACTION.
LOG_IO V$TRANSACTION.P
HY_IO) /
V$TRANSACTION.L
OG_IO) * 100
Consistent Change %
(CONSISTENT_CHANGE_PERC
ENTAGE)
トランザクション
の読み込み処理の
整合性のためのエ
クステントを表す
割合。※ 2
AVG
doubl
e
No
すべて
(V$TRANSACTION.
CR_CHANGE /
V$TRANSACTION.C
R_GET) * 100
Consistent Changes
(CONSISTENT_CHANGES)
一貫性のある変更
AVG
doubl
e
Yes
すべて
V$TRANSACTION.C
R_CHANGE
Consistent Gets
(CONSISTENT_GETS)
一貫性のある取得
回数。※ 2
AVG
doubl
e
Yes
すべて
V$TRANSACTION.C
R_GET
518
※2
回数。
6. レコード
Transaction Interval(PI_PITR)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Locks
(LOCKS)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
トランザクション
によるロック数。※
AVG
doubl
e
Yes
すべて
COUNT(V$LOCKED
_OBJECT)
論理 I/O。※ 2
AVG
doubl
e
Yes
すべて
V$TRANSACTION.L
OG_IO
COP
Y
strin
g(3)
No
すべて
V$TRANSACTION.N
OUNDO
2
Logical I/O
(LOGICAL_IO)
No Undo
(NO_UNDO)
非 UNDO トランザ
クション識別子。
非 UNDO トランザ
クションの場合,
このフィールドの
値は「Yes」,そう
でない場合,
「No」
。※ 1
Physical I/O
(PHYSICAL_IO)
物理 I/O。※ 2
AVG
doubl
e
Yes
すべて
V$TRANSACTION.P
HY_IO
Previous XID
(PREVIOUS_XID)
親トランザクショ
ン ID。※ 1
COP
Y
strin
g(30)
No
すべて
V$TRANSACTION.P
RV_XIDUSN +
V$TRANSACTION.P
RV_XIDSLT +
V$TRANSACTION.P
RV_XIDSQN
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
COP
Y
time_
t
No
すべて
Agent Collector
了時刻。※ 1
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
レコード名。常に
「PITR」。※ 1
COP
Y
strin
g(4)
No
すべて
Agent Collector
Recursive
(RECURSIVE)
再帰的トランザク
ション識別子。再
帰的トランザク
ションである場合,
このフィールドの
値は「Yes」
,そう
でない場合,
「No」
。※ 1
COP
Y
strin
g(3)
No
すべて
V$TRANSACTION.R
ECURSIVE
セッション識別子。
COP
Y
ulong
No
すべて
V$SESSION.SID
where
V$TRANSACTION.S
ES_ADDR =
V$SESSION.ADDR
スペース・トラン
ザクション識別子。
スペース・トラン
ザクションである
場合,このフィー
ルドの値は「Yes」
,
そうでない場合,
「No」
。※ 1
COP
Y
strin
g(3)
No
すべて
V$TRANSACTION.S
PACE
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。※ 1
COP
Y
time_
t
No
すべて
Agent Collector
Status
(STATUS)
トランザクション
の状態。※ 1
COP
Y
strin
g(16)
No
すべて
V$TRANSACTION.S
TATUS
SID
(SID)
Space
(SPACE)
※1
519
6. レコード
Transaction Interval(PI_PITR)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Tran Secs
(TRANS_SECS)
開始時刻以降の秒
数。※ 1
COP
Y
ulong
No
すべて
V$TRANSACTION.S
TART_TIME
Tran Start
(TRANS_START)
開始時刻。※ 1
COP
Y
strin
g(20)
No
すべて
V$TRANSACTION.S
TART_TIME
Used Undo Blocks
(USED_UNDO_BLOCKS)
使用された UNDO
AVG
doubl
e
Yes
すべて
V$TRANSACTION.U
SED_UBLK
Used Undo Records
(USED_UNDO_RECORDS)
使用された UNDO
AVG
doubl
e
Yes
すべて
V$TRANSACTION.U
SED_UREC
User
(USERNAME)
Oracle ユーザー
COP
Y
strin
g(30)
No
すべて
V$SESSION.USERN
AME
XID
(XID)
UNDO セグメント
番号,スロット番
号,および順序番
号。トランザク
ションがアクティ
ブでない場合は無
COP
Y
strin
g(30)
No
すべて
V$TRANSACTION.X
IDUSN +
V$TRANSACTION.X
IDSLOT +
V$TRANSACTION.X
IDSQN
ブロック数。※ 2
レコード数。※ 2
※1
名。
効。※ 1
520
6. レコード
Transaction Lock(PD_PDTL)
Transaction Lock(PD_PDTL)
機能
Transaction Lock(PD_PDTL)レコードには,トランザクション・ロックについての,ある時点での状
態を示すパフォーマンスデータ情報が格納されます。各トランザクションによって保持されているロック
ごとに 1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
140
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDTL_XID
ライフタイム
オブジェクトがロックされてからロック解除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:180 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Locked Mode
(LOCKED_MODE)
ロック・モード。
−
strin
g(20)
No
すべて
V$LOCKED_OBJEC
T.LOCKED_MODE
Object Name
(OBJECT_NAME)
ロックされている
オブジェクト名。
−
strin
g(30)
No
すべて
DBA_OBJECTS.OBJ
ECT_NAME where
DBA_OBJECTS.OBJ
ECT_ID =
V$LOCKED_OBJEC
T.OBJECT_ID
Object Type
(OBJECT_TYPE)
オブジェクトの種
類。
−
strin
g(30)
No
すべて
DBA_OBJECTS.OBJ
ECT_TYPE where
DBA_OBJECTS.OBJ
ECT_ID =
V$LOCKED_OBJEC
T.OBJECT_ID
Owner
(OWNER)
オブジェクトの所
有者。
−
strin
g(30)
No
すべて
DBA_OBJECTS.OW
NER where
DBA_OBJECTS.OBJ
ECT_ID =
V$LOCKED_OBJEC
T.OBJECT_ID
521
6. レコード
Transaction Lock(PD_PDTL)
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
Record Time
(RECORD_TIME)
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_
t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDTL」。
−
strin
g(4)
No
すべて
Agent Collector
SID
(SID)
セッション識別子。
−
ulong
No
すべて
V$LOCKED_OBJEC
T.SESSION_ID
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_
t
No
すべて
Agent Collector
User
(USER_NAME)
Oracle ユーザー
名。
−
strin
g(30)
No
すべて
V$LOCKED_OBJEC
T.ORACLE_USERN
AME
XID
(XID)
Undo セグメント番
号,スロット番号,
およびシーケンス
番号を示す。トラ
ンザクションが開
始されていない場
合は 000 が設定。
−
strin
g(30)
No
すべて
V$LOCKED_OBJEC
T.XIDUSN +
V$LOCKED_OBJEC
T.XIDSLOT +
V$LOCKED_OBJEC
T.XIDSQN
522
6. レコード
Version(PD_PDV)
Version(PD_PDV)
機能
Version(PD_PDV)レコードには,Oracle Database 上にあるコア・コンポーネントのバージョン番号に
ついての,ある時点での状態を示すパフォーマンスデータが格納されます。コア・コンポーネントごとに
1 つのレコードが作られます。このレコードは,複数インスタンスレコードです。
デフォルト値および変更できる値
項目
デフォルト値
変更可否
Collection Interval
600
○
Collection Offset
150
○
Log
No
○
LOGIF
空白
○
ODBC キーフィールド
PD_PDV_COMPONENT
ライフタイム
Oracle インスタンスの作成から削除まで。
レコードサイズ
● 固定部:678 バイト
● 可変部:195 バイト
フィールド
PFM - View 名
(PFM - Manager 名)
説明
要約
形式
デル
タ
サポー
ト VR
データソース
Component
(COMPONENT)
コンポーネント名。
−
strin
g(64)
No
すべて
PRODUCT_COMPO
NENT_VERSION.PR
ODUCT
Record Time
(RECORD_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集終
了時刻。
−
time_
t
No
すべて
Agent Collector
レコード名。常に
「PDV」。
−
strin
g(4)
No
すべて
Agent Collector
Start Time
(START_TIME)
レコードに格納さ
れたパフォーマン
スデータの収集開
始時刻。
−
time_
t
No
すべて
Agent Collector
Status
(STATUS)
コンポーネントの
状態。
−
strin
g(64)
No
すべて
PRODUCT_COMPO
NENT_VERSION.ST
ATUS
Version
(VERSION)
コンポーネントの
バージョン番号。
−
strin
g(64)
No
すべて
PRODUCT_COMPO
NENT_VERSION.VE
RSION
Record Type
(INPUT_RECORD_TYPE)
523
7
メッセージ
この章では,PFM - Agent for Oracle のメッセージ形式,出力先一覧,
syslog と Windows イベントログの一覧,およびメッセージ一覧について説
明します。
7.1 メッセージの形式
7.2 メッセージの出力先一覧
7.3 syslog と Windows イベントログの一覧
7.4 メッセージ一覧
525
7. メッセージ
7.1 メッセージの形式
PFM - Agent for Oracle が出力するメッセージの形式と,マニュアル
での記載形式を示します。
• 意味:エラーメッセージ。
-W
• レベル:警告
7.1.1 メッセージの出力形式
PFM - Agent for Oracle が出力するメッセージの形式を説明します。
• 意味:警告メッセージ。
-I
メッセージは,メッセージ ID とそれに続くメッセージテキストで構
• レベル:情報
成されます。形式を次に示します。
• 意味:付加情報メッセージ。
KAVFnnnnn-Yメッセージテキスト
-Q
(出力されない)
メッセージ ID は,次の内容を示しています。
K
システム識別子を示します。
AVF
7.1.2 メッセージの記載形式
このマニュアルでのメッセージの記載形式を示します。メッセージ
PFM - Agent のメッセージであることを示します。
nnnnn
メッセージの通し番号を示します。PFM - Agent for Oracle の
テキストで太字になっている部分は,メッセージが表示される状況
によって表示内容が変わることを示しています。また,メッセージ
をメッセージ ID 順に記載しています。記載形式の例を次に示しま
す。
メッセージ番号は,「12xxx」です。
メッセージ ID
Y
メッセージの種類を示します。
• E:エラー
処理は中断されます。
英語メッセージテキスト
日本語メッセージテキスト
メッセージの説明文
• W:警告
メッセージ出力後,処理は続けられます。
(S)
システムの処置を示します。
• I:情報
ユーザーに情報を知らせます。
• Q:応答
ユーザーに応答を促します。
(O)
メッセージが表示されたときに,オペレーターがとる処置を示
します。
メッセージの種類と syslog の priority レベルとの対応を次に示しま
す。
参考
-E
システム管理者がオペレーターから連絡を受けた場合は,「8. トラ
• レベル:LOG_ERR
ブルへの対処方法」を参照してログ情報を採取し,初期調査をして
• 意味:エラーメッセージ。
ください。
トラブル要因の初期調査をする場合は,OS のログ情報(Windows
-W
• レベル:LOG_WARNING
• 意味:警告メッセージ。
イベントログ)や,PFM - Agent for Oracle が出力する各種ログ情報
を参照してください。これらのログ情報のトラブル発生時間帯の内
容を参照して,トラブルを回避したり,トラブルに対処したりして
-I
ください。また,トラブルが発生するまでの操作方法などを記録し
• レベル:LOG_INFO
てください。同時に,できるだけ再現性の有無を確認するようにし
• 意味:付加情報メッセージ。
てください。
-Q
(出力されない)
メッセージの種類と Windows イベントログの種類との対応を次に示
します。
-E
• レベル:エラー
526
7. メッセージ
7.2 メッセージの出力先一覧
ここでは,PFM - Agent for Oracle が出力する各メッセージの出力先
を一覧で示します。
メッセー
ジ ID
出力先
sysl Window 共通
og
s
メッ
イベン セージ
ログ
トログ
表中では,出力先を凡例のように表記しています。
(凡例)
標
準
出
力
標準
エ
ラー
出力
○:出力する
−:出力しない
表 7-1 PFM - Agent for Oracle のメッセージの出力先一覧
メッセー
ジ ID
エー JP1 エー
ジェン シ ジェ
トログ ス ント
テ イベ
ム ント
イ ※2
ベ
ン
ト
※1
出力先
sysl Window 共通
og
s
メッ
イベン セージ
トログ
ログ
標
準
出
力
標準
エ
ラー
出力
エー JP1 エー
ジェン シ ジェ
トログ ス ント
テ イベ
ム ント
イ ※2
ベ
ン
ト
※1
通
常
ロ
グ
異
常
ロ
グ
通
常
ロ
グ
異
常
ロ
グ
KAVF123
05
○
○
○
−
−
−
−
−
−
KAVF123
06
−
−
○
−
−
−
−
−
−
KAVF124
01
−
−
○
−
−
−
−
○
−
KAVF124
02
○
○
○
−
−
−
−
−
−
KAVF124
11
−
−
○
−
−
−
−
−
−
KAVF120
01
−
○
−
−
−
−
−
−
○
○
−
−
−
−
−
−
KAVF124
12
−
○
KAVF120
02
−
○
−
−
−
−
−
−
○
○
−
−
−
−
−
−
KAVF124
13
−
○
KAVF120
03
−
−
○※
−
−
−
−
−
○
○
−
−
−
−
−
−
KAVF125
01
−
○
KAVF120
04
−
−
−
−
○
−
−
−
−
−
−
○※
−
○
KAVF125
02
−
○
KAVF120
09
−
−
○
−
−
−
−
−
−
KAVF125
04
−
○※
−
−
−
−
−
KAVF120
10
○
○
○
−
−
−
−
−
−
KAVF125
05
−
○※
−
−
−
−
−
KAVF120
11
○
○
○
−
−
−
−
−
−
KAVF125
06
−
○※
−
−
−
−
−
KAVF120
14
○
○
○
−
−
−
−
−
−
KAVF125
07
−
○※
−
−
−
−
−
KAVF120
15
○
○
○
−
−
−
−
−
−
KAVF125
08
−
○※
−
−
−
−
−
KAVF120
17
○
○
○
−
−
−
−
−
−
KAVF125
09
−
○※
−
−
−
−
−
KAVF120
18
○
KAVF125
10
−
○※
−
−
−
−
−
KAVF120
19
−
KAVF125
11
−
○※
−
−
−
−
−
KAVF120
20
○
○
○
−
−
−
−
−
−
−
○※
−
−
−
−
−
KAVF120
21
KAVF125
12
○
○
○
−
−
−
−
−
−
−
○※
−
−
−
−
−
KAVF120
22
KAVF125
13
○
○
○
−
−
−
−
−
−
−
○※
−
−
−
−
−
KAVF120
23
○
○
○
−
−
−
−
−
−
KAVF125
14
○※
−
−
−
−
−
−
−
○
−
−
−
−
−
−
KAVF125
15
−
KAVF123
01
○※
−
−
−
−
−
−
−
○
−
−
−
−
−
−
KAVF125
16
−
KAVF123
02
KAVF123
03
○※
−
−
−
−
−
○
○
−
−
−
−
−
−
KAVF125
17
−
○
KAVF123
04
−
−
−
−
○
−
−
−
−
−
−
○※
−
○
KAVF125
18
−
○
○
−
○
○
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
3
−
−
3
−
−
4
−
−
5
−
−
5
−
−
5
−
−
5
−
−
5
−
−
5
−
−
5
−
−
5
−
−
5
−
−
5
−
−
5
−
−
5
−
−
5
−
−
5
527
7. メッセージ
メッセー
ジ ID
出力先
sysl Window 共通
og
s
メッ
イベン セージ
トログ
ログ
標
準
出
力
標準
エ
ラー
出力
メッセー
ジ ID
エー JP1 エー
ジェン シ ジェ
トログ ス ント
テ イベ
ム ント
イ ※2
ベ
ン
ト
出力先
sysl Window 共通
og
s
メッ
イベン セージ
トログ
ログ
標
準
出
力
標準
エ
ラー
出力
エー JP1 エー
ジェン シ ジェ
トログ ス ント
テ イベ
ム ント
イ ※2
ベ
ン
ト
※1
通
常
ロ
グ
異
常
ロ
グ
※1
通
常
ロ
グ
異
常
ロ
グ
KAVF125
19
−
−
○
−
−
−
−
−
−
KAVF126
26
−
−
−
−
−
−
○
−
−
KAVF126
00
−
−
−
−
−
−
○
−
−
KAVF126
27
−
−
−
−
−
−
○
−
−
KAVF126
01
−
−
−
−
−
○
−
−
−
KAVF126
28
−
−
−
−
−
−
○
−
−
KAVF126
02
−
−
−
−
−
○
−
−
−
KAVF126
29
−
−
○
−
−
−
−
−
−
KAVF126
03
−
−
−
−
−
○
−
−
−
KAVF126
30
−
−
○
−
−
−
○
−
−
KAVF126
04
−
−
−
−
−
○
−
−
−
KAVF126
31
−
−
−
−
−
−
○
−
−
KAVF126
05
−
−
−
−
−
○
−
−
−
KAVF126
32
−
−
−
−
−
−
○
−
−
KAVF126
06
−
−
−
−
−
○
−
−
−
KAVF126
33
−
−
○
−
−
−
○
−
−
KAVF126
07
−
−
−
−
−
○
−
−
−
KAVF126
34
−
−
−
−
−
−
○
−
−
KAVF126
08
−
−
−
−
−
○
−
−
−
KAVF126
35
−
−
−
−
−
○
−
−
−
KAVF126
09
−
−
−
−
−
○
−
−
−
KAVF126
36
−
−
−
−
−
○
−
−
−
KAVF126
10
−
−
−
−
−
○
−
−
−
KAVF126
38
−
−
−
−
−
−
○
−
−
KAVF126
11
−
−
−
−
−
○
−
−
−
KAVF126
12
−
−
−
−
−
○
−
−
−
JP1 システムイベントは,エージェントの状態の変化を JP1/IM
KAVF126
13
−
−
−
−
−
−
○
−
−
に通知するイベントです。JP1 システムイベントの詳細につい
KAVF126
14
−
−
−
−
−
−
○
−
−
KAVF126
15
−
−
−
−
−
−
○
−
−
KAVF126
16
−
−
−
−
−
−
○
−
−
KAVF126
17
−
−
−
−
−
−
○
−
−
KAVF126
18
−
−
−
−
−
−
○
−
−
注※ 1
ては,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」
の,統合管理製品(JP1/IM)と連携した稼働監視について説明
している章を参照してください。
JP1 システムイベントを発行するための前提プログラムを次の
表に示します。
表 7-2 JP1 システムイベントを発行するための前提プログラム
ホスト種別
前提プログラム
バージョン
監視マネージャー
PFM - Manager
09-00 以降
監視コンソールサー
バ
PFM - Web Console
08-00 以降
監視エージェント
PFM - Agent for Oracle
09-00 以降
KAVF126
19
−
−
−
−
−
−
○
−
−
KAVF126
20
−
−
−
−
−
−
○
−
−
KAVF126
21
−
−
−
−
−
−
○
−
−
PFM - Manager または PFM 09-00 以降
- Base
KAVF126
22
−
−
−
−
−
−
○
−
−
JP1/Base
KAVF126
23
−
−
−
−
−
−
○
−
−
KAVF126
24
−
−
−
−
−
−
○
−
−
KAVF126
25
−
−
−
−
−
−
○
−
−
528
08-50 以降
注※ 2
エージェントイベントは,エージェントの状態の変化を PFM Manager に通知するイベントです。エージェントイベントの詳
細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運
7. メッセージ
用ガイド」の,イベントの表示について説明している章を参照
してください。
エージェントイベントを発行するための前提プログラムを次の
表に示します。
表 7-3 エージェントイベントを発行するための前提プログラム
ホスト種別
前提プログラム
バージョン
監視マネージャー
PFM - Manager
09-00 以降
監視コンソールサー
バ
PFM - Web Console
08-00 以降
監視エージェント
PFM - Manager または PFM 09-00 以降
- Base
注※ 3
このメッセージは,sp_inst.sql スクリプト実行時に出力され
ます。
注※ 4
このメッセージは,sp_inst.sql スクリプトまたは
mk_user.sql スクリプト実行時に出力されます。
注※ 5
このメッセージは,mk_user.sql スクリプト実行時に出力され
ます。
529
7. メッセージ
7.3 syslog と Windows イベントログの一覧
ここでは,PFM - Agent for Oracle が syslog と Windows イベントロ
グに出力するメッセージ情報の一覧を示します。
メッセージ
ID
syslog
Windows イベントログ
ファシリ
ティ
場所については,syslog デーモンコンフィギュレーションファイル
KAVF12305- LOG_DAE
E
MON
LOG_ERR
12305
エラー
KAVF12402- LOG_DAE
E
MON
LOG_ERR
12402
エラー
(デフォルトは /etc/syslogd.conf)を参照してください。
Windows イベントログは,[イベントビューア]画面のアプリケー
ションログに表示されます。
参考
[イベントビューア]画面は,Windows の[スタート]メニューから
表示される[管理ツール]−[イベントビューア]を選択すること
で表示できます。
PFM - Agent for Oracle が出力するイベントの場合,[イベント
ビューア]画面の[ソース]に識別子「PFM-Oracle」が表示されま
す。
PFM - Agent for Oracle が syslog と Windows イベントログに出力す
るメッセージ情報の一覧を次の表に示します。
表 7-4 syslog と Windows イベントログ出力メッセージ情報一覧
メッセージ
ID
syslog
ファシリ
ティ
Windows イベントログ
レベル
イベント ID
種類
KAVF12001- LOG_DAE LOG_INFO 12001
I
MON
情報
KAVF12002- LOG_DAE LOG_ERR
E
MON
エラー
12002
KAVF12003- LOG_DAE LOG_INFO 12003
I
MON
情報
KAVF12004- LOG_DAE LOG_ERR
E
MON
12004
エラー
KAVF12010- LOG_DAE LOG_ERR
E
MON
12010
エラー
KAVF12011- LOG_DAE LOG_ERR
E
MON
12011
エラー
KAVF12014- LOG_DAE LOG_ERR
E
MON
12014
エラー
KAVF12015- LOG_DAE LOG_ERR
E
MON
12015
エラー
KAVF12017- LOG_DAE LOG_ERR
E
MON
12017
エラー
KAVF12018- LOG_DAE LOG_ERR
E
MON
12018
エラー
KAVF12020- LOG_DAE LOG_ERR
E
MON
12020
エラー
KAVF12021- LOG_DAE LOG_ERR
E
MON
12021
エラー
KAVF12022- LOG_DAE LOG_ERR
E
MON
12022
エラー
KAVF12023- LOG_DAE LOG_ERR
E
MON
12023
エラー
KAVF12303- LOG_DAE LOG_ERR
E
MON
12303
エラー
KAVF12304- LOG_DAE LOG_ERR
E
MON
12304
エラー
530
レベル
イベント ID
syslog は,syslog ファイルに出力されます。syslog ファイルの格納
種類
KAVF12001-I ∼ KAVF12011-E
7.4 メッセージ一覧
PFM - Agent for Oracle が出力するメッセージと対処方法について説
KAVF12009-W
明します。PFM - Agent for Oracle のメッセージ一覧を次に示しま
The object to be monitored is not available. (host=ホスト名, service=
す。
ホスト名<Oracle>)
監視対象のオブジェクトが利用できません(host=ホスト名, service=
KAVF12001-I
ホスト名<Oracle>)
Agent Collector has stopped. (host=ホスト名, service=ホスト名
<Oracle>)
監視対象の Oracle Database に接続できません。
Agent Collectorが停止しました(host=ホスト名, service=ホスト名
(S)
<Oracle>)
Agent Collector サービスが正常に終了しました。
Agent Collector サービスの処理を続行します。
(O)
Oracle Database が起動されているかどうか確認してください。
(S)
また,インスタンス環境のセットアップ時に設定した次の項目
Agent Collector サービスの処理を終了します。
に誤りがないか確認してください。
KAVF12002-E
• oracle_home
Agent Collector failed to start.
• oracle_sid
Agent Collectorの起動に失敗しました
• oracle_user
• oracle_passwd
Agent Collector サービスの起動に失敗しました。
KAVF12010-E
(S)
Agent Collector サービスの処理を終了します。
An attempt to read the initialization file failed.
サービス起動情報ファイルの読み込みに失敗しました
(O)
共通メッセージログに出力されている直前のメッセージを確認
Agent Collector サービス起動処理中に,サービス起動情報ファイル
し,そのメッセージの対処方法に従ってください。
の読み込み処理に失敗しました。
KAVF12003-I
Agent Collector has started. (host=ホスト名, service=ホスト名
<Oracle>)
(S)
Agent Collector サービスの処理を終了します。
(O)
Agent Collectorが起動しました(host=ホスト名, service=ホスト名
サービス起動情報ファイル(jpcagt.ini)が,次のディレク
<Oracle>)
トリ下にあるかどうか確認してください。
• Windows の場合
Agent Collector サービスの起動が完了しました。
インストール先フォルダ ¥agto¥agent¥ インスタンス名
(S)
• UNIX の場合
Agent Collector サービスのパフォーマンスデータ収集処理を開
/opt/jp1pc/agto/agent/ インスタンス名
始します。
サービス起動情報ファイルがない場合,jpcagt.ini.model
KAVF12004-E
ファイルを jpcagt.ini ファイルにコピーしてください。要因
Agent Collector stopped abnormally.
が判明しない場合,保守資料を採取したあと,システム管理者
Agent Collectorが異常終了しました
に連絡してください。保守資料の採取方法については,マニュ
アル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,トラブ
Agent Collector サービスが異常終了しました。
(S)
Agent Collector サービスの処理を終了します。
(O)
ルへの対処方法について説明している章を参照してください。
KAVF12011-E
Initialization of interprocess communication failed.
プロセス間通信の初期化に失敗しました
共通メッセージログに出力されている直前のメッセージを確認
し,そのメッセージの対処方法に従ってください。
Agent Collector サービスとパフォーマンスデータ収集プログラムと
の通信の準備に失敗しました。
(S)
Agent Collector サービスの処理を終了します。
531
KAVF12014-E ∼ KAVF12020-E
KAVF12018-E
(O)
共通メッセージログに出力されている直前のメッセージを確認
An attempt to start the collector failed. (GetProgram=プログラム名)
し,そのメッセージの対処方法に従ってください。
コレクターの起動処理に失敗しました(GetProgram=プログラム
直前に出力されているメッセージがない場合は,保守資料を採
名)
取したあと,システム管理者に連絡してください。保守資料の
採取方法については,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について
説明している章を参照してください。
データベースを監視するための設定が正しくないため,パフォーマ
ンスデータ収集プログラムの起動に失敗しました。
(S)
Agent Collector サービスの処理を終了します。
KAVF12014-E
The [Agent | Collector] semaphore could not be obtained.
(O)
Oracle Database が起動されているかどうか確認してください。
[Agent | Collector] セマフォの取得に失敗しました
また,インスタンス環境のセットアップ時に設定した次の項目
セマフォの取得に失敗しました。
に誤りがないか確認してください。
• oracle_home
(S)
• oracle_sid
Agent Collector サービスの処理を終了します。
• oracle_user
(O)
• oracle_passwd
カーネルパラメーターのセマフォを確認し,正しく設定し直し
てください。セマフォの値については,「付録 B カーネルパラ
メーター」を参照してください。
KAVF12015-E
The Collector process could not start.
KAVF12019-W
External command could not be called while collecting レコード名.
(Command=コマンド行)
レコード名 を収集中に外部コマンドの呼び出しに失敗しました
(Command=コマンド行)
コレクタープロセスの起動に失敗しました
外部コマンドの呼び出しに失敗しました。
パフォーマンスデータ収集プログラムの起動に失敗しました。
(S)
(S)
Agent Collector サービスの処理を続行します。
Agent Collector サービスの処理を終了します。
(O)
(O)
OS や Oracle が正常に稼働していることを確認してください。
保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。
コマンド行に出力されるコマンドが実行できることを確認して
保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance
ください。
Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について
説明している章を参照してください。
KAVF12017-E
The environment variable [環境変数] could not be set.
環境変数[環境変数]を設定できません
KAVF12020-E
While executing 関数名 function 呼び出し先関数名 failed.
関数名 関数の実行中に呼び出し先関数名 が失敗しました
関数名で示される関数の実行中に,エラーが発生しました。
(S)
環境変数を設定できませんでした。
(S)
Agent Collector サービスの処理を終了します。
Agent Collector サービスの処理を終了します。
(O)
次のように対処してください。
(O)
• Load Library() に失敗した場合
保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。
保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について
説明している章を参照してください。
インスタンス環境のセットアップ時に設定した
「oracle_home」に誤りがないか確認してください。
• その他の場合
保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してくださ
い。保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/
Performance Management 運用ガイド」の,トラブルへの対
処方法について説明している章を参照してください。
532
KAVF12021-E ∼ KAVF12302-W
KAVF12021-E
Error occurred by function 関数名. (en=エラーコード, arg1=引数1,
arg2=引数2, arg3=引数3)
従ってください。
KAVF12302-W
関数 関数名でエラーが発生しました(en=エラーコード, arg1=引数1,
An OCI call failed because of function 関数名. (rc=リターンコード,
arg2=引数2, arg3=引数3)
errcode=エラー番号)
OCIコールが関数 関数名(rc=リターンコード, errcode=エラー番
関数名で示される関数の実行中に,エラーが発生しました。
号)で失敗しました
(S)
Oracle Database への接続時,OCI コールでエラーが発生しました。
Agent Collector サービスの処理を終了します。
(S)
(O)
Agent Collector サービスの処理を続行します。
保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。
保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について
説明している章を参照してください。
(O)
エラー番号を基に,次のように対処してください。
• errcode に 942 が表示された場合
現在の構成で収集できないレコードを収集していないか確認
KAVF12022-E
してください。または,oracle_user に指定した Oracle ア
Processing was interrupted by signal. (signal=シグナル番号)
カウントに必要なシステム権限を付与しているか確認してく
シグナルによって処理が中断されました(signal=シグナル番号)
ださい。ロールとして権限を付与している場合は,明示的に
システム権限(GRANT " 権限 " )を付与してください。
シグナルによって処理が中断されました。
• errcode に 1017 または 1031 が表示された場合
ユーザー名またはパスワードが無効なため,監視対象の
(S)
Agent Collector サービスの処理を終了します。
Oracle Database へのログインに失敗しています。インスタン
ス環境の設定時に指定したユーザー名とパスワードが誤って
(O)
いないか確認してください。インスタンス環境の確認方法に
保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。
保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について
説明している章を参照してください。
KAVF12023-E
Agent Collector is going to stop because the error has occurred.
エラーが発生したためAgent Collectorを停止します
エラーが発生したため,Agent Collector サービスを停止します。
ついては,「2.4.2 インスタンス環境の更新の設定」
(Windows の場合),または「3.4.2 インスタンス環境の更新
の設定」(UNIX の場合)を参照してください。
• errcode に 6550 が表示された場合
収集対象の Oracle Database で「sp_inst.sql」スクリプト
を実行する必要があります。スクリプトの実行方法について
は,「2.1.4(3) インスタンス環境の設定」(Windows の場合)
,
または「3.1.4(4) インスタンス環境の設定」(UNIX の場合)
を参照してください。
• errcode に 1013 が表示された場合
(S)
Agent Collector サービスの処理を終了します。
キャンセル機能を使用したことにより,パフォーマンスデー
タの収集がキャンセルされた場合があります。エージェント
ログの通常ログに「KAVF12636-I」のメッセージが出力され
(O)
共通メッセージログの直前に出力されているメッセージを確認
し,そのメッセージの対処方法に従ってください。
ているかどうか確認してください。収集データをキャンセル
させたくない場合,タイムアウト値を見直してください。
• errcode に 12546 が表示された場合
KAVF12301-W
Oracle ホームのディレクトリ(環境変数 ORACLE_HOME と
At Agent Collector startup, the system could not connect to Oracle.
同じ値)以下のファイルに対し,その他のユーザー(OTHER
(rc=リターンコード)
ユーザー)に実行パーミッションがない場合,Oracle
Agent Collector開始時にOracleに接続できませんでした(rc=リター
ンコード)
Oracle Database への接続に失敗しました。
Database に接続できないことがあります。この場合,インス
タンス環境の設定時に sqlnet に「Y」を指定することで対処
できます。インスタンス環境の確認方法については,「2.4.2 インスタンス環境の更新の設定」(Windows の場合),または
(S)
Agent Collector サービスの処理を続行します。
「3.4.2 インスタンス環境の更新の設定」(UNIX の場合)を
参照してください。
(O)
• errcode にその他の番号が表示された場合
このメッセージのあとに出力されるメッセージの対処方法に
Oracle のマニュアルを参照し,対処してください。
533
KAVF12303-E ∼ KAVF12411-W
KAVF12303-E
KAVF12401-W
An attempt to allocate memory failed. (RecordName=レコード名,
An attempt to collect a record failed. (RecordName=レコード名)
Size=取得サイズ)
レコードの収集に失敗しました(RecordName=レコード名)
メモリーの割り当てに失敗しました(RecordName=レコード名,
Size=取得サイズ)
レコード名に示されるレコードの取得に失敗しました。
メモリーの確保に失敗しました。
(S)
Agent Collector サービスの処理を続行します。
(S)
Agent Collector サービスの処理を終了します。
(O)
このメッセージが連続して出力されている場合,監視対象のシ
(O)
ステム環境の設定に誤りがないかどうか確認してください。要
空きメモリーを増やしてください。
因が判明しない場合,保守資料を採取したあと,システム管理
者に連絡してください。保守資料の採取方法については,マ
KAVF12304-E
ニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,ト
Semaphore is insufficient.
ラブルへの対処方法について説明している章を参照してくださ
セマフォが不足しています
セマフォが不足しています。
(S)
い。
KAVF12402-E
An unexpected abnormality occurred during the collection of
Agent Collector サービスの処理を終了します。
records. (RecordName=レコード名)
レコードの収集中に予期しない異常が発生しました(RecordName=
(O)
レコード名)
カーネルパラメーターのセマフォの値を増やしてください。セ
マフォの値については,「付録 B カーネルパラメーター」を参
予期しない異常が発生したため,レコードの収集を中止します。
照してください。
(S)
Agent Collector サービスの処理を終了します。
KAVF12305-E
例外名 exception raised. (Detail: 詳細情報)
(O)
保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。
例外名 例外が発生しました(詳細情報: 詳細情報)
保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance
例外名に示される例外が発生しました。
Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について
(S)
説明している章を参照してください。
Agent Collector サービスの処理を終了します。
(O)
KAVF12411-W
The listener's information cannot be collected. (ListenerName=リス
保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。
保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance
ナー名)
リスナーの情報が収集できません(ListenerName=リスナー名)
Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について
説明している章を参照してください。
KAVF12306-W
An attempt to allocate memory failed. (RecordName=レコード名,
Size=取得サイズ)
リスナー名に示されるリスナーの情報を収集できません。
(S)
Agent Collector サービスの処理を続行します。
(O)
メモリーの割り当てに失敗しました(RecordName=レコード名,
作業ファイルのオープン,書き込みなどに失敗している可能性
Size=取得サイズ)
があります。ディスク容量が不足していないかどうかを確認し
てください。
メモリーが不足しているため,メモリーの確保に失敗しました。
(S)
ディスク容量に問題がない場合は,保守資料を採取したあと,
システム管理者に連絡してください。保守資料の採取方法につ
Agent Collector サービスの処理を続行します。
いては,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイ
ド」の,トラブルへの対処方法について説明している章を参照
(O)
してください。
空きメモリーを増やしてください。
534
KAVF12412-W ∼ KAVF12508-E
KAVF12412-W
KAVF12504-E
The listener does not exist. (ListenerName=リスナー名)
An unexpected error occurred.
