排出ガス対策型建設機械の普及促進に関する規程

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国土交通省告示第三百四十八号
排出ガス対 策型建設機械 の普及促進に関する規程を 次のように定める。
平成十八年三月十七日
排出ガス対策 型建 設機械の普及促進 に関する規程
国土交通 大臣
北側
一雄
こ の告示は 、建設機械の排出ガス 低減性能に資する建設機械の指定等を実施することに より、排出
(目的)
第一条
ガ ス対 策 型建 設 機 械 に対 する 国民 の 関心と理 解を深 め、国民 の選 択を通 じて 排出ガス低減性能 の高 い建設
機械の普及を促進することを目的とする。
こ の告示に お いて 「建 設機械」と は、建設機械抵当法(昭 和二十九年法律第 九十七号)第二条第一
(定義 )
第二条
項に規定す る建設 機械( 道路運 送 車両 法(昭 和二十六年法律 第百八十五号)第 二条第二項に規定する自 動
車及び 特定 特 殊自 動車 排出ガ スの 規制等 に関 する法律(平成十七 年法律第五十一 号 )第 二条第一 項に規定
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2
3
する特定特殊自動車を除く。 )をいう。
こ の告示 に おいて 「 排出ガ ス」とは 、建設 機械 の使用に伴い発 生する一酸化炭素 、炭 化水素 、窒素酸化
物、粒子状物質、黒煙をいう。
こ の告示 に おいて「原 動機」と は、建設機械に 搭載される原動機及び それと一体として搭載される排出
ガス の発散防止 装置( 道路運 送 車両法第 二条 第二 項に規定する自動 車に搭載され る原動 機及び同法第七十
五条 の二第一項 の規定 によりその型式 につ いて指 定を 受けた一酸化炭素等発散防止装置並び に特定特殊自
動車排出 ガス の規制等に関する 法律第二条第一項に 規定する特定特殊自 動車に搭載される原 動機及び同法
第 六 条 第 一 項 の 規定 に よ り そ の 型式 に つ いて 指 定を 受け た 特定 原 動 機を 除 く 。 )を いう 。
国 土交通 大臣は、その 型式が同大臣が定める基準(以下「 排出ガス対策 型原 動機技術基準」と いう
(原動機の型式認定)
第三条
。 )に 適合 し 、か つ 、均 一性を 有す る原 動機を 排 出 ガス対策 型原 動 機と して 認定す るこ とができ る。
原動 機 の製 作又は 販 売( 以下「 製 作等 」と いう。 )を業とす る者で 前条の規定に よる 型式 の認定(
(原動機の認定の申請)
第四条
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2
以下「型式認定」という。)を受けようとするものは、次に掲げる事項を記載した申請書(様式第一)
三
二
一
その他必要な事項
申 請に係る原 動機の製作を業とす る者にあっては 、 主た る製作工場の名 称及び所在地
申 請に係る原動機の名称及び 型式
申請者 の氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者 の氏 名
を国土交通 大臣に提出し なけ れば ならない。
四
三
二
一
申 請に係る原動機の品質管理 の実施要領及び業務組織を記載した書面( 当該申請者が日 本工業規格Q
排 出ガ ス対策 型原 動機 技術 基準に適合す るこ とを 証する書面
申請に係る原動機の外観図
申請に係る原動機の構造及び性能を 記載した書面
前項の申請書には、次に掲げる書面を 添付しなければならない。
四
九〇〇一の規定に適合しており、かつ、申請に係る原動機が前項第三号の主たる製作工場において製
作されて いる場 合に おいて は 、当該 規定に適合して い るこ とを 証する書面 )
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3
六
五
申 請に係る原動機の製 作を業とする者から当該原動機を購入する契約を締結している者にあっては、
申請に係る原動機の点検整備方式を記載した書面
申 請に 係る原動機を取り 付けることができる建設 機械の範囲を 限定する場合においては 、その範囲
その他国土交通大臣が定める書面
当該契 約書 の写 し
七
八
国土交通 大臣は 、前二項に定めるも ののほか、型式認定に関し必要があると認めるときは、当該型式認
定の申請者に対し 、必要な書面の提出を求めることができる。
国土交通大臣は、第三条の規定により認定した排出ガス対策型原動機(以下「認定原動機」という
(認定の通知)
第五条
。)の型式認定を行ったときは、当該型式認定の申請者に対し、速やかにその旨を書面により通知する
ものとする。
国土 交通大臣は 、型式 認定をし 、又は その認定を取り消した 場合においては、当該原 動機の製作等
(認定番号等の告示)
第六条
