①幼保連携型認定こども園の認可のための設備及び運営の - 久留米市

①幼保連携型認定こども園の認可のための設備及び運営の基準に関する条例策定方針(案)
項目
基本方針
目標
方針の内容
国の方針
市の方針
児童福祉 ●義務教育及びその後の教育の基礎を培うも 国の方針に同じ
法第39条 のとしての満3歳以上の幼児に対する教育と
の2
保育を必要とする乳児・幼児に対する保育を
一体的に行い、これらの乳児又は幼児の健や
かな成長が図られるよう適当な環境を与え
て、その心身の発達を助長する。
条項
市の考え方
国の方針ど
おりとする
認定こど ●健康、安全で幸福な生活のために必要な基
も園法第9 本的な習慣を養い、身体諸機能の調和的発達
条
を図る。
●喜んで集団生活に参加する態度を養い、家
族や身近な人への信頼感を深める。
●生命及び自然に対する興味を養い、それら
に対する正しい理解と態度及び思考力の芽生
えを養う。
●日常の会話や絵本、童話等に親み、言葉の
使い方を正しく導くとともに、相手の話を理
解しようとする態度を養う。
●音楽、身体による表現、造形等に親しみ、
豊かな感性と表現力の芽生えを養う。
●心身の健康の確保及び増進を図る。
基準の向上
●市長は、久留米市社会福祉審議会の意見を
聴き、幼保連携型認定こども園に対し、認可
基準を超えて、その設備及び運営を向上させ
るように勧告することができる。
●市は、認可基準を常に向上させるよう努め
るものとする。
認可基準と幼保
連携型認定こど
も園
●施設は、認可基準を超えて、常に、その設
備及び運営を向上させなければならない。
●認可基準を超えて、設備を有し、又は運営
をしている施設においては、認可基準を理由
として、その設備又は運営を低下させてはな
らない。
幼保連携型認定
こども園の一般
原則
●施設は、入所している者の人権に十分配慮
するとともに、一人一人の人格を尊重して、
その運営を行わなければならない。
規定なし
人権に配慮
した運営、
人権擁護の
取り組みの
ための体制
整備、研修
の実施等に
関する努力
規定を追加
する
規定なし
●暴力団又は暴力団員と密接 市民の安
な関係を有してはならない。 全・安心を
図るため、
久留米市暴
力団排除に
関する規定
を追加する
●地域社会との交流及び連携を図り、児童の 国の方針に同じ
国の方針ど
保護者及び地域社会に対し、当該園の運営の
おりとする
内容を適切に説明するよう努めなければなら
ない。
幼保連携型認定
こども園の一般
原則
●入所者の人権の擁護、虐待
の防止等のため、責任者を設
置すること等の必要な体制の
整備を行うとともに、当該施
設の職員に対し、研修を実施
すること等の措置を講ずるよ
う努めなければならない。
●運営の内容について、自ら評価を行い、そ
の結果を公表するよう努めなければならな
い。
1
①幼保連携型認定こども園の認可のための設備及び運営の基準に関する条例策定方針(案)
項目
幼保連携型認定
こども園の一般
原則
学級編制
1学級の幼児数
幼保連携型認定
こども園におけ
る職員の一般的
要件
条項
方針の内容
国の方針
市の方針
●施設の目的を達成するために必要な設備を 国の方針に同じ
設けなければならない。
●構造設備は、採光、換気等入所している者
の保健衛生及びこれらの者に対する危害防止
に十分な考慮を払って設けられなければなら
ない。
●保育認定の有無にかかわらず満3歳以上の
子どもの教育課程に係る教育時間は、学級を
編制する。
●学級編制は、年度の初日前日に同年齢の幼
児での編制を原則とする。
●編制する1学級の幼児数は、35人以下を原
則とする。
●職員は、健全な心身を有し、豊かな人間性
と倫理観を備え、児童福祉事業に熱意のある
者であって、できる限り児童福祉事業の理論
及び実際について訓練を受けた者でなければ
ならない。
職員
認定こど ●園長、保育教諭、学校医、学校歯科医、学
も園法第 校薬剤師及び調理員を置かなければならな
14条
い。ただし、調理業務の全部を委託する施設
にあっては、調理員を置かないことができ
る。
●これらのほか、副園長、教頭、主幹保育教
諭、養護教諭、事務職員その他必要な職員を
置くことができる。ただし、副園長や教頭
は、いずれかを、主幹保育教諭、養護教諭、
事務職員については、置くように努めなけれ
ばならない。
●特別の事情があるときは、保育教諭に代え
て助保育教諭又は講師を置くことができる。
園長等の資格
