2013 – TECH.TEST 2014.3.9(日)網張温泉スキー場(岩手県)

2013 – TECH.TEST
2014.3.9(日)網張温泉スキー場(岩手県)
主任検定員:村松
敬仁
皆さんお疲れ様です。
コメントについて大変遅れてしまったことに対し、受験された方々、関係者様各位にお詫びを申し上げます。今後こ
のような事が無いようにいたしますので、今後ともよろしくお願いいたます。
教育部の新しい検定として、始まりましたTECH TESTです。こちらは従来のインストラクター検定
と違い、指導種目及び運動指定を求められない全くの技術検定であります。
内容は運動指定が無いためにシンプルな技術認定となります。そのためにより、その方の滑走技術が求めら
れる検定となることが予想されました。
そして、TECH1、2はいずれ、各スクールにて実施することを考慮して、各スキー場でコース設定しや
すいようにコース幅をあまり広く使わない種目が設定しました。
斜度設定は中急斜面としています。よって斜度はきつめに設定いたしました。
今回のコースはスラロームバーンといい、非常にスピードが乗るバーンでした。
また、不整地バーンは中斜面の中でピッチが不規則であり、若干滑りにくい状況となっておりましたが、そ
の中でどのように滑走されるかを評価させていただきました。
ミドルターン、ショートターン、フリーライディングに関しては斜度がきつい中、しっかり雪面に対して圧
をかけて、コンタクトを取り続けていた方々が最後までスピードコントロールして滑りきれていました。
その方々は、最後まで自らが動き続けて、斜度に合わせて落下する意識があり、かつ、滑れた方だと見てお
りました。
斜度やスピードが乗りやすい条件で、スピードを抑えようとすると、制動する力が働き過ぎ、上体が山側に
残ることで、逆に滑走中はコンタクトが少なくなります。
うまくいかなかった方は斜度に体を合わせながら、落下する意識で練習してはどうでしょうか。
最後に初めての開催となるTECH TESTでしたので、受験者、サポートしてくださった現地スタッフ
には色々とご迷惑おかけしたかと思いますが、事故もなく終えられたことから、皆さんに感謝申し上げます。
ありがとうございました。