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を業と する 者 の氏 名又は 名称 、当該原 動機の名称 及び 型式並び に認 定番 号を告示するも のと する。
国土 交通 大臣は 、第八 条第一項の規定 による届出が、第四条第一項第一号又は第 二号に関するものであ
る場合にお いては、その旨を 告示 するものとする。
(変更の認定)
原動機の型式認定を受けた者は 、第四条第二項各号(第四号及び 第七号を除く。)に 掲げる書面の
第三条から前条第一 項までの規定は、前項の規定による書面の記載事項の変更について 準用する。
記載 事 項に つ いて 変更 し ようと す ると き は 、 遅 滞 な く 国 土交 通 大臣 の認 定を 受 け なけ れ ば なら な い 。
第七条
2
(変更の届出)
原動機の型式認定を 受けた者は 、第 四条第一項第一号から第三号又は同条第二項第四号に掲げる書
原動機の型式認定を 受けた者は 、当該認定原動機の製作等をしなくなったときは 、その時から三十日以
け出なければならない。
面の記載事項について変更しようとするときは、様式第二による届出書を、遅滞なく国土交通大臣に届
第八条
2
内にその旨を 記載した 様式第 三に よる 届出書を 、国 土交通大臣に届け出 なけ ればならない。
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(認定 の取消し)
国土 交通大臣は 、次の各号 のいずれかに該 当する場合にお いては、認定原動 機の 型式認定を取り消
認定原動機が排出ガス対策型原動機技術基準に適合しなくなり、又は均一性を有するものでなくなっ
たとき。
第七 条第一 項の 規定に よる変更 の認定を 受け なければならな い場合において 、その認定を 受けなか っ
不正の手段により 型式 認定を 受けたとき 。
たとき。
三
認 定 原 動 機 の製 作が 中 止 され た 場合 にお いて 、 そ の時 から 相 当 期 間が 経 過し た とき 。
第五条及び第六条の規定は 、国 土交通大臣が前 項の規定による取消しをした場合について 準用する。
四
二
一
すことができる。
第九条
2
次に 掲げる 物は 、第十一条 、第 十 二条第一 項第三号及び第 十七条第一項の規定の適用については、
(認定原動機とみなす物)
第十条
認定原動機と みなす。
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一
二
定格出 力が十 九キロワット 以上五 百六十 キロ ワット 未満の軽油を燃 料とする原動機で あ って 、道路運
送車両法の保安基準の細目を定める告示(平成十四年国土交通省告示第六百十九号)第四十一条第一
項第十五号、第二十号及び第二十一号並びに同条第二項第一号の基準に適合し、かつ、道路運送車両
法第七十五条の 二第 一 項の規定により その型式について指 定を 受けた一酸化 炭素 等発散防止 装置
定格出 力が 十 九キロワット 以上五 百六 十 キロ ワット 未満の軽油を燃料とする原動機で あって 、特定 特
殊自 動車排出ガスの規制等に関する法律第六条第一項の規定に より型式指定を受けた 特定原動機
国 土交 通 大臣 は 、 その 型式が 同 大臣が定 める基 準( 以下「 排出ガス 対策型建設機械技 術基 準」と
(建設機械の型式指定)
第十一条
いう。)に適合するとともに、均一性を有し、かつ、認定原動機を搭載している建設機械を排出ガス対
策 型建 設機 械として指定 することができ る。
建設 機械の製 作等を業とする者で前条の規定による型式 の指定(以下「型式指定」という。)を
(建設機械の指定の申請)
第十二条
受けようとするものは、次に掲げる事項を記載した申請書(様式第四)を国土交通大臣に提出しなけれ
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2
二
一
申 請に 係る建設機械に 搭載して いる認定原動機の型式及び認定番号(ただし 、当該認定原 動機が型式
申請に 係る建設機械の名称及び 型式
申請者 の氏名又は名称及び住所並びに法人にあっては、その代表者 の氏名
ばならない。
三
四
その他必要な事項
申請に係る建設機械の製作を業と する者にあっては 、主たる製作工場の名称及び所在地
認定 の申 請中で ある とき は 、当該 型式 認定 申 請書 の写 し )
五
三
二
一
申 請に係る建設機械の品質管理の実施要領及び業務組織を記載した書面(当該申請者が日本工業規格
排出ガス対策型建設機械技術基準に適合することを証する書面
申 請に 係る建設機械の外観図及び写 真
申 請に係る建設機械の構造、装置及び性能を 記載した書面
前項の申請書には、次に掲げる書面を添付しなければならない。
四
Q九〇〇一の規定に適合しており、かつ、申請に係る建設機械が前項第四号の主たる製作工場におい
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3