リスナーが存在しません(ListenerName=リスナー名)
予期しないエラーが発生しました。
リスナー名に示されるリスナーがないため,情報を収集できません。
(S)
(S)
スクリプトの実行を中止します。
Agent Collector サービスの処理を続行します。
(O)
(O)
権限が正しく付与されているかどうか確認してください。権限
インスタンス環境セットアップ時に設定した listener_name
の付与に問題がない場合は,実行したスクリプトと保守資料を
に誤りがないかどうかを確認してください。
採取したあと,システム管理者に連絡してください。保守資料
の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance
KAVF12413-W
Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について
The listener is not running. (ListenerName=リスナー名)
説明している章を参照してください。
リスナーが起動していません(ListenerName=リスナー名)
KAVF12505-I
リスナー名に示されるリスナーが起動していないため,情報を収集
The script ended normally.
できません。
スクリプトは正常に終了しました。
(S)
Agent Collector サービスの処理を続行します。
(S)
スクリプトの実行を終了します。
(O)
リスナーを起動してください。
KAVF12506-E
KAVF12501-E
Script processing will now stop because an error occurred.
This Oracle Version is not supported.
エラーが発生したため,スクリプトの処理を停止します。
Oracle Database のバージョンがサポート対象外です。
(S)
スクリプトの実行を中止します。
(S)
スクリプトの実行を中止します。
(O)
このメッセージのあとに出力されるメッセージの対処方法に
(O)
従ってください。
監視対象の Oracle Database が,サポート対象とされている
バージョンのものか確認してください。サポート対象外の
Oracle Database の場合,監視できません。
KAVF12507-E
The number of entered characters exceeded the maximum.
KAVF12502-E
入力された文字列が最大長を超えました。入力できる文字列は,最
The permission for monitoring the Oracle Database is insufficient.
大 30 バイトまでです。
Oracle Database を監視するための権限が不足しています。
(S)
スクリプトの実行を中止します。
(S)
スクリプトの実行を中止します。
(O)
入力値を見直したあと,スクリプトを再実行してください。
(O)
oracle_user に指定したユーザーでスクリプトを実行していな
KAVF12508-E
い場合は,oracle_user に指定したユーザーで,再度スクリプ
The entered value is invalid.
トを実行してください。
oracle_user に指定したユーザーでスクリプトを実行した場合
入力値が不正です。
は,oracle_user に指定したユーザーに SYS スキーマのオブ
(S)
ジェクトを参照および実行できる権限を設定したあと,再度ス
スクリプトの実行を中止します。
クリプトを実行してください。
(O)
入力値を見直したあと,スクリプトを再実行してください。入
力値に指定可能な文字列については,表 2-4(Windows の場
535
KAVF12509-E ∼ KAVF12517-E
合)
,または表 3-5(UNIX の場合)を参照してください。
KAVF12509-E
A user with the same name already exists.
KAVF12513-E
The tablespace name is not specified.
デフォルト表領域名またはデフォルト一時表領域名が指定されてい
ません。
同じアカウント名が,すでにデータベース内にあります。
(S)
(S)
スクリプトの実行を中止します。
スクリプトの実行を中止します。
(O)
(O)
デフォルト表領域名またはデフォルト一時表領域名を指定して,
アカウント名を見直したあと,スクリプトを再実行してくださ
スクリプトを再実行してください。
い。
KAVF12514-E
KAVF12510-E
The specified tablespace name is invalid.
The specified user name is invalid.
指定されたデフォルト表領域名またはデフォルト一時表領域名は無
指定されたアカウント名が無効です。指定されたアカウント名に,
効です。指定された表領域名に,使用できない記号が含まれていま
使用できない記号が含まれています。
す。
(S)
(S)
スクリプトの実行を中止します。
(O)
スクリプトの実行を中止します。
(O)
アカウント名を見直したあと,スクリプトを再実行してくださ
デフォルト表領域名またはデフォルト一時表領域名を見直した
い。
あと,スクリプトを再実行してください。
KAVF12511-E
KAVF12515-E
The password is not specified or is invalid.
The specified tablespace does not exist.
パスワードが指定されていないか,無効です。
指定されたデフォルト表領域またはデフォルト一時表領域が,デー
(S)
タベース内にありません。
スクリプトの実行を中止します。
(S)
スクリプトの実行を中止します。
(O)
パスワードを指定しなかった場合は,パスワードを指定したあ
(O)
と,再実行してください。
デフォルト表領域またはデフォルト一時表領域を見直したあと,
パスワードを指定した場合は,指定したパスワード内に使用で
スクリプトを再実行してください。
きない記号が含まれています。パスワードを見直したあと,ス
クリプトを再実行してください。
KAVF12512-E
The password did not meet the necessary complexity specifications.
KAVF12516-E
The specified tablespace cannot be used as the default tablespace.
指定された表領域名は,一時表領域などデフォルト表領域に使用で
きない表領域です。
パスワードが要求された複雑度を満たしていません。
(S)
(S)
スクリプトの実行を中止します。
スクリプトの実行を中止します。
(O)
(O)
デフォルト表領域名の指定を見直したあと,スクリプトを再実
指定したパスワードが,Oracle によって要求されている複雑度
行してください。
を満たしていません。データベース管理者に,要求されるパス
ワードの複雑度について問い合わせてください。その後,パス
ワードを見直し,スクリプトを再実行してください。
KAVF12517-E
The specified tablespace cannot be used as the default temporary
tablespace.
指定された一時表領域名は,UNDO 表領域などデフォルト一時表領
域に使用できない表領域です。
536
KAVF12518-E ∼ KAVF12607-I
KAVF12601-I
(S)
スクリプトの実行を中止します。
(O)
Agent
: Started : Collecting records.
エージェントがレコード収集の処理を開始しました。
デフォルト一時表領域名の指定を見直したあと,スクリプトを
再実行してください。
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
KAVF12518-E
The permission for executing the script is insufficient.
KAVF12602-I
Agent
: Started : Sending a request to the collector. (プロセスID)
スクリプトを実行するための権限が不足しています。
エージェントがプロセス ID のコレクターに対して処理の依頼を開始
(S)
スクリプトの実行を中止します。
しました。
(S)
(O)
Agent Collector の処理を続行します。
スクリプトを実行した Oracle アカウントに,CREATE USER
システム権限および GRANT ANY PRIVILEGE システム権限が
付与されているかを確認してください。
スクリプトを実行したアカウントに必要な権限が付与されてい
KAVF12603-I
Collector : Started : Receive a request.
ない場合,必要な権限を付与するか,権限を持つ別のアカウン
コレクタープロセスがエージェントからの処理依頼の受信を開始し
トでスクリプトを再実行してください。
ました。
KAVF12519-E
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
Failed to output to Agent log. OS関数 failed. Error code = エラーコー
ド.
KAVF12604-I
エージェントログの出力に失敗しました。OS 関数がエラーコードで
Agent
: Ended : Sending a request to the collector. (プロセスID)
失敗しました。
エージェントがプロセス ID のコレクタープロセスに対して処理の依
(S)
Agent Collector の処理を続行します。これ以降,エラー原因が
取り除かれるまで,エージェントログは採取されません。
頼を完了しました。結果受信待ちに移行します。
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
(O)
エージェントログの出力先のパス,アクセス権限などを確認し
てください。
KAVF12600-E
KAVF12605-I
Collector : Ended : Receive a request. (レコード名)
コレクタープロセスがエージェントからのレコード名に対する処理
An error occurred in OS function 関数名. (rc=エラーコード)
依頼の受信を終了しました。
関数名に示される関数の実行中にエラーが発生しました。エラー
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
コードはシステムコールが返却する値です。
(S)
KAVF12606-I
Agent Collector の処理を続行します。
Agent
: Waiting for the results.
(O)
OS のリソースが不足していないこと,OS 全般に障害が発生し
ていないことを確認してください。このメッセージが連続して
出力されている場合,監視対象のシステム環境の設定に誤りが
ないかどうか確認してください。要因が判明しない場合,保守
エージェントがコレクタープロセスからの結果の受信待ち状態に入
りました。
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。
保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance
KAVF12607-I
Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について
Collector : Started : Sending the results.
説明している章を参照してください。
コレクタープロセスが Oracle データベースへのアクセスを終了し,
537
KAVF12608-I ∼ KAVF12617-E
エージェントへの結果の送信処理を開始しました。
(O)
Oracle Database が起動されているかどうか確認してください。
(S)
また,インスタンス環境のセットアップ時に設定した次の項目
Agent Collector の処理を続行します。
に誤りがないか確認してください。
• oracle_sid
KAVF12608-I
Agent
• oracle_home
: Received the results.
• oracle_user
• oracle_passwd
エージェントがコレクタープロセスからの結果受信を完了しました。
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
KAVF12609-I
KAVF12614-E
The environment variable [環境変数名] could not be set.
環境変数を設定できませんでした。
Collector : Ended : Sending the results.
(S)
Agent Collector の処理を終了します。
コレクタープロセスがエージェントへの結果の送信処理を完了しま
した。
(O)
(S)
保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。
Agent Collector の処理を続行します。
KAVF12615-W
KAVF12610-I
Agent
: Started : Storing the results to the Store DB. (レコード名)
External command could not be called while collecting レコード名.
(Command=コマンド行)
count=レコード数
外部コマンドの呼び出しに失敗しました。
エージェントが,レコード名に示されるレコードを,レコード数に
示される数だけ Store データベースに保存する処理を開始します。
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
(O)
OS や Oracle が正常に稼働しているか確認してください。
KAVF12611-I
Agent
コマンド行に出力されるコマンドが実行できることを確認して
ください。
: Ended : Storing the results to the Store DB. (レコード名)
エージェントが,レコード名に示されるレコードを Store データベー
KAVF12616-E
スに保存する処理を完了しました。
While executing 関数名 function 呼び出し先関数名 failed.
(S)
関数 関数名の実行中にエラーが発生しました。
Agent Collector の処理を続行します。
(S)
Agent Collector の処理を終了します。
KAVF12612-I
Agent
: Ended : Collecting records.
(O)
保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。
エージェントがレコード収集の処理を完了しました。
KAVF12617-E
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
Error occurred by function 関数名. (en=エラーコード, arg1=引数1,
arg2=引数2, arg3=引数3)
KAVF12613-W
The object to be monitored is not available. (host=ホスト名, service=
ホスト名<Oracle>)
関数名に示される関数の実行中にエラーが発生しました。
(S)
Agent Collector の処理を終了します。
監視対象の Oracle のサーバに接続できません。
(O)
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
538
保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。
KAVF12618-E ∼ KAVF12624-W
KAVF12618-E
(OTHER ユーザー)に実行パーミッションがない場合,
Processing was interrupted by signal. (signal=シグナル番号)
Oracle Database に接続できないことがあります。この場合,
シグナルにより処理が中断されました。
で対処できます。インスタンス環境の確認方法については,
インスタンス環境の設定時に sqlnet に「Y」を指定すること
「2.4.2 インスタンス環境の更新の設定」(Windows の場合),
(S)
または「3.4.2 インスタンス環境の更新の設定」(UNIX の場
Agent Collector の処理を終了します。
合)を参照してください。
(O)
• errcode にその他の番号が表示された場合
保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。
KAVF12619-W
At Agent Collector startup, the system could not connect to Oracle.
(rc=リターンコード)
Oracle サーバへの接続に失敗しました。
(S)
Oracle のマニュアルを参照して,対処してください。
KAVF12621-E
An attempt to allocate memory failed. (RecordName=レコード名,
Size=取得サイズ)
メモリーの確保に失敗しました。
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
(O)
Agent Collector の処理を終了します。
(O)
このメッセージのあとに出力されるメッセージの対処方法に
空きメモリーを増やしてください。
従ってください。
KAVF12620-W
KAVF12622-E
例外名 exception raised. (Detail: 詳細情報)
An OCI call failed because of function 関数名. (rc=リターンコード,
errcode=エラー番号)
例外名に示される例外が発生しました。
Oracle サーバへの接続時,OCI コールでエラーが発生しました。
(S)
Agent Collector の処理を終了します。
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
(O)
保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。
(O)
エラー番号を基に,次のように対処してください。
• errcode に 942 が表示された場合
現在の構成で収集できないレコードを収集していないか確認
KAVF12623-W
An attempt to allocate memory failed. (RecordName=レコード名,
Size=取得サイズ)
してください。または,oracle_user に指定した Oracle ア
カウントに必要なシステム権限を付与しているか確認してく
メモリーの確保に失敗しました。
ださい。ロールとして権限を付与している場合は,明示的に
(S)
システム権限(GRANT " 権限 " )を付与してください。
Agent Collector の処理を続行します。
• errcode に 6550 が表示された場合
収集対象の Oracle Database で「sp_inst.sql」スクリプト
(O)
空きメモリーを増やしてください。
を実行する必要があります。スクリプトの実行方法について
は,「2.1.4(3) インスタンス環境の設定」(Windows の場合),
または「3.1.4(4) インスタンス環境の設定」(UNIX の場合)
を参照してください。
• errcode に 1013 が表示された場合
KAVF12624-W
An attempt to collect a record failed. (RecordName=レコード名)
レコード名に示されるレコードの収集に失敗しました。
キャンセル機能を使用したことにより,パフォーマンスデー
タの収集がキャンセルされた可能性があります。エージェン
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
トログの通常ログに「KAVF12636-I」のメッセージが出力さ
れているかどうか確認してください。収集データをキャンセ
ルさせたくない場合,タイムアウト値を見直してください。
• errcode に 12546 が表示された場合
Oracle ホームのディレクトリ(環境変数 ORACLE_HOME と
同じ値)以下のファイルに対して,その他のユーザー
(O)
このメッセージが連続して出力されている場合,監視対象のシ
ステム環境の設定に不備がないか確認してください。要因が判
明しない場合,保守資料を採取したあと,システム管理者に連
絡してください。
539
KAVF12625-E ∼ KAVF12633-W
KAVF12625-E
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
An unexpected abnormality occurred during the collection of
records. (RecordName=レコード名)
KAVF12630-W
予期しない異常が発生したため,レコードの収集を中止します。
Agent property プロパティ名 is outside injustice or the range.
(Range: 範囲値 )
(S)
Agent Collector の処理を終了します。
(O)
Agent Collector サービスのプロパティに不正な値または範囲外の値
が指定されました。
保守資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。
(S)
指定された値を無効にして Agent Collector の処理を続行しま
KAVF12626-W
す。該当する項目は変更前の値のままです。TIMEOUT プロパ
The listener's information cannot be collected. (ListenerName=リス
ティに,1 ∼ 9 を指定した場合,値を 10 に置き換えます。
ナー名)
リスナー名に示されるリスナーの情報を収集することができません。
(O)
設定された値で問題がないかどうかを確認してください。問題
(S)
がある場合は,適切な値を再度指定してください。
Agent Collector の処理を続行します。
KAVF12631-E
(O)
作業ファイルのオープン,書き込みなどに失敗している可能性
があります。ディスク容量が不足していないか確認してくださ
An error occurred: エラー詳細内容
Agent Collector サービスの処理中にエラーが発生しました。
い。ディスク容量に問題がない場合は,保守資料を採取したあ
と,システム管理者に連絡してください。
(S)
Agent Collector の処理を終了します。
KAVF12627-W
(O)
The listener does not exist. (ListenerName=リスナー名)
OS のリソースが不足していないこと,OS 全般に障害が発生し
ていないことを確認してください。このメッセージが連続して
リスナー名に示されるリスナーは存在しないため,情報を収集でき
出力されている場合,監視対象のシステム環境の設定に誤りが
ません。
ないかどうか確認してください。要因が判明しない場合,保守
(S)
資料を採取したあと,システム管理者に連絡してください。
Agent Collector の処理を続行します。
保守資料の採取方法については,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について
(O)
説明している章を参照してください。
インスタンス環境セットアップ時に設定した listener_name
に誤りがないことを確認してください。
KAVF12632-W
KAVF12628-W
A warning-level error occurred: 警告エラー詳細内容
The listener is not running. (ListenerName=リスナー名)
Agent Collector サービスの処理中に警告エラーが発生しました。
リスナー名に示されるリスナーは起動していないため,情報を収集
(S)
できません。
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
(O)
Agent Collector の処理を続行します。
次のことを確認してください。
• OS のリソースが不足していないこと。
(O)
• OS 全般に障害が発生していないこと。
リスナーを起動してください。
• 監視対象のシステム環境の設定に誤りがないこと。
KAVF12629-I
Agent log. path = エージェントログ出力フォルダパス
KAVF12633-W
Can't get data from Oracle.
Agent Collector サービスのエージェントログの出力先フォルダが,
エージェントログ出力フォルダパスであることを記録します。
Oracle に対して情報収集ができませんでした。
(S)
540
KAVF12634-W ∼ KAVF12638-W
Oracle に接続できません。
また,インスタンス環境のセットアップ時に設定した
「net_service_name」に,正しい値が設定されているかどうか確
(O)
Oracle が正常に稼働しているかどうか確認してください。
認してください。
また,インスタンスのセットアップ時に設定した情報に誤りが
ないか確認してください。
KAVF12634-W
Getting record error( レコード名 ). This record is only in drilldown
reports.
レコード名に示されるレコードを取得できませんでした。このレ
コードはドリルダウンレポートでだけ取得できます。
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
(O)
このレコード固有の ODBC キーフィールドをフィールドに持つ
レコードに関連づけてドリルダウンを設定してください。ドリ
ルダウンレポートについては,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,稼働分析のためのレポートの作
成について説明している章を参照してください。
KAVF12635-I
Agent
: Elapsed time 所要時間 sec. ( レコード名 )
レコード名に示されるレコードの収集に要した時間(秒)を記録し
ます。
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
KAVF12636-I
The cancellation of the record collection (レコード名) by the time-out
was accepted.
レコード名に示されるレコードのタイムアウトによる収集のキャン
セルを受け付けました。
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
KAVF12638-W
The mismatch of ORACLE_SID was detected.(監視対象のOracle
DatabaseのSID)
インスタンス環境のセットアップ時に設定した「oracle_sid」と
監視対象の Oracle Database の SID が異なります。
(S)
Agent Collector の処理を続行します。
(O)
インスタンス環境のセットアップ時に設定した「oracle_sid」
と,監視対象の Oracle Database の SID が異なっていないか確
認してください。
541
第 4 編 トラブルシューティング編
8
トラブルへの対処方法
この章では,Performance Management の運用中にトラブルが発生した場合
の対処方法などについて説明します。ここでは,主に PFM - Agent でトラブ
ルが発生した場合の対処方法について記載しています。Performance
Management システム全体のトラブルへの対処方法については,マニュアル
「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法に
ついて説明している章を参照してください。
8.1 対処の手順
8.2 トラブルシューティング
8.3 ログ情報
8.4 トラブル発生時に採取が必要な資料
8.5 資料の採取方法
8.6 Performance Management の障害検知
8.7 Performance Management の障害回復
543
8. トラブルへの対処方法
8.1 対処の手順
Performance Management でトラブルが起きた場合の対処の手順を次に示します。
現象の確認
次の内容を確認してください。
• トラブルが発生したときの現象
• メッセージの内容(メッセージが出力されている場合)
• 共通メッセージログなどのログ情報
各メッセージの要因と対処方法については,「7. メッセージ」を参照してください。また,
Performance Management が出力するログ情報については,「8.3 ログ情報」を参照してください。
資料の採取
トラブルの要因を調べるために資料の採取が必要です。「8.4 トラブル発生時に採取が必要な資料」
および「8.5 資料の採取方法」を参照して,必要な資料を採取してください。
問題の調査
採取した資料を基に問題の要因を調査し,問題が発生している部分,または問題の範囲を切り分けて
ください。
544
8. トラブルへの対処方法
8.2 トラブルシューティング
ここでは,Performance Management 使用時のトラブルシューティングについて記述します。
Performance Management を使用しているときにトラブルが発生した場合,まず,この節で説明している
現象が発生していないか確認してください。
Performance Management に発生する主なトラブルの内容を次の表に示します。
表 8-1 トラブルの内容
分類
トラブルの内容
記述個所
セットアップやサービスの
起動について
• Performance Management のプログラムの
サービスが起動しない
• サービスの起動要求をしてからサービスが
起動するまで時間が掛かる
• Performance Management のプログラムの
サービスを停止した直後に,別のプログラ
ムがサービスを開始したとき,通信が正し
く実行されない
• 「ディスク容量が不足しています」という
メッセージが出力されたあと Master Store
サービスまたは Agent Store サービスが停止
する
• Oracle Database が停止しない
• PFM - Agent の Agent Collector サービスが
起動しない
8.2.1
コマンドの実行について
• jpctool service list (jpcctrl
list) コマンドを実行すると稼働していな
いサービス名が出力される
• jpctool db dump (jpcctrl dump) コマ
ンドを実行すると,指定した Store データと
異なるデータが出力される
8.2.2
レポートの定義について
• 履歴レポートに表示されない時間帯がある
8.2.3
アラームの定義について
• アクション実行で定義したプログラムが正
しく動作しない
• アラームイベントが表示されない
• アラームしきい値を超えているのに,エー
ジェント階層の[アラームの状態の表示]
画面に表示されているアラームアイコンの
色が緑のまま変わらない
8.2.4
パフォーマンスデータの収
集と管理について
• データの保存期間を短く設定したにも関わ
らず,PFM - Agent の Store データベース
のサイズが小さくならない
• 共通メッセージログに「Store データベース
に不正なデータが検出されました」という
メッセージが出力される
• PFM - Agent を起動してもパフォーマンス
データが収集されない
8.2.5
8.2.1 セットアップやサービスの起動について
セットアップやサービスの起動に関するトラブルの対処方法を次に示します。
(1) Performance Management のプログラムのサービスが起動しない
考えられる要因およびその対処方法を次に示します。
545
8. トラブルへの対処方法
• PFM - Manager が停止している
PFM - Manager と PFM - Agent が同じホストにある場合,PFM - Manager が停止していると,PFM Agent サービスは起動できません。PFM - Manager サービスが起動されているか確認してください。
PFM - Manager サービスが起動されていない場合は,起動してください。サービスの起動方法につい
ては,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Management の起
動と停止について説明している章を参照してください。
• Performance Management のプログラムの複数のサービスに対して同一のポート番号を設定している
Performance Management のプログラムの複数のサービスに対して同一のポート番号を設定している
場合,Performance Management のプログラムのサービスは起動できません。デフォルトでは,ポー
ト番号は自動的に割り当てられるため,ポート番号が重複することはありません。Performance
Management のセットアップ時に Performance Management のプログラムのサービスに対して固定の
ポート番号を設定している場合は,ポート番号の設定を確認してください。Performance Management
のプログラムの複数のサービスに対して同一のポート番号を設定している場合は,異なるポート番号を
設定し直してください。ポート番号の設定については,マニュアル「JP1/Performance Management
設計・構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
• Store データベースの格納ディレクトリの設定に誤りがある
次のディレクトリを,アクセスできないディレクトリまたは存在しないディレクトリに設定している
と,Agent Store サービスは起動できません。ディレクトリ名や属性の設定を見直し,誤りがあれば修
正してください。
• Store データベースの格納先ディレクトリ
• Store データベースのバックアップディレクトリ
• Store データベースの部分バックアップディレクトリ(Store バージョン 2.0 の場合)
• Store データベースのエクスポート先ディレクトリ
• Store データベースのインポート先ディレクトリ(Store バージョン 2.0 の場合)
また,これらのディレクトリを複数の Agent Store サービスに対して設定していると,Agent Store
サービスは起動できません。ディレクトリ設定を見直し,誤りがあれば修正してください。
• 指定された方法以外の方法でマシンのホスト名を変更した
マシンのホスト名の変更方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガ
イド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。指定された方法
以外の方法でホスト名を変更した場合,Performance Management のプログラムのサービスが起動し
ないことがあります。
• サービスコントロールマネージャでエラーが発生した
Windows で jpcspm start (jpcstart) コマンドを実行した場合,「Windows のサービスコント
ロールマネージャーでエラーが発生しました」というエラーメッセージが出力され,サービスの起動に
失敗することがあります。この現象が発生した場合,jpcspm start (jpcstart) コマンドを再実行
してください。頻繁に同じ現象が発生する場合は,jpcspm start (jpcstart) コマンド実行時に
サービス起動処理がリトライされる間隔および回数を,jpccomm.ini ファイルを編集して変更してく
ださい。リトライ間隔およびリトライ回数を変更する方法については,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,Performance Management の起動と停止について説明している章を参
照してください。
• Oracle Database がインストールされていない
Oracle Database がインストールされていない場合,Agent Collector サービスは起動できません。
PFM - Agent ホストに Oracle Database をインストールしてください。
• Oracle Database が起動されていない
Oracle Database の起動中の状態によっては,Agent Collector サービスを起動できません。その場合,
Oracle Database を起動したあと,Agent Collector サービスを起動してください。
546
8. トラブルへの対処方法
• ローカルシステムアカウント以外のアカウントで動作している Oracle のサービスがある
次の 2 つの条件を満たす場合,Oracle でエラーが発生し,Agent Collector サービスが起動できないこ
とがあります。
• Agent for Oracle のインスタンス情報の sqlnet に N を指定している。
• Oracle のサービスのどれかがローカルシステムアカウント以外のアカウントで動作している。
• インスタンス環境のセットアップ時の設定に誤りがある
インスタンス環境のセットアップ時に設定した次の項目に誤りがあると,Agent Collector サービスは
起動できません。
• oracle_sid
• oracle_home
• oracle_user
• oracle_passwd
jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを実行して,各項目の正しい値を設定し直してくだ
さい。jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/
Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
(2) サービスの起動要求をしてからサービスが起動するまで時間が掛かる
jpcspm start (jpcstart) コマンドを実行してから,または[サービス]アイコンでサービスを開始
してから,実際にサービスが起動するまで時間が掛かることがあります。次の要因で時間が掛かっている
場合,2 回目の起動時からはサービスの起動までに掛かる時間が短縮されます。
• スタンドアロンモードで起動する場合,サービスが起動するまでに時間が掛かることがあります。
• システム停止時にサービスを自動で停止させる設定をしないで,システムを再起動してサービスを起動
すると,Store データベースのインデックスが再構築される場合があります。この場合,サービスが起
動するまでに時間が掛かることがあります。
• エージェントを新規に追加したあとサービスを起動すると,初回起動時だけ Store データベースのイン
デックスが作成されます。そのため,サービスが起動するまでに時間が掛かることがあります。
• 電源切断などによって Store サービスが正常な終了処理を行えなかったときは,再起動時に Store デー
タベースのインデックスが再構築されるため,Store サービスの起動に時間が掛かることがあります。
(3) Performance Management のプログラムのサービスを停止した直後に,別のプログラム
がサービスを開始したとき,通信が正しく実行されない
Performance Management のプログラムのサービスを停止した直後に,このサービスが使用していたポー
ト番号で,ほかのプログラムがサービスを開始した場合,通信が正しく実行されないことがあります。こ
の現象を回避するために,次のどちらかの設定をしてください。
• Performance Management のプログラムのサービスに割り当てるポート番号を固定する
Performance Management のプログラムの各サービスに対して,固定のポート番号を割り当てて運用
してください。ポート番号の設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・
構築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
• TCP_TIMEWAIT 値の設定をする
TCP_TIMEWAIT 値で接続待ち時間を設定してください。
HP-UX,AIX の場合,次のように指定して,接続待ち時間を 75 秒以上にしてください。
• HP-UX の場合:tcp_time_wait_interval:240000
• AIX の場合:tcp_timewait:5
Windows,Solaris の場合,接続待ち時間をデフォルトの設定としてください。デフォルト値は,次の
547
8. トラブルへの対処方法
とおりです。
• Solaris の場合:4 分
• Windows Server 2003,Windows Server 2008 の場合:2 分
Linux の場合,接続待ち時間のデフォルト値(60 秒)は変更できません。Performance Management
のプログラムのサービスのポート番号を固定する方法で対応してください。
(4)「ディスク容量が不足しています」というメッセージが出力されたあと Master Store
サービスまたは Agent Store サービスが停止する
Store データベースが使用しているディスクに十分な空き容量がない場合,Store データベースへのデータ
の格納が中断されます。この場合,
「ディスク容量が不足しています」というメッセージが出力されたあ
と,Master Store サービスまたは Agent Store サービスが停止します。
このメッセージが表示された場合,次のどちらかの方法で対処してください。
• 十分なディスク容量を確保する
Store データベースのディスク占有量を見積もり,Store データベースの格納先を十分な容量がある
ディスクに変更してください。Store データベースのディスク占有量を見積もる方法については,「付録
A システム見積もり」を参照してください。Store データベースの格納先を変更する方法については,
「2.4.1 パフォーマンスデータの格納先の変更」(Windows の場合)または「3.4.1 パフォーマンス
データの格納先の変更」(UNIX の場合)を参照してください。
• Store データベースの保存条件を変更する
Store データベースの保存条件を変更し,Store データベースのデータ量の上限値を調整してください。
Store データベースの保存条件を変更する方法については,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照してください。
これらの対処を実施したあとも Master Store サービスまたは Agent Store サービスが起動されない場合,
