国立大学法人富山大学毒物及び劇物管理規則 平成23年4月1日制定 平成24年8月1日改正 平成24年10月1日改正 平成24年4月9日改正 平成25年9月24日改正 平成26年6月24日改正 平成26年7月8日改正 目次 第1章 総則(第1条-第4条) 第 2 章 毒 劇 物 の 管 理 体 制 ( 第 5 条 - 第 12 条 ) 第 3 章 毒 劇 物 の 取 扱 い 等 ( 第 13 条 - 第 14 条 ) 第 4 章 毒 劇 物 の 保 管 ( 第 15 条 - 第 19 条 ) 第 5 章 事 故 の 防 止 及 び 措 置 ( 第 20 条 - 第 22 条 ) 附則 第1 章 総則 (趣 旨 ) 第1条 この規則は,毒物及び劇物取締法(昭和2 5 年法律第3 0 3 号。以下「法」とい う。)及びその他関係法令に基づき,国立大学法人富山大学(以下「本学」という。)に おける教育研究活動に使用される毒物及び劇物(以下「毒劇物」という。ただし, 医薬用 毒劇物を除く。)の管理について,必要な事項を定めるものとする。 (定 義 ) 第 2 条 この規則において,「毒劇物」とは,法第2条に規定する毒物,劇物及び特定毒 物をいう。 2 この規則において「事業場」とは,国立大学法人富山大学環境安全衛生マネジメント 規則(以下「マネジメント規則」という。)第2条第3項に規定するものをいう。 3 この規則において「部局長等」とは,マネジメント規則第2条第4項に規定する部局 等の長をいう。 4 この規則において「職員」とは,本学学則第20条に規定する職員をいう。 5 この規則において「統括環境安全衛生管理者」とは,マネジメント規則 第4条第1項に定める者をいう。 6 この規則において「総括化学物質管理者」とは,マネジメント規則第4 条第5項に定める者をいう。 7 こ の 規 則 に お い て 「 化 学 物 質 責 任 者 」,「 化 学 物 質 管 理 者 」 及 び 「 化 学 物 質 担 当 者 」と は ,マ ネ ジ メ ン ト 規 則 第 6 条 第 1 項 第 2 号 に 定 め る 者 を い う 。 (学長の責務) 第3条 学長は,法及びこの規則の定めるところにより,毒劇物の適正な管 理について総括するとともに,必要な措置を講じなければならない。 (職員の責務) 第4条 職員は,学長,部局長等その他の関係者が,法及びこの規則に基づ いて講ずる毒劇物の適正な管理のための措置に協力しなければならない。 第2章 毒劇物の管理体制 (学長) 第5条 学長は毒劇物管理のための組織として,毒劇物管理体制を整備し, これを運営する。 (統括毒劇物管理者) 第6条 全学の毒劇物管理に係る業務を統括するため,統括毒劇物管理 者を置く。 2 統 括 毒 劇 物 管 理 者 は ,学 長 を 補 佐 す る と と も に 総 括 毒 劇 物 管 理 者 を 指 揮 し,毒劇物の管理について統括管理する。 3 統括毒劇物管理者は,統括環境安全衛生管理者をもって充てる。 (総括毒劇物管理者) 第7条 毒劇物管理に関する業務を総括するため,事業場に総括毒劇物管理 者を置く。 2 総 括 毒 劇 物 管 理 者 は 部 局 等 の 毒 劇 物 責 任 者 を 指 揮 し ,毒 劇 物 の 保 健 衛 生 上の危害防止に関し,必要な指示を与えるとともに,指導及び啓発を図る ものとする。 3 総括毒劇物管理者は,事業場の総括化学物質管理者をもって充てる。 4 総括毒劇物管理者が事故その他やむを得ない事由によって職務を遂行 できないときには,代理者を選任し,これを代行するものとする。 (毒劇物責任者) 第8条 部局等の毒劇物管理が適切かつ円滑に実施されるよう責任をもって 取りまとめるため,部局等毎に毒劇物責任者を置く。 2 毒 劇 物 責 任 者 は ,部 局 等 で 保 管・管 理 す る 毒 劇 物 に つ い て ,常 に そ の 現 況を把握し,当該毒劇物の管理が,この規則及び関係法令の定めるところ に従って適正に行われるよう指揮監督するとともに,次に掲げる事項を行 うものとする。 (1)毒劇物の危害防止に関すること。 (2)毒劇物の盗難防止に関すること。 (3)毒劇物の保管・管理施設及び設備の維持並びに管理に関すること。 (4)毒劇物の現況の把握に関すること。 (5)その他毒劇物の管理に関すること。 3 毒劇物責任者は化学物質責任者をもって充てる。 (毒劇物管理者) 第9条 毒劇物責任者の指示に基づき部局等の毒劇物管理を適切にかつ円 滑に実施するため,毒劇物管理者を置く。 2 毒 劇 物 管 理 者 は ,部 局 等 で 保 管・管 理 す る 毒 劇 物 に つ い て ,常 に そ の 現 況を把握し,当該毒劇物の管理が,この規則及び関係法令の定めるところ に従って適正に行われるよう指揮監督するとともに,次に掲げる事項を処 理するものとする。 (1)毒劇物の危害防止に関すること。 (2)毒劇物の盗難防止に関すること。 (3)毒劇物の保管・管理施設及び設備の維持並びに管理に関すること。 (4)毒劇物担当者の指名に関すること。 (5)毒劇物の現況の把握に関すること。 (6)その他毒劇物の管理に関すること。 3 毒劇物管理者は化学物質管理者をもって充てる。 (毒劇物担当者) 第 10 条 実 験 室 , 事 務 室 , 教 室 等 ( 以 下 「 作 業 場 」 と い う 。) の 適 正 な 毒 劇 物管理を行うため,毒劇物担当者を置く。 2 毒劇物担当者は,化学物質担当者をもって充てる。 3 毒 劇 物 管 理 者 は ,様 式 1 「毒 劇 物 担 当 者 名 簿 」及 び 責 任 区 域 を 明 ら か に し た 図 面 を 備 え る も の と し ,「毒 劇 物 担 当 者 名 簿 」に は ,毒 劇 物 担 当 者 の 氏 名 , その他必要な事項を記載の上,押印し,毒劇物責任者に提出するものとす る。 4 毒 劇 物 担 当 者 は 毒 劇 物 管 理 者 の 指 揮 監 督 を 受 け ,毒 劇 物 に つ い て ,次 に 掲げる業務を行う。 (1)毒劇物を使用する作業場及びその周辺の危 害防止措置に関するこ と。 (2)毒劇物の盗難防止措置に関すること。 (3)毒劇物の保管・管理施設及び設備の点検に関すること。 (4)毒劇物の保管・管理状況の点検に関すること。 (5)毒劇物の使用状況の点検に関すること。 (6)毒劇物取扱者の指名に関すること。 ( 7 )様 式 3「 毒 劇 物 受 払 簿 」又 は 薬 品 管 理 支 援 シ ス テ ム 等( 以 下 「受 払 簿 等 」と い う 。) に 関 す る こ と 。 (8)その他毒劇物の使用に係る措置に関すること。 (毒劇物取扱者の指名) 第 11 条 毒 劇 物 担 当 者 は , 作 業 場 を 利 用 す る 職 員 の う ち か ら 毒 劇 物 取 扱 者 を 指名しなければならない。 2 毒 劇 物 担 当 者 は 様 式 2「 毒 劇 物 取 扱 者 名 簿 」及 び 責 任 区 域 を 明 ら か に し た図面を備えておかなければならない。 (毒劇物取扱者) 第 12 条 毒 劇 物 取 扱 者 と は , 次 の 各 号 に 掲 げ る 者 を い い , 当 該 部 局 の 毒 劇 物 担当者,毒劇物管理者から取扱いの承認を得るものとする。 (1)毒劇物を職務上又は教育研究上取り扱う者 (2)法第3条第1項の規定により研究者として都道府県知事の許可を受 けた者 第3章 毒劇物の取扱い等 (取扱い) 第 13 条 毒 劇 物 取 扱 者 は , 毒 劇 物 担 当 者 及 び 毒 劇 物 管 理 者 の 毒 劇 物 の 取 扱 い に関する指示に従わなければならない。 2 毒劇物取扱者は,その使用に係る毒劇物を,その職務上又は教育研究上 以外の用途に供してはならない。 3 毒劇物取扱者は,毒劇物をその職務上又は教育研究上,使用する場合は 学生等に危害が及ばないように必要な措置を講じなければならない。 4 毒劇物取扱者は,学生の毒劇物の使用に際しては適切な指導を行わなけ ればならない。 5 毒劇物取扱者は,その取扱いに係る毒劇物の危険有害性等の情報を安全 デ ー タ シ ー ト ( SDS) 等 に よ り 理 解 し た 上 で 使 用 し な け れ ば な ら な い 。 (受払) 第 14 条 毒 劇 物 取 扱 者 は ,毒 劇 物 の 取 得 ,使 用 又 は 廃 棄 等 に よ る 受 払 い の 都 度,受払簿等に適正に記録しなければならない。 2 毒 劇 物 担 当 者 は ,管 理 し て い る 毒 劇 物 の 数 量 を 定 期 的 に 受 払 簿 等 と 照 合 して確認しなければならない。 