●園長は、教諭免許状及び保育士資格を有
し、かつ、5年以上の教育職又は児童福祉事
業の経験を有する者又は、これと同等以上の
資質を有する者とする。
●この扱いは、副園長・教頭についても準用
する。
認定こど ●主幹保育教諭、指導保育教諭、保育教諭及
も園法第 び講師は、幼稚園教諭の普通免許状を有し、
15条
かつ、保育士登録を受けた者でなければなら
ない。
●主幹養護教諭及び養護教諭は、養護教諭の
普通免許状を有するものでなければならな
い。
●主幹栄養教諭及び栄養教諭は、栄養教諭の
普通免許状を有するものでなければならな
い。
●助保育教諭及び講師は、幼稚園の助教諭の
臨時免許状を有し、かつ、保育士登録を受け
た者でなければならない。
●養護助教諭は、養護助教諭の臨時免許状を
有する者でなければならない。
職員の資格
職員配置基準
●満3歳以上の子どもの教育課程に係る教育
時間を含め、保育所と同様に職員配置基準を
設定する。
●満3歳以上の子どもの学級には、職員配置
基準上の職員等により、専任の保育教諭を少
なくとも1人置かなければならない。ただ
し、特別な事情があるときは、学級数の3分
の1の範囲内で、専任の助教諭又は講師によ
り代えることができる。
2
市の考え方
国の方針ど
おりとする
①幼保連携型認定こども園の認可のための設備及び運営の基準に関する条例策定方針(案)
項目
短時間勤務の職
員の扱い
施設及び設備の
一般的基準
設備の基準
条項
方針の内容
国の方針
市の方針
●保育教諭等は常勤とする。ただし、講師に 国の方針に同じ
ついては短時間勤務ができる。
●建物及びその附属設備は、同一の敷地内又
は隣接する敷地内(公道を挟む程度を含む)
に設ける。
●幼稚園、保育所それぞれに求められている
保育室等については全て備え、その数や必要
面積を満たさなければならない。
●自園調理による食事の提供の場合は、調理
室を備えなければならない。ただし、食事の
提供すべき子どもの数が20人未満である場合
や外部搬入による食事の提供の場合は、必要
な調理設備等を備えることで足りる。
●園舎の面積(満3歳未満の子どもに係る保
育の用に供する部分を除く)は、幼稚園基準
を満たすこと。
●園舎の階数は原則2階建て以下とする。
●乳児室、ほふく室、保育室、遊戯室、便所
については、1階に設置すること。ただし、
園舎が耐火建築物で待避設備等を備える場合
は、2階に設置することができる。
●乳児室又はほふく室の面積
は満2歳未満の子ども1人に
つき3.3平方メートル以上で
あること。その他は国の方針
に同じ。
●満3歳未満の子どもに係る乳児室、ほふく
室、保育室、便所については、園舎が耐火建
築物で待避設備等を備える場合は、3階以上
に設けることができる。
●保育室等を2階に設ける建物は、待避設備
等について建築基準法令の上乗せの耐火・防
火の基準を満たすこと。
●園庭は、園舎と同一の敷地内又は隣接する
敷地内に設置すること。その面積は満2歳の
子どもについては保育所基準、満3歳以上の
子どもについては幼稚園基準と保育所基準の
両方を満たすこと。
入所した者を平
等に取り扱う原
則
●園は、入所者の国籍、信条、社会的身分又 国の方針に同じ
は費用を負担するか否かにより差別的取扱い
をしてはならない。
虐待の禁止
●職員は、虐待その他心身に有害な影響を与
える行為をしてはならない。
●園長は、懲戒に関し、身体的苦痛を与え、
人格を辱める等の権限濫用をしてはならな
い。
●職員は、正当な理由なく、業務上知り得た
利用者・家族の秘密を漏らしてはならない。
●設置者は、職員であった者が、正当な理由
がなく、その業務上知り得た入所者又はその
家族の秘密を漏らすことがないよう、必要な
措置を講じなければならない。
懲戒に係る権限
の濫用禁止
秘密保持等
教育・保育内容
●教育・保育の内容については、幼保連携型
認定こども園保育要領に従う。
教育時間・保育
時間等
●1年の開園日数は、日曜日、休日を除いた
日を原則とする。
●1日の開園時間は、原則11時間とする。
●満3歳以上の子どもの1日の教育課程に係
る教育時間は、4時間を標準とする。
●満3歳以上の子どもの教育課程に係る教育
週数は、39週を下回らないこととし、学期の
区分、長期休業日を設けることとする。
3
市の考え方
国の方針ど
おりとする
国の方針に
おける保育
所の乳児室
について
は、乳児1人
につき1.98
平方メート
ル以上とさ
れている
が、実態に