Store データベースに回復できない論理矛盾が発生しています。この場合,バックアップデータから Store
データベースをリストアしたあと,Master Store サービスまたは Agent Store サービスを起動してくださ
い。利用できるバックアップデータが存在しない場合は,Store データベースを初期化したあと,Master
Store サービスまたは Agent Store サービスを起動してください。Store データベースを初期化するには,
Store データベースの格納先ディレクトリにある次のファイルをすべて削除してください。
• 拡張子が .DB であるファイル
• 拡張子が .IDX であるファイル
Store データベースの格納先ディレクトリについては,
「2.4.1 パフォーマンスデータの格納先の変更」
(Windows の場合)または「3.4.1 パフォーマンスデータの格納先の変更」
(UNIX の場合)を参照して
ください。
(5) Oracle Database が停止しない
PFM - Agent for Oracle を停止する前に,監視対象の Oracle Database を停止しようとしても,
NORMAL シャットダウンでは終了しないことがあります。IMMEDIATE シャットダウンで Oracle
Database を停止してください。
(6) PFM - Agent の Agent Collector サービスが起動しない
PFM - Agent ホストが Windows の場合,PFM - Agent の起動時に Agent Collector サービスの起動に失敗
して,Windows の再起動時,Windows のイベントログに次のどちらかのメッセージが出力されることが
あります。
548
8. トラブルへの対処方法
• 「サービス名サービスは起動時に停止しました。
」
• 「サービス名サービスは開始時にハングしました。
」
この現象は,Windows のサービスコントロールマネージャのタイムアウトによって発生するため,PFM Manager への通信負荷が高く,PFM - Manager からの応答に時間が掛かるときに発生しやすくなります。
次の条件にすべて該当する場合に発生します。
• JP1/PFM - Manager への通信負荷が高い
例えば,多数の PFM - Agent の起動処理が同時に実行されている場合などが該当します。
• PFM - Agent の各サービスについて,Windows の[サービス]アプレットでスタートアップ種別が「自
動」に設定されている
• OS を再起動する
この現象を回避するためには,次のどちらかの設定をして運用してください。
• OS の再起動と同時にサービスを起動する場合,Windows のサービスコントロールマネージャから起動
するのではなく,jpcspm start コマンドを実行して起動する
• PFM - Agent ホストで次の設定を行って,PFM - Agent の起動時間を短縮する
この設定で,PFM - Agent のサービスの起動時に,PFM - Manager に接続できない場合の再接続処理
が短縮されます。この場合,PFM - Agent のサービスがスタンドアロンモードで起動する確率が高くな
ります。
PFM - Agent の起動時間を短縮するには,起動情報ファイル(jpccomm.ini)の[Agent Collector x
「NS Init Retry
Section]※および[Agent Store x Section]※の「NS Init Retry Count」ラベルを,
Count =2」から「NS Init Retry Count =1」に変更します。
注※
「x」には,PFM - Agent のプロダクト ID が入ります。プロダクト ID については,
「付録 C 識別
子一覧」を参照してください。同一ホスト上に PFM - Agent が複数インストールされている場合
は,それぞれのプロダクト ID ごとに「NS Init Retry Count」ラベルの値を設定してください。
起動情報ファイル(jpccomm.ini)の格納先は,次のとおりです。
PFM - Agent ホストが物理ホストの場合
インストール先フォルダ ¥jpccomm.ini
PFM - Agent ホストが論理ホストの場合
環境ディレクトリ※ ¥jp1pc¥jpccomm.ini
注※
論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のディレクトリを示します。
8.2.2 コマンドの実行について
Performance Management のコマンドの実行に関するトラブルの対処方法を次に示します。
(1) jpctool service list (jpcctrl list) を実行すると稼働していないサービス名が出力される
考えられる要因およびその対処方法を次に示します。
• Performance Management のプログラムのサービス情報を削除しないで Performance Management のプ
ログラムをアンインストールした
Performance Management のプログラムをアンインストールしても Performance Management のプロ
グラムのサービス情報はデータベースに残っています。jpctool service delete (jpcctrl
delete) コマンドを実行して,Performance Management のプログラムのサービス情報を削除してく
549
8. トラブルへの対処方法
ださい。サービス情報の削除方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構
築ガイド」の,インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。
• Performance Management のプログラムのサービス情報を削除しないでマシンのホスト名を変更した
Performance Management のプログラムのサービス情報を削除しないでマシンのホスト名を変更した
場合,以前のホスト名が付加されているサービス ID のサービス情報が,Master Manager サービスが
管理しているデータベースに残っています。jpctool service delete (jpcctrl delete) コマン
ドを実行して,Performance Management のプログラムのサービス情報を削除してください。サービ
ス情報の削除方法およびホスト名の変更方法については,マニュアル「JP1/Performance Management
設計・構築ガイド」の,Performance Management のインストールとセットアップについて説明して
いる章を参照してください。
(2) jpctool db dump (jpcctrl dump) を実行すると,指定した Store データと異なるデータが出
力される
同じ Master Store サービスまたは Agent Store サービスに対して,同じエクスポートファイル名を指定し
て,複数回 jpctool db dump (jpcctrl dump) コマンドを実行すると,先に実行した出力結果があと
から実行された実行結果に上書きされます。同じ Master Store サービスまたは Agent Store サービスに対
して,複数回 jpctool db dump (jpcctrl dump) コマンドを実行する場合は,異なる名称のエクス
ポートファイルを指定してください。Store データベースのエクスポート方法については,マニュアル
「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照
してください。
8.2.3 レポートの定義について
Performance Management のレポートの定義に関するトラブルの要因を次に示します。
(1) 履歴レポートに表示されない時間帯がある
PFM - Agent がインストールされたマシンの現在時刻を,現在時刻よりも未来の時刻に変更した場合,変
更前の時刻から変更後の時刻までの履歴情報は保存されません。
8.2.4 アラームの定義について
Performance Management のアラームの定義に関するトラブルの対処方法を次に示します。
(1) アクション実行で定義したプログラムが正しく動作しない
考えられる要因とその対処方法を次に示します。
• PFM - Manager またはアクション実行先ホストの Action Handler サービスが起動されていない
PFM - Manager またはアクション実行先ホストの Action Handler サービスが停止していると,アク
ションが実行されません。アクションを実行する場合は,PFM - Manager およびアクション実行先ホ
ストの Action Handler サービスを起動しておいてください。
(2) アラームイベントが表示されない
考えられる要因とその対処方法を次に示します。
• PFM - Manager が起動されていない
PFM - Manager を停止すると,PFM - Agent からのアラームイベントを正しく発行できません。ア
ラームイベントを監視する場合は,PFM - Manager を起動しておいてください。
550
8. トラブルへの対処方法
(3) アラームしきい値を超えているのに,エージェント階層の[アラームの状態の表示]画
面に表示されているアラームアイコンの色が緑のまま変わらない
考えられる要因とその対処方法を次に示します。
• PFM - Manager ホストおよび PFM - Agent ホストの LANG 環境変数が日本語にそろっていない環境で,
日本語を使用したアラームテーブルをバインドしている
このような場合,日本語を使用したアラームは正常に評価されません。PFM - Manager ホストおよび
PFM - Agent ホストの LANG 環境変数を,日本語にそろえて運用してください。LANG 環境変数の設
定は共通メッセージログを確認し,最新のサービス起動メッセージが日本語と英語のどちらで出力され
ているかで確認してください。
なお,PFM - Manager ホストが英語環境の場合,現在の設定のまま日本語環境に変更すると,既存の
アラーム定義が文字化けして削除できなくなります。このため,次の作業を実施してください。
1. アラーム定義内に日本語を使用したアラームテーブルが必要な場合は,PFM - Web Console からす
べてエクスポートする。
エクスポートする際に,jpctool alarm export (jpcalarm export) コマンドは使用できませ
ん。
2. アラーム定義内に日本語を使用したアラームテーブルをすべて削除する。
3. PFM - Manager を停止する。
4. PFM - Manager ホストの LANG 環境変数を日本語に変更する。
5. PFM - Manager を起動する。
6. 手順 1 でアラームテーブルをエクスポートした場合は,PFM - Web Console または jpctool
alarm import (jpcalarm import) コマンドを使用して,アラームテーブルをインポートする。
また,日本語および英語の混在環境での,その他の注意事項については,マニュアル「JP1/Performance
Management 設計・構築ガイド」の,日本語版と英語版の混在環境での注意事項について記載している章
を参照してください。
8.2.5 パフォーマンスデータの収集と管理について
Performance Management のパフォーマンスデータの収集と管理に関するトラブルの対処方法を次に示し
ます。
(1) データの保存期間を短く設定したにも関わらず,PFM - Agent の Store データベースの
サイズが小さくならない
Store バージョン 1.0 で Store データベースのファイル容量がすでに限界に達している場合,データの保存
期間を短く設定してもファイルサイズは小さくなりません。この場合,保存期間を短く設定したあと,
いったん Store データベースをバックアップし,リストアし直してください。
データの保存期間の設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,
稼働監視データの管理について説明している章を参照してください。また,Store データベースのバック
アップとリストアの方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,バッ
クアップとリストアについて説明している章を参照してください。
(2) 共通メッセージログに「Store データベースに不正なデータが検出されました」という
メッセージが出力される
予期しないサービスの停止またはマシンのシャットダウンによって,Store データベースに不整合なデー
タが発生した可能性があります。次の方法で対処してください。
551
8. トラブルへの対処方法
• Store データベースをバックアップしてある場合は,Store データベースをリストアしてください。
• Store データベースをバックアップしていない場合は,Agent Store サービスを停止したあと,対応す
るデータベースファイル(*.DB ファイルおよび *.IDX ファイル)を削除し,サービスを再起動してく
ださい。
(3) PFM - Agent を起動してもパフォーマンスデータが収集されない
次の方法で対処してください。
• Oracle Database の起動状態を確認し,停止している場合は起動してください。
• インスタンス環境のセットアップ時の設定を見直してください。
jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドを実行して,各項目の正しい値を設定し直してくだ
さい。jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/
Performance Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
8.2.6 その他のトラブルについて
トラブルが発生したときの現象を確認してください。メッセージが出力されている場合は,メッセージの
内容を確認してください。また,Performance Management が出力するログ情報については,
「8.3 ログ
情報」を参照してください。
「8.2.1 セットアップやサービスの起動について」∼「8.2.5 パフォーマンスデータの収集と管理につい
て」に示した対処をしても,トラブルが解決できなかった場合,または,これら以外のトラブルが発生し
た場合,トラブルの要因を調査するための資料を採取し,システム管理者に連絡してください。
採取が必要な資料および採取方法については,
「8.4 トラブル発生時に採取が必要な資料」および「8.5 資料の採取方法」を参照してください。
552
8. トラブルへの対処方法
8.3 ログ情報
Performance Management でトラブルが発生した場合,ログ情報を確認して対処方法を検討します。
Performance Management を運用しているときに出力されるログ情報には,次の 5 種類があります。
• システムログ
• 共通メッセージログ
• 稼働状況ログ
• トレースログ
• エージェントログ
ここでは,各ログ情報について説明します。
8.3.1 ログ情報の種類
(1) システムログ
システムログとは,システムの状態やトラブルを通知するログ情報のことです。このログ情報は次のログ
ファイルに出力されます。
• Windows の場合
イベントログファイル
• UNIX の場合
syslog ファイル
出力形式については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,ログ情報について
説明している章を参照してください。
論理ホスト運用の場合の注意事項
Performance Management のシステムログのほかに,クラスタソフトによる Performance
Management の制御などを確認するためにクラスタソフトのログが必要です。
(2) 共通メッセージログ
共通メッセージログとは,システムの状態やトラブルを通知するログ情報のことです。システムログより
も詳しいログ情報が出力されます。共通メッセージログの出力先ファイル名やファイルサイズについては,
「8.3.2 ログファイルおよびディレクトリ一覧」を参照してください。また,出力形式については,マ
ニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,ログ情報について説明している章を参照し
てください。
論理ホスト運用の場合の注意事項
論理ホスト運用の Performance Management の場合,共通メッセージログは共有ディスクに出力さ
れます。共有ディスク上にあるログファイルは,フェールオーバーするときにシステムとともに引き
継がれますので,メッセージは同じログファイルに記録されます。
(3) 稼働状況ログ
稼働状況ログとは,PFM - Web Console が出力するログ情報のことです。稼働状況ログの出力先ファイル
名やファイルサイズについては,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,トラブル
への対処方法について説明している章を参照してください。また,出力形式については,マニュアル
「JP1/Performance Management リファレンス」の,ログ情報について説明している章を参照してくださ
い。
553
8. トラブルへの対処方法
(4) トレースログ
トレースログとは,トラブルが発生した場合に,トラブル発生の経緯を調査したり,各処理の処理時間を
測定したりするために採取するログ情報のことです。
トレースログは,Performance Management のプログラムの各サービスが持つログファイルに出力されま
す。
論理ホスト運用の場合の注意事項
論理ホスト運用の Performance Management の場合,トレースログは共有ディスクに出力されます。
共有ディスク上にあるログファイルは,フェールオーバーするときにシステムとともに引き継がれま
すので,メッセージは同じログファイルに記録されます。
(5) エージェントログ
エージェントログとは,レコードの取得に関連する処理のログ情報で,PFM - Agent for Oracle が出力し
ます。トラブルが発生した場合に,これらの処理の詳細情報を取得するために採取します。
エージェントログは,通常ログ,異常ログが別ファイルに出力されます。出力先については,
「8.3.2(3) エージェントログ」を参照してください。
形式
エージェントログは次に示す形式で出力されます。
yyyy/mm/dd hh:mm:ss.sss agto PID inf1 inf2 inf3 MessageID Message
出力される各項目について説明します。
表 8-2 エージェントログの項目
項目
説明
yyyy/mm/dd
ログが出力された日付(yyyy:年,mm:月,dd:日)
hh:mm:ss.sss
ログが出力されたローカル時刻(hh:時,mm:分,ss:秒,sss:ミリ秒)
agto
ログを出力したプロセス名(agto は PFM - Agent for Oracle のプロセス名)
PID
出力プロセス ID
inf1 ∼ inf3
保守情報
MessageID
メッセージ ID ※
Message
メッセージ※
注※
メッセージの内容については,
「7. メッセージ」を参照してください。
注意
• Agent ホストの時刻やエージェントログファイルの更新日時は変更しないでください。エージェン
トログの出力にはログファイルの最終更新日時の情報が使用されるため,これらを変更した場合,
エージェントログが正しく出力されないおそれがあります。
• 論理ホスト運用の Performance Management の場合,エージェントログの出力先は,実行系と待
機系で同一となるように,共有ディスク上のパスを設定してください。
8.3.2 ログファイルおよびディレクトリ一覧
ここでは,Performance Management のプログラムから出力されるログ情報について説明します。
稼働状況ログの出力先ファイル名やファイルサイズについては,マニュアル「JP1/Performance
554
8. トラブルへの対処方法
Management 運用ガイド」の,トラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。
(1) 共通メッセージログ
ここでは,Performance Management のログ情報のうち,共通メッセージログについて,ログの出力元で
あるサービス名または制御名,ログファイル名,およびディスク使用量を,OS ごとに表に示します。
表 8-3 共通メッセージログのファイル名(Windows の場合)
ログ情報の種類
共通メッセージログ
ファイル名
ディスク使用量※ 1
(キロバイト)
インストール先フォルダ ¥log¥jpclog{01|02}
2,048
( * 2)
出力元
Performance
Management
※2
インストール先フォルダ
¥log¥jpclogw{01|02} ※ 2
共通メッセージログ
(論理ホスト運用の
場合)
論理ホスト運用の
Performance
Management
環境ディレクトリ※ 3
¥jp1pc¥log¥jpclog{01|02} ※ 2
環境ディレクトリ※ 3
¥jp1pc¥log¥jpclogw{01|02} ※ 2
2,048
( * 2)
2,048
( * 2)
2,048
( * 2)
注※ 1
( )内の数字は,1 つのサービスに対して作成されるログファイルの数を示します。例えば,
「2,048( * 2)」の場合,ディスク使用量が 2,048 キロバイトのログファイルが最大で 2 つ作成される
ことを示します。この場合,ディスク使用量は合計で 4,096 キロバイトとなります。
注※ 2
共通メッセージログのログファイル名には,末尾に「01」または「02」が付加されます。
シーケンシャルファイル(jpclog)方式の場合
ログ情報は,まず,末尾が「01」のログファイルに出力されます。ログファイルのサイズが上限
に達すると,ログファイル名の末尾が「01」から「02」に変更され,ファイル名の末尾が「01」
のログファイルが新規作成されます。その後出力されるログ情報は,末尾が「01」のログファイ
ルに出力されます。すでにファイル名の末尾が「02」のログファイルがある場合は,上書きされ
ます。最新のログは常にファイル名の末尾が「01」のログファイルに出力されます。
ラップアラウンドファイル(jpclogw)方式の場合
ログ情報は,まず,末尾が「01」のログファイルに出力されます。ログファイルのサイズが上限
に達すると,ファイル名の末尾が「02」のログファイルが新規作成されます。その後出力される
ログ情報は,末尾が「02」のログファイルに出力されます。すでにファイル名の末尾が「02」の
ログファイルがある場合は,一度データをすべて削除し,先頭行からログが出力されます。その
あとログの出力ファイルが交互に入れ替わります。
ログファイルの出力方式については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,
Performance Management の障害検知について説明している章を参照してください。
注※ 3
環境ディレクトリは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のディレクトリです。
555
8. トラブルへの対処方法
表 8-4 共通メッセージログのファイル名(UNIX の場合)
ログ情報の種類
共通メッセージログ
共通メッセージログ
(論理ホスト運用の
場合)
出力元
Performance
Management
論理ホスト運用の
Performance
Management
ディスク使用量※ 1
(キロバイト)
ファイル名
/opt/jp1pc/log/jpclog{01|02} ※ 2
2,048
( * 2)
/opt/jp1pc/log/jpclogw{01|02} ※ 2
2,048
( * 2)
環境ディレクトリ※ 3
2,048
( * 2)
/jp1pc/log/jpclog{01|02} ※ 2
環境ディレクトリ※ 3
/jp1pc/log/jpclogw{01|02} ※ 2
2,048
( * 2)
注※ 1
( )内の数字は,1 つのサービスに対して作成されるログファイルの数を示します。例えば,
「2,048( * 2)」の場合,ディスク使用量が 2,048 キロバイトのログファイルが最大で 2 つ作成される
ことを示します。この場合,ディスク使用量は合計で 4,096 キロバイトとなります。
注※ 2
共通メッセージログのログファイル名には,末尾に「01」または「02」が付加されます。
シーケンシャルファイル(jpclog)方式の場合
ログ情報は,まず,末尾が「01」のログファイルに出力されます。ログファイルのサイズが上限
に達すると,ログファイル名の末尾が「01」から「02」に変更され,ファイル名の末尾が「01」
のログファイルが新規作成されます。その後出力されるログ情報は,末尾が「01」のログファイ
ルに出力されます。すでにファイル名の末尾が「02」のログファイルがある場合は,上書きされ
ます。最新のログは常にファイル名の末尾が「01」のログファイルに出力されます。
ラップアラウンドファイル(jpclogw)方式の場合
ログ情報は,まず,末尾が「01」のログファイルに出力されます。ログファイルのサイズが上限
に達すると,ファイル名の末尾が「02」のログファイルが新規作成されます。その後出力される
ログ情報は,末尾が「02」のログファイルに出力されます。すでにファイル名の末尾が「02」の
ログファイルがある場合は,一度データをすべて削除し,先頭行からログが出力されます。その
あとログの出力ファイルが交互に入れ替わります。
ログファイルの出力方式については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,
Performance Management の障害検知について説明している章を参照してください。
注※ 3
環境ディレクトリは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のディレクトリです。
(2) トレースログ
ここでは,Performance Management のログ情報のうち,PFM - Agent のトレースログの出力元である
サービス名または制御名,および格納先ディレクトリ名を,OS ごとに表に示します。
表 8-5 トレースログの格納先フォルダ名(Windows の場合)
ログ情報の種類
トレースログ
556
出力元
Action Handler サービ
ス
フォルダ名
インストール先フォルダ ¥bin¥action¥log¥
8. トラブルへの対処方法
ログ情報の種類
トレースログ(論理ホ
スト運用の場合)
出力元
フォルダ名
Performance
Management コマンド
インストール先フォルダ ¥tools¥log¥
Agent Collector サービ
ス
インストール先フォルダ ¥agto¥agent¥ インスタンス名 ¥log¥
Agent Store サービス
インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ インスタンス名 ¥log¥
Status Server サービス
インストール先フォルダ ¥bin¥statsvr¥log¥
Action Handler サービ
ス
環境ディレクトリ ※ ¥jp1pc¥bin¥action¥log¥
Performance
Management コマンド
環境ディレクトリ ※ ¥jp1pc¥tools¥log¥
Agent Collector サービ
ス
環境ディレクトリ※ ¥jp1pc¥agto¥agent¥ インスタンス名 ¥log¥
Agent Store サービス
環境ディレクトリ ※ ¥jp1pc¥agto¥store¥ インスタンス名 ¥log¥
注※
環境ディレクトリは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のディレクトリです。
表 8-6 トレースログの格納先ディレクトリ名(UNIX の場合)
ログ情報の種類
トレースログ
トレースログ(論理ホ
スト運用の場合)
出力元
ディレクトリ名
Action Handler サービ
ス
/opt/jp1pc/bin/action/log/
Performance
Management コマンド
/opt/jp1pc/tools/log/
Agent Collector サービ
ス
/opt/jp1pc/agto/agent/ インスタンス名 /log/
Agent Store サービス
/opt/jp1pc/agto/store/ インスタンス名 /log/
Status Server サービス
/opt/jp1pc/bin/statsvr/log/
Action Handler サービ
ス
環境ディレクトリ ※ /jp1pc/bin/action/log/
Performance
Management コマンド
環境ディレクトリ ※ /jp1pc/tools/log/
Agent Collector サービ
ス
環境ディレクトリ※ /jp1pc/agto/agent/ インスタンス名 /log/
Agent Store サービス
環境ディレクトリ ※ /jp1pc/agto/store/ インスタンス名 /log/
注※
環境ディレクトリは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のディレクトリです。
(3) エージェントログ
ここでは,Performance Management のログ情報のうち,PFM - Agent for Oracle のエージェントログの
出力元であるサービス名または制御名,ログファイル名,およびディスク使用量を次の表に示します。
557
8. トラブルへの対処方法
表 8-7 エージェントログのファイル
ログ情報の種
類
PFM - Agent
for Oracle
通常ログ
デフォルトの出力先※ 1
ファイル名
デフォルトの
ディスク使用
量※ 1(メガバ
イト)
Windows の場合
インストール先フォルダ ¥agto¥agent¥
インスタンス名 ¥log¥
UNIX の場合
/opt/jp1pc/agto/agent/ インスタン
ス名 /log/
agtoinf{01|02}
16
出力元
異常ログ
※2
agtoerr{01|02}
※2
通常ログ(論
理ホスト運用
の場合)
PFM - Agent
for Oracle
Windows の場合
環境ディレクトリ ※
3
¥jp1pc¥agto¥agent¥ インスタンス名
¥log¥
UNIX の場合
agtoinf{01|02}
16
※2
環境ディレクトリ ※ 3/jp1pc/agto/
agent/ インスタンス名 /log/
異常ログ(論
理ホスト運用
の場合)
agtoerr{01|02}
※2
注※ 1
エージェントログの出力先,および最大ファイルサイズは,次の方法で確認・変更できます。
• jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンド
• PFM - Web Console 画面の Agent Configuration プロパティ
jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドでの変更方法については,
「2.4.2 インスタンス
環境の更新の設定」(Windows の場合)
,または「3.4.2 インスタンス環境の更新の設定」
(UNIX の
場合)を参照してください。
注※ 2
エージェントログは,2 つのファイルを使用してシーケンシャルファイル方式で出力されます。ファ
イル名には,末尾に「01」または「02」が付加されます。ファイル名に付加される数字の意味を次に
示します。
• 01:カレントファイル
• 02:バックアップファイル
シーケンシャルファイル方式については,「(1) 共通メッセージログ」の「シーケンシャルファイル
(jpclog)方式の場合」を参照してください。
注※ 3
環境ディレクトリは,論理ホスト作成時に指定した共有ディスク上のディレクトリです。
558
8. トラブルへの対処方法
8.4 トラブル発生時に採取が必要な資料
「8.2 トラブルシューティング」に示した対処をしてもトラブルを解決できなかった場合,トラブルの要
因を調べるための資料を採取し,システム管理者に連絡する必要があります。この節では,トラブル発生
時に採取が必要な資料について説明します。
Performance Management では,採取が必要な資料を一括採取するためのコマンドを用意しています。
PFM - Agent の資料を採取するには,jpcras コマンドを使用します。jpcras コマンドを使用して採取
できる資料については,表中に記号で示しています。
注意
jpcras コマンドで採取できる資料は,コマンド実行時に指定するオプションによって異なります。
コマンドに指定するオプションと採取できる資料については,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
論理ホスト運用の場合の注意事項
論理ホスト運用の場合の注意事項を次に示します。
• 論理ホスト運用する場合の Performance Management のログは,共有ディスクに格納されます。
なお,共有ディスクがオンラインになっている場合(Windows)
,またはマウントされている場合
(UNIX)は,jpcras コマンドで共有ディスク上のログも一括して採取することができます。
• フェールオーバー時の問題を調査するには,フェールオーバーの前後の資料が必要です。このため,
実行系と待機系の両方の資料が必要になります。
• 論理ホスト運用の Performance Management の調査には,クラスタソフトの資料が必要です。論
理ホスト運用の Performance Management は,クラスタソフトから起動や停止を制御されている
ので,クラスタソフトの動きと Performance Management の動きを対比して調査するためです。
8.4.1 Windows の場合
(1) OS のログ情報
OS に関する次のログ情報の採取が必要です。OS のログ情報を次の表に示します。
表 8-8 OS のログ情報
概要
デフォルトのファイル名
jpcras コマンドで
の採取
システムログ
Windows イベントログ
−
○
プロセス情報
プロセスの一覧
−
○
システムファイル
hosts ファイル
システムフォルダ
¥system32¥drivers¥etc¥hosts
○
services ファイル
システムフォルダ
¥system32¥drivers¥etc¥services
○
情報の種類
OS 情報
システム情報
−
○
ネットワークステータ
ス
−
○
ホスト名
−
○
Windows ファイア
ウォールの情報
−
○
559
8. トラブルへの対処方法
情報の種類
概要
デフォルトのファイル名
ワトソンログファイル※
ダンプ情報
1
システムドライブ ¥Documents and
Settings¥All Users¥Application
jpcras コマンドで
の採取
○
Data¥Microsoft¥Dr Watson¥drwtsn32.log ※
2
システムドライブ ¥Documents and
Settings¥All Users¥Application
Data¥Microsoft¥Dr Watson¥user.dump ※ 2
(凡例)
○:採取できる
−:該当しない
注※ 1
Windows Server 2008 では,「ワトソン博士」は「問題のレポートと解決策」に変更されています。
注※ 2
別のフォルダにログファイルが出力されるように設定している場合は,該当するフォルダから資料を
採取してください。
(2) Performance Management の情報
Performance Management に関する次の情報の採取が必要です。また,ネットワーク接続でのトラブルの
場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。Performance Management の情報を次の表に示しま
す。
表 8-9 Performance Management の情報
情報の種類
共通メッセージログ
Performance
Management から出力
されるメッセージログ
(シーケンシャルファイ
ル方式)
Performance
Management から出力
されるメッセージログ
(ラップアラウンドファ
イル方式)
構成情報
バージョン情報
560
デフォルトのファイル名
jpcras コマンド
での採取
インストール先フォルダ ¥log¥jpclog{01|02}
○
概要
※1
インストール先フォルダ¥log¥jpclogw{01|02}
○
※1
各構成情報ファイル
−
○
jpctool service
list (jpcctrl
list) コマンドの出力
結果
−
○
製品バージョン
−
○
履歴情報
−
○
8. トラブルへの対処方法
情報の種類
概要
デフォルトのファイル名
jpcras コマンド
での採取
データベース情報
Agent Store サービス
Store バージョン 1.0 の場合
インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ イ
ンスタンス名 ¥*.DB
インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ イ
ンスタンス名 ¥*.IDX
Store バージョン 2.0 の場合
インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ イ
ンスタンス名 ¥STPD
インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ イ
ンスタンス名 ¥STPI フォルダ下の次に示す
ファイル。
*.DB
*.IDX
○
トレースログ
Performance
Management のプログ
ラムの各サービスのト
レース情報
−※ 2
○
エージェントログ
PFM Agent for Oracle
のレコード取得に関す
る処理の通常ログ
インストール先フォルダ ¥agto¥agent¥ インス
○※ 4
PFM Agent for Oracle
のレコード取得に関す
る処理の異常ログ
インストール先フォルダ ¥agto¥agent¥ インス
インストールログ※ 5
タンス名
タンス名
¥log¥agtoinf{01|02} ※ 3
¥log¥agtoerr{01|02} ※ 3
○※ 4
インストール時のメッ
セージログ
(Windows Server 2003
の場合)
%TEMP%¥pfm_inst.log
×
インストール時のメッ
セージログ
(Windows Server 2008
の場合)
システムフォルダ ¥TEMP¥HCDINST フォルダ下
の次に示すファイル
×
• HCDMAIN.LOG および HCDMAINn.LOG ※ 6
• HCDINST.LOG および HCDINSTn.LOG ※ 6
• 製品形名 .LOG
(凡例)
○:採取できる
×:採取できない
−:該当しない
注※ 1
ログファイルの出力方式については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,
Performance Management の障害検知について説明している章を参照してください。
注※ 2
トレースログの格納先フォルダについては,
「8.3.2(2) トレースログ」を参照してください。
注※ 3
エージェントログの出力方式,および格納先フォルダの変更方法については,
「8.3.2(3) エージェン
トログ」を参照してください。
注※ 4
jpcras コマンドでは,エージェントログ情報は,現在設定されている出力先フォルダからだけ採取
されます。エージェントログの出力先フォルダを変更した場合,変更前に出力されているエージェン
561
8. トラブルへの対処方法
トログファイルについては手動で採取してください。
注※ 5
インストールに失敗した場合に採取してください。
注※ 6
n は数字を示します。
(3) オペレーション内容
トラブル発生時のオペレーション内容について,次に示す情報が必要です。
• オペレーション内容の詳細
• トラブル発生時刻
• マシン構成(各 OS のバージョン,ホスト名,PFM - Manager と PFM - Agent の構成など)
• 再現性の有無
• PFM - Web Console からログインしている場合は,ログイン時の Performance Management ユーザー
名
• コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,コマンドに指定した引数
(4) 画面上のエラー情報
次に示すハードコピーを採取してください。
• アプリケーションエラーが発生した場合は,操作画面のハードコピー
• エラーメッセージダイアログボックスのハードコピー(詳細ボタンがある場合はその内容を含む)
• コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,[コマンドプロンプト]ウィンドウまたは[管理者コン
ソール]ウィンドウのハードコピー
(5) ユーザーダンプ(Windows Server 2008 の場合)
Windows Server 2008 で Performance Management のプロセスがアプリケーションエラーで停止した場
合は,ユーザーダンプを採取してください。
(6) 問題レポートの採取(Windows Server 2008 の場合)
Windows Server 2008 で Performance Management のプロセスがアプリケーションエラーで停止した場
合は,問題レポートを採取してください。
(7) パフォーマンスデータに関する情報
パフォーマンスデータに関する次の情報の採取が必要です。また,マシン上のファイル,コマンド結果,
レジストリ情報の採取も必要です。
PFM - Agent for Oracle をインストールした環境で採取する必要がある,PFM - Agent for Oracle 固有の
パフォーマンスデータに関する情報を次の表に示します。
表 8-10 PFM - Agent for Oracle 固有のパフォーマンスデータに関する情報
情報の種類
PDNL レコード情報
562
概要
lsnrctl(Oracle
コマンド)出力
結果
ファイル名
インストール先フォルダ
¥agto¥agent¥ インスタンス名
¥pdnl.out
jpcras コ
マンドで
の採取
○
8. トラブルへの対処方法
概要
ファイル名
jpcras コ
マンドで
の採取
PDNL レコード情報
lsnrctl(Oracle
コマンド)出力
結果
インストール先フォルダ
¥agto¥agent¥ インスタンス名
¥lsnrctl.status.pdnl.out.err.
txt
○
PDNL レコード情報
hostname 実行
結果
インストール先フォルダ
¥agto¥agent¥ インスタンス名
¥sqlnet.tmp
○
PDLS レコード情報
lsnrctl(Oracle
コマンド)出力
結果
インストール先フォルダ
¥agto¥agent¥ インスタンス名
¥pdls.out
○
PDLS レコード情報
lsnrctl(Oracle
コマンド)出力
結果
インストール先フォルダ
¥agto¥agent¥ インスタンス名
¥lsnrctl.status.pdls.out.err.
