届ける 贈 る - 三田市

地産地消認定応援店制度
ポイントラベルが貼ってある農産
地元産の食材を積極的に活用し
三田の野菜に魅せられて
地元産 × 料理教室
03
年前、三田の野菜に魅
せられて、地元産の食材に
こだわった料理教室「むぎ」
を開講。現在も変わらず地
元 産の おいし さ を 伝 え る 料
理家・三宅さんを訪ねまし
た。
三田米、地場野菜を使った「ふるさと給食」
interview
三 宅さんの「 旬」レシピ!!
うどの皮のきんぴら
上品な風味とコリコリとした
食感がたまらない
三田の「おいしい」を届けます
三田ファームマイレージ運動
農家 × 地産地消認定応援店
今 すぐ で きる!地 産 地 消
トマトをはじめ多くの野菜を三田市で生産している農家・中上さん
と、
その収穫されたトマトなど「地元産」食材を使った料理を提供し、「地
産地消認定応援店」にも登録している飲食店を経営する福西さんにそ
れぞれの立場で話を伺いました。
福西 文彦 さん
届ける
物を購入し、集めた 30 ポイントで
ている飲食店や小売店などのお店
三田産農産物と交換することができ
を「応援店」として認定登録して
ます (200 円相当)
。 環境に配慮して
います。現在 74 店が登録。認定
つくられた農産物は安心度が増し、
店は店頭のロゴマークステッカー
生産者の大きな励みにもつながりま 三田市で化学肥料や農薬の低減に (右上図)が目印です。三田の「美
す。あなたの購入で支えましょう!! 取り組んだ農産物の証です
味い」を堪能してください!!
地 元 三田の食 材を味 わおう
02
中上さんが作る「地元産」の
魅力
健康な土作りから始めるな
ど、安全・安心を意識し、人
と環境にやさしい栽培に取り
組んでいます。三田はきれい
な水をはじめ、空気、気候な
ど土地柄に恵まれているの
で、生産へのこだわりとして
いる肥料や水など、自然のも
の を 使 っ た 栽 培 が 可 能 で す。
「 地 元 産 」 に は、三 田 だ か ら
中上 之仁 さん
20
地元産食材にこだわるのは
寒 暖 差のある 気 候 で 育 ま
れ た 三田 の野 菜 や お 米 は と
てもおいしい。三田に住む
までは 取 り 寄せなけ れ ば 手
に入らなかった有機野菜
が、今では欲しいときに手
に入ります。おいしい野 菜
が 食 べら れ る こ と は 当 た り
前のことではなく、三田に
住んでいる特 権です。だか
ら買い出 しも全て一つのお
店 で 済 ま せ る の で は な く、
野菜は必ず直売所に行って
買います。生産者の顔が見
えるので安心です。
市では、成長期にある子どもたちの健
全な発達のため、幼稚園から中学校まで
11 年間の学校給食を実施しています。
週に4~5回の三田米を使った米飯給
食、三田牛や太ねぎなどの特産品を使用
贈る
できるおいしさが詰まってい
るんです。
おいしさを届ける環境
農産物直売所のパスカルさ
んだ以外に、市内スーパーで
も直売コーナーが設けられる
など、新鮮な野菜を提供でき
る 環 境 が 充 実 して き た こと を
感じます。こうした環境も地
元産のおいしさにつながって
います。
「地元産を食べること」とは
地 産 地 消 が す す む こ と で、
生産者は励みに、消費者は健
康に、人が元気になり、まち
が活気づく。地元産を食べる
ことは、三田を元気にするこ
とです。そのためにも、更な
る良質な野 菜 作りに挑 戦し続
け、農業からまちを元気にし
ていきたいです。
三田市在住。会社員、青果店を経て、
27 歳で飲食店を起業。現在市内で
は 10 店舗を経営する。
するなど、安全・安心を心がけ、食材を選 ティに富んだ内容にもなっています。レシピ
んでいます。特に地場野菜については、 は市ホームページでも一部紹介しています。
給食用に生産された化学肥料などを低減
した食材や、旬のものを取り入れています。
栄養をとるにとどまらず、感謝の心、マ
ナー体験など、様々な角度から「食の大切
さ」を学ぶことのできる学校給食。子ども
たちに「おいしい」だけでなく、
「楽しい」
時間を届けるために、市民の人が考えたユ
ニークなレシピを取り入れるなどバラエ
豊かな食 材を子どもたちへ
「地元産」を
20
学 校 給 食 でも!地 産 地 消
1. うどの皮は細切りにして水
でさらす。
2. 鍋にごま油を熱し、水切り
した皮を入れてよく炒める
( 炒めることでアクが抜け る )。
3. だしとしょうゆで味を調え
て、
タカノツメと白ごまを加
える。
うどの甘みがあるので
砂糖は入れないほうがよい。
料理教室を開いた理由
三田に住んでよかったと
郷土愛が生まれたのは「食」
がきっかけでした。こんな
においしくて身体にいい豊
かな食材が三田にあること
を、 一 人 で も 多 く の 人 に
知ってほしいと思い教室を
始めました。また、教室に
通っていない人にも味わっ
て い た だ き た い と、
「秋の
食文化祭」をこれまでに
回開催し、三田の秋の収穫
に感謝しました。
「地元産」を通して伝えてい
ること
教室から帰るとお子さん
が料理を楽しみに待ってい
ると話してくださる生徒さ
んがたくさんいます。食に
関心をもち、良質な食材を
選ぶことは、自分自身や家
族を大切にすることと同じ
です。おいしい食事は健康
をつくり心を豊かにしま
す。また、幼い頃から
味覚を養うことで子ど
もは自分自身の健康を
守れるようになりま
す。皆さんもぜひ「地
元産」を選びましょう。
作り方
「おいしさ」は三田の恵み
人をつなぐ「地元産」
その土 地 を 守 る 地 域の人の努
力から。そんなふうに地元産
はその地域の人やものをつな
いでいます。だから地元産を
提供することも、食べること
も、全てが地元に対する感謝
や 応 援 と な り ま す。
「 食 」を
通して地元への恩返し。これ
からも「地元産」の魅力を伝
えていきます。
うどの皮
だし
タカノツメ しょうゆ
白ごま ごま油
三田市在住。大学校を卒業後、22 歳から
専業農家となる。主にハウス栽培を手が
け、
5 年前からはトマトのネット通販も行う。
「地元産」を
環 境にもお財 布にもやさしい
interview
「地元産」を提供する理由
「 お い し い 」 は、 味 だ け で
なく、料理に使用されている
食 材 が ど う いった ものか な
ど、安心とともに初めて感じ
るものだと考えます。自分が
住む地域で育まれたお米や野
菜は身体に合い、新鮮なので
栄養価も高い。また、三田で
生まれ育った私自身がその食
材の良さを知っているので自
信をもって提供できる。だか
ら、お店では三田米しか使わ
ないなど、手に入るものはで
きる限り地元産を使用してい
ます。
「地元産を食べること」とは
おいしい食材は環境のよい
土地から、環境のよい土地は
三宅 幸子 さん
「食」は子どもたちへの最大の贈り物
三田市在住。けやき台で料理教室「むぎ」
を主宰。
『さんだ旬を味わう』など、地元
産をテーマにした著書を多数出版するか
たわら、講師としても活躍。
材 料
広報
平成 25 年 2 月 15 日
3
だから
だか
ら私
私は
は、
、