第4章 毒劇物の保管 (保管庫) 第 15 条 毒 劇 物 担 当 者 は ,次 に 掲 げ る 事 項 に 従 っ て 毒 劇 物 を 保 管 し な け れ ば ならない。 (1)保管庫は,堅固な構造で施錠機能を有するものとし,一般の薬品等 とは区別し専用の保管庫に保管しなければならない。 (2)保管庫は,受払いの開閉時以外は,毒劇物の盗難,紛失を防止する た め の 施 錠 を 確 実 に 行 い ,責 任 を も っ て 鍵 を 管 理 し な け れ ば な ら な い 。 (3)保管庫は,地震,盗難等による事故を防止するため,壁又は床に固 定し,転倒防止措置を講じなければならない。 (4)保管庫内の毒物及び劇物で混合又は混触等による発熱,発火等の危 害が生ずるおそれのあるものは,保管庫を別にするか又は保管庫内 の配置を工夫する等,必要な措置を講じなければならない。 (5)毒劇物の保管にあたっては,毒劇物が飛散し,漏れ,流れ出し,し み出し,又は地下にしみ込むことを防ぐのに必要な措置を講じなけれ ばならない。 (6)毒劇物の容器は,誤用誤飲を防ぐため,飲食物の容器として通常使 用される物を使用してはならない。 (毒 劇 物 の 表 示 ) 第 16 条 毒 劇 物 の 保 管 庫 及 び 容 器 に は ,外 部 か ら 明 確 に 識 別 で き る よ う「 医 薬用外」の文字を表示するとともに,毒物については赤地に白色をもって 「毒物」の文字を,劇物については白地に赤色をもって「劇物」の文字を 表示しなければならない。 (定 期 検 査 ) 第 17 条 総 括 毒 劇 物 管 理 者 は , 当 該 事 業 場 に 所 属 す る 職 員 の う ち か ら 検 査 員 を 命 じ て , 毒 劇 物 担 当 者 立 会 い の 上 , 様 式 4 「毒 劇 物 定 期 検 査 書 」に よ り , 年 1 回 ( 1 0 月 ), 毒 劇 物 の 定 期 検 査 を 行 わ な け れ ば な ら な い 。 2 検 査 結 果 は , 様 式 5 「毒 劇 物 定 期 検 査 結 果 報 告 書 」に よ り 総 括 毒 劇 物 管 理者に報告するとともに各事業場の安全衛生委員会に報告するものとする。 3 総括毒劇物管理者は定期検査が終了したときは,検査結果を統括毒劇物 管理者に報告しなければならない。 4 統括毒劇物管理責任者は,前項の報告を受けて,必要があると認めると きは毒劇物の管理に関する指導を行うことができる。 (毒 劇 物 の 廃 棄 処 分 ) 第 18 条 毒 劇 物 担 当 者 は , 保 管 ・ 管 理 す る 毒 劇 物 の う ち 使 用 す る 見 込 み の な いものについては,法及び関係法令に従い,速やかに廃棄処分等の措置を 講じなければならない。 2 毒劇物担当者及び毒劇物取扱者は, 毒劇物の廃液又は空容器を処分す るときは,関係法令等を遵守の上,保健衛生上の危害が生じる恐れがない ように措置しなければならない。 (禁止事項) 第 19 条 毒 劇 物 を 購 入 し た 者 は , 他 人 に 毒 劇 物 を 譲 渡 し て は な ら な い 。 た だし,次の各号の事項の記録を残し,職務上又は教育研究上の用途に供す ることを目的として,本学職員に譲渡する場合には,この限りではない。 (1)毒劇物の名称及び数量 (2)譲渡の年月日 (3)譲受人の所属,氏名 (4)譲渡の理由 第5章 事故の防止及び措置 (事 故 の 防 止 ) 第 20 条 毒 劇 物 担 当 者 は , 毒 劇 物 の 購 入 に 当 た っ て は 計 画 的 に 行 い , 保 管 期 間の短縮及び在庫の少量化に努めなければならない。 2 毒 劇 物 担 当 者 は ,毒 劇 物 に よ る 保 健 衛 生 上 の 危 害 を 未 然 に 防 止 す る た め , 毒 劇 物 取 扱 者 等 に 対 し , 安 全 デ ー タ シ ー ト ( S D S) 等 に よ り 安 全 な 取 扱 方 法等についての教育及び訓練を実施するものとする。 (事 故 等 の 措 置 ) 第 21 条 毒 劇 物 担 当 者 及 び 毒 劇 物 取 扱 者 等 は そ の 取 扱 い 時 若 し く は 保 管 時 に おいて毒劇物の飛散,漏れ,流れ出,しみ出,又は地下にしみ込んだ場合 に,保健衛生上の危害が生じ,又は生ずる恐れがあるときは,直ちに毒劇 物管理者及び毒劇物責任者に報告するとともに,必要な措置を講じなけれ ばならない。 