申 請に 係る建設機械の点 検整 備方式を記載し た書 面
て製作されて いる場合において は、当該規定に適合して いることを証する書面)
五
申 請に 係 る建 設 機 械の 製 作を 業と す る者 から 当該建 設 機械を購 入する契 約を 締結して いる 者に あって
その他国土交通大臣が定める書面
は 、 当 該 契 約 書 の写 し
六
七
国土交通 大臣は 、前二項に定めるも ののほか、型式指定に関し必要があると認めるときは、当該型式指
定の申請者に対し 、必要な書面の提出を求めることができる。
国土交通大臣は、第十一条の規定により指定した排出ガス対策型建設機械(以下「指定建設機械
(指定の通知)
第十三条
」という。)の型式指定を行ったときは、当該型式指定の申請者に対し、速やかにその旨を書面により
通知す るも のとする。
国 土 交通 大臣は 、型式指 定を し 、又はその指定を取り消した場合においては、当該建設機械の製
(指定番号等の告示)
第十四条
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2
作等を業とする者の氏名又は名称、当該建設機械の名称及び型式並びに指定番号を告示するものとする
。
国土 交通 大臣は 、第十六条第一 項の規定に よる 届出が、第十二条第一項第一号又は第 二号に関するもの
で ある場合に おいては、その旨を 告示 するものとす る。
(変更の承認)
建設機械の型式指定を受けた者は、第十二条第一項第三号又は同条第二項各号(第四号及び第六
第 十 一条 から 前 条 第 一 項ま で の 規定 は 、前 項 の 規定 に よる書 面 の 記載 事 項 の変 更 に つ いて 準 用す る 。
を 受けなければならない。
号を除く。)に掲げる書面の記載事項について変更しようとするときは、遅滞なく国土交通大臣の承認
第十五条
2
建設機械の型式指定を受けた者は、第十二条第一項第一号、第二号若しくは第四号又は同条第 二
(変更の届出)
第十六条
項第四号に掲げる書面の記載事項について変更しようとするときは、様式第五による届出書を、遅滞な
く国土交通大臣に届け出なければ なら ない。
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2
建設機械の型式指定を 受け た者は 、当該指定建設機械の製作等をしなくなったときは、その時から三 十
日以内にその旨を記載した様式第六による届出書を、国土交通大臣に届け出なければならない。
(指定の取消し)
国 土 交通 大臣は 、指 定建 設機 械に搭載されて いる認定原動 機が 型式認定を 取り消された場合にお
国土 交通 大臣は 、次 の各号 のいずれ かに該当する 場合においては、指 定建 設機械の型式指定を取り消す
いて は 、当該 指定 建設 機械の型式指定 を 取り消すも のと する 。
第十七条
2
指 定 建設 機械が 排出 ガス 対策 型建設 機械 技 術 基 準に適合しな くなり、又は均一 性を 有するも ので なく
ことができる。
一
なったとき。
第 十五条第一 項の 規定 に よる変更 の承認を 受けなければならな い場合において 、その承認を 受けなか
不正の手段により型式指定を 受けたとき。
二
三
指定建設 機械の製作が中止された 場合において 、その時から相当期間が経過したとき。
ったとき。
四
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3
第 十三 条及び第 十 四条 の規定は、国土 交通 大臣が前二項の規定 による取消しをした場合について 準用す
る。
(指定建設機械の表示等)
建 設 機 械 の 型 式 指 定 を 受 け た 者 は 、 当該 指 定 建 設 機 械に つ いて 、 様式 第 七 に よ る表 示 を 側面 の見
建設 機械の型式指定を 受けた者は、毎年度、当該指定建設機械の販売台数を当該年度終了後六十日以内
や す い箇所に 付す ることができ る。
第十八条
2
則
に国土交通大臣に 報告 するものとする。
附
こ の告示は 、公布の日から施 行する。ただし 、第二条及び第十条第二号の規定中特定特殊自動車排出ガス
の規制等に関する法律に係る部分は 、平成十八年四月一日から施行す る。
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様式第一(原動機の型式認定申請書)(第四条第一項関係)
原動機の型式認定申請書
年
国土交通大臣
月
日
殿
氏名又は名称(法人にあっては、その代表者の氏名)
印
住所
原動機の型式認定を受けたいので、排出ガス対策型建設機械の普及促進に関する
規程第四条第一項の規定により、次のとおり申請します。
1.申請に係る原動機の名称及び型式
2.主たる製作工場の名称及び所在地(原動機の製作を業とする者に限る。)
3.連絡先(所属、氏名、電話番号、FAX番号、電子メールアドレス等)
4.その他必要な事項
備考
(1)氏名を記載し、押印することに代えて、署名することができる。