あった子ど
もの処遇を
確保するた
め久留米市
の保育所の
設備の基準
と同様とす
る
国の方針ど
おりとする
①幼保連携型認定こども園の認可のための設備及び運営の基準に関する条例策定方針(案)
項目
衛生管理等
条項
方針の内容
国の方針
市の方針
●園は、入所者の使用する設備、食器等又は 国の方針に同じ
飲用に供する水については、衛生的な管理に
努め、又は衛生上必要な措置を講じなければ
ならない。
●園は、施設において感染症又は食中毒が発
生し、又はまん延しないように必要な措置を
講ずるよう努めなければならない。
●園には、必要な医薬品その他の医療品を備
えるとともに、それらの管理を適正に行わな
ければならない。
食事
●食事を提供すべき子どもの範囲は、保育認
定子どもとする。
●食事の提供は、自園調理を原則とし、満3
歳以上の子どもについては、要件を満たす場
合に限り、外部搬入することができる。
●献立は、できる限り、変化に富み、入所者
の健全な発育に必要な栄養量を含有するもの
でなければならない。
●食事は、食品の種類及び調理方法について
栄養並びに入所者の身体的状況及び嗜好を考
慮したものでなければならない。
●調理は、あらかじめ作成された献立に従っ
て行わなければならない。
●児童の健康な生活の基本としての食を営む
力の育成に努めなければならない。
幼保連携型認定
こども園と非常
災害
●施設には、火災、風水害、地震その他の非
常災害に際して必要な設備を設けるととも
に、非常災害に関する具体的計画を立て、非
常災害時の関係機関への通報及び連携体制を
整備し、定期的に職員に周知し、避難、救出
その他必要な訓練を行わなければならない。
このうち、避難及び消火に対する訓練は、少
なくとも毎月1回行わなければならない。
幼保連携型認定
こども園内部の
規定
●入所者の援助に関する事項、その他施設の
管理についての重要事項につき規定を設けな
ければならない。
児童福祉施設に
備える帳簿
●施設には職員、財産、収支及び入所者の処
遇の状況を明らかにする帳簿を整備しておか
なければならない。
園児要録・出席
簿
●園は、全ての在園する子どもについて、園
児要録、出席簿を作成しなければならない。
●在園する子どもが転園した場合や進学した
場合の園児要録の抄本又は写しは、当該子ど
もが転園・進学した先に送付することとす
る。
職員の知識及び
技能の向上等
●職員は、常に自己研さんに励み、施設の目
的を達成するために必要な知識及び技能の修
得、維持及び向上に努めなければならない。
●施設は、職員に対して、その資質の向上の
ための研修の機会を確保しなければならな
い。
職員会議
●園長は、その職務の円滑な執行に資するた
めに職員会議をおくことができる。
4
市の考え方
国の方針ど
おりとする
①幼保連携型認定こども園の認可のための設備及び運営の基準に関する条例策定方針(案)
項目
条項
運営状況評価
方針の内容
国の方針
市の方針
●園は、運営に関する自己評価を行い、その 国の方針に同じ
結果を公表し、設置者へ報告しなければなら
ない。
●園は、自己評価の結果を踏まえた関係者評
価及びその結果を踏まえた第三者評価機関に
よる評価を実施するよう努めなければならな
い。また、評価を実施した場合はその結果を
公表し、設置者に報告しなければならない。
保護者との連絡
●園長は保護者と密接な連絡をとり、教育・
保育の内容等につき、その保護者の理解及び
協力を得るよう努めなければならない。
苦情への対応
●園は、保護者等からの苦情に迅速かつ適切
に対応するため、苦情を受付け窓口を設置す
る等の必要な措置を講じなければならない。
●園は、苦情の公正な解決を図るために、苦
情の解決に当たって当該施設の職員以外の者
を関与させなければならない。
●園は、その行った援助に関し、市長から指
導又は助言を受けた場合は、当該指導又は助
言に従って必要な改善を行わなければならな
い。
●園は、運営適正化委員会が行う調査にでき
る限り協力しなければならない。
暴力団の排除の
ための措置
規定なし
入所者及び職員
の健康診断
●園は、入所者に対し、少なくとも1年に2 国の方針に同じ
回の定期健康診断及び臨時の健康診断を、学
校保健安全法に規定する健康診断に準じて行
わなければならない。
●職員の健康診断に当たっては、特に入所者
の食事を調理する者につき、綿密な注意を払
わなければならない。
臨時休業・出席
停止