txt
○
Oracle 接続時のエラー情報※ 1
Oracle 接続でエ
ラーが発生した
場合のエラー
コード
インストール先フォルダ
¥agto¥agent¥ インスタンス名
○
OCI 関数のログ
出力ファイル
インストール先フォルダ
¥agto¥agent¥ インスタンス名
¥ocilog.txt
情報の種類
内部保守情報
¥pdia_xxxxx_status.db ※ 2
○
(凡例)
○:採取できる
注※ 1
このファイルは,Oracle 接続時にエラーが発生した場合に作成されることがあります。
注※ 2
”xxxxx”には,任意の文字列が入ります。
(8) その他の情報
上記以外で必要な情報を次に示します。
• [アクセサリ]−[システムツール]−[システム情報]の内容
• Windows の[イベントビューア]画面の,
[システム]および[アプリケーション]の内容
8.4.2 UNIX の場合
(1) OS のログ情報
OS に関する次のログ情報の採取が必要です。OS のログ情報を次の表に示します。
563
8. トラブルへの対処方法
表 8-11 OS のログ情報
情報の種類
概要
システムログ
syslog
プロセス情報
プロセスの一覧
システムファイル
hosts ファイル
デフォルトのファイル名
HP-UX の場合
/var/adm/syslog/syslog.log
Solaris の場合
/var/adm/messages
AIX の場合
−
Linux の場合
/var/log/messages
−
OS 情報
○
○※ 3
○
/etc/services
パッチ情報
−
○
カーネル情報
−
○
バージョン情報
−
○
ネットワークステータ
ス
−
○
環境変数
−
○
ホスト名
ダンプ情報
○※ 1
○
/etc/hosts
/etc/inet/ipnodes ※ 2
services ファイル
jpcras コマンド
での採取
core
ファイル※ 4
−
○
−
○
(凡例)
○:採取できる
−:該当しない
注※ 1
デフォルトのパスおよびファイル名以外に出力されるように設定されているシステムでは,収集でき
ません。手動で収集してください。
注※ 2
/etc/inet/ipnodes ファイルは Solaris だけに存在するファイルです。/etc/hosts ファイルと一
緒に収集してください。
注※ 3
PFM - Manager 08-50 以降または PFM - Base 08-50 以降の jpcras コマンドでだけ収集できます。
注※ 4
HP-UX 11i V3 (IPF) では,coreadm コマンドによって core ファイルの名称を任意に変更できます。
ファイル名の先頭が「core」以外に変更されたファイルについては,jpcras コマンドでは収集でき
ません。手動で収集してください。
(2) Performance Management の情報
Performance Management に関する次の情報の採取が必要です。また,ネットワーク接続でのトラブルの
場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。Performance Management の情報を次の表に示しま
す。
564
8. トラブルへの対処方法
表 8-12 Performance Management の情報
情報の種類
共通メッセージロ
グ
概要
Performance
Management から出
力されるメッセージ
ログ(シーケンシャ
ルファイル方式)
Performance
Management から出
力されるメッセージ
ログ
(ラップアラウンド
ファイル方式)
構成情報
バージョン情報
デフォルトのファイル名
/opt/jp1pc/log/jpclog{01|02} ※ 1
○
/opt/jp1pc/log/jpclogw{01|02} ※ 1
○
各構成情報ファイル
−
○
jpctool service
list (jpcctrl
list) コマンドの出
力結果
−
○
製品バージョン
−
○
履歴情報
−
○
Store バージョン 1.0 の場合
/opt/jp1pc/agto/store/ インスタンス名 /*.DB
/opt/jp1pc/agto/store/ インスタンス名 /
*.IDX
Store バージョン 2.0 の場合
/opt/jp1pc/agto/store/ インスタンス名 /STPD
/opt/jp1pc/agto/store/ インスタンス名 /STPI
ディレクトリ下の次に示すファイル。
*.DB
*.IDX
○
−※ 2
○
データベース情報
Agent Store サービ
ス
トレースログ
Performance
Management のプロ
グラムの各サービス
のトレース情報
エージェントログ
PFM Agent for
Oracle のレコード取
得に関する処理の通
常ログ
/opt/jp1pc/agto/agent/ インスタンス名 /log/
PFM Agent for
Oracle のレコード取
得に関する処理の異
常ログ
/opt/jp1pc/agto/agent/ インスタンス名 /log/
Hitachi PP Installer
の標準ログ
/etc/.hitachi/.hitachi.log
/etc/.hitachi/.hitachi.log{01|02|03|04|05}
/etc/.hitachi/.install.log
/etc/.hitachi/.install.log{01|02|03|04|05}
インストールログ
※5
jpcras コマン
ドでの採取
agtoinf{01|02} ※ 3
agtoerr{01|02} ※ 3
○※ 4
○※ 4
×
(凡例)
○:採取できる
×:採取できない
−:該当しない
注※ 1
565
8. トラブルへの対処方法
ログファイルの出力方式については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,
Performance Management の障害検知について説明している章を参照してください。
注※ 2
トレースログの格納先ディレクトリについては,「8.3.2 ログファイルおよびディレクトリ一覧」を
参照してください。
注※ 3
エージェントログの出力方式,および格納先フォルダの変更方法については,「8.3.2 ログファイル
およびディレクトリ一覧」を参照してください。
注※ 4
jpcras コマンドでは,エージェントログ情報は,現在設定されている出力先フォルダからだけ採取さ
れます。エージェントログの出力先フォルダを変更した場合,変更前に出力されているエージェント
ログファイルについては手動で採取してください。
注※ 5
インストールに失敗した場合に採取してください。
(3) オペレーション内容
トラブル発生時のオペレーション内容について,次に示す情報が必要です。
• オペレーション内容の詳細
• トラブル発生時刻
• マシン構成(各 OS のバージョン,ホスト名,PFM - Manager と PFM - Agent の構成など)
• 再現性の有無
• PFM - Web Console からログインしている場合は,ログイン時の Performance Management ユーザー
名
(4) エラー情報
次に示すエラー情報を採取してください。
• コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,コンソールに出力されたメッセージ
(5) パフォーマンスデータに関する情報
パフォーマンスデータに関する次の情報の採取が必要です。また,マシン上のファイル,コマンド結果,
レジストリ情報の採取も必要です。
PFM - Agent for Oracle をインストールした環境で採取する必要がある,PFM - Agent for Oracle 固有の
パフォーマンスデータに関する情報を次の表に示します。
表 8-13 PFM - Agent for Oracle 固有のパフォーマンスデータに関する情報
概要
ファイル名
jpcras コ
マンドで
の採取
PDNL レコード情報
lsnrctl(Oracle
コマンド)出力
結果
/opt/jp1pc/agto/agent/ インスタ
ンス名 /pdnl.out
○
PDNL レコード情報
lsnrctl(Oracle
コマンド)出力
結果
/opt/jp1pc/agto/agent/ インスタ
ンス名 /
lsnrctl.status.pdnl.out.err.t
xt
○
情報の種類
566
8. トラブルへの対処方法
概要
ファイル名
jpcras コ
マンドで
の採取
PDNL レコード情報
uname 実行結果
/opt/jp1pc/agto/agent/ インスタ
ンス名 /sqlnet.tmp
○
PDLS レコード情報
lsnrctl(Oracle
コマンド)出力
結果
/opt/jp1pc/agto/agent/ インスタ
ンス名 /pdls.out
○
PDLS レコード情報
lsnrctl(Oracle
コマンド)出力
結果
/opt/jp1pc/agto/agent/ インスタ
ンス名 /
lsnrctl.status.pdls.out.err.t
xt
○
Oracle 接続時のエラー情報※ 1
Oracle 接続でエ
ラーが発生した
場合のエラー
コード
/opt/jp1pc/agto/agent/ インスタ
○
OCI 関数のログ
出力ファイル
/opt/jp1pc/agto/agent/ インスタ
ンス名 /ocilog.txt
情報の種類
内部保守情報
ンス名 /pdia_xxxxx_status.db ※
2
○
(凡例)
○:採取できる
注※ 1
このファイルは,Oracle 接続時にエラーが発生した場合に作成されることがあります。
注※ 2
”xxxxx”には,任意の文字列が入ります。
(6) その他の情報
上記以外で必要な情報を次に示します。
• コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,コマンドに指定した引数
567
8. トラブルへの対処方法
8.5 資料の採取方法
トラブルが発生したときに資料を採取する方法を次に示します。
8.5.1 Windows の場合
(1) ダンプ情報を採取する(Windows Server 2008 の場合)
Windows Server 2008 の環境でのダンプ情報の採取手順を次に示します。
1. タスクマネージャーを開く。
2. [プロセス]タブを選択する。
3. ダンプを取得するプロセス名を右クリックし,
[ダンプファイルの作成]を選択する。
次のフォルダに,ダンプファイルが格納されます。
システムドライブ¥Users¥ユーザー名¥AppData¥Local¥Temp
4. 手順 3 のフォルダからダンプファイルを採取する。
手順 3 と異なるフォルダにダンプファイルが出力されるように環境変数の設定を変更している場合は,
変更先のフォルダからダンプファイルを採取してください。
(2) 資料採取コマンドを実行する
トラブルの要因を調べるための資料の採取には,jpcras コマンドを使用します。資料採取コマンドの実
行手順を次に示します。なお,ここで説明する操作は,OS ユーザーとして Administrator 権限を持つ
ユーザーが実行してください。
1. 資料採取するサービスがインストールされているホストにログオンする。
2. コマンドプロンプトで次に示すコマンドを実行して,コマンドインタープリタの「コマンド拡張機能」
を有効にする。
cmd /E:ON
3. 採取する資料および資料の格納先フォルダを指定して,jpcras コマンドを実行する。
jpcras コマンドで,採取できるすべての情報を c:¥tmp¥jpc¥agt フォルダに格納する場合の,コマ
ンドの指定例を次に示します。
jpcras c:¥tmp¥jpc¥agt all all
jpcras コマンドを実行すると,PFM サービスの一覧取得および起動状態の確認のため,内部的に
「jpctool service list -id * -host * (jpcctrl list * host=*)」コマンドが実行されます。
コマンド実行ホストとほかの Performance Management システムのホストとの間にファイアウォールが
設定されていたり,システム構成が大規模だったりすると,
「jpctool service list -id * -host *
(jpcctrl list * host=*)」コマンドの実行に時間が掛かる場合があります。そのような場合は,環
境変数 JPC_COLCTRLNOHOST に 1 を設定することで「jpctool service list -id * -host *
(jpcctrl list * host=*)」コマンドの処理を抑止し,コマンドの実行時間を短縮できます。
jpcras コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コ
マンドについて説明している章を参照してください。
Windows Server 2008 で実行する場合の注意事項
OS のユーザーアカウント制御機能(UAC)を有効にしている場合は,コマンド実行時にユーザーア
568
8. トラブルへの対処方法
カウント制御のダイアログボックスが表示されることがあります。ダイアログボックスが表示された
場合は,[続行]ボタンをクリックして資料採取を続行してください。[キャンセル]ボタンをクリッ
クした場合は,資料採取が中止されます。
(3) 資料採取コマンドを実行する(論理ホスト運用の場合)
論理ホスト運用の Performance Management の資料は共有ディスクにあり,資料は実行系と待機系の両
方で採取する必要があります。
トラブルの要因を調べるための資料の採取には,jpcras コマンドを使用します。資料採取コマンドの実
行手順を次に示します。なお,ここで説明する操作は,OS ユーザーとして Administrator 権限を持つ
ユーザーが実行してください。
論理ホスト運用の場合の資料採取コマンドの実行について,手順を説明します。
1. 共有ディスクをオンラインにする。
論理ホストの資料は共有ディスクに格納されています。実行系ノードでは,共有ディスクがオンライン
になっていることを確認して資料を採取してください。
2. 実行系と待機系の両方で,採取する資料および資料の格納先フォルダを指定して,jpcras コマンドを
実行する。
jpcras コマンドで,採取できるすべての情報を c:¥tmp¥jpc¥agt フォルダに格納する場合の,コマ
ンドの指定例を次に示します。
jpcras c:¥tmp¥jpc¥agt all all
jpcras コマンドを lhost の引数を指定しないで実行すると,そのノードの物理ホストと論理ホスト
の Performance Management の資料が一とおり採取されます。論理ホスト環境の Performance
Management がある場合は,共有ディスク上のログファイルが取得されます。
なお,共有ディスクがオフラインになっているノードで jpcras コマンドを実行すると,共有ディス
ク上のファイルを取得できませんが,エラーは発生しないで正常終了します。
注意
実行系ノードと待機系ノードの両方で,資料採取コマンドを実行して資料採取をしてください。
フェールオーバーの前後の調査をするには,実行系と待機系の両方の資料が必要です。
jpcras コマンドを実行すると,PFM サービスの一覧取得および起動状態の確認のため,内部的に
「jpctool service list -id * -host * (jpcctrl list * host=*)」コマンドが実行されま
す。コマンド実行ホストとほかの Performance Management システムのホストとの間にファイア
ウォールが設定されていたり,システム構成が大規模だったりすると,「jpctool service list
-id * -host * (jpcctrl list * host=*)」コマンドの実行に時間が掛かる場合があります。そ
のような場合は,環境変数 JPC_COLCTRLNOHOST に 1 を設定することで「jpctool service
list -id * -host * (jpcctrl list * host=*)」コマンドの処理を抑止し,コマンドの実行時
間を短縮できます。
jpcras コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,
コマンドについて説明している章を参照してください。
3. クラスタソフトの資料を採取する。
この資料は,クラスタソフトと Performance Management のどちらでトラブルが発生しているのかを
調査するために必要になります。クラスタソフトから Performance Management への起動停止などの
制御要求と結果を調査できる資料を採取してください。
Windows Server 2008 で実行する場合の注意事項
569
8. トラブルへの対処方法
OS のユーザーアカウント制御機能(UAC)を有効にしている場合は,コマンド実行時にユーザーア
カウント制御のダイアログボックスが表示されることがあります。ダイアログボックスが表示された
場合は,[続行]ボタンをクリックして資料採取を続行してください。
[キャンセル]ボタンをクリッ
クした場合は,資料採取が中止されます。
(4) Windows イベントログを採取する
Windows の[イベントビューア]ウィンドウの,
[システム]および[アプリケーション]の内容を採取
してください。
(5) オペレーション内容を確認する
トラブル発生時のオペレーション内容を確認し,記録しておいてください。確認が必要な情報を次に示し
ます。
• オペレーション内容の詳細
• トラブル発生時刻
• マシン構成(各 OS のバージョン,ホスト名,PFM - Manager と PFM - Agent の構成など)
• 再現性の有無
• PFM - Web Console からログインしている場合は,ログイン時の Performance Management ユーザー
名
• コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,コマンドに指定した引数
(6) 画面上のエラー情報を採取する
次に示すハードコピーを採取してください。
• アプリケーションエラーが発生した場合は,操作画面のハードコピー
• エラーメッセージダイアログボックスのハードコピー
詳細情報がある場合はその内容をコピーしてください。
• コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,[コマンドプロンプト]ウィンドウまたは[管理者コン
ソール]ウィンドウのハードコピー
[コマンドプロンプト]ウィンドウまたは[管理者コンソール]ウィンドウのハードコピーを採取する
際は,[" コマンドプロンプト " のプロパティ]ウィンドウについて次のように設定しておいてくださ
い。
•[オプション]タブの[編集オプション]
[簡易編集モード]がチェックされた状態にする。
•[レイアウト]タブ
[画面バッファのサイズ]の[高さ]に「500」を設定する。
(7) その他の情報を採取する
[アクセサリ]−[システムツール]−[システム情報]の内容
8.5.2 UNIX の場合
(1) 資料採取コマンドを実行する
トラブルの要因を調べるための資料の採取には,jpcras コマンドを使用します。資料採取コマンドの実
行手順を次に示します。なお,ここで説明する操作は,OS ユーザーとして root ユーザー権限を持つユー
ザーが実行してください。
1. 資料採取するサービスがインストールされているホストにログインする。
570
8. トラブルへの対処方法
2. 採取する資料および資料の格納先ディレクトリを指定して,jpcras コマンドを実行する。
jpcras コマンドで,採取できるすべての情報を /tmp/jpc/agt ディレクトリに格納する場合の,コ
マンドの指定例を次に示します。
jpcras /tmp/jpc/agt all all
資料採取コマンドで収集された資料は,tar コマンドおよび compress コマンドで圧縮された形式で,
指定されたディレクトリに格納されます。ファイル名を次に示します。
jpcrasYYMMDD.tar.Z
YYMMDD には年月日が付加されます。
jpcras コマンドを実行すると,PFM サービスの一覧取得および起動状態の確認のため,内部的に
「jpctool service list -id * -host * (jpcctrl list * host=*)」コマンドが実行されます。
コマンド実行ホストとほかの Performance Management システムのホストとの間にファイアウォールが
設定されていたり,システム構成が大規模だったりすると,
「jpctool service list -id * -host *
(jpcctrl list * host=*)」コマンドの実行に時間が掛かる場合があります。そのような場合は,環
境変数 JPC_COLCTRLNOHOST に 1 を設定することで「jpctool service list -id * -host *
(jpcctrl list * host=*)」コマンドの処理を抑止し,コマンドの実行時間を短縮できます。
jpcras コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,コ
マンドについて説明している章を参照してください。
(2) 資料採取コマンドを実行する(論理ホスト運用の場合)
論理ホスト運用の Performance Management の資料は共有ディスクにあり,資料は実行系と待機系の両
方で採取する必要があります。
トラブルの要因を調べるための資料の採取には,jpcras コマンドを使用します。資料採取コマンドの実
行手順を次に示します。なお,ここで説明する操作は,OS ユーザーとして root ユーザー権限を持つユー
ザーが実行してください。
論理ホスト運用の場合の,資料採取コマンドの実行について,手順を説明します。
1. 共有ディスクをマウントする。
論理ホストの資料は共有ディスクに格納されています。実行系ノードでは,共有ディスクがマウントさ
れていることを確認して資料を採取してください。
2. 実行系と待機系の両方で,採取する資料および資料の格納先ディレクトリを指定して,jpcras コマン
ドを実行する。
jpcras コマンドで,採取できるすべての情報を /tmp/jpc/agt ディレクトリに格納する場合の,コ
マンドの指定例を次に示します。
jpcras /tmp/jpc/agt all all
資料採取コマンドで収集された資料は,tar コマンドおよび compress コマンドで圧縮された形式で,
指定されたディレクトリに格納されます。ファイル名を次に示します。
jpcrasYYMMDD.tar.Z
YYMMDD には年月日が付加されます。
jpcras コマンドを lhost の引数を指定しないで実行すると,そのノードの物理ホストと論理ホスト
の Performance Management の資料が一とおり採取されます。論理ホスト環境の Performance
571
8. トラブルへの対処方法
Management がある場合は,共有ディスク上のログファイルが取得されます。
なお,共有ディスクがマウントされていないノードで jpcras コマンドを実行すると,共有ディスク
上のファイルを取得できませんが,エラーは発生しないで正常終了します。
注意
実行系ノードと待機系ノードの両方で,資料採取コマンドを実行して資料採取をしてください。
フェールオーバーの前後の調査をするには,実行系と待機系の両方の資料が必要です。
jpcras コマンドを実行すると,PFM サービスの一覧取得および起動状態の確認のため,内部的に
「jpctool service list -id * -host * (jpcctrl list * host=*)」コマンドが実行されま
す。コマンド実行ホストとほかの Performance Management システムのホストとの間にファイア
ウォールが設定されていたり,システム構成が大規模だったりすると,
「jpctool service list
-id * -host * (jpcctrl list * host=*)」コマンドの実行に時間が掛かる場合があります。そ
のような場合は,環境変数 JPC_COLCTRLNOHOST に 1 を設定することで「jpctool service
list -id * -host * (jpcctrl list * host=*)」コマンドの処理を抑止し,コマンドの実行時
間を短縮できます。
jpcras コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の,
コマンドについて説明している章を参照してください。
3. クラスタソフトの資料を採取する。
この資料は,クラスタソフトと Performance Management のどちらでトラブルが発生しているのかを
調査するために必要になります。クラスタソフトから Performance Management への起動停止などの
制御要求と結果を調査できる資料を採取してください。
(3) オペレーション内容を確認する
トラブル発生時のオペレーション内容を確認し,記録しておいてください。確認が必要な情報を次に示し
ます。
• オペレーション内容の詳細
• トラブル発生時刻
• マシン構成(各 OS のバージョン,ホスト名,PFM - Manager と PFM - Agent の構成など)
• 再現性の有無
• PFM - Web Console からログインしている場合は,ログイン時の Performance Management ユーザー
名
(4) エラー情報を採取する
次に示すエラー情報を採取してください。
• コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,コンソールに出力されたメッセージ
(5) その他の情報を採取する
上記以外で必要な情報を採取してください。
• コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,コマンドに指定した引数
572
8. トラブルへの対処方法
8.6 Performance Management の障害検知
Performance Management では,ヘルスチェック機能を利用することで Performance Management 自身
の障害を検知できます。ヘルスチェック機能では,監視エージェントや監視エージェントが稼働するホス
トの稼働状態を監視し,監視結果を監視エージェントの稼働状態の変化として PFM - Web Console 上に表
示します。
また,PFM サービス自動再起動機能を利用することで,PFM サービスが何らかの原因で異常停止した場
合に自動的に PFM サービスを再起動したり,定期的に PFM サービスを再起動したりすることができま
す。
ヘルスチェック機能によって監視エージェントの稼働状態を監視したり,PFM サービス自動再起動機能に
よって PFM サービスを自動再起動したりするには,Performance Management のサービスの詳細な状態
を確認するステータス管理機能を使用します。このため,対象となる監視エージェントがステータス管理
機能に対応したバージョンであり,ステータス管理機能が有効になっている必要があります。ホストの稼
働状態を監視する場合は前提となる条件はありません。
また,Performance Management のログファイルをシステム統合監視製品である JP1/Base で監視するこ
とによっても,Performance Management 自身の障害を検知できます。これによって,システム管理者
は,トラブルが発生したときに障害を検知し,要因を特定して復旧の対処をします。
Performance Management 自身の障害検知については,マニュアル「JP1/Performance Management 運
用ガイド」の,Performance Management の障害検知について説明している章を参照してください。
573
8. トラブルへの対処方法
8.7 Performance Management の障害回復
Performance Management のサーバで障害が発生したときは,バックアップファイルを基にして,障害が
発生する前の正常な状態に回復する必要があります。
障害が発生する前の状態に回復する手順については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガ
イド」の,トラブルへの対処方法について説明している章を参照してください。
574
付録
付録 A システム見積もり
付録 B カーネルパラメーター
付録 C 識別子一覧
付録 D プロセス一覧
付録 E ポート番号一覧
付録 F PFM - Agent for Oracle のプロパティ
付録 G ファイルおよびディレクトリ一覧
付録 H 移行手順と移行時の注意事項
付録 I 権限に関する注意事項
付録 J バージョン互換
付録 K 動作ログの出力
付録 L JP1/ITSLM との連携
付録 M IPv4 環境と IPv6 環境での通信について
付録 N 各バージョンの変更内容
付録 O このマニュアルの参考情報
付録 P 用語解説
575
付録 A システム見積もり
付録 A システム見積もり
PFM - Agent for Oracle を使ったシステムを構築する前に,使用するマシンの性能が,PFM - Agent for
Oracle を運用するのに十分であるか,見積もっておくことをお勧めします。
付録 A.1 メモリー所要量
メモリー所要量は,PFM - Agent for Oracle の設定状況や使用状況によって変化します。メモリー所要量
の見積もり式については,リリースノートを参照してください。
付録 A.2 ディスク占有量
ディスク占有量は,パフォーマンスデータを収集するレコード数によって変化します。ディスク占有量の
見積もりには,システム全体のディスク占有量,Store データベース(Store バージョン 1.0)のディスク
占有量,または Store データベース(Store バージョン 2.0)の見積もりが必要になります。これらの見積
もり式については,リリースノートを参照してください。
付録 A.3 クラスタ運用時のディスク占有量
クラスタ運用時のディスク占有量の見積もりは,クラスタシステムで運用しない場合のディスク占有量の
見積もりと同じです。ディスク占有量については,リリースノートを参照してください。
576
付録 B カーネルパラメーター
付録 B カーネルパラメーター
PFM - Agent for Oracle を使用する場合,実行処理に必要なリソースを割り当てるために,OS のカーネ
ルパラメーターを調整します。ここでは,調整が必要なカーネルパラメーターを OS ごとに説明します。
なお,UNIX 環境で PFM - Manager および PFM - Web Console を使用する場合の,カーネルパラメー
ターの調整については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,付録に記載
されているカーネルパラメーター一覧を参照してください。
付録 B.1 HP-UX の場合
(1) PFM - Agent for Oracle が必要とするシステムリソース
HP-UX 環境で調整が必要なカーネルパラメーターを次の表に示します。
表 B-1 PFM - Agent for Oracle が必要とするシステムリソース(HP-UX の場合)
システムリソース
ファイルシステム
パラメーター
見積もり
nfile
−
nflocks
−
maxfiles
−
shmmni
−
shmmax
−
shmseg
−
semmni
2 *複数インスタンスの場合のインスタン
ス数
semmns
2 *複数インスタンスの場合のインスタン
ス数
semume
−
semmnu
−
プロセス
nproc
−
メモリー
maxdsiz
−
maxssiz
−
共用メモリー
セマフォ
(凡例)
−:調整が不要なパラメーター
付録 B.2 Solaris の場合
(1) PFM - Agent for Oracle が必要とするシステムリソース
Solaris 環境で調整が必要なカーネルパラメーターを次の表に示します。
表 B-2 PFM - Agent for Oracle が必要とするシステムリソース(Solaris の場合)
システムリソース
共用メモリー
パラメーター
shmsys:shminfo_shmmni
見積もり
−
577
付録 B カーネルパラメーター
システムリソース
セマフォ
パラメーター
見積もり
shmsys:shminfo_shmmax
−
shmsys:shminfo_shmseg
−
semsys:seminfo_semmni
(project.max-sem-ids)
2 *複数インスタンスの場合のインスタン
ス数
※1
※2
2 *複数インスタンスの場合のインスタン
ス数
semsys:seminfo_semume
−
semsys:seminfo_semmnu
−
maxuprc
または max_nprocs
−
semsys:seminfo_semmns
プロセス
(凡例)
−:調整が不要なパラメーター
注※ 1
Solaris 10 の資源制御で調整する場合に指定するパラメーターです。
注※ 2
Solaris 10 の場合,このパラメーターは指定不要です。
付録 B.3 AIX の場合
AIX の場合は,カーネルパラメーターの調整は不要です。
付録 B.4 Linux (x86),Linux (x64) の場合
(1) PFM - Agent for Oracle が必要とするシステムリソース
Linux (x86) 環境および Linux (x64) 環境で調整が必要なカーネルパラメーターを次の表に示します。
表 B-3 PFM - Agent for Oracle が必要とするシステムリソース(Linux (x86),Linux (x64) の場合)
システムリソース
セマフォ
578
パラメーター
見積もり
SEMMNI
2 *複数インスタンスの場合のインスタン
ス数
SEMMNS
2 *複数インスタンスの場合のインスタン
ス数
付録 C 識別子一覧
付録 C 識別子一覧
PFM - Agent for Oracle を操作したり,PFM - Agent for Oracle の Store データベースからパフォーマン
スデータを抽出したりする際,PFM - Agent for Oracle であることを示す識別子が必要な場合があります。
PFM - Agent for Oracle の識別子を次の表に示します。
表 C-1 PFM - Agent for Oracle の識別子一覧
用途
名称
識別子
説明
プロダクト ID
O
プロダクト ID とは,サービス ID の一部。サービス ID は,コマ
ンドを使用して Performance Management のシステム構成を確
認する場合や,パフォーマンスデータをバックアップする場合な
どに必要である。サービス ID については,マニュアル「JP1/
Performance Management 設計・構築ガイド」の付録に記載さ
れている命名規則を参照のこと。
サービスキー
agto または
Oracle
コマンドを使用して PFM - Agent for Oracle を起動する場合や,
終了する場合などに必要である。サービスキーについては,マ
ニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」
の付録に記載されている命名規則を参照のこと。
ODBC
製品タイプ識別
子
ORACLE
SQL 文を使用してデータを抽出する場合に必要である。詳細に
ついては,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガ
イド」の,ODBC に準拠したアプリケーションプログラムとの
連携について説明している章を参照のこと。
ヘルプ
ヘルプ ID
pcao
PFM - Agent for Oracle のヘルプであることを表す。
コマンドな
ど
579
付録 D プロセス一覧
付録 D プロセス一覧
ここでは,PFM - Agent for Oracle のプロセス一覧を記載します。
PFM - Agent for Oracle のプロセス一覧を次の表に示します。なお,プロセス名の後ろに記載されている
値は,同時に起動できるプロセス数です。
注意
論理ホストの PFM - Agent でも,動作するプロセスおよびプロセス数は同じです。
表 D-1 PFM - Agent for Oracle のプロセス一覧(Windows 版)
プロセス名
(プロセス数)
機能
jpcagto.exe(n)
Agent Collector サービスプロセス。このプロセスは,PFM - Agent for Oracle のインスタ
ンスごとに 1 つ起動する。
jpcOcollect.exe(n) ※ 1
パフォーマンスデータ収集プロセス。このプロセスはインスタンスごとに 1 つ起動する。
jpcsto.exe(n)
Agent Store サービスプロセス。このプロセスは,PFM - Agent for Oracle のインスタン
スごとに 1 つ起動する。
stpqlpr.exe(1) ※ 2
Store データベースのバックアップ/エクスポート実行プロセス。
注※ 1
jpcagto プロセスの子プロセスです。
注※ 2
jpcsto プロセスの子プロセスです。
表 D-2 PFM - Agent for Oracle のプロセス一覧(UNIX 版)
プロセス名
(プロセス数)
機能
jpcagto(n)
Agent Collector サービスプロセス。このプロセスは,PFM - Agent for Oracle のインスタ
ンスごとに 1 つ起動する。
jpcOcollect_10(n) ※ 1
パフォーマンスデータ収集プロセス。このプロセスはインスタンスごとに 1 つ起動する。
jpcOcollect_11(n) ※ 1
パフォーマンスデータ収集プロセス。このプロセスはインスタンスごとに 1 つ起動する。
agto/jpcsto(n)
Agent Store サービスプロセス。このプロセスは,PFM - Agent for Oracle のインスタン
スごとに 1 つ起動する。
stpqlpr(1) ※ 4
Store データベースのバックアップ/エクスポート実行プロセス。
監視対象 DB:Oracle10g,Oracle11g ※ 2
監視対象 DB:Oracle11g ※ 3
注※ 1
jpcagto プロセスの子プロセスです。
注※ 2
Linux,AIX の Oracle11g を監視する場合に起動するプロセスです。
注※ 3
580
付録 D プロセス一覧
HP-UX,Solaris の Oracle11g を監視する場合に起動するプロセスです。
注※ 4
jpcsto プロセスの子プロセスです。
581
付録 E ポート番号一覧
付録 E ポート番号一覧
ここでは,PFM - Agent for Oracle で使用するポート番号を記載します。
PFM - Manager ,および PFM - Base のポート番号およびファイアウォールの通過方向については,マ
ニュアル「JP1/Performance Management リファレンス」の付録を参照してください。
ポート番号は,ユーザー環境に合わせて任意の番号に変更することもできます。
ポート番号の変更方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,
インストールとセットアップについて説明している章を参照してください。なお,使用するプロトコルは
TCP/IP です。
注意
Performance Management は,1 対 1 のアドレス変換をする静的 NAT(Basic NAT) に対応していま
す。
動的 NAT や,ポート変換機能を含む NAPT(IP Masquerade,NAT+)には対応していません。
付録 E.1 PFM - Agent for Oracle のポート番号
PFM - Agent for Oracle で使用するポート番号を次の表に示します。
表 E-1 PFM - Agent for Oracle で使用するポート番号
ポート番号
サービス名
パラメーター
自動 ※ 1
Agent Store サービ
ス
nn] ※ 2
自動 ※ 1
Agent Collector
サービス
nn] ※ 2
jp1pcstoo[n
jp1pcagto[n
用途
パフォーマンスデータを記録
したり,履歴レポートを取得
したりするときに使用する。
アラームをバインドしたり,
リアルタイムレポートを取得
したりするときに使用する。
注※ 1
サービスが再起動されるたびに,システムで使用されていないポート番号が自動的に割り当てられま
す。
注※ 2
複数インスタンスを作成している場合,2 番目以降に作成したインスタンスに通番(nnn)が付加され
ます。最初に作成したインスタンスには,通番は付加されません。
付録 E.2 ファイアウォールの通過方向
(1) ファイアウォールの通過方向の設定
ファイアウォールを挟んで PFM - Manager と PFM - Agent for Oracle を配置する場合は,PFM Manager と PFM - Agent のすべてのサービスにポート番号を固定値で設定してください。また,各ポー
ト番号を次の表に示す方向で設定し,すべてのサービスについてファイアウォールを通過させるようにし
てください。
582
付録 E ポート番号一覧
表 E-2 ファイアウォールの通過方向(PFM - Manager と PFM - Agent 間)
サービス名
パラメーター
通過方向
Agent Store サービス
jp1pcstoo[nnn] ※
Agent ← Manager
Agent Collector サービス
jp1pcagto[nnn] ※
Agent ← Manager
(凡例)
Manager:PFM - Manager ホスト
Agent:PFM - Agent ホスト
←:右項から左項への通信(コネクション)を開始する方向
注※
複数インスタンスを作成している場合,2 番目以降に作成したインスタンスに通番(nnn)が付加され
ます。最初に作成したインスタンスには,通番は付加されません。
通信(コネクション)を開始するときは,接続を受ける側(矢印が向いている側)が,表 E-1 のポート番
号を受信ポートとして使用します。接続する側は,OS によって割り当てられる空きポート番号を送信
ポートとして使用します。この場合に使用するポート番号の範囲は,OS によって異なります。
Manager で一時的に使用される送信ポートが Agent の受信ポートを通過できるようにファイアウォール
を設定してください。
注意
PFM - Agent のホストで jpctool db dump (jpcctrl dump) コマンドまたは jpctool service
list (jpcctrl list) コマンドを実行したい場合,次のどちらかの方法でコマンドを実行してくだ
さい。
• jpctool db dump (jpcctrl dump) コマンドまたは jpctool service list (jpcctrl
list) コマンドの proxy オプションで,PFM - Manager を経由して通信するように指定してくだ
さい。jpctool db dump (jpcctrl dump) コマンドまたは jpctool service list
(jpcctrl list) コマンドの proxy オプションについては,マニュアル「JP1/Performance
Management リファレンス」の,コマンドについて説明している章を参照してください。
• 各 PFM - Agent ホスト間で次の表に示す方向でポート番号を設定し,ファイアウォールを通過させ
るようにしてください。
表 E-3 ファイアウォールの通過方向(各 PFM - Agent ホスト間)
サービス名
パラメーター
通過方向
Agent Store サービス
jp1pcstoo[nnn] ※
Agent ←→ Agent
Agent Collector サービス
jp1pcagto[nnn] ※
Agent ←→ Agent
(凡例)
Agent:PFM - Agent ホスト
←→:左項から右項,および右項から左項への通信(コネクション)を開始する方向
注※
複数インスタンスを作成している場合,2 番目以降に作成したインスタンスに通番(nnn)が付加され
ます。最初に作成したインスタンスには,通番は付加されません。
583
付録 E ポート番号一覧
(2) ファイアウォールの通過方向の設定(論理ホスト運用の場合)
ファイアウォールを挟んで PFM - Manager と PFM - Agent for Oracle を配置する場合は,PFM Manager と PFM - Agent のすべてのサービスにポート番号を固定値で設定してください。また,各ポー
ト番号を次の表に示す方向で設定し,すべてのサービスについてファイアウォールを通過させるようにし
てください。
表 E-4 ファイアウォールの通過方向(PFM - Manager と PFM - Agent 間(論理ホスト運用の場合)
)
サービス名
Agent Store サービス(論理ホス
ト)
Agent Collector サービス(論理ホ
スト)
パラメーター
jp1pcstoo[nnn]
通過方向
Agent(論理ホスト)← Manager
※
jp1pcagto[nnn]
Agent(論理ホスト)← Manager
※
(凡例)
Manager:PFM - Manager ホスト
Agent(論理ホスト)
:PFM - Agent ホスト
←:右項から左項への通信(コネクション)を開始する方向
注※
複数インスタンスを作成している場合,2 番目以降に作成したインスタンスに通番(nnn)が付加され
ます。最初に作成したインスタンスには,通番は付加されません。
通信(コネクション)を開始する時は,接続を受ける側(矢印が向いている側)が,表 E-1 のポート番号
を受信ポートとして使用します。接続する側は,OS によって割り当てられる空きポート番号を送信ポー
トとして使用します。この場合に使用するポート番号の範囲は,OS によって異なります。
Manager から一時的に使用される送信ポートが Agent の論理ホストの受信ポートに通過できるように
ファイアウォールを設定してください。
584
付録 F PFM - Agent for Oracle のプロパティ
付録 F PFM - Agent for Oracle のプロパティ
ここでは,PFM - Web Console で表示される PFM - Agent for Oracle の Agent Store サービスのプロパ
ティ一覧,および Agent Collector サービスのプロパティ一覧を記載します。
付録 F.1 Agent Store サービスのプロパティ一覧
PFM - Agent for Oracle の Agent Store サービスのプロパティ一覧を次の表に示します。
表 F-1 PFM - Agent for Oracle の Agent Store サービスのプロパティ一覧
フォルダ名
−
General
System
Network
Services
Network
Services
Service
プロパティ名
説明
First Registration
Date
サービスが PFM - Manager に認識された最初の日時が表示
される。
Last Registration
Date
サービスが PFM - Manager に認識された最新の日時が表示
される。
−
ホスト名やディレクトリなどの情報が格納されている。この
フォルダに格納されているプロパティは変更できない。
