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〔Ⅰ〕海面漁業の生産構造
2
使用漁船
(1) 総括
∼漁船総隻数は10.4%減少∼
漁業経営体が過去1年間に漁業生産に使用し、調査期日現在保有している漁船の
総隻数は 2,263 隻で、前回に比べ 262 隻( 10.4 %)減少しました。この減少率は、
漁業経営体数の減少率( 10.5 %)とほぼ同じ値となっています。
注 ;漁 船 … 過 去 1 年 間 に漁 業 経 営 体が漁業生産のために使用し、調査期日現在保有しているもの
をいい、主船のほかに附属船(まき網における灯船、魚群探索船、網船等)を含む。
ただし 、漁船の登録を受けていても 、直接漁業生産に参加しない船( 遊魚のみに用いる船 、
買いつけ用の鮮魚運搬船等)は除く。
(2) 漁船種類別隻数
∼動力船隻数は9.0%減少∼
漁船隻数を種類別にみると、動力船が 1,897 隻(構成比 83.8 % )、船外機付船が 356
隻(同 15.7 % )、無動力船が 10 隻(同 0.4 %)で、前回に比べ動力船が 9.0 %減、船
外機付船が 16.0 %減、無動力船が 41.2 %減と全ての種類で減少しています 。【図 10 】
図10 漁船隻数の推移
無動力船
船外機付船
動力船
(隻)
3,500
3,000
19
2,500
487
17
424
10
356
2,000
1,500
1,000
2,388
2,084
1,897
平10
平15
500
0
平5
(3) トン数規模別動力船隻数
∼50∼100トン、150∼200トンが大幅減少∼
動力船をトン数規模別にみると 、10 ∼ 20 トン規模 、100 ∼ 150 トン規模 、200 ∼ 500
トン規模の階層で増加し、1トン未満で同数となった他は、各トン数規模とも減少し
ました。中でも、船外機付船、 50 ∼ 100 トン規模及び 150 ∼ 200 トン規模の漁船が大
幅に減少したのが目立ってます 。【表 15 】
-1-
表15 漁船隻数の推移
区 分
船 隻 数
調 査 年
平5
平10
平15
隻
総
数
2,894
2,525
2,263
100.0
100.0
100.0
△ 7.5
△ 12.8
△ 10.4
無
動
力
船
19
17
10
0.7
0.7
0.4
△ 65.5
△ 10.5
△ 41.2
付
船
487
424
356
16.8
16.8
15.7
△ 6.3
△ 12.9
△ 16.0
船
2,388
2,084
1,897
82.5
82.5
83.8
△ 6.5
△ 12.7
△ 9.0
未
満
83
53
53
2.9
2.1
2.3
△ 11.7
△ 36.1
0.0
1 ト ン ∼ 3 ト ン
607
476
419
21.0
18.9
18.5
△ 11.6
△ 21.6
△ 12.0
3 ト ン ∼ 5 ト ン
1,193
1,022
890
41.2
40.5
39.3
△ 8.2
△ 14.3
△ 12.9
5 ト ン ∼ 1 0 ト ン
195
216
193
6.7
8.6
8.5
27.5
10.8
△ 10.6
10トン∼20トン
214
239
272
7.4
9.5
12.0
5.9
11.7
13.8
20トン∼30トン
0
0
0
0.0
0.0
0.0
−
−
−
30トン∼50トン
2
0
0
0.1
0.0
0.0
△ 50.0
△ 100.0
−
50トン∼1 00 トン
62
31
17
2.1
1.2
0.8
△ 36.1
△ 50.0
△ 45.2
1 0 0 トン∼1 50 トン
21
21
30
0.7
0.8
1.3
110.0
0.0
42.9
1 5 0 トン∼2 00 トン
8
20
13
0.3
0.8
0.6
14.3
150.0
△ 35.0
2 0 0 トン∼5 00 トン
3
5
10
0.1
0.2
0.4
200.0
66.7
100.0
500トン∼1,000トン
0
1
0
0.0
0.0
0.0
−
−
△ 100.0
外
動
機
力
1
ト
ン
平10
平15
平5
-2-
平10
対前回増減率(%)
船
船
平5
構 成 比 (%)
平15