9.竣工検査基準 9-1 埋戻工 9-2 路盤工 9-2-1 材料承諾

9.竣工検査基準
9-1 埋戻工
1.埋戻土の品質
購入土
現場発生土
25%以下
25%以下
425μmふるい通過分の PI
10以下
―
レキの最大寸法
25mm
50mm
―
315g以上
75μmふるい通過分
FK 法による判定
※
現場発生土の流用については大阪ガス・水道局のみ承認しており、FK法により良質土と判
定されたもののみ使用可能。
2.改良土の品質(但し、使用承認を行った企業体)
塑性指数 PI
19mmふるい
425μmふるい
75μmふるい
通過質量
通過質量
通過質量
90~100%
10~90%
修正 CBR
0~25%
(425μmふるい通過質量)
30%以上
10 以下
※承認企業体については、大阪ガス・NTT・関西電力・建設局(下水道)
・水道局としている。
※承認時にはオージーロード社製造もしくは同等品としており、その品質には注意を行うこと。
9-2 路盤工
9-2-1 材料承諾
以下の路盤材料については、材料承諾書の提示により確認すること。
1.粒度試験(材料承諾書にて確認)
ふるいを通るものの質量百分率%
粒度範
呼び名
囲mm
JIS Z 8801 に規定する網ふるいの呼び寸法
53
37.5
31.5
26.5
19
13.2
4.75
2.36
425
75
mm
mm
mm
mm
mm
mm
mm
mm
μm
μm
―
―
95~
HMS-25
25-0
100
95~
RM-25
25-0
―
―
100
95~
40-0
100
―
―
10~
80
60
45
25
55~
30~
20~
10~
85
65
50
30
5~25
―
―
5~30
―
―
3~10
2~10
15~
―
80
95~
30-0
25~
50~
―
100
RC-30
35~
―
100
RC-40
60~
―
100
100
55~
―
100
10
40
15~
―
85
45
2.修正 CBR
呼び名
修正 CBR 値(%)
HMS-25
80以上
RM-25
80以上
RC-40
30以上
RC-30
30以上
3.塑性指数 PI
適用層
PI
上層路盤材
4以下
下層路盤材
6以下
4.その他
HMS-25 を使用する場合は次の試験も満足すること。
一軸圧縮強さ
MPa
単位容積質量
(kgf/cm2)
kg/l
呈色判定試験
水浸膨張比
%
1.2 以上
HMS-25
1.5 以上
呈色なし
1.5 以下
(12 以上)
9-2-2
出来形管理基準及び規格値
単位mm
規格値
工 種
個々の測定値
10 個 の 測 定
(X)
値 の 平 均
測定項目
測定基準
測定箇所
基準高は延長 40m毎に
基準高については、二
1 箇所の割とし、道路中
次 本復 旧時は 補充 材
心線及び端部で測定。厚
の施工完了面、全層打
さは、各車線 40m毎に
換 時の 下層路 盤が 無
測定。幅は延長 40m毎
い 舗装 構造の 場合 は
に 1 箇所の割に測定。
路床面にて測定する。
(X10)
アスファルト舗
基準高 ▽
±40
―
装工
(下層路盤工)
厚さ
-45
-15
幅
-50
―
幅は、延長 40m毎に 1
アスファルト舗
装工
基準高 ▽
±40
―
箇所の割とし、厚さは、
各車線 40m毎に測定。
(上層路盤工)
基準高は延長 40m毎に
厚さ
-25
-8
1 箇所の割とし、道路中
心線及び端部で測定。
(但
し、二次本復旧時及び全
-50
層打換時の下層路盤内舗
幅
―
装構造の場合に適用す
る)。
11
アスファルト舗
基準高 ▽
±50
装工
t<15
(歩道路盤工)
cm
―
-
30
基準高は片側延長 40m
毎に 1 箇所の割で測定。
-10
厚さは、片側延長 40m
毎に測定。幅は片側延長
厚さ
t≧15
cm
-
45
-15
40m毎に 1 箇所測定。
※両端部 2 点で測定す
る。
幅
9-2-3
-100
―
品質管理基準及び規格値
工
種
試験項目
下層路盤工
規格値
試験基準
最大乾燥密度の
定 期 的 又 は 随 時
締固め度は、10 個の測定
93%以上
(3,000 ㎡以下は 3
値の平均値 X10 が規格
X10
個、3,000 ㎡を超える
値 を 満足 し なけ れば な
95%以上
摘
要
X6
96%以上
場合は 1,000 ㎡に 1
らない。また 10 個の測
X3
97%以上
箇所とする)
定値が得がたい場合は 3
個の測定値の平均値 X3
現場密度試験
が 規 格値 を 満足 して い
最大乾燥密度の
なければならないが、X3
93%以上
X10
上層路盤工
が 規 格値 を はず れた 場
95%以上
X6
95.5%以上
X3
96.5%以上
合は、さらに 3 個のデー
タを加えた平均値 X6 が
規 格 値を 満 足し てい れ
ばよい。
※舗装試験法便覧
2-5-3
(砂置換法による路盤密度の測定方法)
※舗装試験法便覧
1-7-4
(プルーフローリング)
9-3 AS 舗装(基層・表層)
9-3-1 材料承諾
アスファルト混合物の品質管理については、アスファルト混合物事前審査委員会の審査で認定した
加熱アスファルト混合物を使用する場合は、
『認定書』の写しで確認を行う。
