毒物及び劇物管理規程 平成13年 4月 1日 13規程第 68号 最終改正

毒物及び劇物管理規程
平成13年 4月 1日
13規程第 68号
最終改正 平成22年10月 1日
22規程39号
(目 的)
第1条 本規程は、独立行政法人放射線医学総合研究所(以下「研究所」という。)における毒
物劇物の取扱い及び管理に関する事項を定め、職員等の保健衛生上の危害を防止することを目
的とする。
(用語の定義)
第2条 本規程において「毒物劇物」とは、毒物及び劇物取締法(昭和25年12月28日法律
第303号。以下「法」という。)で定める毒物若しくは劇物又はこれらを含む物とする他、
次の各号による。
(1)譲渡
毒物劇物を、研究所内の課室又は研究チーム等(以下「チーム等」という。)に譲
り渡すこと。
(2)譲受
毒物劇物を、他のチーム等から譲り受けること又は毒物劇物販売業の登録を受けた
者から購入すること。
(3)小分け
毒物劇物の一部を、貯蔵している容器から別の容器に移し替えること。
(他の法令及び諸規程との関係)
第3条 毒物劇物の取扱い及び管理については、この規程に定めるほか、法令及び研究所の諸規
程に定めるところによる。
(安全・施設部長)
第4条 安全・施設部長は、毒物劇物の総括管理を行う。
(毒物劇物管理責任者)
第5条 理事長は、毒物劇物を取り扱うチーム等の長等(定年制職員又は任期制フルタイム勤務
職員に限る。)から毒物劇物管理責任者を指名する。
2 毒物劇物管理責任者は、各チーム等における毒物劇物に係る申請、購入、保管、取扱い、廃
棄及び保管場所に係る鍵の取扱いについて管理責任を有する。
(毒物劇物管理者)
第6条 毒物劇物管理責任者は、必要に応じ、各チーム等に所属する職員等の中から毒物劇物管
理者を指名する。その場合、毒物劇物管理責任者は、指名後速やかに安全・施設部長に届け出
なければならない。変更したときも同様とする。
2 毒物劇物管理者は、毒物劇物管理責任者の業務を補佐する。また、第5条第2項、第8条か
ら第10条、第12条第2項及び第19条第2項に係る実務を代行することができる。
(譲受)
第7条 毒物劇物管理責任者は、毒物劇物を譲受した場合は、速やかに安全管理課へ報告しなけ
ればならない。
2 毒物劇物管理責任者は、毒物劇物販売業の登録を受けた者からでなければ、毒物劇物を購入
してはならない。
3 毒物劇物管理責任者は、毒物劇物を譲受した場合は、貯蔵容器を準備するなど保健衛生上必
要な措置を講じなければならない。
(貯蔵容器への表示)
第8条 毒物劇物管理責任者は、毒物劇物を譲受又は小分けした場合は、当該毒物劇物を貯蔵す
る容器に、「医薬用外」の文字及び毒物については赤地に白色で「毒物」の文字を、劇物につ
いては白地に赤色で「劇物」の文字を表示しなければならない。
(保管上の基準)
第9条 毒物は、薬品専用の鍵付保管庫(以下「保管庫」という。)に保管し、その保管庫は常
時施錠しておかなければならない。
2 劇物は、鍵付の薬品棚等又は薬品棚等の設置された鍵付の研究室等に保管しなければならな
い。
3 保管庫、鍵付の薬品棚等又は薬品棚等の設置された鍵付の研究室等の鍵は、毒物劇物管理責
任者が管理する。
4 毒物劇物及び他の薬品類は、爆発、発火及び有害ガスの発生等の特性を考慮し、区分して保
管する。
5 毒物劇物管理責任者は、保管中に毒物劇物が漏洩又は流出しないような措置を講じなければ
ならない。
(保管場所の表示)
第10条 毒物劇物管理責任者は、毒物劇物の保管場所毎に、「医薬用外」の文字及び毒物につ
いては「毒物」、劇物については「劇物」の文字を表示しなければならない。
(取扱い上の基準)
第11条 毒物劇物の取扱い作業を行う者(以下「取扱者」という。)は、毒物劇物を取り扱う
ために保管庫から持ち出したときには、必ず目の届く範囲に置き、使用しなければならない。
2 取扱者は、事前に取り扱う毒物劇物の性状等について十分に把握していなければならない。
3 取扱者は、必要に応じて保護具を着用する等、取扱いに万全を期さなければならない。
4 取扱者は、取り扱う毒物劇物が漏洩又は流出しないような措置を講じなければならない。
5 取扱者は、毒物劇物を取り扱う場合は、飲食物用の容器として通常使用される物を使用して
はならない。
(教育訓練)
第12条 毒物劇物管理責任者及び毒物劇物管理者は、研究所内で行われる毒物劇物に関する講
習会を受講しなければならない。
2 毒物劇物管理責任者は、新たに毒物劇物の取扱いを始める者に対し教育訓練を実施しなけれ
ばならない。なお、毒物劇物管理責任者が当該毒物劇物に関する知識及び取扱い経験を有する
と認める者は、教育訓練を代行することができる。
3 毒物劇物管理責任者は、前項の教育訓練を行ったことを安全管理課へ報告しなければならな
い。
(毒物等有害物質使用記録票)