Directory
サービスの動作するカレントディレクトリ名が表示される。
Host Name
サービスが動作する物理ホスト名が表示される。
Process ID
サービスのプロセス ID が表示される。
Physical Address
サービスが動作するホストの IP アドレスおよびポート番号
が表示される。
User Name
サービスプロセスを実行したユーザー名が表示される。
Time Zone
サービスで使用されるタイムゾーンが表示される。
−
サービスが起動されている OS の,OS 情報が格納されてい
る。このフォルダに格納されているプロパティは変更できな
い。
CPU Type
CPU の種類が表示される。
Hardware ID
ハードウェア ID が表示される。
OS Type
OS の種類が表示される。
OS Name
OS 名が表示される。
OS Version
OS のバージョンが表示される。
−
Performance Management 通信共通ライブラリーについて
の情報が格納されている。このフォルダに格納されているプ
ロパティは変更できない。
Build Date
Agent Store サービスの作成日が表示される。
INI File
jpcns.ini ファイルの格納ディレクトリ名が表示される。
−
サービスについての情報が格納されている。このフォルダに
格納されているプロパティは変更できない。
Description
次の形式でホスト名が表示される。
インスタンス名 _ ホスト名
Local Service
Name
サービス ID が表示される。
Remote Service
Name
接続先 PFM - Manager ホストの Master Manager サービス
のサービス ID が表示される。
585
付録 F PFM - Agent for Oracle のプロパティ
フォルダ名
Retention
586
プロパティ名
説明
EP Service Name
接続先 PFM - Manager ホストの Correlator サービスのサー
ビス ID が表示される。
−
Store バージョンが 1.0 の場合にデータの保存期間を設定す
る。詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理につ
いて説明している章を参照のこと。
Product Interval Minute Drawer
分ごとの PI レコードタイプのレコードの保存期間を設定す
る。次のリストから選択できる。
• Minute
• Hour
• Day
• 2 Days
• 3 Days
• 4 Days
• 5 Days
• 6 Days
• Week
• Month
• Year
Product Interval Hour Drawer
時間ごとの PI レコードタイプのレコードの保存期間を設定
する。次のリストから選択できる。
• Hour
• Day
• 2 Days
• 3 Days
• 4 Days
• 5 Days
• 6 Days
• Week
• Month
• Year
Product Interval Day Drawer
日ごとの PI レコードタイプのレコードの保存期間を設定す
る。次のリストから選択できる。
• Day
• 2 Days
• 3 Days
• 4 Days
• 5 Days
• 6 Days
• Week
• Month
• Year
Product Interval Week Drawer
週ごとの PI レコードタイプのレコードの保存期間を設定す
る。次のリストから選択できる。
• Week
• Month
• Year
Product Interval Month Drawer
月ごとの PI レコードタイプのレコードの保存期間を設定す
る。次のリストから選択できる。
• Month
• Year
Product Interval Year Drawer
年ごとの PI レコードタイプのレコードの保存期間。Year で
固定。
付録 F PFM - Agent for Oracle のプロパティ
フォルダ名
Retention Ex
Retention Ex
Product
Interval - PI レ
コードタイプの
レコード ID
Product Detail PD レコードタ
イプのレコード
ID
Disk Usage
Configuration
プロパティ名
説明
Product Detail - PD
レコードタイプの
レコード ID
各 PD レコードタイプのレコードの保存レコード数を設定す
る。0 ∼ 2,147,483,647 の整数が指定できる。
注意
範囲外の数値,またはアルファベットなどの文字を指定
した場合,エラーメッセージが表示される。
−
Store バージョンが 2.0 の場合にデータの保存期間を設定す
る。詳細については,マニュアル「JP1/Performance
Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理につ
いて説明している章を参照のこと。
−
PI レコードタイプのレコードの保存期間を設定する。
Period - Minute
Drawer (Day)
分ごとの PI レコードタイプのレコードの保存期間を設定す
る。指定できる値は 0 ∼ 366 日で,1 日単位で指定できる。
Period - Hour
Drawer (Day)
時間ごとの PI レコードタイプのレコードの保存期間を設定
する。指定できる値は 0 ∼ 366 日で,1 日単位で指定でき
る。
Period - Day
Drawer (Week)
日ごとの PI レコードタイプのレコードの保存期間を設定す
る。指定できる値は 0 ∼ 266 週で,1 週間単位で指定でき
る。
Period - Week
Drawer (Week)
週ごとの PI レコードタイプのレコードの保存期間を設定す
る。指定できる値は 0 ∼ 266 週で,1 週間単位で指定でき
る。
Period - Month
Drawer (Month)
月ごとの PI レコードタイプのレコードの保存期間を設定す
る。指定できる値は 0 ∼ 60 月で,1 か月単位で指定できる。
Period - Year
Drawer (Year)
年ごとの PI レコードタイプのレコードの保存期間。10 で固
定。
Period (Day)
PD レコードタイプのレコード ID ごとに,パフォーマンス
データの保存期間を設定します。
保存期間(日数)を 0 ∼ 366 の整数で指定します。
−
各データベースで使用されているディスク容量が格納されて
いる。このフォルダに格納されているプロパティには,プロ
パティを表示した時点でのディスク使用量が表示される。こ
のフォルダに格納されているプロパティは変更できない。
Product Interval
PI レコードタイプのレコードで使用されるディスク容量が
表示される。
Product Detail
PD レコードタイプのレコードで使用されるディスク容量が
表示される。
Product Alarm
PA レコードタイプのレコードで使用されるディスク容量が
表示される。PFM - Agent for Oracle では使用しない。
Product Log
PL レコードタイプのレコードで使用されるディスク容量が
表示される。PFM - Agent for Oracle では使用しない。
Total Disk Usage
データベース全体で使用されるディスク容量が表示される。
−
Agent Store サービスのプロパティが表示される。
Store Version
Store データベースのバージョンが表示される。
• Store バージョン 1.0 の場合
「1.0」
• Store バージョン 2.0 の場合
「2.0」
587
付録 F PFM - Agent for Oracle のプロパティ
(凡例)
−:該当しない
付録 F.2 Agent Collector サービスのプロパティ一覧
PFM - Agent for Oracle の Agent Collector サービスのプロパティ一覧を次の表に示します。
表 F-2 PFM - Agent for Oracle の Agent Collector サービスのプロパティ一覧
フォルダ名
−
General
System
Network Services
Network Services
588
Service
プロパティ名
説明
First Registration
Date
サービスが PFM - Manager に認識された最初の日時が表
示される。
Last Registration
Date
サービスが PFM - Manager に認識された最新の日時が表
示される。
Data Model
Version
データモデルのバージョンが表示される。
−
ホスト名やディレクトリなどの情報が格納されている。こ
のフォルダに格納されているプロパティは変更できない。
Directory
サービスの動作するカレントディレクトリ名が表示され
る。
Host Name
サービスが動作する物理ホスト名が表示される。
Process ID
サービスのプロセス ID が表示される。
Physical Address
IPv6 通信機能が無効の場合,サービスが動作するホストの
IP アドレスおよびポート番号が表示される。
Physical
Address(IPv4)
IPv6 通信機能が有効の場合,サービスが動作するホストの
IP アドレス(IPv4)が表示される。
Physical
Address(IPv6)
IPv6 通信機能が有効の場合,サービスが動作するホストの
IP アドレス(IPv6)が表示される。
Port Number
IPv6 通信機能が有効の場合,サービスが動作するポート番
号が表示される。
User Name
サービスプロセスを実行したユーザー名が表示される。
Time Zone
サービスで使用されるタイムゾーンが表示される。
−
サービスが起動されている OS の,OS 情報が格納されて
いる。このフォルダに格納されているプロパティは変更で
きない。
CPU Type
CPU の種類が表示される。
Hardware ID
ハードウェア ID が表示される。
OS Type
OS の種類が表示される。
OS Name
OS 名が表示される。
OS Version
OS のバージョンが表示される。
−
Performance Management 通信共通ライブラリーについて
の情報が格納されている。このフォルダに格納されている
プロパティは変更できない。
Build Date
Agent Collector サービスの作成日が表示される。
INI File
jpcns.ini ファイルの格納ディレクトリ名が表示される。
−
サービスについての情報が格納されている。このフォルダ
に格納されているプロパティは変更できない。
付録 F PFM - Agent for Oracle のプロパティ
フォルダ名
JP1 Event
Configurations
JP1 Event
Configurations
Alarm
Detail Records
Detail Records
レコード ID ※ 1
プロパティ名
説明
Description
次の形式でホスト名が表示される。
インスタンス名 _ ホスト名
Local Service
Name
サービス ID が表示される。
Remote Service
Name
Agent Collector サービスが接続する Agent Store サービス
のサービス ID が表示される。
AH Service Name
同一ホストにある Action Handler サービスのサービス ID
が表示される。
−
JP1 イベントの発行条件を設定する。
各サービス
Agent Collector サービス,Agent Store サービス,Action
Handler サービス,および Status Server サービスのリス
ト項目から「Yes」または「No」を選択し,サービスごと
に JP1 システムイベントを発行するかどうかを指定する。
JP1 Event Send
Host
JP1/Base の接続先イベントサーバ名を指定する。ただし,
Action Handler サービスと同一マシンの論理ホストまたは
物理ホストで動作しているイベントサーバだけ指定でき
る。指定できる値は 0 ∼ 255 バイトの半角英数字,
「.」お
よび「-」である。範囲外の値を指定した場合は,省略した
と仮定される。値を省略した場合は,Action Handler サー
ビスが動作するホストがイベント発行元ホストとして使用
される。
「localhost」を指定した場合は,物理ホストを指
定したものと仮定される。
Monitoring
Console Host
JP1/IM - Manager のモニター起動で PFM - Web Console
のブラウザーを起動する場合,起動する PFM - Web
Console ホストを指定する。指定できる値は 0 ∼ 255 バイ
トの半角英数字,
「.」および「-」である。範囲外の値を指
定した場合は,省略したと仮定される。値を省略した場合
は,接続先の PFM - Manager ホストが仮定される。
Monitoring
Console Port
起動する PFM - Web Console のポート番号(http リクエ
ストポート番号)を指定する。指定できる値は 1 ∼ 65535
である。範囲外の値を指定した場合は,省略したと仮定さ
れる。値を省略した場合は,20358 が設定される。
JP1 Event Mode
アラームの状態が変化した場合に,次のどちらのイベント
を発行するか設定する。
• JP1 User Event:JP1 ユーザーイベントを発行する
• JP1 System Event:JP1 システムイベントを発行する
−
PD レコードタイプのレコードのプロパティが格納されて
いる。収集されているレコードのレコード ID は,太字で
表示される。
−
レコードのプロパティが格納されている。
Description
レコードの説明が表示される。このプロパティは変更でき
ない。
Log
リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,レコード
を Store データベースに記録するかどうかを指定する。こ
の値が「Yes」でかつ,Collection Interval が 0 より大きい
値であれば,データベースに記録される。
Log(ITSLM)
JP1/ITSLM - Manager と連携する場合に,JP1/ITSLM Manager からレコードを PFM - Agent for Oracle の Store
データベースに記録するかどうかについて「Yes」または
「No」で表示される。連携しない場合は「No」固定で表示
される。このプロパティは変更できない。
589
付録 F PFM - Agent for Oracle のプロパティ
フォルダ名
プロパティ名
説明
Monitoring(ITSLM
)
JP1/ITSLM - Manager と連携する場合に,レコードを
JP1/ITSLM - Manager に送信するかどうかについて,
JP1/ITSLM - Manager での設定が「Yes」または「No」で
表示される。連携しない場合は「No」固定で表示される。
このプロパティは変更できない。
Collection Interval
データの収集間隔を指定する。指定できる値は 0 ∼
2,147,483,647 秒で,1 秒単位で指定できる。なお,0 と指
定した場合は 0 秒となり,データは収集されない。
Collection Offset
データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定で
きる値は,Collection Interval で指定した値の範囲内で,0
∼ 32,767 秒の 1 秒単位で指定できる。なお,データ収集
の記録時間は,Collection Offset の値によらないで,
Collection Interval と同様の時間となる。
LOGIF
Interval Records
Interval Records
レコード ID ※ 1
−
PI レコードタイプのレコードのプロパティが格納されてい
る。収集されているレコードのレコード ID は,太字で表
示される。
−
レコードのプロパティが格納されている。
Description
レコードの説明が表示される。このプロパティは変更でき
ない。
Log
リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,レコード
を Store データベースに記録するかどうかを指定する。こ
の値が「Yes」でかつ,Collection Interval が 0 より大きい
値であれば,データベースに記録される。
Log(ITSLM)
590
レコードをデータベースに記録するときの条件を指定す
る。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録され
る。PFM - Web Console の[サービス階層]タブで表示さ
れるサービスのプロパティ画面の,下部フレームの
[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設
定]ウィンドウで作成した条件式(文字列)が表示され
る。
JP1/ITSLM - Manager と連携する場合に,JP1/ITSLM Manager からレコードを PFM - Agent for Oracle の Store
データベースに記録するかどうかについて「Yes」または
「No」で表示される。連携しない場合は「No」固定で表示
される。このプロパティは変更できない。
Monitoring(ITSLM
)
JP1/ITSLM - Manager と連携する場合に,レコードを
JP1/ITSLM - Manager に送信するかどうかについて,
JP1/ITSLM - Manager での設定が「Yes」または「No」で
表示される。連携しない場合は「No」固定で表示される。
このプロパティは変更できない。
Collection Interval
データの収集間隔を指定する。指定できる値は 0 ∼
2,147,483,647 秒で,1 秒単位で指定できる。なお,0 と指
定した場合は 0 秒となり,データは収集されない。
Collection Offsetl
データの収集を開始するオフセット値を指定する。指定で
きる値は,Collection Interval で指定した値の範囲内で,0
∼ 32,767 秒の 1 秒単位で指定できる。なお,データ収集
の記録時間は,Collection Offset の値によらないで,
Collection Interval と同様の時間となる。
付録 F PFM - Agent for Oracle のプロパティ
フォルダ名
プロパティ名
LOGIF
説明
レコードをデータベースに記録するときの条件を指定す
る。条件に合ったレコードだけがデータベースに記録され
る。PFM - Web Console の[サービス階層]タブで表示さ
れるサービスのプロパティ画面の,下部フレームの
[LOGIF]をクリックすると表示される[ログ収集条件設
定]ウィンドウで作成した条件式(文字列)が表示され
る。
Log Records
−
PL レコードタイプのレコードのプロパティが格納されて
いる。PFM - Agent for Oracle ではこのレコードをサポー
トしていないため使用しない。
Restart
Configurations
−
PFM サービス自動再起動の条件を指定する。PFM Manager または PFM - Base が 08-50 以降の場合に指定で
きる。PFM サービス自動再起動機能については,マニュ
アル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」
の,Performance Management の機能について説明してい
る章を参照のこと。
Restart when
Abnormal Status
Status Server サービスが Action Handler サービス,
Agent Collector サービス,および Agent Store サービスの
状態を正常に取得できない場合にサービスを自動再起動す
るかどうかを指定する。
Restart when
Single Service
Running
Agent Store サービスか Agent Collector サービスのどちら
かしか起動していない場合にサービスを自動再起動するか
どうかを指定する。
Auto Restart
Action Handler サービスに対して自動再起動機能を利用す
るかどうかを指定する。
Auto Restart Interval (Minute)
自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確
認する間隔を設定する。設定できる値は 1 ∼ 1,440 分で,
1 分単位で設定できる。
Auto Restart Repeat Limit
自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行す
る回数を 1 ∼ 10 の整数で指定する。
Scheduled Restart
リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,Action
Handler サービスに対して,定期再起動機能を利用するか
どうかを指定する。
Scheduled Restart
- Interval
定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を 1 ∼ 1,000
の整数で指定する。
Scheduled Restart
- Interval Unit
定期再起動機能を利用する場合,リスト項目から「Hour」
,
「Day」
,「Week」または「Month」を選択し,再起動間隔
の単位を設定する。
Restart
Configurations
Action Handler
Agent Collector
Scheduled Restart
- Origin - Year
再起動する年を 1971 ∼ 2035 の整数で指定できる。
Scheduled Restart
- Origin - Month
再起動する月を 1 ∼ 12 の整数で指定できる。
Scheduled Restart
- Origin - Day
再起動する日を 1 ∼ 31 の整数で指定できる。
Scheduled Restart
- Origin - Hour
再起動する時間(時)を 0 ∼ 23 の整数で指定できる。
Scheduled Restart
- Origin - Minute
再起動する時間(分)を 0 ∼ 59 の整数で指定できる。
Auto Restart
Agent Collector サービスに対して自動再起動機能を利用す
るかどうかを指定する。
591
付録 F PFM - Agent for Oracle のプロパティ
フォルダ名
Agent Store
592
プロパティ名
説明
Auto Restart Interval (Minute)
自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確
認する間隔を設定する。設定できる値は 1 ∼ 1,440 分で,
1 分単位で設定できる。
Auto Restart Repeat Limit
自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行す
る回数を 1 ∼ 10 の整数で指定する。
Scheduled Restart
リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,Agent
Collector サービスに対して,定期再起動機能を利用するか
どうかを指定する。
Scheduled Restart
- Interval
定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を 1 ∼ 1,000
の整数で指定する。
Scheduled Restart
- Interval Unit
定期再起動機能を利用する場合,リスト項目から「Hour」,
「Day」
,「Week」または「Month」を選択し,再起動間隔
の単位を設定する。
Scheduled Restart
- Origin - Year
再起動する年を 1971 ∼ 2035 の整数で指定できる。
Scheduled Restart
- Origin - Month
再起動する月を 1 ∼ 12 の整数で指定できる。
Scheduled Restart
- Origin - Day
再起動する日を 1 ∼ 31 の整数で指定できる。
Scheduled Restart
- Origin - Hour
再起動する時間(時)を 0 ∼ 23 の整数で指定できる。
Scheduled Restart
- Origin - Minute
再起動する時間(分)を 0 ∼ 59 の整数で指定できる。
Auto Restart
Agent Store サービスに対して自動再起動機能を利用する
かどうかを指定する。
Auto Restart Interval (Minute)
自動再起動機能を利用する場合,サービスの稼働状態を確
認する間隔を設定する。設定できる値は 1 ∼ 1,440 分で,
1 分単位で設定できる。
Auto Restart Repeat Limit
自動再起動機能を利用する場合,連続して再起動を試行す
る回数を 1 ∼ 10 の整数で設定する。
Scheduled Restart
リスト項目から「Yes」または「No」を選択し,Agent
Store サービスに対して,定期再起動機能を利用するかど
うかを設定する。
Scheduled Restart
- Interval
定期再起動機能を利用する場合,再起動間隔を 1 ∼ 1,000
の整数で設定する。
Scheduled Restart
- Interval Unit
定期再起動機能を利用する場合,リスト項目から「Hour」,
「Day」,
「Week」または「Month」を選択し,再起動間隔
の単位を設定する。
Scheduled Restart
- Origin - Year
再起動する年を 1971 ∼ 2035 の整数で指定できる。
Scheduled Restart
- Origin - Month
再起動する月を 1 ∼ 12 の整数で指定できる。
Scheduled Restart
- Origin - Day
再起動する日を 1 ∼ 31 の整数で指定できる。
Scheduled Restart
- Origin - Hour
再起動する時間(時)を 0 ∼ 23 の整数で指定できる。
Scheduled Restart
- Origin - Minute
再起動する時間(分)を 0 ∼ 59 の整数で指定できる。
付録 F PFM - Agent for Oracle のプロパティ
フォルダ名
ITSLM
Connection
Configuration
ITSLM
Connection
Configuration
ITSLM
Connection
MANAGE
ITSLM
CONNECTION
Agent
Configuration
Agent
Configuration
Agent
Configuration
Agent
jpcOcollect
プロパティ名
説明
−
連携する JP1/ITSLM - Manager に関する情報が表示され
る。
−
接続先 JP1/ITSLM - Manager に関する情報が表示される。
ITSLM Host
接続している JP1/ITSLM - Manager のホスト名が表示さ
れる。JP1/ITSLM - Manager と接続していない場合,こ
のプロパティは表示されない。
ITSLM Port
接続している JP1/ITSLM - Manager のポート番号が表示
される。JP1/ITSLM - Manager と接続していない場合,
このプロパティは表示されない。
−
JP1/ITSLM - Manager との接続を停止するかどうかを設
定する。
DISCONNECT
ITSLM
CONNECTION
接続を停止する JP1/ITSLM - Manager のホスト名をリス
ト項目から指定する。リスト項目から「( 空文字 )」を指定
した場合は何もしない。JP1/ITSLM - Manager と接続し
ていない場合,リスト項目には「( 空文字 )」だけが表示さ
れる。
−
PFM - Agent for Oracle 固有の設定用プロパティが格納さ
れている。
−
Agent Collector サービスの概要が表示される。
このフォルダに格納されているプロパティは変更できな
い。
Product
プロダクト ID「O」が表示される。
Instance
jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドで指定
したインスタンス名が表示される。
Description
サービスの説明が表示される。
Version
監視対象の Oracle のバージョンが表示される。
−
Agent Collector サービスのデータ収集プログラムのプロパ
ティが表示される。
ORACLE_HOME
インスタンス環境を設定したときに指定した
「oracle_home」の値が表示される。
このプロパティは変更できない。
ORACLE_SID
インスタンス環境を設定したときに指定した
「oracle_sid」の値が表示される。
このプロパティは変更できない。
USER
インスタンス環境を設定したときに指定した
「oracle_user」の値が表示される。
このプロパティは変更できない。
HOST
監視対象の Oracle の物理ホスト名が表示される。
このプロパティは変更できない。
SQLNET
SQL*NET 経由で Oracle Database に接続するかどうか
が,
「Y(接続する)」または「N(接続しない)
」で表示さ
れる。
このプロパティは変更できない。
593
付録 F PFM - Agent for Oracle のプロパティ
フォルダ名
プロパティ名
説明
CONNECT_DESC
RIPTOR
SQL*NET を介して接続する場合(SQLNET=Y の場合)
に使用するエイリアス名が表示される。
新規にインスタンス環境を作成する際に
net_service_name プロパティに設定した値。
このプロパティは変更できない。
NUMBER_EXTEN
TS
次のレコードの Overextended(OVEREXTENDED)
フィールドについてのしきい値が表示される。
• Database(PD_PDDB)
• Database Interval(PI_PIDB)
• Segment Detail(PD_PDSM)
• Tablespace Fragmentation(PD_PDTF)
このプロパティは変更できない。
PCT_MAX_EXTE
NTS
次のレコードの High Max Extents
(HIGH_MAX_EXTENTS)フィールドについてのしきい
値が表示される。
• Database(PD_PDDB)
• Database Interval(PI_PIDB)
• Tablespace Fragmentation(PD_PDTF)
このプロパティは変更できない。
TOPN_SQL
SQL Text - Performance Based(PD_PDES)レコードで
の Disk Reads/Exec フィールドまたは Logical Reads/Exec
フィールドの値が大きい順に SQL 文を表示する際の最大
数を指定する。
このプロパティは変更できない。
LOGICAL_READS
_PER_EXECUTIO
N
SQL Text - Performance Based(PD_PDES)レコードに
格納する,SQL 文の実行での論理読み取り回数のしきい値
が表示される。Logical Reads/Exec フィールドがこの値を
超える SQL 文の情報だけが収集の対象となる。
このプロパティは変更できない。
DISK_READS_PE
R_EXECUTION
SQL Text - Performance Based(PD_PDES)レコードに
格納する,SQL 文の実行でのディスク読み取り回数のしき
い値が表示される。Disk Reads/Exec フィールドがこの値
を超える SQL 文の情報だけが収集の対象となる。
このプロパティは変更できない。
LISTENER_HOM
E
インスタンス環境を設定したときに指定した
「listener_home」の値が表示される。
このプロパティは変更できない。
LISTENER_NAM
E
インスタンス環境を設定したときに指定した
「listener_name」の値が表示される。
このプロパティは変更できない。
RETRY_TIME
Oracle 接続時に認証エラーが出力された場合に,再接続を
試みる秒数が表示される。UNIX 上では常に 0 に設定され
ている。
このプロパティは変更できない。
LOG_PATH
インスタンス環境を設定したときに指定した「log_path」
の値が表示される。
このプロパティは変更できる。※ 2
LOG_SIZE
594
インスタンス環境を設定したときに指定した「log_size」
の値が表示される。
このプロパティは変更できる。※ 2
付録 F PFM - Agent for Oracle のプロパティ
フォルダ名
プロパティ名
TIMEOUT
説明
インスタンス環境を設定したときに指定した「timeout」
の値が表示される。
1 ∼ 9 を指定して更新した場合,値は変更されない。この
プロパティは変更できる。※ 2
SQL_OPTION
インスタンス環境を設定したときに指定した
「sql_option」の値が表示される。
このプロパティは変更できる。※ 2
NUMERIC_10
インスタンス環境を設定したときに指定した
「numeric_10」の値が表示される。
このプロパティは変更できる。※ 2
STARTUP_ALWAY
S
インスタンス環境を設定したときに指定した
「startup_always」の値が表示される。
このプロパティは変更できる。※ 2
LOCALTEMP_OP
TION
インスタンス環境を設定したときに指定した
「localtemp_option」の値が表示される。
このプロパティは変更できる。※ 2
UNDOSPACE_OP
TION
インスタンス環境を設定したときに指定した
「undospace_option」の値が表示される。
このプロパティは変更できる。※ 2
NLS_LANG
インスタンス環境を設定したときに指定した「nls_lang」
の値が表示される。
このプロパティは変更できない。
なお,このプロパティは Linux の場合のみ表示される。
(凡例)
−:該当しない
注※ 1
フォルダ名には,データベース ID を除いたレコード ID が表示されます。各レコードのレコード ID
については,「6. レコード」を参照してください。
注※ 2
更新した値を反映するには,Agent Collector サービスを再起動してください。
595
付録 G ファイルおよびディレクトリ一覧
付録 G ファイルおよびディレクトリ一覧
ここでは,PFM - Agent for Oracle のファイルおよびディレクトリ一覧を OS ごとに記載します。
Performance Management のインストール先ディレクトリを OS ごとに示します。
Windows の場合
Performance Management のインストール先フォルダは,任意です。デフォルトのインストール先
フォルダは次のとおりです。
• Windows Server 2003 (x64),64 ビット版の Windows Server 2008 の場合
システムドライブ ¥Program Files(x86)¥Hitachi¥jp1pc
• 上記以外の場合
システムドライブ ¥Program Files¥Hitachi¥jp1pc
UNIX の場合
Performance Management のインストール先ディレクトリは,「/opt/jp1pc」です。
付録 G.1 PFM - Agent for Oracle のファイルおよびディレクトリ一覧
(1) Windows の場合
Windows 版 PFM - Agent for Oracle のファイルおよびフォルダ一覧を次の表に示します。
表 G-1 PFM - Agent for Oracle のファイルおよびフォルダ一覧(Windows 版)
フォルダ名
ファイル名
説明
インストール先フォルダ ¥
instagto.ini
内部処理用中間ファイル
インストール先フォルダ ¥agto¥
−
PFM - Agent for Oracle のルートフォルダ
readme.txt
README.TXT(日本語)
insrules.dat
内部処理用中間ファイル
PATCHLOG.TXT
内部処理用中間ファイル
jpcagtras.bat
保守資料収集プログラム
jpcagtras.exe
インストール先フォルダ ¥agto¥agent¥
インストール先フォルダ ¥agto¥agent¥sql¥
596
VERSION.txt
バージョンファイル
−
Agent Collector サービスのルートフォルダ
agtlist.ini
内部処理用中間ファイル
inssetup.bat.in
stmpl
内部処理用中間ファイル
jpcagt.ini.inst
mpl
内部処理用中間ファイル
jpcagto.exe
Agent Collector サービス実行プログラム
jpcOcollect_9.e
xe
Agent Collector サービスパフォーマンスデータ
収集プログラム(Oracle10g/Oracle11g 用)
−
SQL スクリプト格納フォルダ
sp_drop.sql
Oracle Database からのオブジェクト削除 SQL
スクリプトファイル
付録 G ファイルおよびディレクトリ一覧
フォルダ名
インストール先フォルダ ¥agto¥agent¥ インス
タンス名 ¥
ファイル名
説明
sp_inst.sql
Oracle Database からのオブジェクト登録 SQL
スクリプトファイル
mk_user.sql
PFM-Agent for Oracle で使用する Oracle のア
カウントを作成するスクリプトファイル
−
Agent Collector サービスのルートフォルダ(イ
ンスタンスごと)※1
jpcagt.ini
Agent Collector サービス起動情報ファイル(イ
ンスタンスごと)※ 1
Agent Collector サービス起動情報ファイルのモ
jpcagt.ini.mode
l
デルファイル(インスタンスごと)※ 1
jpcOcollect.exe
Agent Collector サービスパフォーマンスデータ
収集プログラム(インスタンスごと)※ 1
inssetup.bat
内部処理用中間ファイル※ 1
status.dat
内部処理用中間ファイル※ 3
pdls_xxxxx_stat
内部処理用中間ファイル※ 3
us.db
※4
pdnl_listener_s
tatus.db
内部処理用中間ファイル※ 3
pdia_xxxxx_stat
内部処理用中間ファイル※ 3
us.db ※ 4
インストール先フォルダ ¥agto¥agent¥ インス
タンス名 ¥log¥
ocilog.txt
保守資料ファイル
−
Agent Collector サービス内部ログファイル格納
フォルダ(インスタンスごと)※ 1
agtoinf01.log
agtoinf02.log
Agent for Oracle エージェントログファイル
agtoerr01.log
agtoerr02.log
Agent for Oracle エージェントログエラーファイ
ル
agtoinf.lck
内部処理用中間ファイル※ 3
agtoerr.lck
内部処理用中間ファイル※ 3
msglog01
msglog02
内部ログファイル※ 2
msgdat01
msgdat02
内部ログファイル※ 2
nslog01
nslog02
内部ログファイル※ 2
インストール先フォルダ ¥agto¥lib¥
−
メッセージカタログ格納フォルダ
インストール先フォルダ ¥agto¥store¥
−
Agent Store サービスのルートフォルダ
jpcsto.ini.inst
mpl
内部処理用中間ファイル
stolist.ini
内部処理用中間ファイル
*.DAT ※ 4
データモデル定義ファイル
−
Agent Store サービスのルートフォルダ(インス
インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ インス
タンス名 ¥
タンスごと)※ 1
597
付録 G ファイルおよびディレクトリ一覧
フォルダ名
ファイル名
説明
*.DB ※ 4
パフォーマンスデータファイル(インスタンス
ごと)※ 2
*.IDX ※ 4
パフォーマンスデータファイルのインデックス
ファイル(インスタンスごと)※ 2
*.LCK ※ 4
パフォーマンスデータファイルのロックファイ
jpcsto.ini
Agent Store サービス起動情報ファイル(インス
ル(インスタンスごと)※ 2
タンスごと)※ 1
jpcsto.ini.mode
l
Agent Store サービス起動情報ファイルのモデル
(インスタンスごと)※ 1
*.DAT ※ 4
データモデル定義ファイル(インスタンスごと)
status.dat
内部処理用中間ファイル※ 3
※1
インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ インス
タンス名 ¥backup¥
−
インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ インス
タンス名 ¥partial¥
−
インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ インス
タンス名 ¥dump¥
−
インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ インス
タンス名 ¥import¥
−
標準のデータベースインポート先フォルダ(イ
ンスタンスごと)※ 1
インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ インス
タンス名 ¥log¥
−
Agent Store サービス内部ログファイル格納フォ
標準のデータベースバックアップ先フォルダ
(インスタンスごと)※ 1
標準のデータベース部分バックアップ先フォル
ダ(インスタンスごと)※ 1
標準のデータベースエクスポート先フォルダ
(インスタンスごと)※ 1
ルダ(インスタンスごと)※ 1
msglog01
msglog02
内部ログファイル※ 2
msgdat01
msgdat02
内部ログファイル※ 2
nslog01
nslog02
内部ログファイル※ 2
インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ インス
タンス名 ¥STPD¥
−
PD データベース固有のフォルダ
インストール先フォルダ ¥agto¥store¥ インス
タンス名 ¥STPI¥
−
PI データベース固有のフォルダ
インストール先フォルダ ¥auditlog¥
−
jpcauditn.log
動作ログファイル出力フォルダ
※
動作ログファイル
5
インストール先フォルダ
¥patch_files¥agto¥
−
パッチ用ファイル格納フォルダ ( エージェント
用)
インストール先フォルダ ¥setup¥
−
セットアップファイル格納フォルダ
jpcagtou.Z
PFM - Agent セットアップ用アーカイブファイ
ル(UNIX)
jpcagtow.EXE
PFM - Agent セットアップ用アーカイブファイ
ル(Windows)
(凡例)
−:該当しない
598
付録 G ファイルおよびディレクトリ一覧
注※ 1
jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドの実行で作成されます。
注※ 2
Agent Store サービス起動時に作成されます。
注※ 3
一時的に作成される場合があります。
注※ 4
”xxxxx”,
”*”には,任意の文字列が入ります。
注※ 5
n は数値です。ログファイル数は,jpccomm.ini ファイルで変更できます。
(2) UNIX の場合
UNIX 版 PFM - Agent for Oracle のファイルおよびディレクトリ一覧を次の表に示します。
表 G-2 PFM - Agent for Oracle のファイルおよびディレクトリ一覧(UNIX 版)
ディレクトリ名
ファイル名
パーミッ
ション
説明
/opt/jp1pc/
instagto.ini
644
内部処理用中間ファイル
/opt/jp1pc/agto/
−
755
PFM-Agent for Oracle のルートディレクトリ
jpcagtras
555
保守資料収集プロクラム
insrules.dat
640
内部処理用中間ファイル
PATCHLOG.TXT
644
内部処理用中間ファイル
patch_history
644
内部処理用中間ファイル
−
755
Agent Collector サービスのルートディレクト
リ
jpcagto
555
Agent Collector サービス実行プログラム
jpcOcollect_10
555
Agent Collector サービスパフォーマンスデー
タ収集プログラム(Oracle10g/Oracle11g 用)
/opt/jp1pc/agto/agent/
※1
jpcOcollect_11 ※ 2
555
Agent Collector サービスパフォーマンスデー
タ収集プログラム(Oracle11g 用)※ 3
/opt/jp1pc/agto/agent/
sql/
agtlist.ini
644
内部処理用中間ファイル
inssetup.instmpl
755
内部処理用中間ファイル
jpcagt.ini.instmpl
444
内部処理用中間ファイル
−
755
SQL スクリプト格納ディレクトリ
sp_drop.sql
555
Oracle Database からのオブジェクト削除
SQL スクリプトファイル
sp_inst.sql
555
Oracle Database からのオブジェクト登録
SQL スクリプトファイル
mk_user.sql
555
PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle の
アカウントを作成するスクリプトファイル
599
付録 G ファイルおよびディレクトリ一覧
ディレクトリ名
/opt/jp1pc/agto/agent/
インスタンス名 /
ファイル名
パーミッ
ション
755
−
説明
Agent Collector サービスのルートディレクト
リ(インスタンスごと)※ 4
jpcagt.ini
600
Agent Collector サービス起動情報ファイル
(インスタンスごと)※ 4
jpcagt.ini.lck
777
Agent Collector サービス起動情報ファイル
(インスタンスごと)のロックファイル※ 5
jpcagt.ini.model
444
Agent Collector サービス起動情報ファイルの
モデルファイル(インスタンスごと)※ 4
inssetup
755
内部処理用中間ファイル
status.dat
600
内部処理用中間ファイル※ 6
FILEMAP_xxxxx ※ 7
666
内部処理用中間ファイル※ 8
pdls_xxxxx_status.
−※ 9
内部処理用中間ファイル ※ 6
pdnl_listener_stat
us.db
−※ 9
内部処理用中間ファイル ※ 6
pdia_xxxxx_status.