9-3-2
アスファルト合材の適用
区
分
アスファルト合材の種類(基層)
アスファルト合材の種類(表層)
粗粒度 AS(20 ㎜)
密粒度 AS(20 ㎜)
マーシャル安定度試験の突固め回数 75 回
マーシャル安定度試験の突固め回数 75 回
粗粒度 AS(20 ㎜)
密粒度 AS(13 ㎜)
マーシャル安定度試験の突固め回数 50 回
マーシャル安定度試験の突固め回数 75 回
交通量 N7~N6
交通量 N5~N1
細粒度 AS(13 ㎜)
歩道等
マーシャル安定度試験の突固め回数 50 回
低騒音舗装
ポーラスアスファルト混合物(13 ㎜又は 20 ㎜)
12
9-3-3
アスファルトの舗設温度(JIS
Z
8710)の参考値
アスファルト
ポーラスアスファルト
現場到着時
110℃以上
140℃以上
敷き均し時
110℃以上
140℃以上
初期転圧時
110~140℃
140~160℃
二次転圧時
70~ 90℃
70~ 90℃
交通開放時
50℃以下
50℃以下
※ 施行規模(復旧規模)1000 ㎡以上のものに適用し、それ以下の施工面積の場合は、これ
を省略することが出来る。
※ 舗設温度管理が必要なものについては、プラント出荷時のデーターも添付すること。
9-3-4
出来形管理基準及び規格値
規格値
工
種
測定項目
個々の測
10 個の測定値の平均(X10)
測定基準
測定箇所
定値(X)
アスファル
ト舗装工
厚さ
-9
-3
幅・厚さは、各車線毎
橋面舗装等でコア
幅
-25
―
に延長 40mに 1 箇所
ー採取により床版
の割で、測定し、
等に損傷を与える
(基層)
厚さ
-7
-2
1,000 ㎡に 1 個の割
恐れのある場合は、
ト舗装工
幅
-25
―
でコアーを採取して
他の方法によるこ
(表層)
平坦性
3mプロフィルメーター(σ)
測定。
とができる。
2.4mm以下
平坦性については、測
直読式(足付き)(σ)1.75m
定距離 100m以下の
m以下
箇所については省略
アスファル
する。
アスファル
ト舗装工
厚さ
-9
-3
幅は、片側延長 40m
幅
-25
―
毎に 1 箇所の割で測
定。厚さは、片側延長
(歩道)
20m毎に測定。
9-3-5
品質管理基準及び規格値
工種
試験項目
規格値
試験基準
摘 要
アスファ
現場密度の測定
基準密度の 94%以上。
定期的又は随時
但し、橋面舗装はコアー採取しないで As 合
ルト舗装
X10 96%以上
( 3,000 ㎡ 以
材量(プラント出荷数量と舗設面積及び厚さ
基層
X6
96%以上
下は 3 個、
での密度管理、または転圧回数による管理を
表層
X3
96.5%以上
3,000 ㎡ を 超
行う。
但し、歩道は基準密度
え る 場 合 は
10 個の測定値の平均値 X10 が規格値を満足
の 92%以上
1,000 ㎡に 1
しなければならない。また 10 個の測定値が
箇所とする)
得がたい場合は 3 個の測定値の平均値 X3 が
規格値を満足していなければならないが、X3
が規格値をはずれた場合は、さらに 3 個のデ
13
ータを加えた平均値 X6 が規格値を満足して
いればよい。
※ 密度試験は基層、表層別に測定するのを基本とするが、やむなく合成密度によって測定する場合は基層、表層の厚さによ
る比例配分により密度を求めること。
9-4 コンクリート関係
9-4-1 品質確認
生コンクリートの配合試験成績表にて確認。
9-4-2
コンクリートの品質管理基準及び規格値
試験種別
試験方法
規格値
スランプ試験
JIS A 1101
8±2.5cm
空気量測定
JIS A 1116
試験基準
摘
コンクリート使用量がご
く少量の場合は、監督職員の
承諾を得て試験を省略する
±1.5%
JIS A 1118
ことができる。
JIS A 1128
圧縮強度試験
JIS A 1108
要
1 回の試験結果は呼び強
総量 10 ㎥以上
度の 85%以上、かつ 3 回
/工事
の試験結果の平均値は呼
び強度以上
曲げ強度試験
JIS A 1106
4.5N/mm2 以上
塩分量測定
JIS A 5308
0.30kg/㎥以下
9-4-3
コンクリートの出来形管理基準及び規格値
コンクリート舗装における路盤の規格値はアスファルト舗装の路盤工の規格値を準用する。コンク
リート版の管理基準は次のとおりとする。
規格値
工
種
測定項目
個々の測定値
10 個の測定値の
(X)
平均(X10)
コンクリート舗装
(コンクリート舗
厚さ
-10
-3.5
装版工)
幅
9-4-4
-25
―
測定基準
摘 要
歩道改築 1 箇所
歩道改築の部分復旧
あたり 1 回とす
の場合は測定を省略
る。街渠 L=40
することができる。
m以上
街渠コンクリート
コンクリートの品質確認、品質管理基準についてはコンクリート舗装の項目を準用する。
(但し、
曲げ試験は除外する。)
14
9-4-5
出来形管理基準及び規格値
工
種
測定項目
規格値
施工延長 40mにつき 1 箇所、延長 40
街渠工
(街渠コンクリート)
測定基準
幅(W)
-10
m以下のものは、これを省略すること
ができる。
コアー採取は、200mにつき 1 箇所以
高さ(t)
-10
15
上
摘要