●設置者は、感染症の予防上、必要があると
きは、臨時休業することができる。
●園長は、入所者が、感染症にかかっている
とき等は、出席停止させることができる。
認定こども園で
ある幼保連携施
設に関する経過
措置
子ども・
子育て支
援法附則
第7条
●開設者の役員等が暴力団又
は暴力団員と密接な関係を有
しないこと、当該施設が暴力
団又は暴力団員の支配を受け
ることがないように必要な措
置を講じなければならない。
●既存の私立幼保連携型認定こども園につい
ては、認定こども園法の施行の日以下に、新
認定こども園法の設置の認可があったものと
みなす。ただし、当該設置者が施行日の前日
までに、別段の申出をしたときは、この限り
でない。
5
市の考え方
国の方針ど
おりとする
市民の安
全・安心を
図るため、
久留米市暴
力団排除に
関する規定
を追加する
国の方針ど
おりとする
①幼保連携型認定こども園の認可のための設備及び運営の基準に関する条例策定方針(案)
項目
既存施設からの
幼保連携型認定
こども園の移行
に係る特例
条項
方針の内容
国の方針
市の方針
●既存の幼稚園又は保育所を設置している者 国の方針に同じ
であって、当該施設を廃止しその土地や施設
を活用して幼保連携型認定こども園へ移行す
る既存施設については、これまで適正な運営
が確保されていると認められる場合は、当分
の間、次の移行特例を設ける。
①要件を満たす場合において、建物等の一体
設置の規定を適用しないことができる。
②満2歳の子どもに係る園庭の必要面積に
限って、要件を満たしていれば、園庭面積の
算入に代替地を含むことができる。
③満2歳の子どもに係る園庭の必要面積に
限って、要件を満たしていれば、園庭面積の
算入に屋上を含むことができる。
既存保育所から
の幼保連携型認
定こども園の移
行に係る特例
●既存保育所を設置している者であって、当
該保育所を廃止し、その土地や施設を活用し
て幼保連携型認定こども園へ移行する場合、
これまで適正な運営が確保されていると認め
られる場合は、当分の間、次の移行特例を設
ける。ただし、園舎の新築を行う場合はこの
限りではない。
①満3歳以上の子どもの保育の用に供する保
育室又は遊戯室の面積が保育所基準を満たし
ていれば、園舎面積の幼稚園基準は満たさな
くてもよい。
②保育室等を2階に設ける建物は、園舎が準
耐火建築物であり、待避上必要な設備を満た
していれば、耐火建築物でなくてもよい。
③満3歳以上の子どもの保育の用に供する園
庭の面積は、保育所基準を満たしていれば幼
稚園基準を満たさなくてもよい。
既存幼稚園から
の幼保連携型認
定こども園の移
行に係る特例
●既存幼稚園を設置している者であって、当
該幼稚園を廃止し、その土地や施設を活用し
て幼保連携型認定こども園へ移行する場合、
これまで適正な運営が確保されていると認め
られる場合は、当分の間、次の移行特例を設
ける。ただし、園舎の新築を行う場合はこの
限りではない。
①園舎の面積が幼稚園基準を満たしていれ
ば、保育室又は遊戯室の面積を満たさなくて
もよい。
②保育室等を2階に設ける建物は、幼稚園基
準を満たしていればよい。
③園庭の面積は、幼稚園基準と満2歳児の幼
児について保育所面積基準を満たしてれば、
保育所基準を満たさなくてもよい。
保育教諭等の資 認定こど ●施行日から起算して5年間は、幼稚園の教
格の特例
も園附則 諭の普通免許状を有する者又は保育士登録を
(抄)第5 受けた者は、主幹保育教諭、指導保育教諭、
条
保育教諭又は講師となることができる。
●施行日から起算して5年間は、幼稚園の助
教諭の臨時免許状を有する者は、助保育教諭
又は講師となることができる。
●施行日から起算して5年間は、旧免許状所
持者であって、更新講習修了確認を受けずに
修了確認期限を経過した場合も、その後に免
許管理者による確認を受け、教育職員になる
ことができる。
6
市の考え方
国の方針ど
おりとする
①幼保連携型認定こども園の認可のための設備及び運営の基準に関する条例策定方針(案)
方針の内容
国の方針
市の方針
幼稚園の名称の 認定こど ●施行日において現に幼稚園を設置しその名 国の方針に同じ
使用制限に関す も園法附 称中に幼稚園という文字を用いている者が、
る経過措置
則2
当該幼稚園を廃止して幼保連携型認定こども
園を設置した場合には、名称に引き続き幼稚
園という文字を用いることができる。
項目
条項
7
市の考え方
国の方針ど
おりとする