−※ 9
内部処理用中間ファイル ※ 6
ocilog.txt
644
保守資料ファイル
−
777
Agent Collector サービス内部ログファイル格
db ※ 7
db ※ 7
/opt/jp1pc/agto/agent/
インスタンス名 /log/
納フォルダ(インスタンスごと)※ 4
agtoinf01.log
agtoinf02.log
644
agtoerr01.log
agtoerr02.log
644
agtoinf.lck
644
内部処理用中間ファイル※ 6
agtoerr.lck
644
内部処理用中間ファイル※ 6
msglog01
msglog02
666
内部ログファイル ※ 8
nslog01
nslog02
666
内部ログファイル ※ 8
/opt/jp1pc/agto/nls/
−
755
メッセージカタログ格納ディレクトリ
このディレクトリ内のファイルおよびディレク
トリについては,「付録 G.2 メッセージカタ
ログ格納ディレクトリ内のファイルおよびディ
レクトリ一覧」を参照のこと。
/opt/jp1pc/agto/store/
−
755
Agent Store サービスのルートディレクトリ
jpcsto.ini.instmpl
444
内部処理用中間ファイル
stolist.ini
644
内部処理用中間ファイル
※7
444
データモデル定義ファイル
*.DAT
/opt/jp1pc/agto/store/
インスタンス名 /
−
5
Agent for Oracle エージェントログエラーファ
イル ※ 5
755
Agent Store サービスのルートディレクトリ
(インスタンスごと)※ 4
*.DB ※ 7
600
Agent for Oracle エージェントログファイル※
644
パフォーマンスデータファイル(インスタンス
ごと)※ 8
付録 G ファイルおよびディレクトリ一覧
ディレクトリ名
ファイル名
パーミッ
ション
説明
*.IDX ※ 7
644
*.LCK ※ 7
666
パフォーマンスデータファイルのロックファイ
ル(インスタンスごと)※ 8
jpcsto.ini
644
Agent Store サービス起動情報ファイル(イン
パフォーマンスデータファイルのインデックス
ファイル(インスタンスごと)※ 8
スタンスごと)※ 4
jpcsto.ini.model
444
Agent Store サービス起動情報ファイルのモデ
ル(インスタンスごと)※ 4
*.DAT ※ 7
444
データモデル定義ファイル(インスタンスご
と)※ 4
status.dat
600
内部処理用中間ファイル※ 6
/opt/jp1pc/agto/store/
インスタンス名 /backup/
−
755
標準のデータベースバックアップ先ディレクト
リ(インスタンスごと)※ 4
/opt/jp1pc/agto/store/
インスタンス名 /partial/
−
755
標準のデータベース部分バックアップ先ディレ
クトリ(インスタンスごと)※ 4
/opt/jp1pc/agto/store/
インスタンス名 /dump/
−
777
標準のデータベースエクスポート先ディレクト
/opt/jp1pc/agto/store/
インスタンス名 /import/
−
755
/opt/jp1pc/agto/store/
インスタンス名 /STPD/
−
755
PD データベース固有のディレクトリ
/opt/jp1pc/agto/store/
インスタンス名 /STPI/
−
755
PI データベース固有のディレクトリ
/opt/jp1pc/agto/store/
インスタンス名 /log/
−
777
Agent Store サービス内部ログファイル格納
リ(インスタンスごと)※ 4
標準のデータベースインポート先ディレクトリ
(インスタンスごと)※ 4
ディレクトリ(インスタンスごと)※ 4
msglog01
msglog02
666
内部ログファイル※ 8
msgdat01
msgdat02
666
内部ログファイル※ 8
nslog01
nslog02
666
内部ログファイル※ 8
/opt/jp1pc/patch_files/
agto
−
755
パッチ用ファイル格納フォルダ(エージェント
用)
/opt/jp1pc/auditlog/
−
700
動作ログファイル出力ディレクトリ
jpcauditn.log ※ 10
600
動作ログファイル
−
755
セットアップファイル格納ディレクトリ
jpcagtou.Z
444
PFM - Agent セットアップ用アーカイブファイ
ル(UNIX)
jpcagtow.EXE
444
PFM - Agent セットアップ用アーカイブファイ
ル(Windows)
agto_sp_inst.log
644 ※ 11
内部ログファイル※ 12
agto_mk_user.log
644 ※ 11
内部ログファイル※ 13
/opt/jp1pc/setup/
/opt/jp1pc/tools/log/
(凡例)
601
付録 G ファイルおよびディレクトリ一覧
−:該当しない
注※ 1
Linux,AIX の Oracle11g 用のプログラムファイルです。
注※ 2
HP-UX および Solaris にあるファイルです。
注※ 3
HP-UX および Solaris の Oracle11g 用のプログラムファイルです。
注※ 4
jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンドの実行で作成されます。
注※ 5
PFM - Agent が内部で使用しているファイルです。変更または削除しないでください。
注※ 6
一時的に作成される場合があります。
注※ 7
”xxxxx”
,”*”には,任意の文字列が入ります。
注※ 8
Agent Store サービス起動時に作成されます。
注※ 9
一時ファイルであるため,ファイル権限は指定しません。
注※ 10
n は数値です。ログファイル数は,jpccomm.ini ファイルで変更できます。
注※ 11
スクリプトを実行するアプリケーション(Sql*Plus など)に依存します。
注※ 12
sp_inst.sql スクリプトの実行で作成されます。
注※ 13
mk_user.sql スクリプトの実行で作成されます。
付録 G.2 メッセージカタログ格納ディレクトリ内のファイルおよび
ディレクトリ一覧
メッセージカタログ格納ディレクトリ(/opt/jp1pc/agto/nls/)内のファイルおよびディレクトリ構
成について記載します。
(1) HP-UX の場合
HP-UX 版 PFM - Agent for Oracle のメッセージカタログ格納ディレクトリ内のファイルおよびディレク
トリ一覧を次の表に示します。
602
付録 G ファイルおよびディレクトリ一覧
表 G-3 PFM - Agent for Oracle のメッセージカタログ格納ディレクトリ内のファイルおよびディレクトリ
一覧(HP-UX 版)
ファイル・ディレクトリ名
パーミッション
説明
/opt/jp1pc/agto/nls/C/
755
LANG=C 用メッセージカタログ格納ディレク
トリ
/opt/jp1pc/agto/nls/C/jpcagtomsg.cat
444
LANG=C 用メッセージカタログ
/opt/jp1pc/agto/nls/ja_JP.SJIS/
755
SJIS 用メッセージカタログ格納ディレクトリ
/opt/jp1pc/agto/nls/ja_JP.SJIS/
jpcagtomsg.cat
444
SJIS 用メッセージカタログ
/opt/jp1pc/agto/nls/ja_JP.eucJP/
755
EUC 用メッセージカタログ格納ディレクトリ
/opt/jp1pc/agto/nls/ja_JP.eucJP/
jpcagtomsg.cat
444
EUC 用メッセージカタログ
/opt/jp1pc/agto/nls/japanese
777
SJIS 用メッセージカタログ格納ディレクトリ
へのシンボリックリンク
/opt/jp1pc/agto/nls/japanese.euc
777
EUC 用メッセージカタログ格納ディレクトリ
へのシンボリックリンク
(2) AIX の場合
AIX 版 PFM - Agent for Oracle のメッセージカタログ格納ディレクトリ内のファイルおよびディレクトリ
一覧を次の表に示します。
表 G-4 PFM - Agent for Oracle のメッセージカタログ格納ディレクトリ内のファイルおよびディレクトリ
一覧(AIX 版)
ファイル・ディレクトリ名
パーミッション
説明
/opt/jp1pc/agto/nls/C/
755
LANG=C 用メッセージカタログ格納ディレク
トリ
/opt/jp1pc/agto/nls/C/jpcagtomsg.cat
444
LANG=C 用メッセージカタログ
/opt/jp1pc/agto/nls/Ja_JP/
755
SJIS 用メッセージカタログ格納ディレクトリ
/opt/jp1pc/agto/nls/Ja_JP/
jpcagtomsg.cat
444
SJIS 用メッセージカタログ
/opt/jp1pc/agto/nls/Ja_JP.IBM-932
777
SJIS 用メッセージカタログ格納ディレクトリ
へのシンボリックリンク
/opt/jp1pc/agto/nls/ja_JP/
755
EUC 用メッセージカタログ格納ディレクトリ
/opt/jp1pc/agto/nls/ja_JP/
jpcagtomsg.cat
444
EUC 用メッセージカタログ
/opt/jp1pc/agto/nls/ja_JP.IBM-eucJP
777
EUC 用メッセージカタログ格納ディレクトリ
へのシンボリックリンク
(3) Solaris の場合
Solaris 版 PFM - Agent for Oracle のメッセージカタログ格納ディレクトリ内のファイルおよびディレク
トリ一覧を次の表に示します。
603
付録 G ファイルおよびディレクトリ一覧
表 G-5 PFM - Agent for Oracle のメッセージカタログ格納ディレクトリ内のファイルおよびディレクトリ
一覧(Solaris 版)
ファイル・ディレクトリ名
パーミッション
説明
/opt/jp1pc/agto/nls/C/
755
LANG=C 用メッセージカタログ格納ディレク
トリ
/opt/jp1pc/agto/nls/C/jpcagtomsg.cat
444
LANG=C 用メッセージカタログ
/opt/jp1pc/agto/nls/ja/
755
EUC 用メッセージカタログ格納ディレクトリ
/opt/jp1pc/agto/nls/ja/jpcagtomsg.cat
444
EUC 用メッセージカタログ
/opt/jp1pc/agto/nls/ja_JP.PCK/
755
SJIS 用メッセージカタログ格納ディレクトリ
/opt/jp1pc/agto/nls/ja_JP.PCK/
jpcagtomsg.cat
444
SJIS 用メッセージカタログ
/opt/jp1pc/agto/nls/japanese
777
EUC 用メッセージカタログ格納ディレクトリ
へのシンボリックリンク
(4) Linux の場合
Linux 版 PFM - Agent for Oracle のメッセージカタログ格納ディレクトリ内のファイルおよびディレクト
リ一覧を次の表に示します。
表 G-6 PFM - Agent for Oracle のメッセージカタログ格納ディレクトリ内のファイルおよびディレクトリ
一覧(Linux 版)
ファイル・ディレクトリ名
パーミッション
説明
/opt/jp1pc/agto/nls/C/
755
LANG=C 用メッセージカタログ格納ディレク
トリ
/opt/jp1pc/agto/nls/C/jpcagtomsg.cat
444
LANG=C 用メッセージカタログ
/opt/jp1pc/agto/nls/ja_JP.UTF-8/
755
UTF-8 用メッセージカタログ格納ディレクト
リ
/opt/jp1pc/agto/nls/ja_JP.UTF-8/
jpcagtomsg.cat
444
UTF-8 用メッセージカタログ
/opt/jp1pc/agto/nls/ja_JP.eucJP/
755
EUC 用メッセージカタログ格納ディレクトリ
/opt/jp1pc/agto/nls/ja_JP.eucJP/
jpcagtomsg.cat
444
EUC 用メッセージカタログ
/opt/jp1pc/agto/nls/ja_JP.ujis
777
EUC 用メッセージカタログ格納ディレクトリ
へのシンボリックリンク
/opt/jp1pc/agto/nls/ja_JP.utf8
777
UTF-8 用メッセージカタログ格納ディレクト
リへのシンボリックリンク
604
付録 H 移行手順と移行時の注意事項
付録 H 移行手順と移行時の注意事項
PFM - Agent for Oracle をバージョンアップするには,PFM - Agent for Oracle を上書きインストールし
ます。インストールの操作の詳細については,次に示す個所を参照してください。
Windows の場合
「2. インストールとセットアップ(Windows の場合)
」
UNIX の場合
「3. インストールとセットアップ(UNIX の場合)
」
また,旧バージョンの Performance Management からの移行(07-50 以前から 08-00 以降へのバージョ
ンアップ)についての詳細は,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の付録を
参照してください。
注意
• バージョンアップする際には,古いバージョンの PFM - Agent for Oracle をアンインストールしな
いでください。アンインストールすると,古いバージョンで作成したパフォーマンスデータなども
一緒に削除されてしまうため,新しいバージョンで使用できなくなります。
• PFM - Agent for Oracle のプログラムを上書きインストールすると,次の項目が自動的に更新され
ます。
・Agent Store サービスの Store データベースファイル
・ini ファイル
・PFM - Agent for Oracle のインスタンス環境
• バージョン 08-00 以降の Performance Management プログラムでは,Store 実行プログラム
(Windows の場合 jpcsto.exe および stpqlpr.exe,UNIX の場合 jpcsto および stpqlpr)
の配置先が変更されています。PFM - Manager および PFM - Agent を 08-00 以降にバージョン
アップする際に,旧配置先の Store 実行プログラムは削除されます。
605
付録 I 権限に関する注意事項
付録 I 権限に関する注意事項
PFM - Agent for Oracle を操作するために必要な権限は,操作対象ごとに異なります。
操作対象ごとに,必要となる権限を次に示します。
(1) sp_inst.sql スクリプトを実行する場合
sp_inst.sql スクリプトを実行するために必要な Oracle のアカウントのシステム権限を次の表に示しま
す。
表 I-1 sp_inst.sql スクリプト実行に必要な Oracle のアカウント権限
必要な権限
説明
CREATE SESSION
監視先の Oracle Database に対して,セッションを確立するために必要。
CREATE TABLE
監視先の Oracle Database に対して,Oracle Database を監視するために必要なテー
ブル※ 1 を登録するときに必要。
CREATE PROCEDURE
監視先の Oracle Database に対して,Oracle Database を監視するために必要な監視
用のプロシージャ※ 1 を登録するときに必要。
SELECT ANY DICTIONARY
監視先の Oracle Database に対して,Oracle Database を監視するために必要な情報※
1
UNLIMITED TABLESPACE
を登録するときに必要。
監視先の Oracle Database に対して,Oracle Database を監視するために必要な情報※
1
を登録するときに必要※ 2。
注※ 1
次に示す表を参照してください。
Windows の場合
「2.1.4(3)(b) Oracle Database へオブジェクトを登録する」の表 2-10
UNIX の場合
「3.1.4(4)(b) Oracle Database へオブジェクトを登録する」の表 3-13
なお,CREATE TABLE 権限は表 2-10 または表 3-13 のテーブルを,CREATE PROCEDURE 権限はパッ
ケージを参照してください。
注※ 2
監視に使用するアカウントのデフォルト表領域に書き込み可能な割り当て制限が設定されていれば不
要です。
(2) sp_drop.sql スクリプトを実行する場合
sp_drop.sql スクリプトを実行するために必要な Oracle のアカウントのシステム権限を次の表に示しま
す。
表 I-2 sp_drop.sql スクリプト実行に必要な Oracle のアカウント権限
必要な権限
CREATE SESSION
説明
監視先の Oracle Database に対して,セッションを確立するために必要。
(3) mk_user.sql スクリプトを実行する場合
mk_user.sql スクリプトを実行するために必要な Oracle のアカウントのシステム権限を次の表に示しま
606
付録 I 権限に関する注意事項
す。
表 I-3 mk_user.sql スクリプト実行に必要な Oracle のアカウント権限
必要な権限
説明
CREATE SESSION
監視先の Oracle Database に対して,セッションを確立するために必要。
CREATE USER
監視先の Oracle Database に対して,ユーザーを作成するために必要。
GRANT ANY PRIVILEGE
監視先の Oracle Database に対して,システム権限を付与するために必要。
(4) 性能情報収集を実行する場合
PFM - Agent for Oracle が性能情報を収集するために必要な Oracle のアカウントのシステム権限を次の表
に示します。
表 I-4 PFM - Agent for Oracle が性能情報収集の実行に必要な Oracle のアカウント権限
必要な権限
説明
CREATE SESSION
監視先の Oracle Database に対して,セッションを確立するために必要。
SELECT ANY DICTIONARY
監視先の Oracle Database から,性能情報を取得するために必要。
UNLIMITED TABLESPACE
• PD_PDSQ レコードの Explain Plan フィールドを
取得するために必要です。※ 1
SELECT ANY TABLE
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドを
取得するために必要。
INSERT ANY TABLE
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドを
取得するために必要。
UPDATE ANY TABLE
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドを
取得するために必要。
DELETE ANY TABLE
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドを
取得するために必要。
CREATE ANY INDEX
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドを
取得するために必要。
ALTER ANY INDEX
SQL Text(PD_PDSQ)レコードの Explain Plan(EXPLAIN_PLAN)フィールドを
取得するために必要。
注※ 1
監視に使用するアカウントのデフォルト表領域に書き込み可能な割り当て制限が設定されていれば不
要です。
PD_PDSQ レコードを取得する場合は,表 I-4 に示したすべての権限が,Oracle のユーザーアカウントに
必要です。
PD_PDSQ レコードを取得しない場合は,CREATE SESSION 権限および SELECT ANY DICTIONARY 権
限が,Oracle のユーザーアカウントに必要です。
607
付録 J バージョン互換
付録 J バージョン互換
PFM - Agent には,製品のバージョンのほかに,データモデルのバージョンがあります。
データモデルは,上位互換を保っているため,古いバージョンで定義したレポートの定義やアラームの定
義は,新しいバージョンのデータモデルでも使用できます。
PFM - Agent for Oracle のバージョンの対応を次の表に示します。
表 J-1 PFM - Agent for Oracle のバージョン対応表
PFM - Agent for Oracle のバージョン
データモデルのバージョン
監視テンプレートのアラームテーブル
のバージョン
06-70
3.0
6.70
07-00
4.0
7.00
07-10
4.0
7.10
07-50
4.0
7.50
08-00
5.0
8.00
08-10
6.0
8.10
08-50
7.0
8.50
09-00
7.0
09.00
09-10
7.0
09.00
10-00
8.0
10.00
バージョン互換については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,付録に
記載されているバージョン互換を参照してください。
608
付録 K 動作ログの出力
付録 K 動作ログの出力
Performance Management の動作ログとは,システム負荷などのしきい値オーバーに関するアラーム機能
と連動して出力される履歴情報です。
例えば,PFM サービスの起動・停止時や,PFM - Manager との接続状態の変更時に動作ログに出力され
ます。
動作ログは,PFM - Manager または PFM - Base が 08-10 以降の場合に出力できます。
動作ログは,CSV 形式で出力されるテキストファイルです。定期的に保存して表計算ソフトで加工するこ
とで,分析資料として利用できます。
動作ログは,jpccomm.ini の設定によって出力されるようになります。ここでは,PFM - Agent および
PFM - Base が出力する動作ログの出力内容と,動作ログを出力するための設定方法について説明します。
付録 K.1 動作ログに出力される事象の種別
動作ログに出力される事象の種別および PFM - Agent および PFM - Base が動作ログを出力する契機を次
の表に示します。事象の種別とは,動作ログに出力される事象を分類するための,動作ログ内での識別子
です。
表 K-1 動作ログに出力される事象の種別
事象の種別
説明
PFM - Agent および PFM - Base が出力する契
機
StartStop
ソフトウェアの起動と終了を示す事象。
• PFM サービスの起動・停止
• スタンドアロンモードの開始・終了
ExternalService
JP1 製品と外部サービスとの通信結果を示す事
象。
異常な通信の発生を示す事象。
PFM - Manager との接続状態の変更
ManagementAction
プログラムの重要なアクションの実行を示す事
象。
ほかの監査カテゴリーを契機にアクションが実
行されたことを示す事象。
自動アクションの実行
付録 K.2 動作ログの保存形式
ここでは,動作ログのファイル保存形式について説明します。
動作ログは規定のファイル(カレント出力ファイル)に出力され,満杯になった動作ログは別のファイル
(シフトファイル)として保存されます。動作ログのファイル切り替えの流れは次のとおりです。
1. 動作ログは,カレント出力ファイル「jpcaudit.log」に順次出力されます。
2. カレント出力ファイルが満杯になると,その動作ログはシフトファイルとして保存されます。
シフトファイル名は,カレント出力ファイル名の末尾に数値を付加した名称です。シフトファイルの名
称は,カレント出力ファイルが満杯になるたびにそれぞれ「ファイル名末尾の数値 +1」へ変更されま
す。つまり,ファイル末尾の数値が大きいほど,古いログファイルとなります。
例
カレント出力ファイル「jpcaudit.log」が満杯になると,その内容はシフトファイル
「jpcaudit1.log」へ保管されます。
カレント出力ファイル名が再び満杯になると,そのログは「jpcaudit1.log」へ移され,既存の
609
付録 K 動作ログの出力
シフトファイル「jpcaudit1.log」は「jpcaudit2.log」へリネームされます。
なお,ログファイル数が保存面数(jpccomm.ini ファイルで指定)を超えると,いちばん古いログ
ファイルが削除されます。
3. カレント出力ファイルが初期化され,新たな動作ログが書き込まれます。
動作ログの出力要否,出力先および保存面数は,jpccomm.ini ファイルで設定します。jpccomm.ini
ファイルの設定方法については,
「付録 K.4 動作ログを出力するための設定」を参照してください。
付録 K.3 動作ログの出力形式
Performance Management の動作ログには,監査事象に関する情報が出力されます。動作ログは,ホスト
(物理ホスト・論理ホスト)ごとに 1 ファイル出力されます。動作ログの出力先ホストは次のようになりま
す。
• サービスを実行した場合:実行元サービスが動作するホストに出力
• コマンドを実行した場合:コマンドを実行したホストに出力
動作ログの出力形式,出力先,出力項目について次に説明します。
(1) 出力形式
CALFHM x.x,出力項目1=値1,出力項目2=値2,…,出力項目n=値n
(2) 出力先
物理ホストの場合
• Windows の場合
インストール先フォルダ ¥auditlog¥
• UNIX の場合
/opt/jp1pc/auditlog/
論理ホストの場合
• Windows の場合
環境フォルダ ¥jp1pc¥auditlog¥
• UNIX の場合
環境ディレクトリ /jp1pc/auditlog/
動作ログの出力先は,jpccomm.ini ファイルで変更できます。jpccomm.ini ファイルの設定方法につ
いては,
「付録 K.4 動作ログを出力するための設定」を参照してください。
(3) 出力項目
出力項目には 2 つの分類があります。
● 共通出力項目
動作ログを出力する JP1 製品が共通して出力する項目です。
● 固有出力項目
動作ログを出力する JP1 製品が任意に出力する項目です。
(a) 共通出力項目
共通出力項目に出力される値と項目の内容を次の表に示します。なお,この表は PFM - Manager が出力
する項目や内容も含みます。
610
付録 K 動作ログの出力
表 K-2 動作ログの共通出力項目
項番
出力項目
項目名
値
内容
出力される属
性名
1
共通仕様識別
子
−
CALFHM
動作ログフォーマットであ
ることを示す識別子
2
共通仕様リビ
ジョン番号
−
x.x
動作ログを管理するための
リビジョン番号
3
通番
seqnum
通し番号
動作ログレコードの通し番
号
4
メッセージ ID
msgid
KAVExxxxx-x
製品のメッセージ ID
5
日付・時刻
date
YYYY-MM-DDThh:mm:ss.sssTZD ※
動作ログの出力日時および
タイムゾーン
6
発生プログラ
ム名
progid
JP1PFM
事象が発生したプログラム
のプログラム名
7
発生コンポー
ネント名
compid
サービス ID
事象が発生したコンポーネ
ント名
8
発生プロセス
ID
pid
プロセス ID
事象が発生したプロセスの
プロセス ID
9
発生場所
ocp:host
• ホスト名
• IP アドレス
事象が発生した場所
10
事象の種別
ctgry
•
•
•
•
•
•
動作ログに出力される事象
を分類するためのカテゴ
リー名
11
事象の結果
result
• Success(成功)
• Failure(失敗)
• Occurrence(発生)
事象の結果
12
サブジェクト
識別情報
subj:pid
プロセス ID
次のどれかの情報
• ユーザー操作によって動
作するプロセス ID
• 事象を発生させたプロセ
ス ID
subj:uid
アカウント識別子(PFM ユーザー /JP1 ユー
ザー)
• 事象を発生させたユー
ザー名
subj:euid
実効ユーザー ID(OS ユーザー)
• ユーザーに 1:1 で対応
づけられた識別情報
StartStop
Authentication
ConfigurationAccess
ExternalService
AnomalyEvent
ManagementAction
(凡例)
−:なし。
注※
T は日付と時刻の区切りです。
TZD はタイムゾーン指定子です。次のどれかが出力されます。
+hh:mm:UTC から hh:mm だけ進んでいることを示す。
-hh:mm:UTC から hh:mm だけ遅れていることを示す。
Z:UTC と同じであることを示す。
(b) 固有出力項目
固有出力項目に出力される値と項目の内容を次の表に示します。なお,この表は PFM - Manager が出力
611
付録 K 動作ログの出力
する項目や内容も含みます。
表 K-3 動作ログの固有出力項目
項番
出力項目
項目名
1
2
オブジェクト情
報
動作情報
値
出力される属性
名
obj
• PFM - Agent のサービス ID
• 追加,削除,更新されたユー
ザー名(PFM ユーザー)
obj:table
アラームテーブル名
obj:alarm
アラーム名
op
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
3
権限情報
内容
Start(起動)
Stop(停止)
Add(追加)
Update(更新)
Delete(削除)
Change Password(パスワー
ド変更)
Activate(有効化)
Inactivate(無効化)
Bind(バインド)
Unbind(アンバインド)
操作の対象
事象を発生させた動作情報
auth
• 管理者ユーザー
Management
• 一般ユーザー
Ordinary
• Windows
Administrator
• UNIX
SuperUser
操作したユーザーの権限情報
auth:mode
• PFM 認証モード
pfm
• JP1 認証モード
jp1
• OS ユーザー
os
操作したユーザーの認証モード
4
出力元の場所
outp:host
PFM - Manager のホスト名
動作ログの出力元のホスト
5
指示元の場所
subjp:host
• ログイン元ホスト名
• 実行ホスト名(jpctool
alarm (jpcalarm) コマンド
実行時だけ)
操作の指示元のホスト
6
自由記述
msg
メッセージ
アラーム発生時,および自動アクショ
ンの実行時に出力されるメッセージ
固有出力項目は,出力契機ごとに出力項目の有無や内容が異なります。出力契機ごとに,メッセージ ID
と固有出力項目の内容を次に説明します。
● PFM サービスの起動・停止(StartStop)
• 出力ホスト:該当するサービスが動作しているホスト
• 出力コンポーネント:起動・停止を実行する各サービス
612
付録 K 動作ログの出力
項目名
属性名
値
メッセージ ID
msgid
起動:KAVE03000-I
停止:KAVE03001-I
動作情報
op
起動:Start
停止:Stop
● スタンドアロンモードの開始・終了(StartStop)
• 出力ホスト:PFM - Agent ホスト
• 出力コンポーネント:Agent Collector サービス,Agent Store サービス
項目名
メッセージ ID
属性名
値
msgid
スタンドアロンモードを開始:KAVE03002-I
スタンドアロンモードを終了:KAVE03003-I
注1
固有出力項目は出力されません。
注2
PFM - Agent の各サービスは,起動時に PFM - Manager ホストに接続し,ノード情報の登録,最新
のアラーム定義情報の取得などを行います。PFM - Manager ホストに接続できない場合,稼働情報の
収集など一部の機能だけが有効な状態(スタンドアロンモード)で起動します。その際,スタンドア
ロンモードで起動することを示すため,KAVE03002-I が出力されます。そのあと,一定期間ごとに
PFM - Manager への再接続を試み,ノード情報の登録,定義情報の取得などに成功すると,スタンド
アロンモードから回復し,KAVE03003-I が出力されます。この動作ログによって,KAVE03002-I と
KAVE03003-I が出力されている間は,PFM - Agent が不完全な状態で起動していることを知ること
ができます。
● PFM - Manager との接続状態の変更(ExternalService)
• 出力ホスト:PFM - Agent ホスト
• 出力コンポーネント:Agent Collector サービス,Agent Store サービス
項目名
メッセージ ID
属性名
msgid
値
PFM - Manager へのイベントの送信に失敗(キューイングを開始)
:
KAVE03300-I
PFM - Manager へのイベントの再送が完了:KAVE03301-I
注1
固有出力項目は出力されません。
注2
Agent Store サービスは,PFM - Manager へのイベント送信に失敗すると,イベントのキューイング
を開始し,以降はイベントごとに最大 3 件がキューにためられます。KAVE03300-I は,イベント送
信に失敗し,キューイングを開始した時点で出力されます。PFM - Manager との接続が回復したあ
と,キューイングされたイベントの送信が完了した時点で,KAVE03301-I が出力されます。この動
作ログによって,KAVE03300-I と KAVE03301-I が出力されている間は,PFM - Manager へのイベ
ント送信がリアルタイムでできていなかった期間と知ることができます。
注3
613
付録 K 動作ログの出力
Agent Collector サービスは,通常,Agent Store サービスを経由して PFM - Manager にイベントを
送信します。何らかの理由で Agent Store サービスが停止している場合だけ,直接 PFM - Manager
にイベントを送信しますが,失敗した場合に KAVE03300-I が出力されます。この場合,キューイン
グを開始しないため,KAVE03301-I は出力されません。この動作ログによって,PFM - Manager に
送信されなかったイベントがあることを知ることができます。
● 自動アクションの実行(ManagementAction)
• 出力ホスト:アクションを実行したホスト
• 出力コンポーネント:Action Handler サービス
項目名
属性名
値
メッセージ ID
msgid
コマンド実行プロセス
生成に成功:KAVE03500-I
コマンド実行プロセス
生成に失敗:KAVE03501-W
E-mail 送信に成功:KAVE03502-I
E-mail 送信に失敗:KAVE03503-W
自由記述
msg
コマンド実行:cmd= 実行したコマンドライン
E-mail 送信:mailto= 送信先 E メールアドレス
注
コマンド実行プロセスの生成に成功した時点で KAVE03500-I が出力されます。そのあと,コマンド
が実行できたかどうかのログ,および実行結果のログは,動作ログには出力されません。
(4) 出力例
動作ログの出力例を次に示します。
CALFHM 1.0, seqnum=1, msgid=KAVE03000-I, date=2007-01-18T22:46:49.682+09:00,
progid=JP1PFM, compid=OA1host01, pid=2076,
ocp:host=host01, ctgry=StartStop, result=Occurrence,
subj:pid=2076,op=Start,
付録 K.4 動作ログを出力するための設定
動作ログを出力するための設定は,jpccomm.ini ファイルで定義します。設定しない場合,動作ログは
出力されません。動作ログを出力するための設定内容とその手順について次に示します。
(1) 設定手順
動作ログを出力するための設定手順を次に示します。
1. ホスト上の全 PFM サービスを停止させる。
2. テキストエディターなどで,jpccomm.ini ファイルを編集する。
3. jpccomm.ini ファイルを保存して閉じる。
(2) jpccomm.ini ファイルの詳細
jpccomm.ini ファイルの詳細について説明します。
(a) 格納先フォルダ
Windows の場合
インストール先フォルダ
614
付録 K 動作ログの出力
UNIX の場合
/opt/jp1pc/
(b) 形式
jpccomm.ini ファイルには,次の内容を定義します。
• 動作ログの出力の有無
• 動作ログの出力先
• 動作ログの保存面数
• 動作ログのファイルサイズ
指定形式は次のとおりです。
" 項目名 "= 値
設定項目を次の表に示します。
表 K-4 jpccomm.ini ファイルで設定する項目および初期値
項番
項目
説明
1
[Action Log Section]
セクション名です。変更はできません。
2
Action Log Mode
動作ログを出力するかどうかを指定します。この項目の設定は省略できません。
• 初期値
0(出力しない)
• 指定できる値
0(出力しない)
,1(出力する)
これ以外の値を指定すると,エラーメッセージが出力され,動作ログは出力さ
れません。
3
Action Log Dir ※
動作ログの出力先を指定します。
論理ホスト環境の場合は共有ディスク上のディレクトリを指定します。共有ディ
スク上にないディレクトリを指定した場合,論理ホストを構成する各物理ホスト
へ動作ログが出力されます。
なお,制限長を超えるパスを設定した場合や,ディレクトリへのアクセスが失敗
した場合は,共通ログにエラーメッセージが出力され,動作ログは出力されませ
ん。
• 初期値
省略
• 省略した場合に適用される値(デフォルト値)
物理ホストの場合
Windows:インストール先フォルダ ¥auditlog¥
UNIX:/opt/jp1pc/auditlog/
論理ホストの場合
Windows:環境フォルダ ¥jp1pc¥auditlog¥
UNIX:環境ディレクトリ /jp1pc/auditlog/
• 指定できる範囲
1 ∼ 185 バイトの文字列
4
Action Log Num
ログファイルの総数の上限(保存面数)を指定します。カレント出力ファイルと
シフトファイルの合計を指定してください。
• 初期値
省略
• 省略した場合に適用される値(デフォルト値)
5
• 指定できる範囲
2 ∼ 10 の整数
数値以外の文字列を指定した場合,エラーメッセージが出力され,初期値である
5 が設定されます。
範囲外の数値を指定した場合,エラーメッセージを出力し,指定値に最も近い 2
∼ 10 の整数値が設定されます。
615
付録 K 動作ログの出力
項番
5
項目
Action Log Size
説明
ログファイルのサイズをキロバイト単位で指定します。
• 初期値
省略
• 省略した場合に適用される値(デフォルト値)
2048
• 指定できる範囲
512 ∼ 2096128 の整数
数値以外の文字列を指定した場合,エラーメッセージが出力され,初期値である
2048 が設定されます。
範囲外の数値を指定した場合,エラーメッセージが出力され,指定値に最も近い
512 ∼ 2096128 の整数値が設定されます。
注※
物理ホストで設定したあと,jpcconf ha (jpchasetup) コマンドで論理ホストを設定すると,物
理ホストの設定が論理ホストにも反映されます。論理ホストと物理ホストを同時に使用する場合には,
動作ログの出力先ディレクトリが同一にならないようにしてください。
616
付録 L JP1/ITSLM との連携
付録 L JP1/ITSLM との連携
PFM - Agent for Oracle は,JP1/ITSLM 連携することによって,監視を強化できます。
PFM - Agent for Oracle は,JP1/ITSLM 上での監視を実現するために,JP1/ITSLM 用のデフォルト監視
項目を PFM - Manager に提供します。
PFM - Agent for Oracle から PFM - Manager に提供するデフォルト監視項目は次のとおりです。
また,複数インスタンスレコードの場合は,キーに指定した値と一致したレコードを収集します。収集対
象とするキーについては,各レコードの収集結果にて確認してください。
表 L-1 PFM - Agent for Oracle が PFM - Manager に提供するデフォルト監視項目
JP1/ITSLM での
表示名
説明
キャッシュ・ミス
率
レコード
(レコード ID)
キー
(PFM-Manager
名)
フィールド名
キャッシュ・ミスによるデータ
要求を行った割合を監視しま
す。
System Stat
Summary
Interval
(PI)
−
DICTIONARY_CACHE_G
ET_MISSES_PERCENTA
GE
ディスク・ソート
実行率
ディスク・ソート実行率監視項
目,メモリーやディスク I/O の
使用で,すべてのソートについ
てディスク上で実行したソート
の割合を監視します。
System Stat
Summary
Interval
(PI)
−
SORT_OVERFLOW_PER
CENTAGE
バッファ・キャッ
シュ利用率
バッファ・キャッシュ利用率監
視項目は,バッファ・キャッ
シュの使用率を監視します。
System Stat
Summary
Interval
(PI)
−
CACHE_HIT_PERCENTA
GE
バッファ・ビジー
率
データベースのデータや,ロー
ルバックの競合割合を監視しま
す。
System Stat
Summary
Interval
(PI)
−
BUFFER_BUSY_WAIT_P
ERCENTAGE
ライブラリー・
キャッシュ・ミス
率
ライブラリー・キャッシュに確
保されているオブジェクトがリ
ロードされる割合を監視しま
す。
System Stat
Summary
Interval
(PI)
−
LIBRARY_CACHE_MISS_
PERCENTAGE
デフォルト監視項目を PFM - Manager に提供するためには,セットアップファイルをコピーして,セッ
トアップコマンドを実行する必要があります。詳細は,
「2.1.4(1) PFM - Agent for Oracle の登録」
(Windows の場合)または「3.1.4(2) PFM - Agent for Oracle の登録」(UNIX の場合)を参照してくだ
さい。
617
付録 M IPv4 環境と IPv6 環境での通信について
付録 M IPv4 環境と IPv6 環境での通信について
Performance Management では,ネットワーク構成が IPv4 環境だけでなく IPv6 環境にも対応していま
す。そのため,IPv4 環境と IPv6 環境が混在するネットワーク構成でも,Performance Management を運
用できます。
ただし,PFM - Agent for Oracle および PFM - Manager が導入されているホストの OS が Windows
Server 2008 R2 または Linux の場合に限ります。
図 M-1 IPv4 環境と IPv6 環境での通信の適用範囲
IPv6 環境で通信を有効にするには,jpcconf ipv6 enable コマンドを実行する必要があります。
jpcconf ipv6 enable コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management リ
ファレンス」のコマンドについて説明している章を参照してください。また,jpcconf ipv6 enable コ
マンドを実行する条件やタイミングについては,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築
618
付録 M IPv4 環境と IPv6 環境での通信について
ガイド」の IPv6 環境が含まれる場合のネットワーク構成例について説明している章を参照してください。
619
付録 N 各バージョンの変更内容
付録 N 各バージョンの変更内容
付録 N.1 10-00 の変更内容
● JP1/IT Service Level Management と連携して,サービスを監視するための監視項目について追記しま
した。また,次の監視項目について追記しました。
• キャッシュ・ミス率
• ディスク・ソート実行率
• バッファ・キャッシュ利用率
• バッファ・ビジー利用率
• ライブラリー・キャッシュ・ミス率
● PFM - Agent for Oracle をインストールするホストが Windows Server 2008 R2 または Linux の場合
に,IPv6 環境でもパフォーマンスデータを収集できるようにしました。
● Linux 環境で UTF-8 をサポートしました。
● UNDO 表領域の監視を切り替えるオプションを追加しました。
● SGA Components(PD_PDSG)レコードに Pool フィールドを追加しました。
● データモデルのバージョンを 7.0 から 8.0 に,アラームテーブルのバージョンを 09.00 から 10.00 に変
更しました。
付録 N.2 09-10 の変更内容
● Oracle Database 11g Release 2 をサポートした。これに伴って,インスタンス情報設定時の注意事項な
どを追記しました。
● セットアップコマンドを非対話形式で実行できるようにしました。
● 監視テンプレートのアラームのプロパティに次の詳細項目を追記しました。
• プロダクト
• メッセージテキスト
• アラームを有効にする
• すべてのデータを評価する
• 監視時刻範囲
• E メール
• コマンド
付録 N.3 09-00 の変更内容
●「ソリューションセット」の名称を「監視テンプレート」に変更しました。
● 08-51 以前のコマンドと互換性を持つ新形式のコマンドが追加されたことに伴い,コマンドを次のよう
に表記しました。