2 毒 劇 物 担 当 者 及 び 毒 劇 物 取 扱 者 等 は ,当 該 毒 劇 物 が 盗 難 に 遭 い ,又 は 紛 失等異常が認められたときは, 直ちに毒劇物管理者及び毒劇物責任者に 報告するとともに必要な措置を講じなければならない。 3 毒 劇 物 担 当 者 及 び 毒 劇 物 取 扱 者 等 は ,非 管 理 状 態 の 毒 劇 物 等 を 発 見 し た ときは,直ちに毒劇物管理者及び毒劇物責任者に報告するとともに必要な 措置を講じなければならない。 4 毒 劇 物 担 当 者 及 び 毒 劇 物 取 扱 者 等 は ,毒 劇 物 に よ る 暴 露 ,障 害 事 故 が 発 生したときは,直ちに保健管理センターに連絡し,その指示を受け,必要 な措置を講じるとともに毒劇物管理者及び毒劇物責任者に報告しなければ ならない。 5 毒劇物責任者は前4項の報告を受けたときは,直ちに当該事業場の総括 毒劇物管理者及び関係部署に報告するものとする。 6 総括毒劇物管理者は,前項の報告を受けたときは,保健所,警察署,消 防署,市の担当課等の関連行政機関に届け出る等の必要な措置を講じなけ ればならない。 7 総括毒劇物管理者は前項の措置を講じたときは,速やかに統括毒劇物管 理者及び学長に報告しなければならない。 (雑 則 ) 第 22 条 こ の 規 則 に 定 め る も の の ほ か ,毒 劇 物 の 取 扱 い に 関 し 必 要 な 事 項 は , 別に定める。 附 則 こ の 規 則 は , 平 成 23 年 4 月 1 日 か ら 施 行 す る 。 附 則 こ の 規 則 は , 平 成 24 年 8 月 1 日 か ら 施 行 す る 。 附 則 こ の 規 則 は , 平 成 24 年 10 月 1 日 か ら 施 行 す る 。 附 則 こ の 規 則 は , 平 成 25 年 4 月 9 日 か ら 施 行 す る 。 附 則 こ の 規 則 は , 平 成 25 年 10 月 1 日 か ら 施 行 す る 。 附 則 こ の 規 則 は , 平 成 26 年 7 月 1 日 か ら 施 行 す る 。 附 則 こ の 規 則 は , 平 成 26 年 7 月 8 日 か ら 施 行 す る 。 様式1 毒劇物担当者名簿 毒劇物管理者 職・氏名 ・ 国立大学法人富山大学毒物及び劇物管理規則第 10 条に規定する毒劇物担当者(安全衛 生担当者) 責任区域 職 名 氏 名 指定年月日 確認印 解除年月日 備考 ※ 毒劇物管理者は責任区域を明らかにした図面を備えること。 ※ 物担当者は毒劇物受払簿等を備え,毒劇物の取得,使用又は廃棄等による受払いの 都度,必要事項を把握しなければならない。 様式2 毒劇物取扱者名簿 毒劇物担当者 職・氏名 ・ 国立大学法人富山大学毒物及び劇物管理規則第 12 条に規定する毒劇物取扱者 責任区域(研究室等) 職 名 氏 名 指定年月日 確認印 解除年月日 備考 ※ 毒劇物担当者は責任区域を明らかにした図面を備えること。 ※ 毒劇物取扱者は取扱いの都度,毒劇物受払簿に記帳しなければならない。 様式3 毒 劇 物 受 払 簿 研究室名 毒劇物担当者 区分 毒物 ・ 劇物 品名 年 月 日 異動数量( g ・ ml ) 受入 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 払出 現在量 取扱者 取扱場所 用途 (g・ml) (注) 1.受払は,1本等の容器単位とせずに,g,ml等の単位で行うこと。 2.区分欄の項目,異動数量欄の単位,現在量欄の単位は該当するものを○で囲むこと。 3.品名欄には取り扱う,毒物又は劇物の名称を記入すること。 様式4 様式5 毒劇物定期検査結果報告書 総括毒劇物管理者 殿 検 査 員( 氏 名 ) 印 国 立 大 学 法 人 富 山 大 学 毒 物 及 び 劇 物 管 理 規 則 第 17 条 に 定 め る 毒 劇 物 の 保 管・管理状況の定期検査を実施しましたので,その結果について下記のとお り報告します。 記 1 定期検査の実施日 2 定期検査結果 3 添付資料 毒 劇 物 定 期 検 査 書 (写 )
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