国の責任において飛灰の最終処分場の確保を求める意見書

議員提出議案第7号
国の責任において飛灰の最終処分場の確保を求める意見書
上記の議案を,
別紙のとおり,
会議規則第14条第2項の規定により提出します。
平成23年9月16日 提 出
守谷市議会
議 長
伯 耆 田 富 夫 様
提出者
放射線災害対策特別委員会
委員長
松 丸 修 久
平成
年
月
日 原案
決
国の責任において飛灰の最終処分場の確保を求める意見書
3月11日の東日本大震災に伴って発生した福島第一原子力発電所の事故により,
茨城県常総地方広域市町村圏はホットスポットとして茨城県内の他市町村と比較し
て高い放射線量が計測されております。
守谷市内に設置されている常総地方広域市町村圏事務組合では,
守谷市,
常総市,
取手市,つくばみらい市の4市から排出された一般廃棄物を同組合敷地内の「常総
環境センター」で中間処理しております。
ごみ処理においては、焼却時に発生する飛灰に多くの放射性物質が検出され,環
境省の焼却灰等の埋立て基準「1 キログラム当り8千ベクレル」を大きく超えるこ
とから,現在,ドラム缶に詰めて一時保管している状況であります。このままの状
況が続けば,飛灰の保管場所が無くなり,ごみ処理が継続できなくなります。
国では,8 千ベクレルを超え 10 万ベクレル以下の焼却灰等の処分方法に関する方
針を示しましたが,埋立処分場における遮へいや遮水などの設備投資が必要となる
ことから,処分場整備や付近住民の理解が必要であり,未だ搬入先の見通しは立っ
ておりません。
以上のことを踏まえ,ごみ処理の安定化を図るため,国の責任において飛灰の最
終処分場の確保を行うよう強く要望します。
以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成
年
月
日
茨城県守谷市議会
提出先:内閣総理大臣,環境大臣
提案理由(議案提出議案第7号)
提案の理由を申し上げます。
福島第一原子力発電所の事故により,守谷市を含む常総地方広域市町村圏は,ホ
ットスポットとして県内の他市町村と比較して高い放射線量が計測されております。
常総地方広域市町村圏事務組合では,守谷市,常総市,取手市,つくばみらい市
の4市から排出された一般廃棄物を同組合敷地内の「常総環境センター」で中間処
理しておりますが,ごみ処理の焼却時に発生する飛灰からは,
環境省の焼却灰等の埋
立て基準である「1 キログラム当り8千ベクレル」を大きく超える放射性物質が検
出されているため,
現在,
ドラム缶に詰めて一時的に保管している状況にあります。
このままの状況が続けば,飛灰の保管場所が無くなり,焼却施設の運転が継続で
きなくなる恐れがあるため,常総地方広域圏内市民の衛生的な日常生活を確保する
事が困難となります。
国では,8 千ベクレルを超え 10 万ベクレル以下の焼却灰等の処分方法に関する方
針を示しましたが,埋立処分場における遮へいや遮水等の設備投資が必要となり,
処分場整備には,近隣住民の理解を得る必要があるため,
未だ搬入先の見通しは立っ
ておりません。
このようなことから,国民の生活を守る国の責任において,飛灰の保管等にかか
る費用の補償や,最終処分場の確保を行うよう強く要望し,地方自治法第99条の
規定により意見書を提出するものであります。
よろしく御審議の上,御決議のほどお願いいたします。