09-00 以降のコマンド(08-51 以前のコマンド)
● インスタンス情報に localtemp_option を追加しました。
● LSC_13_PLAN_TABLE テーブルに次のパッケージを追加しました。
• LSC_13_PDDB2
• LSC_13_PIDB3
620
付録 N 各バージョンの変更内容
● 次のレコードの記述を変更しました。
• Collection Tablespace 2(PD_PCTS)
• Data File(PD_PDDF)
• Data File Interval(PI_PIDF)
• Database(PD_PDDB)
• Database Interval(PI_PIDB)
• Tablespace(PD_PDTS)
• Tablespace Fragmentation(PD_PDTF)
● Agent Collector サービスのプロパティ一覧に次のプロパティを追加しました。
• LOCALTEMP_OPTION
付録 N.4 08-50 の変更内容
● PFM - Agent for Oracle が動作する OS に次を追加しました。
• Linux 5 Advanced Platform (x86)
• Linux 5 (x86)
• Linux 5 Advanced Platform (AMD64 & EM64T)
• Linux 5 (AMD64 & EM64T)
• Windows Server 2008
● セットアップを簡易化しました。
● 監視対象のデータベースに次を追加しました。
• Oracle 11g
● インスタンス情報に startup_always を追加しました。
● クラスタシステムで PFM - Agent for Oracle の運用方式を変更する手順を追加しました。
● アラームの注意事項を追加しました。
● ソリューションセットのアラームテーブルのバージョンを 8.10 から 8.50 に変更しました。
● 次のレコードを追加しました。
• PD_PCI
• PD_PCTS
• PI_PMDB
• PI_PMDF
• PI_PMTS
● 次に示すレコードの注意事項を追加しました。
• PD_PDEL
● Agent Store サービスのプロパティ一覧に次のフォルダを追加しました。
• Configuration
● 運用中に異常停止となった PFM サービスを自動的に再起動できる機能を PFM - Manager に追加しま
した。これに伴い,Agent Collector サービスのプロパティ一覧に次のフォルダを追加しました。
• Restart Configurations
● Agent Collector サービスのプロパティ一覧に次のプロパティを追加しました。
• STARTUP_ALWAYS
● データモデルのバージョンを 6.0 から 7.0 に変更しました。
621
付録 N 各バージョンの変更内容
●「REDO ログ・スイッチ」を「REDO ログ待機」に変更しました。
● インスタンス情報の oracle_version の設定できる値とデフォルト値を変更しました。
● アラーム Redo Log Contention およびレポート Redo Log Buffer Contention の記述を変更しました。
● 次のレコードの記述を変更しました。
• Cache Summary(PD_PDCS)
• Cache Summary Interval(PI_PICS)
• Current Sessions Stat Summary(PD_PDS3)
• Errorlog Detail(PD_PDEL)
• GCS Stat Summary(PD_PDGC)
• GCS Stat Summary Interval(PI_PIGC)
• Latch(PD_PDLA)
• Latch Interval(PI_PILA)
• Process Detail(PD_PDOP)
• Session Detail(PD_PDS)
• Session Event Interval(PI_PIEV)
• Session Stat Summary Interval(PI_PIS2)
• Session Statistics Summary(PD_PDS2)
• SQL Text - Performance Based(PD_PDES)
• SQL*Net Listeners(PD_PDLS)
• System Stat Summary(PD)
• System Stat Summary Interval(PI)
• Tablespace(PD_PDTS)
付録 N.5 08-10 の変更内容
● PFM - Agent for Oracle を使ったパフォーマンス監視の例を追加しました。
● インスタンス情報に,timeout,sql_option,および numeric_10 を追加しました。
● Oracle Database へオブジェクトを登録する手順を変更しました。
● Store バージョン 2.0 を使用する場合の,パフォーマンスデータの格納先の変更方法について追加しま
した。
● 次のインスタンス情報が更新できるようになりました。
• oracle_sid
• oracle_home
• oracle_version
• sqlnet
• net_service_name
• listener_home
● レコード収集での Oracle アクセスのキャンセル機能を追加しました。
● Store バージョンを 1.0 から 2.0 にバージョンアップする方法,および Store バージョンを 2.0 から 1.0
に戻す方法を追加しました。
● Linux (IPF) のホストにインストールする手順を追加しました。
● PFM - Agent for Oracle で使用できる LANG 環境変数に,UTF-8 コードを追加しました。
622
付録 N 各バージョンの変更内容
● クラスタシステムにバージョンアップインストールをする場合の注意事項を追加しました。
● ソリューションセットのアラームテーブルのバージョンを 8.00 から 8.10 に変更しました。次のアラー
ムを変更しました。
• Listener Status アラーム
• Server Status アラーム
● データモデルのバージョンを 5.0 から 6.0 に変更して,次のレコードを追加しました。
• Instance Availability(PD_PDIA)
● データモデルのバージョンを 5.0 から 6.0 に変更して,次のフィールドを変更しました。
PD_PDS3 レコード
• CACHE_HIT_PERCENTAGE
PD_PDDD レコードおよび PI_PIDD レコード
• CACHE_NUM
• COUNT
• SUBORDINATE_NUM
PD_PDLA レコードおよび PI_PILA レコード
• GETS
• IMMEDIATE_GETS
• IMMEDIATE_HIT_PERCENTAGE
• IMMEDIATE_MISSES
• MISSES
• WILLING_TO_WAIT_HIT_PERCENTAGE
PI_PIIO レコード
• CACHE_HIT_PERCENTAGE
PI_PIS2 レコード,PD_PDS2 レコード,PD レコード,および PI レコード
• CACHE_HIT_PERCENTAGE
PD_PDNL レコードおよび PD_PDLS レコード
• PARAMETER_FILE
PD_PDTS レコード
• USED_BYTES
● 次のメッセージを追加しました。
• KAVF12636
• KAVF12637
● 次のメッセージを変更しました。
• KAVF12302-W
• KAVF12620-W
• KAVF12630-W
● トラブル時に採取する資料に,「Oracle 接続時のエラー情報」を追加しました。
● PFM - Agent for Oracle のファイルおよびディレクトリ一覧を変更しました。
● メッセージカタログ格納ディレクトリ内のファイルおよびディレクトリ一覧を追加しました。
● PFM - Agent for Oracle を操作するために必要な権限をまとめた節を追加しました。
623
付録 N 各バージョンの変更内容
付録 N.6 08-00 の変更内容
● 製品名を,JP1/Performance Management - Agent Option for Oracle に変更しました(略称:PFM Agent for Oracle)。
● 対象製品に PFM - Web Console および PFM - Base を追加しました。
● 対象製品から PFM - View を削除しました。
● PFM - Agent for Oracle が動作する OS に次を追加しました。
• Linux AS 4 (x86)
• Linux ES 4 (x86)
● PFM - Agent for Oracle が動作する OS から次を削除しました。
• Linux AS 3 (x86)
● 監視対象のデータベースから次を削除しました。
• Oracle8i
● エージェントログを取得できるようにしました。
● ソリューションセットのアラームテーブルのバージョンを 7.50 から 8.00 に変更しました。
● ソリューションセットに次のレポートを追加しました。
• SGA Status(5.0)
• SGA Status Summary(5.0)
● データモデルのバージョンを 4.0 から 5.0 に変更しました。
• レコードの各フィールドのサイズ,およびデータ形式を変更しました。
• SGA Components(PD_PDSG)に次のフィールドを追加しました。
Total Bytes(PD_PDSG_TOTAL_BYTES)
• SGA Components(PD_PDSG)の次のフィールドにデータソースを追加しました。
Bytes(BYTES)
Component Name(NAME)
● 次に示すファイルは,PFM - Base で提供するようにしました。
• インストール先フォルダ ¥agto¥store 下の実行形式ファイル
● 次のメッセージを追加しました。
KAVF12519-E,KAVF12600-E ∼ KAVF12634-W
付録 N.7 07-50 の変更内容
● ステータス管理機能をサポートしました。
● ソリューションセットのアラームテーブルのバージョンを 7.10 から 7.50 に変更しました。
● PFM - Agent for Oracle が動作する OS に Linux AS 3 (x86) を追加しました。
● PFM - Agent for Oracle が動作する OS から Linux AS 2.1 を削除しました。
付録 N.8 07-10 の変更内容
● PFM - Agent for Oracle が動作する OS に Windows Server 2003 (IPF) および HP-UX (IPF) を追加しま
した。
624
付録 N 各バージョンの変更内容
● PFM - Agent for Oracle が動作する OS に Linux AS 2.1 を追加しました。
● PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle のアカウントを作成するための mk_user.sql スクリプト
の記述を追加しました。
● PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle のアカウントを削除する記述を追加しました。
● ソリューションセットのアラームテーブルのバージョンを 7.00 から 7.10 に変更しました。
● 次のメッセージを追加しました。
KAVF12505-I,KAVF12506-E,KAVF12507-E,KAVF12508-E,KAVF12509-E,KAVF12510-E,
KAVF12511-E,KAVF12512-E,KAVF12513-E,KAVF12514-E,KAVF12515-E,KAVF12516-E,
KAVF12517-E,KAVF12518-E
付録 N.9 07-00 の変更内容
● PFM - Agent for Oracle の適用 OS を次のように変更しました。
プログラム名
PFM - Agent for Oracle
変更内容
Windows Server 2003 を追加した。
Windows NT(R) を削除した。
● 複数 LAN 接続機能をサポートしました。
● jpchasetup import コマンドの実行で待機系ノードにコピーできる設定情報に,ポート番号の設定を
追加しました。
● アラームのソリューションセットのバージョンを 6.70 から 7.00 に変更しました。変更内容を次に示し
ます。
• 追加
レポート名
フィールド名
Datafile I/O Status Summary(4.0)
File Name
Datafile I/O Trend Summary(4.0)
File Name
I/O Activity - Top 10 Datafiles(4.0)
File Name
Lock Usage - Top 10 Sessions(4.0)
User
• 変更
レポート名
変更内容
Blocking Locks(4.0)
レポート名
Database Activity Status Detail(4.0)
レポート名
Database Activity Status(4.0)
レポート名
Database Space Overview(4.0)
レポート名
Datafile I/O Activity Detail(4.0)
レポート名
Disk Sorts - Top 10 Sessions(4.0)
レポート名
I/O Activity - Top 10 Datafiles(4.0)
レポート名
Lock Usage - Top 10 Sessions(4.0)
レポート名
Locked Objects(4.0)
レポート名
Longest Transactions - Top 10 Sessions(4.0)
レポート名
625
付録 N 各バージョンの変更内容
レポート名
変更内容
Memory Usage - Top 10 Sessions(4.0)
レポート名
Open Cursors(4.0)
レポート名
Physical I/O - Top 10 Sessions(4.0)
レポート名
Server Configuration Status(4.0)
レポート名
Session Detail(4.0)
レポート名
Session Statistics Detail(4.0)
レポート名
SQL Text(4.0)
レポート名
System Overview(4.0)(インスタンスの全体的な状態
を示すリアルタイムレポート)
レポート名
System Overview(4.0)(インスタンスの一般的な状態
を示すリアルタイムレポート)
レポート名
Tablespace Status Detail(4.0)
レポート名
Tablespace Status(4.0)
レポート名
● データモデルのバージョンを 3.0 から 4.0 に変更しました。変更内容を次に示します。
• 追加
レコード名
フィールド名
GCS Stat Summary(PD_PDGC)
GCS Stat Summary Interval
(PI_PIGC)
−
−
• 変更
レコード名
626
フィールド名
変更内容
Circuit(PD_PDCI)
Circuit(CIRCUIT)
形式
Data File(PD_PDDF)
−
ODBC キー
フィールド
Blocks(BLOCKS)
データソース
Enabled(ENABLED)
データソース
File #(FILE_NUM)
データソース
File Name(NAME)
データソース
Free %(PERCENT_FREE)
データソース
Free Mbytes(FREE)
データソース
MBytes(BYTES)
データソース
Physical Blocks Read
(PHYSICAL_BLOCKS_READ)
データソース
Physical Blocks Written
(PHYSICAL_BLOCKS_WRITTEN)
データソース
Physical Reads(PHYSICAL_READS)
データソース
Physical Writes(PHYSICAL_WRITES)
データソース
Read Time(READ_TIME)
データソース
Status(STATUS)
データソース
付録 N 各バージョンの変更内容
レコード名
Data File Interval
(PI_PIDF)
Database(PD_PDDB)
フィールド名
変更内容
Tablespace Name(TABLESPACE_NAME)
データソース
Used Mbytes(USED)
データソース
Write %(WRITE_PERCENTAGE)
データソース
Write Time(WRITE_TIME)
データソース
−
ODBC キー
フィールド
Blocks(BLOCKS)
データソース
Enabled(ENABLED)
データソース
File #(FILE_NUM)
データソース
File Name(NAME)
データソース
Free %(PERCENT_FREE)
データソース
Free Change(FREE_CHANGE)
説明,データ
ソース
Free Mbytes(FREE_BYTES)
データソース
I/O Ops/sec(IO_RATE)
データソース
MBytes(BYTES)
データソース
Physical Blocks Read
(PHYSICAL_BLOCKS_READ)
データソース
Physical Blocks Written
(PHYSICAL_BLOCKS_WRITTEN)
データソース
Physical Reads(PHYSICAL_READS)
データソース
Physical Writes(PHYSICAL_WRITES)
データソース
Read Time(READ_TIME)
データソース
Reads/sec(READ_RATE)
データソース
Status(STATUS)
データソース
Tablespace Name(TABLESPACE_NAME)
データソース
Used Change(USED_CHANGE)
データソース
Used Mbytes(USED_BYTES)
説明,データ
ソース
Write %(WRITE_PERCENTAGE)
データソース
Write Time(WRITE_TIME)
データソース
Writes/sec(WRITES_RATE)
データソース
Blocks(BLOCKS)
データソース
Datafiles(DATAFILES)
データソース
DB Files %(PERCENT_DB_FILES)
データソース
Extents(EXTENTS)
データソース
Free %(PERCENT_FREE)
データソース
Free Extents(FREE_EXTENTS)
データソース
Free Mbytes(FREE_BYTES)
データソース
High Max Extents(HIGH_MAX_EXTENTS)
データソース
627
付録 N 各バージョンの変更内容
レコード名
Database Interval
(PI_PIDB)
Latch(PD_PDLA)
Latch Interval
(PI_PILA)
Lock(PD_PDLO)
Lock Interval
(PI_PILO)
Multi - Threaded Server
(PD_PDMT)
フィールド名
Mbytes(BYTES)
データソース
Next Alloc Fails(NEXT_ALLOC_FAILS)
説明
Overextended(OVEREXTENDED)
データソース
Segments(SEGMENTS)
データソース
Used Mbytes(USED_BYTES)
説明
Blocks(BLOCKS)
データソース
Datafiles(DATAFILES)
データソース
DB Files %(PERCENT_DB_FILES)
データソース
Extents(EXTENTS)
データソース
Free %(PERCENT_FREE)
データソース
Free Extents(FREE_EXTENTS)
データソース
Free Mbytes(FREE_BYTES)
データソース
High Max Extents(HIGH_MAX_EXTENTS)
データソース
Mbytes(BYTES)
データソース
Next Alloc Fails(NEXT_ALLOC_FAILS)
説明
Overextended(OVEREXTENDED)
データソース
Segments(SEGMENTS)
データソース
Used Mbytes(USED_BYTES)
説明
Addr(ADDR)
形式
Addr(ADDR)
形式
Addr(ADDR)
形式
Addr(ADDR)
形式
MTS Servers Highwater
(SERVERS_HIGHWATER)
MTS Servers Started(SERVERS_STARTED)
Multi - Threaded Server
Interval(PI_PIMT)
データソース
データソース
MTS Servers Terminated
(SERVERS_TERMINATED)
データソース
MTS Servers Highwater
(SERVERS_HIGHWATER)
データソース
MTS Servers Started(SERVERS_STARTED)
MTS Servers Terminated
(SERVERS_TERMINATED)
628
変更内容
データソース
データソース
Open Cursor
(PD_PDOC)
Addrhash(ADDRHASH)
形式
Segment Detail
(PD_PDSM)
Blocks(BLOCKS)
データソース
Bytes(BYTES)
データソース
Extents(EXTENTS)
データソース
Free list Groups(FREELIST_GROUPS)
説明
付録 N 各バージョンの変更内容
レコード名
フィールド名
変更内容
Free lists(FREELISTS)
説明
Header Block(HEADER_BLOCK)
説明
Header File(HEADER_FILE)
説明
Increase %(PCT_INCREASE)
説明
Initial Extent(INITIAL_EXTENT)
説明
Max Extents(MAX_EXTENTS)
説明
Max Extents %
(PERCENT_MAX_EXTENTS)
説明
Next Alloc Fails(NEXT_ALLOC_FAILS)
説明
Overextended(OVEREXTENDED)
データソース
Owner(OWNER)
説明
Segment Name(SEGMENT_NAME)
説明
Segment Type(SEGMENT_TYPE)
説明
Session Detail
(PD_PDS)
Addrhash(ADDRHASH)
形式
Shared Cursor Cache
(PD_PDC)
Addrhash(ADDRHASH)
形式
Shared Server
(PD_PDSH)
Circuit(CIRCUIT)
形式
Shared Server Interval
(PI_PISH)
Circuit(CIRCUIT)
形式
SQL Text(PD_PDSQ)
Addrhash(ADDRHASH)
形式
SQL Text - Performance
Based(PD_PDES)
Addrhash(ADDRHASH)
形式
System Stat Summary
Interval(PI)
−
変更可否
Tablespace(PD_PDTS)
Blocks(BLOCKS)
データソース
Data Files(DATAFILES)
データソース
Extents(EXTENTS)
データソース
Free %(PERCENT_FREE)
データソース
Free Extents(FREE_EXTENTS)
データソース
Free Mbytes(FREE_BYTES)
データソース
Mbytes(BYTES)
データソース
Segments(SEGMENTS)
データソース
Used Mbytes(USED_BYTES)
説明
Avg Fragment(AVERAGE_FRAGMENT)
データソース
Extents(EXTENTS)
データソース
Fragments(FRAGMENTS)
データソース
High Max Extents(HIGH_MAX_EXTENTS)
データソース
Largest Fragment(LARGEST_FRAGMENT)
データソース
Tablespace
Fragmentation
(PD_PDTF)
629
付録 N 各バージョンの変更内容
レコード名
フィールド名
変更内容
Largest Fragment %
(LARGEST_FRAGMENT_PERCENT)
Tablespace Interval
(PI_PITS)
データソース
Next Alloc Fails(NEXT_ALLOC_FAILS)
説明
Overextended(OVEREXTENDED)
データソース
Segments(SEGMENTS)
データソース
Datafiles(DATAFILES)
データソース
Physical Blocks Read
(PHYSICAL_BLOCKS_READ)
データソース
Physical Blocks Written
(PHYSICAL_BLOCKS_WRITTEN)
データソース
Physical Reads(PHYSICAL_READS)
データソース
Physical Writes(PHYSICAL_WRITES)
データソース
Rollback Segments
(ROLLBACK_SEGMENTS)
説明
Rollback Segments Hit %
(ROLLBACK_SEGMENTS_HIT_PERCENT
AGE)
説明
Rollback Segments Trans
(ROLLBACK_SEGMENTS_TRANS)
説明
Sort Segments(SORT_SEGMENTS)
説明
Sorting Users(SORTING_USERS)
説明
Write %(WRITE_PERCENTAGE)
データソース
Writes/sec(WRITES_RATE)
データソース
Transaction
(PD_PDTR)
Address(ADDRESS)
形式
Transaction Interval
(PI_PITR)
Address(ADDRESS)
形式
● スタンドアロンモードで PFM - Agent を起動する機能をサポートしました。
● インストール時の障害を出力するインストールログファイルを追加しました。
● Agent Store サービス起動時に実行していた Store データベースのインデックスファイルの作成処理を,
バージョンアップインストール時,またはデータベースのリストア時に実行するように変更しました。
● 次のメッセージを変更,削除しました。
• 変更
KAVF12004-E
• 削除
KAVF12005-I,KAVF12006-I,KAVF12012-E
● 次のプロパティを追加しました。
サービス名
Agent Collector
● 次のプロパティを削除しました。
630
プロパティ
Data Model Version
付録 N 各バージョンの変更内容
サービス名
プロパティ
Agent Store
Copyright 以下すべて
Network Services 下の Version
Agent Collector
Network Services 下の Version
631
付録 O このマニュアルの参考情報
付録 O このマニュアルの参考情報
このマニュアルを読むに当たっての参考情報を示します。
付録 O.1 関連マニュアル
関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。
JP1/Performance Management 関連
• JP1 Version 10 JP1/Performance Management 設計・構築ガイド(3021-3-041)
• JP1 Version 10 JP1/Performance Management 運用ガイド(3021-3-042)
• JP1 Version 10 JP1/Performance Management リファレンス(3021-3-043)
JP1 関連
• JP1 Version 9 JP1/NETM/DM 運用ガイド 1(Windows(R) 用)
(3020-3-S81)
• JP1 Version 6 JP1/NETM/DM Manager(3000-3-841)
• JP1 Version 8 JP1/NETM/DM SubManager(UNIX(R) 用)(3020-3-L42)
• JP1 Version 9 JP1/NETM/DM Client(UNIX(R) 用)
(3020-3-S85)
付録 O.2 このマニュアルでの表記
このマニュアルでは,製品名を次のように表記しています。
表記
製品名
AIX
AIX V6.1
AIX V7.1
HP-UX
HP-UX 11i
HP-UX 11i V3 (IPF)
IPF
JP1/IM
Itanium(R) Processor
Family
JP1/IM - Manager
JP1/Integrated
Management - Manager
JP1/IM - View
JP1/Integrated
Management - View
JP1/ITSLM
JP1/IT Service Level
Management
JP1/NETM/DM
JP1/NETM/DM Client
JP1/NETM/DM Manager
JP1/NETM/DM
SubManager
Linux
NNM
632
Linux (x64)
Linux 6 (x64)
Red Hat Enterprise
Linux(R) Server 6 (64-bit
x86_64)
Linux (x86)
Linux 6 (x86)
Red Hat Enterprise
Linux(R) Server 6 (32-bit
x86)
HP NNM
HP Network Node
Manager Software バー
ジョン 6 以前
付録 O このマニュアルの参考情報
表記
製品名
HP Network Node
Manager Starter Edition
Software バージョン 7.5 以
前
JP1/Cm2/NNM
JP1/Cm2/Network Node
Manager バージョン 7 以前
JP1/Cm2/Network Node
Manager Starter Edition
250 バージョン 8 以前
JP1/Cm2/Network Node
Manager Starter Edition
Enterprise バージョン 8 以
前
Oracle
Oracle10g
Oracle Database 11g
Performance Management
PFM - Agent
JP1/Performance
Management
PFM - Agent for
Cosminexus
JP1/Performance
Management - Agent
Option for uCosminexus
Application Server
PFM - Agent for DB2
JP1/Performance
Management - Agent
Option for IBM DB2
PFM - Agent for Domino
JP1/Performance
Management - Agent
Option for IBM Lotus
Domino
PFM - Agent for Enterprise
Applications
JP1/Performance
Management - Agent
Option for Enterprise
Applications
PFM - Agent for Exchange
Server
JP1/Performance
Management - Agent
Option for Microsoft(R)
Exchange Server
PFM - Agent for HiRDB
JP1/Performance
Management - Agent
Option for HiRDB
PFM - Agent for IIS
JP1/Performance
Management - Agent
Option for Microsoft(R)
Internet Information
Server
PFM - Agent for JP1/AJS
PFM - Agent for Microsoft
SQL Server
PFM - Agent for JP1/AJS2
JP1/Performance
Management - Agent
Option for JP1/AJS2
PFM - Agent for JP1/AJS3
JP1/Performance
Management - Agent
Option for JP1/AJS3
JP1/Performance
Management - Agent
Option for Microsoft(R)
SQL Server
633
付録 O このマニュアルの参考情報
表記
製品名
PFM - Agent for OpenTP1
JP1/Performance
Management - Agent
Option for OpenTP1
PFM - Agent for Oracle
JP1/Performance
Management - Agent
Option for Oracle
PFM - Agent for Platform
PFM - Agent for
Platform(UNIX)
JP1/Performance
Management - Agent
Option for Platform(UNIX
用)
PFM - Agent for
Platform(Windows)
JP1/Performance
Management - Agent
Option for
Platform(Windows 用 )
PFM - Agent for Service
Response
JP1/Performance
Management - Agent
Option for Service
Response
PFM - Agent for Virtual
Machine
JP1/Performance
Management - Agent
Option for Virtual Machine
PFM - Agent for WebLogic
Server
JP1/Performance
Management - Agent
Option for BEA WebLogic
Server
JP1/Performance
Management - Agent
Option for Oracle(R)
WebLogic Server
PFM - Agent for
WebSphere Application
Server
JP1/Performance
Management - Agent
Option for IBM WebSphere
Application Server
PFM - Agent for
WebSphere MQ
JP1/Performance
Management - Agent
Option for IBM WebSphere
MQ
PFM - Base
JP1/Performance
Management - Base
PFM - Manager
JP1/Performance
Management - Manager
PFM - RM
PFM - RM for Microsoft
SQL Server
JP1/Performance
Management - Remote
Monitor for Microsoft(R)
SQL Server
PFM - RM for Oracle
JP1/Performance
Management - Remote
Monitor for Oracle
PFM - RM for Platform
634
PFM - RM for
Platform(UNIX)
JP1/Performance
Management - Remote
Monitor for Platform(UNIX
用)
付録 O このマニュアルの参考情報
表記
製品名
PFM - RM for
Platform(Windows)
JP1/Performance
Management - Remote
Monitor for
Platform(Windows 用 )
PFM - RM for Virtual
Machine
JP1/Performance
Management - Remote
Monitor for Virtual
Machine
PFM - Web Console
JP1/Performance
Management - Web
Console
Solaris
Solaris 10
Solaris 10 (SPARC)
• PFM - Manager,PFM - Agent,PFM - Base,PFM - Web Console,および PFM - RM を総称して,
Performance Management と表記することがあります。
• HP-UX,Solaris,AIX,および Linux を総称して,UNIX と表記することがあります。
付録 O.3 英略語
このマニュアルで使用する英略語を次に示します。
英略語
英字での表記
CPU
Central Processing Unit
DDL
Data Define Language
DHCP
Dynamic Host Configuration Protocol
DML
Data Manipulation Language
FQDN
Fully Qualified Domain Name
HTML
Hyper Text Markup Language
HTTP
HyperText Transfer Protocol
IP
Internet Protocol
IPv4
Internet Protocol Version 4
IPv6
Internet Protocol Version 6
LAN
Local Area Network
NAPT
Network Address Port Translation
NAT
Network Address Translation
ODBC
Open Database Connectivity
OS
Operating System
SNMP
Simple Network Management Protocol
TCP
Transmission Control Protocol
TCP/IP
Transmission Control Protocol/Internet Protocol
UAC
User Account Control
URL
Uniform Resource Locator
Web
World Wide Web
WOW64
Windows On Windows 64
635
付録 O このマニュアルの参考情報
付録 O.4 このマニュアルでのプロダクト名,サービス ID,およびサー
ビスキーの表記
Performance Management 09-00 以降では,プロダクト名表示機能を有効にすることで,サービス ID お
よびサービスキーをプロダクト名で表示できます。
識別子
プロダクト名表示機能
無効
サービス ID
サービスキー
有効
OS1 ホスト名
ホスト名 <Oracle>(Store)
OA1 ホスト名
ホスト名 <Oracle>
agto
Oracle
このマニュアルでは,プロダクト名表示機能を有効としたときの形式で表記しています。
なお,プロダクト名表示機能を有効にできるのは,次の条件を同時に満たす場合です。
• PFM - Agent の同一装置内の前提プログラム(PFM - Manager または PFM - Base)のバージョンが
09-00 以降
• PFM - Web Console および接続先の PFM - Manager のバージョンが 09-00 以降
付録 O.5 Performance Management のインストール先ディレクトリの
表記
このマニュアルでは,Windows 版 Performance Management のインストール先フォルダをインストール
先フォルダ,UNIX 版 Performance Management のインストール先ディレクトリをインストール先ディ
レクトリと表記しています。
Windows 版 Performance Management のデフォルトのインストール先フォルダは,次のとおりです。
PFM - Base のインストール先フォルダ
• Windows Server 2003 (x64),64 ビット版の Windows Server 2008 の場合
システムドライブ ¥Program Files (x86)¥Hitachi¥jp1pc
• 上記以外の場合
システムドライブ ¥Program Files¥Hitachi¥jp1pc
このマニュアルでは,PFM - Base のインストール先フォルダを,インストール先フォルダと表記して
います。
PFM - Manager のインストール先フォルダ
• Windows Server 2003 (x64),64 ビット版の Windows Server 2008 の場合
システムドライブ ¥Program Files (x86)¥Hitachi¥jp1pc
• 上記以外の場合
システムドライブ ¥Program Files¥Hitachi¥jp1pc
PFM - Web Console のインストール先フォルダ
• Windows Server 2003 (x64),64 ビット版の Windows Server 2008 の場合
システムドライブ ¥Program Files (x86)¥Hitachi¥jp1pcWebCon
• 上記以外の場合
システムドライブ ¥Program Files¥Hitachi¥jp1pcWebCon
636
付録 O このマニュアルの参考情報
UNIX 版 Performance Management のデフォルトのインストール先ディレクトリは,次のとおりです。
PFM - Base のインストール先フォルダ
/opt/jp1pc
PFM - Manager のインストール先ディレクトリ
/opt/jp1pc
PFM - Web Console のインストール先ディレクトリ
/opt/jp1pcwebcon
付録 O.6 Performance Management で対応する NNM 製品について
Performance Management では,次の製品との連携をサポートしています。
• HP Network Node Manager Software バージョン 6 以前
• HP Network Node Manager Starter Edition Software バージョン 7.5 以前
• JP1/Cm2/Network Node Manager バージョン 7 以前
• JP1/Cm2/Network Node Manager Starter Edition 250 バージョン 8 以前
• JP1/Cm2/Network Node Manager Starter Edition Enterprise バージョン 8 以前
このマニュアルでは,これらの製品を「NNM」
,これらの製品と連携するための機能を「NNM 連携」と
表記します。
なお,Performance Management では,次の製品との連携はサポートしていません。ご注意ください。
• HP Network Node Manager i Software v8.10
• JP1/Cm2/Network Node Manager i 09-00 以降
付録 O.7 KB(キロバイト)などの単位表記について
1KB(キロバイト)
,1MB(メガバイト)
,1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ 1,024 バ
イト,1,0242 バイト,1,0243 バイト,1,0244 バイトです。
637
付録 P 用語解説
付録 P 用語解説
(英字)
Action Handler
PFM - Manager または PFM - Base のサービスの一つです。アクションを実行するサービスのことです。
Agent Collector
PFM - Agent のサービスの一つです。パフォーマンスデータを収集したり,アラームに設定されたしきい値で,パ
フォーマンスデータを評価したりするサービスのことです。
Agent Store
PFM - Agent のサービスの一つです。パフォーマンスデータを格納するサービスのことです。Agent Store サービスは,
パフォーマンスデータの記録のためにデータベースを使用します。各 PFM - Agent に対応して,各 Agent Store サービ
スがあります。
Correlator
PFM - Manager のサービスの一つです。サービス間のイベント配信を制御するサービスのことです。アラームの状態を
評価して,しきい値を超過するとアラームイベントおよびエージェントイベントを,Trap Generator サービスおよび
PFM - Web Console に送信します。
HA クラスタシステム
高可用性を実現させるためのクラスタシステムです。障害が発生しても運用を継続できるようにすることを目的として
います。業務実行中のサーバで障害が発生すると,待機していた別のサーバが業務の処理を引き継ぎます。これによっ
て,障害発生時の業務の中断を防ぎ,可用性を向上させることができます。
このマニュアルでは,単に「クラスタシステム」と記述している場合は,HA クラスタシステムのことを指します。
JP1/ITSLM
業務システムをサービス利用者が体感している性能などの視点で監視し,サービスレベルの維持を支援する製品です。
JP1/ITSLM と連携することで,稼働状況の監視を強化できます。
Master Manager
PFM - Manager のサービスの一つです。PFM - Manager のメインサービスのことです。
Master Store
PFM - Manager のサービスの一つです。各 PFM - Agent から発行されたアラームイベントを管理するサービスのこと
です。Master Store サービスはイベントデータの保持のためにデータベースを使用します。
ODBC キーフィールド
PFM - Manager または PFM - Base で,SQL を使用して Store データベースに格納されているレコードのデータを利用