第13条 毒物劇物管理責任者は、毒物劇物を譲受又は小分けした場合は、毒物等有害物質使用
記録票(別紙様式1又は2)を整備し、必要事項を記入しなければならない。
2 取扱者は、毒物劇物を使用したときには毒物等有害物質使用記録票に必要事項を記入しなけ
ればならない。
3 第1項の毒物等有害物質使用記録票は、別紙様式1若しくは2の書面又は電磁的記録とする。
(使用量の報告)
第14条 毒物劇物管理責任者は、四半期毎の毒物の使用量及び半期毎の劇物の使用量を、当該
使用期間満了後の翌月末までに安全・施設部長に報告しなければならない。
(研究所外との譲り渡し及び譲り受けの禁止)
第15条 毒物劇物の研究所外への譲り渡し及び研究所外からの譲り受け(持ち出し及び持ち込
みを含む。)は禁止する。ただし、毒物劇物販売業の登録を受けた者から購入する場合及び薬
品管理委員会において審議の上、理事長が認めた場合を除く。
(廃棄)
第16条 取扱者は、毒物劇物を廃棄するときは、別に定める「有害廃棄物の取扱要領」による
ものとする。
(取扱い終了時)
第17条 取扱者は、退職等により研究所において毒物劇物の取扱いを終了するときは、取扱者
が保有している全ての毒物劇物について品名及び数量が記載された一覧表を作成し、そのリス
トを添えて毒物劇物管理責任者に引き渡さなければならない。
(記録)
第18条 取扱者は、毒物劇物を廃棄したときは、毒物等有害物質使用記録票にその旨を記載し
なければならない。
2 毒物劇物管理責任者は、前項の毒物等有害物質使用記録票について記録されている毒物劇物
を全て消費又は廃棄したときは当該毒物等有害物質使用記録票を安全・施設部長に引き渡さな
ければならない。
3 安全・施設部長は、引き渡しを受けた毒物等有害物質使用記録票を5年間保存する。
(異常時の通報)
第19条 毒物劇物に係る異常又は異常の疑いを発見した者は、研究所の定める異常時連絡網に
従い、直ちに内線111に通報しなければならない。
2 毒劇物管理責任者は、震度4以上の地震その他火災・風水害等の災害が発生した場合は、速
やかに毒物劇物の保管状況を点検し、異常があった場合は、研究所の定める異常時連絡網に従
い、直ちに内線111に通報しなければならない。
(紛失時等の措置)
第20条 毒物劇物の紛失等を発見した者は、直ちに毒物劇物管理責任者を通じて安全・施設部
長に届け出なければならない。
(安全確保に係る措置)
第21条 安全・施設部長は、毒物劇物の保管状況について、毒物については四半期に1回、劇
物については半期に1回、現地確認を行う。
2 安全・施設部長は本規程の遵守事項を著しく逸脱した者に対し、毒物劇物による危害防止の
ために必要な措置を講ずることができる。
(特定毒物の取扱い)
第22条 特定毒物の取扱いに関しては、別に定めることとする。
附 則
この規程は、平成13年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成18年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成20年4月1日から施行する。
附 則
1 この規程は、平成22年3月1日から施行する。
2 この規程の施行の際、現に毒物劇物管理責任者又は毒物劇物管理者であった者は、それぞれ、
改正後の第5条の規定による指名又は第6条の規定による届出のあった者とみなす。
附 則
この規程は、平成22年10月1日から施行する。
別紙様式 1
毒 物 等 有 害 物 質 使 用 記 録 票 (毒 物 )
品
名
所
属
取得年月日
管理責任者
印
取
管
印
得
先
理
者
形 態 /数 量
( 単 位 )
保 管 の方 法
容 器 番 号
(製 造 番 号 )
保 管 場 所
取 扱 者
所 属
氏 名
使 用 記 録
年月日
場 所
使用量
残 量
期末使用量確認
目 的 又 は方 法
年月日
確認印
安全管理課
確認印
ver.091203
取 扱 者
所 属
氏 名
使 用 記 録
年月日
場 所
使用量
残 量
期末使用量確認
目 的 又 は方 法
年月日
確認印
安全管理課
確認印
ver.091203
別紙様式2
毒 物 等 有 害 物 質 使 用 記 録 票 (劇 物 )
品
名
所
属
形 態 、容 器 容 量
(単 位 )
管理責任者
印
保 管 場 所
管 理 者
印
取 扱 者
所 属
氏 名
使 用 量 等 記 録
年月日
取得
使用
残量
期末使用量確認
使用目的ま
たは取 得 先
年月日
安
全
確認
管 理 課
印
確 認 印
Ver.091203
取 扱 者
所 属
氏 名
使 用 量 等 記 録
年月日
取得
使用
残量
期末使用量確認
使用目的ま
たは取 得 先
安
全
管 理 課
年月日
確認印
確 認 印
Ver.091203