ちょうちょう

なぜなに学習相談
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学研教育情報資料センター
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資料番号3285
ただ
「ちょうちょ」と「ちょうちょう」は、どちらが正しいの
●「ちょうちょ」は「ちょうちょう」から
はる
の は ら
と
お
春になると、野原をちょうちょうが飛びまわり、あなたもそれを追いかけたことがあるで
しろ
き い ろ
はな
じゅえき
もと
たか
ひく
と
しょう。白いちょうちょうや黄色いちょうちょうが、花のみつや樹液を求めて、高く低く飛
か ん じ
ちょう
ちょうちょう
か
んでいます。漢字では、「 蝶 」とか「 蝶々 」と書きます。
わたしたちは、ふつう、「ちょうちょ」といいます。あまり「ちょうちょう」とはいいま
な ま え
かた
ただ
せんね。名前のいい方としては、「ちょうちょう」が正しいのですが、いいにくいので、「ち
さ い ご
おん
と
さ
ょうちょう」の最後の音の「う」を取り去って、「ちょうちょ」といっています。つまり、
おん
へ ん か
「ちょうちょ」は、「ちょうちょう」ということばの音が変化したものなのです。
ちゅう
あらわ
「ちょうちょう」を、こん 虫 として 表 すときには、「アゲハチョウ」「モンシロチョウ」
か
あらわ
などのように、「チョウ」とカタカナで書き 表 します。
さくぶん
か
ですから、作文を書くときには、「ちょうちょう」でも「ちょうちょ」でもいいでしょう
り か
べんきょう
か
が、理科の 勉強 のときには、「チョウ」と書かなければなりません。
な ま え
か
さかな
「ちょうちょう」という名前がつくもので、変わったところでは、 魚 に「チョウチョウ
かたち
くも
ちょうちょうぐも
ウオ」というのがいますし、チョウの 形 になった雲に「 蝶々雲 」というのがあります。
ちょうちょうふじん
また、オペラに「 蝶々夫人 (マダム・バタフライ)」というのがあります。
ちょう
はな
●「 蝶 よ花よ」とかわいがる
こ
ひじょう
たいせつ
ちょう
はな
かた
子どもを非常にかわいがり、大切にすることのたとえとして、「 蝶 よ花よ」といういい方
おお
ば あ い
おんな
こ
ちょう
はな
そだ
むすめ
があります。多くの場合、女 の子をかわいがるときにいいます。「 蝶 よ花よ、と育てた 娘 」
つか
というふうに、使います。(監修・田代 脩)
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