する場合に必要な ODBC キーフィールドを示します。ODBC キーフィールドには,全レコード共通のものと各レコー
ド固有のものとがあります。
PD レコードタイプ
→「Product Detail レコードタイプ」
Performance Management
システムのパフォーマンスに関する問題を監視および分析するために必要なソフトウェア群の総称です。Performance
Management は,次の五つのプログラムプロダクトで構成されます。
• PFM - Manager
• PFM - Web Console
• PFM - Base
638
付録 P 用語解説
• PFM - Agent
• PFM - RM
PFM - Agent
Performance Management を構成するプログラムプロダクトの一つです。PFM - Agent は,システム監視機能に相当
し,監視対象となるアプリケーション,データベース,OS によって,各種の PFM - Agent があります。PFM - Agent
には,次の機能があります。
• 監視対象のパフォーマンスの監視
• 監視対象のデータの収集および記録
PFM - Base
Performance Management を構成するプログラムプロダクトの一つです。Performance Management の稼働監視を行
うための基盤機能を提供します。PFM - Agent を動作させるための前提製品です。PFM - Base には,次の機能があり
ます。
• 各種コマンドなどの管理ツール
• Performance Management と他システムとの連携に必要となる共通機能
PFM - Manager
Performance Management を構成するプログラムプロダクトの一つです。PFM - Manager は,マネージャ機能に相当
し,次の機能があります。
• Performance Management のプログラムプロダクトの管理
• イベントの管理
PFM - Manager 名
Store データベースに格納されているフィールドを識別するための名称です。コマンドでフィールドを指定する場合な
どに使用します。
PFM - View 名
PFM - Manager 名の別名です。PFM - Manager 名に比べ,より直感的な名称になっています。例えば,PFM Manager 名の「INPUT_RECORD_TYPE」は,PFM - View 名で「Record Type」です。PFM - Web Console の GUI
上でフィールドを指定する場合などに使用します。
PFM - Web Console
Performance Management を構成するプログラムプロダクトの一つです。Web ブラウザで Performance Management
システムを一元的に監視するため Web アプリケーションサーバの機能を提供します。PFM - Web Console には,次の
機能があります。
• GUI の表示
• 統合監視および管理機能
• レポートの定義およびアラームの定義
PI レコードタイプ
→「Product Interval レコードタイプ」
Product Detail レコードタイプ
現在起動しているプロセスの詳細情報など,ある時点でのシステムの状態を示すパフォーマンスデータが格納されるレ
コードタイプのことです。PD レコードタイプは,次のような,ある時点でのシステムの状態を知りたい場合に使用し
ます。
• システムの稼働状況
• 現在使用しているファイルシステム容量
Product Interval レコードタイプ
1 分ごとのプロセス数など,ある一定の時間(インターバル)ごとのパフォーマンスデータが格納されるレコードタイ
プのことです。PI レコードタイプは,次のような,時間の経過に伴うシステムの状態の変化や傾向を分析したい場合に
使用します。
639
付録 P 用語解説
• 一定時間内に発生したシステムコール数の推移
• 使用しているファイルシステム容量の推移
Store データベース
Agent Collector サービスが収集したパフォーマンスデータが格納されるデータベースのことです。
(ア行)
アクション
監視するデータがしきい値に達した場合に,Performance Management によって自動的に実行される動作のことです。
次の動作があります。
• E メールの送信
• コマンドの実行
• SNMP トラップの発行
• JP1 イベントの発行
アラーム
監視するデータがしきい値に達した場合のアクションやイベントメッセージを定義した情報のことです。
アラームテーブル
次の情報を定義した 1 つ以上のアラームをまとめたテーブルです。
• 監視するオブジェクト(Process,TCP,WebService など)
• 監視する情報(CPU 使用率,1 秒ごとの受信バイト数など)
• 監視する条件(しきい値)
インスタンス
このマニュアルでは,インスタンスという用語を次のように使用しています。
• レコードの記録形式を示す場合
1 行で記録されるレコードを「単数インスタンスレコード」
,複数行で記録されるレコードを「複数インスタンスレ
コード」,レコード中の各行を「インスタンス」と呼びます。
• PFM - Agent の起動方式を示す場合
同一ホスト上の監視対象を 1 つのエージェントで監視する方式のエージェントを「シングルインスタンスエージェン
ト」
,同一ホスト上の監視対象を複数のエージェントで監視する方式のエージェントを「マルチインスタンスエー
ジェント」
,マルチインスタンスエージェントの各エージェントサービスを「インスタンス」と呼びます。
インスタンス番号
内部処理で使用する,1 バイトの管理番号を示す識別子のことです。サービス ID の一部です。
エージェント
パフォーマンスデータを収集する PFM - Agent のサービスのことです。
(カ行)
監視テンプレート
PFM - Agent に用意されている,定義済みのアラームとレポートのことです。監視テンプレートを使用することで,複
雑な定義をしなくても PFM - Agent の運用状況を監視する準備が容易にできるようになります。
管理ツール
サービスの状態の確認やパフォーマンスデータを操作するために使用する各種のコマンドまたは GUI 上の機能のことで
す。次のことができます。
• サービスの構成および状態の表示
• パフォーマンスデータの退避および回復
640
付録 P 用語解説
• パフォーマンスデータのテキストファイルへのエクスポート
• パフォーマンスデータの消去
機能 ID
Performance Management プログラムのサービスの機能種別を示す,1 バイトの識別子のことです。サービス ID の一
部です。
クラスタシステム
クラスタシステムとは,複数のサーバシステムを連携して一つのシステムとして運用するシステムです。大きく分けて
HA(High Availability)クラスタシステムと負荷分散クラスタシステムの 2 種類があります。
このマニュアルでは,単に「クラスタシステム」と記述している場合は,HA クラスタシステムのことを指します。
→「HA クラスタシステム」
→「負荷分散クラスタシステム」
(サ行)
サービス ID
Performance Management プログラムのサービスに付加された,一意の ID のことです。コマンドを使用して
Performance Management のシステム構成を確認する場合,または個々のエージェントのパフォーマンスデータをバッ
クアップする場合などは,Performance Management プログラムのサービス ID を指定してコマンドを実行します。
サービス ID の形式は,プロダクト名表示機能の設定によって異なります。サービス ID の形式については,マニュアル
「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Management の機能について説明している章を
参照してください。
実行系ノード
クラスタシステムを構成するそれぞれのサーバシステムの,業務を実行中のノード(論理ホストがアクティブなノード)
のことです。
スタンドアロンモード
PFM - Agent 単独で起動している状態のことです。PFM - Manager の Master Manager サービスおよび Name Server
サービスが,障害などのため起動できない状態でも,PFM - Agent だけを起動して,パフォーマンスデータを収集でき
ます。
(タ行)
待機系ノード
クラスタシステムを構成するそれぞれのサーバシステムの,実行系ノードの障害時に業務を引き継げるよう待機してい
るノードのことです。
単数インスタンスレコード
1 行で記録されるレコードです。このレコードは,固有の ODBC キーフィールドを持ちません。
→「インスタンス」
データベース ID
PFM - Agent の各レコードに付けられた,レコードが格納されるデータベースを示す ID です。データベース ID は,そ
のデータベースに格納されるレコードの種類を示しています。データベース ID を次に示します。
• PI
PI レコードタイプのレコードのデータベースであることを示します。
• PD
PD レコードタイプのレコードのデータベースであることを示します。
641
付録 P 用語解説
データモデル
各 PFM - Agent が持つレコードおよびフィールドの総称のことです。データモデルは,バージョンで管理されていま
す。
ドリルダウンレポート
レポートまたはレポートのフィールドに関連づけられたレポートです。あるレポートの詳細情報や関連情報を表示した
い場合に使用します。
(ハ行)
バインド
アラームをエージェントと関連づけることです。バインドすると,エージェントによって収集されているパフォーマン
スデータが,アラームで定義したしきい値に達した場合,ユーザーに通知できるようになります。
パフォーマンスデータ
監視対象システムから収集したリソースの稼働状況データのことです。
非対話形式(コマンド)
コマンドの実行中に必要な入力作業について,オプションの指定や定義ファイルの読み込みで代替するコマンドの実行
形式です。
非対話形式でコマンドを実行することで,稼働監視システムの構築を省力化でき,ユーザーの負担を軽減できます。
フィールド
レコードを構成するパフォーマンスデータの集まりのことです。
フェールオーバー
クラスタシステムで障害が発生したときに,業務を実行するサーバの処理を実行系ノードから待機系ノードに引き継ぐ
ことです。
負荷分散クラスタシステム
複数のノードで処理の負荷を分散して実行するシステムです。複数のノードで処理を分散して実行することによって処
理能力を向上させることを目的としています。また,障害が発生してノードが停止してもほかのノードに処理を切り替
えることによってシステムの可用性も向上できます。
複数インスタンスレコード
複数行で記録されるレコードです。このレコードは,固有の ODBC キーフィールドを持っています。
→「インスタンス」
物理ホスト
クラスタシステムを構成する各サーバに固有な環境のことです。物理ホストの環境は,フェールオーバー時にもほかの
サーバに引き継がれません。
プロダクト ID
該当する Performance Management プログラムのサービスが,Performance Management のどのプログラムプロダク
トのものかを示す 1 バイトの識別子のことです。サービス ID の一部です。
(ラ行)
ライフタイム
各レコードに収集されるパフォーマンスデータの一貫性が保証される期間のことです。
リアルタイムレポート
監視対象の現在の状況を示すレポートです。
642
付録 P 用語解説
履歴レポート
監視対象の過去から現在までの状況を示すレポートです。
レコード
収集したパフォーマンスデータを格納する形式のことです。レコードの種類は,Store データベースの各データベース
によって異なります。
レポート
PFM - Agent が収集したパフォーマンスデータをグラフィカルに表示する際の情報を定義したものです。主に,次の情
報を定義します。
• レポートに表示させるレコード
• パフォーマンスデータの表示項目
• パフォーマンスデータの表示形式(表,グラフなど)
論理ホスト
クラスタシステムでの運用時に JP1 の実行環境となる論理上のサーバのことです。障害の発生時には,論理ホスト単位
で系が切り替わります。論理ホストは専用の IP アドレスを持ち,フェールオーバー時にはその IP アドレスを引き継い
で動作します。そのため,障害で物理的なサーバが切り替わった場合も,クライアントからは同じ IP アドレスでアク
セスでき,一つのサーバが常に動作しているように見えます。
643
索引
A
Database Space Overview(8.0) レポート 215
Action Handler(用語解説) 638
Activity Summary(PD_PDAS)レコード 269
Agent Collector(用語解説) 638
Agent Collector サービスのプロパティ一覧 588
Agent Store(用語解説) 638
Agent Store サービスのプロパティ一覧 585
ALTER USER 文 30, 92
B
Backup Async IO(PD_PDBA)レコード 272
Backup Sync IO(PD_PDBS)レコード 276
Block Contention Interval(PI_PIBC)レコード
279
Block Contention Statistics(PD_PDBC)レコード
281
Blocking Locks(8.0) レポート 207
Buffer Cache Usage アラーム 189
Buffer Cache Waits アラーム 190
Database Space Summary(Multi-Agent)(8.0) レポー
ト 216
Database Space Trend(Multi-Agent)(8.0) レポート
217
Data Dictionary Cache(PD_PDDD)レコード 306
Data Dictionary Cache Interval(PI_PIDD)レコー
ド 308
Data File(PD_PDDF)レコード 310
Datafile I/O Activity Detail(8.0) レポート 218
Datafile I/O Status Detail(Reads)(8.0) レポート 219
Datafile I/O Status Detail(Writes)(8.0) レポート 220
Datafile I/O Status Summary(8.0) レポート 221
Datafile I/O Trend Detail(Reads)(8.0) レポート 222
Datafile I/O Trend Detail(Writes)(8.0) レポート 223
Datafile I/O Trend Summary(8.0) レポート 224
Data File Interval(PI_PIDF)レコード 318
Dict. Cache Usage アラーム 191
Disk Sorts - Top 10 Sessions(8.0) レポート 225
Buffer Pool(PD_PDBP)レコード 283
Disk Sorts アラーム 192
Dispatcher(PD_PDDS)レコード 348
C
Dispatcher Interval(PI_PIDS)レコード 351
DROP TABLESPACE 文 47, 110
Cache Summary(PD_PDCS)レコード 286
DROP USER 文 47, 110
Cache Summary Interval(PI_PICS)レコード 290
Cache Usage(8.0) レポート 208
E
Cache Usage Status(Multi-Agent)(8.0) レポート 209
Cache Usage Trend(Multi-Agent)(8.0) レポート 210
Error Log(8.0) レポート 226
Circuit(PD_PDCI)レコード 294
Collection Instance 2 296
Collection Tablespace 2 297
Control File(PD_PDCF)レコード 300
Correlator(用語解説) 638
Current Sessions Stat Summary(PD_PDS3)レ
コード 301
D
Database(PD_PDDB)レコード 328
Database Activity Status(8.0) レポート 211
Database Activity Status(Multi-Agent)(8.0)レポート
213
Database Activity Status Detail(8.0) レポート 212
Database Activity Trend(Multi-Agent)(8.0)レポート
214
Errorlog Detail(PD_PDEL)レコード 354
F
Free List Waits アラーム 193
Full Table Scans(8.0) レポート 227
Full Table Scans アラーム 194
G
GCS Stat Summary(PD_PDGC)レコード 356
GCS Stat Summary Interval(PI_PIGC)レコード
358
H
HA クラスタシステム 136
HA クラスタシステム(用語解説) 638
Database Interval(PI_PIDB)レコード 337
Database Object Cache(PD_PDDO)レコード 346
645
索引
I
M
I/O Activity - Top 10 Datafiles(8.0) レポート 228
Instance(PD_PDI)レコード 360
Master Manager(用語解説) 638
Master Store(用語解説) 638
Instance Availability(PD_PDIA)レコード 362
IPv4 環境と IPv6 環境での通信について 618
Memory Usage - Top 10 Sessions(8.0) レポート 232
Minimum Database Interval 2 386
IP アドレスの設定 16
IP アドレスの設定〔UNIX の場合〕 74
Minimum Data File Interval 2 387
Minimum Tablespace Interval 2 391
J
Multi - Threaded Server(PD_PDMT)レコード
393
JP1/ITSLM 638
JP1/ITSLM との連携 617
Multi - Threaded Server Interval(PI_PIMT)レ
コード 397
jpcconf alarm delete (jpcctrl delete) コマンド 108
jpcconf db define (jpcdbctrl config) コマンド 50, 113
N
jpcconf inst list (jpcinslist) コマンド 45, 108
jpcconf inst setup (jpcinssetup) コマンド 37, 101
net_service_name 32, 93
nls_lang 95
jpcconf inst unsetup (jpcinsunsetup) コマンド 45,
108
numeric_10 33, 95
jpcconf mgrhost define (jpcnshostname) コマンド
42, 106
O
jpchosts ファイル 149, 161
jpcras コマンド 568
jpcsto.ini ファイルの設定項目 51
jpcsto.ini ファイルの設定項目〔UNIX の場合〕 114
jpcsto.ini ファイルの編集手順 52
jpcsto.ini ファイルの編集手順〔UNIX の場合〕 115
ODBC キーフィールド(用語解説) 638
ODBC キーフィールド一覧 254
Open Cursor(PD_PDOC)レコード 401
Open Cursors(4.0) レポート 233
Options Installed(PD_PDO)レコード 403
oracle_home 31, 93
oracle_passwd 31, 93
L
oracle_sid 31, 93
oracle_user 31, 93
LANG 環境変数の設定 84
oracle_version 31, 93
Latch(PD_PDLA)レコード 365
Latch Interval(PI_PILA)レコード 368
Oracle Database へオブジェクトを登録する 39
Library Cache(PD_PDLC)レコード 371
Library Cache Interval(PI_PILC)レコード 373
Library Cache Usage アラーム 195
listener_home 32, 94
listener_name 32, 94
localtemp_option 33, 95
Lock(PD_PDLO)レコード 376
Lock Activity Interval(PI_PIPL)レコード 379
Locked Objects(8.0) レポート 230
Lock Interval(PI_PILO)レコード 381
Lock Usage - Top 10 Sessions(8.0) レポート 229
Lock Waiters(PD_PDLW)レコード 384
log_path 32, 94
log_size 32, 94
Longest Transactions - Top 10 Sessions(8.0)レポート
231
Oracle Database へオブジェクトを登録する〔UNIX
の場合〕 103
Oracle Databaseへ登録したオブジェクトを削除する
46
Oracle Database へ登録したオブジェクトを削除する
〔UNIX の場合〕 109
Oracle Database を設定する 40
Oracle Database を設定する〔UNIX の場合〕 103
Oracle インスタンス稼働監視 10
Oracle のアカウントが使用していた表領域を削除す
る 47
Oracle のアカウントが使用していた表領域を削除す
る〔UNIX の場合〕 110
Oracle のアカウントを削除する 47
Oracle のアカウントを削除する〔UNIX の場合〕 110
P
Parallel Query Server(PD_PDPQ)レコード 404
646
索引
Parallel Query Server Interval(PI_PIPQ)レコード
406
PD_PDSM 423
PD_PDSQ 469
Parallel Query Statistics(PD_PDPS)レコード
409
PD_PDSR 463
PD_PDSS 444
Parameter Values(PD_PDP)レコード 410
PD 483
PD_PDST 496
PD_PDTA 497
PD_PCI 296
PD_PCTS 297
PD_PDTF 506
PD_PDTL 521
PD_PDAS 269
PD_PDBA 272
PD_PDTR 515
PD_PDTS 499
PD_PDBC 281
PD_PDBP 283
PD_PDV 523
PD_PDWA 451
PD_PDBS 276
PD_PDC 456
PD_STAT 427
PD レコードタイプ 3
PD_PDCF 300
PD_PDCI 294
PD レコードタイプ(用語解説) 638
Performance Management(用語解説) 638
PD_PDCS 286
PD_PDDB 328
Performance Management の障害回復(トラブル
シューティング) 574
PD_PDDD 306
PD_PDDF 310
Performance Management の障害検知(トラブル
シューティング) 573
PD_PDDO 346
PD_PDDS 348
Performance Management プログラム 19
Performance Management プログラム〔UNIX の場
合〕 77
PD_PDEL 354
PD_PDES 471
PD_PDEV 433
PD_PDGC 356
PD_PDI 360
PD_PDIA 362
PD_PDLA 365
PD_PDLC 371
PD_PDLO 376
PD_PDLS 475
PD_PDLW 384
PD_PDMT 393
PD_PDNL 473
PD_PDO 403
PFM - Agent(用語解説) 639
PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle のアカウ
ントの削除 47
PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle のアカウ
ントの削除〔UNIX の場合〕 110
PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle のアカウ
ントの作成 26
PFM - Agent for Oracle で使用する Oracle のアカウ
ントの作成〔UNIX の場合〕 88
PFM - Agent for Oracle のアンインストールとアン
セットアップの流れ 166
PFM - Agent for Oracle の運用方式の変更 50
PD_PDOC 401
PD_PDOP 411
PFM - Agent for Oracle の運用方式の変更〔UNIX の
場合〕 113
PFM - Agent for Oracle の運用方式の変更〔クラスタ
PD_PDP 410
PD_PDPQ 404
運用時〕 182
PFM - Agent for Oracle の概要 1
PD_PDPS 409
PD_PDQU 413
PFM - Agent for Oracle のシステム構成の変更 49
PFM - Agent for Oracle のシステム構成の変更
PD_PDRL 415
PD_PDRS 417
〔UNIX の場合〕 112
PFM - Agent for Oracle のシステム構成の変更〔クラ
PD_PDS 428
PD_PDS2 446
スタ運用時〕 181
PFM - Agent for Oracle の接続先 PFM - Manager の
PD_PDS3 301
PD_PDSE 477
設定 42
PFM - Agent for Oracle の接続先 PFM - Manager の
PD_PDSG 454
PD_PDSH 459
設定〔UNIX の場合〕 106
PFM - Agent for Oracle のセットアップ手順 24
647
索引
PFM - Agent for Oracle のセットアップ手順〔UNIX
の場合〕 84
PI_PIST 481
PI_PITR 518
PFM - Agent for Oracle のセットアップファイルをコ
ピーする 25
PI_PITS 511
PI_PMDB 386
PFM - Agent for Oracle のセットアップファイルをコ
ピーする〔UNIX の場合〕 86
PI_PMDF 387
PI_PMTS 391
PFM - Agent for Oracle の登録 24
PFM - Agent for Oracle の登録〔UNIX の場合〕 85
PFM - Agent for Oracle の特長 2
PI レコードタイプ 3
PI レコードタイプ(用語解説) 639
PFM - Agent for Oracle のファイルおよびディレクト
リ一覧 596
PFM - Agent for Oracle を使ったパフォーマンス監視
の例 7
Process Detail(PD_PDOP)レコード 411
Product Detail レコードタイプ(用語解説) 639
Product Interval レコードタイプ(用語解説) 639
Q
PFM - Agent の登録(クラスタシステムの場合)
147, 159
Queue Statistics(PD_PDQU)レコード 413
PFM - Agentの論理ホストのアンセットアップ 168,
175
R
PFM - Agent の論理ホストのセットアップ(クラスタ
システムの場合) 147, 159
Redo Log Buffer Contention(8.0) レポート 235
Redo Log Contention アラーム 196
PFM - Agent ホストに障害が発生した場合のフェール
オーバー(クラスタシステムの場合) 140
REDO ログ待機の監視 11
Resource Limit(PD_PDRL)レコード 415
retry_time 32
PFM - Base(用語解説) 639
PFM - Manager(用語解説) 639
PFM - Manager が停止した場合の影響(クラスタシ
ステムの場合) 141
PFM - Manager 名(用語解説) 639
PFM - View 名(用語解説) 639
PFM - Web Console(用語解説) 639
Physical I/O - Top 10 Sessions(8.0) レポート 234
PI 489
PI_PIBC 279
PI_PICS 290
PI_PIDB 337
PI_PIDD 308
PI_PIDF 318
PI_PIDS 351
PI_PIEV 435
PI_PIGC 358
PI_PIIO 437
PI_PILA 368
PI_PILC 373
PI_PILO 381
PI_PIMT 397
PI_PIPL 379
PI_PIPQ 406
PI_PIRS 420
PI_PIS2 439
PI_PISE 479
PI_PISH 461
PI_PISR 466
648
Rollback Segment(PD_PDRS)レコード 417
Rollback Segment Interval(PI_PIRS)レコード
420
S
Segment Detail(PD_PDSM)レコード 423
Server Configuration Status(4.0) レポート 236
Server Status(PD_STAT)レコード 427
Server Status アラーム 197
Session Detail(8.0) レポート 237
Session Detail(PD_PDS)レコード 428
Session Event(PD_PDEV)レコード 433
Session Event Interval(PI_PIEV)レコード 435
Session I/O Interval(PI_PIIO)レコード 437
Session Statistics(PD_PDSS)レコード 444
Session Statistics Detail(4.0) レポート 238
Session Statistics Summary(PD_PDS2)レコード
446
Session Stat Summary Interval(PI_PIS2)レコー
ド 439
Session Wait(PD_PDWA)レコード 451
SGA Components(PD_PDSG)レコード 454
SGA Status(8.0) レポート 239
SGA Status Summary(8.0) レポート 240
Shared Cursor Cache(PD_PDC)レコード 456
Shared Server(PD_PDSH)レコード 459
Shared Server Interval(PI_PISH)レコード 461
索引
Sort Segment(PD_PDSR)レコード 463
Sort Segment Interval(PI_PISR)レコード 466
SQL*Net Listener(PD_PDNL)レコード 473
SQL*Net Listeners(PD_PDLS)レコード 475
sql_option 32, 94
sqlnet 31, 93
W
Web ブラウザでマニュアルを参照するための設定
68, 132
あ
SQL Text(4.0) レポート 241
SQL Text(PD_PDSQ)レコード 469
アクション 4
アクション(用語解説) 640
SQL Text - Performance Based(PD_PDES)レコー
ド 471
startup_always 33, 95
Store Version 33, 95
アラーム 4
アラーム(用語解説) 640
Store データベース 3
アラームテーブル(用語解説) 640
アラームの記載形式 187
Store データベース(用語解説) 640
Store データベースに格納されているデータをエクス
ポートすると出力されるフィールド 263
Store データベースに記録されるときだけ追加される
アラーム一覧 188
アラームテーブル 4
アンインストール手順 47, 171, 179
アンインストール手順〔UNIX の場合〕 110
フィールド 261
Store バージョン 2.0 への移行 62, 127
アンインストールとアンセットアップ 44
アンインストールとアンセットアップ(UNIX の場
合) 173
syslog と Windows イベントログの一覧 530
System Event(PD_PDSE)レコード 477
アンインストールとアンセットアップ(Windows の
場合) 166
System Event Interval(PI_PISE)レコード 479
System Overview(8.0) レポート 242, 244
アンインストールとアンセットアップ〔UNIX の場
合〕 107
System Stat Interval(PI_PIST)レコード 481
System Statistics(PD_PDST)レコード 496
アンインストールとアンセットアップの流れ 173
アンインストールとアンセットアップの前に 44
System Stat Summary(PD)レコード 483
System Stat Summary Interval(PI)レコード 489
アンインストールとアンセットアップの前に〔UNIX
の場合〕 107
T
アンインストールに必要な OS ユーザー権限に関する
注意事項 44
Table Access(PD_PDTA)レコード 497
Tablespace(PD_PDTS)レコード 499
Tablespace Fragmentation(PD_PDTF)レコード
506
Tablespace Interval(PI_PITS)レコード 511
Tablespace Status(4.0) レポート 246
Tablespace Status Detail(4.0) レポート 247
アンインストールに必要な OS ユーザー権限に関する
注意事項〔UNIX の場合〕 107
アンセットアップ手順 45, 167, 174
アンセットアップ手順〔UNIX の場合〕 108
い
Tablespace Usage アラーム 199
timeout 32, 94
移行時の注意事項 605
移行手順 605
インスタンス(用語解説) 640
Transaction(PD_PDTR)レコード 515
Transaction Interval(PI_PITR)レコード 518
インスタンス環境のアンセットアップ 45
インスタンス環境のアンセットアップ〔UNIX の場
Transaction Lock(PD_PDTL)レコード 521
合〕 108
インスタンス環境の更新の設定 53
U
undospace_option 33, 95
インスタンス環境の更新の設定〔UNIX の場合〕 116
インスタンス環境の更新の設定〔クラスタ運用時〕
182
V
インスタンス環境の設定 30
Version(PD_PDV)レコード 523
インスタンス環境の設定(クラスタシステムの場合)
149, 160
インスタンス環境の設定〔UNIX の場合〕 92
649
索引
インスタンス環境を削除する 45
インスタンス環境を削除する〔UNIX の場合〕 108
管理ツール(用語解説) 640
インスタンス情報を設定する 30
インスタンス番号(用語解説) 640
き
インストール手順 22
インストール手順(クラスタシステムの場合) 147,
158
インストール手順〔UNIX の場合〕 81
インストールとセットアップ 14
インストールとセットアップ(UNIX の場合) 71
インストールとセットアップ(Windows の場合) 13
インストールとセットアップ(クラスタシステムで
UNIX の場合) 154
インストールとセットアップ(クラスタシステムで
Windows の場合) 142
インストールとセットアップ〔UNIX の場合〕 72
インストールとセットアップの流れ 14, 154
機能 ID(用語解説) 641
共通メッセージログ(トラブルシューティング)
553, 555
共有ディスクのアンマウント 177
共有ディスクのアンマウント(クラスタシステムの場
合) 162
共有ディスクのオフライン 170
共有ディスクのオフライン(クラスタシステムの場
合) 151
共有ディスクのオンライン 147, 168
共有ディスクのマウント 175
共有ディスクのマウント(クラスタシステムの場合)
159
インストールとセットアップの流れ(クラスタシステ
ムで Windows の場合) 142
く
インストールとセットアップの流れ〔UNIX の場合〕
72
クラスタ運用時のディスク占有量 576
インストールとセットアップの前に 16
インストールとセットアップの前に(クラスタシステ
ムの場合) 144, 156
インストールとセットアップの前に〔UNIX の場合〕
74
インストールに必要な OS ユーザー権限について 18
インストールに必要な OS ユーザー権限について
〔UNIX の場合〕 76
う
運用(クラスタシステムの場合) 135
え
エイリアス名 16, 74
エージェント(用語解説) 640
エージェントログ(トラブルシューティング) 554
か
カーネルパラメーター 577
概要(クラスタシステムの場合) 136
稼働状況ログ(トラブルシューティング) 553
環境変数に関する注意事項 20, 78
監視対象プログラム 19
監視対象プログラム〔UNIX の場合〕 77
監視テンプレート 4, 185, 186
監視テンプレート(用語解説) 640
監視テンプレートの概要 186
650
クラスタシステム(用語解説) 641
クラスタシステムで運用する場合の注意事項 180
クラスタシステムでのインストールとセットアップに
ついて 19
クラスタシステムでのインストールとセットアップに
ついて〔UNIX の場合〕 77
クラスタシステムでの運用 135
クラスタシステムでの環境設定 153, 165
クラスタシステムの概要 136
クラスタソフトからの PFM - Agent の登録解除
171, 178
クラスタソフトからの起動・停止の確認 153, 165
クラスタソフトからの停止 168, 175
クラスタソフトへの PFM - Agent の登録 163, 151
け
権限に関する注意事項 606
検索処理パフォーマンス 8
さ
サービス ID(用語解説) 641
サービスに関する注意事項 44
サービスに関する注意事項〔UNIX の場合〕 107
し
識別子一覧 579
システム見積もり 576
システムログ(トラブルシューティング) 553
索引
実行系ノード(用語解説) 641
実ホスト名 16, 74
収集するパフォーマンスデータ中のホスト名について
180
他 Performance Management プログラムの論理ホス
トのセットアップ(クラスタシステムの場合)
149, 161
待機系ノード(用語解説) 641
障害発生時の資料採取の準備〔UNIX の場合〕 78
使用する Oracle のアカウントの作成(クラスタシス
対処の手順(トラブルシューティング) 544
単数インスタンスレコード(用語解説) 641
テムの場合) 149, 160
資料の採取方法(トラブルシューティング) 568
て
す
ディスク監視 10
ディスク占有量 576
スタンドアロンモード(用語解説) 641
データ型一覧 257
データ更新処理パフォーマンス 9
せ
データベース ID(用語解説) 641
データモデル 3, 250
データモデル(用語解説) 642
接続先 PFM - Manager の解除 171, 178
接続先 PFM - Manager の設定(クラスタシステムの
場合) 148, 160
セットアップコマンドを実行する〔PFM - Manager
ホスト :UNIX の場合〕 87
セットアップコマンドを実行する〔PFM - Manager
と
同一ホストに Performance Management プログラム
を複数インストール,セットアップするときの注意
ホスト〕 25
セットアップコマンドを実行する〔PFM - Web
事項 20
同一ホストに Performance Management プログラム
Console ホスト :UNIX の場合〕 87
セットアップコマンドを実行する〔PFM - Web
を複数インストール,セットアップするときの注意
事項〔UNIX の場合〕 78
Console ホスト〕 26
セットアップ手順(クラスタシステムの場合) 147,
159
動作ログ出力の設定 43, 106
動作ログ出力の設定(クラスタシステムの場合) 150
セットアップやサービスの起動について(トラブル
動作ログの出力 609
トラブルシューティング 545
シューティング) 545
前提 OS 16
トラブル発生時に採取が必要な資料(トラブルシュー
ティング) 559
前提 OS〔UNIX の場合〕 74
前提プログラム 18
前提プログラム〔UNIX の場合〕 76
トラブルへの対処方法 543
ドリルダウンレポート(フィールドレベル) 200
ドリルダウンレポート(用語解説) 642
そ
ドリルダウンレポート(レポートレベル) 200
トレースログ(トラブルシューティング) 554, 556
その他の注意事項〔アンインストール・アンセット
ね
アップ :UNIX の場合〕 107
その他の注意事項〔アンインストール・アンセット
アップ :Windows の場合〕 44
ネットワークに関する注意事項 44
ネットワークに関する注意事項〔UNIX の場合〕 107
その他の注意事項〔インストール・セットアップ
:UNIX の場合〕 80
ネットワークの環境設定 16
ネットワークの環境設定〔UNIX の場合〕 74
その他の注意事項〔インストール・セットアップ
:Windows の場合〕 21
ネットワークの設定 41
ネットワークの設定(クラスタシステムの場合)
149, 161
た
ネットワークの設定〔UNIX の場合〕 105
他 Performance Management プログラムの論理ホス
トのアンセットアップ 169, 177
は
バージョンアップの注意事項 21
バージョンアップの注意事項〔UNIX の場合〕 79
651
索引
バージョン互換 608
バインド 4
ポート番号の設定〔UNIX の場合〕 76
ポート番号の設定の解除 168, 175
バインド(用語解説) 642
バックアップ 66, 130
め
パフォーマンス監視の目的 7
パフォーマンスデータ(用語解説) 642
パフォーマンスデータの格納先の変更 42, 50
パフォーマンスデータの格納先の変更(クラスタシス
テムの場合) 150, 162
パフォーマンスデータの格納先の変更〔UNIX の場
合〕 105, 113
パフォーマンスデータの管理方法 6
パフォーマンスデータの収集と管理の概要 6
パフォーマンスデータの収集方法 6
ひ
非対話形式(コマンド)(用語解説) 642
ふ
ファイアウォールの通過方向 582
ファイルおよびディレクトリ一覧 596
フィールド 3, 200
フィールド(用語解説) 642
フィールドの値 258
フェールオーバー(用語解説) 642
フェールオーバー時の処理(クラスタシステムの場
合) 140
負荷分散クラスタシステム 137
負荷分散クラスタシステム(用語解説) 642
複数インスタンスレコード(用語解説) 642
物理ホスト(用語解説) 642
プログラムに関する注意事項 44
プログラムに関する注意事項〔UNIX の場合〕 107
プログラムのインストール順序 22
プログラムのインストール順序〔UNIX の場合〕 81
プログラムのインストール方法 23
プログラムのインストール方法〔UNIX の場合〕 81
プロセス一覧 580
プロダクト ID(用語解説) 642
プロパティ 585
メッセージ 525
メッセージ一覧 531
メッセージカタログ格納ディレクトリ内のファイルお
よびディレクトリ一覧 602
メッセージの記載形式 526
メッセージの形式 526
メッセージの出力形式 526
メッセージの出力先一覧 527
メモリー所要量 576
よ
要約ルール 255
ら
ライフタイム(用語解説) 642
り
リアルタイムレポート 2
リアルタイムレポート(用語解説) 642
リストア 66, 130
履歴レポート 3
履歴レポート(用語解説) 643
れ
レコード 3, 200, 249
レコード(用語解説) 643
レコード一覧 265
レコード収集での Oracle アクセスのキャンセル機能
60
レコード収集での Oracle アクセスのキャンセル機能
〔UNIX の場合〕 126
レコードの記載形式 251
レコードの注意事項 264
レポート 2
レポート(用語解説) 643
へ
レポート一覧 204
レポートの記載形式 200
ベースラインの選定 7
レポートのフォルダ構成 202
ほ
ろ
ポート番号 582
ログ情報(トラブルシューティング) 553
ポート番号一覧 582
ポート番号の設定 18
ログのファイルサイズ変更 42
652
索引
ログのファイルサイズ変更(クラスタシステムの場
合) 150, 161
ログのファイルサイズ変更〔UNIX の場合〕 105
ログファイルおよびディレクトリ一覧(トラブル
シューティング) 554
論理ホスト(用語解説) 643
論理ホスト環境定義ファイルのインポート 170, 177
論理ホスト環境定義ファイルのインポート(クラスタ
システムの場合) 151, 163
論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート 169,
177
論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート(クラス
タシステムの場合) 150, 162
論理ホスト環境定義ファイルのエクスポート・イン
ポート〔クラスタ運用時〕 183
論理ホスト環境定義ファイルの待機系ノードへのコ
ピー 170, 177
論理ホスト環境定義ファイルの待機系ノードへのコ
ピー(クラスタシステムの場合) 151, 162
653