(2)用紙の大きさは、日本工業規格 A4 とすること。
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様式第二(原動機の型式認定申請書に係る記載事項変更届出書)(第八条第一項関係)
原動機の型式認定申請書に係る記載事項変更届出書
年
国土交通大臣
月
日
殿
氏名又は名称(法人にあっては、その代表者の氏名)
印
住所
原動機の型式認定申請書の記載事項に変更があったので、排出ガス対策型建設機
械の普及促進に関する規程第八条第一項の規定により、次のとおり届け出ます。
1.認定原動機の名称及び型式
2.認定番号
3.変更事項及び変更事由
4.変更年月日
5.連絡先(所属、氏名、電話番号、FAX番号、電子メールアドレス等)
6.その他必要な事項
備考
(1)氏名を記載し、押印することに代えて、署名することができる。
(2)用紙の大きさは、日本工業規格 A4 とすること。
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様式第三(認定原動機に係る製作等の廃止届出書)(第八条第二項関係)
認定原動機に係る製作等の廃止届出書
年
国土交通大臣
月
日
殿
氏名又は名称(法人にあっては、その代表者の氏名)
印
住所
認定原動機の製作等をしなくなったため、排出ガス対策型建設機械の普及促進に
関する規程第八条第二項の規定により、次のとおり届け出ます。
1.認定原動機の名称及び型式
2.認定番号
3.廃止事由
4.廃止年月日
5.連絡先(所属、氏名、電話番号、FAX番号、電子メールアドレス等)
6.その他必要な事項
備考
(1)氏名を記載し、押印することに代えて、署名することができる。
(2)用紙の大きさは、日本工業規格 A4 とすること。
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様式第四(建設機械の型式指定申請書)(第十二条第一項関係)
建設機械の型式指定申請書
年
国土交通大臣
月
日
殿
氏名又は名称(法人にあっては、その代表者の氏名)
印
住所
建設機械の型式指定を受けたいので、排出ガス対策型建設機械の普及促進に関す
る規程第十二条第一項の規定により、次のとおり申請します。
1.申請に係る建設機械の名称及び型式
2.申請に係る建設機械に搭載している認定原動機の型式及び認定番号
3.主たる製作工場の名称及び所在地(建設機械の製作を業とする者に限る。)
4.連絡先(所属、氏名、電話番号、FAX番号、電子メールアドレス等)
5.その他必要な事項
備考
(1)氏名を記載し、押印することに代えて、署名することができる。
(2)用紙の大きさは、日本工業規格 A4 とすること。
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様式第五(建設機械の型式指定申請書に係る記載事項の変更届出書)(第十六条第一項関係)
建設機械の型式指定申請書に係る記載事項の変更届出書
年
国土交通大臣
月
日
殿
氏名又は名称(法人にあっては、その代表者の氏名)
印
住所
建設機械の型式指定申請書の記載事項に変更があったので、排出ガス対策型建設機
械の普及促進に関する規程第十六条第一項の規定により、次のとおり届け出ます。
1.指定建設機械の名称及び型式
2.指定番号
3.変更事項及び変更事由
4.変更年月日
5.連絡先(所属、氏名、電話番号、FAX番号、電子メールアドレス等)
6.その他必要な事項
備考
(1)氏名を記載し、押印することに代えて、署名することができる。
(2)用紙の大きさは、日本工業規格 A4 とすること。
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様式第六(指定建設機械に係る製作等の廃止届出書)(第十六条第二項関係)
指定建設機械に係る製作等の廃止届出書
年
国土交通大臣
月
日
殿
氏名又は名称(法人にあっては、その代表者の氏名)
印
住所
指定建設機械の製作等をしなくなったため、排出ガス対策型建設機械の普及促進
に関する規程第十六条第二項の規定により、次のとおり届け出ます。
1.指定建設機械の名称及び型式
2.指定番号
3.廃止事由
4.廃止年月日
5.連絡先(所属、氏名、電話番号、FAX番号、電子メールアドレス等)
6.その他必要な事項
備考
(1)氏名を記載し、押印することに代えて、署名することができる。
(2)用紙の大きさは、日本工業規格 A4 とすること。
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様式第七号(第十八条関係)
イ
ロ
ハ
ニ
備考
1
色彩は、イの部分を淡い緑色、ロの部分を黄緑色、ハ及び二の部分を緑色、「第3
次基準値排出ガス対策型」の文字を橙色、「国土交通大臣指定」の文字及びその他の
部分を白色とする。
2
外円の直径は 80mm 以上とする。
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